JP2005187156A - エレベーター - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、多数の付帯設備を必要とせず、また大型化することなく、かご側と釣り合いおもり側との重量バランスを調整して、駆動装置の負荷の軽減化を図る。
【解決手段】この発明に係るエレベーターは、駆動シーブ5を有する駆動装置4と、駆動シーブ5に巻き掛けられている主索3と、この主索3により昇降路内に吊り下げられ、昇降されるかご1および釣り合いおもり2と、一端部がかご1に接続され他端部が釣り合いおもり2に接続されて吊り下げられている釣り合い鎖7と、かご1および釣り合いおもり2に設けられ釣り合い鎖7の移動によりかご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスを調整する巻取りドラム8a,8b、鎖収納器9a,9bとを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】この発明に係るエレベーターは、駆動シーブ5を有する駆動装置4と、駆動シーブ5に巻き掛けられている主索3と、この主索3により昇降路内に吊り下げられ、昇降されるかご1および釣り合いおもり2と、一端部がかご1に接続され他端部が釣り合いおもり2に接続されて吊り下げられている釣り合い鎖7と、かご1および釣り合いおもり2に設けられ釣り合い鎖7の移動によりかご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスを調整する巻取りドラム8a,8b、鎖収納器9a,9bとを備えている。
【選択図】図1
Description
この発明は、主索により昇降路内に吊り下げられ、駆動装置により昇降されるかごおよび釣り合いおもりを有するエレベーターに関するものである。
従来、かご側と釣り合いおもり側との重量バランスを調整するために、釣り合いおもりに油入りタンクを設け、タンク内に油を注入し、または排出することで釣り合いおもりの重量を増減させたエレベーターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来のエレベーターでは、釣り合いおもりの重量を増減させるために、油入りタンク、油管、油を送るポンプ等の設備が必要となり、多数の付帯設備が必要になるとともに、重量のバランスは、例えば釣り合い鎖と比較して比重が小さい油を用いているために、タンク自体の容積も大きくなり、大型化してしまうという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決することを課題とするものであって、多数の付帯設備を必要とせず、また大型化することなく、かご側と釣り合いおもり側との重量のバランスを調整することができるエレベーターを得ることを目的とする。
この発明に係るエレベーターは、駆動シーブを有する駆動装置と、前記駆動シーブに巻き掛けられている主索と、この主索により昇降路内に吊り下げられ、昇降されるかごおよび釣り合いおもりと、一端部が前記かごに接続され他端部が前記釣り合いおもりに接続されて吊り下げられている釣り合い条と、前記かごおよび前記釣り合いおもりの少なくとも一方に設けられ釣り合い条の移動により前記かご側と前記釣り合いおもり側との間の重量バランスを調整する重量調整手段とを備えたものである。
この発明は、多数の付帯設備を必要とせず、また大型化することなく、かご側と釣り合いおもり側との重量バランスを調整して、駆動装置の負荷の軽減化を図ることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1のエレベーターの構成図である。
このエレベーターは、昇降路(図示せず)の上部にある機械室(図示せず)内に設置され駆動シーブ5を有する駆動装置4と、駆動シーブ5に巻き掛けられている主索3と、この主索3により昇降路内に吊り下げられ、昇降されるかご1および釣り合いおもり2と、駆動シーブ5の巻き掛けられた主索3の吊り下げ位置を釣り合いおもり2のつり心に合わせるためのそらせ車6と、一端部がかご1に接続され他端部が釣り合いおもり2に接続されて吊り下げられている釣り合い条である釣り合い鎖7と、かご1および釣り合いおもり2に設けられ、かご1および釣り合いおもり2に対して釣り合い鎖7を出し入れしてかご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスを調整する重量調整手段とを備えている。
図1はこの発明の実施の形態1のエレベーターの構成図である。
