JP2006193390A - 軽量高剛性セラミックス系部材およびその製造方法 - Google Patents

軽量高剛性セラミックス系部材およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006193390A
JP2006193390A JP2005008753A JP2005008753A JP2006193390A JP 2006193390 A JP2006193390 A JP 2006193390A JP 2005008753 A JP2005008753 A JP 2005008753A JP 2005008753 A JP2005008753 A JP 2005008753A JP 2006193390 A JP2006193390 A JP 2006193390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sic
ceramic
honeycomb structure
rigidity
carbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005008753A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4822711B2 (ja
Inventor
Tomoyuki Hikita
友幸 引田
Tatsuya Shiogai
達也 塩貝
Hiroyuki Tsuto
宏之 津戸
Ichiro Aoki
一郎 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Taiheiyo Cement Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiheiyo Cement Corp filed Critical Taiheiyo Cement Corp
Priority to JP2005008753A priority Critical patent/JP4822711B2/ja
Publication of JP2006193390A publication Critical patent/JP2006193390A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4822711B2 publication Critical patent/JP4822711B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract


【課題】 大型のセラミックハニカム構造部材を用いてなる、比剛性の分布の均一な軽量高剛性セラミックス系部材を提供する。
【解決手段】軽量高剛性セラミックス系部材10は、実質的にSiC/Si複合材料からなる隔壁11により仕切られた多数の柱状空隙部12を有するハニカム構造部材13と、所定のセラミックス系材料からなり、ハニカム構造部材13の少なくとも一方の開口面に取り付けられる板部材14と、を有する。隔壁11はその厚み方向にSiCとSiとが層構造をなした微構造を有しており、1個のハニカム構造部材13を用いることにより、比剛性の分布を均一とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、半導体デバイスの製造工程における半導体ウエハの露光処理に用いられる露光装置のステージ等の高精度の位置決め機能が必要とされる移動体装置に使用される軽量高剛性セラミックス系部材、およびその製造方法に関する。
例えば、半導体デバイスの製造過程においては、フォトリソグラフィ技術によって半導体ウエハに所定の回路パターンを形成している。このフォトリソグラフィ工程で用いられる露光装置において半導体ウエハを保持し移動させるステージには、近時の半導体装置における回路パターンの微細化と高集積化に対応した高精度の位置決め機能と、経済的に露光処理を行うための高速移動機能が求められている。
しかしながら、ステージを高速で移動させると必然的に振動が発生し、位置決め精度を低下させることとなる。特に、露光装置のステージは、移動と静止とを繰り返しており、静止時には慣性力による振動が発生する。このような振動は露光精度に影響するため、その大きさが許容レベル以下に減衰するまで待機する必要があり、それがスループット向上の阻害要因となってしまう。
このようなステージを一定の駆動力のもとで高速に動かすためには、可動部全体の軽量化が必要である。また、ステージの移動と停止に伴う振動による露光精度の低下を抑制するためには、ステージ自体を荷重変形が小さい構造とすることが好ましい。つまり、ステージ移動の高速化とステージの位置決め精度の高精度化とを両立させるためには軽量で荷重変形の小さい部材が必要であり、例えば、特許文献1には、リブ構造を形成するリブの内部がさらにリブ構造となっている露光装置用部材が提案されている。この特許文献1に開示された露光装置用部材では、通常のリブ構造を有する露光装置用部材よりも軽量化が可能である。
