JP2006202018A - 情報共有装置、情報検索方法および情報検索プログラム - Google Patents

情報共有装置、情報検索方法および情報検索プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】参照情報を効率的かつ容易に獲得することができる情報共有装置を提供すること。
【解決手段】複数の利用者が共有する共有情報と前記共有情報の属性を示す付属情報とを対応づけた共有情報属性表を記憶する情報記憶部210と、利用者による情報の入力を受付ける情報入力受付部201と、前記情報から参照語句を含む部分情報を取得する部分情報取得部202と、前記部分情報に基づき、前記部分情報と前記付属情報との関連する度合いを示す類似度を算出し、該類似度が予め定められた閾値を超えるか否か判断し、超えている場合に前記付属情報を前記共有情報属性表から検索する付属情報検索部203と、前記付属情報検索部203が検索した前記付属情報と対応づけられている前記共有情報を、参照対象とする情報の候補として前記共有情報属性表から取得する参照情報取得部204とを備えた。
【選択図】 図2

Description

この発明は、複数の利用者間で情報を共有するする情報共有装置、情報検索方法および情報検索プログラムに関するものである。
近年、ユーザが互いに情報を蓄積し共有するためのシステムとして、電子メールを用いたメーリングリスト、WWW(World Wide Web)を用いた電子掲示板やウェブログ、グループウェアなどが既に広く普及している。
メーリングリストとは、複数のユーザの電子メールアドレスをまとめて1つのグループとし、そのグループに属するユーザに一括してメッセージを送信できるようにしたシステムである。また、電子掲示板とは、ネットワーク上に情報共有のためのスペースを設けて、複数の登録ユーザあるいは匿名ユーザが自由にメッセージを記入できるようにしたシステムである。
ウェブログとは、あるユーザがネットワーク上にスペースを設けて情報発信を行い、その情報に対して他のユーザあるいは本人がコメントなどの付加情報を発信する、あるいは他のユーザが自分のスペースからその情報を参照することを可能としたシステムである。
グループウェアとは、企業内のネットワークを利用して情報共有やコミュニケーションの効率化を図り、グループの協調作業を支援するシステムである。一般的に、電子メール機能、スケジュール管理機能、共有文書管理機能、ワークフロー機能などを有し、上述のメーリングリスト機能、電子掲示板機能を実現できるものも存在する。
このような情報共有システムにおいては、不要な情報が発生した場合、一般にユーザが自らその情報を削除する必要がある。また、情報を物理的に削除するのでユーザが誤って削除した情報などを回復することができない。このような不都合を解消するため、参照頻度等の定量的な判断基準に基づき、ユーザに対して表示する文書情報を自動的に決定して重要度順に表示し、また、表示しない文書情報は物理的に削除せずに保存しておくことにより、共有情報の管理処理、表示処理を効率化する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
一方、上述のような情報共有システムにおいては、共有情報の作成・編集時に、既存の情報を参照して情報を作成・編集することが頻繁に行われている。従って、共有情報の管理処理、表示処理だけでなく、共有情報の作成処理、編集処理を効率化する技術も求められている。
特開2001−5705号公報
しかしながら、特許文献1等においては、参照頻度等に基づき重要度順に情報を表示することができるが、重要度は表示のためにしか使用されていないため、ユーザが情報を作成または編集する際、参照すべき情報を既存の大量の情報の一覧から選択または検索しなければならず、必要な情報を獲得する作業に過大な労力を要するとともに、大幅な時間を要するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザが他の情報への参照を含む情報を作成または編集する際に、参照すべき情報の候補を自動的に選択しユーザに提示することにより、ユーザが必要な情報を効率的かつ容易に獲得することができる情報共有装置、情報検索方法および情報検索プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、情報共有装置において、複数の利用者が共有する共有情報と前記共有情報の属性を示す付属情報とを対応づけて記憶する情報記憶手段と、利用者による情報の入力を受付ける情報入力受付手段と、前記情報入力受付手段が受付けた前記情報から、当該情報以外の他の共有情報を参照することを示す記述である参照語句を含む部分情報を取得する部分情報取得手段と、前記部分情報取得手段が取得した前記部分情報に基づき、前記部分情報と前記付属情報との関連する度合いを示す類似度を算出する算出手段と、前記類似度が予め定められた閾値を超えた前記付属情報と対応づけられている前記共有情報を、参照対象とする情報の候補として選択する選択手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記装置において実行することができる情報検索方法および情報検索プログラムである。
本発明によれば、新規作成または編集している文書情報内に当該情報以外の他の情報を参照することを示す記述である参照語句を含む部分が存在する場合、その部分との関連する度合いを示す類似度が予め定められた閾値を超える付属情報を有する既存の共有情報を自動的に取得し、参照すべき情報の候補として表示することができる。このため、ユーザは文書情報の作成・編集時に、参照すべき情報を効率的かつ容易に取得することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる情報共有装置、情報検索方法および情報検索プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
本実施の形態にかかる情報共有装置は、作成または編集中の文書情報内に、他の情報を参照することを示す記述である参照語句が存在する場合に、その参照語句を含む部分情報との類似度が予め定められた閾値を超える付属情報を有する既存の共有情報を取得して参照すべき情報の候補として画面に表示し、表示した候補の中から参照する情報を選択し、選択した情報に対しリンクを張る、または選択した情報を取り込むものである。
ここで、部分情報とは、文書情報の一部であって参照語句を含む情報をいう。参照語句を含む段落を部分情報とするように構成してもよいし、参照語句を含む文または文節などを部分情報とするように構成してもよい。
