JP2006195395A - 偏光板を使用した透過光量調整装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高精度な位置決めを行う必要が無く、また透過光量の調整範囲の増加が可能な透過光量調整装置を提供することにある。
【解決手段】 透過光量調整装置は、90度未満の角度で連続的に偏光方向を回転させた偏光板を一定間隔で配列し接続した偏光板連結体を2枚重ね合わせ、2枚の偏光板連結体を少なくともいずれか一方を移動させることによって、光の透過面積の調節をすることを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】 透過光量調整装置は、90度未満の角度で連続的に偏光方向を回転させた偏光板を一定間隔で配列し接続した偏光板連結体を2枚重ね合わせ、2枚の偏光板連結体を少なくともいずれか一方を移動させることによって、光の透過面積の調節をすることを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は特に車両用または建物用の窓等に用いられる透過光量調整装置に関する。
従来の透過光量調整装置は、偏光方向の異なる2種の帯状の偏光板を交互に列状に一定間隔で配列した偏光板連結体を2枚重ねあわせ、少なくとも一方の偏光板連結体を可動として、この可動側偏光板連結体の移動に伴う偏光板の重なり量の変化により透過光量を制御するようにしている。
特開62−296112号広報
このような透過光量調整装置において、光を遮断する際や最適な透過光量を得るため等から、2枚の偏光板連結体の偏光板が正確に重なることが必要とされていた。
しかし、可動側偏光板連結体の高精度の位置決めが困難であるという問題点があった。
この発明は以上の従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的は高精度な位置決めを行う必要が無く、また透過光量の調整範囲の増加が可能な透過光量調整装置を提供することにある。
以上の目的を達成するため、請求項1記載の発明に係る透過光量調整装置は90度未満の角度でそれぞれ連続的に偏光方向を回転させ一定間隔で配列した偏光板を任意の移動方向に連続的に接続した2枚の偏光板連結体を少なくともいずれか一方を移動させることによって、光の透過面積の調節をすることを特徴とする。
請求項1記載の発明にあっては、90度未満の角度でそれぞれ連続的に偏光方向を回転させ一定間隔で配列した偏光板を使用しているので、以下に示す理由より高精度の位置決めを必要とせずに最適な透過光量を得る事が出来る。理由は偏光方向を回転させる角度を90度未満の角度としているため光を遮断する際に一対の偏光板の位置のずれが起きた際に移動方向に隣接した偏光板による光量の透過を最小限にすることが可能であるためである。
また前述のように、請求項1記載の発明にあっては、90度未満の角度でそれぞれ連続的に偏光方向を回転させた偏光板を使用しているため、可動側偏光板連結体の移動に伴い偏光板の重なる量が変化する際に、隣接したそれぞれの偏光板においてもう一方の偏光板連結体と90度未満の偏光方向をもつため、今までの透過光量調整装置が光の透過部分と遮断部分による2種類の面積量の変化により光量調整を行うのに対し、半透過部分を含むため透過光量の調整範囲を増加させることが出来る。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の透過光量調整装置において連続的に回転させる偏光方向を90度の約数の角度としたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の透過光量調整装置において連続的に回転させる偏光方向を90/a度(aは1以上の実数)の角度としたことを特徴とする。
請求項2から請求項3記載の発明は、請求項1に記載の透過光量調整装置と同様の理由より高精度な位置決めを行う必要が無く、また透過光量の調整範囲の増加が可能である。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の透過光量調整装置において、可動側の偏光板連結体と固定側の偏光板連結体と前記可動側の偏光板連結体に伝達する伝動手段と一体に形成され、前記可動側の偏光板連結体を案内するガイド部材を含み、手動またはモータ等の電動による移動手段により可動側の偏光板連結体と固定側の偏光板連結体を相対移動させることにより光の透過面積の調節をすることを特徴とする。
請求項4記載の発明にあっては、請求項1と同様の効果に加えて、以下の効果を有する。可動側の偏光板は、固定側の偏光板と一体に形成されたガイド部材によって移動する。したがって、可動側の偏光板の位置は、固定側の偏光板連結体を基準に設定されるため、正確な位置調整が可能となることから、より理想とした光量調節を行うことが出来る。
請求項1記載の発明である透過光量調整装置によれば、光を遮断する際に一対の偏光板において位置のずれが起きた際に移動方向に隣接した偏光板による光量の透過を最小限にすることが可能である。したがって高精度な位置決めを行う必要が無い。また半透過部分を含む光量調整を行うことが可能なため、透過光量の調整範囲を増加させることが出来る。
以下、本発明の好適な一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る透過光量調整装置10を示した正面図であり、図2は同断面図である。
実施の形態に係る透過光量調整装置10は、例えば2枚の透明版14a、14bを張り合わせてフレーム体16を形成し、これら2枚の透明板14a、14b間に密封空間13を形成するようにする。
そして、この密封空間13内に、固定側及び可動側の一対の偏光板連結体が組み込まれることになっている。可動側の偏光板連結体12は、固定側の偏光板連結体11と平行に対向した状態で配置されている。可動側の偏光板連結体12の端部には、移動伝達体15が設けられている。移動伝達体15は、可動側の偏光板連結体12に一体的に固定されている。
固定側の偏光板連結体11は、図3に示すように、特定の方向に偏光方向をもった偏光板21a、偏光板21aを角度α(90度未満の角度)で回転させた偏光方向をもつ偏光板21b、偏光板21bを角度αで回転させた偏光方向をもつ偏光板21cと、角度αで回転させた偏光方向を持つ偏光板を順次連続的に接続したものである。可動側の偏光板連結体12も同様にして特定の方向に偏光方向をもった偏光板22a、偏光板22aを角度α(90度未満の角度)で回転させた偏光方向をもつ偏光板22b、偏光板22bを角度αで回転させた偏光方向をもつ偏光板22cと、順次連続的に接続したものである。なお偏光板の幅の大きさは全て等しくなっている。
この2枚の固定側偏光板連結体11と可動側偏光板連結体固定側12を偏光板21aと偏光板22a同士があるいは偏光板21bと偏光板22b同士が完全に同一面に重なるように配置した場合、図示せぬが光線は通過し易い状態となる。
この状態から図示せぬが一方向に可動側の偏光板連結体をずらした場合、偏光板22aと偏光板21b、偏光板22bと偏光板21cと連続的にそれぞれの一部同士が重なり合い、半透明の面ができ光線を通過し難い状態となる。
そして、可動側の偏光板連結体12をさらにずらし、最初の重なり合う状態から偏光板21aの幅だけずらすと、図4に示すように偏光板22aと偏光板21b、偏光板22bと偏光板21cが完全に重なり合い、ほとんどの面が半透明遮光状態の面23となる。
そして、可動側の偏光板連結体12をさらにずらし、最初の重なり合う状態から偏光板21aの幅の2倍だけずらすと、図示せぬが偏光板22aと偏光板21c、偏光板22bと偏光板21dが完全に重なり合い、ほとんどの面が半透明遮光状態の遮光量が増加した面となる。このようにずらす量を増加していくことにより、それぞれにおいて偏光板連結体の偏光板同士の偏光方向を90度回転させた面に達すると、ほとんどの面が遮断面となり、光線をほとんど通過しない状態となる。
また、様々の伝達手段と位置制御手段とを組み合わせて用いることも可能である。
「他の実施形態」
図3の実施形態では、固定側の偏光板連結体11と可動側の偏光板連結体12は同一平面内での相対運動によって、透過光量の調整を行っていたが、他の実施形態では、図3において偏光板21aと偏光板21iの長辺部分を接続した円柱状の固定側の偏光板連結体と、偏光板22aと偏光板22iの長辺部分を接続した円柱状の可動側の偏光板連結体を同一軸上に設置し、同一軸を中心とした相対的な回転運動によって透過光量の調整を行うものでもよい。
図3の実施形態では、固定側の偏光板連結体11と可動側の偏光板連結体12は同一平面内での相対運動によって、透過光量の調整を行っていたが、他の実施形態では、図3において偏光板21aと偏光板21iの長辺部分を接続した円柱状の固定側の偏光板連結体と、偏光板22aと偏光板22iの長辺部分を接続した円柱状の可動側の偏光板連結体を同一軸上に設置し、同一軸を中心とした相対的な回転運動によって透過光量の調整を行うものでもよい。
10 透過光量調整装置
11 固定側の偏光板連結体
12 可動側の偏光板連結体
13 密閉空間
14 透明板
15 移動伝達体
16 フレーム体
21 固定側の偏光板
22 可動側の偏光板
23 半透明遮光状態の面
11 固定側の偏光板連結体
12 可動側の偏光板連結体
13 密閉空間
14 透明板
15 移動伝達体
16 フレーム体
21 固定側の偏光板
22 可動側の偏光板
23 半透明遮光状態の面
Claims (4)
- 90度未満の角度で連続的に偏光方向を回転させた偏光板を一定間隔で配列し接続した偏光板連結体を2枚重ね合わせ、2枚の偏光板連結体を少なくともいずれか一方を移動させることによって、光の透過面積の調節をすることを特徴とする透過光量調整装置。
- 請求項1に記載の透過光量調整装置において連続的に回転させる偏光方向を90度の約数の角度としたことを特徴とする透過光量調整装置。
- 請求項1に記載の透過光量調整装置において連続的に回転させる偏光方向を90/a度(aは1以上の実数)の角度としたことを特徴とする透過光量調整装置。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載の透過光量調整装置において、可動側の偏光板連結体と固定側の偏光板連結体と前記可動側の偏光板連結体に伝達する伝動手段と一体に形成され、前記可動側の偏光板連結体を案内するガイド部材を含み、手動またはモータ等の電動による移動手段により可動側の偏光板連結体と固定側の偏光板連結体を相対移動させることにより光の透過面積の調節をすることを特徴とする透過光量調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005032259A JP2006195395A (ja) | 2005-01-13 | 2005-01-13 | 偏光板を使用した透過光量調整装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005032259A JP2006195395A (ja) | 2005-01-13 | 2005-01-13 | 偏光板を使用した透過光量調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006195395A true JP2006195395A (ja) | 2006-07-27 |
Family
ID=36801508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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-
2005
- 2005-01-13 JP JP2005032259A patent/JP2006195395A/ja active Pending
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