JP2006205617A - 印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、ならびに前記プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、ならびに前記プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】飛行曲がり現象に関与するインクの消費量を削減することができる印刷装置およびプログラム、印刷方法ならびに画像処理装置、プログラム、方法などの提供。
【解決手段】インクジェット方式の印刷装置であって、飛行曲がり減少を起こすノズルを特定し、そのノズルによって形成されるドットの色が淡色系の場合は、そのノズルの使用を制限する。これによって、飛行曲がり現象に関与するインクの消費量を削減することができると共に、バンディング減少を増大させることもない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ファクシミリ装置や複写機、OA機器のプリンタなどの印刷装置などに係り、特に、複数色の液体インクの微粒子を印刷用紙(記録材)上に吐出して所定の文字や画像を描画するようにした、いわゆるインクジェット方式の印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、ならびに前記プログラムを記録した記録媒体に関するものである。
係るインクジェット方式を採用したプリンタ(以下、「インクジェットプリンタ」と称す)は、一般に安価でかつ高品質のカラー印刷物が容易に得られることから、パーソナルコンピュータやデジタルカメラなどの普及に伴い、オフィスのみならず一般ユーザにも広く普及してきている。
このようなインクジェットプリンタは、一般に、インクカートリッジと印字ヘッドが一体的に備えられたキャリッジなどと称される移動体が印刷媒体(用紙)上をその紙送り方向の左右に往復しながらその印字ヘッドのノズルから液体インクの粒子をドット状に吐出(噴射)することで、印刷用紙上に所定の文字や画像を描画して所望の印刷物を作成するようになっている。そして、このキャリッジに黒色(ブラック)を含めた4色(イエロー、マゼンタ、シアン)のインクカートリッジと各色ごとの印字ヘッドを備えることで、モノクロ印刷のみならず、各色を組み合わせたフルカラー印刷も容易に行えるようになっている(さらに、これら各色に、ライトシアンやライトマゼンタなどを加えた6色や7色、あるいは8色のものも実用化されている)。
また、このようにキャリッジ上の印字ヘッドを紙送り方向の左右(印刷用紙の幅方向)に往復させながら印刷を実行するようにしたタイプのインクジェットプリンタでは、1ページ全体をきれいに印刷するために印字ヘッドを数十回から100回以上も往復動させる必要があるため、他の方式の印刷装置、例えば、複写機などのような電子写真技術を用いたレーザープリンタなどに比べて大幅に印刷時間がかかるといった欠点がある。
これに対し、印刷用紙の幅と同じ寸法の長尺の印字ヘッドを配置してキャリッジを使用しないタイプのインクジェットプリンタでは、印字ヘッドを印刷用紙の幅方向に移動させる必要がなく、いわゆる1パスでの印刷が可能となるため、前記レーザープリンタと同様な高速な印刷が可能となる。また、印字ヘッドを搭載するキャリッジやこれを移動させるための駆動系などが不要となるため、プリンタ筐体の小型・軽量化が可能となり、さらに静粛性も大幅に向上するといった利点も有している。なお、前者方式のインクジェットプリンタを一般に「マルチパス型プリンタ」、後者方式のインクジェットプリンタを一般に「ラインヘッド型プリンタ」と呼んでいる。
ところで、このようなインクジェットプリンタに不可欠な印字ヘッドは、直径が10〜70μm程度の微細なノズルを一定の間隔を隔てて直列、または印刷方向に多段に配設してなるものであるため、製造誤差によって一部のノズルのインクの吐出方向が傾いてしまったり、ノズルの位置が理想位置とはずれた位置に配置されてしまい、そのノズルで形成されるドットが目標点よりもずれてしまうといった、いわゆる「飛行曲がり現象」を発生してしまうことがある。
この結果、その不良ノズル部分に相当する印刷部分に、いわゆる「バンディング(スジ)現象」と称される印刷不良が発生して、印刷品質を著しく低下させてしまうことがある。すなわち、「飛行曲がり現象」が発生すると隣接ドット間の距離が不均一となり、隣接ドット間の距離が長い部分には「白スジ(印刷用紙が白色の場合)」が発生し、隣接ドット間の距離が短い部分には、「濃いスジ」が発生する。
特に、このようなバンディング現象は、前述したような「マルチパス型プリンタ」の場合よりも、印字ヘッダが固定(1パス印刷)で、かつノズルの数がマルチパス型プリンタよりも格段に多い「ラインヘッド型プリンタ」の方に顕著に発生し易い(マルチパス型プリンタでは、印字ヘッドを何回も往復させることを利用して白スジを目立たなくする技術がある)。
そのため、このような「バンディング現象」による一種の印刷不良を防止するために、印字ヘッドの製造技術の向上や設計改良などといった、いわゆるハード的な部分での研究開発が鋭意進められているが、製造コストや印刷品質、技術面などから100%「バンディング現象」が発生しない印字ヘッドを提供するのは困難となっている。
そこで、現状では前記のようなハード的な部分での改良に加え、以下に示すような印刷制御といった、いわゆるソフト的な手法を用いてこのような「バンディング現象」を低減するような技術が併用されている。
例えば、以下に示す特許文献1などでは、ベタ画像に関しては不吐出ノズルの近傍画素の隣接ノズルの吐出量を増やし、ノズル全体でベタ画像を生成し、また、細い線などは他の色を用いて埋めるという手法を用いることで「バンディング現象」を低減させるようにしている。
特開2003−63043号公報
しかしながら、前記特許文献1などのような方法では、印刷物がベタ画像であれば問題ないが、中間階調の印刷物である場合は、この方法を利用することができず、処理分のインクを無駄に消費してしまうことになる。また、細い線などは他の色を用いて埋める方法はごく僅かな使用であれば問題ないが、他の色が連続して発生するような画像においては、前者と同様に画像の一部の色相が変化してしまうといった問題が残る。
また、印刷色が淡い領域や印刷濃度が薄い領域では、バンディング現象が発生していてもその現象が目立ち難くいため、前記のような手法を併用しても効果が乏しいばかりでなく、インクが無駄に消費されてしまうといった問題がある。
そこで、本発明はこのような課題を有効に解決するために案出されたものであり、その目的は、特にバンディング現象を増大させることなく、飛行曲がり現象に関与するインクの消費量を削減することができる新規な印刷装置、印刷プログラム、印刷方法および画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法ならびに前記プログラムを記録した記録媒体を提供するものである。
〔形態1〕前記課題を解決するために形態1の印刷装置は、
複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドと、前記印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得手段と、当該印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて前記印字ヘッドのノズルのうち、不良ノズルを特定する不良ノズル特定手段と、当該不良ノズル特定手段で特定された不良ノズルから吐出されるドットに応じて前記不良ノズルの使用を制限する不良ノズル制限手段と、を備えたことを特徴とするものである。
これによって、バンディング現象を招く不良ノズルからインクが吐出されなくなるため、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができる。
また、後述するようにインクの吐出が制限される不良ノズルは、印刷色が淡い領域や印刷濃度が薄い領域にドットを形成するものであることから、インクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
ここで、本形態でいう「バンディング現象」とは、「飛行曲がり現象」によって発生する「白スジ」だけでなく、この「白スジ」と共に「濃いスジ」が同時に発生する印刷不良のことをいうものとする(以下の「印刷装置」に関する発明、「印刷プログラム」に関する発明、「印刷方法」に関する発明、「画像処理装置」に関する発明、「画像処理プログラム」に関する発明、「画像処理方法」に関する発明、ならびに「前記プログラムを記録した記録媒体」に関する発明、発明を実施するための最良の形態の欄などの記載において同じである)。
また、「飛行曲がり現象」とは、前述したように単なる一部のノズルの不吐出現象とは異なり、インクは吐出するものの、その一部のノズルの吐出方向が傾くなどしてドットが目標位置よりずれて形成されてしまう現象をいう(以下の「印刷装置」に関する発明、「印刷プログラム」に関する発明、「印刷方法」に関する発明、「画像処理装置」に関する発明、「画像処理プログラム」に関する発明、「画像処理方法」に関する発明、ならびに「前記プログラムを記録した記録媒体」に関する発明、発明を実施するための最良の形態の欄などの記載において同じである)。
また、「白スジ」とは、「飛行曲がり現象」によって隣接ドット間の距離が所定の距離よりも広くなる現象が連続的に発生して印刷媒体の下地の色がスジ状に目立ってしまう部分(領域)をいい、また、「濃いスジ」とは、同じく「飛行曲がり現象」によって隣接ドット間の距離が所定の距離よりも短くなる現象が連続的に発生して印刷媒体の下地の色が見えなくなったり、あるいはドット間の距離が短くなることによって相対的に濃く見えたり、さらには、ずれて形成されたドットの一部が正常なドットと重なり合ってその重なり合った部分が濃いスジ状に目立ってしまう部分(領域)をいうものとする(以下の「印刷装置」に関する発明、「印刷プログラム」に関する発明、「印刷方法」に関する発明、「画像処理装置」に関する発明、「画像処理プログラム」に関する発明、「画像処理方法」に関する発明、ならびに「前記プログラムを記録した記録媒体」に関する発明、発明を実施するための最良の形態の欄などの記載において同じである)。
〔形態2〕また、形態2の印刷装置は、
形態1に記載の印刷装置において、前記不良ノズル特定手段で特定される不良ノズルは、飛行曲がり現象を起こしているノズルであることを特徴とするものである。
これによって、バンディング現象の最大の要因である飛行曲がり現象を起こしている不良ノズルからインクが吐出されなくなるため、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができる。
〔形態3〕また、形態3の印刷装置は、
形態1または2に記載の印刷装置において、前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットの色が淡色系であるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、淡色系のインクが吐出されなくなるため、淡色系のインクが無駄に消費されるのを回避することができる。
また、通常の印刷媒体の色は「白色」であって、この印刷媒体の色との関係で淡色系の色は濃色系の色に比べて比較的目立ち難いことから、淡色系のインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態4〕また、形態4の印刷装置は、
形態1または2に記載の印刷装置において、前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、淡色系のインクが吐出されなくなるため、淡色系のインクが無駄に消費されるのを回避することができる。
また、通常の印刷媒体の色は「白色」であって、この印刷媒体の色との関係でライトシアン、ライトマゼンタ、イエローといった色は、ブラックやシアンなどの色に比べて比較的目立ち難いことから、これらの色のインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態5〕また、形態5の印刷装置は、
形態1または2に記載の印刷装置において、前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットの色が前記印刷媒体の色と近似するときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、印刷媒体の色と近似する色のインクが吐出されなくなるため、印刷媒体の色と近似する色のインクが無駄に消費されるのを回避することができる。
また、印刷媒体の色と近似する色のインクは、この印刷媒体の色との関係で比較的目立ち難いことから、その色のインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
ここで、「印刷媒体の色と近似する色」とは、例えば、前記形態3などのように印刷媒体の色は「白色」である場合は、ライトシアン、ライトマゼンタ、イエローなどの淡色系の色をいうものとする(以下の「印刷装置」に関する発明、「印刷プログラム」に関する発明、「印刷方法」に関する発明、「画像処理装置」に関する発明、「画像処理プログラム」に関する発明、「画像処理方法」に関する発明、ならびに「前記プログラムを記録した記録媒体」に関する発明、発明を実施するための最良の形態の欄などの記載において同じである)。
〔形態6〕また、形態6の印刷装置は、
形態1または2に記載の印刷装置において、前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットのサイズが所定サイズ以下であるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、ドットサイズが所定サイズ以下のドットを形成するためのインクが吐出されなくなるため、インクが無駄に消費されるのを回避することができる。
また、ドットサイズが所定サイズ以下のドットは、濃度が薄い部分であって比較的目立ち難いことから、そのドットを形成するためのインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態7〕また、形態7の印刷装置は、
形態1〜6のいずれかに記載の印刷装置において、
前記不良ノズル特定手段は、印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性のうち、各ノズルごとの飛行曲がり量とそのノズルが吐出するインクの色またはドットの大きさに関する情報に基づいて前記不良ノズルを特定するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、印字ヘッドを構成するノズルのうち、前記不良ノズルを的確に特定することができる。
すなわち、従来の印字ヘッドは、そのノズルの殆どが多少なりとも飛行曲がり現象などを起こしているのが通常であり、そのように飛行曲がり現象などを起こしているノズルすべてに対して、前記形態1〜5の処理を実施することは適当でないばかりでなく、正常な印刷を阻害してしまう結果となる。
従って、本形態のように各ノズルごとの飛行曲がり量とそのノズルが吐出するインクの色またはドットの大きさに関する情報に基づいて前記不良ノズルを特定することによって、処理対象とすべき不良ノズルを的確に特定することができる。
〔形態8〕また、形態8の印刷装置は、
複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドと、当該印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得手段と、M値(M≧3)の画像データを取得する画像データ取得手段と、当該画像データ取得手段で取得された画像データを構成する各画素のなかから、前記印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて飛行曲がり現象を起こしているノズルに対応する画素を特定する飛行曲がり画素特定手段と、当該飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に応じて当該画素の画素値を調整する画素値調整手段と、当該画素値調整手段で画素値が調整された画像データをN値(M>N≧2)化するN値化データ生成手段と、当該N値化データ生成手段で生成されたN値化データに基づいて各画素ごとに所定サイズのドットを設定して印刷用のデータを生成する印刷データ生成手段と、当該印刷用データ生成手段で生成された印刷用データに基づいて印刷を実行する印刷手段と、を備えたことを特徴とするものである。
これによって、飛行曲がり現象を起こしている不良ノズルが担当する画素の画素値が調整されてその画素に対応するドットが形成されなくなるため、そのドットを形成するためのインクが無駄に消費されてしまうのを回避することができる。
また、後述するようにドットが形成されなくなる画素は、印刷色が淡い領域や印刷濃度が薄い領域に位置するものであることから、ドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
ここで、本形態でいう「M値(M≧3)」とは、例えば、8ビット256階調などとして表される、いわゆる輝度や濃度に関する多値の画素値のことであり、また、「N値(M>N≧2)」とは、このようなM値(多値)のデータをある閾値に基づいてその画素値をN種類に分類する処理のことであり、また、「ドットサイズ」とは、ドットの大きさ(面積)自体の他に、ドットを打たないといったことも含む概念である(以下の「印刷装置」に関する形態、「印刷プログラム」に関する形態、「印刷方法」に関する形態、「画像処理装置」に関する形態、「画像処理プログラム」に関する形態、「画像処理方法」に関する形態、ならびに「前記プログラムを記録した記録媒体」に関する形態、発明を実施するための最良の形態の欄などの記載において同じである)。
また、この「N」の値を「N≧2」としたのは、印刷用データを生成するためには、ドットを打つか打たないかに関する2値化以上を少なくとも規定する必要があるためであり、また、「M>N」としたのは、例えば8ビット256階調の多値(M値)の画素値を元の画素値よりも少ない階調(例えば4〜8階調程度)にまとめるためである(以下の「印刷装置」に関する形態、「印刷プログラム」に関する形態、「印刷方法」に関する形態、「画像処理装置」に関する形態、「画像処理プログラム」に関する形態、「画像処理方法」に関する形態、ならびに「前記プログラムを記録した記録媒体」に関する形態、発明を実施するための最良の形態の欄などの記載において同じである)。
〔形態9〕また、形態9の印刷装置は、
形態9に記載の印刷装置において、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色が淡色系であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、飛行曲がり現象を起こしている不良ノズルが担当する画素の画素値が調整されてその画素に対応するドットが形成されなくなるため、そのドットを形成するためのインクが無駄に消費されてしまうのを回避することができる。
また、通常の印刷媒体の色は「白色」であって、この印刷媒体の色との関係でドットが形成されなくなる画素はドットの色が淡色系のものであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態10〕また、形態10の印刷装置は、
形態8に記載の印刷装置において、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、飛行曲がり現象を起こしている不良ノズルが担当する画素の画素値が調整されてその画素に対応するドットが形成されなくなるため、そのドットを形成するためのインクが無駄に消費されてしまうのを回避することができる。
また、通常の印刷媒体の色は「白色」であって、この印刷媒体の色との関係でドットが形成されなくなる画素はドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態11〕また、形態11の印刷装置は、
形態8に記載の印刷装置において、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色が前記印刷媒体の色と近似するときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、飛行曲がり現象を起こしている不良ノズルが担当する画素の画素値が調整されてその画素に対応するドットが形成されなくなるため、そのドットを形成するためのインクが無駄に消費されてしまうのを回避することができる。
また、ドットが形成されなくなる画素は、ドットの色が印刷媒体の色と近似するものであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態12〕また、形態12の印刷装置は、
形態8に記載の印刷装置において、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットのサイズが所定サイズ以下であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、飛行曲がり現象を起こしている不良ノズルが担当する画素の画素値が調整されてその画素に対応するドットが形成されなくなるため、そのドットを形成するためのインクが無駄に消費されてしまうのを回避することができる。
また、ドットが形成されなくなる画素は、ドットのサイズが所定サイズ以下のものであって、濃度が薄い領域であることからその画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態13〕また、形態13の印刷装置は、
形態8に記載の印刷装置において、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値が濃度値であって、その濃度値が所定値以下であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
すなわち、本形態は前記形態12のように画素に対応するドットの大きさを考慮することなく、その画素の濃度値が所定値以下であるときは、飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、その画素の画素値を調整するようにしたものである。
これによって、形態12などと同様に、飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されなくなってそのドットを形成するためのインクが無駄に消費されてしまうのを回避できるだけでなく、その画素のドットの大きさを考慮することなく、その画素値のみによって判断するようにしたため、より高速な処理を実現することができる。
また、ドットが形成されなくなる画素は、その濃度値が所定値以下のものであって、濃度が薄い領域であることからその画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態14〕また、形態14の印刷装置は、
形態8〜13のいずれかに記載の印刷装置において、前記画素値調整手段は、調整した画素の画素値を当該画素近の傍の画素に分配するようになっていることを特徴とするものである。
これによって前記各形態と同様に飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されなくなってそのドットを形成するためのインクが無駄に消費されてしまうのを回避できるだけでなく、分配された画素値によってその近傍画素の一部のドットサイズが変更するなどによってそのバンディング現象が軽減するケースが考えられる。
〔形態15〕また、形態15の印刷装置は、
形態8〜14のいずれかに記載の印刷装置において、前記飛行曲がり画素特定手段は、前記印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性のうち、当該画像データを構成する各画素に対応するドットを形成するノズルノズルごとの飛行曲がり量とそのノズルが吐出するインクの色またはドットの大きさに関する情報に基づいて前記飛行曲がり現象を起こしている画素を特定するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、処理対象となる画像データのうち、前記飛行曲がり現象を起こしている画素を的確に特定することができる。
〔形態16〕また、形態16の印刷装置は、
形態1〜15のいずれかに記載の印刷装置において、前記印字ヘッドは、ラインヘッド型の印字ヘッドであることを特徴とするものである。
これによって、前述したように、いわゆる1パスで印刷が終了するラインヘッド型の印字ヘッドを用いた場合に特に発生し易いバンディング現象を増大させることなく、効果的にインクの消費を節減することができる。
〔形態17〕また、形態17の印刷装置は、
形態1〜15のいずれかに記載の印刷装置において、前記印字ヘッドは、マルチパス型の印字ヘッドであることを特徴とするものである。
前述したバンディング現象は、ラインヘッド型の印字ヘッドの場合に顕著にみられるが、マルチパス型の印字ヘッドの場合でも発生する。従って、前記形態1〜10のいずれかに記載の技術をマルチパス型の印字ヘッドの場合に適用すれば、マルチパス型の印字ヘッドで発生したバンディング現象を増大させることなく、効果的にインクの消費を節減することができる。
また、マルチパス型の印字ヘッドの場合は、印字ヘッドの走査を繰り返すなどの工夫を施すことで、前記のようなバンディング現象を回避することが可能であるが、前記形態1〜11の技術を適用すれば、印字ヘッドを同じ箇所を何度も走査させる必要がなくなるため、より顕著なインク消費量削減効果を得ることが可能となる。
〔形態18〕また、前記課題を解決するために形態18の印刷プログラムは、
コンピュータを、複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得手段と、当該印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて前記印字ヘッドのノズルのうち、不良ノズルを特定する不良ノズル特定手段と、当該不良ノズル特定手段で特定された不良ノズルから吐出されるドットに応じて前記不良ノズルの使用を制限する不良ノズル制限手段と、して機能させることを特徴とするものである。
これによって形態1と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、インクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことがなくなる。
また、インクジェットプリンタなどといった現在市場に出回っている殆どの印刷装置は中央処理装置(CPU)や記憶装置(RAM、ROM)、入出力装置などからなるコンピュータシステムを備えており、そのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。
さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うことができる。
〔形態19〕また、形態19の印刷プログラムは、
形態18に記載の印刷プログラムにおいて、前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットの色が淡色系であるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態3と同様に、淡色系のインクが無駄に消費されるのを回避することができると共に、淡色系のインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態17と同様にインクジェットプリンタなどの印刷装置に標準的に備わっているそのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うことができる。
〔形態20〕また、形態20の印刷プログラムは、
形態18に記載の印刷プログラムにおいて、前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態4と同様に、ライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのインクが無駄に消費されるのを回避することができると共に、これらのインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態18と同様にインクジェットプリンタなどの印刷装置に標準的に備わっているそのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うことができる。
〔形態21〕また、形態21の印刷プログラムは、
形態18に記載の印刷プログラムにおいて、前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットの色が前記印刷媒体の色と近似するときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態5と同様に、印刷媒体の色と近似するインクが無駄に消費されるのを回避することができると共に、これらのインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態18と同様にインクジェットプリンタなどの印刷装置に標準的に備わっているそのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うことができる。
〔形態22〕また、形態22の印刷プログラムは、
形態18に記載の印刷プログラムにおいて、前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットのサイズが所定サイズ以下であるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態6と同様に、ドットのサイズが所定サイズ以下のドットを形成するためのインクが無駄に消費されるのを回避することができると共に、これらのインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態18と同様にインクジェットプリンタなどの印刷装置に標準的に備わっているそのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うことができる。
〔形態23〕また、形態23の印刷プログラムは、
形態18〜22のいずれかに記載の印刷プログラムにおいて、前記不良ノズル特定手段は、印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性のうち、各ノズルごとの飛行曲がり量とそのノズルが吐出するインクの色またはドットの大きさに関する情報に基づいて前記飛行曲がり現象を起こしている不良ノズルを特定するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、形態7と同様に印字ヘッドを構成するノズルのうち、前記飛行曲がり現象を起こしている不良ノズルを的確に特定することができる。
また、形態18と同様にインクジェットプリンタなどの印刷装置に標準的に備わっているそのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うことができる。
〔形態24〕また、形態24の印刷プログラムは、
コンピュータを、複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得手段と、M値(M≧3)の画像データを取得する画像データ取得手段と、当該画像データ取得手段で取得された画像データを構成する各画素のなかから、前記印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて飛行曲がり現象を起こしているノズルに対応する画素を特定する飛行曲がり画素特定手段と、当該飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に応じて当該画素の画素値を調整する画素値調整手段と、当該画素値調整手段で画素値が調整された画像データをN値(M>N≧2)化するN値化データ生成手段と、当該N値化データ生成手段で生成されたN値化データに基づいて各画素ごとに所定サイズのドットを設定して印刷用のデータを生成する印刷データ生成手段と、当該印刷用データ生成手段で生成された印刷用データに基づいて印刷を実行する印刷手段と、して機能をさせることを特徴とするものである。
これによって形態8と同様に、飛行曲がり現象を起こしている不良ノズルが担当する画素に対応するドットを形成するためのインクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、それらのドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態18と同様にインクジェットプリンタなどの印刷装置に標準的に備わっているそのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うことができる。
〔形態25〕また、形態25の印刷プログラムは、
形態24に記載の印刷プログラムにおいて、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色が淡色系であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態9と同様にインクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、ドットが形成されなくなる画素は、ドットの色が淡色系のものであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態18と同様にインクジェットプリンタなどの印刷装置に標準的に備わっているそのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うことができる。
