JP2006193749A - 変性アルミニウムオキシ化合物、付加重合用触媒成分、付加重合用触媒、オレフィン重合体の製造方法、アルケニル芳香族炭化水素重合体の製造方法、および共重合体 - Google Patents

変性アルミニウムオキシ化合物、付加重合用触媒成分、付加重合用触媒、オレフィン重合体の製造方法、アルケニル芳香族炭化水素重合体の製造方法、および共重合体 Download PDF

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Abstract

【課題】遷移金属化合物と共に用いることにより高効率で高分子量のオレフィン重合体を製造し得る付加重合用触媒成分として有用な新規なアルミニウムオキシ化合物を提供すること。さらには、その新規なアルミニウムオキシ化合物を用いてなる付加重合用触媒、その付加重合用触媒を用いるオレフィン重合体の製造方法およびアルケニル芳香族炭化水素重合体の製造方法、並びに高分子量の共重合体を提供すること。
【解決手段】アルケニル芳香族炭化水素とオレフィン類との共重合体であり、数平均分子量(Mn)が700,000以上、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比で表される分子量分布(Mw/Mn)が1.85〜2.5である共重合体。
【選択図】図7

Description

本発明は新規な変性アルミニウムオキシ化合物、および該変性アルミニウムオキシ化合物を1成分とする付加重合用触媒、ならびに該触媒を用いた重合体の製造方法に関する。
従来、遷移金属化合物(例えばメタロセンや非メタロセン)とアルミニウムオキシ化合物とを用いてなる付加重合用触媒を用いてオレフィン重合体を製造する方法は良く知られている。例えば特開昭58−19309号公報にはビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライドとメチルアルミノキサンを用いる方法が報告されている。しかしながら、一般には高収率でオレフィン重合体を得るためには、遷移金属原子1mol当りアルミニウム原子1000〜10000molと大量のアルミニウムオキシ化合物の添加が必要である。それにより製造コストの高騰や多量のアルミニウム原子がオレフィン重合体中に残存して、そのオレフィン重合体の物性に悪影響を与えるなどの大きな問題をかかえていた。
これらの問題を解決するために、これまでアルミニウムオキシ化合物の使用量の削減について多くの報告がなされている。例えば特開昭60−260602号公報や特開昭60−130604号公報にはアルミニウムオキシ化合物と有機アルミニウム化合物を併用して遷移金属化合物と用いる方法が報告されている。また、特開昭63−130601号公報にはメチルアルミノキサンおよびアルミニウム原子に少なくとも一個のイソブチル基が結合したアルミニウムオキシ化合物とメタロセン錯体を用いる方法などが報告されている。しかし、これらの方法においても上述の問題を十分解決するには至っていない。
さらに、これらの触媒で得られる重合体は一般的に分子量が低く、実用に供するためには更なる改良が必要とされていた。
近年、特開平6−329714号公報に電子吸引性基または電子吸引性基を含有する基を有するアルミニウムオキシ化合物を付加重合用触媒成分として用いる方法が報告されている。この方法によれば、高活性触媒を得ることができ、またこの触媒を使用してオレフィンを重合すれば、比較的分子量の大きいオレフィン重合体を得ることができる。しかし、その触媒活性や得られるオレフィン重合体の分子量は必ずしも十分とは言えず、工業上有用なオレフィン重合体を製造するには、さらなる重合活性の向上および重合体の分子量の向上を実現する新規なアルミニウムオキシ化合物の発見が待望されていた。
特開昭58−19309号公報 特開昭60−260602号公報 特開昭60−130604号公報 特開昭63−130601号公報 特開平6−329714号公報
かかる現状に鑑み、本発明が解決しようとする課題、即ち本発明の目的は、遷移金属化合物と共に用いることにより高効率で高分子量のオレフィン重合体を製造し得る付加重合用触媒成分として有用な新規なアルミニウムオキシ化合物を提供することにある。さらには、その新規なアルミニウムオキシ化合物を用いてなる付加重合用触媒、その付加重合用触媒を用いるオレフィン重合体の製造方法およびアルケニル芳香族炭化水素重合体の製造方法、並びに高分子量の共重合体を提供することにある。
即ち本発明は、水酸基を有する化合物で変性されており、その27Al−固体NMRスペクトルにおいて10ppmにおける強度M1と30ppmにおける強度M2との比M2/M1が0.60以上である変性アルミニウムオキシ化合物、該変性アルミニウムオキシ化合物からなる付加重合用触媒成分、該変性アルミニウムオキシ化合物を用いてなる付加重合用触媒、該付加重合用触媒を用いてオレフィン類を単独重合または共重合するオレフィン重合体の製造方法、該付加重合用触媒を用いてアルケニル芳香族炭化水素を単独重合するまたはアルケニル芳香族炭化水素とオレフィン類とを共重合するアルケニル芳香族炭化水素重合体の製造方法、並びにアルケニル芳香族炭化水素とオレフィン類との共重合体であり、数平均分子量(Mn)が700,000以上、重量平均分子量(Mw)と数平均分
子量(Mn)との比で表される分子量分布(Mw/Mn)が1.85〜2.5である共重合体にかかるものである。
本発明によれば、遷移金属化合物と共に用いることにより高効率で高分子量のオレフィン重合体を製造し得る付加重合用触媒成分として有用な新規なアルミニウムオキシ化合物が提供される。さらには、その新規なアルミニウムオキシ化合物を用いてなる付加重合用触媒、その付加重合用触媒を用いるオレフィン重合体の製造方法およびアルケニル芳香族炭化水素重合体の製造方法、並びに高分子量のアルケニル芳香族炭化水素とオレフィン類との共重合体が提供される。
以下、本発明について詳細に説明する。
(A)変性アルミニウムオキシ化合物
本発明の変性アルミニウムオキシ化合物は、水酸基を有する化合物で変性されており、その27Al−固体NMRスペクトルにおいて10ppmにおける強度M1と30ppmにおける強度M2との比M2/M1が0.60以上である変性アルミニウムオキシ化合物である。ここでいう固体NMRスペクトルとは、マジック角度で試料を高速回転させて測定したNMRスペクトルをいう。本発明において、変性アルミニウムオキシ化合物もしくはアルミニウムオキシ化合物のかかる27Al−固体NMRスペクトルの測定は以下のようにして行う。
変性アルミニウムオキシ化合物もしくはアルミニウムオキシ化合物を溶液状態等で入手した場合は、まず減圧乾燥等の方法で溶媒を除去し、変性アルミニウムオキシ化合物もしくはアルミニウムオキシ化合物を乾固させる。以下、本発明においては該乾固させた変性アルミニウムオキシ化合物もしくはアルミニウムオキシ化合物を「固体NMR測定試料」と呼ぶことがある。
窒素ボックス中で、固体NMR測定試料を固体NMR測定用の回転セル(または、スピナー、ローター)に安定した回転が得られるように所定量詰める。窒素ガスもしくは不活性ガスでセルの高速回転が可能な状態にある固体NMR測定装置を用い、超伝導磁石の磁場強度7.0T(1H観測磁場強度300MHz)の固体NMRスペクトルを測定する。測定におけるセルの回転数は8kHz以上、好ましくは12〜15kHzで回転させて測定することが望ましい。ケミカルシフト基準は、活性アルミナの高磁場側に出るピークを7ppmとする。スペクトル幅は測定するピーク群が測定出来る範囲を考え、27Alのケミカルシフト幅として400ppm以上、好ましくは600ppm以上1000ppm以下とする。パルス幅は、溶液27Al−NMRスペクトルで使用する90°パルス幅よりも
小さくする。パルス間隔は緩和がおきない時間とする。測定パルス系列はデカップルを用いないシングルパルス法、例えばHPDEC法にてデカップルをオフにしたパルス系列を例示することが出来る。測定温度は通常室温(20〜25℃程度)でおこなう。27Al核の固体NMR測定の場合、核の2次の四極子相互作用が存在するために、ピーク形状やケミカルシフトは磁場強度に依存する。そのため、複数種類の固体NMR測定試料での27Al−固体NMRスペクトルの測定およびスペクトルの比較は、同じ磁場強度でおこなうことが必要である。
測定終了後、FIDのフーリエ変換をおこない、得られた27Al−固体NMRスペクトルにおいて、−150ppm付近から150ppm付近にかけて現れるピーク群の最も高磁場および最も低磁場に現れるピーク群の裾がともにほぼ同じ高さになるようにし、−150ppm以下および150ppm以上のピークが観測されない部分のスペクトルを可能な限りケミカルシフト軸(横軸)に平行になるように、位相補正およびベースライン補正をおこなう。基準となるベースラインを、ピーク群の最も高磁場の裾と最も低磁場に現れるピーク群の裾との間に引く。10ppmにおけるケミカルシフト軸(横軸)に対して垂線を引き、垂線とベースライン、垂線とスペクトルとの交点間の長さを10ppmにおける強度M1とする。30ppmにおけるケミカルシフト軸(横軸)に対して垂線を引き、
垂線とベースライン、垂線とスペクトルとの交点間の長さを30ppmにおける強度M2とする。以下、本発明においていうH1、H2、L1、L2、N1およびN2についても、同様にして求めるものとする。
本発明の変性アルミニウムオキシ化合物は、これらの値から求めた強度の比M2/M1が0.60以上であり、好ましくは0.65以上であり、さらに好ましくは0.70〜1.5である。
本発明の変性アルミニウムオキシ化合物はかかるM2/M1を充足し、水酸基を有する化合物で変性された変性アルミニウムオキシ化合物である。かかる本発明の変性アルミニウムオキシ化合物は、(a)27Al−固体NMRスペクトルにおいて10ppmにおける強度H1と30ppmにおける強度H2との比H2/H1が0.35より小さいアルミニウムオキシ化合物、(b)水、および(c)水酸基を有する化合物を反応させることにより得られる。以下さらに詳しく述べる。
(a)アルミニウムオキシ化合物
本発明の変性アルミニウムオキシ化合物の原料として用いられるアルミニウムオキシ化合物は、27Al−固体NMRスペクトルにおいて10ppmにおける強度H1と30ppmにおける強度H2との比H2/H1が0.35より小さいアルミニウムオキシ化合物である。
かかるアルミニウムオキシ化合物としては、例えばメチルアルミノキサン、エチルアルミノキサン、プロピルアルミノキサン、ブチルアルミノキサン、イソブチルアルミノキサン、メチルエチルアルミノキサン、メチルブチルアルミノキサン、メチルイソブチルアルミノキサン等が例示される。かかるアルミニウムオキシ化合物の多くは市販されているし、製造方法もよく知られている。
本発明で使用する(a)アルミニウムオキシ化合物としては、芳香族もしくは脂肪族炭化水素に可溶な下記一般式(1)または(2)で表されるアルミニウムオキシ化合物が好ましい。
Figure 2006193749
(式中、Rはそれぞれの場合に炭素原子数1〜20の炭化水素基を示し、複数のRは互いに同一でも異なっていてもよい。Alはアルミニウム原子を表し、mは1〜50の数を表す。)
上記一般式(1)または(2)のRにおける炭化水素基としては、アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基などが挙げられ、アルキル基が好ましい。
中でも特にメチルイソブチルアルミノキサンが好ましく、上記一般式(1)または(2)におけるRが、それぞれの場合にメチル基またはイソブチル基を表し、Rとしてのメチル基とイソブチル基の存在比がメチル基:イソブチル基=5〜95:95〜5であるアルミニウムオキシ化合物がより好ましく、メチル基:イソブチル基=10〜90:90〜10であるアルミニウムオキシ化合物がさらに好ましい。
これらのアルミニウムオキシ化合物は一種類のみを用いてもよく、二種類以上を組み合わせて用いてもよい。
(b)水
本発明の変性アルミニウムオキシ化合物を製造するに際しては、成分(b)として水を使用する。かかる水としては蒸留水またはイオン交換水が好ましい。
詳細は不明ではあるが、本発明においては(b)水を使用することにより、変性アルミニウムオキシ化合物の分子量が高くなっているものと思われ、粘度の上昇や場合によっては固体の沈殿が観察される。
(c)水酸基を有する化合物
本発明の変性アルミニウムオキシ化合物を製造するに際して使用する(c)水酸基を有する化合物は、分子中に少なくとも一つの水酸基を有する化合物であり、水酸基を有する有機化合物が好ましい。さらに好ましくは、アルコール化合物、フェノール化合物またはシラノール化合物である。
ここでいうアルコール化合物としては、下記一般式で示される化合物が好ましい。
CR123−OH
(式中、R1、R2およびR3はそれぞれ独立に水素原子または炭素原子数1〜20の炭化水素基を示し、互いに同一でも異なっていても良い。)
上記一般式における炭化水素基としては、アルキル基、アラルキル基、アリール基などが挙げられ、アルキル基、アラルキル基、アリール基などはハロゲン原子で置換されていてもよい。
好ましくは第3級アルコールまたはハロゲン原子で置換されたアルコールであり、特に好ましくは、tert−ブチルアルコール、トリフェニルメタノール、トリシクロヘキシルメタノール、または1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロパノールである。
またここでいうフェノール化合物としては、無置換または置換フェノール類を用いることができる。ここで置換基としては、ハロゲン原子、またはハロゲン原子で置換されていても良いアルキル基、アラルキル基、アリール基、シリル基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基、アリールオキシ基もしくはシリルオキシ基などが挙げられる。
かかるフェノール化合物を具体的に例示すると、2−メチルフェノール、2−エチルフェノール、2−n−ブチルフェノール、2−イソブチルフェノール、2−tert−ブチルフェノール、2−n−プロピルフェノール、2−イソプロピルフェノール、2−フェニルフェノール、2−フルオロフェノール、2−クロロフェノール、2−ブロモフェノールなどの2−置換フェノール;3−メチルフェノール、3−エチルフェノール、3−n−ブチルフェノール、3−イソブチルフェノール、3−tert−ブチルフェノール、3−n−プロピルフェノール、3−イソプロピルフェノール、3−フェニルフェノール、3−フルオロフェノール、3−クロロフェノール、3−ブロモフェノールなどの3−置換フェノール;4−メチルフェノール、4−エチルフェノール、4−n−ブチルフェノール、4−
イソブチルフェノール、4−tert−ブチルフェノール、4−n−プロピルフェノール、4−イソプロピルフェノール、4−フェニルフェノール、4−フルオロフェノール、4−クロロフェノール、4−ブロモフェノールなどの4−置換フェノール;2,6−ジメチルフェノール、2,6−ジエチルフェノール、2,6−ジ−n−ブチルフェノール、2,6−ジイソブチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチルフェノール、2,6−ジ−n−プロピルフェノール、2,6−ジ−イソプロピルフェノール、2,6−ジフェニルフェノール、2,6−ジフルオロフェノール、2,6−ジクロロフェノール、2,6−ジブロモフェノールなどの2,6−置換フェノール;2,4,6−トリメチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、2,3,5,6−テトラフルオロ
フェノール、ペンタフルオロフェノールなどの2,6,X−置換フェノール(Xは3、4および5から選ばれる1個以上の数字である。);2,3−ジフルオロフェノールなどの2,3−置換フェノール;2,4−ジフルオロフェノールなどの2,4−置換フェノール;3,5−ジメチルフェノール、3,5−ジエチルフェノール、3,5−ジ−n−ブチルフェノール、3,5−ジイソブチルフェノール、3,5−ジ−tert−ブチルフェノール、3,5−ジ−n−プロピルフェノール、3,5−ジイソプロピルフェノール、3,5−ジフェニルフェノール、3,5−ジフルオロフェノール、3,5−ジクロロフェノール、3,5−ジブロモフェノールなどの3,5−置換フェノール;カテコール、レゾルシノール、ヒドロキノン、ビスフェノール−A、2,2−チオビス−6−tert−ブチル−
4−メチルフェノールなどの水酸基を2個以上有するフェノール等が挙げられる。
フェノール化合物として好ましくはハロゲン化フェノールまたは2,6−位に嵩高い置換基を有するフェノールであり、特に好ましくはペンタフルオロフェノールである。
また、シラノール化合物としては下記一般式で示される化合物が好ましい。
SiR456−OH
(式中、R4、R5およびR6はそれぞれ独立に水素原子または炭素原子数1〜20の炭化水素基を示し、互いに同一でも異なっていても良い。)
上記一般式における炭化水素基としては、アルキル基、アラルキル基、アリール基などが挙げられ、アルキル基、アラルキル基、アリール基などはハロゲン原子で置換されていてもよい。
好ましくは第3級シラノールまたはハロゲン原子で置換されたシラノールであり、特に好ましくは、トリフェニルシラノールまたはトリシクロヘキシルシラノールである。
本発明で使用する(c)水酸基を有する化合物としてより好ましくはアルコール化合物またはフェノール化合物であり、特に好ましくは、ペンタフルオロフェノール、トリフェニルメタノール、トリシクロヘキシルメタノールまたは1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロパノールである。
これらの水酸基を有する化合物は一種類のみを用いてもよく、二種類以上を組み合わせて用いてもよい。
(A)変性アルミニウムオキシ化合物の製法
本発明の変性アルミニウムオキシ化合物は前述の通り、(a)27Al−固体NMRスペクトルにおいて10ppmにおける強度H1と30ppmにおける強度H2との比H2/H1が0.35より小さいアルミニウムオキシ化合物、(b)水、および(c)水酸基を有する化合物を反応させることにより得られる。
かかる反応は不活性気体雰囲気にて実施されるのが好ましい。反応温度は特に限定されることはないが、−80〜200℃、好ましくは−50〜120℃である。反応時間は1分から12時間、好ましくは2分から1時間である。また、このような反応は溶媒を用いてもよく、用いることなくこれらの化合物を直接反応させてもよい。使用される溶媒は、特に限定されるものではないが、脂肪族炭化水素溶媒、あるいは芳香族炭化水素溶媒などが挙げられる。具体例としてヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエンなどが挙げられる。
本発明の変性アルミニウムオキシ化合物は好ましくは、(a)アルミニウムオキシ化合物と、(b)水とを反応させて得られた(a’)27Al−固体NMRスペクトルにおいて10ppmにおける強度L1と30ppmにおける強度L2との比L2/L1が0.35以上であるアルミニウムオキシ化合物と、(c)水酸基を有する化合物とを反応させることにより、または、(a)アルミニウムオキシ化合物と、(c)水酸基を有する化合物とを反応させて得られた(a’’)27Al−固体NMRスペクトルにおいて10ppmにおける強度N1と30ppmにおける強度N2との比N2/N1が0.35以上であるアルミニウムオキシ化合物と、(b)水とを反応させることにより得られる。あるいは(a’)が入手できるならば、該(a’)と(c)水酸基を有する化合物とを反応させることにより得られる。
該L2/L1は好ましくは0.35以上0.90未満であり、さらに好ましくは0.35〜0.85である。また該L2/L1と該H2/H1との比(L2/L1)/(H2/H1)は、1.5以上であることが好ましく、さらに好ましくは1.5以上9.0未満である。該N2/N1は好ましくは0.35以上0.60未満であり、さらに好ましくは0.35〜0.58である。
