JP2006190357A - 記録装置および方法、プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディスクなどの記録媒体に離散的に記録された複数のデータから所定のデータを生成する処理において、ヘッドのシーク時間を低減させ、所定のデータの生成処理を高速に行うことができるようにする。
【解決手段】 デコード制御部201が、VMGメニュー画面に用いられる代表画像のデータを読み出して、VMGメニュー画面を生成し、エンコード制御部202が、生成されたVMGメニュー画面をMPEGIピクチャのデータにエンコードして、記録再生用ワークメモリに記憶する。まとめ書き判定部203は、記録再生用ワークメモリに記憶されたデータの数が予め設定された数に達した場合、まとめ書き条件を満たしたと判定し、媒体記録部204によるディスクへの書き込みが行われる。本発明はDVDレコーダに適用することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、記録装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関し、特に、ディスクなどの記録媒体に離散的に記録された複数のデータから所定のデータを生成する処理において、ヘッドのシーク時間を低減させ、所定のデータの生成処理を高速に行うことができるようにする記録装置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関する。
昨今、例えば、デジタルビデオカメラまたはDVD(Digital Versatile Disk)レコーダなど、DVDなどの光ディスクに画像または音声などの各種のデータを記録するか、または光ディスクに記録されている各種のデータを再生する記録再生装置が普及している。DVDに記録されたデータを再生専用のDVDプレーヤで再生するためには、通常、ファイナライズの処理が必要となる。ファイナライズの処理とは、DVDに記録されたデータを、再生専用のDVD-ROM(Read Only Memory)と互換性のあるデータ配列にする処理であり、ここで、再生専用のDVDプレーヤで再生可能なデータ配列(フォーマット)は、一般的には、DVDビデオフォーマットとされる。なお、以下では、DVDに対するファイナライズの処理を単にファイナライズ(ファイナライズする)ともいう。
ファイナライズする際には、DVDプレーヤで再生するとき表示されるメニュー画面となるVMG(Video Manager)メニュー画面の生成も行われる。VMGは、VMGI(Video Manager Information)、VMGM VOBS (Video Object Set for VMG Menu)、およびVMGI BUP(Backup of VMGI)により構成されるデータである。VMGIには、DVDのビデオゾーン全体についての制御情報が記録され、VMGM VOBSには、タイトルを選択するためのメニューに関連する情報が記録され、VMGI BUPには、VMGIと一致する情報が、バックアップとして記録される。
また、ファイナライズする際に、先にDVDに記録されているJPEGフォーマットなどで記録された静止画のデータを動画のデータと同一フォーマットのデータに変換し、例えば、再生専用のDVDプレーヤにおいて、ユーザが、動画とともに静止画も鑑賞することを可能とする静止画変換の技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図1のフローチャートを参照して、従来のDVDレコーダによるメニュー画面の作成処理の例を説明する。
ステップS1において、DVDレコーダは、ディスク(DVD)から代表画像を読み出す。ステップS2において、DVDレコーダは、ステップS1で読み出した代表画像をデコードする。ステップS3において、DVDレコーダは、ステップS2でデコードした代表画像を背景に貼り付けるなどしてメニュー画面を生成する。ステップS4において、DVDレコーダは、ステップS3で作成したメニュー画面を、例えば、MPEGのIピクチャに変換(エンコード)する。ステップS5においてDVDレコーダは、メニュー画面1ページ分のVOBSデータをディスクに記録する。ステップS6において、DVDレコーダは、メニュー作成が終了したか否かを判定し、まだ終了していないと判定された場合、処理は、ステップS1に戻る。
その後、ステップS1乃至S5の処理が再び実行され、メニュー画面の次の1ページ分のVOBSデータがディスクに記録されることになる。このようにして、ステップS6において、メニュー作成が終了したと判定されるまで上述した処理が繰り返し実行される。
図2を参照してさらに詳細に説明する。図2は、ディスクに記録されているディスクデータ1と、データの読み出し、書き込み、およびDVDレコーダのヘッドのシークとの時間的関係を示す図である。ディスクデータ1は、図中左から右へ向かって、ディスクの内周側に記録されるデータからディスクの外周側に記録されるデータまでのデータの記録位置を表している。図中縦軸は時間軸とされ、上方向から下方向に向かって時間が経過するものとする。また、同図において、ディスクからのデータの読み出しが実線で示されており、ディスク140へのデータの書き込みが点線で示されており、ヘッドのシークが矢印で示されている。
ディスクデータ1の中で、MPEG-2規格などの圧縮方式により圧縮された動画像データは、それぞれチャプタなどの再生単位毎に記録される。この例では、チャプタ11−1乃至11−8の8つのチャプタが記録されている。
そして、各チャプタには、それぞれのチャプタの代表画像(例えば、MPEGIピクチャのデータ)となる画像の画像データが存在する。この例では、チャプタ11−1乃至11−8に対応するそれぞれのチャプタの代表画像の画像データ12−1乃至12−8が存在する。
図1のステップS1とS2の処理では、画像データ12−1、12−2、12−3・・・が順番に読み出され、再生されていく。例えば、メニュー画面が6枚の代表画像で構成される場合、画像データ12−6が読み出された後、ステップS3で、それらの代表画像のデータに基づいてメニュー画面(ベースバンドイメージの画像データ)が生成される。そして、ステップS4でメニュー画面の画像データが、MPEGIピクチャの画像データにエンコードされ、ステップS5で、ディスクの内周側の予め設定された位置に、VOBSデータとして記録される。従って、図2に示されるように画像データ12−6の読み出しの後、DVDレコーダのヘッドは、外周側から内周側に大きくシークする。
その後、残りの代表画像の画像データ12−7および12−8が読み出されて再生され、メニュー画面が生成されてエンコードされ、ディスクに記録される。したがって、VOBSデータであるデータ21−1を書き込んだ後、DVDレコーダのヘッドは、内周側から外周側に大きくシークし、画像データ12−8を読み出した後、再び内周側に大きくシークすることになる。
次に、図3のフローチャートを参照して、従来のDVDレコーダによる静止画変換処理の例を説明する。
ステップS21において、DVDレコーダは、ディスク(DVD)から静止画像の画像データを読み出す。ステップS22において、DVDレコーダは、ステップS21で読み出した静止画像をデコードする。ステップS23において、DVDレコーダは、ステップS22でデコードした静止画像に基づいて静止画の画面を生成する。ステップS24において、DVDレコーダは、ステップS23で作成した静止画の画面を、例えば、MPEGのIピクチャに変換(エンコード)する。ステップS25においてDVDレコーダは、エンコードした静止画の画面のデータをディスクに記録する。ステップS26において、DVDレコーダは、全ての静止画像を変換したか否かを判定し、まだ変換していないと判定された場合、処理は、ステップS21に戻る。
その後、ステップS21乃至S25の処理が再び実行され、次の静止画像の画面のデータがディスクに記録されることになる。このようにして、ステップS26において、全ての静止画像を変換したと判定されるまで上述した処理が繰り返し実行される。
図4を参照してさらに詳細に説明する。図4は、図2と同様にディスクに記録されているディスクデータ1と、データの読み出し、書き込み、およびDVDレコーダのヘッドのシークとの時間的関係を示す図である。この例では、ディスクデータ1の中で、MPEG-2規格などの圧縮方式により圧縮された動画像データ再生単位であるチャプタ11−1乃至11−7とともに、JPEGフォーマットで記録された静止画像の画像データ13−1乃至13−6が記録されている。
図3のステップS21とS22の処理では、まず画像データ13−1が読み出され、再生される。ステップS23で、その画像データに基づいて静止画の画面(ベースバンドイメージの画像データ)が生成される。そして、ステップS24で静止画の画面の画像データが、MPEGIピクチャの画像データにエンコードされ、ステップS25で、チャプタ11−7の記録位置の後ろ(ディスクの外周側)の位置に、変換されたデータ31−1として記録される。従って、図4に示されるように画像データ13−1の読み出しの後、DVDレコーダのヘッドは、内周側から外周側に大きくシークする。
その後、次の静止画像の画像データ13−2が読み出されて再生され、静止画の画面が生成されてエンコードされ、ディスクに記録される。したがって、変換されたデータであるデータ31−1を書き込んだ後、DVDレコーダのヘッドは、外周側から内周側に大きくシークし、画像データ13−2を読み出した後、再び外周側に大きくシークする。そして、このような読み出しと書き込みに伴うシークが、1枚の静止画像の変換毎に、都度繰り返されることになる。
特開2004−201170号公報
しかしながら、従来の技術では、上述したようなデータの読み出し、書き込みに伴うヘッドのシークが頻繁に発生するため、メニュー画面のデータの生成、または静止画変換による静止画像データの生成などの処理に多大な時間がかかってしまうという課題があった。特に、図2または図4において示したような、ディスクへのデータの書き込みに伴うシーク(ディスクの内周から外周または外周から内周へのシーク)にかかる時間は、メニュー画面のデータの生成、または静止画変換による静止画像データの生成などの処理に費やされる時間の要因の中で最も大きな要因であり、このようなシークの発生回数を抑制し、シーク時間を低減させることが、例えばファイナライズにおける所定のデータの生成処理にかかる時間を短縮する上で重要なこととなる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ディスクなどの記録媒体に離散的に記録された複数のデータから所定のデータを生成する処理において、ヘッドのシーク時間を低減させ、所定のデータの生成処理を高速に行うことができるようにするものである。
本発明の第1の記録装置は、予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスクのメニュー画面のデータを生成する記録装置であって、ディスクに記録され、所定の符号化方式に基づいて符号化された複数または単数の再生単位のデータの中の代表画像の画像データをメモリに読み出す読み出し手段と、読み出し手段により読み出された画像データを復号し、メニュー画面を生成する生成手段と、生成手段により生成されたメニュー画面を、所定の符号化方式に基づいて符号化し、符号化されたデータをメモリに記憶する符号化データ記憶手段と、符号化データ記憶手段によりメモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすか否かを判定する判定手段と、判定手段により、メモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、データを、ディスクの中の所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録するディスク記録手段とを備えることを特徴とする。
前記予め設定された条件は、符号化データ記憶手段によりメモリに記憶されたデータの数が、所定の数に達したこととして設定されるようにすることができる。
前記予め設定された条件は、符号化データ記憶手段によりメモリに記憶されたデータの量が、メモリの記憶容量のうち所定の割合に達したこととして設定されるようにすることができる。
前記判定手段は、読み出し手段によりメモリに読み出された画像データが、予め設定された条件を満たすか否かを判定し、判定手段により、メモリに記憶された画像データが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、生成手段が、メニュー画面を生成し、符号化データ記憶手段が、メニュー画面を、所定の符号化方式に基づいて符号化し、符号化されたデータをメモリに記憶し、ディスク記録手段が、メモリに記憶されたデータを、ディスクの中の所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録するようにすることができる。
