JP2006201135A - 欠陥検査装置、欠陥検査方法及び欠陥検査プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 検査時間を短縮することができる欠陥検査装置、欠陥検査方法及び欠陥検査プログラムを提供すること。
【解決手段】 被検物6の画像を撮像する撮像手段4と、前記被検物6の画像から前記被検物6の輪郭を抽出する輪郭抽出手段12と、記憶手段13に記憶された前記被検物6の図面データと、前記被検物6の輪郭の輪郭データと前記図面データとの差から前記被検物6の欠陥を検出する欠陥検出手段12とを有することを特徴とする欠陥検査装置100。
【選択図】 図6
【解決手段】 被検物6の画像を撮像する撮像手段4と、前記被検物6の画像から前記被検物6の輪郭を抽出する輪郭抽出手段12と、記憶手段13に記憶された前記被検物6の図面データと、前記被検物6の輪郭の輪郭データと前記図面データとの差から前記被検物6の欠陥を検出する欠陥検出手段12とを有することを特徴とする欠陥検査装置100。
【選択図】 図6
Description
本発明は、欠陥検査装置、欠陥検査方法及び欠陥検査プログラムに関する。
従来、被検物の欠陥検査を行う際、測定機を介して取得した被検物の画像とこの被検物に対するリファレンスワークの画像とを比較して目視で欠陥を検出する欠陥検査方法が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。この方法では、リファレンスワークを測定機に載置してリファレンスワーク画像を取得した後、同じ測定機に被検物を載置して被検物画像を取得し、先に取得したリファレンスワーク画像と被検物画像とをモニター上で重ねて表示し、目視で両者のずれやリファレンス画像に無い被検物画像を欠陥として検出していた。
特開平10−47935号公報
しかしながら、従来の方法では、リファレンスワークと被検物をそれぞれ個別に測定機に載置して画像を取得しているので、目視で検査するために検査時間がかかる問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みて行われたものであり、検査時間を短縮することができる欠陥検査装置、欠陥検査方法及び欠陥検査プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、被検物の画像を撮像する撮像手段と、前記被検物の画像から前記被検物の輪郭を抽出する輪郭抽出手段と、記憶手段に記憶された前記被検物の図面データと、前記被検物の輪郭の輪郭データと前記図面データとの差から前記被検物の欠陥を検出する欠陥検出手段とを有することを特徴とする欠陥検査装置を提供する。
また、本発明にかかる欠陥検査装置では、前記図面データは、前記被検物の公差データを有することが好ましい。
また、本発明にかかる欠陥検査装置では、前記欠陥検出手段は、前記被検物を載置するXYステージの位置決め誤差に相当する前記被検物画像の画素数以下の画素数ずらした前記被検物の輪郭の輪郭データと前記図面データとの差から前記被検物の欠陥を検出することが好ましい。
また、本発明にかかる欠陥検査装置では、前記欠陥検出手段は、前記被検物を載置するXYステージの位置決め誤差に相当する前記被検物画像の画素数以下の画素数ずらした複数の前記被検物の輪郭の輪郭データについて、それぞれ前記図面データとの差を算出し、前記差の最小値から欠陥を検出することが好ましい。
また、本発明にかかる欠陥検査装置では、前記欠陥検出手段は、前記XYステージの位置決め誤差に相当する前記被検物画像の画素数が2画素以上ある場合には、前記被検物の画像を複数の方向に1画素ずらし前記差が最小の位置を決定し、前記最小の位置に画素をずらした前記被検物の画像を、前記最小の位置に画像をずらしたのと同じ方向と、それに隣接する方向とに1画素ずらした複数の前記被検物の輪郭データについて、前記差が最小の位置を決定することを前記XYステージの位置決め誤差に相当する前記被検物画像の画素数以内で行い、前記差のうち最小値から欠陥を検出することが好ましい。
また、本発明は、被検物の画像から前記被検物の輪郭を抽出する輪郭抽出処理と、前記被検物の輪郭の輪郭データと前記被検物の図面データとの差から前記被検物の欠陥を検出する欠陥検出処理とを有することを特徴とするコンピュータで実行される欠陥検査プログラムを提供する。
また、本発明は、被検物の画像から前記被検物の輪郭を抽出し、前記被検物の輪郭の輪郭データと前記被検物の図面データとの差から前記被検物の欠陥を検出することを特徴とする欠陥検査方法を提供する。
本発明によれば、検査時間を短縮することができる欠陥検査装置、欠陥検査方法及び欠陥検査プログラムを提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態に関し図面を参照しつつ説明する。
本発明の欠陥検査装置の概略構成図を図6に示す。本実施の形態の欠陥検査装置100は、測定装置1と、制御解析ユニット2とを有する。また、測定装置1は、支持体3と、支持体3のベース部3aの上に設けられた、被検物6を載置するためのXYステージ5と、支持体3の支持部3bに支持されている撮像部4とを有する。また、このXYステージ5には、制御解析ユニット2から出力されるXYステージ5移動指令データを受信し、該受信したXYステージ5移動指令データに基づいて、XYステージ5を水平2軸方向に駆動させるXYステージ5部(図6には図示せず)と、XYステージ5の座標位置を検出し該XYステージ5座標位置を表すデータを制御解析ユニット2に出力するXYステージ5位置検出部(図6には図示せず)とを有する。
また、ベース部3aには透過照明光学系7が、撮像部4に落射照明光学系9が、それぞれ設けられている。そして、XYステージ5上に、二次元的な輪郭形状を有し、かつ僅かな厚みを有する被検物6が載置され、ベース部3aに設けられた透過照明光学系7または、撮像部4に設けられた落射照明光学系9により照明される。また、撮像部4は、上述の落射照明光学系9と、被検物6の像を結像させる光学倍率が可変の結像光学系10と、結像された画像を撮像するCCDカメラ8とを有する。CCDカメラ8で撮像した画像は、制御解析ユニット2に送られる。
制御解析ユニット2は、測定装置1を制御し、測定装置1から取得した画像に基づいて後述する方法で被検物の欠陥を検出する制御解析装置12と、制御解析装置12に接続されたモニタ画面11aを有するモニタ11と、制御解析装置12で使用するCADデータを記憶する記憶装置13とを有する。
上記の構成を備えた欠陥検査装置100は、XYステージ5を移動させて、撮像部4で被検物6を撮像し、撮像した画像とCADデータを制御解析装置12で解析し、被検物6の欠陥を検出する。
次に本実施の形態で行う欠陥検査方法について説明する。
本発明にかかる欠陥検査方法は、被検物6の検査に用いる測定装置1で取得する被検物6の画像サイズと被検物6に対応するCAD図から作成したリファレンス画像の画像サイズが同じになるように設定し、被検物画像の各画素の階調値とリファレンス画像の各画素の階調値の差分値から欠陥を検出するものである。
図1は、本発明の実施の形態に係る欠陥検査方法の処理フローを示す。これらの処理は制御解析装置12で行われる。以下ステップ毎に説明する。
(ステップS1)
被検物6に対応するCADデータを制御解析ユニット2に読み込む。被検物6の設計図面はCADで作成されCADデータとして保存されている。このCADデータを欠陥検査装置100で使えるデータフォーマットに変換し、欠陥検査装置100の入力装置を介して測定装置2の記憶装置13に記録保管する。記録された被検物6のCADデータは以降の欠陥検出の際に用いられる。
被検物6に対応するCADデータを制御解析ユニット2に読み込む。被検物6の設計図面はCADで作成されCADデータとして保存されている。このCADデータを欠陥検査装置100で使えるデータフォーマットに変換し、欠陥検査装置100の入力装置を介して測定装置2の記憶装置13に記録保管する。記録された被検物6のCADデータは以降の欠陥検出の際に用いられる。
(ステップS2)
測定装置1のXYステージ5に被検物6を載置する。作業者が制御解析ユニット2を介してXYステージ5を移動し被検物6の座標原点を結像光学系10を介して検出し、結像光学系10の中心位置(十字カーソル)に位置付ける。なお、この位置付けは、制御解析ユニット2で自動的に行っても良い。この後欠陥検査装置100では、制御解析装置12が測定装置1のXYステージ5に載置された被検物6(実ワークとも言う)の座標原点と記憶されている被検物6のCADデータの座標原点とを合わせ、被検物6の座標系とCADデータの座標系とを一致させる処理を実行する。
測定装置1のXYステージ5に被検物6を載置する。作業者が制御解析ユニット2を介してXYステージ5を移動し被検物6の座標原点を結像光学系10を介して検出し、結像光学系10の中心位置(十字カーソル)に位置付ける。なお、この位置付けは、制御解析ユニット2で自動的に行っても良い。この後欠陥検査装置100では、制御解析装置12が測定装置1のXYステージ5に載置された被検物6(実ワークとも言う)の座標原点と記憶されている被検物6のCADデータの座標原点とを合わせ、被検物6の座標系とCADデータの座標系とを一致させる処理を実行する。
(ステップS3)
作業者、または自動で測定装置1のXYステージ5を移動して、被検物6を検査位置に移動し検査位置の画像を撮像部4を介して取得する。図2(a)は、取得した画像の各画素の階調値を示している。説明を簡単にする為に白(1)黒(0)の2値でそれぞれの画素の階調値を示している。以降の説明は、黒ラインの検査画像を用いて説明するが、白ラインの検査画像でも同様の処理で欠陥検出を行える。
作業者、または自動で測定装置1のXYステージ5を移動して、被検物6を検査位置に移動し検査位置の画像を撮像部4を介して取得する。図2(a)は、取得した画像の各画素の階調値を示している。説明を簡単にする為に白(1)黒(0)の2値でそれぞれの画素の階調値を示している。以降の説明は、黒ラインの検査画像を用いて説明するが、白ラインの検査画像でも同様の処理で欠陥検出を行える。
(ステップS4)
図2(a)の被検物6画像の各画素にラプラシアンフィルタ処理を施し図2(b)に示す輪郭位置を抽出した被検物6の輪郭画像を算出して記憶装置13に保存する。ここでは、4近傍のラプラシアンフィルタ処理を行った一例を示している。
図2(a)の被検物6画像の各画素にラプラシアンフィルタ処理を施し図2(b)に示す輪郭位置を抽出した被検物6の輪郭画像を算出して記憶装置13に保存する。ここでは、4近傍のラプラシアンフィルタ処理を行った一例を示している。
ラプラシアンフィルタについて簡単に説明する。4近傍のラプラシアンフィルタは、注目する画素の階調値の4倍値から、注目する画素の上下左右の4画素の階調値をそれぞれ引き、その結果を注目画素の処理後の階調値とするものである。
図2(a),(b)を用いて説明すると、例えば、フィルタ処理後の注目画素が図2(b)の2行2列目B(2,2)(以後、図2(a)のi行j列の画素をA(i,j)、図2(b)のi行j列の画素をB(i,j)と記す)の時、図2(a)の画素A(1、1)〜A(3,3)までの9画素のうち、A(1,2)、A(2,1)、A(2,3)、およびA(3,2)の4箇所の画素の階調値を用いて、B(2,2)の階調値は以下の計算式で得られる。
B(2,2)=4×A(2,2)−{A(1,2)+A(2,1)+A(2,3)+A(3,2)}
一般式は、
B(i,j)=4×A(i,j)−{A(i,j−1)+A(i,j+1)+A(i−1、j)+A(i+1、j)}・・・(1)
である。
一般式は、
B(i,j)=4×A(i,j)−{A(i,j−1)+A(i,j+1)+A(i−1、j)+A(i+1、j)}・・・(1)
である。
図2(a)の被検物画像から、式(1)を用いた計算により図2(b)に示す輪郭位置(B(5,2)〜B(5,13)、およびB(16、2)〜B(16、13)のみが1(白)となる)を示す輪郭画像が得られる。但し、B(6,2)〜B(6,13)およびB(15、1)〜B(15,13)は算出された階調値が”−1”であるが、階調値にマイナス成分は無いのでここでは”0”と置き換えている。
被検物6の画像にフィルタ処理を実行することで白黒の画像から、輪郭位置のみが白で示される被検物6の輪郭画像(図2(b))が作成される。作成された輪郭画像データは記憶装置13に記録され保存される。
(ステップS5)
被検物6の画像を取り込んだ位置における視野範囲内で、記憶されている被検物6に対応するCADデータから図3(a)に示す輪郭画像を作成する。CADデータから作成した輪郭画像は、図面の線のみが輪郭位置となる(輝度1)画像が得られる。
被検物6の画像を取り込んだ位置における視野範囲内で、記憶されている被検物6に対応するCADデータから図3(a)に示す輪郭画像を作成する。CADデータから作成した輪郭画像は、図面の線のみが輪郭位置となる(輝度1)画像が得られる。
(ステップS6)
CADデータの輪郭画像に製造公差分を付加したリファレンス画像を作成する(図3(b))。CADデータの輪郭画像に以下に記述するフィルタ処理を施すことで、図3(b)に示す製造公差分を含んだリファレンス画像が作成される。
CADデータの輪郭画像に製造公差分を付加したリファレンス画像を作成する(図3(b))。CADデータの輪郭画像に以下に記述するフィルタ処理を施すことで、図3(b)に示す製造公差分を含んだリファレンス画像が作成される。
図3(a)から図3(b)への変換は、公差が2画素分ある場合を想定している。この場合、画素B(3,3)は、画素A(1,1)〜A(5,5)の25画素の階調値のうち最大の階調値を処理後のB(3,3)の階調値として用いる。従って、
B(3,3)=Max{A(1,1)〜A(5,5)}
一般式は、公差分の画素数をkとすると
B(i,j)=Max{A(i−k,j−k)〜A(i+k,j+k)}・・・(2)
である。
B(3,3)=Max{A(1,1)〜A(5,5)}
一般式は、公差分の画素数をkとすると
B(i,j)=Max{A(i−k,j−k)〜A(i+k,j+k)}・・・(2)
である。
この様にして、製造時の公差分を含んだ輪郭位置を有するリファレンス画像が得られ記憶装置13に記録し保管される。
(ステップS7)
被検物6の輪郭画像とリファレンス画像との階調値の差分から欠陥画像を作成し欠陥量(欠陥が存在する画素数)D0を算出する(図4参照)。
被検物6の輪郭画像とリファレンス画像との階調値の差分から欠陥画像を作成し欠陥量(欠陥が存在する画素数)D0を算出する(図4参照)。
図4(c)に示す被検物6の欠陥画像は、図2(b)の被検物6の輪郭画像と図3(b)のリファレンス画像との階調値の差分を算出することによって取得される。
一般式は、
C(i,j)=A(i,j)−B(i,j)・・・(3)
である。
C(i,j)=A(i,j)−B(i,j)・・・(3)
である。
図4に示す例では、被検物6の輪郭画像がリファレンス画像に含まれてしまうので算出された欠陥画像の画素C(i,j)の階調値は全て”0”でD0=0となり無欠陥であることを示している。なお、”−1”はステップ4と同様に”0”としている。
図5は、被検物6に欠陥がある場合を示している。図5(a)において、画素A(6,6)〜A(15,6)に欠陥(輝度1)がある場合を一例として示している。図5(a)の輪郭画像と図5(b)のリファレンス画像の階調値の差分を式(3)により求めると図5(c)に示す欠陥画像が得られる。図5(c)から、この被検物6は画素C(9,6)〜C(12,6)が欠陥であると判断され、D0=4となる。
(ステップS8)
作成された欠陥画像から欠陥の有無を判断する。欠陥量D0=0の場合ステップS9に進み、被検物6(実ワーク)は、欠陥”0”と検査者にレポートする。
作成された欠陥画像から欠陥の有無を判断する。欠陥量D0=0の場合ステップS9に進み、被検物6(実ワーク)は、欠陥”0”と検査者にレポートする。
欠陥量D0≠0の場合、ステップS10に進む。
(ステップS10)
ステップS7で求めた欠陥量D0を記憶する。この時点での輪郭画像の各画素の位置を基準位置とする。被検物6の画像には、画像の取得時に測定装置1に使用されているXYステージ5のバックラッシュなどの誤差に起因する座標のずれが含まれ、このずれが擬似欠陥になる可能性がある。擬似欠陥の検出を防止するために測定装置1の誤差に対応する画素分、検査画像またはリファレンス画像を移動させ、それぞれの位置で欠陥画像を取得して欠陥検出を実行する。ここでは一例として、測定装置1の誤差が2画素分存在する場合について説明する。
ステップS7で求めた欠陥量D0を記憶する。この時点での輪郭画像の各画素の位置を基準位置とする。被検物6の画像には、画像の取得時に測定装置1に使用されているXYステージ5のバックラッシュなどの誤差に起因する座標のずれが含まれ、このずれが擬似欠陥になる可能性がある。擬似欠陥の検出を防止するために測定装置1の誤差に対応する画素分、検査画像またはリファレンス画像を移動させ、それぞれの位置で欠陥画像を取得して欠陥検出を実行する。ここでは一例として、測定装置1の誤差が2画素分存在する場合について説明する。
(ステップS11)
図2(a)の輪郭画像の各画素全体を1画素分ずらす。ずらす順序は図1(a)の番号に従う。番号1の場合、例えば図3(a)の画素は、A(i,j)=A(i+1、j)と置換される。
図2(a)の輪郭画像の各画素全体を1画素分ずらす。ずらす順序は図1(a)の番号に従う。番号1の場合、例えば図3(a)の画素は、A(i,j)=A(i+1、j)と置換される。
(ステップS12)
ずらした後の輪郭画像とリファレンス画像(図3(b))との差分から欠陥画像(図4(c))を作成し、欠陥量D1を算出し記録する。
ずらした後の輪郭画像とリファレンス画像(図3(b))との差分から欠陥画像(図4(c))を作成し、欠陥量D1を算出し記録する。
(ステップ13)
欠陥量D1=0の場合、ステップS9に進んで処理を終了する。D1≠0の場合にはステップS14に進む。
欠陥量D1=0の場合、ステップS9に進んで処理を終了する。D1≠0の場合にはステップS14に進む。
(ステップS14)
欠陥量D0とD1を比較して欠陥量の小さい方の輪郭画像位置と欠陥量を記録する。ここでは、D0<D1として説明する。
欠陥量D0とD1を比較して欠陥量の小さい方の輪郭画像位置と欠陥量を記録する。ここでは、D0<D1として説明する。
(ステップS15)
図1(a)に示す1〜8の全方向に順に輪郭画素をずらして欠陥を検出し終わったか判断する。ずらし終わっていなければステップS11からステップS15までを実行する。8方向全てずらして欠陥検出処理が終了したらステップS16に進む。
図1(a)に示す1〜8の全方向に順に輪郭画素をずらして欠陥を検出し終わったか判断する。ずらし終わっていなければステップS11からステップS15までを実行する。8方向全てずらして欠陥検出処理が終了したらステップS16に進む。
(ステップS16)
欠陥量Dx(xは図1(a)に示すずらす位置の番号:x=0〜8)が最小となった位置(図1(a)に示す位置(例えば、4番とする))に対して、更に輪郭画像をずらす3箇所の画素位置を決定する(図1(b)参照)。この3箇所の画素位置は、基準位置(番号0)から最小となった位置(4番)方向に有って、最小となった位置に隣接する画素位置(番号、3、5、14、15、16)のうち、先に輪郭画像をずらした画素位置(番号3、5)を除く画素位置(番号14、15、16)を選択する。また、最小欠陥量の画素位置が例えば、7番の場合には、3箇所の画素位置は、20、21、22番となる。
欠陥量Dx(xは図1(a)に示すずらす位置の番号:x=0〜8)が最小となった位置(図1(a)に示す位置(例えば、4番とする))に対して、更に輪郭画像をずらす3箇所の画素位置を決定する(図1(b)参照)。この3箇所の画素位置は、基準位置(番号0)から最小となった位置(4番)方向に有って、最小となった位置に隣接する画素位置(番号、3、5、14、15、16)のうち、先に輪郭画像をずらした画素位置(番号3、5)を除く画素位置(番号14、15、16)を選択する。また、最小欠陥量の画素位置が例えば、7番の場合には、3箇所の画素位置は、20、21、22番となる。
なお、誤差に相当する画素数が2画素以上の場合でも、輪郭画像をずらす方向は、先の番号14、15、または16に隣接する3つの画素に対して同様の処理を行えばよい。これは、4番に限らず他の方向でも同様である。
(ステップS17)
輪郭画像の基準位置(番号0)が位置(番号15)になるように輪郭画像をずらす。
輪郭画像の基準位置(番号0)が位置(番号15)になるように輪郭画像をずらす。
(ステップS18)
ずらした後の輪郭画像とリファレンス画像(図3(b))との差分から欠陥画像を作成し、欠陥量D15を算出し、記録する。
ずらした後の輪郭画像とリファレンス画像(図3(b))との差分から欠陥画像を作成し、欠陥量D15を算出し、記録する。
(ステップ19)
欠陥量D15=0の場合、ステップS9に進んで処理を終了する。D15≠0の場合にはステップS20に進む。
欠陥量D15=0の場合、ステップS9に進んで処理を終了する。D15≠0の場合にはステップS20に進む。
(ステップS20)
欠陥量D0とD15を比較して欠陥量の小さい方の輪郭画像位置と欠陥量を記録する。ここでは、D0<D15として説明する。
欠陥量D0とD15を比較して欠陥量の小さい方の輪郭画像位置と欠陥量を記録する。ここでは、D0<D15として説明する。
(ステップS21)
図1(b)に示す3つの方向に画素をずらし終わったか判断する。ずらし終わっていなければステップS17からステップS21までを実行し、14番、16番それぞれの欠陥検出を実行する。3方向全ての処理が終了したらステップS22に進む。
図1(b)に示す3つの方向に画素をずらし終わったか判断する。ずらし終わっていなければステップS17からステップS21までを実行し、14番、16番それぞれの欠陥検出を実行する。3方向全ての処理が終了したらステップS22に進む。
(ステップS22)
欠陥量が最小の値を被検物6の欠陥量(D値)として検査者にレポートして被検物6の検査を終了する。
欠陥量が最小の値を被検物6の欠陥量(D値)として検査者にレポートして被検物6の検査を終了する。
この様にずらす方向を制限することで、2画素分の誤差を有する場合では、最悪で12(=1+8+3)回の処理で欠陥検査を終了することができる。一般的には、誤差の画素数をmとすると、処理の回数nはn=1+8+3×(m−1)となり、誤差の画素数が多い場合でも処理の回数を少なくすることができる。
この様に、本発明の実施の形態に係る欠陥検査方法では、被検物画像から得られる輪郭画像と、CADデータ画像から得られる公差を含んだリファレンス画像との差分から欠陥画像が算出され、この算出結果に基づき被検物6の欠陥の有無を判断することができる。
また、輪郭画像を測定装置1の誤差に相当する画素分ずらすことで測定装置1の誤差に起因する擬似欠陥を除くことができる。更に、輪郭画像のずらし方を基準位置の周囲8箇所と最小の欠陥量であった画素の近傍の3箇所(基準位置の周囲8箇所を除く)に限定することで、検査に必要な時間を短縮することができる。
この様な処理は、被検物画像を取得した後は、全て欠陥検査装置内の制御解析装置12で計算され欠陥の有無が判断され、良品か不良品かの判定が成される。この結果、従来の画像を重ね目視で観察して欠陥の有無を判定する場合に比べ検査時間を大幅に短縮できると供に、擬似欠陥の検出を防止することが可能になる。
なお、ラプラシアンフィルタは4近傍ラプラシアンフィルタについて説明したが、これに限られず8近傍ラプラシアンフィルタなどを用いることもできる。
また、本実施の形態の説明では、画素の階調値を黒(0)、白(1)の2値の場合を例に説明したが、階調値はこれに限られない。2値以外の階調値を用いる場合には、階調値に閾値を設けて欠陥の検出を行うようにすればよい。
なお、上述の実施の形態は例に過ぎず、上述の構成や形状に限定されるものではなく、本発明の範囲内において適宜修正、変更が可能である。
1 測定装置
2 制御解析ユニット
3 支持体
4 撮像部
5 XYステージ
6 被検物
7 透過照明光学系
8 CCDカメラ
9 落射照明光学系
10 結像光学系
11 モニタ
12 制御解析装置
100 欠陥検査装置
2 制御解析ユニット
3 支持体
4 撮像部
5 XYステージ
6 被検物
7 透過照明光学系
8 CCDカメラ
9 落射照明光学系
10 結像光学系
11 モニタ
12 制御解析装置
100 欠陥検査装置
Claims (7)
- 被検物の画像を撮像する撮像手段と、
前記被検物の画像から前記被検物の輪郭を抽出する輪郭抽出手段と、
記憶手段に記憶された前記被検物の図面データと、
前記被検物の輪郭の輪郭データと前記図面データとの差から前記被検物の欠陥を検出する欠陥検出手段と、を有することを特徴とする欠陥検査装置。 - 前記図面データは、前記被検物の公差データを有することを特徴とする請求項1に記載の欠陥検査装置。
- 前記欠陥検出手段は、前記被検物を載置するXYステージの位置決め誤差に相当する前記被検物画像の画素数以下の画素数ずらした前記被検物の輪郭の輪郭データと前記図面データとの差から前記被検物の欠陥を検出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の欠陥検査装置。
- 前記欠陥検出手段は、前記被検物を載置するXYステージの位置決め誤差に相当する前記被検物画像の画素数以下の画素数ずらした複数の前記被検物の輪郭の輪郭データについて、それぞれ前記図面データとの差を算出し、前記差の最小値から欠陥を検出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の欠陥検査装置。
- 前記欠陥検出手段は、前記XYステージの位置決め誤差に相当する前記被検物画像の画素数が2画素以上ある場合には、前記被検物の画像を複数の方向に1画素ずらし前記差が最小の位置を決定し、前記最小の位置に画素をずらした前記被検物の画像を、前記最小の位置に画像をずらしたのと同じ方向と、それに隣接する方向とに1画素ずらした複数の前記被検物の輪郭データについて、前記差が最小の位置を決定することを前記XYステージの位置決め誤差に相当する前記被検物画像の画素数以内で行い、前記差のうち最小値から欠陥を検出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の欠陥検査装置。
- 被検物の画像から前記被検物の輪郭を抽出する輪郭抽出処理と、
前記被検物の輪郭の輪郭データと前記被検物の図面データとの差から前記被検物の欠陥を検出する欠陥検出処理とを有することを特徴とするコンピュータで実行される欠陥検査プログラム。 - 被検物の画像から前記被検物の輪郭を抽出し、
前記被検物の輪郭の輪郭データと前記被検物の図面データとの差から前記被検物の欠陥を検出することを特徴とする欠陥検査方法。
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JP2009008564A (ja) * | 2007-06-28 | 2009-01-15 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 画像処理による外観検査方法およびその装置 |
JP2020071106A (ja) * | 2018-10-30 | 2020-05-07 | 株式会社ミツトヨ | 外観検査方法及びプログラム |
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2005
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