JP2006203461A - 通信方法、受信装置、送信装置、及び通信システム - Google Patents

通信方法、受信装置、送信装置、及び通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】 無線通信の受信動作を間欠的に行いつつ単方向通信による受信の確実性を向上させることができる通信方法並びに、この通信方法を用いた受信装置、送信装置、及び通信システムを提供する。
【解決手段】 複数の通信フレームを備えた通信フレーム群が送信装置の通信アドレスに応じた時間間隔で複数回送信される一連の送信動作が行われ、各通信フレームは群番号とフレーム番号と送信元通信アドレスとを含む。照明装置201は、間欠的に受信動作を行う受信回路203と、データが受信できない場合に群番号とフレーム番号と送信元通信アドレスとから一連の送信動作において同一のデータを含む新たな通信フレームのタイミングを算出するタイミング算出部210と、タイミング算出部210により算出されたタイミングと同期して受信回路203に受信動作を行わせる制御部204を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受信動作を間欠的に行う通信方法並びに、この通信方法を用いた受信装置、送信装置、及び通信システムに関する。
近年、一般家庭において家電機器を無線信号により遠隔制御するいわゆるリモートコントロール装置が広く用いられている。このようなリモートコントロール装置においては、ユーザがリモートコントロール装置を操作して家電機器に対して制御信号を送信させる通信時間は、1日のうち例えば3秒に満たない程度であるため、家電機器側の受信回路は1日の大半が待ち受け時間となる。そのため、受信回路側の通信待ち受け動作のための消費電力を低減するべく受信回路を間欠駆動するようにした通信システムが知られている。
しかし、このように受信回路を間欠駆動して間欠的に受信動作を行うようにすると、リモートコントロール装置からの制御信号の送信タイミングと受信回路の受信動作タイミングとがずれてしまうと制御信号が受信回路で受信できないという不都合があった。そこで、受信回路によって、一定時間以上リモートコントロール装置からの無線信号が受信されない場合、受信回路側からリモートコントロール装置へ同期をとるための信号送信を要求する要求信号を送信すると共に一定時間連続して受信待ち受け動作を行い、リモートコントロール装置から無線信号を受信することにより、リモートコントロール装置からの制御信号の送信タイミングと受信回路の受信動作タイミングとを同期させるようにした通信システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−245264号公報
ところで、上述のように、一定時間以上リモートコントロール装置からの無線信号が受信されない場合、受信回路側からリモートコントロール装置へ同期をとるための信号送信を要求する要求信号を送信することにより、リモートコントロール装置からの制御信号の送信タイミングと受信回路の受信動作タイミングとを同期させる場合には、受信回路を備えた家電機器等の受信装置側に、同期をとるための要求信号を送信するための送信回路を備えてリモートコントロール装置と受信装置との間で双方向通信を可能にする必要があり、受信装置のコストが上昇してしまうという不都合があった。また、受信装置側に送信回路を備えてリモートコントロール装置からの制御信号の送信タイミングと受信回路の受信動作タイミングとを同期させるようにした場合であっても、複数のリモートコントロール装置から送信される制御信号の送信タイミングが一致すると、信号の衝突により受信装置側で正しく制御信号を受信することができないという不都合があった。
本発明は、このような問題に鑑みて為された発明であり、無線通信の受信動作を間欠的に行いつつ単方向通信による受信の確実性を向上させることができる通信方法並びに、この通信方法を用いた受信装置、送信装置、及び通信システムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の第1の手段に係る通信方法は、同一のデータを含む複数の通信フレームを備えた通信フレーム群を所定の時間間隔で複数回送信する一連の送信動作を行うと共に通信アドレスが付与された送信装置と、当該送信装置により送信された通信フレームを予め設定された所定の周期で予め設定された所定時間だけ受信動作を行うことにより受信する受信装置とを備えた通信方法であって、前記通信フレームは、前記送信装置による複数回の送信における何番目の通信フレーム群に含まれる通信フレームであるかを示す群番号と、前記通信フレーム群における何番目の通信フレームであるかを示すフレーム番号と、当該通信フレームを送信した前記送信装置に付与された通信アドレスである送信元通信アドレスとを含み、前記送信装置が、当該送信装置に付与された通信アドレスに基づき前記時間間隔を設定するステップと、前記受信装置が、前記受信動作により前記通信フレームにおける前記群番号と前記フレーム番号と前記送信元通信アドレスとを受信し、かつ前記データが受信できない場合に当該受信された群番号とフレーム番号と送信元通信アドレスとから前記一連の送信動作において同一のデータを含む通信フレームが新たに送信されるタイミングを算出するステップと、前記受信装置が、当該算出されたタイミングに同期して前記受信動作を行うステップとを備えることを特徴としている。
また、本発明の第2の手段に係る受信装置は、同一のデータを含む複数の通信フレームを備えた通信フレーム群を所定の時間間隔で複数回送信する一連の送信動作を行うと共に、通信アドレスが付与された送信装置を備え、前記送信装置は、当該送信装置に付与された通信アドレスに基づき前記時間間隔を設定するものであり、当該送信装置により送信される前記通信フレームは、前記複数回の送信における何番目の通信フレーム群に含まれる通信フレームであるかを示す群番号と前記通信フレーム群における何番目の通信フレームであるかを示すフレーム番号と当該通信フレームを送信した送信装置に付与された通信アドレスである送信元通信アドレスとを含むものである通信方法に用いられる受信装置であって、前記通信フレームを受信するべく予め設定された所定の周期で予め設定された所定の受信時間だけ受信動作を行う受信部と、前記受信部により前記通信フレームにおける前記群番号と前記フレーム番号と前記送信元通信アドレスとが受信され、かつ前記データが受信できない場合に当該受信された群番号とフレーム番号と送信元通信アドレスとから前記一連の送信動作において同一のデータを含む前記通信フレームが新たに送信されるタイミングを算出するタイミング算出部と、前記タイミング算出部により算出されたタイミングと同期して、前記受信部に受信動作を行わせると共に前記受信部により受信された前記データを取得する受信制御部とを備えることを特徴としている。
