JP2006194349A - 蛇腹状ガス管の端部処理工法及び構造 - Google Patents

蛇腹状ガス管の端部処理工法及び構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、例えば敷地内に引き込まれる蛇腹状のガス管に対して施工可能で、煩雑な作業を必要とせずにガスの供給を停止する状態とすることができる蛇腹状ガス管の端部処理工法及び蛇腹状ガス管の端部処理構造を提供する点にある。
【解決手段】 ガス管1の切断予定箇所を密閉作業用バック10内に収容し、密閉作業用バック10内で、ガス管1を切断予定箇所で切断して上流側の一次側ガス管1aと下流側の二次側ガス管とに分離し、密閉作業用バック10内で、一方側の接続部がプラグ23により閉鎖され他方側の接続部がガス管1にメカニカル式に接続可能なメカニカル形管継手21からなるガス管端部処理部材20を、一次側ガス管1aの切断端部に装着する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、蛇腹状のガス管を切断して形成される蛇腹状ガス管の端部処理工法、及び、樹脂製のCD管内に挿入された形態で敷設された金属製のフレキシブル管からなる蛇腹状のガス管の切断端部側に装着されて、前記ガス管によるガスの供給を停止するための蛇腹状ガス管の端部処理構造に関する。
従来、公有地(例えば道路)に埋設された供給管から敷地内のガスメータの一次側に引き込まれるガス管としてPE(ポリエチレン)管等の樹脂管や、樹脂製のCD管(Combined Duct:合成樹脂製可撓管の一種)内に挿入された形態で敷設された金属製のフレキシブル管からなる蛇腹状のガス管が使用される場合がある。
上記ガス管として樹脂管を使用する場合において、ガス管によるガスの供給を停止する状態とするために、そのガス管を切断して形成されるガス管の端部処理工法としては、そのガス管をローラで一次的に押し潰すスクイズオフを行ってガスの流通を一次的に遮断しておき、ガス管を、スクイズオフを行った箇所よりも下流側の部位で切断して、上流側の一次側ガス管と下流側の二次側ガス管とに分離し、一次側ガス管の切断端部を密閉作業用バック(ノーブローバックとも言う。)に収容した後に上記スクイズオフを解除し、密閉作業用バック内で一次側ガス管の切断端部から一次側ガス管内にガス遮断用のゴム栓及び内面プラグを挿入することで、ガスの供給を停止する状態とするガス管の端部処理工法が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、上記密閉作業用バックとは、一般的に、透明で袋状の材料からなり、管の端部等の一部に取り付けて、管から流出したガスの大気への放出を阻止した状態で、その管に対して作業を行うことができるものである(例えば、特許文献2を参照。)。
特開平6−235294号公報 特開2002−250496号公報
しかしながら、上記ガス管として蛇腹状のガス管が使用される場合においては、かかる蛇腹状のガス管に対してはスクイズオフを行うことができないために、上述した特許文献1に記載のガス管工法を施工して、ガス管によるガスの供給を停止することができない。
よって、従来、上記のように蛇腹状のガス管を使用している場合においてガス管によるガスの供給を停止する状態とするためには、所定の許可申請を行った上で、公有地側を掘削して、その部位にあるPE管からなるガス管に対して上述した特許文献1に記載のガス管工法等を施工するという煩雑な作業が必要となる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、例えば敷地内に引き込まれる蛇腹状のガス管に対して施工可能で、煩雑な作業を必要とせずにガスの供給を停止する状態とすることができる蛇腹状ガス管の端部処理工法及び蛇腹状ガス管の端部処理構造を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る蛇腹状ガス管の端部処理工法は、蛇腹状のガス管を切断して形成される蛇腹状ガス管の端部処理工法であって、その第1特徴構成は、前記ガス管の切断予定箇所を密閉作業用バック内に収容し、
前記密閉作業用バック内で、前記ガス管を前記切断予定箇所で切断して上流側の一次側ガス管と下流側の二次側ガス管とに分離し、
前記密閉作業用バック内で、一方側の接続部がプラグにより閉鎖され他方側の接続部が前記ガス管にメカニカル式に接続可能なメカニカル形管継手からなるガス管端部処理部材を、前記一次側ガス管の切断端部に装着する点にある。
上記蛇腹状ガス管の端部処理工法の第1特徴構成によれば、密閉作業用バック内で、上記ガスの大気への放出を阻止した状態で、蛇腹状のガス管を切断して上記一次側ガス管と上記二次側ガス管とに分離し、上記プラグにより一方側が閉鎖されたメカニカル形管継手というように市販品で構成可能なガス管端部処理部材を、迅速に一次側ガス管の切断端部に装着して、一次側ガス管の切断端部からのガスの流出を阻止することができる。
従って、ガス管が蛇腹状のガス管であったとしても、そのガス管に対して施工して、煩雑な作業を必要とせずにガスの供給を停止する状態とすることができる蛇腹状ガス管の端部処理工法を実現することができる。
本発明に係る蛇腹状ガス管の端部処理工法の第2特徴構成は、上記何れかの特徴構成に加えて、前記ガス管が、樹脂製のCD管内に挿入された金属製のフレキシブル管からなり、
前記一次側ガス管の切断端部に前記ガス管端部処理部材を装着した後に、樹脂製で有底筒状のCD管端部処理部材を、当該CD管端部処理部材内に前記一次側ガス管の切断端部を収容する形態で装着すると共に、樹脂製で筒状のカバー部材を、当該カバー部材の一端側を前記CD管端部処理部材の開口端部に外嵌させ他端側を前記CD管に外嵌させる形態で装着する点にある。
上記蛇腹状のガス管は、ステンレス鋼等の金属製のフレキシブル管で構成される場合には、そのガス管の腐食や破損等を防止するために、そのガス管を樹脂製のCD管内に挿入した形態で敷設されている場合がある。
そして、上記蛇腹状ガス管の端部処理工法の第2特徴構成によれば、上記CD管に内挿された上記フレキシブル管からなるガス管に対して蛇腹状ガス管の端部処理工法を施工してガスの供給を停止する場合には、上記一次側ガス管の切断端部付近及びそれに装着された上記ガス管端部処理部材を、上記のように装着されたCD管端部処理部材及びカバー部材により密閉して保護することができ、更に、上記一次側ガス管の切断端部付近及びそれに装着された上記ガス管端部処理部材側への水や土等の侵入を防止することができるので、例えば、一次側ガス管を地中に埋設しておくことができる。
本発明に係る蛇腹状ガス管の端部処理工法の第3特徴構成は、上記第2特徴構成に加えて、前記カバー部材を装着した後に、前記カバー部材の両端部に、水の浸入を防止するための防水テープを巻き付ける点にある。
上記蛇腹状ガス管の端部処理工法の第3特徴構成によれば、上記カバー部材を上記CD管端部処理部材の開口端部から上記CD管の外表面に渡る開放部に装着した場合には、そのカバー部材の両端部に上記防水テープを巻き付けることにより、その両端部における隙間を介して上記一次側ガス管の切断端部付近及びそれに装着された上記ガス管端部処理部材側への水等の浸入を一層確実に阻止することができ、更には、その防水テープにより、カバー部材のCD管端部処理部材及びCD管との間の接続を強固なものとすることができる。
本発明に係る蛇腹状ガス管の端部処理工法の第4特徴構成は、上記何れかの特徴構成に加えて、前記ガス管を前記切断予定箇所で切断した後に、前記密閉作業用バック内で、前記一次側ガス管の切断端部と前記二次側ガス管の切断端部との夫々に、ガスの流出を仮止めするキャップ部材を装着すると共に、前記二次側ガス管を前記密閉作業用バック内から取り出し、
前記密閉作業用バック内で、前記一次側ガス管の前記キャップ部材が装着された部位を切除した後に、前記一次側ガス管の切断端部に前記ガス管端部処理部材を装着する点にある。
上記蛇腹状ガス管の端部処理工法の第4特徴構成によれば、密閉作業用バック内で、一次側ガス管の切断端部に上記キャップ部材を装着することで、一時的に、一次側ガス管の切断端部からガスが流出することを阻止することができる。更に、二次側ガス管の切断端部に上記キャップ部材を装着することで、二次側ガス管内に残留するガスがその切断端部から流出することも阻止することができる。そして、このようにガスの流出を阻止した状態で、密閉作業用バックから二次側ガス管を取り出すことで、その取り出し時の密閉作業用バックから大気へのガスの放出を抑制することができる。更に、密閉作業用バック内において、二次側ガス管が存在しない状態となるので、一次側ガス管の切断端部への装着等のための十分な作業スペースを確保することができる。
本発明に係る蛇腹状ガス管の端部処理工法の第5特徴構成は、上記何れかの特徴構成に加えて、前記一次側ガス管の前記ガス管端部処理部材が装着された切断端部を、前記密閉作業用バック内に収容し、
前記密閉作業用バック内で、前記一次側ガス管の前記ガス管端部処理部材が装着された部位を切除し、
前記密閉作業用バック内で、前記一次側ガス管と前記二次側ガス管とをメカニカル形管継手により接続して、前記ガス管によるガスの供給を再開する状態とする点にある。
上記蛇腹状ガス管の端部処理工法の第5特徴構成によれば、密閉作業用バック内で、一次側ガス管のガス管端部処理部材が装着された部位を切除して、その一次側ガス管と新たな二次側ガス管とをメカニカル形管継手により接続するという簡単な作業で、ガス管による敷地内へのガスの供給を再開する状態とすることができる。
本発明に係る蛇腹状ガス管の端部処理工法の第6特徴構成は、上記第5特徴構成に加えて、前記ガス管が、樹脂製のCD管内に挿入された金属製のフレキシブル管からなり、
前記一次側ガス管と前記二次側ガス管とをメカニカル形管継手により接続した後に、樹脂製で筒状の再接続部処理部材を、当該再接続部処理部材内に前記メカニカル形管継手による接続部を収容する形態で装着すると共に、樹脂製で筒状のカバー部材を、当該カバー部材の一端側を前記再接続部処理部材の開口端部に外嵌させ他端側を前記CD管に外嵌させる形態で前記再接続部処理部材の両端側の夫々に装着する点にある。
上記蛇腹状のガス管は、ステンレス鋼等の金属製のフレキシブル管で構成される場合には、そのガス管の腐食や破損等を防止するために、そのガス管を樹脂製のCD管内に挿入した形態で敷設されている場合がある。
そして、上記蛇腹状ガス管の端部処理工法の第6特徴構成によれば、ガス管端部処理部材が装着された部位が切除された一次側ガス管と新たな二次側ガス管とをメカニカル形管継手により接続してガス管による敷地内へのガスの供給を再開する場合には、上記一次側ガス管及び上記二次側ガス管の切断端部付近及びそれらを接続するメカニカル形管継手を、上記のように装着された再接続処理部材及びカバー部材により密閉して保護することができる。
上記目的を達成するための本発明に係る蛇腹状ガス管の端部処理構造は、樹脂製のCD管内に挿入された形態で敷設された金属製のフレキシブル管からなる蛇腹状のガス管の切断端部側に装着されて、前記ガス管によるガスの供給を停止するための蛇腹状ガス管の端部処理構造であって、その特徴構成は、一方側の接続部がプラグにより閉鎖され他方側の接続部が前記ガス管にメカニカル式に接続可能なメカニカル形管継手からなるガス管端部処理部材が、前記ガス管の切断端部に装着され、
樹脂製で有底筒状のCD管端部処理部材が、当該CD管端部処理部材内に前記ガス管端部処理部材が装着された前記ガス管の切断端部を収容する形態で装着され、
樹脂製で筒状のカバー部材が、当該カバー部材の一端側を前記CD管端部処理部材の開口端部に外嵌させ他端側を前記CD管に外嵌させる形態で前記CD管端部処理部材の開口端部側に装着されている点にある。
上記蛇腹状のガス管は、ステンレス鋼等の金属製のフレキシブル管で構成される場合には、そのガス管の腐食や破損等を防止するために、そのガス管を樹脂製のCD管内に挿入した形態で敷設されている場合がある。
そして、上記CD管に内挿された上記フレキシブル管からなるガス管の切断端部側に装着されて、そのガス管によるガスの供給を停止するための蛇腹状ガス管の端部処理構造において、上記プラグにより一方側が閉鎖されたメカニカル形管継手というように市販品で構成可能なガス管端部処理部材を、迅速にガス管の切断端部に装着して、ガス管の切断端部からのガスの流出を阻止することができる。更に、上記ガス管の切断端部付近及びそれに装着された上記ガス管端部処理部材を、上記のように装着されたCD管端部処理部材及びカバー部材により密閉して保護することができ、更に、上記ガス管の切断端部付近及びそれに装着された上記ガス管端部処理部材側への水や土等の侵入を防止することができるので、例えば、そのガス管を地中に埋設しておくことができる。
本発明に係る蛇腹状ガス管の端部処理工法(以下、「本処理工法」と呼ぶ。)及び蛇腹状ガス管の端部処理構造(以下、「本処理構造」と呼ぶ。)の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
尚、図1は、敷地内に引き込まれる蛇腹状のガス管1によるガスの供給状態を示す図、図2〜図8は、ガス管1を切断してガス管1によるガスの供給を停止する状態とするための本処理工法の作業流れを示す図、図9は、樹脂製のCD管3内に挿入された形態で敷設されたガス管1の切断端部側に装着されて、ガス管1によるガスの供給を停止するための本処理構造を示す概略断面図、図10は、本処理工法及び本処理構造で使用されるガス管端部処理部材20の分解図、図11は、ガスの供給を再開した状態を示す図である。
図1に示すように、ガス管1は、金属製(例えば、ステンレス鋼)の蛇腹状のフレキシブル管からなり、例えば道路等の公有地側の地中に埋設されたガス供給管5から敷地内のガスメータ8の一次側にガスを引き込むように敷設されている。
このガス管1は、そのガス管1の腐食や破損等を防止するために、樹脂製(例えば、ポリエチレン製)のCD管3内に挿入されていた形態で敷設されている。更に、ガス管1は、外表面に例えば塩化ビニル製の被覆2が施されている。
次に、本処理工法において、ガス管1を切断してガス管1によるガスの供給を停止する状態とする作業流れについて説明する。
かかる本処理工法では、先ず、図2に示すように、ガス管1の切断予定箇所を密閉作業用バック10内に収容する。
この密閉作業用バック10は、透明なビニル製で筒状のバックからなり、ガス管1が挿入されている開口の隙間を粘着テープなどで閉鎖して、内部のガスを大気に放出することを防止することができる。そして、作業者がその密閉作業用バック10を介して内部を視認しながら、その内部に手を挿入して、ガス管1に対して所定の作業を行うことができる。また、この密閉作業用バック10としては、一般的にノーブローバックと呼ばれるものを適宜利用することができる。
次に、図3に示すように、ガスメータ8の一次側に設けられた遮断弁7を閉状態としてガスの供給を遮断した状態で、密閉作業用バック10内で、ガス管1を切断予定箇所で切断して上流側の一次側ガス管1aと下流側の二次側ガス管1bとに分離する。
このとき、上記ガス管1の切断に先立って、CD管3や被覆2については、不要な部分を切除して適当な長さに調整しておく。
上記のようにガス管1を切断予定箇所で切断した後には、図4に示すように、密閉作業用バック10内で、一次側ガス管1aの切断端部と二次側ガス管1bの切断端部との夫々に、ガスの流出を仮止めする有底筒状のキャップ部材11を装着して、一時的にガス供給管5から供給されたガスの一次側ガス管1aの切断端部からの流出と、二次側ガス管1b内に残留するガスの二次側ガス管1bの切断端部からの流出とを阻止する。