〔形態26〕また、形態26の印刷プログラムは、
形態24に記載の印刷プログラムにおいて、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態10と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態18と同様にインクジェットプリンタなどの印刷装置に標準的に備わっているそのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うことができる。
〔形態27〕また、形態27の印刷プログラムは、
形態24に記載の印刷プログラムにおいて、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色が前記印刷媒体の色と近似するときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態11と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットは印刷媒体の色と近似する色であることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態18と同様にインクジェットプリンタなどの印刷装置に標準的に備わっているそのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うことができる。
〔形態28〕また、形態28の印刷プログラムは、
形態24に記載の印刷プログラムにおいて、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットのサイズが所定サイズ以下であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態12と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットはそのドットのサイズが所定サイズ以下のものであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態18と同様にインクジェットプリンタなどの印刷装置に標準的に備わっているそのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うことができる。
〔形態29〕また、形態29の印刷プログラムは、
形態24に記載の印刷プログラムにおいて、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値が濃度値であって、その濃度値が所定値以下であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、形態13と同様に、その画素のドットの大きさを考慮することなくその画素値のみによって判断するようにしたため、より高速な処理を実現することができると共に、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態18と同様にインクジェットプリンタなどの印刷装置に標準的に備わっているそのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うことができる。
〔形態30〕また、形態30の印刷プログラムは、
形態24〜29のいずれかに記載の印刷プログラムにおいて、前記画素値調整手段は、調整した画素の画素値をその近傍の画素に分配するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態14と同様に飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットを形成するためのインクが無駄に消費されてしまうのを回避できるだけでなく、分配された画素値によってその近傍画素の一部のドットサイズが変更するなどによってそのバンディング現象が軽減するケースが考えられる。
また、形態18と同様にインクジェットプリンタなどの印刷装置に標準的に備わっているそのコンピュータシステムを用いてソフトウェアによって前記各手段を実現することができるため、専用のハードウェアを作成して前記各手段を実現する場合に比べて経済的かつ容易に実現することができる。さらに、プログラムの一部を書き換えることによって機能改変や改良などによるバージョンアップも容易に行うことができる。
〔形態31〕また、形態31の印刷プログラムは、
形態24〜30のいずれかに記載の印刷プログラムにおいて、前記飛行曲がり画素特定手段は、前記印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性のうち、当該画像データを構成する各画素に対応するドットを形成するノズルノズルごとの飛行曲がり量とそのノズルが吐出するインクの色またはドットの大きさに関する情報に基づいて前記飛行曲がり現象を起こしている画素を特定するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態15と同様に、処理対象となる画像データのうち、前記飛行曲がり現象を起こしている画素を的確に特定することができる。
〔形態32〕また、形態32のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
形態24〜31のいずれかの印刷プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
これによって、CD−ROMやDVD−ROM、FD、半導体チップなどのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介して前記形態24〜31のいずれかに記載の印刷プログラムをユーザなどの需用者に対して容易かつ確実に提供することができる。
〔形態33〕また、前記課題を解決するために形態33の印刷方法は、
複数のノズルからなる印字ヘッドからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成して所定の画像を印刷させるようにした印刷方法であって、前記印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得ステップと、当該印字ヘッド特性取得ステップで取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて前記印字ヘッドのノズルのうち、不良ノズルを特定する不良ノズル特定ステップと、当該不良ノズル特定ステップで特定された不良ノズルから吐出されるドットに応じて前記不良ノズルの使用を制限する不良ノズル制限ステップと、を含むことを特徴とするものである。
これによって形態1と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、インクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことがなくなる。
〔形態34〕また、形態34の印刷方法は、
形態33に記載の印刷方法において、前記不良ノズル制限ステップは、前記不良ノズルで形成されるドットの色が淡色系であるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態3と同様に、淡色系のインクが無駄に消費されるのを回避することができると共に、淡色系のインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態35〕また、形態35の印刷方法は、
形態33に記載の印刷方法において、前記不良ノズル制限ステップは、前記不良ノズルで形成されるドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態4と同様に、ライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのインクが無駄に消費されるのを回避することができると共に、これらのインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態36〕また、形態36の印刷方法は、
形態33に記載の印刷方法において、前記不良ノズル制限ステップは、前記不良ノズルで形成されるドットの色が前記印刷媒体の色と近似するときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態5と同様に、印刷媒体の色と近似するインクが無駄に消費されるのを回避することができると共に、これらのインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態37〕また、形態37の印刷方法は、
形態33に記載の印刷方法において、前記不良ノズル制限ステップは、前記不良ノズルで形成されるドットのサイズが所定サイズ以下であるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態6と同様に、ドットのサイズが所定サイズ以下のドットを形成するためのインクが無駄に消費されるのを回避することができると共に、これらのインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態38〕また、形態38の印刷方法は、
形態33〜37のいずれかに記載の印刷方法において、前記不良ノズル特定ステップは、印字ヘッド特性取得ステップで取得された前記印字ヘッドの特性のうち、各ノズルごとの飛行曲がり量とそのノズルが吐出するインクの色またはドットの大きさに関する情報に基づいて前記不良ノズルを特定するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、形態7と同様に印字ヘッドを構成するノズルのうち、前記飛行曲がり現象を起こしている不良ノズルを的確に特定することができる。
〔形態39〕また、形態39の印刷方法は、
複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得ステップと、M値(M≧3)の画像データを取得する画像データ取得ステップと、当該画像データ取得ステップで取得された画像データを構成する各画素のなかから、前記印字ヘッド特性取得ステップで取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて飛行曲がり現象を起こしているノズルに対応する画素を特定する飛行曲がり画素特定ステップと、当該飛行曲がり画素特定ステップで特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に応じて当該画素の画素値を調整する画素値調整ステップと、当該画素値調整ステップで画素値が調整された画像データをN値(M>N≧2)化するN値化データ生成ステップと、当該N値化データ生成ステップで生成されたN値化データに基づいて各画素ごとに所定サイズのドットを設定して印刷用のデータを生成する印刷データ生成ステップと、当該印刷データ生成ステップで生成された印刷用データに基づいて印刷を実行する印刷ステップと、を含むことを特徴とするものである。
これによって形態8と同様に、飛行曲がり現象を起こしている不良ノズルが担当する画素に対応するドットを形成するためのインクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、それらのドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態40〕また、形態40の印刷方法は、
形態39に記載の印刷方法において、前記画素値調整ステップは、前記飛行曲がり画素特定ステップで特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色が淡色系であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態9と同様にインクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、ドットが形成されなくなる画素は、ドットの色が淡色系のものであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態41〕また、形態41の印刷方法は、
形態39に記載の印刷方法において、前記画素値調整ステップは、前記飛行曲がり画素特定ステップで特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態10と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態42〕また、形態42の印刷方法は、
形態39に記載の印刷方法において、前記画素値調整ステップは、前記飛行曲がり画素特定ステップで特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色が前記印刷媒体の色と近似するときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態11と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットは印刷媒体の色と近似する色であることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態43〕また、形態43の印刷方法は、
形態39に記載の印刷方法において、前記画素値調整ステップは、前記飛行曲がり画素特定ステップで特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットのサイズが所定サイズ以下であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態12と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットはそのドットのサイズが所定サイズ以下のものであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態44〕また、形態44の印刷方法は、
形態39に記載の印刷方法において、前記画素値調整ステップは、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値が濃度値であって、その濃度値が所定値以下であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、形態13と同様に、その画素のドットの大きさを考慮することなくその画素値のみによって判断するようにしたため、より高速な処理を実現することができると共に、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態45〕また、形態45の印刷方法は、
形態39〜43のいずれかに記載の印刷方法において、前記画素値調整ステップは、調整した画素の画素値をその近傍の画素に分配するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態14と同様に飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットを形成するためのインクが無駄に消費されてしまうのを回避できるだけでなく、分配された画素値によってその近傍画素の一部のドットサイズが変更するなどによってそのバンディング現象が軽減するケースが考えられる。
〔形態46〕また、形態46の印刷方法は、
形態39〜45のいずれかに記載の印刷方法において、前記飛行曲がり画素特定ステップは、前記印字ヘッド特性取得ステップで取得された前記印字ヘッドの特性のうち、当該画像データを構成する各画素に対応するドットを形成するノズルノズルごとの飛行曲がり量とそのノズルが吐出するインクの色またはドットの大きさに関する情報に基づいて前記飛行曲がり現象を起こしている画素を特定するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態15と同様に、処理対象となる画像データのうち、前記飛行曲がり現象を起こしている画素を的確に特定することができる。
〔形態47〕また、前記課題を解決するために形態47の画像処理装置は、
複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得手段と、当該印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて前記印字ヘッドのノズルのうち、不良ノズルを特定する不良ノズル特定手段と、当該不良ノズル特定手段で特定された不良ノズルから吐出されるドットに応じて前記不良ノズルの使用を制限する不良ノズル制限手段と、を備えたことを特徴とするものである。
これによって形態1と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、インクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことがなくなる。
