JP2006193925A - 本締り錠 - Google Patents

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Abstract

【課題】デッドボルトを通じての不正解錠を防止する本締り錠において、本締り錠の小型化および駆動体の小型・軽量化を図る。
【解決手段】本締り錠30は、施錠および解錠操作に応じて回動するカム37により駆動されて施錠状態および解錠状態となる位置に移動するデッドボルト50を備える。カム37を回動自在に支持する支持部40には、施錠状態のデッドボルト50に加えられる解錠方向の外力がデッドボルト50を通じてカム37に作用したときに、カム37の肩部37cに当接することにより外力を受け止める補強部42b1が設けられる。補強部42b1が外力によるカム37の変形を防止または抑制することで、解錠方向へのデッドボルト50の移動がカム37のみにより阻止される。
【選択図】図2

Description

本発明は、建物等の扉等に使用される錠装置に関し、より詳細には、デッドボルトを備える本締り錠に関する。
図19〜図22を参照して、本締り錠02と空錠03とを組合わせた従来の錠装置01の一例を説明する。
図19を参照すると、本締り錠02は、シリンダハブ04aと一体に回動するカムプレート04bの回動により、デッドボルト05がフロント06に対して突出および退入して施錠および解錠するようになっている。また空錠03は、レバーハブ07の回動によりラッチヘッド08がフロント06に対して突出および退入するようになっている。これらの機構は、フロント06に取付けられた左右一対の側方部材011 によって支持されている。
図19に示される施錠時には、デッドボルト05がフロント06から突出している。この時、デッドボルト05のロックピン014 とカムプレート04bの先端部とが当接しており、また、ロックレバー軸021 によって回動自在に支持されたロックレバー020 が、図示しないロックレバーバネにより時計方向に付勢されて挑ね上って、デッドボルト05に植え込まれた止めピン017 を係止するようになっている。
図19に示された状態でシリンダハブ04aを解錠方向(反時計方向)に回すと、カムプレート04bも一体に回動する。そうすると、まず図20に示されるように、カムプレート04bに固着された押さえピン04cによって、デッドボルト05内を上下に摺動自在なランナー018 がバネ019 と図示しないロックレバーバネの力に抗して押下げられ、ロックレバー020 を反時計方向に回動させる。次いでデッドボルト05のロックピン015 がカムプレート04bの側縁部により後方(図の右方)へ押され、デッドボルト05に固定されたガイドピン016 と側方部材011 に穿設されたガイド長孔011aにガイドされて、デッドボルト05が後退する。シリンダハブ04a、カムプレート04bの回動を更に続けると、図21に示されるように、デッドボルト05は完全にフロント06、側方部材011 内に退入し、本締り錠02は解錠される。この時、前記ロックレバーバネにより時計方向に付勢されているロックレバー020 は、止めピン017 の前部へ再び挑ね上がっている。
次に図21に示される状態でシリンダハブ04a、カムプレート04bを施錠方向(時計方向)に回すと、まずカムプレート04bに固着された押さえピン04cにより、ランナ018 がバネ019 の力に抗して押し下げられ、次いでロックピン014 がカムプレート04bの側縁部により前方(図の左方)へ押されて、デッドボルト05が前進する。そうすると、ロックレバー020 は、前記ロックレバーバネの力に抗して、止めピン017 により押し下げられ、更に図20に示されるように、ランナー018 により押し下げられる。シリンダハブ04a、カムプレート04bの回動を更に続けると、ロックピン014 はカムプレート04bの先端部で押されるようになり、デッドボルト05は更に前進して、図19に示される施錠状態に戻る。この時ロックレバー020 は止めピン017 の後方で挑ね上がっている。
次に図21に示された状態で空錠03のレバーハブ07を係合解除方向(時計方向)に回すと、図22に示されるように、レバーハブバネ022 とラッチバネ023 が圧縮され、ラッチボディ024 が後方(図の右方)へ移動して、ラッチヘッド08が退入し、扉の係止が解除されて、扉を開くことができる。レバーハブ07に働く外力を取去ると、レバーハブバネ022 とラッチバネ023 の力により、レバーハブ07は係合方向(反時計方向)に回動し、ラッチボディ024 、ラッチヘッド08が前進する。この時、扉が閉じていれば係止状態になる。また扉が開いていて、ラッチヘッド08が突出している状態から、そのまま扉を閉じると、ラッチヘッド08の先端部側面が傾斜しているから、ラッチヘッド08、ラッチボディ024 がラッチバネ023 の力に抗して退入し、扉が閉じた後、ラッチヘッド08がラッチバネ023 の力で再び突出し、扉は係止状態になる。
