JP2006192872A - 覗き見防止フィルム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ミラーとしても使用できる覗き見防止フィルムを提供する。
【解決手段】 覗き見防止機能を備えるフィルム本体12表面にハーフミラーフィルム14が一体に積層されてなることを特徴とする覗き見防止フィルム。
【選択図】 図2
【解決手段】 覗き見防止機能を備えるフィルム本体12表面にハーフミラーフィルム14が一体に積層されてなることを特徴とする覗き見防止フィルム。
【選択図】 図2
Description
この発明は、携帯電話機やコンピュータ等の表示画面に装着使用される覗き見防止フィルムに関する。
携帯電話機やコンピュータの表示画面が側方から覗き込まれることがないように、最近ではその表示画面に覗き見防止フィルムを貼ることが行なわれている。
この発明は、ミラー機能を合わせ持つ実用性に優れる覗き見防止フィルムを提供することを目的とする。
この発明の覗き見防止フィルムは、覗き見防止機能を備えるフィルム本体表面にハーフミラーフィルムが一体に積層されてなる構成を備える。
この覗き見防止フィルムが表示画面上に用いられた際、表示画面が使用されずに暗い場合にはハーフミラー面がミラーとして使用でき、表示画面が明るくなった場合はフィルムを通して表示画面を見ることができ、かつ、その際覗き見防止機能が発揮される。
この発明によれば、ミラーとしても使用可能な実用性に優れる携帯電話機等に好適に使用される覗き見防止フィルムが提供できるようになる。
図1はこの発明の覗き見防止フィルムの外観斜視図、図2はその積層概略構成説明図である。
覗き見防止フィルム1はフィルム本体12上に透光性粘着剤層13を介してハーフミラーフィルム14が貼り付けられて構成されている。フィルム本体12はポリエステル製の透光性保護用フィルム(厚み21μm)2と、透光性樹脂フィルムであるマルチライヤーフィルム(例えば帝人株式会社製 厚み19μm)3と、ポリエステル製の透光性ベースフィルム(厚み188μm)4とが順次上方から透光性のアクリル系接着剤層(厚み20μm)6、7を介して積層固定され、さらに、透光性ベースフィルム4の下面に透光性粘着剤層8を介してポリエチレン製の離形シート9が貼り付けられて構成されている。
ハーフミラーフィルム14としては高透光性の反射フィルム(例えば帝人株式会社製reftalZH05G 厚み42μm)を用い、このハーフミラーフイルム14は高透光性のベースフィルム15の上面にアクリル製の透光性保護コーティング層16が下面にスパッタリング形成による極薄の反射層17がそれぞれ積層付設されて構成されている。
上記覗き見防止フィルム1は、離形シート9が剥されてその透光性粘着剤層8面が携帯電話機の表示画面上に貼り付けられて使用される。
携帯電話機の表示画面上への使用に際して上記覗き見防止フィルム1は、まず、携帯電話機の電源が切られ表示画面が暗い場合には、ハーフミラーフイルム14の反射層17が外光を反射することでその面がミラーとして使用できる。電源が入り表示画面が明るい場合にはハーフミラーフィルム14が高透明であるとともにフィルム本体12も透明であることでことで覗き見防止フィルム1を通して表示画面を見ることができる。
以下、図3のフィルム本体12の拡大部分断面構成図により覗き見防止フィルム1の覗き見防止機能について説明する。
マルチライヤーフィルム3は多層構造で、例えばポリエステルとナイロンの2種の屈折率の異なる樹脂層が交互に60層程度積層されて構成されたもので、マルチライヤーフィルム3表面からの入射光Xはその積層構造を通過する際に各積層面で異なる方向に反射され、それら反射光xが互いに干渉することで発色する。
接着剤層7には光遮断用の黒色の顔料(粒子)7aが、例えば、0.4重量%の割合において混入されこの接着剤層7を通過する光はその顔料7aに一部が遮られる。接着剤層7面に対して直交する方向に進む光より斜め方向に進む光の方がその接着剤層7内経路が長くなる(L1<L2)ことで顔料7aに衝突する割合が多くなる。
上記フィルム本体12において、下方からの表示光は直交する方向、傾斜する方向それぞれにおいてフィルム本体12内に侵入するが、直交する方向において侵入した表示光Y1は接着剤層7内において経路L1が短いことで顔料7aにあまり遮られず、また、真上位置Aから見た際にはマルチライヤーフィルム3があまり発色していないことでその表示光Y1を十分に目視できる。
これに対して、傾斜する方向において侵入した表示光Y2は接着剤層7内において経路L2が長くなることで顔料7aに遮られる割合が多く、また、斜め方向位置Bから見た際にはマルチライヤーフィルム3が反射光xの干渉より発色していることで、斜め方向位置Bからは表示光Y2を十分に目視できない。すなわち、斜め方向位置Bから見た場合には接着剤層7、マルチライヤーフィルム3の透視度がともに低下する状態となることで表示光Y2の黙視が困難となる。なお、図3において表示光Y1、Y2は屈折、反射の動作を省略した基本光路において示している。
なお、上記のマルチライヤーフィルム3における発色が真上位置から見た場合より斜め方向位置から見た場合の方が顕著に確認されるのは、次の理由によるものと考えられる。すなわち、発色現象は上記したようにマルチライヤーフィルム3への表面からの入射光が積層構造を通過する際に各積層面で異なる方向に反射され、それら反射光が互いに干渉することで起こるが、真上位置からマルチライヤーフィルム3上を見る場合、通常真上位置には見る者の頭等があることでそれに遮られて斜め方向位置から見るより入射光量が減少し、それに伴って反射光も減少して光の干渉が起こりにくくなるからと推測される。
上記のように斜め方向位置Bからの表示光Y2の目視が十分にできないことで覗き見防止機能が発揮され、この点は実施品の目視テストにより確認されている。
1 覗き見防止フィルム
12 フィルム本体
14 ハーフミラーフィルム
12 フィルム本体
14 ハーフミラーフィルム
Claims (1)
- 覗き見防止機能を備えるフィルム本体表面にハーフミラーフィルムが一体に積層されてなることを特徴とする覗き見防止フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005035077A JP2006192872A (ja) | 2005-01-14 | 2005-01-14 | 覗き見防止フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005035077A JP2006192872A (ja) | 2005-01-14 | 2005-01-14 | 覗き見防止フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006192872A true JP2006192872A (ja) | 2006-07-27 |
Family
ID=36799300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005035077A Withdrawn JP2006192872A (ja) | 2005-01-14 | 2005-01-14 | 覗き見防止フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006192872A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010085486A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Kalbas Japan Ltd | 覗き見防止用フィルタ |
JP2016026308A (ja) * | 2009-02-06 | 2016-02-12 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 光制御フィルム及び多層光学フィルムスタック |
JP2018153351A (ja) * | 2017-03-16 | 2018-10-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 鏡の製造方法および鏡 |
CN111290657A (zh) * | 2020-01-16 | 2020-06-16 | 业成科技(成都)有限公司 | 显示装置和电子设备 |
-
2005
- 2005-01-14 JP JP2005035077A patent/JP2006192872A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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