JP2006204614A - 巻き付けバンド及び生体情報測定装置 - Google Patents

巻き付けバンド及び生体情報測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】巻き付け対象物の太さによらず、余長部分をきれいに処理することのできる巻き付けバンドを提供する。
【解決手段】バンド本体1を対象物に巻き付けた際に有効な巻き付け長の範囲外となる余長部分7に、芯材として、外力を加えて変形させた際にその変形状態を保持する性質を持つアルミニウム箔等よりなる塑性薄板21を配設した。バンド本体1の基端部1aの外周面と先端部1bの内周面に互いに面係合する面ファスナ2、3を設け、面ファスナ3をバンド本体1に縫い付ける際に、袋を形成して、その袋の中に塑性薄板21を収容した。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に脈拍計や血圧計等の生体情報測定装置において利用されるバンドであり、例えば、生体情報測定センサを指や手首等の被検知部に適正に装着するための巻き付けバンド、及び、その巻き付けバンドを備えた生体情報測定装置に関するものである。
人の腕、手首、指などの被検知部にバンド(カフ帯も含む)を巻き付けて、バンド上に取り付けた生体情報測定センサにより被検知部から脈拍や血圧などの生体情報を検知する簡易型の生体情報測定装置が最近ではよく知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の生体情報測定装置で使われている巻き付けバンドは、一般的に、布やゴムや発泡ウレタン等の柔軟な素材により構成されている。また、巻き付け対象となる部分の太さ(径)が人により色々であること、バンドを巻き付けるときに先端を掴む必要があること、等の理由により、調整代や掴み代の確保用として、バンドの長さが予め長めに設定されている。そのため、特に径の小さい対象物に巻き付けた場合には、バンドの先端に余長部分が発生する。
図3は従来の巻き付けバンド10Aの例を示している。(a)は巻き付ける前の状態、(b)は太い対象物に巻き付けたときの状態、(c)は細い対象物に巻き付けたときの状態を示している。
(a)に示すように、この巻き付けバンド10Aにおいては、バンド本体1の周長方向の基端部1aの外周面に面ファスナ2を設けると共に、バンド本体1の先端部1bの内周面に前記面ファスナ2と面係合する面ファスナ3を設けている。そして、基端部1aの外周面の面ファスナ2の周方向の長さB1を短めに設定すると共に、先端部1bの内周面の面ファスナ3の周方向の長さB2を長めに設定して、先端部1bの内周面の面ファスナ3を、バンド本体1の巻き付け径の違いに応じた巻き付け長さ調整代5の範囲に設けている。なお、バンド本体1には、例えば、生体情報測定センサ100を取り付けている。
この巻き付けバンド10Aを対象物に巻き付ける場合、(b)、(c)に示すように、バンド本体1を図示略の対象物に巻き付けながら、バンド本体1の基端部1aの上に先端部1bを被せることにより、面ファスナ2、3の係合によって、バンド本体1を対象物に巻き付け固定することができる。
また、バンド本体1の先端部1bの内周面の面ファスナ3を、バンド本体1の巻き付け径の違いに応じた巻き付け長さ調整代5の範囲に設けているので、(b)、(c)のように、互いの面ファスナ2、3を係合する位置を調節することによって、対象物の径の違いに容易に対応することができる。
ところで、バンド本体1の長さは長めに設定してあるので、細い径の対象物に巻き付けた場合には、(c)のように余長部分7が発生する。この余長部分7は、そのまま放置しておくと、矢印Aのようにぶらぶらして邪魔になる。
そこで、その一つの対策として、図4に示す巻き付けバンド10Bのように、バンド本体1の基端部1a側の面ファスナ2の長さB1も、先端部1b側の面ファスナ3と同様に大きく設定しておき、余長部分7が生じた場合、その余長部分7を、長めに設定した面ファスナ2に被せて止めるようにしたものがある。
また、別の対策として、図5に示す巻き付けバンド10Cのように、バンド本体1の先端部1bの余長部分7となりそうな範囲に、芯材として、予め細い径の対象物に合わせて曲がり癖を付けたバネ(弾性体)8を入れておき、(a)のように径の小さい対象物に対しては、バネ8の弾性で余長部分7を対象物の外周に沿って巻き付けさせ、(b)のように径の大きい対象物に対しては、バネ8の伸びを利用して余長部分7を処理するようにしたものがある。
特開平5−329117号