前記従来の錠装置01において、不正解錠をすべく、施錠状態にあるデッドボルト05の先端に解錠方向の外力が加えられた場合、デッドボルト05の解錠方向への移動は、カムプレート04bおよびロックレバー020 により阻止される。しかしながら、デッドボルトを挟んでカムプレート04bおよびロックレバー020 が別個の位置に設けられるために、本締り錠が大型化する難点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、請求項1〜6記載の発明は、デッドボルトを通じての不正解錠を防止する本締り錠において、本締り錠の小型化および駆動体の小型・軽量化を図ることを目的とする。そして、請求項6記載の発明は、さらに、駆動体を通じての不正解錠の防止効果を向上させることを目的とする。
請求項1記載の発明は、施錠および解錠操作に応じて回動する駆動体と、前記駆動体を回動自在に支持する支持部と、回動する前記駆動体により駆動されて施錠状態および解錠状態となる位置に移動するデッドボルトとを備える本締り錠において、施錠状態の前記デッドボルトに加えられる解錠方向の外力が前記デッドボルトを通じて前記駆動体に作用したときに、前記駆動体と当接することにより前記外力を受け止める補強部を備え、前記補強部が前記外力による前記駆動体の変形を防止または抑制することで、解錠方向への前記デッドボルトの移動が前記駆動体により阻止される本締り錠である。
これによれば、施錠状態のデッドボルトに解錠方向への外力が加えられたとき、デッドボルトの解錠方向への移動を補強部により補強された駆動体のみで阻止することが可能になり、デッドボルトに当接してその移動を阻止する専用の部材を別途設ける必要がない。しかも、補強部は、駆動体とは別体の部材であることから、駆動体の剛性を高めて前記外力による駆動体の変形を防止または抑制する場合とは異なり、駆動体自体が大型化することがない。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の本締り錠において、前記補強部は前記支持部に設けられるものである。
これによれば、補強部は駆動体を回動自在に支持する支持部の一部として構成される。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の本締り錠において、前記駆動体は、錠シリンダおよびサムターンによる施錠および解錠操作に応じて回動し、前記支持部は、前記錠シリンダおよび前記サムターンにより左右方向から挟持され、前記補強部は、左右方向で前記錠シリンダまたは前記サムターンと接触することにより、前記外力による前記補強部の変形が防止または抑制されるものである。
これによれば、支持部が錠シリンダおよびサムターンにより締め付けられることにより、補強部を通じて作用する前記外力による補強部以外の支持部の変形が防止または抑制され、さらに、補強部自体も、錠シリンダまたはサムターンによりその変形が防止または抑制される。
そして請求項4記載の発明は、請求項1または請求項2記載の本締り錠において、前記デッドボルトは前記駆動体のカムにより駆動され、前記デッドボルトを施錠位置に保持する前記カムは、前記外力が作用したときに前記補強部と当接する肩部を有するものである。
これによれば、カムの肩部が補強部と当接することにより、デッドボルトを通じてカムに作用する前記外力でカムが変形することが防止または抑制される。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の本締り錠において、前記肩部は左右方向で前記カムの両側に設けられ、前記カムは、各前記肩部に対して径方向内方に前記肩部よりも厚みが小さい薄肉部を有し、前記補強部は、各前記肩部と前記薄肉部とで形成される左右1対の嵌合空間に嵌合する1対の補強部であり、各前記補強部に対して前記肩部および前記薄肉部が摺動するものである。
これによれば、薄肉部が左右方向で両側にある1対の補強部により、前記外力で薄肉部が変形して座屈することが一層確実に防止されるうえ、カムに薄肉部が設けられることでカムを軽量化することができる。
請求項6記載の発明は、請求項2記載の本締り錠において、前記駆動体、前記支持部および前記デッドボルトを収容する錠ケースを備え、前記駆動体は前記支持部に設けられる収容孔に収容されるものである。
これによれば、錠ケース内に収容された駆動体は、錠ケース内で、支持体に設けられた収容孔に収容される。
請求項1記載の発明によれば、駆動体のみで施錠状態にあるデッドボルトが解錠方向に移動することが防止されるので、本締り錠が小型化される。さらに、駆動体とは別体の補強部を利用することにより、駆動体自体を小型・軽量化できるので、この点でも本締り錠を小型化することができるうえ、施錠および解錠操作が軽快になる。
請求項2記載の発明によれば、支持部の一部を補強部として利用するので、駆動体の近傍に配置される支持部および補強部の構造が簡単になる。
請求項3記載の発明によれば、錠シリンダおよびサムターンを利用することで、前記外力による補強部をはじめとする支持部の変形が防止または抑制されるので、支持部、ひいては本締り錠を小型化することができる。
請求項4記載の発明によれば、デッドボルトに当接するカムが補強部により補強されるので、前記外力による変形を防止すべくカム以外の部分の剛性を高める必要がないので、駆動体を小型化することができる。
請求項5記載の発明によれば、1対の補強部が設けられるので、カムが座屈することが一層確実に防止され、しかも薄肉部が設けられるので、カム、ひいては駆動体を軽量化することができる。
請求項6記載の発明によれば、駆動体は、錠ケースおよび支持体に収容されるので、錠ケースの外部からの駆動体を通じてのカム送り解錠などの不正解錠の防止効果が向上する。
