JP2006195326A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 現像剤担持体に現像剤が供給される領域やトナー濃度検知手段が配設された位置の直前において、循環する現像剤にトナー塊や高いトナー濃度の現像剤が混入することを抑制する。
【解決手段】 現像スリーブ42に担持される現像剤の回収と供給とが行なわれる第1現像剤収容部41aと、内部に配設された現像剤撹拌オーガー46により、第1現像剤収容部41aから送り出された現像剤に対するトナーの撹拌混合と現像剤の第1現像剤収容部41aへの送り出しとが行なわれる第2現像剤収容部41bとを備え、第2現像剤収容部41bは、内壁が所定の間隔で形成された領域Bと、領域Bより現像剤の搬送方向の下流側に位置し、内壁の間隔が領域Bよりも狭く形成された領域Aとから構成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、現像装置等に関し、より詳しくは例えば電子写真方式を利用した画像形成装置において静電潜像を現像する現像装置等に関する。
電子写真方式を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置では、例えばドラム状に形成された感光体(感光体ドラム)を一様に帯電し、この感光体ドラムを画像情報に基づいて制御された光で露光して感光体ドラム上に静電潜像を形成する。そして、この静電潜像を現像装置によって可視像(トナー像)とし、さらにこのトナー像を記録紙に転写し、これを定着して画像形成を行っている。
かかる画像形成装置に用いられる現像装置では、磁性トナーを使用する一成分現像方式や、トナーと磁性キャリアとが混合された二成分現像剤を使用する二成分現像方式が用いられているが、特にカラー画像形成装置においては、鮮明なカラー画像を形成するために磁性体粒子を含まないカラートナーを使用する必要から、二成分現像方式が主流となっている。この二成分現像方式を用いた現像装置(二成分現像装置)では、トナーと磁性キャリアとを混合した現像剤を現像剤担持体によって感光体ドラムまで搬送し、感光体ドラムに対して現像電界を印加しながら現像剤を接触させることで、帯電したトナーを静電潜像に付着させて現像を行なう。
このような二成分現像装置においては、高品質な画像を形成するために、トナーを充分に帯電させ、かつトナー濃度(トナー/磁性キャリア)を所定の範囲に維持しておく必要がある。そのために、二成分現像装置では、現像剤担持体が1回転する間に、静電潜像の現像に供した後の現像剤は現像剤担持体から離脱させ、その後直ちに新たな現像剤が供給されるように構成して、現像剤の入れ替えを行なっている。さらに、現像剤担持体から離脱させた現像剤にはトナー容器から新たなトナーが適量供給され、機械的な撹拌手段によって現像剤と新たに供給されたトナーとの充分な撹拌混合が行なわれ、トナー濃度の適正化や、トナーへの充分な摩擦帯電が実施される。そして、再度現像剤担持体への現像剤の供給が行なわれる。このような現像剤の循環サイクルによって、静電潜像の現像は、常に所定のトナー濃度および帯電量をもった現像剤により行なわれるように構成されている。
ところが、二成分現像装置では、例えば、トナー容器内のトナーが温湿度等の環境条件や振動によってパッキングされ、トナー容器から凝集した状態のトナーが現像装置内に混入する場合がある。また、現像装置内壁に付着して堆積したトナーや現像装置内壁近傍に滞留したトナー濃度が高い状態の現像剤が何らかの衝撃で剥落し、これが現像装置内を循環する現像剤に混入する場合もある。このようなトナー塊を含んだ状態のトナーや高いトナー濃度の現像剤(これらを、「トナー塊等」ともいう。)を含んだままの現像剤が現像剤担持体に供給されると、現像剤担持体上においてトナー塊等が現像剤層規制部材との衝突や現像ニップ部での押圧によって崩壊し、現像剤担持体上には局所的にトナー濃度が高く、かつトナー帯電量が小さな現像剤を含んだ領域が生じる。そのような場合には、現像された画像上には、かぶり状の汚れやスジ状の濃度ムラが発生する場合がある。
一方、トナー濃度検知手段によって現像剤のトナー濃度の検知を行なう際において、トナー濃度検知手段の配設位置近傍の現像装置内壁に前述のトナー濃度の高い状態の現像剤が滞留すると、その影響により現像剤の正確なトナー濃度の検知を行なうことができなくなるため、新たにトナー容器から補給するトナー量を精度良く制御することが困難となる。そのため、画像濃度が忠実に再現された画像を形成することができないという問題もある。
そこで、二成分現像装置におけるトナー塊を含んだ現像剤の発生を防ぐ従来技術として、現像剤担持体から離脱されて現像装置内を循環する現像剤(循環現像剤)がトナー容器から現像装置内にトナーを供給するトナー補給路の内壁に対して衝突するように構成し、トナー補給路に落下してくるトナーをトナー補給路内壁に堆積する前に循環現像剤と混合させ、トナー補給路の内壁に堆積したトナーが凝集した状態で現像剤に補給されるのを防ぐ技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。
また、凝集したトナーによる画像乱れを抑制する従来技術として、現像剤規制部材と現像剤担持体の表面との間の最小間隔を0.2〜0.4mm以下に設定し、この間隙を現像剤が通過する際に現像剤中のトナーの凝集を崩し、現状領域にはトナー凝集のない現像剤を供給するといった技術が存在する(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−146766号公報(第3−4頁) 特開2004−69807号公報(第15−16頁)
ところで、トナー塊を含んだ状態のトナーやトナー濃度の高い現像剤が現像装置内を循環する現像剤に混入した場合でも、このようなトナー塊等が混入した位置から現像剤が現像剤担持体に供給される領域やトナー濃度検知手段が配設された位置までにある程度の距離(すなわち、混合撹拌するための充分な時間)があれば、現像剤担持体に現像剤が供給される領域やトナー濃度検知手段が配設された位置に到達するまでの間で、撹拌手段による撹拌混合が行なわれて、トナー塊等をほぐすことは可能である。したがって、このような場合には、画像品質に問題が生じることは極めて少ない。
しかしながら、現像装置内壁に付着して堆積したトナーや滞留したトナー濃度の高い現像剤が、現像剤担持体に現像剤が供給される領域やトナー濃度検知手段が配設された位置の直前の位置で剥落し、循環する現像剤に混入した場合には、現像剤担持体等に到達するまでの間に、トナー塊等を撹拌手段によって充分にほぐして撹拌混合させることは困難であって、現像剤内にトナー塊等が残留し易い。そのために、トナー塊等を含んだままの現像剤が現像剤担持体に供給されたり、トナー濃度検知手段によってトナー濃度検知が行なわれる場合がある。その結果、現像剤担持体上には局所的にトナー濃度が高く、かつトナー帯電量が小さな現像剤を含んだ領域が生じ、画像上にかぶり状の汚れやスジ状の濃度ムラが発生するという問題があった。また、トナー濃度検知手段によるトナー濃度の検出を正確に行なうことができず、画像濃度が忠実に再現された画像を形成することができないといった不都合もあった。
なお、特許文献1に記載された技術では、現像剤が現像剤担持体に供給される領域やトナー濃度検知手段が配設された位置の直前においてトナー塊等が供給される状況に対して、上記した問題を解消する手段とはなり得ない。また、特許文献2に記載された技術においても、現像剤規制部材と現像剤担持体の表面との間隙において充分にトナー塊等を崩すことは可能であったとしても、低い帯電状態および局所的にトナー濃度の高い状態を解消することは難しく、上記した問題を解消するには充分に有効とはいえない。
そこで本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、現像剤担持体に現像剤が供給される領域やトナー濃度検知手段が配設された位置の直前において、循環する現像剤にトナー塊や高いトナー濃度の現像剤が混入することを抑制することにある。
かかる目的のもと、本発明の現像装置は、現像剤を担持して回動する現像剤担持体と、現像剤担持体に担持される現像剤の回収と供給とが行なわれる現像剤供給容器部と、現像剤搬送部材が内部に配設され、現像剤供給容器部から送り出された現像剤に対するトナーの撹拌混合と現像剤の現像剤供給容器部への送り出しとが現像剤搬送部材により行なわれる現像剤循環容器部とを備え、現像剤循環容器部は、内壁が所定の間隔で形成された第1の領域と、第1の領域より現像剤の搬送方向の下流側に位置し、内壁の間隔が第1の領域よりも狭く形成された第2の領域とから構成されたことを特徴としている。
ここで、現像剤循環容器部に配設された現像剤搬送部材は、螺旋状に形成され、第2の領域での現像剤搬送部材の回転半径が第1の領域での回転半径よりも小さく形成されたことを特徴とすることができる。また、現像剤循環容器部は、第2の領域での内壁の間隔が、第1の領域にて現像剤搬送部材により現像剤が搬送される領域よりも狭く設定されたことを特徴とすることもできる。さらに、現像剤循環容器部の第2の領域に、現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段をさらに備えた構成とすることもできる。特に、トナー濃度検知手段は、現像剤循環容器部の第1の領域と第2の領域との境界よりも現像剤搬送方向下流側の30mm以内の領域に配設されたことを特徴とすることもできる。
また、本発明の現像装置は、現像剤を担持して回動する現像剤担持体と、現像剤担持体に担持される現像剤の回収と供給とが行なわれる現像剤供給容器部と、現像剤搬送部材が内部に配設され、現像剤供給容器部から送り出された現像剤に対するトナーの撹拌混合と現像剤の現像剤供給容器部への送り出しとが現像剤搬送部材により行なわれる現像剤循環容器部とを備え、現像剤循環容器部は、現像剤の搬送方向の下流部に現像剤循環容器部の断面積を狭める段差部が形成されたことを特徴としている。
ここで、現像剤循環容器部は、段差部の内周面が現像剤搬送部材により現像剤が搬送される領域の内側に位置するように構成されたことを特徴とすることができる。また、現像剤循環容器部は、段差部の現像剤搬送方向における長さが30mm以上に形成されたことを特徴とすることもできる。さらに、現像剤循環容器部は、段差部の現像剤搬送方向の最上流部がテーパ状に形成されたことを特徴とすることもできる。
また、本発明を画像形成装置と捉え、本発明の画像形成装置は、静電潜像が形成される像担持体と、像担持体に形成された静電潜像を現像する現像手段とを有し、現像手段は、現像剤を担持して回動する現像剤担持体と、現像剤担持体に担持される現像剤の回収と供給とが行なわれる現像剤供給容器部と、現像剤搬送部材が内部に配設され、現像剤供給容器部から送り出された現像剤に対するトナーの撹拌混合と現像剤の現像剤供給容器部への送り出しとが現像剤搬送部材により行なわれる現像剤循環容器部とを備え、現像剤循環容器部は、内壁が所定の間隔で形成された第1の領域と、第1の領域より現像剤の搬送方向の下流側に位置し、内壁の間隔が第1の領域よりも狭く形成された第2の領域とから構成されたことを特徴とことを特徴としている。
ここで、現像手段は、現像剤循環容器部の第2の領域に、現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段をさらに備えた構成とすることができる。
本発明によれば、画像上でのかぶり状の汚れやスジ状の濃度ムラの発生を抑えることができる。また、画像濃度が忠実に再現された高品質な画像を形成することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置を示した概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、一般にタンデム型と呼ばれる中間転写方式の画像形成装置であって、電子写真方式により各色成分のトナー像が形成される複数の感光体ユニット1Y,1M,1C,1K、各感光体ユニット1Y,1M,1C,1Kに静電潜像を書込む露光ユニット3Y,3M,3C,3K、各感光体ユニット1Y,1M,1C,1Kに形成された各色静電潜像を現像する現像装置としての現像器ユニット4Y,4M,4C,4K、各感光体ユニット1Y,1M,1C,1Kにより形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト15に順次転写(一次転写)させる一次転写部10、中間転写ベルト15上に転写された重畳トナー画像を記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写部20、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着器60を備えている。また、各装置(各部)の動作を制御する制御部40を有している。
本実施の形態の画像形成装置において、各感光体ユニット1Y,1M,1C,1Kには、矢印A方向に回転する感光体ドラム11の周囲に、これらの感光体ドラム11を帯電する帯電器の一例としての帯電ロール12、感光体ドラム11上の残留トナーを除去するクリーニング部材の一例としてのドラムクリーナ17が配設されている。また、これらの感光体ユニット1Y,1M,1C,1Kは、中間転写ベルト15の上流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に、略直線状に配置されている。そして、各感光体ユニット1Y,1M,1C,1Kの感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を一次転写部10において中間転写ベルト15に転写するように、一次転写ロール16が中間転写ベルト15を介して感光体ドラム11に当接するように配置されている。
また、各露光ユニット3Y,3M,3C,3Kには、LEDプリントヘッド(LPH)13が配設されている。そして、各露光ユニット3Y,3M,3C,3Kは、それぞれが各感光体ユニット1Y,1M,1C,1Kに対応して配置され、LEDプリントヘッド(LPH)13から照射した光を感光体ドラム11表面に結像させ、感光体ドラム11表面上に静電潜像を形成する。
さらに、各現像器ユニット4Y,4M,4C,4Kも、同様にそれぞれが各感光体ユニット1Y,1M,1C,1Kに対応して配置され、感光体ドラム11上に形成された静電潜像を、収容された各色トナーによって可視像化する。
中間転写体である中間転写ベルト15は、ポリイミドあるいはポリアミド等の樹脂にカーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有させたフィルム状の無端ベルトで構成されている。そして、その体積抵抗率は106〜1014Ωcmとなるように形成されており、その厚みは例えば0.1mm程度に構成されている。中間転写ベルト15は、各種ロールによって図1に示すB方向に所定の速度で循環駆動(回動)されている。この各種ロールとして、定速性に優れたモータ(図示せず)により駆動されて中間転写ベルト15を回動させる駆動ロール31、各感光体ドラム11の配列方向に沿って略直線状に延びる中間転写ベルト15を支持する支持ロール32、中間転写ベルト15に対して一定の張力を与えるとともに中間転写ベルト15の蛇行を防止する補正ロールとして機能するテンションロール33、二次転写部20に設けられるバックアップロール25、中間転写ベルト15上の残留トナーを掻き取るクリーニング部に設けられるクリーニングバックアップロール34を有している。
一次転写部10は、上述したように、中間転写ベルト15を挟んで感光体ドラム11に対向して配置される転写器の一例としての一次転写ロール16で構成されている。一次転写ロール16は、シャフトと、シャフトの周囲に固着された弾性層としてのスポンジ層とで構成されている。シャフトは鉄、SUS等の金属で構成された円柱棒である。スポンジ層はカーボンブラック等の導電剤を配合したNBRとSBRとEPDMとのブレンドゴムで形成され、体積抵抗率が10〜10Ωcmのスポンジ状の円筒ロールである。そして、一次転写ロール16は中間転写ベルト15を挟んで感光体ドラム11に圧接配置され、さらに一次転写ロール16にはトナーの帯電極性(マイナス極性とする。以下同様。)と逆極性の電圧(一次転写バイアス)が印加されるようになっている。これにより、各々の感光体ドラム11上のトナー像が中間転写ベルト15に順次、静電吸引され、中間転写ベルト15上において重畳されたトナー像が形成されるようになっている。
二次転写部20は、中間転写ベルト15のトナー像担持面側に配置される転写器の一例としての二次転写ロール22と、バックアップロール25とによって構成される。バックアップロール25は、表面がカーボンを分散したEPDMとNBRとのブレンドゴムのチューブ、内部がEPDMゴムで構成されている。そして、その表面抵抗率が10〜1010Ω/□となるように形成され、硬度は例えば70°(アスカーC)に設定される。このバックアップロール25は、中間転写ベルト15の裏面側に配置されて二次転写ロール22の対向電極をなし、二次転写バイアスが安定的に印加される金属製の給電ロール26が当接配置されている。
一方、二次転写ロール22は、シャフトと、シャフトの周囲に固着された弾性層としてのスポンジ層とで構成されている。シャフトは鉄、SUS等の金属で構成された円柱棒である。スポンジ層はカーボンブラック等の導電剤を配合したNBRとSBRとEPDMとのブレンドゴムで形成され、体積抵抗率が10〜10Ωcmのスポンジ状の円筒ロールである。そして、二次転写ロール22は中間転写ベルト15を挟んでバックアップロール25に圧接配置され、さらに二次転写ロール22は接地されてバックアップロール25との間に二次転写バイアスが形成され、二次転写部20に搬送される用紙P上にトナー像を二次転写する。
また、中間転写ベルト15の二次転写部20の下流側には、二次転写後の中間転写ベルト15上の残留トナーや紙粉を除去し、中間転写ベルト15の表面をクリーニングする中間転写ベルトクリーナ35が接離自在に設けられている。一方、イエローの感光体ユニット1Yの上流側には、各感光体ユニット1Y,1M,1C,1Kにおける画像形成タイミングをとるための基準となる基準信号を発生する基準センサ(ホームポジションセンサ)38が配設されている。基準センサ38は、中間転写ベルト15の裏側に設けられた所定のマークを認識して基準信号を発生しており、この基準信号の認識に基づく制御部40からの指示により、各感光体ユニット1Y,1M,1C,1K、各露光ユニット3Y,3M,3C,3K、および各現像器ユニット4Y,4M,4C,4Kは画像形成を開始するように構成されている。さらに、ブラックの感光体ユニット1Kの下流側には、画質調整を行うための画像濃度センサ39が配設されている。
加えて、本実施の形態の画像形成装置では、用紙搬送系として、用紙Pを収容する用紙トレイ50、この用紙トレイ50に集積された用紙Pを所定のタイミングで取り出して搬送するピックアップロール51、ピックアップロール51により繰り出された用紙Pを搬送する搬送ロール52、搬送ロール52により搬送された用紙Pを二次転写部20へと送り込む搬送シュート53、二次転写ロール22により二次転写された後に搬送される用紙Pを内部に配設されたファンで吸引しながら定着器60へと搬送する搬送ベルト55、用紙Pを定着器60に導く定着入口ガイド56を備えている。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の基本的な作像プロセスについて説明する。図1に示すような画像形成装置では、図示しない画像読取装置(IIT)や図示しないパーソナルコンピュータ(PC)等から出力される画像データは、図示しない画像処理装置(IPS)により所定の画像処理が施された後、感光体ユニット1Y,1M,1C,1K、露光ユニット3Y,3M,3C,3Kおよび現像器ユニット4Y,4M,4C,4Kによって作像作業が実行される。画像処理装置(IPS)では、入力された反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等の各種画像編集等の所定の画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、Y、M、C、Kの4色の色材階調データに変換され、露光ユニット3Y,3M,3C,3Kに出力される。
感光体ユニット1Y,1M,1C,1Kの各感光体ドラム11では、帯電ロール12によって表面が一様に帯電されている。そして、各露光ユニット3Y,3M,3C,3Kでは、入力された色材階調データに応じて、LPH13から各々の感光体ドラム11に対して露光光を出射する。すなわち、LPH13は、LPH駆動部、発光ダイオードアレイ(LEDアレイ)、セルフォックレンズ(登録商標)アレイによって主要部が構成され、色材階調データに基づいて制御された信号をLPH駆動部からLEDアレイに出力し、LEDアレイはLPH駆動部からの信号に基づいた光を照射して、セルフォックレンズ(登録商標)アレイによって感光体ドラム11表面に結像している。
感光体ユニット1Y,1M,1C,1Kの各感光体ドラム11では、このLPH13によって表面が露光されることで静電潜像が形成される。その後、形成された静電潜像は、各々の現像器ユニット4Y,4M,4C,4Kによって、Y、M、C、Kの各色トナーにより現像され、トナー像が形成される。
感光体ユニット1Y,1M,1C,1Kの各感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、各感光体ドラム11と中間転写ベルト15とが当接する一次転写部10において、中間転写ベルト15上に転写される。より具体的には、一次転写部10において、一次転写ロール16により中間転写ベルト15の基材に対しトナーの帯電極性(マイナス極性)と逆極性の電圧(一次転写バイアス)が付加され、トナー像を中間転写ベルト15の表面に順次重ね合わせて一次転写が行われる。
トナー像が中間転写ベルト15の表面に順次一次転写された後、中間転写ベルト15は移動してトナー像が二次転写部20に搬送される。トナー像が二次転写部20に搬送されると、用紙搬送系では、トナー像が二次転写部20に搬送されるタイミングに合わせてピックアップロール51が回転し、用紙トレイ50から所定サイズの用紙Pが供給される。ピックアップロール51により供給された用紙Pは、搬送ロール52により搬送され、搬送シュート53を経て二次転写部20に到達する。この二次転写部20に到達する前に、用紙Pは一旦停止され、トナー像が担持された中間転写ベルト15の移動タイミングに合わせてレジストロール(図示せず)が回転することで、用紙Pの位置とトナー像の位置との位置合わせがなされる。
二次転写部20では、中間転写ベルト15を介して、二次転写ロール22がバックアップロール25に押圧される。このとき、タイミングを合わせて搬送された用紙Pは、中間転写ベルト15と二次転写ロール22との間に挟み込まれる。その際に、給電ロール26からトナーの帯電極性(マイナス極性)と同極性の電圧(二次転写バイアス)が印加されると、二次転写ロール22とバックアップロール25との間に転写電界が形成される。そして、中間転写ベルト15上に担持された未定着トナー像は、二次転写ロール22とバックアップロール25とによって押圧される二次転写部20において、用紙P上に一括して静電転写される。
その後、トナー像が静電転写された用紙Pは、二次転写ロール22によって中間転写ベルト15から剥離された状態でそのまま搬送され、二次転写ロール22の用紙搬送方向下流側に設けられた搬送ベルト55へと搬送される。搬送ベルト55では、定着器60における最適な搬送速度に合わせて、用紙Pを吸引しながら定着器60まで搬送する。定着器60に搬送された用紙P上の未定着トナー像は、定着器60によって熱および圧力で定着処理を受けることで用紙P上に定着される。そして定着画像が形成された用紙Pは、画像形成装置の排出部に設けられた排紙載置部に搬送される。
一方、用紙Pへの転写が終了した後、中間転写ベルト15上に残った残留トナーは、中間転写ベルト15の回動に伴ってクリーニング部まで搬送され、クリーニングバックアップロール34および中間転写ベルトクリーナ35によって中間転写ベルト15上から除去される。
続いて、本実施の形態の画像形成装置に用いられる現像器ユニット4Y,4M,4C,4Kについて詳細に説明する。以下では、イエロー(Y)トナーを現像する現像器ユニット4Yを例に説明するが、現像器ユニット4M,4C,4Kも同様に構成され、それぞれマゼンタ(M)トナー、シアン(C)トナー、ブラック(K)トナーにより現像し、M、C、Kのトナー像を形成する。
図2は、現像器ユニット4Yの概略断面図である。図2に示すように、現像器ユニット4Yは、現像剤を収容する現像剤保持容器および現像器ユニット4Yの筺体としての支持容器41、現像剤担持体としての現像スリーブ42、現像剤を現像スリーブ42に吸着させる現像マグネット43、現像剤の層厚(塗布量)を規制するブレード44、現像剤を撹拌しながら現像器ユニット4Yの長手方向に循環移動させる現像剤供給オーガー45および現像剤撹拌オーガー46、トナーを支持容器41へ供給するトナー供給路47を備えている。
支持容器41は、感光体ドラム11側に向けて開口を有し、内部にはトナーと磁性粒子であるキャリアとを混合させた現像剤を収容する現像剤収容部が設けられている。現像剤収容部は、現像器ユニット4Yの長手方向に設けられた収容部壁48によって第1現像剤収容部(現像剤供給容器部)41aと第2現像剤収容部(現像剤循環容器部)41bとに分けられている。
そして、第1現像剤収容部41aには現像剤供給オーガー45が配置され、第2現像剤収容部41bには現像剤撹拌オーガー46が配置されている。収容部壁48は現像器ユニット4Yの長手方向の両端部には設けられておらず、第1現像剤収容部41aと第2現像剤収容部41bとはこの両端部で連結されて、現像剤が互いに流通するように構成されている。
現像スリーブ42は、アルミニウム、SUS等の非磁性材料で構成され、図示しない駆動手段によって矢印C方向に回転する。現像スリーブ42には、図示しない電源から直流電圧からなる現像バイアス、または交流電圧に直流電圧が重畳された現像バイアスが印加され、感光体ドラム11との間に現像電界を形成している。
また、現像スリーブ42の内部には、現像マグネット43が内包されている。現像マグネット43には、感光体ドラム11と略対向して設けられた現像極N1、ブレード44と略対向して設けられ、現像剤の塗布量を規制するトリミング極S1、現像された現像剤を支持容器41内に搬送する搬送極S2、現像スリーブ42に担持された現像剤を離脱させるために反発磁界を形成するべく、現像スリーブ42の回転方向上流側から順に隣り合って配置された同極性(同極反発極)の磁極N2(第1反発磁極)と磁極N3(第2反発磁極)が円周方向に順に配置されている。
ブレード44は、非磁性材料または磁性材料で構成され、現像マグネット43のトリミング極S1との協働により現像スリーブ42に担持される現像剤の層厚を一定量に規制する。これにより、現像スリーブ42上には軸方向に亘って所定量の現像剤が均一に担持される。
かかる現像マグネット43を内包した現像スリーブ42では、第2反発磁極N3によって第1現像剤収容部41aに保持されている現像剤を現像スリーブ42に吸着させた後、現像スリーブ42上の現像剤量(塗布量)をトリミング極S1とブレード44とによって所定量に規制する。そして、現像スリーブ42が回転することによって現像剤を感光体ドラム11に搬送し、現像電界の下、現像極N1によって現像剤を穂立ちさせて感光体ドラム11に接触させ、感光体ドラム11上の静電潜像を現像する。現像を終えた現像剤は、搬送極S2によって支持容器41内に搬送され、第1反発磁極N2および第2反発磁極N3の反発磁界によって現像スリーブ42から離脱される。さらに現像スリーブ42から離脱した現像剤は、第1現像剤収容部41aに回収される。
一方、第1現像剤収容部41aの現像剤供給オーガー45および第2現像剤収容部41bの現像剤撹拌オーガー46はそれぞれ軸の周囲にスクリューが設けられている。そして現像剤供給オーガー45と現像剤撹拌オーガー46とは、図示しない駆動手段によって互いに反対方向に回転して、トナーとキャリアとを撹拌しながら互いに反対方向に搬送する。第1現像剤収容部41aと第2現像剤収容部41bとは現像器ユニット4Yの両端部で連結されているために現像剤が互いに流れ込み、現像剤供給オーガー45と現像剤撹拌オーガー46とによって第1現像剤収容部41aと第2現像剤収容部41bとの間を循環するように構成されている。したがって、現像スリーブ42から離脱して第1現像剤収容部41aに回収された現像剤は、現像剤供給オーガー45と現像剤撹拌オーガー46とによって、第2現像剤収容部41bに搬送される。
また、支持容器41には、第2現像剤収容部41bの上部であって、現像剤撹拌オーガー46による現像剤搬送方向の上流側部に、第2現像剤収容部41bへトナーを供給するトナー供給路47が形成されている。トナー供給路47は現像器ユニット4Yの上部に配置されたトナー容器5Yと連結されている。そしてトナー容器5Yにはイエロー(Y)トナーが貯蔵され、トナー容器5Yからトナー供給路47を通ってトナーを落下させることで、現像器ユニット4Yの第2現像剤収容部41bにトナーを供給している。なお、それぞれ現像器ユニット4M,4C,4Kには、マゼンタ(M)トナーが貯蔵されたトナー容器5M、シアン(C)トナーが貯蔵されたトナー容器5C、ブラック(K)トナーが貯蔵されたトナー容器5Kがトナー供給路47を介して連結され、各色トナーを第2現像剤収容部41bに供給している。
第2現像剤収容部41bにおいて現像剤にトナー容器5Yから新たにトナーが供給される際には、図示しないトナー濃度検知センサによってトナー濃度が所定の範囲に制御されるようにトナー供給量が調整される。そして、新たにトナーが供給された現像剤は、現像剤撹拌オーガー46によってトナーと磁性キャリアとが充分に撹拌混合され、現像剤供給オーガー45と現像剤撹拌オーガー46とによる第1現像剤収容部41aと第2現像剤収容部41bとの間の循環によって、第1現像剤収容部41aに再び搬送される。そして、第1現像剤収容部41aから、トナー濃度が所定の範囲に調整され、トナーに充分な帯電が付与された現像剤が現像スリーブ42に供給される。このようにして、現像剤の循環が行なわれている。
ここで、本実施の形態の現像器ユニット4Yでは、現像剤撹拌オーガー46を収容する第2現像剤収容部41bは、現像剤撹拌オーガー46による現像剤搬送方向の最下流側領域であって、第1現像剤収容部41aとの連結領域の上流側部分における開口面積(現像剤撹拌オーガー46に直交する面内における開口部の面積)が、第2現像剤収容部41bのその他の領域の開口面積よりも所定量だけ狭く形成されていることを特徴としている。
図3は、現像剤撹拌オーガー46により現像剤が搬送される方向の最下流側領域における現像器ユニット4Yの内部を示した図である。図3に示すように、第2現像剤収容部41bは、現像剤撹拌オーガー46による現像剤搬送方向の最下流側領域であって、第1現像剤収容部41aとの連結領域41cの上流側部分(図中、領域A:第2の領域)には段差部70が形成され、この段差部70によって領域Aよりも上流側の領域(図中、領域B:第1の領域)に対して開口面積が所定量だけ狭く形成されている。すなわち、領域Aにおける収容部壁48と第2現像剤収容部41bの内壁との間隔が、領域Bにおける収容部壁48と第2現像剤収容部41bの内壁との間隔よりも所定量だけ狭く構成されている。
また、この開口面積が狭く形成された領域A内には、トナー濃度(トナー/磁性キャリア)を検知するトナー濃度検知センサ49を配設している。
このように、段差部70により領域Aにおける収容部壁48と第2現像剤収容部41bの内壁との間隔が、領域Bにおける間隔よりも所定量だけ狭く構成することによって、領域Bにおいて現像剤撹拌オーガー46が現像剤を搬送する際に、実際に現像剤が搬送される領域(有効搬送領域)に関する現像剤撹拌オーガー46に直交する面内での面積が、領域Aの開口面積よりも大きくなるように設定することができる。そのため、領域Bでの現像剤撹拌オーガー46による現像剤搬送力が領域Aの開口領域全体に及ぶこととなり、領域Aにおいては現像剤の滞留が生じることがない状態で現像剤を下流側(第1現像剤収容部41aとの連結領域41c側)に搬送することができる。
ここで、領域Bおよび領域Aにおける現像剤の搬送について説明する。
図4は、領域Bでの現像剤撹拌オーガー46による現像剤の有効搬送領域とその外側に形成される現像剤滞留部とを説明する図である。図4に示すように、現像剤撹拌オーガー46は、回転しながら現像剤を回転軸46a方向(図中、矢印方向)に搬送するが、その搬送力が及ぶ領域(有効搬送領域)は、現像剤撹拌オーガー46の回転軸46aに直交する面内での回転領域(スクリュー径に相当)と、この回転領域の周辺近傍であって現像剤同士の摩擦力が有効に作用する領域である。したがって、領域Bにおいては有効搬送領域の現像剤が現像剤撹拌オーガー46によって回転軸46a方向に搬送される。
その一方で、現像剤撹拌オーガー46は、現像剤に対して回転軸46aと直交する方向へ搬送する力を殆ど有していない。そのため、現像剤を回転軸46aと直交する面内において循環させることができないので、有効搬送領域の外側であって、収容部壁48近傍と第2現像剤収容部41bの内壁近傍とには現像剤が滞留した現像剤滞留部が生じることとなる。
かかる現像剤滞留部は、現像剤の流動性が低下した状態で生じ易い。現像剤の流動性を低下させる大きな要因の一つとして、現像剤の劣化や高湿度環境等のほか、現像剤のトナー濃度が挙げられる。すなわち、トナー濃度が高いほど現像剤の流動性は悪くなる。そのため、長い時間現像剤を搬送した場合、収容部壁48および第2現像剤収容部41bの壁面の近傍では、滞留している現像剤(滞留現像剤)がトナー濃度のより高い現像剤によって次々に入れ替わり、循環する現像剤(循環現像剤)のトナー濃度と比較して非常に高いトナー濃度の滞留現像剤の層が形成されるという現象が発生する。このような滞留現像剤の層は崩れることがなければ問題とはならないが、振動や温湿度環境の変化、現像装置の駆動速度の変化等による衝撃によって崩れる可能性が高い。その場合、この滞留現像剤はトナー濃度が高く、加えて長時間の滞留により摩擦を受けていないために相対的に電荷量が少ない。そのため、現像剤中に滞留現像剤が混入し、滞留現像剤がそのまま維持された状態で現像スリーブ42に供給されると、現像ニップ部(感光体ドラム11との最近接部)近傍まで到達した凝集状の滞留現像剤はそこで崩壊し、局所的に濃度の高いスジ状の汚れや濃度ムラとなってプリント画像上に出現することとなる。
この場合、領域Bの開口面積が現像剤撹拌オーガー46による有効搬送領域と一致するように、収容部壁48と第2現像剤収容部41bの内壁との間隔を設定すれば、現像剤滞留部の発生を防ぐことは可能である。その場合には、滞留現像剤がそのままの状態で混入した現像剤が現像スリーブ42に供給されることがなく、局所的に濃度の高いスジ状の汚れや濃度ムラとなってプリント画像上に出現することとを抑制することは可能である。ところが、現像剤撹拌オーガー46には撓みが生じる。すなわち、現像剤撹拌オーガー46は、支持容器41の長手方向両端部に軸支されて回転するが、その際に駆動手段から受ける回転力と現像剤から受ける摩擦抵抗力との作用によって、両軸支点を固定点として中央部において弓形状の撓みが生じる。そのため、現像剤撹拌オーガー46と収容部壁48および第2現像剤収容部41bの内壁との摺擦を防ぐ必要から、かかる撓みを想定して、現像剤撹拌オーガー46と収容部壁48および第2現像剤収容部41bの内壁との間には、所定の間隙を設ける必要がある。このような事情から、現像剤滞留部の発生を回避することは難しい。
このような領域Bでの現像剤撹拌オーガー46と収容部壁48および第2現像剤収容部41bの内壁との設定条件と同様に、領域Bよりも開口面積を小さくした領域Aにおいても、現像剤撹拌オーガー46と収容部壁48および第2現像剤収容部41bの内壁との間には、所定の間隙が設けられている。したがって、領域Aでも、構成上は収容部壁48および第2現像剤収容部41bの内壁近傍に現像剤滞留部が形成されるような状態にある。ところが、領域Aにおける収容部壁48と第2現像剤収容部41bの内壁との間隔が、領域Bにおける間隔よりも所定量だけ狭く構成することによって、領域Aの開口部は、領域Bにおける有効搬送領域内に全てが含まれるように設定されているため、領域Aの収容部壁48および第1現像剤収容部41aの内壁近傍には、領域Bで生じた現像剤撹拌オーガー46による現像剤搬送力が及ぶこととなる。そのため、領域Aの収容部壁48および第2現像剤収容部41bの内壁近傍に滞留しようとする現像剤は、この領域Bで生じた現像剤撹拌オーガー46による現像剤搬送力によって下流側に押し出され、滞留せずに搬送されることとなる。このようにして、領域Bよりも開口面積を小さくした領域Aでは、現像剤の滞留、さらにはトナーの付着堆積を抑制することが可能となるので、現像剤中に滞留現像剤が混入し、滞留現像剤がそのまま維持された状態で直ちに現像スリーブ42に供給されることを抑制することができる。
それと同時に、領域Bと連結領域41cとの間には、撹拌混合領域としての領域Aが形成されているので、現像剤が領域Aを通過する間の分だけ、領域Bにおいて現像剤中に混入した滞留現像剤に対して撹拌混合させるための時間的な余裕を生じさせることができる。その結果、領域Bにおいて滞留現像剤が循環現像剤に混入したとしても、領域Aにおいて循環現像剤の中の滞留現像剤をほぐし、トナー濃度に関して循環現像剤との均一化が図られ、加えて帯電電荷の付与を行なうことも可能となる。このように領域Aを形成することにより、滞留現像剤がそのまま維持された状態で現像スリーブ42に供給されることをさらに抑制する効果が得られる。
そのため、領域Aの現像剤搬送方向における長さとしては、領域Bにおいて現像剤中に混入した滞留現像剤を充分に撹拌混合させるため、所定の長さ以上であることが好ましい。そこで、本実施の形態の現像器ユニット4Yでは、領域Aの長さは、30mm以上、より好ましくは50mm以上に設定している。
