JP2005283326A - 欠陥レビュー方法及びその装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
外観検査装置で検出した欠陥を観察するときに、見たい欠陥の詳細な画像を効率よく取得することが可能な欠陥の観察方法及びその装置を提供する。
【解決手段】
表面にパターンが形成された試料上の欠陥の詳細な画像を取得する方法において、試料上に形成されたアライメントパターンを撮像してアライメントパターンの位置情報を求め、アライメントパターンの設計データから得たレイアウトデータを用いてレイアウトの画像を作成し、撮像して得たアライメントパターンの画像と作成したレイアウトの画像とを位置合せして両画像間のオフセット量を求め、試料を検査して求めた欠陥の位置情報に対応するレイアウトデータをオフセット量の情報を用いて補正した情報を用いて試料を保持するテーブルを駆動して欠陥を観察手段の視野内に設定し、欠陥の詳細な画像を取得するようにした。
【選択図】 図10
外観検査装置で検出した欠陥を観察するときに、見たい欠陥の詳細な画像を効率よく取得することが可能な欠陥の観察方法及びその装置を提供する。
【解決手段】
表面にパターンが形成された試料上の欠陥の詳細な画像を取得する方法において、試料上に形成されたアライメントパターンを撮像してアライメントパターンの位置情報を求め、アライメントパターンの設計データから得たレイアウトデータを用いてレイアウトの画像を作成し、撮像して得たアライメントパターンの画像と作成したレイアウトの画像とを位置合せして両画像間のオフセット量を求め、試料を検査して求めた欠陥の位置情報に対応するレイアウトデータをオフセット量の情報を用いて補正した情報を用いて試料を保持するテーブルを駆動して欠陥を観察手段の視野内に設定し、欠陥の詳細な画像を取得するようにした。
【選択図】 図10
Description
本発明は,半導体外観検査装置で検出した半導体デバイスの微細な欠陥を詳細に解析するための欠陥の観察方法およびその装置に関するものである。
半導体製造工程では,プロセス状態の管理を目的として,光学式または電子線式外観検査装置を用いた外観検査による欠陥検出と,レビューSEM(Scanning Electron Microscope)・FIB(Focused Ion Beam) ・TEM(Transmission Electron Microscope)など解析装置を用いた欠陥発生原因の解析が行われている。そして、これらの解析装置で解析した欠陥発生原因の対策をプロセスにフィードバックすることで,歩留り向上を図っている。
このときの外観検査装置の動作について簡単に説明する。先ず,ウェハ上の特徴的なパターン(アライメントポイント)を用いて,ウェハ上の位置を表すウェハ座標系と,外観検査装置のステージ位置制御量であるステージ座標系との関係づけが行われる(アライメント)。次に、ステージを移動させながらウェハ外観の検査画像を取得する(撮像)。この際,検査画像上の位置とステージ座標系の関係づけが行われる。検査画像と,隣接する正常パターンの画像(参照画像)とを比較し,差が大きい部分を欠陥とする。アライメント・撮像により得られた各座標の位置関係を用いて,検査画像上の欠陥位置からウェハ座標系の欠陥座標(以下,「ウェハ座標系検査座標」と呼ぶ)へ変換し,出力する。
解析装置において,外観検査装置から出力されるウェハ座標系欠陥座標だけをもとに解析位置決めしても,必ずしも欠陥位置を解析できるわけではない。これは,(1)外観検査装置のステージ精度などに起因する欠陥座標の誤差や,(2)外観検査装置−解析装置間の座標系のずれ,(3)解析装置のステージ精度による撮像位置ずれ、などに起因している。
解析装置としてレビューSEMを使用する場合,先ず、ウェハ座標系欠陥座標をもとに低倍の欠陥画像と参照画像とを取得して欠陥の位置出しを行い,次に、その結果をもとに高倍の欠陥画像と参照画像とを取得する。このため,1個の欠陥をレビューするのに撮像回数が4回,ステージ移動を3回も行わなければならず、欠陥レビューのスループット低下の原因になっている(図1)。
この欠陥観察におけるウェハ座標系欠陥座標の位置ずれに対し,高倍率の欠陥観察を支援する方法として、特許文献1には,解析装置を用いて高倍率で欠陥を観察する際,CADデータ(Computer Aided Design)と解析装置の低倍率画像を位置合わせし,そのずれ量を補償することで,解析装置のステージ精度に起因する位置ずれを補正し,高倍率の観察位置決めを行う方法が開示されている。