以下、本発明の実施形態を図1ないし図18を参照して説明する。
図1、図2を参照すると、本発明が適用された本締り錠30は、建物の扉2に使用される錠装置1に備えられる。錠装置1は、第1の錠としての本締り錠30と、第2の錠としての空錠60と、本締り錠30および空錠60を収容して保護する保護部材としての保護ケース20と、本締り錠30、空錠60および保護ケース20が取り付けられるフロント25と、を備える。
本締り錠30および空錠60を左右方向、上下方向および後方から覆う保護ケース20は、分割構造を有し、この実施形態では左右に2分割された1対の保護ケース部分21,22からなる。それゆえ、両保護ケース部分21,22は、少なくとも本締り錠30および空錠60の左右方向での側方に配置される。
なお、明細書または特許請求の範囲において、前後方向、左右方向および上下方向は、フロント25の正面を前面26dとしたときの前後方向、前面26dから見て後述する駆動体35の回動軸線L1に平行な左右方向、および前後方向と左右方向に直交する上下方向である。さらに、径方向は、駆動体35の回動軸線L1を中心とする方向である。また、左方および右方は、左右方向での一方向または他方向であり、上方および下方は、上下方向での一方向または他方向である。
各保護ケース部分21,22は、例えば冷間圧延鋼により形成され、表面硬化処理としての浸炭が施されることにより、例えば700Hvの表面硬度を有し、ドリルなどによる破壊を困難とするような高硬度を有する部材である。
図3〜図6を参照すると、左右の保護ケース部分21,22には、本締り錠30を施錠および解錠操作するためのサムターン16および錠シリンダ15がそれぞれ挿入される開口21a,22aが設けられ、さらに空錠60を係合解除操作するための係合解除用操作部材としてのレバーハンドル17が挿入される開口21b,22bが設けられる。また、各保護ケース部分21,22は、孔21c,22cに挿通されるネジB1(図1,図2参照)により後述する錠ケース31および錠ケース61に取り付けられる。なお、係合解除用操作部材は、ノブ、プッシュプルハンドルまたはサムラッチハンドルなど、レバーハンドル17以外の部材であってもよい。
図1,図2,図6を参照すると、板状のフロント25は、引き抜き加工により形成され、後述するデッドボルト50が施錠および解錠操作に応じて、およびラッチボルト70が係合および係合解除操作に応じてそれぞれ挿通可能な開口26a,26bが設けられた本体26と、本体26の左右の側縁に沿って上下方向に延びると共に後方に向かって突出する1対の取付部27,28とを有する。フロント25は、本体26の孔26cに挿通されるネジにより扉2に取り付けられ、各取付部27,28には、本締り錠30、空錠60および保護ケース20が取り付けられる。
箱錠である本締り錠30は、各取付部27,28に固定手段としてのネジB2により取り付けられる左右1対の錠ケース部分32,33からなる錠ケース31と、サムターン16および錠シリンダ15による施錠および解錠操作に応じて回動軸線L1を中心に回動する駆動体35と、駆動体35を回動自在に支持する支持部40と、駆動体35により駆動されて、フロント25の前面26dから突出している施錠状態および前面26dから後退している解錠状態となる位置に移動するデッドボルト50と、デッドボルト50を、開口26aを貫通してフロント25の前面26dに対して前後方向で最も突出した位置である施錠位置と開口26aから錠ケース31内に渡って前面26dに対して前後方向で最も後退した位置である解錠位置とに保持する保持部材55とを備える。
併せて図7,図8を参照すると、左錠ケース部分32には、左右方向で開口21a(図3も参照)と整合する位置にサムターン16の筒状の外ケース16aが挿入される開口32aが設けられ、右錠ケース部分33には、左右方向で開口22a(図4も参照)と整合する位置に錠シリンダ15の外筒15aが挿入される開口33aが設けられる。両錠ケース部分32,33は、各錠ケース部分32,33の嵌合孔32b,33bに嵌合する複数の板状のスペーサS1,S2と、複数の円柱状のスペーサS3〜S5とにより左右方向での間隔が規定された状態で一体に結合される。このとき、右錠ケース部分33には、左錠ケース部分32の嵌合孔32cに嵌合した後にカシメられて結合されるスペーサS3〜S5のネジ孔S3a〜S5aにねじ込まれるネジが挿通する孔33cが設けられる。また、各錠ケース部分32,33には、後述する中ケース部分42,43およびスペーサ44のの凸部42e,43e,44e;42f,43f,44fが嵌り込む凹部32d,33d;32e,33eと、後述するロックピン52の両端部52a,52bがそれぞれ摺動自在に嵌合する案内孔32f,33fからなる案内部が設けられる。
