JP2006192273A - 飲用ボトル、特に哺乳瓶用の乳首 - Google Patents

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Abstract

【課題】飲用時、乳児の口の中で乳首の位置が不適切であるときにも流体の流出が十分で、漏れに対しても確実でありまたは最適な哺乳瓶用またはその他の飲用ボトルに取り付けることが出来る乳首を提供する。
【解決手段】哺乳瓶用の乳首は、平坦化した乳首先端要素(3)を有しており、その前方端に内方に向いた凹み部(5)を設けている。凹み部(5)の底部分(6)には、噛む方向(e)に延伸している円弧形状のスリットのあるスリット構造が配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、請求項1におけるプレアンブルの特徴を有する飲用ボトル、特に哺乳瓶用の乳首に関するものである。この種の乳首は、例えばゴムまたはシリコンのような弾性材料で出来ており、哺乳瓶またはその他の飲用ボトルに取り付けることができる。そのような乳首は、乳幼児の栄養供給のために使用されると好ましい。
比較対象となるようなこの種の乳首は、以前から公知であり既に使用されている。そして例えば米国特許第4993568号明細書では、I字、X字、Y字形状のスリットを有するセパレート膜のついた乳首が記載されている。セパレート膜への圧力によりミルク吸引穴が現れる。米国特許第4993568号明細書では更に、セパレート膜が、内方に向いた凹み部内で、乳首の前方端範囲に配置されていることを示している。この方法により、哺乳瓶または乳首が漏れない(いわゆる“無漏洩”特性)ことも達成されるが、乳児の口の中で乳首の位置が不適切であるときには、飲用時に液体の流出が不十分であることがある。さらにX字またはY字形状の切り込みを有する乳首では特に、無漏洩特性に対するより強い要求を、乳首が満たすことが難しいまたは出来ないことが示された。
よって本発明の課題は、公知のものの欠点を回避し、特に液体通過を最適化している乳首を提供することである。さらに乳首を、漏れに対して確実でありまたは最適の無漏洩特性を有しているものとすることである。
本発明に従ってこの課題を、請求項1の特徴を有する乳首により解決する。
乳首先端要素を平坦化した形状にすることより、乳首を都合良く乳児またはその他の使用者の口に納めることができる。それにより顎の形状に合った形状を得ることができる。その配置により更に、スリット構造を最適な位置に設けることを確実にする。とくに乳児の栄養供給のための乳首が、吸引だけでは液体が殆ど出ない又は全くでないように構成されていると好ましい。乳首先端の平坦化した側面に対する噛む方向への圧力により、例えば乳児の噛む運動により、最適の形で飲用のためにスリットを開くことができる。噛む方向に直角な圧力でスリットが全く又は殆ど開かないであろう。それに対して噛む方向での圧力の下では円弧状のスリットが、十分な液体通過量が得られるように開かれる。そのような乳首は無漏洩特性によっても明らかである。
乳首先端要素が、主中心軸に関して或る角度だけ傾いていると利点がある。こうすることにより、そのような乳首を装着している哺乳瓶の扱い勝手を改善することができる。乳首先端要素を傾いて配置することにより、飲用時の圧力も特に乳児の上唇の範囲で改善することができる。主中心軸および乳首先端中心軸により傾斜角度を形成し、乳首先端要素が傾斜角度で10〜60°、好ましくは20〜45°、特に好ましくは約30°傾いていると好ましい。この方法により乳児の滋養のために、とくに有利な人間工学的位置をとることができる。
乳首先端要素の前方端の範囲で内方に向いた凹み部を設けている時、そしてスリット構造を凹み部に配置している時に、無漏洩特性を更に向上することができる。スリット構造が凹み部の底部分に配置されていると好ましい。勿論無漏洩特性を別の方法で、例えば肉厚を特にスリット構造の範囲で比例的に厚くすることにより向上することもできるであろう。またこの種の配置は液体による内圧に耐えることもできる。
凹み部は、底部分により封鎖されているパイプ形状部分を有している。底部分に相対する側におけるパイプ形状部分に、乳首先端要素の前方端にある開口部が繋がっており、その要素の内側が円筒状に構成されていると好ましい。パイプ形状部分は、概ね乳首先端中心軸の方向に延伸していると好ましい。さらにパイプ形状部分は規定の壁面強度(ないし肉厚)を有することができる。そして、パイプ形状部分が円形形状に構成されていると好ましい。しかしながら勿論、その他の基本形状を考えることもできる。そして例えば多角形または楕円形形状も対象になる。
底部分は用途に従い、平面とする、または凹面または凸面に湾曲させることができる。
乳首先端要素が主中心軸に関して或る角度だけ傾いている時、そして基本的に乳首先端要素の乳首先端中心軸に対し直角に配置されている底部分を、凹みが有している時に利点がある。それにより、乳首先端要素に対する噛む方向の圧力の下で底部分が有利に湾曲し、そのときスリットが飲用のために開く。
代替として、傾斜角度が30〜85°好ましくは60〜80°となるように、底部分が乳首先端中心軸に関して傾いているような凹み部を、乳首先端要素が有することもある。そのように底部分を傾斜して配置することで、密封効果だけでなくスリット構造の開口挙動にも有効に働く。この底部分の傾斜配置は勿論、従来のスリット構造にも適しているであろう。
実施例では、乳首先端要素が主中心軸に関して或る角度だけ傾いている時に、主中心軸に対してほぼ直角(γ=90°)に延伸する底部分のある凹み部を有していることがある(図11)。
乳首先端要素の前方端範囲にある凹み部を、主対称面により定義される断面において、基本的にほぼ一定の肉厚を有し傾斜して切断された中空円筒であるパイプ形状部分とすることができる。底部分は、概ね同じ肉厚を有するものにできる。しかしながら勿論、いろいろの肉厚を設けることができる。そのとき傾斜して切断した切断部の一つは底部分により、反対側切断部は乳首先端要素の前方端にある開口部により定義できる。乳首を使ったテストでは、このように構成した凹みが、円弧形状に延伸するスリットの時だけでなく、従来のスリット構造のときにも有利な結果をもたらすことを示した。とくにこの方法により、圧力下でのスリットの開口挙動そしてノースピル特性を最適化することができる。従来のスリット構造(すなわち円弧状でないスリット)は、例えば真っ直ぐなスリットを有している(例えばI字切断)。勿論、これを交差していることもある(例えばX字、Y字)。
傾斜して切断された中空円筒としてのパイプ形状部分が、主対称面により定義される断面において、第一の特に最長の外皮側面、および反対側で第二の特に最短の外皮側面を形成することになる。そのとき第二外皮側面の高さは、3mm以下、好ましくは1mm以下である。第二外皮側面高さに対する第一外皮側面高さの割合は、例えば1.5〜2.5の間とすることができる。このように短くしたパイプ形状部分が、開口挙動および無漏洩効果に対して更に有利に作用することになる。
とくに利点があるのは、パイプ形状部分が主対称面により定義される断面において、第一の特に最長の外皮側面を有する時、そして底部分が第一外皮側面の反対側で乳首先端要素の平坦化した表側に好ましくは直接(または概ね繋ぎ部分なしで)成形されている時である。表側の下方で乳首先端要素の平坦化した側面が、例えば乳児の上顎に当たることになる。そして圧力がかかると、とくに有利な力の伝達を達成することができる。そのとき底部分が内方に湾曲できると好ましく、それにより液体の貫通を行うことができる。この実施例の別の利点は、コンパクトな構造により乳児が比較的長い時間保持できることである。
別の実施例では、スリット構造が二つのスリットを有している。このようにスリットが一対になった配置では、乳首の吸引能力を高められるという利点がある。
とくに利点があるのは、スリットを乳首の主対称面に関して対称にお互いに配置しており、お互いに向き合っているときである。平坦化した乳首先端要素により決まる噛む方向が乳首の主対称面に走っていると好ましい。もちろん、スリットがお互いに離反する方向に向くように、鏡面対称的にお互いに配置することも可能であろう。
スリットを概ね円形形状、とくに半円形状とすることができる。それぞれの円の中心が、主対称面に直角に延伸する対称軸上にあると好ましい。円形形状スリット(円弧)の中央が、同じくこの対称軸上にあると好ましい。
とくに利点があるのは、中心が乳首先端中心軸により定義されている円上にある時である。このようにすることにより特に丈夫な乳首構造が得られる。
スリット構造が主対称面に関して、対称的にお互いに配置されお互いに向き合っているそれぞれ少なくとも二つのスリットを有することがある。そのときそれぞれ二つのスリットを、カメラの絞り構造を形成するために同心円上に配置することができる。このようにすることにより、液体の通過を有利に向上することができる。
スリットは、材料を切り取ることなく乳首先端要素の壁面への切り込みとして構成する。このような乳首は、簡単にそしてコスト的に有利に製造することができる。同時に最適の無漏洩特性を保証している。
