JP2006191244A - 無線センサネットワーク、端末装置及びそれらに用いるネットワーク接続方法 - Google Patents

無線センサネットワーク、端末装置及びそれらに用いるネットワーク接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 端末の移動や状態変化に応じて参加するネットワークを変えていくことが可能な端末装置を提供する。
【解決手段】 端末装置1では、第1のセンサモジュール32、第2のセンサモジュール33、第3のセンサモジュール34のいずれかが検出した事象を受信手段31aが受信すると、センサデータ処理回路31はその受信した事象を無線ノード2の通信制御回路22に送る。通信制御回路22では決定手段22aがセンサデータ処理回路31から送られてきた事象に含まれるネットワーク識別子によって帰属するネットワークを決定し、RFモジュール21の接続手段21aが決定手段22aで決定されたネットワークに接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は無線センサネットワーク、端末装置及びそれらに用いるネットワーク接続方法に関し、特に無線ノードとセンサとからなる端末装置のネットワークへの接続方法に関する。
従来、無線センサネットワークにおいては、センサの取得した情報を収集する目的、あるいは交換する目的を念頭に開発されたものである。このような用途における各無線ノードは、参加するネットワークが予め一意に決まっている場合、あるいはどのようなネットワークでも参加可能な構成となっている。
したがって、無線ノードがどのネットワークに属するかを表示するネットワーク識別子は予め決められており、無線ノードが参加するネットワークを分離しているか、あるいはネットワーク識別子に基づいて参加するネットワークを限定することをやめて全ての無線ノードが自由に参加できるようにしているかのどちらかである。
この無線ノードが自由に参加できるようにしたシステムとしては、車両が臨時無線ネットワークを形成して車両運行情報を交換可能とするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、センサを用いたシステムとしては、移動車両の荷室内に設置されたセンサで計測積載データを計測し、その計測積載データを車両の位置データとともに管理センタに送信することで、その計測積載データの分析によって移動車両の積載状況を把握するシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−326791号公報 特開2004−284722号公報
しかしながら、上述した従来の無線センサネットワークでは、無線ノードがどのネットワークに属するかを表示するネットワーク識別子が予め決められているため、上記の特許文献1,2を用いたとしても、無線ノードとセンサとからなる端末が移動しながら、または状態が変わることで参加するネットワークを変えていくことには対応することができないという問題がある。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、端末の移動や状態変化に応じて参加するネットワークを変えていくことができる無線センサネットワーク、端末装置及びそれらに用いるネットワーク接続方法を提供することにある。
本発明による無線センサネットワークは、センサと、前記センサに接続された無線ノードとを含む端末装置からなる無線センサネットワークであって、
前記端末装置は、前記センサが検出した事象を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した事象に含まれるネットワーク識別子によって自端末が帰属するネットワークを決定する決定手段と、前記決定手段で決定されたネットワークに接続する接続手段とを備えている。
本発明による他の無線センサネットワークは、センサと、前記センサに接続された無線ノードとを含む端末装置からなる無線センサネットワークであって、
前記端末装置は、前記センサが検出した事象を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した事象に対応して予め設定されているネットワーク識別子によって自端末が帰属するネットワークを決定する決定手段と、前記決定手段で決定されたネットワークに接続する接続手段とを備えている。
本発明による端末装置は、センサと、前記センサに接続された無線ノードとを含む端末装置であって、
前記センサが検出した事象を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した事象に含まれるネットワーク識別子によって自端末が帰属するネットワークを決定する決定手段と、前記決定手段で決定されたネットワークに接続する接続手段とを備えている。
