JP2006203130A - 洗浄装置、洗浄装置への液体の補充方法 - Google Patents

洗浄装置、洗浄装置への液体の補充方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 長時間の洗浄を可能とした洗浄装置を提供する。
【解決手段】 被洗浄物3を洗浄するためのガスと液体とからなる混合物を被洗浄物に向けて吐出するノズル6と、ノズル6に所定のガス吐出圧力でガスを供給するガス供給機構8と、ノズルに液体を供給する液体供給機構9と、を備えた洗浄装置1である。液体供給機構9は、液体を貯液する液体加圧タンク20と、液体加圧タンク20からノズル6へ、所定の液体吐出圧力で、ガスよりも時間当たりの流量が少ない液体を供給するための液体供給ライン21と、液体加圧タンク20に、液体吐出圧力以上の圧力で外部から液体を供給することで、液体の補充を行う液体補充機構22と、を備える。液体供給機構9は、液体加圧タンク20から液体供給ライン21によりノズル6へ液体を供給しつつ、液体補充機構22から液体加圧タンク20への液体の補充が行えるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体ウエハや液晶基板等の被洗浄物の表面の汚染物の除去を行う洗浄装置及び洗浄装置への液体の補充方法に関するものである。
半導体ウエハや液晶基板は、微細加工技術の進歩が著しく、その表面から微細な塵等の汚染物を除去することは重要な技術要素となっている。そのための洗浄装置にも様々なものがある。その一例として、液体とガスとの混合物を用いて、ノズルから微小水滴(ミスト)を半導体ウエハ等の表面に吐出することで、半導体ウエハ等の表面から汚染物を除去する洗浄装置がある。
例えば、本願出願人は、日本国公開特許2001−191040(発明の名称:洗浄装置及びその洗浄装置を利用した被洗浄物の洗浄方法)に、そのような洗浄装置についての発明を開示している。この洗浄装置では、ノズルに液体を供給する液体供給ラインに液体加圧タンクが設けられている。液体加圧タンクを設けることでノズルへの液体の供給が一定する。またガスの圧力に対応して液体加圧タンク内を圧力を調整することで、ガス流量を多くした高い洗浄力が得られるようになっている。
液体加圧タンクが設けられた洗浄装置では、液体加圧タンク内の液体が残り少なくなると液体を補充する必要がある。液体加圧タンク内の液面の高さを検知する液面センサが設けられており、所定の高さ以下になると液体を補充するようになっている。
液体加圧タンク内は、ガスにより、例えば0.1〜0.7MPaに加圧されている。加圧することで、ノズルからの逆流を防ぐようになっている。液体の補充を行う場合、液体加圧タンク内のガスを一度ブローして大気圧に戻す必要がある。これは液体加圧タンク内の圧力が液体の補充を行うには高すぎるためであり、大気圧に戻さなければ液体加圧タンクへの液体の補充が困難なためである。液体の補充後に、液体加圧タンク内をガスで加圧して、洗浄に使える状態にする必要がある。
このような液体加圧タンクへの液体の補充に関する一連の作業にかかる時間は、洗浄装置の洗浄準備時間となって、微小水滴の連続吐出や長時間の吐出を困難にする。また、洗浄装置のタクトアップの足かせになる。
本発明は、液体加圧タンクへの液体の補充を効率的に行い、ノズルへ液体を連続供給して、長時間の洗浄を可能とした洗浄装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決する本発明の洗浄装置は、被洗浄物を洗浄するためのガスと液体とからなる混合物を前記被洗浄物に向けて吐出するノズルと、前記ノズルに前記ガスを供給するためのガス供給機構と、前記ノズルに前記液体を供給するための液体供給機構と、を備えて構成される。前記ガス供給機構は、前記ノズルに所定の第1圧力で前記ガスを供給するように構成される。前記液体供給機構は、前記液体を貯液する液体加圧タンクと、所定の第2圧力で前記ノズルに前記液体を供給するための液体供給ラインと、前記液体加圧タンクに、前記第2圧力以上の第3圧力で外部から液体を供給することで、液体の補充を行う液体補充機構と、を備えている。前記液体供給機構は、前記液体加圧タンクから前記液体供給ラインにより前記ノズルへ前記液体を供給しつつ、前記液体補充機構から前記液体加圧タンクへの前記液体の補充が行えるように構成される。第2圧力よりも高圧の第3圧力で液体の補充を行うことで、容易に液体加圧タンクに液体を供給可能になる。
このような構成の洗浄装置では、液体加圧タンク内の圧力を保ったまま液体の補充が可能である。そのために、液体加圧タンクの容量以上の液体をノズルへ連続供給することが可能となり、ノズルからの混合物の長時間の吐出が可能となって、被洗浄物の長時間の洗浄が可能になる。第1圧力と第2圧力とは、被洗浄物の種類、洗浄度等によりそれぞれ任意に決められる。
前記液体供給機構は、例えば、前記液体加圧タンク内の液面の高さを監視する液面センサを更に有して構成される。液体供給装置をこのように構成すると、前記液体補充機構を、前記液面センサにより、前記液体加圧タンク内の液面が所定の高さ以下になったことが判明したときのみ、前記液体加圧タンクに液体の補充を行うように構成することができる。このような構成の洗浄装置では、液体加圧タンク内の液体の量を常に一定量以上に貯めておくことができる。
前記液体補充機構は、例えば、外部からの液体を前記第3圧力に加圧するためのポンプと、前記液体加圧タンクから前記ポンプへの液体の逆流を阻止するための逆流防止弁とを有して構成される。このような構成では、ポンプに脈動が発生して第3圧力が第2圧力よりも低くなった場合でも、逆流防止弁により液体の逆流を防止できる。
また、前記液体供給機構は、前記液体加圧タンク内の加圧又は減圧を行うための加圧機構を更に有して構成されていてもよい。このような構成では、前記液体加圧タンク内の圧力が、この加圧機構により前記第2圧力で一定に保たれるようになる。このような構成にすることで、液体を補充するに変化する際に発生する液体加圧タンク内の圧力の変化を抑えることができる。
本発明の洗浄装置への液体の補充方法は、被洗浄物を洗浄するためのガスと液体とからなる混合物を前記被洗浄物に向けて吐出するノズルと、前記ノズルに所定の第1圧力で前記ガスを供給するガス供給機構と、を備えた洗浄装置に設けられている、前記液体を貯液する液体加圧タンクを有する液体供給機構、により実行される方法である。前記液体供給機構が、前記液体加圧タンクから前記ノズルに所定の第2圧力で、前記ガスよりも時間当たりの流量が少ない前記液体を供給する段階と、前記液体加圧タンク内に貯液される前記液体の液面の高さを監視する段階と、前記液面の高さが第1閾値以下になると、前記第2圧力以上の第3圧力で外部から液体を前記液体加圧タンクに補充する段階と、前記液面の高さが、第1閾値以上の高さを表す第2閾値以上になると、外部から前記液体加圧タンクへの液体の補充を終了する段階と、を含む。これにより、液体加圧タンク内の液体の量を常に適正に保つことができるようになる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の洗浄装置1を模式的に表す図である。この洗浄装置1は、洗浄カップ2、被洗浄物3が載置されるステージ4、モータ5、ガスと液体との混合物の微小水滴を吐出するノズル6、ノズル6を移動させるロボットアーム7、ノズル6にガスを供給するためのガス供給機構8、ノズル6に液体を供給するための液体供給機構9、及び制御装置10を備えている。洗浄装置1は、ステージ4上に載置された被洗浄物3を、ノズル6から吐出される微小水滴により洗浄するようになっている。被洗浄物3は、例えば半導体ウエハ、液晶基板、ハードディスク、セラミックウエハ、レンズ等のように被洗浄面に微細な汚染物も残せないような高清浄度を求められるものである。各構成要素は、制御装置10により動作を制御されており、制御装置10からの指示により所望の動作を行うようになっている。
洗浄カップ2は、内部にステージ4が設けられており、ノズル6から吐出される微小水滴が洗浄装置1の外部に漏れないような構成になっている。洗浄カップ2は、ノズル6から吐出された微小水滴を、被洗浄物3の表面を洗浄後に、汚染物とともに外部へ排出するように構成されている。ステージ4は、被洗浄物3が載置される面(載置面)が、例えば円形に形成されており、この載置面に被洗浄物3が固定される。例えば、載置面には穴が設けられ、この穴から吸引機等で吸引することで被洗浄物3を固定するようになっている。また、被洗浄物3を、メカニカルチャック等で固定するようにしてもよい。
モータ5は、ステージ4の載置面の中心を中心として回転させるものである。ノズル6から微小水滴が吐出されているときに、モータ5はステージ4を回転させる。ステージ4が回転することで、吐出される微小水滴がムラなく被洗浄物3の表面に当たるようになり、洗浄ムラを抑えることができる。
ノズル6は、ガス供給機構8から供給されるガス及び液体供給機構9から供給される液体を混合した混合物の微小水滴を被洗浄物3の表面上に吐出するようになっている。ロボットアーム7は、ノズル6を固定するとともに、制御装置10の制御によりその位置を移動させるものであり、洗浄ムラがないように最適な位置にノズル6を移動させるようになっている。
ガス供給機構8は、ガスレギュレータ11、ガス供給弁12、ガス流量計13、ガス流量調整弁14、及びガス用フィルタ15を備えている。ガス供給機構8は、通常、この洗浄装置1が設置された半導体製造工場等の施設内に備えられる1MPa以下の乾燥空気や窒素ガス等のガスライン、或いはガスボンベ等のガス供給元からガスの供給を受け、ガス吐出圧力(第1圧力)、所定のガス吐出供給量(ガス流量)が最適になるように調整しながら、不要物が除去されたガスをノズル6に供給するようになっている。ガス供給機構8は、例えば、ガス吐出圧力が0.1〜0.7MPaで、ガス吐出供給量が10〜300l/minのガスを、ノズル6に供給する。
ガスレギュレータ11は、ガス供給元から供給されるガスの圧力を調整するものである。ガスレギュレータ11によりノズル6に供給されるガス吐出圧力が決まるようになっている。
ガス供給弁12は、ガスをガス供給元からノズル6へ供給するための弁である。ガス供給弁12を開閉することで、ガス供給元からノズル6へのガスの供給の開始、停止ができるようになっている。
ガス流量計13は、ガス供給機構8を流れるガスのガス流量を測定するものである。
ガス流量調整弁14は、ガス供給機構8を流れるガスのガス流量を調整するための弁である。ガス流量調整弁14は、例えば弁の開閉量を操作することでガス流量を調整可能になっている。ガス流量調整弁14により、ノズル6に供給されるガス吐出供給量が決まるようになっている。
ガス用フィルタ15は、ガス供給元からガスレギュレータ11、ガス供給弁12、ガス流量計13、及びガス流量調整弁14を介して供給されるガスから、塵等の不要物を取り除くものである。ガス用フィルタ15により不要物が除去されたガスが、ノズル6に供給される。
液体供給機構9は、液体加圧タンク20、液体加圧タンク20からノズル6へ液体を供給するための液体供給ライン21、液体加圧タンク20の液体を補充する液体補充機構22、及び液体加圧タンク20内を加圧するための加圧機構23を備える。
液体加圧タンク20は、外部から液体補充機構22により液体の供給を受けて貯液するとともに、液体供給ライン21によりノズル6に液体を供給するものである。液体加圧タンク20への外部からの液体の供給量(補充量)と、液体加圧タンクからノズル6への液体の供給量とは、ほぼ同じにする。また、液体加圧タンク20の容量は、液体の補充量に比して十分大きく構成される。液体には、純水や専用の薬液等が用いられる。液体加圧タンク20は、加圧機構23により、所定の圧力、例えば0.1〜0.7MPaに加圧されている。
加圧機構23により加圧されることで、液体供給ライン21に液体を供給するようになっている。液体加圧タンク20には、液体排出弁24が設けられており、液体排出弁24が開状態になると液体加圧タンク20内のすべての液体が外部に排出されるようになっている。また、液体加圧タンク20には液面センサ25が設けられている。液面センサ25は、液体加圧タンク20内の液面の高さを常に監視しており、所定の高さになると、制御装置10にその旨を通知するようになっている。
液体供給ライン21は、液体供給弁26、液体流量計27、液体流量調整弁28、及び液体フィルタ29を備えている。これらの構成により液体加圧タンク20から、所定の液体吐出圧力(第2圧力)、所定の液体吐出供給量(液体流量)で不要物のない液体がノズル6に供給される。液体供給ライン21は、例えば、液体吐出圧力が0.1〜0.7MPaで、液体吐出供給量が0.1〜1l/minの液体を、ノズル6に供給するようになっている。液体供給ライン21による液体吐出圧力は、液体加圧タンク20内の圧力と等しい。そのために、液体吐出圧力は加圧機構23により最適値に調整できるようになっている。加圧機構23については後述する。ガスがノズル6に供給されるガス吐出圧力と、液体がノズル6に供給される液体吐出圧力とは、被洗浄物3から除去すべき汚染物の大きさ、種類等によって、任意に決められる。
液体供給弁26は、液体を液体加圧タンク20からノズル6へ供給するための弁である。液体供給弁26を開閉することで、液体加圧タンク20からノズル6への液体の供給の開始、停止ができるようになっている。
液体流量計27は、液体供給機構21を流れる液体の液体流量を測定するものである。
液体流量調整弁28は、液体供給機構21を流れる液体の液体流量を調整するための弁である。液体流量調整弁28は、例えば弁の開閉量を操作することで液体流量を調整可能になっている。液体流量調整弁28により、ノズル6に供給される液体吐出供給量が決まるようになっている。
液体フィルタ29は、液体加圧タンク20から液体供給弁26、液体流量計27、及び液体流量調整弁28を介して供給される液体から、塵等の不要物を取り除くものである。液体フィルタ29により不要物が除去された液体が、ノズル6に供給される。
液体補充機構22は、液体補充弁30、高圧ポンプ31、及び逆流防止弁32を備える。これらの構成より、液体が液体供給元から液体加圧タンク20へ供給され、液体加圧タンク20内に、常に所定量以上の液体が貯液されるようにする。液体補充機構22は、通常、この洗浄装置1が設置される半導体製造工場等の施設内に備えられる0.4MPa以下の純水や薬液等の液体ラインから、液体を液体加圧タンク20に供給するようになっている。液体補充機構22は、例えば液面センサ25により監視される液体加圧タンク20の液面の高さに応じて、液体加圧タンク20に液体を供給する。
液体補充弁30は、液体供給元から高圧ポンプ31へ液体を供給するための開閉を行う弁である。液体補充弁30を開閉することで、高圧ポンプ31への液体の供給を開始、停止することができるようになっている。液体補充弁30は、例えば、液体加圧タンク20内の液体の量に応じて開閉される。
高圧ポンプ31は、液体供給元から液体補充弁30を介して供給される液体を液体吐出圧力以上の所定の圧力で液体加圧タンク20に供給するようになっている。液体加圧タンク20は、液体供給ライン21を介して液体吐出圧力で液体をノズル6に供給するようになっている。そのために、液体加圧タンク20は、液体吐出圧力で加圧されている。高圧ポンプ31は、この液体加圧タンク20内の液体吐出圧力と同等以上の圧力(第3圧力)で液体を液体加圧タンク20に供給する。高圧ポンプ31は、液体加圧タンク20に液体を供給する必要がある場合に稼働するようになっている。例えば液体補充弁30の開閉に連動して稼働するようになっている。また、液体補充弁30を常に開状態にしておき、高圧ポンプ31のみを稼働するようにしてもよい。
高圧ポンプ31は、例えば、液体を0.1〜0.7MPaの液体吐出圧力でノズル6に供給する場合、液体加圧タンク20内も0.1〜0.7MPaで加圧されている。高圧ポンプ31は、この液体加圧タンク20に液体を供給するために、例えば液体吐出圧力よりも0〜0.2MPa高い圧力で液体を加圧する。高圧ポンプ31は加圧した液体を圧送して、液体加圧タンク20に液体を補充する。
逆流防止弁32は、液体加圧タンク20から高圧ポンプ31側への液体の逆流を防止するための弁である。逆流防止弁32は、高圧ポンプ31による液体への圧力が、高圧ポンプ31の脈動などの要因で液体加圧タンク20内の圧力よりも低くなった場合に、液体の逆流を阻止するようになっている。
加圧機構23は、液体加圧タンク20内の圧力を調整するための機構であり、液体加圧タンク20にガスを供給して液体加圧タンク20内を加圧する加圧ラインと、液体加圧タンク20からガスを排出して液体加圧タンク20内を減圧する減圧ラインとがある。加圧ラインには、加圧レギュレータ33と加圧弁34とが設けられる。減圧ラインには、減圧弁35が設けられる。加圧機構23により加圧することで、液体供給ライン21によりノズル6に供給される液体の液体吐出圧力が加圧される。
加圧レギュレータ33は、加圧ガス供給元から供給されるガスの圧力を調整するものである。供給されるガスの圧力は、液体加圧タンク20内をどの程度加圧するかによって決まるが、液体加圧タンク20内の圧力は、液体供給ライン21でどの程度の液体吐出圧力により液体をノズル6に供給するかにより決まる。そのために、加圧レギュレータ33では、必要な液体吐出圧力に応じて、加圧ガス供給元から供給されるガスの圧力を調整するようになっている。
加圧弁34は、加圧ガス供給元から液体加圧タンク20へガスを供給するための弁である。加圧弁34を開閉することで、液体加圧タンク20へのガスの供給の開始、停止ができるようになっている。加圧弁34は、液体加圧タンク20内を加圧する必要がある場合に開状態になる。なお、加圧ガス供給元はガス供給機構8にガスを供給するガス供給元と同じであってもよい。
減圧弁35は、液体加圧タンク20から加圧ガス排出先へガスを排出するための弁である。減圧弁35を開閉することで、液体加圧タンク20内のガスの排出の開始、停止ができるようになっている。減圧弁35は、液体加圧タンク20内を減圧する必要がある場合に開状態になる。
以上のような構成の洗浄装置1による、液体加圧タンク20への液体の補充動作の一例について説明する。図2は、液体の補充に関する処理の流れを示す図である。
液体加圧タンク20からは、ノズル6に対して、液体供給ライン21を介して液体が供給されている(ステップS10)。ガス供給元からは、ガス供給機構8を介してノズル6にガスが供給されている。これにより、ノズル6からは、液体とガスとの混合物が微小水滴として吐出され、被洗浄物3の表面が洗浄される。ノズル6に供給されるガス及び液体は、それぞれガス吐出圧力、液体吐出圧力(例えば、0.1〜0.7MPa)に加圧されている。ノズル6への流量は、ガスが液体に比べて大量に供給されるようになっており、例えば、ガス吐出供給量が10〜300l/min、液体吐出供給量が0.1〜1l/minである。
液面センサ25は、液体加圧タンク20に貯液されている液体の液面の高さを常に監視している(ステップS20)。液面センサ25は、液面の高さが所定の高さ(第1閾値)よりも低くなると、その旨を制御装置10に通知する(ステップS30:Y)。制御装置10は、液面センサ25から液面の高さが第1閾値よりも低くなったことが通知されると、液体補充機構22により液体供給元から液体加圧タンク20へ液体を補充する(ステップS40)。この際、液体補充機構22は、制御装置10により液体補充弁30が開状態にされる。また、高圧ポンプ31が稼働されて、液体補充弁30を介して液体供給元から供給される液体が、液体加圧タンク20内の圧力以上に加圧される(例えば、液体吐出圧力+0〜0.2MPa)。
高圧ポンプ31で加圧された液体は、逆流防止弁32を介して液体加圧タンク20に供給される。液体加圧タンク20内の圧力よりも高圧で液体が高圧ポンプ31から圧送されるので、液体加圧タンク20への液体の供給は容易に行われる。これで、液体加圧タンク20へ、液体が補充される。
液面センサ25は、液体が補充されて液面が所望の高さ(第2閾値)よりも高くなると、その旨を制御装置10に通知する(ステップS50:Y)。制御装置10は、液面センサ25から液面の高さが第2閾値よりも高くなったことが通知されると、液体補充機構22による液体の補充を終了する(ステップS60)。
以上のような一連の動作により、液体加圧タンク20内の液体は、常に所望の量以上に貯液されることになる。液面の高さの基準となる第1閾値と第2閾値とは、同じ値でもよいが、第2閾値が第1閾値よりも高いことを表す値となるように設定していてもよい。
以上のような構成の洗浄装置1では、液体補充機構22に高圧ポンプ31を設けて、液体加圧タンク20への液体の補充を、液体加圧タンク20内の圧力以上の圧力で圧送することにより行う。これにより、液体加圧タンク20内の圧力を減圧せずに液体の補充が可能になる。また、ノズル6に液体を供給中でも、効率的に液体の補充が可能である。そのために、液体加圧タンク20の液体容量以上の液体をノズル6に供給することが可能になり、微小水滴を長時間連続吐出できる。
高圧ポンプ31から圧送される液体には、脈動があるものの、液体の補充量をノズル6への液体の供給量とほぼ同等にすることと、液体加圧タンク20の液体容量が液体の補充量に比べて遙かに大きいために、脈動を消す事ができる。液体加圧タンク20に液体が十分に貯液されている場合には、高圧ポンプ31の動作を止めておけるので、省エネルギにもなる。
本実施形態の洗浄装置の模式図。 液体の補充に関する処理の流れを示す図。
符号の説明
1 洗浄装置
2 洗浄カップ
3 被洗浄物
4 ステージ
5 モータ
6 ノズル
7 ロボットアーム
8 ガス供給機構
9 液体供給機構
10 制御装置
11 ガスレギュレータ
12 ガス供給弁
13 ガス流量計
14 ガス流量調整弁
15 ガス用フィルタ
20 液体加圧タンク
21 液体供給ライン
22 液体補充機構
23 加圧機構
24 液体排出弁
25 液面センサ
26 液体供給弁
27 液体流量計
28 液体流量調整弁
29 液体フィルタ
30 液体補充弁
31 高圧ポンプ
32 逆流防止弁
33 加圧レギュレータ
34 加圧弁
35 減圧弁

Claims (5)

  1. 被洗浄物を洗浄するためのガスと液体とからなる混合物を前記被洗浄物に向けて吐出するノズルと、
    前記ノズルに前記ガスを供給するためのガス供給機構と、
    前記ノズルに前記液体を供給するための液体供給機構と、を備えた洗浄装置であって、
    前記ガス供給機構は、前記ノズルに所定の第1圧力で前記ガスを供給するように構成されており、
    前記液体供給機構は、
    前記液体を貯液する液体加圧タンクと、
    前記液体加圧タンクから前記ノズルへ、所定の第2圧力で、前記ガスよりも時間当たりの流量が少ない前記液体を供給するための液体供給ラインと、
    前記液体加圧タンクに、前記第2圧力以上の第3圧力で外部から液体を供給することで、液体の補充を行う液体補充機構と、を備えており、
    前記液体供給機構は、前記液体加圧タンクから前記液体供給ラインにより前記ノズルへ前記液体を供給しつつ、前記液体補充機構から前記液体加圧タンクへの前記液体の補充が行えるように構成されている、
    洗浄装置。
  2. 前記液体供給機構は、
    前記液体加圧タンク内の液面の高さを監視する液面センサを更に有しており、
    前記液体補充機構は、前記液面センサにより、前記液体加圧タンク内の液面が所定の高さ以下になったことが判明すると、前記液体加圧タンクに液体の補充を行うように構成されている、
    請求項1記載の洗浄装置。
  3. 前記液体補充機構は、
    外部からの液体を前記第3圧力に加圧するためのポンプと、
    前記液体加圧タンクから前記ポンプへの液体の逆流を阻止するための逆流防止弁とを有している、
    請求項1記載の洗浄装置。
  4. 前記液体供給機構は、前記液体加圧タンク内の加圧又は減圧を行うための加圧機構を更に有しており、
    前記液体加圧タンク内の圧力が、この加圧機構により前記第2圧力に保たれるようになっている、
    請求項1記載の洗浄装置。
  5. 被洗浄物を洗浄するためのガスと液体とからなる混合物を前記被洗浄物に向けて吐出するノズルと、前記ノズルに所定の第1圧力で前記ガスを供給するガス供給機構と、を備えた洗浄装置に設けられている、前記液体を貯液する液体加圧タンクを有する液体供給機構、により実行される方法であって、
    前記液体供給機構が、
    前記液体加圧タンクから前記ノズルに所定の第2圧力で、前記ガスよりも時間当たりの流量が少ない前記液体を供給する段階と、
    前記液体加圧タンク内に貯液される前記液体の液面の高さを監視する段階と、
    前記液面の高さが第1閾値以下になると、前記第2圧力以上の第3圧力で外部から液体を前記液体加圧タンクに補充する段階と、
    液面の高さが、第1閾値以上の高さを表す第2閾値以上になると、外部から前記液体加圧タンクへの液体の補充を終了する段階と、を含む、
    洗浄装置への液体の補充方法。
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