そして、本発明の第3の手段に係る送信装置は、通信アドレスが付与されると共に、同一のデータを含む複数の通信フレームを備えた通信フレーム群を当該付与された通信アドレスに基づく所定の時間間隔で複数回送信する一連の送信動作を行う送信装置であって、前記通信フレームは、前記複数回の送信における何番目の通信フレーム群に含まれる通信フレームであるかを示す群番号と前記通信フレーム群における何番目の通信フレームであるかを示すフレーム番号と当該通信フレームを送信した送信装置に付与された通信アドレスである送信元通信アドレスとを含むものであり、上述の受信装置に対して前記通信フレームを送信することを特徴としている。
さらに、本発明の第4の手段に係る通信システムは、上述の送信装置と、上述の受信装置とを備えることを特徴としている。
また、上述の通信システムは、前記送信装置を複数備え、前記複数の送信装置において、当該各送信装置の優先度の高低に応じて当該各送信装置から送信される通信フレーム群のうちすくなくとも2番目以降の通信フレーム群に含まれる通信フレーム数が増減されるべく設定されていることを特徴としている。
このような構成の通信方法、受信装置、送信装置、及び通信システムは、通信アドレスが付与された送信装置によって同一のデータを含む複数の通信フレームを備えた通信フレーム群が、予め設定された時間間隔で複数回送信される一連の送信動作が行われると共に、当該送信された通信フレームは、予め設定された所定の周期で予め設定された所定時間だけ受信動作を行う受信装置により受信される。また、通信フレームには、複数回の送信における何番目の通信フレーム群に含まれる通信フレームであるかを示す群番号と、通信フレーム群における何番目の通信フレームであるかを示すフレーム番号と、当該通信フレームを送信した送信装置の通信アドレスである送信元通信アドレスとが含まれている。そして、通信フレーム群が送信される時間間隔は、送信装置に付与された通信アドレスに基づき設定される。
また、受信装置による受信動作によって、通信フレームにおける群番号とフレーム番号と送信元通信アドレスとが受信され、かつデータが受信できない場合に受信された群番号とフレーム番号と送信元通信アドレスとから一連の送信動作において同一のデータを含む通信フレームが新たに送信されるタイミングが算出され、当該算出されたタイミングに同期して受信動作が行われるので、複数の送信装置から通信フレームが送信された場合であっても各送信装置の通信アドレスに基づいて通信フレーム群が異なった時間間隔で送信され、複数の送信装置から送信された通信フレームの衝突が低減されると共に、通信フレームの送信タイミングと受信動作のタイミングとがずれた場合であっても受信動作のタイミングを通信フレームに同期させることができるので、無線通信の受信動作を間欠的に行いつつ単方向通信による受信の確実性を向上させることができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示す通信システム1は、本発明に係る受信装置が組み込まれた例えば照明装置201と、本発明に係る受信装置が組み込まれた、例えば人感センサ装置301と、オンオフリモコン装置311と、切替リモコン装置321とを備えている。
人感センサ装置301は、人の存在を検知してその検知結果を照明装置201へ無線送信する送信装置が組み込まれており、赤外線センサ302と、送信制御部303と、送信回路304と、アンテナ305と、アドレス設定部306とを備えている。赤外線センサ302は、例えば人から発せられた赤外線を検知すると検知信号をハイレベルで送信制御部303へ出力し、赤外線を検知しない状態では検知信号をローレベルで送信制御部303へ出力する。
アドレス設定部306は、人感センサ装置301の通信アドレスと、人感センサ装置301の送信相手先である照明装置201の通信アドレスとの設定を受け付ける設定受付部で、例えば1又は複数のディップスイッチや多接点スイッチの一例であるロータリスイッチ等を用いて構成されている。今、アドレス設定部306によって、人感センサ装置301の通信アドレスは例えば「1」に設定されているものとする。
送信制御部303は、順序回路やマイクロコンピュータ等を備えて構成された通信制御回路であり、赤外線センサ302から出力された検知信号のレベル、及びアドレス設定部306によって受付られた人感センサ装置301の通信アドレスと送信相手先である照明装置201の通信アドレスとに応じて通信フレームを生成し、送信回路304へ出力する。
送信回路304は、例えば変調回路、周波数変換回路、ローカル信号発振回路、バンドパスフィルタ回路等を用いて構成される公知の送信回路であり、送信制御部303から出力された通信フレームを無線信号に変換してアンテナ305から放射させる。
図2は、送信制御部303によって生成された通信フレーム401の一例を示す図である。図2(a)に示す通信フレーム401は、先頭から順に、プリアンブル402と、フレーム番号403と、群番号404と、宛先アドレス405と、送信元アドレス406(送信元通信アドレス)と、データ407とを備えている。そして、送信制御部303は、図2(b)に示すように、通信フレーム401を例えば5つで一つの通信フレーム群411として送信回路304へ出力する。この場合、通信フレーム401の時間長は、予め設定された一定の時間である時間長T1にされており、通信フレーム群411における通信フレーム401間は、予め設定された一定の時間であるフレーム間隔時間Ftにされている。