スリットが、断面において乳首先端要素の壁面を通って斜めに延伸することができる。断面においてこのようにスリット長さを延長することにより、無漏洩特性を加えて向上することができる。
本発明の更なる特徴および利点は、以下の実施例についての記述および図から得られる。
図1では番号1で表示した乳首を、主対称面を通る面による断面図で示している。これは基本的に、軽く漏斗形状をした本体9、およびそれに連続しており乳児の口に入れられるようになっている乳首先端要素3でできている。
乳首は本体9と乳首先端要素3の間で細くなっている。この細くなった部分に乳児の唇が当接することができる。
乳首先端要素3の前方端範囲には凹み部5が配置されており、そのとき凹み部5の底部分6にはスリット構造が設けられている。図から分かるように乳首先端要素3は、主中心軸A1に関してαで示した角度だけ傾いている。そのときスリット構造のある底部分6は、主中心軸A2に対して直角に延びている。乳首1は、弾性材料、例えばゴム、シリコンまたはその他の材料で出来ている。
乳首1には更に、(図示していない)哺乳瓶と接続するためにフランジ部分8がある。加えて、哺乳瓶にねじ込み可能なシールリングを使って、乳首をこれに固定すると利点がある。もちろんフランジ部分8に、少なくとも一つの空気穴を設けることもできるであろう。
図2と3から、乳首1が顎に合わせて構成されていることが分かる。乳首先端要素3が平坦化されており、それにより乳首1を乳児の口の中で、好ましい位置ないしは決められた位置に納められるようになっている。加えて、乳首先端要素3は平坦化された側面10,11を有しており、それに飲むための(噛む)圧力が加えられる。飲むときに好ましくは、側面10(上側)に例えば乳児の上顎が噛む形になり(上側)、他方で側面11が下顎に関連配置されている。記号eで表示した噛む方向は、図で分かるように、乳首1の主対称軸S1の方向に走っている。図3から分かるように、乳首先端要素3の前方端範囲には、二つの円弧状スリット4を有するスリット構造が設けられている(スリットの機能方法については、以下において特に図5aおよび5bを参照)。さらに図3から、凹み部5が上部外観図で円筒状に形成されていることが分かる。この円筒形状は、後に詳細に記述するパイプ形状として凹み部に設けられる。図2が示すように、乳首1は対称面S1に対して鏡像のように構成されている。この外観においても、乳首先端要素3と本体9の間が細くなっていることが分かる。
図4は乳首先端要素3を詳細に示している。これも凹み部5を有しており、それは基本的に、乳首中間軸A2の方向に走るパイプ形状部分7、および底部分6からできている。図から分かるように、底部分6は凹面に湾曲して構成されている(平坦な底部分を示している図1を参照)。この種の底部分6を使うことにより、とくに有利な無漏洩(no-spill)特性を達成することができる。もちろん、パイプ形状部分をなくして、凹み部を球状に構成していることもある。以上のようなスリット構造は、乳児が専ら吸引だけで飲めることを阻止することにもなる。よって乳首1は、乳児が飲む時に噛む動きを行わねばならないように構成されている。
図4によるパイプ形状部分7は基本的に、ほぼ一定の肉厚を有して片側に傾斜して切断された中空円筒として構成されている。その切断部の一つは底部分6により、反対側は乳首先端要素3の前方端にある開口部により画成される。そのとき片側に傾斜して切断された中空円筒は、最長の外皮側面12(h1)および反対側にある最短の外皮側面13(h2)により明らかである。良好な吸引特性および無漏洩特性は、第二外皮側面13の高さh2が約3mm(またはそれ以下)であるときに、特に得ることができる。中空円筒の代わりに、円錐状形状(中空円錐)も考えられる。
底部分6の上方外観図から分かるように、2つのスリット4のあるスリット構造が中央に設けられている。スリット4は、材料を切り取ることなく底部分6を通る切り込みとして形成されている。スリット4は噛む方向eに延伸しており、そのときスリットは対称軸S1(ないし主対称面)に関して鏡像のように配置されている。図から分かるように、スリット4は円形状に構成されており、そのとき各円弧の中央は対称軸S2上にあり、円弧は中央範囲でS2に直角に延伸している。図5bで分かるように、噛む方向eの圧力によりスリットは押し絞られ、それにより概ね半月状の貫通開口部4’が現れる。スリット4は図5aによれば、S2方向の側面圧力時には出口となる開口部を構成しないであろう。
さらに図5aから、スリット4は円上にあり、その中心は乳首先端中心軸A2通るように形成されていることが分かる。