本発明による他の端末装置は、センサと、前記センサに接続された無線ノードとを含む端末装置であって、
前記センサが検出した事象を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した事象に対応して予め設定されているネットワーク識別子によって自端末が帰属するネットワークを決定する決定手段と、前記決定手段で決定されたネットワークに接続する接続手段とを備えている。
本発明によるネットワーク接続方法は、センサと、前記センサに接続された無線ノードとを含む端末装置からなる無線センサネットワークに用いるネットワーク接続方法であって、
前記端末装置が、前記センサが検出した事象を受信する処理と、その受信した事象に含まれるネットワーク識別子によって自端末が帰属するネットワークを決定する処理と、この決定されたネットワークに接続する処理とを実行している。
本発明による他のネットワーク接続方法は、センサと、前記センサに接続された無線ノードとを含む端末装置からなる無線センサネットワークに用いるネットワーク接続方法であって、
前記端末装置が、前記センサが検出した事象を受信する処理と、その受信した事象に対応して予め設定されているネットワーク識別子によって自端末が帰属するネットワークを決定する処理と、この決定されたネットワークに接続する処理とを実行する
すなわち、本発明の第1の端末装置は、センサと、そのセンサに接続された無線ノードとを持つ端末装置において、センサが検出した事象を受信する受信手段と、受信手段で受信した事象に含まれるネットワーク識別子によって帰属するネットワークを決定する決定手段と、決定手段で検出されたネットワークに接続する接続手段とを有することを特徴としている。
本発明の第2の端末装置は、センサと、そのセンサに接続された無線ノードとを持つ端末装置において、センサが検出した事象を受信する受信手段と、検出した事象に対応して予め設定されているネットワーク識別子によって帰属するネットワークを決定する決定手段と、決定手段で決定されたネットワークに接続する接続手段とを有することを特徴としている。
本発明の第3の端末装置は、上記の構成において、さらに、受信手段によって予め定められた事象を受信した場合に接続手段を起動する起動手段を有することを特徴としている。
本発明の第4の端末装置は、上記の構成において、ネットワーク識別子が複数のネットワーク識別子からなり、全部または一部のネットワーク識別子を変更可能とし、全部または一部のネットワーク識別子を有効とすることで無線ノードのネットワークを構築することを特徴としている。
本発明の第5の端末装置は、上記の無線ノードにおいて、データ転送用とは異なる制御用の無線チャンネルを持ち、制御用の無線チャンネルを全ての無線ノードが共通に持っていることを特徴としている。
本発明の第6の端末装置は、ネットワーク識別子が、受信手段によって予め定められた事象を受信した場合に接続手段を起動し、所定のサーバに通知してサーバから通知された遷移すべきネットワーク識別子に遷移することを特徴としている。
本発明の第7の端末装置は、同じネットワーク識別子を有する他の無線ノードとの間において、互いに生存を確認しあうことを特徴としている。
本発明の無線センサネットワークは、無線ノードの複数のネットワーク識別子のうちの1つを制御用のネットワークとして全ての無線ノードに共通に持たせていることを特徴としている。
これによって、本発明の無線センサネットワークでは、無線ノードとセンサとからなる端末装置が移動しながら、または状態が変わることで参加するネットワークを変えていくことが可能となる。また、本発明の無線センサネットワークでは、上記の端末装置を、移動する物品に取り付けることで、効率的な物流管理が実現可能となる。
本発明は、以下に述べるような構成及び動作とすることで、端末装置の移動や状態変化に応じて参加するネットワークを変えていくことができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による端末装置の構成を示すブロック図である。図1において、端末装置1は無線ノード2と、センサ3と、アンテナ11とから構成されている。
無線ノード2は接続手段21aを含むRF(Radio Frequency)モジュール21と、決定手段22aを含む通信制御回路22とから構成され、センサ3は受信手段31aと起動手段31bとを含むセンサデータ処理回路31と、第1のセンサモジュール32と、第2のセンサモジュール33と、第3のセンサモジュール34とから構成されている。
この端末装置1では、第1のセンサモジュール32、第2のセンサモジュール33、第3のセンサモジュール34のいずれかが検出した事象を受信手段31aが受信すると、センサデータ処理回路31はその受信した事象を無線ノード2の通信制御回路22に送る。
通信制御回路22では決定手段22aがセンサデータ処理回路31から送られてきた事象に含まれるネットワーク識別子によって帰属するネットワークを決定し、RFモジュール21の接続手段21aが決定手段22aで決定されたネットワークに接続する。
また、端末装置1では、センサ3の起動手段31bが、受信手段31aで予め定められた事象を受信したことを検出した時に、その事象の受信を図示せぬ上位装置(サーバ)や他の端末装置に通知するためにRFモジュール21の接続手段21aを起動する。
この通知に応答して上位装置から遷移すべきネットワーク識別子が通知されてくると、端末装置1ではそのネットワーク識別子に遷移し、決定手段22aが遷移したネットワーク識別子によって帰属するネットワークを決定し、接続手段21aによってそのネットワークに接続する。
受信手段31aで受信する事象に含まれるネットワーク識別子は複数のネットワーク識別子からなり、それらの全部または一部のネットワーク識別子を変更自在としており、ネットワーク識別子の全部または一部を有効とすることで無線ノード2が接続するネットワークを構築している。
無線ノード2はデータ転送用とは異なり、かつ全ての無線ノードに共通の制御用の無線チャネルを持っており、この共通の制御用の無線チャネルを用いて上記の予め定められた事象の受信通知、あるいは遷移すべきネットワーク識別子の通知等が行われる。
また、端末装置1では無線ノード2が、自ノードと同じネットワーク識別子を有する他の無線ノード(図示せず)との間で、上記の共通の制御用の無線チャネルを用いて互いに生存を確認しあうようにしている。この場合には、共通の制御用の無線チャネルを用いる代わりに、複数のネットワーク識別子のうちの1つを制御用のネットワークとして全ての無線ノードに共通に持たせることで、上記の通知や生存確認を行わせることも可能である。
一方、端末装置1に受信手段31aで受信される事象と、それに対応するネットワーク識別子とを対応付けて格納するテーブル(図示せず)を用意しておき、受信手段31aで受信される事象に対応して予め設定されているネットワーク識別子をテーブルから読出して決定手段22aに渡すことで、そのネットワーク識別子に応じて帰属するネットワークを決定するようにすることも可能である。
第1のセンサモジュール32、第2のセンサモジュール33、第3のセンサモジュール34としては、RFID(Radio Frequency IDentification)のリーダ、加速度センサ、GPS(Global Positioning System)センサ等の位置センサ、温度センサ等が考えられる。
加速度センサは端末装置1が取り付けられた物品が集配車に積み込まれたことを認識するだけでなく、集配車で移動中の振動等もモニタすることができる。物品が精密機械であった場合、過度の振動を検出すると、無線ノード2を通して警報を発する等の対応が可能である。
また、端末装置1が取り付けられた物品が発火性の化学薬品であった場合には、温度センサによって物品の温度を計測し、上記の加速度センサが計測する振動と併せて複合的な状態をモニタすることで、その物品を適正な状態で搬送することが可能となる。
尚、本実施例では、無線ノード2からの警報を制御用に全ての無線ノードに解放された特殊なネットワーク識別子を使って送信したり、制御用に無線チャネルを確保して警報を送信したりすることも可能である。
また、本実施例では、ネットワーク識別子の遷移が予め各無線ノード2に通知されているとしているが、センサ3が検出した事象によって、上位装置側に次に遷移すべきネットワーク識別子を問い合わせるような構成も可能である。
これによって、本実施例では、無線ノード2とセンサ3とからなる端末装置1が移動しながら、または状態が変わることで参加するネットワークを変えていくことができる。また、本実施例では、上記の端末装置1を、移動する物品に取り付けることで、効率的な物流管理を実現することができる。
図2は本発明の一実施例による無線センサネットワークを用いたシステムの構成を示すブロック図である。図2には部品工場A1と、組み立て工場B1,B2との間での流通管理に上記の端末装置1を利用する物流システムの構成を示している。
第1の部品工場A1では第1の組み立て工場B1と第2の組み立て工場B2とから注文を受けて、それぞれに物品4−1〜4−5を出荷している。物品4−1〜4−5にはその梱包時に、無線ノード2とセンサ3とからなる端末装置1−1〜1−5を取り付ける。尚、端末装置1−1〜1−5は上記の図1に示す端末装置1と同様の構成となっている。
端末装置1−1〜1−5の無線ノード2は一意に識別可能な個別識別子を持ち、物品4−1〜4−5に取り付ける際に、取り付けられた物品4−1〜4−5との対応を記録する。