ところが、図4に示した巻き付けバンド10Bは、例えばバンド本体1に伸縮性素材を用い、その伸びを利用しながら対象物に巻き付けるようにした場合、面ファスナ2を長めに設定している範囲でバンド本体1の伸縮性を犠牲にしなくてはならないため、バンド全体の伸縮性を十分に活かせなくなり、巻き付け性に問題が出てしまう。従って、素材の伸縮性を活かしながら巻き付けるタイプの巻き付けバンドには、適用しにくい。
また、図5に示した巻き付けバンド10Cは、細い径の対象物に合わせて曲げ癖を付けたバネ8を芯材として入れているので、図5(b)のように太い径の対象物に巻き付けたとき、対象物にフィットしないという問題がある。
本発明は、上記事情を考慮し、巻き付け対象物の太さによらず、余長部分をきれいに処理することのできる巻き付けバンド、及び、その巻き付けバンドを使用した生体情報測定装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明の巻き付けバンドは、バンド本体を対象物に巻き付けた際に有効な巻き付け長の範囲外となる余長部分に、芯材として、外力を加えて変形させた際にその変形状態を保持する性質を持つ塑性薄板を配設したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記塑性薄板は、アルミニウム等の金属箔の1枚もの、または、複数枚の金属箔を積層したものであることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記塑性薄板を、前記バンド本体を含む柔軟な外装材で形成した袋の中に収容したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1または2において、前記バンド本体の基端部外周面と先端部内周面に互いに面係合する面ファスナが設けられ、前記先端部内周面の面ファスナが、バンド本体の巻き付け径の違いに応じた巻き付け長さ調整代の範囲に設けられており、前記バンド本体の先端部に、前記塑性薄板が芯材として埋め込まれていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4において、前記バンド本体の先端部内周面の面ファスナがバンド本体に縫製され、その縫製により前記面ファスナとバンド本体との間に袋が形成され、その袋の中に前記塑性薄板が収容されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項3または5において、前記塑性薄板の少なくとも一方の表面に粘性体を配したことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6において、前記粘性体は、前記塑性薄板と前記袋とを貼り合わせる両面接着テープであることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれかにおいて、前記バンド本体として、巻き付け方向に伸縮性を有するシート材を用いたことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれかにおいて、前記バンド本体に生体情報測定センサを取り付け、人体の腕、手首、指などの生体情報測定部位を前記巻き付けの対象物としたことを特徴とする。
請求項10の発明の生体情報測定装置は、請求項8に記載の巻き付けバンドを含むことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、バンド本体の余長部分の芯材として塑性薄板を配設しているので、余長部分を適当な形に変形させた場合にその形を無理なく保つことができる。即ち、バンド本体を対象物に巻き付けた際に生じる余長部分を、巻き付け対象物の太さに関係なく、巻き付けた部分の曲率にフィットした形に無理なく保持することができる。また、余長部分に芯材として塑性薄板を配設するだけで、バンド本体の他の部分には、余長部分を拘束するための長めの面ファスナ等を設けないですむので、その分だけ、バンド本体の本来の柔軟性を犠牲にせずにすむ。つまり、伸縮性のある素材をバンド本体に使用した場合でも、その素材の特性を生かしながら、巻き付けた際の余長部分を、邪魔にならないように、きれいに処理することができる。
請求項2の発明によれば、アルミニウム等の金属箔を塑性薄板として使用するので、耐久性を確保しながらコスト増を抑えることができる。なお、アルミニウム箔を利用する場合、その厚さは0.1mm程度のものを使用するのがよい。