このエレベーターは、昇降路(図示せず)の上部にある機械室(図示せず)内に設置され駆動シーブ5を有する駆動装置4と、駆動シーブ5に巻き掛けられている主索3と、この主索3により昇降路内に吊り下げられ、昇降されるかご1および釣り合いおもり2と、駆動シーブ5の巻き掛けられた主索3の吊り下げ位置を釣り合いおもり2のつり心に合わせるためのそらせ車6と、一端部がかご1に接続され他端部が釣り合いおもり2に接続されて吊り下げられている釣り合い条である釣り合い鎖7と、かご1および釣り合いおもり2に設けられ、かご1および釣り合いおもり2に対して釣り合い鎖7を出し入れしてかご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスを調整する重量調整手段とを備えている。
この重量調整手段は、かご1側では、かご1の下部に設けられ釣り合い鎖7の一部が収納される第1の鎖収納器9aと、かご1の下部に設けられ回転することで釣り合い鎖7の出し入れを可能にする第1の巻取りドラム8aとを備えている。また、釣り合いおもり2側では、釣り合いおもり2の下部に設けられ釣り合い鎖7の一部が収納される第2の鎖収納器9bと、釣り合いおもり2の下部に設けられ回転することで釣り合い鎖7の出し入れを可能にする第2の巻取りドラム8bとを備えている。
また、このエレベーターは、機械室に設置され第1の巻取りドラム8a、第2の巻取りドラム8bの駆動を制御する制御装置10と、この制御装置10に一端部が接続され、つなぎ箱(図示せず)を介して第1の巻取りドラム8aに他端部が接続された第1の制御ケーブル11と、一端部が第1の巻取りドラム8aに接続され他端部が第2の巻取りドラム8bに接続された第2の制御ケーブル12とを備えている。
上記構成のエレベーターでは、駆動シーブ5を挟んで駆動かご1側と釣り合いおもり2側との重量バランスは、第1の鎖収納器9aおよび第2の鎖収納器9bにそれぞれ収納された釣り合い鎖7の長さの長短によりなされている。
釣り合い鎖7の全長は、かご1の積載量の1/2をかご1に積んだときに、かご1側の重さと、かご1の昇降に必要とされる釣り合い鎖7の長さを越えた長さ分が全て第2の鎖収納器9bに収納された状態での釣り合いおもり2側の重さとが等しくなるように設定されている。
従って、例えば通勤時においてかご1の上方向への交通量が極端に多く全負荷に近い状態で運転され、かご1の下方向への交通量が極端に少なく無負荷に近い状態で運転される状況下では、このような状態でエレベーターを運転することで、上方向および下方向に必要とされる駆動装置4に対する負荷が同程度となり、駆動装置4の消費電力量の低減化が図られる。
釣り合い鎖7の全長は、かご1の積載量の1/2をかご1に積んだときに、かご1側の重さと、かご1の昇降に必要とされる釣り合い鎖7の長さを越えた長さ分が全て第2の鎖収納器9bに収納された状態での釣り合いおもり2側の重さとが等しくなるように設定されている。
従って、例えば通勤時においてかご1の上方向への交通量が極端に多く全負荷に近い状態で運転され、かご1の下方向への交通量が極端に少なく無負荷に近い状態で運転される状況下では、このような状態でエレベーターを運転することで、上方向および下方向に必要とされる駆動装置4に対する負荷が同程度となり、駆動装置4の消費電力量の低減化が図られる。
一方、かご1側の重さと、釣り合いおもり2側の重さが上述した設定のままであると、かご1の上方向、下方向ともに交通量が極端に少ない閑散時では、エレベーターは常に釣り合いおもり2側が重い状態となり、駆動装置4の消費電力量の点で好ましくない。
このエレベーターでは、このような時間帯では、第2の鎖収納器9bに収納された釣り合い鎖7の一部を、第1の巻取りドラム8aおよび第2の巻取りドラム8bの駆動により、第1の鎖収納器9aに収納することで、かご1が無負荷(無人)の状態でかご1側の重さと釣り合いおもり2側の重さとが等しくなるように設定される。
そのためには、かご1の積載量の1/2に相当する長さ分の釣り合い鎖7が収納された第2の鎖収納器9b内の全釣り合い鎖7の重さの半分、即ち釣り合い鎖7をかご1の積載量の1/4に相当する長さ分だけ第1の鎖収納器9aに収納するようにすればよい。こうすることで、閑散時の時間帯でも駆動装置4の消費電力量を大幅に低減することができる。
このエレベーターでは、このような時間帯では、第2の鎖収納器9bに収納された釣り合い鎖7の一部を、第1の巻取りドラム8aおよび第2の巻取りドラム8bの駆動により、第1の鎖収納器9aに収納することで、かご1が無負荷(無人)の状態でかご1側の重さと釣り合いおもり2側の重さとが等しくなるように設定される。
そのためには、かご1の積載量の1/2に相当する長さ分の釣り合い鎖7が収納された第2の鎖収納器9b内の全釣り合い鎖7の重さの半分、即ち釣り合い鎖7をかご1の積載量の1/4に相当する長さ分だけ第1の鎖収納器9aに収納するようにすればよい。こうすることで、閑散時の時間帯でも駆動装置4の消費電力量を大幅に低減することができる。
なお、重量調整手段である、鎖収納器および巻取りドラムを、かご側および釣り合いおもり側の何れか一方に設け、釣り合い条である釣り合い鎖の移動量により駆動かご側と釣り合いおもり側との重量バランスを調整するようにしても、同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2のエレベーターの構成図である。