このように、段差部70により領域Aにおける収容部壁48と第2現像剤収容部41bの内壁との間隔が、領域Bにおける間隔よりも所定量だけ狭く構成して、領域Aにおける開口面積が領域Bの開口面積よりも所定量だけ狭く設定することによって、領域Aの収容部壁48および第2現像剤収容部41bの内壁近傍には、現像剤が滞留したり、トナーが付着して堆積することが抑制される。その結果、滞留した現像剤や堆積したトナーが何らかの衝撃で崩れて、第2現像剤収容部41b内を循環する現像剤に混ざり、滞留現像剤がそのまま維持された現像剤が直ちに第1現像剤収容部41aに搬送され、さらには現像スリーブ42に供給されることを抑えることが可能となる。
また、現像剤が領域Aを通過することで、領域Bにおいて現像剤中に混入した滞留現像剤に対して撹拌混合させるための時間的な余裕を生じさせることができるので、循環現像剤の中で滞留現像剤をほぐし、トナー濃度を循環現像剤と均一化し、加えて帯電電荷の付与を図ることも可能となる。
そのため、現像剤中に滞留現像剤が混ざり、滞留現像剤がそのまま維持された状態で現像スリーブ42に供給され、局所的に濃度の高いスジ状の汚れや濃度ムラとなってプリント画像上に出現することを抑制することが可能となる。
ところで、領域Aにおける開口面積と領域Bの開口面積との関係に関しては、上記したように、領域Aの開口部が領域Bにおける有効搬送領域内に含まれるように設定される。この場合、領域Bにおける現像剤撹拌オーガー46と収容部壁48および第2現像剤収容部41bの内壁との間の間隙が有効搬送領域に影響を与える。そこで、このことを考慮して、領域Aでの開口面積(領域Aにおける収容部壁48と第2現像剤収容部41bの内壁との間隔)が設定される。すなわち、収容部壁48および第2現像剤収容部41bの内壁と現像剤との摩擦力により有効搬送領域の大きさが影響され、領域Bにおける有効搬送領域が定まるので、この領域Bにおける現像剤撹拌オーガー46と収容部壁48および第2現像剤収容部41bの内壁との間の間隙を考慮して、領域Aにおける収容部壁48と第2現像剤収容部41bの内壁との間隔が設定される。例えば、現像剤撹拌オーガー46の撓みを考慮した場合のように、現像剤撹拌オーガー46と収容部壁48および第2現像剤収容部41bの内壁との間を比較的近接させた構成では、収容部壁48および第2現像剤収容部41bの内壁からかかる間隙の1/3程度の範囲にある現像剤が摩擦力の影響を受けて滞留し易いという知見が得られている。そのため、現像剤撹拌オーガー46の回転領域(スクリュー径)からかかる間隙の2/3程度の領域まで、有効搬送領域が形成されることとなる。
そこで、現像剤撹拌オーガー46の撓みを想定して、現像剤撹拌オーガー46と収容部壁48および第2現像剤収容部41bの内壁との間の間隙を例えば1.5mmに設定したとすると、領域Bでの有効搬送領域は、現像剤撹拌オーガー46の回転領域(スクリュー径)よりも1mm程度外側の領域となる。そのため、領域Aにおいては、領域Bでの収容部壁48および第2現像剤収容部41bの内壁よりも0.5mm以上内側に狭めた構成とするのが好ましい。
また、領域Aにおける現像剤撹拌オーガー46のスクリュー径は、領域Bにおける場合と同様に、現像剤撹拌オーガー46の撓みを想定して、現像剤撹拌オーガー46と収容部壁48および第2現像剤収容部41bの内壁との間の間隙が、領域Bにおける例えば1.5mmの間隔と同じとなるように設定することもできる。しかし、領域Aは支持容器41の長手方向の一方の端部近傍に設けられているので、現像剤撹拌オーガー46の撓み量は中央部ほど大きくはない。そのため、領域Aにおける現像剤撹拌オーガー46のスクリュー径は、領域Bにおけるスクリュー径と同じに形成することも可能である。
次に、領域Aに配設したトナー濃度(トナー/磁性キャリア)を検知するトナー濃度検知センサ49について述べる。トナー濃度検知センサ49としては、例えば、トナー濃度の変化に基づく現像剤の透磁率の変化を検知する方式等を用いることができる。
トナー濃度検知センサ49を領域Aの第2現像剤収容部41bの内壁(収容部壁48でもよい。)に配設することにより、領域Aのトナー濃度検知センサ49の検知面においては、現像剤が領域Bで生じた現像剤撹拌オーガー46による現像剤搬送力によって下流側に押し出され、滞留せずに絶えず搬送されている。そのため、トナー濃度検知センサ49では、循環する現像剤のトナー濃度を常に検知することができるので、トナー濃度を正確に把握することができる。それにより、トナー容器5Yから新たに供給されるトナー量が正確に調整されるので、循環現像剤のトナー濃度を一定に維持できる。その結果、画像濃度が忠実に再現された画像を形成することが可能となる。
このように、領域Aに配設されたトナー濃度検知センサ49の検知面に、現像剤が滞留せずに絶えず搬送されている状態を維持するため、トナー濃度検知センサ49の位置は、領域Bで生じた現像剤撹拌オーガー46による現像剤搬送力が強く作用する領域が好ましい。そこで、本実施の形態の現像器ユニット4Yでは、領域Aの最上流位置よりも下流側30mm以内の領域にトナー濃度検知センサ49を配設している。
また、その場合に、トナー濃度検知センサ49での現像剤の流れをスムーズに行なうために、図5に示したように、領域Bから領域Aに至る境界部では、現像剤の滞留の原因となる段差が生じないように、テーパ状に形成することが好ましい。その際には、トナー濃度検知センサ49の位置が領域Bから遠くならないように、テーパ部の長さは10mm以内に形成することが好ましい。
以上説明したように、本実施の形態の現像器ユニット4Y,4M,4C,4Kでは、現像剤撹拌オーガー46を収容する第2現像剤収容部41bは、現像剤撹拌オーガー46による現像剤搬送方向の最下流側領域であって、第1現像剤収容部41aとの連結領域41cの上流側部分(領域A)における開口面積(現像剤撹拌オーガー46に直交する面内における開口部の面積)が、第2現像剤収容部41bのその他の領域(領域B)の開口面積よりも所定量だけ狭く形成されている。それによって、領域Aの開口部は、領域Bにおける有効搬送領域内に全てが含まれるように設定されるため、領域Aの収容部壁48および第1現像剤収容部41aの内壁近傍には、領域Bで生じた現像剤撹拌オーガー46による現像剤搬送力が及ぶこととなる。そのため、領域Aの収容部壁48および第2現像剤収容部41bの内壁近傍に滞留しようとする現像剤は、この領域Bで生じた現像剤撹拌オーガー46による現像剤搬送力によって下流側に押し出され、滞留せずに搬送されることとなる。それにより、滞留した現像剤や堆積したトナーが何らかの衝撃で崩れて、第2現像剤収容部41b内を循環する現像剤に混ざり、滞留現像剤がそのまま維持された現像剤が直ちに第1現像剤収容部41aに搬送され、さらには現像スリーブ42に供給されることを抑えることが可能となる。また、滞留した現像剤や堆積したトナーを充分に撹拌混合して、トナー濃度を均一化し、加えて帯電電荷の付与を図ることも可能となる。その結果、局所的に濃度の高いスジ状の汚れや濃度ムラとなってプリント画像上に出現することを抑制することが可能となる。
