JP2006194349A - 蛇腹状ガス管の端部処理工法及び構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ガス管1の切断予定箇所を密閉作業用バック10内に収容し、密閉作業用バック10内で、ガス管1を切断予定箇所で切断して上流側の一次側ガス管1aと下流側の二次側ガス管とに分離し、密閉作業用バック10内で、一方側の接続部がプラグ23により閉鎖され他方側の接続部がガス管1にメカニカル式に接続可能なメカニカル形管継手21からなるガス管端部処理部材20を、一次側ガス管1aの切断端部に装着する。
【選択図】 図6
Description
よって、従来、上記のように蛇腹状のガス管を使用している場合においてガス管によるガスの供給を停止する状態とするためには、所定の許可申請を行った上で、公有地側を掘削して、その部位にあるPE管からなるガス管に対して上述した特許文献1に記載のガス管工法等を施工するという煩雑な作業が必要となる。
前記密閉作業用バック内で、前記ガス管を前記切断予定箇所で切断して上流側の一次側ガス管と下流側の二次側ガス管とに分離し、
前記密閉作業用バック内で、一方側の接続部がプラグにより閉鎖され他方側の接続部が前記ガス管にメカニカル式に接続可能なメカニカル形管継手からなるガス管端部処理部材を、前記一次側ガス管の切断端部に装着する点にある。
従って、ガス管が蛇腹状のガス管であったとしても、そのガス管に対して施工して、煩雑な作業を必要とせずにガスの供給を停止する状態とすることができる蛇腹状ガス管の端部処理工法を実現することができる。
前記一次側ガス管の切断端部に前記ガス管端部処理部材を装着した後に、樹脂製で有底筒状のCD管端部処理部材を、当該CD管端部処理部材内に前記一次側ガス管の切断端部を収容する形態で装着すると共に、樹脂製で筒状のカバー部材を、当該カバー部材の一端側を前記CD管端部処理部材の開口端部に外嵌させ他端側を前記CD管に外嵌させる形態で装着する点にある。
そして、上記蛇腹状ガス管の端部処理工法の第2特徴構成によれば、上記CD管に内挿された上記フレキシブル管からなるガス管に対して蛇腹状ガス管の端部処理工法を施工してガスの供給を停止する場合には、上記一次側ガス管の切断端部付近及びそれに装着された上記ガス管端部処理部材を、上記のように装着されたCD管端部処理部材及びカバー部材により密閉して保護することができ、更に、上記一次側ガス管の切断端部付近及びそれに装着された上記ガス管端部処理部材側への水や土等の侵入を防止することができるので、例えば、一次側ガス管を地中に埋設しておくことができる。
前記密閉作業用バック内で、前記一次側ガス管の前記キャップ部材が装着された部位を切除した後に、前記一次側ガス管の切断端部に前記ガス管端部処理部材を装着する点にある。
前記密閉作業用バック内で、前記一次側ガス管の前記ガス管端部処理部材が装着された部位を切除し、
前記密閉作業用バック内で、前記一次側ガス管と前記二次側ガス管とをメカニカル形管継手により接続して、前記ガス管によるガスの供給を再開する状態とする点にある。
前記一次側ガス管と前記二次側ガス管とをメカニカル形管継手により接続した後に、樹脂製で筒状の再接続部処理部材を、当該再接続部処理部材内に前記メカニカル形管継手による接続部を収容する形態で装着すると共に、樹脂製で筒状のカバー部材を、当該カバー部材の一端側を前記再接続部処理部材の開口端部に外嵌させ他端側を前記CD管に外嵌させる形態で前記再接続部処理部材の両端側の夫々に装着する点にある。
そして、上記蛇腹状ガス管の端部処理工法の第6特徴構成によれば、ガス管端部処理部材が装着された部位が切除された一次側ガス管と新たな二次側ガス管とをメカニカル形管継手により接続してガス管による敷地内へのガスの供給を再開する場合には、上記一次側ガス管及び上記二次側ガス管の切断端部付近及びそれらを接続するメカニカル形管継手を、上記のように装着された再接続処理部材及びカバー部材により密閉して保護することができる。
樹脂製で有底筒状のCD管端部処理部材が、当該CD管端部処理部材内に前記ガス管端部処理部材が装着された前記ガス管の切断端部を収容する形態で装着され、
樹脂製で筒状のカバー部材が、当該カバー部材の一端側を前記CD管端部処理部材の開口端部に外嵌させ他端側を前記CD管に外嵌させる形態で前記CD管端部処理部材の開口端部側に装着されている点にある。
そして、上記CD管に内挿された上記フレキシブル管からなるガス管の切断端部側に装着されて、そのガス管によるガスの供給を停止するための蛇腹状ガス管の端部処理構造において、上記プラグにより一方側が閉鎖されたメカニカル形管継手というように市販品で構成可能なガス管端部処理部材を、迅速にガス管の切断端部に装着して、ガス管の切断端部からのガスの流出を阻止することができる。更に、上記ガス管の切断端部付近及びそれに装着された上記ガス管端部処理部材を、上記のように装着されたCD管端部処理部材及びカバー部材により密閉して保護することができ、更に、上記ガス管の切断端部付近及びそれに装着された上記ガス管端部処理部材側への水や土等の侵入を防止することができるので、例えば、そのガス管を地中に埋設しておくことができる。
このガス管1は、そのガス管1の腐食や破損等を防止するために、樹脂製(例えば、ポリエチレン製)のCD管3内に挿入されていた形態で敷設されている。更に、ガス管1は、外表面に例えば塩化ビニル製の被覆2が施されている。
かかる本処理工法では、先ず、図2に示すように、ガス管1の切断予定箇所を密閉作業用バック10内に収容する。
この密閉作業用バック10は、透明なビニル製で筒状のバックからなり、ガス管1が挿入されている開口の隙間を粘着テープなどで閉鎖して、内部のガスを大気に放出することを防止することができる。そして、作業者がその密閉作業用バック10を介して内部を視認しながら、その内部に手を挿入して、ガス管1に対して所定の作業を行うことができる。また、この密閉作業用バック10としては、一般的にノーブローバックと呼ばれるものを適宜利用することができる。
このとき、上記ガス管1の切断に先立って、CD管3や被覆2については、不要な部分を切除して適当な長さに調整しておく。
そして、このように密閉作業用バック10内におけるガスの流出が阻止することで、密閉作業用バック10から大気へのガスの放出を抑制した状態で、密閉作業用バック10から二次側ガス管1bを取り出して、密閉作業用バック10の二次側ガス管1bが挿入されていた開口を粘着テープなどで閉鎖する。
かかるガス管端部処理部材20は、図10にも示すように、一方側の接続部がプラグ23により閉鎖され他方側の接続部がガス管1にメカニカル式に接続可能なメカニカル形管継手21からなる。更に、メカニカル形管継手21の螺子接続部が雄螺子状であることから、プラグ23との間には、両端の螺子接続部が雌螺子状であるソケット22が介装されている。
尚、メカニカル形管継手21の螺子接続部が雌螺子状である場合には、このソケット22を省略することができる。
よって、このようにCD管端部処理部材26及びカバー部材25が装着された一次側ガス管1aは、適宜地中に埋設しておくことができる。
また、このカバー部材25は、軟質樹脂製(例えば軟質塩化ビニル製)の筒状であるので、CD管3及びCD管端部処理部材26の開口端部への外嵌作業が容易なものとなり、更に、それらの外嵌部を締まり嵌め状態として、外嵌部の隙間をできるだけ小さくし、内部への水等の侵入が良好に防止される。
即ち、詳細な図示は省略するが、一次側ガス管1aのガス管端部処理部材20が装着された切断端部(図6を参照)を、密閉作業用バック10内に収容し、その密閉作業用バック10内で、一次側ガス管1aのガス管端部処理部材が装着された部位を切除する。
更に、防水性を一層向上する場合には、カバー部材31を装着した後に、カバー部材31の両端部に、水の浸入を防止するための防水テープ30を巻き付けることが望ましい。
(1)上記の実施の形態では、ガス管1が、樹脂製のCD管3内に挿入された金属製のフレキシブル管からなる場合に、CD管端部処理部材26及びカバー部材25を装着して、ガス管端部処理部材20を密閉して保護したが、保護する必要がない場合などにおいて、それらCD管端部処理部材26及びカバー部材25を装着しなくても構わない。
1a:一次側ガス管
1b:二次側ガス管
3:CD管
10:密閉作業用バック
11:キャップ部材
20:ガス管端部処理部材
21:メカニカル形管継手
23:プラグ
25:カバー部材
26:CD管端部処理部材
30:防水テープ
31:カバー部材
32:再接続部処理部材
40:メカニカル形管継手
Claims (7)
- 蛇腹状のガス管を切断して形成される蛇腹状ガス管の端部処理工法であって、
前記ガス管の切断予定箇所を密閉作業用バック内に収容し、
前記密閉作業用バック内で、前記ガス管を前記切断予定箇所で切断して上流側の一次側ガス管と下流側の二次側ガス管とに分離し、
前記密閉作業用バック内で、一方側の接続部がプラグにより閉鎖され他方側の接続部が前記ガス管にメカニカル式に接続可能なメカニカル形管継手からなるガス管端部処理部材を、前記一次側ガス管の切断端部に装着する蛇腹状ガス管の端部処理工法。 - 前記ガス管が、樹脂製のCD管内に挿入された金属製のフレキシブル管からなり、
前記一次側ガス管の切断端部に前記ガス管端部処理部材を装着した後に、樹脂製で有底筒状のCD管端部処理部材を、当該CD管端部処理部材内に前記一次側ガス管の切断端部を収容する形態で装着すると共に、樹脂製で筒状のカバー部材を、当該カバー部材の一端側を前記CD管端部処理部材の開口端部に外嵌させ他端側を前記CD管に外嵌させる形態で装着する請求項1に記載の蛇腹状ガス管の端部処理工法。 - 前記カバー部材を装着した後に、前記カバー部材の両端部に、水の浸入を防止するための防水テープを巻き付ける請求項2に記載の蛇腹状ガス管の端部処理工法。
- 前記ガス管を前記切断予定箇所で切断した後に、前記密閉作業用バック内で、前記一次側ガス管の切断端部と前記二次側ガス管の切断端部との夫々に、ガスの流出を仮止めするキャップ部材を装着すると共に、前記二次側ガス管を前記密閉作業用バック内から取り出し、
前記密閉作業用バック内で、前記一次側ガス管の前記キャップ部材が装着された部位を切除した後に、前記一次側ガス管の切断端部に前記ガス管端部処理部材を装着する請求項1〜3の何れか一項に記載の蛇腹状ガス管の端部処理工法。 - 前記一次側ガス管の前記ガス管端部処理部材が装着された切断端部を、前記密閉作業用バック内に収容し、
前記密閉作業用バック内で、前記一次側ガス管の前記ガス管端部処理部材が装着された部位を切除し、
前記密閉作業用バック内で、前記一次側ガス管と前記二次側ガス管とをメカニカル形管継手により接続して、前記ガス管によるガスの供給を再開する状態とする請求項1〜4の何れか一項に記載の蛇腹状ガス管の端部処理工法。 - 前記ガス管が、樹脂製のCD管内に挿入された金属製のフレキシブル管からなり、
前記一次側ガス管と前記二次側ガス管とをメカニカル形管継手により接続した後に、樹脂製で筒状の再接続部処理部材を、当該再接続部処理部材内に前記メカニカル形管継手による接続部を収容する形態で装着すると共に、樹脂製で筒状のカバー部材を、当該カバー部材の一端側を前記再接続部処理部材の開口端部に外嵌させ他端側を前記CD管に外嵌させる形態で前記再接続部処理部材の両端側の夫々に装着する請求項5に記載の蛇腹状ガス管の端部処理工法。 - 樹脂製のCD管内に挿入された形態で敷設された金属製のフレキシブル管からなる蛇腹状のガス管の切断端部側に装着されて、前記ガス管によるガスの供給を停止するための蛇腹状ガス管の端部処理構造であって、
一方側の接続部がプラグにより閉鎖され他方側の接続部が前記ガス管にメカニカル式に接続可能なメカニカル形管継手からなるガス管端部処理部材が、前記ガス管の切断端部に装着され、
樹脂製で有底筒状のCD管端部処理部材が、当該CD管端部処理部材内に前記ガス管端部処理部材が装着された前記ガス管の切断端部を収容する形態で装着され、
樹脂製で筒状のカバー部材が、当該カバー部材の一端側を前記CD管端部処理部材の開口端部に外嵌させ他端側を前記CD管に外嵌させる形態で前記CD管端部処理部材の開口端部側に装着されている蛇腹状ガス管の端部処理構造。
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