上述した位置ずれの補正方法では,各解析ポイント(欠陥座標)につき毎回CADデータと低倍画像を位置合わせする必要があり,スループットの低下要因になり得る。また,解析装置のステージ等に起因する位置ずれ(3)を補償することは可能であるが,外観検査装置が出力した時点で既に含まれる欠陥座標の位置ずれや(1),外観検査装置−解析装置間の座標系のずれに起因する位置ずれ(2)を補償することに対して,十分に配慮されていない。
外観検査装置で検出した欠陥を効率よくレビュー装置の視野内に入れるには、外観検査装置のステージ精度等に起因する欠陥座標の誤差(1),外観検査装置−解析装置間の位置ずれ(2)を排除し,外観検査装置から出力される欠陥座標だけ用いて,解析装置での欠陥位置決めを可能にすることが必要である。
本発明の目的は,外観検査装置で検出した欠陥を観察するときに、見たい欠陥の詳細な画像を効率よく取得することが可能な欠陥の観察方法及びその装置を提供することに有る。
上記課題を達成するために,本発明では,レチクルまたは半導体チップの構造を記したレイアウトデータ(CADデータ)を用いる。レイアウトデータと欠陥座標近傍の検査画像の位置合わせを行い,その位置ずれ量を補償することで,ウェハ座標系欠陥座標から,レイアウトデータと対応付けられた欠陥座標(以下,「レイアウト座標系欠陥座標」と呼ぶ)へ変換する位置ずれ補正手段と,解析装置でレイアウト座標系欠陥座標だけを用いて位置決め・撮像を行うため,解析装置の撮像位置とレイアウトデータとのオフセットを算出するアライメント手段を備えるようにした。
即ち、本発明では、表面にパターンが形成された試料上の欠陥の詳細な画像を取得する方法において、試料上に形成されたアライメントパターンを撮像してアライメントパターンの位置情報を求め、アライメントパターンの設計データから得たレイアウトデータを用いてレイアウトの画像を作成し、撮像して得たアライメントパターンの画像と作成したレイアウトの画像とを位置合せして両画像間のオフセット量を求め、試料を検査して求めた欠陥の位置情報に対応するレイアウトデータをオフセット量の情報を用いて補正した情報を用いて試料を保持するテーブルを駆動して欠陥を観察手段の視野内に設定し、欠陥の詳細な画像を取得するようにした。
また、本発明では、表面にパターンが形成された試料上の欠陥の詳細な画像を取得する装置を、試料を載置して平面内で移動可能なテーブル手段と、テーブル手段に載置された試料上に形成されたアライメントパターンを撮像する撮像手段と、撮像手段で撮像して得たアライメントパターンの画像からアライメントパターンのエッジ画像を生成するパターンエッジ画像生成手段と、アライメントパターンに対応する設計データからパターンのレイアウトのエッジ画像を作成するレイアウトエッジ画像作成手段と、パターンエッジ画像生成手段で生成したアライメントパターンのエッジ画像とレイアウトエッジ画像作成手段で作成したレイアウトのエッジ画像とを位置合せして両画像間のオフセット量を求めるオフセット量算出手段と、オフセット量算出手段で算出したオフセット量を用いて予め検査装置で検査して検出した欠陥の位置に対応するレイアウトデータを補正して該補正した情報を用いて欠陥が撮像手段の視野の中に入るようにテーブル手段の位置を制御する位置制御手段と、位置制御手段でテーブル手段の位置を制御して撮像手段の視野の中に入れた欠陥を撮像手段で撮像して得た欠陥の拡大画像を表示する表示手段とを備えて構成した。
本発明により,外観検査装置のハードウェアに起因する位置ずれ(誤差)を含まない欠陥座標を得ることができ,解析装置のスループットを向上させることができる。
例えば,解析装置としてレビューSEMを用いる場合,従来の1欠陥あたりの撮像回数4回・ステージ移動3回から,撮像回数2回・ステージ移動2回へ処理回数を低減できるうえ,低倍画像による欠陥抽出・欠陥座標計算を行う必要がなく,処理時間を短縮することができる。
以下,図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本実施例は,欠陥検査装置1で検出された欠陥を,レビューSEM50で詳細観察するものである。本実施例の装置全体構成を,図3に示す。本実施例では、欠陥検査装置1として明視野照明方式の外観検査装置を用いた場合について説明する。図3に示した構成では、外観検査装置1・レビューSEM50・検査結果用サーバ3・レイアウトデータ用サーバ4が,LAN5によって接続されている。外観検査装置1では,レイアウトデータ用サーバ4に蓄積されている検査対象の当該品種のレイアウトデータ12を取得し,レイアウト座標系検査結果16を出力する。レイアウト座標系検査結果16は,検査結果用サーバ3に蓄積される。レビューSEM50は,検査結果用サーバ3からレイアウト座標系検査結果16を取得し,それをもとに各欠陥位置の観察(レビュー)を行う。
