JP2006203810A - 送受信周波数の変更方法、携帯電話の基地局、携帯電話の移動局及び携帯電話の中継器 - Google Patents

送受信周波数の変更方法、携帯電話の基地局、携帯電話の移動局及び携帯電話の中継器 Download PDF

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Abstract

【課題】 送受信周波数が変更されても、交換する必要が無く、一時的にでも使用不能になることが無い携帯電話の移動局の送受信周波数の変更方法の提供。
【解決手段】 アンテナ共用器31を備える移動局30aの送受信周波数を段階的に変更する際の送受信周波数の変更方法。アンテナ共用器31に、変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部31cと、変更前受信周波数帯域部31aと、変更後受信周波数帯域部31bとを用意し、変更前受信周波数帯域部37a及び変更後受信周波数帯域部37bを有する共用器37を用意し、送受信周波数が段階的に変更されるのに応じて、変更前受信周波数帯域部31aを通過した信号、及び変更後受信周波数帯域部31bを通過した信号の何れか又は両方を増幅し、増幅した信号に共用器37を通過させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯電話の基地局、移動局、中継器の各送受信周波数の変更方法、送受信周波数の変更に備えるように構成された携帯電話の基地局、携帯電話の移動局及び携帯電話の中継器に関するものである。
携帯電話では、図7に示すように、基地局10及び移動局(携帯電話端末)30間で、下り回線及び上り回線の双方向でデータを送受信し、通話及びデータ通信を行っており、使用する周波数帯域は、下り回線及び上り回線でそれぞれ定められ固定されている。また、ビル陰及び地下街等の電波が届き難く、基地局10及び移動局30間で送受信が困難な地域、及び基地局10からの遠隔地には、中継器(中継局)が設置されている。
図8は、従来の携帯電話の基地局のフロントエンド部の構成例を示すブロック図である。この基地局10のフロントエンド部では、基地局アンテナ1が受信した信号は、2帯域アンテナ共用器201の上り帯域部201bで濾波され、濾波された信号は、増幅器202で増幅される。また、送信する信号は、増幅器203で増幅された後、2帯域アンテナ共用器201の下り帯域部201aで濾波され、濾波された信号は、基地局アンテナ1から送信される。
アンテナ共用器は、無線機の送信部と受信部とで1つのアンテナを共用できるように、分岐回路と送信用/受信用の通過周波数帯域が異なる2つのフィルタとをパッケージに収めたものである。尚、実際には、送信用/受信用の区別は無く、また、通過周波数帯域が異なるフィルタが3つ以上のものもある。
図9は、従来の携帯電話の移動局のフロントエンド部の構成例を示すブロック図である。この移動局30のフロントエンド部では、移動局アンテナ2が受信した信号は、2帯域アンテナ共用器210の下り帯域部210aで濾波され、濾波された信号は、増幅器211で増幅されて、図示しない復調部へ与えられる。また、図示しない変調部からの信号は、増幅器212で増幅された後、2帯域アンテナ共用器210の上り帯域部210bで濾波され、濾波された信号は移動局アンテナ2から送信される。
図10は、従来の携帯電話の中継器の構成例を示すブロック図である。この中継器の移動局側装置50では、移動局側アンテナ3が受信した信号は、2帯域アンテナ共用器151の上り帯域部151bで濾波され、濾波された信号は増幅器152で増幅された後、電気/光変換器153で光信号に変換される。変換された光信号は、上り光回線157で例えば数km離れた基地局側装置70へ送信され、基地局側装置70の光/電気変換器174で電気信号に変換された後、増幅器173で増幅され、カプラ175を通じて、基地局150へ与えられる。
一方、カプラ175を通じて基地局側装置70に与えられた基地局150からの信号は、増幅器171で増幅された後、電気/光変換器172で光信号に変換され、下り光回線156で移動局側装置50へ送信される。移動局側装置50へ送信された光信号は、光/電気変換器155で電気信号に変換された後、増幅器154で増幅される。増幅された電気信号は、2帯域アンテナ共用器151の下り帯域部151aで濾波され、濾波された信号は、移動局側アンテナ3から移動局30へ送信される。尚、1つの基地局側装置に対し、移動局側装置が複数接続される構成もある。
図11は、従来の携帯電話の中継器の他の構成例を示すブロック図である。この中継器190では、移動局側アンテナ3が受信した信号は、2帯域アンテナ共用器191の上り帯域部191bで濾波され、濾波された信号は増幅器192で増幅された後、2帯域アンテナ共用器194の上り帯域部194bで濾波される。濾波された信号は、基地局側アンテナ4から基地局10へ送信される。
一方、基地局側アンテナ4が基地局10から受信した信号は、2帯域アンテナ共用器194の下り帯域部194aで濾波され、濾波された信号は増幅器193で増幅された後、2帯域アンテナ共用器191の下り帯域部191aで濾波される。濾波された信号は、移動局側アンテナ3から移動局30へ送信される。
特開2002−237783号公報
近年、携帯電話のサービス拡大に伴い、周波数利用効率の改善、周波数配置の最適化を図る為、携帯電話が使用している周波数帯域が変更される事態が発生している。基地局及び移動局の内部構成要素は、現在使用している周波数でのみ動作が可能であり、周波数が変更された場合、内部構成要素又は機器自体の交換が必要となる。その為、周波数が変更される都度、交換コストが発生する、また、基地局の内部構成要素又は基地局自体の交換時には電波の出力が停止され、対象エリアでは、移動局が使用できなくなる等の問題がある。
また、周波数変更に移行期(変更前及び変更後の両帯域での同時運用時期)が設定される場合は、変更前帯域のみでの運用、変更前及び変更後の両帯域での同時運用、変更後帯域のみでの運用の順に運用形態が移り、各運用形態での運用が可能である必要がある。更に、変更前帯域のみでの運用時は、変更後帯域の信号は不要信号となる為、この帯域での増幅機能の停止が必要となる場合があり、変更後帯域のみでの運用時は、変更前帯域の信号は不要信号となる為、この帯域での増幅機能の停止が必要となる場合がある。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、第1発明では、送受信周波数が変更された場合でも、基地局又は移動局を交換する必要が無く、移動局が一時的にでも使用できなくなることが無い、携帯電話の基地局又は移動局の送受信周波数の変更方法を提供することを目的とする。
第2乃至第4発明では、送受信周波数が変更された場合でも、中継器を交換する必要が無く、移動局が一時的にでも使用できなくなることが無い、携帯電話の中継器の送受信周波数の変更方法を提供することを目的とする。
第5発明では、送受信周波数が変更された場合でも、交換する必要が無く、移動局が一時的にでも使用できなくなることが無い、携帯電話の基地局を提供することを目的とする。
第6発明では、送受信周波数が変更された場合でも、交換する必要が無く、一時的にでも使用できなくなることが無い、携帯電話の移動局を提供することを目的とする。
第7乃至第9発明では、送受信周波数が変更された場合でも、交換する必要が無く、移動局が一時的にでも使用できなくなることが無い、携帯電話の中継器を提供することを目的とする。
第1発明に係る送受信周波数の変更方法は、送信用及び受信用で1つのアンテナを共用し、送受信周波数の各通過帯域を有するアンテナ共用器を備える携帯電話の基地局又は移動局の送受信周波数を段階的に変更する際の送受信周波数の変更方法であって、前記アンテナ共用器に、変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを用意し、前記変更前受信周波数帯域部及び変更後受信周波数帯域部を有する共用器を用意し、前記送受信周波数が段階的に変更されるのに応じて、前記アンテナ共用器の変更前受信周波数帯域部を通過した信号、及び前記アンテナ共用器の変更後受信周波数帯域部を通過した信号の何れか又は両方を増幅し、増幅した信号に前記共用器を通過させることを特徴とする。
この送受信周波数の変更方法では、送信用及び受信用で1つのアンテナを共用し、送受信周波数の各通過帯域を有するアンテナ共用器を備える携帯電話の基地局又は移動局の送受信周波数を段階的に変更する。アンテナ共用器に、変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを用意する。変更前受信周波数帯域部及び変更後受信周波数帯域部を有する共用器を用意する。送受信周波数が段階的に変更されるのに応じて、アンテナ共用器の変更前受信周波数帯域部を通過した信号、及びアンテナ共用器の変更後受信周波数帯域部を通過した信号の何れか又は両方を増幅する。増幅した信号に共用器を通過させ、両方の信号が増幅されている場合は、両方の信号を合成する。
第2発明に係る送受信周波数の変更方法は、送信用及び受信用で1つのアンテナを共用し、送受信周波数の各通過帯域を有する第1アンテナ共用器を移動局側に備え、携帯電話の基地局及び移動局間の送受信を中継する中継器の送受信周波数を段階的に変更する際の送受信周波数の変更方法であって、前記第1アンテナ共用器に、変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを用意し、前記変更前受信周波数帯域部及び変更後受信周波数帯域部を有する第1共用器を用意し、前記送受信周波数が段階的に変更されるのに応じて、前記第1アンテナ共用器の変更前受信周波数帯域部を通過した信号、及び前記第1アンテナ共用器の変更後受信周波数帯域部を通過した信号の何れか又は両方を増幅し、増幅した信号に前記第1共用器を通過させることを特徴とする。
この送受信周波数の変更方法では、送信用及び受信用で1つのアンテナを共用し、送受信周波数の各通過帯域を有する第1アンテナ共用器を移動局側に備え、携帯電話の基地局及び移動局間の送受信を中継する中継器の送受信周波数を段階的に変更する。第1アンテナ共用器に、変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを用意する。変更前受信周波数帯域部及び変更後受信周波数帯域部を有する第1共用器を用意する。送受信周波数が段階的に変更されるのに応じて、第1アンテナ共用器の変更前受信周波数帯域部を通過した信号、及び第1アンテナ共用器の変更後受信周波数帯域部を通過した信号の何れか又は両方を増幅する。増幅した信号に第1共用器を通過させ、両方の信号が増幅されている場合は、両方の信号を合成する。
第3発明に係る送受信周波数の変更方法は、前記基地局への変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、前記基地局からの変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、前記基地局からの変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを有する第2アンテナ共用器と、前記変更前受信周波数帯域部及び変更後受信周波数帯域部を有する第2共用器とを前記中継器に更に用意し、前記送受信周波数が段階的に変更されるのに応じて、前記第2アンテナ共用器の変更前受信周波数帯域部を通過した信号、及び前記第2アンテナ共用器の変更後受信周波数帯域部を通過した信号の何れか又は両方を増幅し、増幅した信号に前記第2共用器を通過させることを特徴とする。
この送受信周波数の変更方法では、基地局への変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、基地局からの変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、基地局からの変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを有する第2アンテナ共用器と、変更前受信周波数帯域部及び変更後受信周波数帯域部を有する第2共用器とを中継器に更に用意する。送受信周波数が段階的に変更されるのに応じて、第2アンテナ共用器の変更前受信周波数帯域部を通過した信号、及び第2アンテナ共用器の変更後受信周波数帯域部を通過した信号の何れか又は両方を増幅する。増幅した信号に第2共用器を通過させ、両方の信号が増幅されている場合は、両方の信号を合成する。
第4発明に係る送受信周波数の変更方法は、前記基地局からの変更前送信周波数帯域の信号レベル、及び前記基地局からの変更後送信周波数帯域の信号レベルを各判定し、各判定した結果に基づき、前記変更前受信周波数帯域部を通過した信号、及び前記変更後受信周波数帯域部を通過した信号の何れか又は両方を増幅することを特徴とする。
この送受信周波数の変更方法では、基地局からの変更前送信周波数帯域の信号レベル、及び基地局からの変更後送信周波数帯域の信号レベルを各判定する。各判定した結果に基づき、変更前受信周波数帯域部を通過した信号、及び変更後受信周波数帯域部を通過した信号の何れか又は両方を増幅する。
第5発明に係る携帯電話の基地局は、送信用及び受信用で1つのアンテナを共用し、送受信周波数の各通過帯域を有するアンテナ共用器を備え、送受信周波数の変更に備えるように構成された携帯電話の基地局であって、前記アンテナ共用器は、変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを有し、前記変更前受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する第1増幅器と、前記変更後受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する第2増幅器と、前記第1及び第2増幅器の各出力を各オン/オフする各オン/オフ手段と、該第1及び第2増幅器が各増幅した信号の各周波数帯域を通過帯域とする各受信周波数帯域部を有する共用器とを備えることを特徴とする。
この携帯電話の基地局では、送信用及び受信用で1つのアンテナを共用し、送受信周波数の各通過帯域を有するアンテナ共用器を備え、送受信周波数の変更に備えるように構成されている。アンテナ共用器が、変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを有している。第1増幅器が、変更前受信周波数帯域部を通過した信号を増幅し、第2増幅器が、変更後受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する。各オン/オフ手段が、第1及び第2増幅器の各出力を各オン/オフし、共用器が、第1及び第2増幅器が各増幅した信号の各周波数帯域を通過帯域とする各受信周波数帯域部を有している。
第6発明に係る携帯電話の移動局は、送信用及び受信用で1つのアンテナを共用し、送受信周波数の各通過帯域を有するアンテナ共用器を備え、送受信周波数の変更に備えるように構成された携帯電話の移動局であって、前記アンテナ共用器は、変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを有し、前記変更前受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する第1増幅器と、前記変更後受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する第2増幅器と、前記第1及び第2増幅器の各出力を各オン/オフする各オン/オフ手段と、該第1及び第2増幅器が各増幅した信号の各周波数帯域を通過帯域とする各受信周波数帯域部を有する共用器とを備えることを特徴とする。
この携帯電話の移動局では、送信用及び受信用で1つのアンテナを共用し、送受信周波数の各通過帯域を有するアンテナ共用器を備え、送受信周波数の変更に備えるように構成されている。アンテナ共用器が、変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを有している。第1増幅器が、変更前受信周波数帯域部を通過した信号を増幅し、第2増幅器が、変更後受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する。各オン/オフ手段が、第1及び第2増幅器の各出力を各オン/オフし、共用器が、第1及び第2増幅器が各増幅した信号の各周波数帯域を通過帯域とする各受信周波数帯域部を有している。
第7発明に係る携帯電話の中継器は、送信用及び受信用で1つのアンテナを共用し、送受信周波数の各通過帯域を有する第1アンテナ共用器を、移動局側に備え、基地局及び移動局間の送受信を中継し、送受信周波数の変更に備えるように構成された携帯電話の中継器であって、前記第1アンテナ共用器は、変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを有し、前記変更前受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する第1増幅器と、前記変更後受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する第2増幅器と、前記第1及び第2増幅器の各出力を各オン/オフする各オン/オフ手段と、該第1及び第2増幅器が各増幅した信号の各周波数帯域を通過帯域とする各受信周波数帯域部を有する第1共用器とを備えることを特徴とする。
この携帯電話の中継器では、送信用及び受信用で1つのアンテナを共用し、送受信周波数の各通過帯域を有する第1アンテナ共用器を、移動局側に備え、基地局及び移動局間の送受信を中継し、送受信周波数の変更に備えるように構成されている。第1アンテナ共用器は、変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを有している。第1増幅器が、変更前受信周波数帯域部を通過した信号を増幅し、第2増幅器が、変更後受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する。各オン/オフ手段が、第1及び第2増幅器の各出力を各オン/オフし、第1共用器が、第1及び第2増幅器が各増幅した信号の各周波数帯域を通過帯域とする各受信周波数帯域部を有している。
第8発明に係る携帯電話の中継器は、前記基地局への変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、前記基地局からの変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、前記基地局からの変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを有する第2アンテナ共用器と、前記変更前受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する第3増幅器と、前記変更後受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する第4増幅器と、前記第3及び第4増幅器の各出力を各オン/オフする各オン/オフ手段と、該第3及び第4増幅器が各増幅した信号の各周波数帯域を通過帯域とする各受信周波数帯域部を有する第2共用器とを更に備えることを特徴とする。
この携帯電話の中継器では、第2アンテナ共用器が、基地局への変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、基地局からの変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、基地局からの変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを有している。第3増幅器が、変更前受信周波数帯域部を通過した信号を増幅し、第4増幅器が、変更後受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する。各オン/オフ手段が、第3及び第4増幅器の各出力を各オン/オフし、第2共用器が、第3及び第4増幅器が各増幅した信号の各周波数帯域を通過帯域とする各受信周波数帯域部を有している。
第9発明に係る携帯電話の中継器は、前記基地局からの変更前送信周波数帯域の信号レベルを判定する第1判定手段と、前記基地局からの変更後送信周波数帯域の信号レベルを判定する第2判定手段とを更に備え、前記第1及び第2判定手段の各判定結果に基づき、前記各オン/オフ手段を作動制御するように構成してあることを特徴とする。
この携帯電話の中継器では、第1判定手段が、基地局からの変更前送信周波数帯域の信号レベルを判定し、第2判定手段が、基地局からの変更後送信周波数帯域の信号レベルを判定し、第1及び第2判定手段の各判定結果に基づき、各オン/オフ手段を作動制御する。
第1発明に係る送受信周波数の変更方法によれば、送受信周波数が変更された場合でも、基地局又は移動局を交換する必要が無く、移動局が一時的にでも使用できなくなることが無い、携帯電話の基地局又は移動局の送受信周波数の変更方法を実現することができる。
第2乃至第4発明に係る送受信周波数の変更方法によれば、送受信周波数が変更された場合でも、中継器を交換する必要が無く、移動局が一時的にでも使用できなくなることが無い、携帯電話の中継器の送受信周波数の変更方法を実現することができる。
第5発明に係る携帯電話の基地局によれば、送受信周波数が変更された場合でも、交換する必要が無く、移動局が一時的にでも使用できなくなることが無い、携帯電話の基地局を実現することができる。また、変更前帯域のみでの運用時は、不要信号となる変更後帯域での増幅機能の停止が可能であり、変更後帯域のみでの運用時は、不要信号となる変更前帯域での増幅機能の停止が可能である。
第6発明に係る携帯電話の移動局によれば、送受信周波数が変更された場合でも、交換する必要が無く、一時的にでも使用できなくなることが無い、携帯電話の移動局を実現することができる。また、変更前帯域のみでの運用時は、不要信号となる変更後帯域での増幅機能の停止が可能であり、変更後帯域のみでの運用時は、不要信号となる変更前帯域での増幅機能の停止が可能である。
第7乃至第9発明に係る携帯電話の中継器によれば、送受信周波数が変更された場合でも、交換する必要が無く、移動局が一時的にでも使用できなくなることが無い、携帯電話の中継器を実現することができる。また、変更前帯域のみでの運用時は、不要信号となる変更後帯域での増幅機能の停止が可能であり、変更後帯域のみでの運用時は、不要信号となる変更前帯域での増幅機能の停止が可能である。
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る送受信周波数の変更方法及び携帯電話の基地局の実施の形態1の構成例を示すブロック図である。ここでは、基地局10aのフロントエンド部を示しており、基地局アンテナ1が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器(第1アンテナ共用器)11の変更前上り帯域部(変更前受信周波数帯域部)11b及び変更後上り帯域部(変更後受信周波数帯域部)11cで濾波され、濾波された各信号は増幅器12及び増幅器15に与えられる。
増幅器12及び増幅器15は、それぞれ給電制御スイッチ13及び給電制御スイッチ16でオン/オフされ、給電制御スイッチ13及び給電制御スイッチ16
は、制御部14から作動制御される。
変更前上り帯域部11bで濾波され、増幅器12で増幅された信号は、2帯域共用器(共用器)17の変更前上り帯域部(変更前受信周波数帯域部)17aで濾波される。変更後上り帯域部11cで濾波され、増幅器15で増幅された信号は、2帯域共用器17の変更後上り帯域部(変更後受信周波数帯域部)17bで濾波される。
また、送信する信号は、増幅器18で増幅された後、3帯域アンテナ共用器11の変更前+変更後下り帯域部11aで濾波され、濾波された信号は、基地局アンテナ1から送信される。
変更前+変更後下り帯域部(送信周波数帯域部)11aは、変更前下り帯域及び変更後下り帯域(変更前及び変更後の送信周波数帯域)の両方を通過帯域としているが、基地局では、下り帯域は送信側であり、基地局が出力する信号のみが変更前+変更後下り帯域部11aを通して出力され、不要波が混じる虞が無い為、変更前+変更後帯域を同時に通過させても問題は生じない。また、変更前帯域及び変更後帯域の間の減衰は任意である。
以下に、このような構成の携帯電話の基地局10aの動作を説明する。
携帯電話の周波数帯域の変更は、変更前帯域のみでの運用、変更前帯域及び変更後帯域での同時運用、変更後帯域のみでの運用、と段階的に実施される。
送信する信号は、各段階で周波数が変更されても、何れの段階においても、増幅器18で増幅された後、3帯域アンテナ共用器11の変更前+変更後下り帯域部11aで濾波され、濾波された信号は、基地局アンテナ1から送信される。
変更前帯域のみで運用されているとき、給電制御スイッチ13はオンに、給電制御スイッチ16はオフにされ、基地局アンテナ1が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器11の変更前上り帯域部11bで濾波された後、増幅器12で増幅され、2帯域共用器17の変更前上り帯域部17aで濾波される。
これにより、この時点では、不要信号である変更後帯域の信号は、受信されない。
変更前帯域及び変更後帯域で同時運用されているとき、給電制御スイッチ13及び給電制御スイッチ16は共にオンにされ、基地局アンテナ1が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器11の変更前上り帯域部11b及び変更後上り帯域部11cで濾波される。濾波された各信号は、増幅器12及び増幅器15で各増幅され、2帯域共用器17の変更前上り帯域部17a及び変更後上り帯域部17bで濾波される。
増幅器12及び増幅器15で増幅された各信号は、2帯域共用器17で最終的に合成されるが、変更前上り帯域部17a及び変更後上り帯域部17bを使用することにより、それぞれ他帯域で発生する自帯域のノイズが、自帯域に加わりノイズ特性が劣化するのを防ぐことができる。ノイズ特性の劣化を許容する場合は、2帯域共用器17に代えて、合成器としても良い。
変更後帯域のみでの運用されているとき、給電制御スイッチ13はオフに、給電制御スイッチ16はオンにされ、基地局アンテナ1が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器11の変更後上り帯域部11cで濾波された後、増幅器15で増幅され、2帯域共用器17の変更後上り帯域部17bで濾波される。
これにより、この時点では、不要信号である変更前帯域の信号は、受信されない。
本実施の形態1では、変更前帯域及び変更後帯域を個別の増幅器12,15で増幅しており、変更前帯域及び変更後帯域を含む広帯域増幅器を使用していない。これにより、各増幅器が対応する帯域に最適整合することができ、広帯域化による性能劣化を抑制することができ、特に、低雑音特性について、良好な特性を維持することができる。
尚、基地局では、使用する周波数が自明である為、給電制御スイッチ13及び給電制御スイッチ16のオン/オフは、周波数の変更設定の際に、自動化しておくことが可能である。
(実施の形態2)
図2は、本発明に係る送受信周波数の変更方法及び携帯電話の移動局の実施の形態2の構成例を示すブロック図である。ここでは、移動局30aのフロントエンド部を示しており、移動局アンテナ2が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器(第1アンテナ共用器)31の変更前下り帯域部(変更前受信周波数帯域部)31a及び変更後下り帯域部(変更後受信周波数帯域部)31bで濾波され、濾波された各信号は増幅器32及び増幅器35に与えられる。
増幅器32及び増幅器35は、それぞれ給電制御スイッチ33及び給電制御スイッチ36でオン/オフされ、給電制御スイッチ33及び給電制御スイッチ36は、基地局からの使用周波数指示に応じそれぞれ制御部34から作動制御される。
変更前下り帯域部31aで濾波され、増幅器32で増幅された信号は、2帯域共用器(共用器)37の変更前下り帯域部(変更前受信周波数帯域部)37aで濾波され、図示しない復調部に与えられる。変更後下り帯域部31bで濾波され、増幅器35で増幅された信号は、2帯域共用器37の変更後下り帯域部(変更後受信周波数帯域部)37bで濾波され、図示しない復調部に与えられる。
また、図示しない変調部からの送信信号は、増幅器38で増幅された後、3帯域アンテナ共用器31の変更前+変更後上り帯域部31cで濾波され、移動局アンテナ2から送信される。
変更前+変更後上り帯域部(送信周波数帯域部)31cは、変更前上り帯域及び変更後上り帯域(変更前及び変更後の送信周波数帯域)の両方を通過帯域としているが、移動局では、上り帯域は送信側であり、移動局が出力する信号のみが変更前+変更後上り帯域部31cを通して出力され、不要波が混じる虞が無い為、変更前+変更後帯域を同時に通過させても問題は生じない。また、変更前帯域及び変更後帯域の間の減衰は任意である。
以下に、このような構成の携帯電話の移動局30aの動作を説明する。
携帯電話の周波数帯域の変更は、変更前帯域のみでの運用、変更前帯域及び変更後帯域での同時運用、変更後帯域のみでの運用、と段階的に実施される。
送信信号は、各段階で周波数が変更されても、何れの段階においても、増幅器38で増幅された後、3帯域アンテナ共用器31の変更前+変更後上り帯域部31cで濾波され、濾波された信号は、移動局アンテナ2から送信される。
変更前帯域のみで運用されているとき、基地からの使用周波数指示に応じて、給電制御スイッチ33はオンに、給電制御スイッチ36はオフにされる。移動局アンテナ2が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器31の変更前下り帯域部31aで濾波された後、増幅器32で増幅され、2帯域共用器37の変更前下り帯域部37aで濾波される。
これにより、この時点では、不要信号である変更後帯域の信号は、受信されない。
変更前帯域及び変更後帯域で同時運用されているとき、基地からの使用周波数指示に応じて、給電制御スイッチ33及び給電制御スイッチ36は共にオンにされる。移動局アンテナ2が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器31の変更前下り帯域部31a及び変更後下り帯域部31bで濾波される。濾波された各信号は、増幅器32及び増幅器35で各増幅され、2帯域共用器37の変更前下り帯域部37a及び変更後下り帯域部37bで濾波される。
増幅器32及び増幅器35で増幅された各信号は、2帯域共用器37で最終的に合成されるが、変更前下り帯域部37a及び変更後下り帯域部37bを使用することにより、それぞれ他帯域で発生する自帯域のノイズが、自帯域に加わりノイズ特性が劣化するのを防ぐことができる。ノイズ特性の劣化を許容する場合は、2帯域共用器37に代えて、合成器としても良い。
変更後帯域のみで運用されているとき、基地からの使用周波数指示に応じて、給電制御スイッチ33はオフに、給電制御スイッチ36はオンにされる。移動局アンテナ2が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器31の変更後下り帯域部31aで濾波された後、増幅器35で増幅され、2帯域共用器37の変更後下り帯域部37bで濾波される。
これにより、この時点では、不要信号である変更前帯域の信号は、受信されない。
本実施の形態2では、変更前帯域及び変更後帯域を個別の増幅器32,35で増幅しており、変更前帯域及び変更後帯域を含む広帯域増幅器を使用していない。これにより、各増幅器が対応する帯域に最適整合することができ、広帯域化による性能劣化を抑制することができ、特に、低雑音特性について、良好な特性を維持することができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明に係る送受信周波数の変更方法及び携帯電話の中継器(中継局)の実施の形態3の構成例を示すブロック図である。ここでは、中継器の移動局側装置50aを示しており、移動局側アンテナ3が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器(第1アンテナ共用器)51の変更前上り帯域部(変更前受信周波数帯域部)51b及び変更後上り帯域部(変更後受信周波数帯域部)51cで濾波され、濾波された各信号は増幅器52及び増幅器54に与えられる。
増幅器52及び増幅器54は、それぞれ給電制御スイッチ53及び給電制御スイッチ55でオン/オフされ、給電制御スイッチ53及び給電制御スイッチ55は、図示しない制御部からそれぞれ作動制御される。
変更前上り帯域部51bで濾波され、増幅器52で増幅された信号は、2帯域共用器(第1共用器)56の変更前上り帯域部(変更前受信周波数帯域部)56aで濾波される。変更後上り帯域部51cで濾波され、増幅器54で増幅された信号は、2帯域共用器56の変更後上り帯域部(変更後受信周波数帯域部)56bで濾波される。2帯域共用器56で濾波された信号は、電気/光変換器59で光信号に変換され、変換された光信号は、上り光回線61で、例えば数km離れた基地局側装置へ送信される。
また、下り光回線60で基地局側装置から送信された光信号は、光/電気変換器58で電気信号に変換され、変換された電気信号は、増幅器57で増幅された後、3帯域アンテナ共用器51の変更前+変更後下り帯域部51aで濾波され、濾波された信号は、移動局側アンテナ3から送信される。
変更前+変更後下り帯域部(送信周波数帯域部)51aは、変更前下り帯域及び変更後下り帯域(変更前及び変更後の送信周波数帯域)の両方を通過帯域としているが、中継器では、下り帯域は送信側であり、中継局が出力する信号のみが変更前+変更後下り帯域部51aを通して出力され、不要波が混じる虞が無い為、変更前+変更後帯域を同時に通過させても問題は生じない。また、変更前帯域及び変更後帯域の間の減衰は任意である。
以下に、このような構成の携帯電話の中継器50aの動作を説明する。
携帯電話の周波数帯域の変更は、変更前帯域のみでの運用、変更前帯域及び変更後帯域での同時運用、変更後帯域のみでの運用、と段階的に実施される。
送信する信号は、各段階で周波数が変更されても、何れの段階においても、増幅器57で増幅された後、3帯域アンテナ共用器51の変更前+変更後下り帯域部51aで濾波され、濾波された信号は、移動局側アンテナ3から送信される。
変更前帯域のみで運用されているとき、給電制御スイッチ53はオンに、給電制御スイッチ55はオフにされ、移動局側アンテナ3が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器51の変更前上り帯域部51bで濾波された後、増幅器52で増幅され、2帯域共用器56の変更前上り帯域部56aで濾波される。
これにより、この時点では、不要信号である変更後帯域の信号は、受信されない。
変更前帯域及び変更後帯域で同時運用されているとき、給電制御スイッチ53及び給電制御スイッチ55は共にオンにされ、移動局側アンテナ3が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器51の変更前上り帯域部51b及び変更後上り帯域部51cで濾波される。濾波された各信号は、増幅器52及び増幅器54で各増幅され、2帯域共用器56の変更前上り帯域部56a及び変更後上り帯域部56bで濾波される。
増幅器52及び増幅器54で増幅された各信号は、2帯域共用器56で最終的に合成されるが、変更前上り帯域部56a及び変更後上り帯域部56bを使用することにより、それぞれ他帯域で発生する自帯域のノイズが、自帯域に加わりノイズ特性が劣化するのを防ぐことができる。ノイズ特性の劣化を許容する場合は、2帯域共用器56に代えて、合成器としても良い。
変更後帯域のみで運用されているとき、給電制御スイッチ53はオフに、給電制御スイッチ55はオンにされ、移動局側アンテナ3が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器51の変更後上り帯域部51cで濾波された後、増幅器54で増幅され、2帯域共用器56の変更後上り帯域部56bで濾波される。
これにより、この時点では、不要信号である変更前帯域の信号は、受信されない。
本実施の形態3では、変更前帯域及び変更後帯域を個別の増幅器52,54で増幅しており、変更前帯域及び変更後帯域を含む広帯域増幅器を使用していない。これにより、各増幅器が対応する帯域に最適整合することができ、広帯域化による性能劣化を抑制することができ、特に、低雑音特性について、良好な特性を維持することができる。
尚、給電制御スイッチ53,55のオン/オフは、周波数を変更する際に、現地での手動によるスイッチ切り替え程度の軽微な作業、又は電話回線、インターネット等を利用した遠隔制御により実行することができる。
(実施の形態4)
図4は、本発明に係る送受信周波数の変更方法及び携帯電話の中継器(中継局)の実施の形態4の構成例を示すブロック図である。ここでは、中継器の移動局側装置50bを示しており、図3に示す中継器の移動局側装置50aの給電制御スイッチ53,55に代えて、増幅器52,54の各出力線に高周波スイッチ62,63を設け、増幅された各信号を通流/遮断する構成となっている。その他の構成及び動作は、図3に示す中継器の移動局側装置50aの構成及び動作と同様であるので、同一部分には同一符号を付して、説明を省略する。
(実施の形態5)
図5は、本発明に係る送受信周波数の変更方法及び携帯電話の中継器(中継局)の実施の形態5の構成例を示すブロック図である。ここでは、中継器の移動局側装置50cを示しており、図3に示す中継器の移動局側装置50aの構成に加えて、基地局側装置からの信号を増幅する増幅器57の出力を、カプラ72により抽出する。抽出された信号は、2帯域共用器73の変更前下り帯域部73a及び変更後下り帯域部73bで濾波され、濾波された各信号は、検波器66及び検波器64で各検波される。検波された各信号は、比較器67及び比較器65で閾値と各比較される。
比較器67は、検波された信号が、閾値より大きい場合は、給電制御スイッチ53をオンにし、増幅器52を作動させる。比較器65は、検波された信号が、閾値より大きい場合は、給電制御スイッチ55をオンにし、増幅器54を作動させる。閾値は、下り帯域での基地局出力が無い状態と、運用時の常時出力状態との間で、適切な値に設定しておく。
以下に、このような構成の携帯電話の中継器50aの動作を説明する。
変更前帯域のみで運用されているとき、比較器67は、検波された信号が、閾値より大きくなるので、給電制御スイッチ53をオンにし、増幅器52を作動させる。比較器65は、検波された信号が、閾値より大きくないので、給電制御スイッチ55をオフにし、増幅器54を作動させない。
変更前帯域及び変更後帯域で同時運用されているとき、比較器67は、検波された信号が、閾値より大きくなるので、給電制御スイッチ53をオンにし、増幅器52を作動させる。比較器65は、検波された信号が、閾値より大きくなるので、給電制御スイッチ55をオンにし、増幅器54を作動させる。
変更後帯域のみで運用されているとき、比較器67は、検波された信号が、閾値より大きくないので、給電制御スイッチ53をオフにし、増幅器52を作動させない。比較器65は、検波された信号が、閾値より大きくなるので、給電制御スイッチ55をオンにし、増幅器54を作動させる。その他の構成及び動作は、図3に示す中継器の移動局側装置50aの構成及び動作と同様であるので、同一部分には同一符号を付して、説明を省略する。
本実施の形態5では、給電制御スイッチ53,55のオン/オフは、現地での作業、及び電話回線、インターネット等を利用した遠隔制御によらずに、完全自動化することができ、周波数変更による設定変更作業を完全自動にすることができる。
(実施の形態6)
図6は、本発明に係る送受信周波数の変更方法及び携帯電話の中継器(中継局)の実施の形態6の構成例を示すブロック図である。ここでは、送受信を電波信号でのみ行う中継器90aを示しており、移動局側アンテナ3が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器(第1アンテナ共用器)91の変更前上り帯域部(変更前受信周波数帯域部)91b及び変更後上り帯域部(変更後受信周波数帯域部)91cで濾波され、濾波された各信号は増幅器92及び増幅器94に与えられる。
増幅器92及び増幅器94は、それぞれ給電制御スイッチ93及び給電制御スイッチ95でオン/オフされ、給電制御スイッチ93及び給電制御スイッチ95は、図示しない制御部からそれぞれ作動制御される。
変更前上り帯域部91bで濾波され、増幅器92で増幅された信号は、2帯域共用器(第1共用器)96の変更前上り帯域部(変更前受信周波数帯域部)96aで濾波される。変更後上り帯域部91cで濾波され、増幅器94で増幅された信号は、2帯域共用器96の変更後上り帯域部(変更後受信周波数帯域部)96bで濾波される。2帯域共用器96で濾波された信号は、増幅器98で増幅された後、3帯域アンテナ共用器(第2アンテナ共用器)99の変更前+変更後上り帯域部99aで濾波され、濾波された信号は、基地局側アンテナ4から送信される。
一方、基地局側アンテナ4が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器99の変更前下り帯域部(変更前受信周波数帯域部)99c及び変更後下り帯域部(変更後受信周波数帯域部)99bで濾波され、濾波された各信号は増幅器100及び増幅器102に与えられる。
増幅器100及び増幅器102は、それぞれ給電制御スイッチ101及び給電制御スイッチ103でオン/オフされ、給電制御スイッチ101及び給電制御スイッチ103は、図示しない制御部からそれぞれ作動制御される。
変更前下り帯域部99cで濾波され、増幅器100で増幅された信号は、2帯域共用器(第2共用器)104の変更前下り帯域部(変更前受信周波数帯域部)104aで濾波される。変更後下り帯域部99bで濾波され、増幅器102で増幅された信号は、2帯域共用器104の変更後下り帯域部(変更後受信周波数帯域部)104bで濾波される。2帯域共用器104で濾波された信号は、増幅器97で増幅された後、3帯域アンテナ共用器91の変更前+変更後下り帯域部91aで濾波され、濾波された信号は、移動局側アンテナ3から送信される。
変更前+変更後下り帯域部91aは、変更前下り帯域及び変更後下り帯域の両方を通過帯域としているが、移動局側の下り帯域は送信側であり、また、不要波は3帯域アンテナ共用器99により減衰されており、不要波が混じる虞が無い為、変更前+変更後帯域を同時に通過させても問題は生じない。また、変更前帯域及び変更後帯域の間の減衰は任意である。
また、変更前+変更後上り帯域部99aは、変更前上り帯域及び変更後上り帯域の両方を通過帯域としているが、中継器では、基地局側の上り帯域は送信側であり、また、不要波は3帯域アンテナ共用器91により減衰されており、不要波が混じる虞が無い為、変更前+変更後帯域を同時に通過させても問題は生じない。また、変更前帯域及び変更後帯域の間の減衰は任意である。
以下に、このような構成の携帯電話の中継器90aの動作を説明する。
携帯電話の周波数帯域の変更は、変更前帯域のみでの運用、変更前帯域及び変更後帯域での同時運用、変更後帯域のみでの運用、と段階的に実施される。
移動局側へ送信する信号は、各段階で周波数が変更されても、何れの段階においても、増幅器97で増幅された後、3帯域アンテナ共用器91の変更前+変更後下り帯域部91aで濾波され、濾波された信号は、移動局側アンテナ3から送信される。
また、基地局側へ送信する信号は、各段階で周波数が変更されても、何れの段階においても、増幅器98で増幅された後、3帯域アンテナ共用器99の変更前+変更後下り帯域部99aで濾波され、濾波された信号は、基地局側アンテナ4から送信される。
変更前帯域のみで運用されているとき、給電制御スイッチ93はオンに、給電制御スイッチ95はオフにされ、移動局側アンテナ3が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器91の変更前上り帯域部91bで濾波された後、増幅器92で増幅され、2帯域共用器96の変更前上り帯域部96aで濾波される。変更前上り帯域部96aで濾波された信号は、増幅器98で増幅される。
また、給電制御スイッチ101はオンに、給電制御スイッチ103はオフにされ、基地局側アンテナ4が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器99の変更前下り帯域部99cで濾波された後、増幅器100で増幅され、2帯域共用器104の変更前下り帯域部104aで濾波される。変更前下り帯域部104aで濾波された信号は、増幅器97で増幅される。
これにより、この時点では、不要信号である変更後帯域の信号は、受信されない。
変更前帯域及び変更後帯域で同時運用されているとき、給電制御スイッチ93及び給電制御スイッチ95は共にオンにされ、移動局側アンテナ3が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器91の変更前上り帯域部91b及び変更後上り帯域部91cで濾波される。濾波された各信号は、増幅器92及び増幅器94で各増幅され、2帯域共用器96の変更前上り帯域部96a及び変更後上り帯域部96bで濾波される。変更前上り帯域部96a及び変更後上り帯域部96bで濾波された信号は、増幅器98で増幅される。
また、給電制御スイッチ101及び給電制御スイッチ103は共にオンにされ、基地局側アンテナ4が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器99の変更前下り帯域部99c及び変更後下り帯域部99bで濾波される。濾波された各信号は、増幅器100及び増幅器102で各増幅され、2帯域共用器104の変更前下り帯域部104a及び変更後下り帯域部104bで濾波される。変更前下り帯域部104a及び変更後下り帯域部104bで濾波された信号は、増幅器97で増幅される。
増幅器92及び増幅器94で増幅された各信号は、2帯域共用器96で最終的に合成されるが、変更前上り帯域部96a及び変更後上り帯域部96bを使用することにより、それぞれ他帯域で発生する自帯域のノイズが、自帯域に加わりノイズ特性が劣化するのを防ぐことができる。ノイズ特性の劣化を許容する場合は、2帯域共用器96に代えて、合成器としても良い。これは、増幅器100及び増幅器102で増幅された各信号においても同様である。
変更後帯域のみで運用されているとき、給電制御スイッチ93はオフに、給電制御スイッチ95はオンにされ、移動局側アンテナ3が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器91の変更後上り帯域部91cで濾波された後、増幅器94で増幅され、2帯域共用器96の変更後歩上り帯域部96bで濾波される。変更後上り帯域部96bで濾波された信号は、増幅器98で増幅される。
また、給電制御スイッチ101はオフに、給電制御スイッチ103はオンにされ、基地局側アンテナ4が受信した信号は、3帯域アンテナ共用器99の変更後下り帯域部99bで濾波された後、増幅器102で増幅され、2帯域共用器104の変更後下り帯域部104bで濾波される。変更後下り帯域部104bで濾波された信号は、増幅器97で増幅される。
これにより、この時点では、不要信号である変更前帯域の信号は、受信されない。
尚、給電制御スイッチ93,95,101,103のオン/オフは、周波数を変更する際に、現地での手動によるスイッチ切り替え程度の軽微な作業、又は電話回線、インターネット等を利用した遠隔制御により実行することができる。
本発明に係る送受信周波数の変更方法及び携帯電話の基地局の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る送受信周波数の変更方法及び携帯電話の移動局の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る送受信周波数の変更方法及び携帯電話の中継器の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る送受信周波数の変更方法及び携帯電話の中継器の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る送受信周波数の変更方法及び携帯電話の中継器の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 本発明に係る送受信周波数の変更方法及び携帯電話の中継器の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 携帯電話の概略構成を示す説明図である。 従来の携帯電話の基地局のフロントエンド部の構成例を示すブロック図である。 従来の携帯電話の移動局のフロントエンド部の構成例を示すブロック図である。 従来の携帯電話の中継器の構成例を示すブロック図である。 従来の携帯電話の中継器の他の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10a 基地局
11,31 3帯域アンテナ共用器(アンテナ共用器)
51,91 3帯域アンテナ共用器(第1アンテナ共用器)
99 3帯域アンテナ共用器(第2アンテナ共用器)
11a,91a 変更前+変更後下り帯域部(送信周波数帯域部)
11b,17a,51b,56a,91b,96a 変更前上り帯域部(変更前受信周波数帯域部)
11c,17b,51c,56b,91c,96b 変更後上り帯域部(変更後受信周波数帯域部)
12,15,18,32,35,38,52,54,57,92,94,97,98,100,102 増幅器
13,16,33,36,53,56,93,95,101,103 給電制御スイッチ
17,37 2帯域共用器(共用器)
56,96 2帯域共用器(第1共用器)
104 2帯域共用器(第2共用器)
30a 移動局
31a,37c,99c,104a 変更前下り帯域部(変更前受信周波数帯域部)
31b,37b,99b,104b 変更後下り帯域部(変更後受信周波数帯域部)
31c,51a,99a 変更前+変更後上り帯域部(送信周波数帯域部)
50a,50b,50c 中継器の移動局側装置
62,63 高周波スイッチ
65,67 比較器
72 カプラ
90a 中継器

Claims (9)

  1. 送信用及び受信用で1つのアンテナを共用し、送受信周波数の各通過帯域を有するアンテナ共用器を備える携帯電話の基地局又は移動局の送受信周波数を段階的に変更する際の送受信周波数の変更方法であって、
    前記アンテナ共用器に、変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを用意し、前記変更前受信周波数帯域部及び変更後受信周波数帯域部を有する共用器を用意し、前記送受信周波数が段階的に変更されるのに応じて、前記アンテナ共用器の変更前受信周波数帯域部を通過した信号、及び前記アンテナ共用器の変更後受信周波数帯域部を通過した信号の何れか又は両方を増幅し、増幅した信号に前記共用器を通過させることを特徴とする送受信周波数の変更方法。
  2. 送信用及び受信用で1つのアンテナを共用し、送受信周波数の各通過帯域を有する第1アンテナ共用器を移動局側に備え、携帯電話の基地局及び移動局間の送受信を中継する中継器の送受信周波数を段階的に変更する際の送受信周波数の変更方法であって、
    前記第1アンテナ共用器に、変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを用意し、前記変更前受信周波数帯域部及び変更後受信周波数帯域部を有する第1共用器を用意し、前記送受信周波数が段階的に変更されるのに応じて、前記第1アンテナ共用器の変更前受信周波数帯域部を通過した信号、及び前記第1アンテナ共用器の変更後受信周波数帯域部を通過した信号の何れか又は両方を増幅し、増幅した信号に前記第1共用器を通過させることを特徴とする送受信周波数の変更方法。
  3. 前記基地局への変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、前記基地局からの変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、前記基地局からの変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを有する第2アンテナ共用器と、前記変更前受信周波数帯域部及び変更後受信周波数帯域部を有する第2共用器とを前記中継器に更に用意し、前記送受信周波数が段階的に変更されるのに応じて、前記第2アンテナ共用器の変更前受信周波数帯域部を通過した信号、及び前記第2アンテナ共用器の変更後受信周波数帯域部を通過した信号の何れか又は両方を増幅し、増幅した信号に前記第2共用器を通過させる請求項2記載の送受信周波数の変更方法。
  4. 前記基地局からの変更前送信周波数帯域の信号レベル、及び前記基地局からの変更後送信周波数帯域の信号レベルを各判定し、各判定した結果に基づき、前記変更前受信周波数帯域部を通過した信号、及び前記変更後受信周波数帯域部を通過した信号の何れか又は両方を増幅する請求項2記載の送受信周波数の変更方法。
  5. 送信用及び受信用で1つのアンテナを共用し、送受信周波数の各通過帯域を有するアンテナ共用器を備え、送受信周波数の変更に備えるように構成された携帯電話の基地局であって、
    前記アンテナ共用器は、変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを有し、前記変更前受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する第1増幅器と、前記変更後受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する第2増幅器と、前記第1及び第2増幅器の各出力を各オン/オフする各オン/オフ手段と、該第1及び第2増幅器が各増幅した信号の各周波数帯域を通過帯域とする各受信周波数帯域部を有する共用器とを備えることを特徴とする携帯電話の基地局。
  6. 送信用及び受信用で1つのアンテナを共用し、送受信周波数の各通過帯域を有するアンテナ共用器を備え、送受信周波数の変更に備えるように構成された携帯電話の移動局であって、
    前記アンテナ共用器は、変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを有し、前記変更前受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する第1増幅器と、前記変更後受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する第2増幅器と、前記第1及び第2増幅器の各出力を各オン/オフする各オン/オフ手段と、該第1及び第2増幅器が各増幅した信号の各周波数帯域を通過帯域とする各受信周波数帯域部を有する共用器とを備えることを特徴とする携帯電話の移動局。
  7. 送信用及び受信用で1つのアンテナを共用し、送受信周波数の各通過帯域を有する第1アンテナ共用器を、移動局側に備え、基地局及び移動局間の送受信を中継し、送受信周波数の変更に備えるように構成された携帯電話の中継器であって、
    前記第1アンテナ共用器は、変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを有し、前記変更前受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する第1増幅器と、前記変更後受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する第2増幅器と、前記第1及び第2増幅器の各出力を各オン/オフする各オン/オフ手段と、該第1及び第2増幅器が各増幅した信号の各周波数帯域を通過帯域とする各受信周波数帯域部を有する第1共用器とを備えることを特徴とする携帯電話の中継器。
  8. 前記基地局への変更前及び変更後の送信周波数帯域を通過帯域とする送信周波数帯域部と、前記基地局からの変更前受信周波数帯域を通過帯域とする変更前受信周波数帯域部と、前記基地局からの変更後受信周波数帯域を通過帯域とする変更後受信周波数帯域部とを有する第2アンテナ共用器と、前記変更前受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する第3増幅器と、前記変更後受信周波数帯域部を通過した信号を増幅する第4増幅器と、前記第3及び第4増幅器の各出力を各オン/オフする各オン/オフ手段と、該第3及び第4増幅器が各増幅した信号の各周波数帯域を通過帯域とする各受信周波数帯域部を有する第2共用器とを更に備える請求項7記載の携帯電話の中継器。
  9. 前記基地局からの変更前送信周波数帯域の信号レベルを判定する第1判定手段と、前記基地局からの変更後送信周波数帯域の信号レベルを判定する第2判定手段とを更に備え、前記第1及び第2判定手段の各判定結果に基づき、前記各オン/オフ手段を作動制御するように構成してある請求項7記載の携帯電話の中継器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018500808A (ja) * 2014-11-25 2018-01-11 ケーエムダブリュ・インコーポレーテッド マルチバンド基地局システムに用いるコンバイナ及びコンバイナの制御方法

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