また、付属情報とは、共有情報の属性を示す情報をいい、共有情報の作成者、作成日時、題名、参照している情報、参照されている情報などを示す。なお、これらは一例であり、共有情報の属性を示すものであればこれらに限られるものではない。
また、類似度とは、部分情報と付属情報との関連の度合いを示す値をいい、例えば、部分情報に含まれる単語の出現頻度と付属情報に含まれる単語の出現頻度とから算出する。類似度の算出方法については後述する。なお、これらは一例であり、部分情報と付属情報との関連の度合いを示す値を示すものであればこれらに限られるものではない。例えば、共有情報の作成者、作成日時、参照日時などを参照して類似度を算出するように構成してもよい。
図1は、本発明の実施の形態にかかる情報共有装置が適用されるネットワークシステムの全体構成を示す説明図である。同図に示すように、このネットワークシステムは、イントラネット110内に接続される情報共有装置100と、クライアント101a〜101dと、インターネット120を介して接続されるクライアント102とを備えている。
クライアント101a〜101dおよびクライアント102(以下、単にクライアントという。)は、ユーザが共有情報の閲覧または入力を実行するための端末である。なお、クライアントはイントラネット110またはインターネット120により接続されるものに限られず、ユーザが共有情報の閲覧または入力を実行することができるものであれば、あらゆるネットワークの形態に本発明を適用することができる。また、情報共有装置100上において共有情報の閲覧または入力を実行するように構成してもよい。
図2は、本実施の形態にかかる情報共有装置100の構成を示すブロック図である。同図に示すように、情報共有装置100は、情報入力受付部201と、部分情報取得部202と、付属情報検索部203と、参照情報取得部204と、表示制御部205と、情報編集部206とを備えている。また、本実施の形態にかかる情報共有装置100は、ハードディスクドライブ装置(HDD:Hard Disk Drive)に情報記憶部210を保存している。
情報入力受付部201は、クライアントからユーザが入力した情報の入力を受付ける。また、入力された情報の種別を判断するものである。
部分情報取得部202は、ユーザが新規作成または編集している文書情報の中から参照語句を取得し、取得した参照語句を含む部分情報を取得する。その際、予め定められた参照語句の候補文字列と照合し、一致した文字列を参照語句として取得するように構成してもよいし、ユーザが新規作成または編集している文書情報中から範囲指定した参照語句を取得するように構成してもよい。
付属情報検索部203は、部分情報取得部202が取得した部分情報と、既存の共有情報の付属情報との類似度を単語の出現頻度等から算出し、算出した類似度が予め定められた閾値を超える付属情報を、情報記憶部210に記憶されている基本属性表211、参照属性表212、被参照属性表213の3つのテーブルから検索する。付属情報検索部203が、本発明における算出手段または付属情報検索手段に相当する。基本属性表211、参照属性表212、被参照属性表213が、本発明における共有情報属性表に相当する。
参照情報取得部204は、付属情報検索部203が検索した付属情報に対応する共有情報を、参照対象とする情報の候補として情報記憶部210から取得する。参照情報取得部204が、本発明における選択手段または参照情報取得手段に相当する。
表示制御部205は、後述する各画面の表示処理や、表示した画面の再描画処理、表示した画面のクローズ処理などの共有情報の表示に関する処理を制御する。情報編集部206は、ユーザが新規作成または編集した文書情報の保存や、作成または編集がキャンセルされた文書情報の破棄を行う。
情報記憶部210は、複数のユーザによって共有される文書情報である共有情報を格納する記憶部であり、共有情報および共有情報の付属情報を、その内容によって基本属性表211、参照属性表212、被参照属性表213の3つのテーブルに記憶している。
基本属性表211は、共有情報の内容と、共有情報の付属情報のうち、共有情報の基本的な属性を表す付属情報を格納するテーブルである。図3は、基本属性表211のデータ構造の一例を示す説明図である。同図に示すように、基本属性表211は、基本的な属性として共有情報を一意に識別するための識別子と、共有情報の基本的な属性を表す付属情報である共有情報の作成者、作成日時、題名と、共有情報の内容とを格納している。共有情報の題名が、本発明における共有情報の名称に相当する。なお、識別子は、共有情報を一意に識別できるものであれば数字に限らず、文字列やURLなどの形式により指定するように構成してもよい。
参照属性表212は、基本属性表211に格納されている共有情報のうち他の共有情報を参照している共有情報について、当該他の共有情報である参照先の情報や参照の種類などの、他の共有情報の参照に関する属性を表す付属情報を格納するテーブルである。本テーブルは、共有情報の表示または編集中に当該共有情報が参照している他の共有情報を表示するときに、当該他の共有情報を識別し、基本属性表211から当該他の共有情報の内容を取得するために使用される。
図4は、参照属性表212のデータ構造の一例を示す説明図である。同図に示すように、参照属性表212は、基本属性表211の識別子に対応する共有情報の識別子と、当該識別子に対応する共有情報が参照している共有情報の識別子を表す参照先情報識別子と、参照語句と、参照語句の共有情報の先頭からの位置を示す参照語句開始位置と、参照の種類を表す参照種類とを格納している。
ここで、参照種類として、ユーザは「リンク」または「本文」を指定することができる。「リンク」とは、参照する共有情報の位置情報を文書情報内に埋め込んだものをいう。参照種類として「リンク」が指定されている場合、参照する共有情報は作成・編集中の文書情報に取り込まず、他の共有情報の位置情報を表すリンクにより、他の共有情報が参照されていることを示している。参照種類として「本文」が指定されている場合、作成・編集中の文書情報に参照する共有情報が取り込まれることにより、他の共有情報が参照されていることを示している。
被参照属性表213は、基本属性表211に格納されている共有情報のうち他の共有情報から参照されている共有情報について、当該他の共有情報である参照元の共有情報における参照語句を含む部分情報などの、他の共有情報からの参照に関する属性を表す付属情報を格納するテーブルである。本テーブルは、共有情報の編集中に当該共有情報が参照対象とする他の共有情報の候補を取得する際に付属情報として利用する、参照元の部分情報を取得するために使用される。
