JP2006207479A - 圧縮機の吐出弁 - Google Patents

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弘之 遠藤
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Abstract

【課題】 弁体を付勢するバネのバネ定数を低下させても耐久性が低下せず、弁振動が起こり難く、一度閉じた後に反動や振動で再度開くという事態が発生し難い圧縮機の吐出弁を提供する。
【解決手段】 円周に沿って互いに間隔を隔てて弁板に形成された複数の吐出穴に対峙する複数の弁体と、一端が前記複数の弁体に当接し弁体を弁板へ向けて付勢する単一のコイルバネと、コイルバネの他端を支持する支持部材とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、圧縮機の吐出弁に関するものである。
弁板に形成された吐出穴を開閉する弁体がリード弁により構成された圧縮機の吐出弁が特許文献1等に開示されている。
特開平7−077158
弁体が弁板との衝突を繰り返すことにより発生するノイズを減少させ、また圧縮機の効率を高めるために、弁体を弁板へ向けて付勢するバネのバネ定数を減少させるのが望ましい。
弁体がリード弁から成る場合、弁体を弁板へ向けて付勢するバネは、弁体自身が構成するので、バネ定数を減少させるために、弁体自身の板厚を減少させ、或いは弁体基部の板幅を減少させる必要がある。しかし、弁体自身の板厚を減少させ、或いは弁体基部の板幅を減少させると、弁体の耐久性が低下し、ひいては吐出弁の耐久性が低下するという問題を生ずる。また、リード弁から成る弁体には、縦横比が大きく片持ち梁構造なので、弁振動が起こり易いという問題があり、弁板と衝突した反動と振動とで一度閉じた後に再度開き易いという問題もある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、弁体を付勢するバネのバネ定数を低下させても耐久性が低下せず、弁振動が起こり難く、一度閉じた後に反動や振動で再度開くという事態が発生し難い圧縮機の吐出弁を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、円周に沿って互いに間隔を隔てて弁板に形成された複数の吐出穴に対峙する複数の弁体と、一端が前記複数の弁体に当接し弁体を弁板へ向けて付勢する単一のコイルバネと、コイルバネの他端を支持する支持部材とを備えることを特徴とする圧縮機の吐出弁を提供する。
本発明に係る圧縮機の吐出弁においては、弁体を弁板へ向けて付勢するバネは弁体とは別部材のコイルバネなので、コイルバネのバネ定数を低下させても弁体の耐久性は低下しない。開弁時にコイルバネが密着長まで収縮しない範囲内でコイルバネのバネ定数を低下させる場合には、コイルバネの耐久性は低下しない。従って、弁体を弁板へ向けて付勢するバネのバネ定数を低下させても、本発明に係る吐出弁の耐久性は低下しない。コイルバネで弁体を付勢する構造の吐出弁では、弁振動は起こり難く、また一度閉じた後に反動や振動で再度開くという事態は発生し難い。
本発明の好ましい態様においては、支持部材に形成された円環溝にコイルバネが収容され、弁体に形成された円弧状突起が円環溝に摺動可能に嵌合してコイルバネに当接している。
支持部材に形成された円環溝にコイルバネが収容され、弁体に形成された円弧状突起が円環溝に嵌合してコイルバネに当接することにより、コイルバネの付勢力が確実に弁体に印加される。円弧状突起が円環溝に摺動可能に嵌合した弁体は、円環溝に案内されて、片当たりすることなく弁板に当接する。この結果、閉弁時の弁板と弁体との当接部からの被圧縮流体の漏出、前記当接部を介する被圧縮流体の逆流が防止され、圧縮機の効率が向上する。
本発明の好ましい態様においては、円弧状突起から径方向に延びる分岐突起が、円環溝から径方向に延びる分岐溝に摺動可能に嵌合している。
円弧状突起から径方向に延びる分岐突起が、円環溝から径方向に延びる分岐溝に摺動可能に嵌合することより、弁体の回転が防止され、弁体の運動が安定する。
本発明の好ましい態様においては、吐出穴に嵌合可能な突起が弁体に形成されている。
弁体の突起が吐出穴に嵌合することにより、圧縮室のデッドボリュームが減少し、再膨張ガスが減少し、圧縮室へ吸い込む被圧縮流体の量が増加し、圧縮機の効率が向上する。