図2,図5,図6,図9を参照すると、駆動体35は、錠シリンダ15において外筒15aに回動自在に支持されて鍵が挿入される内筒15bおよびサムターン16において外ケース16aに回動自在に支持されて摘み部16cと一体の軸部16bが回動方向で係合する円筒状のハブ36と、ハブ36から径方向外方に延びてハブ36と一体に回動するアーム状のカム37とを有する。ハブ36に一体成形されたカム37は、デッドボルト50と当接する当接部としての先端部37aと、左右方向でカム37の両側に設けられるとともに径方向で先端部37aとハブ36との間に設けられる左右1対の肩部37b,37cと、各肩部37b,37cよりも径方向内方であって各肩部37b,37cとハブ36との間に設けられる薄肉部37eとを有する。このため、カム37の厚み(左右方向での幅である。)は径方向で段階的に変化し、先端部37aの厚みは肩部37b,37cの厚み以上であり、薄肉部37eの厚みは肩部37b,37cの厚みよりも小さい。そして、薄肉部37eはカム37において最も厚みが小さい部分である。
先端部37aは、カム37が施錠方向(図2において時計方向)に回動するとき、ロックピン52に当接して、デッドボルト50を解錠位置から施錠位置まで施錠方向(図2に示される方向)に移動するように駆動し、カム37が解錠方向(図2において反時計方向)に回動するとき、後述する後端部51aに当接してデッドボルト50を施錠位置から解錠位置まで解錠方向(図2に示される方向)に移動するように駆動する。また、各肩部37b,37cと薄肉部37eとで、後述する1対の補強部42b1,43b1がそれぞれ嵌合する左右1対の嵌合空間38,39が形成される。一方、ハブ36の外周には、薄肉部37eと同じ厚みのフランジ36aが薄肉部37eに連なって回動方向に連続して設けられる。この実施形態において、駆動体35は、回動軸線L1と直交する平面を対称面として有する形状に形成されている。
図2,図5,図6,図10〜図12を参照すると、駆動体35を回動自在に支持すると共に左右方向での駆動体35の移動を規制する支持部40は、各錠ケース部分32,33に一体に取り付けられて設けられるとともにハブ36が摺動自在に嵌合する嵌合孔42a,43aが設けられた左右1対の中ケース部分42,43からなる中ケース41と、中ケース41に摺動自在に嵌合する駆動体35が回動自在となるように左右方向での両中ケース部分42,43の間隔を規定する間隔規定部としての1対のスペーサ44とから構成される。
板状の各中ケース部分42,43には、1対の補強部42b1,43b1と、後述するネジB3が挿入される孔または切欠きからなる1対の挿入部42c,43cが設けられ、さらに、前縁に屈折部42d,43d、上縁に凸部42e,43e、後縁に凸部42f,43f、上部に凹部42h,43hおよび下部に凹部42k,43kが、いずれも位置決め部として設けられる。円孔からなる嵌合孔42a,43aは、それら挿入部42c,43cに挟まれる位置であって挿入部42c,43cに隣接している。そして、両嵌合孔42a,43aには、ハブ36の被支持部としての左右方向での両端部36b,36c(図9も参照)がそれぞれ嵌合する。
両補強部42b1,43b1は、各嵌合孔42a,43aの周縁部42b,43bの一部により構成される円弧状の部分であり、駆動体35が各中ケース部分42,43に摺動自在に支持された状態で、1対の嵌合空間38,39にそれぞれ嵌合する。それゆえ、補強部42b1,43b1は、駆動体35において径方向で回動軸線L1と先端部37aとの間に対応する位置、より具体的には、径方向でハブ36と肩部37b,37cとの間に対応する位置にある。そして、カム37が回動するとき、嵌合空間38,39に嵌合する補強部42b1,43b1に対して肩部37b,37cおよび薄肉部37eが摺動すべく、両補強部42b1,43b1は、それぞれ、外周側で肩部37b,37cの段差面37b1,37c1に摺接し、内周側でボス36の端部36b,36cに摺接する。さらに、図2,図5を参照すると、デッドボルト50が施錠位置にあるとき、補強部42b1は、左側面のほぼ全面で外ケース16aに摺接し、補強部43b1は右側面のほぼ全面で外筒15aに摺接する。
図2,図5,図6,図12を参照すると、板状の各スペーサ44には、施錠位置および解錠位置との間で前後方向に移動するデッドボルト50に対応したカム37およびハブ36の回動を可能とする凹部44aと、ネジB3が挿入される孔または切欠きからなる1対の挿入部44cと、施錠位置を規定する施錠側ストッパ部44mと、解錠位置を規定する解錠側ストッパ部44nとが設けられ、さらに、上縁に凸部44e、後縁に凸部44f、上部に凹部44hおよび下部に凹部44kが、いずれも位置決め部として設けられる。凹部44aは、ハブ36のフランジ36aが収容される孔部44a1と、孔部44a1に連なるとともに薄肉部37eおよび肩部37b,37cを含めてカム37が両ストッパ部44m,44nの間で回動する範囲に渡って設けられる切欠部44a2とから構成される。
両中ケース部分42,43および両スペーサ44は、屈折部42d,43dの側縁が錠ケース部分32,33の内面に接触し、凸部42e,44e;43e,44eが各錠ケース部分32,33の凹部32d,33dに、凸部42f,44f;43f,44fが凹部32e,33eにそれぞれ嵌合し、さらに凹部42h,43h,44h;42k,43k,44kに1対のスペーサS3,S4が嵌合することにより、各錠ケース部分32,33に位置決めされて、固定される。そして、ハブ36が嵌合孔42a,43aおよび凹部44aの孔部44a1により構成される収容孔に収容され、カム37の薄肉部37eが凹部44aの切欠部44a2に収容されることから、駆動体35は支持部40に収容される。
