JP2006194045A - 錠のデットボルトの錠受け構造 - Google Patents
錠のデットボルトの錠受け構造 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】
ラッチボルトの無い本締り錠で、施錠時に扉が微風や振動で振れ、デットボルトが錠受けの受け穴内で振れてカタカタと鳴る。このデットボルトが受け穴内で振れるのを防止し、不快感を無くす事が課題である。
【解決手段】
錠機能に影響を与えないようにするため、錠受けの構造で対処した。
錠受け内に受けバネを設け、施錠した錠のデットボルトを扉の閉扉側や開扉側、あるいは錠受けの中央に受けバネで押し止める事で、扉の振動を防止した。
バネを使って押し止める事で、合鍵による施解錠操作もバネの強さを超えて重くなる事は無く、安全に使用できる錠受けを実現した。
【選択図】図2
ラッチボルトの無い本締り錠で、施錠時に扉が微風や振動で振れ、デットボルトが錠受けの受け穴内で振れてカタカタと鳴る。このデットボルトが受け穴内で振れるのを防止し、不快感を無くす事が課題である。
【解決手段】
錠機能に影響を与えないようにするため、錠受けの構造で対処した。
錠受け内に受けバネを設け、施錠した錠のデットボルトを扉の閉扉側や開扉側、あるいは錠受けの中央に受けバネで押し止める事で、扉の振動を防止した。
バネを使って押し止める事で、合鍵による施解錠操作もバネの強さを超えて重くなる事は無く、安全に使用できる錠受けを実現した。
【選択図】図2
Description
錠のデットボルトが、錠受け穴の中で振れるのを防止する技術に関する。
錠のデットボルトが錠受け穴の中で振れる事の無い錠にグレモン錠がある。
これは扉を閉扉側にデットボルトによって圧力を加えて締め付けるものである。
そのために大型のハンドルを回してデットボルトを出し入れする。
これは扉を閉扉側にデットボルトによって圧力を加えて締め付けるものである。
そのために大型のハンドルを回してデットボルトを出し入れする。
従来技術として、下記特許文献に示すように、デットボルトとラッチボルトに背面テーバーを持つ錠がある。これはデットボルトやラッチボルトの背面にテーパーを設ける事で、突き出したデットボルトやラッチボルトの背面部分で錠受けを押し、デットボルトやラッチボルトが錠受けの受け穴の中で振れるのを防止するものである。
この錠は背面にテーパー角度を設けた為に扉を閉じる方向にデットボルトやラッチボルトが扉を押して振れを止めるが、扉を開ける側に扉を押す事は無い。また、扉を受け穴中央に留める働きは無い。
特開2004−044098
この錠は背面にテーパー角度を設けた為に扉を閉じる方向にデットボルトやラッチボルトが扉を押して振れを止めるが、扉を開ける側に扉を押す事は無い。また、扉を受け穴中央に留める働きは無い。
このような錠受けが必要とされる場面を説明する。
店舗サッシ等の出入り口扉として、図7で示した框扉で両開き自由開きの扉が多く使われる。
この扉には押し板や押し棒を取手として取り付け、錠は取手のない本締り錠を取り付ける。
この扉を施錠しようとすると扉は前後に動き、デットボルト位置と錠受けの受け穴位置を合わせ難い。その為に受け穴寸法はデットボルト寸法より大き目にしないと施錠し難い。受け穴寸法がデットボルト寸法と同じであればデットボルトが受け穴内で振れる事は無いが、受け穴寸法が大きい分デットボルトの遊びとなり、デットボルトが扉の開閉方向に振れる事となる。
店舗サッシ等の出入り口扉として、図7で示した框扉で両開き自由開きの扉が多く使われる。
この扉には押し板や押し棒を取手として取り付け、錠は取手のない本締り錠を取り付ける。
この扉を施錠しようとすると扉は前後に動き、デットボルト位置と錠受けの受け穴位置を合わせ難い。その為に受け穴寸法はデットボルト寸法より大き目にしないと施錠し難い。受け穴寸法がデットボルト寸法と同じであればデットボルトが受け穴内で振れる事は無いが、受け穴寸法が大きい分デットボルトの遊びとなり、デットボルトが扉の開閉方向に振れる事となる。
子扉の戸先上下を固定するフランス落しの軸と受け穴間の遊びも加わって、扉の振れはさらに大きくなる。
このような框扉は建物の外周に使われる事が多く、扉はその振れの為に小さな風や振動によってカタカタと鳴り、不快感を与える。
そこで、この扉の振れを無くす必要がある。
このような框扉は建物の外周に使われる事が多く、扉はその振れの為に小さな風や振動によってカタカタと鳴り、不快感を与える。
そこで、この扉の振れを無くす必要がある。
図5、6で示した一般的な片開き扉でも同様である。
ラッチボルトのある錠では振れによる音はラッチボルトと錠受け間で出る事が多い。