請求項3の発明によれば、塑性薄板を柔軟な外装材で形成した袋の中に収容しているので、あたかも外装材自身が塑性材としての性質を有しているように見え、違和感を感じさせない。また、塑性薄板を繰り返し曲げた場合でも、塑性薄板を外装材で保護しているので、塑性薄板に極端な屈曲部分を生じさせずにすみ、耐久性の向上が図れる。
請求項4の発明によれば、バンド本体の基端部外周面と先端部内周面に互いに面係合する面ファスナを設けているので、バンド本体を対象物に巻き付けながら、バンド本体の基端部の上に先端部を被せることにより、面ファスナによってバンド本体を対象物に巻き付け固定することができる。また、バンド本体の先端部内周面の面ファスナを、バンド本体の巻き付け径の違いに応じた巻き付け長さ調整代の範囲に設けているので、互いの面ファスナを係合する位置を調節することによって、対象物の径の違いに容易に対応することができる。
特に、上に被せる側(バンド本体の先端部内周面)の面ファスナに係合位置の調節代を設けているので、下になる面ファスナ(バンド本体の基端部外周面の面ファスナ)には調節代を敢えて確保しないでもよくなり、下になる面ファスナの周方向の長さを小さく設定できる。従って、下になる面ファスナの長さを大きくして余長部分を処理する従来例の場合には、面ファスナの長さが大きいことにより、大きい範囲でバンド本体の伸縮性を犠牲にすることになっていたが、その場合と比較して、バンド本体の本来の伸縮性をできるだけ生かすことが可能となる。しかも、そのバンド本体の先端部に、前記塑性薄板が芯材として埋め込まれているので、余長が生じる場合でも、余長部分をきれいに処理することができる。
請求項5の発明によれば、面ファスナとバンド本体とを縫製することで形成した袋の中に、前記芯材となる塑性薄板を収容したので、外見上は普通のバンドと変わりのない体裁のバンドを提供することができる。また、面ファスナとバンド本体とを縫製する際に塑性薄板を入れ込むだけであるから、製造時の負担が特に増すこともない。
請求項6の発明によれば、塑性薄板の少なくとも一方の面に粘性体を配したので、塑性薄板を曲げる際の曲率が極端に小さくならないようにすることができる。つまり、屈曲部分の曲率を大きめに設定できることにより、多数回の屈曲にも折れを防止することができ、耐久性の向上が図れる。
請求項7の発明によれば、粘性体として、塑性薄板と袋とを貼り合わせる両面接着テープを使用するので、塑性薄板と袋とを粘性体を介してずれないように密着させることができる。その結果、塑性薄板を曲げた際には袋も一緒に曲がることになり、袋が一緒に曲がることによって、塑性薄板の曲率が小さくなり過ぎるのを防ぐことができる。因みに、袋を塑性薄板の表面に両面接着テープを利用して貼り合わせた場合、屈曲半径を塑性薄板の板厚の5倍以上に確保することができる。従って、許容屈曲回数を飛躍的に増大させることが可能になる。
請求項8の発明によれば、バンド本体として、巻き付け方向に伸縮性を有するシート材を用いたので、バンド本体の伸びを利用しながら、対象物に対しての密着度の高い巻き付けを行うことができる。伸縮性を有するシート材の例としては、例えば発泡ウレタンを挙げることができる。
請求項9、10の発明によれば、バンド本体に生体情報測定センサを取り付け、人体の腕、手首、指などの生体情報測定部位を巻き付け対象物としたので、バンドの余長部分をきれいに処理しながら、生体情報の測定を行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
図1は実施形態の巻き付けバンド20の構成図で、(a)は巻き付ける前の状態、(b)は太い対象物に巻き付けたときの状態、(c)は細い対象物に巻き付けたときの状態を示している。図2(a)は巻き付けバンド20の外観斜視図、(b)は(a)図のIIb−IIb矢視断面図である。
この巻き付けバンド20は、図1(a)、図2(a)に示すように、矢印Bで示す周長方向(巻き付け方向)に伸縮性を有する発泡ウレタンやゴム等の帯状シート材よりなるバンド本体1と、バンド本体1の周長方向の基端部1aの外周面に縫い付けられた面ファスナ2と、バンド本体1の先端部1bの内周面に縫い付けられた、前記面ファスナ2と面係合し得る面ファスナ3と、バンド本体1を対象物に巻き付けた際に有効な巻き付け長の範囲外の部分〔図1(c)に示す余長部分7〕となり得る先端部1bの所定範囲に芯材として配設された塑性薄板21と、から構成されている。面ファスナ2、3は、柔軟性を有するものの、伸縮性は通常ほとんど有しない。