本発明に係る圧縮機の吐出弁においては、弁体を弁板へ向けて付勢するバネは弁体とは別部材のコイルバネなので、コイルバネのバネ定数を低下させても弁体の耐久性は低下しない。開弁時にコイルバネが密着長まで収縮しない範囲内でコイルバネのバネ定数を低下させる場合には、コイルバネの耐久性は低下しない。従って、弁体を弁板へ向けて付勢するバネのバネ定数を低下させても、本発明に係る吐出弁の耐久性は低下しない。コイルバネで弁体を付勢する構造の吐出弁では、弁振動は起こり難く、また一度閉じた後に反動や振動で再度開くという事態は発生し難い。
可変容量型斜板式圧縮機に適用された本発明の実施例に係る吐出弁を説明する。
図1に示すように、斜板式圧縮機Aは、主軸10と、主軸10に固定された斜板11とを備えている。
斜板11の周縁部に摺接する一対のシュー12を介して、ピストン13が斜板11に係留されている。ピストン13は、シリンダブロック14に形成されたシリンダボア14aに挿入されている。
主軸10を中心とする円周上に、周方向に互いに間隔を隔てて、複数のシリンダボア14aが形成され、シリンダボア14aと同数のピストン13が配設されている。
主軸10、斜板11を収容するクランク室15を、シリンダブロック14と協働して形成するフロントハウジング16が配設されている。主軸10は、フロントハウジング16を貫通して外部へ延びている。
フロントハウジング16に固定された電磁クラッチ17を介して、主軸10の先端部は図示しない車両エンジンに接続されている。
吸入室18と吐出室19とを形成するシリンダヘッド20が配設されている。吸入室18は図示しない吸入ポートを介して、車載空調装置の図示しない蒸発器に接続している。吐出室19は図示しない吐出ポートを介して、車載空調装置の図示しない凝縮器に接続している。
シリンダブロック14とシリンダヘッド20との間に弁板21が配設されている。弁板21に、吸入室18とシリンダボア14aとに連通する複数の吸入穴21aと、シリンダボア14aと吐出室19とに連通する複数の吐出穴21bとが形成されている。図2に示すように、吸入穴21aと吐出穴21bとは、それぞれ主軸10を中心とする円周上に互いに間隔を隔てて形成されている。吸入穴21aのシリンダボア側端部を開閉するリード弁から成る吸入弁22が、弁板21に取り付けられている。
吐出穴21bの吐出室側端部を開閉する吐出弁23が、吐出室19内に配設されている。
吐出弁23は、吐出穴21bの吐出室側端部に対峙する複数の円板状の弁体24を有している。図2、図3に示すように、弁体24の弁板21から離隔する側の端面に、円弧状突起24aが形成されている。分岐突起24bが円弧状の突起24aの長さ方向中央部から径方向外方へ延びている。
図2、4に示すように、吐出弁23は更に、一端が前記複数の弁体24の円弧状突起24aに当接し、弁体24を弁板21へ向けて付勢する単一のコイルバネ25を有している。
図2、5に示すように、吐出弁23は更に、コイルバネ25の他端を支持するリテーナ26を有している。リテーナ26は、円板状の中心部26aと、中心部26aから放射状に延びる複数の腕部26bとを有している。中心部26aは、弁板21にボルト固定されている。各腕部26bに円弧溝26cが形成されている。円弧溝26cの底面はリテーナ26の弁板21から離隔する側の端面を超えて当該端面から突出している。円弧溝26cは、集合して不連続な単一の円環溝を形成している。分岐溝26dが各円弧溝26cの長さ方向中央部から径方向外方へ延びている。
コイルバネ25は、複数の円弧溝26cが集合して形成する不連続な単一の円環溝に収容されている。弁体24の円弧状突起24aは円弧溝26cに摺動可能に嵌合し、分岐突起24bは分岐溝26dに摺動可能に嵌合している。
フロントハウジング16、シリンダブロック14、弁板21、シリンダヘッド20は、主軸10を中心とする円周に沿って互いに間隔を隔てて配設された複数の通しボルト27により一体に締結されている
斜板式圧縮機Aにおいては、車両エンジンの回転が電磁クラッチ17を介して主軸10に伝達され、主軸10が回転し、斜板11が回転する。斜板11の回転が、シュー12により往復運動に変換され、ピストン13に伝達される。シリンダボア14a内でピストン13が往復運動し、車載空調装置の蒸発器から還流した冷媒ガスが、図示しない吸入ポートを通って吸入室18へ流入する。吸入弁22が開弁し、冷媒ガスは吸入穴21aを通ってシリンダボア14aに吸引され、シリンダボア14a内で圧縮される。吐出弁の弁体24がコイルバネ25の付勢力に抗して弁板21から離れ、吐出弁23が開弁する。冷媒ガスは、吐出穴21bを通って吐出室19へ流入し、吐出ポートを通って圧縮機から吐出し、車載空調装置の凝縮器へ流入する。
