JP2006197868A - 魚釣用リール - Google Patents

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JP2006197868A JP2005013914A JP2005013914A JP2006197868A JP 2006197868 A JP2006197868 A JP 2006197868A JP 2005013914 A JP2005013914 A JP 2005013914A JP 2005013914 A JP2005013914 A JP 2005013914A JP 2006197868 A JP2006197868 A JP 2006197868A
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Abstract

【課題】魚釣用リールに関し、サミング操作による幅広い制動力の調節を容易にした魚釣用リールを提供する。
【解決手段】リール本体31に回転自在に支持されたスプール47の一側部にサミング操作部を設けた魚釣用リールに於て、当該サミング操作部を、少なくともスプールのフランジの外側面からなる第1のサミング操作部75と、第1のサミング操作部と異なる形態で当該サミング操作部の径方向内方に形成された第2のサミング操作部77とで構成したことを特徴とする。また、第1のサミング操作部と第2のサミング操作部の少なくとも何れか一方に、複数の凹凸部78が形成され、第2のサミング操作部は、径方向内方に向けて縮径する傾斜面85とされていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は魚釣用リールに係り、詳しくはリール本体の支軸に回転自在に支持したスプールの一側部にサミング操作部が形成された片軸受型リールに関する。
特許文献1に開示されるように、今日、フライリールやチヌリールとして広く知られている片軸受型リールには、釣糸の繰出しで回転するスプールの回転に適度な制動力を付与して魚との適切な対応が行えるように、外部に露出するスプールの一側部にサミング操作部を形成し、釣竿とリール本体を保持した手の指をサミング操作部に当ててスプールに摩擦抵抗を生じさせることで、スプール回転を制動するようにしたものが広く知られている。
図3及び図4は特許文献1に開示された片軸受型リールの一実施形態を示し、この片軸受型リール1は、リール本体3の側板5に突設した支軸(スプール軸)7にスプール9を回転自在且つ着脱自在に装着すると共に、スプール9の反側板5側のフランジ11の外側面に、リール本体3側へと傾斜する一定幅のサミング操作部13を外縁近傍に亘って形成したもので、図4に示すようにサミング操作部13には、片軸受型リール1の製品名に相当する文字Wを刻設して凹凸15が形成されている。
また、図5は特許文献1に開示された片軸受型リールの他の実施形態を示し、この片軸受型リール17は、リール本体19の支軸に支持したスプール21のフランジ23の外側面に、摩擦抵抗の大きな素材でサミング操作部25を外縁近傍に亘って設けたもので、釣竿とリール本体3,19を保持した手の指先腹部をこれらのサミング操作部13,25に押し当てることで、スプール9,21の回転に制動力を付与することができるようになっている。
特開2002−218876号公報
しかし乍ら、上述した片軸受型リール1,17を始め、従来、この種の片軸受型リールは、指先腹部を押し当てるサミング操作部が単一の一面構成で指の接触面積が狭いこともあって、回転するスプールに強い制動力を容易に付与することができず、強い制動力を付与するためには指の押圧力を増さなければならない等、釣竿とリール本体を保持した状態での幅広い制動力の調節が容易に行えない課題が残されていた。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、サミング操作による幅広い制動力の調節を容易にした魚釣用リールを提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、リール本体に回転自在に支持されたスプールの一側部にサミング操作部を設けた魚釣用リールに於て、当該サミング操作部を、少なくともスプールのフランジの外側面からなる第1のサミング操作部と、第1のサミング操作部と異なる形態で当該サミング操作部の径方向内方に形成された第2のサミング操作部とで構成したことを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の魚釣用リールに於て、第1のサミング操作部と第2のサミング操作部の少なくとも何れか一方に、複数の凹凸部が形成されていることを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の魚釣用リールに於て、第2のサミング操作部は、径方向内方に向けて縮径する傾斜面とされていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、釣竿とリール本体を保持した手の指で、スプールの一側部に形成された第1,第2のサミング操作部の何れかを選択してサミングしたり、第1,第2のサミング操作部を同時にサミングすることができるので、従来に比し幅広い制動力の調節が容易に行えると共に、指との接触面積が増えるため、強い制動力を容易に得られる利点を有する。