ここで、慣性力による振動の大きさは部材の比剛性(比弾性率(弾性率(剛性)を単位体積にかかる重量で除した値))と相関関係があり、比剛性が大きいほど振動の大きさが小さくなるから、荷重変形を小さくすることは、比剛性を大きくすることと等価である。このため、特許文献1に開示された露光装置用部材では、従来の一般的なリブ構造を有する露光装置用部材と比較すると、リブの空隙率が高い分だけ軽量化は可能となるが、比剛性が低くなるために荷重変形量を従来よりも小さくすることは困難である。また、局所的な荷重変形量を考慮してリブの配置を設計しなければならないという煩わしさがある。
特開2003−109892号公報
かかる事情に鑑みて、発明者らは、セラミックス系材料からなるハニカム構造部材にセラミックス系材料からなる板部材を接合してなる軽量高剛性セラミックス系部材について検討している(例えば、特願2004−7804)。セラミックス製のハニカム構造部材の製造にあたっては、押出成形法を用いることで高い生産性が得られるが、押出面積の大きい大型のハニカム構造部材の製造については、押出成形装置が大型で高価なものになるというデメリットおよび製造技術の点でも高度さが要求されるという難点があり、押出長さの長いものの製造については押出後の自重変形や乾燥むらによる変形の発生が起こりやすいという問題がある。このため、大型の軽量高剛性セラミックス系部材を作製するためには、生産性の良好な一定形状のハニカム構造部材を複数並べた構造としなければならず、その場合には、軽量高剛性セラミックス系部材全体の比剛性の分布にばらつきが生じ、比剛性の弱い部分で荷重変形が発生するおそれがある。
また、軽量高剛性セラミックス系部材においては、板部材とハニカム構造部材とを積層する方向での比剛性が高いことが好ましいが、一般的に押出成形法によって得られるハニカム構造部材は均質な微構造を有しているために、軽量高剛性セラミックス系部材において、このような特定の方向における比剛性を高めることは困難である。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、大型のセラミックハニカム構造部材を用いてなる、比剛性の分布の均一な軽量高剛性セラミックス系部材を提供することを目的とする。また、本発明は、ハニカム構造部材の微構造に異方性を持たせることにより比剛性が高められた軽量高剛性セラミックス系部材を提供することを目的とする。さらに本発明は、軽量高剛性セラミックス系部材の構成部品である大型のセラミックハニカム構造部材を安価に高い歩留で製造することができるという利点を有する軽量高剛性セラミックス系部材の製造方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、実質的にSiC/Si複合材料からなる隔壁により仕切られた多数の柱状空隙部を有するハニカム構造部材と、
所定のセラミックス系材料からなり、前記ハニカム構造部材の少なくとも一方の前記柱状空隙部の長手方向に垂直な面に取り付けられる板部材と、
を有する軽量高剛性セラミックス系部材であって、
前記隔壁はその厚み方向にSiCとSiとが層構造をなした微構造を有していることを特徴とする軽量高剛性セラミックス系部材、が提供される。
この軽量高剛性セラミックス系部材において、板部材は、実質的にSiC/Si複合材料からなり、隔壁と一体的に接合されていることが好ましい。これにより、両者間に高い接合強度が得られる。隔壁におけるSiCの含有率は、60〜95体積%とすることが好ましい。板部材についても同様である。
また、本発明によれば、上記軽量高剛性セラミックス系部材の製造方法、すなわち、カーボンと樹脂からなる複数のシートにそれぞれ所定幅のスリットを所定間隔で形成する工程と、
前記複数のシートを、各シートに形成されたスリットどうしを噛み合わせることによって、ハニカム構造部材の前駆体を形成する工程と、
前記前駆体を金属Siと共に加熱して、前記前駆体を構成するカーボン成分と溶融した金属Siとを反応させることにより、SiC/Si複合材料からなるハニカム構造部材を得る工程と、
を具備することを特徴とする軽量高剛性セラミックス系部材の製造方法、が提供される。
この軽量高剛性セラミックス系部材の製造方法においては、前駆体をカーボンと樹脂からなる板材上に載置して金属Siと共に加熱することにより、これら板材と前駆体を同時にSiC/Si複合材料に変化させるとともに、両者を接合させることが好ましい。これにより、両者間の接合強度が大きくなる。この製造方法は、ハニカム構造部材として、押出成形法による作製が困難な形状、具体的には、高さ(柱状空隙部の長さ方向)が50mm以上、長さ(柱状空隙部の長さ方向に直交する一辺の長さ)が150mm以上のものの製造に特に好適である。
本発明によれば、軽量で高い剛性を有する大型のセラミックス系部材を、生産性よく製造することができる。また、本発明によれば、板部材とハニカム構造部材とを積層する方向での比剛性が高い軽量高剛性セラミックス系部材を作製することができる。本発明の軽量高剛性セラミックス系部材を、例えば半導体装置の製造に用いられる露光装置や検査装置の可動ステージ等として用いた場合には、高いスループットと高い位置決め精度を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1に本発明に係る軽量高剛性セラミックス系部材(以下単に「セラミックス系部材」という)10の概略構造を示す斜視図を、図2にセラミックス系部材10を構成するハニカム構造部材13の一部を拡大して示す斜視図を、それぞれ示す。