バンド本体1の先端部1bの内周面の面ファスナ3は、バンド本体1の巻き付け径の違いに応じた巻き付け長さ調整代5の範囲をカバーできるようにその周方向の長さB2が長めに設定されており、一方、バンド本体1の基端部1aの外周面の面ファスナ2は、バンド本体1の伸縮性をできるだけ犠牲にしないように周方向の長さB1が短めに設定されている。
前記塑性薄板21は、外力を加えて変形させた際にその変形状態を保持する性質を持つ薄板であり、アルミニウムや銅、ステンレス等の金属箔の1枚もの、または、複数枚の金属箔を積層したものにより構成され、バンド本体1の先端部1bに埋め込まれている。具体的には、バンド本体1の先端部1bの内周面の面ファスナ3を、バンド本体1に縫い付ける際に、面ファスナ3とバンド本体1との間に袋を形成し、その袋の中に塑性薄板21を収容している。具体例として、アルミニウム箔の塑性薄板21を使用する場合、0.1mm程度の厚みの薄板を使用するのが好ましい。
この場合、塑性薄板21の両面には、粘着層(粘性体)を有する両面接着テープ22を貼り付けておき、それをバンド本体1と面ファスナ3で挟むことにより、塑性薄板21と、袋を構成するバンド本体1並びに面ファスナ3とを、互いに両面接着テープ22を介して貼り合わせている。ここでは、バンド本体1と面ファスナ3が、柔軟な外装材に相当する。
また、この巻き付けバンド20のバンド本体1には生体情報測定センサ100が取り付けられており、この生体情報測定センサ100が付いたバンド20を含めて脈拍計等の生体情報測定装置が構成されている。そして、人体の腕、手首、指などの生体情報測定部位(対象物)にこのバンド20を巻き付けることにより、生体情報を測定できるようになっている。
この巻き付けバンド20を対象物に巻き付ける場合には、図1(b)、(c)に示すように、バンド本体1を図示略の対象物に巻き付けながら、バンド本体1の基端部1aの上に先端部1bを被せることにより、面ファスナ2、3の係合によって、バンド本体1を対象物に巻き付け固定することができる。
また、バンド本体1の先端部1bの内周面の面ファスナ3を、バンド本体1の巻き付け径の違いに応じた巻き付け長さ調整代5の範囲に設けているので、図1(b)、(c)のように、互いの面ファスナ2、3を係合する位置を調節することによって、対象物の径の違いに容易に対応することができる。
この場合、バンド本体1の余長部分7の芯材として塑性薄板21を埋め込んでいるので、余長部分7を適当な形に変形させた場合にその形を無理なく保つことができる。即ち、図1(c)に示すように、バンド本体1を例えば細い径の対象物に巻き付けた際に生じる余長部分7を、巻き付けた部分の曲率にフィットした形に無理なく保持することができる。
また、この巻き付けバンド20では、余長部分7に芯材として塑性薄板21を配設するだけで、バンド本体1の他の部分には、余長部分7を拘束するための長めの面ファスナ等を設けないですむので、その分だけ、バンド本体1の本来の柔軟性を犠牲にせずにすむ。つまり、伸縮性のある素材をバンド本体1に使用した場合でも、その素材の特性を生かしながら、巻き付けた際の余長部分7を、邪魔にならないように、きれいに処理することができる。
また、塑性薄板21は、バンド本体1と面ファスナ3で形成した袋の中に、外から見えないように収容されているので、あたかもバンド本体1や面ファスナ3が塑性材としての性質を有しているように見え、違和感を感じさせない。また、面ファスナ3とバンド本体1とを縫い付ける際に、塑性薄板21を入れ込むだけで構成できるので、製造時の負担が特に増すこともない。また、塑性薄板21を繰り返し曲げた場合でも、塑性薄板21はバンド本体1と面ファスナ3との間に収容され保護されているので、塑性薄板21に無理な曲率の曲がりを生じさせずにすみ、耐久性の向上が図れる。
特に、この巻き付けバンド20では、塑性薄板21の両面に粘着層を有する両面接着テープ22を貼り付けているので、塑性薄板21とバンド本体1並びに面ファスナ3とを、両面接着テープ22を介して互いにずれないように密着させることができる。その結果、塑性薄板21を曲げた際には、バンド本体1並びに面ファスナ3も一緒に曲がることになり、それらが一緒に曲がることによって、塑性薄板21の曲率が小さくなり過ぎるのを防ぐことができる。例えば、最小屈曲半径を塑性薄板21の板厚の5倍以上に確保することができるようになる。従って、許容屈曲回数を飛躍的に増大させることができ、耐久性の向上が図れる。
また、余長部分7の処理を塑性薄板21で行えるようにしたことに伴い、バンド本体1の基端部1aの外周面の面ファスナ2の長さB1を小さく設定しているので、バンド本体1の伸縮性を犠牲にする部分を最小限にとどめることができ、バンド本体1の本来の伸縮性をできるだけ活かすことができる。