そして、請求項2に係る発明によれば、サミング操作部に複数の凹凸部を設けることで、更に指との接触面積が増えて強い制動力を得ることができるため、サミング操作がし易くなると共に、サミング操作部への押圧力の微調整が容易となって、更に幅広い制動力の調節を行うことができる利点を有する。
更に、請求項3に係る発明によれば、釣竿とリール本体を保持した手の無理のない自然な指の位置でサミング操作ができる利点を有する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は請求項1乃至請求項3に係る片軸受型リール(チヌリール)の一実施形態を示し、図中、31は一端側が開口するように略円筒状に形成されたリール本体で、その中心軸に沿ってリール本体31の側板33に支軸(スプール軸)35が突設され、当該支軸35にスプール37が軸受(図示せず)を介して回転可能に支持されている。
スプール37は、円筒状に形成された釣糸巻回胴部39とその両側部41,43側に形成されたフランジ45,47とで構成されている。そして、図2に示すようにスプール37の反側板33側、即ち、フランジ45が外部に露出するその一側部41の中央に、周知の着脱機構(図示せず)の押しボタン49が装着されており、当該押しボタン49を内方へ押圧操作すると、着脱機構により支軸35の先端側に刻設された係止部51とスプール37側との係止状態が解除されて、スプール37が支軸35から取り外せるようになっている。
また、図1中、53は支軸31に回転可能且つその軸方向へ摺動可能に嵌合されたピニオンで、その一端側に、スプール37側に設けたクラッチ係合部55に係脱可能なクラッチ係合突起57が形成されており、これらは後述するクラッチ機構71を構成している。そして、ピニオン53にドライブギヤ59が噛合しており、ドライブギヤ59は、側板35に回転自在に支持したハンドル61のハンドル軸63に固着されている。
そして、前記クラッチ係合部55にクラッチ係合突起57がクラッチ係合した状態(クラッチON)でハンドル61を巻取り操作すると、その動力がハンドル軸63,ドライブギヤ59,ピニオン53,クラッチ係合部55からスプール37に伝達されて、スプール37が釣糸巻取り方向へ回転するようになっている。
更に、リール本体31には、クラッチレバー65や、ピニオン53の外周に設けた係止溝67に係止するクラッチプレート69等からなる周知のクラッチ機構71が装着されており、クラッチレバー65の操作でピニオン53をクラッチプレート69で移動させてクラッチ係合部55とクラッチ係合突起57とのクラッチ係合を解除すると、クラッチ機構71がクラッチOFFとなってスプール37がスプールフリー状態となり、また、このスプールフリー状態でハンドル51を巻取り方向へ操作すると、図示しない復帰機構でクラッチ係合突起57がクラッチ係合部57にクラッチ係合して、クラッチ機構71がクラッチONに復帰するように構成されている。
そして、本実施形態に係る片軸受型リール73も、釣糸の繰出しで回転するスプール37の回転に制動力を付与して魚との適切な対応を可能とするため、外部に露出するスプール37の一側部41側にサミング操作部が設けられているが、サミング操作による幅広い制動力の調節を容易にするため、本実施形態は、サミング操作部を、前記フランジ45の外側面からなる第1のサミング操作部75と、当該サミング操作部75と異なる形態でその径方向内方に形成された第2のサミング操作部77とで構成したことを特徴とする。
即ち、図1及び図2に示すようにフランジ45全体は、釣糸巻回胴部39に向かって内方へ傾斜した形状とされ、フランジ45の外周縁には凹部79と凸部81が交互に滑らかに連続して形成されている。そして、本実施形態は、各凸部81に対応させてこのフランジ部45に正面視円形状の透孔83を周方向へ等間隔に設けることで、フランジ45の外側面を第1のサミング操作部75としている。
そして、第1のサミング操作部75の内側に位置するスプール37の一側部41は、径方向内方に向けて外方へ突出するテーパ状の傾斜面85とされて、その中心に前記押しボタン49が装着されているが、本実施形態は、当該傾斜面85に平面視長円形状で、前記透孔83よりも小さな凹部(ディンプル)87を周方向へ放射状に設けることで、この傾斜面85を、第1のサミング操作部75と傾斜角を異にし、摩擦係数を異にする第2のサミング操作部77としたことを特徴としており、第2のサミング操作部77は第1のサミング操作部75に比し摩擦抵抗が小さく、スプール37に弱い制動力を付与するように設定されている。
その他、図中、89は、リール本体31の外周に固着された竿取付部で、当該竿取付部89を介して釣竿91に片軸受型リール73が取り付くようになっている。また、図中、93はスプール37を挟んで竿取付部89と反対側のリール本体31の外周にネジ止めされた一片の断面円弧状の保護プレートで、当該保護プレート93によってスプール37の保護が図られている。
本実施形態はこのように構成されているから、軸受を介してスプール37が支軸35に回転可能に支持され、クラッチONの状態でハンドル61を巻取り方向へ操作すると、既述したようにその動力がスプール37に伝達されて、スプール37が巻取り方向へ回転し、また、クラッチ機構71をクラッチOFFに切り換えれば、スプール37がスプールフリー状態となり、更に着脱機構の押しボタン49を内方へ押圧操作すれば、支軸35の係止部51とスプール37側との係止状態が解除されて、スプール37が支軸35から取り外せることとなる。
