JP2018153351A - 鏡の製造方法および鏡 - Google Patents

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司 金子
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Abstract

【課題】ハーフミラー部を除く部分では通常の鏡と同じ反射性能を有するとともに、ハーフミラー部においては光透過性を有しつつ鏡としての反射機能も確保することができる、鏡の製造方法および鏡を提供する。【解決手段】ガラス基材2と、反射膜3と、保護膜4と、を備える鏡1の製造方法である。反射膜3は、ガラス基材2の裏面22に設けられる。保護膜4は、反射膜3の裏面31に設けられる。鏡1の正面視における一部に、反射膜3および保護膜4が存在しない空洞からなる銀抜き部12を形成する。銀抜き部12の周辺部の保護膜4の裏面41に接着剤5を介してハーフミラーフィルム6を貼付することにより、銀抜き部12の裏面側にハーフミラーフィルム6を配置して、ハーフミラー部11を設ける。また、ガラス基材2と、反射膜3と、保護膜4と、ハーフミラー部11と、を備える鏡1である。【選択図】図2

Description

本発明は、鏡の製造方法および鏡に関する。
従来、裏面側から、光を透過させることができる鏡が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に開示されている鏡は、正面視における一部に透孔部を有している。鏡の裏面側にLED等の点灯部が配置され、点灯部が点灯すると、点灯部からの光が透孔部を透過して表面側より見えて、表示として使用者が認識することができるものである。
しかしながら、特許文献1に開示されている鏡にあっては、裏面側に配置された点灯部が消灯している場合には、透孔部においては、表面側から入射する光が反射しないため鏡として機能しないとともに、黒く見えて見栄えが悪いという問題点があった。
この問題点を解決するために、鏡としてハーフミラーを使用することが考えられるが、ハーフミラーは通常の鏡と比較すると反射率が低く、表面側で反射して見える虚像の明るさが不足するとともに、虚像の色合いが実際とは異なる。このように、ハーフミラーは、反射性能が通常の鏡よりも劣るものであり、例えば化粧時等の使用には耐え得ないものであった。
実用新案登録第3133630号公報
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、一部を除く部分では通常の鏡と同じ反射性能を有するとともに、前記一部においては光透過性を有しつつ鏡としての反射機能も確保することができる、鏡の製造方法および鏡を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る一形態は、ガラス基材と、反射膜と、保護膜と、を備える鏡の製造方法である。
前記反射膜は、前記ガラス基材の裏面に設けられる。
前記保護膜は、前記反射膜の裏面に設けられる。
前記鏡の正面視における一部に、前記反射膜および前記保護膜が存在しない空洞からなる銀抜き部を形成する。
前記銀抜き部の周辺部の前記保護膜の裏面に接着剤を介してハーフミラーフィルムを貼付することにより、前記銀抜き部の裏面側に前記ハーフミラーフィルムを配置して、ハーフミラー部を設ける。
上記課題を解決するために、本発明に係る他の形態は、ガラス基材と、反射膜と、保護膜と、ハーフミラー部と、を備える鏡である。
前記反射膜は、前記ガラス基材の裏面に設けられる。
前記保護膜は、前記反射膜の裏面に設けられる。
前記ハーフミラー部は、前記反射膜および前記保護膜の一部に形成される空洞からなる銀抜き部の周辺部の前記保護膜の裏面に接着剤を介してハーフミラーフィルムが貼付されて設けられる。
本発明に係る鏡の製造方法にあっては、ハーフミラー部を除く部分では通常の鏡と同じ反射性能を有するとともに、ハーフミラー部においては光透過性を有しつつ鏡としての反射機能も確保することができる鏡を得ることができる。