このセラミックス系部材10は、実質的にSiCと金属Siとからなる(以下「SiC/Si」と記す)複合材料からなる隔壁11により仕切られた多数の柱状空隙部12を有するハニカム構造部材13と、SiC/Si複合材料からなり、ハニカム構造部材13の柱状空隙部12の長手方向に垂直な面(以下「開口面」という)の少なくとも一方に設けられる板部材14(図1ではハニカム構造部材13の下側に示している)と、を有している。
セラミックス系部材10では、柱状空隙部12の開口形状(目開き)を長さLの正方形としているが、これに限定されるものではなく、後述するセラミックス系部材10の製造方法から明らかなように、その開口形状を長方形とすることもできる。また、柱状空隙部12の対角線方向に隔壁を設けること(つまり、三角柱状の柱状空隙部を形成すること)もできる。さらに、隔壁11の厚さは、X方向に延在する隔壁部とY方向に延在する隔壁部とで同じ厚さtとしているが、X方向に平行な隔壁部とY方向に平行な隔壁部とで差を設けることもできる。
図3(a)に隔壁11の断面(X−Y断面)の写真を示す。この図3(a)中の白く見える部分が金属Siであり、その他の部分が実質的にSiCであり、隔壁11は、その厚み方向にSiCとSiとが層構造をなした微構造を有していることがわかる。これと比較するために、図3(b)に、Si粉末とカーボン粉末の混練土を押出成形してハニカム形状のプリフォームを形成し、このプリフォームを金属Siと共に加熱して溶融した金属Siをプリフォームに含浸させ、カーボン粉末をSiCに変化させたSiC/Si複合材料の断面写真を示す。図3(b)中の白く見えるマトリックス部分が金属Siであり、その中に分散している黒く見える粒子がSiCである。押出成形法によるハニカム構造部材の隔壁は、金属Si中に球状のSiCが分散した微構造を有していることがわかる。
図3(b)に示すSi中にSiC粒子が分散した複合材料からなるハニカム構造部材と比較して、図3(a)に示す層構造を有するSiC/Si複合材料からなる隔壁11で構成されたハニカム構造部材13では、層方向の比剛性(つまり、比弾性率)を高めることができる。
このことは、一般的に知られた簡単な複合則のモデルによれば、下記(1)式に示される層状の強化材が縦に並んだ並列モデル(つまり、層構造を有するSiC/Si複合材料)の方が、下記(2)式に示される球形粒子分散材によるランダム配向モデル(つまり、Si中にSiC粒子が分散した複合材料)よりも、層方向の比剛性が高くなること、からも裏付けられる。なお、後にFEM(Finite Element Method:有限要素法)を用いたシミュレーションによる比剛性の計算結果と、実際に作製した試料の比剛性について述べる。
層状強化材:Pc=Vf×Pf+(1−Vf)Pm ・・・(1)
球状粒子分散材:lnPc=Vf×lnPf+(1−Vf)lnPm ・・・(2)
但し、Pc:複合材料弾性率
Pf:強化材弾性率
Pm:マトリックス弾性率
Vf:強化材充填率
この層方向とは、隔壁11の高さ方向(Z方向)に垂直な方向であるから、この方向の比剛性を高めることにより、セラミックス系部材10を高速移動/静止させた際の振動の発生を抑制することができる。換言すれば、ハニカム構造部材13の比剛性を高めることによってセラミックス系部材10の比剛性が高められ、セラミックス系部材10を高速移動/静止させた際の振動の発生が抑制される。
ハニカム構造部材13においては、強化材であるSiCの含有率(充填率)が60〜95体積%であることが好ましい。これはSiCの含有率が60体積%より少ない場合には、ハニカム構造部材13全体の比剛性が低くなり、荷重変形が起こりやすくなるからである。一方、SiCの含有率を95体積%以上とすることは、後述する製造方法上、困難であり、またSiC含有率が95体積%超とした場合には緻密化が困難であり、これによって逆に比剛性が低下してしまうからである。
板部材14は、ハニカム構造部材13と同様に、その厚み方向にSiCと金属Siとが層構造をなしたSiC/Si複合材料からなることが好ましく、また、ハニカム構造部材13と一体的に接合されていることが好ましい。このような接合形態は、後述する製造方法により、容易に得ることができる。通常、板部材14の厚さは、ハニカム構造部材13の隔壁の厚さよりも厚くする。
なお、板部材14としては、所望の特性が得られる限りにおいて、SiC粒子分散型のSiC/Si複合材料からなるものを用いてもよく、その場合も、後述する実施例に示すように、ハニカム構造部材13と一体的に接合させることができる。さらに、板部材14としては、別の材料系からなる板部材を用いてもよい。その場合には、後に図5に示して説明するセラミックス系部材10′のように、ハニカム構造部材13と金属ロウ等で接合すればよい。
次に、セラミックス系部材10の製造方法について説明する。図4にセラミックス系部材10の製造工程を模式的に示す。ハニカム構造部材13を形成するための素材として、図4(a)の平面図に示すような、カーボンと樹脂からなる複数のシート(以下「カーボンシート」という)21a,21bを準備する。ここで、カーボンシート21aはY方向に配列するためのものであり、カーボンシート21bはX方向に配列するためのものであり、それぞれ紙面に垂直な方向に厚みを有する。カーボンシート21a,21bを構成する「カーボン」は、短繊維や長繊維といった柱状や繊維状等の一方向に長い形態を有するカーボン、または燐片状のカーボン粒子、または層状構造を有するグラファイト(黒鉛)、を主成分とするものである。