そして、クラッチON状態(公知の図示しない逆転防止機構がOFFで、スプール37がフリー回転可能状態)での魚のアタリ待ち時または魚との対応(スプール逆回転操作)をし乍らの釣糸の巻取り操作時に、図1の如く釣竿91とリール本体31(片軸受型リール73)を保持した手の指先腹部Fを同時に第1,第2のサミング操作部75,77に押し当てたり、第1または第2のサミング操作部75,77の一方に指先腹部Fを押し当てることで、スプール37の回転に制動力が付与されるが、既述したように第1のサミング操作部75と第2のサミング操作部77は夫々形態を異に形成されて、第2のサミング操作部77は第1のサミング操作部75に比し摩擦抵抗が小さく設定されているから、指先腹部Fを同時に第1,第2のサミング操作部75,77に押し当てることで、スプール37に大きな制動力(制動力 大)が付与される。そして、第1のサミング操作部75に指先腹部Fを押し当てれば、スプール37に中程度の制動力(制動力 中)が付与され、第2のサミング操作部77に指先腹部Fを押し当てれば、スプール37に弱い制動力(制動力 小)が付与される等、サミング操作部75,77を変えることで幅広い制動力の調節が行われる。
このように本実施形態によれば、釣竿91とリール本体31を保持した手の指で、第1または第2のサミング操作部75,77の何れかを選択してサミングしたり、第1,第2のサミング操作部75,77を同時にサミングすることができるので、従来に比し幅広い制動力の調節が容易に行えると共に、第1,第2のサミング操作部75,77をスプール37の一側部41に設けたことで指との接触面積が増えるため、サミング操作がし易くなって強い制動力が容易に得られる利点を有する。
また、第1,第2のサミング操作部75,77に透孔83や凹部87を設けることで更に指との接触面積が増えるため、サミング操作がし易くなると共に、サミング操作部75,77への押圧力の微調整が容易となって、更に幅広い制動力の調節を行うことができる利点を有する。
そして、本実施形態によれば、第2のサミング操作部77を径方向内方に向けて外方へ突出するテーパ状の傾斜面85としているため、釣竿91とリール本体31を保持した手の無理のない自然な指の位置でサミング操作ができる利点を有する。
また、フランジ45の外周縁に形成した凹部79と凸部81を、第1,第2のサミング操作部75,77に併せてサミング操作部として使用してもよい。
尚、第1のサミング操作部75や第2のサミング操作部77の構成は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば図5のサミング操作部25の構成を用いたり、透孔83や凹部(ディンプル)87の形状,数等を変更したり、また、第2のサミング操作部77の傾斜面85にアールを付ける等、魚釣用リールの仕様に応じこれらの形態は適宜変更可能である。
そして、上記実施形態は、本発明をチヌリールに適用したものであるが、図3の如きフライリールに用いることも可能で、本発明をフライリールに適用しても、上記実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
請求項1乃至請求項3の一実施形態に係る片軸受型リールの正面図である。 図1に示す片軸受型リールの側面図である。 従来の片軸受型リールの断面図である。 図3に示す片軸受型リールの要部側面図である。 従来の他の片軸受型リールの側面図である。
符号の説明
31 リール本体
33 側板
35 支軸
37 スプール
39 釣糸巻回胴部
41 一側部
45,47 フランジ
71 クラッチ機構
73 片軸受型リール
75 第1のサミング操作部
77 第2のサミング操作部
83 透孔
85 傾斜面
87 凹部
89 竿取付部
91 釣竿

Claims (3)

  1. リール本体に回転自在に支持されたスプールの一側部にサミング操作部を設けた魚釣用リールに於て、
    上記サミング操作部を、少なくともスプールのフランジの外側面からなる第1のサミング操作部と、第1のサミング操作部と異なる形態で当該サミング操作部の径方向内方に形成された第2のサミング操作部とで構成したことを特徴とする魚釣用リール。
  2. 第1のサミング操作部と第2のサミング操作部の少なくとも何れか一方に、複数の凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
  3. 第2のサミング操作部は、径方向内方に向けて縮径する傾斜面とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の魚釣用リール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018050587A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 株式会社シマノ 両軸受リールのスプール、及び両軸受リール

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