JP2006202065A - メダル処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 飛び出しメダルの防止と、ホッパーの駆動時の際にメダルの不足が最小限に押さえられ、且つメダルの補充の際には補充しやすいメダル処置装置を得ることにある。
【解決手段】 ホッパーのメダル保留部60を密閉構造にし、回収されたメダルが流れる流入樋34をホッパーの保留部内に傾斜を設けて導き、流入樋34から流入してくるメダルの落下位置をホッパー内の所定の落とし場所に導く導入部63b、63eを設け、導入部は流入樋34から傾斜を伝わってくる,メダルを溢れメダル排出樋36の手前近傍に落下メダルの積層の山が形成される位置に落下メダルを導く傾斜構造を備えたホッパー保留部60を有するメダル処理装置。
【選択図】図6

Description

本発明は、業務用メダルゲーム機や両替機等のメダル処理おける一時保留部を有するメダル処置装置に関する。
従来からのメダルゲーム装置においては、ゲームフィールドでゲームを終えたメダルが、ゲーム機内のスロープを伝わりメダルホッパーに回収され、ホッパーから返却ボックスに返却され、プレイヤの手元へと搬送されるようになっている。このホッパーにおいて、余剰のメダルは収納ボックスへと収納されようになっている(例えば特許文献1参照。)。
同じくメダルゲーム機において、ゲームがおこなわれるゲームフィールドからメダル回収孔に落下したメダルはガイドを通りメダル回収箱に導かれストックされる。このメダル回収箱が一杯になった場合にはメダル回収箱から溢れ出したメダルはガイドを通って金庫に蓄積される。
メダル回収箱内にストックされているメダルは、メダル回収箱の下面に備えたエレベータ式ホッパーにより、ホッパー内のメダルが汲上樋を通り、ゲームフィールドに排出される(例えば特許文献2参照。)。
これらはいずれも、メダルが樋から落下しエレベータ式ホッパーに一時蓄積され、必要に応じてメダルがホッパーから排出され、ホッパーがメダルで一杯になって溢れると、回収箱に溢れたメダルが落下するようになっている。
特願2004−137532号公報(第5頁、図2) 特開平9−51988号公報(第7頁、図8)
特許文献1または2のいずれの構造でも、メダルが落下する樋とホッパーが剥き出しになっており、メダルが落下時あるいはホッパー駆動時にホッパーから外部に飛び出してしまうことがあり、ホッパーの外部に飛び出したメダルは機械内に落ちてしまい、故障の原因にもなり、メダルの管理が正確にできない原因になるのであった。
メダルは円盤形状であり、液体とは違い、ホッパーの中では多数のメダルが様々な向きに積み重なり山を築き、その山がホッパーの駆動によりかき混ぜられることで、山が崩されてなだらかになるのであるが、ホッパーが常時駆動しているわけではなく、必ずしもメダルの積み重なった積層部がなだらかになっているとは限らず、落下してくるメダルがホッパーの外部に飛び出す要因となるのであった。
またホッパーにメダルを補充する際に、ホッパーの間口が小さく、メダルを入れずらくホッパーの外にこぼしてしまうことがある。
ホッパーからメダルが飛び出す原因は、ホッパーにメダルが溜まり過ぎてしまい、溜まったメダルがメダル回収箱に流れる前に、落下してくるメダルの衝撃でメダルが跳ね返り、メダルがホッパーの外に飛び出してしまったりするのである。
そのためにホッパーのメダルが溢れる前にメダル回収箱へメダルが流れ出るようになっているのであるが、ホッパーからメダルがメダル回収箱へ流れ出すのは最小限にしないと、ホッパーから大量のメダルを排出する際に、ホッパー内のメダルが足らなくなる恐れがある。
余剰メダルはホッパーに取り付けたガイドを伝わり、収納ボックスや金庫等のメダル回収箱に流れるが、この際にホッパーの駆動に際して余計な負荷が掛からない範囲で最大限のメダルを保留し、余剰メダルが発生した場合のみ収納ボックスや金庫に流れることが望ましいのである。そうでない場合、ホッパーが駆動した際に大量にメダルを排出してしまうと、メダルが足りなくなる場合があり、その都度、係員がメダルをホッパー補充する必要が生じるのである。これを解消するには、ホッパーにメダルを落下させる際に、メダルの物理的な落下場所を見極める必要がある。
残念ながら、上記特許文献では、このあたりまで考慮した設計にはなっておらず、ホッパーからメダルが外部に飛び出してしまったり、ホッパーが駆動してメダルを払い出す際に、メダルが足らず、係員を呼んでホッパーにメダルをメダル回収箱から回収して補充する頻度が少なくなかったのである。
本願の目的は、エレベータ式ホッパーにおいて、ホッパーに流入するメダルが外部に飛び出さず、さらにホッパーの駆動によりメダルが排出される際にメダルが飛び跳ねても外に跳び出さず、さらにホッパーが一杯になる前にメダルがメダル回収箱に流れず、さらにホッパーへのメダルの補充が容易にでき、さらになお異物の混入を防ぐメダル処理装置を得ることにある。
上記目的である課題を解決するために、本願発明は、回収されたメダルが流入樋を通ってホッパーに流入し、該メダルがホッパーの保留部に保留され、必要に応じて該ホッパーに保留されたメダルを排出し、前記ホッパーの保留部が所定量を超える際には、メダル回収箱に流れる溢れメダル排出樋を有するメダル処理装置におけるものである。
そして、漏斗状受部であるホッパーのメダル保留部を密閉構造にし、回収されたメダルが流れる回収樋である流入樋をホッパーの保留部内に傾斜を設けて導き、流入樋から流入してくるメダルの落下位置をホッパー内の所定の落とし場所に導く漏斗状受部の導入部を設け、導入部は流入樋から傾斜を伝わってくる,メダルを流し樋である溢れメダル排出樋の手前近傍に落下メダルの積層の山が形成される位置に落下メダルを導く傾斜面と傾斜床からなる傾斜構造を備えた漏斗状受部であるホッパー保留部を有するメダル処理装置とした。
上記構成とすることで、ホッパーのメダル保留部にメダルが流入する際に導入部を伝わってメダルがホッパーの所定の場所に落下し、所定の落下位置で落下メダルが積層し、不必要にメダルを溢れさすことなく、効率のよいメダルの保留が行われるのである。
さらに上記目的である課題を解決するために、本願発明では上記発明において、ホッパー保留部には蓋体が設けられ、該蓋体にはホッパー保留部に固定可能なロック機構を有するホッパー保留部を有するメダル処理装置とした。
上記構成とすることで、ホッパー内でメダルが落下時に飛び跳ねてホッパーの外部に飛び出すことが蓋体により制限され、メダルの不用意な飛び出しを防ぐことができる。
さらに、上記目的である課題を解決するために、本願発明では、ホッパー保留部はホッパー本体の開口に対し上部が幅広に構成されたことを特徴とするホッパー保留部を有するメダル処理装置とした。
上記構成とすることで、ホッパーにメダルを補充する必要が生じた際でも、ホッパー保留部が漏斗状に上部が幅広になっているので、メダルの補充が容易にできるのである。
上記目的である課題を解決するために、本願発明では、ホッパー保留部はホッパー本体の上側開口に連接して取り付けられていることを特徴とするホッパー保留部を有するメダル処理装置とした。
上記構成とすることで、既存のホッパー本体にホッパー保留部を連接して取り付けるとができ、既存製品のホッパー本体を利用できるので、新たにホッパーから設計する必要がなく短時間で製品化が可能となる。
さらに上記目的である課題を解決するために、本願発明では、ホッパー保留部は樹脂を真空成形した構造を備えたメダル処理装置とした。
上記構成とするとで、板金で製作するのに比して製造が容易となり、大量生産に向くのである。
上記構成にすることで、メダル処理装置のメダルが、ホッパー保留部を密閉にしてあることで、ホッパーから飛び出すことがないし、外部から異物が混入することも防ぐことができ、故障の要因を少なくできる。
さらにホッパー内のメダル落とし位置がホッパーの駆動に際して、効率よく駆動ができる位置に、最大限のメダルが保留でき、つまり余剰メダルが不必要に流失しないように落下メダルの積層メダル群の山を築くことができ、ホッパー内のメダルが空になるということを最小限にしうるのである。
さらにメダルの補充が必要になった際でも、ホッパー保留部は上部が漏斗状に幅広になっているので係員がメダルを補充する際に外にこぼすことなく容易に補充できるのである。
以下、本発明によるメダルゲーム機用や両替機等のメダル装置の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。なおここではメダル、あるいはコインとは金属製の円盤であり硬貨も含む用語として用いる。
図1は、本発明の第1の実施の形態として、業務用メダルゲーム機に本発明を適用したメダル処理装置を示す概略斜視図である。図2は同内部機構を示す正面図である。図3は同内部構造を示す右側面図である。図4はメダル装置部分の正面分解斜視図であり、図5は同背面分解斜視図を示す。
メダルゲーム機としては、スロットマシン、カードゲーム、ルーレット、競馬ゲーム、ビンゴゲームなどのジャンルが一般的である。遊戯者は図示しないメイン筐体で行われる上述の各種ゲームに対し、遊戯者個々人がメダルを投入し操作部を操作してゲームを予測し、勝敗の結果に応じて、メダルが払い出されるサテライト筐体について以下に述べる。
まず、図1に示すように、サテライトの筐体100の天板1には、左側にモニタ2や操作部3、およびモニタの上に点灯表示部4、天板1の右側にメダル処理装置10を構成するメダルボール20およびメダル投入口30が設けられている。ここで、メダルボール20は、複数枚のメダルを一括的に取り出し可能な開口面積を有し、ゲームプレイによって獲得され、払い出されたメダルを取り出すメダル取出口である。また、メダル投入口30は、1枚以上かつ2枚未満のメダル厚さ寸法に等しい開口幅を有し手前側から略U字溝31を有し、該U字溝31に複数枚のメダルを並べてメダル投入口30に向けて手で押すことで、メダル投入口30にメダルを連続的に投入することが可能である。メダル投入口30の下にはコインセレクタ32があり、該コインセレクタ32はメダル投入口30から落下してくる正規のメダルと、不良メダル(異種メダル)を選別し、正規メダルであればコインスイッチ32aにより投入枚数を逐次カウントする機能を有している。
コインセレクタ32で不良メダルと判定されたメダルは、排出樋33を通して筐体正面の扉5の返却口6に設けた排出ボックス40に落下させ、返却口6から手で取り出すことができる。
また、筐体100内部の床の手前中央には払出用のエスカレータ式ホッパー50があり、コインセレクタ32で正規のメダルと判定されたメダルは角筒状の.回収樋34を通して、ホッパー51の上に取り付けたホッパーの水平間口より広い漏斗状受部60に滑り落ちる。
そして、前記漏斗状受部60に滑り落ちたメダルは漏斗状受部の背面斜面を滑り落ちてホッパー51に落下する。
図5に示す通り、前記漏斗状受部60には蓋体70が取り付けてあり、ロック部71、掛止部72により漏斗状受部60に取り付けられている。
そしてエスカレータ式ホッパー50において、適正なメダルの量を超えた場合には漏斗状受部60に設けられた流し樋36を通じて左側のメダル回収ボックス37に溢れたメダルを流す。
ここで、エスカレータ式ホッパー50はホッパー51から設定された枚数のメダルを払い出すと共に、払出枚数を「ペイアウト数」としてカウントする機能を有する一般的なメダルの払出用のエスカレータ式ホッパーであり、そのメダル払出扁平パイプ55はメダルの直径と略同一幅でメダルの厚さと略同一の内部通路を有し、内部通路にはメダルが押し込まれて移動する。そしてメダル払出し扁平パイプ55はメダル払出し装置52の右側中央から緩やかなカーブを形成してキリンの首状に上に伸びた立設通路55aとキリンの顔状に立設通路の上端から手前に向けて短い水平通路55bが連接し、水平通路の先端は排出口56となっている。
前記立設通路55aの上端隅にはコインセンサ57が設けてあり、メダル払出し通路内のメダルの通過を検出して、検出しない場合はホッパーモータ52aを停止させ、それ以上の払出し通路内でのメダル詰まりを防止することができる。
前記水平通路55bの先端部の左右にL字のブラケット58を水平通路55bに対し直角に取り付け、排出口56に硬質樹脂製のガイド部80をガイド部側から前記ブラケット58に螺着してある。
図6はエレベータ式ホッパーと漏斗状受部にメダル樋を設けた図3のA−A断面図を示し、図7はエレベータ式ホッパーと漏斗状受部から回収樋を除いた斜視図を示し、図8は図7の背面側からの斜視図である。
ホッパー51の上部の開口53の平面形状が長方形であり、背面、右面、手前面に沿ったコの字のブラケット35が開口53に螺着されており、ブラケット35を介して漏斗状受部60の下側が螺着される。これにより、ホッパー51に漏斗状受部60が連設され固定される。
漏斗状受部60は下側がホッパーの開口53の奥行き幅であり、左右の幅はホッパーの開口53の奥行幅のままで左側に張り出した垂直壁61になっている。
漏斗状受部の手前側62の上部はホッパーの開口53の横幅に合致して手前側に垂直に張り出した張出壁62aで、張出壁62aの下辺から水平間口の開口53に向けて傾斜した傾斜面62bとなっている。張出壁62aと傾斜面62bの左側は開口53の左側面と略同一面にある片屋根を逆にした台形垂直壁62cで構成されている。
漏斗状受部60の背面側63は基本的には手前側の張出壁62a、傾斜面62b、台形垂直壁62cと対称位置に張出壁63a、傾斜面63b、台形垂直壁63cとなっているが、背面右側は開口53がそのまま上側に伸びた垂直壁63dとなっており、それに回収樋34に沿った傾斜床63eが交わる構造になっている。
漏斗状受部60の右側は、ホッパーの開口53をそのまま上に垂直に延長した垂直壁64となっており、垂直壁の背面側には角筒状の回収樋34が位置する方形な切欠65が設けてある。
図3には漏斗状受部60の右側面が示されており、メダル払出し扁平パイプ55は一部を点線で示す。小円部の拡大図を大円内に示す。切欠65はホッパーの開口53の背面を真上に延長させた一点鎖線の位置に対し、略3分の1部分34b1が開口53の内側に位置し、略3分の2部分34b2が前記傾斜床63eの上方に位置する
回収樋34はメダルMの径よりも十分に大きい角筒であり、回収樋の中をコインセレクタからの正規のメダルが落下する。回収樋34は漏斗状受部60には仰角略30度の左下がりの傾斜に取り付けてある。正規のメダルが回収樋の入口34aから落下して滑り落ち、蓋体70の下部に開口した出口34bからメダルMがホッパー内に落下する。
この際に図3の拡大円に示す通り、回収樋の出口34bの手前側(図では左側)の略3分の1部分34b1から落下したメダルM1はそのままホッパー内に落下する。回収樋34bの背面側(図では右側)の略3分の2部分34b2から落下したメダルは一旦、漏斗状受部の傾斜床63eに滑り落ちる。
図6、図7に示す通り、回収樋34を勢いよく落下してきたメダルは傾斜面63bに直接、滑り落ち傾斜面63bで滑り落ちる方向が左方向に加え、手前側(ホッパー側)に落ちる方向が加わり、メダルの落下方向は左側手前方向になり、開口53の左側中央方向になる。
傾斜面63bと傾斜床63eは傾斜面63bの右上から傾斜面の左下方向に斜め交わっており、その交線Lの下側はホッパーの開口53の左側寄りの位置Pに達している。
図9にて漏斗状受部の背面の傾斜面と傾斜床の交線Lの達する位置Pによるメダルの落下を説明し、この交線の達する位置Pにより落下してくるメダルの落下位置を特定できるのである。
例えば(A)では交線の達する位置P1をあまりにも右側にするとホッパーの開口53に落下するメダルは右寄りになってしまい、ホッパーが駆動していない場合には、落下メダルの様々な向きに積み重なった積層による山がホッパーの開口53の右寄り位置になるのである。
(B)では、交線Lの達する位置P2を開口中央にすると、落下メダルの積層による山がホッパの中央寄り位置になる。これらの場合はいずれもメダルの積層の山が右側や中央部に出来てしまい、メダルの山で回収樋の出口34bが詰まってしまうこととになる。このままでは、時機にメダルが回収樋に達してメダルが詰まったり、メダルが外へ溢れたりする恐れがある。
(C)は、交線Lの達する位置P3を左寄りとすることで、落下メダルの積層の山が左寄りになり、ある程度山が出来て回収樋の出口34bが詰まる前に流し樋36へ流れる理想的な落下位置となる。
(D)では、交線Lの達する位置P4があまりも開口53の左寄りになっており、ホッパー内にメダルが溜まる前に流し樋36から流れ出て回収ボックス37に溜まるのである。これでは、大量のメダルをホッパー51から排出する際にメダルが足らなくなる恐れがあるのである。
上述のとおり、交線Lの達する位置Pがホッパーの物理的な指定落とし場所にメダルを導くように漏斗状受部の傾斜面63bと傾斜床63eが構成されている。図3の拡大円に示す如く,落下してくるメダルのうち過半数は回収樋34の開口34b2から排出された際に傾斜面63bと傾斜床63eに滑りおち、これらの傾斜面63bと傾斜床63eは斜めに交わっており、その交線Lのホッパーの開口53に達する位置Pは開口53の左側寄りの位置に達しているので、開口の左側寄りで、流し樋36に達する手前に落下メダルの山を築く位置に導くことができる。
そして、回収樋34の出口34bのうち、開口53の内側に位置する略3分の1部分34b1から開口53の内側の位置に落下した場合はそのままホッパー内に落ちるので、この場合は、ホッパーの左寄りではなく、中央寄りあるいは右側というようにメダルを散らばして落下させることができる。
また頻度は少ないが、回収樋34からあまりにも勢いよく飛び越えてに左側に向けて飛び出したメダルが台形垂直壁63cに衝突すると右側に跳ね返り、傾斜面に63bで跳ねて開口内に落下することになる。
上述の通り、回収樋の開口34bの開口の内側の3分の1部分34b1から落下したメダルはホッパー内にそのまま落下して散らばり、開口34bの開口の外側の3分の2部分34b2から落下したメダルは漏斗状受部の傾斜面36bと傾斜床36eを介して、開口53の左寄りに導入されメダルの山を積層し、この両方の開口の領域34b1、34b2から落下するメダルがホッパー内で溜まり、なだらかなメダルの積層した山を開口53の左寄りに築くのである。
漏斗状受部60は、ABS樹脂を真空成形しており、各壁、傾斜面、傾斜床との交差部は小さい曲面にRが付けて構成されている。これにより板金による製作と比して製造が容易であり、しかも錆びることがなく、メダルを汚すことがなく、メダルにごみ等が付着せず清潔に保つことができる。
図7、図8に示す如く、漏斗状受部60の上縁は水平な鍔部60aが切欠65を除き周設されており、鍔部60aの外方には短壁60bが周設され、鍔部60aには蓋体70が載置される。
図10は蓋体の裏面斜視図を示している。蓋体70は回収樋34を取り付けた漏斗状受部60の鍔部60aに載置され、ロック部71、掛止部72により漏斗状受部60に取り付けられている。ロック部71は漏斗状受部60の左側中央に設けた矩形孔61aに嵌合する。
図6に戻り、蓋体の表面の摘み71aを回してロック機構71bを回動させることで、ロック機構の裏側に取り付けた係止片71cが回動して漏斗状受部60の矩形孔61aに挿脱可能に回動する。
漏斗状受部の右側中央の上部には蓋体が掛止される遊嵌孔64aが開口している。蓋体を漏斗状受部60に取り付けた際に遊嵌孔64aに対応する位置に掛止部72が設けてある。掛止部72はL字のブラケット72aを蓋体の裏に取りつけ、ブラケット72aには水平外方に向けて掛止棒72bが設けてある。これにより、蓋体70の掛止棒72bを遊嵌孔64aにあてがい、蓋体70を漏斗状受部の鍔部60aに載置し、摘み71aを回転させてロック機構の掛止片71cを、矩形孔61aに嵌合させることで、蓋体70を漏斗状受部60に取り付けることができるのである。
ここで、掛止棒72cは漏斗状受部側に設け、遊嵌孔64aは蓋体のブラケット側に設けてもよい。遊嵌孔64aは上下方向に多少の隙間があればよく、蓋体70を斜めにして蓋体の縁を鍔部60aと短壁60bの交差部にあてがいそこで軸支して蓋体を開け閉めする際に使用されるのである。
この遊嵌孔64aの隙間により蓋体70の掛止部72の側が斜め上側に多少動くのであるが、蓋体70は漏斗状受部の鍔部の短壁60bを超えない範囲でしか移動しないようになっており、内部のメダルが外部に漏れることはない。
次にホッパー51が大量にメダルをメダルボール20に向けて払出し、ホッパー内のメダルが無くなった場合の作業手順を説明する。
ホッパ−51が空になると、顧客はメダルボール20に排出されるはずのメダルが排出されないので、図示しないコールボタンを押して係員を呼ぶ。係員は筐体の扉5を開けて漏斗状受部の蓋体70の摘み71aを回して係止片71cを解除し、摘み71aを持ち上げて蓋体70を漏斗状受部60から取り外す。そして回収ボックス37を手前に引き出して、回収ボックス内の溢れたメダルを漏斗状受部60の手前側に広がっている垂直壁62aから流し入れる。
漏斗状受部の手前側はホッパーの開口53に沿って手前側に張り出した垂直壁62aとその下側に連なる傾斜面62bと、台形状垂直壁62c、右側は垂直壁64で構成されているので、上方から流し入れたメダルは漏斗状受部内に落下してホッパー51に溜まる。この際に漏斗状受部の手前62には台形状垂直壁62cがあるので、メダルは流し樋36側には流れ出ることがなく、ホッパー51にメダルを補充することができるのである。これによりメダルの補充の際に漏斗状受部の上部が漏斗状に手前に張り出しており、メダルを補充しやすく、外部にこぼすことがないのである。
メダルの補充が終えたなら蓋体の掛止部72を漏斗状受部の遊嵌孔64aに嵌め入れ、蓋体70を鍔部60aに合わせて載置して摘み71aを回してロック機構の係止片71cを漏斗状受部の矩形孔61aに嵌合させることで、蓋体70が漏斗状受部60に固定されるのである。これによりメダルがホッパー内で飛び跳ねてホッパーの外部に飛び出そうとしても蓋体70に当たりホッパー内に戻るのである。
上述の実施例では、溢れメダルの排出位置の流し樋36を漏斗状受部の左側に設けたが、この位置はこの場所に限る必要はなく、漏斗状受部の手前側に設けてもよい。回収問い34と流し樋36との位置を離しておき、その間に導入手段によりメダルの落下位置をホッパーの開口の所定の落ちし位置に導き、ホッパーが最大限のメダルを保留しつつ、メダルが詰まらない位置を見出した構造とするのである。
上記の説明はメダルゲーム装置のサテライトを上げて説明したが、本願の適用はメダルゲーム機に限らず、両替機等のメダル処理装置にも適用できる。
業務用メダルゲーム機に本発明を適用したメダル処理装置を示す概略斜視図である。 同メダル処理装置の内部を示す正面図である。 同内部機構を示す右側面図である。 メダル装置部分の正面分解斜視図である。 同背面分解斜視図である。 エレベータ式ホッパーと漏斗状受部にメダル樋を設けた図3のA―A断面図である。 図6から回収樋を除いた斜視図である。 図7の背面側からの斜視図である。 漏斗状受部の背面の傾斜面と傾斜床の交線Lの達する位置Pによるメダルの落下を説明図である。 蓋体の裏面斜視図である。
符号の説明
100 筐体
1 天板
2 モニタ
3 操作部
4 点灯表示部
5 扉
6 返却口
10 メダル処理装置
20 メダルボール
21 メダル払出し口
22 ガイド板
30 メダル投入口
31 略U字溝
32 コインセレクタ
33 排出樋
34 回収樋
35 漏斗状受部
36 流し樋
40 排出ボックス
50 エスカレータ式ホッパー
51 ホッパー
60 漏斗状受部
70 蓋体
71 ロック部
72 掛止部
80 ガイド部
90 天板蓋体

Claims (5)

  1. 回収されたメダルが流入樋を通ってホッパーに流入し、該メダルがホッパーの保留部に保留され、必要に応じて該ホッパーに保留されたメダルを排出し、前記ホッパーの保留部が所定量を超える際には、メダル回収箱に流れる溢れメダル排出樋を有するメダル処理装置において、
    ホッパーのメダル保留部を密閉構造にし、回収されたメダルが流れる流入樋をホッパーの保留部内に傾斜を設けて導き、流入樋から流入してくるメダルの落下位置をホッパー内の所定の落とし場所に導く導入部を設け、導入部は流入樋から傾斜を伝わってくる,メダルを溢れメダル排出樋の手前近傍に落下メダルの積層の山が形成される位置に落下メダルを導く傾斜構造を備えたホッパー保留部を有するメダル処理装置。
  2. 請求項1のホッパー保留部には蓋体が設けられ、該蓋体にはホッパー保留部に固定可能なロック機構を有することを特徴とするホッパー保留部を有するメダル処理装置。
  3. 請求項1または2において、ホッパー保留部はホッパー本体の開口に対し上部が幅広に構成されたことを特徴とするホッパー保留部を有するメダル処理装置。
  4. 請求項1乃至4のいずれか1つにおいて、ホッパー保留部はホッパー本体の上側開口に連接して取り付けられていることを特徴とするホッパー保留部を有するメダル処理装置。
  5. 請求項4において、ホッパー保留部は樹脂を真空成形した構造を備えたことを特徴とするメダル処理装置。




























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