カーボンシート21a,21bにはそれぞれ幅がt′で、高さがh/2のスリット22が一定の間隔L′で形成されている。後述するように、カーボンシート21a,21bに形成されたスリット22どうしを噛み合わせることによりハニカム構造部材13の前駆体23を作製するため、カーボンシート21a,21bに形成するスリット22の幅t′はカーボンシート21a,21bの厚さと同等とすることが好ましく、スリット22の高さはカーボンシート21a,21bの高さhの半分とすることが好ましい。なお、カーボンシート21a,21bの厚さは、最終的に形成されるハニカム構造部材13の隔壁11の厚さtとほぼ等しい。スリット22の間隔L′は、図1および図2に示す目開きLとほぼ等しくなるように設定する。
具体的に、カーボンシート21a,21bとしては、膨張黒鉛シートを用いることが好ましい。膨張黒鉛は、黒鉛を硫酸と酸化剤で処理して得た黒鉛層間化合物を600〜1000℃の高温に急速加熱し、黒鉛構造のC軸方向(炭素層に垂直な方向)に20倍以上に膨張した軽量の柱状黒鉛である。この膨張黒鉛を加圧して得た膨張黒鉛成形体に、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させ、該樹脂を硬化させることで、膨張黒鉛シートが得られる。膨張黒鉛シートは、その製造方法に起因する積層構造(厚さ方向に垂直な方向と柱状黒鉛の長さ方向とがほぼ一致する構造)を有しており、後述するようにこれに溶融した金属Siを含浸させると、図3(a)に示す層構造を有するSiC/Si複合材料からなる隔壁11により構成されるハニカム構造部材13を得ることができる。
なお、膨張黒鉛シートには熱硬化性樹脂が含浸されているため、任意の形状に切断加工することができ、したがってスリット22の形成も容易である。また、柱状黒鉛の大部分が後に金属Siと反応してSiCに変化することを考慮すれば、ハニカム構造部材13におけるSiC含有量の調整は、膨張黒鉛シートにおける柱状黒鉛の含有量を調整することにより、行うことができる。従来の押出成形法によって製造できるハニカム構造部材では、SiC含有量を60%以上とすることは困難であるが、例えば、膨張黒鉛シートとして、かさ密度が0.9〜1.05g/cmのものを用いると、SiCの含有率が60〜95体積%のSiC/Si複合材料を容易に得ることができる。
カーボンシート21a,21bの厚さはハニカム構造部材13の隔壁11の厚さを決めるものであり、スリット22どうしの間隔L′は柱状空隙部12の開口形状およびハニカム構造部材13の空隙率を決めるものであるから、これらはセラミックス系部材10に要求される機械的特性を考慮して、適宜、設定される。
なお、カーボンシート21a,21bとして、膨張黒鉛シートに代えて、炭素繊維織物やCFRPの炭化させたシート、C/Cコンポジットシート、積層構造を有する黒鉛を配向させたシート等、カーボン成分が積層構造を有しているシートを使用しても、膨張黒鉛シートと同様の効果を得ることができる。
このようなカーボンシート21a,21bを、次いで、図4(b)に示すように、カーボンシート21a,21bにそれぞれ形成されたスリット22どうしが噛み合うように格子状に組み合わせて、ハニカム構造部材の前駆体23を作製する。このような前駆体23の作製方法を用いれば、任意の高さ(つまり、Z方向の寸法)、長さ(X方向またはY方向の少なくとも一方の寸法)、空隙率の前駆体を作製することができ、ひいてはその形状に由来するハニカム構造部材13を得ることができる。例えば、厚さが1.2mmのカーボンシート21a,21bにスリット間隔Lが20mmとなるようにスリット22を形成すると、空隙率が90%のハニカム構造部材を得ることができる。
続いて図4(c)に示すように、この前駆体23を、前述した柱状黒鉛等のカーボンと樹脂からなる、カーボンシート21a,21bと同様の微構造を有する板状カーボン部材24の上に載置し、これらを金属Siと共に真空雰囲気下または不活性ガス雰囲気下で加熱することにより、溶融した金属Siを前駆体23および板状カーボン部材24のカーボン成分(柱状黒鉛のみならず、樹脂が炭化することによって生成するカーボン成分を含む)と反応させる。なお、板状カーボン部材24に代えて、カーボンシート21a,21bと同じシート状のものを1枚または複数枚重ねて用いてもよい。
このとき、前述したように、カーボンシート21a,21bでは、カーボンが厚み方向とほぼ直交する方向に配向しているので、その形態に由来して、生成するSiCとSiC間に含浸した金属Siとが層構造を形成する。また、前駆体23および板状カーボン部材24はSiC/Si複合材料に変化する際に接合される。必要に応じて、端部を切断することにより、図1に示すような、SiC/Si複合材料からなるセラミックス系部材10が得られる。
なお、カーボンが層構造を有しているカーボンシート21a,21bを用いてなる前駆体23に溶融金属Siを含浸させる工程では、押出成形により作製されたハニカム成形体に比べて、溶融金属Siの含浸時間を短縮することができるという利点がある。これは、押出成形により作製されたハニカム成形体では隔壁内の空隙部分が細分化しているのに対し、前駆体23ではカーボンシート21a,21bが有する空隙部分が連続的に一方向につながっているために、溶融金属Siの含浸速度が速くなることによるものと考えられる。例えば、高さが50mmの前駆体23では、同じ高さの押出成形により作製されたハニカム成形体に比べて、必要な含浸時間は約1/10になる。このような含浸時間の短縮によって、高さ100mm以上の前駆体にも溶融金属Siを含浸させて、ハニカム構造部材を作製することもできるようになる。
上述の通り、カーボンシート21a,21bを用いれば、押出成形では作製が困難な大型のハニカム構造部材13を容易に作製することができる。例えば、カーボンシート21a,21bとして好適に用いられる膨張黒鉛シートとしては、幅1m×長さ50m以上のものが市販されているので、これを用いれば、高さが50mm以上、長さが150mm以上の継ぎ目のない大型のハニカム構造部材を容易に作製することができる。
ハニカム構造部材の作製を押出成形法によって行ったのでは、セラミックス系部材が一定の大きさを超えて大型になると、複数のハニカム構造部材を高さ方向と長さ方向に並べなければならなくなる。その場合、ハニカム構造部材の継ぎ目に応力が集中して破壊が起こりやすくなり、またこのような継ぎ目に起因して比剛性の分布が不均一になり、比剛性の弱い部分で荷重変形が起こるおそれがある。
これに対して、上述の通りにカーボンシート21a,21bを用いれば、押出成形法では作製の困難な大型のものを作製することができるために、1個のハニカム構造部材を用いてセラミックス系部材を作製することができる。この場合、ハニカム構造部材どうしの継ぎ目がなくなるので、比剛性の分布を均一にすることができ、応力集中による破壊や比剛性の弱い部分での荷重変形の発生を抑えることができる。
上述したカーボンシートを用いたセラミックス系部材の製造方法を用いれば、X方向に並べるシートとY方向に並べるシートとで、厚さの異なるものを用いることができ、その場合には、X方向に並べるシートにはY方向に並べるシートの厚さと同等の幅のスリットを形成し、逆にY方向に並べるシートにはX方向に並べるシートの厚さと同等の幅のスリットを形成すればよい。また、X方向に並べるシートに形成するスリットの間隔と、Y方向に並べるシートに形成するスリットの間隔とを異ならしめることにより、柱状空隙部12の開口形状を長方形とすることができる。
図5にセラミックス系部材10の変形例であるセラミックス系部材10′の概略斜視図を示す。このセラミックス系部材10′は、図1に示したセラミックス系部材10におけるハニカム構造部材13の開口面に板部材15を取り付けたもの、つまり、2枚の板部材14,15でハニカム構造部材13を挟んだサンドイッチパネル構造を有する。
ハニカム構造部材13と板部材14,15に同時に溶融金属Siを含浸させてセラミックス系部材10′を製造することは困難である。そこで、セラミックス系部材10′の製造方法としては、上述したように最初にハニカム構造部材13と板部材14が一体的に接合された構造を有するセラミックス系部材10を作製し、次に、金属ロウ材(Auロウ、Agロウ、Al合金ロウ、Si合金ロウ等)によるロウ付け、ガラスペーストやセラミックスペーストを溶融させることによる接合方法等を用いて、セラミックス系部材10と板部材15を接合する方法が好適に用いられる。セラミックス系部材10,10′では、板部材14(または15)に必要に応じて穴部やネジ切り溝を形成し、このような穴部等を利用してステージ等を作製することができる。
次に、セラミックス系部材10の機械的特性について説明するが、セラミックス系部材10の歪みを実測することは困難であるために、ここではFEMを用いてシミュレーションを行った結果について述べることとする。最初に、ハニカム構造部材13の隔壁の厚み方向における剛性を、SiCとSiとが層構造を有する複合材料と、SiC粒子が金属Si中に分散している複合材料とで比較した。
すなわち、図6(a)に示すように、SiC含有率が70体積%でSiCとSiとが層構造を有する複合材料の5mm×5mm×40mmのモデルAと、図6(b)に示すように、SiC粒子が70体積%の含有率で均等分散している複合材料の5mm×5mm×40mmのモデルBを、FEMモデル作製ソフトI−deas Ver.9(株式会社電通国際情報サービス)を用いて作製した。そして、FEM解析ソフトMarc Mentat Ver.2003r2(日本エムエスシー株式会社)を用いて、図7に示すように、作製したモデルに三点曲げ荷重(5kgの線加重)を加えた時の撓み量を解析し、その撓み量の差を弾性率(つまり、剛性)に換算した。その結果、モデルAの撓み量はモデルBの撓み量よりも3.8%小さくなることがわかった。この差を弾性率に換算すると12GPaの差に相当する。
なお、先に説明した通り、モデルBの構造を有する複合材料からなるハニカム構造部材を実際に作製することは困難であり、実際にはSiCの含有率は高々60体積%である。モデルBにおいてSiC含有率を下げれば、さらに撓み量は大きくなるので、カーボンシートを用いたハニカム構造部材の製造方法を用いてモデルAの構造を実現することには、高い比剛性を有するセラミックス系部材を作製することができるという利点のあることがわかる。
