JP2006209304A - バスシステム、バス接続機器、及び、リセット方法 - Google Patents

バスシステム、バス接続機器、及び、リセット方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 デバイスがバス線をドライブした状態で故障した場合でも、任意のデバイスを選択的にリセットすることができるバスシステムを提供する。
【解決手段】 イニシエータ10は、リセット信号線11を含むバス線を介して、複数のバス接続機器20と接続する。イニシエータ10は、リセット信号線を介して、リセット対象のバス接続機器20のIDを含むターゲットリセット指令を、シリアルデータで送信する。リセット信号デコード回路21は、ターゲットリセット指令に含まれるIDと、ターゲットIDレジスタ23が保持するIDとを比較し、両者が一致するときには、デバイスコントローラ22に、自装置のリセットを指示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バスシステム、及び、バス接続機器に関し、更に詳しくは、リセットの発行を行うイニシエータとバス接続機器とをバスを介して接続したバスシステム、及び、そのようなバスシステムで使用できるバス接続機器に関する。また、本発明は、バス接続機器におけるリセット方法に関する。
バス線を介して、複数の装置・デバイスを接続し、利用するバスシステムがある。バスシステムとしては、例えば、SCSIバスやPCIバスなどがある。このようなバスシステムにおいて、データ転送中になんらかの問題でデータ転送が完了せずバスハングの状態に陥った場合や、パリティエラーなどのデータエラーが発生した場合には、イニシエータ(コントローラ)は、リセット信号をアサートしてバスリセットを発行し、ターゲットとなるデバイスの復旧を試みる。しかし、この場合には、バスリセットの発行により、障害が発生していないデバイスを含め同一のバスに接続された機器の全てにリセットがかけられるため、各デバイスを立ち上げ直して正常に使用できる状態とするまでに要する時間が長いという問題がある。また、バスリセットにより、実行待ちとなっていたコマンドがすべてキャンセルされ、処理を中断して再開する必要があり、復旧処理における性能への影響が大きいという問題がある。
同一バスに接続された複数のデバイスのうちの1つのみを選択的にリセット可能な技術としては、特許文献1に記載された技術がある。図4は、特許文献1に記載されたSCSI機器が有するリセットID識別回路の構成を示している。SCSI機器内のセレクタ201は、SCSIバスのデータ線を構成する8本の信号線DT0〜DT07を入力し、自装置の装置IDに従って、DT0〜DT7のうちの何れかを選択して、これをAND回路202に出力する。AND回路202は、リセット信号線と、セレクタ201の出力との論理積を取って、これをリセット信号として、SPC(SCSIプロトコルコントローラ)203に出力する。
イニシエータ側は、例えば装置IDが3のデバイスを選択的にリセットする際には、リセット信号線をHレベルに活性化すると共に、データ線DT0〜DT7のうちデータ線DT3のみをHレベルに活性化する。この場合、装置IDが3のデバイスでは、セレクタ201は、データ線DT3の信号をAND回路202に出力し、AND回路202は、活性化されたリセット信号を、SPC203に入力する。これにより、装置IDが3のデバイスがリセットされる。一方、装置IDが3以外のデバイスでは、セレクタ201が、AND回路202に、活性化されていないデータ線の信号を出力するため、SPC203には、リセット信号が入力されない。このため、装置IDが3以外のデバイスは、リセットされない。
特開平7−84899号公報(図1、段落0025〜0029)
ここで、SCSI機器が、SCSIバスのデータ線をドライブした状態で故障した場合について考える。この場合、特許文献1に記載の技術では、イニシエータ側が、故障を発生したSCSI機器の復旧を行うためにデータ線をドライブすると、バスファイトが発生することになるという問題がある。このため、そのような場合には、特許文献1に記載の技術では、複数のデバイスのうちの1つを選択的にリセットすることができない。
本発明は、上記従来技術の問題点を解消し、デバイスがバス線をドライブした状態で故障した場合でも、同一バスに接続されたデバイスのうちの任意のデバイスを選択的にリセットすることができるバス接続機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のバスシステムは、複数のバス接続機器が接続可能なバスと、前記バスに接続され、機器リセット信号とリセット対象のバス接続機器を指定する機器IDとを含むターゲットリセット指令を、リセット信号線を介してシリアルデータとして送信するイニシエータと、前記リセット信号線を介して送信されるシリアルデータをデコードするデコーダと、該デコーダでデコードされた機器IDと自身の機器IDとを照合し、双方の一致を検出すると機器内リセット信号を発生する一致判定回路と、前記機器内リセット信号が発生すると当該バス接続機器をリセットするコントローラとを有する前記バス接続機器とを備えることを特徴とする。
本発明のバスシステムでは、バス接続機器は、シリアルデータとして送信されたリセット対象のバス接続機器のIDと、自身の機器IDとを比較して、両者が一致すると、リセットを実行する。このため、同じバスに複数のバス接続機器が接続されている場合でも、システム全体に影響を与えることなく、特定のバス接続機器のみをリセットさせることができる。また、リセット対象のバス接続機器のIDをシリアルデータで送信するため、新たな信号線を増やす必要がなく、また、バスのデータ線を利用してリセット対象のバス接続機器のIDを送信する場合に問題となるバスファイトの問題は発生しない。
本発明のバスシステムでは、前記イニシエータは、前記リセット信号線を介して、前記ターゲットリセット指令、又は、前記バスに接続された複数のバス接続機器を一斉にリセットするバスリセット指令の何れかを選択的に送信可能であることが好ましい。この場合、イニシエータは、状況に応じて、特定のバス接続機器のみをリセットさせることができ、或いは、バス接続機器を一斉にリセットさせることができる。
本発明のバスシステムでは、前記イニシエータは、前記バス接続機器に障害が発生したことを検出すると、当該障害が発生したバス接続機器の機器IDを含むターゲットリセット指令を送信し、該送信後に所定時間内に障害が復旧しないときに、前記バスリセット指令を送信することが好ましい。この場合、イニシエータが、障害発生の原因となったバス接続機器をリセットさせるターゲットリセット指令を送信することで、障害発生の原因となったバス接続機器以外のバス接続機器をリセットさせずに障害を復旧することができる。また、障害発生の原因となったバス接続機器をリセットさせるのみでは、バスの障害を復旧できなかったときには、バスリセット指令により、バスに接続されたバス接続機器を一斉にリセットさせることで、障害を復旧することができる。
本発明のバス接続機器は、リセット信号線を含むバスに接続されるバス接続機器において、前記リセット信号線を介して送信される、機器リセット信号とリセット対象のバス接続機器を指定する機器IDとを含むシリアルデータをデコードするデコーダと、該デコーダでデコードされた機器IDと自身の機器IDとを照合し、双方の一致を検出すると機器内リセット信号を発生する一致判定回路と、前記機器内リセット信号が発生するとバス接続機器をリセットするコントローラとを備えることを特徴とする。
本発明のバス接続機器は、シリアルデータとして送信されたリセット対象のバス接続機器のIDと、自身の機器IDとを比較して、両者が一致すると、自装置のリセットを実行する。このようにすることで、自身がリセット対象として指定されていないときには、リセットを実行せずに動作を続けることができ、処理が中断されない。従って、例えば障害復旧時に、障害発生の原因となったバス接続機器のIDを指定してリセットが発行されたときには、指定されたバス接続機器のみにリセットをかけることができ、復旧に要する時間を短縮できる。