かかる反応における各成分の使用量比(モル比)は特に限定されることはないが、成分(a)(Al原子換算モル数)と、成分(b)とのモル比は通常、(a):(b)=1:3〜1:0.01の範囲のモル比を取ることができるが、好ましくは1:1〜1:0.05の範囲のモル比である。また成分(a)(Al原子換算モル数)と成分(c)とのモル比は通常、(a):(c)=1:3〜1:0.01の範囲のモル比を取ることができるが、好ましくは1:1〜1:0.05の範囲のモル比である。成分(a’)(Al原子換算モル数)と成分(c)とのモル比は通常、(a’):(c)=1:3〜1:0.01の範囲のモル比を取ることができるが、好ましくは1:1〜1:0.05の範囲のモル比である。また成分(a’’)(Al原子換算モル数)と成分(b)とのモル比は通常、(a’):(b)=1:3〜1:0.01の範囲のモル比を取ることができるが、好ましくは1:1〜1:0.05の範囲のモル比である。
このようにして得られた本発明の変性アルミニウムオキシ化合物は、再結晶などの単離精製を行った後付加重合用触媒成分として用いることができるが、この反応液をそのまま付加重合用触媒成分として用いることも可能である。
本発明の変性アルミニウムオキシ化合物は、付加重合用触媒成分として有用である。本発明の変性アルミニウムオキシ化合物を用いてなる付加重合用触媒の具体例としては、(A)変性アルミニウムオキシ化合物、および(B)遷移金属化合物を接触させてなる付加重合用触媒;(A)変性アルミニウムオキシ化合物、(B)遷移金属化合物、および(C)有機アルミニウム化合物を接触させてなる付加重合用触媒;並びに、(A)変性アルミニウムオキシ化合物、(B)遷移金属化合物、(C)有機アルミニウム化合物、および下記(D1)〜(D3)のいずれかのホウ素化合物を接触させてなる付加重合用触媒が挙げられる。
(D1)一般式 BQ123で表されるホウ素化合物、
(D2)一般式 G+(BQ1234-で表されるホウ素化合物、
(D3)一般式 (L−H)+(BQ1234-で表されるホウ素化合物
(但し、Bは3価の原子価状態のホウ素原子であり、Q1〜Q4はハロゲン原子、炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、置換シリル基、アルコキシ基または2置換アミノ基であり、それらは同じであっても異なっていても良い。G+は無機または有機のカチオンであり、Lは中性ルイス塩基であり、(L−H)+はブレンステッド酸である。)
以下、本発明の付加重合用触媒についてさらに詳細に説明する。
(B)遷移金属化合物
本発明の付加重合用触媒に用いられる遷移金属化合物は、付加重合活性のある遷移金属化合物であれば特に制限はないが、周期表第4〜10族およびランタノイド系列の遷移金属原子を有する遷移金属化合物が好ましい。かかる遷移金属化合物としては、例えば下記の一般式(3)で示される遷移金属化合物や、それと水との反応で得られる2量体であるμ−オキソタイプの遷移金属化合物などが挙げられる。
aMXb (3)
(式中、Mは周期表第4〜10族またはランタノイド系列の遷移金属原子である。Lはシクロペンタジエン形アニオン骨格を有する基またはヘテロ原子を含有する基であり、複数のLは直接または、炭素原子、ケイ素原子、窒素原子、酸素原子、硫黄原子もしくはリン原子を含有する残基を介して連結されていてもよい。Xはハロゲン原子または炭素原子数1〜20個の炭化水素基である。aは0<a≦8を満足する数を、bは0<b≦8を満足する数を表す。)
遷移金属化合物を表わす一般式(3)において、Mは周期表(IUPAC1985年)第4〜10族またはランタノイド系列の遷移金属原子である。その具体例としては、遷移金属原子としてはチタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオビウム、タンタル、クロム、鉄、ルテニウム、コバルト、ロジウム、ニッケル、パラジウム、サマリウム、イッテルビウム等が挙げられる。
遷移金属化合物を表わす一般式(3)において、Lはシクロペンタジエン形アニオン骨格を有する基またはヘテロ原子を含有する基であり、複数のLは同じであっても異なっていてもよい。また複数のLは直接または、炭素原子、ケイ素原子、窒素原子、酸素原子、硫黄原子もしくはリン原子を含有する残基を介して連結されていてもよい。
Lにおけるシクロペンタジエン形アニオン骨格を有する基としてはシクロペンタジエニル基、置換シクロペンタジエニル基、インデニル基、置換インデニル基、フルオレニル基、置換フルオレニル基などが挙げられる。シクロペンタジエン型アニオン骨格を有する基は例えばη5−(置換)シクロペンタジエニル基、η5−(置換)インデニル基、η5−(置換)フルオレニル基などである。具体的に例示すれば、η5−シクロペンタジエニル基、η5−メチルシクロペンタジエニル基、η5−tert−ブチルシクロペンタジエニル基、η5−1,2−ジメチルシクロペンタジエニル基、η5−1,3−ジメチルシクロペンタジエニル基、η5−1−tert−ブチル−2−メチルシクロペンタジエニル基、η5−1−tert−ブチル−3−メチルシクロペンタジエニル基、η5−1−メチル−2−イソプロピルシクロペンタジエニル基、η5−1−メチル−3−イソプロピルシクロペンタジエニル基、η5−1,2,3−トリメチルシクロペンタジエニル基、η5−1,2,4−トリメチルシクロペンタジエニル基、η5−テトラメチルシクロペンタジエニル基、η5−ペンタメチルシクロペンタジエニル基、η5−インデニル基、η5−4,5,6,7−テトラヒドロインデニル基、η5−2−メチルインデニル基、η5−3−メチルインデニル基、η5−4−メチルインデニル基、η5−5−メチルインデニル基、η5−6−メチルインデニル基、η5−7−メチルインデニル基、η5−2−tert−ブチルインデニル基、η5−3−tert−ブチルインデニル基、η5−4−tert−ブチルインデニル基、η5−5−tert−ブチルインデニル基、η5−6−tert−ブチルインデニル基、η5−7−tert−ブチルインデニル基、η5−2,3−ジメチルインデニル基、η5−4,7−ジメチルインデニル基、η5−2,4,7−トリメチルインデニル基、η5−2−メチル−4−イソプロピルインデニル基、η5−4,5−ベンズインデニル基、η5−2−メチル−4,5−ベンズインデニル基、η5−4−フェニルインデニル基、η5−2−メチル−5−フェニルインデニル基、η5−2−メチル−4−フェニルインデニル基、η5−2−メチル−4−ナフチルインデニル基、η5−フルオレニル基、η5−2,7−ジメチルフルオレニル基、η5−2,7−ジ−tert−ブチルフルオレニル基、およびこれらの置換体等が挙げられる。
ヘテロ原子を含有する基におけるヘテロ原子としては、酸素原子、硫黄原子、窒素原子、リン原子等が挙げられ、かかる基の例としてはアルコキシ基、アリールオキシ基、チオアルコキシ基、チオアリールオキシ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アルキルホスフィノ基、アリールホスフィノ基、あるいは酸素原子、硫黄原子、窒素原子および/またはリン原子を環内に有する芳香族もしくは脂肪族複素環基、キレート性配位子などが挙げられる。
ヘテロ原子を含有する基を具体的に例示すれば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、フェノキシ基、2−メチルフェノキシ基,2,6−ジメチルフェノキシ基、2,4,6−トリメチルフェノキシ基、2−エチルフェノキシ基、4−n−プロピルフェノキシ基、2−イソプロピルフェノキシ基、2,6−ジイソプロピルフェノキシ基、4−sec−ブチルフェノキシ基、4−tert−ブチルフェノキシ基、2,6−ジ−sec−ブチルフェノキシ基、2−tert−ブチル−4−メチルフェノキシ基、2,6−ジ−tert−ブチルフェノキシ基、4−メトキシフェノキシ基、2,6−ジメトキシフェノキシ基、3,5−ジメトキシフェノキシ基、2−クロロフェノキシ基、4−ニトロソフェノキシ基、4−ニトロフェノキシ基、2−アミノフェノキシ基、3−アミノフェノキ
シ基、4−アミノチオフェノキシ基、2,3,6−トリクロロフェノキシ基、2,4,6−トリフルオロフェノキシ基、チオメトキシ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジフェニルアミノ基、イソプロピルアミノ基、tert−ブチルアミノ基、ピロリル基、ジメチルホスフィノ基、2−(2−オキシ−1−プロピル)フェノキシ基、カテコール、レゾルシノール、4−イソプロピルカテコール、3−メトキシカテコール、1,8−ジヒドロキシナフチル基、1,2−ジヒドロキシナフチル基、2,2’−ビフエニルジオール基、1,1’−ビ−2−ナフトール基、2,2’−ジヒドロキシ−6,6’−ジメチルビフェニル基、4,4’,6,6’−テトラ−tert−ブチル−2,2'メチレンジフェノキシ基、4,4’,6,6’−テトラメチル−2,2’−イソブ
チリデンジフェノキシ基等が例示できる。
なおここでいうキレート性配位子とは複数の結合部位を有する配位子を指し、具体的に例示すれば、アセチルアセトナート、ジイミン、オキサゾリン、ビスオキサゾリン、テルピリジン、アシルヒドラゾン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、ポルフィリン、クラウンエーテル、クリプタートなどが挙げられる。
シクロペンタジエン形アニオン骨格を有する基同士、シクロペンタジエン形アニオン骨格を有する基とヘテロ原子を含有する基、またはヘテロ原子を含有する基同士は、それぞれ、直接連結されていてもよいし、炭素原子、ケイ素原子、窒素原子、酸素原子、硫黄原子もしくはリン原子を含有する残基を介して連結されていてもよい。かかる残基の例としては、エチレン基、プロピレン基等のアルキレン基、ジメチルメチレン基、ジフェニルメチレン基などの置換アルキレン基、またはシリレン基、ジメチルシリレン基、ジフェニルシリレン基、テトラメチルジシリレン基などの置換シリレン基、または窒素、酸素、硫黄、リン原子などのヘテロ原子などが挙げられる。
遷移金属化合物を表わす一般式(3)におけるXは、ハロゲン原子または炭素原子数1〜20個の炭化水素基である。Xの具体例としては、ハロゲン原子としてフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられ、炭素原子数1〜20の炭化水素基としてメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、フェニル基、ベンジル基などが挙げられる。
遷移金属化合物を表わす一般式(3)におけるaは0<a≦8を満足する数を、bは0<b≦8を満足する数を表す。aとbとは、遷移金属原子Mの価数とLおよびXの価数とを考慮して化合物として中性となるよう適宜選択される。
遷移金属化合物の内、遷移金属原子がチタン原子である化合物の具体例としては、ビス(シクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ビス(メチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ビス(n−ブチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ビス(エチルメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ビス(トリメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ビス(テトラメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ビス(ペンタメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ビス(インデニル)チタンジクロライド、ビス(4,5,6,7ーテトラヒドロインデニル)チタンジクロライド、ビス(フルオレニル)チタンジクロライド、シクロペンタジエニル(ペンタメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、シクロペンタジエニル(インデニル)チタンジクロライド、シクロペンタジエニル(フルオレニル)チタンジクロライド、インデニル(フルオレニル)チタンジクロライド、ペンタメチルシクロペンタジエニル(インデニル)チタンジクロライド、ペンタメチルシクロペンタジエニル(フルオレニル)チタンジクロライド、
エチレンビス(シクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチレンビス(2−メチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチレンビス(3−メチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチレンビス(2−n−ブチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチレンビス(3−n−ブチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチレンビス(2,3−ジメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチレンビス(2,4−ジメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチレンビス(2,5−ジメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチレンビス(3,4−ジメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチレンビス(2,3−エチルメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチレンビス(2,4−エチル
メチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチレンビス(2,5−エチルメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチレンビス(3,5−エチルメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチレンビス(2,3,4−トリメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチレンビス(2,3,5−トリメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチレンビス(テトラメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチレンビス(インデニル)チタンジクロライド、エチレンビス(4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)チタンジクロライド、エチレンビス(2−フェニルインデニル)チタンジクロライド、エチレンビス(2−メチルインデニル)チ
タンジクロライド、エチレンビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)チタンジクロライド、エチレンビス(2−メチル−4−ナフチルインデニル)チタンジクロライド、エチレンビス(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)チタンジクロライド、エチレンビス(フルオレニル)チタンジクロライド、エチレン(シクロペンタジエニル)(ペンタメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチレン(シクロペンタジエニル)(インデニル)チタンジクロライド、エチレン(メチルシクロペンタジエニル)(インデニル)チタンジクロライド、エチレン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(インデニル)チタンジクロライド、エチレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(インデニル)
チタンジクロライド、エチレン(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)チタンジクロライド、エチレン(メチルシクロペンタジエニル)(フルオレニル)チタンジクロライド、エチレン(ペンタメチルシクロペンタジエニル)(フルオレニル)チタンジクロライド、エチレン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(フルオレニル)チタンジクロライド、エチレン(テトラメチルペンタジエニル)(フルオレニル)チタンジクロライド、エチレン(インデニル)(フルオレニル)チタンジクロライド、
イソプロピリデンビス(シクロペンタジエニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(2−メチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(3−メチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(2−n−ブチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(3−n−ブチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(2,3−ジメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(2,4−ジメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(2,5−ジメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(3,4−ジメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(2,3−エ
チルメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(2,4−エチルメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(2,5−エチルメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(3,5−エチルメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(2,3,4−トリメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(2,3,5−トリメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(テトラメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(インデニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(2−フェニルインデニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(2−メチルインデニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(2−メチル−4−ナフチルインデニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)チタンジクロライド、イソプロピリデンビス(フルオレニル)チタンジクロライド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(テトラメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(インデニル)チタンジクロライド、イソプロピリデン(メチルシクロペンタジエニル)(インデニル)チタンジクロライド、イソプロピリデン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(インデニル)ジクロライド、イソプロピリデン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(インデニル)ジクロライド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)チタンジクロライド、イソプロピリデン(メチルシクロペンタジエニル)(フルオレニル)チタンジクロライド、イソプロピリデン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(フルオレニル)チタンジクロライド、イソプロピリデン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(フルオレニル)チタンジクロライド、イソプロピリデン(インデニル)(フルオレニル)チタンジクロライド、
ジメチルシリレンビス(シクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2−メチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(3−メチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2−n−ブチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(3−n−ブチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2,3−ジメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2,4−ジメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2,5−ジメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(3,4−ジメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2,3−エ
チルメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2,4−エチルメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2,5−エチルメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(3,5−エチルメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2,3,4−トリメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2,3,5−トリメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(テトラメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(インデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2−フェニ
ルインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2−メチルインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2−メチル−4−ナフチルインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレンビス(2−メチル−4,5−ベンゾインデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(インデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(インデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(インデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(インデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(フルオレニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(フルオレニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(インデニル)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(インデニル)(フルオレニル)チタンジクロライド、
シクロペンタジエニルチタントリクロライド、ペンタメチルシクロペンタジエニルチタントリクロライド、シクロペンタジエニル(ジメチルアミド)チタンジクロライド、シクロペンタジエニル(フェノキシ)チタンジクロライド、シクロペンタジエニル(2,6−ジ
メチルフェニル)チタンジクロライド、シクロペンタジエニル(2,6−ジイソプロピルフェニル)チタンジクロライド、シクロペンタジエニル(2,6−ジ−tert−ブチルフェニル)チタンジクロライド、ペンタメチルシクロペンタジエニル(2,6−ジメチルフェニル)チタンジクロライド、ペンタメチルシクロペンタジエニル(2,6−ジイソプロピルフェニル)チタンジクロライド、ペンタメチルシクロペンタジエニル(2,6−ジ−tert−ブチルフェニル)チタンジクロライド、インデニル(2,6−ジイソプロピルフェニル)チタンジクロライド、フルオレニル(2,6−ジイソプロピルフェニル)チタンジクロライド、
メチレン(シクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(シクロペンタジエニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(シクロペンタジエニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(シクロペンタジ
エニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
メチレン(メチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チ
タンジクロライド、メチレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
メチレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(tert−ブチルシクロペ
ンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
メチレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert
−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
メチレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(トリメチルシリルシクロペ
ンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
メチレン(フルオレニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(フルオレニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(フルオレニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(フルオレニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(フルオレニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(フルオレニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(フルオレニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、メチレン(フルオレニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタ
ンジクロライド、
イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−
フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
イソプロピリデン(メチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(メチルシクロペンタジエニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(メチルシクロペンタジエニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(メチルシクロペンタジエニル)
(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
イソプロピリデン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタン
ジクロライド、イソプロピリデン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
イソプロピリデン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピ
リデン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
イソプロピリデン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタン
ジクロライド、イソプロピリデン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
イソプロピリデン(フルオレニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(フルオレニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(フルオレニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(フルオレニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(フルオレニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(フルオレニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(フルオレニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、イソプロピリデン(フルオ
レニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−
メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
ジフェニルメチレン(メチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(メチルシクロペ
ンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
ジフェニルメチレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノ
キシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
ジフェニルメチレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
ジフェニルメチレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノ
キシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
ジフェニルメチレン(フルオレニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(フルオレニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(フルオレニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(フルオレニル)(3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(フルオレニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(フルオレニル)(3−トリメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニルメチレン(フルオレニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジフェニル
メチレン(フルオレニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド
ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(3−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(3,5−ジ−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(5−メチル−3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(シクロペンタジ
エニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(5−メチル−3−トリメチルシリル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(3,5−ジアミル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジ−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(5−メチル−3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジク
ロライド、ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(5−メチル−3−トリメチルシリル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジアミル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
ジメチルシリレン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(3−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジ−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(5−メチル−3−フェニル
−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(5−メチル−3−トリメチルシリル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(n−ブチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジアミル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
ジメチルシリレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジ−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(tert−ブチルシクロ
ペンタジエニル)(5−メチル−3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(5−メチル−3−トリメチルシリル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(tert−ブチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジアミル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジ−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(5−メチル
−3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(5−メチル−3−トリメチルシリル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3,5−ジアミル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
ジメチルシリレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3,5−ジ−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(トリメチルシリルシクロ
ペンタジエニル)(5−メチル−3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(5−メチル−3−トリメチルシリル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(トリメチルシリルシクロペンタジエニル)(3,5−ジアミル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
ジメチルシリレン(インデニル)(2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(インデニル)(3−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(インデニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(インデニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(インデニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(インデニル)(3,5−ジ−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(インデニル)(5−メチル−3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(インデニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フェノキシ)チタン
ジクロライド、ジメチルシリレン(インデニル)(5−メチル−3−トリメチルシリル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(インデニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(インデニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(インデニル)(3,5−ジアミル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、
ジメチルシリレン(フルオレニル)(2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(フルオレニル)(3−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(フルオレニル)(3,5−ジメチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(フルオレニル)(3−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(フルオレニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(フルオレニル)(3,5−ジ−tert−ブチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(フルオレニル)(5−メチル−3−フェニル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(フルオレニル)(3−tert−ブチルジメチルシリル−5−メチル−2−フ
ェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(フルオレニル)(5−メチル−3−トリメチルシリル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(フルオレニル)(3−tert−ブチル−5−メトキシ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(フルオレニル)(3−tert−ブチル−5−クロロ−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(フルオレニル)(3,5−ジアミル−2−フェノキシ)チタンジクロライド、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル))(1−ナフトキシ−2−イル)チタンジクロライドなどや、これらの化合物の(2−フェノキシ)を(3−フェニル−2−フェノキシ)、(3−トリメチルシリル−2−フェノキシ)、または(3−tert−ブチルジメチルシリル−2−フェノキシ)に変更
した化合物、ジメチルシリレンをジエチルシリレン、ジフェニルシリレン、またはジメトキシシリレンに変更した化合物、ジクロライドをジフルオライド、ジブロマイド、ジアイオダイドジメチル、ジエチル、ジイソプロピル、ビス(ジメチルアミド)、ビス(ジエチルアミド)、ジメトキシド、ジエトキシド、ジ−n−ブトキシド、ジイソプロポキシドに変更した化合物、
(tert−ブチルアミド)テトラメチルシクロペンタジエニル−1,2−エタンジイルチタンジクロライド、(tert−ブチルアミド)テトラメチルシクロペンタジエニル−1,2−エタンジイルチタンジメチル、(tert−ブチルアミド)テトラメチルシクロペンタジエニル−1,2−エタンジイルチタンジベンジル、(メチルアミド)テトラメチルシクロペンタジエニル−1,2−エタンジイルチタンジクロライド、(エチルアミド)テトラメチルシクロペンタジエニル−1,2−エタンジイルチタンジクロライド、(tert−ブチルアミド)テトラメチルシクロペンタジエニルジメチルシランチタンジクロライド、(tert−ブチルアミド)テトラメチルシクロペンタジエニルジメチルシランチタンジメチル、(tert−ブチルアミド)テトラメチルシクロペンタジエニルジメチルシランチタンジベンジル、(ベンジルアミド)テトラメチルシクロペンタジエニルジメチルシランチタンジクロライド、(フェニルフォスファイド)テトラメチルシクロペンタジエニルジメチルシランチタンジベンジル、
(tert−ブチルアミド)インデニル−1,2−エタンジイルチタンジクロライド、(tert−ブチルアミド)インデニル−1,2−エタンジイルチタンジメチル、(tert−ブチルアミド)テトラヒドロインデニル−1,2−エタンジイルチタンジクロライド、(tert−ブチルアミド)テトラヒドロインデニル−1,2−エタンジイルチタンジメチル、(tert−ブチルアミド)フルオレニル−1,2−エタンジイルチタンジクロライド、(tert−ブチルアミド)フルオレニル−1,2−エタンジイルチタンジメチル、(tert−ブチルアミド)インデニルジメチルシランチタンジクロライド、(tert−ブチルアミド)インデニルジメチルシランチタンジメチル、(tert−ブチルアミド)テトラヒドロインデニルジメチルシランチタンジクロライド、(tert−ブチルアミド)テトラヒドロインデニルジメチルシランチタンジメチル、(tert−ブチルアミド)フルオレニルジメチルシランチタンジクロライド、(tert−ブチルアミド)フルオレニルジメチルシランチタンジメチル、
(ジメチルアミノメチル)テトラメチルシクロペンタジエニルチタン(III)ジクロライド、(ジメチルアミノエチル)テトラメチルシクロペンタジエニルチタン(III)ジクロライド、(ジメチルアミノプロピル)テトラメチルシクロペンタジエニルチタン(III)ジクロライド、(N−ピロリジニルエチル)テトラメチルシクロペンタジエニルチタンジクロライド、(B−ジメチルアミノボラベンゼン)シクロペンタジエニルジルコニウムジクロライド、シクロペンタジエニル(9ーメシチルボラアントラセニル)ジルコニウ
ムジクロライド、
2,2’−チオビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノキシ)チタンジクロライド、2,2’−チオビス[4−メチル−6−(1−メチルエチル)フェノキシ]チタンジクロライド、2,2’−チオビス(4,6−ジメチルフェノキシ)チタンジクロライド、
2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノキシ)チタンジクロライド、2,2’−エチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノキシ)チタンジクロライド、2,2’−スルフィニルビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノキシ)チタンジクロライド、2,2’−(4,4’,6,6’−テトラ−tert−ブチル−1,1’ビフェノキシ)チタンジクロライド、2,2’−チオビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノキシ)チタンジイソプロポキサイド、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノキシ)チタンジイソプロポキサイド、2,2’−エチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノキシ)チタンジイソプロポキサイド、2,2’−スルフィニルビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノキシ)チタンジイソプロポキサイド、
(ジ−tert−ブチル−1,3−プロパンジアミド)チタンジクロライド、(ジシクロヘキシル−1,3−プロパンジアミド)チタンジクロライド、[ビス(トリメチルシリル)−1,3−プロパンジジアミド]チタンジクロライド、[ビス(tert−ブチルジメチルシリル)−1,3−プロパンジアミド]チタンジクロライド、[ビス(2,6−ジメチルフェニル)−1,3−プロパンジアミド]チタンジクロライド、[ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1,3−プロパンジアミド]チタンジクロライド、[ビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェニル)−1,3−プロパンジアミド]チタンジクロライド、
[ビス(トリイソプロピルシリル)ナフタレンジアミド]チタンジクロライド、[ビス(トリメチルシリル)ナフタレンジアミド]チタンジクロライド、[ビス(tert−ブチルジメチルシリル)ナフタレンジアミド]チタンジクロライド、[ビス(tert−ブチルジメチルシリル)ナフタレンジアミド]チタンジブロマイド、[ヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリル)ボレート]チタントリクロライド、[ヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリル)ボレート]チタントリブロマイド、[ヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリル)ボレート]チタントリアイオダイド、[ヒドロトリス(3,5−ジエチルピラゾリル)ボレート]チタントリクロライド、[ヒドロトリス(3,5−ジエチルピラゾリル)ボレート]チタントリブロマイド、[ヒドロトリス(3,5−ジエチルピラゾリル)ボレート]チタントリアイオダイド、[ヒドロトリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)ボレート]チタントリクロライド、[ヒドロトリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)ボレート]チタントリブロマイド、[ヒドロトリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)ボレート]チタントリアイオダイド、
[トリス(3,5−ジメチルピラゾリル)メチル]チタントリクロライド、[トリス(3,5−ジメチルピラゾリル)メチル]チタントリブロマイド、[トリス(3,5−ジメチルピラゾリル)メチル]チタントリアイオダイド、[トリス(3,5−ジエチルピラゾリル)メチル]チタントリクロライド、[トリス(3,5−ジエチルピラゾリル)メチル]チタントリブロマイド、[トリス(3,5−ジエチルピラゾリル)メチル]チタントリアイオダイド、[トリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)メチル]チタントリクロライド、[トリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)メチル]チタントリブロマイド、[トリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)メチル]チタントリアイオダイド、
μ−オキソビス[イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンクロライド]、μ−オキソビス[イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンメトキシド]、μ−オキソビス[イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンクロライド]、μ−オキソビス[イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンメトキシド]、μ−オキソビス[イソプロピリデン(メチルシクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンクロライド]、μ−オキソビス[イソプロピリデン(メチルシクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンメトキシド]、μ−オキソビス[イソプロピリデン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert
−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンクロライド]、μ−オキソビス[イソプロピリデン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンメトキシド]、μ−オキソビス[イソプロピリデン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンクロライド]、μ−オキソビス[イソプロピリデン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンメトキシド]、μ−オキソビス[イソプロピリデン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンクロライド]、μ−オキソビス[イソプロピリデン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンメトキシド]、
μ−オキソビス[ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンクロライド]、μ−オキソビス[ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンメトキシド]、μ−オキソビス[ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンクロライド]、μ−オキソビス[ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンメトキシド]、μ−オキソビス[ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンクロライド]、μ−オキソビス[ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンメトキシド]、μ−オキソビス[ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert
−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンクロライド]、μ−オキソビス[ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンメトキシド]、μ−オキソビス[ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンクロライド]、μ−オキソビス[ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタンメトキシド]、μ−オキソビス[ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンクロライド]、μ−オキソビス[ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンメトキシド]、
ジ−μ−オキソビス[イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタン]、ジ−μ−オキソビス[イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタン]、ジ−μ−オキソビス[イソプロピリデン(メチルシクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタン]、ジ−μ−オキソビス[イソプロピリデン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタン]、ジ−μ−オキソビス[イソプロピリデン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタン]、ジ−μ−オキソビス[イソプロピリデン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタン]、ジ−μ−オキソビス[ジメチルシリレン(シクロペンタジエ
ニル)(2−フェノキシ)チタン]、ジ−μ−オキソビス[ジメチルシリレン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタン]、ジ−μ−オキソビス[ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタン]、ジ−μ−オキソビス[ジメチルシリレン(メチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタン]、ジ−μ−オキソビス[ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(2−フェノキシ)チタン]、ジ−μ−オキソビス[ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタン]などが挙げられる。
また、上記のチタン化合物において、チタン原子をジルコニウム原子、ハフニウム原子に置き換えた化合物も同様に例示することができる。
遷移金属化合物のうち、遷移金属原子がバナジウム原子である化合物の具体例としてはバナジウムアセチルアセトナート、バナジウムテトラクロライド、バナジウムオキシトリクロライドなどが挙げられる。
遷移金属化合物のうち、遷移金属原子がサマリウム原子である化合物の具体例としてはビス(ペンタメチルシクロペンタジエニル)サマリウムメチルテトラヒドロフランなどが挙げられる。
遷移金属化合物のうち、遷移金属原子がイッテルビウム原子である化合物の具体例としてはビス(ペンタメチルシクロペンタジエニル)イッテルビウムメチルテトラヒドロフランなどが挙げられる。
遷移金属化合物のうち、遷移金属原子がニッケル原子である化合物の具体例として2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5’−ジメチルオキサゾリン]ニッケルジクロライド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5’−ジメチルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5’−ジエチルオキサゾリン]ニッケルジクロライド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5’−ジエチルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5’−ジ−n−プロピルオキサゾリン]ニッケルジクロライド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5’−ジ−n−プロピルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレ
ンビス[(4R)−4−フェニル−5,5’−ジイソプロピルオキサゾリン]ニッケルジクロライド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5’−ジイソプロピルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5’−ジシクロヘキシルオキサゾリン]ニッケルジクロライド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5’−ジシクロヘキシルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5’−ジメトキシオキサゾリン]ニッケルジクロライド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5’−ジメトキシオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5’−ジエトキシオキサゾリン]ニッケルジ
クロライド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5’−ジエトキシオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5’−ジフェニルオキサゾリン]ニッケルジクロライド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5’−ジフェニルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、
メチレンビス[(4R)−4−メチル−5,5−ジ−(2−メチルフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、メチレンビス[(4R)−4−メチル−5,5−ジ−(3−メチルフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、メチレンビス[(4R)−4−メチル−5,5−ジ−(4−メチルフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、メチレンビス[(4R)−4−メチル−5,5−ジ−(2−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、メチレンビス[(4R)−4−メチル−5,5−ジ−(3−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、メチレンビス[(4R)−4−メチル−5,5−ジ−(4−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、メチレンビス[スピロ{(4R)−4−メチルオキサゾリン−5,1’−シクロブタン
}]ニッケルジブロマイド、メチレンビス[スピロ{(4R)−4−メチルオキサゾリン−5,1’−シクロペンタン}]ニッケルジブロマイド、メチレンビス[スピロ{(4R)−4−メチルオキサゾリン−5,1’−シクロヘキサン}]ニッケルジブロマイド、メチレンビス[スピロ{(4R)−4−メチルオキサゾリン−5,1’−シクロヘプタン}]ニッケルジブロマイド、
2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソプロピル−5,5−ジメチルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソプロピル−5,5−ジエチルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソプロピル−5,5−ジ−n−プロピルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、メチレンビス[(4R)−4−イソプロピル−5,5−ジイソプロピルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソプロピル−5,5−ジシクロヘキシルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソプロピル−5,5−ジフェニルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソプロピル−5,5−ジ−(2−メチルフェニ
ル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソプロピル−5,5−ジ−(3−メチルフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソプロピル−5,5−ジ−(4−メチルフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソプロピル−5,5−ジ−(2−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソプロピル−5,5−ジ−(3−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソプロピル−5,5−ジ−(4−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−イソプロピルオキサゾリン−5,1’−シクロブタン}]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−イソプロピルオキサゾリン−5,1’−シクロペンタン}]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−イソプロピルオキサゾリン−5,1’−シクロヘキサン}]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−イソプロピルオキサゾリン−5,1’−シクロヘプタン}]ニッケルジブロマイド、
2,2−メチレンビス[(4R)−4−イソブチル−5,5−ジメチルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソブチル−5,5−ジエチルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソブチル−5,5−ジ−n−プロピルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソブチル−5,5−ジ−イソプロピルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソブチル−5,5−ジシクロヘキシルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソブチル−5,5−ジフェニルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソブチル−5,5−ジ−(2−メチルフェニル)
オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソブチル−5,5−ジ−(3−メチルフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソブチル−5,5−ジ−(4−メチルフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソブチル−5,5−ジ−(2−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソブチル−5,5−ジ−(3−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−イソブチル−5,5−ジ−(4−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−イソブチルオキサゾリン−5,1’
−シクロブタン}]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−イソブチルオキサゾリン−5,1’−シクロペンタン}]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−イソブチルオキサゾリン−5,1’−シクロヘキサン}]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−イソブチルオキサゾリン−5,1’−シクロヘプタン}]ニッケルジブロマイド、
2,2’−メチレンビス[(4R)−4−tert−ブチル−5,5−ジメチルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−tert−ブチル−5,5−ジエチルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−4−tert−ブチル−5,5−ジ−n−プロピルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−tert−ブチル−5,5−ジ−イソプロピルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−tert−ブチル−5,5−ジフェニルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−tert−ブチル−5,5−ジシクロヘキシルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−tert−ブチル−5,5−ジ−(2−メチルフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−tert−ブチル−5,5−ジ−(3−メチルフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−tert−ブチル−5,5−ジ−(4−メチルフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−tert−ブチル−5,5−ジ−(2−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−tert−ブチル−5,5−ジ−(3−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−tert−ブチル−5,5−ジ−(4−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−tert−ブチルオキサゾリン−5,1’−シクロブタン}]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−tert−ブチルオキサゾリン−5,1’−シクロペンタン}]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−tert−ブチルオキサゾリン−5,1’−シクロヘキサン}]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−tert−ブチルオキサゾリン−5,1’−シクロヘプタン}]ニッケルジブロマイド、
2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5−ジメチルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5−ジエチルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5−ジ−n−プロピルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5−ジ−イソプロピルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5−ジシクロヘキシルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5−ジフェニルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5−ジ−(2−メチルフェニル)オキサゾリン
]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5−ジ−(3−メチルフェニ)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5−ジ−(4−メチルフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5−ジ−(2−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5−ジ−(3−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−フェニル−5,5−ジ−(4−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−フェニルオキサゾリン−5,1’−シクロブタン}]ニッケル
ジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−フェニルオキサゾリン−5,1’−シクロペンタン}]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−フェニルオキサゾリン−5,1’−シクロヘキサン}]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−フェニルオキサゾリン−5,1’−シクロヘプタン}]ニッケルジブロマイド、
2,2’−メチレンビス[(4R)−4−ベンジル−5,5−ジメチルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−ベンジル−5,5−ジエチルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−ベンジル−5,5−ジ−n−プロピルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−ベンジル−5,5−ジ−イソプロピルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−ベンジル−5,5−ジシクロヘキシルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−ベンジル−5,5−ジフェニルオキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−ベンジル−5,5−ジ−(2−メチルフェニル)オキサゾリン
]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−ベンジル−5,5−ジ−(3−メチルフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−ベンジル−5,5−ジ−(4−メチルフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−ベンジル−5,5−ジ−(2−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−ベンジル−5,5−ジ−(3−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[(4R)−4−ベンジル−5,5−ジ−(4−メトキシフェニル)オキサゾリン]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−ベンジルオキサゾリン−5,1’−シクロブタン}]ニッケ
ルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−ベンジルオキサゾリン−5,1’−シクロペンタン}]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−ベンジルオキサゾリン−5,1’−シクロヘキサン}]ニッケルジブロマイド、2,2’−メチレンビス[スピロ{(4R)−4−ベンジルオキサゾリン−5,1’−シクロヘプタン}]ニッケルジブロマイド、および上記各化合物における(4R)が(4S)に相当する化合物などが挙げられる。また、メソ型異性体としては、例えばビスオキサゾリン類の光学活性体として前記した各化合物における(4R)が、一つのオキサゾリン骨格が(4R)、他方のオキサゾリン骨格が(4S)に相当する化合物が挙げられる。
遷移金属化合物のうち、遷移金属原子がニッケル原子である化合物の具体例としてさらに[ヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリル)ボレート]ニッケルクロライド、[ヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリル)ボレート]ニッケルブロマイド、[ヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリル)ボレート]ニッケルアイオダイド、[ヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリル)ボレート]ニッケルメチル、[ヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリル)ボレート]ニッケルエチル、[ヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリル)ボレート]ニッケルアリル、[ヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリル)ボレート]ニッケルメタリル、[ヒドロトリス(3,5−ジエチルピラゾリル)ボレート]ニッケルクロライド、[ヒドロトリス(3,5−ジエチルピラゾリル)ボレート]ニッケルブロマイド、[ヒドロトリス(3,5−ジエチルピラゾリル)ボレート]ニッケルアイオダイド、[ヒドロトリス(3,5−ジエチルピラゾリル)ボレート]ニッケルメチル、[ヒドロトリス(3,5−ジエチルピラゾリル)ボレート]ニッケルエチル、[ヒドロトリス(3,5−ジエチルピラゾリル)ボレート]ニッケルアリル、[ヒドロトリス(3,5−ジエチルピラゾリル)ボレート]ニッケルメタリル、
[ヒドロトリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)ボレート]ニッケルクロライド、[ヒドロトリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)ボレート]ニッケルブロマイド、[ヒドロトリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)ボレート]ニッケルアイオダイド、[ヒドロトリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)ボレート]ニッケルメチル、[ヒドロトリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)ボレート]ニッケルエチル、[ヒドロトリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)ボレート]ニッケルアリル、[ヒドロトリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)ボレート]ニッケルメタリル、および
下記構造式にて示される化合物などが挙げられる。
Figure 2006193749
Figure 2006193749
(式中、R7とR8はそれぞれ2,6−ジイソプロピルフェニル基であり、X、R9およびR10は下記の表1に表わされる置換基の組み合わせのいずれかである。)R9とR10は一緒になって2価の基(例えばアセナフテン基)となり得る。
Figure 2006193749
また、上記のニッケル化合物において、ニッケル原子をパラジウム原子、コバルト原子、ロジウム原子、またはルテニウム原子に置き換えた化合物も同様に例示することができる。