実際に、100mm×100mm×1.2mmの形状を有する市販のカーボンシート(日立化成社製、かさ密度;0.99g/cm)を、金属Siとともにアルゴン雰囲気中、1600℃で6時間保持し、溶融した金属Siとカーボン成分とを反応させてSiCを生成させると同時に、カーボン成分の隙間に溶融した金属Siを含浸させることにより、SiC含有率が約80体積%の層構造を有するSiC/Si複合材料を作製した。この試料を1mm×4mm×40mmの形状に加工してJIS規格(ファインセラミックスの弾性率測定方法 R1602)にしたがって弾性率を測定したところ、358GPaと高い値を示した。
これに対して、カーボン粉末を100重量部、メチルセルロースを15重量部、水を25重量部として、これらを混練し、押出成形して、ハニカム成形体(目開き10mm正方形、壁厚さ1.2mm、100mm×100mm×300mm)を得て、上記方法と同様にしてハニカム成形体に溶融した金属Siを含浸させ、SiC粒子が金属Si中に分散したSiC/Si複合材料を得たが、SiC含有率は約60体積%に留まった。作製した試料から弾性率を測定するための試験片を切り出して測定したところ300GPaであり、上記の層構造を有するSiC/Si複合材料よりも約17%近く低かった。
次に、SiCとSiとが層構造を有するSiC/Si複合材料からなるハニカム構造部材のモデルを作製し、三点曲げ荷重を加えたときの撓み量をFEM解析することにより、その剛性を調べた。図8に作製したモデルの概略構造を示す。図8(a)は1個のハニカム構造部材を用いて構成されるモデルCであり、図8(b)は2個のハニカム構造部材を並べて構成されるモデルDである。
モデルC,Dの外形はともに43.6mm×192mm×80mm(上下板厚は2.5mm)で、モデルCでは9×2列のハニカム構造部材が1個用いられ、モデルDでは4×2列のハニカム構造部材が2個用いられている。また、各ハニカム構造部材の隔壁の厚さを1.2mm、目開きを20mm□(=20mm×20mmの四角形状)とした。なお、ハニカム構造部材を並べて配置した場合に形成される継ぎ目が剛性に与える影響について検討するために、各ハニカム構造部材は大きさが異なるだけで物性値(例えば、弾性率;340GPa、ポアソン比;0.2、密度;3.0g/cm)は同じとした。
モデルC,Dの撓み量は、図8に併記するように、モデルC,Dにおける天板部分の継ぎ目部分に5kgの線荷重をかけた時に、天板がどの程度撓むかを解析することにより求めた。その結果、モデルCではモデルDよりも撓み量が25%小さくなった。
市販のカーボンシート(日立化成社製、かさ密度;0.96g/cm)を組み合わせて、300mm□×高さ75mmのハニカム構造部材前駆体を作製した。一方、市販のSiC粉末(信濃電気精錬社製、平均粒径;10μm)が100重量部、有機バインダーとしてのフェノール樹脂が10重量部(炭素換算にして3重量部)となるようにこれらを混合し、150℃で熱プレスして板状の成形体を得た。これを300mm□×厚さ10mmに加工し、窒素雰囲気中、1000℃で3時間加熱処理することにより、フェノール樹脂を炭化させてSiC充填率が70体積%のプリフォーム(セラミックス系部材を構成する板部材の前駆体)を得た。作製したプリフォームの上にハニカム構造部材の前駆体を載せて、金属Siとともにアルゴン雰囲気中、1600℃で所定時間保持した。こうして、図1に示すような、隔壁は厚さが1.2mmでSiCと金属Siとが層構造を有し、目開きが200mm□の正方形であり、ハニカム構造部材の空隙率が90%であるハニカム構造部材と、その片側に板部材が一体的に接合されたセラミックス系部材を得た。
さらに、こうして作製したセラミックス系部材においてハニカム構造部材の開口面に、前記プリフォームを用いて上記同様に作製したSiC/Si複合材料からなる300mm□×厚さ10mmの板部材をAlロウ材で接合し、先に図5に示したサンドイッチパネル構造を有する、外形が300mm□×高さ95mmのセラミックス系部材を得た。
本発明の軽量高剛性セラミックス系部材は、例えば、露光装置用ステージや検査装置用ステージ等に好適である。
本発明に係るセラミックス系部材の一実施形態を示す斜視図。 図1に示すセラミックス系部材を構成するハニカム構造部材の一部を拡大して示す斜視図。 (a)は本発明に係るハニカム構造部材の微構造写真、(b)は従来のハニカム構造部材の微構造写真。 本発明に係るセラミックス系部材の製造方法を示す模式図。 本発明に係る別のセラミックス系部材の概略構造を示す斜視図。 (a)はSiCと金属Siとが層構造を有する複合材料のモデル、(b)はSiC粒子が金属Siに均等分散している複合材料のモデル。 図6に示す各モデルの荷重試験の形態を模式的示す図。 (a)は1個のハニカム構造部材を用いて構成されるセラミックス系部材のモデル、(b)は2個のハニカム構造部材を並べて構成されるセラミックス系部材のモデル。
符号の説明
10・10′;セラミックス系部材
11;隔壁
12;柱状空隙部
13;ハニカム構造部材
14;板部材
15;板部材
21a・21b;カーボンシート
22;スリット
23;(ハニカム構造部材の)前駆体
24;板状カーボン部材

Claims (5)

  1. 実質的にSiC/Si複合材料からなる隔壁により仕切られた多数の柱状空隙部を有するハニカム構造部材と、
    所定のセラミックス系材料からなり、前記ハニカム構造部材の少なくとも一方の前記柱状空隙部の長手方向に垂直な面に取り付けられる板部材と、
    を有する軽量高剛性セラミックス系部材であって、