本発明のバス接続機器は、前記リセット信号線を介して送信されたシリアルデータが、リセット対象を指定したターゲットリセット指令か、バス接続機器を一斉にリセットさせるバスリセット指令であるかを判定するリセット種別判定回路を更に備え、該リセット種別判定回路がターゲットリセット指令であると判定すると、前記一致判定回路が前記デコーダでデコードされた機器IDと自身の機器IDとを照合することが好ましい。この場合、バス接続機器は、リセット種別が、バスリセット指令であれば、リセットを実行し、ターゲットリセット指令であれば、一致判定回路によってIDが一致したと判定されたときに、リセットを実行する。
本発明のリセット方法は、バスに接続されたバス接続機器をリセットする方法において、リセット信号とリセット対象のバス接続機器を指定する機器IDとを含むターゲットリセット指令を、リセット信号線を介してシリアルデータとして送信するステップと、前記送信されるシリアルデータをデコードし、該デコードされた機器IDと各バス接続機器の機器IDとを照合するステップと、前記照合の結果、双方の機器IDの一致が検出されたバス接続機器をリセットするステップとを有することを特徴とする。
本発明のリセット方法では、バス接続機器は、シリアルデータとして送信されたリセット対象のバス接続機器のIDと、自身の機器IDとを比較して、両者が一致すると、リセットを実行する。このため、同じバスに複数のバス接続機器が接続されている場合でも、システム全体に影響を与えることなく、特定のバス接続機器のみをリセットさせることができる。また、リセット対象のバス接続機器のIDをシリアルデータで送信するため、新たな信号線を増やす必要がなく、また、バスのデータ線を利用してリセット対象のバス接続機器のIDを送信する場合に問題となるバスファイトの問題は発生しない。
本発明のリセット方法は、前記リセット信号線を介して、前記バスに接続された複数のバス接続機器を一斉にリセットするバスリセット指令を送信するステップと、前記バス接続機器を一斉にリセットするステップとを更に有する構成を採用できる。この場合、バス接続機器の障害発生を検出すると、当該バス接続機器を指定した前記ターゲットリセット指令を送信し、該送信後に所定時間内に障害が復旧しないときに、前記バスリセット指令を送信することが好ましい。このようにすることで、例えばバスハング等の障害が発生した場合に、障害発生の原因となったバス接続機器のみを選択的にリセットすることにより、障害を復旧させることができる。また、障害発生の原因となったバス接続機器のみをリセットすることで、障害が復旧しなかった場合には、バスに接続されたバス接続機器を一斉にリセットすることで、障害を復旧させることができる。
本発明のバスシステム及びリセット方法では、リセット対象のバス接続機器のIDをリセット信号線を介してシリアルデータで送信するため、デバイスがバス線をドライブした状態で故障した場合でも、特定のバス接続機器を選択的にリセットすることができる。また、本発明のバス接続機器は、自身がリセット対象として指定されていないときには、他のバス接続機器がリセットされたときでも、リセットを実行せずに動作を続けることができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態のバス接続機器のバス接続の様子を示している。なお、同図では、イニシエータ10とn台のバス接続機器20−1〜20−nとを接続するバス線のうちのリセット信号線11のみを図示し、データ線等を構成するバス線を省略して図示している。各バス接続機器20は、例えばハードディスクや光ディスク装置などのデータ記憶装置として構成される。イニシエータ10は、各バス接続機器20との間で、バス線を介してデータの送受信を行う。
イニシエータ10は、バス接続機器20との間のデータ転送に際して、データ転送の状況を監視する。イニシエータ10は、何らかの問題でデータ転送が完了せず、バスハングの状態に陥ったと判断すると、リセット信号線11を介して、各バス接続機器20にリセット指令を送信し、リセットの発行を行う。イニシエータ10が送信するリセット指令には、複数のバス接続機器20のうちでリセット対象となるバス接続機器20を特定して行う旨のターゲットリセット指令と、複数のバス接続機器20の全てをリセットする旨のバスリセット指令とがある。
