JP2006189787A - 撮像装置及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 図2の(a)〜(d)は、それぞれの人物撮影モードに対応する被写体表示枠であり、メモリ9の距離情報テーブルには、それぞれの人物撮影モードに対応する距離情報が記憶されている(図2(e)参照)。そして、ユーザによって人物撮影モードが選択されると選択された人物撮影モードに対応する被写体表示枠を画像表示部12に表示し、ユーザはこの被写体表示枠を見ながら、撮影しようとする被写体をこの被写体表示枠に合わすことができる(図2(f)参照)。そして、シャッタボタンが押下されると、該選択された人物撮影モードに対応する距離情報を距離情報テーブルから読み出し、該読み出した距離情報に基づいてフォーカスレンズを駆動させる。
【選択図】 図2
Description
しかし、この位相差検出方式によるAF処理においては、撮影状況の明暗などに左右され、撮影状況が暗いと、正しく被写体距離を検出することができず、ピントの合った画像を撮影することができなかった。
また、上記特許文献に記載の技術によれば、撮影状況の明暗に拘わらず、被写体までの距離を検出することができるが、CCDからの撮像信号のうち、人の顔による撮像信号を抽出し、該抽出した撮像信号による像が撮影画面に占める大きさにより被写体距離を演算するので、時間がかかり、CPU10などの処理負担が増大するという問題点があった。
また、CCDからの撮像信号の中で信号レベルの高いものを人の顔による撮像信号とみなすので、人の顔の大きさを誤認して被写体距離を演算するという問題点もあった。
人物撮影モードを設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された人物撮影モードに対応する被写体表示枠を表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記設定手段により設定された人物撮影モードに対応するフォーカス位置情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、フォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してフォーカスを行なうフォーカス制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
被写体表示枠とともに、前記撮像手段により撮像された画像データの画像を前記表示手段に表示させるようにしてもよい。
前記設定手段は、
前記選択手段により選択された人物撮影モードを設定するようにしてもよい。
前記取得手段は、
前記設定手段により設定された人物撮影モードに対応する距離情報を前記記憶手段から読み出し、該読み出した距離情報に対応するフォーカス位置情報を取得するようにしてもよい。
前記制御手段により制御されたズーム機能のズーム倍率を取得する第1の倍率取得手段と、
を備え、
前記取得手段は、
前記設定手段により設定された人物撮影モード及び前記第1の倍率取得手段により取得されたズーム倍率に対応するフォーカス位置情報を取得するようにしてもよい。
前記取得手段は、
前記修正手段により修正されたフォーカス位置情報を取得し、
前記フォーカス制御手段は、
前記取得手段により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、フォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してフォーカスを行なうようにしてもよい。
前記ズーム制御手段によりズームされた被写体表示枠のズーム倍率を取得する第2の倍率取得手段と、
を備え、
前記取得手段は、
前記設定手段により設定された人物撮影モード及び前記第2の倍率取得手段により取得されたズーム倍率に対応するフォーカス位置情報を取得するようにしてもよい。
前記ズーム制御手段によりズームされた被写体表示枠のズーム倍率を取得する第2の倍率取得手段と、
を備え、
前記取得手段は、
前記設定手段により設定された人物撮影モード、前記第1の倍率取得手段及び前記第2の倍率取得手段により取得されたズーム倍率に対応するフォーカス位置情報を取得するようにしてもよい。
前記取得手段により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、被写体に対してパンフォーカスするようにしてもよい。
前記フォーカス制御手段は、
前記取得手段により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、前記コントラストAF手段により前記撮像手段により撮像された画像データのAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置を制限して、被写体に対してオートフォーカスを行なうようにしてもよい。
前記フォーカス制御手段は、
前記判断手段により前記人物撮影モードが設定されていると判断された場合に、前記取得手段により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、フォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してフォーカスを行なうようにしてもよい。
前記判断手段により前記人物撮影モードが設定されていないと判断された場合に、フォーカスレンズを移動させていくとともに、前記撮像手段により撮像された画像データのAF評価値を検出し、該検出した複数のAF評価値の中でAF評価値がピークとなるレンズ位置にフォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してオートフォーカスを行なうコントラストAF制御手段を備えるようにしてもよい。
前記シャッタボタンが半押しされたか否かを判断する第1の判断手段と、
前記シャッタボタンが一気に全押しされたか否かを判断する第2の判断手段と、
を備え、
前記フォーカス制御手段は、
前記第2の判断手段により前記シャッタボタンが一気に全押しされたと判断された場合は、前記取得手段により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、フォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してフォーカスを行なうようにしてもよい。
前記フォーカス制御手段は、
前記第3の判断手段により前記人物撮影モードが設定されていると判断された場合に、前記取得手段により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、フォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してフォーカスを行なうようにしてもよい。
前記第3の判断手段により前記人物撮影モードが設定されていないと判断された場合には、予め決められた固定焦点位置にフォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してフォーカスを行なうパンフォーカス制御手段を備えるようにしてもよい。
前記第1の判断手段により前記シャッタボタン半押しされたと判断されたときに、前記設定手段により人物撮影モードの設定が行なわれている場合は、前記取得手段により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、AF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置を制限してAF評価値を検出するように制御する手段を含むようにしてもよい。
前記第2の判断手段は、
前記第4の判断手段により前記コントラストAF制御手段によるAF制御が完了する前に前記シャッタボタンが全押しされたと判断された場合には、前記シャッタボタンが一気に全押しされたと判断するようにしてもよい。
前記シャッタボタンが半押しされてから所定時間経過前に前記シャッタボタンが全押しされた場合には、前記シャッタボタンが一気に全押しされたと判断し、
前記第1の判断手段は、
前記シャッタボタンが半押しされてから前記シャッタボタンが全押しされることなく所定時間が経過した場合には、前記シャッタボタンが半押しされたと判断するようにしてもよい。
前記第1の判断手段により前記シャッタボタンが半押しされたと判断されることなく、前記シャッタボタンが全押しされたと判断した場合には、前記シャッタボタンが一気に全押しされたと判断するようにしてもよい。
人物撮影モードを設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された人物撮影モードに対応する被写体表示枠を表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記設定手段により設定された人物撮影モードに対応する被写体距離情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された被写体距離情報を表示又は記録する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記取得手段により取得された被写体距離情報を前記撮像手段により得られた画像データと関連付けて記録手段に記録する手段を含むようにしてもよい。
前記取得手段により取得された被写体距離情報を前記撮像手段により得られた画像データと共に前記表示手段に表示する手段を含むようにしてもよい。
人物撮影モードを設定する設定処理と、
前記設定処理により設定された人物撮影モードに対応する被写体表示枠を表示部に表示させる表示処理と、
前記設定処理により設定された人物撮影モードに対応するフォーカス位置情報を取得する取得処理と、
前記取得処理により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、フォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してフォーカスを行なうフォーカス処理と、
を含み、上記各処理をコンピュータで実行させることを特徴とする。
人物撮影モードを設定する設定処理と、
前記設定処理により設定された人物撮影モードに対応する被写体表示枠を表示部に表示させる表示処理と、
前記設定処理により設定された人物撮影モードに対応する被写体距離情報を取得する取得処理と、
前記取得処理により取得された被写体距離情報を表示又は記録する処理と、
を含み、上記各処理をコンピュータで実行させることを特徴とする。
また、撮影状況が暗い場合であっても、誤測距することがなく、ピントの合った画像を得ることができる。
また、ズーム機能を有しているので、被写体をズームすることにより、撮影しようとする被写体を被写体表示枠に合うように簡単に調整することができる。
また、被写体表示枠をズームするズーム制御手段を有するので、被写体表示枠をズームすることにより、被写体表示枠を撮影しようとする被写体に合わすことが簡単に行うことができる。
被写体をズームするズーム機能、被写体表示枠をズームする制御手段を有するので、ズーム機能によるズーム、被写体表示枠のズームを行うことにより、撮影しようとする被写体を被写体表示枠に合うように簡単に調整することができる。
[第1の実施の形態]
A.デジタルカメラの構成
図1は、本発明の撮像装置を実現するデジタルカメラ1の電気的な概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、撮影レンズ2、レンズ駆動ブロック3、絞り兼用シャッタ4、CCD5、TG(timing generator)6、ユニット回路7、DRAM8、メモリ9、CPU10、フラッシュメモリ11、画像表示部12、キー入力部13、音声処理部14、ストロボ駆動部15、ストロボ発光部16、カードI/F17を備えており、カードI/F17には、図示しないデジタルカメラ1本体のカードスロットに着脱自在に装着されたメモリ・カード18が接続されている。
絞りとは、撮影レンズ2から入ってくる光の量を制御する機構のことをいい、シャッタとは、CCD5に光を当てる時間を制御する機構のことをいい、CCD5に光を当てる時間は、シャッタの開閉の速度(シャッタ速度)によって変わってくる。露出は、この絞りとシャッタ速度によって定めることができる。
