JP2006199419A - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的簡潔な構成で昇降かごを昇降させる懸架システムを容易に切換えることができ、状況に応じて適切な懸架システムを選択できるエレベータ装置を得る。
【解決手段】巻上モータ1により駆動される綱車2a、綱車2aとクラッチ装置3を介して連結される綱車2b、綱車2bに連結されるブレーキ4b、綱車2aから昇降かご5に設けられた吊車6aを吊り上げて綱車2bからなる第2の綱車に懸架する主ロープ8を備え、クラッチ装置3により互いに連結された綱車2a,2bの協同動作、あるいは、クラッチ装置3が解放されブレーキ3により綱車2bが固定された状態での綱車2aの単独動作によって、主ロープ8により昇降かご5に設けられた吊車6aを昇降動作させて昇降かご5を昇降させるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】巻上モータ1により駆動される綱車2a、綱車2aとクラッチ装置3を介して連結される綱車2b、綱車2bに連結されるブレーキ4b、綱車2aから昇降かご5に設けられた吊車6aを吊り上げて綱車2bからなる第2の綱車に懸架する主ロープ8を備え、クラッチ装置3により互いに連結された綱車2a,2bの協同動作、あるいは、クラッチ装置3が解放されブレーキ3により綱車2bが固定された状態での綱車2aの単独動作によって、主ロープ8により昇降かご5に設けられた吊車6aを昇降動作させて昇降かご5を昇降させるようにした。
【選択図】図1
Description
この発明は、エレベータ装置、特に、綱車に懸架される主ロープにより昇降かごを昇降させるエレベータ装置に関するものである。
従来技術によるエレベータ装置では、昇降かごの速度および駆動出力容量のそれぞれが必要とされる最大値で仕様が決定されていた。最大速度、かつ、最大容量で使用する必要性がない場合でも、最大速度および最大容量で使用可能なシステムを構成する必要があり、コスト高になるという問題があった。
この点に関し、それぞれ駆動モータを備えた2台の巻上機で昇降かごを駆動し昇降かごの懸架システムを切換えるエレベータ装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このようなエレベータ装置では、駆動モータを2台必要とするなど構成が複雑となる。
この点に関し、それぞれ駆動モータを備えた2台の巻上機で昇降かごを駆動し昇降かごの懸架システムを切換えるエレベータ装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このようなエレベータ装置では、駆動モータを2台必要とするなど構成が複雑となる。
この発明は、比較的簡潔な構成で昇降かごを昇降させる懸架システムを容易に切換えることができ、状況に応じて適切な懸架システムを選択できるエレベータ装置を得ようとするものである。
この発明に係るエレベータ装置では、巻上モータにより駆動される第1の綱車とクラッチ手段を介して連結される第2の綱車、前記第2の綱車に連結されるブレーキ手段、前記第1の綱車から昇降かごに設けられた吊車を吊り上げて前記第2の綱車に懸架するロープ手段を備え、前記第1および第2の綱車の協同動作、あるいは、前記ブレーキ手段により前記第2の綱車が固定された状態での前記第2の綱車の単独動作によって、前記ロープ手段により前記昇降かごに設けられた吊車を昇降動作させて前記昇降かごを昇降させるようにしたものである。
この発明によれば、比較的簡潔な構成で昇降かごを昇降させる懸架システムを容易に切換えることができ、状況に応じて適切な懸架システムを選択できるエレベータ装置を得ることができる。
実施の形態1.