以下,外観検査装置1の構成,レビューSEM50の構成,外観検査装置1の詳細な処理内容,レビューSEM50の詳細な処理内容,本発明の実施手順(外観検査−欠陥観察を行う手順)について順次説明する。
外観検査装置1の構成を,図4に示す。従来の例えば特開平5−182887号公報に開示されているような明視野照明方式の外観検査装置の構成と大きく異なる点は,位置ずれ補正処理部32があることと,レイアウトデータ用サーバ4からレイアウトデータ12を取得できるようになっている点である。以下,各部役割を説明する。撮像部30では,検査画像34と参照画像14とを取得する。
欠陥抽出・欠陥座標計算部31では,検査対象位置の検査画像34と,隣接する正常パターン部分の検査画像(参照画像14)とを比較し,差が大きい部分を欠陥として抽出する。このとき画像上で欠陥部分を示したものが欠陥領域画像15である。この欠陥位置は,画像上の位置からウェハ座標系欠陥座標13へ変換され出力される。位置ずれ補正処理部32では,欠陥抽出・欠陥座標計算部31で出力されるウェハ座標系欠陥座標13・参照画像14・欠陥領域画像15と,レイアウトデータ用サーバ4から取得するレイアウトデータ12を用いて,ウェハ座標系欠陥座標13からレイアウト座標系欠陥座標35への変換を行う(位置ずれ補正処理部32の詳細な動作内容は後述する)。
出力部33では,検査結果をディスプレイに表示するとともに,上記で検出された各欠陥のレイアウト座標系欠陥座標35や検査条件などの情報を纏め,レイアウト座標系検査結果16を出力する。出力されたレイアウト座標系検査結果16は検査結果用サーバ3に蓄積される。
尚、上記した欠陥検出手段の例として、明視野照明方式の外観検査装置を用いた場合について説明したが、欠陥の位置情報が得られるものであれば、例えば特開平10−221267号公報に記載されているような、ウェハ表面を斜めの方向から照明して欠陥からの回折光を検出する暗視野方式の検査装置であっても良い。
次に、検査装置で検出した欠陥の位置情報に基づいて欠陥の詳細な画像を検出するレビューSEM50の構成を,図5に示す。以下,各部役割を説明する。撮像部30は,観察画像52を取得する。出力部33は,観察画像52を表示する。これらは,従来のレビューSEMと同様のものである。従来のレビューSEMと大きく異なる点は,レイアウトデータアライメント部36があることと,レイアウトデータ用サーバ4からレイアウトデータ12を取得できるようになっている点である。レイアウトデータアライメント部36は,撮像部30から観察画像52・観察座標51を,レイアウトデータ用サーバ4からレイアウトデータ12をそれぞれ取得し,レビューSEM50のステージ位置制御量(または,レビューSEMでのウェハ座標)とレイアウト座標とのオフセット19を演算する。上記オフセット量は,レイアウト座標系欠陥座標35から,観察位置決めする際の,補償(オフセット演算)に用いる。(レビューSEM50の動作シーケンスと,レイアウトデータアライメント部36の詳細な動作内容は後述する。)
外観検査装置1の位置ずれ補正処理部32の動作内容を説明する。位置ずれ補正処理部32では,外観検査装置1で検出した欠陥について,ウェハ座標からレイアウト座標への変換を行う。本処理は,検出欠陥数に応じて繰返し行う。位置ずれ補正処理部32の処理フローを図6に示す。先ず,ウェハ座標系欠陥座標13 ・ 参照画像14 ・ 欠陥領域画像15 ・レイアウトデータ12などデータを読込む(S301)。ウェハ座標系欠陥座標13近傍のレイアウトデータ12を展開し,レイアウト画像を作成する。エッジ抽出することでレイアウトエッジ画像62を得る(S302)。一方,読込んだ参照画像14からエッジ抽出することで,参照エッジ画像63を作成する(S303) 。これら2枚のエッジ画像どうしを位置合わせし,レイアウト座標系欠陥座標35の計算を行う(S304) 。
外観検査装置1の位置ずれ補正処理部32の動作内容を説明する。位置ずれ補正処理部32では,外観検査装置1で検出した欠陥について,ウェハ座標からレイアウト座標への変換を行う。本処理は,検出欠陥数に応じて繰返し行う。位置ずれ補正処理部32の処理フローを図6に示す。先ず,ウェハ座標系欠陥座標13 ・ 参照画像14 ・ 欠陥領域画像15 ・レイアウトデータ12などデータを読込む(S301)。ウェハ座標系欠陥座標13近傍のレイアウトデータ12を展開し,レイアウト画像を作成する。エッジ抽出することでレイアウトエッジ画像62を得る(S302)。一方,読込んだ参照画像14からエッジ抽出することで,参照エッジ画像63を作成する(S303) 。これら2枚のエッジ画像どうしを位置合わせし,レイアウト座標系欠陥座標35の計算を行う(S304) 。