その問題の解決は特開2004−44098(特願2002−199530)で解決する。
しかしラッチボルトのないデットボルトのみの本締り錠では、特開2004−44098のデットボルト背面にテーパーをつけたものでは不十分である。
ラッチボルトのある錠では振れによる音はラッチボルトと錠受け間で出る事が多い。
その問題の解決は特開2004−44098(特願2002−199530)で解決する。
しかしラッチボルトのないデットボルトのみの本締り錠では、特開2004−44098のデットボルト背面にテーパーをつけたものでは不十分である。
なぜなら、背面にテーパーを設けたものでは扉の閉扉側に扉を締め付ける事ができるが、時には重くて合鍵を回せなくなるからである。
また、図7のような自由開き扉ではデットボルトを受け穴の中央に止められないからである。
また、図7のような自由開き扉ではデットボルトを受け穴の中央に止められないからである。
以上から、扉を閉扉側、開扉側のどちらにも押し止めて扉の振れを無くす事、扉を閉扉位置中央にも押し止めて扉の振れを無くす事、施錠や解錠にあたり、合鍵操作に要する力が一定限度を超えない事、及び錠機能に影響を与えないように錠受けで対処する事が課題となる。
錠受け(2)の受け穴(3)内であるトロカバー(9)内に受けバネ(10)を設け、受け穴に入ったデットボルト(7)を受けバネで押す方法とした。
請求項1において、「受け穴内又はトロカバー内」と表現したのは、錠の種類によってトロカバーを持たない錠があるからである。受けバネは錠受けかトロカバーのいずれに取り付けても良い。
請求項1において、「受け穴内又はトロカバー内」と表現したのは、錠の種類によってトロカバーを持たない錠があるからである。受けバネは錠受けかトロカバーのいずれに取り付けても良い。
図2が受けバネ(10)によって受け穴に入ったデットボルト(7)を閉扉側に押し、扉の振れを防止する事を示す。
図3が受けバネ(10)によって受け穴に入ったデットボルト(7)を開扉側に押し、扉の触れを防止する事を示す。
図4が受けバネ(10)によって受け穴に入ったデットボルト(7)を受け穴の中央に留め、扉の振れを防止する事を示す。
図3が受けバネ(10)によって受け穴に入ったデットボルト(7)を開扉側に押し、扉の触れを防止する事を示す。
図4が受けバネ(10)によって受け穴に入ったデットボルト(7)を受け穴の中央に留め、扉の振れを防止する事を示す。
受けバネを使った理由は、合鍵操作時の重さを一定以内にする為である。
扉を押す力の強さはバネの強さの範囲となり、錠を施錠や解錠する時の合鍵操作の重さもバネの強さの重さとなるが、バネの強さを超える重さとなる事は無い。
もっとも、この錠受け構造にも限界がある。なぜなら、バネの強さを超える風圧等では振動を防止できないからである。
これに対処するためには、強いバネを使用すればよいが、強いバネを使用すると錠の施解錠操作が重くなる。強いバネを使って扉を押しても錠の施解錠操作が軽くできるようにするためには、デットボルトの先端の受けバネ側にR面(13)を設けたり、テーパーを設けたりする等の工夫を凝らせばよい。
また、図3で示したように、受けバネ(10)でローラー(4)の付いた押し棒(11)を押し、ローラーでデットボルトを押すようにすることも一策である。
扉を押す力の強さはバネの強さの範囲となり、錠を施錠や解錠する時の合鍵操作の重さもバネの強さの重さとなるが、バネの強さを超える重さとなる事は無い。
もっとも、この錠受け構造にも限界がある。なぜなら、バネの強さを超える風圧等では振動を防止できないからである。
これに対処するためには、強いバネを使用すればよいが、強いバネを使用すると錠の施解錠操作が重くなる。強いバネを使って扉を押しても錠の施解錠操作が軽くできるようにするためには、デットボルトの先端の受けバネ側にR面(13)を設けたり、テーパーを設けたりする等の工夫を凝らせばよい。
また、図3で示したように、受けバネ(10)でローラー(4)の付いた押し棒(11)を押し、ローラーでデットボルトを押すようにすることも一策である。
錠受けに本願発明の錠受け構造を使用する事で錠機能に影響を与える事無く、扉を閉扉側や開扉側又は中央に押し止め、扉の振れを防止できる。
扉を押し止める手段としてバネを使った事で、扉を押す力はバネの強さの範囲となるが、施解錠する時の合鍵操作の重さもバネの強さを超える事は無い。
扉を押し止める手段としてバネを使った事で、扉を押す力はバネの強さの範囲となるが、施解錠する時の合鍵操作の重さもバネの強さを超える事は無い。
図7のような自由開き扉には、図4のようにデットボルトを錠受けの受け穴中央に留める錠受けを
使用する。
一般の開き扉では、図2のように扉を閉扉側に押し止める錠受けを使用する。
図3のような扉を開扉側に押し止める錠受けは、ラッチボルトを持つ錠の錠受けとして使用する。
なぜなら、扉の振れをラッチボルトの背面が押さえているのを助ける事で、ラッチボルトと協力して扉の振れを防止しうるからである。
使用する。
一般の開き扉では、図2のように扉を閉扉側に押し止める錠受けを使用する。
図3のような扉を開扉側に押し止める錠受けは、ラッチボルトを持つ錠の錠受けとして使用する。
なぜなら、扉の振れをラッチボルトの背面が押さえているのを助ける事で、ラッチボルトと協力して扉の振れを防止しうるからである。
1 枠
2 錠受け
3 受け穴
4 ローラー
5 扉
6 錠フロント
7 デットボルト
8 シリンダー
9 トロカバー
10 受けバネ
11 押し棒
12 錠ケース
13 R面
21 錠受け
22 トロカバー
23 受け穴
24 振れ幅
31 枠
32 フロアヒンジ軸
33 子扉
34 親扉
35 開閉方向
36 錠フロント
37 錠ケース
38 錠受け
39 デットボルト
40 フランス落し
2 錠受け
3 受け穴
4 ローラー
5 扉
6 錠フロント
7 デットボルト
8 シリンダー
9 トロカバー
10 受けバネ
11 押し棒
12 錠ケース
13 R面
21 錠受け
22 トロカバー
23 受け穴
24 振れ幅
31 枠
32 フロアヒンジ軸
33 子扉
34 親扉
35 開閉方向
36 錠フロント
37 錠ケース
38 錠受け
39 デットボルト
40 フランス落し
Claims (1)
- 錠のデットボルト(7)を受け入れる錠受け(2)の受け穴(3)内又はトロカバー(9)内に、デットボルトを扉の閉扉側、開扉側又は受け穴中央に押し止める受バネ(10)を設けたデットボルトの錠受け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005009354A JP2006194045A (ja) | 2005-01-17 | 2005-01-17 | 錠のデットボルトの錠受け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005009354A JP2006194045A (ja) | 2005-01-17 | 2005-01-17 | 錠のデットボルトの錠受け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006194045A true JP2006194045A (ja) | 2006-07-27 |
Family
ID=36800340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005009354A Pending JP2006194045A (ja) | 2005-01-17 | 2005-01-17 | 錠のデットボルトの錠受け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006194045A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011157763A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Ntt Facilities Inc | 扉の解錠装置 |
-
2005
- 2005-01-17 JP JP2005009354A patent/JP2006194045A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011157763A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Ntt Facilities Inc | 扉の解錠装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Effective date: 20070112 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071009 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071121 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20080304 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |