JP2006190100A - 減圧弁 - Google Patents

減圧弁 Download PDF

Info

Publication number
JP2006190100A
JP2006190100A JP2005001687A JP2005001687A JP2006190100A JP 2006190100 A JP2006190100 A JP 2006190100A JP 2005001687 A JP2005001687 A JP 2005001687A JP 2005001687 A JP2005001687 A JP 2005001687A JP 2006190100 A JP2006190100 A JP 2006190100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
pressure
hot water
water supply
valve body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005001687A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4502821B2 (ja
Inventor
Jiro Taguchi
二郎 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Danle Co Ltd
Original Assignee
Danle Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Danle Co Ltd filed Critical Danle Co Ltd
Priority to JP2005001687A priority Critical patent/JP4502821B2/ja
Publication of JP2006190100A publication Critical patent/JP2006190100A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4502821B2 publication Critical patent/JP4502821B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Fluid Pressure (AREA)

Abstract

【課題】 給湯装置の利用の度に、給湯路側から湯水が出てしまうといった使い勝手の悪さをなくし、かつ、給湯装置の寿命も長くできるようにする。
【解決手段】 弁本体ボデイ内2に、弁室3と、弁室3に流体が流入する一次側流路4と、弁室3から流体が流出する二次側流路5とを設ける。弁室3に収容された弁体8には開弁方向の付勢力をメインばね9により印加し、二次側流路5の二次圧が設定圧よりも大のときには二次圧によりメインばね9の付勢力に抗して閉弁方向に移動して弁部7により弁孔6を閉止する。二次側流路5の圧力が給湯熱交換器の後沸き現象等によってさらに高くなると、導圧路10を介して二次側流路5から水が膨張タンク室11に流れ込む水の力によって、弁体8に係止した可動部材13が押圧ばね15の付勢力に抗して弁体8の係止部12と反対側に移動しながら膨張タンク室11内に流入し、膨張タンク室11を広げる構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば湯を給湯先に供給する給湯装置に組み込まれて使用される減圧弁に関するものである。
図5には、給湯装置として一般的な、瞬間湯沸しの給湯装置を有する給湯システムが模式図により示されている。同図において、器具ケース40内に設けられた燃焼室50内にバーナ41が配置され、このバーナ41にはバーナ41に燃料を供給するガス管42が接続され、このガス管42にはバーナ41への燃料供給・停止を制御するための開閉弁(図示せず)と、バーナ41への供給燃料量を弁開度でもって制御することができる比例弁(図示せず)とが介設されている。
また、例えばバーナ41の下方側には、バーナ41の燃焼の給排気を行なう燃焼ファン(図示せず)が設けられ、燃焼ファンの回転によって吸気される空気をバーナ41に送り、この空気と、ガス管42を通って供給されるガスとによってバーナ燃焼が行われる。
バーナ41の上側には、バーナ41の火炎を熱源とする給湯熱交換器44が設けられており、この給湯熱交換器44の入り口側には、水供給源から水を導くための給水路46が接続され、給湯熱交換器44の出口側には給湯路47が接続されている。給水路46は、給水接続口34に接続された外部給水管36を介して外部の給水源に接続されており、外部給水管36には逆止弁35が介設されている。また、前記給湯路47は、給湯接続口38に接続された外部給湯路37を介して外部の給湯先に接続されている。
この給湯システムにおいて、外部給湯管37に設けられている給湯栓48が開かれると、外部の給水源から外部給水管36を介して給水路46から供給される水が給湯熱交換器44において熱交換されて湯となる。つまり、バーナ41の火炎を熱源とし、給湯熱交換器44内を通る水を加熱して湯が作り出される。そして、この湯は給湯熱交換器44の給湯路47を通して外部へ送水され、外部給湯路37を介して外部の給湯先(例えば台所等の適宜の給湯場所)に給湯される。
なお、図5には示されていないが、通常、前記給水路46には、給水路46から供給されて給湯熱交換器44へ流れ込む水の入水温度を検出する入水サーミスタと、給湯熱交換器44へ流れ込む水の流量を検出する水量センサとが設けられており、また、給湯路47には流れ出る湯の温度を検出することができる出湯サーミスタが設けられている。給湯装置は、これらのサーミスタの検出温度に基づき、設定温度の湯が出湯されるようにバーナ41の燃焼制御を行う。
また、前記給湯栓48が閉められて給湯が終了すると、バーナ41の燃焼は終了するが、熱交換器44内の水は、バーナ燃焼の余熱による後沸きによって加熱され、それにより、給湯熱交換器44や給湯路47の管路内の圧力が高くなる。そこで、この圧力を逃がすために、前記給湯接続口38にはブローバルブ39が設けられている。
ブローバルブ39は、給湯路47内の湯水の圧力が予め設定したバルブ作動開始圧力以上になると作動し、図4のAに示すように、湯水が吹き出すように形成されたバルブであり、給湯熱交換器44や給湯路47の管路内の圧力が高くなって管路に大きな圧力が加わり、給湯装置の寿命が短くなるといった問題を未然に防止するものである。
なお、上記ブローバルブを設けた給湯装置について、本出願人は、現地点において、先行技術文献を認知していない。
しかしながら、上記給湯システムは、ブローバルブ39の作動によって給湯装置の寿命を長くできるものの、使用者が給湯を行う度に、給湯熱交換器44の後沸きに伴う給湯路47や給湯熱交換器44内の湯水の圧力上昇に伴ってブローバルブ39が作動し、湯水が排出されて床等を濡らすことになってしまうので、利用者の使い勝手が悪いといった問題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、例えば給湯装置内の圧力を逃がすために、給湯装置の利用の度に、給湯路側から湯水が出てしまうといった使い勝手の悪さをなくし、かつ、給湯装置の寿命も長くできるようにする減圧弁を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、次のような構成をもって課題を解決する手段と成している。すなわち、本発明の減圧弁は、弁本体ボデイ内に弁室と、該弁室に流体が流入する一次側流路と、前記弁室から流体が流出する二次側流路とが設けられ、前記弁室には前記一次側流路と二次側流路を連通する弁孔が設けられると共に弁部を有する弁体が収容されており、該弁体には開弁方向の付勢力がメインばねにより印加され、該弁体は前記二次側流路の二次圧が設定圧よりも大のときには前記二次圧によりメインばねの付勢力に抗して閉弁方向に移動して弁部により弁孔を閉止し、二次圧が設定圧よりも低下したときには前記メインばねの付勢力によって開弁方向に移動して弁孔を開くという如く、弁体が開弁と閉弁とのストローク移動区間にわたって移動して弁の開閉動作を行う減圧弁において、前記弁体には弁部よりも閉弁移動方向側位置に係止部が設けられ、その係止部に係止された位置を定位置として閉弁移動方向とその復帰方向に弁体に沿って往復移動自在に可動部材が配置され、この可動部材と弁体に設けたばね受け部との間には前記可動部材を前記弁体の係止部側へ付勢する押圧ばねが介設されており、前記可動部材にはダイアフラムの内周端縁側が固定され、前記ダイアフラムの外周端縁側は固定壁に固定されて、前記ダイアフラムと固定壁と可動部材によって囲まれた水密空間によって膨張タンク室が形成され、この膨張タンク室内は導圧路を介して前記二次側流路に連通されていることを特徴とする。
本発明の減圧弁においては、弁本体ボデイ内に、弁室と、該弁室に流体が流入する一次側流路と、前記弁室から流体が流出する二次側流路とが設けられ、前記弁室には前記一次側流路と二次側流路を連通する弁孔が設けられると共に弁部を有する弁体が収容されており、該弁体には開弁方向の付勢力がメインばねにより印加されている。そして、前記弁体は前記二次側流路の二次圧が設定圧よりも大のときには前記二次圧によりメインばねの付勢力に抗して閉弁方向に移動して弁部により弁孔を閉止し、二次圧が設定圧よりも低下したときには前記メインばねの付勢力によって開弁方向に移動して弁孔を開くという如く、弁体が開弁と閉弁とのストローク移動区間にわたって移動して、弁の開閉動作を行うことができる。
つまり、本発明の減圧弁においては、前記二次側流路の二次圧が設定圧より大かそれとも設定圧以下であるかによって、弁の開閉動作が行われることになる。例えば、本発明の減圧弁を給湯装置の給水装置に設置し、一次側流路を入水側とし、二次側流路を前記給湯熱交換器への送水側とすれば、給湯栓が開いて二次側流路の二次圧が設定圧以下になると、弁が開いて一次側流路と二次側流路とが連通し、水が給湯熱交換器側に送水され、一方、給湯栓が閉じて二次側流路が設定圧より大きくなると、減圧弁の弁も閉じられる。
また、本発明の減圧弁には、導圧路を介して二次側流路に連通した膨張タンク室が形成されており、この膨張タンク室は以下の構成を有する。つまり、前記弁部よりも閉弁移動方向側位置に設けられた係止部に係止された位置を定位置として配置され、かつ、閉弁移動方向とその復帰方向に弁体に沿って往復移動自在に配置された可動部材と、該可動部材に内周端縁側が固定されたダイアフラムと、ダイアフラムの外周端縁側を固定した固定壁によって囲まれた水密空間によって、膨張タンク室が形成されている。
そして、前記可動部材と弁体に設けたばね受け部との間には、前記可動部材を前記弁体の係止部側へ付勢する押圧ばねが介設されており、前記二次側流路の二次圧が前記設定圧より大きくなって減圧弁の弁が閉じられた状態で、さらに、例えば給湯熱交換器の後沸き現象等によって前記二次側流路の圧力が大きくなると、前記導圧路を介して二次側流路から水が膨張タンク室に流れ込み、前記押圧ばねの付勢力に抗して前記可動部材を弁体の係止部と反対側に移動しながらの水の流入によって膨張タンク室が広げられる。
したがって、例えば本発明の減圧弁を例えば給湯装置に設ければ、給湯装置の給湯栓を閉じた後に、例えば給湯熱交換器の後沸きによって給湯熱交換器内の湯水が加熱され、給湯熱交換器側の圧力が高くなって前記二次側流路の圧力が前記設定圧を越えてさらに高くなると、二次側流路から水が膨張タンク室に流れ込み、膨張タンク室が広げられて圧力を吸収できるので、従来のように、給湯利用の度に、ブローバルブを介して給湯路から湯水を外部に逃がすといったことは不要となり、給湯装置の使い勝手を改善することができる。
また、本発明の減圧弁を設けることにより、例えばこの減圧弁を設けた給湯装置における給湯熱交換器や給湯路の圧力は一次圧力の高圧変動等を最適使用圧力に制御でき、二次側圧力の異常上昇を吸収できるので、これらの管路の寿命も長くでき、給湯装置の寿命を長くできる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、本実施形態例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。
図1には、本発明に係る減圧弁の一実施形態例が断面図により示されており、図2には、その外観図が、平面図および底面側から見た図により示されている。また、図3には、この減圧弁1を組み込む給湯システムの一例が示されている。なお、図3に示す給湯システムは、給水管46に本実施形態例の減圧弁1を介設したことを除き、図5に示した従来の給湯システムと同様に構成されており、その重複説明は省略する。
図1、図2に示すように、本実施形態例の減圧弁1は、弁本体ボデイ2内に、弁室3と、該弁室3に流体が流入する一次側流路4と、前記弁室3から流体が流出する二次側流路5とを設けて形成されている。減圧弁1は、給湯システムに組み込まれており、前記一次側流路4を給湯装置への入水側とし、二次側流路5を給湯装置の給湯熱交換器44への送水側として設置されている。一次側流路4から弁室3に流入して、弁室3から二次側流路5に流入する流体は湯水である。
前記弁室3には、内部ボデイ25とOリング43を介して弁体8が収容されており、内部ボデイ25はOリング28,29を介して弁室3に水密固定されている。この内部ボデイ25の先端側(図の下端側)の弁座24側には、前記一次側流路4と二次側流路5を連通する弁孔6が設けられている。前記弁体8には、その先端側にナット31によって弁部7が固定されており、また、弁体8は、開弁方向の付勢力がメインばね9により印加されている。
弁体8は、前記二次側流路5の二次圧が設定圧よりも大のときには前記二次圧によりメインばね9の付勢力に抗して閉弁方向に移動して弁部7により弁孔6を閉止し(メインばね9の付勢力に抗して弁部7を弁座24に押し付けて弁孔6を閉止し)、二次圧が設定圧よりも低下したときには前記メインばね9の付勢力によって開弁方向に移動して弁孔6を開く。このように、本実施形態例では、弁体7が開弁と閉弁とのストローク移動区間にわたって移動して、弁の開閉動作を行う。
この弁の開閉動作によって、例えば、給湯栓48が開いて前記二次側流路5の圧力(二次圧)が設定圧以下になると、減圧弁1の弁が開いて水が給湯熱交換器44側に送水され、給湯栓48が閉じて前記二次圧が設定圧より大きくなると、減圧弁1の弁も閉じられる。
なお、本実施形態例において、前記内部ボデイ25と前記弁本体ボデイ2とは、その連結部にねじ締結手段を設けずに、ワンタッチ取り付け具としてのU字形状ピンを装着して前記弁本体ボデイ2に着脱自在に連結している。つまり、図4(b)に示すように、内部ボデイ25側の周壁に凹部32を形成し、嵌合部分において外側となる弁本体ボデイ2の筒壁にはU字形状ピン30のピン足が貫通挿入するピン穴33を開けておく。なお、図4(b)は、弁本体ボデイ2の筒壁と内部ボデイ25の嵌合構成が分かりやすいように、図を簡略化して示している。
この状態で、弁本体ボデイ2の筒壁に内部ボデイ25を嵌合し、図4(a)に示すようなU字形状ピン30のピン足を、図4(b)に示すように、弁本体ボデイ2の外側から前記ピン穴33にU字形状ピン30のピン足を貫通挿入することにより、ピン足は内部ボデイ25の両側(直径方向の両側)の凹部32に入り込んで、内部ボデイ25と弁本体ボデイ2とは抜け止め状態で連結され、また、ピン穴33からU字形状ピン30を引き抜くことにより内部ボデイ25と弁本体ボデイ2との連結は解除されるものである。
本実施形態例では、このような着脱自在の連結によって、図1に示すような、減圧弁1の弁本体ボデイ2を除く構成要素(すなわち、内部ボデイ25と、内部ボデイ25に支持された弁体8および、固定壁17を介して内部ボデイ25に固定された操作カバー18内に設けられている構成要素)が、弁本体ボデイ2に着脱自在に連結される。
また、本実施形態例において、前記弁体8には弁部7の反対側、つまり、弁部7よりも閉弁移動方向側位置に、鍔状の係止部12が設けられ、その係止部12に係止された位置を定位置として、閉弁移動方向とその復帰方向に弁体8に沿って往復移動自在に可動部材13が配置されている。
可動部材13にはダイアフラム16の内周端縁側が固定され、ダイアフラム16の外周端縁側は固定壁17に固定されている。前記ダイアフラム16と前記固定壁17と前記可動部材13とによって囲まれた水密空間によって膨張タンク室11が形成されており、膨張タンク室11は、前記内部ボデイ25に形成された導圧路10を介して、前記二次側流路5に連通している。なお、図中、26,27はOリングを示す。
本実施形態例において、ダイアフラム16の内周端側にはダイアフラム受け22が設けられ、このダイアフラム受け22を介して設けられたナット23によって、ダイアフラム16の内周端縁側が可動部材13に固定されている。また、前記固定壁17には操作カバー18が係止部20に係止しており、操作カバー18と固定壁17との間にダイアフラム16の外周端縁側が挟持固定されている。
操作カバー18は、その上部内側に設けられた板ナット19と一体に形成されており、板ナット19は操作カバー18の上部中央側に設けられた調節ねじ21の操作によって、弁室3側に近づく方向と弁室3側から離れる方向とにスライド移動する。操作カバー18は、板ナット19の移動に伴い、図1の破線に示すように、変形自在に形成されている。また、調節ねじ21の操作に伴う板ナット19の移動により、前記メインばね9による可動部材13の付勢力が調節される構成と成している。
前記可動部材13と弁体8に設けたばね受け部14との間には、前記可動部材13を前記弁体8の係止部12側へ付勢する押圧ばね15が介設されており、前記二次側流路5の二次圧が前記設定圧より大きくなって減圧弁1の弁が閉じられた状態で、さらに、例えば給湯熱交換器44の後沸き現象等によって前記二次側流路5の圧力が大きくなると、前記導圧路10を介して二次側流路5から水が膨張タンク室11に流れ込む。そして、前記押圧ばね15の付勢力に抗して前記可動部材13を前記弁体8の係止部12と反対側に移動しながらの水の流入によって膨張タンク室11が広げられる。
本実施形態例の減圧弁1は、上記特徴的な、二次側流路5の圧力に対応した膨張タンク室11への水の流入構成を有していることから、この減圧弁1を給湯装置に設けることにより、給湯栓48を閉じた後に、給湯熱交換器44の後沸きによって給湯熱交換器44内の湯水が加熱され、給湯熱交換器44側の圧力が高くなって前記二次側流路5の圧力が前記設定圧を越えてさらに高くなると、二次側流路5から水が膨張タンク室11に流れ込み、膨張タンク室11が広げられて圧力が逃がされる。
したがって、本実施形態例の減圧弁1を給湯装置に設ければ、従来のように、給湯利用の度にブローバルブ39を介して給湯路47から湯水を外部に逃がすといったことは不要となり、使い勝手を改善することができる。
また、本実施形態例の減圧弁1を設けることにより、給湯装置における給湯熱交換器44や給湯路47の圧力を逃がせるので、これらの管路の寿命も長くでき、給湯装置および給湯システムの寿命を長くできる。
なお、本実施形態例の減圧弁を設けた給湯システムにおいても、ブローバルブ39を設けており、通常使用時の、給湯熱交換器44の後沸き現象等による給湯熱交換器44側の圧力増加を越えて、例えば残火時等に、膨張タンク室11により調整できない程度の給湯熱交換器44側に過剰な圧力がかったときには、ブローバルブ39を介して給湯路47から湯水を外部に逃がして圧力を逃がすことが行われる。
なお、本発明は上記の各実施形態例に限定されることなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、上記実施形態例では、減圧弁1を図3に示す給湯装置の給水路46に介設したが、外部給水管36に減圧弁1を設けてもよい。
また、上記実施形態例の減圧弁1では、弁本体ボデイ2と内部ボデイ25は、U字形状ピン30を介して着脱自在に連結されていたが、U字形状ピン30以外の手段によって弁本体ボデイ2と内部ボデイ25を着脱自在に連結してもよいし、内部ボデイ2に弁本体ボデイ25を固定してもよい。ただし、弁本体ボデイ2と内部ボデイ25を着脱自在に連結すると、例えば減圧弁1の長期使用によってメインばね9等に支障が生じたときにでも、内部ボデイ25側の交換により対処可能となり、より使い勝手を良くすることができる。
さらに、上記実施形態例では、減圧弁1を図3に示すような瞬間湯沸かしの給湯装置に組み込む例について説明したが、本発明の減圧弁は、上記モデル例以外の様々なタイプの給湯装置や給湯システムに適用可能である。例えば、減圧弁を組み込む給湯装置は、給湯以外に風呂釜の機能を兼ね備えた複合給湯装置としてもよいし、電気温水器や貯湯槽を備えた複合給湯装置としてもよい。
さらに、上記実施形態例では、減圧弁をガス燃焼式の給湯装置に適用する例を述べたが、本発明の減圧弁は、石油燃焼式の給湯装置にも適用することができ、それにより、上記実施形態例のような優れた効果を奏することができる。
さらに、本発明の減圧弁は、給湯装置や給湯システム以外にも適用可能であり、適用する装置によって、減圧弁1に流入して減圧弁1から流出する流体は、水以外の石油等の液体や気体を流体とする減圧弁としてもよい。
本発明に係る減圧弁の一実施形態例を断面図により示す要部構成図である。 上記実施形態例の外観を示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面側から見た図である。 本発明の減圧弁を組み込んだ給湯システムの例を模式的に示すシステム説明図である。 上記実施形態例における弁本体ボデイと内部ボデイの連結構成を説明するための図である。 従来の瞬間湯沸かし器を備えた給湯システムの例を示す説明図である。
符号の説明
1 減圧弁
2 弁本体ボデイ
3 弁室
4 一次側流路
5 二次側流路
6 弁孔
7 弁部
8 弁体
9 メインばね
10 導圧路
11 膨張タンク室
13 可動部材
14 ばね受け部
15 押圧ばね
16 ダイアフラム
17 固定壁
18 操作カバー
19 板ナット
25 内部ボデイ

Claims (1)

  1. 弁本体ボデイ内に弁室と、該弁室に流体が流入する一次側流路と、前記弁室から流体が流出する二次側流路とが設けられ、前記弁室には前記一次側流路と二次側流路を連通する弁孔が設けられると共に弁部を有する弁体が収容されており、該弁体には開弁方向の付勢力がメインばねにより印加され、該弁体は前記二次側流路の二次圧が設定圧よりも大のときには前記二次圧によりメインばねの付勢力に抗して閉弁方向に移動して弁部により弁孔を閉止し、二次圧が設定圧よりも低下したときには前記メインばねの付勢力によって開弁方向に移動して弁孔を開くという如く、弁体が開弁と閉弁とのストローク移動区間にわたって移動して弁の開閉動作を行う減圧弁において、前記弁体には弁部よりも閉弁移動方向側位置に係止部が設けられ、その係止部に係止された位置を定位置として閉弁移動方向とその復帰方向に弁体に沿って往復移動自在に可動部材が配置され、この可動部材と弁体に設けたばね受け部との間には前記可動部材を前記弁体の係止部側へ付勢する押圧ばねが介設されており、前記可動部材にはダイアフラムの内周端縁側が固定され、前記ダイアフラムの外周端縁側は固定壁に固定されて、前記ダイアフラムと固定壁と可動部材によって囲まれた水密空間によって膨張タンク室が形成され、この膨張タンク室内は導圧路を介して前記二次側流路に連通されていることを特徴とする減圧弁。
JP2005001687A 2005-01-06 2005-01-06 減圧弁 Active JP4502821B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005001687A JP4502821B2 (ja) 2005-01-06 2005-01-06 減圧弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005001687A JP4502821B2 (ja) 2005-01-06 2005-01-06 減圧弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006190100A true JP2006190100A (ja) 2006-07-20
JP4502821B2 JP4502821B2 (ja) 2010-07-14

Family

ID=36797244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005001687A Active JP4502821B2 (ja) 2005-01-06 2005-01-06 減圧弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4502821B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57149680A (en) * 1981-03-10 1982-09-16 Osaka Gas Co Ltd Pressure regulator
JPS584948U (ja) * 1981-07-03 1983-01-13 株式会社ノーリツ 水圧応動装置
JPH01314313A (ja) * 1988-06-14 1989-12-19 Ntc Kogyo Kk 逃し弁付き減圧弁
JPH0566472U (ja) * 1992-02-06 1993-09-03 パロマ工業株式会社 給湯器の膨張弁
JPH08292815A (ja) * 1995-04-20 1996-11-05 Inax Corp 減圧弁及び給湯設備

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57149680A (en) * 1981-03-10 1982-09-16 Osaka Gas Co Ltd Pressure regulator
JPS584948U (ja) * 1981-07-03 1983-01-13 株式会社ノーリツ 水圧応動装置
JPH01314313A (ja) * 1988-06-14 1989-12-19 Ntc Kogyo Kk 逃し弁付き減圧弁
JPH0566472U (ja) * 1992-02-06 1993-09-03 パロマ工業株式会社 給湯器の膨張弁
JPH08292815A (ja) * 1995-04-20 1996-11-05 Inax Corp 減圧弁及び給湯設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP4502821B2 (ja) 2010-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018503048A (ja) 減圧弁が備えられた温水供給装置
KR19980703767A (ko) 온도자동 꼭지 혼합밸브
RU2641177C2 (ru) Термостат
CA2515257A1 (en) Control system for a portable instant hot water heater
JP4502821B2 (ja) 減圧弁
MXPA03007809A (es) Sistema de valvula para controlar la temperatura de agua caliente.
JPS6314264B2 (ja)
RU2280215C1 (ru) Бытовой газовый проточный водонагреватель
CN108844220A (zh) 一种带供暖功能的燃气热水器
JP3569118B2 (ja) 給湯器
KR20170128903A (ko) 유로차단 방식의 가스안전조정기
KR20140060773A (ko) 난방 온수 겸용 보일러
JP7099866B2 (ja) 複合熱源機
JP3876877B2 (ja) ガス給湯暖房機
US6820637B1 (en) Temperature control check valve for water heater
CN113586759A (zh) 温控阀、回水阀和供水系统
JP5463096B2 (ja) 熱水生成装置およびこれを用いた蒸気給湯システム
JP2013217622A (ja) 貯湯式給湯機
CN212616480U (zh) 温控阀、回水阀和供水系统
JP3765917B2 (ja) 給湯器
KR200428505Y1 (ko) 난방시스템
JP2002228261A (ja) 給湯装置
JP5020694B2 (ja) 高温遮断弁
KR100929881B1 (ko) 보일러용 냉수 자동공급 밸브
RU2331022C1 (ru) Газовый клапан

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071217

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20071217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100420

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4502821

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250