図6を参照すると、両中ケース部分42,43および両スペーサ44を挟む左右の両側には、挿入部44cに挿入される1対のネジB3により互いに締結される錠シリンダ15およびサムターン16が、開口21a,32a;22a,33aに挿入されて配置される。そして、錠シリンダ15およびサムターン16が1対のネジB3により締結された状態で、両中ケース部分42,43および両スペーサ44は、錠シリンダ15の外筒15aおよびサムターン16の外ケース16aにより、周縁部42b,43bおよび各スペーサ44の孔部44a1の周縁部44b(図12も参照)において締め付けられて、挟持される。
図2,図5を参照すると、デッドボルト50は、コ字状の断面を有する棒状の本体51と、施錠位置でカム37の先端部37aと当接する施錠側当接部であるロックピン52と、扉2が取り付けられる枠体に設けられる挿入孔3に本体51とともに挿入される鎌部53とを有する。
本体51の後端部51aは、カム37が解錠方向に回動するときに先端部37aが当接する解錠側当接部を構成する。本体51に保持されて本体51と一体に前後方向に移動可能なロックピン52の両端部52a,52bが、案内孔32f,33fに案内されて前後方向に移動することで、デッドボルト50が錠ケース部分32,33を摺動して案内される。また、3枚の板状部材で構成されるとともに本体51に取り付けらた支持軸53cに揺動自在に支持される鎌部53は、前端部の鉤部53aと、支持軸53cの近傍の嘴部53bとを有する。
図2を参照すると、保持部材55は、デッドボルト50の本体51に上下方向に摺動自在に支持されるとともに先端部37aに当接する当接部56aを有する押圧体56と、押圧体56と本体51との間に配置されて押圧体56をカム37に当接するように付勢するバネ57とから構成される。押圧体56は、デッドボルト50が施錠位置および解錠位置にあるとき、バネ57の弾発力でカム37を、それぞれストッパ部44m,44nに押付ける。
それゆえ、支持部40を固定支持し、駆動体35を支持部40を介して回動自在に支持し、デッドボルト50を摺動自在に支持する両錠ケース部分32,33は、駆動体35、支持部40、デッドボルト50に対して、少なくとも左右方向での側方に配置される1対の側方部材である。
図2を参照すると、箱錠である空錠60は、各取付部27,28に固定手段としてのネジB2により取り付けられる左右1対の錠ケース部分62,63(図13,図14参照)からなる錠ケース61と、レバーハンドル17よる係合解除操作に応じて回動軸線L2を中心に回動する駆動体65と、駆動体65により駆動されて、フロント25の前面26dから突出してストライク4と係合する係合状態および前面26dから後退してストライク4と係合しない係合解除状態となる位置に移動するラッチボルト70と、ラッチボルト70を係合解除位置から開口26bを貫通して前面26dに対して前後方向で最も突出した位置である係合位置に戻す戻し部材75とを備える。
併せて図13,図14を参照すると、各錠ケース部分62,63には、駆動体65のハブ66を回動自在に支持する嵌合孔62a,63aが設けられる。また、両錠ケース部分62,63は、スペーサを兼ねる後述するバネ受け76と、円柱状のスペーサS6とにより左右方向での間隔が規定された状態で一体に結合される。このとき、右錠ケース部分63には、左錠ケース部分62の嵌合孔62cに嵌合した後にカシメられて結合されるスペーサS6のネジ孔S6aにねじ込まれるネジが挿通する孔63cが設けられる。
各錠ケース部分62,63に回動自在に支持される駆動体65は、レバーハンドル17の軸部が係合する円筒状のハブ66と、ハブ66から回動軸線L2に対して径方向外方に延びてハブ66と一体に回動する第1,第2レバー67,68とを有し、ハブ66および両レバー67,68が一体成形された部材である。
ラッチボルト70は、第1レバー67と当接する当接部71aが設けられた本体71と、本体71に結合されるラッチヘッド72とを有する。左右方向での当接部71の両端部は各錠ケース部分62,63に設けられた案内部を構成する案内孔62f,63fに嵌合して前後方向に移動することで、ラッチボルト70が錠ケース部分62,63を摺動して案内される。
戻し部材75は、両錠ケース部分62,63の嵌合孔62b,63bに保持されるバネ受け76とラッチヘッド72との間に配置されてラッチボルト70を係合方向に付勢する第1戻しバネ77と、左錠ケース部分62に一体成形されて設けられる固定バネ受け78と左錠ケース部分62に前後方向に移動可能に支持される可動バネ受け79との間に配置される第2戻しバネ80と、スペーサS6により構成されて係合位置を設定するストッパとを備える。第2戻しバネ80は、可動バネ受け79と当接する第2レバー68を介して、駆動体65が係合方向に回動するように駆動体65を付勢する。
図1,図2を参照すると、以上のような構造の本締り錠30および空錠60は、保護ケース20内に収容された状態で、それぞれ両取付部27,28に取り付けられる。このとき、図2に示されるように、各保護ケース部分21,22の一部である上壁21d,22dおよび下壁21e,22eの突出端である前端部21d1,22d1;21e1,22e1(図3,図4参照)が1対の取付部27,28に左右方向で締め付けられることにより、各保護ケース部分21,22がフロント25に取り付けられる。これにより、本締り錠30および空錠60がフロント25に取り付けられると同時に、各保護ケース部分21,22がフロント25に取り付けられることになるので、錠装置1の組立性が向上する。
