JP2006208310A - 放射線画像検出器及び放射線画像撮影システム - Google Patents

放射線画像検出器及び放射線画像撮影システム Download PDF

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裕子 新田
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Abstract

【課題】放射線画像検出器において、操作性の向上を図りつつ、撮影待機モードにおける消費電力を削減し、耐久性の向上及び省電力化を可能とする放射線画像検出器及び放射線画像撮影システムを提供すること。
【解決手段】照射された放射線を検出して放射線画像情報を取得する放射線画像検出器1であって、放射線画像検出器1は、撮影モードと、撮影待機モードと、撮影モード及び撮影待機モードを切り替えるモード切替手段を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射線画像検出器及び放射線画像撮影システムに係り、特に操作性及び耐久性の向上と、省電化に対応可能な放射線画像検出器及び放射線画像撮影システムに関する。
従来より、医療診断にあっては、被写体にX線等の放射線を照射し、当該被写体を透過した放射線の強度分布を検出して得られた放射線画像が広く利用されており、近年では、撮影に際し放射線を検出して電気信号に変換し、放射線画像情報として蓄積するFPD(Flat Panel Detector)を用いた放射線撮影システムが提案されている。
この放射線撮影システムにあっては、システム構成の自由度を向上させる上で、撮影室に配設されたFPDを所定の通信回線を介して画像処理を行うためのPC(Personal Computer)等の所定のコンソールと接続して使用するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、カセッテ型FPDとコンソールとが無線方式により放射線画像情報等の各種情報を通信可能に構成されたものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。このカセッテ型FPDでは、FPDがカセッテに収容されており、FPDの運搬性・取り扱い性を向上させて、さらにシステム構成の自由度を向上させている。
カセッテ型FPDは、自由度の向上という点では、邪魔な配線を持たないことが特徴の一つとして挙げられる。その場合、カセッテ型FPDは、電力供給源として充電池を内蔵することになる。充電池が消耗して電源が切れると、充電を行ってから再び使用する構成になっている。
そのため、使用状況等により電源がすぐに切れてしまうと、1日に何度も充電を行わなければならず、非常に不便である。また、撮影しようと思ったときに電源が切れてしまうと、すぐに撮影が出来ないといった不都合が生じてしまう。あるいは、撮影中に電源が切れてしまうと再撮影を行わなければならなくなり、被写体に対し被爆に伴う危険が高まる可能性があり、軽量で長時間駆動できるカセッテ型FPDの開発が望まれていた。
そこで、従来から使用時における無駄な消費電力の削減が試みられており、通常、FPDでは、1日の始まりとともに、放射線画像検出器の電源をいれ、撮影時以外は、例えば撮影されてから作動する全ての部材に電圧を印加させた状態にある撮影待機モードで待機させており、患者の撮影がすぐに開始できるように終日稼動させた後に、電源を切るように構成されていた。その際、FPDでは、実際に撮影を行っている撮影モードと、実際に撮影を行っていないが、撮影モードより消費電力が少なく、迅速に撮影モードへの立ち上げが可能な撮影待機モードとの切り替えが行われており、各モードの切り替えは、特許文献3のようにFPD内にアダプタを持ち、当該アダプタの着脱により行わせたり、特許文献4のようにFPDに配設されたスイッチ、タイマーにより行わせていた。
その結果、FPDが、撮影に使用されていない待機状態では、待機時に不必要な部材への電圧の印加を行わないことにより消費電力を削減しつつ、電源をいれてから実際に撮影を行うことが可能な状態、すなわち撮影モードになるまでの時間を短縮させており、撮影待機モードにおける消費電力の削減によるFPDの省電化と、撮影モードへの迅速な切り替えが図られていた。
特開2003−199736号公報 特開2003−210444号公報 特開2004−141473号公報 特開平9−294229号公報
しかしながら、従来の撮影待機モードでは、撮影モードにすぐに切り替えさせるために、FPDの構成部材の多くに電圧を長時間印加させることで、フォトダイオードやTFT等を劣化させ、感度の低下を生じさせており、実際には撮影に使用されていないのも関わらずFPDの寿命を短縮させていた。
また、撮影待機モードでは、撮影モードに比べると消費電力量が削減されたものではあるが、全く電源を入れていない状態に比べると、消費電力量が多くなってしまい、1日に数回しか撮影を行わない場合では非常に不経済であった。特に、内部に充電池を搭載させたFPDでは、依然として長時間駆動させることができず、省電力と呼ぶには不十分であった。
また、各モードの切り替えは、FPDに配されたアダプタの着脱やスイッチ、タイマーの切り替えにより行わせていたので、いちいち操作者の手により行わなければならず、非常に不便であった。
このように、従来の撮影待機モードでは、FPDの耐久性の向上と、省電力化、並びに操作性の向上を両立させることができなかった。
そこで、本発明の課題は、放射線画像検出器において、操作性の向上を図りつつ、撮影待機モードにおける消費電力を削減し、耐久性の向上及び省電力化を可能とする放射線画像検出器及び放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、
照射された放射線を検出して放射線画像情報を取得する放射線画像検出器において、
前記放射線画像検出器は、撮影モードと、撮影待機モードと、前記撮影モード及び前記撮影待機モードを切り替えるモード切替手段とを備え、
前記モード切替手段は、放射線画像検出器が外部機器への脱着を検知することにより、前記撮影モード及び前記撮影待機モードの切り替えを行うことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、照射された放射線を検出して放射線画像情報を取得する放射線画像検出器において、
前記放射線画像検出器は、撮影モードと、撮影待機モードと、前記撮影モード及び前記撮影待機モードを切り替えるモード切替手段とを備え、
前記モード切替手段は、放射線画像検出器が外部機器への脱着を検知することにより、前記撮影モード及び前記撮影待機モードの切り替えを行う。したがって、操作者が放射線画像検出器やコンソール等から撮影動作を指示することがなく、放射線画像検出器が外部機器に脱着する撮影動作を検知することにより、放射線画像検出器の撮影モードと撮影待機モードを切り替えることができる。
また、モードを切り替えることで、撮影しないときに、特定の部材に電圧を印加しないように制御することができると同時に、撮影待機モードにおける消費電力の削減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の放射線画像検出器において、
前記外部機器が、前記放射線画像検出器の充電を行うカセッテスタンドであることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記外部機器が、前記放射線画像検出器の充電を行うカセッテスタンドであるので、カセッテスタンドへの脱着を検知することにより放射線画像検出器の撮影モードと撮影待機モードを切り替えることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の放射線画像検出器において、