すなわち、編集中の情報の中に参照語句が存在する場合、その参照語句を含む部分情報と、被参照属性表213に格納されている被参照部分情報の類似度が判断され、類似度が予め定められた閾値を超える被参照部分情報が取得され、取得された被参照部分情報に対応づけられた識別子を有する共有情報を、参照対象とする共有情報の候補として取得することができる。このように、被参照属性表213において参照元の部分情報を格納しておくことにより、編集中の情報の部分情報と類似する部分情報から既に参照されている共有情報を、参照対象とする共有情報の候補として取得することができるようになる。
図5は、被参照属性表213のデータ構造の一例を示す説明図である。同図に示すように、被参照属性表213は、基本属性表211の識別子に対応する共有情報の識別子と、当該識別子に対応する共有情報が参照されている共有情報の識別子を表す参照元情報識別子と、参照元の共有情報のうち参照語句を含む部分情報である被参照部分情報とを格納している。
図3〜図5においては、識別子が5で表される共有情報から、識別子が1で表される共有情報を参照している場合の各テーブルのデータの格納例が示されている。すなわち、図4の例においては、図3の基本属性表211において識別子が5で表される共有情報から、91文字目に存在する参照語句「ここ」によるリンク形式の参照により、識別子が1で表される共有情報が参照されていることが示されている。
図5の例においては、図3の基本属性表211において識別子が1で表される共有情報が、識別子が5で表される共有情報に含まれる情報であって、参照語句「ここ」を含む段落である同図の被参照部分情報欄に記載された部分情報から参照されていることが示されている。また、図5の例においては、識別子が1で表される共有情報が、識別子が2で表される共有情報からも参照されていることが示されている。
このように、1つの共有情報が複数の共有情報から参照されうるため、被参照属性表213には同一識別子に対応するデータが複数格納される場合がある。同様に、1つの共有情報内に複数の参照が指定されうるため、参照属性表212には同一識別子に対応するデータが複数格納される場合がある。逆に、ある共有情報が参照する共有情報または参照される共有情報がない場合は、参照属性表212および被参照属性表213には、当該共有情報の識別子に対応するデータは格納されない。また、本実施の形態においては、基本属性表211と、参照属性表212と、被参照属性表213とを別々のテーブルに格納しているが、その全てまたは一部を同一のテーブルに格納するように構成してもよい。
次に、このように構成された本実施の形態にかかる情報共有装置100による情報共有処理について説明する。図6は、本実施の形態にかかる情報共有装置100おける情報一覧表示処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、クライアント上の入力装置(図示せず)から共有情報の表示または編集が指示されると、表示制御部205が、情報一覧画面をクライアント上の出力装置(図示せず)に表示する(ステップS601)。次に、表示制御部205が、情報記憶部210の基本属性表211から既に格納されている共有情報を取得し、その一覧を情報一覧画面に表示する(ステップS602)。
図7は、情報一覧画面の内容を示す模式図である。同図に示すように、情報一覧画面には、既存の情報の題名、作成者、日時が一覧表示されている。題名は下線により表されるリンク形式701により表示され、クライアント上の入力装置においてこのリンクをクリックすることにより、各情報の詳細を表示する情報表示画面を表示することができる。情報表示画面の詳細については後述する。
同図に示す例においては、図3に示す基本属性表211における識別子が5で表される共有情報が格納される前の状態、すなわち識別子1〜4で表される共有情報のみが格納されている状態において、基本属性表211から既存の共有情報の題名、作成者、作成日時が取得され情報一覧画面に表示された場合が示されている。
情報一覧画面の下部には新規登録ボタン702が表示されている。新規登録ボタン702をクリックすると、新規に情報を作成・編集するための情報登録画面が表示される。情報登録画面の詳細については後述する。
情報一覧画面が表示されると、情報入力受付部201は、題名のリンクがクリックされたか否かを判断する(ステップS603)。題名のリンクがクリックされた場合は(ステップS603:YES)、情報表示処理を実行する(ステップS607)。情報表示処理の詳細については後述する。
題名のリンクがクリックされていない場合は(ステップS603:NO)、情報入力受付部201は、新規登録ボタン702がクリックされたか否かを判断する(ステップS604)。新規登録ボタン702がクリックされていない場合は(ステップS604:NO)、題名のリンクがクリックされたか否かの判断処理(ステップS603)に戻り処理を繰り返す。
新規登録ボタン702がクリックされた場合は(ステップS604:YES)、情報編集処理を実行する(ステップS605)。情報編集処理の詳細については後述する。情報編集処理が終了すると、表示制御部205は、情報編集処理における処理結果により、情報一覧画面の表示内容を更新し、情報一覧画面を再描画する(ステップS606)。情報一覧画面を再描画した後、題名のリンクがクリックされたか否かの判断処理(ステップS603)に戻り処理を繰り返す。
次に、このように構成された本実施の形態にかかる情報共有装置100によるステップS607に示した情報表示処理について説明する。図8は、本実施の形態にかかる情報共有装置100おける情報表示処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、表示制御部205が、情報表示画面をクライアント上の出力装置に表示する(ステップS801)。次に、表示制御部205が、上述した情報一覧画面においてユーザにより選択された情報の詳細を基本属性表211、参照属性表212および被参照属性表213から取得し、情報表示画面に表示する(ステップS802)。
図9は、情報表示画面の内容を示す模式図である。同図は、図7において最上部に表示されている共有情報の題名のリンクである「qmailのインストール方法」をクリックした際に表示される情報表示画面の一例が示されている。
図9に示すように、情報表示画面には、選択された共有情報の作成者、日時、題名、内容が表示されている。共有情報の作成者、日時、題名、内容は、選択された共有情報に対応する識別子を指定して基本属性表211から取得する。また、選択された共有情報に対応する識別子のデータが参照属性表212に存在する場合は、当該データに含まれる参照先情報識別子に対応する共有情報の題名を基本属性表211から取得し、取得した参照先の共有情報の題名が参照先901にリンク形式で表示する。
また、選択された共有情報に対応する識別子のデータが被参照属性表213に存在する場合は、当該データに含まれる参照元情報識別子に対応する共有情報の題名を基本属性表211から取得し、取得した参照元の共有情報の題名が参照元902にリンク形式で表示する。