イニシエータ10は、リセット指令を送信する際には、そのリセット指令がターゲットリセット指令であるか、或いは、バスリセット指令であるかを指定する情報を含める。また、イニシエータ10は、ターゲットリセット指令を送信する際には、各バス接続機器20に、リセット対象のバス接続機器20のIDを、リセット信号線を介してシリアルデータとして送信する。
バス接続機器20は、リセット信号デコード回路21と、デバイスコントローラ22と、ターゲットIDレジスタ23とを有する。ターゲットIDレジスタ23は、自装置のIDを保持している。リセット信号デコード回路21は、イニシエータ10からリセット指令を受信して、そのリセット指令が、ターゲットリセット指令であるか、或いは、バスリセット指令であるかを判定する。
リセット信号デコード回路21は、受信したリセット指令がターゲットリセット指令であると判定したときには、シリアルデータで送信されたリセット対象のバス接続機器20のIDと、ターゲットIDレジスタ23が保持するIDとを比較し、自装置がリセット対象であるか否かを判断する。リセット信号デコード回路21は、イニシエータ10が自装置をリセット対象と指定してターゲットリセット指令を送信したと判断すると、又は、イニシエータ10がバスリセット指令を送信したと判断すると、デバイスコントローラ22に、活性化されたリセット信号を送信し、リセットの実行を指示する。デバイスコントローラ22は、その指示に基づいて、自装置のリセットを実行する。
イニシエータ10は、ターゲットとなるバス接続機器20との間のデータ転送に際して、そのバス接続機器20の応答をタイマーにより監視する。イニシエータ10は、データ転送時に、ターゲットとなるバス接続機器20が何らかの障害により応答できなくなると、リセット信号線11を介して、そのバス接続機器20をリセット対象とするターゲットリセット指令を、各バス接続機器20に送信する。この場合、複数のバス接続機器20のうちでリセット対象のバス接続機器20のみがリセットされる。
イニシエータ10は、ターゲットリセット指令の送信後、中断したデータ転送の再試行を試みる。イニシエータ10は、この再試行をタイマーで監視し、所定時間内にデータ転送が再開されないときには、ターゲットリセット指令によりリセット対象として指定されたバス接続機器20がリセットに失敗して動作不能に陥ったと判断して、バスリセット指令を送信する。この場合、バス接続機器20の全てがリセットされる。
図2は、リセット信号デコード回路21の構成をブロック図で示している。リセット信号デコード回路21は、リセット条件判定部31、シリアル/パラレル変換部32、比較/リセット生成部33、OR回路34、及び、クロック源35を有する。クロック源35は、リセット条件判定部31及びシリアル/パラレル変換部32に供給するクロック信号を生成する。
リセット条件判定部31は、イニシエータ10がリセット指令を送信すると、送信されたリセット指令のリセット種別を判別する。リセット条件判定部31は、リセット種別がターゲットリセットであると判定すると、シリアル/パラレル変換部32をイネーブルにする。リセット条件判定部31は、リセット種別がバスリセットであると判定すると、活性化された信号Rst_Busを出力する。
シリアル/パラレル変換部32は、リセット条件判定部31によりイネーブルとされると、リセット信号線11を介してシリアルデータで送信されたリセット対象のバス接続機器20のIDをパラレルデータに変換する。比較/リセット生成部33は、シリアル/パラレル変換部32でパラレルデータに変換されたリセット対象のバス接続機器20のIDと、ターゲットIDレジスタ23が保持するIDとを比較する。比較/リセット生成部33は、両者が一致すると判定すると、活性化された信号RSTを出力する。
OR回路34は、リセット条件判定部31が出力する信号Rst_Busと、比較/リセット生成回路33が出力する信号RSTとの論理和を出力する。OR回路34の出力は、デバイスコントローラ22(図1)に接続され、OR回路34が活性化レベルの信号を出力すると、デバイスコントローラ22は、自装置のリセットを実行する。
図3は、リセット指令が送信された際のリセット信号線11の変化の様子をタイミングチャートで示している。同図において、(A)は、イニシエータ10により、ターゲットリセット指令を送信する際のリセット信号線11の信号レベルの変化の様子を示し、(B)は、バスリセット指令を送信する際のリセット信号線11の信号レベルの変化の様子を示している。リセット条件判定部31(図2)は、リセット信号線11がアサートされ、クロック信号CLKの所定周期分(T_rst)だけLレベルに固定されると、リセットが発行されたと判断し、その次のクロック信号CLKの立ち上がりタイミング(時刻t1)で、リセット信号線11の信号レベルをラッチし、リセット種別がターゲットリセットであるか、バスリセットであるかを判定する。
リセット条件判定部31は、時刻t1でHレベルの信号をラッチすると、リセットの種別がターゲットリセットであると判断する(図3(A))。この場合、リセット条件判定部31は、Ser_Par_En出力をアサートして、シリアル/パラレル変換部32をイネーブルにする。また、Rst_Bus出力をネゲートして、OR回路34に、非活性化された信号を入力する。シリアル/パラレル変換部32は、リセット条件判定部31によってイネーブルにされると、クロック信号CLKの立ち上がりタイミングに同期して、リセット信号線11をラッチし、シリアルデータで送信されたリセット対象のバス接続機器20のIDをパラレルデータに変換する。
図3(A)の例では、シリアル/パラレル変換部32は、4ビット分のシリアルデータをラッチし、出力端子OUT0〜OUT3から、4ビットのパラレルデータ“1101”を出力する。シリアル/パラレル変換部32は、IDに続いて送信される有効ビットを時刻t2でラッチし、ラッチした有効ビットが0(有効)であると、EN出力をアサートし、比較/リセット生成部33をイネーブルとする。比較/リセット生成部33は、シリアル/パラレル変換部32によってイネーブルとされると、ターゲットIDレジスタ23が保持するIDと、シリアル/パラレル変換部32が出力するIDとを比較する。
比較/リセット生成部33は、比較の結果、両者が一致するときには、RST出力をアサートし、OR回路34に活性化された信号を入力する。両者が一致しないときには、RST出力をネゲートし、OR回路34に非活性化された信号を入力する。これにより、同一のバスに接続された複数のバス接続機器20のうちで、イニシエータ10からリセット対象として指定されたIDを有するバス接続機器20では、リセットがかけられ、リセット対象のIDとは異なるIDを有するバス接続機器20では、リセットがかけられない。
リセット条件判定部31は、時刻t1で、Lレベルの信号をラッチすると、リセットの種別がバスリセットであると判断するバスリセットの場合(図3(B))。この場合、リセット条件判定部31は、Rst_Bus出力をアサートして、OR回路34に、活性化された信号を入力する。また、Ser_Par_En出力をネゲートして、シリアル/パラレル変換部32をディセーブルにする。これにより、各バス接続機器20では、ターゲットIDレジスタ23が保持するIDの値に関係なくリセットがかけられ、同一バスに接続された全てのバス接続機器20がリセットされる。
本実施形態では、ターゲットリセットでは、イニシエータ10は、リセット信号線11を介して、リセット対象のバス接続機器20のIDを送信する。バス接続機器20は、送信されたIDと自身のIDとが一致すると、リセットを実行する。このようにすることで、複数のバス接続機器20が同一のバスに接続されているときでも、特定のバス接続機器20を個別にリセットすることができる。このとき、障害が発生していない正常なバス接続機器20にリセットが伝搬しないため、システム全体に影響を及ぼさずに障害を復旧することができ、全てのバス接続機器20をリセットする場合に比して、性能低下を最小限におさえることができる。
本実施形態では、ターゲットリセットの際に、既設のリセット信号線11を介して、リセット対象のバス接続機器20のIDをシリアルデータで送信するため、IDの送信に新たな信号線を設ける必要がなく、既設信号線を有効に活用することができる。また、データ線を介してリセット対象のバス接続機器のIDを送信する場合に問題となるバスファイトが発生することはない。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明のバス接続機器は、上記実施形態例にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
本発明の一実施形態のバス接続機器のバス接続の様子を示すブロック図。 リセット信号デコード回路21の構成を示すブロック図。 リセット指令が送信された際のリセット信号線の変化の様子を示すタイミングチャート。 特許文献1に記載されたSCSI機器が有するリセットID識別回路の構成を示すブロック図。
符号の説明
10:イニシエータ
11:リセット信号線
20:バス接続機器
21:リセット信号デコード回路
22:デバイスコントローラ
23:ターゲットIDレジスタ
31:リセット条件判定部
32:シリアル/パラレル変換部
33:比較/リセット生成部
34:OR回路
35:クロック源

Claims (8)

  1. 複数のバス接続機器が接続可能なバスと、
    前記バスに接続され、機器リセット信号とリセット対象のバス接続機器を指定する機器IDとを含むターゲットリセット指令を、リセット信号線を介してシリアルデータとして送信するイニシエータと、
    前記リセット信号線を介して送信されるシリアルデータをデコードするデコーダと、該デコーダでデコードされた機器IDと自身の機器IDとを照合し、双方の一致を検出すると機器内リセット信号を発生する一致判定回路と、前記機器内リセット信号が発生すると当該バス接続機器をリセットするコントローラとを有する前記バス接続機器とを備えることを特徴とするバスシステム。
  2. 前記イニシエータは、前記リセット信号線を介して、前記ターゲットリセット指令、又は、前記バスに接続された複数のバス接続機器を一斉にリセットするバスリセット指令の何れかを選択的に送信可能である、請求項1に記載のコンピュータシステム。
  3. 前記イニシエータは、前記バス接続機器に障害が発生したことを検出すると、当該障害が発生したバス接続機器の機器IDを含むターゲットリセット指令を送信し、該送信後に所定時間内に障害が復旧しないときに、前記バスリセット指令を送信する、請求項2に記載のコンピュータシステム。
  4. リセット信号線を含むバスに接続されるバス接続機器において、
    前記リセット信号線を介して送信される、機器リセット信号とリセット対象のバス接続機器を指定する機器IDとを含むシリアルデータをデコードするデコーダと、該デコーダでデコードされた機器IDと自身の機器IDとを照合し、双方の一致を検出すると機器内リセット信号を発生する一致判定回路と、前記機器内リセット信号が発生するとバス接続機器をリセットするコントローラとを備えることを特徴とするバス接続機器。
  5. 前記リセット信号線を介して送信されたシリアルデータが、リセット対象を指定したターゲットリセット指令か、バス接続機器を一斉にリセットさせるバスリセット指令であるかを判定するリセット種別判定回路を更に備え、該リセット種別判定回路がターゲットリセット指令であると判定すると、前記一致判定回路が前記デコーダでデコードされた機器IDと自身の機器IDとを照合する、請求項4に記載のバス接続機器。
  6. バスに接続されたバス接続機器をリセットする方法において、
    リセット信号とリセット対象のバス接続機器を指定する機器IDとを含むターゲットリセット指令を、リセット信号線を介してシリアルデータとして送信するステップと、
    前記送信されるシリアルデータをデコードし、該デコードされた機器IDと各バス接続機器の機器IDとを照合するステップと、
    前記照合の結果、双方の機器IDの一致が検出されたバス接続機器をリセットするステップとを有することを特徴とするリセット方法。
  7. 前記リセット信号線を介して、前記バスに接続された複数のバス接続機器を一斉にリセットするバスリセット指令を送信するステップと、前記バス接続機器を一斉にリセットするステップとを更に有する、請求項6に記載のリセット方法。
  8. バス接続機器の障害発生を検出すると、当該バス接続機器を指定した前記ターゲットリセット指令を送信し、該送信後に所定時間内に障害が復旧しないときに、前記バスリセット指令を送信する、請求項7に記載のリセット方法。
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