本発明の第1の記録方法は、予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスクのメニュー画面のデータを生成する記録装置の記録方法であって、ディスクに記録され、所定の符号化方式に基づいて符号化された複数または単数の再生単位のデータの中の代表画像の画像データをメモリに読み出す読み出しステップと、読み出しステップの処理により読み出された画像データを復号し、メニュー画面を生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成されたメニュー画面を、所定の符号化方式に基づいて符号化し、符号化されたデータをメモリに記憶する符号化データ記憶ステップと、符号化データ記憶ステップの処理によりメモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、判定ステップの処理により、メモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、データを、ディスクの中の所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録するディスク記録ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスクのメニュー画面のデータを生成する記録装置のプログラムであって、ディスクに記録され、所定の符号化方式に基づいて符号化された複数または単数の再生単位のデータの中の代表画像の画像データのメモリへの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、読み出し制御ステップの処理により読み出された画像データの複合を制御し、メニュー画面の生成を制御する生成制御ステップと、生成制御ステップの処理により生成されたメニュー画面を、所定の符号化方式に基づく符号化を制御し、符号化されたデータのメモリへの記憶を制御する符号化データ記憶制御ステップと、符号化データ記憶制御ステップの処理によりメモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすか否かの判定を制御する判定制御ステップと、判定制御ステップの処理により、メモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、データの、ディスクの中の所定のフォーマットに基づいて定められた位置への記録を制御するディスク記録制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第1の記録媒体は、予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスクのメニュー画面のデータを生成する記録装置のプログラムが記録されている記録媒体であって、ディスクに記録され、所定の符号化方式に基づいて符号化された複数または単数の再生単位のデータの中の代表画像の画像データのメモリへの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、読み出し制御ステップの処理により読み出された画像データの復号を制御し、メニュー画面の生成を制御する生成制御ステップと、生成制御ステップの処理により生成されたメニュー画面を、所定の符号化方式に基づく符号化を制御し、符号化されたデータのメモリへの記憶を制御する符号化データ記憶制御ステップと、符号化データ記憶制御ステップの処理によりメモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすか否かの判定を制御する判定制御ステップと、判定制御ステップの処理により、メモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、データの、ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置への記録を制御するディスク記録制御ステップとをコンピュータに実行させるプログラムが記録されることを特徴とする。
本発明の第1の記録装置および方法並びにプログラムにおいては、ディスクに記録され、所定の符号化方式に基づいて符号化された複数または単数の再生単位のデータの中の代表画像の画像データがメモリに読み出され、読み出された画像データが復号され、メニュー画面が生成され、生成されたメニュー画面が、所定の符号化方式に基づいて符号化され、符号化されたデータがメモリに記憶され、メモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすか否かが判定され、メモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、データが、ディスクの中の所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録される。
本発明の第2の記録装置は、予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスクに記録され、第1の方式で符号化されている静止画像の画像データを、第2の方式で符号化された画像データに変換する記録装置であって、ディスクに記録され、第1の方式に基づいて符号化された複数または単数の静止画像の画像データをメモリに読み出す読み出し手段と、読み出し手段により読み出された画像データを復号し、画像データに対応する静止画の画面を生成する生成手段と、生成手段により生成された静止画の画面を、第2の方式に基づいて符号化し、符号化されたデータをメモリに記憶する符号化データ記憶手段と、符号化データ記憶手段によりメモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすか否かを判定する判定手段と、判定手段により、メモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、データを、ディスクの中の所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録するディスク記録手段とを備えることを特徴とする。
前記予め設定された条件は、符号化データ記憶手段によりメモリに記憶されたデータの数が、所定の数に達したこととして設定されるようにすることができる。
前記予め設定された条件は、符号化データ記憶手段によりメモリに記憶されたデータの量が、メモリの記憶容量のうち所定の割合に達したこととして設定されるようにすることができる。
前記判定手段は、読み出しによりメモリに読み出された画像データが、予め設定された条件を満たすか否かを判定し、判定手段により、メモリに記憶された画像データが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、生成手段が、静止画の画面を生成し、符号化データ記憶手段が、静止画の画面を、第2の方式に基づいて符号化し、符号化されたデータをメモリに記憶し、ディスク記録手段が、メモリに記憶されたデータを、ディスクの中の所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録するようにすることができる。
本発明の第2の記録方法は、予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスクに記録され、第1の方式で符号化されている静止画像の画像データを、第2の方式で符号化された画像データに変換する記録装置の記録方法であって、ディスクに記録され、第1の方式に基づいて符号化された複数または単数の静止画像の画像データをメモリに読み出す読み出しステップと、読み出しステップの処理により読み出された画像データを復号し、画像データに対応する静止画の画面を生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成された静止画の画面を、第2の方式に基づいて符号化し、符号化されたデータをメモリに記憶する符号化データ記憶ステップと、符号化データ記憶ステップの処理によりメモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、判定ステップの処理により、メモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、データを、ディスクの中の所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録するディスク記録ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスクに記録され、第1の方式で符号化されている静止画像の画像データを、第2の方式で符号化された画像データに変換する記録装置のプログラムであって、ディスクに記録され、第1の方式に基づいて符号化された複数または単数の静止画像の画像データのメモリへの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、読み出し制御ステップの処理により読み出された画像データの復号を制御し、画像データに対応する静止画の画面の生成を制御する生成制御ステップと、生成制御ステップの処理により生成された静止画の画面の、第2の方式に基づく符号化を制御し、符号化されたデータのメモリへの記憶を制御する符号化データ記憶制御ステップと、符号化データ記憶制御ステップの処理によりメモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすか否かの判定を制御する判定制御ステップと、判定制御ステップの処理により、メモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、データの、ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置への記録を制御するディスク記録制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第2の記録媒体は、予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスクに記録され、第1の方式で符号化されている静止画像の画像データを、第2の方式で符号化された画像データに変換する記録装置のプログラムが記録されている記録媒体であって、ディスクに記録され、第1の方式に基づいて符号化された複数または単数の静止画像の画像データのメモリへの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、読み出し制御ステップの処理により読み出された画像データの復号を制御し、画像データに対応する静止画の画面の生成を制御する生成制御ステップと、生成制御ステップの処理により生成された静止画の画面の、第2の方式に基づく符号化を制御し、符号化されたデータのメモリへの記憶を制御する符号化データ記憶制御ステップと、符号化データ記憶制御ステップの処理によりメモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすか否かの判定を制御する判定制御ステップと、判定制御ステップの処理により、メモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、データの、ディスクの中の所定のフォーマットに基づいて定められた位置への記録を制御するディスク記録制御ステップとをコンピュータに実行させるプログラムが記録されることを特徴とする。
本発明の第2の記録装置および方法、並びに記録媒体においては、ディスクに記録され、第1の方式に基づいて符号化された複数または単数の静止画像の画像データがメモリに読み出され、読み出された画像データが復号され、画像データに対応する静止画の画面が生成され、生成された静止画の画面が、第2の方式に基づいて符号化され、符号化されたデータがメモリに記憶され、メモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすか否かが判定され、メモリに記憶されたデータが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、データが、ディスクの中の所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録される。