従って、このバンド20を使用して生体情報測定センサ100を人体に装着した場合、バンド本体1の余長部分7をきれいに処理しながら、生体情報の測定を行うことができる。
なお、上記実施形態では、塑性薄板21の両面に両面接着テープ22を貼る場合を説明したが、どちらか片面だけに貼ってもよい。また、両面接着テープ22でない形の粘性体を塑性薄板21の表面に配置してもよい。
また、上記実施形態では、塑性薄板21を、バンド本体1と面ファスナ3を縫い合わせることで形成した袋の中に収容する場合を説明したが、バンド本体1の厚みの中に埋め込んでもよい。即ち、バンド本体1の厚さの中間部に切れ込みを入れることで袋を形成し、その袋の中に塑性薄板21を入れて、その後、縫い合わせてもよいし、あるいは、バンド本体1を2枚合わせの積層体で構成し、その層間に塑性薄板21を挟んでもよい。
また、上記実施形態では、本発明を生体情報測定装置用のバンドとして適用した場合の例を示したが、本発明の巻き付けバンドは、他の一般的な用途の巻き付けバンドとして広く適用可能である。
本発明の実施形態の巻き付けバンドの構成図で、(a)は巻き付ける前の状態、(b)は太い対象物に巻き付けたときの状態、(c)は細い対象物に巻き付けたときの状態を示ず図である。 本発明の実施形態の巻き付けバンドの構成図で、(a)は巻き付けバンドの外観斜視図、(b)は(a)のIIb−IIb矢視断面図である。 従来の巻き付けバンドの一例を示す構成図で、(a)は巻き付ける前の状態、(b)は太い対象物に巻き付けたときの状態、(c)は細い対象物に巻き付けたときの状態を示す図である。 従来の巻き付けバンドの別の例を示す構成図で、(a)は巻き付ける前の状態、(b)は太い対象物に巻き付けたときの状態、(c)は細い対象物に巻き付けたときの状態を示す図である。 従来の巻き付けバンドの更に別の例を示す構成図で、(a)は太い対象物に巻き付けたときの状態、(b)は細い対象物に巻き付けたときの状態を示す図である。
符号の説明
1 バンド本体
1a 基端部
1b 先端部
2 面ファスナ
3 面ファスナ
5 長さ調整代
7 余長部分
20 巻き付けバンド
21 塑性薄板
22 両面接着テープ
100 生体情報測定センサ

Claims (10)

  1. バンド本体を対象物に巻き付けた際に有効な巻き付け長の範囲外となる余長部分に、芯材として、外力を加えて変形させた際にその変形状態を保持する性質を持つ塑性薄板を配設したことを特徴とする巻き付けバンド。
  2. 前記塑性薄板は、アルミニウム等の金属箔の1枚もの、または、複数枚の金属箔を積層したものであることを特徴とする請求項1に記載の巻き付けバンド。
  3. 前記塑性薄板を、前記バンド本体を含む柔軟な外装材で形成した袋の中に収容したことを特徴とする請求項1または2に記載の巻き付けバンド。
  4. 前記バンド本体の基端部外周面と先端部内周面に互いに面係合する面ファスナが設けられ、前記先端部内周面の面ファスナが、バンド本体の巻き付け径の違いに応じた巻き付け長さ調整代の範囲に設けられており、前記バンド本体の先端部に、前記塑性薄板が芯材として埋め込まれていることを特徴とする請求項1または2に記載の巻き付けバンド。
  5. 前記バンド本体の先端部内周面の面ファスナがバンド本体に縫製され、その縫製により前記面ファスナとバンド本体との間に袋が形成され、その袋の中に前記塑性薄板が収容されていることを特徴とする請求項4に記載の巻き付けバンド。
  6. 前記塑性薄板の少なくとも一方の表面に粘性体を配したことを特徴とする請求項3または5に記載の巻き付けバンド。
  7. 前記粘性体は、前記塑性薄板と前記袋とを貼り合わせる両面接着テープであることを特徴とする請求項6に記載の巻き付けバンド。
  8. 前記バンド本体として、巻き付け方向に伸縮性を有するシート材を用いたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の巻き付けバンド。
  9. 前記バンド本体に生体情報測定センサを取り付け、人体の腕、手首、指などの生体情報測定部位を前記巻き付けの対象物としたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の巻き付けバンド。
  10. 請求項8に記載の巻き付けバンドを含むことを特徴とする生体情報測定装置。
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