この実施の形態では、実施の形態1のエレベーターと比較して、かご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスを調整する重量調整手段の構成が異なる。
この重量調整手段は、かご1の下部に設けられているとともに釣り合いロープ13の一端部が取り付けられている回転可能な第1の巻取りドラム15aと、釣り合いおもり2の下部に設けられているとともに釣り合いロープ13の他端部が取り付けられている第2の巻取りドラム15bとを備えている。なお、釣り合い条である釣り合いロープ13の途中には釣り合いロープ13に張力を与える釣り合い車14が設けられている。
図2はこの発明の実施の形態2のエレベーターの構成図である。
この実施の形態では、実施の形態1のエレベーターと比較して、かご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスを調整する重量調整手段の構成が異なる。
この重量調整手段は、かご1の下部に設けられているとともに釣り合いロープ13の一端部が取り付けられている回転可能な第1の巻取りドラム15aと、釣り合いおもり2の下部に設けられているとともに釣り合いロープ13の他端部が取り付けられている第2の巻取りドラム15bとを備えている。なお、釣り合い条である釣り合いロープ13の途中には釣り合いロープ13に張力を与える釣り合い車14が設けられている。
この実施の形態のエレベーターでは、かご1側の第1の巻取りドラム15aに巻き取られる釣り合いロープ13の長さの量と、釣り合いおもり2側の第2の巻取りドラム15bに巻き取られる釣り合いロープ13の長さの量との調整により、かご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスの調整がなされ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、重量調整手段である、巻取りドラムをかご側および釣り合いおもり側の何れか一方に設け、釣り合いロープの移動量により駆動かご側と釣り合いおもり側との重量バランスを調整するようにしても、同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3のエレベーターの構成図である。
この実施の形態3では、実施の形態1のエレベーターと比較して、かご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスを調整する重量調整手段の構成が異なる。
この重量調整手段は、かご1の上部に設けられているとともに主索3の一端部が取り付けられた回転可能な第1の巻取りドラム20aと、釣り合いおもり2の上部に設けられているとともに主索3の他端部が取り付けられた回転可能な第2の巻取りドラム20bとを備えている。
なお、かご1と釣り合いおもり2との間の主索3の長さは常に一定であり、例えば第1の巻取りドラム20aに主索3が巻き取られた長さ分だけ、第2の巻取りドラム20bから引き出されるようになっている。
図3はこの発明の実施の形態3のエレベーターの構成図である。
この実施の形態3では、実施の形態1のエレベーターと比較して、かご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスを調整する重量調整手段の構成が異なる。
この重量調整手段は、かご1の上部に設けられているとともに主索3の一端部が取り付けられた回転可能な第1の巻取りドラム20aと、釣り合いおもり2の上部に設けられているとともに主索3の他端部が取り付けられた回転可能な第2の巻取りドラム20bとを備えている。
なお、かご1と釣り合いおもり2との間の主索3の長さは常に一定であり、例えば第1の巻取りドラム20aに主索3が巻き取られた長さ分だけ、第2の巻取りドラム20bから引き出されるようになっている。
この実施の形態のエレベーターでは、かご1側の第1の巻取りドラム20aに巻き取られる主索3の長さの量と、釣り合いおもり2側の第2の巻取りドラム20bに巻き取られる主索3の長さの量との調整により、かご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスの調整がなされ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図4はこの発明の実施の形態4のエレベーターの構成図である。
この実施の形態4では、実施の形態1と比較して、かご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスを調整する重量調整手段の構成が異なる。