吐出弁23の開弁時に、弁体24がリテーナ26の弁板21に対峙する端面に当接することにより、吐出弁23の開度が規制される。
吐出弁23においては、弁体24を弁板21へ向けて付勢するバネは弁体24とは別部材のコイルバネ25なので、弁体24と弁板21との衝突が繰り返されることにより発生するノイズを減少させ、また圧縮機の効率を高めるべく、コイルバネ25のバネ定数を低下させても、弁体24の耐久性は低下しない。開弁時にコイルバネ25が密着長、すなわちコイルの隣接する部分が互いに密着する長さ、まで収縮しない範囲内でコイルバネ25のバネ定数を低下させる場合には、コイルバネ25の耐久性は低下しない。従って、吐出弁23においては、弁体24と弁板21との衝突が繰り返されることにより発生するノイズを減少させ、また圧縮機の効率を高めるべく、弁体24を付勢するバネのバネ定数を低下させても、吐出弁23の耐久性は低下しない。
コイルバネ25で弁体24を付勢する構造の吐出弁23では、弁振動は起こり難く、また一度閉じた後に反動や振動で再度開くという事態は発生し難い。
リテーナ26に形成された円環溝にコイルバネ25が収容され、弁体24に形成された円弧状突起24aが円環溝に嵌合してコイルバネ25に当接することにより、コイルバネ25の付勢力が確実に弁体24に印加される。円弧状突起24aが円環溝の一部である円弧溝26cに摺動可能に嵌合した弁体24は、円弧溝26cに案内されて、片当たりすることなく弁板21に当接する。この結果、閉弁時の弁板21と弁体24との当接部からの冷媒ガスの漏出、前記当接部を介する冷媒ガスのシリンダボア14aへの逆流が防止され、圧縮機の効率が向上する。
円弧状突起24aから径方向に延びる分岐突起24bが、円環溝から径方向に延びる分岐溝26dに摺動可能に嵌合することより、弁体24の回転が防止され、弁体24の運動が安定する。
図6に示すように、弁体24の弁板21に対峙する側の端面に、吐出穴21bに嵌合可能な突起24cを形成しても良い。
弁体24の突起24cが吐出穴21bに嵌合することにより、シリンダボア14aのデッドボリュームが減少し、再膨張ガスが減少し、シリンダボア14aに吸い込む冷媒ガスの量が増加し、圧縮機の効率が向上する。
本発明は、圧縮機の吐出弁に広く利用可能である。
本発明の実施例に係る吐出弁が適用された斜板式圧縮機の断面図である。 本発明の実施例に係る吐出弁の構造図である。(a)は平面図であり、(b)は(a)のb−b矢視図である。 本発明の実施例に係る吐出弁を構成する弁体の構造図である。(a)は平面であり、(b)は(a)のb−b矢視図である。(c)は底面図である。 本発明の実施例に係る吐出弁を構成するコイルバネの側面図である。 本発明の実施例に係る吐出弁を構成するリテーナの構造図である。(a)は断面図であり、(b)は(a)のb−b矢視図である。 本発明の他の実施例に係る吐出弁を構成する弁体の構造図である。(a)は平面であり、(b)は(a)のb−b矢視図である。(c)は底面図である。
符号の説明
A 斜板式圧縮機
10 主軸
11 斜板
13 ピストン
21 弁板
23 吐出弁
24 弁体
25 コイルバネ
26 リテーナ

Claims (4)

  1. 円周に沿って互いに間隔を隔てて弁板に形成された複数の吐出穴に対峙する複数の弁体と、一端が前記複数の弁体に当接し弁体を弁板へ向けて付勢する単一のコイルバネと、コイルバネの他端を支持する支持部材とを備えることを特徴とする圧縮機の吐出弁。
  2. 支持部材に形成された円環溝にコイルバネが収容され、弁体に形成された円弧状突起が円環溝に摺動可能に嵌合してコイルバネに当接していることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機の吐出弁。
  3. 円弧状突起から径方向に延びる分岐突起が、円環溝から径方向に延びる分岐溝に摺動可能に嵌合していることを特徴とする請求項2に記載の圧縮機の吐出弁。
  4. 吐出穴に嵌合可能な突起が弁体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の圧縮機の吐出弁。
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