選択された共有情報に対応する識別子のデータが参照属性表212に存在しない場合は、参照先901は空欄となる。また、選択された共有情報に対応する識別子のデータが被参照属性表213に存在しない場合は、参照元902は空欄となる。
情報表示画面の下部には、編集ボタン903と、一覧ボタン904とが表示されている。編集ボタン903をクリックすると、表示されている共有情報を編集するための情報登録画面が表示される。情報登録画面の詳細については後述する。一覧ボタン904をクリックすると、情報一覧画面に戻る。
情報表示画面が表示されると、情報入力受付部201は、一覧ボタン904がクリックされたか否かを判断する(ステップS803)。一覧ボタン904がクリックされた場合は(ステップS803:YES)、図6において説明した情報一覧表示処理を実行する(ステップS807)。
一覧ボタン904がクリックされていない場合は(ステップS803:NO)、情報入力受付部201は、編集ボタン903がクリックされたか否かを判断する(ステップS804)。編集ボタン903がクリックされていない場合は(ステップS804:NO)、一覧ボタン904がクリックされたか否かの判断処理(ステップS803)に戻り処理を繰り返す。
一覧ボタン904がクリックされた場合は(ステップS804:YES)、情報編集処理を実行する(ステップS805)。情報編集処理の詳細については後述する。情報編集処理が終了すると、表示制御部205は、情報編集処理における処理結果により、情報表示画面の表示内容を更新し、情報表示画面を再描画する(ステップS806)。情報表示画面を再描画した後、一覧ボタン904がクリックされたか否かの判断処理(ステップS803)に戻り処理を繰り返す。
次に、このように構成された本実施の形態にかかる情報共有装置100によるステップS605に示した情報編集処理について説明する。図10は、本実施の形態にかかる情報共有装置100おける情報編集処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、図7に示す情報一覧画面において新規登録ボタン702がクリックされた場合、または、図9に示す情報表示画面において編集ボタン903がクリックされた場合、表示制御部205が、情報一覧画面または情報表示画面とは別のウインドウとして構成された情報登録画面を、クライアント上の出力装置に表示する(ステップS1001)。
図11は、情報登録画面の内容を示す模式図である。同図に示すように、情報登録画面は、題名1101と、内容1102と、参照先1103と、参照元1104とが表示されている。また、情報登録画面の下部には、情報参照ボタン1105と、OKボタン1106と、キャンセルボタン1107とが表示されている。なお、後述する参照先選択処理により、参照先1103に値が設定されると、参照先1103には参照先の情報のリンクが表示され、その右側に削除ボタンが表示される(同図には図示せず)。
新規登録ボタン702のクリックにより情報登録画面が表示された直後は、題名1101、内容1102、参照先1103、参照元1104の各欄は空欄となる。編集ボタン903のクリックにより情報登録画面が表示された場合は、図9において表示されていた共有情報の題名、内容、参照先、参照元が、上記各欄にそれぞれ表示される。
情報参照ボタン1105をクリックすると、参照先選択処理が開始される。参照先選択処理の詳細については後述する。OKボタン1106をクリックすると、入力した内容が情報記憶部210に格納され、呼び出し元の画面である情報一覧画面または情報表示画面に戻る。キャンセルボタン1107をクリックすると、入力した内容が破棄され、呼び出し元の画面に戻る。削除ボタンをクリックすると、参照設定した参照先に関する情報が削除される。
情報登録画面が表示された後、情報入力受付部201が、新規情報の登録か否かについて判断する(ステップS1002)。新規情報の登録か否かの判断は、情報登録画面を表示する契機となったボタンの種類を判別することにより行う。すなわち、情報一覧画面の新規登録ボタン702がクリックされたことにより情報登録画面が表示された場合は、新規情報の登録であると判断する。
新規情報の登録処理ではない場合は(ステップS1002:NO)、表示制御部205は、ユーザにより編集が指定された既存の情報の題名、内容、参照先の共有情報の題名、参照元の共有情報の題名を基本属性表211、参照属性表212、被参照属性表213から取得し、情報登録画面に表示する(ステップS1003)。
具体的には以下のように各テーブルを参照することにより既存の共有情報に関する情報を取得する。すなわち、編集が指定された共有情報の題名および内容は、編集が指定された共有情報に対応する識別子を指定して基本属性表211から取得する。また、参照先の共有情報の題名は、編集が指定された共有情報に対応する識別子のデータが参照属性表212に存在する場合に、そのデータに含まれる参照先情報識別子に対応する共有情報の題名を、基本属性表211から取得する。また、参照元の共有情報の題名は、編集が指定された共有情報に対応する識別子のデータが被参照属性表213に存在する場合に、そのデータに含まれる参照元情報識別子に対応する共有情報の題名を、基本属性表211から取得する。
新規情報の登録処理の場合(ステップS1002:YES)、または、ステップS1003において既存の情報を表示した後、情報入力受付部201は、削除ボタンがクリックされたか否かを判断する(ステップS1004)。
削除ボタンがクリックされた場合(ステップS1004:YES)、情報編集部206は、参照先1103において設定されている参照対象とする情報の候補を破棄するため、参照属性表212から対応する参照属性のデータを削除する(ステップS1005)。ここで、参照属性とは、参照属性表212に格納されている参照先の情報についての属性をいう。
同時に、対応する参照語句が存在する場合は、下線により表されたリンクが削除される。また、編集している共有情報の本文を修正した結果、参照語句が削除された場合は、削除した参照語句に対応する参照属性が削除される。
ステップS1004において、削除ボタンがクリックされていない場合(ステップS1004:NO)、情報入力受付部201は、参照先1103のリンクがクリックされたか否かを判断する(ステップS1006)。参照先1103のリンクがクリックされた場合は(ステップS1006:YES)、クリックされたリンクに対応する共有情報の内容を表示するため、図8において説明した情報表示処理を実行する(ステップS1007)。
参照先1103のリンクがクリックされていない場合(ステップS1006:NO)、
情報入力受付部201は、情報参照ボタン1105がクリックされたか否かを判断する(ステップS1008)。情報参照ボタン1105がクリックされた場合は(ステップS1008:YES)、参照先選択処理を実行する(ステップS1009)。参照先選択処理の詳細については後述する。
参照先選択処理により参照先が選択された後、表示制御部205は、参照先選択処理の結果により画面を更新し、情報登録画面を再描画する(ステップS1010)。
ステップS1008において、情報参照ボタン1105がクリックされていない場合(ステップS1008:NO)、情報入力受付部201は、OKボタン1106がクリックされたか否かを判断する(ステップS1011)。OKボタン1106がクリックされた場合は(ステップS1011:YES)、情報編集部206は、編集した情報を情報記憶部210に保存する(ステップS1012)。
具体的には以下のように編集した各情報を対応するテーブルに保存する。すなわち、編集した共有情報の題名および内容は、編集が指定された共有情報に対応する識別子を指定して基本属性表211に保存する。また、参照先の共有情報は、後述する参照先選択処理においてRAM(Random Access Memory)などの一時記憶装置に一時的に記憶されている参照先情報識別子、参照語句、参照語句開始位置、参照種類を、編集した共有情報の識別子とともに参照属性表212に保存する。
なお、参照元の共有情報はユーザが編集することができない情報であるため、編集した共有情報についての参照元の共有情報がステップS1012において保存されることはない。ただし、後述する参照先選択処理において参照先の共有情報が設定された場合は、参照先の共有情報について、編集した共有情報を参照元の共有情報として、被参照属性表213にデータが保存される。
ステップS1011において、OKボタン1106がクリックされていない場合(ステップS1011:NO)、情報入力受付部201は、キャンセルボタン1107がクリックされたか否かを判断する(ステップS1013)。キャンセルボタン1107がクリックされていない場合(ステップS1013:NO)、削除ボタンがクリックされたか否かの判断処理(ステップS1004)に戻り処理を繰り返す。
キャンセルボタン1107がクリックされた場合(ステップS1013:YES)、情報編集部206は、編集した情報を破棄する(ステップS1014)。すなわち、RAMなどの一時記憶装置に一時的に格納している情報について、基本属性表211等に保存することなく、一時記憶装置から削除する処理を行う。編集した情報を破棄した後、または、ステップS1012において編集した情報が保存された後、表示制御部205は、情報登録画面を閉じ(ステップS1015)、情報登録処理が終了する。
次に、このように構成された本実施の形態にかかる情報共有装置100によるステップS1009に示した参照先選択処理について説明する。図12は、本実施の形態にかかる情報共有装置100おける参照先選択処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、情報登録画面において情報参照ボタン1105がクリックされた場合、表示制御部205が、情報登録画面とは別のウインドウとして構成された参照先選択画面を、クライアント上の出力装置に表示する(ステップS1201)。次に、部分情報取得部202が、編集中の文書情報から参照語句を取得し、取得した参照語句を含む部分情報を取得する(ステップS1202)。
なお、情報登録画面においてOKボタン1106がクリックされた時点で、編集した文書情報中に参照語句の候補となりうる文字列が存在するか否かを判断し、存在する場合に「情報を参照するための語句が含まれていますが、参照先を選択しますか?」などの警告を表示する警告画面(図示せず)を表示し、警告画面におけるユーザの指定に応じて参照先選択画面を表示するように構成してもよい。また、警告画面を表示せずに直接参照先選択画面を表示するように構成してもよい。
図13は、参照先選択画面の内容を示す模式図である。同図に示すように、参照先選択画面は、参照元の候補1301と、参照先の候補1302と、参照方法1303とが表示されている。
同図に示す例においては、参照元の候補1301として、参照語句である「ここ」に下線を表示し、「ここ」を含む段落が部分情報として選択されている。なお、参照元の候補は、参照語句を含む段落に限られるものではなく、編集中の文書情報の一部であり、参照先の情報の候補を取得するために必要な情報を含む部分情報であれば、文や文節などを単位とする部分情報を参照元の候補として選択するように構成してもよい。また、参照語句の前方と後方の少なくとも一方の予め定められた数の文字列を単位とする部分情報を参照元の候補として選択するように構成してもよい。これらの部分情報のどれか1つだけを参照元の候補として選択するのではなく、複数の部分情報を用いて参照元の候補を選択するように構成してもよい。
また、同図に示す例においては、参照元の候補が1つだけある場合が示されているが、参照語句が複数ある場合は、複数の候補が参照先選択画面に表示され、ラジオボタン等により参照先選択処理を実行する参照元の候補を選ぶことができる。また、同図に示すように、参照元の候補が存在するか否かに関わらず、ユーザは参照元の候補として「なし」を選択することができる。
ユーザが参照元の候補「なし」を選択した場合、情報記憶部210に格納されているすべての情報の題名を参照先の候補1302に表示し、ユーザはその中から参照すべき情報を選択することができる。表示件数が多い場合は、画面をスクロールさせて表示するように構成してもよいし、一定の件数を表示するページ単位に分割して表示するように構成してもよい。また、ユーザが任意のキーワードを指定して参照先の候補となる情報を情報記憶部210から検索できるように構成してもよい。このように、参照元の候補1301または参照先の候補1302の表示においては、一般的に利用されるあらゆる情報表示方法を適用することができる。
同図に示すように、参照先の候補1302には、ユーザが参照元の候補1301においてラジオボタン等により選択した参照元の候補に関連する情報を、情報記憶部210から取得した結果がリンク形式により表示されている。関連する情報を取得する処理の詳細については後述する。参照先の候補1302は、作成者順、作成日時順、題名順などにより並び替えて表示するように構成してもよいし、後述する類似度の高い順に表示するように構成してもよい。
参照先の候補1302の下部には、参照方法1303が表示され、ユーザは「リンクとして参照」、または「本文として参照」をラジオボタンなどにより選択することができる。ユーザが参照方法として「リンクとして参照」を選択した場合、参照先情報識別子、参照語句、参照語句開始位置とともに、参照種類として「リンク」が参照属性表212に格納される。