前記モード切替手段は、前記カセッテスタンドからの離脱時に、前記撮影待機モードから前記撮影モードに切替えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記モード切替手段は、前記カセッテスタンドからの離脱時に、前記撮影待機モードから前記撮影モードに切替えるので、モード切替手段は、操作者がカセッテスタンドから放射線画像検出器を離脱させる撮影動作により、充電が停止されると同時に撮影待機モードから撮影モードに切替えることができる。
請求項4に記載の発明は、
請求項2に記載の放射線画像検出器において、
前記モード切替手段は、前記カセッテスタンドへの装着時に、前記撮影モードから前記撮影待機モードに切り替えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記モード切替手段は、前記カセッテスタンドへの装着時に、前記撮影モードから前記撮影待機モードに切り替えるので、モード切替手段は、操作者がカセッテスタンドに放射線画像検出器を装着させる撮影動作により、充電が開始されると同時に撮影モードから撮影待機モードに切替えることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の放射線画像検出器において、
前記外部機器が、撮影時に前記放射線画像検出器を支持する検出器支持部材であることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、前記外部機器が、撮影時に前記放射線画像検出器を支持する検出器支持部材であるので、検出器支持部材への脱着を検知することにより放射線画像検出器の撮影モードと撮影待機モードを切替えることができる。
請求項6に記載の発明は、
請求項5に記載の放射線画像検出器において、
前記モード切替手段は、前記検出器支持部材からの離脱時に、前記撮影モードから前記撮影待機モードに切替えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、前記モード切替手段は、前記検出器支持部材からの離脱時に、前記撮影モードから前記撮影待機モードに切替えるので、操作者が検出器支持部材から放射線画像検出器を離脱させる撮影動作により、撮影モードから撮影待機モードに切替えることができる。
請求項7に記載の発明は、
請求項5又は請求項6に記載の放射線画像検出器において、
前記モード切替手段は、前記検出器支持部材からへの装着時に、前記撮影待機モードから前記撮影モードに切り替えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、前記モード切替手段は、前記検出器支持部材からへの装着時に、前記撮影待機モードから前記撮影モードに切り替えるので、操作者が検出器支持部材に放射線画像検出器を装着する撮影動作により、撮影待機モードから撮影モードに切り替えることができる。
請求項8に記載の発明は、
請求項1、請求項2又は請求項5のいずれか一項に記載の放射線画像検出器において、
前記撮影待機モードは、第1の待機モードと、前記第1の待機モードより消費電力の少ない第2の待機モードとを備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、前記撮影待機モードは、第1の待機モードと、前記第1の待機モードより消費電力の少ない第2の待機モードとを備えるので、モード切替手段は、使用状況に応じて消費電力量の異なる第1の待機モードと第2の待機モードを切り替え、細目に消費電力量を変化させることができる。
請求項9に記載の発明は、
請求項8に記載の放射線画像検出器において、
前記モード切替手段は、前記カセッテスタンドへの装着時に、前記第2の待機モードに切り替えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、前記モード切替手段は、前記カセッテスタンドへの装着時に、前記第2の待機モードに切り替えるので、モード切替手段は、操作者がカセッテスタンドに放射線画像検出器を装着させる撮影動作により、第2の待機モードに切り替えることができる。
請求項10に記載の発明は、
請求項8又は請求項9に記載の放射線画像検出器において、
前記モード切替手段は、前記カセッテスタンドからの離脱時に、前記第2の待機モードから前記第1の待機モードに切り替えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、前記モード切替手段は、前記カセッテスタンドからの離脱時に、前記第2の待機モードから前記第1の待機モードに切り替えるので、モード切替手段は、操作者がカセッテスタンドから放射線画像検出器を離脱させる撮影動作により、第2の待機モードから第1の待機モードに切り替えることができる。
請求項11に記載の発明は、
請求項10に記載の放射線画像検出器において、
前記カセッテスタンドからの離脱時に、前記モード切替手段は、操作者により設定された前記第1の待機モード又は前記撮影モードに切り替えることを特徴とする。
請求項11に記載の発明によれば、前記カセッテスタンドからの離脱時に、前記モード切替手段は、操作者により設定された前記第1の待機モード又は前記撮影モードに切り替えるので、モード切替手段は、操作者がカセッテスタンドから放射線画像検出器を離脱させる撮影動作時に、操作者により設定されていた第1の待機モード又は撮影モードに切替えることができる。
請求項12に記載の発明は、
請求項8〜請求項11のいずれか一項に記載の放射線画像検出器において、
信号読み出し回路と、走査駆動回路と、フォトダイオードと、薄膜トランジスタと、画像記憶部と、画像転送部と、通信部と、接続端子とを備え、
前記モード切替手段は、
前記撮影モードでは、信号読み出し回路と、走査駆動回路と、フォトダイオードと、薄膜トランジスタと、画像記憶部と、画像転送部と、通信部と、接続端子に対して電圧を印加し、
前記第2の待機モードでは、少なくとも、前記フォトダイオードもしくは前記薄膜トランジスタのいずれか一方に対して電圧を印加しないことを特徴とする。
請求項12に記載の発明によれば、信号読み出し回路と、走査駆動回路と、フォトダイオードと、薄膜トランジスタと、画像記憶部と、画像転送部と、通信部と、接続端子とを備え、前記モード切替手段は、前記撮影モードでは、信号読み出し回路と、走査駆動回路と、フォトダイオードと、薄膜トランジスタと、画像記憶部と、画像転送部と、通信部と、接続端子に対して電圧を印加し、前記第2の待機モードでは、少なくとも、前記フォトダイオードもしくは前記薄膜トランジスタのいずれか一方に対して電圧を印加しないので、長時間電圧を印加されることで劣化しやすいフォトダイオードやTFTへの印加電圧を遮断し、これらの部材の劣化を防ぎ、放射線画像検出器の耐久性の向上を図ることができる。
請求項13に記載の発明は、
請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の放射線画像検出器と、前記放射線画像検出器を操作するコンソールとを備える放射線画像撮影システムであることを特徴とする。
請求項13に記載の発明によれば、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の放射線画像検出器と、前記放射線画像検出器を操作するコンソールとを備える放射線画像撮影システムであるので、コンソールにより請求項1から請求項12のいずれか一項に記載放射線画像検出器を操作し、放射線画像情報を得る放射線画像撮影システムを構築することができる。
請求項1に記載の発明によれば、操作者が放射線画像検出器やコンソール等から撮影動作を指示することがなく、放射線画像検出器が外部機器に脱着する撮影動作を検知することにより、放射線画像検出器の撮影モードと撮影待機モードを切替えることができるので、操作者が放射線画像検出器やコンソール等から撮影動作を指示することがなく、放射線画像検出器が外部機器に脱着する撮影動作を検知することにより、放射線画像検出器の撮影モードと撮影待機モードを切り替え、撮影の際の操作性を向上させることができる。
また、モードを切替えることで、撮影しないときに、特定の部材に電圧を印加しないように制御することができるので、放射線画像検出器を構成する部材に長時間電圧を印加させることがなく、フォトダイオード等電圧の印加により劣化しやすい部材への電圧の印加時間を短縮させ、これらの部材を保護することができ、放射線画像検出器の耐久性を向上させることができる。
また、撮影待機モード時に消費電力を削減することができるので、放射線画像検出器の電力供給源としてバッテリを搭載させた際には、特に、放射線画像検出器の省電力化の効果を如何なく発揮することができ、長時間駆動させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、カセッテスタンドへの脱着を検知することにより放射線画像検出器の撮影モードと撮影待機モードを切り替えることができるので、外部機器としてカセッテスタンドを使用することで、操作性の向上を図りつつ、放射線画像検出器の長寿命化及び省電力化を可能にすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、モード切替手段は、操作者がカセッテスタンドから放射線画像検出器を離脱させる撮影動作により、充電が停止されると同時に撮影待機モードから撮影モードに切替えることができるので、放射線画像検出器を使用する際の操作者による切り替え操作を省略させ、操作性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、モード切替手段は、操作者がカセッテスタンドに放射線画像検出器を装着させる撮影動作により、充電が開始されると同時に撮影モードから撮影待機モードに切り替えることができるので、放射線画像検出器を使用する際の操作者による切り替え操作を省略させ、操作性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、検出器支持部材への脱着を検知することにより放射線画像検出器の撮影モードと撮影待機モードを切替えることができるので、外部機器として検出器支持部材を使用することで、操作性の向上を図りつつ、放射線画像検出器の長寿命化及び省電力化を可能にすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、操作者が検出器支持部材から放射線画像検出器を離脱させる撮影動作により、撮影モードから撮影待機モードに切替えることができるので、放射線画像検出器を使用する際の操作者による切り替え操作を省略させ、操作性を向上させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、操作者が検出器支持部材に放射線画像検出器を装着する撮影動作により、撮影待機モードから撮影モードに切替えることができるので、放射線画像検出器を使用する際の操作者による切り替え操作を省略させ、操作性を向上させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、モード切替手段は、使用状況に応じて消費電力量の異なる第1の待機モードと第2の待機モードを切り替え、細目に消費電力量を変化させることができるので、細目に消費電力の削減を図り、フォトダイオード等電圧の印加により劣化しやすい部材の保護による放射線画像検出器の耐久性の向上と、省電力化を図ることができる。
請求項9に記載の発明によれば、モード切替手段は、操作者がカセッテスタンドに放射線画像検出器を装着させる撮影動作により、第2の待機モードに切替えることができるので、放射線画像検出器を使用する際の操作者による切り替え操作を省略させ、操作性を向上させることができる。
請求項10に記載の発明によれば、モード切替手段は、操作者がカセッテスタンドから放射線画像検出器を離脱させる撮影動作により、第2の待機モードから第1の待機モードに切り替えることができるので、放射線画像検出器を使用する際の操作者による切り替え操作を省略させ、操作性を向上させることができる。
請求項11に記載の発明によれば、モード切替手段は、操作者がカセッテスタンドから放射線画像検出器を離脱させる撮影動作時に、操作者により設定されていた第1の待機モード又は撮影モードに切替えることができるので、モード切替手段は、予め操作者がモードを設定していた場合には、カセッテスタンドから放射線画像検出器を離脱させる撮影動作ではなく、操作者により設定されたモードに切替えることができ、使用状況に応じてモードを変化させることができ、操作性を向上させることができる。
請求項12に記載の発明によれば、第1の待機モードでは、消費電力量が最も大きい部材である信号読み出し回路に対して電圧を印加させず、消費電力量を大きく削減することができ、また、第2の待機モードでは、長時間電圧を印加されることで劣化しやすいフォトダイオード又はTFTへの電圧を印加させないので、これらの部材の劣化を防ぎ、放射線画像検出器の耐久性の向上を図ることができるので、放射線画像検出器の省電化及び耐久性の向上を図ることができる。
請求項13に記載の発明によれば、コンソールにより請求項1から請求項12のいずれか一項に記載放射線画像検出器を操作し、放射線画像情報を得る放射線画像撮影システムを構築するので、撮影の際の操作性を向上させつつ、放射線画像検出器の耐久性の向上及び省電力化を図ることができる放射線画像撮影システムとすることができる。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照しながら本発明に係る放射線画像検出器及び放射線画像撮影システムの実施形態について説明する。ただし、本発明は図示例のものに限定されるものではない。
図1は、本発明を適用した実施形態として例示する放射線画像撮影システムの概略構成を示す図である。
まず、図1〜図4を参照して、本実施形態の構成を説明する。
図1に示すように、放射線画像撮影システム100は、病院内で行われる放射線画像撮影を想定しており、例えば撮影室内に設置され、被写体にX線等の放射線を照射して放射線画像を放射線画像検出器1にて取得することで放射線撮影を行う放射線画像撮影装置2と、放射線画像撮影及び得られた放射線画像データに関する指示を行うコンソール3と、院内の放射線画像撮影の予約管理を行い、所定の撮影室の撮影予約が入るとコンソール3に撮影要求の指示を送信し、コンソール3から撮影後に送信される放射線画像データを記憶するホストコンピュータ4と、撮影を行わないときに放射線画像検出器1を載置して充電を行うカセッテスタンド5と、無線LAN(Local Area Network)等の無線通信方式による通信を行うための図示しない基地局とを備え、これら装置どうしがネットワークNを介して接続されている。ここで、ネットワークNには、他の撮影室のコンソール6,6やカセッテスタンド7,7が接続されており、各放射線画像検出器で取得された放射線画像情報のやり取りをすることが可能になっている。また、ネットワークNは、当該システム専用の通信回線であってもよいが、システム構成の自由度が低くなってしまう等の理由のため、イーサネット(Ethernet;登録商標)等の既存の回線である方が好ましい。
放射線画像撮影装置2は、放射線照射装置8及び放射線画像検出器1から構成されている。
放射線照射装置8は、放射線源81及び放射線源制御手段82を有しており、放射線源81は、コンソール3から指示された照射する放射線の特性(放射線源81にかける管電圧、管電流、照射時間等)に従って放射線源制御手段82により制御され、放射線を発生するように構成されている。
コンソール3は、放射線画像撮影に関する指示として、ホストコンピュータ4からの撮影要求に応じて放射線画像撮影装置2に撮影開始信号を送信し、撮影開始信号を送信してから所定時間経過後、再び放射線画像撮影装置2に対し、X線の照射開始と終了を指示するX線照射開始信号及びX線照射終了信号を送信するようになっている。
また、コンソール3では、図示しない操作部を介して操作者が撮影指示をするようになっており、操作部からの撮影指示に基づいて放射線画像撮影装置2を制御するようになっている。
また、コンソール3では、得られた放射線画像データに関する指示として、放射線画像検出器1で得られた画像信号に基づく画像データに色調の補正などの画像処理が施されると同時に、撮影が適切に行われたか操作者が目視確認をするための画像データを表示するようになっている。操作者は、表示された画像データが適切であると確認した場合には、操作部を介してホストコンピュータ4に送信するようになっている。
カセッテスタンド5は、撮影を行わないときに放射線画像検出器1を載置して充電を行うためのものであり、図2に示すように、電力供給源としての充電部51と、充電状態やカセッテスタンド5に接続されている放射線画像検出器1の状態表示を行う表示部52と、接続端子53と、放射線画像検出器から送信される画像信号を一時記憶する画像記憶部54と、ネットワークNに接続されたコンソール3,5やホストコンピュータ4と通信を行い、画像記憶部54に記憶された画像信号をネットワークNを介してコンソール3に送信する通信部55と、これらカセッテスタンド5を構成する各部材の動作を制御する制御部56とを備えている。
なお、接続端子53は、後述する放射線画像検出器1の接続端子17と接続することができ、接続端子53を介してカセッテスタンド5側から放射線画像検出器1の電力供給源に電力を供給することができるようになっている。
本発明に係る放射線画像検出器1は、導電性有機化合物を用いて形成された光電変換層111を備えるフラットパネル型の放射線ディテクタ( Flat Panel Detector )であり、カセッテとして携帯可能に構成されたカセッテ型の放射線画像検出器である。
放射線画像検出器1は、撮影を行う際に、放射線画像検出器1を放射線源81から放射線が照射される放射線照射範囲に設置して使用するようになっており、例えば、撮影台等の放射線画像検出器1を支持する検出器支持部材(図示せず)に放射線画像検出器1を装着して使用するようになっている。以下、図3又は図4を用いて、放射線画像検出器1の構造について説明する。
図3に示すように、放射線画像検出器1には、放射線照射装置8からされて被写体を透過したX線等の放射線を電気信号に変換して放射線画像検出する撮像パネル11が備えられており、撮像パネル11には、入射された放射線の強度に応じて発光を行う発光層が形成されている。
発光層は、蛍光体を主たる成分とするものであり、入射した放射線に基づいて、波長が300nmから800nmの光、すなわち、可視光線を中心に紫外光から赤外光にわたる光を出力する。なお、発光層は、一般的にシンチレータ層と呼ばれている。
この発光層で用いられる蛍光体としては、CaWO4、CdWO4等を母体とするものや、CsI:TlやGd22S:Tb、ZnS:Ag等の母体内に発光中心物質が付活されたものを用いることができる。また、希土類元素をMとしたとき、(Gd,M,Eu)23の一般式で示される蛍光体を用いることもできる。
特に、X線吸収及び発光効率が高いことよりCsI:TlやGd22S:Tbが好ましく、これらを用いることで、ノイズの低い高画質の画像を得ることができる。
この発光層と隣接する位置には、発光層から出力された光を電気エネルギーに変換して蓄積し、蓄積された電気エネルギーに基づく画像信号の出力を行う光電変換層111が形成されている。
光電変換層111は、電気エネルギーを生成し、画素毎に蓄える光電変換素子と、蓄えられた電気エネルギーを信号として出力するためのスイッチング素子であるトランジスタから形成されている。
光電変換素子としては、例えばフォトダイオードが用いられるが、特に限定する必要はなく、その他の固体撮像素子(電荷結合型素子など)あるいは光電子倍増管のような素子であってもよい。
また、トランジスタとしては、例えば薄膜トランジスタ(TFT)が用いられる。TFTは、液晶ディスプレイ等に使用されている無機半導体系のものでも、有機半導体を用いたものでもよい。
なお、光電変換層111は、前述したようなスイッチング素子を用いるものに限られるものではなく、例えば蓄えられた電気エネルギーのエネルギーレベルに応じた信号を生成して出力する構成とすることもでき、一般には、ガラス基板上に配されたアモルファスシリコンで形成されている。
光電変換層111の近傍には、光電変換層111を駆動させる駆動回路として、蓄積された電気エネルギーを画像信号として出力する走査駆動回路112と、照射された放射線の強度に応じて蓄積された電気エネルギーを読み出す信号読み出し回路113とが設けられている。
また、放射線画像検出器1には、記憶手段としてフラッシュメモリなどの書き替え可能な読み出し専用メモリ等を用いて撮像パネル11から出力された画像信号を一時記憶する画像記憶部12と、撮像パネル11から出力された画像信号をカセッテスタンド5に転送する画像転送部13と、ネットワークN上の放射線画像撮影システム100を構成する各部材と通信を行い、撮影開始信号を受信する通信部14と、放射線画像検出器1を構成する各部位に電力を供給する電力供給源としての電源部15とが備えられており、電源部15としては、バッテリ及び電池のいずれも使用可能である。また、放射線画像検出器1には、電源部15に蓄積されたバッテリ量や放射線画像撮影の撮影準備の完了や画像記憶部12に所定量の画像信号が書き込まれたことを示す表示部16が備えられている。
この他、放射線画像検出器1には、接続端子17が備えられており、長時間撮影を行わない場合や充電する場合には、操作者が放射線画像検出器1をカセッテスタンド5に載置して使用するようになっている。その際、接続端子17は、カセッテスタンド5側の接続端子53と接続されるようになっており、この接続端子同士の接続によりカセッテスタンド5から放射線画像検出器1の電源部15に電力が供給されるとともに、画像記憶部12に記憶された画像信号を画像転送部13を介してカセッテスタンド5に送信するように構成されている。
また、放射線画像検出器1には、接続端子17がカセッテスタンド5側の接続端子53に接続されているかどうかを検知することで、放射線画像検出器1のカセッテスタンド5への脱着を検知し、放射線画像検出器1の撮影モードと、撮影待機モードとを切替えるモード切替手段18が備えられている。
ここで、撮影モードとは、放射線画像検出器1を構成する全ての部材が稼動している、すなわち、放射線画像検出器1の全ての部材に電圧が印加されている状態にあり、後述する一連の撮影動作が行われるようになっている。
一方、撮影待機モードは、撮影モードよりも消費電力の少ないモードであり、放射線画像検出器1の構成部材のうち電圧を印加する部材を変化させることで放射線画像検出器1の消費電力を変化させている。
例えば、撮影モードでは、信号読み出し回路113、走査駆動回路112、フォトダイオード、TFT、画像記憶部12、画像転送部13、通信部14、接続端子17、後述する制御部19に電圧が印加されるように構成されており、撮影待機モードでは、フォトダイオード、TFT、信号読み出し回路を除いて全ての部分に電圧を印加して立ち上げるように構成されており、撮影を行っていない場合において、最も消費電力の大きい信号読み出し回路と、長時間電圧が印加されることで劣化しやすいフォトダイオード、TFTへの電圧の印加を遮断し、消費電力の削減と、構成部材の劣化を防止するように構成されている。
ここで、モード切替手段18は、放射線画像検出器1のカセッテスタンド5からの脱着を常に検知するように構成されており、撮影待機モード中に接続端子17がカセッテスタンド5側の接続端子53に接続されていない場合、放射線画像検出器1がカセッテスタンド5から離脱していると判断し、放射線画像検出器1のカセッテスタンド5からの離脱を検知するようになっている。離脱が検知されると、一定時間、タイマーカウントを行い始めると同時に、撮影待機モードから撮影モードに切り替えるように構成されている。
撮影モードでは、モード切替手段は、常に撮影開始信号の受信とタイマーカウントが終了されているか検知するようになっており、撮影開始信号が受信されるとフォトダイオード、TFT、信号読み出し回路へ電圧を印加させて安定させた後、撮影動作を開始させるようになっている。
その際、撮影開始信号を受信してから撮影動作を開始するまでの間に、放射線画像検出器1が再びカセッテスタンド5に戻された場合では、撮影動作を開始せず、タイマーカウントが開始されてから終了するまでの一定時間内では、撮影モードを維持しつづけるようになっている。また、一定時間が経過し、タイマーカウントが終了した後は、再び、放射線画像検出器1がカセッテスタンド5から離脱しているか検知させるようになっている。
一方、誤って放射線画像検出器1がカセッテスタンド5から離脱した場合や、繰り返し撮影を行わない場合等、放射線画像検出器1がカセッテスタンド5から離脱しているが撮影開始信号が受信されない場合でも、タイマーカウントが開始されてから終了するまでの一定時間内では、撮影モードを維持しつづけるようになっている。また、一定時間が経過し、タイマーカウントが終了した後では、再び放射線画像検出器1がカセッテスタンド5から離脱しているか検知するようになっている。
また、接続端子17がカセッテスタンド5側の接続端子53に接続されている場合、放射線画像検出器1がカセッテスタンド5から離脱していないと判断し、放射線画像検出器1のカセッテスタンド5への装着を検知して、撮影モードから撮影待機モードに切替えるように構成されている。
また、放射線画像検出器1には、これら放射線画像検出器1を構成する各部材の動作を制御する制御部19が設けられており、制御部19では、モード切替手段18の動作を制御する他、通信部14を介してコンソール3から送信される撮影開始信号を常に検知するように構成されており、撮影モードに切り替えてから所定時間後に撮影開始信号が検知されると、初期化から始まる一連の撮影動作を開始するようになっている。
具体的には、撮影動作では、まず、信号読み出し回路113でリセット動作が行われて溜まった残留電荷を取り除いた後に、空読み動作が行われて放射線画像検出器1の初期化が行われる。その後、放射線画像検出器1は、放射線照射装置8から放射線が照射されるようになっており、フォトダイオードでは放射線量に応じて電気信号が発生して蓄積されるようになっている。そして、X線が照射された後に、走査駆動回路112及び信号読み出し回路113が駆動されて、TFTがスイッチングされ、フォトダイオードに蓄積された電気信号が導通し、信号読み出し回路113に送られて、デジタル信号へ変換されるようになっている(電気信号の読み取り)。そして、制御部19はこのデジタル信号を画像信号として画像記憶部12に一旦保持した後、画像転送部13によりカセッテスタンド5への送信(画像信号の転送)が行われるようになっている。このようにして撮影動作が行われてから所定時間経過後、再び、タイマーカウントを行い始めるように構成されている。
なお、放射線画像検出器1では、主電源のON/OFFが、1日周期で行われており、例えば、放射線源81のテスト動作時に、放射線画像検出器1の電源を投入し、その後、患者等の被写体が訪れる可能性のある間、電源は投入された状態を維持し、その日の放射線撮影が終了する時に電源を遮断するように構成されている。また、主電源がONになると、自動的に待機モードに移行するように構成されている。
次に、このようなモード切替手段18を備えた放射線画像撮影システム100の動作について説明する。
図4に示すように、放射線画像検出器1の主電源がONになると(ステップS1)、自動的に撮影待機モードに移行する(ステップS2)。
撮影待機モードでは、走査駆動回路112、画像記憶部12、画像転送部13、通信部14、接続端子17、制御部19に電圧を印加して立ち上げており、モード切替手段18は接続端子17を介して放射線画像検出器1がカセッテスタンド5から離脱しているか常に検知している(ステップS3)。
そして、モード切替手段18が放射線画像検出器1のカセッテスタンド5からの離脱を検知すると(ステップS3;yes)、タイマーカウントを開始するとともに(ステップS4)、制御部19を通じてフォトダイオード、TFT、信号読み出し回路113に対して電圧を印加させ、撮影モードに切替える(ステップS5)。
撮影モードに切替わってから所定時間経過後、制御部19は通信部14を介して撮影開始信号の受信を検知する(ステップS6)。
そして、撮影開始信号が受信されると(ステップS6;yes)、モード切替手段18は、撮影動作が行える状態となるまで、放射線画像検出器1がカセッテスタンド5から離脱しているか検知する(ステップS7)。
そして、モード切替手段18が放射線画像検出器1のカセッテスタンド5から離脱していることを検知すると(ステップS7;yes)、制御部19は、撮影動作を開始する。リセット動作と空読み動作(初期化)を行った後、放射線照射が行い、駆動回路を駆動させて電気信号の読み取りを行い、読み取られた画像信号を、一時画像記憶部12に保存する(ステップS8)。
その後、放射線画像検出器1はカセッテスタンド5に装着され、画像転送部13を介して画像信号はカセッテスタンド5に転送され、カセッテスタンド5の画像記憶部に一時保存された後、ネットワークNを介してコンソールへ送信される(ステップS9)。
そして、画像信号が転送されてから所定時間経過後、再びモード切替手段18は、タイマーカウントを開始し、ステップS4以降の動作が行われる。
なお、ステップS3で放射線画像検出器1のカセッテスタンド5からの離脱を検知しない場合には(ステップS3;no)、撮影待機モードのままで、ステップS2以降の動作が繰り返される。
また、ステップS6で撮影開始信号の受信が検知されない場合(ステップS6;no)、モード切替手段18はタイマーカウントが終了されていないか検知する(ステップS10)。
タイマーカウントが終了されている場合には(ステップ10;yes)、ステップS3に戻り、モード切替手段18は再び放射線画像検出器1がカセッテスタンド5から離脱しているか検知し、ステップS3以降の動作が繰り返される。
タイマーカウントが終了されていない場合には(ステップ10;no)、撮影モードを維持したまま、ステップ5以降の動作が繰り返される。
また、ステップS7で、モード切替手段18が放射線画像検出器1のカセッテスタンド5からの離脱を検知しない場合には、ステップS10に移行し、タイマーカウントが終了されていないかを検知し、ステップ10以降の動作が繰り返される。
以上のように、本実施形態の放射線画像検出器1では、モード切替手段18が放射線画像検出器が脱着可能な外部機器であるカセッテスタンド5への脱着を検知することにより、撮影モードと撮影待機モードを切り替えるので、操作者が放射線画像検出器1やコンソール3等から撮影動作を指示することがなく、脱着する撮影動作を検知することにより、放射線画像検出器1の撮影モードと撮影待機モードを切り替え、撮影の際の操作性を向上させることができる。
また、撮影待機モード時において、フォトダイオード、TFT、信号読み出し回路113に対して電圧を印加せず、フォトダイオード、TFT等、電圧の印加により劣化しやすい部材への電圧の印加時間を短くすることができ、光電変換層111の劣化を防いで放射線画像検出器1の耐久性を向上させると同時に、消費電力を削減することができ、放射線画像検出器1の省電力化を可能とする。特に、放射線画像検出器1の電力供給源としてバッテリを搭載させた際には、省電力化の効果を如何なく発揮し、放射線画像検出器1を長時間駆動させることができる。
したがって、前述したような放射線画像検出器1を用いる放射線画像撮影システム100では、撮影の際の操作性を向上させるとともに、放射線画像検出器1の耐久性の向上と省電力化を可能とすることができる。
なお、本実施形態においては、X線照射開始信号及びX線照射終了信号をコンソール3から出力して放射線画像検出器1に放射線照射を検知させたが、放射線画像検出器1自体が直接放射線を検知して、放射線照射の開始と終了を判断する構成にしてもよい。
また、画像信号を一旦、カセッテスタンド5に送信し、ネットワークNを介してコンソール3に転送させたが、放射線画像検出器1から直接コンソール3に転送する構成にしてもよい。
また、コンソール3で画像処理を行ったが、放射線画像検出器1で行う構成にしてもよい。
また、放射線画像検出器1とコンソール3との間、及び、コンソール3と放射線源81との間を無線通信方式により通信を行わせたが、ケーブル等を介して通信させる有線方式であってもよい。しかしながら、放射線画像検出器1の取り回しの便利さを考えると無線通信方式の方が好ましい。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態では、外部機器が検出器指示部である場合について、図5〜図7を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の箇所の説明は省略する。
図5に示すように、放射線画像撮影システム200には、放射線画像検出器1を備えた放射線画像撮影装置2と、コンソール3と、ホストコンピュータ4と、ケーブルを介して放射線照射装置7と接続され、放射線画像検出器11を装着して撮影を行う検出器支持部材9と、図示しない基地局とがネットワークNを介して接続されて備えられており、このネットワークN上には、他の撮影室のコンソール5,5や放射線画像検出器10,10が接続されている。
検出器支持部材9は、撮影時に放射線画像検出器11を装着し、保持するように支えるためのものであり、図6に示すように、撮影時に放射線画像検出器11の電力源に電力を供給する充電部91と、検出器支持部材9の充電状態や検出器支持部材9に装着されている放射線画像検出器1の状態表示を行う表示部92と、接続端子93と、これら検出器支持部材9を構成する各部材の動作を制御する制御部94とから構成されている。
なお、接続端子93は、放射線画像検出器1が検出器指示部材9を装着した際に、放射線画像検出器1の接続端子17と接続するようになっており、放射線画像検出器1が検出器指示部材9に装着されると、接続端子93を介して検出器支持部材9から放射線画像検出器1の電源部15に電力を供給することができるようになっている。
また、本実施形態の放射線画像検出器1では、画像転送部は、撮像パネル11から出力された画像信号をコンソール3に転送するように構成されている。また、接続端子は、検出器支持部材9側の接続端子93と接続可能に構成されている。
また、モード切替手段は、放射線画像検出器1の検出器支持部材9への脱着を常に検知するように構成されており、その結果に基づいて、放射線画像検出器1の撮影モードと、撮影待機モードとを切替えるように構成されている。
具体的には、モード切替手段は、接続端子が検出器支持部材9側の接続端子93に接続されているかどうかを検知することで、放射線画像検出器11の検出器支持部材9への脱着を検知するように構成されており、接続端子が検出器支持部材9側の接続端子93に接続されている場合には、放射線画像検出器1が検出器支持部材9に装着していると判断し、放射線画像検出器11の検出器支持部材9への装着を検知して、撮影待機モードから撮影モードに切り替えるように構成されている。
撮影モードでは、モード切替手段は、常に撮影開始信号の受信とタイマーカウントが終了されているか検知するようになっており、撮影開始信号が受信されるとフォトダイオード、TFT、信号読み出し回路113へ電圧を印加させて安定させた後、撮影動作を開始させるようになっている。
撮影動作では、第1実施形態と同様に、初期化を行った後、放射線を照射し、電気信号を読み取った後、画像記憶部に保持させた後、画像転送部を介してコンソール3へ画像信号が転送されるようになっている。このようにして撮影動作が行われてから所定時間経過後、タイマーカウントを行い始めるように構成されている。
なお、撮影モードに切り替えても撮影開始信号が受信されない場合や、タイマーカウントが開始されてから終了するまでの一定時間内にある場合では、撮影モードを維持しつづけるようになっている。また、一定時間が経過し、タイマーカウントが終了した後では、再び放射線画像検出器11が検出器支持部材9に装着しているか検知するようになっている。
一方、接続端子が検出器支持部材9側の接続端子に接続されていない場合には、放射線画像検出器11が検出器支持部材9に装着されていない、すなわち、検出器支持部材9から離脱していると判断し、放射線画像検出器11の検出器支持部材9からの離脱を検知して、撮影モードから撮影待機モードに切り替えるように構成されている。
なお、第1実施形態と同様に、放射線画像検出器1では、主電源がONになると、自動的に撮影待機モードに移行するように構成されている。
次に、このようなモード切替手段を備えた放射線画像検出器1の動作について説明する。
図7に示すように、放射線画像検出器1の主電源がONになると(ステップS11)、自動的に撮影待機モードに移行する(ステップS12)。
撮影待機モードでは、モード切替手段は、接続端子を介して放射線画像検出器1が検出器支持部材9に装着しているか常に検知している(ステップS13)。
そして、モード切替手段が放射線画像検出器1の検出器支持部材9への装着を検知すると(ステップS13;yes)、撮影モードに切替える(ステップS14)。
撮影モードに切替わってから所定時間経過後、制御部は通信部を介して撮影開始信号の受信を検知する(ステップS15)。
そして、撮影開始信号の受信を検知すると(ステップS15;yes)、制御部は、初期化を行った後、放射線照射及び電気信号の読み取りが行われ、読み取られた画像信号は、一時画像記憶部に保存された後(ステップS16)、画像転送部を介してコンソール3へ転送される(ステップS17)。
そして、画像信号が転送されてから所定時間経過後、モード切替手段はタイマーカウントを開始し、再びステップS14以降の動作が繰り返される。
なお、ステップS13で放射線画像検出器1の検出器支持部材9への装着を検知しない場合には(ステップS13;no)、撮影待機モードのままで、ステップS12以降の動作が繰り返される。
また、ステップS15で撮影開始信号の受信が検知されない場合(ステップS15;no)は、タイマーカウントが終了されているか検知する(ステップS19)。
タイマーカウントが終了されている場合には(ステップ19;yes)、ステップS13に戻り、再び放射線画像検出器1が検出器支持部材9に装着しているか検知させ、ステップS13以降の動作が繰り返される。
タイマーカウントを開始していない場合、及び、タイマーカウントが終了されていない場合には(ステップ19;no)、撮影モードを維持したまま、ステップS14以降の動作が繰り返される。
以上のように、本実施形態の放射線画像検出器1では、モード切替手段が放射線画像検出器1が脱着可能な外部機器である検出器支持部材9への脱着を検知することにより、撮影モードと撮影待機モードを切り替えるので、操作者が放射線画像検出器1やコンソール3等から撮影モードと撮影待機モードを切替える指示をすることがなく、撮影動作に伴って撮影モードと撮影待機モードを切替えることができ、撮影の際の操作性を向上させることができると同時に、光電変換層111の劣化を防いで放射線画像検出器11の耐久性を向上と省電力化を可能とすることができる。
なお、検出器支持部材9の充電部91を、放射線画像検出器1を装着した際に、放射線画像検出器1の電源部15に電力供給を行う構成としなくてもよい。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態では、モード切替手段が、複数の撮影待機モードと撮影モードを切替える場合について、図1〜図3及び図8を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の箇所の説明は省略する。
まず、撮影待機モードについて説明する。
撮影待機モードは、撮影モードよりも消費電力の少ない2つの待機モードから構成されており、撮影モードに先駆けて、光電変換層111に一定時間電圧を印加し、溜まった残留電荷を取り除く動作を行う第1の待機モードと、第1の待機モードより消費電力の少ない第2の待機モードとから構成されている。
例えば、撮影モードでは、全ての部分に電圧を印加されるように構成されているのに対し、第1の待機モードでは、撮影モードへの立ち上げに時間のかかるフォトダイオード及びTFTに電圧を印加し、撮影モードへの迅速な立ち上げが可能な信号読み出し回路、撮影前には必要でない画像記憶部、画像転送部に対しては電圧を印加しないように構成されている。また、第2の待機モードでは、少なくともフォトダイオード及びTFT、信号読み出し回路、走査駆動回路、画像記憶部、画像転送部に対して電圧を印加せず、外部からの信号受信に関わる部分である通信部、接続端子、制御部のみに電圧が印加されるように構成されている。
本実施形態の放射線画像検出器1では、主電源がONになると、自動的に第2の待機モードに移行するように構成されており、上述した撮影待機モード及び撮影モードは、放射線画像検出器1に備えられたモード切替手段により、これらの駆動モードが切替えられるように構成されている。
モード切替手段は、放射線画像検出器1のカセッテスタンド5からの脱着を常に検知するように構成されており、第2の撮影待機モードで接続端子がカセッテスタンド5側の接続端子53に接続されている場合、放射線画像検出器1がカセッテスタンド5に装着していると検知し、第2の撮影待機モードで待機させるように構成されている。
一方、第2の待機モードにおいて、接続端子がカセッテスタンド5側の接続端子53に接続されていない場合、放射線画像検出器1がカセッテスタンド5から離脱していると検知して、一定時間、タイマーカウントを行い始めると同時に、第2の待機モードから第1の待機モードに切替えるように構成されている。
第1の待機モードでは、フォトダイオード、TFT、信号読み出し回路113へ電圧を印加させて安定させた後、常に撮影開始信号の受信とタイマーカウントが終了されているか検知するようになっており、撮影開始信号が受信されると撮影動作を開始させるようになっており、撮影動作は第1実施形態と同様に行われる。
なお、撮影開始信号を受信してから撮影動作を開始するまでの間に、放射線画像検出器1が再びカセッテスタンド5に戻された場合では、撮影動作を開始せず、タイマーカウントが開始されてから終了するまでの一定時間内では、第1の待機モードを維持しつづけるようになっている。また、一定時間が経過し、タイマーカウントが終了した後は、再び、放射線画像検出器1がカセッテスタンド5から離脱しているか検知させるようになっている。
また、放射線画像検出器1がカセッテスタンド5から離脱しているが撮影開始信号が受信されない場合でも、タイマーカウントが開始されてから終了するまでの一定時間内では、第1の待機モードを維持しつづけるようになっている。また、一定時間が経過し、タイマーカウントが終了した後では、再び放射線画像検出器1がカセッテスタンド5から離脱しているか検知するようになっている。
次に、このようなモード切替手段を備えた放射線画像撮影システム100の動作について説明する。
図8に示すように、放射線画像検出器1の主電源がONになると(ステップS21)、自動的に第2の待機モードに移行する(ステップS22)。
第2の待機モードでは、モード切替手段が放射線画像検出器1がカセッテスタンド5から離脱していないか常に検知している(ステップS23)。
そして、モード切替手段が放射線画像検出器1のカセッテスタンド5からの離脱を検知すると(ステップS23;yes)、タイマーカウントを開始し、(ステップS24)、第1の待機モードに切り替え、制御部を通じてフォトダイオード及びTFTに電圧を印加させ、光電変換部の残留電荷が取り除かれる(ステップS25)。
このとき、制御部は通信部を介して撮影開始信号を受信しているか検知する(ステップS26)。
撮影開始信号が受信されると(ステップS26;yes)、モード切替手段は放射線画像検出器1がカセッテスタンド5から離脱しているか検知する(ステップS27)。
そして、モード切替手段が放射線画像検出器1のカセッテスタンド5から離脱していることを検知すると(ステップS27;yes)、制御部は、撮影動作を開始する。リセット動作と空読み動作(初期化)を行った後、放射線照射が行い、駆動回路を駆動させて電気信号の読み取りを行い、読み取られた画像信号を、一時画像記憶部26に保存する(ステップS28)。
その後、放射線画像検出器1はカセッテスタンド5に装着され、画像転送部を介して画像信号はカセッテスタンド5に転送され、カセッテスタンド5の画像記憶部に一時保存された後、ネットワークNを介してコンソール3へ送信される(ステップS29)。
そして、画像信号が転送されてから所定時間経過後、再びモード切替手段は、タイマーカウントを開始し、ステップS24以降の動作が行われる。
なお、ステップS23でモード切替手段が放射線画像検出器1のカセッテスタンド5からの離脱を検知しない場合には(ステップS23;no)、第2の待機モードのままで、ステップS22以降の動作が繰り返される。
また、ステップS26で撮影開始信号の受信されない場合(ステップS26;no)、モード切替手段はタイマーカウントが終了されていないか検知する(ステップS10)。
タイマーカウントが終了されている場合には(ステップ30;yes)、ステップS23に戻り、再び放射線画像検出器1がカセッテスタンド5から離脱しているか検知させ、ステップS23以降の動作が繰り返される。
タイマーカウントが終了されていない場合には(ステップ30;no)、第1の待機モードを維持したまま、ステップS25以降の動作が繰り返される。
また、ステップS27で、モード切替手段が放射線画像検出器1のカセッテスタンド5からの離脱を検知しない場合には(ステップS27;no)、ステップS30に移行し、タイマーカウントが終了されていないかを検知して、ステップS30以降の動作が繰り返される。
以上のように、本実施形態の放射線画像検出器1では、消費電力の異なる複数の撮影待機モード(第1の待機モード及び第2の待機モード)を備え、これを操作者がカセッテスタンド5から放射線画像検出器を着脱させる撮影動作により切り替えることができ、操作性を向上させるとともに、細目に消費電力量を変化させて消費電力の削減を図ることができるので、省電力化も図りつつ、フォトダイオードやTFT等の光電変換層111への無駄な電圧印加時間を少なくさせることができ、これらの部材を保護することができ、放射線画像検出器の耐久性を向上させることができる。
その際、第1の待機モードでは、撮影モードへ切り替えるのに時間のかかる部材に電圧が印加されているので、速やかに撮影を開始させることができる。
したがって、このような放射線画像検出器を用いた放射線画像撮影システムでは、操作性の向上を図りつつ、撮影待機モードにおける消費電力をさらに削減し、耐久性の向上及び省電力化が可能となる。
なお、予め、操作者によりコンソール3の操作部を介して第2の待機モード中に放射線画像検出器1がカセッテスタンドから離脱した場合に、第1の待機モード又は撮影モードに切り替えると設定させておき、第2の待機モード中に放射線画像検出器1がカセッテスタンドから離脱した場合には、設定された駆動モードへ切り替えることも可能である。
この場合、モード切替手段は、操作者がカセッテスタンド5から放射線画像検出器を離脱させる撮影動作時に、操作者により設定されていた第1の待機モード又は撮影モードに切り替えることができるので、予め操作者がモードを設定していた場合には、カセッテスタンド5から放射線画像検出器を離脱させる撮影動作ではなく、操作者により設定されたモードに切り替えることができ、使用状況に応じてモードを変化させることができ、操作性を向上させることができる。
〔第4実施形態〕
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態では、複数の撮影待機モードを備えた第3実施形態の場合における、他の撮影待機モードのパターンについて説明する。なお、第3実施形態と同様の箇所の説明は省略する。
本実施形態でも、撮影待機モードは、第1の待機モードと、第2の待機モードとから構成されているが、第1の待機モードと第2の待機モードで電圧が印加される部材が異なる。
本実施形態では、撮影を行わない、カセッテスタンド5に載置されている第2の待機モードでは、少なくともフォトダイオード又はTFTの一方に対して電圧を印加せず、好ましくは信号読み出し回路に対して電圧を印加しないように構成されているとともに、撮影をすぐ行う可能性のある第1の待機モードでは、少なくとも撮影モードへの迅速な立ち上げが可能な信号読み出し回路に対して電圧を印加しないように構成されている。
例えば、第1の待機モードでは、フォトダイオード及びTFT以外のすべての部材に電圧が印加されるように構成されており、第2の待機モードでは、信号読み出し回路以外の全ての部材に電圧が印加されるようになっている。
このように撮影待機モードを備えた場合の放射線画像撮影システム100の動作は以下のように行われる。
通常、放射線画像検出器1は、第1の待機モードと撮影モードを切り替えており、放射線画像検出器1の電源部の電力が低下してくると、制御部は放射線画像検出器1の表示部にその旨を表示させ、操作者に充電のためにカセッテスタンド5に載置させる。カセッテスタンド5に載置されると、モード切替手段は、接続端子を介してカセッテスタンド5への装着を検知し、充電が開始されると同時に、制御部を通じて放射線画像検出器1のフォトダイオード及びTFTへの電圧の印加を遮断させて第2の待機モードへ切り替える。
充電が終了すると、フォトダイオード及びTFTへ電圧が印加され、第1の待機モードへ切り替え、フォトダイオード及びTFTのウォーミングアップが始まる。そして、フォトダイオード及びTFTに対して印加された電圧が安定してくると、第1の待機モードへの切り替えが終了し、その旨が放射線画像検出器1の表示部に表示される。その結果、放射線画像検出器1は撮影開始信号を受信することで、いつでも撮影モードへ切り替えることができる状態となる。
このように、第1の待機モードと第2の待機モードで電圧が印加される部材を変化させることにより、長時間撮影が行われない第2の待機モードでは、フォトダイオード及びTFTへ電圧が印加されるのを防ぎ、これらの部材が劣化するのを防止することができる。その結果、ノイズの大きい撮影画像になるのを防止し、診断能の低下を防ぐとともに、最撮影による患者の被爆を防止することができる。
また、すぐに撮影を行う可能性のある第1の待機モードでは、すぐに立ち上げが可能な信号読み出し回路に対してのみ電圧を印加させないので、撮影モードに切り替えてから迅速に撮影を行うことができる。
なお、本実施形態では、充電が終了してから、フォトダイオード及びTFTへの電圧の印加を開始したが、充電終了から逆算して、充電終了時にFDなど安定に時間がかかるものが安定して、撮影できる状態になっているように、充電中からフォトダイオードやTFTへの電圧の印加を開始させてもよい。また、電力低下の表示を放射線画像検出器1ではなく、コンソールに表示させてもよい。
本発明の第1実施形態におけるカセッテスタンドを用いた放射線画像撮影システムの概要構成図である。 図2は、カセッテスタンドの構成図である。 放射線画像検出器の構成図である。 図1の放射線画像撮影システムの動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における検出器支持部材を用いた放射線画像撮影システムの概要構成図である。 検出器支持部材の構成図である。 図5の放射線画像撮影システムの動作を示すフローチャートである。 第3実施形態における放射線画像撮影システムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 放射線画像検出器
3 コンソール
4 ホストコンピュータ
5 カセッテスタンド
9 検出器支持部材
11 撮像パネル
12 画像記憶部
13 画像転送部
14 通信部
15 電源部
16 表示部
18 モード切替手段
19 制御部
51 充電部
52表示部
53 接続端子
54 制御部
55 通信部
81 放射線源
82 放射線源制御手段
91 充電部
92 表示部
93 接続端子
94 制御部
100,200 放射線画像撮影システム
111 光電変換層
112 走査駆動回路
113 信号読み出し回路
N ネットワーク

Claims (13)

  1. 照射された放射線を検出して放射線画像情報を取得する放射線画像検出器において、
    前記放射線画像検出器は、撮影モードと、撮影待機モードと、前記撮影モード及び前記撮影待機モードを切り替えるモード切替手段とを備え、
    前記モード切替手段は、放射線画像検出器が外部機器への脱着を検知することにより、前記撮影モード及び前記撮影待機モードの切り替えを行うことを特徴とする放射線画像検出器。
  2. 前記外部機器が、前記放射線画像検出器の充電を行うカセッテスタンドであることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像検出器。
  3. 前記モード切替手段は、前記カセッテスタンドからの離脱時に、前記撮影待機モードから前記撮影モードに切り替えることを特徴とする請求項2に記載の放射線画像検出器。
  4. 前記モード切替手段は、前記カセッテスタンドへの装着時に、前記撮影モードから前記撮影待機モードに切り替えることを特徴とする請求項2に記載の放射線画像検出器。
  5. 前記外部機器が、撮影時に前記放射線画像検出器を支持する検出器支持部材であることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像検出器。
  6. 前記モード切替手段は、前記検出器支持部材からの離脱時に、前記撮影モードから前記撮影待機モードに切り替えることを特徴とする請求項5に記載の放射線画像検出器。
  7. 前記モード切替手段は、前記検出器支持部材からへの装着時に、前記撮影待機モードから前記撮影モードに切り替えることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の放射線画像検出器。
  8. 前記撮影待機モードは、第1の待機モードと、前記第1の待機モードより消費電力の少ない第2の待機モードとを備えることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項5のいずれか一項に記載の放射線画像検出器。
  9. 前記モード切替手段は、前記カセッテスタンドへの装着時に、前記第2の待機モードに切り替えることを特徴とする請求項8に記載の放射線画像検出器。
  10. 前記モード切替手段は、前記カセッテスタンドからの離脱時に、前記第2の待機モードから前記第1の待機モードに切り替えることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の放射線画像検出器。
  11. 前記モード切替手段は、前記カセッテスタンドからの離脱時に、操作者により設定された前記第1の待機モード又は前記撮影モードに切り替えることを特徴とする請求項10に記載の放射線画像検出器。
  12. 信号読み出し回路と、走査駆動回路と、フォトダイオードと、薄膜トランジスタと、画像記憶部と、画像転送部と、通信部と、接続端子とを備え、
    前記モード切替手段は、
    前記撮影モードでは、信号読み出し回路と、走査駆動回路と、フォトダイオードと、薄膜トランジスタと、画像記憶部と、画像転送部と、通信部と、接続端子に対して電圧を印加し、
    前記第2の待機モードでは、少なくとも、前記フォトダイオードもしくは前記薄膜トランジスタのいずれか一方に対して電圧を印加しないことを特徴とする請求項8〜請求項11のいずれか一項に記載の放射線画像検出器。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の放射線画像検出器と、前記放射線画像検出器を操作するコンソールとを備えることを特徴とする放射線画像撮影システム。
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