より具体的には、本締り錠30の両錠ケース部分32,33は、錠ケース31内に駆動体35、支持部40、デッドボルト50および保持部材55が収容された状態で、そして空錠60の両錠ケース部分62,63は、錠ケース61内に駆動体65、ラッチボルト70および戻し部材65が収容された状態で、しかも各保護ケース部分21,22がネジ孔32k,62k;33k,63kにねじ込まれるネジB1により各錠ケース部分32,62;33,63に結合された状態で、該ネジB1と同じ締付方向である左右方向でネジB2によりフロント25に締結される。これにより、各保護ケース部分21,22が取り付けられた各錠ケース部分32,62;33,63のフロント25への取付の作業性が向上する。
このように、本締り錠30および空錠60が、それぞれ互いに独立した錠ユニットを構成し、別個にフロント25に取り付けられる。また、複数の錠を構成する本締り錠30および空錠60を覆う保護ケース20が、本締り錠30および空錠60に一体に取り付けられ、さらにフロント25に一体に取り付けられる。
図2,図15〜図18を主に参照して、錠装置1の動作について説明する。
図2に示されるデッドボルト50の施錠位置では、デッドボルト50がフロント25から突出していて、デッドボルト50のロックピン52とカム37の先端部37aとが当接しており、また左右の中ケース部分42,43の補強部42b1,43b1(図5参照)が嵌合空間38,39にある。また、鎌部53の鉤部53aがストライク4に設けられた開口4aを通って、挿入孔3に入り込んで、扉2がこじ開けられるのを防止する。
この状態で、不正解錠をすべく、施錠位置にあるデッドボルト50に対して解錠方向の外力が加えられた場合、デッドボルト50のロックピン52を通じてカム37に作用する前記外力は、肩部37b,37cが段差面37b1,37c1(図5参照)において補強部42b1,43b1に当接することにより、補強部42b1,43b1、ひいては中ケース41により受け止められる。この結果、薄肉部37eの座屈が防止されてカム37の変形が防止または抑制され、さらにボス36が径方向に変形して潰れることが防止または抑制されるので、この外力によりデッドボルト50が解錠方向に移動することが阻止される。
図2の状態で、錠シリンダ15(図6参照)に差し込まれた鍵またはサムターン16(図6参照)により解錠操作がされて、補強部42b1,43b1(図5参照)が嵌合空間38,39に嵌合した状態でハブ36が解錠方向に回動すると、まずカム37の先端部37aによって押圧体56がバネ57の弾発力に抗して押下げられ、次いで図15に示されるように、カム37の先端部37aによってデッドボルト50の後端部51aが解錠方向へ押され、デッドボルト50が後退する。そうすると、鎌部53は重力により支持軸53cの周りに反時計方向に回動し、遂には図16に示されるように、鎌部53全体がデッドボルト50本体51の中に落ち込む。ハブ36の回動を更に続けると、図17に示されるように、デッドボルト50は完全にフロント25、錠ケース31内に退入し、本締り錠30は解錠される。
次に図17の状態で、錠シリンダ15に差し込まれた鍵またはサムターン16により施錠操作がされて、補強部42b1,43b1(図5参照)が嵌合空間38,39に嵌合した状態でハブ36が施錠方向に回動すると、まず、カム37の先端部37aにより押圧体56がバネ57の弾発力に抗して押下げられ、次いで先端部37aによりロックピン52が施錠方向へ押されて、デッドボルト50が前進する。そして、図16に示されるように鎌部53の嘴部53bがフロント25の本体26の内面に接触した後、更にハブ36の回動を続けると、デッドボルト50は更に前進して、図15に示されるように、鎌部53が支持軸53cの周りに時計方向に回転し、ストライク4の開口4aを通って挿入孔3に鉤部53aが入って、図2に示される施錠状態に戻る。
次に図17に示された状態で空錠60のハブ66を係合解除方向に回すと、図18に示されるように、第1戻しバネ77と第2戻しバネ80が圧縮され、ラッチボルト70が係合解除方向へ移動して、ラッチヘッド72が開口26b内および錠ケース61内に退入し、扉2の係止が解除されて、扉2を開くことができる。レバーハンドル17を解放してハブ66に働らく外力を取去ると、第1,第2戻しバネ77,80の弾発力により、ハブ66は係合方向に回動し、ラッチボルト70が前進する。この時、扉2が閉じていれば係止状態になる。また扉2が開いていて、ラッチヘッド72が突出している状態から、そのまま扉2を閉じると、ラッチヘッド72の先端部の傾斜面とストライク4(図2参照)との当接により、ラッチボルト70は第1戻しバネ77の力に抗して開口26b内および錠ケース61内に退入し、扉2が閉じた後、ラッチヘッド72が再び第1戻しバネ23の力で開口26bを通じて挿入孔3(図2参照)内に突出し、扉2は係止状態になる。
そして、この実施形態によれば以下の作用および効果が奏される。
