JP2006208922A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 サブピクセルの黒表示に起因する表示特性の劣化を抑止する。
【解決手段】 各々が異なるカラーフィルタを有する複数のサブピクセルによって構成されるピクセルがストライプ配列された第1透過型液晶ライトバルブ3と、各々が異なるカラーフィルタを有する複数のサブピクセルによって構成されるピクセルがストライプ配列された第2透過型液晶ライトバルブ4と、上記第1透過型液晶ライトバルブ3によって変調された照明光及び上記第2透過型液晶ライトバルブ4によって変調された照明光を画像表示面7に投影する光学系8とを備える画像表示装置であって、上記第1透過型液晶ライトバルブ3の所定サブピクセルを透過する照明光の上記画像表示面7における表示領域と、上記第2透過型液晶ライトバルブ4の上記所定サブピクセルと同一色のカラーフィルタを有する同一色サブピクセルを透過する照明光の上記画像表示面7における表示領域とがずれている。
【選択図】 図1
【解決手段】 各々が異なるカラーフィルタを有する複数のサブピクセルによって構成されるピクセルがストライプ配列された第1透過型液晶ライトバルブ3と、各々が異なるカラーフィルタを有する複数のサブピクセルによって構成されるピクセルがストライプ配列された第2透過型液晶ライトバルブ4と、上記第1透過型液晶ライトバルブ3によって変調された照明光及び上記第2透過型液晶ライトバルブ4によって変調された照明光を画像表示面7に投影する光学系8とを備える画像表示装置であって、上記第1透過型液晶ライトバルブ3の所定サブピクセルを透過する照明光の上記画像表示面7における表示領域と、上記第2透過型液晶ライトバルブ4の上記所定サブピクセルと同一色のカラーフィルタを有する同一色サブピクセルを透過する照明光の上記画像表示面7における表示領域とがずれている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像表示装置に関するものである。
近年、立体画像表示装置のように、2台のプロジェクタを備える画像表示装置が提案されている。例えば、立体画像表示装置の場合には、一方のプロジェクタによって画像表示面に視差画像のうち右目用画像を表示し、他方のプロジェクタによって画像表示面に視差画像のうち左目用画像を表示し、右目用画像を鑑賞者の右目のみに到達させ、左目用画像を鑑賞者の左目のみに到達させることで、鑑賞者に立体画像を視認させている。
より詳細には、例えば、鑑賞者が装着する眼鏡の右目用透過部と左目用透過部とを偏光方向の異なる偏光板によって構成し、右目用画像と左目用画像の偏光方向を異ならせることによって、右目用画像を鑑賞者の右目のみに到達させ、左目用画像を鑑賞者の左目のみに到達させている。
より詳細には、例えば、鑑賞者が装着する眼鏡の右目用透過部と左目用透過部とを偏光方向の異なる偏光板によって構成し、右目用画像と左目用画像の偏光方向を異ならせることによって、右目用画像を鑑賞者の右目のみに到達させ、左目用画像を鑑賞者の左目のみに到達させている。
このような立体画像表示装置は、鑑賞者に対して立体画像のみを視認させるものではなく、鑑賞者に対して平面画像を視認させることも可能である。このような場合には、一方のプロジェクタによって表示される画像と他方のプロジェクタによって表示される画像を同一の画像とし、これらの画像を画像表示面において重ね合わせることによって鑑賞者に対して平面画像を視認させている。なお、平面画像を鑑賞する場合には、鑑賞者は一般的に眼鏡を取り外している。
ところで、立体画像表示装置に限らず、RGBの三色を画像表示面に表示することによってフルカラー画像を形成する画像表示装置では、表示画像を形成するにあたって、黒表示とされるサブピクセルが存在する場合がある。例えば、赤色の表示画像を形成する場合には、緑色を表示するためのサブピクセルと青色を表示するためのサブピクセルとが黒表示とされる。このため、画像表示面上に黒表示領域が連続することとなり、鑑賞者が画像表示面上に黒筋を視認する場合がある。
そして、立体画像表示装置等の2台のプロジェクタを有する画像表示装置は、予め2台のプロジェクタを有しているため、これらの2台のプロジェクタを駆使して上述の黒筋等に起因する表示特性の劣化を防止する試みがなされている。例えば、特許文献1には、一方のプロジェクタが備える液晶ライトバルブのピクセルと他方のプロジェクタが備える液晶ライトバルブのピクセルとをデルタ配列とし、かつ、一方の液晶ライトバルブに対して他方の液晶ライトバルブのピクセルが1サブピクセル(1画素)分だけ水平方向にずれて表示されるように各液晶ライトバルブを配置している。
特開平9−179091号公報
そして、立体画像表示装置等の2台のプロジェクタを有する画像表示装置は、予め2台のプロジェクタを有しているため、これらの2台のプロジェクタを駆使して上述の黒筋等に起因する表示特性の劣化を防止する試みがなされている。例えば、特許文献1には、一方のプロジェクタが備える液晶ライトバルブのピクセルと他方のプロジェクタが備える液晶ライトバルブのピクセルとをデルタ配列とし、かつ、一方の液晶ライトバルブに対して他方の液晶ライトバルブのピクセルが1サブピクセル(1画素)分だけ水平方向にずれて表示されるように各液晶ライトバルブを配置している。
しかしながら、現状においては、プロジェクタが有する液晶ライトバルブは、ほとんどのものがピクセルをストライプ配列したたものである。
このため、ピクセルがストライプ配列された液晶ライトバルブを有するプロジェクタが2台設置された画像表示装置における表示特性の劣化を抑止するための技術が望まれている。
このため、ピクセルがストライプ配列された液晶ライトバルブを有するプロジェクタが2台設置された画像表示装置における表示特性の劣化を抑止するための技術が望まれている。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、サブピクセルの黒表示に起因する表示特性の劣化を抑止することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像表示装置は、各々が異なるカラーフィルタを有する複数のサブピクセルによって構成されるピクセルがストライプ配列された第1透過型液晶ライトバルブと、各々が異なるカラーフィルタを有する複数のサブピクセルによって構成されるピクセルがストライプ配列された第2透過型液晶ライトバルブと、上記第1透過型液晶ライトバルブによって変調された照明光及び上記第2透過型液晶ライトバルブによって変調された照明光を画像表示面に投影する光学系とを備える画像表示装置であって、上記第1透過型液晶ライトバルブの所定サブピクセルを透過する照明光の上記画像表示面における表示領域と、上記第2透過型液晶ライトバルブの上記所定サブピクセルと同一色のカラーフィルタを有する同一色サブピクセルを透過する照明光の上記画像表示面における表示領域とがずらされていることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明の画像表示装置によれば、第1透過型液晶ライトバルブの所定サブピクセルを透過する照明光の画像表示面における表示領域と、第2透過型液晶ライトバルブの上記所定サブピクセルと同一色のカラーフィルタを有する同一色サブピクセルを透過する照明光の画像表示面における表示領域とがずらされる。このため、平面画像を表示する場合において、従来の画像表示装置のように、第1透過型液晶ライトバルブの所定サブピクセルを透過する照明光の画像表示面における表示領域と、第2透過型液晶ライトバルブの上記所定サブピクセルと同一色のカラーフィルタを有する同一色サブピクセルを透過する照明光の画像表示面における表示領域とが完全に重なり合わないため、黒表示の領域を減少させることができる。したがって、本発明の画像表示装置によれば、サブピクセルの黒表示に起因する表示特性の劣化を抑止することが可能となる。
また、本発明の画像表示装置において、上記ピクセルが平面視で縦方向に長い矩形状の複数のサブピクセルによって構成されている場合には、上記第1透過型液晶ライトバルブの所定サブピクセルを透過する照明光の上記画像表示面における表示領域と、上記第2透過型液晶ライトバルブの上記所定サブピクセルと同一色のカラーフィルタを有する同一色サブピクセルを透過する照明光の上記画像表示面における表示領域とが、サブピクセルの横方向に上記ピクセルの幅の1/3〜2/3ずらされているという構成を採用することが好ましい。
このような構成を採用することによって、第1透過型液晶ライトバルブの所定サブピクセルを透過する照明光の画像表示面における表示領域と、第2透過型液晶ライトバルブの上記所定サブピクセルと同一色のカラーフィルタを有する同一色サブピクセルを透過する照明光の画像表示面における表示領域とが、重なり合う領域をより減少させることができ、より黒表示の領域を減少させることができる。例えば、1ピクセルが3つのサブピクセルによって構成されている場合には、第1透過型液晶ライトバルブの所定サブピクセルを透過する照明光の画像表示面における表示領域と、第2透過型液晶ライトバルブの上記所定サブピクセルと同一色のカラーフィルタを有する同一色サブピクセルを透過する照明光の画像表示面における表示領域とが、重なり合う領域を無くすことができ、より黒表示の領域を減少させることができる。
このような構成を採用することによって、第1透過型液晶ライトバルブの所定サブピクセルを透過する照明光の画像表示面における表示領域と、第2透過型液晶ライトバルブの上記所定サブピクセルと同一色のカラーフィルタを有する同一色サブピクセルを透過する照明光の画像表示面における表示領域とが、重なり合う領域をより減少させることができ、より黒表示の領域を減少させることができる。例えば、1ピクセルが3つのサブピクセルによって構成されている場合には、第1透過型液晶ライトバルブの所定サブピクセルを透過する照明光の画像表示面における表示領域と、第2透過型液晶ライトバルブの上記所定サブピクセルと同一色のカラーフィルタを有する同一色サブピクセルを透過する照明光の画像表示面における表示領域とが、重なり合う領域を無くすことができ、より黒表示の領域を減少させることができる。
また、本発明の画像表示装置においては、上記第1透過型液晶ライトバルブの上記ピクセルを平面視で縦方向に長い矩形状の複数のサブピクセルによって構成し、上記第2透過型液晶ライトバルブの上記ピクセルを平面視で横方向に長い矩形状の複数のサブピクセルによって構成することによって、黒表示の領域を減少させ、サブピクセルの黒表示に起因する表示特性の劣化を抑止することが可能となる。
また、本発明の画像表示装置においては、上記ピクセルを、赤色カラーフィルタを有するサブピクセルと緑色カラーフィルタを有するサブピクセルと青色カラーフィルタを有するサブピクセルとによって構成することができる。
このような構成を採用することによって、フルカラー表示が可能な画像表示装置とすることができる。
このような構成を採用することによって、フルカラー表示が可能な画像表示装置とすることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る画像表示装置の一実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本第1実施形態の画像表示装置S1の構成を模式的に示した概略構成図である。この図において、符号1がランプ光源、2が第1偏光ビームスプリッタ、3が第1液晶ライトバルブ(第1透過型液晶ライトバルブ)、4が第2液晶ライトバルブ(第2透過型液晶ライトバルブ)、5が第2偏光ビームスプリッタ、6が投射レンズ(光学系)、7がスクリーン(画像表示面)である。
図1は、本第1実施形態の画像表示装置S1の構成を模式的に示した概略構成図である。この図において、符号1がランプ光源、2が第1偏光ビームスプリッタ、3が第1液晶ライトバルブ(第1透過型液晶ライトバルブ)、4が第2液晶ライトバルブ(第2透過型液晶ライトバルブ)、5が第2偏光ビームスプリッタ、6が投射レンズ(光学系)、7がスクリーン(画像表示面)である。
ランプ光源1は白色光を照明光として射出するものであり、超高圧水銀ランプやキセノンランプ等からなるランプと、ランプから射出された白色光を反射・集光するリフレクタとを備えて構成されている。なお、ランプ光源1の代わりに白色LED(Light Emitting Diode)等を用いることもできる。
第1偏光ビームスプリッタ2は、ランプ光源1から入射される照明光を縦偏光光と横偏光光とに分離するものである。なお、本実施形態においては、第1偏光ビームスプリッタ2は、照明光のうち縦偏光光を透過し、横偏光光を図1の紙面下方向に反射することによって、照明光を分離するものとする。
第1液晶ライトバルブ3は透過型の液晶ライトバルブであり、第1偏光ビームスプリッタ2によって分光された照明光のうち縦偏光光が照射される位置に配置されている。図2は、第1液晶ライトバルブ3の一部を拡大した平面図である。この図に示すように、第1液晶ライトバルブ3は、赤色カラーフィルタを有するサブピクセルR1と、緑色カラーフィルタを有するサブピクセルG1と、青色カラーフィルタを有するサブピクセルB1とが隣接配置されることによって構成されるピクセルP1がストライプ配列されている。
なお、本実施形態においては、第1液晶ライトバルブ3は、照明光を透過する際には、その偏光方向を変化させることなく透過するものとする。また、図2に示すように、本実施形態においては、液晶ライトバルブ3のサブピクセルR1,R2,R3が平面視で縦方向(紙面上下方向)に長い矩形状とされている。
なお、本実施形態においては、第1液晶ライトバルブ3は、照明光を透過する際には、その偏光方向を変化させることなく透過するものとする。また、図2に示すように、本実施形態においては、液晶ライトバルブ3のサブピクセルR1,R2,R3が平面視で縦方向(紙面上下方向)に長い矩形状とされている。
第2液晶ライトバルブ4は、第1液晶ライトバルブ3同様、透過型の液晶ライトバルブであり、第1偏光ビームスプリッタ2によって分光された照明光のうち横偏光光が照射される位置に配置されている。図3は、第2液晶ライトバルブ4の一部を拡大した平面図である。この図に示すように、第2液晶ライトバルブ4は、赤色カラーフィルタを有するサブピクセルR2と、緑色カラーフィルタを有するサブピクセルG2と、青色カラーフィルタを有するサブピクセルB2とが隣接配置されることによって構成されるピクセルP2がストライプ配列されている。なお、本実施形態においては、第2液晶ライトバルブ4も、照明光を透過する際には、その偏光方向を変化させることなく透過するものとする。また、図3に示すように、本実施形態においては、液晶ライトバルブ4のサブピクセルR2,G2,B2も平面視で縦方向(紙面上下方向)に長い矩形状とされている。
そして、本実施形態の画像表示装置S1においては、図2と図3を比較することによって分かるように、第2液晶ライトバルブ4のサブピクセルR2,G2,B2の配置が、第1液晶ライトバルブ3のサブピクセルR1,R2,R3に対してサブピクセルの横方向にピクセル幅Dの1/3ずらされている。
そして、本実施形態の画像表示装置S1においては、図2と図3を比較することによって分かるように、第2液晶ライトバルブ4のサブピクセルR2,G2,B2の配置が、第1液晶ライトバルブ3のサブピクセルR1,R2,R3に対してサブピクセルの横方向にピクセル幅Dの1/3ずらされている。
図1に戻り、第2偏光ビームスプリッタ5は、第1液晶ライトバルブ3によって変調された照明光と第2液晶ライトバルブ4によって変調された照明光とを合成して射出するものである。なお、本実施形態においては、第2偏光ビームスプリッタ5は、照明光のうち縦偏光光である第1液晶ライトバルブ3によって変調された照明光を投射レンズ方向に反射し、横偏光光である第2液晶ライトバルブ4によって変調された照明光を透過することによって、照明光を合成するものとする。
投射レンズ6は、第2偏光ビームスプリッタ5から入射される照明光、すなわち第1液晶ライトバルブ3及び第2液晶ライトバルブ4によって変調された照明光を画像表示面であるスクリーン7に拡大投影するものである。
なお、本実施形態の画像表示装置S1においては、第1偏光ビームスプリッタ2と第2液晶ライトバルブ4との間に第1偏光ビームスプリッタ2から射出された横偏光光を第2液晶ライトババルブ4方向に反射する反射ミラー8と、第1液晶ライトバルブ3と第2偏光ビームスプリッタ5との間に第1液晶ライトバルブ3によって変調された照明光を第2偏光ビームスプリッタ5方向に反射する反射ミラー9とが配置されている。
また、本実施形態の画像表示装置S1は、装置構成を簡略化するために、ランプ光源1及び投射レンズ6を1つしか備えていないが、各液晶ライトバルブ3,4に対して1つずつランプ光源1及び投射レンズ6を配置しても良い。このような構成を採用する場合には、2台の液晶プロジェクタから単一のスクリーン7に対して画像を表示することとなる。逆に言い換えれば、本実施形態の画像表示装置S1は、通常2台設置されるプロジェクタのランプ光源と投射レンズとを兼用している。
次に、このように構成された本実施形態の画像表示装置S1の動作について説明する。
まず、ランプ光源1から射出された照明光は、第1偏光ビームスプリッタ2に入射し、当該第1偏光ビームスプリッタ2によって、縦偏光光と横偏光光とに分離されて射出される。具体的には、照明光のうち縦偏光光は、第1偏光ビームスプリッタ2を透過して射出され、照明光のうち横偏光光は、第1偏光ビームスプリッタ2によって反射されて図1の紙面下方向に射出される。
そして、縦偏光光は、第1液晶ライトバルブ3を透過することによって変調された後、反射ミラー9を介して第2偏光ビームスプリッタ5に入射する。
また、横偏光光は、反射ミラー8によって反射された後、第2液晶ライトバルブ4を透過することによって変調され、その後第2偏光ビームスプリッタ5に入射する。
また、横偏光光は、反射ミラー8によって反射された後、第2液晶ライトバルブ4を透過することによって変調され、その後第2偏光ビームスプリッタ5に入射する。
第2偏光ビームスプリッタ5に入射した縦偏光光及び横偏光光は、第2偏光ビームスプリッタ5において合成された後、射出される。具体的には、縦偏光光が第2偏光ビームスプリッタ5によって反射され、横偏光光が第2偏光ビームスプリッタ5を透過することによって、これらの縦偏光光と横偏光光とが合成され射出される。
その後、第2偏光ビームスプリッタ5から射出した照明光は、投射レンズ6に入射し、当該投射レンズ6によってスクリーン7に拡大投射される。その結果、スクリーン7上に画像が表示される。
ここで、本実施形態の画像表示装置S1においては、図2及び図3に示すように、第2液晶ライトバルブ4のサブピクセルR2,G2,B2の配置が、第1液晶ライトバルブ3のサブピクセルR1,R2,R3に対してサブピクセルの横方向にピクセル幅Dの1/3ずらされている。このため、図4に示すように、第1液晶ライトバルブ3の所定サブピクセルR1,G1,B1を透過する照明光のスクリーン7における表示領域(以下、第1表示領域と称する)と、第2液晶ライトバルブ4の上記所定サブピクセルR1,G1,B1と同一色のカラーフィルタを有する同一色サブピクセルR2,G2,B2を透過する照明光のスクリーン7における表示領域(以下、第2表示領域と称する)とがずれる。なお、図4においては、第1液晶ライトバルブ3のサブピクセルR1を透過した照明光が照明される領域をサブピクセルR1と同一符号で示し、第1液晶ライトバルブ3のサブピクセルG1を透過した照明光が照明される領域をサブピクセルG1と同一符号で示し、第1液晶ライトバルブ3のサブピクセルB1を透過した照明光が照明される領域をサブピクセルB1と同一符号で示し、第2液晶ライトバルブ4のサブピクセルR2を透過した照明光が照明される領域をサブピクセルR2と同一符号で示し、第2液晶ライトバルブ4のサブピクセルG2を透過した照明光が照明される領域をサブピクセルG2と同一符号で示し、第2液晶ライトバルブ4のサブピクセルB2を透過した照明光が照明される領域をサブピクセルB2と同一符号で示している。
そして、上述のように、第1表示領域R1,G1,B1と第2表示領域R2,G2,B2とがずれることによって、第1表示領域のR1と第2表示領域のR2、第1表示領域のG1と第2表示領域のG2及び第1表示領域のB1と第2表示領域のB2が完全に重なり合わないため、黒表示の領域を減少させることができる。具体的には、例えば、スクリーン7上に赤色の画像を表示する場合には、図5に示すように、第1表示領域のG1上に第2表示領域R2の画像が表示されるため、実際に黒表示となるのは、第1表示領域のB1と第2表示領域のG2とが重なる領域のみとされる。したがって、本実施形態の画像表示装置S1によれば、スクリーン7上に平面視画像を表示する場合、すなわち、第1液晶ライトバルブ3を介して投射される照明光による画像と第2液晶ライトバルブ4を介して投射される照明光による画像とが同一である場合に、サブピクセルの黒表示に起因する表示特性の劣化を抑止することが可能となる。
また、本実施形態の画像表示装置においては、第2液晶ライトバルブ4のサブピクセルR2,G2,B2の配置が、第1液晶ライトバルブ3のサブピクセルR1,G1,G1に対してサブピクセルの横方向にピクセル幅Dの1/3ずらされているため、第1表示領域のR1と第2表示領域のR2、第1表示領域のG1と第2表示領域のG2、第1表示領域のB1と第2表示領域のB2とが重なり合う領域が存在しない。このため、より黒表示の領域を減少させることができ、サブピクセルの黒表示に起因する表示特性の劣化をより抑止することが可能となる。
なお、本実施形態の画像表示装置S1の液晶ライトバルブ3,4のように、3色のサブピクセルから1ピクセルが構成されている場合には、第2液晶ライトバルブ4のサブピクセルR2,G2,B2の配置が、第1液晶ライトバルブ3のサブピクセルR1,G1,B1に対してサブピクセルの横方向にピクセル幅Dの1/3〜2/3ずらされている場合には、第1表示領域のR1と第2表示領域のR2、第1表示領域のG1と第2表示領域のG2、第1表示領域のB1と第2表示領域のB2とが重なり合う領域が存在しないため、この範囲であれば本実施形態の画像表示装置S1と同様の効果を奏することができる。
なお、本実施形態の画像表示装置S1の液晶ライトバルブ3,4のように、3色のサブピクセルから1ピクセルが構成されている場合には、第2液晶ライトバルブ4のサブピクセルR2,G2,B2の配置が、第1液晶ライトバルブ3のサブピクセルR1,G1,B1に対してサブピクセルの横方向にピクセル幅Dの1/3〜2/3ずらされている場合には、第1表示領域のR1と第2表示領域のR2、第1表示領域のG1と第2表示領域のG2、第1表示領域のB1と第2表示領域のB2とが重なり合う領域が存在しないため、この範囲であれば本実施形態の画像表示装置S1と同様の効果を奏することができる。
また、本実施形態の画像表示装置S1においては、ピクセルP1,P2が赤色カラーフィルタを有するサブピクセルR1,R2、緑色カラーフィルタを有するサブピクセルG1,G2及び青色カラーフィルタを有するB1,B2を備えて構成されているため、フルカラーの画像をスクリーン7に表示することができる。
また、サブピクセル同士が隣接配置されているため、サブピクセル間におけるブラックマトリクス等に起因する表示特性の劣化をも抑止することができる。
また、サブピクセル同士が隣接配置されているため、サブピクセル間におけるブラックマトリクス等に起因する表示特性の劣化をも抑止することができる。
なお、上述の説明においては、本第1実施形態の画像表示装置1において平面画像を表示する場合においてのみ説明したが、本第1実施形態の画像表示装置S1において、第1液晶ライトバルブ3によって変調される照明光によって視差画像のうち右目用画像(あるいは左目用画像)を表示し、第2液晶ライトバルブ4によって変調される照明光によって視差画像のうち左目用画像(あるいは右目用画像)を表示し、さらに鑑賞者が、右目用画像の画像光のみを透過する右目用透過部と左目用画像の画像光のみを透過する左目用透過部とを備える眼鏡を装着することによって、鑑賞者に対して立体画像を視認させることもできる。具体的には、本第1実施形態の画像表示装置1においては、上述のように、第1液晶ライトバルブ3によって変調される照明光と第2液晶ライトバルブ4によって変調される照明光の偏光方向が異なっている。このため、第1液晶ライトバルブ3を介して投影される画像の画像光と第2液晶ライトバルブ4を介して投影される画像の画像光の偏光方向が異なる。したがって、眼鏡の右目用透過部を縦偏光光のみを透過する偏光板から構成し、眼鏡の左目用透過部を横偏光光のみを透過する偏光板から構成することによって、右目用画像の画像光のみを鑑賞者の右目に到達させ、左目用画像の画像光のみ鑑賞者の左目に到達させることができ、鑑賞者に立体画像を視認させることができる。
逆に、鑑賞者に対して平面画像のみで立体画像を視認させる必要がない場合には、スクリーン7上において、第1液晶ライトバルブ3によって変調される照明光の偏光方向と第2液晶ライトバルブ4によって変調される照明光の偏光方向とが同一方向であっても構わない。
逆に、鑑賞者に対して平面画像のみで立体画像を視認させる必要がない場合には、スクリーン7上において、第1液晶ライトバルブ3によって変調される照明光の偏光方向と第2液晶ライトバルブ4によって変調される照明光の偏光方向とが同一方向であっても構わない。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
本第2実施形態の画像表示装置は、図6に示すように、第2液晶ライトバルブ4のピクセルP2が平面視で横方向に長い矩形状のサブピクセルR3,G3,B3によって構成されている。
このような構成を有する本第2実施形態の画像表示装置においては、図7に示すように、第1表示領域と、第2液晶ライトバルブ4の上記所定サブピクセルR1,G1,B1と同一色のカラーフィルタを有する同一色サブピクセルR3,G3,B3を透過する照明光のスクリーン7における表示領域(以下、第3表示領域と称する)とがずれる。なお、図7においては、第2液晶ライトバルブ4のサブピクセルR3を透過した照明光が照明される領域をサブピクセルR3と同一符号で示し、第2液晶ライトバルブ4のサブピクセルG3を透過した照明光が照明される領域をサブピクセルG3と同一符号で示し、第2液晶ライトバルブ4のサブピクセルB3を透過した照明光が照明される領域をサブピクセルB3と同一符号で示している。
そして、上述のように、第1表示領域R1,G1,B1と第3表示領域R3,G3,B3とがずれることによって、第1表示領域R1,G1,B1と第3表示領域R3,G3,B3とが完全に重なり合わないため、黒表示の領域を減少させることができる。このため、上記第1実施形態の画像表示装置S1と同様の効果を奏することができる。また、本実施形態の画像表示装置によれば、第2液晶ライトバルブ4のピクセルP2が平面視で横方向に長い矩形状のサブピクセルR3,G3,B3によって構成されているため、スクリーン7において、各ピクセルのサブピクセルの黒表示に起因する黒表示エリアが連続となることを抑止することができる。このため、鑑賞者がスクリーン7上に黒筋を視認することをより抑止することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る画像表示装置の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
S1……画像表示装置、3……第1液晶ライトバルブ(第1透過型液晶ライトバルブ)、4……第2液晶ライトバルブ(第2透過型液晶ライトバルブ)、6……投射レンズ(光学系)、7……スクリーン(画像表示面)、R1,R2,R3,G1,G2,G3,B1,B2,B3……サブピクセル、P1,P2……ピクセル
Claims (4)
- 各々が異なるカラーフィルタを有する複数のサブピクセルによって構成されるピクセルがストライプ配列された第1透過型液晶ライトバルブと、各々が異なるカラーフィルタを有する複数のサブピクセルによって構成されるピクセルがストライプ配列された第2透過型液晶ライトバルブと、前記第1透過型液晶ライトバルブによって変調された照明光及び前記第2透過型液晶ライトバルブによって変調された照明光を画像表示面に投影する光学系とを備える画像表示装置であって、
前記第1透過型液晶ライトバルブの所定サブピクセルを透過する照明光の前記画像表示面における表示領域と、前記第2透過型液晶ライトバルブの前記所定サブピクセルと同一色のカラーフィルタを有する同一色サブピクセルを透過する照明光の前記画像表示面における表示領域とがずらされていることを特徴とする画像表示装置。 - 前記ピクセルが、赤色カラーフィルタを有するサブピクセルと緑色カラーフィルタを有するサブピクセルと青色カラーフィルタを有するサブピクセルとによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 前記ピクセルが平面視で縦方向に長い矩形状の複数のサブピクセルによって構成され、前記第1透過型液晶ライトバルブの所定サブピクセルを透過する照明光の前記画像表示面における表示領域と、前記第2透過型液晶ライトバルブの前記所定サブピクセルと同一色のカラーフィルタを有する同一色サブピクセルを透過する照明光の前記画像表示面における表示領域とが、サブピクセルの横方向に前記ピクセルの幅の1/3〜2/3ずらされていることを特徴とする請求項1または2記載の画像表示装置。
- 前記第1透過型液晶ライトバルブの前記ピクセルが平面視で縦方向に長い矩形状の複数のサブピクセルによって構成され、前記第2透過型液晶ライトバルブの前記ピクセルが平面視で横方向に長い矩形状の複数のサブピクセルによって構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の画像表示装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005022881A JP2006208922A (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005022881A JP2006208922A (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | 画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=36965834
Family Applications (1)
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JP2005022881A Withdrawn JP2006208922A (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | 画像表示装置 |
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102495490A (zh) * | 2011-11-16 | 2012-06-13 | 合肥工业大学 | 一种用于裸眼立体显示的液晶光阀幕 |
JP2018128648A (ja) * | 2017-02-10 | 2018-08-16 | 日本放送協会 | 立体像表示装置 |
-
2005
- 2005-01-31 JP JP2005022881A patent/JP2006208922A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102495490A (zh) * | 2011-11-16 | 2012-06-13 | 合肥工业大学 | 一种用于裸眼立体显示的液晶光阀幕 |
CN102495490B (zh) * | 2011-11-16 | 2014-04-09 | 合肥工业大学 | 一种用于裸眼立体显示的液晶光阀幕 |
JP2018128648A (ja) * | 2017-02-10 | 2018-08-16 | 日本放送協会 | 立体像表示装置 |
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