そして、このように密閉作業用バック10内におけるガスの流出が阻止することで、密閉作業用バック10から大気へのガスの放出を抑制した状態で、密閉作業用バック10から二次側ガス管1bを取り出して、密閉作業用バック10の二次側ガス管1bが挿入されていた開口を粘着テープなどで閉鎖する。
次に、図5に示すように、密閉作業用バック10内で、一次側ガス管1aのキャップ部材11が装着された部位を切除した後に、図6に示すように、迅速に一次側ガス管1aの切断端部に、詳細については後述するガス管端部処理部材20を装着して、一次側ガス管1aの切断端部からのガスの流出を阻止する。
かかるガス管端部処理部材20は、図10にも示すように、一方側の接続部がプラグ23により閉鎖され他方側の接続部がガス管1にメカニカル式に接続可能なメカニカル形管継手21からなる。更に、メカニカル形管継手21の螺子接続部が雄螺子状であることから、プラグ23との間には、両端の螺子接続部が雌螺子状であるソケット22が介装されている。
尚、メカニカル形管継手21の螺子接続部が雌螺子状である場合には、このソケット22を省略することができる。
上記のように一次側ガス管1aの切断端部にガス管端部処理部材20を装着して、一次側ガス管1aの切断端部からのガスの流出が阻止された後に、図7及び図8に示すように、適宜密閉作業用バック10を撤去して、樹脂製で筒状のカバー部材25を、予め一次側ガス管1aを内挿するCD管3を挿入する形態でその基端側に取り付けておき、樹脂製で有底筒状のCD管端部処理部材26を、当該CD管端部処理部材26内に一次側ガス管1aの切断端部を収容する形態で装着すると共に、上記カバー部材25を、当該カバー部材25の一端側をCD管端部処理部材26の開口端部に外嵌させ他端側をCD管3に外嵌させる形態で装着する。
そして、上記のようにCD管端部処理部材26及びカバー部材25を装着することで、一次側ガス管1aの切断端部付近及びそれに装着されたガス管端部処理部材20を密閉して保護することができ、更に、一次側ガス管1aの切断端部付近及びそれに装着されたガス管端部処理部材20側への水や土等の侵入を防止することができる。
よって、このようにCD管端部処理部材26及びカバー部材25が装着された一次側ガス管1aは、適宜地中に埋設しておくことができる。
更に、防水性を一層向上する場合には、図8に示すように、カバー部材25を装着した後に、カバー部材25の両端部に、水の浸入を防止するための防水テープ30を巻き付けることが望ましい。
尚、上記のように、一次側ガス管1a等のガス管1の切断端部に装着されたガス管端部処理部材20と、ガス管の切断端部を収容する形態で装着されたCD管端部処理部材26と、CD管端部処理部材26の開口端部側に装着されたカバー部材25とにより、前記ガス管によるガスの供給を停止するための本処理構造が構成されており、以下、図9の断面図も参照して、この本処理構造について説明を追加する。
上記CD管端部処理部材26は、樹脂製(例えばポリエチレン製)の管部材27における一方側の開口端部を、同じく樹脂製(例えばポリエチレン製)のキャップ部材28を融着などにより接着することで閉鎖して、他端側の開口端部のみが開放された有底筒状に構成されている。
上記カバー部材25は、その一端側の開口部が、CD管3の外径と同寸法又は若干小さい寸法の内径を有することで、CD管3に外嵌し、その他端側の開口部が、CD管端部処理部材26の開口端部の外径と同寸法又は若干小さい寸法の内径を有することで、CD管端部処理部材26の開口端部に外嵌するように構成されている。
また、このカバー部材25は、軟質樹脂製(例えば軟質塩化ビニル製)の筒状であるので、CD管3及びCD管端部処理部材26の開口端部への外嵌作業が容易なものとなり、更に、それらの外嵌部を締まり嵌め状態として、外嵌部の隙間をできるだけ小さくし、内部への水等の侵入が良好に防止される。
更に、上記のような管端部処理工法により構成された本処理構造は、簡単な作業で、ガス管1による敷地内へのガスの供給を再開する状態とすることができる。
即ち、詳細な図示は省略するが、一次側ガス管1aのガス管端部処理部材20が装着された切断端部(図6を参照)を、密閉作業用バック10内に収容し、その密閉作業用バック10内で、一次側ガス管1aのガス管端部処理部材が装着された部位を切除する。
そして、密閉作業用バック10内で、図11に示すように、一次側ガス管1aと新たな二次側ガス管1bとをメカニカル形管継手40により接続し、遮断弁7を開状態として、ガス管1によるガスの供給を再開する状態とすることができる。
更に、一次側ガス管1aと二次側ガス管1bとをメカニカル形管継手40により接続した後に、樹脂製(例えばポリエチレン製)で筒状の再接続部処理部材32(上述した管部材27を再利用しても構わない。)を、当該再接続部処理部材32内にメカニカル形管継手40による接続部を収容する形態で装着すると共に、軟質樹脂製(例えば軟質塩化ビニル製)で筒状のカバー部材31(上述したカバー部材25を再利用しても構わない。)を、当該カバー部材31の一端側を再接続部処理部材32の開口端部に外嵌させ他端側をCD管3に外嵌させる形態で再接続部処理部材32の両端側の夫々に装着することで、上記一次側ガス管1a及び上記二次側ガス管1bの切断端部付近及びそれらを接続するメカニカル形管継手40を密閉して保護することができる。
更に、防水性を一層向上する場合には、カバー部材31を装着した後に、カバー部材31の両端部に、水の浸入を防止するための防水テープ30を巻き付けることが望ましい。
(別実施形態)
(1)上記の実施の形態では、ガス管1が、樹脂製のCD管3内に挿入された金属製のフレキシブル管からなる場合に、CD管端部処理部材26及びカバー部材25を装着して、ガス管端部処理部材20を密閉して保護したが、保護する必要がない場合などにおいて、それらCD管端部処理部材26及びカバー部材25を装着しなくても構わない。
(2)上記の実施の形態では、カバー部材25、31を装着した後に、カバー部材25,31の両端部25に防水テープ30を巻き付けて、カバー部材25,31の外嵌部の隙間を埋めたが、コーキングなどの別の手段により隙間を埋めても構わない。また、隙間を埋める必要がない場合には、防水テープ30の巻き付け等を省略しても構わない。
(3)上記の実施の形態では、ガス管1を切断した後に、一次側ガス管1aの切断端部と二次側ガス管1bの切断端部との夫々に、キャップ部材11を装着したが、別に、キャップ部材11の装着を省略して、直ぐに、一次側ガス管1aにガス管端部処理部材20を装着しても構わない。
本発明は、蛇腹状のガス管に対して施工し、煩雑な作業を必要とせずにガスの供給を停止する状態とするための蛇腹状ガス管の端部処理工法及び蛇腹状ガス管の端部処理構造として利用可能である。
蛇腹状のガス管によるガスの供給状態を示す図 蛇腹状ガス管の端部処理工法の作業流れを示す図 蛇腹状ガス管の端部処理工法の作業流れを示す図 蛇腹状ガス管の端部処理工法の作業流れを示す図 蛇腹状ガス管の端部処理工法の作業流れを示す図 蛇腹状ガス管の端部処理工法の作業流れを示す図 蛇腹状ガス管の端部処理工法の作業流れを示す図 蛇腹状ガス管の端部処理工法の作業流れを示す図 蛇腹状ガス管の端部処理構造を示す概略断面図 ガス管端部処理部材の分解図 ガスの供給を再開した状態を示す図
符号の説明
1:ガス管
1a:一次側ガス管
1b:二次側ガス管
3:CD管
10:密閉作業用バック
11:キャップ部材
20:ガス管端部処理部材
21:メカニカル形管継手
23:プラグ
25:カバー部材
26:CD管端部処理部材
30:防水テープ
31:カバー部材
32:再接続部処理部材
40:メカニカル形管継手

Claims (7)

  1. 蛇腹状のガス管を切断して形成される蛇腹状ガス管の端部処理工法であって、
    前記ガス管の切断予定箇所を密閉作業用バック内に収容し、
    前記密閉作業用バック内で、前記ガス管を前記切断予定箇所で切断して上流側の一次側ガス管と下流側の二次側ガス管とに分離し、
    前記密閉作業用バック内で、一方側の接続部がプラグにより閉鎖され他方側の接続部が前記ガス管にメカニカル式に接続可能なメカニカル形管継手からなるガス管端部処理部材を、前記一次側ガス管の切断端部に装着する蛇腹状ガス管の端部処理工法。
  2. 前記ガス管が、樹脂製のCD管内に挿入された金属製のフレキシブル管からなり、
    前記一次側ガス管の切断端部に前記ガス管端部処理部材を装着した後に、樹脂製で有底筒状のCD管端部処理部材を、当該CD管端部処理部材内に前記一次側ガス管の切断端部を収容する形態で装着すると共に、樹脂製で筒状のカバー部材を、当該カバー部材の一端側を前記CD管端部処理部材の開口端部に外嵌させ他端側を前記CD管に外嵌させる形態で装着する請求項1に記載の蛇腹状ガス管の端部処理工法。
  3. 前記カバー部材を装着した後に、前記カバー部材の両端部に、水の浸入を防止するための防水テープを巻き付ける請求項2に記載の蛇腹状ガス管の端部処理工法。
  4. 前記ガス管を前記切断予定箇所で切断した後に、前記密閉作業用バック内で、前記一次側ガス管の切断端部と前記二次側ガス管の切断端部との夫々に、ガスの流出を仮止めするキャップ部材を装着すると共に、前記二次側ガス管を前記密閉作業用バック内から取り出し、
    前記密閉作業用バック内で、前記一次側ガス管の前記キャップ部材が装着された部位を切除した後に、前記一次側ガス管の切断端部に前記ガス管端部処理部材を装着する請求項1〜3の何れか一項に記載の蛇腹状ガス管の端部処理工法。
  5. 前記一次側ガス管の前記ガス管端部処理部材が装着された切断端部を、前記密閉作業用バック内に収容し、
    前記密閉作業用バック内で、前記一次側ガス管の前記ガス管端部処理部材が装着された部位を切除し、
    前記密閉作業用バック内で、前記一次側ガス管と前記二次側ガス管とをメカニカル形管継手により接続して、前記ガス管によるガスの供給を再開する状態とする請求項1〜4の何れか一項に記載の蛇腹状ガス管の端部処理工法。
  6. 前記ガス管が、樹脂製のCD管内に挿入された金属製のフレキシブル管からなり、
    前記一次側ガス管と前記二次側ガス管とをメカニカル形管継手により接続した後に、樹脂製で筒状の再接続部処理部材を、当該再接続部処理部材内に前記メカニカル形管継手による接続部を収容する形態で装着すると共に、樹脂製で筒状のカバー部材を、当該カバー部材の一端側を前記再接続部処理部材の開口端部に外嵌させ他端側を前記CD管に外嵌させる形態で前記再接続部処理部材の両端側の夫々に装着する請求項5に記載の蛇腹状ガス管の端部処理工法。
  7. 樹脂製のCD管内に挿入された形態で敷設された金属製のフレキシブル管からなる蛇腹状のガス管の切断端部側に装着されて、前記ガス管によるガスの供給を停止するための蛇腹状ガス管の端部処理構造であって、
    一方側の接続部がプラグにより閉鎖され他方側の接続部が前記ガス管にメカニカル式に接続可能なメカニカル形管継手からなるガス管端部処理部材が、前記ガス管の切断端部に装着され、
    樹脂製で有底筒状のCD管端部処理部材が、当該CD管端部処理部材内に前記ガス管端部処理部材が装着された前記ガス管の切断端部を収容する形態で装着され、
    樹脂製で筒状のカバー部材が、当該カバー部材の一端側を前記CD管端部処理部材の開口端部に外嵌させ他端側を前記CD管に外嵌させる形態で前記CD管端部処理部材の開口端部側に装着されている蛇腹状ガス管の端部処理構造。
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