この発明による実施の形態を図1について説明する。図1はこの発明による実施の形態における構成を示す斜視図である。
この発明による実施の形態を図1について説明する。図1はこの発明による実施の形態における構成を示す斜視図である。
図1に示すように、この発明による実施の形態におけるエレベータ装置は、巻上モータ1と、巻上モータ1に直結され巻上モータ1によって駆動される綱車2aと、綱車2aと同一軸線上に配設されクラッチ装置3を介して係脱可能に連結され分離および連結が自由な綱車2bと、綱車2aに連結されたブレーキ4aと、綱車2bに連結されたブレーキ4bと、昇降かご5と、昇降かご5の上部に設けられる吊車6aと、釣合おもり7と、釣合おもり7の上部に設けられる吊車6bと、綱車2aから吊車6aを吊り上げ、綱車2bに懸架し、吊車6bを吊り上げ、綱車2aまで戻る一円状をなす無端状の主ロープ8とにより構成される。
この構造によれば、クラッチ装置3を解放状態として、綱車2aから綱車2bを分離し、綱車2bに巻上モータ1の駆動力が伝達されない状態で綱車2bをブレーキ4bで回転不能に固定する。ここで、巻上モータ1を駆動すれば綱車2aのみ回転し、昇降かご5は主ロープ8のロープ速度の1/2で昇降する2:1懸架システムとなる。
逆に、クラッチ装置3を結合状態とすることによって、綱車2bを綱車2bに連結すると、主ロープ8のロープ速度と同速でかご5が昇降する1:1懸架システムを実現できる。
逆に、クラッチ装置3を結合状態とすることによって、綱車2bを綱車2bに連結すると、主ロープ8のロープ速度と同速でかご5が昇降する1:1懸架システムを実現できる。
すなわち、綱車2aと綱車2bとがクラッチ装置3の解放状態により分離されて、綱車2bがブレーキ4bで回転不能に固定され、巻上モータ1で駆動される綱車2aの単独動作で主ロープ8を駆動する2:1懸架システムの場合には、主ロープ8は綱車2aの回転駆動により吊車6aによって昇降かご5を上昇または下降するよう昇降動作を行うとともに、そらせ車9a,9bを介して吊車6bにより釣合おもり7を下降または上昇される昇降動作を行う。昇降かご5および釣合おもり7の昇降速度は主ロープ8のロープ速度の1/2である。
綱車2aと綱車2bとがクラッチ装置3の結合状態により互いに連結され、ブレーキ4bが綱車2bを解放しており、巻上モータ1で駆動される綱車2aおよび綱車2bの協同動作で主ロープ8を駆動する1:1懸架システムの場合には、主ロープ8は綱車2aおよび綱車2bの同一方向における回転駆動により吊車6aによって昇降かご5を上昇または下降するよう昇降動作を行うとともに、そらせ車9a,9bを介して吊車6bにより釣合おもり7を下降または上昇される昇降動作を行う。昇降かご5および釣合おもり7の昇降速度は主ロープ8のロープ速度と同一速度である。
このように、巻上モータ1の回転速度が懸架システムの切換えに係わらず同じとすると、1:1懸架システムは2:1懸架システムの2倍の速度で昇降することになる。但し、発生可能なトルクも懸架システムの状態に係わらず一定であるため、駆動可能なアンバランス荷重は1:1懸架システムでは2:1システムの1/2となる。釣合おもりのバランスを50%とした場合、かご内負荷がおよそ25%〜75%の範囲で1:1懸架システムが使用可能となる。
従って、出力の小さい巻上モータでもかご内負荷の状況に応じて2倍の速度で運行可能な臨機応変なシステムが構築ができる。
従って、出力の小さい巻上モータでもかご内負荷の状況に応じて2倍の速度で運行可能な臨機応変なシステムが構築ができる。
この発明による実施の形態では、エレベータ装置において、1:1懸架システムと2:1懸架システムを容易に切換え可能になり、状況に応じた最適な懸架システムを選択可能とする。従って、出力の小さいモータでもかご内負荷の状況に応じて2倍の速度で運行可能な臨機応変なシステムが構築ができる。
この発明による実施の形態によれば、巻上モータ1により駆動される綱車2aからなる第1の綱車、前記綱車2aからなる第1の綱車と同一軸線上に配設され前記綱車2aからなる第1の綱車とクラッチ装置3からなるクラッチ手段を介して係脱自在に連結される綱車2bからなる第2の綱車、前記綱車2bからなる第2の綱車に連結されるブレーキ4bからなるブレーキ手段、前記綱車2aからなる第1の綱車から昇降かご5に設けられた吊車6aを吊り上げて前記綱車2bからなる第2の綱車に懸架する主ロープ8からなるロープ手段を備え、前記クラッチ装置3からなるクラッチ手段により互いに連結された前記綱車2a,2bからなる第1および第2の綱車の協同動作、あるいは、前記クラッチ装置3からなるクラッチ手段が解放され前記ブレーキ3からなるブレーキ手段により前記綱車2bからなる第2の綱車が固定された状態での前記綱車2aからなる第1の綱車の単独動作によって、前記主ロープ8からなるロープ手段により前記昇降かご5に設けられた吊車6aを昇降動作させて前記昇降かご5を昇降させるようにしたので、比較的簡潔な構成で昇降かごを昇降させる懸架システムを容易に切換えることができ、状況に応じて適切な懸架システムを選択できるエレベータ装置を得ることができる。
また、この発明による実施の形態によれば、巻上モータ1に直結される綱車2aからなる第1の綱車、前記綱車2aからなる第1の綱車とクラッチ3からなるクラッチ手段を介して連結される綱車2bからなる第2の綱車、前記綱車2bからなる第2の綱車に連結されるブレーキ4bからなるブレーキ手段、前記綱車2aからなる第1の綱車から昇降かご5の上部に設けられた第1の吊車6aを吊り上げて前記綱車2bからなる第2の綱車に懸架し釣合おもり7の上部に設けられた第2の吊車6bを吊り上げて前記綱車2aからなる第1の綱車に戻る一円状をなす無端状の主ロープ8からなるロープ手段を備え、前記クラッチ装置3からなるクラッチ手段により互いに連結された前記綱車2a,2bからなる第1および第2の綱車の協同動作、あるいは、前記クラッチ装置3からなるクラッチ手段が解放され前記ブレーキ4bからなるブレーキ手段により前記綱車2bからなる第2の綱車が固定された状態での前記綱車2aからなる第1の綱車の単独動作によって、前記主ロープ8からなるロープ手段により前記昇降かご5の上部に設けられた第1の吊車6aおよび前記釣合おもり7の上部に設けられた第2の吊車6bを昇降動作させて前記昇降かご5および釣合おもり7を昇降させるようにしたので、比較的簡潔な構成で昇降かごおよび釣合おもり7を昇降させる懸架システムを容易に切換えることができ、状況に応じて適切な懸架システムを選択できるエレベータ装置を得ることができる。
1 巻上モータ、2a,2b 綱車、3 クラッチ装置、4a,4b ブレーキ、5 かご、6a,6b 吊車、7 釣合おもり、8 主ロープ、9a,9b そらせ車。
Claims (2)
- 巻上モータにより駆動される第1の綱車、前記第1の綱車とクラッチ手段を介して連結される第2の綱車、前記第2の綱車に連結されるブレーキ手段、前記第1の綱車から昇降かごに設けられた吊車を吊り上げて前記第2の綱車に懸架するロープ手段を備え、前記クラッチ手段により互いに連結された前記第1および第2の綱車の協同動作、あるいは、前記クラッチ手段が解放され前記ブレーキ手段により前記第2の綱車が固定された状態での前記第1の綱車の単独動作によって、前記ロープ手段により前記昇降かごに設けられた吊車を昇降動作させて前記昇降かごを昇降させることを特徴とするエレベータ装置。
- 巻上モータに直結される第1の綱車、前記第1の綱車と同一軸線上に配設され前記第1の綱車とクラッチ手段を介して連結される第2の綱車、前記第2の綱車に連結されるブレーキ手段、前記第1の綱車から昇降かご上部に設けられた第1の吊車を吊り上げて前記第2の綱車に懸架し釣合おもり上部に設けられた第2の吊車を吊り上げて前記第1の綱車に戻る無端状のロープ手段を備え、前記クラッチ手段により互いに連結された前記第1および第2の綱車の協同動作、あるいは、前記クラッチ手段が解放され前記ブレーキ手段により前記第2の綱車が固定された状態での前記第1の綱車の単独動作によって、前記ロープ手段により前記昇降かご上部に設けられた第1の吊車および前記釣合おもり上部に設けられた第2の吊車を昇降動作させて前記昇降かごおよび前記釣合おもりを昇降させることを特徴とするエレベータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005012186A JP2006199419A (ja) | 2005-01-20 | 2005-01-20 | エレベータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005012186A JP2006199419A (ja) | 2005-01-20 | 2005-01-20 | エレベータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=36957761
Family Applications (1)
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JP2005012186A Pending JP2006199419A (ja) | 2005-01-20 | 2005-01-20 | エレベータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006199419A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105953059A (zh) * | 2016-07-01 | 2016-09-21 | 苏州卡斯迈金属科技有限公司 | 一种用于家电的墙壁悬挂装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6414800A (en) * | 1987-07-08 | 1989-01-18 | Nec Corp | Semiconductor memory device |
JPH1110726A (ja) * | 1997-06-27 | 1999-01-19 | Toray Ind Inc | 蒸着用ポリエステルフィルム |
WO2003093156A1 (fr) * | 2002-05-01 | 2003-11-13 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Mecanisme elevateur/abaisseur pour ascenseur et procede afferent |
-
2005
- 2005-01-20 JP JP2005012186A patent/JP2006199419A/ja active Pending
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