また、各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態48〕また、形態48の画像処理装置は、
形態47に記載の画像処理装置において、前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットの色が淡色系であるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態3と同様に、淡色系のインクが無駄に消費されるのを回避することができると共に、淡色系のインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態47と同様に各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態49〕また、形態49の画像処理装置は、
形態47に記載の画像処理装置において、前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態4と同様に、ライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのインクが無駄に消費されるのを回避することができると共に、これらのインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態47と同様に各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態50〕また、形態50の画像処理装置は、
形態47に記載の画像処理装置において、前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットの色が前記印刷媒体の色と近似するときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態5と同様に、印刷媒体の色と近似するインクが無駄に消費されるのを回避することができると共に、これらのインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態47と同様に各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態51〕また、形態51の画像処理装置は、
形態47に記載の画像処理装置において、前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットのサイズが所定サイズ以下であるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態6と同様に、ドットのサイズが所定サイズ以下のドットを形成するためのインクが無駄に消費されるのを回避することができると共に、これらのインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態47と同様に各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態52〕また、形態52の画像処理装置は、
形態47〜51のいずれかに記載の画像処理装置において、前記不良ノズル特定手段は、印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性のうち、各ノズルごとの飛行曲がり量とそのノズルが吐出するインクの色またはドットの大きさに関する情報に基づいて前記不良ノズルを特定するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、形態7と同様に印字ヘッドを構成するノズルのうち、前記飛行曲がり現象を起こしている不良ノズルを的確に特定することができる。
また、形態47と同様に各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態53〕また、形態53の画像処理プログラムは、
コンピュータを、複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得手段と、当該印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて前記印字ヘッドのノズルのうち、不良ノズルを特定する不良ノズル特定手段と、当該不良ノズル特定手段で特定された不良ノズルから吐出されるドットに応じて前記不良ノズルの使用を制限する不良ノズル制限手段と、して機能させることを特徴とするものである。
これによって形態1と同様に、飛行曲がり現象などを起こしている不良ノズルが担当する画素に対応するドットを形成するためのインクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、それらのドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態47と同様に各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態54〕また、形態54の画像処理プログラムは、
形態53に記載の画像処理プログラムにおいて、前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットの色が淡色系であるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態3と同様にインクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されなくなるドットは、色が淡色系のものであることから、そのドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態47と同様に各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態55〕また、形態55の画像処理プログラムは、
形態53に記載の画像処理プログラムにおいて、前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態4と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであることから、そのドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態47と同様に各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態56〕また、形態56の画像処理プログラムは、
形態53に記載の画像処理プログラムにおいて、前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットの色が前記印刷媒体の色と近似するときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態5と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットは印刷媒体の色と近似する色であることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態47と同様に各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態57〕また、形態57の画像処理プログラムは、
形態53に記載の画像処理プログラムにおいて、前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットのサイズが所定サイズ以下であるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態6と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットはそのドットのサイズが所定サイズ以下のものであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態47と同様に各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態58〕また、形態58の画像処理プログラムは、
形態53〜57のいずれかに記載の画像処理プログラムにおいて、前記不良ノズル特定手段は、印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性のうち、各ノズルごとの飛行曲がり量とそのノズルが吐出するインクの色またはドットの大きさに関する情報に基づいて前記不良ノズルを特定するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、形態7と同様に印字ヘッドを構成するノズルのうち、前記飛行曲がり現象を起こしている不良ノズルを的確に特定することができる。
また、形態47と同様に各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって実現できる。
〔形態59〕また、形態59の画像処理方法は、
複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得ステップと、当該印字ヘッド特性取得ステップで取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて前記印字ヘッドのノズルのうち、不良ノズルを特定する不良ノズル特定ステップと、当該不良ノズル特定ステップで特定された不良ノズルから吐出されるドットに応じて前記不良ノズルの使用を制限する不良ノズル制限ステップと、を含むことを特徴とするものである。
これによって形態1と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、インクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことがなくなる。
〔形態60〕また、形態60の画像処理方法は、
形態59に記載の画像処理方法において、前記不良ノズル制限ステップは、前記不良ノズルで形成されるドットの色が淡色系であるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態3と同様に、淡色系のインクが無駄に消費されるのを回避することができると共に、淡色系のインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態61〕また、形態61の画像処理方法は、
形態59に記載の画像処理方法において、前記不良ノズル制限ステップは、前記不良ノズルで形成されるドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態4と同様に、ライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのインクが無駄に消費されるのを回避することができると共に、これらのインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態62〕また、形態62の画像処理方法は、
形態59に記載の画像処理方法において、前記不良ノズル制限ステップは、前記不良ノズルで形成されるドットの色が前記印刷媒体の色と近似するときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態5と同様に、印刷媒体の色と近似するインクが無駄に消費されるのを回避することができると共に、これらのインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態63〕また、形態63の画像処理方法は、
形態59に記載の画像処理方法において、前記不良ノズル制限ステップは、前記不良ノズルで形成されるドットのサイズが所定サイズ以下であるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態7と同様に、ドットのサイズが所定サイズ以下のドットを形成するためのインクが無駄に消費されるのを回避することができると共に、これらのインクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態64〕また、形態64の画像処理方法は、
形態59〜63のいずれかに記載の画像処理方法において、前記不良ノズル特定ステップは、印字ヘッド特性取得ステップで取得された前記印字ヘッドの特性のうち、各ノズルごとの飛行曲がり量とそのノズルが吐出するインクの色またはドットの大きさに関する情報に基づいて前記不良ノズルを特定するようになっていることを特徴とするものである。
これによって、形態8と同様に印字ヘッドを構成するノズルのうち、前記飛行曲がり現象を起こしている不良ノズルを的確に特定することができる。
〔形態65〕また、形態65の画像処理装置は、
複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得手段と、M値(M≧3)の画像データを取得する画像データ取得手段と、当該画像データ取得手段で取得された画像データを構成する各画素のなかから、前記印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて飛行曲がり現象を起こしているノズルに対応する画素を特定する飛行曲がり画素特定手段と、当該飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に応じて当該画素の画素値を調整する画素値調整手段と、当該画素値調整手段で画素値が調整された画像データをN値(M>N≧2)化するN値化データ生成手段と、当該N値化データ生成手段で生成されたN値化データに基づいて各画素ごとに所定サイズのドットを設定して印刷用のデータを生成する印刷データ生成手段と、を備えたことを特徴とするものである。
これによって形態8と同様に、飛行曲がり現象を起こしている不良ノズルが担当する画素に対応するドットを形成するためのインクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、それらのドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態66〕また、形態66の画像処理装置は、
形態65に記載の画像処理装置において、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色が淡色系であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態9と同様にインクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、ドットが形成されなくなる画素は、ドットの色が淡色系のものであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態67〕また、形態67の画像処理装置は、
形態65に記載の画像処理装置において、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態10と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態68〕また、形態68の画像処理装置は、
形態65に記載の画像処理装置において、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色が前記印刷媒体の色と近似するときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態11と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットは印刷媒体の色と近似する色であることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態69〕また、形態69の画像処理装置は、
形態65に記載の画像処理装置において、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットのサイズが所定サイズ以下であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態12と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットはそのドットのサイズが所定サイズ以下のものであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態70〕また、形態70の画像処理装置は、
形態65〜69のいずれかに記載の画像処理装置において、前記飛行曲がり画素特定ステップは、前記印字ヘッド特性取得ステップで取得された前記印字ヘッドの特性のうち、当該画像データを構成する各画素に対応するドットを形成するノズルノズルごとの飛行曲がり量とそのノズルが吐出するインクの色またはドットの大きさに関する情報に基づいて前記飛行曲がり現象を起こしている画素を特定するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態13と同様に、処理対象となる画像データのうち、前記飛行曲がり現象を起こしている画素を的確に特定することができる。
〔形態71〕また、形態71の画像処理プログラムは、
コンピュータを、複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得手段と、M値(M≧3)の画像データを取得する画像データ取得手段と、当該画像データ取得手段で取得された画像データを構成する各画素のなかから、前記印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて飛行曲がり現象を起こしているノズルに対応する画素を特定する飛行曲がり画素特定手段と、当該飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に応じて当該画素の画素値を調整する画素値調整手段と、当該画素値調整手段で画素値が調整された画像データをN値(M>N≧2)化するN値化データ生成手段と、当該N値化データ生成手段で生成されたN値化データに基づいて各画素ごとに所定サイズのドットを設定して印刷用のデータを生成する印刷データ生成手段と、して機能させることを特徴とするものである。
これによって形態8と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、インクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことがなくなる。
また、各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって容易に実現できる。
〔形態72〕また、形態72の画像処理プログラムは、
形態71に記載の画像処理プログラムにおいて、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色が淡色系であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態9と同様にインクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、ドットが形成されなくなる画素は、ドットの色が淡色系のものであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態71と同様に、各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって容易に実現できる。
〔形態73〕また、形態73の画像処理プログラムは、
形態71に記載の画像処理プログラムにおいて、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態10と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態71と同様に、各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって容易に実現できる。
〔形態74〕また、形態74の画像処理プログラムは、
形態71に記載の画像処理プログラムにおいて、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色が前記印刷媒体の色と近似するときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態11と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットは印刷媒体の色と近似する色であることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態71と同様に、各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって容易に実現できる。
〔形態75〕また、形態75の画像処理プログラムは、
形態71に記載の画像処理プログラムにおいて、前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットのサイズが所定サイズ以下であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態12と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットはそのドットのサイズが所定サイズ以下のものであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
また、形態71と同様に、各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって容易に実現できる。
〔形態76〕また、形態76の画像処理プログラムは、
形態71〜75のいずれかに記載の画像処理プログラムにおいて、前記飛行曲がり画素特定手段は、前記印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性のうち、当該画像データを構成する各画素に対応するドットを形成するノズルノズルごとの飛行曲がり量とそのノズルが吐出するインクの色またはドットの大きさに関する情報に基づいて前記飛行曲がり現象を起こしている画素を特定するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態13と同様に、処理対象となる画像データのうち、前記飛行曲がり現象を起こしている画素を的確に特定することができる。
また、形態71と同様に、各手段をソフトウェア上で実現可能となるため、汎用のパソコンなどの情報処理装置などによって容易に実現できる。
〔形態77〕また、形態76の画像処理方法は、
複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得ステップと、M値(M≧3)の画像データを取得する画像データ取得ステップと、当該画像データ取得ステップで取得された画像データを構成する各画素のなかから、前記印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて飛行曲がり現象を起こしているノズルに対応する画素を特定する飛行曲がり画素特定ステップと、当該飛行曲がり画素特定ステップで特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に応じて当該画素の画素値を調整する画素値調整ステップと、当該画素値調整ステップで画素値が調整された画像データをN値(M>N≧2)化するN値化データ生成ステップと、当該N値化データ生成ステップで生成されたN値化データに基づいて各画素ごとに所定サイズのドットを設定して印刷用のデータを生成する印刷データ生成ステップと、を含むことを特徴とするものである。
これによって形態8と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、インクの吐出を制限してもバンディング現象を増大させるようなことがなくなる。
〔形態78〕また、形態78の画像処理方法は、
形態77に記載の画像処理方法において、前記画素値調整ステップは、前記飛行曲がり画素特定ステップで特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色が淡色系であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態9と同様にインクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、ドットが形成されなくなる画素は、ドットの色が淡色系のものであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態79〕また、形態79の画像処理方法は、
形態77に記載の画像処理方法において、前記画素値調整ステップは、前記飛行曲がり画素特定ステップで特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態10と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態80〕また、形態80の画像処理方法は、
形態77に記載の画像処理方法において、前記画素値調整ステップは、前記飛行曲がり画素特定ステップで特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色が前記印刷媒体の色と近似するときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態11と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットは印刷媒体の色と近似する色であることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態81〕また、形態81の画像処理方法は、
形態77に記載の画像処理方法において、前記画素値調整ステップは、前記飛行曲がり画素特定ステップで特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットのサイズが所定サイズ以下であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態12と同様に、インクが無駄に消費されてしまうのを回避することができると共に、形成されないドットはそのドットのサイズが所定サイズ以下のものであることから、その画素のドットの形成を制限してもバンディング現象を増大させるようなことはない。
〔形態82〕また、形態82の画像処理方法は、
形態77〜81のいずれかに記載の画像処理方法において、前記飛行曲がり画素特定ステップは、前記印字ヘッド特性取得ステップで取得された前記印字ヘッドの特性のうち、当該画像データを構成する各画素に対応するドットを形成するノズルノズルごとの飛行曲がり量とそのノズルが吐出するインクの色またはドットの大きさに関する情報に基づいて前記飛行曲がり現象を起こしている画素を特定するようになっていることを特徴とするものである。
これによって形態13と同様に、処理対象となる画像データのうち、前記飛行曲がり現象を起こしている画素を的確に特定することができる。
〔形態83〕また、形態83のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
形態53〜58、71〜76のいずれかの画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
これによって、CD−ROMやDVD−ROM、FD、半導体チップなどのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介して前記形態39〜43、54〜58のいずれかに記載の画像処理プログラムをユーザなどの需用者に対して容易かつ確実に提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面を参照しながら詳述する。
図1〜図15は、本発明の印刷装置100および印刷プログラム、印刷方法、画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法、ならびにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する第1の実施の形態を示したものである。
図1は、本発明に係る印刷装置100の第1の実施の形態を示した機能ブロック図である。
図示するように、この印刷装置100は、複数のノズルを備えた印字ヘッド200と、この印字ヘッド200の特性を取得する印字ヘッド特性取得手段10と、この印字ヘッド特性取得手段10で取得された前記印字ヘッド200の特性情報に基づいてその印字ヘッド200を構成するノズルのなかの不良ノズルを特定する不良ノズル特定手段12と、この不良ノズル特定手段12で特定された不良ノズルで形成されるドットに応じてその不良ノズルの使用を制限する不良ノズル制限手段14と、印刷に供する多値(M値(M≧1))の画像データを取得する画像データ取得手段16と、この画像データ取得手段16で取得した画像データをN値(M>N≧2)化してN値化データを生成するN値化データ生成手段18と、このN値化データ生成手段18で生成したN値化データから印刷用データを生成する印刷データ生成手段20と、この印刷データ生成手段20で生成された印刷用データに基づいて印刷を実行するインクジェット方式の印刷手段22と、から主に構成されており、以下、これら各構成要素について詳述する。
先ず、本発明に適用される印字ヘッド200について説明する。
図3は、この印字ヘッド200の構造を示す部分拡大底面図、図4は、その部分拡大側面図である。
同図に示すように、この印字ヘッド200は、いわゆるラインヘッド型のプリンタに用いられる印刷用紙の紙幅方向に延びる長尺構造をしており、ブラック(K)インクを専用に吐出するノズルNが複数個(図では18個まで表示)、主走査方向に直線状に配列されたブラックノズルモジュール50と、イエロー(Y)インクを専用に吐出するノズルNが複数個、同じく主走査方向に直線状に配列されたイエローノズルモジュール51と、マゼンタ(M)インクを専用に吐出するノズルNが複数個、同じく主走査方向に直線状に配列されたマゼンタノズルモジュール52と、シアン(M)インクを専用に吐出するノズルNが複数個、同じく主走査方向に直線状に配列されたシアンノズルモジュール53と、ライトマゼンタ(LM)インクを専用に吐出するノズルNが複数個、同じく主走査方向に直線状に配列されたライトマゼンタノズルモジュール54と、ライトシアン(LM)インクを専用に吐出するノズルNが複数個、同じく主走査方向に直線状に配列されたライトシアンノズルモジュール55といった6つ(6色)のノズルモジュール50、51、52、53、54、55が印刷方向(副走査方向)に重なるように一体的に配列して構成されている。なお、モノクロを目的とする印字ヘッドの場合は、ブラック(K)ノズルモジュールのみ、また、さらに高画質な画像をターゲットとする印字ヘッドの場合は、グレーノズルモジュールやブルーノズルモジュール、レッドノズルモジュールなどを加えた7色や8色のノズルモジュールを備えたものもある。
そして、図4は、例えばこれら6つのノズルモジュール50、51、52、53、54、55のなかの1つであるブラックノズルモジュール50を側面から示したものであり、左から6番目のノズルN6が飛行曲がり現象を起こしてそのノズルN6からインクが斜め方向に吐出されてその隣りの正常なノズルN7の近傍にドットが印字(インク着弾)されてしまっている状態を示している。
従って、このブラックノズルモジュール50を用いて印刷を実行すると、図5に示すように飛行曲がりを発生していない状態では、いずれのドットも規定の印字位置に印字されるのに対し(理想的なドットパターン)、図6に示すように例えば左から6番目のノズルN6が飛行曲がり現象を起こしていると、そのドット印字位置が目的とする印字位置から距離aだけその隣りの正常なノズルN7側にずれて印字されてそのノズルN6近傍のライン上にバンディング現象が発生する結果となる。
次に、印字ヘッド特性取得手段10は、この印字ヘッド200の特性を取得する機能を提供するものであり、より具体的には、前述した図6に示すように印字ヘッド200に飛行曲がり現象が発生しているか否か、および飛行曲がり現象が発生している場合は、その飛行曲がり現象を引き起こしている異常ノズルNがどれであるか、さらにその飛行曲がり現象によるドット印字位置のずれ量はどの程度かなどに関する具体的な情報を取得して特定する機能を発揮するようになっている。
すなわち、図1に示すようにこの印字ヘッド特性取得手段10には、さらに印字ヘッド特性記憶部24、または印字ヘッド特性検出部26が備えられており、この印字ヘッド特性記憶部24に予め記憶された前記印字ヘッド200の特性情報を読み出してきたり、あるいは印字ヘッド特性検出部26で検出された前記印字ヘッド200の特性情報を読み出すことで必要な時期に前記印字ヘッド200の特性情報を容易に取得できるようになっている。
ここで印字ヘッド特性記憶部24は、例えば、前記印字ヘッド200の製造時、あるい印刷装置100(印刷手段22)への組み込み時などに行われた印字ヘッド特性試験結果を書き込んだ読み出し自在なROMやRAMなどの記憶手段から構成され、また、印字ヘッド特性検出部26は、使用後にその印字ヘッド200の特性が変化した場合に対応するために定期的にあるいは所定の時期にスキャナ手段などの光学的印刷結果読み取り手段など利用してその印字ヘッド200による印刷結果からその印字ヘッド200の特性を検査してその検査結果を前記印字ヘッド特性記憶部24のデータと共に、あるいはそのデータに上書きなどして保存するようになっている。なお、この印字ヘッド200の特性は、製造段階である程度固定されてしまい、インク詰まりなどによる吐出不良を除けば製造後に変化することは比較的稀であると考えられている。
図8は、この印字ヘッド特性取得手段10によって取得された印字ヘッド200の飛行曲がり情報に関する印字ヘッド特性情報を示した飛行曲がり情報テーブル300Aの一例であり、各ノズルモジュール50、51、52、53、54、55ごとに、それぞれ「1440」個のノズルを備えた印字ヘッド200のある1つのノズルモジュールを構成する各ノズルごとの飛行曲がり量を記録したものである。
例えば、ノズル番号「1」のノズルの飛行曲がり量は「0μm(計測限界以下)」であるのに対し、ノズル番号「2」のノズルは、ノズルの配列方向(主走査方向)上流側(あるいは下流側)に「(−)1μm」分、また、ノズル番号3のノズルは、その反対方向に「(+)1μm」分、それぞれドットの印字位置が正規の印字位置よりもずれていることを示している。なお、この飛行曲がり現象は、ノズルの配列方向(主走査方向)だけでなく、印刷方向(副走査方向)にも発生するが、印刷方向(副走査方向)の飛行曲がりによるバンディング現象は、殆ど画質には影響しないため、図の例では、印刷方向(副走査方向)の飛行曲がりは考慮せず、ノズルの配列方向(主走査方向)に対する飛行曲がり量のみを示している。
次に、不良ノズル特定手段12は、この印字ヘッド特性取得手段10で取得された前記印字ヘッド200の特性情報に基づいてその印字ヘッド200のノズルモジュール50、51、52、53、54、55を構成するノズルのうち、バンディング現象に大きな影響を与える飛行曲がり現象を起こしている不良ノズルを特定する機能を提供するようになっている。
例えば、図8の例では、ノズル番号「4」のノズルと、ノズル番号「1439」のノズルの飛行曲がり量がそれぞれ他のノズルのそれに比べて大きな値(+5μm)を示していることから、図8の例では、このノズル番号「4」のノズルとノズル番号「1439」のノズルがそれぞれ不良ノズルとして特定されることになる。
不良ノズル制限手段14は、この不良ノズル特定手段12で特定された不良ノズルから吐出されるドットの色、すなわち、インク色に応じてそれら各不良ノズルの使用を制限する機能を提供するようになっている。
具体的には、前述したように6つのノズルモジュール50、51、52、53、54、55のすべての不良ノズルではなく、それらの不良ノズルのうち、印刷用紙の色(白色)と近似する淡色系のインクである「イエロー」、「ライトマゼンタ」、「ライトシアン」をそれぞれ担当するイエローノズルモジュール51と、ライトマゼンタノズルモジュール54と、ライトシアンノズルモジュール55の各不良ノズルを対象とし、それらの淡色系インクモジュールのなかの不良ノズルからのインクが吐出されないように前記印刷手段22の図示しない印字ヘッドコントローラなどを制御するようになっている。
次に、画像データ取得手段16は、この印刷装置100と繋がったパソコン(PC)やプリンタサーバなどの印刷指示装置(図示せず)から送られてくる印刷に供する多値(M値)のカラー画像データをネットワークなどを介して取得したり、あるいは図示しないスキャナやCD−ROMドライブなどの画像(データ)読込装置などから直接読み込んで取得する機能を提供するようになっており、さらに取得した多値のカラー画像データが多値のRGBデータ、例えば1画素あたり各色(R、G、B)ごとの階調(輝度値)が8ビット、256階調(0〜255)で表現される画像データであれば、これを色変換処理して前記印字ヘッド200の各インクに対応する多値のCMYK(4色の場合)データに変換する機能も同時に発揮するようになっている。
N値化データ生成手段18は、この画像データ取得手段16で取得された画像データをN値化してN値の画像データを生成する機能を提供するようになっている。
具体的には、前記画像データ取得手段16で取得された画像データのそれぞれの画素の画素値(濃度値)が8ビット、256階調で特定されており、これを階調:N=4として4値化する場合は、図7のドット・階調変換テーブル300Dに示すように、3つの閾値を用いてそれぞれの画素の画素値を4つに分類するようになっている。
図7のドット・階調変換テーブル300Dの右欄は、多値の画素値を階調:N=4として4値化する場合の閾値とそれぞれの画素値との関係を示したものである。
すなわち、このドット・階調変換テーブル300Dによれば、多値の画像データのそれぞれの画素の画素値(輝度値)が8ビット(0〜255)で特定される場合、「42(第1閾値)」、「126(第2閾値)」、「210(第3閾値)」といった3つの閾値を用い、画素値が「0〜42」の場合は、N=1(濃度「0」)、画素値が「43〜126」の場合は、N=2(濃度「84」)、画素値が「127〜210」の場合は、N=3(濃度「168」)、画素値が「211〜255」の場合は、N=4(濃度「255」)として4値化するようになっている。
そして、印刷データ生成手段20は、このようにして各画素ごとにN値化されたN値化データの各画素ごとに、対応するドットを設定してインクジェット方式の印刷手段22において利用される印刷用データを生成する機能を提供するようになっている。
図7のドット・階調変換テーブル300Dの左欄は、この印刷データ生成手段20で行われるN値化データの各画素の画素値とドットサイズとの関係を示した参照図である。
図の例では、「階調:N=4」の4値化とし、画素値として「濃度値」を選択した場合、「N=1」の場合のドットサイズは「ドットなし」、「N=2」の場合のドットサイズは、ドットの面積が最も小さい「小ドット」、「N=3」の場合のドットサイズは、小ドットよりやや大きい「中ドット」、「N=4」の場合のドットサイズは、ドットの面積が最も広い「大ドット」にそれぞれ変換されるようになっている。なお、この画素値として「輝度値」を採用する場合は、この「濃度値」とは逆の関係のドットにそれぞれ変換されるようになっている。
印刷手段22は、印刷媒体(用紙)Sまたは印字ヘッド200の一方、あるいは双方を移動させながら前記印字ヘッド200に形成された前記ノズルモジュール50、51、52、53、54、55からインクをそれぞれドット状に噴射して前記印刷媒体S上に多数のドットからなる所定の画像を形成するようにしたインクジェット方式のプリンタであり、前述した印字ヘッド200の他に、この印字ヘッド200を印刷媒体S上をその幅方向に往復移動させる図示しない印字ヘッド送り機構(マルチパス型の場合)、前記印刷媒体Sを移動させるための図示しない紙送り機構、前記印刷用データに基づいて印字ヘッド200のインクの吐出を制御する図示しない印字ヘッドコントローラ機構などの公知の構成要素から構成されている。
ここで、この印刷装置100は、印刷のための各種制御や印字ヘッド特性取得手段10、前記不良ノズル特定手段12、不良ノズル制限手段14、画像データ取得手段16、N値化データ生成手段18、印刷データ生成手段20、印刷手段22などをソフトウェア上で実現するためのコンピュータシステムを備えており、そのハードウェア構成は、図2に示すように、各種制御や演算処理を担う中央演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)60と、主記憶装置(Main Storage)を構成するRAM(Random Access Memory)62と、読み出し専用の記憶装置であるROM(Read Only Memory)64との間をPCI(Peripheral Component Interconnect)バスやISA(Industrial Standard Architecture)バス等からなる各種内外バス68で接続すると共に、このバス68に入出力インターフェース(I/F)66を介して、HDD(Hard Disk Drive)などの外部記憶装置(Secondary Storage)70や、印刷手段22やCRT、LCDモニター等の出力装置72、操作パネルやマウス、キーボード、スキャナなどの入力装置74、および図示しない印刷指示装置などと通信するためのネットワークLなどを接続したものである。
そして、電源を投入すると、ROM64等に記憶されたBIOS等のシステムプログラムが、ROM64に予め記憶された各種専用のコンピュータプログラム、あるいは、CD−ROMやDVD−ROM、フレキシブルディスク(FD)などの記憶媒体を介して、またはインターネットなどの通信ネットワークLを介して記憶装置70にインストールされた各種専用のコンピュータプログラムを同じくRAM62にロードし、そのRAM62にロードされたプログラムに記述された命令に従ってCPU60が各種リソースを駆使して所定の制御および演算処理を行うことで前述したような各手段の各機能をソフトウェア上で実現できるようになっている。
次に、このような構成をした印刷装置100を用いた印刷処理の流れの一例を図11のフローチャート図を主に参照しながら説明する。
図7のフローチャート図に示すように、先ずこの印刷装置100は、電源投入後、印刷処理のための所定の初期動作が終了したならば、最初のステップS100に移行して、パソコンやプリンタサーバなどの図示しない印刷指示端末が接続されている場合は、前記画像データ取得手段10がその印刷指示端末から明示的な印刷指示があるかどうかを監視し、印刷指示があったと判断したとき(Yes)は、次のステップS102に移行してその印刷指示端末から印刷指示と共に、印刷対象となる多値(M値)の画像データが送られてきたかどうかを判断する。
この結果、所定時間経っても所定の画像データが送られてこないと判断したとき(No)は、そのまま処理を終了することになるが、所定時間内に所定の画像データが送られてきたと判断したとき(Yes)は、次のステップ104およびステップS102にそれぞれ移行する。
ステップS104では、送られてきた画像データを前記N値化データ生成手段14によってN値化して図7に示したように4値のN値化データを生成する。なお、このとき前記画像データ取得手段16で取得した画像データが多値のRGBデータであるときは、前述したようにこれを所定の変換アルゴリズムに基づいて使用インクに対応した多値のCMYK(ライトマゼンタおよびライトシアンを含む)データに変換してから、その多値のCMYKデータをN値化処理することになる。
次に、このようにして所定のN値化データが生成されたならば、次のステップS106に移行して図7に示すようにそれぞれの画素ごとに対応するサイズのドットを割り当てて印刷データを生成した後、最後のステップS114に移行する。
一方、ステップ108側においては、印字ヘッド特性取得手段10によって対象となる印字ヘッド200に関する特性情報を取得したならば、次のステップS110に移行して不良ノズル特定手段12によってその印字ヘッド200を構成するノズルのうち、飛行曲がり量が一定量を超えるすべての不良ノズルを特定する。
前述したような図8の例では、飛行曲がり量が他のノズルに比べて極めて大きい、ノズル番号「4」のノズルと、ノズル番号「1439」のノズルとがそれぞれ不良ノズルとして特定される。
そして、このようにして不良ノズルのすべてが特定されたならば、次のステップS112に移行して、不良ノズル制限手段14によってそれらすべての不良ノズルのうち、淡色系のインクを吐出して淡色系のドットを形成する不良ノズルを選択すると共に、その使用を制限してその不良ノズルからインクが吐出されないように前記印刷手段22(の印字ヘッドコントローラ)を制御する。
すなわち、本実施の形態のように、「ブラック」、「イエロー」、「マゼンタ」、「シアン」、「ライトマゼンタ」、「ライトシアン」といった6色のインクが使用可能な印字ヘッド200の場合は、このうち「イエロー」、「ライトマゼンタ」、「ライトシアン」といった3色のインクを吐出する不良ノズルの使用が制限されることになる。
そして、このようにして使用が制限されるノズルが決定されたならば、最後のステップS114に移行して、その一部の不良ノズルの使用が制限された印字ヘッド200を用いて前記ステップS106で生成された印刷データに基づいて印刷を実行することになる。
この結果、バンディング現象を招く飛行曲がり現象を起こしている不良ノズルのうち、印刷用紙の色(白色)と近似する淡色系の不良ノズルからは一切インクが吐出されなくなるため、それらの淡色系のインクが無駄に消費されてしまうのを回避することができる。
また、インクの吐出が制限される不良ノズルは、印刷用紙の色(白色)と近似する淡色系の不良ノズルであることから、インクの吐出を制限してもその処理結果が殆ど目立たない(目視によっては容易に認識できない)ことから、その部分のバンディング現象を増大させるようなこともない。
なお、本実施の形態では、不良ノズル制限手段14におけるインクの吐出を制限する不良ノズルの特定方法として、飛行曲がり現象の有無だけでなく、その飛行曲がり量を「考慮して判断するようにしたが、この飛行曲がり量に代えて、あるいはこの飛行曲がり量に加えて、図9ならびに図1破線矢印Aに示すように各不良ノズルの濃度値のバラツキも加味して判断するようにしても良い。
例えば、図9の例では、いずれのノズルも濃度値「100」のドットを印字する指令が出ているにもかかわらず、規定値通りの濃度値のドットを印字しているのは、ノズル番号「1440」のノズルだけとなっており、ノズル番号「3」のノズルやノズル番号「1443」のノズルに至っては、規定の濃度値(100)よりも10%も濃度値が大きくなってしまっている。
従って、図9の例では、不良ノズル特定手段12によって特定された不良ノズルのなかに、これらの濃度値が大幅にずれているノズルが含まれている場合には、このノズルの使用を制限するようにすれば、バンディング現象を増大させることなく、さらにインクの消費量を効果的に削減することが可能となる。また、そのノズルに対応するドットの大きさを判断する必要もないため、処理が容易となる。
また、本実施の形態と変形例として、図12のフローチャート図に示すように、インクの色(ドット色)に代えて、あるいはインクの色に加えて図1の破線矢印Bに示すように前記印刷データ生成手段20で生成された印刷データのドットサイズに基づいて使用を制限するノズルを決定するようにしても良い。
すなわち、前記図11に示す処理の流れと同様に、ステップS104およびステップ106において印刷データが生成されると共に、ステップS108、ステップS110において対象となる印字ヘッド200のすべての不良ノズルが特定されたならば、ステップS113に移行してそれらすべての不良ノズルのうち、使用を制限する不良ノズルを決定する不良ノズル制限処理を実施する。
このステップS113における不良ノズル制限処理は、その不良ノズルで形成されるすべてのドットのサイズを特定し、そのドットサイズが例えば「小ドット」のときに、そのノズルの使用を制限する。
図10は、各ノズルとそのノズルで印字されるドットサイズとの関係を示したドットサイズ記録テーブル300Cである。
図の例では、ノズル番号「5」のノズルと、ノズル番号「1439」のノズルのドットサイズがそれぞれ「小ドット」であることから、前記不良ノズル特定処理で特定されたすべての不良ノズルのいずれかが、ノズル番号「5」のノズルとノズル番号「1439」のノズルが該当する場合は、これらのノズルの使用が制限されることになる。
これによって、画像データ中の濃度が薄い領域、すなわち、印刷用紙の色(白色)と近似する領域で発生するバンディング現象に関与するインクの消費が節約できると共に、印刷用紙の色(白色)と近似する領域であることから、バンディング現象を増大させることもない。
ここで、前記のように1つの印刷物においてドットサイズを打ち分ける技術自体は、従来公知の技術であり、特に印刷速度と印刷画質を高いバランスで実現する印刷物を得る際に多用されている技術である。つまり、ドットサイズを小さくすることによって高画質が得られる一方、ドットサイズを小さくすると機械精度に高度な性能が要求され、また、小さなドットでベタ画像を形成するためには多くのドットを打つ必要がある。そこで、高詳細な画像部分はドットサイズを小さくし、ベタ画像部分はドットサイズを大きくするなどといったドットサイズ打ち分け技術を利用することによって印刷速度と画質を高いバランスで実現するものである。
なお、このようにドットサイズの打ち分けを実現する技術的方法としては、例えば、印字ヘッドにピエゾ素子(piezo actuator)を使用した方式の場合は、そのピエゾ素子に加える電圧を変えてインクの吐出量をコントロールすることで容易に実現可能となっている。
また、本発明および通常の印字ヘッド200によって打ち分けられるドットのサイズとしては、図13に示すように、「大ドット」、「中ドット」、「小ドット」、「ドットなし」の4パターンが一般的であり、その面積比も例えば、サイズ「小」のドットを「1」としたときに、「中」ドットは「2(倍)」、「大」ドットは「3(倍)」となっているが、そのドットサイズの種類は、これに限定されるものでなく、「ドットなし」以外に少なくとも2パターンあれば良く、そのパターンは多いほど好ましい。
また、図11および図12のステップS104におけるN値化処理に際しては、誤差拡散処理やディザ法などの公知の中間調化技法を併用すれば、より高画質な印刷物を得ることができる。
また、本実施の形態における、印字ヘッド200および印字ヘッド特性取得手段10は、前記課題を解決するための手段の欄に記載した形態1などの印刷装置における印字ヘッドおよび印字ヘッド特性取得手段にそれぞれ対応し、不良ノズル特定手段12、不良ノズル制限手段14も、それぞれ形態1などの印刷装置における不良ノズル特定手段、不良ノズル制限手段に対応する。
また、本発明の特徴は、既存の印字ヘッド200および印刷手段22や、画像データの取得から印刷データの生成に至るまでの一連の処理そのものには殆ど手を加えることなく、その印字ヘッド特性から不良ノズルを特定してその不良ノズルの一部あるいは全部の使用を制限するようにしたため、印字ヘッド200や印刷手段22ならびにデータ処理手段として特に専用のものを用意する必要はなく、従来から既存のインクジェット方式の印字ヘッド200や印刷手段22、ならびにデータ処理手段をそのまま活用することが可能である。
従って、本発明の印刷装置100から印字ヘッド200と印刷手段22とを分離すれば、その機能はパソコンなどの汎用の情報処理装置(画像処理装置)のみで実現することも可能となり、さらに、画像データ取得手段16やN値化データ生成手段18、印刷データ生成手段などのデータ処理手段も切り離して他の情報処理装置に委ねれば、より高速な処理が実現可能となる。
また、本発明は飛行曲がり現象のみならず、インクの吐出方向は垂直(正常)であるもののノズルの形成位置が正規の位置よりもずれている結果、形成されるドットが飛行曲がり現象と同じ結果となる場合にも全く同様に適用できることは勿論である。
また、不良ノズルとして使用が制限されない場合には、その近傍のドットサイズを変更するなどの公知のバンディング回避手法を併用しても良いことは勿論である。
また、本発明の印刷装置100は、ラインヘッド型のインクジェットプリンタのみならず、マルチパス型のインクジェットプリンタにも適用可能であり、ラインヘッド型のインクジェットプリンタであれば、不良ノズルに相当する1ライン分まるごとインクを節約することが可能となり、また、マルチパス型のインクジェットプリンタであれば、往復動作回数分だけインクを節約できるため、より顕著な効果を得ることができる。
図13は、ラインヘッド型のインクジェットプリンタとマルチパス型のインクジェットプリンタとによるそれぞれの印刷方式を示したものである。
同図(A)に示すように、矩形状の印刷用紙Pの幅方向を画像データの主走査方向、長手方向を画像データの副走査方向とした場合、ラインヘッド型のインクジェットプリンタでは、同図(B)に示すように、印字ヘッド200がその印刷用紙Sの紙幅分の長さを有しており、この印字ヘッド200を固定し、この印字ヘッド200に対して前記印刷用紙Sを副走査方向に移動させることでいわゆる1パス(動作)で印刷を完了するようにしている。なお、いわゆるフラットベット式のスキャナのように印刷用紙Sを固定し、印字ヘッド200側をその副走査方向に移動させたり、あるいは両方をそれぞれ反対方向に移動させながら印刷を行うことも場合も可能である。これに対し、マルチパス型のインクジェットプリンタは、同図(C)に示すように、紙幅分の長さに比べてはるかに短い印字ヘッド200を主走査方向と直交する方向に位置させ、これを主走査方向に何度も往復動させながら印刷用紙Sを所定のピッチずつ副走査方向に移動させることで印刷を実行するようにしている。従って、後者のマルチパス型のインクジェットプリンタの場合は、前者のラインヘッド型のインクジェットプリンタに比べて印刷時間がかかるといった欠点がある反面、往復動の回数分だけインクを節約することができるため、より顕著な効果を得ることができる。
また、本実施の形態ではインクをドット状に吐出して印刷を行うインクジェットプリンタを例に説明したが、本発明は、印字機構がライン状に並んだ形態の印字ヘッドを用いた他の印刷装置、例えば熱転写プリンタまたは感熱式プリンタなどと称されるサーマルヘッドプリンタについても適用可能である。
また、図3では、印字ヘッド200の各色ごとに設けられた各ノズルモジュール50、51、52、53、54、55は、その印字ヘッド200の長手方向に直線状にノズルNが連続した形態となっているが、図14に示すように、これら各ノズルモジュール50、51、52、53、54、55をそれぞれ複数の短尺のノズルユニット50a、50b、…50nで構成し、これらをそれぞれ印字ヘッド200の移動方向の前後に配列するように構成しても良い。
特に、このように各ノズルモジュール50、51、52、53、54、55ごとに複数の短尺のノズルユニット50a、50b、…50nで構成すれば、長尺のノズルユニットで構成する場合に比べて大幅に歩留まりが向上する。
また、前述した本発明の印刷装置100を実現するための、各手段は既存の殆どの印刷装置に組み込まれたコンピュータシステムを用いたソフトウェア上で実現することが可能であり、そのコンピュータプログラムは、予め半導体ROMに記憶させた状態で製品中に組み込んだり、インターネットなどのネットワークを介して配信する他、図15に示すようにCD−ROMやDVD−ROM、FDなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体Rを介することによって所望するユーザなどに対して容易に提供することが可能となる。
次に、図16および図17は、本発明の印刷装置100および印刷プログラム、印刷方法、画像処理装置、画像処理プログラム、画像処理方法に関する第2の実施の形態を示したものである。
図16は、本発明に係る印刷装置100の第2の実施の形態を示す機能ブロック図である。
図示するように、この印刷装置100は、複数のノズルを備えた印字ヘッド200と、この印字ヘッド200の特性を取得する印字ヘッド特性取得手段10と、印刷に供する画像データを取得する画像データ取得手段12と、この画像データ取得手段12で取得された画像データを構成する各画素のなかから、前記印字ヘッド特性取得手段10で取得された前記印字ヘッド200の特性に基づいて飛行曲がり現象を起こしているノズルに対応する画素を特定する飛行曲がり画素特定手段15と、この飛行曲がり画素特定手段15で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に応じてその画素値を調整する画素値調整手段17と、この画素値調整手段17で画素値が調整された画像データをN値(M>N≧2)化するN値化データ生成手段18と、このN値化データ生成手段18で生成したN値化データから印刷用データを生成する印刷データ生成手段20と、この印刷データ生成手段20で生成された印刷用データに基づいて印刷を実行するインクジェット方式の印刷手段22と、から主に構成されている。
このうち、印字ヘッド200と印字ヘッド特性取得手段10、画像データ取得手段16、N値化データ生成手段18、印刷データ生成手段20、印刷手段22の構成およびその機能は、前記第1の実施の形態における印刷装置100と同様であるため、その説明は割愛し、主に飛行曲がり画素特定手段15および画素値調整手段17について説明する。
先ず、飛行曲がり画素特定手段18は、この画像データ取得手段16で取得された画像データを構成する各画素のなかから、前記印字ヘッド特性取得手段10で取得された前記印字ヘッド200の特性に基づいて飛行曲がり現象を起こしているノズルに対応する画素を特定する機能を提供するものであり、例えば、図4および図6の例でいえば、飛行曲がり現象を起こしているノズルN6によって形成される各ドットに対応する各々の画素が、この飛行曲がり画素特定手段15によって、いわゆる「飛行曲がり画素」として特定されるようになっている。
なお、前述したように印字ヘッドを構成するノズルの殆どは多少なりとも飛行曲がりを起こしているのが通常であることから、その飛行曲がり量に所定の閾値を設け、その閾値を超えたノズルに対応する画素のみを「飛行曲がり画素」として特定するようにしても良い。
次に、画素値調整手段16は、後に詳述するがこのようにして飛行曲がり画素特定手段15で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素のうち、前述したように淡色系のドットに相当する画素の画素値を調整する機能を提供するものであり、具体的には、N値化データ生成手段18および印刷データ生成手段20によって元の画素値を、実際にドットが印字されない画素値に変更する機能を提供するようになっている。
例えば、飛行曲がり画素に相当するドットが、「イエロー」、「ライトマゼンタ」、「ライトシアン」といった淡色系のインクのいずれかで形成される場合、図7のドット・階調変換テーブル300Dによれば、その画素値が第1閾値以上である「43」以上であると、N=「2」以上にN値化が行われて「小ドット」以上のドットが形成されることから、その画素値を「43」以下、あるいは「0(ゼロ)」に調整するようになっている。
すなわち、本実施の形態は、前記実施の形態のように飛行曲がり現象を起こしている印字ヘッド200のノズルの吐出をコントロールするのではなく、印字ヘッド特性情報に基づいて画像データ中の飛行曲がり画素を特定し、その画素値自体を調整することによってインクの吐出を制限するようにしたものである。
図17は、本実施の形態に係る印刷処理の流れの一例を示したフローチャート図であり、この図を主に参照しながら本実施の形態を説明する。なお、特に明記しない限り、その他の前提や構成は前記第1の実施の形態と同様である。
図示するように、先ずこの印刷装置100は、電源投入後、印刷処理のための所定の初期動作が終了したならば、最初のステップS200に移行して、パソコンなどの印刷指示端末が接続されている場合は、前記画像データ取得手段16がその印刷指示端末から明示的な印刷指示があるかどうかを監視し、印刷指示があったと判断したとき(Yes)は、次のステップS202に移行してその印刷指示端末から印刷指示と共に、印刷処理対象となる画像データが送られてきたかどうかを判断する。
この結果、対象となる画像データが送られてこないと判断したとき(No)は、そのまま処理を終了することになるが、その画像データが送られてきたと判断したとき(Yes)は、次のステップ204に移行し、印字ヘッド特性取得手段10によって対象となる印字ヘッド200に関する印字ヘッド特性情報を取得する。
その後、次のステップS206に移行して取得した印字ヘッド特性情報に基づいて画像データを構成する画素のなかから閾値以上の飛行曲がり現象を起こしているノズルによってドットが印字される画素のすべてを検出すると共に、検出した画素のなかから「イエロー」、「ライトマゼンタ」、「ライトシアン」といった淡色系のインクでドットが形成される画素を特定する。
例えば、印字ヘッド200を構成する全ノズルのうち、5%に閾値以上のノズルに飛行曲がり現象がみられ、その不良ノズルに対応する画素に相当するドットのうち、約40%が淡色系のものである場合、全画素数×0.05×0.4の画素が飛行曲がり画素として特定されることになる。
そして、このようにして画像データを構成する全画素のなかから対象となる飛行曲がり画素が特定されたならば、次のステップS208に移行して画素値調整手段17によって、その飛行曲がり画素の画素値を実際にドットが形成されない画素値に調整する。
例えば、前述したように図7のドット・階調変換テーブル300Dによれば、その画素値が第1閾値以上である「43」以上であると、N=「2」以上にN値化が行われて「小ドット」以上のドットが割り振られることになることからその画素値を「43」以下、あるいは「0(ゼロ)」に調整することになる。
この結果、次のステップS210において、それら画素値が調整された画素のすべてが「1」にN値化処理されると共に、次のステップS212においてN値「1」に相当する「ドットなし」の印刷データが生成されることになる。
そして、最後の印刷処理において、このように画素値が調整された印刷データを用いて印刷を実行すると、その画素値が調整された画素に相当するドットが形成されなくなるため、前記第1の実施の形態と同様に、その分だけ淡色系のインクが無駄に消費されてしまうのを回避することができる。
また、インクの吐出が制限される不良ノズルは、印刷用紙の色(白色)と近似する淡色系の不良ノズルであることから、インクの吐出を制限してもその処理結果が殆ど目立たなって(目視によっては容易に認識できない)、その部分のバンディング現象を増大させるようなこともない。
なお、本実施の形態では、画素値調整手段16におけるインクの吐出を制限する不良ノズルの特定方法として飛行曲がりの有無だけでなく、その飛行曲がり量を考慮して判断するようにしたが、この飛行曲がり量に代えて、あるいはこの飛行曲がり量に加えて第1の実施の形態のように各不良ノズルの濃度値のバラツキやドットサイズなども加味して判断するようにしても良い。
これによって第1の実施の形態と同様に、画像データ中の濃度が薄い領域、すなわち印刷用紙の色(白色)と近似する領域で発生するバンディング現象に関与するインクの消費が節約できると共に、印刷用紙の色(白色)と近似する領域であることから、バンディング現象を増大させることもない。
また、画素値が輝度値である場合の画素値調整は、濃度値の場合と反対であり、この場合は、画素値を第1の閾値以上、あるいは飽和(255)させることでドットの形成を省略することになる。
また、本実施の形態では、ドットを形成しない飛行曲がり画素の画素値を調整するに際して単にその飛行曲がり画素の画素値を調整(増加または減少)するようにしたが、調整によって発生した画素値をその近傍の画素値に加えるようにすれば、その画素値が加えられた画素の画素値が変化することにより、その一部の画素のドットサイズが増大してその部分のバンディング現象低減効果も同時に発揮することが可能となる。すなわちドットの形成を制限すると、その分印刷用紙の地色の露出面積が増大することになるが、その近傍のドットサイズが増大することによって、インク節約効果はやや低下するものの、そのドットサイズ増加分だけ、印刷用紙の地色の露出面積が減少してバンディング現象を低減することが可能となる。
また、本実施の形態においても前記第1の実施の形態と同様に、従来から既存のインクジェット方式の印字ヘッド200や印刷手段22などをそのまま活用することができる。
従って、図16の構成から印字ヘッド200と印刷手段22などを分離すれば、その機能はパソコンなどの汎用の情報処理装置(画像処理装置)のみで実現することも可能となる。
また、本発明は飛行曲がり現象のみならず、インクの吐出方向は垂直(正常)であるもののノズルの形成位置が正規の位置よりもずれている結果、形成されるドットが飛行曲がり現象と同じ結果となる場合にも全く同様に適用できることは勿論である。
また、本実施の形態も、ラインヘッド型のインクジェットプリンタのみならず、マルチパス型のインクジェットプリンタにも適用可能である。
また、本実施の形態における、印字ヘッド200および印字ヘッド特性取得手段10は、前記課題を解決するための手段の欄に記載した形態7などの印刷装置における印字ヘッドおよび印字ヘッド取得手段にそれぞれ対応し、画像データ取得手段16、飛行曲がり画素特定手段15、画素値調整手段17、N値化データ生成手段18、印刷データ生成手段20、印刷手段22は、同様に形態7などの印刷装置における画像データ取得手段、飛行曲がり画素特定手段、画素値調整手段、N値化データ生成手段、印刷データ生成手段、印刷手段に対応する。
本発明に係る印刷装置の第1の実施の形態を示す機能ブロック図である。 本発明に係る印刷装置を実現するコンピュータシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明に係る印字ヘッドの構造を示す部分拡大底面図である。 本発明に係る印字ヘッドの構造を示す部分拡大側面図である。 飛行曲がり現象が発生しない理想的なドットパターンの一例を示す概念図である。 1つのノズルの飛行曲がり現象によって形成されるドットパターンの一例を示す概念図である。 画素値とN値およびN値とドットサイズとの関係を示した変換テーブルの一例を示す図である。 ノズル番号と飛行曲がり量との関係を示した飛行曲がり量テーブルの一例を示す図である。 ノズル番号と濃度値との関係を示した飛行曲がり量テーブルの一例を示す図である。 ノズル番号とドットサイズとの関係を示した飛行曲がり量テーブルの一例を示す図である。 第1の実施の形態に係る処理の流れの一例を示すフローチャート図である。 第1の実施の形態に係る処理の流れの一例を示すフローチャート図である。 マルチパス型のインクジェットプリンタとラインヘッド型のインクジェットプリンタとによる印刷方式の違いを示す説明図である。 印字ヘッドの構造の他の例を示す概念図である。 本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の一例を示す概念図である。 本発明に係る印刷装置の第1の実施の形態を示す機能ブロック図である。 第2の実施の形態に係る処理の流れの一例を示すフローチャート図である。
符号の説明
100…印刷装置、200…印字ヘッド、10…印字ヘッド特性取得手段、12…不良ノズル特定手段、14…不良ノズル制限手段、15…飛行曲がり画素特定手段、16…画像データ取得手段、17…画素値調整手段、18…N値化データ生成手段、20…印刷用データ生成手段、22…印刷手段、24…印字ヘッド特性記憶部、26…印字ヘッド特性検出部、60…CPU、62…RAM、64…ROM、66…インターフェース、70…記憶装置、72…出力装置、74…入力装置、50…ブラックノズルモジュール、51…イエローノズルモジュール、52…マゼンタノズルモジュール、53…シアンノズルモジュール、54…ライトマゼンタノズルモジュール、55…ライトシアンノズルモジュール、S…印刷媒体(用紙)、N…ノズル、R…記録媒体