    前記隔壁はその厚み方向にSiCとSiとが層構造をなした微構造を有していることを特徴とする軽量高剛性セラミックス系部材。
  2. 前記板部材は実質的にSiC/Si複合材料からなり、前記隔壁と一体的に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の軽量高剛性セラミックス系部材。
  3. 前記隔壁におけるSiCの含有率が60〜95体積%であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の軽量高剛性セラミックス系部材。
  4. カーボンと樹脂からなる複数のシートにそれぞれ所定幅のスリットを所定間隔で形成する工程と、
    前記複数のシートを、各シートに形成されたスリットどうしを噛み合わせることによって、ハニカム構造部材の前駆体を形成する工程と、
    前記前駆体を金属Siと共に加熱して、前記前駆体を構成するカーボン成分と溶融した金属Siとを反応させることにより、SiC/Si複合材料からなるハニカム構造部材を得る工程と、
    を具備することを特徴とする軽量高剛性セラミックス系部材の製造方法。
  5. 前記前駆体を、カーボンと樹脂からなる板材上に載置して、金属Siと共に加熱することにより、前記板材と前記前駆体を同時にSiC/Si複合材料に変化させるとともに、両者を接合することを特徴とする請求項4に記載の軽量高剛性セラミックス系部材の製造方法。
JP2005008753A 2005-01-17 2005-01-17 軽量高剛性セラミックス系部材およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4822711B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005008753A JP4822711B2 (ja) 2005-01-17 2005-01-17 軽量高剛性セラミックス系部材およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005008753A JP4822711B2 (ja) 2005-01-17 2005-01-17 軽量高剛性セラミックス系部材およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006193390A true JP2006193390A (ja) 2006-07-27
JP4822711B2 JP4822711B2 (ja) 2011-11-24

Family

ID=36799755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005008753A Expired - Fee Related JP4822711B2 (ja) 2005-01-17 2005-01-17 軽量高剛性セラミックス系部材およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4822711B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009084066A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Kyocera Corp セラミック構造体およびその製造方法ならびにこれを用いた半導体または液晶製造装置用部材
JP2016507021A (ja) * 2013-01-29 2016-03-07 エルクレス 湾曲したセラミック音響減衰パネルの製造方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05339059A (ja) * 1991-12-27 1993-12-21 Ngk Insulators Ltd SiC質焼結体とその製造方法
JPH10251065A (ja) * 1997-03-12 1998-09-22 Sgl Technik Gmbh 炭素繊維強化複合材料及びその製造方法
JP2001089269A (ja) * 1999-09-14 2001-04-03 Taiheiyo Cement Corp 金属−セラミックス複合材料及びその製造方法
JP2001342069A (ja) * 2000-03-31 2001-12-11 Toto Ltd 高剛性の材料により構成された移動体装置
JP2002060279A (ja) * 2000-06-05 2002-02-26 Ngk Insulators Ltd ハニカム構造体とハニカムフィルター、及びそれらの製造方法
JP2003249542A (ja) * 2001-12-20 2003-09-05 Nikon Corp 基板保持装置、露光装置及びデバイス製造方法
JP2004195702A (ja) * 2002-12-16 2004-07-15 Taisei Laminator Co Ltd カーボンシート製ハニカム構造体とその製造方法
JP2004264371A (ja) * 2003-02-21 2004-09-24 Tadahiro Omi 液晶パネル用露光装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05339059A (ja) * 1991-12-27 1993-12-21 Ngk Insulators Ltd SiC質焼結体とその製造方法