この重量調整手段は、かご1の上部に設けられているとともに調整用ロープ30の一端部が取り付けられた回転可能な第1の巻取りドラム31aと、釣り合いおもり2の上部に設けられているとともに調整用ロープ30の他端部が取り付けられた回転可能な第2の巻取りドラム31bとを備えている。
かご1と釣り合いおもり2との間の調整用ロープ30の長さは常に一定であり、例えば第1の巻取りドラム31aに調整用ロープ30が巻き取られた長さ分だけ、第2の巻取りドラム31bから引き出されるようになっている。
なお、調整用ロープ30の途中にはそらせ車32が設けられている。
図4はこの発明の実施の形態4のエレベーターの構成図である。
この実施の形態4では、実施の形態1と比較して、かご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスを調整する重量調整手段の構成が異なる。
この重量調整手段は、かご1の上部に設けられているとともに調整用ロープ30の一端部が取り付けられた回転可能な第1の巻取りドラム31aと、釣り合いおもり2の上部に設けられているとともに調整用ロープ30の他端部が取り付けられた回転可能な第2の巻取りドラム31bとを備えている。
かご1と釣り合いおもり2との間の調整用ロープ30の長さは常に一定であり、例えば第1の巻取りドラム31aに調整用ロープ30が巻き取られた長さ分だけ、第2の巻取りドラム31bから引き出されるようになっている。
なお、調整用ロープ30の途中にはそらせ車32が設けられている。
この実施の形態のエレベーターでは、かご1側の第1の巻取りドラム31aに巻き取られる調整用ロープ30の長さの量と、釣り合いおもり2側の第2の巻取りドラム31bに巻き取られる調整用ロープ30の長さの量との調整により、かご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスの調整がなされ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
図5はこの発明の実施の形態5のエレベーターの構成図である。
この実施の形態5では、実施の形態1のエレベーターと比較して、かご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスを調整する重量調整手段の構成が異なる。
この重量調整手段は、昇降路側では、昇降路に設けられ釣り合い条である釣り合い鎖42の一部が収納される第1の鎖収納器41aと、昇降路に設けられ回転することで釣り合い鎖42の出し入れを可能にする第1の巻取りドラム40aとを備えている。また、かご1側では、かご1の下部に設けられ釣り合い鎖42の一部が収納される第2の鎖収納器41bと、かご1の下部に設けられ回転することで釣り合い鎖42の出し入れを可能にする第2の巻取りドラム40bとを備えている。
図5はこの発明の実施の形態5のエレベーターの構成図である。
この実施の形態5では、実施の形態1のエレベーターと比較して、かご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスを調整する重量調整手段の構成が異なる。
この重量調整手段は、昇降路側では、昇降路に設けられ釣り合い条である釣り合い鎖42の一部が収納される第1の鎖収納器41aと、昇降路に設けられ回転することで釣り合い鎖42の出し入れを可能にする第1の巻取りドラム40aとを備えている。また、かご1側では、かご1の下部に設けられ釣り合い鎖42の一部が収納される第2の鎖収納器41bと、かご1の下部に設けられ回転することで釣り合い鎖42の出し入れを可能にする第2の巻取りドラム40bとを備えている。
この実施の形態のエレベーターでは、昇降路側の第1の鎖収納器41aに収納された釣り合い鎖42の長さの量と、かご1側の第2の鎖収納器41bに収納された釣り合い鎖42の長さの量との調整により、かご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスの調整がなされ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、昇降路側では釣り合い鎖の端部を取り付け、重量調整手段である、鎖収納器および巻取りドラムをかご側に設け、かごに対する釣り合い鎖の出し入れによりかご側と釣り合いおもり側との重量バランスを調整するようにしても、同様の効果を得ることができる。
また、重量調整手段である鎖収納器および巻取りドラムを、昇降路および釣り合いおもりにそれぞれ設け、昇降路側の鎖収納器に収納された釣り合い鎖の長さの量と、釣り合いおもり側の鎖収納器に収納された釣り合い鎖の長さの量との調整により、かご側と釣り合いおもり側との間の重量バランスの調整を行うようにしてもよい。
また、昇降路側では釣り合い鎖の端部を取り付け、重量調整手段である、鎖収納器および巻取りドラムを釣り合いおもり側に設け、釣り合いおもりに対する釣り合い鎖の出し入れによりかご側と釣り合いおもり側との重量バランスを調整するようにしても、同様の効果を得ることができる。
実施の形態6.
図6はこの発明の実施の形態6のエレベーターの構成図である。
この実施の形態6では、実施の形態1のエレベーターと比較して、かご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスを調整する重量調整手段の構成が異なる。
この重量調整手段は、かご1の下部に設けられ釣り合い鎖51の一部が収納される第1の鎖収納器50aと、かご1の下部に設けられ回転することで釣り合い鎖51の出し入れを可能にする巻取りドラム52と、第1の鎖収納器50aの直下で昇降路の底面に設置されているとともに釣り合い鎖51が収納される第2の鎖収納器50bとを備えている。
図6はこの発明の実施の形態6のエレベーターの構成図である。
この実施の形態6では、実施の形態1のエレベーターと比較して、かご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスを調整する重量調整手段の構成が異なる。
この重量調整手段は、かご1の下部に設けられ釣り合い鎖51の一部が収納される第1の鎖収納器50aと、かご1の下部に設けられ回転することで釣り合い鎖51の出し入れを可能にする巻取りドラム52と、第1の鎖収納器50aの直下で昇降路の底面に設置されているとともに釣り合い鎖51が収納される第2の鎖収納器50bとを備えている。
この実施の形態のエレベーターでは、第1の鎖収納器50aに収納された釣り合い鎖51の長さの出し入れ量により、かご1側と釣り合いおもり2側との間の重量バランスの調整がなされ、余った釣り合い鎖51については第2の鎖収納器50bに収納される。
この実施の形態についても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
この実施の形態についても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、釣り合いおもりの下部に、釣り合い鎖の一部を収納する第1の鎖収納器および釣り合い鎖の出し入れを可能にする巻取りドラムを設け、この第1の鎖収納器の直下で昇降路の底面に余った釣り合い鎖を収納する第2の鎖収納器を設置するようにしても、同様の効果を得ることができる。
ところで、上記各実施の形態1〜6では、つるべ式のエレベーターについて説明したが、この発明は、勿論せり上げ式のエレベーターについても適用することができる。
また、上記各実施の形態1〜6では、閑散時の積載が極端に少ないことを想定して、かご1側と釣り合い重り2側との重さのバランス関係は、重量調整手段の調整により、かご1に積載量の1/2を積んだときに、かご1側と釣り合い重り2側とが同重量になる場合と、かご1が無負荷のときに、かご1側と釣り合い重り2とが同重量になる場合との2段階に変更するものであったが、勿論このものに限定されない。
例えば、閑散時の積載が極端ではないが少ない場合には、このときを想定して一方についてはかごの積載量の10%〜20%を積んだときに、かご側と釣り合い重りとが同重量になるように重量調整手段を調整するようにしてもよい。また、重量調整を積載量の変化により、3段階以上にきめ細かく設定するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態1〜6では、閑散時の積載が極端に少ないことを想定して、かご1側と釣り合い重り2側との重さのバランス関係は、重量調整手段の調整により、かご1に積載量の1/2を積んだときに、かご1側と釣り合い重り2側とが同重量になる場合と、かご1が無負荷のときに、かご1側と釣り合い重り2とが同重量になる場合との2段階に変更するものであったが、勿論このものに限定されない。
例えば、閑散時の積載が極端ではないが少ない場合には、このときを想定して一方についてはかごの積載量の10%〜20%を積んだときに、かご側と釣り合い重りとが同重量になるように重量調整手段を調整するようにしてもよい。また、重量調整を積載量の変化により、3段階以上にきめ細かく設定するようにしてもよい。
また、重量調整の切り換えについては、かご側と釣り合いおもり側との重さの所定のアンバランスの値を越えたときに、かご内の積載を検出する秤装置の出力により、ブザーが鳴り、そのときに乗場等に設けた切り換えスイッチを管理人が切り換えることで行うようにしてもよい。
また、制御装置にどの時間帯にどのように重量調整するかを予め定めたプログラムに則って重量切り換えを行うようにしてもよい。
また、制御装置にどの時間帯にどのように重量調整するかを予め定めたプログラムに則って重量切り換えを行うようにしてもよい。
また、釣り合いおもり側のアンバランス設定をかご内の積載を検出する秤装置の出力に従い調整し、負荷により釣り合いおもり側のアンバランスを最適に変化させることで駆動装置の負荷を軽減させるようにしてもよい。
なお、調整を頻繁に行うと調整のための消費電力が嵩み省電力の効果が損なわれ、また調整のための時間もかかり運転効率の低下を招くことになる。従って、かごの起動のたびに調整するのではなく、その時点の釣り合いおもり側のアンバランス状態から一定量超過した場合のみ、重量調整を行うようにすることで、調整のための電力消費や無駄な時間を極力抑えることが可能となる。
なお、調整を頻繁に行うと調整のための消費電力が嵩み省電力の効果が損なわれ、また調整のための時間もかかり運転効率の低下を招くことになる。従って、かごの起動のたびに調整するのではなく、その時点の釣り合いおもり側のアンバランス状態から一定量超過した場合のみ、重量調整を行うようにすることで、調整のための電力消費や無駄な時間を極力抑えることが可能となる。
1 かご、2 釣り合いおもり、3 主索、4 駆動装置、5 駆動シーブ、7,42,51 釣り合い鎖(釣り合い条)、8a,15a,20a,31a,40a 第1の巻取りドラム、8b,15b,20b,31b,40b 第2の巻取りドラム、9a,41a,50a 第1の鎖収納器、9b,41b,50b 第2の鎖収納器、13 釣り合いロープ(釣り合い条)、30 調整用ロープ、52 巻取りドラム。
Claims (6)
- 駆動シーブを有する駆動装置と、
前記駆動シーブに巻き掛けられている主索と、
この主索により昇降路内に吊り下げられ、昇降されるかごおよび釣り合いおもりと、
一端部が前記かごに接続され他端部が前記釣り合いおもりに接続されて吊り下げられている釣り合い条と、
前記かごおよび前記釣り合いおもりの少なくとも一方に設けられ前記釣り合い条の移動により前記かご側と前記釣り合いおもり側との間の重量バランスを調整する重量調整手段と
を備えたエレベーター。 - 駆動シーブを有する駆動装置と、
前記駆動シーブに巻き掛けられている主索と、
この主索により昇降路内に吊り下げられ、昇降されるかごおよび釣り合いおもりと、
前記かごおよび前記釣り合いおもりに設けられ、かごと釣り合いおもりとの間の主索の長さが一定の基でかごおよび釣り合いおもりに対して前記主索を出し入れして前記かご側と前記釣り合いおもり側との間の重量バランスを調整する重量調整手段と
を備えたエレベーター。 - 駆動シーブを有する駆動装置と、
前記駆動シーブに巻き掛けられている主索と、
この主索により昇降路内に吊り下げられ、昇降されるかごおよび釣り合いおもりと、
一端部が前記かごに接続され他端部が前記釣り合いおもりに接続されているとともにプーリに巻き掛けられている調整用ロープと、
前記かごおよび前記釣り合いおもりに設けられ、かごと釣り合いおもりとの間の前記調整用ロープの一定長さの基でかごおよび釣り合いおもりに対して前記調整用ロープを出し入れして前記かご側と前記釣り合いおもり側との間の重量バランスを調整する重量調整手段と
を備えたエレベーター。 - 駆動シーブを有する駆動装置と、
前記駆動シーブに巻き掛けられている主索と、
この主索により昇降路内に吊り下げられ、昇降されるかごおよび釣り合いおもりと、
一端部が前記かご側に接続されて吊り下げられている釣り合い条と、
前記かごに設けられ、前記釣り合い条の移動により前記かご側の重量を増減してかご側と前記釣り合いおもり側との間の重量バランスを調整する重量調整手段と
を備えたエレベーター。 - 駆動シーブを有する駆動装置と、
前記駆動シーブに巻き掛けられている主索と、
この主索により昇降路内に吊り下げられ、昇降されるかごおよび釣り合いおもりと、
一端部が前記釣り合いおもり側に接続されて吊り下げられている釣り合い条と、
前記釣り合いおもりに設けられ、前記釣り合い条の移動により前記釣り合いおもり側の重量を増減してかご側と釣り合いおもり側との間の重量バランスを調整する重量調整手段と
を備えたエレベーター。 - 前記重量調整手段は、巻取りドラムを含む請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載のエレベーター。
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---|---|
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Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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