本締り錠30の支持部40を構成する中ケース41には、施錠状態のデッドボルト50に加えられる解錠方向の外力がデッドボルト50を通じて駆動体35を構成するカム37に作用したときに、カム37と当接することにより外力を受け止める補強部42b1,43b1が設けられ、補強部42b1,43b1が前記外力によるカム37の変形を防止または抑制することで、解錠方向へのデッドボルト50の移動がカム37のみにより阻止される。これにより、デッドボルト50に前記外力が加えられたとき、デッドボルト50の解錠方向への移動を補強部42b1,43b1により補強されたカム37のみで阻止することが可能になり、デッドボルト50に当接してその移動を阻止する専用の部材を別途設ける必要がないので、本締り錠30が小型化される。しかも、補強部42b1,43b1は、駆動体35とは別体の部材であることから、カム37やハブ36の剛性を高めて前記外力による駆動体35の変形を防止または抑制する場合とは異なり、駆動体35自体が大型化することがなく、駆動体35自体を小型・軽量化できるので、この点でも本締り錠30を小型化することができるうえ、施錠および解錠操作が軽快になる。
また、補強部42b1,43b1は支持部40に設けられることにより、補強部42b1,43b1は駆動体35を回動自在に支持する支持部40の一部として構成される。この結果、支持部40の一部を補強部42b1,43b1として利用するので、駆動体35の近傍に配置される支持部40および補強部42b1,43b1の構造が簡単になる。
駆動体35は、錠シリンダ15およびサムターン16による施錠および解錠操作に応じて回動し、支持部40を構成する中ケース部分42,43およびスペーサ44は、錠シリンダ15およびサムターン16により左右方向から挟持され、補強部42b1,43b1は、左右方向で錠シリンダ15およびサムターン16と接触することで、前記外力による補強部42b1,43b1の変形が防止または抑制される。これにより、中ケース部分42,43が錠シリンダ15およびサムターン16により締め付けられることで、補強部42b1,43b1を通じて作用する前記外力による補強部42b1,43b1以外の中ケース部分42,43の変形が防止または抑制され、さらに、補強部42b1,43b1自体も、錠シリンダ15およびサムターン16によりその変形が防止または抑制される。この結果、錠シリンダ15およびサムターン16を利用することで、前記外力による補強部42b1,43b1をはじめとする支持部40の変形が防止または抑制されるので、支持部40、ひいては本締り錠30を小型化することができる。
デッドボルト50は駆動体35のカム37により駆動され、デッドボルト50を施錠位置に保持するカム37は、前記外力が作用したときに補強部42b1,43b1と当接する肩部37b,37cを有することにより、カム37の肩部37b,37cが補強部42b1,43b1と当接して、デッドボルト50を通じてカム37に作用する前記外力でカム37が変形することが防止または抑制される。この結果、カム37が補強部42b1,43b1により補強されるので、駆動体35において、前記外力による変形を防止すべくカム37の当接部および肩部37b,37c以外の部分、例えば薄肉部37eやハブ36の剛性を高める必要がないので、駆動体35を小型化することができる。
肩部37b,37cは左右方向でカム37の両側に設けられ、カム37は、各肩部37b,37cに対して径方向内方に肩部37b,37cよりも厚みが小さい薄肉部37eを有し、補強部42b1,43b1は、各肩部37b,37cと薄肉部37eとで形成される左右1対の嵌合空間38,39に嵌合する1対の補強部42b1,43b1であり、各補強部42b1,43b1に対して肩部37b,37cおよび薄肉部37eが摺動することから、薄肉部37eが左右方向で両側にある1対の補強部42b1,43b1により、前記外力で薄肉部37eが変形して座屈することが一層確実に防止されるうえ、カム37に薄肉部37eが設けられることでカム37、ひいては駆動体35を軽量化することができる。
駆動体35、支持部40およびデッドボルト50を収容する錠ケース31を備え、駆動体35は支持部40に設けられる前記収容孔に収容されることにより、錠ケース31内に収容された駆動体35は、錠ケース31内で、支持部40の前記収容孔に収容される。この結果、駆動体35は、錠ケース31および支持部40に収容されるので、錠ケース31の外部からの駆動体35に対するカム送り解錠などの不正解錠の防止効果が向上する。
支持部40のスペーサ44は、施錠位置および解錠位置を規定するストッパ部44m,44nを構成するストッパ部材を兼ねるので、部品点数が削減される。
屈折部42d,43dを有することにより、各中ケース部分42,43は、錠ケース31内で、錠ケース部分32,33から左右方向で内方に突出して設けられ、駆動体35は、錠ケースから左右方向で離隔した状態で中ケース41に回動可能に支持されるので、駆動体35を左右方向で小型化することができる。
以下、前述した実施形態の一部の構成を変更した実施形態について、変更した構成に関して説明する。
本実施形態の駆動体35は、ハブとカムとが一体成形された部材であるが、ハブとカムとは別部材からなり両者が一体に結合されて構成されてもよい。
カム37の1対の肩部37b,37cは、前記実施形態では径方向で同じ位置に形成されているが、径方向で異なる位置に形成されてもよい。両中ケース部分42,43は、それぞれ、両錠ケース部分32,33に一体成形により設けられてもよい。また、スペーサ44は1つの部材により構成されてもよい。
補強部42b1,43b1は、中ケース部分42,43の一部として設けられることなく、中ケース部分42,43とは別個の部材として、例えば錠ケース部分32,33に固定されて設けられてもよい。また、肩部37b,37c、嵌合空間38,39および補強部42b1,43b1は、左右のいずれか一方のみであってもよい。
本締り錠30および空錠60の少なくとも一方は箱錠でなくてもよい。本締り錠30および空錠60の上下位置は、逆であってもよい。錠装置1は、本締り錠30のみを備えるものであってもよい。錠装置1は、建物以外の扉または扉以外の戸に使用されてもよい。
本発明が適用された本締り錠を備える錠装置の、一部を仮想線で示す側面図である。 図1の錠装置を部分的に断面で示す三面図である。 図1の錠装置の左保護ケース部分を示す部品図である。 図1の錠装置の右保護ケース部分を示す部品図である。 図2のV−V線での拡大断面図である。 図2のVI−VI線での拡大断面図である。 図1の錠装置の本締り錠の左錠ケース部分を示す部品図である。 図1の錠装置の本締り錠の右錠ケース部分を示す部品図である。 図1の錠装置の本締り錠の駆動体を示す部品図である。 図1の錠装置の本締り錠の左中ケース部分を示す部品図である。 図1の錠装置の本締り錠の右中ケース部分を示す部品図である。 図1の錠装置の本締り錠のスペーサを示す部品図である。 図1の錠装置の空錠の左錠ケース部分を示す部品図である。 図1の錠装置の空錠の右錠ケース部分を示す部品図である。 図1の錠装置の本締り錠の解錠途中で鎌部が半分下がった状態を示す図である。 図1の錠装置の本締り錠の解錠途中で鎌部が完全にデッドボルトの本体内に落ち込んだ状態を示す図である。 図1の錠装置の本締り錠の解錠状態を示す図である。 図1の錠装置の空錠のラッチボルトが退入した状態を示す図である。 本締り錠と空錠とを組合わせた従来の錠装置の一例を示す図である。 図18の錠装置の本締り錠が解錠される途中の状態を示す図である。 図18錠装置の本締り錠の解錠状態を示す図である。 図18錠装置の空錠のラッチボルトが退入した状態を示す図である。
符号の説明
1…錠装置、2…扉、3…挿入孔、4…ストライク、15…錠シリンダ、16…サムターン、17…レバーハンドル、20…保護ケース、21,22…保護ケース部分、25…フロント、26…本体、27,28…取付部、30…本締り錠、31…錠ケース、32,33…錠ケース部分、35…駆動体、36…ハブ、37…カム、37b,37c…肩部、37e…薄肉部、40…支持部、41…中ケース、42,43…中ケース部分、42b1,43b1…補強部、44…スペーサ、50…デッドボルト、51…本体、52…ロックピン、53…鎌部、56…押圧体、57…バネ、60…空錠、61…錠ケース、62,63…錠ケース部分、65…駆動体、66…ハブ、67,68…レバー、70…ラッチボルト、71…本体、72…ラッチヘッド、75…戻し部材、76,78,79…バネ受け、77,80…戻しバネ、
B1,B2,B3…ネジ、S1〜S6…スペーサ、L1,L2…回動軸線。

Claims (6)

  1. 施錠および解錠操作に応じて回動する駆動体と、前記駆動体を回動自在に支持する支持部と、回動する前記駆動体により駆動されて施錠状態および解錠状態となる位置に移動するデッドボルトとを備える本締り錠において、
    施錠状態の前記デッドボルトに加えられる解錠方向の外力が前記デッドボルトを通じて前記駆動体に作用したときに、前記駆動体と当接することにより前記外力を受け止める補強部を備え、前記補強部が前記外力による前記駆動体の変形を防止または抑制することで、解錠方向への前記デッドボルトの移動が前記駆動体により阻止されることを特徴とする本締り錠。
  2. 前記補強部は前記支持部に設けられることを特徴とする請求項1記載の本締り錠。
  3. 前記駆動体は、錠シリンダおよびサムターンによる施錠および解錠操作に応じて回動し、前記支持部は、前記錠シリンダおよび前記サムターンにより左右方向から挟持され、前記補強部は、左右方向で前記錠シリンダまたは前記サムターンと接触することにより、前記外力による前記補強部の変形が防止または抑制されることを特徴とする請求項2記載の本締り錠。
  4. 前記デッドボルトは前記駆動体のカムにより駆動され、前記デッドボルトを施錠位置に保持する前記カムは、前記外力が作用したときに前記補強部と当接する肩部を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の本締り錠。
  5. 前記肩部は左右方向で前記カムの両側に設けられ、前記カムは、各前記肩部に対して径方向内方に前記肩部よりも厚みが小さい薄肉部を有し、前記補強部は、各前記肩部と前記薄肉部とで形成される左右1対の嵌合空間に嵌合する1対の補強部であり、各前記補強部に対して前記肩部および前記薄肉部が摺動することを特徴とする請求項4記載の本締り錠。
  6. 前記駆動体、前記支持部および前記デッドボルトを収容する錠ケースを備え、前記駆動体は前記支持部に設けられる収容孔に収容されることを特徴とする請求項2記載の本締り錠。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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