参照方法として「本文として参照」を選択した場合、参照先の共有情報の内容が編集中の情報の末尾に挿入される。なお、参照語句が存在する場合はその直後に挿入するように構成してもよいし、ユーザが指定した任意の位置に挿入するように構成してもよい。また、参照属性表212には、参照種類として「本文」が格納されるほかは、「リンクとして参照」を選択した場合と同様の情報が格納される。
また、参照語句の種類によって参照方法の既定値が変動するように構成してもよいし、参照方法はユーザに指定させず、参照語句の種類によって自動的に選択するように構成してもよい。
参照先選択画面の下部には、新規登録ボタン1304と、OKボタン1305と、キャンセルボタン1306とが表示されている。新規登録ボタン1304をクリックすると、情報登録画面が表示され、新規情報を登録することができる。OKボタン1305をクリックすると、本画面で選択した内容が保存され、キャンセルボタン1306をクリックすると、本画面で選択した内容は破棄される。
ステップS1202における参照語句の取得処理は、予め情報記憶部210などに登録
された参照語句の候補文字列と編集中の文書情報を照合し、マッチした文字列を自動的に取得するように構成することができる。また、情報登録画面においてユーザが編集中の文書情報内の文字列を範囲指定することにより、参照語句を取得可能とするように構成してもよい。なお、情報記憶部210などに参照語句の候補文字列を格納する方法の場合、ユーザにより当該候補文字列を追加・編集・削除できるように構成してもよい。
ステップS1202において部分情報取得部202が参照語句を含む部分情報を取得した後、付属情報検索部203が、当該部分情報との類似度を算出し、算出した類似度が予め定められた閾値を超える付属情報を情報記憶部210の基本属性表211または被参照属性表213から検索する(ステップS1203)。ここで、参照語句、部分情報の一例を挙げる。後述する図14の「ここ」1401が参照語句であり、また、同図の「まずは、qmailを入れる必要があります。qmailのインストールについてはここをみてください。」が部分情報である。
類似度は、例えば、参照語句を含む部分情報と、共有情報の付属情報、すなわち、基本属性表211に格納されている共有情報の題名または被参照属性表213に格納されている被参照部分情報に含まれる文字列の出現頻度から算出することができる。具体的には、以下のような方法により類似度を算出することができる。
まず、参照語句を含む部分情報の文と、付属情報の文をそれぞれ単語に区切り、自立語のみを抽出する。次に、これらの単語から単語ベクトルを作成する。単語ベクトルとは、比較する文字列中に出現するすべての単語の出現頻度をベクトルに表したものである。次に、これらの単語ベクトルを正規化する。最後に、類似度として上記のように正規化したベクトル間の内積を算出する。
自立語を抽出する際には、一般的な形態素解析手法を利用することができる。例えば、部分情報が「私は犬が好きだ」、付属情報が「私は猫が好きだ」の場合、それぞれ「私」、「犬」、「好き」、および「私」、「猫」、「好き」が抽出される。この例においては、出現するすべての単語は(私、犬、猫、好き)であり、参照語句を含む部分情報および付属情報に対応する単語ベクトルは、それぞれ以下の(1)式および(2)式で表される。
(1、1、0、1) ・・・(1)
(1、0、1、1) ・・・(2)
これらの単語ベクトルを正規化すると、それぞれ以下の(3)式および(4)式に示すようなベクトルが得られる。
Figure 2006202018
このように正規化したベクトルの内積を算出することにより、以下の(5)式で示されるように、類似度として2/3、すなわち約0.67という値が得られる。
Figure 2006202018
正規化したベクトルの内積は必ず0以上1以下の値となるので、予め定められた類似度の閾値として、例えば0.5を設定していた場合は、上述の例に示した2つの情報は類似していると判断され、部分情報「私は犬が好きだ」に対し、付属情報「私は猫が好きだ」に対応付けられた共有情報が参照先の候補として情報記憶部210から取得される。
なお、類似度の算出方法は上記に限られるものではなく、参照語句を含む部分情報と情報記憶部210に格納されている共有情報の付属情報の関連する度合いを算出する方法であればあらゆる方法を適用することができる。例えば、上述のように単語の表記の一致のみではなく、単語の表記が異なるが意味内容が一致する場合にも類似度が高くなるような算出方法を適用してもよい。また、作成者が一致する情報や、作成日時または参照日時が新しい情報の類似度を高く評価するように構成してもよい。
次に、参照情報取得部204が、付属情報検索部203が検索した付属情報に対応づけられた共有情報を参照先の候補として情報記憶部210の基本属性表211から取得する(ステップS1204)。
なお、参照先の候補は、情報記憶部210に格納された情報から取得するだけでなく、インターネット上の検索エンジンや、社内外の情報管理システムなどから関連情報を検索し、類似する情報を取得するとともに、本実施の形態にかかる情報共有装置100に取り込むように構成してもよい。これにより、参照すべき情報を幅広く取得することができ、次回からは情報共有装置100内の情報記憶部210から共有情報を取得することができるため、参照すべき情報をより効率的かつ容易に取得することができるようになる。
また、参照元の候補、すなわち参照語句が複数ある場合は、上記の処理をその個数分繰り返し、各参照元の候補に対して参照先の候補となる共有情報を取得する。
ステップS1204において、参照情報取得部204が参照対象とする情報の候補を取得した後、表示制御部205は、取得した参照先候補を参照先選択画面に表示する(ステップS1205)。
ここで、上述の類似度の算出方法により、図13の参照元の候補1301に示す部分情報から参照先の候補1302に示す共有情報の付属情報が検索され、検索された付属情報に対応付けられた共有情報が参照先の候補として表示される例を以下に述べる。ここでは、付属情報として被参照属性表213に格納されている被参照部分情報を使用する例を示す。
この例では、部分情報は、図13の参照元の候補1301に示すように「まずは、qmailを入れる必要があります。qmailのインストールについては、ここをみてください。」であり、付属情報は、図5の参照元情報識別子が2に対応する被参照部分情報である「qmailをインストールする必要がありますので、“qmailのインストール方法”を参照してください。」である。
これらの情報から、自立語を抽出すると、(qmail、入れる、必要、インストール、ここ、みる、方法、参照)であり、部分情報および付属情報に対応する単語ベクトルは、それぞれ以下の(6)式および(7)式で表される。
(2、1、1、1、1、1、0、0) ・・・(6)
(2、0、1、2、0、0、1、1) ・・・(7)
上記単語ベクトルを正規化し、内積を求めることにより、類似度として約0.70が得られる。予め定められた類似度の閾値として、例えば0.5を設定していた場合は、
得られた類似度はこの基準値を超えるため、上記付属情報が付属情報検索部203により被参照属性表213から検索される。被参照属性表213において、検索された付属情報に対応する識別子は1であるため、識別子が1で表される共有情報の題名が基本属性表211から取得され、図13における参照先の候補1302に表示される。
ステップS1205において表示制御部205が参照先の候補を表示した後、情報入力受付部201は、参照先候補リンクがクリックされたか否かを判断する(ステップS1206)。ここで、参照先候補リンクとは、図13における参照先の候補1302欄にリンク形式で表示されている参照先の候補となる情報をいう。
参照先候補リンクがクリックされた場合は(ステップS1206:YES)、当該クリックされた情報の詳細を表示するため、図8において説明した情報表示処理を実行する(ステップS1207)。参照先候補リンクがクリックされていない場合は(ステップS1206:NO)、情報入力受付部201は、新規登録ボタン1304がクリックされたか否かを判断する(ステップS1208)。
新規登録ボタン1304がクリックされた場合は(ステップS1208:YES)、情報編集処理が実行され(ステップS1209)、その処理結果により参照先選択画面が更新され再描画される(ステップS1210)。この際、新規に作成した情報が、参照先の候補1302に追加され、対応するラジオボタンなどにより選択された状態で表示されるように構成してもよい。
ステップS1208において、新規登録ボタン1304がクリックされていない場合は(ステップS1208:NO)、情報入力受付部201は、OKボタン1305がクリックされたか否かを判断する(ステップS1211)。OKボタン1305がクリックされた場合は(ステップS1211:YES)、情報編集部206は、選択した情報をRAMなどの一時記憶装置に一時的に保存する(ステップS1212)。
OKボタン1305がクリックされていない場合(ステップS1211:NO)、情報入力受付部201は、キャンセルボタン1306がクリックされたか否かを判断する(ステップS1213)。キャンセルボタン1306がクリックされていない場合(ステップS1213:NO)、参照先候補リンクがクリックされたか否かの判断処理(ステップS1206)に戻り処理を繰り返す。
キャンセルボタン1306がクリックされた場合(ステップS1213:YES)、情報編集部206は、選択した情報を破棄する(ステップS1214)。選択した情報を破棄した後、または、ステップS1212において選択した情報が保存された後、表示制御部205は、情報登録画面を閉じ(ステップS1215)、参照先選択処理が終了する。
図14は、参照先選択画面において参照先を選択した後に表示される情報登録画面の内容を示す模式図である。同図に示すように、参照先を選択した後の情報登録画面には、参照語句1401および選択された参照先の情報の題名1402がリンク形式によって表示され、参照先の情報の題名1402の右側には、削除ボタン1403が表示される。
図15は、図14に示す情報を登録した後、当該情報を表示した情報表示画面の内容を示す模式図である。同図に示すように、参照先を選択し登録した後は、情報表示画面の参照先欄に参照先の情報の題名1501が表示される。
このように、本実施の形態にかかる情報共有装置100では、編集中の文書情報に他の情報への参照語句が存在する場合に、参照先の候補を自動的に取得し画面に表示することができる。このため、ユーザは文書情報の新規作成または編集時に、参照すべき情報を効率的かつ容易に取得することができる。
本実施の形態にかかる情報共有装置100は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施の形態にかかる情報共有装置100で実行される情報検索プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施の形態にかかる情報共有装置100で実行される情報検索プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態にかかる情報共有装置100で実行される情報検索プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施の形態の情報共有装置100における情報検索プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施の形態にかかる情報共有装置100で実行される情報検索プログラムは、上述した各部(情報入力受付部、参照情報取得部、表示制御部、情報編集部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から情報検索プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、情報入力受付部、参照情報取得部、表示制御部、情報編集部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上のように、本発明にかかる情報共有装置、情報検索方法および情報検索プログラムは、既存の共有情報を参照する共有情報を作成、編集する機能を有する情報共有装置に適している。
本実施の形態にかかる情報共有装置が適用されるネットワークシステムの全体構成を示す説明図である。 本実施の形態にかかる情報共有装置の構成を示すブロック図である。 基本属性表のデータ構造の一例を示す説明図である。 参照属性表のデータ構造の一例を示す説明図である。 被参照属性表のデータ構造の一例を示す説明図である。 本実施の形態にかかる情報共有装置における情報一覧表示処理の全体の流れを示すフローチャートである。 情報一覧画面の内容を示す模式図である。 本実施の形態にかかる情報共有装置100おける情報表示処理の全体の流れを示すフローチャートである。 情報表示画面の内容を示す模式図である。 本実施の形態にかかる情報共有装置100おける情報編集処理の全体の流れを示すフローチャートである。 情報登録画面の内容を示す模式図である。 本実施の形態にかかる情報共有装置100おける参照先選択処理の全体の流れを示すフローチャートである。 参照先選択画面の内容を示す模式図である。 情報登録画面の内容を示す模式図である。 情報表示画面の内容を示す模式図である。
符号の説明
100 情報共有装置