図6〜8は、スリット構造に関する別の変形体を示している。図6によるシングルスリットはそれぞれ半円を形成し、そのとき半円はお互いに向きあっている。しかし勿論、図7で示すように、スリット4をお互いに離反する方向に向かせることもできる。図8におけるスリット構造は、単一のスリット4で出来ている。そのときのスリット4は、二つの半円を有する正弦曲線のような構成を有している。しかしながら勿論、スリットがその他の形状を有することもできる。しかしそのときスリットは二次元の曲線を定義することになる。
図9はスリット構造の特殊な構成を示している。図から分かるように、主対称面S1に関してそれぞれ三つのスリット4を有しており、そのスリットはお互いに対称的に配置されており、そしてお互いに向き合っている。そのとき各三つのスリット4は、カメラの絞りのような構造を形成するために同心円上に配置されている。勿論、このように同心円上にスリットをグループで配置する場合に、二つだけ或いは多数のスリットで構成することもできる。カメラの絞りのような構造により、液体の通過量を高めることができる。
図10と11そして12から分かるように、必ずしも凹み部5の底部分6が乳首先端中心軸A2に対して直角に延伸する必要はない。底部分6の傾いた(ないし斜めの)配置が驚くべきことに利点のあることがテストで示された。図10と11では、平坦に構成された底部分6が主中心軸A1に対して直角(即ちγ=90°)に延伸している。主中心軸A1に対する乳首先端中心軸A2の傾斜角度αは約38°である。αに対する好ましい範囲は20〜45°の間にあるといえる。図12においては傾斜角βが約70°になるように、底部分6が乳首先端中心軸A2に関して曲げられている。傾斜角度βは、傾斜角度αおよび希望する用途により決まるが、30〜80°の間にあるといえる。
さらに図10〜12で分かるように、主対称面(S1)を通って定義される断面において、パイプ形状部分7は基本的に傾斜して切断された中空円筒である。中空円筒がほぼ一定の肉厚を有していると好ましい。傾斜して切断された中空円筒の切断部の一つは底部分6により、反対側は乳首先端要素3の前方端にある開口部により定義される。それにより、パイプ形状部分7は番号12で示された最長外皮側面を有する。第一外皮部分12の反対側にある側面範囲において底部分6は、乳首先端要素3の平坦化した上側11に直接(または繋ぎ部分なしで)成形されている。底部分6から平坦化した上側11にこのように繋ぐことにより、噛む圧力による有利な力の効果が底部分6に作用するので、スリット4の開口挙動に特に有利に働く。このことにより、飲むときに底部分6の変形そしてそれによりスリット4の開口が、比較的小さい噛む力の時にも得られることになる。この平坦化した側面11に底部分を直接成形することは、そのとき側面11は特に上顎に関連配置されているが、凹み部の底部分が乳首先端中心軸に直角に延伸する配置に対しても、勿論使用することもできる。相当する実施例を図13に示している。
乳首を使ったテストでは、図10〜13による乳首先端要素の構成がとくに、驚くべきことに円弧形状に延伸するスリット4(図5〜9)に対してだけでなく、従来のスリット構造に対しても有利な結果をもたらすことを示した。従来のスリット構造は、図14と15が示すように、一般的に真っ直ぐなスリットを有している(図14:I字形切り込み、図15:X字形切り込み)。
一般的に、乳首の壁面を通るスリットは真っ直ぐに延伸している。しかし図16で分かるように、スリットが乳首先端要素3の壁面を通って傾斜して延伸することもできる(肉厚をDで表示している)。
本発明による乳首の断面図である。 図1による乳首の前面外観図である。 図1による乳首を(A2方向で)上から見た外観図である。 乳首先端要素断面の詳細な図である。 自然状態のスリット構造の図である。 圧力をかけた時のスリット構造の図である。 別の実施例によるスリット構造の図である。 代替的な実施例によるスリット構造の図である。 第四実施例によるスリット構造の図である。 第五実施例によるスリット構造の図である。 別の実施例による乳首の断面図である。 図10による乳首先端要素の詳細な図である。 図11による乳首先端要素の代替実施例の図である。 図11による乳首先端要素の別の実施例の図である。 真っ直ぐなスリットを有するスリット構造の図である。 交差するスリットを有するスリット構造の図である。 スリットのある乳首先端要素の壁面を通る面による断面図である。
符号の説明
1 乳首
3 乳首先端要素
4 スリット
5 凹み部
6 底部分
7 パイプ形状部分
8 フランジ部分
9 本体
10 平坦化された側面
11 平坦化された側面
12 最長の外皮側面
13 最短の外皮側面

Claims (17)

  1. 飲用ボトル、特に哺乳瓶用の乳首(1)であって、とくに乳児の口に入れるための乳首先端(3)がついた弾性材料、および乳首先端要素(3)の前方端範囲にあるスリット構造でできている乳首において、好ましい噛む方向(e)を決めるために乳首先端要素(3)が平坦化されており、そしてスリット構造が少なくとも一つの、円弧形状をしており噛む方向(e)の圧力下で開き圧力のない状態で閉じるスリット(4)を有しており、そのときスリット(4)が概ね噛む方向(e)に延伸していることを特徴とする乳首。
  2. 乳首先端要素(3)が、主中心軸(A1)に関して或る角度(α)だけ傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の乳首。
  3. 傾斜角度(α)が、10〜60°、好ましくは20〜45°、特に好ましくは約30°であることを特徴とする請求項2に記載の乳首。
  4. 乳首先端要素(3)の前方範囲に、内方に向いた凹み部(5)が設けられており、そのときスリット構造が凹み部(5)に、特に凹み部の底部分(6)に配置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の乳首。
  5. 凹み部(5)が、底部分(6)により封鎖されているパイプ形状部分(7)を有することを特徴とする請求項4に記載の乳首。
  6. 底部分(6)が、平坦または凹面か凸面状に湾曲していることを特徴とする請求項4または5に記載の乳首。
  7. 乳首先端要素(3)が主中心軸(A1)に関して或る角度(α)だけ傾斜しており、そして凹み部(5)が、基本的に乳首先端要素(3)の乳首先端中心軸(A2)に対して直角に配置されている底部分(6)を有していることを特徴とする請求項4〜6の何れか一項に記載の乳首。
  8. 乳首先端要素(3)が主中心軸(A1)に関して或る角度(α)だけ傾斜しており、そして凹み部(5)が、乳首先端要素(3)の乳首先端中心軸(A2)に関して、傾斜角度(β)30〜80°で傾いている底部分(6)を有していることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の乳首。
  9. 乳首先端要素(3)が主中心軸(A1)に関して或る角度(α)だけ傾斜しており、そして凹み部(5)が、主中心軸(A1)に対してほぼ直角(γ=90°)に延伸している底部分(6)を有していることを特徴とする請求項4〜6または8のいずれかに記載の乳首。
  10. パイプ形状部分(7)が、主対称面(S1)により定義される断面において、基本的にほぼ一定の肉厚であり斜めに切断した中空円筒であり、そのときその切断部の一つは底部分(6)により、反対側は乳首先端要素(3)の前方端にある開口部により定義されることを特徴とする請求項5〜9の何れか一項に記載の乳首。
  11. パイプ形状部分(7)が、主対称面(S1)により定義される断面において、第一の特に最長の外皮側面(12)および反対側にある第二の特に最短の外皮側面(13)を形成し、そのとき第二外皮側面(13)の高さ(h2)が3mm以下、好ましくは1mm以下であることを特徴とする請求項10に記載の乳首。
  12. パイプ形状部分(7)が、主対称面(S1)により定義される断面において、第一の特に最長の外皮側面(12)を有し、そして底部分(6)が、第一外皮側面の反対側で乳首先端要素(3)の平坦化した表側(11)に直接成形されていることを特徴とする請求項10または11に記載の乳首。
  13. スリット構造が二つのスリット(4)を有することを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の乳首。
  14. スリット(4)が、主対称面(S1)に関して対称にお互いに配置されており、お互いに向き合っていることを特徴とする請求項13に記載の乳首。
  15. スリット(4)が概ね円形形状をしていることを特徴とする請求項1〜14の何れか一項に記載の乳首。
  16. スリット(4)が、中心が乳首先端中心軸(A2)により定義されている円上にあることを特徴とする請求項13〜15の何れか一項に記載の乳首。
  17. スリット構造が主対称面(S1)に関して、それぞれ少なくとも二つのスリット(4)を有しており、そのスリットはお互いに対称的に配置され、そしてお互いに向き合っており、そのとき各スリット(4)は、カメラの絞りのような構造を形成するために同心円上に配置されていることを特徴とする請求項1〜16の何れか一項に記載の乳首。
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