遷移金属化合物のうち、遷移金属原子が鉄である化合物の具体例としては、2,6−ビス−[1−(2,6−ジメチルフェニルイミノ)エチル]ピリジンアイロンジクロライド、2,6−ビス−[1−(2,6−ジイソプロピルフェニルイミノ)エチル]ピリジンアイロンジクロライド、2,6−ビス−[1−(2−tert−ブチル−フェニルイミノ)エチル]ピリジンアイロンジクロライド、[ヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリル)ボレート]アイロンクロライド、[ヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリル)ボレート]アイロンブロマイド、[ヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリル)ボレート]アイロンアイオダイド、[ヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリル)ボレート]アイロンメチル、[ヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリル)ボレート]アイロンエチ
ル、[ヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリル)ボレート]アイロンアリル、[ヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリル)ボレート]アイロンメタリル、
[ヒドロトリス(3,5−ジエチルピラゾリル)ボレート]アイロンクロライド、[ヒドロトリス(3,5−ジエチルピラゾリル)ボレート]アイロンブロマイド、[ヒドロトリス(3,5−ジエチルピラゾリル)ボレート]アイロンアイオダイド、[ヒドロトリス(3,5−ジエチルピラゾリル)ボレート]アイロンメチル、[ヒドロトリス(3,5−ジエチルピラゾリル)ボレート]アイロンエチル、[ヒドロトリス(3,5−ジエチルピラゾリル)ボレート]アイロンアリル、[ヒドロトリス(3,5−ジエチルピラゾリル)ボレート]アイロンメタリル[ヒドロトリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)ボレート]アイロンクロライド、[ヒドロトリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)ボレート]アイロンブロマイド、[ヒドロトリス(3,5−ジ−tert−ブチル
ピラゾリル)ボレート]アイロンアイオダイド、[ヒドロトリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)ボレート]アイロンメチル、[ヒドロトリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)ボレート]アイロンエチル、[ヒドロトリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)ボレート]アイロンアリル、[ヒドロトリス(3,5−ジ−tert−ブチルピラゾリル)ボレート]アイロンメタリルなどが挙げられる。
また、上記の鉄化合物において、鉄原子をコバルト原子またはニッケル原子に置き換えた化合物も同様に例示することができる。
これらの遷移金属化合物は一種類のみを用いてもよく、二種類以上を組み合わせてもよい。
(C)有機アルミニウム化合物
本発明のオレフィン重合用触媒に使用される成分(C)有機アルミニウム化合物としては、公知の有機アルミニウム化合物が使用できる。好ましくは一般式(4)で示される有機アルミニウム化合物である。
cAlY3-c (4)
(ただし、Rは炭素原子数1〜8個の炭化水素基、Yは水素原子および/またはハロゲン原子、cは0<c≦3を満足する数を表わす。)
有機アルミニウム化合物を表わす一般式(4)におけるRはアルキル基が好ましく、具体例としては、メチル基、エチル基、ノルマルプロピル基、ノルマルブチル基、イソブチル基、ノルマルヘキシル基、2−メチルヘキシル基、ノルマルオクチル基などが挙げられ、好ましくはメチル基、エチル基、ノルマルブチル基、イソブチル基、ノルマルヘキシル基である。また、Yがハロゲン原子である場合の具体例としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられ、好ましくは塩素原子である。
上記一般式(4)で表わされる有機アルミニウム化合物の具体例としては、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリノルマルプロピルアルミニウム、トリノルマルブチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリノルマルヘキシルアルミニウム、トリノルマルオクチルアルミニウムなどのトリアルキルアルミニウム;ジメチルアルミニウムクロライド、ジノルマルブチルアルミニウムクロライド、ジイソブチルアルミニウムクロライド、ジノルマルヘキシルアルミニウムクロライドなどのジアルキルアルミニウムクロライド;メチルアルミニウムジクロライド、エチルアルミニウムジクロライド、ノルマルプロピルアルミニウムジクロライド、ノルマルブチルアルミニウムジクロライド、イソブチルアルミニウムジクロライド、ノルマルヘキシルアルミニウムジクロライド
等のアルキルアルミニウムジクロライド;ジメチルアルミニウムハイドライド、ジエチルアルミニウムハイドライド、ジノルマルプロピルアルミニウムハイドライド、ジノルマルブチルアルミニウムハイドライド、ジイソブチルアルミニウムハイドライド、ジノルマルヘキシルアルミニウムハイドライド等のジアルキルアルミニウムハイドライド等を例示することができる。
これらの内、好ましくはトリアルキルアルミニウムであり、さらに好ましくはトリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリノルマルブチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウムまたはトリノルマルヘキシルアルミニウムである。
これらの有機アルミニウム化合物は一種類のみを用いても、二種類以上を組み合わせて用いてもよい。
(D)ホウ素化合物
本発明においてホウ素化合物(D)としては、(D1)一般式 BQ123で表されるホウ素化合物、(D2)一般式 G+(BQ1234-で表されるホウ素化合物、(D3)一般式 (L−H)+(BQ1234-で表されるホウ素化合物のいずれかを用いることができる。
一般式 BQ123で表されるホウ素化合物(D1)において、Bは3価の原子価状態のホウ素原子であり、Q1〜Q3はハロゲン原子、炭化水素基、ハロゲン化炭化水素基、置換シリル基、アルコキシ基または2置換アミノ基であり、それらは同じであっても異なっていても良い。Q1〜Q3は好ましくは、ハロゲン原子、1〜20個の炭素原子を含む炭化水素基、1〜20個の炭素原子を含むハロゲン化炭化水素基、1〜20個の炭素原子を含む置換シリル基、1〜20個の炭素原子を含むアルコキシ基または2〜20個の炭素原子を含むアミノ基であり、より好ましいQ1〜Q3はハロゲン原子、1〜20個の炭素原子を含む炭化水素基、または1〜20個の炭素原子を含むハロゲン化炭化水素基である。さらに好ましくはQ1〜Q4は、それぞれ少なくとも1個のフッ素原子を含む炭素原子数1〜20のフッ素化炭化水素基であり、特に好ましくはQ1〜Q4は、それぞれ少なくとも1個のフッ素原子を含む炭素原子数6〜20のフッ素化アリール基である。
化合物(D1)の具体例としては、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン、トリス(2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)ボラン、トリス(2,3,4,5−テトラフルオロフェニル)ボラン、トリス(3,4,5−トリフルオロフェニル)ボラン、トリス(2,3,4−トリフルオロフェニル)ボラン、フェニルビス(ペンタフルオロフェニル)ボラン等が挙げられるが、最も好ましくは、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボランである。
一般式 G+(BQ1234-で表されるホウ素化合物(D2)において、G+は無機または有機のカチオンであり、Bは3価の原子価状態のホウ素原子であり、Q1〜Q4は上記の(D1)におけるQ1〜Q3と同様である。
一般式 G+(BQ1234-で表される化合物における無機のカチオンであるG+の具体例としては、フェロセニウムカチオン、アルキル置換フェロセニウムカチオン、銀陽イオンなどが、有機のカチオンであるG+としては、トリフェニルメチルカチオンなどが挙げられる。G+として好ましくはカルベニウムカチオンであり、特に好ましくはトリフェニルメチルカチオンである。(BQ1234-としては、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、テトラキス(2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)ボレート、テトラキス(2,3,4,5−テトラフルオロフェニル)ボレート、テトラキス(3,4,5−トリフルオロフェニル)ボレート、テトラキス(2,3,4−トリフルオロフェニル)ボレート、フェニルトリス(ペンタフルオロフェニル)ボレ−ト、テトラキス(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ボレートなどが挙げられる。
これらの具体的な組み合わせとしては、フェロセニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、1,1’−ジメチルフェロセニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、銀テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルメチルテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルメチルテトラキス(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ボレートなどを挙げることができるが、最も好ましくは、トリフェニルメチルテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートである。
また、一般式(L−H)+(BQ1234-で表されるホウ素化合物(D3)においては、Lは中性ルイス塩基であり、(L−H)+はブレンステッド酸であり、Bは3価の原子価状態のホウ素原子であり、Q1〜Q4は上記のルイス酸(D1)におけるQ1〜Q3と同様である。
一般式(L−H)+(BQ1234-で表される化合物におけるブレンステッド酸である(L−H)+の具体例としては、トリアルキル置換アンモニウム、N,N−ジアルキルアニリニウム、ジアルキルアンモニウム、トリアリールホスホニウムなどが挙げられ、(BQ1234-としては、前述と同様のものが挙げられる。
これらの具体的な組み合わせとしては、トリエチルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリプロピルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジエチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−2,4,6−ペンタメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(3,5−ビストリフルオロメチルフェニル)ボレート、ジイソプロピルアンモニウムテトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレート、ジシクロヘキシルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルホスホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリ(メチルフェニル)ホスホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリ(ジメチルフェニル)ホスホニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートなどを挙げることができるが、最も好ましくは、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、もしくは、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートである。
本発明における各触媒成分の使用量比(モル比)は、特に限定されることはないが、成分(A)変性アルミニウムオキシ化合物(Al原子換算モル数)と成分(B)遷移金属化合物のモル比は通常(A):(B)=1:1〜10000:1の範囲のモル比を取ることができるが、好ましくは1:1〜5000:1の範囲のモル比である。成分(C)有機アルミニウム化合物を使用する場合の使用量は通常、(B):(C)=1:0.1〜1:10000の範囲のモル比を取ることができるが、好ましくは1:1〜1:5000、さらに好ましくは1:1〜1:1000の範囲のモル比である。成分(D)ホウ素化合物を使用する場合の使用量は通常、(B):(D)=1:0.01〜1:100の範囲のモル比を取ることができるが、好ましくは1:0.5〜1:10の範囲のモル比である。
各触媒成分を重合槽に供給する方法としては、特に限定されるものではないが、成分(A)変性アルミニウムオキシ化合物、成分(B)遷移金属化合物、場合によってはさらに成分(C)有機アルミニウム化合物、さらに場合によっては成分(D)ホウ素化合物とを予め接触させて供給してもよく、重合槽に別々に投入してもよい。それらのうちの任意の2つの成分を予め接触させて、その後もう一つもしくは2つの成分を接触させてもよい。
各触媒成分を溶液で用いる場合、成分(A)変性アルミニウムオキシ化合物、および成分(C)有機アルミニウム化合物の濃度はAl原子換算でそれぞれ通常0.0001〜100モル/リットル、好ましくは0.01〜10モル/リットルである。成分(B)遷移金属化合物の濃度は、遷移金属原子換算で通常0.0001〜100ミリモル/リットル、好ましくは0.01〜50ミリモル/リットルである。成分(D)ホウ素化合物の濃度は、ホウ素原子換算で通常0.001〜500ミリモル/リットル、好ましくは0.01〜250ミリモル/リットルである。
各触媒成分を反応器に供給する方法としては、特に制限されるものではない。各成分を固体状態で供給する方法、炭化水素溶媒に溶解させた溶液、または懸濁させたスラリー状態で供給する方法等が挙げられる。
重合方法に関しては、特に制限されるものではない。例えば、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素、トルエン等の芳香族炭化水素、またはメチレンジクロライド等のハロゲン化炭化水素を溶媒として用いる溶媒重合、またはスラリー重合、液状モノマー中で重合を実施するバルク重合、ガス状のモノマー中で実施する気相重合、高温高圧下で超臨界流体状態にある高圧法などが挙げられる。重合方法としてはバッチ式、連続式いずれでも可能である。
重合温度は−50℃〜300℃、好ましくは−20℃〜250℃である。重合圧力は0.1〜300MPa、好ましくは0.1〜200MPa、より好ましくは0.1〜100MPaである。重合時間は一般的に、目的とするポリマーの種類、反応装置により適宜決定されるが、1分間〜20時間の範囲を取ることができる。
本発明の付加重合用触媒は、オレフィン類を単独重合または共重合することにより高活性で高分子量のオレフィン重合体を製造する。
使用できるオレフィン類としては、炭素原子数2〜20個からなるオレフィン、ジオレフィン等のいずれをも用いることができ、同時に2種以上のオレフィン類を用いることもできる。これらの具体例としてエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、5−メチル−1−ヘキセン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、ビニルシクロヘキサン、ノルボルネン、1,3−ブタジエン、1,4−ヘプタジエン、1,5−ヘキサジエン、1,7−オクタジエン、5−エチリデン−2−ノルボルネン等が挙げられる。本発明はこれらのオレフィン類の単独重合または共重合に適用できる。
共重合体を構成するモノマーの具体例としては、エチレンとプロピレン、エチレンと1−ブテン、エチレンと1−ヘキセン、プロピレンと1−ブテン等が例示されるが、本発明はこれらに限定されるべきものではない。
本発明の付加重合用触媒を適用するオレフィン重合体としては特に、エチレンとα−オレフィンとの共重合体(いわゆるLLDPEすなわち直鎖状低密度ポリエチレン)が好適である。また本発明の付加重合用触媒を適用するオレフィン重合体としては特に、α−オレフィンの単独重合体、中でも1−ブテン単独重合体が好適である。本発明の付加重合用触媒を用いることにより、超高分子量のα−オレフィン単独重合体を得ることができる。
また本発明の付加重合用触媒は、アルケニル芳香族炭化水素を単独重合するまたはアルケニル芳香族炭化水素とオレフィン類とを共重合するアルケニル芳香族炭化水素重合体の製造方法にも好適に用いられる。本発明の付加重合用触媒を用いることにより、高活性で高分子量のアルケニル芳香族炭化水素重合体、特にアルケニル芳香族炭化水素とオレフィン類との共重合体であり、数平均分子量(Mn)が700,000以上、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比で表される分子量分布(Mw/Mn)が1.85〜2.5である共重合体をも製造することができる。さらに該共重合体としては数平均分子量が750,000以上の共重合体も得られる。
かかるアルケニル芳香族炭化水素の具体例としては、p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−エチルスチレン、m−エチルスチレン、o−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、2,5−ジメチルスチレン、3,4−ジメチルスチレン、3,5−ジメチルスチレン、3−メチル−5−エチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−sec−ブチルスチレンなどのアルキルスチレン;スチレン、2−フェニルプロピレン、2−フェニルブテン等のアルケニルベンゼン;ジビニルベンゼンなどのビスアルケニルベンゼン;1−ビニルナフタレン等のビニルナフタレン等を列挙することができる。本発明で使用するアルケニル芳香族炭化水素として好ましくは、スチレン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−tert−ブチ
ルスチレン、2−フェニルプロピレン、ジビニルベンゼン、または1−ビニルナフタレンであり、特に好ましくはスチレンである。オレフィン類としては前記と同様のものが使用される。
重合体の分子量を調節するために、水素などの連鎖移動剤を添加することも可能である。
以下、実施例および比較例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。実施例におけるオレフィン重合体の性質は下記の方法により測定した。
(1)極限粘度[η]
ウベローデ型粘度計を用い、135℃テトラリン溶液中で測定した。
(2)分子量および分子量分布(Mw/Mn)
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により、下記の条件で測定した。分子量分布は重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)で表した。また、検量線は標準ポリスチレンを用いて作成した。
(2−1) 実施例1〜22および25並びに比較例1〜8の場合
測定機 :ミリポアウォーターズ社製 150C型
カラム :TSK gel GMH6−HT
測定温度 :145℃
溶媒 :オルトジクロロベンゼン
測定濃度 :10mg/10ml(分子量が特に高いときは濃度を下げて測定)
(2−2)実施例23および24並びに比較例9および10の場合
測定機 :日本分光社製 800シリーズ
カラム :shodex A806M
測定温度 :45℃
溶媒 :テトラヒドロフラン
測定濃度 :0.5mg/ml
(3)重合体の融点(実施例11〜18および20〜21並びに比較例5〜8の場合)
示査走査熱量計(DSC)(セイコー電子工業社製SSC5000熱分析システム)を用いて、以下の条件で測定した。
昇温: 40℃から150℃(10℃/分)、 5分間保持
冷却:150℃から10℃( 5℃/分)、10分間保持
測定: 10℃から160℃( 5℃/分で昇温)
(4)重合体のガラス転移点および融点(実施例23および24並びに比較例9および10の場合)
DSC(セイコー電子工業社製 SSC−5200)を用いて、以下の条件で測定することにより求めた。
昇温: 20℃から200℃(20℃/分)、10分間保持
冷却:200℃から−50℃(20℃/分)、10分間保持
測定:−50℃から300℃(20℃/分で昇温)
(5)共重合体におけるα−オレフィン単位含有量:赤外分光光度計(パーキンエルマー社製 FTIR1600シリーズ)を用いて、エチレンとα−オレフィンの特性吸収より求め、1000炭素当たりの短鎖分岐数(SCB)として表した。
(6)27Al−固体NMRスペクトル
7.0Tの超伝導磁石を持つ(1H観測周波数300MHz)、Bruker社製 ASX−300(WB)を用い、回転セル径が4mmであるプローブを使用した。回転のためのガスは窒素ガスを使用し、測定プローブのハウジング内を充分に置換した後測定をおこなった。
変性アルミニウムオキシ化合物もしくはアルミニウムオキシ化合物は減圧乾燥により溶媒を除去し乾固させた。
窒素ボックス中で、乾固した試料を径が4mmである回転セルに安定した回転が得られるように所定量詰めた。回転セルの回転数は12〜14kHzとし、20℃に温度調整した室内で測定した(測定温度として20〜25℃程度)。測定パルス系列はHPDEC法にてデカップリングをオフにしたパルス系列を用いた。パルス幅は0.5μsecで、溶液27Al−NMRスペクトルで使用する90°パルス幅よりも小さくした。パルス間隔は2secとした。スペクトル幅は27Alのケミカルシフト幅として800ppmとした。ケミカルシフト基準は、LCカラム用充填剤である活性アルミナを用いて、高磁場側に出るピークを7ppmとした。
測定終了後、FIDのフーリエ変換をおこない、得られた27Al−固体NMRスペクトルにおいて、−150ppm付近から150ppm付近にかけて現れるピーク群の最も高磁場および最も低磁場に現れるピーク群の裾がともにほぼ同じ高さになるようにし、−150ppm以下および150ppm以上のピークが観測されない部分のスペクトルを可能な限りケミカルシフト軸(横軸)に平行になるように、位相補正およびベースライン補正をおこなった。基準となるベースラインを、ピーク群スペクトルの最も高磁場の裾と最も低磁場に現れるピーク群の裾との間に可能な限りケミカルシフト軸(横軸)に平行になるように引いた。
10ppmにおけるケミカルシフト軸(横軸)に対して垂線を引き、垂線とベースライン、垂線とスペクトルとの交点間の長さを測定した。
30ppmにおけるケミカルシフト軸(横軸)に対して垂線を引き、垂線とベースライン、垂線とスペクトルとの交点間の長さを測定した。
参考例1(遷移金属化合物:ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジメトキシド<化合物1>の合成例)
シュレンク管中、無水エーテル10mlにメタノール0.131g(4.1mmol)を溶解させ、−78℃で濃度1.05mol/Lのメチルリチウムのエーテル溶液(3.9ml、4.1mmol)を滴下した。20℃に昇温し、ガスの発生の終了を確認することにより、リチウムメトキシドの生成を確認し、再度−78℃に冷却した。もう一つのシュレンク管に予め用意した、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライド0.919g(2.0mmol)の無水エーテル20ml懸濁液を、先の反応液に移送し、その後、徐々に室温まで昇温させた。反応液を濃縮後、トルエン20mlを加え、不溶物をろ別した。ろ液を濃縮し、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−ter
t−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジメトキシドを黄色結晶として取得した。(0.86g、95%)
1H−NMR(270MHz,C66) δ7.26(m,2H),4.13(s,6H),2.33(s,3H),1.97(s,6H),1.89(s,6H),1.59(s,9H),0.55(s,6H)
実施例1
100ミリリットルのステンレス製オートクレーブをアルゴン置換し、トルエン溶液の東ソー・アクゾ(株)製MMAO3A(Al濃度5.9wt%、以降、「MMAO」と略称することがある。)2.5mmol(Al原子換算)および水(イオン交換水;以下の実施例で特に記載無ければ水としてはイオン交換水を使用した)0.5mmolを加え10分間攪拌混合した。さらにペンタフルオロフェノール(トルエン溶液:2mol/l)を0.5mmol加えて10分間攪拌した。
一方、アルゴン置換した内容量25mlのなす型フラスコに、精製したトルエン1mlと2,2’−チオビス[4−メチル−6−tert−ブチルフェノキシ]チタンジクロライド0.5μmolを攪拌混合した後、シリンジを用いて前記のオートクレーブ内へ投入した。
この触媒溶液を室温にて10分間攪拌混合した後、1−ブテンを30g仕込み、40℃で15分、重合を行った。反応終了後、未反応1−ブテンをパージし、オートクレーブ内容物を約10倍の酸性メタノール中に投入し、析出した重合体を濾別して80℃で約2時間乾燥を行った。その結果、0.17gのポリ(1−ブテン)が得られた。重合活性は1.34×106g/mol−Ti・hrであった。得られたポリ(1−ブテン)の[η]は10.9dl/gで、Mw/Mnは2.0であった。
実施例2
100ミリリットルのステンレス製オートクレーブをアルゴン置換し、トルエン溶液のMMAO5mmolおよびペンタフルオロフェノール(トルエン溶液:2mol/l)1mmolを加え10分間攪拌混合した。さらに水を1mmol加えて10分間攪拌した。
一方、アルゴン置換した内容量25mlのなす型フラスコに、精製したトルエン5mlと2,2’−チオビス[4−メチル−6−tert−ブチルフェノキシ]チタンジクロライド2.5μmolを攪拌混合した後、シリンジを用いて前記のオートクレーブ内へ投入した。
この触媒溶液を室温にて10分間攪拌混合した後、1−ブテンを30g仕込み、40℃で15分、重合を行った。反応終了後、未反応1−ブテンをパージし、オートクレーブ内容物を約10倍の酸性メタノール中に投入し、析出した重合体を濾別して80℃で約2時間乾燥を行った。その結果、0.61gのポリ(1−ブテン)が得られた。重合活性は9.80×105g/mol−Ti・hrであった。得られたポリ(1−ブテン)の[η]は10.2dl/gで、Mw/Mnは2.0であった。
比較例1
100ミリリットルのステンレス製オートクレーブをアルゴン置換し、トルエン溶液のMMAO5mmolを投入した。一方、アルゴン置換した内容量25mlのなす型フラスコに、精製したトルエン5mlと2,2’−チオビス[4−メチル−6−tert−ブチルフェノキシ]チタンジクロライド2.5μmolを攪拌混合した後、シリンジを用いて前記のオートクレーブ内へ投入した。
この触媒溶液を室温にて10分間攪拌混合した後、1−ブテンを30g仕込み、40℃で15分、重合を行った。反応終了後、未反応1−ブテンをパージし、オートクレーブ内容物を約10倍の酸性メタノール中に投入し、析出した重合体を濾別して80℃で約2時間乾燥を行った。その結果、0.024gのポリ(1−ブテン)が得られた。重合活性は3.80×104g/mol−Ti・hrであった。得られたポリ(1−ブテン)の[η]は0.53dl/gであった。
比較例2
100ミリリットルのステンレス製オートクレーブをアルゴン置換し、トルエン溶液のMMAO2.5mmolおよび水0.5mmolを加え10分間攪拌混合した。
一方、アルゴン置換した内容量25mlのなす型フラスコに、精製したトルエン1mlと2,2’−チオビス[4−メチル−6−tert−ブチルフェノキシ]チタンジクロライド0.5μmolを攪拌混合した後、シリンジを用いて前記のオートクレーブ内へ投入した。
この触媒溶液を室温にて10分間攪拌混合した後、1−ブテンを30g仕込み、40℃で15分、重合を行った。反応終了後、未反応1−ブテンをパージし、オートクレーブ内容物を約10倍の酸性メタノール中に投入し、析出した重合体を濾別して80℃で約2時間乾燥を行った。その結果、0.055gのポリ(1−ブテン)が得られた。重合活性は4.37×105g/mol−Ti・hrであった。得られたポリ(1−ブテン)の[η]は5.90dl/gであった。
比較例3
100ミリリットルのステンレス製オートクレーブをアルゴン置換し、トルエン溶液のMMAO5mmolおよびペンタフルオロフェノール(トルエン溶液:2mol/l)1mmolを加え10分間攪拌混合した。
一方、アルゴン置換した内容量25mlのなす型フラスコに、精製したトルエン5mlと2,2’−チオビス[4−メチル−6−tert−ブチルフェノキシ]チタンジクロライド2.5μmolを攪拌混合した後、シリンジを用いて前記のオートクレーブ内へ投入した。
この触媒溶液を室温にて10分間攪拌混合した後、1−ブテンを30g仕込み、40℃で15分、重合を行った。反応終了後、未反応1−ブテンをパージし、オートクレーブ内容物を約10倍の酸性メタノール中に投入し、析出した重合体を濾別して80℃で約2時間乾燥を行った。その結果、0.23gのポリ(1−ブテン)が得られた。重合活性は3.65×105g/mol−Ti・hrであった。得られたポリマーの[η]は5.16dl/gであった。
実施例3
実施例1においてペンタフルオロフェノールの代わりにトリフェニルメタノールを0.3mmol用いたこと以外は同様に行った。その結果、0.14gのポリ(1−ブテン)が得られた。重合活性は1.11×106g/mol−Ti・hrであった。得られたポリ(1−ブテン)の[η]は6.0dl/gでMw/Mnは1.9であった。
実施例4
実施例1においてペンタフルオロフェノールの代わりにトリシクロヘキシルメタノールを0.25mmol用いたこと以外は同様に行った。その結果、0.16gのポリ(1−ブテン)が得られた。重合活性は1.23×106g/mol−Ti・hrであった。得られたポリ(1−ブテン)の[η]は7.7dl/gであった。
実施例5
実施例1においてペンタフルオロフェノールの代わりに1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロパノールを0.5mmol用いたこと以外は同様に行った。その結果、0.13gのポリ(1−ブテン)が得られた。重合活性は1.00×106g/mol−Ti・hrであった。
実施例6
100ミリリットルのステンレス製オートクレーブをアルゴン置換し、トルエン溶液のMMAO5mmolおよび水1mmolを加え10分間攪拌混合した。さらにペンタフルオロフェノール(トルエン溶液:2mol/l)を1mmol加えて10分間攪拌した。一方、アルゴン置換した内容量25mlのなす型フラスコに、精製したトルエン5mlと(tert−ブチルアミド)テトラメチルシクロペンタジエニルジメチルシランチタンジクロライドを2.5μmolを攪拌混合した後、シリンジを用いて前記のオートクレーブ内へ投入した。
この触媒溶液を室温にて10分間攪拌混合した後、1−ブテンを30g仕込み、40℃で15分、重合を行った。反応終了後、未反応1−ブテンをパージし、オートクレーブ内容物を約10倍の酸性メタノール中に投入し、析出した重合体を濾別して80℃で約2時間乾燥を行った。その結果、0.18gのポリ(1−ブテン)が得られた。重合活性は2.80×105g/mol−Ti・hrであった。得られたポリ(1−ブテン)の[η]は1.31dl/gであった。
比較例4
100ミリリットルのステンレス製オートクレーブをアルゴン置換し、トルエン溶液のMMAO10mmolを投入した。一方、アルゴン置換した内容量25mlのなす型フラスコに、精製したトルエン5mlと(tert−ブチルアミド)テトラメチルシクロペンタジエニルジメチルシランチタンジクロライド10μmolを攪拌混合した後、シリンジを用いて前記のオートクレーブ内へ投入した。
この触媒溶液を室温にて10分間攪拌混合した後、1−ブテンを30g仕込み、40℃で60分、重合を行った。反応終了後、未反応1−ブテンをパージし、オートクレーブ内容物を約10倍の酸性メタノール中に投入し、析出した重合体を濾別して80℃で約2時間乾燥を行った。その結果、0.020gのポリ(1−ブテン)が得られた。重合活性は2.04×103g/mol−Ti・hrであった。得られたポリ(1−ブテン)の[η]は0.50dl/gであった。
実施例7
実施例6において(tert−ブチルアミド)テトラメチルシクロペンタジエニルジメチルシランチタンジクロライドの代わりに、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライドを用いたこと以外は同様に行った。その結果、0.60gのポリ(1−ブテン)が得られた。重合活性は2.39×105g/mol−Ti・hrであった。
実施例8
実施例6において(tert−ブチルアミド)テトラメチルシクロペンタジエニルジメチルシランチタンジクロライドの代わりに、ペンタメチルシクロペンタジエニルチタントリクロライドを用いたこと、重合時間を30分間としたこと以外は同様に行った。その結果、1.07gのポリ(1−ブテン)が得られた。重合活性は8.58×105g/mol−Ti・hrであった。
実施例9
1リットルのステンレス製オートクレーブをアルゴン置換し、1−ブテンを200g仕込んだ後、トルエン溶液のMMAO5mmolおよび水1mmolを加え10分間攪拌混合した。さらにペンタフルオロフェノール(トルエン溶液:2mol/l)を1mmol加えて10分間攪拌した。一方、アルゴン置換した内容量25mlのなす型フラスコに、精製したトルエン5mlと(ペンタメチルシクロペンタジエニル)(2,6−ジイソプロピルフェノキシ)チタンジクロライドを2.5μmolを攪拌混合した後、シリンジを用いて前記のオートクレーブ内へ投入し、40℃で60分、重合を行った。反応終了後、未反応1−ブテンをパージし、オートクレーブ内容物を約10倍の酸性メタノール中に投入し、析出した重合体を濾別して80℃で約2時間乾燥を行った。その結果42.2gのポ
リ(1−ブテン)が得られた。重合活性は1.69×107g/mol−Ti・hrであった。得られたポリ(1−ブテン)の[η]は0.97dl/gでMw/Mnは1.8であった。
実施例10
実施例9において、重合温度を5℃で行ったこと以外は同様に行った。その結果36.2gのポリ(1−ブテン)が得られた。重合活性は1.45×107g/mol−Ti・hrであった。得られたポリ(1−ブテン)の[η]は3.2dl/gでMw/Mnは1.8であった。
実施例11
0.4リットルのステンレス製オートクレーブをアルゴン置換し、溶媒としてトルエン198mlを、α−オレフィンとして1−ヘキセン2mlを仕込み、反応器を60℃まで昇温した。昇温後、エチレン圧を0.6MPaに調整しながらフィードし、系内が安定した後、トルエン溶液のMMAO2mmolおよび水0.4mmolを加え10分間攪拌混合した。さらにペンタフルオロフェノール(トルエン溶液:2mol/l)を0.4mmol加えて10分間攪拌した。一方、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライドの1mmol/Lトルエン溶液をシリンジを用いて1mlを前記のオートクレーブ内へ投入し、60分重合を行った。未反応モノマーをパージし、オートクレーブ内容物を約10倍の
酸性メタノール中に投入し、析出した重合体を濾別して80℃で約2時間乾燥を行った。重合の結果、[η]が4.45dl/g、融点が68.4℃であるエチレン−ヘキセン−1共重合体を5.93g得た。重合活性は、5.93×106g/mol−Ti・hrであった。
比較例5
0.4リットルのステンレス製オートクレーブをアルゴン置換し、溶媒としてトルエン198mlを、α−オレフィンとして1−ヘキセン2mlを仕込み、反応器を60℃まで昇温した。昇温後、エチレン圧を0.6MPaに調整しながらフィードし、系内が安定した後、トルエン溶液のMMAO2mmol、およびジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライドの1mmol/Lトルエン溶液を1ml、シリンジを用いて前記のオートクレーブ内へ投入し、60分重合を行った。未反応モノマーをパージし、オートクレーブ内容物を約10倍の酸性メタノール中に投入し、析出した重合体を濾別して80℃で約2時間乾燥を行った。重合の結果、[η]が1.21dl/g、融点が75.6℃、89.5℃で
あるエチレン−1−ヘキセン共重合体を2.16g得た。重合活性は、2.16×106g/mol−Ti・hrであった。
比較例6
0.4リットルのステンレス製オートクレーブをアルゴン置換し、溶媒としてトルエン198mlを、α−オレフィンとして1−ヘキセン2mlを仕込み、反応器を60℃まで昇温した。昇温後、エチレン圧を0.6MPaに調整しながらフィードし、系内が安定した後、トルエン溶液のMMAO2mmolおよび水0.4mmolを加え10分間攪拌混合した。一方、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライドの1mmol/Lトルエン溶液を1ml、シリンジを用いて前記のオートクレーブ内へ投入し、60分重合を行った。未反応モノマーをパージし、オートクレーブ内容物を約10倍の酸性メタノール中に投入し、析出した重合体を濾別して80℃で約2時間乾燥を行った。重合の結果、[η]が
1.54dl/g、融点が91.5℃であるエチレン−1−ヘキセン共重合体を0.84g得た。重合活性は、8.40×105g/mol−Ti・hrであった。
実施例12
実施例11においてジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライドのかわりにビスシクロペンタジエニルチタンジクロライドを2μmol用いたこと以外は同様に行った。重合の結果、[η]が2.00dl/g、融点が119℃であるエチレン−1−ヘキセン共重合体を9.62g得た。重合活性は、4.81×106g/mol−Ti・hrであった。
実施例13
実施例11においてジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライドのかわりに(ペンタメチルシクロペンタジエニル)(2,6−ジイソプロピルフェノキシ)チタンジクロライドを2μmol用いたこと以外は同様に行った。重合の結果、[η]が2.78dl/g、融点が51℃、113.8℃であるエチレン−1−ヘキセン共重合体を12.17g得た。重合活性は、6.09×106g/mol−Ti・hrであった。
実施例14
実施例11においてジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライドのかわりにジメチルシリレンビスインデニルハフニウムジクロライドを2μmol用いたこと以外は同様に行った。重合の結果、[η]が2.25dl/g、融点が71℃、112℃であるエチレン−1−ヘキセン共重合体を11.61g得た。重合活性は、5.81×106g/mol−Hf・hrであった。
実施例15
実施例11においてジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジクロライドのかわりにヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリルボレート)チタントリクロライドを5μmol、MMAOを10mmol、水を2mmol、ペンタフルオロフェノールを2mmol用いたこと、重合温度を80℃としたこと以外は同様に行った。重合の結果、[η]が1.42dl/g、融点が110.7℃であるエチレン−1−ヘキセン共重合体を2.61g得た。重合活性は、5.22×105g/mol−Ti・hrであった。
実施例16
実施例15においてヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリルボレート)チタントリクロライドのかわりにヒドロトリス(3,5−ジメチルピラゾリルボレート)ジルコニウムトリクロライドを用いたこと以外は同様に行った。重合の結果、[η]が1.51dl/g、融点が123.5℃であるエチレン−1−ヘキセン共重合体を9.62g得た。重合活性は、1.92×106g/mol−Zr・hrであった。
実施例17
100mlの4口フラスコに滴下ロートを取付け、窒素置換を行なった後、温度計を取付けた。溶媒としてヘプタン10ml、MMAO3A(東ソーアクゾ社製、Al濃度7.0wt%のヘプタン溶液)20mmolをフラスコに仕込み、攪拌した。窒素置換した水144μl(8mmol)およびトルエン10mlを滴下ロートに仕込み、ゆっくりフラスコ内に滴下した。滴下終了後、トルエン5mlにて滴下ロートを洗い流し、25〜30℃にて30分間攪拌した。ついで、ペンタフルオロフェノール(トルエン溶液:2mol/l)4mlおよびトルエン10mlを滴下ロートに仕込み、25〜30℃にて滴下した。滴下終了後、トルエン5mlにて滴下ロートを洗い流し、25〜30℃にて1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮して溶媒を除去し、白色の固体を得た(化合物A)。
内容積0.4リットルの攪拌翼付オートクレーブ型反応装置をアルゴン置換した後、溶媒としてシクロヘキサン185mlを、α−オレフィンとして1−ヘキセンを15ml仕込み、反応器を180℃まで昇温した。昇温後、エチレン圧を2.5MPaに調節しながらフィードし、系内が安定した後、上記化合物Aを50.6mg(Al原子換算で0.41mmol相当)および、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジメトキシド(化合物1)とトリイソブチルアルミニウムが混合されたヘプタン溶液(化合物1の濃度は1μmol/ml、トリイソブチルアルミニウムの濃度は50μmol/mlで、Al原子とTi原子のモル比を50に調整した。)を0.5ml(即ち、化合物1を0.5μmol、トリイ
ソブチルアルミニウムを25μmol)投入した。2分間重合を行った。重合の結果、[η]が2.12dl/g、融点が79.5℃、83.1℃であるエチレン−1−ヘキセン共重合体を1.38g得た。Ti原子1モル当たりの重合活性は2分間あたり、2.7×106g/mol−Ti(8.1×107g/mol−Ti・hr)であった。
実施例18
200mlの4口フラスコに滴下ロートを取付け、窒素置換を行なった後、温度計を取付けた。溶媒としてヘプタン12ml、MMAO3A(東ソーアクゾ社製、Al濃度7.0wt%のヘプタン溶液)(Al原子換算)20mmolをフラスコに仕込み、攪拌した。窒素置換した水72μl(4mmol)およびトルエン5mlを滴下ロートに仕込み、ゆっくりフラスコ内に滴下した。滴下終了後、トルエン5mlにて滴下ロートを洗い流し、25〜30℃にて30分間攪拌した。ついで、ペンタフルオロフェノール(トルエン溶液:2mol/l)8mlを滴下ロートに仕込み、25〜30℃にて滴下し、25〜30℃にて1時間攪拌した。白色スラリーを得た。(Al濃度0.5mol/L)(化合物B)。
内容積0.4リットルの攪拌翼付オートクレーブ型反応装置をアルゴン置換した後、溶媒としてシクロヘキサン185mlを、α−オレフィンとしてヘキセン−1を15ml仕込み、反応器を180℃まで昇温した。昇温後、エチレン圧を2.5MPaに調節しながらフィードし、系内が安定した後、上記化合物Bを2ml(Al原子換算で1mmol相当)および、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジメトキシド(化合物1)とトリイソブチルアルミニウムが混合されたヘプタン溶液(化合物1の濃度は1μmol/ml、トリイソブチルアルミニウムの濃度は50μmol/mlで、Al原子とTi原子のモル比を50に調整した。)を0.5ml(即ち、化合物1を0.5μmol、トリイソブチルアル
ミニウムを25μmol)投入した。2分間重合を行った。重合の結果、[η]が1.59dl/g、融点が73.3℃、84.9℃、 Mw/Mnが1.78であるエチレン−ヘキセン−1共重合体を3.65g得た。Ti原子1モル当たりの重合活性は2分間あたり、7.3×106g/mol−Ti(2.19×108g/mol−Ti・hr)であった。
実施例19
1リットルのステンレス製オートクレーブをアルゴン置換し、トルエンを200ml仕込み、60℃に昇温した。昇温後、エチレン圧を0.6MPaに調整しながらフィードし、系内が安定した後、トルエン溶液のMMAO5mmolおよび水1mmolを加え10分間攪拌混合した。さらにペンタフルオロフェノールを1mmol加えて10分間攪拌混合した。一方、2,6−ビス[1−(2,6−ジイソプロピルフェニルイミノ)エチル]ピリジン鉄ジクロライドの0.5mmol/Lトルエン溶液をシリンジを用いて5mlを前記のオートクレーブ内へ投入し、60分重合を行った。未反応モノマーをパージし、オートクレーブ内容物を約10倍の酸性メタノール中に投入し、析出した重合体を濾別して80℃で約2時間乾燥を行った。重合の結果、[η]が1.57dl/gであるポリエチ
レンを2.40g得た。重合活性は、9.62×105g/mol−Fe・hrであった。
実施例20
200mlの4口フラスコに滴下ロートを取付け、窒素置換を行なった後、温度計を取付けた。溶媒としてヘプタン10ml、MMAO3A(東ソーアクゾ社製、ヘプタン溶液:2mol/l)を10mlをフラスコに仕込み、攪拌した。窒素置換した水144μl(8mmol)及びトルエン10mlを滴下ロートに仕込み、ゆっくりフラスコ内に滴下した。滴下終了後、トルエン5mlにて滴下ロートを洗い流し、25〜30℃にて30分間攪拌した。ついで、ペンタフルオロフェノール(トルエン溶液:2mol/l)4ml及びトルエン10mlを滴下ロートに仕込み、25〜30℃にて滴下した。滴下終了後、トルエン5mlにて滴下ロートを洗い流し、25〜30℃にて1時間攪拌した。反応液を減圧濃縮して溶媒を除去し、白色の固体を得た(化合物C)。
内容積0.4リットルの攪拌翼付オートクレーブ型反応装置をアルゴン置換した後、溶媒としてシクロヘキサン185mlを、α−オレフィンとして1−ヘキセンを15ml仕込み、反応器を180℃まで昇温した。昇温後、エチレン圧を2.5MPaに調節しながらフィードし、系内が安定した後、上記化合物Cを48.9mg(Al原子換算で0.40mmol相当)および、ジメチルシリレン(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタンジメトキシド(化合物1)とトリイソブチルアルミニウムが混合されたヘプタン溶液(化合物1の濃度は1μmol/ml、トリイソブチルアルミニウムの濃度は50μmol/mlで、Al原子とTi原子のモル比を50に調整した。)を0.5ml(即ち、化合物1を0.5μmol、トリイ
ソブチルアルミニウムを25μmol)、およびN,N−ジメチルアニリニウム(テトラキスペンタフルオロフェニル)ボレート(化合物2)のヘプタンスラリー(濃度は1μmol/ml)を1.5ml投入した。2分間重合を行った。重合の結果、[η]が1.06dl/g、SCBが35.3、Mwが63400、Mw/Mnが3.4、融点が75.2℃、83.4℃であるエチレン−1−ヘキセン共重合体を6.5g得た。Ti原子1モル当たりの重合活性は2分間あたり、1.3×107g/mol−Ti(3.9×108g/mol−Ti・hr)であった。
実施例21
内容積0.4リットルの攪拌翼付オートクレーブ型反応装置をアルゴン置換した後、溶媒としてシクロヘキサン185mlを、α−オレフィンとして1−ヘキセンを15ml仕込み、反応器を180℃まで昇温した。昇温後、エチレン圧を2.5MPaに調節しながらフィードし、系内が安定した後、トリイソブチルアルミニウムを0.1mmol、実施例18にて調製した化合物Bのスラリーを0.2ml(Al原子換算で0.1mmol相当)および、化合物1とトリイソブチルアルミニウムが混合されたヘプタン溶液(化合物1の濃度は1μmol/ml、トリイソブチルアルミニウムの濃度は50μmol/mlで、Al原子とTi原子のモル比を50に調整した。)を0.5ml(即ち、化合物1を0.5μmol、トリイソブチルアルミニウムを25μmol)、および化合物2のヘプ
タンスラリー(濃度は1μmol/ml)を1.5ml投入した。2分間重合を行った。重合の結果、[η]が1.11dl/g、SCBが30.4、Mwが52100、Mw/Mnが2.4、融点が80.8℃、92.7℃であるエチレン−1−ヘキセン共重合体を3.07g得た。Ti原子1モル当たりの重合活性は2分間あたり、6.1×106g/mol−Ti(1.83×108g/mol−Ti・hr)であった。
実施例22
100mlの4口フラスコに滴下ロートを取付け、窒素置換を行なった後、温度計を取付けた。溶媒としてヘプタン8ml、MMAO3A(東ソーアクゾ社製、ヘプタン溶液:2mol/l)を10mlをフラスコに仕込み、攪拌した。窒素置換した水72μl(8mmol)及びトルエン5mlを滴下ロートに仕込み、ゆっくりフラスコ内に滴下した。滴下終了後、トルエン5mlにて滴下ロートを洗い流し、25〜30℃にて30分間攪拌した。ついで、ペンタフルオロフェノール(トルエン溶液:2mol/l)2mlを滴下ロートに仕込み、25〜30℃にて滴下した。25〜30℃にて2時間攪拌した。白色のスラリー(Al濃度は計算では0.67mol/l)を得た(化合物D)。
内容積0.4リットルの攪拌翼付オートクレーブ型反応装置をアルゴン置換した後、溶媒としてシクロヘキサン140mlを、α−オレフィンとして1−ヘキセンを60ml仕込み、反応器を180℃まで昇温した。昇温後、エチレン圧を2.5MPaに調節しながらフィードし、系内が安定した後、上記化合物Dのスラリーを1.5ml(Al原子換算で1mmol相当)および、ビス(n−ブチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライドのトルエン溶液(濃度は1μmol/ml)を1ml、および化合物2のヘプタンスラリー(濃度は1μmol/ml)を3ml投入した。2分間重合を行った。重合の結果、エチレン−1−ヘキセン共重合体を5.7g得た。Zr原子1モル当たりの重合活性は2分間あたり、5.7×106g/mol−Zr(1.71×108g/mol−Zr
・hr)であった。
比較例7
内容積0.4リットルの攪拌翼付オートクレーブ型反応装置をアルゴン置換した後、溶媒としてシクロヘキサン185mlを、α−オレフィンとして1−ヘキセンを15ml仕込み、反応器を180℃まで昇温した。昇温後、エチレン圧を2.5MPaに調節しながらフィードし、系内が安定した後、トリイソブチルアルミニウムを0.2mmol、化合物1とトリイソブチルアルミニウムが混合されたヘプタン溶液(化合物1の濃度は1μmol/ml、トリイソブチルアルミニウムの濃度は50μmol/ml)を0.5ml(即ち、化合物1を0.5μmol、トリイソブチルアルミニウムを25μmol)投入し、続いて化合物2のヘプタンスラリー(スラリー濃度、1μmol/ml)1.5mlを投入した。2分間重合を行った。重合の結果、[η]が1.04dl/g、SCBが31
.7、Mwが56500、Mw/Mnが1.9、融点が78.3℃、89.9℃であるエチレン−1−ヘキセン共重合体を2.33g得た。Ti原子1モル当たりの重合活性は2分間あたり、4.7×106g/mol−Ti(1.41×108g/mol−Ti・hr)であった。
比較例8
200mlの4口フラスコに滴下ロートを取付け、窒素置換を行なった後、温度計を取付けた。溶媒としてヘプタン10ml、MMAO3A(東ソーアクゾ社製、ヘプタン溶液:2mol/l)を10mlをフラスコに仕込み、攪拌した。窒素置換した水360μl(4mmol)及びトルエン5mlを滴下ロートに仕込み、ゆっくりフラスコ内に滴下した。滴下終了後、トルエン5mlにて滴下ロートを洗い流し、25〜30℃にて30分間攪拌した。反応液を減圧濃縮して溶媒を除去し、白色の固体を得た。(化合物E)
内容積0.4リットルの攪拌翼付オートクレーブ型反応装置をアルゴン置換した後、溶媒としてシクロヘキサン185mlを、α−オレフィンとして1−ヘキセンを15ml仕込み、反応器を180℃まで昇温した。昇温後、エチレン圧を2.5MPaに調節しながらフィードし、系内が安定した後、上記化合物Eを27.6mg(Al原子換算で0.43mmol相当)および、化合物1とトリイソブチルアルミニウムが混合されたヘプタン溶液(化合物1の濃度は1μmol/ml、トリイソブチルアルミニウムの濃度は50μmol/mlで、Al原子とTi原子のモル比を50に調整した。)を0.5ml(即ち、化合物1を0.5μmol、トリイソブチルアルミニウムを25μmol)、および化合物2のヘプタンスラリー(濃度は1μmol/ml)を1.5ml投入した。2分間重
合を行った。重合の結果、[η]が0.97dl/g、SCBが34.5、融点が76.6℃、83.8℃であるエチレン−1−ヘキセン共重合体を2.45g得た。Ti原子1モル当たりの重合活性は2分間あたり、4.9×106g/mol−Ti(1.47×108g/mol−Ti・hr)であった。
実施例23
アルゴンで置換した400mlのオートクレーブ中に予めスチレン27ml、および精製したトルエン83mlを投入後、エチレンを0.8MPa仕込んだ。さらに、別途アルゴンで置換した50mlのフラスコ中、室温下でトルエン溶液の東ソー・アクゾ(株)製MMAO3A [Al濃度5.9wt%]4.4mlと水14μlとを混合し、10分間攪拌した後、ペンタフルオロフェノールのトルエン溶液(2mol/l)0.8mlを加え再び10分間攪拌したものを全量オートクレーブに仕込み、つづいて、イソプロピリデンビス(インデニル)ジルコニウムジクロライド3.2mgを精製したトルエン6.4mlに溶解したものを仕込み、反応液を60℃で1時間攪拌した。その後、反応液を塩酸(12N)5mlとメタノール1000mlの混合物中に投じ、沈殿した白色固体をろ取した。該固体をメタノールで洗浄後、減圧乾燥した結果、重合体25.24gを得た。
この重合体の数平均分子量は65,000、分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)は2.2、ガラス転移点は21℃、融点は95℃であった。
比較例9
実施例23における、トルエン溶液のMMAO4.4mlを、水及びペンタフルオロフェノールと混合を行わずに仕込んだ以外は実施例23と同様に操作したところ、重合体25.13gを得た。
この重合体の数平均分子量は58,000、分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)は2.2、ガラス転移点は20℃、融点は98℃であった。
実施例24
実施例23における水14μlを水29μlに変え、イソプロピリデンビス(インデニル)ジルコニウムジクロライド 3.2mgを精製したトルエン6.4mlに溶解したものを、(tert−ブチルアミド)テトラメチルシクロペンタジエニルジメチルシランチタンジクロライド2.9mgを精製したトルエン5.8mlに溶解したものに変えた以外は実施例23と同様に操作したところ、重合体11.36gを得た。
この重合体の数平均分子量は798,000、分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)は2.0、ガラス転移点は−6℃、融点は78℃であった。この重合体を、180℃で3分間予熱後180℃で30〜50kg/cm2の圧力下3分間熱プレスすることにより成形した、50mm×50mm×0.3mmのプレスシートは優れた引っ張り強度を有していた。
比較例10
実施例24における、トルエン溶液のMMAO4.4mlを、水及びペンタフルオロフェノールとの混合を行わずに仕込んだ以外は実施例24と同様に操作したところ、重合体13.04gを得た。
この重合体の数平均分子量は67,000、分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)は2.2、ガラス転移点は−6℃、融点は79℃であった。
実施例25
100ミリリットルのステンレス製オートクレーブをアルゴン置換し、トルエン溶液のMMAO20mmol(Al原子換算)および水11mmolおよびペンタフルオロフェノール(トルエン溶液:2mol/l)4mmolを一度に混合して10分間攪拌した。
一方、アルゴン置換した内容量25mlのなす型フラスコに、精製したトルエン5mlと2,2’−チオビス[4−メチル−6−tert−ブチルフェノキシ]チタンジクロライド2.5μmolを攪拌混合した後、シリンジを用いて前記のオートクレーブ内へ投入した。
この触媒溶液を室温にて10分間攪拌混合した後、1−ブテンを30g仕込み、40℃で15分、重合を行った。反応終了後、未反応1−ブテンをパージし、オートクレーブ内容物を約10倍の酸性メタノール中に投入し、析出した重合体を濾別して80℃で約2時間乾燥を行った。その結果、0.65gのポリ(1−ブテン)が得られた。重合活性は1.04×106g/mol−Ti・hrであった。得られたポリ(1−ブテン)の[η]は9.21dl/gであった。
図1は、実施例1で用いた東ソー・アクゾ(株)製MMAO3A(MMAO)を減圧乾燥することにより乾固させて得られた試料の27Al−固体NMRスペクトルである。このスペクトルから得られたH2/H1の値は、0.27であった。 図2は、実施例1におけるMMAOと水との攪拌混合物を減圧乾燥することにより乾固させて得られた試料の27Al−固体NMRスペクトルである。このスペクトルから得られたL2/L1の値は、0.75であった。 図3は、実施例1においてMMAOと水とを攪拌混合しさらにペンタフルオロフェノールを加えて攪拌混合したものを減圧乾燥することにより乾固させて得られた試料の27Al−固体NMRスペクトルである。このスペクトルから得られたM2/M1の値は、1.26であった。 図4は、実施例2におけるMMAOとペンタフルオロフェノールとの攪拌混合物を減圧乾燥することにより乾固させて得られた試料の27Al−固体NMRスペクトルである。このスペクトルから得られたN2/N1の値は、0.57であった。 図5は、実施例2においてMMAOとペンタフルオロフェノールとを攪拌混合しさらに水を加えて攪拌混合したものを減圧乾燥することにより乾固させて得られた試料の27Al−固体NMRスペクトルである。このスペクトルから得られたM2/M1の値は、0.70であった。 図6は、実施例25においてMMAOと水とペンタフルオロフェノールとを一度に混合し攪拌したものを減圧乾燥することにより乾固させて得られた試料の27Al−固体NMRスペクトルである。このスペクトルから得られたM2/M1の値は、1.04であった。 図7は、本発明の理解を助けるためのフローチャート図である。本フローチャート図は、本発明の実施態様の代表例であり、本発明は、何らこれに限定されるものではない。

Claims (1)

  1. アルケニル芳香族炭化水素とオレフィン類との共重合体であり、数平均分子量(Mn)が700,000以上、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比で表される分子量分布(Mw/Mn)が1.85〜2.5であることを特徴とする共重合体。

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