JP2006192256A - 全身美容方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】体内の不純物を排出するとともに効果的に酸素を供給し、脂肪の燃焼を促進して痩身に効果的な全身美容方法を提供する。
【解決手段】 被施術者3の全身を、内部空間を38℃〜50℃の低温スチーム雰囲気としたサウナ室7内に所定時間存在させて、被施術者3に対して低温スチーム加熱を行う低温スチーム浴を施し、上記低温スチーム浴に引き続いて、低温スチーム加熱後の被施術者3の全身を、内部空間を1.1〜1.5気圧に保持したチャンバー8内に所定時間存在させて、被施術者3を高気圧エア雰囲気に保持する高気圧エア浴を施すことにより、体内の不純物を排出するとともに効果的に酸素を供給し、脂肪の燃焼を促進して効果的に痩身する。
【選択図】図1

Description

本発明は、体内の脂肪の燃焼を促進して痩身に効果的な全身美容方法に関するものである。
人体は栄養と酸素がなければ生きていくためのエネルギーを作り出すことはできないが、この栄養と酸素は血液により体の隅々にまで運ばれている。そして、リンパ腺は血液の行き届かないところに栄養と酸素を運ぶとともに、エネルギーを作り出す時に生まれる老廃物を処理する働きをしている。
そして、体が冷えると血行が悪くなり、栄養と酸素が体の隅々にまで行き渡らず、リンパ腺の働きも少なくなって排泄されるべき余分な水分や老廃物が体の中に滞留し凝りや硬直を起こす。その結果、ますます血行やリンパの流れを阻害し、余計に余分な水分や老廃物を溜め込んでしまうことになる。
そこで、魅力的なボディラインを作り上げようとするなら、体の中に溜め込んだ余分な水分や老廃物を取り除くと共に、溜まる原因となる怠けた体内機能を正常にする必要がある。そのためには、体の凝りや硬直を取り去り、血行やリンパの流れを良くし、体内機能に栄養と酸素を充分に供給して、正常な働きがスムーズにできるようにしてやる必要がある。
また、体内の脂肪というものは、体内で燃焼されエネルギーとして消費されるか、あるいは皮脂線を通じて分泌される以外に減少させる手立てはない。したがって、体内の脂肪が蓄積されて肥満するのは、運動量や皮脂の分泌量が少なく、余分な脂肪の処理ができないことの現れである。この脂肪を減らすには、脂肪をエネルギーとして消費するか、皮脂として分泌するか2つしか方法はないのである。
一方、全身美容方法は、体内に滞留している余分な水分や老廃物を尿として排出するとともに、凝りや硬直を取り除き、血行やリンパの流れを良くして、体の根本から体内機能を高めることにより、余分な水分や老廃物を溜め込まない体を作り、引き締まった美しいボディラインを作ることを目的として広く美容サロンにおいて行われている。
例えば、下記の特許文献1に開示された全身美容方法は、首より下の全身にオイルを塗布してパラフィンシートで包み込んだ被施術者を電気発熱体を備えた敷マット上に仰臥させて、比較的厚手の起毛の多い綿ネルシートで袋状に形成された発熱カバー内に発熱手段が収納されて形成された保湿性温熱シートを、複数枚連続して被施術者の上面側全面にわたって載置し、被施術者を前記敷マットおよび前記各保湿性温熱シートにより加温した後ハンドトリートメントを施すものである。
特開平8−103481号公報
しかしながら、上記のような全身美容方法では、首より下の身体を敷マットおよび温熱シートにより加温して発汗を促進させる効果はあるものの、体内機能や脂肪の燃焼に不可欠な酸素を体内に取り込むことに対する配慮がまったくなされていなかった。このため、人によっては酸素の供給が十分行われず、十分な痩身効果が得られないという問題があった。
本発明は、上記のような事情に鑑みなされたもので、体内の不純物を排出するとともに効果的に酸素を供給し、さらには有害な活性酸素を無害化し、脂肪の燃焼を促進して痩身に効果的な全身美容方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の全身美容方法は、被施術者の全身を、内部空間を38℃〜50℃の低温スチーム雰囲気としたスチーム室内に所定時間存在させて、被施術者に対して低温スチーム加熱を行う低温スチーム浴工程と、上記低温スチーム浴工程に引き続いて、低温スチーム加熱後の被施術者の全身を、内部空間を1.1〜2気圧に保持したチャンバー室内に所定時間存在させて、被施術者を高気圧エア雰囲気に保持する高気圧エア浴工程とを含むことを要旨とする。
また、本発明の第2の全身美容方法は、被施術者の全身を、内部空間を1.1〜2気圧に保持したチャンバー室内に所定時間存在させて、被施術者を高気圧エア雰囲気に保持する高気圧エア浴工程と、上記高気圧エア浴工程に引き続いて、高気圧エア浴後の被施術者の全身を、内部空間を38℃〜50℃の低温スチーム雰囲気としたスチーム室内に所定時間存在させて、被施術者に対して低温スチーム加熱を行う低温スチーム浴工程とを含むことを要旨とする。
また、本発明の第3の全身美容方法は、被施術者の全身を、内部空間を1.1〜2気圧に保持したチャンバー室内に所定時間存在させて、被施術者を高気圧エア雰囲気に保持する高気圧エア浴を行わせる際に、被施術者に対して補整下着を着用させることを要旨とする。