Claims (29)

  1. 複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドと、
    前記印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得手段と、
    当該印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて前記印字ヘッドのノズルのうち、不良ノズルを特定する不良ノズル特定手段と、
    当該不良ノズル特定手段で特定された不良ノズルから吐出されるドットに応じて前記不良ノズルの使用を制限する不良ノズル制限手段と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記不良ノズル特定手段で特定される不良ノズルは、飛行曲がり現象を起こしているノズルであることを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1または2に記載の印刷装置において、
    前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットの色が淡色系であるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1または2に記載の印刷装置において、
    前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1または2に記載の印刷装置において、
    前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットの色が前記印刷媒体の色と近似するときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1または2に記載の印刷装置において、
    前記不良ノズル制限手段は、前記不良ノズルで形成されるドットのサイズが所定サイズ以下であるときは、前記不良ノズルの使用を制限するようになっていることを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記不良ノズル特定手段は、印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性のうち、各ノズルごとの飛行曲がり量とそのノズルが吐出するインクの色またはドットの大きさに関する情報に基づいて前記不良ノズルを特定するようになっていることを特徴とする印刷装置。
  8. 複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドと、
    当該印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得手段と、
    M値(M≧3)の画像データを取得する画像データ取得手段と、
    当該画像データ取得手段で取得された画像データを構成する各画素のなかから、前記印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて飛行曲がり現象を起こしているノズルに対応する画素を特定する飛行曲がり画素特定手段と、
    当該飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に応じて当該画素の画素値を調整する画素値調整手段と、
    当該画素値調整手段で画素値が調整された画像データをN値(M>N≧2)化するN値化データ生成手段と、
    当該N値化データ生成手段で生成されたN値化データに基づいて各画素ごとに所定サイズのドットを設定して印刷用のデータを生成する印刷データ生成手段と、
    当該印刷用データ生成手段で生成された印刷用データに基づいて印刷を実行する印刷手段と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項8に記載の印刷装置において、
    前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色が淡色系であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とする印刷装置。
  10. 請求項8に記載の印刷装置において、
    前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色がライトシアン、ライトマゼンタ、イエローのうちいずれかであるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とする印刷装置。
  11. 請求項8に記載の印刷装置において、
    前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットの色が前記印刷媒体の色と近似するときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とする印刷装置。
  12. 請求項8に記載の印刷装置において、
    前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットのサイズが所定サイズ以下であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とする印刷装置。
  13. 請求項8に記載の印刷装置において、
    前記画素値調整手段は、前記飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値が濃度値であって、その濃度値が所定値以下であるときは、当該飛行曲がり現象を起こしている画素に対応するドットが形成されないように、当該飛行曲がり現象を起こしている画素の画素値を調整するようになっていることを特徴とする印刷装置。
  14. 請求項8〜13のいずれかに1項に記載の印刷装置において、
    前記画素値調整手段は、調整した画素の画素値を当該画素の近傍の画素に分配するようになっていることを特徴とする印刷装置。
  15. 請求項8〜14のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記飛行曲がり画素特定手段は、前記印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性のうち、当該画像データを構成する各画素に対応するドットを形成するノズルノズルごとの飛行曲がり量とそのノズルが吐出するインクの色またはドットの大きさに関する情報に基づいて前記飛行曲がり現象を起こしている画素を特定するようになっていることを特徴とする印刷装置。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記印字ヘッドは、ラインヘッド型の印字ヘッドであることを特徴とする印刷装置。
  17. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記印字ヘッドは、マルチパス型の印字ヘッドであることを特徴とする印刷装置。
  18. コンピュータを、
    複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得手段と、
    当該印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて前記印字ヘッドのノズルのうち、不良ノズルを特定する不良ノズル特定手段と、
    当該不良ノズル特定手段で特定された不良ノズルから吐出されるドットに応じて前記不良ノズルの使用を制限する不良ノズル制限手段と、して機能させることを特徴とする印刷プログラム。
  19. コンピュータを、
    複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得手段と、
    M値(M≧3)の画像データを取得する画像データ取得手段と、
    当該画像データ取得手段で取得された画像データを構成する各画素のなかから、前記印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて飛行曲がり現象を起こしているノズルに対応する画素を特定する飛行曲がり画素特定手段と、
    当該飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に応じて当該画素の画素値を調整する画素値調整手段と、
    当該画素値調整手段で画素値が調整された画像データをN値(M>N≧2)化するN値化データ生成手段と、
    当該N値化データ生成手段で生成されたN値化データに基づいて各画素ごとに所定サイズのドットを設定して印刷用のデータを生成する印刷データ生成手段と、
    当該印刷用データ生成手段で生成された印刷用データに基づいて印刷を実行する印刷手段と、して機能をさせることを特徴とする印刷プログラム。
  20. 請求項18または19のいずれか1項の印刷プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  21. 複数のノズルからなる印字ヘッドからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成して所定の画像を印刷させるようにした印刷方法であって、
    前記印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得ステップと、
    当該印字ヘッド特性取得ステップで取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて前記印字ヘッドのノズルのうち、不良ノズルを特定する不良ノズル特定ステップと、
    当該不良ノズル特定ステップで特定された不良ノズルから吐出されるドットに応じて前記不良ノズルの使用を制限する不良ノズル制限ステップと、を含むことを特徴とする印刷方法。
  22. 複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得ステップと、
    M値(M≧3)の画像データを取得する画像データ取得ステップと、
    当該画像データ取得ステップで取得された画像データを構成する各画素のなかから、前記印字ヘッド特性取得ステップで取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて飛行曲がり現象を起こしているノズルに対応する画素を特定する飛行曲がり画素特定ステップと、
    当該飛行曲がり画素特定ステップで特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に応じて当該画素の画素値を調整する画素値調整ステップと、
    当該画素値調整ステップで画素値が調整された画像データをN値(M>N≧2)化するN値化データ生成ステップと、
    当該N値化データ生成ステップで生成されたN値化データに基づいて各画素ごとに所定サイズのドットを設定して印刷用のデータを生成する印刷データ生成ステップと、
    当該印刷データ生成ステップで生成された印刷用データに基づいて印刷を実行する印刷ステップと、を含むことを特徴とする印刷方法。
  23. 複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得手段と、
    当該印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて前記印字ヘッドのノズルのうち、不良ノズルを特定する不良ノズル特定手段と、
    当該不良ノズル特定手段で特定された不良ノズルから吐出されるドットに応じて前記不良ノズルの使用を制限する不良ノズル制限手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  24. コンピュータを、
    複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得手段と、
    当該印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて前記印字ヘッドのノズルのうち、不良ノズルを特定する不良ノズル特定手段と、
    当該不良ノズル特定手段で特定された不良ノズルから吐出されるドットに応じて前記不良ノズルの使用を制限する不良ノズル制限手段と、して機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
  25. 複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得ステップと、
    当該印字ヘッド特性取得ステップで取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて前記印字ヘッドのノズルのうち、不良ノズルを特定する不良ノズル特定ステップと、
    当該不良ノズル特定ステップで特定された不良ノズルから吐出されるドットに応じて前記不良ノズルの使用を制限する不良ノズル制限ステップと、を含むことを特徴とする画像処理方法。
  26. 複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得手段と、
    M値(M≧3)の画像データを取得する画像データ取得手段と、
    当該画像データ取得手段で取得された画像データを構成する各画素のなかから、前記印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて飛行曲がり現象を起こしているノズルに対応する画素を特定する飛行曲がり画素特定手段と、
    当該飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に応じて当該画素の画素値を調整する画素値調整手段と、
    当該画素値調整手段で画素値が調整された画像データをN値(M>N≧2)化するN値化データ生成手段と、
    当該N値化データ生成手段で生成されたN値化データに基づいて各画素ごとに所定サイズのドットを設定して印刷用のデータを生成する印刷データ生成手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  27. コンピュータを、
    複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得手段と、
    M値(M≧3)の画像データを取得する画像データ取得手段と、
    当該画像データ取得手段で取得された画像データを構成する各画素のなかから、前記印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて飛行曲がり現象を起こしているノズルに対応する画素を特定する飛行曲がり画素特定手段と、
    当該飛行曲がり画素特定手段で特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に応じて当該画素の画素値を調整する画素値調整手段と、
    当該画素値調整手段で画素値が調整された画像データをN値(M>N≧2)化するN値化データ生成手段と、
    当該N値化データ生成手段で生成されたN値化データに基づいて各画素ごとに所定サイズのドットを設定して印刷用のデータを生成する印刷データ生成手段と、して機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
  28. 複数のノズルからそれぞれ所定色のインクを吐出して印刷媒体上に多数のドットを形成する印字ヘッドの特性を取得する印字ヘッド特性取得ステップと、
    M値(M≧3)の画像データを取得する画像データ取得ステップと、
    当該画像データ取得ステップで取得された画像データを構成する各画素のなかから、前記印字ヘッド特性取得手段で取得された前記印字ヘッドの特性に基づいて飛行曲がり現象を起こしているノズルに対応する画素を特定する飛行曲がり画素特定ステップと、
    当該飛行曲がり画素特定ステップで特定された飛行曲がり現象を起こしている画素に応じて当該画素の画素値を調整する画素値調整ステップと、
    当該画素値調整ステップで画素値が調整された画像データをN値(M>N≧2)化するN値化データ生成ステップと、
    当該N値化データ生成ステップで生成されたN値化データに基づいて各画素ごとに所定サイズのドットを設定して印刷用のデータを生成する印刷データ生成ステップと、を含むことを特徴とする画像処理方法。
  29. 請求項24または27のいずれか1項の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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