本発明に係る鏡にあっては、ハーフミラー部を除く部分では通常の鏡と同じ反射性能を有するとともに、ハーフミラー部においては光透過性を有しつつ鏡としての反射機能も確保することができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る鏡の概略正面図である。 図2は、同上の鏡の一部の断面図である。 図3は、同上の鏡の一部の拡大正面図である。 図4は、本発明の第二実施形態に係る鏡の一部の断面図である。 図5は、本発明の第三実施形態に係る鏡の一部の断面図である。 図6は、本発明の第四実施形態に係る鏡の一部の断面図である。
本発明は、鏡の製造方法および鏡に関し、さらに詳しくは、ハーフミラー部を有する鏡の製造方法およびハーフミラー部を有する鏡に関する。
以下、本発明に係る鏡1およびその製造方法の第一実施形態について、図1〜図3に基いて説明する。
図1に示すように、鏡1は、正面視における一部に、ハーフミラー部11を備える。以下において、表面側とは、光が鏡1に反射して虚像が見える側をいうものとし、裏面側とはその反対側であって虚像が見えない側をいうものとする。
ハーフミラー部11は、主に、鏡1のハーフミラーが設けられた部分の裏面側にLED等からなる点灯部が配置される、という想定のもとに設けられる。この点灯部が点灯したときに、ハーフミラー部11を透過した光が表面側より見えて、何らかの表示として使用者が認識することができるようにするものである。図1に示す鏡1は正面視矩形状をしているが、鏡1の正面視における形状、広さ等は特に限定されない。
図2に示すように、鏡1は、基本的な構成として、ガラス基材2と、反射膜3と、保護膜4と、を備える。
ガラス基材2は、所定の厚みのガラス板により構成される。ガラス基材2の正面視における形状および広さが、鏡1の正面視における形状および広さを決める。ガラス基材2の表面21および裏面22は平坦面である。
ガラス基材2は、その厚みは特に限定されず、また、厚みが一定であることが好ましいが、必ずしも厚みが一定でなくてもよい。また、ガラス基材2の表面21および裏面22は、平坦面であることが好ましいが、特に限定されない。例えば、ガラス基材2の表面21または裏面22の正面視における一部に平坦面でない部分が存在してもよいし、全体が厳密な平坦面となっていなくてもよい。また、ガラス基材2の組成は、特に限定されない。
反射膜3は、ガラス基材2の裏面22に設けられる。反射膜3としては、ガラス基材2の裏面22に直接設けられる銀の膜と、銀の膜の裏面に設けられる銅の膜とからなるものが好適に用いられる。反射膜3は、ガラス基材2の裏面22の略全面にわたって設けられるのが好ましいが、必ずしも略全面にわたって設けられなくてもよい。なお、反射膜3の材質は銀または銅に限定されず、他の金属をはじめとする公知の反射膜3としての材質が適宜利用可能である。また、反射膜3の厚みは特に限定されない。
保護膜4は、反射膜3の裏面31に設けられる。保護膜4としては、樹脂からなるものが好適に用いられる。保護膜4は、反射膜3の裏面31の略全面にわたって設けられるのが好ましいが、必ずしも略全面にわたって設けられなくてもよい。なお、保護膜4の材質は樹脂に限定されず、公知の保護膜4としての材質が適宜利用可能である。また、保護膜4の厚みは特に限定されない。
上述したガラス基材2、反射膜3および保護膜4により、公知の基本的な構成を備えた鏡(以下、基本鏡とする)が構成される。
以下に、ハーフミラー部11を備えた鏡1を製造する方法について説明する。
まず、基本鏡の正面視における一部に、銀抜き部12を形成する。銀抜き部12は、反射膜3および保護膜4が存在しない空洞である。第一実施形態においては、基本鏡から反射膜3および保護膜4を除去することにより、銀抜き部12を形成する。
反射膜3および保護膜4を除去する方法としては、第一実施形態においては、エッチング加工か、あるいは、切削刃または研削刃等による加工が採用される。このような方法が採用されることにより、反射膜3および保護膜4が除去された後のガラス基材2の裏面22を平坦面にしやすい。
次に、銀抜き部12の周辺部の保護膜4の裏面41に、接着剤5を介してハーフミラーフィルム6を貼付する。
ハーフミラーフィルム6は、光透過性を有する基材61の表面に、一部の光を反射させるとともに残りの光を透過させる反射層62が設けられて構成される。なお、このようなハーフミラーフィルム6としては、公知の様々なものが適宜利用可能であり、特に限定されない。また、ハーフミラーフィルム6の厚みは特に限定されない。
接着剤5は、固化した状態で、光透過性を有する。接着剤5としては、例えば、紫外線硬化性樹脂系接着剤、熱硬化性樹脂系接着剤、あるいは、二液混合型のエポキシ樹脂系接着剤が好適に用いられるが、特に限定されない。
接着剤5を介してハーフミラーフィルム6を保護膜4の裏面41の銀抜き部12の周辺部に貼付することにより、銀抜き部12の裏面側にハーフミラーフィルム6を配置して、ハーフミラー部11を設けることができる。これにより、ハーフミラー部11を備えた鏡1が得られる。
第一実施形態の鏡1にあっては、鏡1の裏面側のハーフミラー部11に対応する位置に点灯部が配置された場合、点灯部が点灯すると、図3に示すように、光がハーフミラー部11を透過して表面側より見える。すなわち、ハーフミラー部11と点灯部とにより表示部が構成される。これにより、使用者は、光が透過しているハーフミラー部11を見て、表示を認識することができる。
また、点灯部が点灯していない場合には、ハーフミラー部11において、ハーフミラーフィルム6の表面側で光が反射するため、鏡としての反射機能を有する。このとき、鏡1の大部分を占める、ハーフミラー部11を除く部分は、通常の鏡であるため、ハーフミラーのように虚像の明るさが不足するとともに、虚像の色合いが実際とは異なる、といったことが生じない。このため、化粧時の使用にも充分に耐え得る鏡1とすることができる。
また、ハーフミラーフィルム6の厚みは、特に限定されないものの、200μm以上としてもよい。この場合、ハーフミラーフィルム6の剛性が、厚みが200μm未満の場合よりも高くなる。ハーフミラーフィルム6は、ハーフミラー部11においては表面および裏面が支持されていないため、撓み得る。ハーフミラーフィルム6の厚みが200μm以上の場合には、ハーフミラーフィルム6の厚みが200μm未満の場合と比較して、ハーフミラー部11においてハーフミラーフィルム6が撓んで歪むのを抑制することができる。この結果、ハーフミラー部11における虚像の歪みを抑制することができる。
また、保護膜4の裏面41の銀抜き部12の周辺部に接着剤5を介してハーフミラーフィルム6を貼付することで、銀抜き部12の空洞を密閉することができる。これにより、銀抜き部12への新たな空気の流入が抑制されて、銀抜き部12に向けて露出している反射膜3に錆が発生するのが抑制される。
次に、第二実施形態の鏡1およびその製造方法について、図4に基いて説明する。なお、第二実施形態の鏡1およびその製造方法は、第一実施形態の鏡1およびその製造方法と大部分において同じである。このため、第一実施形態と重複する説明については、同符号を付して説明を省略する。
第一実施形態においては、銀抜き部12は空洞であったが、第二実施形態においては、図4に示すように、銀抜き部12に接着剤51を充填させる。接着剤51は、保護膜4とハーフミラーフィルム6とを接着させる接着剤5と一体となっている。
銀抜き部12に接着剤51を充填させることにより、空洞をなくして空気を排出することができ、反射膜3に錆が発生するのが抑制される。
また、ハーフミラーフィルム6がハーフミラー部11においても表面が接着されて撓みにくくなり、ハーフミラーフィルム6が撓むことによる虚像の歪みを抑制することができる。
次に、第三実施形態の鏡1およびその製造方法について、図5に基いて説明する。なお、第三実施形態の鏡1およびその製造方法は、第二実施形態の鏡1およびその製造方法と大部分において同じである。このため、第二実施形態と重複する説明については、同符号を付して説明を省略する。
第二実施形態においては、銀抜き部12を形成するにあたり、エッチング加工か、あるいは、切削刃または研削刃等による加工により、反射膜3および保護膜4を除去していた。これに対して、第三実施形態においては、銀抜き部12を形成するにあたり、レーザ加工またはショットブラスト加工を施すことにより、反射膜3および保護膜4を除去する点でのみ第二実施形態と異なる。
レーザ加工またはショットブラスト加工は、エッチング加工あるいは切削刃または研削刃等による加工と比較して、安価に行うことができる。しかしながら、レーザ加工またはショットブラスト加工の結果、図5に示すように、ガラス基材2の裏面22の銀抜き部12に面する部分に、凹凸からなる荒れ23が生じる。
この場合、銀抜き部12が空洞であると、屈折率の差の大きい銀抜き部12(すなわち空気)とガラス基材2との間の荒れ23の部分で散乱が発生してしまい、ハーフミラー部11において虚像が白みがかったりして、良好な虚像が得られない。
第三実施形態では、ガラス基材2の裏面22の銀抜き部12に面する部分に荒れ23が生じるものの、銀抜き部12に接着剤51が充填されており、接着剤51は空気の場合と比較するとガラス基材2との屈折率の差が極めて小さい。このため、接着剤51とガラス基材2との間の荒れ23の部分で散乱が発生しにくく、ハーフミラー部11における虚像が白みがかったりするのが抑制されて、良好な虚像が得られやすい。
次に、第四実施形態の鏡1およびその製造方法について、図6に基いて説明する。なお、第四実施形態の鏡1およびその製造方法は、第二実施形態の鏡1およびその製造方法にさらに付加的な構成を備えたものである。このため、第二実施形態と重複する説明については、同符号を付して説明を省略する。
第四実施形態においては、図6に示すように、さらに、ハーフミラーフィルム6が、光透過性を有し表面71が平坦な剛性板7の表面71に接着剤8を介して貼付されたものである。剛性板7としては、ガラスまたは樹脂からなるものが好適に用いられる。剛性板7は、ハーフミラーフィルム6の裏面の銀抜き部12および銀抜き部12の周辺部にわたって設けられるが、設けられる範囲は特に限定されない。なお、剛性板7の材質はガラスまたは樹脂に限定されず、公知の材質が適宜利用可能である。また、剛性板7の厚みは特に限定されない。
接着剤8は、固化して剛性板7とハーフミラーフィルム6とを接着させている状態で、光透過性を有する。接着剤8としては、上述した保護膜4とハーフミラーフィルム6とを接着させる接着剤5と同様のものが好適に用いられるが、特に限定されない。
第四実施形態では、ハーフミラー部11においてハーフミラーフィルム6が撓むことによる歪みを抑制することができる。この結果、ハーフミラー部11における虚像の歪みを抑制することができる。
次に、上述した実施形態の変形例について説明する。
ハーフミラー部11は、上記実施形態においては、裏面側に点灯部が配置されて点灯部とともに表示部を構成するものであるが、特にこのような表示部を構成するものでなくてもよい。
銀抜き部12を形成する方法として、基本鏡から反射膜3および保護膜4を除去する方法の他に、基本鏡を作製する際に、銀抜き部12となる部分に反射膜3および保護膜4が設けられないようにする方法を採用してもよい。このような方法としては、例えば、ガラス基材2に反射膜3および保護膜4を設ける際に、銀抜き部12となる部分にマスキングを施して反射膜3および保護膜4が設けられないようにするマスキング法が採用可能である。マスキング法を採用する場合、銀抜き部12に面するガラス基材2の裏面22を、荒れ23のない平坦面にしやすい。このように銀抜き部12となる部分に反射膜3および保護膜4が設けられないようにする方法を採用する場合、基本鏡を形成する工程の中に、銀抜き部12を形成する工程が含まれることになる。
銀抜き部12の周辺部は、必ずしも環状になっていなくてもよい。すなわち、銀抜き部12が、鏡1の端縁に設けられる場合には、銀抜き部12の周囲全周には保護膜4が存在しないが、保護膜4が存在する部分にのみハーフミラーフィルム6を接着剤5により接着すればよい。
上記実施形態においては、図3に示すように、ハーフミラー部11の形自体を文字または図形とし、ハーフミラー部11全体に光を透過させて、光る文字または図形を浮かび上がらせている。
これに対して、ハーフミラー部11の形自体は文字等の形状とせずに単なる矩形状や円形状とする。そして、鏡1の裏面側のハーフミラー部11に対応する位置には、単なる点灯部ではなく、例えばいわゆる7セグメントや液晶パネル等の発光表示部を配置してもよい。この場合、ハーフミラー部11を通して、発光表示部が表示する様々な表示を使用者が認識することができる。
以上、述べた第一実施形態〜第四実施形態およびその変形例から明らかなように、第1の態様は、ガラス基材2と、反射膜3と、保護膜4と、を備える鏡1の製造方法である。
反射膜3は、ガラス基材2の裏面22に設けられる。
保護膜4は、反射膜3の裏面31に設けられる。
鏡1の正面視における一部に、反射膜3および保護膜4が存在しない空洞からなる銀抜き部12を形成する。
銀抜き部12の周辺部の保護膜4の裏面41に接着剤5を介してハーフミラーフィルム6を貼付することにより、銀抜き部12の裏面側にハーフミラーフィルム6を配置して、ハーフミラー部11を設ける。
第1の態様によれば、ハーフミラー部11を除く部分では通常の鏡と同じ反射性能を有するとともに、ハーフミラー部11においては光透過性を有しつつ鏡としての反射機能も確保することができる鏡1を得ることができる。
第2の態様では、第1の態様との組み合わせにより実現される。第2の態様では、銀抜き部12に接着剤51を充填させる。
第2の態様によれば、銀抜き部12の空洞をなくして空気を排出することができ、反射膜3に錆が発生するのが抑制される。また、ハーフミラーフィルム6がハーフミラー部11においても接着されるため、ハーフミラーフィルム6が撓むことによる虚像の歪みを抑制することができる。
第3の態様では、第2の態様との組み合わせにより実現される。第3の態様では、銀抜き部12を形成するにあたり、レーザ加工またはショットブラスト加工を施すことにより、反射膜3および保護膜4を除去する。
第3の態様によれば、虚像の歪みを抑制しつつ、反射膜3および保護膜4を除去する加工を安価に行うことができる。
第4の態様では、第1〜第3の態様との組み合わせにより実現される。第4の態様では、ハーフミラーフィルム6の厚みが200μm以上である。
第4の態様によれば、ハーフミラーフィルム6が撓むことによる虚像の歪みを抑制することができる。
第5の態様では、第1〜第4の態様との組み合わせにより実現される。第5の態様では、ハーフミラーフィルム6が、光透過性を有し表面71が平坦な剛性板7の表面71に接着剤8を介して貼付されたものである。
第5の態様によれば、ハーフミラーフィルム6が撓むことによる虚像の歪みを抑制することができる。
第6の態様は、ガラス基材2と、反射膜3と、保護膜4と、ハーフミラー部11と、を備える鏡1である。
反射膜3は、ガラス基材2の裏面22に設けられる。
保護膜4は、反射膜3の裏面31に設けられる。
ハーフミラー部11は、反射膜3および保護膜4の一部に形成される空洞からなる銀抜き部12の周辺部の保護膜4の裏面41に接着剤5を介してハーフミラーフィルム6が貼付されて設けられる。
第6の態様によれば、ハーフミラー部11を除く部分では通常の鏡と同じ反射性能を有するとともに、ハーフミラー部11においては光透過性を有しつつ鏡としての反射機能も確保することができる。
1 鏡
11 ハーフミラー部
12 銀抜き部
2 ガラス基材
22 裏面
3 反射膜
31 裏面
4 保護膜
41 裏面
5 接着剤
51 充填させた接着剤
6 ハーフミラーフィルム
7 剛性板
71 表面
8 接着剤

Claims (6)

  1. ガラス基材と、前記ガラス基材の裏面に設けられる反射膜と、前記反射膜の裏面に設けられる保護膜と、を備える鏡の製造方法であって、
    前記鏡の正面視における一部に、前記反射膜および前記保護膜が存在しない空洞からなる銀抜き部を形成し、
    前記銀抜き部の周辺部の前記保護膜の裏面に接着剤を介してハーフミラーフィルムを貼付することにより、前記銀抜き部の裏面側に前記ハーフミラーフィルムを配置して、ハーフミラー部を設ける
    ことを特徴とする鏡の製造方法。
  2. 前記銀抜き部に前記接着剤を充填させる
    ことを特徴とする請求項1記載の鏡の製造方法。
  3. 前記銀抜き部を形成するにあたり、レーザ加工またはショットブラスト加工を施すことにより、前記反射膜および前記保護膜を除去する
    ことを特徴とする請求項2記載の鏡の製造方法。
  4. 前記ハーフミラーフィルムの厚みが200μm以上である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の鏡の製造方法。
  5. 前記ハーフミラーフィルムが、光透過性を有し表面が平坦な剛性板の前記表面に接着剤を介して貼付されたものである
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の鏡の製造方法。
  6. ガラス基材と、
    前記ガラス基材の裏面に設けられている反射膜と、
    前記反射膜の裏面に設けられる保護膜と、
    前記反射膜および前記保護膜の一部に形成される空洞からなる銀抜き部の周辺部の前記保護膜の裏面に接着剤を介してハーフミラーフィルムが貼付されて設けられるハーフミラー部と、
    を備える鏡。
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