101a、101b、101c、101d、102 クライアント
110 イントラネット
120 インターネット
201 情報入力受付部
202 参照情報取得部
203 表示制御部
204 情報編集部
210 情報記憶部
211 基本属性表
212 参照属性表
213 被参照属性表
701 リンク形式
702 新規登録ボタン
901 参照先
902 参照元
903 編集ボタン
904 一覧ボタン
1101 題名
1102 内容
1103 参照先
1104 参照元
1105 情報参照ボタン
1106 OKボタン
1107 キャンセルボタン
1301 参照元の候補
1302 参照先の候補
1303 参照方法
1304 新規登録ボタン
1305 OKボタン
1306 キャンセルボタン
1401 参照語句
1402 参照先の情報の題名
1403 削除ボタン
1501 参照先の情報の題名

Claims (10)

  1. 複数の利用者が共有する共有情報と前記共有情報の属性を示す付属情報とを対応づけて記憶する情報記憶手段と、
    利用者による情報の入力を受付ける情報入力受付手段と、
    前記情報入力受付手段が受付けた前記情報から、当該情報以外の他の共有情報を参照することを示す記述である参照語句を含む部分情報を取得する部分情報取得手段と、
    前記部分情報取得手段が取得した前記部分情報に基づき、前記部分情報と前記付属情報との関連する度合いを示す類似度を算出する算出手段と、
    前記類似度が予め定められた閾値を超えた前記付属情報と対応づけられている前記共有情報を、参照対象とする情報の候補として選択する選択手段と、
    を備えたことを特徴とする情報共有装置。
  2. 複数の利用者が共有する共有情報と前記共有情報の属性を示す付属情報とを対応づけた共有情報属性表を記憶する情報記憶手段と、
    利用者による情報の入力を受付ける情報入力受付手段と、
    前記情報入力受付手段が受付けた前記情報から、当該情報以外の他の情報を参照することを示す記述である参照語句を含む部分情報を取得する部分情報取得手段と、
    前記部分情報取得手段が取得した前記部分情報に基づき、前記部分情報と前記付属情報との関連する度合いを示す類似度を算出し、該類似度が予め定められた閾値を超えるか否か判断し、超えている場合に前記付属情報を前記情報記憶手段に記憶された共有情報属性表から検索する付属情報検索手段と、
    前記付属情報検索手段が検索した前記付属情報と対応づけられている前記共有情報を、参照対象とする情報の候補として前記情報記憶手段に記憶された共有情報属性表から取得する参照情報取得手段と、
    を備えたことを特徴とする情報共有装置。
  3. 前記情報記憶手段は、前記共有情報を参照している参照元の前記共有情報の一部であって、前記参照語句を含む前記部分情報である被参照部分情報を前記付属情報として前記共有情報と対応づけて共有情報属性表として記憶し、
    前記付属情報検索手段は、前記類似度が予め定められた閾値を超えるか否か判断し、超えている場合に前記被参照部分情報を前記情報記憶手段に記憶された共有情報属性表から検索することを特徴とする請求項2に記載の情報共有装置。
  4. 前記情報記憶手段は、前記共有情報の名称を前記付属情報として前記共有情報と対応づけて共有情報属性表として記憶し、
    前記付属情報検索手段は、前記類似度が予め定められた閾値を超えるか否か判断し、超えている場合に前記名称を前記情報記憶手段に記憶された共有情報属性表から検索することを特徴とする請求項2に記載の情報共有装置。
  5. 前記部分情報取得手段は、前記情報入力受付手段が受付けた前記情報から、前記参照語句を含む段落、文、文節のうち少なくとも1つを前記部分情報として取得とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の情報共有装置。
  6. 前記部分情報取得手段は、前記情報入力受付手段が受付けた前記情報から、前記参照語句の前方と後方の少なくとも一方の予め定められた数の文字列を前記部分情報として取得とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の情報共有装置。
  7. 前記付属情報検索手段は、前記部分情報に含まれる単語の出現頻度と前記付属情報に含まれる単語の出現頻度とから前記類似度を算出することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載の情報共有装置。
  8. 前記付属情報検索手段は、前記共有情報の作成者または作成日時または参照日時から前記類似度を算出することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つに記載の情報共有装置。
  9. 利用者による情報の入力を受付ける情報入力受付ステップと、
    前記情報入力受付ステップが受付けた前記情報から、当該情報以外の他の情報を参照することを示す記述である参照語句を含む部分情報を取得する部分情報取得ステップと、
    記憶手段に記憶された複数の利用者が共有する共有情報と前記共有情報の属性を示す付属情報とを対応づけた共有情報属性表から、前記部分情報取得ステップが取得した前記部分情報に基づき、前記部分情報と前記付属情報との関連する度合いを示す類似度を算出し、該類似度が予め定められた閾値を超えるか否か判断し、超えている場合に前記付属情報を検索する付属情報検索ステップと、
    前記付属情報検索ステップが検索した前記付属情報と対応づけられている前記共有情報を、参照対象とする情報の候補として前記共有情報属性表から取得する参照情報取得ステップと、
    を備えたことを特徴とする情報検索方法。
  10. 利用者による情報の入力を受付ける情報入力受付手順と、
    前記情報入力受付手順が受付けた前記情報から、当該情報以外の他の情報を参照することを示す記述である参照語句を含む部分情報を取得する部分情報取得手順と、
    記憶手段に記憶された複数の利用者が共有する共有情報と前記共有情報の属性を示す付属情報とを対応づけた共有情報属性表から、前記部分情報取得手順が取得した前記部分情報に基づき、前記部分情報と前記付属情報との関連する度合いを示す類似度を算出し、該類似度が予め定められた閾値を超えるか否か判断し、超えている場合に前記付属情報を検索する付属情報検索手順と、
    前記付属情報検索手順が検索した前記付属情報と対応づけられている前記共有情報を、参照対象とする情報の候補として前記共有情報属性表から取得する参照情報取得手順と、
    をコンピュータに実行させる情報検索プログラム。
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