本発明によれば、データの生成処理を高速に行うことができる。特に、ディスクなどの記録媒体に離散的に記録された複数のデータから所定のデータを生成する処理において、ヘッドのシーク時間を低減することができ、所定のデータの生成処理を高速に行うことができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本明細書に記載した発明と、発明の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本明細書に記載されている発明をサポートする実施の形態が明細書に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書には記載されているが、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、明細書に記載されている発明が、全て請求されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出願、または追加される発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の記録装置は、予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスク(例えば、図5のディスク140)のメニュー画面のデータを生成する記録装置(例えば、図5の記録再生装置100)であって、前記ディスクに記録され、所定の符号化方式に基づいて符号化された複数または単数の再生単位(例えば、チャプタ)のデータの中の代表画像の画像データをメモリに読み出す読み出し手段(例えば、図12のステップS102の処理を実行する図7のデコード制御部201)と、前記読み出し手段により読み出された画像データを復号し、前記メニュー画面を生成する生成手段(例えば、図12のステップS103の処理を実行する図7のデコード制御部201)と、前記生成手段により生成された前記メニュー画面を、所定の符号化方式に基づいて符号化し、符号化されたデータを前記メモリに記憶する符号化データ記憶手段(例えば、図12のステップS106の処理を実行する図7のエンコード制御部202)と、前記符号化データ記憶手段により前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすか否かを判定する判定手段(例えば、図12のステップS107の処理を実行する図7のまとめ書き判定部203)と、前記判定手段により、前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすと判定された場合、前記データを、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録するディスク記録手段(例えば、図12のステップS108またはS110の処理を実行する図7の媒体記録部204)とを備える。
請求項4に記載の記録装置は、前記判定手段は、前記読み出し手段により前記メモリに読み出された前記画像データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすか否かを判定し(例えば、図18のステップS213の処理により判定し)、前記判定手段により、前記メモリに記憶された前記画像データが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、前記生成手段が、前記メニュー画面を生成し(例えば、図18のステップS214の処理により生成し)、前記符号化データ記憶手段が、前記メニュー画面を、所定の符号化方式に基づいて符号化し、符号化されたデータを前記メモリに記憶し(例えば、図18のステップS217の処理により記憶し)、前記ディスク記録手段が、前記メモリに記憶された前記データを、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録する(例えば、図18のステップS219の処理により記録する)ようにすることができる。
請求項5に記載の記録方法は、予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスク(例えば、図5のディスク140)のメニュー画面のデータを生成する記録装置(例えば、図5の記録再生装置100)の記録方法であって、前記ディスクに記録され、所定の符号化方式に基づいて符号化された複数または単数の再生単位(例えば、チャプタ)のデータの中の代表画像の画像データをメモリに読み出す読み出しステップ(例えば、図12のステップS102の処理)と、前記読み出しステップの処理により読み出された画像データを復号し、前記メニュー画面を生成する生成ステップ(例えば、図12のステップS103の処理)と、前記生成ステップの処理により生成された前記メニュー画面を、所定の符号化方式に基づいて符号化し、符号化されたデータを前記メモリに記憶する符号化データ記憶ステップ(例えば、図12のステップS106の処理)と、前記符号化データ記憶ステップの処理により前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすか否かを判定する判定ステップ(例えば、図12のステップS107の処理)と、前記判定ステップの処理により、前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすと判定された場合、前記データを、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録するディスク記録ステップ(例えば、図12のステップS108またはS110の処理を実行する図7の媒体記録部204)とを含む。
請求項6に記載のプログラムは、予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスク(例えば、図5のディスク140)のメニュー画面のデータを生成する記録装置(例えば、図5の記録再生装置100)のプログラムであって、前記ディスクに記録され、所定の符号化方式に基づいて符号化された複数または単数の再生単位(例えば、チャプタ)のデータの中の代表画像の画像データのメモリへの読み出しを制御する読み出し制御ステップ(例えば、図12のステップS102の処理)と、前記読み出し制御ステップの処理により読み出された画像データの複合を制御し、前記メニュー画面の生成を制御する生成制御ステップ(例えば、図12のステップS103の処理)と、前記生成制御ステップの処理により生成された前記メニュー画面を、所定の符号化方式に基づく符号化を制御し、符号化されたデータの前記メモリへの記憶を制御する符号化データ記憶制御ステップ(例えば、図12のステップS106の処理)と、前記符号化データ記憶制御ステップの処理により前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすか否かの判定を制御する判定制御ステップ(例えば、図12のステップS107の処理)と、前記判定制御ステップの処理により、前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすと判定された場合、前記データの、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置への記録を制御するディスク記録制御ステップ(例えば、図12のステップS108またはS110の処理)とをコンピュータに実行させる。
請求項7に記載の記録媒体は、予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスク(例えば、図5のディスク140)のメニュー画面のデータを生成する記録装置(例えば、図5の記録再生装置100)のプログラムが記録されている記録媒体であって、前記ディスクに記録され、所定の符号化方式に基づいて符号化された複数または単数の再生単位(例えば、チャプタ)のデータの中の代表画像の画像データのメモリへの読み出しを制御する読み出し制御ステップ(例えば、図12のステップS102の処理)と、前記読み出し制御ステップの処理により読み出された画像データの復号を制御し、前記メニュー画面の生成を制御する生成制御ステップ(例えば、図12のステップS103の処理)と、前記生成制御ステップの処理により生成された前記メニュー画面を、所定の符号化方式に基づく符号化を制御し、符号化されたデータの前記メモリへの記憶を制御する符号化データ記憶制御ステップ(例えば、図12のステップS106の処理)と、前記符号化データ記憶制御ステップの処理により前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすか否かの判定を制御する判定制御ステップ(例えば、図12のステップS107の処理)と、前記判定制御ステップの処理により、前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすと判定された場合、前記データの、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置への記録を制御するディスク記録制御ステップ(例えば、図12のステップS108またはS110の処理)とをコンピュータに実行させるプログラムが記録される。
請求項8に記載の記録装置は、予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスク(例えば、図5のディスク140)に記録され、第1の方式(例えば、JPEG方式)で符号化されている静止画像の画像データを、第2の方式(例えば、MPEG方式)で符号化された画像データに変換する記録装置(例えば、図5の記録再生装置100)であって、前記ディスクに記録され、第1の方式に基づいて符号化された複数または単数の静止画像の画像データをメモリに読み出す読み出し手段(例えば、図19のステップS302の処理を実行する図7のデコード制御部201)と、前記読み出し手段により読み出された画像データを復号し、前記画像データに対応する静止画の画面を生成する生成手段(例えば、図19のステップS303の処理を実行する図7のデコード制御部201)と、前記生成手段により生成された前記静止画の画面を、第2の方式に基づいて符号化し、符号化されたデータを前記メモリに記憶する符号化データ記憶手段(例えば、図19のステップS305の処理を実行する図7のエンコード制御部202)と、前記符号化データ記憶手段により前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすか否かを判定する判定手段(例えば、図19のステップS306の処理を実行する図7のまとめ書き判定部203)と、前記判定手段により、前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすと判定された場合、前記データを、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録するディスク記録手段(例えば、図19のステップS307またはS308の処理を実行する図7の媒体記録部204)とを備える。
請求項11に記載の記録装置は、前記判定手段は、前記読み出しにより前記メモリに読み出された前記画像データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすか否かを判定し(例えば、図23のステップS413の処理により判定し)、前記判定手段により、前記メモリに記憶された前記画像データが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、前記生成手段が、前記静止画の画面を生成し(例えば、図23のステップS414の処理により生成し)、前記符号化データ記憶手段が、前記静止画の画面を、第2の方式に基づいて符号化し、符号化されたデータを前記メモリに記憶し(例えば、図23のステップS416の処理により記憶し)、前記ディスク記録手段が、前記メモリに記憶された前記データを、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録する(例えば、図23のステップS417の処理により記録する)ようにすることができる。
請求項12に記載の記録方法は、予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスク(例えば、図5のディスク140)に記録され、第1の方式(例えば、JPEG方式)で符号化されている静止画像の画像データを、第2の方式(例えば、MPEG方式)で符号化された画像データに変換する記録装置(例えば、図5の記録再生装置100)の記録方法であって、前記ディスクに記録され、第1の方式に基づいて符号化された複数または単数の静止画像の画像データをメモリに読み出す読み出しステップ(例えば、図19のステップS302の処理)と、前記読み出しステップの処理により読み出された画像データを復号し、前記画像データに対応する静止画の画面を生成する生成ステップ(例えば、図19のステップS303の処理)と、前記生成ステップの処理により生成された前記静止画の画面を、第2の方式に基づいて符号化し、符号化されたデータを前記メモリに記憶する符号化データ記憶ステップ(例えば、図19のステップS305の処理)と、前記符号化データ記憶ステップの処理により前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすか否かを判定する判定ステップ(例えば、図19のステップS306の処理を実行する図7のまとめ書き判定部203)と、前記判定ステップの処理により、前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすと判定された場合、前記データを、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録するディスク記録ステップ(例えば、図19のステップS307またはS308の処理を実行する図7の媒体記録部204)とを含む。