すなわち、本発明の第1の全身美容方法は、上記低温スチーム浴工程と、それに引き続いて行う上記高気圧エア浴工程を含むものである。
上記低温スチーム浴工程では、被施術者の全身を内部空間を38℃〜50℃の低温スチーム雰囲気としたスチーム室内に所定時間存在させて低温スチーム加熱するため、低温スチームにより体温が上昇し、被施術者の身体の基礎代謝が活発になって脂肪が燃えやすい状態になる。また、発汗に伴って体内の老廃物や毒素が排泄され、被施術者の身体がその後の高気圧エア浴によって体内に取り込まれる酸素による脂肪の燃焼が行われやすい状態にする。しかも、低温スチーム浴により、発汗と同時に皮脂腺から皮脂が分泌排泄されるので、その分体内の脂肪が減って痩身効果を奏する。
また、上記高気圧エア浴工程では、低温スチーム加熱後の被施術者の全身を、内部空間を1.1〜2気圧に保持したチャンバー室内に所定時間存在させて高気圧エア雰囲気に保持する。この高気圧エア雰囲気内に被施術者を保持することにより、通常の大気圧での呼吸によって体内に入る空気量よりも、1呼吸あたりで体内に取り込まれる空気量が増え、その分だけ体内への酸素の取り込み量が増加する。しかも、血液等の液体に溶け込む酸素量は気圧が高くなるほど増加することから、体内に取り込まれる溶解型酸素の量を大幅に増加させることができるのである。
このように、本発明は、低温スチーム浴により、体温が上昇して基礎代謝が高くなるとともに体内の老廃物や毒素が排出されて酸素による脂肪の燃焼が行われやすい状態になった被施術者の体内に、高気圧エア浴により結合型酸素や溶解型酸素の取り込み量を大幅に増加させ、身体を効率的に酸素を使える状態にし、酸素による体内の脂肪の燃焼を大幅に促進して極めて効果的な痩身効果を発揮させるのである。
しかも、高濃度の酸素ガスを使用するのではなく、大気を加圧した高気圧エアを使用することから、身体に与える負担がほとんどないうえ、引火や爆発の危険もなく、極めて安全に施術できる。さらに、高価な酸素発生装置を用いる必要もないことから設備コストも大幅に押さえることができる。
上記第1の全身美容方法において、上記高気圧エア浴工程は、チャンバー室にマイナスイオンを導入し、マイナスイオン過多雰囲気で被施術者を高気圧エア雰囲気に保持する場合には、マイナスイオンを体内に取り込むことにより、身体を酸化させてガンを始めとする生活習慣病や老化等の引き金となりうる活性酸素を無害化し、皮膚のしわやしみの発生を防止するとともに、身体を健康体に維持する効果を奏する。しかも、人体の細胞が酸化すると細胞への酸素の取り入れを抑制して、老廃物や炭酸ガスの排出ができなくなって体内に毒素がたまるが、マイナスイオン過多雰囲気下で高気圧エア浴を行うことにより、マイナスイオンが細胞の酸化を防止して体内への酸素の取り込みをスムーズに行うことができるのである。このように、マイナスイオン過多雰囲気下の酸素の取り込みを身体がスムーズに行える状態で高気圧エア浴を行うことにより、より一層体内への酸素の取り込みを促進できる。
上記第1の全身美容方法において、上記低温スチーム浴工程は、スチーム室内にマイナスイオンを導入し、マイナスイオン過多雰囲気で被施術者に対して低温スチーム加熱を行う場合には、マイナスイオンを体内に取り込むことにより、抹消循環血流量を増大させて皮膚温を上昇させ、代謝系を安定化させることにより、被施術者の基礎代謝をより一層活発にするとともに、体内の老廃物や毒素の排泄をより促進し、被施術者を酸素による脂肪の燃焼がより一層行われやすい状態にする。このように、マイナスイオン過多雰囲気下の低温スチーム浴工程で、被施術者を酸素による脂肪の燃焼がより一層行われやすい状態にしたのち高気圧エア浴を行うことにより、より一層体内への酸素の取り込みを促進できる。
上記第1の全身美容方法において、上記高気圧エア浴工程において、被施術者に対して補整下着を着用させる場合には、補整下着による矯正状態の被施術者の身体を高気圧で効果的に圧力を加えるとともに、補整下着で体型を矯正した状態で高気圧エア浴による脂肪燃焼および痩身効果を発揮させることにより、単に補整下着を着用するのに比べて極めて効果的な体型矯正を行うことができる。
また、本発明の第2の全身美容方法は、上記高気圧エア浴工程と、それに引き続いて行う上記低温スチーム浴工程を含むものである。
上記高気圧エア浴工程では、被施術者の全身を、内部空間を1.1〜2気圧に保持したチャンバー室内に所定時間存在させて高気圧エア雰囲気に保持する。この高気圧エア雰囲気内に被施術者を保持することにより、通常の大気圧での呼吸によって体内に入る空気量よりも、1呼吸あたりで体内に取り込まれる空気量が増え、その分だけ体内への酸素の取り込み量が増加する。しかも、血液等の液体に溶け込む酸素量は気圧が高くなるほど増加することから、体内に取り込まれる溶解型酸素の量を大幅に増加させることができるのである。
また、上記低温スチーム浴工程では、上記高気圧エア浴後の被施術者の全身を内部空間を38℃〜50℃の低温スチーム雰囲気としたスチーム室内に所定時間存在させて低温スチーム加熱するため、高気圧エア浴により血中の酸素量が増加した被施術者を、低温スチームにより体温を上昇させ、被施術者の身体の基礎代謝を活発にし、上記高気圧エア浴によって体内に取り込まれた酸素による脂肪の燃焼を促進する。また、発汗に伴って体内の老廃物や毒素が排泄され、上記高気圧エア浴によって体内に取り込まれた酸素による脂肪の燃焼が行われやすい状態にする。しかも、低温スチーム浴により、発汗と同時に皮脂腺から皮脂が分泌排泄されるので、その分体内の脂肪が減って痩身効果を奏する。
このように、本発明は、高気圧エア浴により結合型酸素や溶解型酸素の取り込み量を大幅に増加させ、身体を効率的に酸素を使える状態にしたのち、低温スチーム浴により、体温を上昇させて基礎代謝を高くするとともに、体内の老廃物や毒素が排出して酸素による脂肪の燃焼が行われやすい状態にするのである。このように、酸素による体内の脂肪の燃焼を大幅に促進して極めて効果的な痩身効果を発揮させるのである。
しかも、高濃度の酸素ガスを使用するのではなく、大気を加圧した高気圧エアを使用することから、身体に与える負担がほとんどないうえ、引火や爆発の危険もなく、極めて安全に施術できる。さらに、高価な酸素発生装置を用いる必要もないことから設備コストも大幅に押さえることができる。
上記第2の全身美容方法において、上記高気圧エア浴工程は、チャンバー室にマイナスイオンを導入し、マイナスイオン過多雰囲気で被施術者を高気圧エア雰囲気に保持する場合には、マイナスイオンを体内に取り込むことにより、身体を酸化させてガンを始めとする生活習慣病や老化等の引き金となりうる活性酸素を無害化し、皮膚のしわやしみの発生を防止するとともに、身体を健康体に維持する効果を奏する。しかも、人体の細胞が酸化すると細胞への酸素の取り入れを抑制して、老廃物や炭酸ガスの排出ができなくなって体内に毒素がたまるが、マイナスイオン過多雰囲気下で高気圧エア浴を行うことにより、マイナスイオンが細胞の酸化を防止して体内への酸素の取り込みをスムーズに行うことができるのである。このように、マイナスイオン過多雰囲気下の酸素の取り込みを身体がスムーズに行える状態で高気圧エア浴を行うことにより、より一層体内への酸素の取り込みを促進できる。
上記第2の全身美容方法において、上記低温スチーム浴工程は、スチーム室内にマイナスイオンを導入し、マイナスイオン過多雰囲気で被施術者に対して低温スチーム加熱を行う場合には、マイナスイオンを体内に取り込むことにより、抹消循環血流量を増大させて皮膚温を上昇させ、代謝系を安定化させることにより、被施術者の基礎代謝をより一層活発にするとともに、体内の老廃物や毒素の排泄をより促進し、被施術者を酸素による脂肪の燃焼がより一層行われやすい状態にする。このように、マイナスイオン過多雰囲気下の低温スチーム浴工程で、被施術者を酸素による脂肪の燃焼がより一層行われやすい状態にすることにより、高気圧エア浴で取り込まれた酸素による脂肪の燃焼がより効率的に行われるのである。
上記第2の全身美容方法において、上記高気圧エア浴工程において、被施術者に対して補整下着を着用させる場合には、補整下着による矯正状態の被施術者の身体を高気圧で効果的に圧力を加えるとともに、補整下着で体型を矯正した状態で高気圧エア浴による脂肪燃焼および痩身効果を発揮させることにより、単に補整下着を着用するのに比べて極めて効果的な体型矯正を行うことができる。
また、本発明の第3の全身美容方法は、被施術者の全身を、内部空間を1.1〜2気圧に保持したチャンバー室内に所定時間存在させて、被施術者を高気圧エア雰囲気に保持する高気圧エア浴を行わせる際に、被施術者に対して補整下着を着用させることにより、補整下着による矯正状態の被施術者の身体を高気圧で効果的に圧力を加えるとともに、補整下着で体型を矯正した状態で高気圧エア浴による脂肪燃焼および痩身効果を発揮させることにより、単に補整下着を着用するのに比べて極めて効果的な体型矯正を行うことができる。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明の全身美容方法の一実施の形態を示す図である。
図において、1は低温スチーム浴工程を実施するための低温スチームサウナ装置であり、2は高気圧エア浴工程を実施するための高気圧エアチャンバー装置である。上記低温スチームサウナ装置1と高気圧エアチャンバー装置2とで本発明の全身美容方法を実施する全身美容装置を構成している。
上記低温スチームサウナ装置1は、底部にスチーム発生部4を有し、上記スチーム発生部4の上に円筒状の周壁6が配置され、その天井部にマイナスイオン発生部5が配置されて構成されている。そして、上記スチーム発生部4、マイナスイオン発生部5、周壁6で囲われた内部空間が被施術者3が入るサウナ室(スチーム室)7に形成されている。
上記高気圧エアチャンバー装置2は、内部空間が被施術者3が入るチャンバー室9に形成されたチャンバー8と、上記チャンバー8に高気圧エアを送り込む高気圧エア発生器10とを備えて構成されている。図において11はチャンバー8を載置する台である。
本実施例の全身美容方法は、被施術者3の全身を、低温スチーム雰囲気としたサウナ室7内に所定時間存在させて、被施術者に対して低温スチーム加熱を行う低温スチーム浴工程と、上記低温スチーム浴工程に引き続いて、低温スチーム加熱後の被施術者3の全身を、内部空間を所定気圧に保持したチャンバー8内に所定時間存在させて、被施術者3を高気圧エア雰囲気に保持する高気圧エア浴工程とを含んで構成される。
図2は、上記低温スチームサウナ装置1を示す図である。
上述したように、上記低温スチームサウナ装置1は、底部のスチーム発生部4と、上記スチーム発生部4の上に配置された周壁6と、天井部のマイナスイオン発生部5とを含んで構成されている。
上記スチーム発生部4は、外形が略円錐台状で、内部にスチーム発生器12が収容され、上記スチーム発生器12で発生したスチームは、上部中央のスチーム供給口13からサウナ室7内に導入される。
上記スチーム発生器12は、スチームの原料となる水を貯留する貯留タンク14と、この貯留タンク14内に貯留された水を加熱するヒータ15とを備えている。上記貯留タンクは上部中央に開口部16を有しており、開口部16を連通するように立設された支持部材17により多孔板18が支持されて構成されている。
上記多孔板18には、多数の小孔19が穿設されている。また、この多孔板18の上には遠赤外線放射材が展着されたフィルタ部材20が載置されている。なお、上記支持部材17は、貯留タンク14内の水から発生したスチームの流通を阻害しないよう多くの連通空間を有する状態で貯留タンク14内に支持されている。
上記スチーム発生部4では、貯留タンク14内の水がヒータ15で加熱されてスチームとなり、開口部16、小孔19、フィルタ部材20を通過してスチーム供給口13からサウナ室7に供給される。このとき、発生したスチームが多孔板18やフィルタ部材20を通過することで、50℃程度に冷却されてサウナ室7に供給され、低温スチームサウナに適した雰囲気にすることができる。
また、スチームの通過によりフィルタ部材20が暖められ、展着された遠赤外線放射材から遠赤外線が放射されてサウナ室7内に放射される。この遠赤外線の放射により、低温スチーム浴によって被施術者3の身体の温熱効果がより顕著となり、代謝の促進や老廃物の排泄の効果がよくなる。
なお、上記フィルタ部材20に展着する遠赤外線放射材としては、特に限定するものではなく、例えば、ブラックシリカ,磁鉄鉱,石英,長石,斑岩,トルマリン等の天然鉱石、アルミナ,コージライト,ムライト,ジルコニア,チタニア,ジルコン等のセラミック材料等をあげることができる。これらは、単独でもしくは併せて用いることができる。これらの中でも、遠赤外線を放射するとともにマイナスイオンを発生する効果を併せ持つブラックシリカが好適に用いられる。遠赤外線によって代謝の促進や老廃物の排泄の効果が高くなるとともに、マイナスイオンによって、被施術者3の基礎代謝が一層活発になるとともに、体内の老廃物や毒素の排泄がより促進される。
サウナ室7内には、室内の温度を測定する温度計23が設けられており、この温度計23によって検知した温度に基づいてコントローラ24がヒータ15の温度制御を行うようになっている。これにより、サウナ室7の内部空間が低温スチーム浴に適した温度に調節されるようになっている。
本実施例において、低温スチーム浴の温度は38℃〜50℃程度に設定するのが好ましく、より好ましいのは38℃〜45℃程度である。最も適しているのは38℃〜42℃程度である。低温スチーム浴の温度が38℃未満であると、被施術者3の体温上昇が不十分で、基礎代謝の活発化や発汗、老廃物や毒素の排泄作用が不十分になるからである。反対に50℃を超えても、老廃物や毒素の排泄作用が不十分になるからである。また、上記低温スチーム浴は、サウナ室7内の湿度を80〜100%程度にして行われる。
上記低温スチーム浴は、約10分〜60分程度行うのが好ましく、より好ましくは10分〜30分である。低温スチーム浴の時間が短すぎると、被施術者3の体温上昇が不十分で、基礎代謝の活発化や発汗、老廃物や毒素の排泄作用が不十分になるからである。反対に時間が長すぎても、老廃物や毒素の排泄作用が不十分になるからである。
また、低温スチーム浴の開始時のサウナ室7内の温度を室温(約25〜30℃程度)〜体温(約35〜36℃程度)に設定しておき、徐々に所定の設定温度に上昇させることが好ましい。このようにすることにより、身体への負担が少なくなり、より快適に低温スチームサウナを行うことができるようになる。
上記構成により、被施術者3の全身を、低温スチーム雰囲気としたサウナ室7内に所定時間存在させて、被施術者に対して低温スチーム加熱を行う低温スチーム浴を施術するようになっている。
この低温スチーム浴工程では、被施術者3の全身を内部空間を38℃〜50℃の低温スチーム雰囲気としたサウナ室7内に所定時間存在させて低温スチーム加熱するため、低温スチームにより体温が上昇し、被施術者3の身体の基礎代謝が活発になって脂肪が燃えやすい状態になる。また、発汗に伴って体内の老廃物や毒素が排泄され、被施術者3の身体がその後の高気圧エア浴によって体内に取り込まれる酸素による脂肪の燃焼が行われやすい状態にする。しかも、低温スチーム浴により、発汗と同時に皮脂腺から皮脂が分泌排泄されるので、その分体内の脂肪が減って痩身効果を奏する。
また、上記サウナ室7の内部には、アロマオイルをスチーム内に拡散させる拡散機21が設けられている。この拡散機21はオイル注入口22から数滴程度のアロマオイルを注入することにより、サウナ室7内のスチームにアロマオイルを揮発・拡散させるものである。このように、スチームにアロマオイルを揮発・拡散させることにより、アロマオイルの成分が全身に行き渡る。そして、アロマテラピー(芳香療法)に使用するハーブや薬草の精油を用いることにより、被施術者の呼吸と皮膚を通じて吸収され、心身の鎮静作用や興奮作用や薬理作用を有し、美容と健康増進に効果を発揮することができる。
なお、上記拡散機21としては、アロマオイルを熱で揮発させて拡散させる方式のものや、超音波振動を付与してミスト状に拡散させる方式のもの等、各種のものを採用することができ、特に限定するものではない。
一方、上記マイナスイオン発生部5は、略円柱状の外形を呈しており、内部にマイナスイオン発生手段としてのマイナスイオン発生ランプ25が配置されている。上記マイナスイオン発生ランプ25は、先端側に発光部26が形成され、根元側にマイナスイオン発生部27が形成されている(例えば、商品名Ovell Bion Lightを使用することができる)。
図3は上記マイナスイオン発生ランプ25の原理を示す概略構成図である。このマイナスイオン発生ランプ25は、発光部26に供給する電源の電位をマイナスイオン発生体28に印加することにより、マイナスイオンを発生するようになっている。この例では、上記マイナスイオン発生体としてTi板とAg板の積層体、Ti板とCu板との積層体、Ti板とGe板との積層体、Ag板とPt板との積層体等を使用し、電源の電位のうちマイナス電位を上記積層体に印加してマイナスイオンを発生するようになっている。
そして、上記マイナスイオン発生ランプ25は、サウナ室7内を照明しながらマイナスイオンを発生させてサウナ室7内に導入するマイナスイオンを発生する。このマイナスイオン発生ランプ25で発しして放出されたマイナスイオンは、ファン29によって生じた気流に乗って通気孔30からサウナ室7内に導入される。これにより、上記低温スチーム浴工程において、サウナ室7内にマイナスイオンを導入し、マイナスイオン過多雰囲気で被施術者に対して低温スチーム加熱を行うようになっている。
図4および図5は上記高気圧エアチャンバー装置2を示す図である。
上記高気圧エアチャンバー装置2は、上述したように、被施術者3が入るチャンバー8と、上記チャンバー8に高気圧エアを送り込む高気圧エア発生器10とを備えて構成されている。図において33は高気圧エア発生器10で発生した高気圧エアをチャンバー8に導入するための耐圧ホースである。
上記チャンバー8は、ウレタンがコーティングされたナイロン布製で全体の外観形状は略円柱形を呈し、内部のチャンバー室9に被施術者3が横たわれるようになっている。上記チャンバー8の上部には、被施術者3が出入りする際に開閉するジッパー31が設けられている。このジッパー31には、エア漏れ防止のために二重ジッパー構造となっており、二重のジッパーの間にガスケットが挟みこまれている。さらに上記ジッパー31はチャンバー8の内部からも外部からも開閉操作が可能な両用ジッパーであり、内部に入った被施術者3が自分で開閉操作をすることも可能になっている。
また、チャンバーの一端と当該一端寄りの上部には、透明の窓部32が設けられ、横たわった被施術者3の顔の前面と頭上部分を透明とし、被施術者3の視界を遮らずに圧迫感を与えないようになっている。
上記チャンバー8には、内部の気圧を検知する圧力計34と、内部の気圧を所定の設定値に保つように制御する圧力制御弁36とが設けられている。これにより、チャンバー8内の気圧は、高気圧エア浴に適した圧力に制御され保たれるようになっている。
上記高気圧エア浴に適した気圧は、約1.1〜2気圧(約0.11MPa〜0.2MPa)程度に設定するのが好ましく、より好ましいのは約1.2〜1.4気圧(約0.12MPa〜0.14MPa)程度である。高気圧エア浴の気圧が1.1気圧(0.11MPa)未満であると、体内に酸素を取り入れやすくする効果が不十分であり、反対に2気圧(0.2MPa)を超えると、被施術者3の身体に与える負担が大きくなるからである。
上記高気圧エア浴は、約20分〜120分程度行うのが好ましく、より好ましくは20分〜90分である。高気圧エア浴の時間が短すぎると、体内に酸素を取り入れる効果が不十分であり、反対に時間が長すぎると、被施術者3の身体に与える負担が大きくなるからである。
また、上記チャンバー8には、内部に横たわった被施術者3自身が操作して自分でチャンバー8内部の圧力を調節できる安全バルブ35が設けられている。このように、被施術者3が内部から操作できる安全バルブを備えたことにより、被施術者3が自分の状態に合わせて圧力を上昇させたり下降させたりすることが可能となり、安全性が高くなる。
上記高気圧エア発生器10は、導入した大気中の塵埃を除去するプレフィルタ37と、プレフィルタで塵埃を除去した空気を圧縮する圧縮機38とを備えている。また、圧縮機38で圧縮した高気圧エアからさらに細かい不純分を除去するミクロフィルタ42を備えている。上記圧縮機38はダブルヘッドのオイルレスタイプで、吸入口のプレフィルタ37とインライン型のミクロフィルタ42とにより、0.01μmまでの塵埃を除去するようになっている。このように、0.01μmまでの塵埃を除去した高気圧エアによって高気圧エア浴を行うことにより、体内への酸素の取り込みを遮る不純物が除去されているため、体内への酸素の取り込みがスムーズに行われて体内の溶解型酸素量をより増やすことができる。
また、上記高気圧エア発生器10は、圧縮機38で発生した高気圧エアの圧力を検知する圧力計40と、高気圧エア発生器10からチャンバー8に対して供給する高気圧エアを所定圧力に制御する圧力制御弁41とを備えている。これにより、チャンバー8に必要以上に高圧の高気圧エアが供給されないようになっており、被施術者3の安全を確保するとともに、チャンバー8の破損を防止するようになっている。
上記のような構成により、上記低温スチーム浴工程に引き続いて、低温スチーム加熱後の被施術者3の全身を、内部空間を所定気圧に保持したチャンバー8内に所定時間存在させて、被施術者3を高気圧エア雰囲気に保持する高気圧エア浴を施術するようになっている。
上記高気圧エア浴工程では、低温スチーム加熱後の被施術者3の全身を、内部空間を1.1〜1.4気圧に保持したチャンバー8内に所定時間存在させて高気圧エア雰囲気に保持する。この高気圧エア雰囲気内に被施術者3を保持することにより、通常の大気圧での呼吸によって体内に入る空気量よりも、1呼吸あたりで体内に取り込まれる空気量が増え、その分だけ体内への酸素の取り込み量が増加する。しかも、血液等の液体に溶け込む酸素量は気圧が高くなるほど増加することから、体内に取り込まれる溶解型酸素の量を大幅に増加させることができるのである。
また、上記高気圧エア発生器10は、圧縮機38で発生した高気圧エア内にマイナスイオンを放出するマイナスイオン発生器39を備えている。このマイナスイオン発生器39は、上記高気圧エアが導入されてこの導入された高気圧エア内にマイナスイオンを放出し、マイナスイオン過多雰囲気の高気圧エアを排出するようになっている。マイナスイオンは、例えば、Ti板とAg板の積層体、Ti板とCu板との積層体、Ti板とGe板との積層体、Ag板とPt板との積層体等のマイナスイオン発生体に対してマイナス電位を印加して発生する。
このようにすることにより、高気圧エア浴工程において、チャンバー室9にマイナスイオンを導入し、マイナスイオン過多雰囲気で被施術者3を高気圧エア雰囲気に保持するようになっている。
上記高気圧エア浴を施術する際に、被施術者に対して補整下着を着用させるのが好ましい。
図6および図7は、補整下着の着用状態を示す一例である。図6はバストアップのための補整下着の着用状態の一例であり、図7はヒップアップのための補整下着の着用状態の一例である。補整下着およびその着用状態は、これらに示したものに限定する趣旨ではない。
このようにすることにより、補整下着による矯正状態の被施術者の身体を高気圧で効果的に圧力を加えるとともに、補整下着で体型を矯正した状態で高気圧エア浴による脂肪燃焼および痩身効果を発揮させることにより、単に補整下着を着用するのに比べて極めて効果的な体型矯正を行うことができる。
また、上記高気圧エア浴は、初回は例えば1.1気圧で行い、2回目は1.2気圧、3回目を1.3気圧、のように、回数が増えるごとに徐々に気圧を上げながら繰り返し実施するのが好ましい。このようにすることにより、身体が高気圧に慣れてしまう身体的マンネリ化を防止しながら徐々に酸素の摂取量を増やして効果的な痩身を実現できる。
このように、本発明は、低温スチーム浴により、体温が上昇して基礎代謝が高くなるとともに体内の老廃物や毒素が排出されて酸素による脂肪の燃焼が行われやすい状態になった被施術者3の体内に、高気圧エア浴により結合型酸素や溶解型酸素の取り込み量を大幅に増加させ、身体を効率的に酸素を使える状態にし、酸素による体内の脂肪の燃焼を大幅に促進して極めて効果的な痩身効果を発揮させるのである。
しかも、高濃度の酸素ガスを使用するのではなく、大気を加圧した高気圧エアを使用することから、身体に与える負担がほとんどないうえ、引火や爆発の危険もなく、極めて安全に施術できる。さらに、高価な酸素発生装置を用いる必要もないことから設備コストも大幅に押さえることができる。
さらに、上記低温スチーム浴工程は、サウナ室7内にマイナスイオンを導入し、マイナスイオン過多雰囲気で被施術者3に対して低温スチーム加熱を行うため、マイナスイオンを体内に取り込むことにより、抹消循環血流量を増大させて皮膚温を上昇させ、代謝系を安定化させることにより、被施術者3の基礎代謝をより一層活発にするとともに、体内の老廃物や毒素の排泄をより促進し、被施術者3を酸素による脂肪の燃焼がより一層行われやすい状態にする。このように、マイナスイオン過多雰囲気下の低温スチーム浴工程で、被施術者3を酸素による脂肪の燃焼がより一層行われやすい状態にしたのち高気圧エア浴を行うことにより、より一層体内への酸素の取り込みを促進できる。
しかも、上記高気圧エア浴工程は、チャンバー8内にマイナスイオンを導入し、マイナスイオン過多雰囲気で被施術者を高気圧エア雰囲気に保持するため、マイナスイオンを体内に取り込むことにより、身体を酸化させてガンを始めとする生活習慣病や老化等の引き金となりうる活性酸素を無害化し、皮膚のしわやしみの発生を防止するとともに、身体を健康体に維持する効果を奏する。しかも、人体の細胞が酸化すると細胞への酸素の取り入れを抑制して、老廃物や炭酸ガスの排出ができなくなって体内に毒素がたまるが、マイナスイオン過多雰囲気下で高気圧エア浴を行うことにより、マイナスイオンが細胞の酸化を防止して体内への酸素の取り込みをスムーズに行うことができるのである。このように、マイナスイオン過多雰囲気下の酸素の取り込みを身体がスムーズに行える状態で高気圧エア浴を行うことにより、より一層体内への酸素の取り込みを促進できる。
図8は、本発明の全身美容方法の第2の実施の形態を示す図である。
本実施例の全身美容方法は、被施術者3の全身を、内部空間を所定気圧に保持したチャンバー8内に所定時間存在させて、被施術者3を高気圧エア雰囲気に保持する高気圧エア浴工程と、上記高気圧エア浴工程に引き続いて、高気圧エア浴で酸素を十分に取り込んだ後の被施術者3の全身を、低温スチーム雰囲気としたサウナ室7内に所定時間存在させて、被施術者に対して低温スチーム加熱を行う低温スチーム浴工程とを含んで構成される。
高気圧エア浴工程を実施するための高気圧エアチャンバー装置2および、低温スチーム浴工程を実施するための低温スチームサウナ装置1は、上記第1実施例で使用したものと同様の構成である。上記高気圧エアチャンバー装置2と低温スチームサウナ装置1とで本発明の全身美容方法を実施する全身美容装置を構成している。また、本実施例における高気圧エア浴の条件は、上記第1実施例における高気圧エア浴の条件と同じであり、本実施例における低温スチーム浴の条件は、上記第1実施例における低温スチーム浴の条件と同じである。
本実施例では、上記高気圧エア浴工程では、被施術者3の全身を、内部空間を1.1〜2気圧に保持したチャンバー室9内に所定時間存在させて高気圧エア雰囲気に保持する。この高気圧エア雰囲気内に被施術者3を保持することにより、通常の大気圧での呼吸によって体内に入る空気量よりも、1呼吸あたりで体内に取り込まれる空気量が増え、その分だけ体内への酸素の取り込み量が増加する。しかも、血液等の液体に溶け込む酸素量は気圧が高くなるほど増加することから、体内に取り込まれる溶解型酸素の量を大幅に増加させることができるのである。
また、上記低温スチーム浴工程では、上記高気圧エア浴後の被施術者3の全身を内部空間を38℃〜50℃の低温スチーム雰囲気としたサウナ室7内に所定時間存在させて低温スチーム加熱するため、高気圧エア浴により血中の酸素量が増加した被施術者3を、低温スチームにより体温を上昇させ、被施術者3の身体の基礎代謝を活発にし、上記高気圧エア浴によって体内に取り込まれた酸素による脂肪の燃焼を促進する。また、発汗に伴って体内の老廃物や毒素が排泄され、上記高気圧エア浴によって体内に取り込まれた酸素による脂肪の燃焼が行われやすい状態にする。しかも、低温スチーム浴により、発汗と同時に皮脂腺から皮脂が分泌排泄されるので、その分体内の脂肪が減って痩身効果を奏する。
このように、本実施例は、高気圧エア浴により結合型酸素や溶解型酸素の取り込み量を大幅に増加させ、身体を効率的に酸素を使える状態にしたのち、低温スチーム浴により、体温を上昇させて基礎代謝を高くするとともに、体内の老廃物や毒素が排出して酸素による脂肪の燃焼が行われやすい状態にするのである。このように、酸素による体内の脂肪の燃焼を大幅に促進して極めて効果的な痩身効果を発揮させるのである。
しかも、高濃度の酸素ガスを使用するのではなく、大気を加圧した高気圧エアを使用することから、身体に与える負担がほとんどないうえ、引火や爆発の危険もなく、極めて安全に施術できる。さらに、高価な酸素発生装置を用いる必要もないことから設備コストも大幅に押さえることができる。
本実施例でも、上記高気圧エア浴工程は、チャンバー室9にマイナスイオンを導入し、マイナスイオン過多雰囲気で被施術者3を高気圧エア雰囲気に保持するため、マイナスイオンを体内に取り込むことにより、身体を酸化させてガンを始めとする生活習慣病や老化等の引き金となりうる活性酸素を無害化し、皮膚のしわやしみの発生を防止するとともに、身体を健康体に維持する効果を奏する。しかも、人体の細胞が酸化すると細胞への酸素の取り入れを抑制して、老廃物や炭酸ガスの排出ができなくなって体内に毒素がたまるが、マイナスイオン過多雰囲気下で高気圧エア浴を行うことにより、マイナスイオンが細胞の酸化を防止して体内への酸素の取り込みをスムーズに行うことができるのである。このように、マイナスイオン過多雰囲気下の酸素の取り込みを身体がスムーズに行える状態で高気圧エア浴を行うことにより、より一層体内への酸素の取り込みを促進できる。
本実施例でも、上記低温スチーム浴工程は、サウナ室7内にマイナスイオンを導入し、マイナスイオン過多雰囲気で被施術者に対して低温スチーム加熱を行うため、マイナスイオンを体内に取り込むことにより、抹消循環血流量を増大させて皮膚温を上昇させ、代謝系を安定化させることにより、被施術者3の基礎代謝をより一層活発にするとともに、体内の老廃物や毒素の排泄をより促進し、被施術者3を酸素による脂肪の燃焼がより一層行われやすい状態にする。このように、マイナスイオン過多雰囲気下の低温スチーム浴工程で、被施術者3を酸素による脂肪の燃焼がより一層行われやすい状態にすることにより、高気圧エア浴で取り込まれた酸素による脂肪の燃焼がより効率的に行われるのである。
本実施例でも、上記高気圧エア浴を施術する際に、被施術者に対して補整下着を着用させるのが好ましい。このようにすることにより、補整下着による矯正状態の被施術者の身体を高気圧で効果的に圧力を加えるとともに、補整下着で体型を矯正した状態で高気圧エア浴による脂肪燃焼および痩身効果を発揮させることにより、単に補整下着を着用するのに比べて極めて効果的な体型矯正を行うことができる。
本実施例でも、上記高気圧エア浴は、初回は例えば1.1気圧で行い、2回目は1.2気圧、3回目を1.3気圧、のように、回数が増えるごとに徐々に気圧を上げながら繰り返し実施するのが好ましい。このようにすることにより、身体が高気圧に慣れてしまう身体的マンネリ化を防止しながら徐々に酸素の摂取量を増やして効果的な痩身を実現できる。
本実施例の全身美容方法は、上記高気圧エアチャンバーを使用し、被施術者の全身を、内部空間を1.1〜2気圧に保持したチャンバー室内に所定時間存在させて、被施術者を高気圧エア雰囲気に保持する高気圧エア浴を行わせる際に、被施術者に対して補整下着を着用させるものである。
このようにすることにより、補整下着による矯正状態の被施術者の身体を高気圧で効果的に圧力を加えるとともに、補整下着で体型を矯正した状態で高気圧エア浴による脂肪燃焼および痩身効果を発揮させることにより、単に補整下着を着用するのに比べて極めて効果的な体型矯正を行うことができる。
本実施例でも、上記高気圧エア浴は、初回は例えば1.1気圧で行い、2回目は1.2気圧、3回目を1.3気圧、のように、回数が増えるごとに徐々に気圧を上げながら繰り返し実施するのが好ましい。このようにすることにより、身体が高気圧に慣れてしまう身体的マンネリ化を防止しながら徐々に酸素の摂取量を増やして効果的な痩身を実現できる。
本発明は、例えば、エステティックサロン等の施設により全身美容方法として顧客に対して提供することができる。
本発明の全身美容方法の第1実施例を示す図である。 低温スチーム室を示す断面図である。 マイナスイオン発生ランプの概略構成を示す図である。 高気圧エアチャンバーの外観を示す図である。 高気圧エアチャンバーの概略構成を示す図である。 補整下着の着用状態の一例を示す図である。 補整下着の着用状態の一例を示す図である。 本発明の全身美容方法の第2実施例を示す図である。
符号の説明
1:低温スチームサウナ装置 2:高気圧エアチャンバー装置
3:被施術者 4:スチーム発生部
5:マイナスイオン発生部 6:周壁
7:サウナ室 8:チャンバー
9:チャンバー室 10:高気圧エア発生器
11:台 12:スチーム発生器
13:スチーム供給口 14:貯留タンク
15:ヒータ 16:開口部
17:支持部材 18:多孔板
19:小孔 20:フィルタ部材
21:拡散機 22:オイル注入口
23:温度計 24:コントローラ
25:マイナスイオン発生ランプ 26:発光部
27:マイナスイオン発生部 28:マイナスイオン発生体
29:ファン 30:通気孔
31:ジッパー 32:窓部
33:耐圧ホース 34:圧力計
35:安全バルブ 36:圧力制御弁
37:プレフィルタ 38:圧縮機
39:マイナスイオン発生器 40:圧力計
41:圧力制御弁 42:ミクロフィルタ

Claims (9)

  1. 被施術者の全身を、内部空間を38℃〜50℃の低温スチーム雰囲気としたスチーム室内に所定時間存在させて、被施術者に対して低温スチーム加熱を行う低温スチーム浴工程と、
    上記低温スチーム浴工程に引き続いて、低温スチーム加熱後の被施術者の全身を、内部空間を1.1〜2気圧に保持したチャンバー室内に所定時間存在させて、被施術者を高気圧エア雰囲気に保持する高気圧エア浴工程とを含むことを特徴とする全身美容方法。
  2. 上記高気圧エア浴工程は、チャンバー室にマイナスイオンを導入し、マイナスイオン過多雰囲気で被施術者を高気圧エア雰囲気に保持する請求項1記載の全身美容方法。
  3. 上記低温スチーム浴工程は、スチーム室内にマイナスイオンを導入し、マイナスイオン過多雰囲気で被施術者に対して低温スチーム加熱を行う請求項1または2記載の全身美容方法。
  4. 上記高気圧エア浴工程において、被施術者に対して補整下着を着用させる請求項1〜3のいずれか一項に記載の全身美容方法。
  5. 被施術者の全身を、内部空間を1.1〜2気圧に保持したチャンバー室内に所定時間存在させて、被施術者を高気圧エア雰囲気に保持する高気圧エア浴工程と、
    上記高気圧エア浴工程に引き続いて、高気圧エア浴後の被施術者の全身を、内部空間を38℃〜50℃の低温スチーム雰囲気としたスチーム室内に所定時間存在させて、被施術者に対して低温スチーム加熱を行う低温スチーム浴工程とを含むことを特徴とする全身美容方法。
  6. 上記高気圧エア浴工程は、チャンバー室にマイナスイオンを導入し、マイナスイオン過多雰囲気で被施術者を高気圧エア雰囲気に保持する請求項5記載の全身美容方法。
  7. 上記低温スチーム浴工程は、スチーム室内にマイナスイオンを導入し、マイナスイオン過多雰囲気で被施術者に対して低温スチーム加熱を行う請求項5または6記載の全身美容方法。
  8. 上記高気圧エア浴工程において、被施術者に対して補整下着を着用させる請求項5〜7のいずれか一項に記載の全身美容方法。
  9. 被施術者の全身を、内部空間を1.1〜2気圧に保持したチャンバー室内に所定時間存在させて、被施術者を高気圧エア雰囲気に保持する高気圧エア浴を行わせる際に、被施術者に対して補整下着を着用させることを特徴とする全身美容方法。
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