これら個別識別子と物品との対応の記録方法としては、端末装置1−1〜1−5にセンサモジュールとしてRFIDのリーダを持たせておき、物品4−1〜4−5に取り付けられた物品内容を示すRFIDの情報をリーダで読み取って、無線ノード2の個別識別子と物品内容とを対応付けて他の無線ノードや上位装置(所定のサーバ)等に無線ノード2から送信する。物品4−1〜4−5に取り付けられたRFIDに予め送付元、行き先、集配予定の集配車C1,C2を記入しておけば、同じ送付元、行き先、同じ集配車C1,C2毎にネットワーク識別子の付与が可能である。
また、集配車C1,C2が同じで、行き先が異なる場合でも、ネットワーク識別子を階層化し、ネットワーク識別子に送付元の領域と集配車用の領域と行き先用の領域とを割り当てることで、上記のようなケースにも対応することができる。
あるいは、ネットワーク識別子を階層化せずに、センサ3が検出した状態を基に送付元の識別子から集配車C1,C2用の識別子へ、集配車C1,C2用の識別子から行き先用の識別子に遷移(上書き)させることでも実現することができる。
本実施例では、ネットワーク識別子を送付元用の領域と集配車用の領域と行き先用の領域とに分割し、センサ3が検出した状態を基に必要のないネットワーク識別子の領域にはマスクをかけることとする。
第1〜3の物品4−1〜4−3は第1の集配車C1に搭載されて第1組み立て工場B1に搬送されるので、添付される第1〜3の端末装置1−1〜1−3の無線ノード2には共通のネットワーク識別子が与えられる。
第4,5の物品4−4,4−5は第2の集配車C2に搭載されて第2の組み立て工場B2に搬送されるので、第4、5の端末装置1−4,1−5の無線ノード2に与えられるネットワーク識別子は第1〜3の端末装置1−1〜1−3の無線ノード2のものとは、集配車C1,C2用の領域と行き先用の領域とが異なるものが与えられる。
送付元の識別子は第1〜5の端末装置1−1〜1−5の無線ノード2ですべて共通である。上述した無線ノード2の個別識別子と物品内容とを対応付けた情報の収集は、第1の部品工場A1内に設置された第1の部品工場内の無線ノード50と、第1〜5の物品4−1〜4−5に取り付けられた第1〜5の端末装置1−1〜1−5の無線ノード2との間の無線通信で行われる。
第1の部品工場A1内部のすべての無線ノード(第1〜5の端末装置1−1〜1−5の無線ノード2)はネットワーク識別子の送付元用の領域に第1の部品工場A1を示す識別子を持っているので、送付元用の識別子のみを認識すれば第1の部品工場A1内の無線ノード50と通信可能となる。
したがって、センサ3によって第1の部品工場A1内部にいると判断している間は、第1の部品工場A1内の無線ノード50と通信することができる。第1の部品工場A1内の無線ノード50が第1〜5の端末装置1−1〜1−5の無線ノード2から物品内容を収集することで、各集配車C1,C2に搭載されて各組み立て工場B1,B2に搬送される物品がきちんと揃っているかの過不足チェックを行うことができる。
また、第1〜3の端末装置1−1〜1−3の無線ノード2はネットワーク識別子の全領域を使用して第1の無線ネットワーク101を形成して互いの存在を確認する。他の物品(第4,5の物品4−4,4−5)に取り付けられた第4、5の端末装置1−4,1−5の無線ノード2はネットワーク識別子が異なるので通信不可能である。第4,5の端末装置1−4,1−5の無線ノード2は互いに通信が可能であるので第2の無線ネットワーク102を形成して互いの存在を確認する。
第1の無線ネットワーク101あるいは第2の無線ネットワーク102はネットワークの形態を問わず、複数の無線ノードを中継して、1つの無線ノードから他の無線ノードにピア・トゥ・ピア通信も可能である。
第1の集配車C1が到着すると、物品の積み込み作業が始まる。第1〜3の端末装置1−1〜1−3のセンサ3は加速度センサを内蔵しており、ある程度の衝撃が連続して検出されると、積み込み作業が開始されたと判断し、集配車C1上の無線ノード53と通信するため、集配車C1用の識別子を有効化して集配車C1上の無線ノード53との通信待ち状態に入る。
集配車C1上の無線ノード53の無線送信出力は集配車C1の内部に届く程度のごく小さな出力である。全ての物品(本実施例では第1〜3の物品4−1〜4−3)が第1の集配車C1に搭載されると、第1の無線ネットワーク101が第1の集配車C1の上で形成されることになる。但し、第1の部品工場A1の内部にいた時とは使用しているネットワーク識別子が異なる。
集配車C1上の無線ノード53は第1の無線ネットワーク101を通して搭載された物品の内容をチェックする。もし、積み残し等がある場合にはネットワークに参加しない無線ノードがでるので、物品内容に欠けが生じる。
また、他の無線ノードが第1の無線ネットワーク101に参加していないことは第1の無線ネットワーク101に参加している無線ノードからも認識が可能なので、第1の無線ネットワーク101に参加している無線ノードから警告を発することも可能である。
さらに、積み残された物品に取り付けられた端末装置の無線ノードも第1の無線ネットワーク101から取り残されたことを認識するので、第1の部品工場A1内の無線ノード50に警報を上げることも可能となる。
一方、間違えて第4の物品4−4を第1の集配車C1に積み込んだ場合には、第4の端末装置1−4の無線ノード2が第2の集配車C2の無線ノードを待ち受ける状態になるので、どのネットワークからも認識することができなくなり、異常を検出することができる。
また、制御用に全ての無線ノードに解放された特殊なネットワーク識別子を設定すれば、異常状態になった無線ノードが発する警報を最寄りの無線ノードで認識することができるので、物品の所在位置も容易に発見することができる。
第1の集配車C1が第1の組み立て工場B1に到着した時、第1の集配車C1上の無線ノード53から第1の組み立て工場B1へ到着したことを知らせる通知が第1のネットワーク101に発信される。
この通知を受け取った第1のネットワーク101の無線ノード(第1〜3の端末装置1−1〜1−3の無線ノード2)は、第1の組み立て工場B1へ到着したことを認識し、次にある程度の衝撃が連続して検出されると、積み降ろし作業が開始されたと判断し、第1の組み立て工場B1の無線ノード51と通信するために記憶しているネットワーク識別子の行き先用の識別子を有効化して第1の組み立て工場B1の無線ノード51との通信待ち状態に入る。
正常に積み降ろされた無線ノードは、順次、第1の組み立て工場B1の無線ノード51との通信を確立する。正常に積み降ろしが完了すれば、第1のネットワーク101は第1の組み立て工場B1内に移動する。もし、降ろし残しの物品があった場合には、降ろし残された物品に取り付けられている端末装置の無線ノードが第1のネットワーク101から外れるため、その降ろし残しを検出することができる。また、誤って降ろした物品がある場合にも、積み込みの時と同様に、第1のネットワーク101から外れることで、誤って降ろした物品を検出することができる。
最終的に、第1の組み立て工場B1の無線ノード51は第1のネットワーク101を形成する第1〜3の端末装置1−1〜1−3の無線ノード2と通信することで、第1の集配車C1で運ばれた物品内容を確認する。
図3は図2に示す物流システムの動作を示すシーケンスチャートである。図3においては図示していないが、第1の部品工場A1と第2の部品工場A2と第1の組み立て工場B1と第2の組み立て工場B2とがそれぞれインタネットを通して集配制御システムに接続されているものとする。
集配車Cは第1の部品工場A1と第2の部品工場A2とから第1の組み立て工場B1と第2の組み立て工場B2とにそれぞれ物品を搬送している。第1の組み立て工場B1は第2の部品工場A2へ、第2の組み立て工場B2は第1の部品工場A1へそれぞれ部品を発注する(図3のa1,a2の発注票による発注)。
第1の部品工場A1は第2の組み立て工場B2からの注文書を受信し、注文された物品を過不足なく揃えて集配車Cに積み込む(図3のa3)。集配車Cでも、上述したような無線センサネットワークによって積み込みを確認することができるので、集配車Cで積み込みが確認されると(図3のa4)、第1の部品工場A1は集配制御システムに送付票を送信し、集配車Cへの積み込みが正常終了したことを通知する(図3のa5)。
上記と同様に、集配車Cが次に止まる第2の部品工場A2でも、第1の組み立て工場B1から注文された物品が過不足なく揃えられて集配車Cへの積み込みが正常終了すると(図3のa6,a7)、積み込みが正常終了したことを示す送付票を集配制御システムに送信する(図3のa8)。
第1の組み立て工場B1に着いた集配車Cは第1の組み立て工場B1向けの物品を降ろす(図3のa9)。第1の組み立て工場B1では降ろされた物品を確認し(図3のa10)、受け取り票を集配制御システムに送信する(図3のa11)。
次に、集配車Cが止まる第2の組み立て工場B2でも、上記と同様にして、集配車Cが第2の組み立て工場B2向けの物品を降ろし(図3のa12)、第2の組み立て工場B2で降ろされた物品が確認され(図3のa13)、受け取り票が集配制御システムに送信される(図3のa14)。
このように、本発明の一実施例による無線センサネットークを用いた物流システムでは、人間が物品の積み込み、積み降ろし状況を確認しなくてもその状況を確認することができ、物品の物流を効率化することができる。
本発明は、上述した実施例のように物流システムのみでなく、物品を販売するシステム、工場等における人員の配置を確認するシステム、団体観光客の参加者を確認するシステム等に適用することも可能である。
本発明の一実施例による端末装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例による無線センサネットワークを用いたシステムの構成を示すブロック図である。 図2に示す物流システムの動作を示すシーケンスチャートである。
符号の説明
1,1−1〜1−5 端末装置
2 無線ノード
3 センサ
4−1 第1の物品
4−2 第2の物品
4−3 第3の物品
4−4 第4の物品
4−5 第5の物品
11 アンテナ
21 RFモジュール
21a 接続手段
22 通信制御回路
22a 決定手段
31 センサデータ処理回路
31a 受信手段
31b 起動手段
32 第1のセンサモジュール
33 第2のセンサモジュール
34 第3のセンサモジュール
50 第1の部品工場内の無線ノード
51 第1の組み立て工場内の無線ノード
52 第2の組み立て工場内の無線ノード
53 第1の集配車上の無線ノード
101 第1の無線ネットワーク
102 第2の無線ネットワーク
A1 第1の部品工場
B1 第1の組み立て工場
B2 第2の組み立て工場
C 集配車
C1 第1の集配車
C2 第2の集配車

Claims (24)

  1. センサと、前記センサに接続された無線ノードとを含む端末装置からなる無線センサネットワークであって、
    前記端末装置は、前記センサが検出した事象を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した事象に含まれるネットワーク識別子によって自端末が帰属するネットワークを決定する決定手段と、前記決定手段で決定されたネットワークに接続する接続手段とを有することを特徴とする無線センサネットワーク。
  2. センサと、前記センサに接続された無線ノードとを含む端末装置からなる無線センサネットワークであって、
    前記端末装置は、前記センサが検出した事象を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した事象に対応して予め設定されているネットワーク識別子によって自端末が帰属するネットワークを決定する決定手段と、前記決定手段で決定されたネットワークに接続する接続手段とを有することを特徴とする無線センサネットワーク。
  3. 前記端末装置は、前記受信手段によって予め定められた事象が受信された時に前記接続手段を起動する起動手段を含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線センサネットワーク。
  4. 前記ネットワーク識別子は、複数のネットワーク識別子からなり、前記ネットワーク識別子の少なくとも一部を変更自在とし、前記ネットワーク識別子の少なくとも一部を有効とすることで前記自端末が帰属するネットワークを構築することを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線センサネットワーク。
  5. 前記複数のネットワーク識別子のうちの1つを、前記無線ノード全てに共通でかつ制御用のネットワーク用に用いることを特徴とする請求項4記載の無線センサネットワーク。
  6. 前記無線ノードは、データ転送用とは異なる制御用の無線チャネルを含み、前記制御用の無線チャンネルを全ての無線ノードに共通としたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線センサネットワーク。
  7. 前記端末装置は、前記受信手段によって予め定められた事象を受信した時に前記起動手段にて前記接続手段を起動することで予め設定された所定サーバに前記予め定められた事象の受信を通知し、前記通知に応答して前記所定サーバから通知された遷移すべきネットワーク識別子に遷移することを特徴とする請求項3記載の無線センサネットワーク。
  8. 前記端末装置は、自端末と同じネットワーク識別子を有する他端末との間で互いに生存を確認することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか記載の無線センサネットワーク。
  9. センサと、前記センサに接続された無線ノードとを含む端末装置であって、
    前記センサが検出した事象を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した事象に含まれるネットワーク識別子によって自端末が帰属するネットワークを決定する決定手段と、前記決定手段で決定されたネットワークに接続する接続手段とを有することを特徴とする端末装置。
  10. センサと、前記センサに接続された無線ノードとを含む端末装置であって、
    前記センサが検出した事象を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した事象に対応して予め設定されているネットワーク識別子によって自端末が帰属するネットワークを決定する決定手段と、前記決定手段で決定されたネットワークに接続する接続手段とを有することを特徴とする端末装置。
  11. 前記受信手段によって予め定められた事象が受信された時に前記接続手段を起動する起動手段を含むことを特徴とする請求項9または請求項10記載の端末装置。
  12. 前記ネットワーク識別子は、複数のネットワーク識別子からなり、前記ネットワーク識別子の少なくとも一部を変更自在とし、前記ネットワーク識別子の少なくとも一部を有効とすることで前記自端末が帰属するネットワークを構築することを特徴とする請求項9または請求項10記載の端末装置。
  13. 前記複数のネットワーク識別子のうちの1つを、他端末との間で共通にかつ制御用のネットワーク用に用いることを特徴とする請求項12記載の端末装置。
  14. 前記無線ノードは、データ転送用とは異なる制御用の無線チャネルを含み、前記制御用の無線チャンネルを全ての無線ノードに共通としたことを特徴とする請求項9または請求項10記載の端末装置。
  15. 前記受信手段によって予め定められた事象を受信した時に前記起動手段にて前記接続手段を起動することで予め設定された所定サーバに前記予め定められた事象の受信を通知し、前記通知に応答して前記所定サーバから通知された遷移すべきネットワーク識別子に遷移することを特徴とする請求項11記載の端末装置。
  16. 自端末と同じネットワーク識別子を有する他端末との間で互いに生存を確認することを特徴とする請求項9から請求項15のいずれか記載の端末装置。
    無線センサネットワーク。
  17. センサと、前記センサに接続された無線ノードとを含む端末装置からなる無線センサネットワークに用いるネットワーク接続方法であって、
    前記端末装置が、前記センサが検出した事象を受信する処理と、その受信した事象に含まれるネットワーク識別子によって自端末が帰属するネットワークを決定する処理と、この決定されたネットワークに接続する処理とを実行することを特徴とするネットワーク接続方法。
  18. センサと、前記センサに接続された無線ノードとを含む端末装置からなる無線センサネットワークに用いるネットワーク接続方法であって、
    前記端末装置が、前記センサが検出した事象を受信する処理と、その受信した事象に対応して予め設定されているネットワーク識別子によって自端末が帰属するネットワークを決定する処理と、この決定されたネットワークに接続する処理とを実行することを特徴とするネットワーク接続方法。
  19. 前記端末装置が、予め定められた事象が受信された時に前記ネットワークに接続する処理を起動する処理を含むことを特徴とする請求項17または請求項18記載のネットワーク接続方法。
  20. 前記ネットワーク識別子は、複数のネットワーク識別子からなり、前記ネットワーク識別子の少なくとも一部を変更自在とし、前記ネットワーク識別子の少なくとも一部を有効とすることで前記自端末が帰属するネットワークを構築することを特徴とする請求項17または請求項18記載のネットワーク接続方法。
  21. 前記複数のネットワーク識別子のうちの1つを、前記無線ノード全てに共通でかつ制御用のネットワーク用に用いることを特徴とする請求項20記載のネットワーク接続方法。
  22. 前記無線ノードが、データ転送用とは異なる制御用の無線チャネルを含み、前記制御用の無線チャンネルを全ての無線ノードに共通としたことを特徴とする請求項17または請求項18記載のネットワーク接続方法。
  23. 前記端末装置が、予め定められた事象を受信した時に前記ネットワークに接続する処理を起動することで予め設定された所定サーバに前記予め定められた事象りの受信を通知し、その通知に応答して前記所定サーバから通知された遷移すべきネットワーク識別子に遷移することを特徴とする請求項19記載のネットワーク接続方法。
  24. 前記端末装置が、自端末と同じネットワーク識別子を有する他端末との間で互いに生存を確認することを特徴とする請求項17から請求項25のいずれか記載のネットワーク接続方法。
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KR100862186B1 (ko) 2008-03-12 2008-10-09 주식회사 아트시스템 이동 감지 센서를 구비한 이동 노드 및 동체 감지 센서를구비한 고정 노드간 저전력 구현 및 이동 노드의 식별자의중복 전송을 방지하기 위한 방법 및 이동 노드
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