さらに、送信制御部303は、通信フレーム群411を送信回路304へ出力後、例えば3つの通信フレーム401から構成される通信フレーム群412を送信回路304へ出力し、以下同様に例えば3つの通信フレーム401から構成される通信フレーム群413を送信回路304へ出力し、このように通信フレーム群の送信を繰り返すことにより、赤外線センサ302による人の検知結果を送信する一動作につき複数、例えば三つの通信フレーム群を送信する一連の送信動作が行われる。この場合、一連の送信動作によって送信される複数の通信フレーム群に含まれる各通信フレーム401におけるデータ407は、赤外線センサ302による人の検知結果を示すデータであって、すべて同じデータにされている。なお、上述の一連の送信動作により送信される通信フレーム群の数は、三つに限られず、仕様によって決定され、例えば5や10、あるいはその他任意の数であってもよい。
また、送信制御部303により生成される各通信フレーム401において、プリアンブル402は、照明装置201において通信フレーム401との間で受信タイミングを同期させるための信号パターンであり、フレーム番号403は、各通信フレーム群における何番目の通信フレームであるかを示し、群番号404は、上述の一連の送信動作における何番目の通信フレーム群に含まれる通信フレームであるかを示すようにされている。具体的には、例えば、通信フレーム群411に含まれる各通信フレーム401は、フレーム番号403が先頭の通信フレーム401から順に「1」〜「5」の番号にそれぞれされており、群番号404はすべて「1」にされている。同様に、例えば通信フレーム群412に含まれる各通信フレーム401は、フレーム番号403が先頭の通信フレーム401から順に「1」〜「3」の番号にそれぞれされており、群番号404はすべて「2」にされている。以下、説明の簡単のため、通信フレーム群に群番号を付して、例えば群番号「1」が付された通信フレーム群を通信フレーム群「1」と称し、群番号「2」が付された通信フレーム群を通信フレーム群「2」のように称する。また、通信フレームにフレーム番号を付して、例えばフレーム番号「1」が付された通信フレームを通信フレーム「1」と称し、フレーム番号「2」が付された通信フレームを通信フレーム「2」のように称する。
なお、フレーム番号403及び群番号404は、一連の送信動作における複数の通信フレーム401を識別できればよく、フレーム番号403は、必ずしも先頭の通信フレーム401から順に増加する数字でなくてもよい。例えば先頭の通信フレーム401から順に減少する数字や、アルファベット等の記号であってもよい。また、群番号404は、必ずしも先頭の群番号404から順に増加する数字でなくてもよい。例えば先頭の群番号404から順に減少する数字や、アルファベット等の記号であってもよい。
宛先アドレス405は、人感センサ装置301の送信相手先である照明装置201の通信アドレスである。送信元アドレス406は、アドレス設定部306によって受け付けられた人感センサ装置301の通信アドレスである。データ407は、送信しようとするデータの本体を収容する部分であって、例えば人感センサ装置301においては、赤外線センサ302により人が検知されない状態である場合は例えばデータ407は「0」にされ、赤外線センサ302により人が検知された状態を示す場合は例えばデータ407は「1」にされる。また、データ407は、例えばオンオフリモコン装置311においては、照明装置201をオンさせる場合は「1」、オフさせる場合は「0」にされている。そして、データ407は、例えば切替リモコン装置321においては、照明装置201のオン、オフ状態を切り替える場合、「1」にされている。
そして、図2(b)に示すように、群番号404が「1」の通信フレーム群411と、群番号404が「2」の通信フレーム群412との間は、群間隔時間St12だけ間隔が空けられている。また、群番号404が「2」の通信フレーム群412と、群番号404が「3」の通信フレーム群413との間は、群間隔時間St13だけ間隔が空けられている。以降、通信アドレスが「m」に設定された送信装置から送信された群番号404が「n−1」の通信フレーム群と、群番号404が「n」の通信フレーム群との間における群間隔時間を、群間隔時間Stmnと表し、送信装置や通信フレーム群に対する位置に関わらず群間隔時間を総称して群間隔時間Stと称する。
送信制御部303は、アドレス設定部306によって受け付けられた人感センサ装置301の通信アドレス、すなわち送信元アドレス406:「1」に基づき群間隔時間St1nを生成し、群番号404が「n−1」の送信フレーム群と、群番号404が「n」の送信フレーム群との間を群間隔時間St1nだけ空けて送信する。具体的には、群間隔時間St1nは、例えば下記の式(1)に基づいて生成される。
St1n=St10×2(m+n-3) ・・(1)
但し、St10は、群間隔時間として最小限確保する必要のある最小群間隔時間であり、例えば通信仕様として予め設定される時間である。mは、送信元アドレス406である。
オンオフリモコン装置311は、照明装置201をオン、オフさせるリモートコントロール送信機であって、オン、オフを指示する動作指示を照明装置201へ無線送信する送信装置が組み込まれて構成されている。そして、オンオフリモコン装置311は、オンスイッチ312と、オフスイッチ313と、送信制御部314と、送信回路315と、アンテナ316と、アドレス設定部317とを備えている。
オンスイッチ312及びオフスイッチ313は、例えば押しボタンスイッチであって、例えばオンスイッチ312がユーザによってオンされるとオン検知信号がハイレベルで送信制御部314へ出力され、例えばオフスイッチ313がユーザによってオンされるとオフ検知信号がハイレベルで送信制御部314へ出力されるようになっている。
アドレス設定部317は、オンオフリモコン装置311の通信アドレスと、オンオフリモコン装置311の送信相手先である照明装置201の通信アドレスとの設定を受け付ける設定受付部で、例えばディップスイッチやロータリスイッチ等を用いて構成されている。今、アドレス設定部317によって、オンオフリモコン装置311の通信アドレスは例えば「2」に設定されているものとする。