請求項13に記載のプログラムは、予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスク(例えば、図5のディスク140)に記録され、第1の方式(例えば、JPEG方式)で符号化されている静止画像の画像データを、第2の方式(例えば、MPEG方式)で符号化された画像データに変換する記録装置(例えば、図5の記録再生装置100)のプログラムであって、前記ディスクに記録され、第1の方式に基づいて符号化された複数または単数の静止画像の画像データのメモリへの読み出しを制御する読み出し制御ステップ(例えば、図19のステップS302の処理)と、前記読み出し制御ステップの処理により読み出された画像データの復号を制御し、前記画像データに対応する静止画の画面の生成を制御する生成制御ステップ(例えば、図19のステップS303の処理)と、前記生成制御ステップの処理により生成された前記静止画の画面の、第2の方式に基づく符号化を制御し、符号化されたデータの前記メモリへの記憶を制御する符号化データ記憶制御ステップ(例えば、図19のステップS305の処理)と、前記符号化データ記憶制御ステップの処理により前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすか否かの判定を制御する判定制御ステップ(例えば、図19のステップS306の処理)と、前記判定制御ステップの処理により、前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすと判定された場合、前記データの、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置への記録を制御するディスク記録制御ステップ(例えば、図19のステップS307またはS308の処理を実行する図7の媒体記録部204)とをコンピュータに実行させる。
請求項14に記載の記録媒体は、予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスク(例えば、図5のディスク140)に記録され、第1の方式(例えば、JPEG方式)で符号化されている静止画像の画像データを、第2の方式(例えば、MPEG方式)で符号化された画像データに変換する記録装置(例えば、図5の記録再生装置100)のプログラムが記録されている記録媒体であって、前記ディスクに記録され、第1の方式に基づいて符号化された複数または単数の静止画像の画像データのメモリへの読み出しを制御する読み出し制御ステップ(例えば、図19のステップS302の処理)と、前記読み出し制御ステップの処理により読み出された画像データの復号を制御し、前記画像データに対応する静止画の画面の生成を制御する生成制御ステップ(例えば、図19のステップS303の処理)と、前記生成制御ステップの処理により生成された前記静止画の画面の、第2の方式に基づく符号化を制御し、符号化されたデータの前記メモリへの記憶を制御する符号化データ記憶制御ステップ(例えば、図19のステップS305の処理)と、前記符号化データ記憶制御ステップの処理により前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすか否かの判定を制御する判定制御ステップ(例えば、図19のステップS306の処理)と、前記判定制御ステップの処理により、前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件(例えば、まとめ書き条件)を満たすと判定された場合、前記データの、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置への記録を制御するディスク記録制御ステップ(例えば、図19のステップS307またはS308の処理を実行する図7の媒体記録部204)とをコンピュータに実行させるプログラムが記録される。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明を適用した記録再生装置(記録装置であってもよい)100の一実施の形態の構成を示すブロック図である。記録再生装置100は、例えば、DVDレコーダ/プレーヤまたはDVDカムコーダなどとして構成される。
同図において、記録再生制御部121は、例えば、ユーザによる操作入力を受け付けるとともに、操作入力による指令に基づいて、記録再生装置100を構成する各部を制御する。
ドライブ122は、記録媒体として装着されるDVD(Digital Versatile Disk)のディスク140からデータを読み出し、またはディスク140に対するデータの書き込みを行う。
記録再生用ワークメモリ123は、例えば、RAM(Random Access Memory)またはEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)などの書き換え可能な半導体メモリとして構成され、ドライブ122を介してディスク140から読み出されたデータ、またはドライブ122を介してディスク140に記録されるデータを一時的に記憶する。
符号復号化部124は、記録再生用ワークメモリ123、または入出力信号制御部125から入力されるデータの符号化または復号化を行う。符号化復号化部124は、記録再生制御部121による制御に基づいて、動作モードが、モードA、モードB、またはモードCに設定されるように構成されている。
モードAにおいて、符号化復号化部124は、ドライブ122がディスク140から読み出し、記録再生用ワークメモリ123に記憶されている、例えばMPEG(Motion Picture Experts Group)方式で圧縮された画像データをデコード(復号)することにより再生し、再生された画像のデータ(ベースバンドイメージの画像データ)を入出力信号制御部125に出力するように動作する。
また、モードBにおいて、符号化復号化部124は、入出力信号制御部125から供給されるベースバンドイメージの画像データを、例えばMPEG方式で圧縮することによりエンコード(符号化)し、記録再生用メモリ123に出力するように動作する。
さらに、モードCにおいて、符号化復号化部124は、ドライブ122がディスク140から読み出し、記録再生用ワークメモリ123に記憶されている、例えばJPEG(Joint Photographic Expert Group)方式で圧縮された画像データをデコード(復号)することにより再生し、再生された画像のデータ(ベースバンドイメージの画像データ)を入出力信号制御部125に出力するように動作する。
入出力信号制御部125は、符号化復号化部124から供給されるベースバンドイメージの画像データに対応する信号を外部の表示装置など出力するように動作するとともに、外部の表示装置などに出力されて表示されている画面の信号をキャプチャし、ベースバンドイメージの画像データとして、符号化復号化部124へ出力するように動作する。なお、入出力信号制御部125の動作は、記録再生制御部121による制御に基づいて切り替えられる。
図6は、記録再生制御部121の詳細な構成例を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)151は、ROM(Read Only Member)152に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM153には、CPU151が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。CPU151、ROM152、およびRAM153は、バス160により相互に接続されている。
また、バス160には、入出力インタフェース154が接続されており、入出力インタフェース154には、キーボード、マウスなどよりなる入力部、またはディスプレイなどよりなる出力部が接続されているおり、入力部を操作することにより入力される指令(コマンドなど)がCPU151に供給され各種の処理が実行され、また、CPU151の処理の結果得られた画像等が出力部に出力される。
図7は、図6のCPU151により実行されるソフトウェアの機能的構成例を示すブロック図である。
デコード制御部201は、符号化復号化部124および入出力信号制御部125によるによるMPEG方式で圧縮された画像データ、またはJPEG方式で圧縮された画像データのデコード(復号)による再生と、再生されたデータの出力を制御する。
エンコード制御部202は、符号化復号化部124および入出力信号制御部125によるベースバンドイメージデータのMPEG方式でのエンコード(圧縮符号化)と、ベースバンドイメージのキャプチャを制御する。
まとめ書き判定部203は、記録再生用メモリ123に記憶されているデータについて、予め設定された記録単位(例えば、所定の枚数の画面分)に達したか否かを判定することにより、記録再生用メモリ123に記憶されているメニュー画面のデータ、または変換された静止画像のデータのディスク140への書き込みのタイミングを判定する。また、まとめ書き判定部203は、記録再生用メモリ123に記憶されるデータ量を管理する。
媒体記録部204は、ドライブ122によるデータの記録を制御し、記録再生用メモリ123から供給されるデータを、例えば、DVDビデオフォーマットの形式でディスク140に記録させる。
次に、図8と図9を参照して、記録再生装置100によるVMGメニュー作成と、静止画変換について説明する。
記録再生装置100は、ディスク(DVD)140に記録されたデータを再生専用のDVDプレーヤで再生するために、例えば、ディスク140に記録されたデータを、再生専用のDVD-ROM(Read Only Memory)と互換性のあるデータ配列にするファイナライズ処理を行う。ここで、再生専用のDVDプレーヤで再生可能なデータ配列(フォーマット)は、例えば、DVDビデオフォーマットとされる。以下では、DVDに対するファイナライズの処理を単にファイナライズ(ファイナライズする)ともいう。なお、DVDビデオフォーマットの詳細については、図10を参照して後述する。
ファイナライズする際には、図8に示されるように、DVDプレーヤで再生するとき表示されるメニュー画面となるVMG(Video Manager)メニュー画面の生成も行われる。
図8のVMGメニュー画面361−1および361−2は、ディスク140に記録されているディスクデータ301の中で、例えば、MPEG-2規格などにより規定された圧縮方式により圧縮された動画像データであって、例えば、チャプタと呼ばれる再生単位のそれぞれの代表画像に基づいて生成される。なお、ディスクデータ301は、図中左から右へ向かって、ディスクの内周側に記録されるデータからディスクの外周側に記録されるデータまでのデータの記録位置を表している。また、この例では、VMGメニュー画面は、最大で6の代表画像により構成されており、VMGメニュー画面361−1には6の代表画像341−1乃至341−6が、VMGメニュー画面361−2には2の代表画像341−7および341−8がそれぞれ表示されている。
この例では、ディスク140(ディスクデータ301)の中に、チャプタ321−1乃至321−8の8のチャプタが記録されており、各チャプタには、予め定められた方法で選択されるそれぞれのチャプタの代表画像となる画像データ(例えば、MPEGI(IntraCoded)ピクチャのデータ)が存在する。この例では、チャプタ321−1乃至321−8に対応するそれぞれのチャプタの代表画像の画像データ322−1乃至322−8が存在する。
記録再生装置100は、代表画像の画像データ322−1乃至322−8を順番に読み出して再生し、再生された代表画像のそれぞれをVMGメニュー画面の背景の画像に貼り付けるなどして、VMGメニュー画面361−1および361−2を生成する。そして記録再生装置100は、生成されたVMGメニュー画面361−1および361−2の画像データを、例えば、MPEGIピクチャのデータに変換(エンコード)し、エンコードされた画像データに基づいて、VOBS(Video Object Set for VMG Menu)のデータであるデータ381−1および381−2を、ディスク140の内周側の予め設定された位置に記録する。
一方、記録再生装置100による静止画変換は、図9に示されるように行われる。図9の例では、ディスク140(ディスクデータ301)の中に、チャプタ321−1乃至321−7の7のチャプタが記録されているとともに、静止画像の画像データ323−1乃至323−6が存在する。ここで、静止画像の画像データ323−1乃至323−6は、例えば、JPEG方式で圧縮された画像データとされ、再生専用のDVDプレーヤでは再生できない。
このため、記録再生装置100は、ファイナライズする際に、画像データ323−1乃至323−6を、再生専用のDVDプレーヤで再生可能となるように、例えば、MPEG方式で圧縮された画像データに変換する。
記録再生装置100は、画像データ323−1乃至323−6を順番に読み出して再生し、再生された静止画像に基づいて、静止画の画面371−1乃至371−6を生成する。そして記録再生装置100は、生成された画面371−1乃至371−6の画像データを、例えば、MPEGのIピクチャのデータに変換(エンコード)し、エンコードされたそれぞれの画像データに対応するデータ391−1乃至391−6を、ディスク140の外周側のチャプタ321−7の記録位置の後ろ(外周側)に記録する。
図10は、DVDビデオフォーマットによるディスク140の論理フォーマットの詳細な例を説明する図である。ディスク140は、情報記録面が、先頭側である最内周側よりリードイン(Lead in)、データゾーン(Data Zone)、リードアウト(Lead out)に区切られ、データゾーンに、所望の画像データや音声データ等が記録される。
ここでデータゾーンは、リードイン側より、UDF(Universal Disk Format)領域(ファイルシステムエリア)、管理用テーブルTV領域(図中においては、TVと記述する)、判別コード領域、自機種他機種情報領域、VMG(Video Manager )領域(DVD管理用情報エリア)、拡張ファイルの案内情報TE領域(図においては、TEと記述する)、および映像/音声データ記録エリア(図中VTS#1よりVTS#nまでの領域)に区分される。UDF領域、管理用テーブルTV領域、VMG領域、および拡張ファイルの案内情報TE領域は、ディスク140に記録されたデータによるファイルを管理する管理用情報記録領域である。
VMG領域は、DVDを管理する情報を記録する領域であり、映像/音声データ記録エリアに記録された画像データ全体を管理する管理用情報であるTOCの情報が記録される。これに対してUDF領域は、コンピュータによるファイル管理システムに対応する領域であり、コンピュータにおけるファイルシステムとの互換を図るフォーマットにより映像/音声データ記録エリアに記録したデータ全体を管理する管理用情報が記録される。
ここでVMGは、先頭側より、VMGI(Video Manager Information)、VMGM VOBS (Video Object Set for VMG Menu)、およびVMGI BUP(Backup of VMGI)が配置される。VMGIには、DVDのビデオゾーン全体についての制御情報が記録され、VMGM VOBSには、タイトルまたはチャプタなどの再生単位を選択するためのメニューに関連する情報が記録され、VMGI BUPには、VMGIと一致する情報が、バックアップとして記録される。
例えば、図8のデータ381−1および381−2は、VMGM VOBSのメニュー画面のデータとして記録され、DVDプレーヤによりディスク140にアクセス(ディスク140のデータを再生)する場合には、VMGにより所望する動画のファイルを検索して再生することができるようになされている。例えば、ディスク140が、DVDプレーヤ(再生専用プレーヤ)で再生されるとき、DVDプレーヤがディスク140のVMGにアクセスすることにより図8のVMGメニュー画面361−1および361−2が表示され、ユーザにより代表画像341−1乃至341−8が選択されることにより、選択された代表画像に対応するチャプタが再生されることになる。
映像/音声データ記録エリアは、実データを記録するプログラムエリアであり、VTS(Video Title Set)を単位にして、画像データ(例えば、複数のチャプタからなるMPEG方式で圧縮された動画像データ(映像/音声データ))が記録される他、拡張ファイルである静止画のファイルEF(例えば、JPEG方式で圧縮された静止画像の画像データ)や中間管理用情報DKなどが記録される。拡張ファイルEFと中間管理用情報DKによれば、その拡張ファイルEFの位置等が特定され、再生可能とされている。
VTSは、先頭側より、VTSI(Video Title Set Information )、VTSM VOBS(VideoObject Set for the VTSM )、VTSTT VOBS(Video ObjectSet For Titles in a VTS)、VTSI BUP(Backup of VTSI)が配置される。VTSTT VOBSには、実データであって、例えば、MPEG2のフォーマットによる画像データが記録され、VTSIには、この実データによる画像データを管理する管理用情報である記録位置情報等が、VTSM VOBS には、例えば、ビデオデータのタイトルメニューが記録される。
また、JPEG方式などで圧縮された静止画像の画像データ(例えば、図9の画像データ323−1乃至323−6)は、図11に示されるように、VTSとVTSの間に記録される。この例では、VTS#1とVTS#2との間、およびVTS#3とVTS#4との間にJPEG方式で圧縮された静止画像の画像データが記録されている。そして、それらの静止画像データは記録再生装置100による静止画変換の処理により、例えば、MPEG方式で圧縮された画像データに変換され(例えば、図9のデータ391−1乃至391−6に変換され)、それまでディスク140に記録されていた最後のVTSであるVTS#nの後に続く新たなVTSであるVTS#n+1として記録される。
次に、図12のフローチャートを参照して、記録再生装置100によるVMGメニュー作成処理について説明する。この処理は、上述したように、ディスク140のファイナライズに際して実行される。
ステップS101において、デコード制御部201は、代表画像デコード準備処理を実行する。
ここで、図13のフローチャートを参照して、図12のステップS101の代表画像デコード準備処理の詳細について説明する。
ステップS131において、デコード制御部201は、符号化復号化部124の動作モードをモードAに設定する。上述したように、符号化復号化部124は、モードAにおいて、ドライブ122がディスク140から読み出し、記録再生用ワークメモリ123に記憶されているMPEG方式で圧縮された画像データをデコードすることにより再生し、再生された画像のデータ(ベースバンドイメージの画像データ)を入出力信号制御部125に出力するように動作する。
ステップS132において、デコード制御部201は、符号化復号化部124にVMGメニュー画面の背景となる画像データを供給する。このとき、例えば、図8のメニュー画面361−1または361−2の中で、代表画像341−1乃至341−8を除いた部分の画像であって、例えば、再生するチャプタを選択するためのボタンなどにより構成されるGUI(Graphical User Interface)に対応する画像データがVMGメニュー画面の背景となる画像データとして供給される。なお、VMGメニュー画面の背景となる画像データは、予め定められており、例えば、ROM152などに前もって記憶されているものが適宜読み出されて供給されるものとする。
ステップS133において、デコード制御部201は、入出力信号制御部125に信号を出力させる。これにより、入出力信号制御部125は、符号化復号化部124から供給されるベースバンドイメージの画像データに対応する信号を外部の表示装置など出力するように動作する。
このようにして、代表画像デコード準備処理が実行される。
図12に戻って、ステップS101の処理の後、処理は、ステップS102に進み、デコード制御部201は、ドライブ122を制御して、1つの再生単位(例えば、チャプタ)の代表画像の画像データをディスク140から記録再生用ワークメモリ123に読み出す。
ステップS103において、デコード制御部103は、デコード処理を実行する。
ここで、図14のフローチャートを参照して、図12のステップS103のデコード処理の詳細について説明する。
ステップS151において、デコード制御部201は、ステップS102の処理により記録再生用ワークメモリ123に記憶されている代表画像の画像データを、記録再生用ワークメモリ123から読み出して、符号化復号化部124に供給する。
ステップS152において、デコード制御部201は、符号化復号化部124を制御して、ステップS151の処理により読み出された代表画像の画像データをデコードする。これにより、例えば、MPEG方式で圧縮されている代表画像の画像データが復号(デコード)される。
ステップS153において、デコード制御部201は、符号化復号化部124を制御して、ステップS152の処理によりデコードされた代表画像をリサイズ(縮小)し、ステップS132の処理により、供給されたVMGメニュー画面の背景の画像に貼り付ける。
このようにしてデコード処理が行われる。ここまでの処理により、例えば、図8のVMGメニュー画面361−1の中で、背景に対して代表画像341−1が貼り付けられた状態となる。
図12に戻って、ステップS103の処理の後、ステップS104において、デコード制御部201は、1ページのメニューが出来上がったか否かを判定する。いまの場合、まだ、ニュー画面361−1の中で、背景に対して代表画像341−2乃至341−6が貼り付けられていない状態なので、ステップS104において、まだ、1ページのメニューが出来上がっていないと判定され、処理は、ステップS102に戻る。
その後、ステップS102乃至S104の処理が繰り返し実行され、VMGメニュー画面361−1の中で、背景に対して代表画像341−2、341−3、・・・が順に貼り付けられていくことになる。そして、代表画像341−6が貼り付けられた(6の代表画像が貼り付けられた)後、ステップS104において、1ページのメニューが出来上がったと判定され、処理は、ステップS105に進む。なお、背景に貼り付けるべき代表画像が6未満の場合は、最後の代表画像が貼り付けられた後、ステップS104において、1ページのメニューが出来上がったと判定される。
ステップS105において、エンコード制御部202は、メニューエンコード準備処理を実行する。
ここで、図15のフローチャートを参照して、図12のステップS105のメニューエンコード準備処理の詳細について説明する。
ステップS171において、エンコード制御部202は、符号化復号化部124の動作モードをモードBに設定する。上述したように、符号化復号化部124は、モードBにおいて、入出力信号制御部125から供給されるベースバンドイメージの画像データをMPEG方式で圧縮することによりエンコードし、記録再生用メモリ123に出力するように動作する。
ステップS172において、エンコード制御部202は、入出力信号制御部125を制御して、入出力信号制御部125に入力されている画面の信号をキャプチャさせる。これにより、例えば、VMGメニュー画面361−1がキャプチャされる。
ステップS173において、エンコード制御部202は、入出力信号制御部125に、ステップS172でキャプチャした画面の画像データを符号化復号化部124に出力させる。これにより、例えば、VMGメニュー画面361−1のベースバンドイメージの画像データが符号化復号化部124に供給される。
このようにして、メニューエンコード準備処理が実行される。
図12に戻って、ステップS105の処理の後、処理は、ステップS106に進み、エンコード制御部202は、エンコード処理を実行する。
ここで、図16のフローチャートを参照して、図12のステップS106のエンコード処理の詳細について説明する。
ステップS191において、エンコード制御部202は、符号化復号化部124を制御して、画像データ(ステップS173の処理により供給された画像データ)をエンコードする。これにより、例えば、VMGメニュー画面361のベースバンドイメージの画像データがMPEGIピクチャのデータとしてエンコードされる。
ステップS192において、エンコード制御部202は、ステップS191の処理によりエンコードした画像データを、記録再生用ワークメモリ123に出力し、記憶させる。
このようにして、エンコード処理が実行される。ここまでの処理により、例えば、図8のVMGメニュー画面361−1と361−2のうち、VMGメニュー画面361−1に対応するVOBS(Video Object Set for VMG Menu)のデータであるデータ381−1が生成されることになる。なお、いまの時点では、データ381−1は、まだディスク140に記録(書き込み)されていない。
図12に戻って、ステップS106の処理の後、処理はステップS107に進み、まとめ書き判定部203は、まとめ書き条件を満たしているか否かを判定する。まとめ書き条件は、記録再生用ワークメモリ123に記憶されているデータをディスク140に記録するか否かを決めるための条件であり、例えば、予め設定された所定のVMGメニュー画面分(例えば、10画面分)のデータが記録再生用ワークメモリ123に記憶されているかなどの条件とされる。また、まとめ書き条件は、記録再生用ワークメモリ123の全容量のうち、予め設定された所定の割合(例えば、60%)が使用されたなどの条件とされるようにしてもよい。なお、まとめ書き条件は、予め設定されて、ROM152などに記憶されているものが適宜読み出されるものとする。
いまの場合、まだ1画面分のVMGメニュー画面に対応するデータ(例えば、データ381−1)しか生成されていないので、ステップS107において、まだ、まとめ書き条件を満たしていないと判定され、ステップS108の処理はスキップされて、処理はステップS109に進む。
ステップS109においては、メニュー作成処理が終了したか否かが判定される。例えば、ディスク140に記録されている全ての代表画像に基づくVMGメニュー画面のデータが生成された場合、メニュー作成処理が終了したと判定される。いまの場合、まだ、図8の代表画像341−7と341−8に基づくVMGメニュー画面(VMGメニュー画面361−2)のデータが生成されていないので、ステップS109では、まだメニュー作成処理が終了していないと判定され、処理は、ステップS101に戻る。
その後、ステップS101乃至S102の処理が再び実行されることにより、ステップS103乃至S106の処理を経てVMGメニュー画面361−2のデータ(例えば、データ381−2)が生成されることになる。そして、ステップ107では、まだ、まとめ書き条件を満たしていないと判定され、処理は、ステップS109に進むが、ディスク140に記録されている全ての代表画像に基づくVMGメニュー画面のデータが生成されたので、ステップS109においては、メニュー作成処理が終了したと判定され、処理は、ステップS110に進む。
ステップS110において、媒体記録部204は、ドライブ122を制御して、記録再生用ワークメモリ123に記憶されているデータを、VOBSデータとしてディスク140に書き込む。これにより、ディスク140に、VMGメニュー画面361−1および361−2に対応するVOBSのデータであるデータ381−1および381−2が、図10のVMGM_VOBSに対応する記録位置であって、ディスク140の内周側の予め設定された記録位置に、図8を参照して上述したように記録されることになる。
なお、ステップS107において、まとめ書き条件を満たしていると判定された場合、処理はステップS108に進み、媒体記録部204は、ドライブ122を制御して、記録再生用ワークメモリ123に記憶されているデータを、VOBSデータとして、ステップS110の場合と同様にしてディスク140に書き込む。
このようにして、VMGメニュー作成処理が実行される。図12のVMGメニュー作成処理におけるディスク140に記録されているディスクデータ301と、データの読み出し、書き込み、および記録再生装置100(ドライブ122)のヘッドのシークとの時間的関係は、図17に示されるようになる。同図において、ディスクデータ301は、図中左から右へ向かって、ディスク140の内周側に記録されるデータからディスク140の外周側に記録されるデータまでのデータの記録位置を表している。図中縦軸は時間軸とされ、上方向から下方向に向かって時間が経過するものとする。なお、ディスクデータ301のデータの構成は、図8を参照して上述した場合と同様である。
また、同図において、ディスク140からのデータの読み出しが実線で示されており、ディスク140へのデータの書き込みが点線で示されており、ヘッドのシークが矢印で示されている。すなわち、図12のステップS102とS103の処理が繰り返し実行されることにより、チャプタ321−1、321−2、・・・の代表画像の画像データ322−1、322−2、・・・が読み出され、デコードされていく。このとき、ヘッドは、代表画像の読み出しを行いながら、画像データ322−1の記録位置から、画像データ322−2の記録位置へ、画像データ322−2の記録位置から、画像データ322−3の記録位置へ、・・・とシークしていく。
図12を参照して上述したVMGメニュー作成処理においては、VMGメニュー画面361−1および361−2に対応するVOBSのデータであるデータ381−1および381−2をディスク140に記録する前に、まとめ書き条件の判定が行われる(ステップS107の処理)。従って、従来の記録再生装置のファイナライズ処理のようにVMGメニュー画面361−1の最後の代表画像の画像データである画像データ321−6が読み出された後、データ381−1を記録するために、ヘッドをディスク140の外周側から内周側にシークさせる必要がなく、VMGメニュー画面361−2の最後の代表画像の画像データであるデータ321−8を読み出した後、ヘッドをディスク140の外周側から内周側にシークさせ、データ381−1と381−2を記録することになる。
すなわち、本発明の記録再生装置100による図12のVMGメニュー作成処理によれば、ディスク140へのデータの書き込みに伴うシーク(ディスクの内周から外周または外周から内周へのシーク)の発生回数を抑制することができる。このように、本発明によれば、ディスクの外周から内周に至るヘッドのシークの回数を少なくすることによりファイナライズにかかる時間を大幅に短縮することができる。
図12の例では、エンコードされたVMGメニュー画面のデータを生成した後、まとめ書き条件の判定を行うようにしたが、VMGメニュー画面のデータのエンコードを後から行うようにし、代表画像の画像データの読み出しの後、まとめ書き条件の判定を行うようにしてもよい。この場合のVMGメニュー作成処理の例を図18に示す。
図18は、VMGメニュー作成処理の別の例を示すフローチャートである。同図において、ステップS211とS212の処理は、図12のステップS101と102の処理と同様の処理である。
ステップS212の処理の後、ステップS213においてまとめ書き条件の判定が行われる。この場合、まとめ書き条件は、ステップS212の処理により、記録再生用ワークメモリに読み出された代表画像の画像データの数が、例えば、予め設定された所定のVMGメニュー画面分(例えば、10画面分)のデータの数に達しているかなどの条件とされる。また、まとめ書き条件は、記録再生用ワークメモリ123の全容量のうち、予め設定された所定の割合(例えば、60%)が使用されたなどの条件とされるようにしてもよい。なお、最後の代表画像が読み出されたときも、ステップS213において、まとめ書き条件を満たしたと判定される。
ステップS212において、まだ、まとめ書き条件を満たしていないと判定された場合、処理は、ステップS212に戻る。すなわち、画像データ322−8が読み出されるまで、ステップS212の処理が繰り返し実行されることになる。
ステップS214乃至S217の処理は、図12のステップS103乃至S106の処理と同様の処理である。なお、ステップS218で、次のページ(VMGメニュー画面)があるかを判定し、次のページがあると判定された場合、ステップS214乃至S217の処理が繰り返し実行されることにより、VMGメニュー画面361−1および361−2に対応するVOBSのデータであるデータ381−1および381−2が生成される。
ステップS219とS220の処理は、図12のステップS108とS109の処理と同様の処理である。
このように、図18のVMGメニュー作成処理においても、やはり図12のVMG作成処理の場合と同様に、ディスクの外周から内周に至るヘッドのシークの回数を少なくすることによりファイナライズにかかる時間を大幅に短縮することができる。
なお、以上においては、ファイナライズの処理に伴い、VMGメニュー作成処理が実行される例について説明したが、上述したVMGメニュー作成処理は、必ずしもファイナライズの処理に伴って実行されるものでなくてもよい。また、作成されるメニュー画面のデータは、VMGメニュー画面のデータに限られるものではない。
次に、図19のフローチャートを参照して、記録再生装置100による静止画変換処理について説明する。この処理は、上述したように、ディスク140のファイナライズに際して実行される。
ステップS301において、デコード制御部201は、静止画像デコード準備処理を実行する。
ここで、図20のフローチャートを参照して、図19のステップS301の静止画像デコード準備処理の詳細について説明する。
ステップS331において、デコード制御部201は、符号化復号化部124の動作モードをモードCに設定する。上述したように、符号化復号化部124は、モードCにおいて、ドライブ122がディスク140から読み出し、記録再生用ワークメモリ123に記憶されているJPEG方式で圧縮された画像データをデコードすることにより再生し、再生された画像のデータ(ベースバンドイメージの画像データ)を入出力信号制御部125に出力するように動作する。
ステップS332において、デコード制御部201は、入出力信号制御部125に信号を出力させる。これにより、入出力信号制御部125は、符号化復号化部124から供給されるベースバンドイメージの画像データに対応する信号を外部の表示装置など出力するように動作する。
このようにして、静止画像デコード準備処理が実行される。
図19に戻って、ステップS301の処理の後、処理は、ステップS302に進み、デコード制御部201は、ドライブ122を制御して、1つの静止画像の画像データをディスク140から記録再生用ワークメモリ123に読み出す。
ステップS303において、デコード制御部201は、デコード処理を実行する。
ここで、図21のフローチャートを参照して、図19のステップS303のデコード処理の詳細について説明する。
ステップS351において、デコード制御部201は、ステップS302の処理により記録再生用ワークメモリ123に記憶されている静止画像の画像データを、記録再生用ワークメモリ123から読み出して、符号化復号化部124に供給する。
ステップS352において、デコード制御部201は、符号化復号化部124を制御して、ステップS351の処理により読み出された静止画像の画像データをデコードする。これにより、例えば、JPEG方式で圧縮されている代表画像の画像データが復号(デコード)される。
このようにしてデコード処理が行われる。ここまでの処理により、例えば、図9の画像データ323−1に基づいて、静止画の画面371−1が生成された状態となる。
図19に戻って、ステップS303の処理の後、ステップS304において、エンコード制御部202は、静止画像エンコード準備処理を実行する。ステップS304の静止画像エンコード処理は、図15のフローチャートを参照して説明した処理と同様の処理なので、詳細な説明は省略するが、これにより、例えば、静止画の画面371−1に対応するベースバンドイメージの画像データが符号化復号化部124に供給される。
ステップS304の処理の後、処理は、ステップS305に進み、エンコード制御部202は、エンコード処理を実行する。ステップS305のエンコード処理は、図16のフローチャートを参照して説明した処理と同様の処理なので、詳細な説明は省略するが、これにより、例えば、静止画の画面371−1に対応するベースバンドイメージの画像データがMPEGIピクチャのデータとしてエンコードされ、エンコードした画像データが、記録再生用ワークメモリ123に記憶される。
ここまでの処理により、例えば、図9の静止画像の画像データであるデータ391−1が生成されることになる。なお、いまの時点では、データ391−1は、まだディスク140に記録(書き込み)されていない。
ステップS305の処理の後、処理はステップS306に進み、まとめ書き判定部203は、まとめ書き条件を満たしているか否かを判定する。まとめ書き条件は、記録再生用ワークメモリ123に記憶されているデータをディスク140に記録するか否かを決めるための条件であり、例えば、予め設定された所定の静止画の画面分(例えば、10画面分)のデータが記録再生用ワークメモリ123に記憶されているかなどの条件とされる。また、まとめ書き条件は、記録再生用ワークメモリ123の全容量のうち、予め設定された所定の割合(例えば、60%)が使用されたなどの条件とされるようにしてもよい。なお、まとめ書き条件は、予め設定されて、ROM152などに記憶されているものが適宜読み出されるものとする。
いまの場合、まだ1画面分の静止画の画面に対応するデータ(例えば、データ391−1)しか生成されていないので、ステップS306において、まだ、まとめ書き条件を満たしていないと判定され、ステップS307の処理はスキップされて、処理はステップS308に進む。
ステップS308においては、全ての静止画を変換したか否かが判定される。例えば、ディスク140に記録されている全ての静止画像データに基づく静止画の画面のデータが生成された場合、全ての静止画が変換されたと判定される。いまの場合、まだ、図9の画像データ323−2乃至323−6に基づく静止画の画面371−2乃至371−6のデータが生成されていないので、ステップS308では、まだ全ての静止画を変換していないと判定され、処理は、ステップS301に戻る。
その後、ステップS301乃至S305の処理が繰り返し実行されることにより、静止画の画面371−2乃至371−6のデータ(例えば、データ391−2乃至391−6)が生成されることになる。そして、ステップ306では、まだ、まとめ書き条件を満たしていないと判定され、処理は、ステップS308に進むが、ディスク140に記録されている全ての静止画像データに基づく静止画の画面のデータが生成されたので、ステップS308においては、メニュー作成処理が終了したと判定され、処理は、ステップS309に進む。
ステップS309において、媒体記録部204は、ドライブ122を制御して、記録再生用ワークメモリ123に記憶されているデータを、変換された静止画像のデータとしてディスク140に書き込む。これにより、ディスク140に、静止画の画面371−1乃至371−6に対応するデータであって、画像データ323−1乃至323−6が変換されたデータ391−1乃至391−6が、図11のVTS#n+1に対応する記録位置であって、ディスク140の外周側のチャプタ321−7の後ろに、図9を参照して上述したように記録されることになる。
なお、ステップS306において、まとめ書き条件を満たしていると判定された場合、処理はステップS308に進み、媒体記録部204は、ドライブ122を制御して、記録再生用ワークメモリ123に記憶されているデータを、変換された静止画像のデータとして、ステップS309の場合と同様にしてディスク140に書き込む。
このようにして、静止画変換処理が実行される。図19の静止画変換処理におけるディスク140に記録されているディスクデータ301と、データの読み出し、書き込み、および記録再生装置100(ドライブ122)のヘッドのシークとの時間的関係は、図22に示されるようになる。同図において、ディスクデータ301は、図中左から右へ向かって、ディスク140の内周側に記録されるデータからディスク140の外周側に記録されるデータまでのデータの記録位置を表している。図中縦軸は時間軸とされ、上方向から下方向に向かって時間が経過するものとする。なお、ディスクデータ301のデータの構成は、図9を参照して上述した場合と同様である。
また、同図において、ディスク140からのデータの読み出しが実線で示されており、ディスク140へのデータの書き込みが点線で示されており、ヘッドのシークが矢印で示されている。すなわち、図19のステップS302の処理が繰り返し実行されることにより、静止画像の画像データ323−1、323−2、・・・が読み出されていく。このとき、ヘッドは、静止画像の読み出しを行いながら、画像データ323−1の記録位置から、画像データ323−2の記録位置へ、画像データ323−2の記録位置から、画像データ323−3の記録位置へ、・・・とシークしていく。
図19を参照して上述した静止画変換処理においては、変換された静止画像のデータであるデータ391−1乃至391−6をディスク140に記録する前に、まとめ書き条件の判定が行われる(ステップS306の処理)。従って、従来の記録再生装置のファイナライズ処理のように最初の静止画像の画像データである画像データ323−1、323−2、・・・のそれぞれが読み出された後、都度、データ391−1、391−2、・・・のそれぞれを記録するために、ヘッドをディスク140の内周側から外周側にシークさせる必要がなく、最後の静止画像の画像データであるデータ323−6を読み出した後、ヘッドをディスク140の内周側から外周側にシークさせ、データ391−1乃至391−6を記録することになる。
すなわち、本発明の記録再生装置100による図19の静止画変換処理によれば、ディスク140へのデータの書き込みに伴うシーク(ディスクの内周から外周または外周から内周へのシーク)の発生回数を抑制することができる。このように、本発明によれば、ディスクの内周から外周に至るヘッドのシークの回数を少なくすることによりファイナライズにかかる時間を大幅に短縮することができる。
図19の例では、エンコードされた静止画の画面のデータを生成した後、まとめ書き条件の判定を行うようにしたが、静止画の画面のデータのエンコードを後から行うようにし、静止画像の画像データの読み出しの後、まとめ書き条件の判定を行うようにしてもよい。この場合の静止画像変換処理の例を図23に示す。
図23は、静止画変換処理の別の例を示すフローチャートである。同図において、ステップS411とS412の処理は、図19のステップS301と302の処理と同様の処理である。
ステップS412の処理の後、ステップS413においてまとめ書き条件の判定が行われる。この場合、まとめ書き条件は、ステップS412の処理により、記録再生用ワークメモリに読み出された静止画像の画像データの数が、例えば、予め設定された所定の画面分(例えば、10画面分)のデータの数に達しているかなどの条件とされる。また、まとめ書き条件は、記録再生用ワークメモリ123の全容量のうち、予め設定された所定の割合(例えば、60%)が使用されたなどの条件とされるようにしてもよい。なお、最後の静止画像が読み出されたときも、ステップS413において、まとめ書き条件を満たしたと判定される。
ステップS413において、まだ、まとめ書き条件を満たしていないと判定された場合、処理は、ステップS412に戻る。すなわち、画像データ323−6が読み出されるまで、ステップS412の処理が繰り返し実行されることになる。
ステップS414乃至S416の処理は、図19のステップS303乃至S305の処理と同様の処理である。これにより、静止画の画面371−1乃至371−6に対応するデータであるデータ391−1乃至391−6が生成される。
ステップS417とS418の処理は、図19のステップS307とS308の処理と同様の処理である。
このように、図23の静止画変換処理においても、やはり図19の静止画変換処理の場合と同様に、ディスクの内周から外周に至るヘッドのシークの回数を少なくすることによりファイナライズにかかる時間を大幅に短縮することができる。
なお、以上においては、ファイナライズの処理に伴い、静止画変換処理が実行される例について説明したが、上述した静止画変換処理は、必ずしもファイナライズの処理に伴って実行されるものでなくてもよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば図24に示されるような汎用のパーソナルコンピュータ500などに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
図24において、CPU(Central Processing Unit)501は、ROM(Read Only Memory
)502に記憶されているプログラム、または記憶部508からRAM(Random Access Memory)503にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM503にはまた、CPU501が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU501、ROM502、およびRAM503は、バス504を介して相互に接続されている。このバス504にはまた、入出力インタフェース505も接続されている。
入出力インタフェース505には、キーボード、マウスなどよりなる入力部506、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部507、ハードディスクなどより構成される記憶部508、モデム、LANカードなどのネットワークインタフェースカードなどより構成される通信部509が接続されている。通信部509は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース505にはまた、必要に応じてドライブ510が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア511が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部508にインストールされる。
上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、インターネットなどのネットワークや、リムーバブルメディア511などからなる記録媒体からインストールされる。
なお、この記録媒体は、図24に示される、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスク(登録商標)を含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア511により構成されるものだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM502や、記憶部508に含まれるハードディスクなどで構成されるものも含む。
本明細書において上述した一連の処理を実行するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
従来のメニュー作成処理の例を説明するフローチャートである。 ディスクに記録されているデータと、データの読み出し、書き込み、およびヘッドのシークとの時間的関係を示す図である。 従来の静止画変換処理の例を説明するフローチャートである。 ディスクに記録されているデータと、データの読み出し、書き込み、およびヘッドのシークとの時間的関係を示す図である。 本発明の記録再生装置の構成例を示すブロック図である。 図5の記録再生制御部の詳細な構成例を示すブロック図である。 図6のCPUで実行されるソフトウェエアの機能的構成例を示すブロック図である。 ディスクに記録されるデータからVMGメニューを作成する例を示す図である。 ディスクに記録される静止画像データの変換を行う例を示す図である。 DVDフォーマットを説明する図である。 図10のフォーマットにおいて、静止画像データが記録される位置を説明する図である。 VMGメニュー作成処理の例を説明するフローチャートである。 代表画像デコード準備処理の例を説明するフローチャートである。 デコード処理の例を説明するフローチャートである。 メニューエンコード準備処理の例を説明するフローチャートである。 エンコード処理の例を説明するフローチャートである。 ディスクに記録されているデータと、データの読み出し、書き込み、およびヘッドのシークとの時間的関係を示す図である。 VMGメニュー作成処理の別の例を説明するフローチャートである。 静止画変換処理の例を説明するフローチャートである。 静止画デコード準備処理の例を説明するフローチャートである。 デコード処理の例を説明するフローチャートである。 ディスクに記録されているデータと、データの読み出し、書き込み、およびヘッドのシークとの時間的関係を示す図である。 静止画変換処理の別の例を説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
100 記録再生装置, 121 記録再生制御部, 122 ドライブ, 123 記録再生用ワークメモリ, 124 符号化復号化部, 125 入出力信号制御部, 140 ディスク, 151 CPU, 152 ROM, 153 RAM, 201 デコード制御部, 202 エンコード制御部, 203 まとめ書き制御部, 204 媒体記録部

Claims (14)

  1. 予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスクのメニュー画面のデータを生成する記録装置であって、
    前記ディスクに記録され、所定の符号化方式に基づいて符号化された複数または単数の再生単位のデータの中の代表画像の画像データをメモリに読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された画像データを復号し、前記メニュー画面を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記メニュー画面を、所定の符号化方式に基づいて符号化し、符号化されたデータを前記メモリに記憶する符号化データ記憶手段と、
    前記符号化データ記憶手段により前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、前記データを、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録するディスク記録手段と
    を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 前記予め設定された条件は、前記符号化データ記憶手段により前記メモリに記憶された前記データの数が、所定の数に達したこととして設定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記予め設定された条件は、前記符号化データ記憶手段により前記メモリに記憶された前記データの量が、前記メモリの記憶容量のうち所定の割合に達したこととして設定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記判定手段は、前記読み出し手段により前記メモリに読み出された前記画像データが、予め設定された条件を満たすか否かを判定し、前記判定手段により、前記メモリに記憶された前記画像データが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、
    前記生成手段が、前記メニュー画面を生成し、
    前記符号化データ記憶手段が、前記メニュー画面を、所定の符号化方式に基づいて符号化し、符号化されたデータを前記メモリに記憶し、
    前記ディスク記録手段が、前記メモリに記憶された前記データを、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  5. 予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスクのメニュー画面のデータを生成する記録装置の記録方法であって、
    前記ディスクに記録され、所定の符号化方式に基づいて符号化された複数または単数の再生単位のデータの中の代表画像の画像データをメモリに読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップの処理により読み出された画像データを復号し、前記メニュー画面を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップの処理により生成された前記メニュー画面を、所定の符号化方式に基づいて符号化し、符号化されたデータを前記メモリに記憶する符号化データ記憶ステップと、
    前記符号化データ記憶ステップの処理により前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの処理により、前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、前記データを、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録するディスク記録ステップとを含む
    ことを特徴とする記録方法。
  6. 予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスクのメニュー画面のデータを生成する記録装置のプログラムであって、
    前記ディスクに記録され、所定の符号化方式に基づいて符号化された複数または単数の再生単位のデータの中の代表画像の画像データのメモリへの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、
    前記読み出し制御ステップの処理により読み出された画像データの複合を制御し、前記メニュー画面の生成を制御する生成制御ステップと、
    前記生成制御ステップの処理により生成された前記メニュー画面を、所定の符号化方式に基づく符号化を制御し、符号化されたデータの前記メモリへの記憶を制御する符号化データ記憶制御ステップと、
    前記符号化データ記憶制御ステップの処理により前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件を満たすか否かの判定を制御する判定制御ステップと、
    前記判定制御ステップの処理により、前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、前記データの、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置への記録を制御するディスク記録制御ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  7. 予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスクのメニュー画面のデータを生成する記録装置のプログラムが記録されている記録媒体であって、
    前記ディスクに記録され、所定の符号化方式に基づいて符号化された複数または単数の再生単位のデータの中の代表画像の画像データのメモリへの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、
    前記読み出し制御ステップの処理により読み出された画像データの復号を制御し、前記メニュー画面の生成を制御する生成制御ステップと、
    前記生成制御ステップの処理により生成された前記メニュー画面を、所定の符号化方式に基づく符号化を制御し、符号化されたデータの前記メモリへの記憶を制御する符号化データ記憶制御ステップと、
    前記符号化データ記憶制御ステップの処理により前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件を満たすか否かの判定を制御する判定制御ステップと、
    前記判定制御ステップの処理により、前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、前記データの、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置への記録を制御するディスク記録制御ステップと
    をコンピュータに実行させるプログラムが記録されることを特徴とする記録媒体。
  8. 予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスクに記録され、第1の方式で符号化されている静止画像の画像データを、第2の方式で符号化された画像データに変換する記録装置であって、
    前記ディスクに記録され、第1の方式に基づいて符号化された複数または単数の静止画像の画像データをメモリに読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された画像データを復号し、前記画像データに対応する静止画の画面を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記静止画の画面を、第2の方式に基づいて符号化し、符号化されたデータを前記メモリに記憶する符号化データ記憶手段と、
    前記符号化データ記憶手段により前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、前記データを、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録するディスク記録手段とを備える
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 前記予め設定された条件は、前記符号化データ記憶手段により前記メモリに記憶された前記データの数が、所定の数に達したこととして設定される
    ことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 前記予め設定された条件は、前記符号化データ記憶手段により前記メモリに記憶された前記データの量が、前記メモリの記憶容量のうち所定の割合に達したこととして設定される
    ことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  11. 前記判定手段は、前記読み出しにより前記メモリに読み出された前記画像データが、予め設定された条件を満たすか否かを判定し、前記判定手段により、前記メモリに記憶された前記画像データが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、
    前記生成手段が、前記静止画の画面を生成し、
    前記符号化データ記憶手段が、前記静止画の画面を、第2の方式に基づいて符号化し、符号化されたデータを前記メモリに記憶し、
    前記ディスク記録手段が、前記メモリに記憶された前記データを、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録する
    ことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  12. 予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスクに記録され、第1の方式で符号化されている静止画像の画像データを、第2の方式で符号化された画像データに変換する記録装置の記録方法であって、
    前記ディスクに記録され、第1の方式に基づいて符号化された複数または単数の静止画像の画像データをメモリに読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップの処理により読み出された画像データを復号し、前記画像データに対応する静止画の画面を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップの処理により生成された前記静止画の画面を、第2の方式に基づいて符号化し、符号化されたデータを前記メモリに記憶する符号化データ記憶ステップと、
    前記符号化データ記憶ステップの処理により前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件を満たすか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの処理により、前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、前記データを、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置に記録するディスク記録ステップとを含む
    ことを特徴とする記録方法。
  13. 予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスクに記録され、第1の方式で符号化されている静止画像の画像データを、第2の方式で符号化された画像データに変換する記録装置のプログラムであって、
    前記ディスクに記録され、第1の方式に基づいて符号化された複数または単数の静止画像の画像データのメモリへの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、
    前記読み出し制御ステップの処理により読み出された画像データの復号を制御し、前記画像データに対応する静止画の画面の生成を制御する生成制御ステップと、
    前記生成制御ステップの処理により生成された前記静止画の画面の、第2の方式に基づく符号化を制御し、符号化されたデータの前記メモリへの記憶を制御する符号化データ記憶制御ステップと、
    前記符号化データ記憶制御ステップの処理により前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件を満たすか否かの判定を制御する判定制御ステップと、
    前記判定制御ステップの処理により、前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、前記データの、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置への記録を制御するディスク記録制御ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 予め定められた所定のフォーマットに基づいてデータが記録されているディスクに記録され、第1の方式で符号化されている静止画像の画像データを、第2の方式で符号化された画像データに変換する記録装置のプログラムが記録されている記録媒体であって、
    前記ディスクに記録され、第1の方式に基づいて符号化された複数または単数の静止画像の画像データのメモリへの読み出しを制御する読み出し制御ステップと、
    前記読み出し制御ステップの処理により読み出された画像データの復号を制御し、前記画像データに対応する静止画の画面の生成を制御する生成制御ステップと、
    前記生成制御ステップの処理により生成された前記静止画の画面の、第2の方式に基づく符号化を制御し、符号化されたデータの前記メモリへの記憶を制御する符号化データ記憶制御ステップと、
    前記符号化データ記憶制御ステップの処理により前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件を満たすか否かの判定を制御する判定制御ステップと、
    前記判定制御ステップの処理により、前記メモリに記憶された前記データが、予め設定された条件を満たすと判定された場合、前記データの、前記ディスクの中の前記所定のフォーマットに基づいて定められた位置への記録を制御するディスク記録制御ステップと
    をコンピュータに実行させるプログラムが記録されることを特徴とする記録媒体。
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