以下,上記の処理内容を,図7の模式図を用いて説明する。欠陥抽出・欠陥座標計算部31において,欠陥画像70・参照画像14の差が大きい部分を欠陥領域71とし,欠陥領域71の重心位置など領域を代表する欠陥座標の計算位置73を,ウェハ座標系欠陥座標13へ変換・保持する。このウェハ座標系欠陥座標13は,従来の外観検査装置で出力されている欠陥座標である。それと同時に,参照画像の領域内での欠陥座標の計算位置73を数値で保持する。位置ずれ補正部32においては,ウェハ座標系欠陥座標13の値を中心位置とし,レイアウトデータ展開・エッジ抽出を行う。
外観検査装置1のステージ起因の欠陥位置ずれがなく,ウェハ座標とレイアウトデータ座標が一致する理想的なケースでは,欠陥位置を中心としたレイアウトエッジ画像62が生成される。しかし,多くの場合ずれを含むため,必ずしも欠陥位置を中心とした画像が生成されず,以下の補正処理が必要となる。参照エッジ画像63とレイアウトエッジ画像62とを位置合わせし,レイアウトエッジ画像62における参照エッジ画像の存在領域74を演算する。この領域における欠陥座標の計算位置73が,レイアウト座標系欠陥座標35である。
以上より,ウェハ座標からレイアウト座標へ変換することができる。尚,上記で用いたレイアウトエッジ画像62は,参照画像14と同一倍率で,より広い領域を表す画像であることが望ましい。
レイアウトデータ展開・エッジ抽出するステップ(S302)におけるレイアウトデータ12の扱いについて,補足説明する。レイアウトデータ12は,多くの場合,複数レイヤから構成される。それぞれのレイヤは,単一または組み合わせてレチクルの設計データとして使用される。従って,レチクルを用いて加工される半導体の観察画像パターンは,レイアウトデータ12の当該レイヤの形状と密接な関係がある。しかし,チップ加工形状と観察画像のパターンは,一致するとは限らない。これは,半導体プロセスによっては,最上層のパターンだけでなく,下層パターンまで見えることがあるからである。従って,ある工程の観察画像と同一パターンの画像をレイアウトデータ12から作成するためには,レイアウトデータ12の当該工程のレイヤだけを扱えばよい場合と,当該工程より前のレイヤも組み合わせる必要がある場合とがある。従って,レイアウトデータ展開・エッジ抽出(S302)において,展開するレイヤを指定する必要がある。
レビューSEM50のレイアウトデータアライメント部36の動作内容を説明する。レビューSEM50のレイアウトデータアライメント部36では,外観検査装置1が出力したレイアウト座標系欠陥座標35をレビューSEM50で適切に使用できるようにすることを目的とし,レビューSEM50のステージ座標とレイアウト座標のオフセットを演算する。本処理は,レビューSEM50にウェハをロードしたとき,最初の1〜数回行うだけでよく,欠陥数ごとに繰返し行う必要はない。レイアウトデータアライメント部36の処理フローを図8に示す。先ず,レイアウトデータ12・観察座標51・観察画像52などデータを読込む(S401)。観察座標51近傍のレイアウトデータ12を展開し,レイアウト画像61を作成し(S402),エッジ抽出することでレイアウトエッジ画像62を得る(S403)。一方,読込んだ観察画像52からエッジ抽出し,観察エッジ画像65を得る(S404) 。これら2枚のエッジ画像どうしを位置合わせし,オフセット19を取得する(S405) 。このオフセット19は,レビューSEM50のステージ座標とレイアウトデータ座標の位置ずれ量を表している。
以下,上記の処理内容を,図9の模式図を用いて説明する。観察画像52から観察エッジ画像65を作成する。画像の中心は,人の指定をもとにレビューSEMが位置決め・撮像した点(観察座標51)であり,既知である。一方,同じ観察座標51の値を中心とし,レイアウトデータ展開・エッジ抽出を行い,レイアウトエッジ画像62を得る。理想的には,両画像の中心は同一位置を示すべきである(観察座標51とレイアウトデータの観察座標位置80は同一位置を示すべきである)。しかし実際には,多くの場合,一致しない。従って,レイアウトエッジ画像62と観察エッジ画像65とを位置合わせし,それぞれの画像の中心間のずれをオフセット19として出力する。このオフセット19を,レイアウト座標系欠陥座標に補償することで,低倍画像取得・欠陥位置出しを行うことなく,高倍画像の撮像位置決めが可能となる。
尚,上記で用いる観察画像52・観察エッジ画像65は,欠陥観察に用いる画像より低倍であることが望ましい。理由は,パターン形状に対して高倍すぎる画像では,レイアウトエッジ画像62上と観察エッジ画像65との位置合わせ候補が多数発生するため,位置合わせに失敗することがあるからである。また,観察画像の撮像位置は,パターンが他の部分と区別できる特徴的な位置(アライメントポイント)が望ましい。
本処理は,演算失敗の悪影響を防ぐため,数回行うことが望ましい。出力される複数のオフセットのうち,中央値を撮像位置決めの補正量に用いる。尚,極端な値を除いた残りのオフセットの平均を用いてもよい。
以上を用いて,外観検査−欠陥観察を行う手順を図10に示す。外観検査装置で画像取得(S501),欠陥抽出・欠陥座標計算(S502),位置ずれ補正処理(S503),検査結果出力(S504)を行い,レイアウト座標系検査結果16を得る。ここまでの処理は既に説明した通りである。レビューSEM50では, 観察座標51へステージ移動し(S505),レイアウトデータアライメント用の観察画像を撮像する(S506)。観察座標51・観察画像52・レイアウトデータ12を用いてレイアウトアライメントを行う(S507) 。このレイアウトアライメントは,1〜数回行い,レイアウトデータとレビューSEM50のステージとのオフセット19を得る。
以下,検査結果用サーバ3から取得したレイアウト座標系検査結果16(レイアウト座標系欠陥座標35)を用いて,観察する欠陥分繰返しステージ移動・撮像を行うが,上記で求めたオフセット演算を行い位置決めする。上記のように,欠陥をレイアウト座標と対応づけることで,欠陥の座標精度を向上させることができ,1欠陥あたり欠陥画像(高倍)・参照画像(高倍)の2回の撮像と(S509)(S510),2回のステージ移動にすることができる(S505)。従来のレビューSEMでは,図10の右側に示すように、1欠陥分の欠陥画像(高倍)・参照画像(高倍)を取得するために,4回の撮像と3回のステージが必要である。従って,本発明により,撮像回数・ステージ移動回数ともに削減でき,レビューSEMのスループットを向上させることができる。
以下,本実施例の変形例を説明する。
外観検査装置の位置ずれ補正処理部32の変形例を下記に示す。位置ずれ補正処理部32において,参照画像14の代わりに欠陥画像を用いることもできる。欠陥画像の例を図11に示す。この場合、(a)の欠陥画像から作成した(c)のエッジ画像全面を用いてレイアウトエッジ画像62と位置合わせを行うと誤った位置に位置合わせされることがある。これは,画像欠陥部分のパターン形状が保持されていないためである。従って,(b)の欠陥領域画像を用いて,欠陥画像70から作成したエッジ画像のうち,(d)に示すように欠陥以外の部分を用いて位置合わせを行うことで,ウェハ座標系欠陥座標11からレイアウト座標系欠陥座標16への変換を行ってもよい。
レイアウトデータ展開・エッジ抽出(S302・S402)の変形例を説明する。レイアウトデータ12の構造を図12に示す。レイアウトデータ12は,図形の集合であるセルのツリー構造で記述されている。セルの記述方法には,ほかのセルの参照(呼び出し)と図形情報の記述(図形の各頂点座標の記述)から成るが,分解すると全て図形情報から構成されている。本変形例は,レイアウトデータ12から画像を作成することなく,直接,レイアウトデータ12からレイアウトエッジ画像62を作成する方法に関するものである。単純にレイアウトデータ12の図形の頂点間の線分を書き出すと,複数の図形が重なり合っている領域において、それぞれの図形のエッジが書き出されるため、実際のウェハ上のパターンとは異なる画像となる(図13)。従って、エッジ画像を得るためには,複数の図形が重なり合っている場合,図形の外周を演算することが必要である。
以下、外周を演算する方法を説明する。図14に外周データの保持形式である図形リストの例を示す。図形リストには、図形の外周座標の最大値および最小値、頂点数、各頂点の座標が記述されている。図形リストの頂点座標は、外周座標であり、図形リストの要素間で重なることは無い。
外周を演算するフローを図15に示す。図形を読み込むと、既に読み込んだ図形と重なる可能性があるかチェックする(S601)。具体的には、読み込んだ多角形の頂点座標の最大値・最小値が、図形リスト内の要素の頂点座標の最大値・最小値と重なる可能性があるか調べる。可能性が無い場合、読み込んだ図形を図形リストに新規追加する(S604) 。もし重なる可能性がある場合、可能性のある図形の各辺について、総当り的に交点を演算する(S602) 。交点が存在しない場合、読み込んだ図形を図形リストに新規追加する(S604) 。交点が存在する場合、交点を用いて外周を演算し(S603) 、既に登録されている図形データの内容を変更する(S605) 。
交点を用いた外周の演算(S603)の処理例を図16に示す。本例では、図形Aと図形Bの外周を演算する例である(図16(a))。図16(b)に示すのは、図形リストを変形表示したものである。これを用いて総当り的に交点を演算した結果が図16(c)である。
図16(c)を用いて外周を演算する手順を図16(d)に示す。先ず、図形A上の外周点の開始点を決定するため、図形A上の頂点と任意の点を結ぶ線分と図形Bとの交点を演算する。交点の個数が奇数ならば、図形A上の頂点は図形B内に含まれ外周点ではなく,交点の個数が偶数であれば、図形A上の頂点は外周点である。上記の判定で求めた図形A上の外周点を開始点として,外周のベクトル(始点と終点の座標)を順次,書き出す。このとき、交点がある場合、始点から交点までを書き出し、一方の図形の交点から終点までを書き出す。上記の処理を繰返し、開始点と同一点が読み込まれた時点で終了する。以上より,図形の外周を求める。これを画像形式で出力することで,レイアウトエッジ画像62を得る。
位置ずれ補正処理部32の変形例を説明する。レイアウトエッジ画像62・参照エッジ画像63などエッジ画像を用いて位置合わせするのではなく,パターンを表す2値画像を用いて位置あわせを行ってもよい。この場合,レイアウトデータから作成する レイアウトパターン画像92と,参照画像から作成する参照パターン画像93を用いて位置あわせを行う(図17) 。例えば,SEM式検査装置で取得される画像は,パターン部とパターン外で電子ビームの照射により試料から放出される2次電子の信号量が異なるため,画像の濃淡値が大きく異なる。従って,適切なしきい値で画像を2値化することで,参照パターン画像93を取得できる。レイアウトパターン画像92に関しては,データ展開するとき,パターン内部を塗りつぶした2値画像を作成することで容易に作成できる。これら両画像を用いて位置合わせしてもよい。尚,レイアウトデータアライメント部36でも,同様に,これらパターンを表す2値画像を用いて位置合わせしてもよい。
本実施例は,外観検査装置1で検出された欠陥を,レビューSEM150で詳細観察するものである。実施例1とは装置構成が異なる。本実施例の装置全体構成を図18に示す。外観検査装置101・レビューSEM150・検査結果用サーバ103・レイアウトデータ用サーバ4・計算機端末6が,LAN5によって接続されている。外観検査装置101では,ウェハを外観検査し,ウェハ座標系検査結果111を検査結果用サーバ103へ出力する。計算機端末106では,検査結果用サーバ103からウェハ座標検査結果111,レイアウトデータ用サーバ104から当該品種のレイアウトデータ112,外観検査装置101から参照画像114・欠陥領域画像115をそれぞれ取得する。それらをもとにウェハ座標系検査結果111をレイアウト座標系検査結果116に変換し,検査結果用サーバ103に蓄積する。レビューSEM150で欠陥観察するとき,計算機端末106では,観察座標151・観察画像152をレビューSEM150から,レイアウトデータ用サーバ104からレイアウトデータ112をそれぞれ取得し,観察画像152とレイアウトデータ112とのオフセット119をレビューSEM150に送信する。
計算機端末106の構成を図19に示す。計算機端末には位置ずれ補正処理部132とレイアウトデータアライメント部136がある。それぞれの動作は,実施例1と同一である。本構成は,レイアウトデータを扱う処理部を,外観検査装置や,レビューSEMの外に置くことで,既存の装置への変更が極めて少なく済むうえ,ウェハ座標系検査結果からレイアウト座標系検査結果への変換処理(位置ずれ補正処理)を外観検査装置外で行うことができるため,外観検査装置を占有する必要がなく,装置の稼働率を上げることが可能である。
本発明により,実施例1と同様の効果が得られる。レイアウト座標系で欠陥位置を保持することで欠陥の座標精度を向上する。よって,レビューSEMの撮像回数・ステージの移動回数を削減することができ,レビューSEMのスループットが向上する。
本実施例は,外観検査装置201で検出された欠陥を,FIB装置253で断面観察するものである。本実施例の装置全体構成を図20に示す。外観検査装置201・検査結果用サーバ203・レイアウトデータ用サーバ204・計算機端末206・LAN205等は,実施例2と構成は同じである。実施例2と構成上異なる部分は,レビューSEM150に代わり,FIB装置253を用いる点である。FIB装置253では,FIB装置253のステージとレイアウトデータ212とのオフセット219と,レイアウト座標検査結果216を用いることで,欠陥位置を高精度にすばやく位置決めすることが可能となり,解析のスループットを向上させることができる。
また、FIB装置253の代りに、TEMを用いて試料を断面観察して得た画像を用いても良い。
本実施例は,外観検査装置1で検出された欠陥を,レビューSEM50で詳細観察するものである。実施例1および実施例2では,レイアウトデータを基準に用いて,ウェハ座標系欠陥座標13をレイアウト座標系欠陥座標35へ変換するのに対し,本実施例は,1チップ分の基準画像301を用いて,欠陥座標を変換する。
基準画像301の作成フローを図22に示す。1チップ全領域で画像を撮像し,取得画像300を得る(S601)。隣接する取得画像300のオーバラップ部分302を用いて位置合わせし,1チップ分の基準画像301を作成する(S602)。
基準画像301の作成フローを図22に示す。1チップ全領域で画像を撮像し,取得画像300を得る(S601)。隣接する取得画像300のオーバラップ部分302を用いて位置合わせし,1チップ分の基準画像301を作成する(S602)。
上記処理内容について,図23を用いて説明する。画像取得を行うときの撮像位置の例を図23 (a)に示す。取得画像300は半導体チップ303の1チップ分の領域を全てカバーするように撮像する。このとき,隣接する取得画像300との間に,オーバラップ部分302を設ける。撮像枚数は,例えば1チップのサイズを10000[μm](10[mm])× 10000[μm],取得画像の撮像範囲を500[μm]× 500[μm],オーバラップ部分の幅を50[μm]とすると,441枚(21×21枚)である。取得画像300をもとに基準画像301を作成する例を図23 (b)に示す。隣接する取得画像との間に設けられたオーバラップ部分302を用いて位置合わせを行う。全ての取得画像300について位置合わせをおこない,基準画像301を合成する。
以下, 欠陥座標の変換処理の内容は,実施例1と同じである。本実施例では,レイアウトデータが入手できない環境でも,ウェハ座標系欠陥座標313の変換を行うことが可能である。
1 ‥外観検査装置 3 ‥検査結果用サーバ 4 ‥レイアウトデータ用サーバ 5 ‥LAN 6‥計算機端末 30‥撮像部 31‥欠陥抽出・欠陥座標計算部 32‥位置ずれ補正処理部 33‥出力部 36‥レイアウトデータアライメント部 50‥レビューSEM 53‥FIB 54‥TEM 103‥半導体チップ
Claims (14)
- 表面にパターンが形成された試料上の欠陥の詳細な画像を取得する方法であって、
前記試料上に形成されたアライメントパターンを撮像して該アライメントパターンの位置情報を求め、
該アライメントパターンの設計データから得たレイアウトデータを用いてレイアウトの画像を作成し、
前記撮像して得たアライメントパターンの画像と前記作成したレイアウトの画像とを位置合せして両画像間のオフセット量を求め、
前記試料を検査して求めた欠陥の位置情報に対応する前記レイアウトデータを前記オフセット量の情報を用いて補正した情報を用いて前記試料を保持するテーブルを駆動して前記欠陥を観察手段の視野内に設定し、
前記欠陥の詳細な画像を取得する
ことを特徴とする試料の観察方法。 - 前記レイアウトの画像は、前記レイアウトデータから作成したレイアウト画像からエッジを抽出してた作成したレイアウトのエッジ画像であることを特徴とする請求項1記載の試料の観察方法。
- 前記レイアウトの画像と位置合せをするアライメントパターンの画像は、前記アライメントパターンを撮像して得た画像からエッジを抽出して作成したアライメントパターンのエッジ画像であることを特徴とする請求項1記載の試料の観察方法。
- 前記欠陥の詳細な画像は、前記アライメントパターンの画像よりも拡大倍率が大きい画像であることを特徴とする請求項1記載の試料の観察方法。
- 前記アライメントパターンを撮像することと、前記欠陥の詳細な画像を取得することを、SEMを用いて行うことを特徴とする請求項1記載の試料の観察方法。
- 表面にパターンが形成された試料上の欠陥の詳細な画像を取得する方法であって、
SEMを用いて前記試料上に形成されたアライメントパターンを撮像して該アライメントパターンのSEM画像を得、
該SEM画像からエッジを抽出して観察エッジ画像を得、
前記アライメントパターンの設計データからレイアウトデータを得てレイアウト画像を作成し、
該作成したレイアウト画像からエッジを抽出してレイアウトエッジ画像を得、
前記観察エッジ画像と前記レイアウトエッジ画像とを位置合せして両画像間のオフセット量を求め、
前記試料を予め検査装置を用いて検査して検出した欠陥の位置に対応する前記レイアウトデータ上の位置情報を前記求めたオフセット量で補正した情報を用いて前記試料の欠陥をSEMの視野内に設定し、
該SEMで前記欠陥の詳細な画像を取得する
ことを特徴とする試料の観察方法。 - 前記試料は試料テーブルに載置されており、前記アライメントパターンを撮像してから前記テーブルの2回の移動で前記欠陥の詳細な画像を取得することを特徴とする請求項5記載の試料の観察方法。
- 表面にパターンが形成された試料上の欠陥の詳細な画像を取得する方法であって、
試料テーブルを駆動して該試料テーブルに載置した試料上に形成されたアライメントパターンをSEMの視野内に設定し、
前記SEMで視野内のアライメントパターンを撮像して該アライメントパターンのSEM画像を得、
前記アライメントパターンの設計データからレイアウトデータを得てレイアウト画像を作成し、
前記SEM画像と前記レイアウト画像とを処理して前記SEM画像と前記レイアウト画像とのオフセット量を求め、
前記試料を予め検査装置を用いて検査して検出した欠陥の位置に対応する前記レイアウトデータ上の位置情報を前記求めたオフセット量で補正した情報を用いて前記試料テーブルを駆動して前記欠陥をSEMの視野内に設定し、
該SEMで前記欠陥を含む画像を取得し、
前記試料テーブルを駆動して前記試料の参照画像取得位置を前記SEMの視野内に設定し、
該SEMで参照画像を取得し、
前記欠陥を含む画像と前記参照画像とを比較して前記試料の欠陥を検出し、
該欠陥の詳細な画像を表示する
ことを特徴とする試料の観察方法。 - 前記欠陥の詳細な画像は、前記アライメントパターンのSEM画像よりも拡大倍率が大きい画像であることを特徴とする請求項5又は7に記載の試料の観察方法。
- 前記レイアウト画像は、複数の層のレイアウトに対応する画像であることを特徴とする請求項1、6又は8の何れかに記載の試料の観察方法。
- 表面にパターンが形成された試料上の欠陥の詳細な画像を取得する装置であって、
前記試料を載置して平面内で移動可能なテーブル手段と、
該テーブル手段に載置された試料上に形成されたアライメントパターンを撮像する撮像手段と、
該撮像手段で撮像して得た前記アライメントパターンの画像から該アライメントパターンのエッジ画像を生成するパターンエッジ画像生成手段と、
前記アライメントパターンに対応する設計データからパターンのレイアウトのエッジ画像を作成するレイアウトエッジ画像作成手段と、
前記パターンエッジ画像生成手段で生成したアライメントパターンのエッジ画像と前記レイアウトエッジ画像作成手段で作成したレイアウトのエッジ画像とを位置合せして両画像間のオフセット量を求めるオフセット量算出手段と、
該オフセット量算出手段で算出したオフセット量を用いて予め検査装置で検査して検出した欠陥の位置に対応する前記レイアウトデータを補正して該補正した情報を用いて前記欠陥が前記撮像手段の視野の中に入るように前記テーブル手段の位置を制御する位置制御手段と、
該位置制御手段で前記テーブル手段の位置を制御して前記撮像手段の視野の中に入れた前記欠陥を前記撮像手段で撮像して得た該欠陥の拡大画像を表示する表示手段と
を備えたことを特徴とする試料の観察装置。 - 前記撮像手段が、SEMであることを特徴とする請求項11記載の試料の観察装置。
- 表面にパターンが形成された試料を載置して平面内で移動可能なテーブル手段と、
該テーブル手段に載置された試料のSEM像を撮像するSEM像取得手段と、
設計データに基いてパターンのレイアウトのエッジ画像を作成するレイアウトエッジ画像作成手段と、
前記SEM像取得手段で取得した前記試料上に形成されたアライメントパターンのSEM画像と該アライメントパターンに対応する前記レイアウトエッジ画像作成手段で作成したレイアウトエッジ画像とから前記SEM画像と該SEM画像に対応するレイアウトエッジ画像との位置ずれのオフセット量を求めるオフセット量選出手段と、
該オフセット量算出手段で算出したオフセット量を用いて予め検査装置で検査して検出した欠陥の位置に対応する前記レイアウトデータを補正して該補正した情報を用いて前記欠陥が前記撮像手段の視野の中に入るように前記テーブル手段の位置を制御する位置制御手段と、
該位置制御手段で前記テーブル手段の位置を制御して前記撮像手段の視野の中に入れた前記欠陥を前記撮像手段で撮像して得た該欠陥の拡大画像を表示する表示手段と
を備えたことを特徴とする試料の観察装置。 - 前記レイアウトエッジ画像作成手段は、複数の層のパターンのレイアウトに対応する画像に基いて前記レイアウトのエッジ画像を作成することを特徴とする請求項11又は13に記載の試料の観察装置。
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