送信制御部314は、順序回路やマイクロコンピュータ等を備えて構成された通信制御回路であり、オンスイッチ312及びオフスイッチ313から出力されたオン検知信号及びオフ検知信号のレベルと、アドレス設定部317によって受付られたオンオフリモコン装置311の通信アドレスと、送信相手先である照明装置201の通信アドレスとに応じて通信フレーム401を生成し、送信回路315へ出力する。
送信制御部314は、アドレス設定部317によって受け付けられたオンオフリモコン装置311の通信アドレス、すなわち送信元アドレス406:「2」に基づきオンオフリモコン装置311における群間隔時間St2nを生成し、群番号404が「n−1」の送信フレーム群と、群番号404が「n」の送信フレーム群との間を群間隔時間St2nだけ空けて送信する。具体的には、群間隔時間St2nは、例えば下記の式(2)に基づいて生成される。
St2n=St20×2(m+n-3) ・・(2)
但し、St20は、群間隔時間として最小限確保する必要のある最小群間隔時間であり、例えば通信仕様として予め設定される時間である。mは、オンオフリモコン装置311の送信元アドレス406である。
送信回路315は、例えば変調回路、周波数変換回路、ローカル信号発振回路、バンドパスフィルタ回路等を用いて構成される公知の送信回路であり、送信制御部314から出力された通信フレーム401を無線信号に変換してアンテナ316から放射させる。
その他、送信制御部314の構成及び、通信フレーム401、通信フレーム群411,412,413等の構成は、上述の人感センサ装置301における送信制御部303の構成及び、通信フレーム401、通信フレーム群411,412,413等の構成と同様であるのでその説明を省略する。
切替リモコン装置321は、照明装置201の点灯状態を切り替えさせるリモートコントロール送信機であって、点灯状態の切り替えを指示する動作指示を照明装置201へ無線送信する送信装置を含んで構成されている。そして、切替リモコン装置321は、切替スイッチ322と、送信制御部323と、送信回路324と、アンテナ325と、アドレス設定部326とを備えている。
切替スイッチ322は、例えば押しボタンスイッチであって、例えば切替スイッチ322がユーザによって押下されると切替検知信号がハイレベルで送信制御部323へ出力されるようになっている。
アドレス設定部326は、切替リモコン装置321の通信アドレスと、切替リモコン装置321の送信相手先である照明装置201の通信アドレスとの設定を受け付ける設定受付部で、例えば1又は複数のディップスイッチや多接点スイッチの一例であるロータリスイッチ等を用いて構成されている。今、アドレス設定部326によって、切替リモコン装置321の通信アドレスは例えば「3」に設定されているものとする。
送信制御部323は、順序回路やマイクロコンピュータ等を備えて構成された通信制御回路であり、切替スイッチ322から出力された切替検知信号の立ち上がりの検出結果、及びアドレス設定部326によって受付られた切替リモコン装置321の通信アドレスと送信相手先である照明装置201の通信アドレスとに応じて通信フレーム401を生成し、送信回路324へ出力する。
送信制御部323は、アドレス設定部326によって受け付けられた切替スイッチ322の通信アドレス、すなわち送信元アドレス406に基づき切替スイッチ322における群間隔時間St3nを生成し、群番号404が「n−1」の送信フレーム群と、群番号404が「n」の送信フレーム群との間を群間隔時間St3nだけ空けて送信する。具体的には、群間隔時間St3nは、例えば下記の式(3)に基づいて生成される。
St3n=St30×2(m+n-3) ・・(3)
但し、St30は、群間隔時間として最小限確保する必要のある最小群間隔時間であり、例えば通信しようとして予め設定される時間である。mは、切替スイッチ322の送信元アドレス406である。
送信回路324は、例えば変調回路、周波数変換回路、ローカル信号発振回路、バンドパスフィルタ回路等を用いて構成される公知の送信回路であり、送信制御部323から出力された通信フレーム401を無線信号に変換してアンテナ325から放射させる。
その他、送信制御部323の構成及び、通信フレーム401、通信フレーム群411,412,413等の構成は、上述の人感センサ装置301における送信制御部303の構成及び、通信フレーム401、通信フレーム群411,412,413等の構成と同様であるのでその説明を省略する。そして、送信制御部303、送信回路304、及びアドレス設定部306と、送信制御部314、送信回路315、及びアドレス設定部317と、送信制御部323、送信回路324、及びアドレス設定部326とによって、それぞれ請求項における送信装置が構成されている。
照明装置201は、人感センサ装置301、オンオフリモコン装置311、及び切替リモコン装置321から無線送信された通信フレーム401を受信する受信装置の一例である。そして、照明装置201は、例えば、アンテナ202と、受信回路203と、制御部204と、記憶部205と、タイマ206と、照明回路部207と、アドレス設定部208とを備えている。
受信回路203は、例えばローノイズアンプ、周波数変換回路、ローカル信号発振回路、バンドパスフィルタ回路、中間周波数増幅回路、及び復調回路等を用いて構成される公知の受信回路であり、アンテナ202で受信された無線信号を復調した復調信号を制御部204へ出力する。なお、送信回路304,315,324、及び受信回路203は、電波信号を用いた無線送受信回路の例を示したが、例えば赤外線通信を行う無線送受信回路であってもよい。
記憶部205は、例えば不揮発性のメモリであるROM(Read Only Memory)や揮発性のメモリであるRAM(Random Access Memory)等を用いて構成された記憶部で、通信フレーム401の時間長T1、フレーム間隔時間Ft、送信元アドレス406に基づき群間隔時間Stmnを算出するための計算式(1)、(2)、(3)、及び制御部204により実行される制御プログラム等が予め記憶されている。
なお、フレーム間隔時間Ftは一定である例を示したが、例えばフレーム間隔時間Ftは、その前後の通信フレーム401におけるフレーム番号403に応じて異なる時間であって、それぞれその前後のフレーム番号403に応じたフレーム間隔時間Ftが記憶部205に記憶されていてもよい。
タイマ206は、時間を計時するタイマであり、ハードウェアによって構成したり、ソフトウェアによって構成してもよい。照明回路部207は、例えば放電灯や白熱電球等の負荷回路であり、制御部204からの制御信号に従って、点灯、消灯する。アドレス設定部208は、照明装置201の通信アドレスの設定を受け付ける設定受付部で、例えばディップスイッチやロータリスイッチ等を用いて構成されている。
制御部204は、例えばマイクロコンピュータや専用の演算回路等を備えて構成された通信制御回路であり、記憶部205に記憶されている制御プログラムを実行することにより、タイミング算出部210、受信制御部211、及び機器制御部212として機能する。そして、受信回路203から出力された復調信号に基づいて、後述のように動作する。
次に、上述のように構成された通信システム1の動作を説明する。まず、例えば人感センサ装置301によって、赤外線センサ302により赤外線が検知され、人の存在が検知されると、検知信号がハイレベルで送信制御部303へ出力され、送信制御部303から図2に示す通信フレーム群411、通信フレーム群412、通信フレーム群413等にされた通信フレーム401が送信回路304へ出力され、送信回路304により通信フレーム群411、通信フレーム群412、通信フレーム群413等にされた通信フレーム401が無線信号TX1としてアンテナ305から放射される。
次に、例えば、オンオフリモコン装置311において、オンスイッチ312が押下されたことが検出されると、オンスイッチ312からオン検知信号がハイレベルで送信制御部314へ出力され、送信制御部314から図2に示す通信フレーム群411、通信フレーム群412、通信フレーム群413等にされた通信フレーム401が送信回路315へ出力され、送信回路315により通信フレーム群411、通信フレーム群412、通信フレーム群413等にされた通信フレーム401が無線信号TX2としてアンテナ316から放射される。
次に、例えば、切替リモコン装置321において、切替スイッチ322が押下されたことが検出されると、切替スイッチ322から切替検知信号がハイレベルで送信制御部323へ出力され、送信制御部323から図2に示す通信フレーム群411、通信フレーム群412、通信フレーム群413等にされた通信フレーム401が送信回路324へ出力され、送信回路324により通信フレーム群411、通信フレーム群412、通信フレーム群413等にされた通信フレーム401が無線信号TX3としてアンテナ325から放射される。
図3は、通信アドレスが「1」に設定された人感センサ装置301から送信される無線信号TX1、通信アドレスが「2」に設定されたオンオフリモコン装置311から送信される無線信号TX2、通信アドレスが「3」に設定された切替リモコン装置321から送信される無線信号TX3、及び通信アドレスが「4」に設定された図略の送信装置から送信される無線信号TX4を説明するための説明図である。図3に示す無線信号TX1〜TX4において、各無線信号における群間隔時間Stは、送信制御部303,314,323等によって、アドレス設定部306,317,326等により入力が受け付けられた通信アドレスに基づいて設定される。
図4は、無線信号TX1〜TX4における群間隔時間Stを説明するための表形式の説明図である。まず、無線信号TX1における群間隔時間Stは、人感センサ装置301の通信アドレス(m)が「1」に設定されているので、送信制御部303によって式(1)に基づいて、群番号「1」の通信フレーム群411と群番号「2」の通信フレーム群412との間の群間隔時間St12は、St12=St10×20とされ、群番号「2」の通信フレーム412と群番号「3」の通信フレーム413との間の群間隔時間St13は、St13=St10×2とされ、同様にSt14=St10×22、St1n=St10×2(1+n-3)とされる。
同様に、無線信号TX2における群間隔時間Stは、オンオフリモコン装置311の通信アドレス(m)が「2」に設定されているので、送信制御部314によって式(2)に基づいて、St22=St20×21、St23=St20×22、St24=St20×23、St2n=St20×2(2+n-3)とされる。また、無線信号TX2における群間隔時間Stは、切替リモコン装置321の通信アドレス(m)が「3」に設定されているので、送信制御部323によって式(3)に基づいて、St32=St30×22、St33=St30×23、St34=St30×24、St3n=St30×2(3+n-3)とされる。通信アドレスが「4」に設定された送信装置から送信されるTX4についても、同様に、St42=St40×23、St43=St40×24、St44=St40×25、St4n=St40×2(4+n-3)とされる。
また、上記式(1)、(2)、(3)において、送信装置の数が4台で、
(m+n−3)≧5×q (q=1,2,3,・・・)となった場合には、上記式(1)、(2)、(3)における(m+n−3)を(m+n−3−5×q)に置き換える。同様に、送信装置の数がL台であれば、(m+n−3)≧(L+1)×q (q=1,2,3,・・・)となった場合に上記式(1)、(2)、(3)における(m+n−3)を{m+n−3−(L+1)×q}に置き換える。
図5は、図4に示す群間隔時間Stに基づいて、無線信号TX1〜TX4が同時に送信された場合における無線信号の衝突の有無を説明するための表形式の説明図である。図5において、経過時間の欄は、無線信号TX1〜TX4が送信開始されてからの経過時間を、一つの通信フレーム401に対応する時間について一升で示したものである。そして、無線信号TX1〜TX4の通信フレーム401が存在している時間を示す升には「1」、通信フレーム401が存在しない時間を示す升は空欄にされている。また、無線信号TX1〜TX4のいずれの通信フレーム401も存在しない期間は、その長さに関わらす一升で示している。そして、無線信号TX1〜TX4のうち通信フレーム401が一つしか存在せず、従って無線信号の衝突が無く通信フレーム401の受信が可能な升を、太線で囲んだ網掛けで示している。