また、開口面積が狭くなった領域にトナー濃度検知センサ49を配設することにより、トナー濃度検知センサ49の検知面においては、現像剤が滞留せずに絶えず搬送されているため、トナー濃度検知センサ49では、循環する現像剤のトナー濃度を常に検知することができる。そのため、トナー濃度を正確に把握することができ、トナー容器5Yから新たに供給されるトナー量が正確に調整されるので、循環現像剤のトナー濃度を一定に維持できる。その結果、画像濃度が忠実に再現された画像を形成することが可能となる。
本発明の活用例として、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファックス等の画像形成装置への適用がある。
本発明の画像形成装置を示した概略構成図である。 現像器ユニットの概略断面図である。 現像剤撹拌オーガーにより現像剤が搬送される方向の最下流側領域における現像器ユニットの内部を示した図である。 領域Bでの現像剤撹拌オーガーによる有効搬送領域とその外側に形成される現像剤滞留部とを説明する図である。 領域Aと領域Bとの境界のテーパ部を説明する図である。
符号の説明
1Y,1M,1C,1K…感光体ユニット、3Y,3M,3C,3K…露光ユニット、4Y,4M,4C,4K…現像器ユニット、5Y,5M,5C,5K…トナー容器、11…感光体ドラム、12…帯電ロール、13…LEDプリントヘッド(LPH)、15…中間転写ベルト、16…一次転写ロール、17…ドラムクリーナ、20…二次転写部、41…支持容器、41a…第1現像剤収容部、41b…第2現像剤収容部、41c…連結領域、42…現像スリーブ、43…現像マグネット、44…ブレード、45…現像剤供給オーガー、46…現像剤撹拌オーガー、46a…回転軸、47…トナー供給路、48…収容部壁、49…トナー濃度検知センサ、70…段差部

Claims (11)

  1. 現像剤を担持して回動する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に担持される現像剤の回収と供給とが行なわれる現像剤供給容器部と、
    現像剤搬送部材が内部に配設され、前記現像剤供給容器部から送り出された現像剤に対するトナーの撹拌混合と現像剤の当該現像剤供給容器部への送り出しとが当該現像剤搬送部材により行なわれる現像剤循環容器部とを備え、
    前記現像剤循環容器部は、内壁が所定の間隔で形成された第1の領域と、当該第1の領域より現像剤の搬送方向の下流側に位置し、内壁の間隔が当該第1の領域よりも狭く形成された第2の領域とから構成されたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤循環容器部に配設された前記現像剤搬送部材は、螺旋状に形成され、前記第2の領域での当該現像剤搬送部材の回転半径が前記第1の領域での回転半径よりも小さく形成されたことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記現像剤循環容器部は、前記第2の領域での内壁の間隔が、前記第1の領域にて前記現像剤搬送部材により現像剤が搬送される領域よりも狭く設定されたことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  4. 前記現像剤循環容器部の前記第2の領域に、現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  5. 前記トナー濃度検知手段は、前記現像剤循環容器部の前記第1の領域と前記第2の領域との境界よりも現像剤搬送方向下流側の30mm以内の領域に配設されたことを特徴とする請求項4記載の現像装置。
  6. 現像剤を担持して回動する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に担持される現像剤の回収と供給とが行なわれる現像剤供給容器部と、
    現像剤搬送部材が内部に配設され、前記現像剤供給容器部から送り出された現像剤に対するトナーの撹拌混合と現像剤の当該現像剤供給容器部への送り出しとが当該現像剤搬送部材により行なわれる現像剤循環容器部とを備え、
    前記現像剤循環容器部は、現像剤の搬送方向の下流部に当該現像剤循環容器部の断面積を狭める段差部が形成されたことを特徴とする現像装置。
  7. 前記現像剤循環容器部は、前記段差部の内周面が前記現像剤搬送部材により現像剤が搬送される領域の内側に位置するように構成されたことを特徴とする請求項6記載の現像装置。
  8. 前記現像剤循環容器部は、前記段差部の現像剤搬送方向における長さが30mm以上に形成されたことを特徴とする請求項6記載の現像装置。
  9. 前記現像剤循環容器部は、前記段差部の現像剤搬送方向の最上流部がテーパ状に形成されたことを特徴とする請求項6記載の現像装置。
  10. 静電潜像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像手段とを有し、
    前記現像手段は、
    現像剤を担持して回動する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に担持される現像剤の回収と供給とが行なわれる現像剤供給容器部と、
    現像剤搬送部材が内部に配設され、前記現像剤供給容器部から送り出された現像剤に対するトナーの撹拌混合と現像剤の当該現像剤供給容器部への送り出しとが当該現像剤搬送部材により行なわれる現像剤循環容器部とを備え、
    前記現像剤循環容器部は、内壁が所定の間隔で形成された第1の領域と、当該第1の領域より現像剤の搬送方向の下流側に位置し、内壁の間隔が当該第1の領域よりも狭く形成された第2の領域とから構成されたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記現像手段は、前記現像剤循環容器部の前記第2の領域に、現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
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