JP2006205287A - 粗面加工用の金属ロール刃 - Google Patents

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Kayoko Hamada
佳代子 浜田
Eishin Miyake
英信 三宅
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Abstract

【課題】フィルム等の表面を貫通する程度傷つけることで、フィルム等を一定方向に裂けやすくするための粗面加工用の金属ロール刃を提供すること。
【解決手段】押圧により熱可塑性樹脂フィルムの表面に粗面部を形成させる金属製ロール刃であって、金属製ロールの表面に、回転方向に対して横長の菱形底面を有する四角錐状に形成された山を多数帯状に全周にわたって連続して切削加工により形成された金属ロール刃であって、四角錐の底面(12)の長手方向の角度(D)を10〜90°、隣り合う山と山の間の回転方向のピッチ(E)を0.5〜1.2mm、隣り合う山と山の間の斜め方向のピッチ(F)を0.5〜1.2mm、山の高さを0.1〜1.0mmに設定した。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱可塑性樹脂フィルム等のフィルム表面に押圧等してフィルム表面に多数の開孔を有する粗面部を形成させるための粗面加工用の金属ロール刃に関する。
従来、ポテトチップス等のスナック菓子に代表されるような食品を包装する包装袋は、内容物の変質を防ぐために外気を遮断して内容物の酸化を防止したり、遮光によりその促進を防止する機能を有している。また、内容物が保存中に吸湿したり、逆に乾燥したりして品質が劣化することを防止する機能も有している。
これらの包装袋は、内面に施されたシーラント層によって熱融着することで封止する方法が一般的に用いられている。従って、前述の包装袋の目的を達成するためには、このシーラント層は十分な密封性を有することが必要であり、また、輸送等の過程でこの熱融着部分が剥がれないように十分なヒートシール強度を有することが必要とされている。
しかしながら、内容物を保護するための過剰なヒートシール強度は逆に消費者が利用する際に、容易に手で開封することができず、はさみ等の器具を使わなければならないことも少なくなかった。そしてはさみ等の器具を使用しなくてもすむ方法としては、シーラント層の樹脂組成を検討したり、熱融着部分にV字ノッチ等の切り欠きを設ける方法が一般的であった。しかし、後者の熱融着部分にノッチ等の切り欠きを設ける方法は、開封位置や開封方法が固定されてしまうという問題がある。
一方、フィルム等の表面を傷つけることでフィルム等の引っ張り強度や引き裂き強度が低下することが知られている。しかし、この場合にはその方向性までは規定できない。
本発明は、上述の技術を応用したもので、フィルム等の表面を貫通する程度傷つけることで、フィルム等を一定方向に裂け易くするための粗面加工用の金属ロール刃を提供することを課題とする。
本発明の請求項1の発明は、押圧により熱可塑性樹脂フィルムの表面に粗面部を形成させる金属製ロール刃であって、金属製ロールの表面に,回転方向に対して横長の菱形底面を有する四角錐状に形成された山を多数帯状に全周にわたって連続して切削加工により形成させた金属ロール刃であって、前記四角錐の底面の長手方向の角度を10〜90°、隣り合う山と山の間の回転方向のピッチを0.5〜1.2mm、隣り合う山と山の間の斜め方向のピッチを0.5〜1.2mm、斜め方向の傾斜角が回転方向と垂直方向に対して5〜45°、山の高さを0.1〜1.0mmに設定したことを特徴とする、粗面加工用の金属ロール刃である。
このように請求項1記載の発明によれば、切削加工により金属ロール表面に、長手方向の角度を10〜90°、隣り合う山と山の間の回転方向のピッチを0.5〜1.2mm、隣り合う山と山の間の斜め方向のピッチを0.5〜1.2mm、斜め方向の傾斜角が回転方向と垂直方向に対して5〜45°、山の高さを0.1〜1.0mmに設定した底面が横長菱形の四角錐状に形成された山を連続して並べたので、熱可塑性樹脂フィルム等のフィルムをこの金属ロールと押圧ロールの間を通過させることにより,熱可塑性樹脂フィルム
は必要部分にフィルムの流れ方向に対して横長の孔が多数開けられた粗面部を設けることができる。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の粗面加工用の金属ロール刃を使用して作製した包装材料である。
このように本発明の粗面加工用の金属ロール刃は、横長の菱形底面を有する四角錐状の山が一定間隔をおいて全周にわたって設けてあるので、この刃を使用して熱可塑性樹脂フィルムに粗面加工すると、フィルムの流れに対して横長の孔が多数開いた粗面を設けることができ、粗面部分から横方向に易カット可能な包装材料を得ることができる。
本発明を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
本発明の粗面加工用の金属ロール刃(10)は、例えば図1、図2に示すように、底面が横長の菱形の四角錐状に形成された山(11)が回転方向、及び斜め方向に連続して並ぶように切削加工して作製された金属製のロール刃である。
そして、四角錐の菱形の底面(12)の長手方向の角度(D)を10〜90°、隣り合う山と山の回転方向のピッチ(E)を0.5〜1.2mm、隣り合う山と山の斜め方向のピッチ(F)を0.5〜1.2mm、斜め方向の傾斜角(G)が回転方向と垂直方向に対して5〜45°、山の高さを0.1〜1.0mmに設定したものである。
四角錐の山の底面(12)を横長の菱形に形成することにより、フィルムの流れ方向に対して横長の孔が多数開いた粗面を設けることができ、この粗面部から横方向への易カット製に優れた包装材料を得ることができる。
つぎに、本発明の粗面加工用の金属ロール刃(10)をさらに詳細に説明する。
金属製ロールの表面に、回転方向に対して全周にわたって、四角錐の菱形の底面(12)の長手方向の角度(D)を60°、山と山の回転方向のピッチ(E)を1.0mm、山と山の斜め方向のピッチ(F)を1.0mm、斜め方向の傾斜角(G)が回転方向と垂直方向に対して30°、山の高さを0.6mmに設定して切削加工により多数の刃を形成して実施例1の粗面加工用の金属ロール刃(10)とした。
四角錐の菱形の底面の回転方向の角度(H)を60°、山と山の斜め方向のピッチ(F)を1.5mm、斜め方向の傾斜角(G)が回転方向と垂直方向に対して60°(すなわち、四角錐の菱形の底面が縦長になっている)に設定した以外は,実施例1と同様の条件で、比較例となる実施例2の粗面加工用の金属ロール刃を作製した(図4参照)。
つぎに金属ロール刃の効果を確認するため、以下に記す作業を実施した。
先ず、アルミニウムの蒸着薄膜を形成させた厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムと厚さ20μmの延伸ポリプロピレンフィルムをドライラミネート法により貼り合わせ、複合フィルム(21)とした。
この複合フィルム(21)を、上記2種類の金属ロール刃と受けロール(15)の間をそれぞれ加圧しながら回転させて通し、複合フィルムに粗面部(22)を形成させた(図
3参照)。
最後に、粗面部(21)を形成させた複合フィルムの延伸ポリプロピレンフィルム面に押し出しラミネート法により厚さ30μmのポリエチレン樹脂層を形成させ、包装材料(20)を作製した。
この実施例1の金属ロール刃を使用して粗面加工を施した包装材料と、比較例である実施例2の金属ロール刃を使用して粗面加工を施した包装材料との横方向の引き裂き度合いを手による官能検査で確認した。その結果を表1に示す。
Figure 2006205287
本発明の粗面加工用の金属ロール刃の一実施例を示す、斜視説明図である。 図1の山に拡大説明図である。 複合フィルムに粗面加工を施す状態を示す、模式説明図である。 別の山の拡大説明図である。
符号の説明
10‥‥金属ロール刃
11‥‥山
12‥‥底面
13‥‥頂点
15‥‥受けロール
21‥‥複合材料
22‥‥粗面部
D‥‥長手方向の角度
E‥‥回転方向のピッチ
F‥‥斜め方向のピッチ
G‥‥斜め方向の傾斜角
H‥‥回転方向の角度

Claims (2)

  1. 押圧により熱可塑性樹脂フィルムの表面に粗面部を形成させる金属ロール刃であって、
    金属製ロールの表面に、回転方向に対して横長の菱形底面を有する四角錐状に形成された山を多数帯状に全周にわたって連続して切削加工により形成させた金属ロール刃であって、
    前記四角錐の底面の長手方向の角度を10〜90°、隣り合う山と山の間の回転方向のピッチを0.5〜1.2mm、隣り合う山と山の間の斜め方向のピッチを0.5〜1.2mm、斜め方向の傾斜角が回転方向と垂直方向に対して5〜45°、山の高さを0.1〜1.0mmに設定したことを特徴とする、粗面加工用の金属ロール刃。
  2. 請求項1に記載の粗面加工用の金属ロール刃を使用して作製した包装材料。
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