図5に示すように、無線信号TX1〜TX4は、通信フレーム群の間隔が、送信装置の通信アドレス(m)に基づき設定される群間隔時間Stmnにされているので、無線信号TX1〜TX4のいずれについても太線で囲んだ網掛けで示すように、無線信号の衝突が無く通信フレーム401の受信が可能なタイミングが存在する。これにより、複数の送信装置による無線信号の送信タイミングが一致した場合であっても、無線信号の衝突により、複数の送信装置から送信された無線信号のうちいずれかが受信可能なタイミングが存在しなくなることにより受信できなくなることが抑制される。
次に、人感センサ装置301、オンオフリモコン装置311、及び切替リモコン装置321から送信された無線信号は、照明装置201によって受信される。図6は、人感センサ装置301、オンオフリモコン装置311、及び切替リモコン装置321から無線信号TX1、無線信号TX2、及び無線信号TX3が重複するタイミングで送信された場合における照明装置201の受信動作を説明するための説明図である。
図6において、無線信号TX1、無線信号TX2、及び無線信号TX3のタイミングと、照明装置201における受信回路203の動作タイミングとを示している。受信回路203の動作タイミングは、受信回路203が受信動作を行っている期間を「オン」、受信回路203が消費電流を低減するべく受信動作を行っていない期間を「オフ」として波形図で示している。
図6に示すように、受信回路203は、受信制御部211からの制御信号に応じて周期Tcyc毎に「オン」され、受信時間Tonだけ受信動作を継続した後、「オフ」される。受信制御部211は、タイマ206を用いて受信時間Ton、及び周期Tcycを生成する。受信時間Tonは、通信フレーム401の時間長T1以上に設定されている。
図7は、照明装置201の動作の一例を示すフローチャートである。まず、受信制御部211によって、受信時間Tonだけ受信回路203がオンされ、受信回路203により受信動作が行われる(ステップS1)。そして、受信制御部211により、図2に示す通信フレーム401におけるフレーム番号403と群番号404と宛先アドレス405と送信元アドレス406とが受信できたか否かが確認され(ステップS2)、フレーム番号403と群番号404と宛先アドレス405と送信元アドレス406とが受信されない場合(ステップS2でNO)、周期Tcycだけ受信回路203がオフされ(ステップS3)、再び通信フレーム401の受信を試みるべくステップS1へ移行する。
一方、ステップS2において、フレーム番号403と群番号404と宛先アドレス405と送信元アドレス406とが受信された場合(ステップS2でYES)、受信制御部211によってアドレス設定部208で受け付けられた照明装置201の通信アドレスと、受信回路203により受信された宛先アドレス405とが一致するか否かが確認され(ステップS4)、一致しない場合(ステップS4でNO)は受信回路203により受信された通信フレーム401は照明装置201宛の通信フレームではないので、受信回路203により受信された通信フレーム401を破棄して再び通信フレーム401の受信を試みるべくステップS3へ移行し、一致する場合(ステップS4でYES)は受信回路203により受信された通信フレーム401は照明装置201宛の通信フレームであり有効と判断されて受信制御部211によりデータ407が受信されたか否かが確認される(ステップS5)。
これにより、照明装置201の通信アドレスと通信フレーム401に含まれる宛先アドレス405とが一致した場合にのみ通信フレーム401が有効と判断されてデータ407の受信動作が継続されるので、不要な通信フレーム401の受信動作を抑制させつつ本来受信するべき通信フレーム401を受信する動作の確実性を向上させることができ、また、例えば受信装置が複数存在する場合に複数の送信装置から送信された無線信号の混信の発生を抑制することができる。
なお、受信制御部211によるソフトウェア処理で照明装置201の通信アドレスと通信フレーム401に含まれる宛先アドレス405との一致を確認する例を示したが、例えば、図8に示すように、受信回路203により受信された宛先アドレス405とアドレス設定部208で受け付けられた照明装置201の通信アドレスとを比較してその比較結果を受信制御部211へ出力する比較器209を備え、比較器209から一致を示す制御信号が出力された場合に受信制御部211はステップS5へ移行し、比較器209から不一致を示す制御信号が出力された場合に受信制御部211はステップS3へ移行するようにしてもよい。
ステップS5において、受信制御部211によって、データ407が受信されなかったと判定された場合(ステップS5でNO)、通信フレーム401と受信時間Tonとのタイミングがずれているのでタイミングを同期させるべくステップS6へ移行する一方、データ407が受信されていれば(ステップS5でYES)、データ407の有効性を確認するべくステップS7へ移行する。
図6におけるタイミングt1では、受信回路203がオンしているタイミングにおいて、無線信号TX1の通信フレーム群411(群番号「1」)における通信フレーム「2」の先頭から送信元アドレス406まで受信される例を示している。この場合、データ407は受信されないので、ステップS6へ移行する(ステップS5でNO)。
次に、ステップS6において、タイミング算出部210によって、受信時間Ton内に受信された群番号404とフレーム番号403と送信元アドレス406とから、無線信号TX1を送信する人感センサ装置301の一連の送信動作における次の通信フレーム401のタイミングが算出され、受信制御部211によって、ステップS1における受信回路203の受信動作がタイミング算出部210により算出されたタイミングと同期されて、再び実行される。
具体的には、タイミング算出部210は、受信された送信元アドレス406に応じて上記式(1)、(2)、(3)のいずれかを選択し、受信された群番号404とその次の群番号404との間の群間隔時間Stを選択した計算式に基づき算出する。さらに、タイミング算出部210は、受信された群番号404とフレーム番号403とから、次の通信フレーム群412の先頭までの間にある通信フレーム401の数Fnとフレーム間隔の数Ftnとを算出する。そして、タイミング算出部210は、記憶部205に記憶されている通信フレーム401の時間長T1及びフレーム間隔時間Ftと、上記算出した群間隔時間St、通信フレーム401の数Fn、フレーム間隔の数Ftnとから、次の通信フレーム群412の先頭までの時間T2を、例えば、下記の式(4)に基づいて算出する。
T2=St+Fn×T1+Ftn×Ft ・・(4)
図9は、記憶部205に記憶されているデータテーブル421の一例を示す表形式の図である。図6におけるタイミングt1では、受信回路203がオンしているタイミングにおいて無線信号TX1の通信フレーム群411(群番号「1」)における通信フレーム「2」の送信元アドレス406(通信アドレス「1」)が受信されているから、図9に示すデータテーブル421における送信元アドレス(m)が「1」の欄から、タイミング算出部210により、群間隔時間St12=St10×20、時間長T1=A1、及びフレーム間隔時間Ft=B1として取得され、タイミング算出部210によって、上記式(4)に基づいて次の通信フレーム群412の先頭までの時間T2が算出される。
そして、時間T2がタイマ206により計時され、時間T2経過後に受信制御部211によって、受信時間Tonだけ受信回路203がオンされ、受信回路203により無線信号TX1の先頭の通信フレーム401と同期したタイミングt2において受信動作が行われる(ステップS1)。
なお、受信された群番号から次の通信フレーム群における先頭の通信フレーム401と同期させる例を示したが、例えば同一の通信フレーム群内の通信フレーム401、例えば通信フレーム群「1」における通信フレーム「3」に同期させるようにしてもよい。
次に、ステップS7において、受信制御部211によって、受信回路203により受信されたデータ407が一連の送信動作において最初に受信されたものであるか否かが判定され(ステップS7)、最初に受信されたものであれば(ステップS7でYES)、当該データ407に基づき照明回路部207へ動作指示を出力する(ステップS8)一方、最初のデータでなければ(ステップS7でNO)、一連の送信動作における同一のデータ407を重複して受信しているので、同一のデータ407により同一の動作指示を重複して照明回路部207へ出力することを回避するべくステップS9へ移行する。
具体的には、受信回路203により通信フレーム401が受信された後、予め設定された所定の時間、例えば無線信号TX1,TX2,TX3等の開始から終了までの時間内に、再び送信元アドレス406が同じ通信フレーム401が受信された場合、最初のデータではないと判断して(ステップS7でNO)、ステップS9へ移行する。
次に、ステップS8において、機器制御部212によって、受信回路203で受信された通信フレーム401に含まれるデータ407が取得され、機器制御部212から照明回路部207へデータ407に応じた動作を指示する制御信号が出力される。そうすると、照明回路部207によって、機器制御部212からの制御信号に応じて照明が点灯、あるいは消灯される。
そして、ステップS9において、受信制御部211によって、タイマ206によりタイミングt2からの経過時間が計時され、周期Tcycが経過するまで受信回路203のオフ状態が維持された後、再び受信回路203による受信動作をさせるべくステップS1へ移行する。
以上、複数の送信装置から送信された無線信号TX1〜TX4は、通信フレーム群の間隔が、送信装置の通信アドレス(m)に基づき設定される群間隔時間Stにされているので、無線信号TX1〜TX4のいずれについても図5において太線で囲んだ網掛けで示すように無線信号の衝突が無く通信フレーム401の受信可能なタイミングが存在するので、複数の送信装置による無線信号の送信タイミングが一致した場合であっても無線信号の衝突により、複数の送信装置から送信された無線信号のうちいずれかが受信が可能なタイミングが存在しなくなることにより受信できなくなることが抑制されるので、受信の確実性を向上させることができる。また、ステップS1〜S9の動作により、通信フレーム401と受信時間Tonとのタイミングがずれている場合であってもステップS6においてタイミングを同期させることができるので、受信回路203に受信動作を間欠的に実行させつつ単方向通信により受信の確実性を向上させることができる。
なお、複数の送信装置である人感センサ装置301、オンオフリモコン装置311、及び切替リモコン装置321から送信される無線信号TX1,TX2,TX3は、いずれも通信フレーム群「1」を五つの通信フレーム401で構成し、通信フレーム群「2」以降の通信フレーム群を三つの通信フレーム401で構成する例を示したが、送信装置毎に通信フレーム群「1」や通信フレーム群「2」以降の通信フレーム群における通信フレーム401の数を異なる数にしてもよい。
例えば、複数の送信装置に優先度を設定し、各送信装置の優先度の高低に応じて当該各送信装置から送信される通信フレーム群に含まれる通信フレーム数が増減される構成としてもよい。例えば、図10に示すように、三台の送信装置から無線信号TX1,TX2,TX3が送信される場合、無線信号TX2の優先度が他の無線信号より高い優先度に設定されていれば、無線信号TX2における二番目の通信フレーム群「2」以降の通信フレーム数を、他の無線信号TX1,TX3における通信フレーム群「2」以降の通信フレーム数より増加させて五つの通信フレーム401から構成されるようにしてもよい。また、優先度の高い無線信号TX2における通信フレーム群「1」の通信フレーム数を増加させてもよい。
また、優先度の高い無線信号、例えば無線信号TX2の群間隔時間St2nを、他の無線信号TX1,TX3における群間隔時間St1n,St3nよりも短い時間に設定してもよい。
これにより、優先度の高い無線信号TX2は、他の無線信号よりも受信装置である照明装置201における受信回路203の動作タイミングと同期する確率が上昇するので、優先度の高い無線信号TX2の受信確率を増大させることができる。
なお、群間隔時間Stは、式(1)、(2)、(3)によって算出される例に限られず、例えば人感センサ装置301等の送信装置や照明装置201等の送信装置が予め送信元アドレス406や群番号404等に対応した群間隔時間Stをデータテーブルとして記憶しておく構成としてもよい。また、送信装置の台数も3台に限られず、2台以下、あるいは4台以上であってもよい。
本発明の一実施形態に係る通信システムの構成の一例を示すブロック図である。 通信フレームの一例を示す図である。 複数の送信装置から送信される無線信号を説明するための説明図である。 図3に示す無線信号における群間隔時間を説明するための表形式の説明図である。 図4に示す群間隔時間に基づいて、複数の無線信号が同時に送信された場合における無線信号の衝突の有無を説明するための表形式の説明図である。 複数の送信装置から無線信号が重複するタイミングで送信された場合における照明装置の受信動作を説明するための説明図である。 図1に示す照明装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図1に示す照明装置の変形例を示すブロック図である。 図1に示す照明装置の記憶部に記憶されているデータテーブルの一例を示す表形式の図である。 送信装置の優先度に応じて通信フレーム数が増減される例を説明するための説明図である。
符号の説明
1 通信システム
201 照明装置
202,305,316,325 アンテナ
203 受信回路
204 制御部
205 記憶部
206 タイマ
207 照明回路部
208 アドレス設定部
210 タイミング算出部
211 受信制御部
212 機器制御部
301 人感センサ装置
303,314,323 送信制御部
304,315,324 送信回路
306,317,326 アドレス設定部
311 オンオフリモコン装置
321 切替リモコン装置
401 通信フレーム
402 プリアンブル
403 フレーム番号
404 群番号
405 宛先アドレス
406 送信元アドレス
407 データ
411,412,413 通信フレーム群
St 群間隔時間
Ton 受信時間
TX1,TX2,TX3,TX4 無線信号

Claims (5)

  1. 同一のデータを含む複数の通信フレームを備えた通信フレーム群を所定の時間間隔で複数回送信する一連の送信動作を行うと共に通信アドレスが付与された送信装置と、当該送信装置により送信された通信フレームを予め設定された所定の周期で予め設定された所定時間だけ受信動作を行うことにより受信する受信装置とを備えた通信方法であって、
    前記通信フレームは、前記送信装置による複数回の送信における何番目の通信フレーム群に含まれる通信フレームであるかを示す群番号と、前記通信フレーム群における何番目の通信フレームであるかを示すフレーム番号と、当該通信フレームを送信した前記送信装置に付与された通信アドレスである送信元通信アドレスとを含み、
    前記送信装置が、当該送信装置に付与された通信アドレスに基づき前記時間間隔を設定するステップと、
    前記受信装置が、前記受信動作により前記通信フレームにおける前記群番号と前記フレーム番号と前記送信元通信アドレスとを受信し、かつ前記データが受信できない場合に当該受信された群番号とフレーム番号と送信元通信アドレスとから前記一連の送信動作において同一のデータを含む通信フレームが新たに送信されるタイミングを算出するステップと、
    前記受信装置が、当該算出されたタイミングに同期して前記受信動作を行うステップとを備えることを特徴とする通信方法。
  2. 同一のデータを含む複数の通信フレームを備えた通信フレーム群を所定の時間間隔で複数回送信する一連の送信動作を行うと共に、通信アドレスが付与された送信装置を備え、前記送信装置は、当該送信装置に付与された通信アドレスに基づき前記時間間隔を設定するものであり、当該送信装置により送信される前記通信フレームは、前記複数回の送信における何番目の通信フレーム群に含まれる通信フレームであるかを示す群番号と前記通信フレーム群における何番目の通信フレームであるかを示すフレーム番号と当該通信フレームを送信した送信装置に付与された通信アドレスである送信元通信アドレスとを含むものである通信方法に用いられる受信装置であって、
    前記通信フレームを受信するべく予め設定された所定の周期で予め設定された所定の受信時間だけ受信動作を行う受信部と、
    前記受信部により前記通信フレームにおける前記群番号と前記フレーム番号と前記送信元通信アドレスとが受信され、かつ前記データが受信できない場合に当該受信された群番号とフレーム番号と送信元通信アドレスとから前記一連の送信動作において同一のデータを含む前記通信フレームが新たに送信されるタイミングを算出するタイミング算出部と、
    前記タイミング算出部により算出されたタイミングと同期して、前記受信部に受信動作を行わせると共に前記受信部により受信された前記データを取得する受信制御部とを備えることを特徴とする受信装置。
  3. 通信アドレスが付与されると共に、同一のデータを含む複数の通信フレームを備えた通信フレーム群を当該付与された通信アドレスに基づく所定の時間間隔で複数回送信する一連の送信動作を行う送信装置であって、
    前記通信フレームは、前記複数回の送信における何番目の通信フレーム群に含まれる通信フレームであるかを示す群番号と前記通信フレーム群における何番目の通信フレームであるかを示すフレーム番号と当該通信フレームを送信した送信装置に付与された通信アドレスである送信元通信アドレスとを含むものであり、
    請求項2に記載の受信装置に対して前記通信フレームを送信することを特徴とする送信装置。
  4. 請求項3に記載の送信装置と、
    請求項2に記載の受信装置とを備えることを特徴とする通信システム。
  5. 前記送信装置を複数備え、
    前記複数の送信装置において、当該各送信装置の優先度の高低に応じて当該各送信装置から送信される通信フレーム群のうちすくなくとも2番目以降の通信フレーム群に含まれる通信フレーム数が増減されるべく設定されていることを特徴とする請求項4記載の通信システム。
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