ユニット回路7は、CCD5から出力される撮像信号を相関二重サンプリングして保持するCDS(Correlated Double Sampling)回路、そのサンプリング後の撮像信号の自動利得調整を行うAGC(Automatic Gain Control)回路、その自動利得調整後のアナログの撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器から構成されており、CCD5の撮像信号は、ユニット回路7を経てデジタル信号としてCPU10に送られる。
フラッシュメモリ11やメモリ・カード18は、CCD5によって撮像された画像データなどを保存しておく記録媒体である。なお、本実施例では、画像データの書き込み(記録)は、専らフラッシュメモリ11を用いて説明しているが、ユーザのキー入力部13の操作により、画像データをフラッシュメモリ11に記録するか、メモリ・カード18に記録するかを選択することができる。このフラッシュメモリ11やメモリ・カード18は、本発明の記録手段に相当する。
キー入力部13は、電源キー、シャッタボタン、ズームキー(Teleキー、Wideキーを有する)、人物撮影モードキー、解除キー等の複数の操作キーを含み、ユーザのキー操作に応じた操作信号をCPU10に出力する。このキー入力部13は、本発明の選択手段として機能する。
また、音声処理部14は、音声付画像の再生時には、各画像データに付属する音声データに基づく音声等を内蔵スピーカから放音する。
ユーザのキー入力部13の電源キーの操作によりデジタルカメラ1の電源がONされると、CPU10は、CCD5による被写体の撮像を開始させ、CCD5によって撮像された被写体の画像データに対して画像処理を施してバッファメモリ(DRAM8)に記憶し、該記憶した画像データの画像を画像表示部12に表示させるという、いわゆるスルー画像表示を開始する。
ズーム操作が行われたと判断すると、CPU10は、ユーザのズームキーの操作にしたがってレンズ駆動ブロック3に制御信号を送り、レンズ駆動ブロック3は該送られてきた制御信号にしたがって、ズームレンズを駆動させる(制御手段)。
CPU10は、人物撮影モードの選択が行われたと判断すると、該選択された
人物撮影モードの設定を行う(設定手段)。この設定は、該選択された人物撮影モードを示す情報をメモリ9の人物撮影モード記憶領域に記憶させることにより行なわれる。
図2の(a)から(d)は、画像表示部12に表示される人物撮影モードに対応する被写体表示枠の様子を示すものである。
図2の(a)は、人物撮影モード1に対応する被写体表示枠を示しており、(b)は、人物撮影モード2に対応する被写体表示枠を示しており、(c)は、人物撮影モード3に対応する被写体表示枠を示しており、(d)は、人物撮影モード4に対応する被写体表示枠を示している。この人物撮影モードに対応する被写体表示枠は予めメモリ9に記録されている。
そして、CPU10は、人物撮影モードの選択変更が行われたと判断すると、ユーザのキー操作にしたがって、新たに人物撮影モードの設定を行う。つまり、人物撮影モード記憶領域に既に記憶されている人物撮影モードを示す情報に、新たに選択された人物撮影モードを示す情報を上書きして記憶させる。
ここで、ユーザは、画像表示部12に表示されている撮影を行いたい被写体を、この表示されている被写体表示枠に合わせるようにカメラの位置の調節、及びズーム倍率の調整を行う。
CPU10は、人物撮影モードの解除を行うと判断すると、設定した人物撮影モードの設定の解除を行い、画像表示部12に表示している被写体表示枠の表示を禁止させる。この設定解除は、メモリ9の人物撮影モード記憶領域に記憶されている人物撮影モードを示す情報を消去することにより行なう。
CPU10は、シャッタボタンが押下されたと判断すると、人物撮影モードの設定を行っているか否かの判断を行う。
ここで、図2(e)は、メモリ9に記憶されている距離情報テーブルの内容を示すものである。図2(e)を見ると、人物撮影モード1に対応する距離は0.5mであり、人物撮影モード2に対応する距離は1.0mであり、人物撮影モード3に対応する距離は2.0mであり、人物撮影モード4に対応する距離は3.0mであることがわかる。
また、CPU10は、シャッタボタンが押下されたと判断したときに、人物撮影モードの設定を行っている場合には、現在のズームレンズの位置からズーム倍率の取得も行う(第1の倍率取得手段)。
そして、CPU10は、該修正した被写体距離情報を取得し(取得手段)、該得られた被写体距離情報に対応する位置にフォーカスレンズを移動させて(フォーカス制御手段)、静止画撮影処理を行い、該得られた画像データ及び被写体距離情報を関連付けてフラッシュメモリ11に記録する。
そして、CPU10は、フラッシュメモリ11に記録した画像データの画像及び被写体距離情報を画像表示部10に表示させる。
第1の実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を図3乃至図5のフローチャートにしたがって説明する。
まず、ユーザのキー入力部13の電源キーの操作により、デジタルカメラ1の電源がONされると、CCD5による被写体の撮像を開始し、撮像した被写体のスルー画像を画像表示部12に表示させるという、スルー画像表示を開始させる(ステップS1)。
次いで、ユーザによってキー入力部13のズームキーの操作が行われたか否かを判断する(ステップS2)。この判断は、キー入力部13からズームキーの操作に対応する操作信号がCPU10に送られてきたか否かにより判断する。
一方、ステップS2で、ズームキーの操作がないと判断すると、そのままステップS4に進む。
ここで、人物撮影モードは複数あり、ユーザは、人物撮影モードキーの操作を行うことにより、任意の人物撮影モードを1つ選択することができる。例えば、人物撮影モードキーを1回押下すると人物撮影モード1になり、もう1回人物撮影モードキーを操作すると、人物撮影モード2に切り替わるというように、人物撮影モードキーを操作していくと、人物撮影モードが1から順々に切り替わる。なお、最後の人物撮影モードが選択されている状態で人物撮影モードキーを操作した場合は、最初の人物撮影モード1に切り替わるものとする。
ここでは、人物撮影モードキーを1回押下したものとする。
次いで、設定した人物撮影モードに対応する被写体表示枠を画像表示部12に表示させる(ステップS6)。ここでは、人物撮影モード1の設定を行っているので、画像表示部12に表示される被写体表示枠は、図2(a)に示すような被写体表示枠となる。このとき、画像表示部12には、被写体表示枠の他にCCD5によって撮像された被写体のスルー画像も表示されていることは言うまでもない。
図2(f)は、被写体が被写体表示枠に丁度収まったときの様子を示すものである。
この図2(f)は、ズーム倍率を3倍にして被写体(青年の上半身)が被写体表示枠に収まったときの様子を示すものである。
ステップS8で人物撮影モードの設定を行っていないと判断すると、ステップS2に戻り、人物撮影モードの設定を行っていると判断すると、人物撮影モードの解除を行うか否かの判断を行う(ステップS9)。この判断は、ユーザのキー入力部13の解除キーの操作に対応する操作信号が、キー入力部13から送られてきたか否かにより判断し、送られてきた場合には人物撮影モードの解除を行うと判断する。例えば、被写体表示枠を表示させずに、ユーザが被写体の撮影を行いたい場合もあるからである。なお、最後の人物撮影モードが選択されている状態で人物撮影モードキーを操作した場合に、人物撮影モードが解除されるようにしてもよい。
ステップS9で、人物撮影モードの解除を行うと判断すると、人物撮影モードの設定を解除し、画像表示部12の被写体表示枠の表示を禁止させて(ステップS10)、ステップS2に戻る。このときはCCD5によって撮像された被写体のスルー画像のみが画像表示部12に表示される。
ステップS11で、人物撮影モードの選択を変更しないと判断するとステップS2に戻り、人物撮影モードの選択を変更すると判断すると、ステップS5に戻り、ユーザの人物撮影モードキーの操作にしたがって、新たに選択された人物撮影モードの設定を行う。例えば、人物撮影モード1に対応する被写体表示枠を表示させているときに、人物撮影モード3に対応する被写体表示枠となるような被写体(被写体の全身)を撮影したい場合もあるからである。
ステップS12で、人物撮影モードの設定を行っていると判断すると、設定している人物撮影モードに対応する距離情報をメモリ9に記憶されている距離情報テーブルから読み出す(ステップS13)。
次いで、現在のズーム倍率をズームレンズの位置情報から取得する(ステップS14)。
なお、予め人物撮影モードとズーム倍率に応じた距離情報を記録したテーブルを有するようにし、人物撮影モードとズーム倍率にしたがって、該テーブルから距離情報を取得し、該取得した距離情報を被写体距離情報とするようにしてもよい。
一方、ステップS12で、人物撮影モードの設定を行っていないと判断すると、被写体に対してAF処理を行ってから(ステップS17)、ステップS18に進む。人物撮影モードの設定を行っていないと判断すると、画像表示部12に被写体表示枠が表示されておらず、被写体までの距離を推測することができないため、通常のAF処理によって被写体に対してピントを合わせることとなる。このAF処理の方法としては、アクティブ方式によるAF処理や、パッシブ方式によるAF処理(位相差検出方式によるAF処理など)であってもよいし、コントラスト検出方式によるAF処理、予め決められた固定焦点位置にフォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してフォーカスを行なうパンフォーカスであってもよいし、AF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置の数を通常のAF処理時よりも少なくした簡易的なAF処理であってもよい。
ステップS18に進むと、被写体を撮影すべく静止画撮影処理を行い、該静止画撮影処理により得られた画像データと被写体距離情報を関連付けてフラッシュメモリ11に記録する(ステップS19)。
このとき、静止画像データと関連付けられて記録される被写体距離情報は、図5のステップS16で被写体に対してピントを合わせて静止画撮影処理を行った場合はステップS15で修正された被写体距離情報であり、ステップS17でAF処理が実行されて静止画撮影処理を行った場合にはステップS17のAF処理により得られた被写体距離情報である。例えば、ステップS17のAF処理の方式が、アクティブ方式やパッシブ方式の場合にはAF処理を行うために検出した被写体距離情報を記録させ、コントラスト検出方式の場合には、被写体に対してフォーカスしたときのフォーカスレンズのレンズ位置に基づいて得られた被写体距離情報を記録させることとなる。
次いで、フラッシュメモリ11に記録した画像データの画像とともに、関連付けて記録された被写体距離情報を画像表示部12に表示させる(ステップS20)。
また、それぞれの人物撮影モードに対応する被写体距離情報を予め記憶させておくので、迅速に被写体距離情報を得ることができ、従来のAF処理などに比べ、CPU10の処理負担を軽減することができる。
また、人物撮影モードに対応する距離情報を取得するので、ユーザが被写体表示枠にユーザが撮影しようとする被写体を合わせることにより、誤測距というものがなく、ピントのボケた画像を得ることがない。
次に第2の実施の形態について説明する。
E.デジタルカメラ1の動作
第2の実施の形態も、図1に示したものと同様の構成を有するデジタルカメラ1を用いることにより本発明の撮像装置を実現する。
但し、キー入力部13のシャッタボタンは、半押し操作と全押し操作が可能なシャッタボタンであり、又、メモリ9には、距離情報テーブルの他に、デフォルトのフォーカス位置情報が記録されている。
ユーザのキー入力部13の電源キーの操作により、デジタルカメラ1の電源がONされると、CCD5による撮像を開始し、撮像した被写体のスルー画像を画像表示部12に表示させるという、スルー画像表示を開始させる(ステップS51)。
ステップS52で、ズームキーの操作があると判断すると、CPU10は、ユーザのズームキーの操作にしたがってズームレンズを駆動させて(ステップS53)、ステップS54に進み、ステップ52で、ズームキーの操作がないと判断するとそのままステップS54に進む。
ステップS54で、人物撮影モードの選択が行なわれたと判断すると、CPU10は、該選択された人物撮影モードの設定を行なう(ステップS55)。つまり、該選択された人物撮影モードを示す情報をメモリ9の人物撮影モード記憶領域に記憶させる。
そして、CPU10は、該設定した人物撮影モードに対応する被写体表示枠を画像表示部12に表示させて(ステップS56)、ステップS57に進む。
一方、ステップS54で、人物撮影モードの選択が行なわれていないと判断すると、そのままステップS57に進む。
ステップS57で、シャッタボタンが半押しされていないと判断すると、CPU10は、人物撮影モードが現在設定されているか否かの判断を行う(ステップS58)。この判断は、メモリ9の人物撮影モード記憶領域に人物撮影モードを示す情報が記憶されているか否かにより判断を行う。
ステップS59で、人物撮影モードの解除を行なわないと判断するとステップS52に戻り、ステップS59で、人物撮影モードの解除を行なうと判断すると、CPU10は、人物撮影モードの設定を解除し、つまり、メモリ9の人物撮影モード記憶領域に記憶されている人物撮影モードを示す情報を消去し、画像表示部12の被写体表示枠の表示を禁止させて(ステップS60)、ステップS52に戻る。
AF処理を開始すると、CPU10は、該AF処理が完了したか否かの判断を行なう(ステップS62)。
ステップS62で、AF処理が完了していないと判断すると、CPU10は、ユーザによってシャッタボタンが全押しされたか否かの判断を行う(ステップS63)。この判断は、シャッタボタン全押しに対応する操作信号がキー入力部13から送られてきたか否かにより判断する。
ステップS63で、シャッタボタンが全押しされていないと判断するとステップS62に戻る。
図7のステップS64に進むと、CPU10は、人物撮影モードが現在設定されているか否かの判断を行う。このとき、CPU10は、現在行なっているAF処理を中止させる。
次いで、CPU10は、現在のズーム倍率をズームレンズの位置情報から取得する(ステップS66)。
次いで、CPU10は、該修正した被写体距離情報に基づいてフォーカスレンズを駆動させて(ステップS68)、図6のステップS74に進む。これにより、撮影したい被写体にピントを合わせることができる。
ステップS73で、シャッタボタンが全押しされていないと全押しされると判断されるまでステップS73に留まり、ステップS73で、シャッタボタンが全押しされたと判断するとステップS74に進む。
このとき、静止画像データと関連付けられて記録される被写体距離情報は、図7のステップS68で被写体に対してピントを合わせて静止画撮影処理を行った場合はステップS67で修正された被写体距離情報であり、ステップS73でシャッタボタンが全押しされて静止画撮影処理を行った場合にはステップS61のAF処理により得られた被写体距離情報である。例えば、ステップS61のAF処理の方式が、アクティブ方式やパッシブ方式の場合にはAF処理を行うために検出した被写体距離情報を記録させ、コントラスト検出方式の場合には、被写体に対してフォーカスしたときのフォーカスレンズのレンズ位置に基づいて得られた被写体距離情報を記録させることとなる。
静止画像データと距離情報とを関連付けて記録すると、CPU10は、該記録した静止画像データの画像と被写体距離情報に基づく被写体距離とを画像表示部12に表示させる(ステップS76)。
また、ユーザが迅速な撮影を要求している場合であって、人物撮影モードが設定されていない場合は、予め決められた固定焦点位置に基づいてフォーカスを行なうので、迅速に被写体にピントを合わすことができる。
また、ユーザが迅速な撮影を要求していない場合には、AF処理により被写体に対してオートフォーカスを行なうので、高精度に被写体にピントを合わすことができる。
また、上記各実施の形態は、以下のような変形例も可能である。
変形例1においては、メモリ9に記録されている距離情報テーブルに替えて、フォーカス位置テーブルを記録させておく。
図8(a)は、メモリ9に記録されているフォーカス位置情報の様子を示すものであり、このフォーカス位置テーブルには、人物撮影モード毎にサンプリングポイントとなる3点のフォーカス位置情報が記録されている。この人物撮影モード毎のサンプリングポイントは、各人物撮影モードに対応する被写体距離にピントが合うようなフォーカス位置である。
図5のステップS12で、人物撮影モードが現在設定されていると、又は、図7のステップS64で、人物撮影モードが現在設定されていると判断すると、図8のステップS101に進み、CPU10は、現在設定している人物撮影モードに対応するサンプリングポイントとなる3点のフォーカス位置情報をメモリ9のフォーカス位置テーブルから取得する。
そして、CPU10は、該取得したズーム倍率にしたがって該取得したサンプリングポイントとなる3点のフォーカス位置情報の修正を行なう(ステップS103)。ズーム倍率に応じてフォーカス位置も異なってくるからである。
このサンプリングポイントとなる3点のフォーカス位置情報に基づいたコントラスト検出方式によるAF処理とは、コントラスト検出方式によるAF処理によりAF評価値(コントラスト値)を検出するフォーカスレンズのレンズ位置を、該修正した3点のフォーカス位置に限定し、その中でAF評価値がピークとなるフォーカス位置にフォーカスレンズを駆動させるというものである。
また、フォーカス位置テーブルやサーチ範囲テーブルなどを設けずに、図2(e)に示すような距離情報テーブルに基づいてコントラスト検出方式によるAF処理を行うようにしてもよい。
この場合には、人物撮影モードに対応する被写体距離情報に基づいてフォーカスレンズを移動させた後、そのフォーカス位置と、その前後のフォーカス位置との計3点のフォーカス位置におけるAF評価値を検出し、その中でAF評価値がピークとなるフォーカス位置にフォーカスレンズを移動させることとなる。
また、ここではサンプリングポイントとなるフォーカス位置情報を3点としているが、2点、4点等の複数であればよい。つまり、AF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置の数を通常のAF処理時よりも少なくした簡易的なAF処理であればよい。
ステップS105で、AF処理が完了していないと判断すると、完了したと判断するまでステップS105に留まり、AF処理が完了したと判断すると、図5のステップS18、又は、図6のステップS74へそれぞれ進む。
これにより、高精度、且つ、迅速に被写体に対してオートフォーカスを行なうことができる。
また、上記第2の実施の形態は、以下のような変形例も可能である。
第2の実施の形態においては、シャッタボタンが半押しされると、AF処理を開始し(図6のステップS61)、AF処理が完了する前にシャッタボタンが全押しされた場合には(ステップS63でYに分岐)、シャッタボタンが一気に全押しされたと、つまり、ユーザが迅速な撮影を要求していると判断するようにしたが、シャッタボタンが一気に全押しされたか否かの判断を次の動作により判断してもよい。
図6のステップS57でシャッタボタンが半押しされたと判断すると、図9(a)のステップS131に進み、CPU10は、タイマーをスタートさせる。
次いで、CPU10は、タイムアップしたか否かの判断を行う(ステップS132)。このタイムアップしたか否かの判断は、タイマーが所定時間(ここでは0.05秒)経過したか否かにより判断する。
ステップS133で、シャッタボタンが全押しされていないと判断するとステップS132に戻る。
一方、シャッタボタンが全押しされずに、所定時間が経過したと判断すると(ステップS132でYに分岐)、シャッタボタンが一気に全押しされずに半押しされたと判断し、CPU10は、AF処理(ここでは、コントラスト検出方式によるAF処理を採択)を開始し(ステップS134)、AF処理が完了したと判断すると(ステップS135でYに分岐)、図6のステップS73に進む。
ステップS151で、シャッタボタンが半押しされていないと判断すると、シャッタボタンが全押しされたか否かの判断を行う(ステップS152)。
ステップS152で、シャッタボタンが全押しされていないと判断すると、図6のステップS58に戻る。
一方、ステップS151で、シャッタボタンが半押しされたと判断すると、シャッタボタンが一気に全押しされずに半押しされたと判断し、CPU10は、AF処理(ここでは、コントラスト検出方式によるAF処理を採択)を開始し(ステップS153)、AF処理が完了したと判断すると(ステップS154でYに分岐)、図6のステップS73に進む。
また、シャッタボタンが一気に全押しされずに、半押しされたと判断すると(ステップS132でYに分岐又はステップS151でYに分岐)、人物撮影モードが現在設定されているか否かの判断を行い、人物撮影モードが現在設定されていないと判断すると、ステップS134又はステップS153でAF処理を開始してステップS135又はステップS154に進み、人物撮影モードが現在設定されていると判断すると、ステップS134、ステップS154のAF処理に替えて、図8のステップS101〜ステップS104の動作を経てステップS135又はステップS154に進むようにしてもよい。これにより、ユーザが迅速な撮影を要求していない場合であっても、人物撮影モードが設定されている場合には、高精度、且つ、迅速に被写体にピントを合わすことができる。
また、シャッタボタンは、半押し操作、全押し操作可能な2段階のストロークを有するボタンであるが、1段階しか操作できないボタンであってもよい(2段階ストロークを有さないボタン、つまり、押すことしかできないボタン)。この場合には、シャッタボタンの上部に指が触れたか否かを検出するタッチセンサを設けておき、タッチセンサに指が触れたことを検出することにより、シャッタボタンが半押しされたと判断し、シャッタボタンが押下されることにより、シャッタボタンが全押しされたと判断する。
また、上記各実施の形態は、以下のような変形例も可能である。
(1)本実施の形態においては、ズーム機能を有しているデジタルカメラ1について説明したが、ズーム機能を有しないデジタルカメラ1であってもよい。この場合には、取得した人物撮影モードに対応する距離情報が、そのまま被写体距離情報となる。
また、ズーム機能を有している場合であっても、それぞれの人物撮影モードに対応するズーム倍率が予め決まっており、人物撮影モードが選択されると、その人物撮影モードに対応するズーム倍率となるようにズームレンズを駆動させるようにしてもよい。この場合には、人物撮影モードに対応する距離情報は、予め決められたズーム倍率も勘案した距離情報となっており、取得した人物撮影モードに対応する距離情報が、そのまま被写体距離情報となる。
これにより、被写体距離情報を更に迅速に得ることができ、CPU10の負担も軽減することができる。
(3)また、メモリ9に距離情報テーブルを予め記憶させておくようにしたが、画像表示部10の画面全体における被写体表示枠の大きさから距離情報を算出するようにしてもよい。そして、この算出した距離情報をズーム倍率にしたがって修正するようにする。
(5)また、光学ズームを有したデジタルカメラ1について説明したが、光学ズームに替えて、電子ズームを備えたデジタルカメラ1であってもよい。
また、光学ズームと電子ズームとの両方を備えたデジタルカメラ1であってもよい。
(7)また、被写体表示枠は、人の形をした枠であるが、これに限られるものではなく、猫の形をした被写体表示枠、車の形をした被写体表示枠など人の形をした被写体表示枠でなくてもよい。これにより、人に限らず、猫やその他のものでも迅速にフォーカスを行うことができ、撮影状況が暗い場合でも、これらのものに対して誤測距を行うことがない。
(9)更に、上記した(1)乃至(8)を組み合わせるようにしてもよい。
(10)上記実施の形態におけるデジタルカメラ1は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、カメラ付き携帯電話、カメラ付きPDA、カメラ付きパソコン、カメラ付きICレコーダ、又はデジタルビデオカメラ等でもよく、要は被写体を撮影することができる機器であれば何でもよい。
2 撮影レンズ
3 レンズ駆動ブロック
4 絞り兼用シャッタ
5 CCD
6 TG
7 ユニット回路
8 DRAM
9 メモリ
10 CPU
11 フラッシュメモリ
12 画像表示部
13 キー入力部
14 音声処理部
15 ストロボ駆動部
16 ストロボ発光部
17 カードI/F
18 メモリ・カード
Claims (25)
- 被写体を撮像する撮像手段と、
人物撮影モードを設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された人物撮影モードに対応する被写体表示枠を表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記設定手段により設定された人物撮影モードに対応するフォーカス位置情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、フォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してフォーカスを行なうフォーカス制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記表示制御手段は、
被写体表示枠とともに、前記撮像手段により撮像された画像データの画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - ユーザが複数の人物撮影モードのうち任意の人物撮影モードを1つ選択するための選択手段を備え、
前記設定手段は、
前記選択手段により選択された人物撮影モードを設定することを特徴とする請求項1又は2記載の撮像装置。 - 人物撮影モードに対応する距離情報が記憶されている記憶手段を備え、
前記取得手段は、
前記設定手段により設定された人物撮影モードに対応する距離情報を前記記憶手段から読み出し、該読み出した距離情報に対応するフォーカス位置情報を取得することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の撮像装置。 - 被写体をズームするためのズーム機能を制御する制御手段と、
前記制御手段により制御されたズーム機能のズーム倍率を取得する第1の倍率取得手段と、
を備え、
前記取得手段は、
前記設定手段により設定された人物撮影モード及び前記第1の倍率取得手段により取得されたズーム倍率に対応するフォーカス位置情報を取得することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の撮像装置。 - 前記第1の倍率取得手段により取得されたズーム倍率にしたがって、前記設定手段により設定された人物撮影モードに対応するフォーカス位置情報を修正する修正手段を備え、
前記取得手段は、
前記修正手段により修正されたフォーカス位置情報を取得し、
前記フォーカス制御手段は、
前記取得手段により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、フォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してフォーカスを行なうことを特徴とする請求項5記載の撮像装置。 - 前記表示制御手段により前記表示手段に表示された被写体表示枠をズームさせるズーム制御手段と、
前記ズーム制御手段によりズームされた被写体表示枠のズーム倍率を取得する第2の倍率取得手段と、
を備え、
前記取得手段は、
前記設定手段により設定された人物撮影モード及び前記第2の倍率取得手段により取得されたズーム倍率に対応するフォーカス位置情報を取得することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の撮像装置。 - 前記表示制御手段により前記表示手段に表示された被写体表示枠をズームさせるズーム制御手段と、
前記ズーム制御手段によりズームされた被写体表示枠のズーム倍率を取得する第2の倍率取得手段と、
を備え、
前記取得手段は、
前記設定手段により設定された人物撮影モード、前記第1の倍率取得手段及び前記第2の倍率取得手段により取得されたズーム倍率に対応するフォーカス位置情報を取得することを特徴とする請求項5又は6記載の撮像装置。 - 前記フォーカス制御手段は、
前記取得手段により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、被写体に対してパンフォーカスすることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の撮像装置。 - フォーカスレンズを移動させていくとともに、前記撮像手段により撮像された画像データのAF評価値を検出し、該検出した複数のAF評価値に基づいてフォーカスレンズを合焦レンズ位置に移動させるコントラストAF手段を備え、
前記フォーカス制御手段は、
前記取得手段により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、前記コントラストAF手段により前記撮像手段により撮像された画像データのAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置を制限して、被写体に対してオートフォーカスを行なうことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の撮像装置。 - 前記設定手段により人物撮影モードが設定されているか否かを判断する判断手段を備え、
前記フォーカス制御手段は、
前記判断手段により前記人物撮影モードが設定されていると判断された場合に、前記取得手段により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、フォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してフォーカスを行なうことを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載の撮像装置。 - 前記フォーカス制御手段は、
前記判断手段により前記人物撮影モードが設定されていないと判断された場合に、フォーカスレンズを移動させていくとともに、前記撮像手段により撮像された画像データのAF評価値を検出し、該検出した複数のAF評価値の中でAF評価値がピークとなるレンズ位置にフォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してオートフォーカスを行なうコントラストAF制御手段を備えたことを特徴とする請求項11記載の撮像装置。 - 半押し操作と全押し操作が可能なシャッタボタンと、
前記シャッタボタンが半押しされたか否かを判断する第1の判断手段と、
前記シャッタボタンが一気に全押しされたか否かを判断する第2の判断手段と、
を備え、
前記フォーカス制御手段は、
前記第2の判断手段により前記シャッタボタンが一気に全押しされたと判断された場合は、前記取得手段により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、フォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してフォーカスを行なうことを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の撮像装置。 - 前記第2の判断手段により前記シャッタボタンが一気に全押しされたと判断されたときに、前記設定手段により人物撮影モードが設定されているか否かを判断する第3の判断手段を備え、
前記フォーカス制御手段は、
前記第3の判断手段により前記人物撮影モードが設定されていると判断された場合に、前記取得手段により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、フォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してフォーカスを行なうことを特徴とする請求項13記載の撮像装置。 - 前記フォーカス制御手段は、
前記第3の判断手段により前記人物撮影モードが設定されていないと判断された場合には、予め決められた固定焦点位置にフォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してフォーカスを行なうパンフォーカス制御手段を備えたことを特徴とする請求項14記載の撮像装置。 - 前記第1の判断手段により前記シャッタボタンが半押しされたと判断された場合には、フォーカスレンズを移動させていくとともに、前記撮像手段により撮像された画像データのAF評価値を検出し、該検出した複数のAF評価値の中でAF評価値がピークとなるレンズ位置にフォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してオートフォーカスを行なうコントラストAF制御手段を備えたことを特徴とする請求項13乃至15の何れかに記載の撮像装置。
- 前記コントラストAF制御手段は、
前記第1の判断手段により前記シャッタボタン半押しされたと判断されたときに、前記設定手段により人物撮影モードの設定が行なわれている場合は、前記取得手段により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、AF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置を制限してAF評価値を検出するように制御する手段を含むことを特徴とする請求項16記載の撮像装置。 - 前記コントラストAF制御手段によるAF制御が完了する前に前記シャッタボタンが全押しされたか否かを判断する第4の判断手段を備え、
前記第2の判断手段は、
前記第4の判断手段により前記コントラストAF制御手段によるAF制御が完了する前に前記シャッタボタンが全押しされたと判断された場合には、前記シャッタボタンが一気に全押しされたと判断することを特徴とする請求項16又は17記載の撮像装置。 - 前記第2の判断手段は、
前記シャッタボタンが半押しされてから所定時間経過前に前記シャッタボタンが全押しされた場合には、前記シャッタボタンが一気に全押しされたと判断し、
前記第1の判断手段は、
前記シャッタボタンが半押しされてから前記シャッタボタンが全押しされることなく所定時間が経過した場合には、前記シャッタボタンが半押しされたと判断することを特徴とする請求項13乃至17の何れかに記載の撮像装置。 - 前記第2の判断手段は、
前記第1の判断手段により前記シャッタボタンが半押しされたと判断されることなく、前記シャッタボタンが全押しされたと判断した場合には、前記シャッタボタンが一気に全押しされたと判断することを特徴とする請求項13乃至17の何れかに記載の撮像装置。 - 被写体を撮像する撮像手段と、
人物撮影モードを設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された人物撮影モードに対応する被写体表示枠を表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記設定手段により設定された人物撮影モードに対応する被写体距離情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された被写体距離情報を表示又は記録する制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、
前記取得手段により取得された被写体距離情報を前記撮像手段により得られた画像データと関連付けて記録手段に記録する手段を含むことを特徴とする請求項21記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、
前記取得手段により取得された被写体距離情報を前記撮像手段により得られた画像データと共に前記表示手段に表示する手段を含むことを特徴とする請求項121又は22記載の撮像装置。 - 被写体を撮像する撮像処理と、
人物撮影モードを設定する設定処理と、
前記設定処理により設定された人物撮影モードに対応する被写体表示枠を表示部に表示させる表示処理と、
前記設定処理により設定された人物撮影モードに対応するフォーカス位置情報を取得する取得処理と、
前記取得処理により取得されたフォーカス位置情報に基づいて、フォーカスレンズを移動させることにより、被写体に対してフォーカスを行なうフォーカス処理と、
を含み、上記各処理をコンピュータで実行させることを特徴とするプログラム。 - 被写体を撮像する撮像処理と、
人物撮影モードを設定する設定処理と、
前記設定処理により設定された人物撮影モードに対応する被写体表示枠を表示部に表示させる表示処理と、
前記設定処理により設定された人物撮影モードに対応する被写体距離情報を取得する取得処理と、
前記取得処理により取得された被写体距離情報を表示又は記録する処理と、
を含み、上記各処理をコンピュータで実行させることを特徴とするプログラム。
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