JPH10251065A (ja) * 1997-03-12 1998-09-22 Sgl Technik Gmbh 炭素繊維強化複合材料及びその製造方法
JP2001089269A (ja) * 1999-09-14 2001-04-03 Taiheiyo Cement Corp 金属−セラミックス複合材料及びその製造方法
JP2001342069A (ja) * 2000-03-31 2001-12-11 Toto Ltd 高剛性の材料により構成された移動体装置
JP2002060279A (ja) * 2000-06-05 2002-02-26 Ngk Insulators Ltd ハニカム構造体とハニカムフィルター、及びそれらの製造方法
JP2003249542A (ja) * 2001-12-20 2003-09-05 Nikon Corp 基板保持装置、露光装置及びデバイス製造方法
JP2004195702A (ja) * 2002-12-16 2004-07-15 Taisei Laminator Co Ltd カーボンシート製ハニカム構造体とその製造方法
JP2004264371A (ja) * 2003-02-21 2004-09-24 Tadahiro Omi 液晶パネル用露光装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009084066A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Kyocera Corp セラミック構造体およびその製造方法ならびにこれを用いた半導体または液晶製造装置用部材
JP2016507021A (ja) * 2013-01-29 2016-03-07 エルクレス 湾曲したセラミック音響減衰パネルの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4822711B2 (ja) 2011-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8956482B2 (en) Ceramics composite member and method of producing the same
KR101960264B1 (ko) 잔류응력이 없는 탄화규소 접합체 및 그 제조방법
JP6636924B2 (ja) アルミニウム‐炭化珪素質複合体及びその製造方法
JP4822711B2 (ja) 軽量高剛性セラミックス系部材およびその製造方法
JP6512401B2 (ja) 反応焼結炭化珪素部材
EP3920215A1 (en) Heat-dissipating member and manufacturing method for same
JP5829695B2 (ja) ヒートシンクおよびこのヒートシンクを備えた電子部品装置
RU2744611C2 (ru) Получение композиционных материалов с керамической матрицей, содержащих углеродные нанотрубки и графен
KR102109800B1 (ko) 코팅된 열전도성 탄소 입자를 이용한 그라파이트 시트 및 이의 제조방법
CN114096500B (zh) 用于由cmc材料制成的部件的多孔陶瓷结构及获得其方法
JP4183166B2 (ja) 位置決め装置用部材
JP2010254484A (ja) C/SiCハニカム複合体及びその製造方法
JP2017105707A (ja) 多孔質体、多孔質接合体、金属溶湯用濾過フィルタ、焼成用治具および多孔質体の製造方法
JP2016180185A (ja) アルミニウム合金−セラミックス複合体、この複合体の製造方法、及びこの複合体からなる応力緩衝材
JP4537669B2 (ja) 炭化ケイ素基接合部品とその製造方法
WO2021095843A1 (ja) セラミック基板、複合基板及び回路基板並びにセラミック基板の製造方法、複合基板の製造方法、回路基板の製造方法及び複数の回路基板の製造方法
KR102434079B1 (ko) 소성 지그
JP6263324B2 (ja) アルミニウム合金−セラミックス複合体の製造方法
JP4338994B2 (ja) 高剛性低熱膨張セラミックス部材
JP2008050181A (ja) Si−SiC複合材料接合体の製造方法
WO2023189777A1 (ja) 複合材料シートの製造方法及び複合材料シート用製造装置
WO2021095844A1 (ja) セラミック基板、複合基板及び回路基板並びにセラミック基板の製造方法、複合基板の製造方法、回路基板の製造方法及び複数の回路基板の製造方法
De Coninck Towards the Next Generation of Reinforced Polymer Parts Produced by Laser Sintering
WO2022249918A1 (ja) アルミニウム-ダイヤモンド系複合体の製造方法
JP4262587B2 (ja) 搬送装置用ハンド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees