JP2006188966A - 小型遠心ファン - Google Patents
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Abstract
【課題】振動を抑えた低騒音の小型遠心ファンを提供する。
【解決手段】小型遠心ファンは、複数の翼21が円周方向に沿って所定間隔で並べられた翼部を有するインペラー2と、インペラー2を回転駆動するモーターと、インペラー2及びモーターを収容する略筒形状のハウジング1とを備える。ハウジング1の軸方向先端側に吸込口121が形成され、ハウジング1の側面の一部に吹出口111が形成されている。ハウジング1は、吹出口111が形成されたシリンダ部11と、その軸方向先端側に固定されて吸込口121が形成されたキャップ部12とを有する。キャップ部12は、1枚の金属板、又は積層された複数枚の金属板で構成されている。
【選択図】図2
【解決手段】小型遠心ファンは、複数の翼21が円周方向に沿って所定間隔で並べられた翼部を有するインペラー2と、インペラー2を回転駆動するモーターと、インペラー2及びモーターを収容する略筒形状のハウジング1とを備える。ハウジング1の軸方向先端側に吸込口121が形成され、ハウジング1の側面の一部に吹出口111が形成されている。ハウジング1は、吹出口111が形成されたシリンダ部11と、その軸方向先端側に固定されて吸込口121が形成されたキャップ部12とを有する。キャップ部12は、1枚の金属板、又は積層された複数枚の金属板で構成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、電子機器に内蔵される冷却用の小型遠心ファンに関し、特に高速回転する軸方向に細長い形状の小型遠心ファンの構造に関する。
近年、パーソナルコンピュータ等の電子機器に内蔵される冷却用ファンの小型化及び薄型化が進んでいる。従来、多くの電子機器には軸流タイプの冷却用ファンが使用されており、これは軸流タイプのファンが薄型化に適した構造を有するからである。一方、遠心ファンは、軸流ファンに比べて静圧が高い利点を有するが、軸方向寸法を低減して薄型化するには軸流ファンに比べて不利である。
そこで、例えば特許文献1に記載されているような軸方向に細長い形状の小型遠心ファンが開発されている。この小型遠心ファンでは、軸方向長さを大きくする代わりに径方向の寸法を小さくすることによって、ノート型パーソナルコンピュータ等の薄型電子機器に内蔵可能な外形寸法を実現している。また、軸方向に細長いインペラーを高速回転させることによって所望の静圧及び風量が得られるようにしている。
図8は、従来の小型遠心ファンの構造の例を示す軸方向の断面図である。また、図9は小型遠心ファンのハウジング及びインペラーの軸に垂直な方向の断面図である。図8及び図9において、各部材の形状や縮尺は必ずしも一致していないが、同様の機能を有する部材には同じ参照番号を付している。この小型遠心ファンは、軸方向に細長い略筒形状のハウジング81を有し、その内部にインペラー82とこれを回転駆動するモーター83とが収容されている。インペラー82はハウジング81内の主として軸方向先端側(図8では右側)に位置し、モーター83はハウジング81内の軸方向基端側(図8では左側)に位置している。
インペラー82は、軸方向に細長い複数の翼84aが円周方向に沿って所定間隔で並べられた翼部84(先端側)とこれを支持する略円筒状の基端部85からなる。翼部84の先端部には、複数の翼84aの先端部を連結し、支持する円環状の連結部86が設けられている。インペラー82が回転すると、ハウジング81の軸方向先端部に形成された吸込口87から外部の空気が矢印INで示すように取り入れられる。そして、ハウジング81の周方向の一部に形成された吹出口88から矢印OUTで示すように外部へ空気が送り出される。
モーター83は回転軸90、その軸受を構成するスリーブ91、スリーブホルダー93、ベースプレート94、ステーター(固定子)である電機子95、ローター(回転子)であるマグネット96及びローターヨーク97等で構成されている。回転軸90の先端部はローターヨーク97に内嵌し、ローターヨーク97の先端側外周面にはインペラー82の基端部85が外嵌している。ローターヨーク97の基端側内周面には円環状のローターマグネット96が固定され、複数極に着磁されている。
ローターマグネット96と一定のギャップを挟んで対向するように複数のステーター電機子95がスリーブホルダー93の外周に配設されている。ステーター電機子95が回転磁界を発生するように駆動(励磁)されると、その回転磁界に応じて上記のローターマグネット96、ローターヨーク97、回転軸90及びインペラー82が一体に回転する。そして、インペラー82の回転によってハウジング81の軸方向先端部の吸込口87から取り入れられた空気がハウジング81の周方向の一部に形成された吹出口88から送り出される。
上記のような構造の小型遠心ファンにおいて、静止部に対する回転部の軸方向の移動を規制するための構造が必要である。図8に示した構造の例では、スリーブホルダー93の基端側内面に設けられたスラスト板98に回転軸90の基端面が当接することによって、回転軸90を含む回転部の軸方向基端側への移動が規制される。また、回転軸90の溝にはめ込まれたCリング99が、スリーブホルダー93の内面に設けられた突出部100に当接することによって、回転軸90を含む回転部の軸方向先端側への移動が規制される。
特開2004−332724号公報
一般的な遠心ファンは回転数が低いので、その騒音が問題になることはあまりない。しかし、上記のような小型遠心ファンは細長いインペラーを高速回転させることによって所望の静圧及び風量を得るように設計されているので、騒音や振動が発生しやすくなる。
また、上述のように、静止部に対する回転部の軸方向の移動を規制するための構造として、スラスト板やCリング等が使用されているが、遠心ファンの更なる小型化及び低コストを実現するには、部品点数をできるだけ削減する必要がある。しかし、静止部に対する回転部の軸方向の移動を規制するためのスラスト板やCリング等を単に省略すると、例えばインペラーがハウジングに接触して破損するおそれがある。薄い翼を有するインペラーを高速回転させるためには、そのような接触を確実に防ぐことが特に必要である。また、ステーター電機子に巻回されたコイルの線径が非常に細いので、これに回転部が接触するとコイルの断線が生ずるおそれがある。このような接触を確実に防ぐことも重要である。
本発明は、上記のような従来の課題に鑑み、振動を抑えた低騒音の小型遠心ファンを提供することを目的とする。また、回転部の軸方向の移動を規制する手段を簡単な構造で実現することも本発明の目的である。
本発明による小型遠心ファンの第1の構成は、複数の翼が円周方向に沿って所定間隔で並べられた翼部を有するインペラーと、前記インペラーを回転駆動するモーターと、少なくとも前記インペラーを収容する略筒形状のハウジングとを備え、前記ハウジングの軸方向先端側に吸込口が形成されていると共に前記ハウジングの側面の一部に吹出口が形成されている小型遠心ファンにおいて、前記ハウジングは、前記吹出口が形成されたシリンダ部と、その軸方向先端側に固定されて前記吸込口が形成されたキャップ部とを有し、少なくとも前記キャップ部が金属で構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、少なくともハウジングの先端側のキャップ部に樹脂と比べて剛性が高く比重の大きい金属(ステンレススチール、銅又は銅合金等)を使用するので、インペラーの回転に伴うハウジングの振動を抑える(キャップ部の慣性によってダンピングする)ことができる。その結果、騒音も低減される。ハウジングのシリンダ部は金属でもよいし、安価な樹脂成形品を用いてもよい。
本発明による小型遠心ファンの第2の構成は、上記第1の構成において、前記キャップ部が1枚の金属板、又は積層された複数枚の金属板で構成されていることを特徴とする。
このような構成よれば、インペラーの回転数等の定格使用条件に応じてキャップ部の厚みを変え、その慣性質量を調整することによって適切な振動抑制(ダンピング)効果を得ることができる。
本発明による小型遠心ファンの第3の構成は、上記いずれかの構成において、軸方向に並ぶように配置された前記モーター及び前記インペラーが前記ハウジング内に収容され、前記ハウジングが前記キャップ部及び前記シリンダ部に加えて、軸方向基端側を閉じるベース部を有することを特徴とする。
このような構成によれば、ハウジングの剛性を高めて振動を一層低減することができる。また、モーターとハウジングとの一体化によって小型遠心ファン全体の剛性を高めることも可能になる。
本発明による小型遠心ファンの第4の構成は、上記いずれかの構成において、前記モーターは固定子、回転子及び軸受を有し、前記軸受はベースプレートに立設された固定軸とその軸心周りに回転するスリーブとからなり、前記ベースプレートが制振材で形成されていることを特徴とする。制振材として、焼結多孔質金属、多孔質樹脂、多孔質セラミックス、樹脂、亜鉛合金、マグネシウム合金等を使用することができる。
このような構成によれば、インペラーの回転に伴う固定軸の振動が、制振材で形成されたベースプレートによってある程度吸収され、ハウジングに伝わり難くなる。したがって、ハウジングの振動が低減され、その結果、騒音も低減される。
本発明による小型遠心ファンの第5の構成は、上記いずれかの構成において、前記固定軸は、その基端部が前記ベースプレートの孔に挿入されて固定され、前記固定軸の外周面のうち、前記スリーブとの摺動面を除く基端側が弾性体で被覆されていることを特徴とする。
このような構成によれば、応力が集中しやすい固定軸の基端側が弾性体の被覆によって補強される。すなわち、弾性体の被覆が制振材として機能し、固定軸の振動が低減されると共に過大な応力に対する破損耐性が向上する。
本発明による小型遠心ファンの第6の構成は、上記いずれかの構成において、前記モーターの回転子の軸方向基端側に回転側規制面が形成され、前記ベースプレート又は前記ハウジングに静止側規制面が形成され、前記回転側規制面と前記静止側規制面とが所定の間隙を隔てて対向すると共に、両規制面が当接することによって前記モーターの回転子を含む回転部の軸方向基端側への移動が規制されるように構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、従来例として示した構造におけるスラスト板やCリングのような部材を省略しながら、回転部の軸方向基端側への移動を適切に規制することができる。例えば、モーターのステーター電機子の巻線と回転部との間隙に比べて、回転側規制面と静止側規制面との間隙が小さくなるように設定することにより、回転部が軸方向基端側へ移動したとしても、回転部がステーター電機子の巻線に接触する前に回転側規制面と静止側規制面とが当接する。これによって、ステーター電機子の巻線の断線が確実に回避される。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。なお、以下の説明において各部材の位置関係や方向を上下左右で説明するときは、あくまで図面における位置関係や方向を意味し、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を意味するわけではない。
本発明の実施例に係る小型遠心ファンの軸方向に沿う断面を図1に示す。この小型遠心ファンは軸方向に細長い形状を有し、図1では軸方向基端側(単に基端側ということもある)が左側に、軸方向先端側(単に先端側ということもある)が右側に配置されている。また、図2は図1に示す小型遠心ファンを軸方向先端側から見た図である。更に、図1におけるIII−III線に沿う断面を図3に示し、IV−IV線に沿う断面を図4に示す。なお、これらの図の相互間で各部材の形状や縮尺は必ずしも一致していないが、同じ部材には同じ参照番号を付している。
この小型遠心ファンは、軸方向に長い筒状のハウジング1を有し、その内部にインペラー2とこれを回転駆動するモーター3、そしてモーター3の駆動回路が実装されたプリント配線板4が収容されている。インペラー2は軸方向先端側(図1では右側)に位置し、モーター3は軸方向基端側(図1では左側)に位置している。最も基端側にはプリント配線板4が位置している。
ハウジング1は、軸方向の主要部を占めるシリンダ部11、その先端側に取り付けられたキャップ部12、及び基端側に取り付けられたベース部13からなる。キャップ部12は略矩形の金属板(例えばステンレススチール、銅又は銅合金等)で作製され、その略中央部には円形の吸込口121が形成されている。シリンダ部11は樹脂の射出成形によって作製され、軸方向に垂直な断面は略矩形の輪郭形状を有する。また、モーター3の部分での断面は図4に示すように円形の内部空間を有する。インペラー2の部分での断面は図3に示すように遠心ファン特有の蝸牛形状(螺旋形状)の内部空間を有する。つまり、内径が徐々に増加してシリンダ部11の側面の一部に形成された吹出口111につながるように形成されている。シリンダ部11の基端部は、後述のように矩形断面の内部空間を有する。ベース部13は、シリンダ部11の基端側開口を閉じる部材であり、樹脂の射出成形によって作製される。
図2(a)は小型遠心ファンを軸方向先端側から見た図であり、図2(b)は図2(a)におけるb−b線に沿う断面の一部を示している。図2(c)は図2(b)の変形例を示している。キャップ部12は、略中央部に円形の吸込口121が形成され、四隅のうちの3箇所に小孔122が形成されている。この小孔122に挿入されるボス(円柱状突起)112がシリンダ部11の先端面の3箇所に形成されている。シリンダ部11の3個のボス112をキャップ部12の3個の小孔122に挿入し、それぞれの小孔122から突出したボス112の頭を加熱加圧によってつぶすことにより、図2(b)に示すように、金属板のキャップ部12がシリンダ部11の先端面に固定される。ボス112の頭を加熱加圧によってつぶす代わりに、接着剤を用いてシリンダ部11とキャップ部12とを固定してもよい。
このように、ハウジング1の先端側のキャップ部12に剛性が高く、且つ比重の大きい材質、例えば本実施例のように金属を使用することにより、インペラー2の回転に伴うハウジング1の振動を抑える(キャップ部12の慣性によってダンピングする)ことができる。その結果、騒音も低減される。また、図2(c)に示す変形例のように、同一形状に加工された2枚の金属板を積層してキャップ部12を構成してもよい。3枚以上の金属板を積層してキャップ部12を構成してもよい。1枚又は複数枚の金属板によってキャップ部12の厚み(慣性質量)を調整することにより、インペラー2の回転数等の定格使用条件に応じて適切な振動抑制(ダンピング)効果を得ることができる。
インペラー2は、軸方向に細長い複数の翼21が図2及び図3に示すように円周方向に沿って所定間隔で並べられた翼部を有する。複数の翼21の基端側は略円筒状の基端部22につながり、先端側は円環状の連結部23につながっている。インペラー2は樹脂の射出成形によって作製される。図2及び図3に矢印で示す方向にインペラー2が回転すると、ハウジング1の先端側のキャップ部12に形成された吸込口121から外部の空気が取り入れられる。すなわち、図1に矢印INで示すように、インペラー2の内側空間へ空気が取り入れられる。そして、インペラー2の複数の翼21の間から遠心方向に(径方向外方へ)送られた空気は、図2及び図3に矢印OUTで示すように、吹出口111から外部へ送り出される。
軸方向に細長いインペラー2の直径は25mm以下であり、インペラーの半径rとその軸方向長さhとが2r≦h≦20rの関係を満たす。インペラー2をこのような細長い形状とすることにより、薄型機器に組み込み可能な小型遠心ファンが実現される。しかも遠心ファンであるので軸流ファンに比べて静圧が高く、実装密度の高い小形電子機器への内蔵に適している。また、インペラー2は毎分10,000回転以上、より好ましくは15,000回転以上の回転速度で回転駆動される。このようなインペラー2の高速回転を行うことにより、小形化(特に径方向寸法が低減)された小型遠心ファンであっても必要な風量を確保することができる。ちなみに、一実施例における各部の寸法は、例えばインペラー2の直径が約6mm、ハウジング1の断面輪郭が約8mm角、軸方向の長さが約20mmである。
モーター3は、ステーター電機子(固定子)31、ローターマグネット(回転子)32、ローターヨーク33、スリーブ34、固定軸35等からなる。スリーブ34と固定軸35は軸受を構成する。本実施例の小型遠心ファンは、ステーター電機子31及びローターマグネット32からなる回転力発生部とスリーブ34及び固定軸35からなる軸受とが軸方向に並ぶように配置された構造を有する。このような構造により、モーター3の外径、ひいては小型遠心ファンの外径を小さくすることができる。
特に、この実施例の小型遠心ファンでは軸方向先端側に軸受が配置され、軸方向基端側に回転力発生部が配置されている。つまり、インペラー2と回転力発生部との間に軸受が配置されている。さらに詳しく言えば、インペラー2、ローターヨーク33、ローターマグネット32を含む回転部の重心付近に軸受(スリーブ34)が配置されている。このような構成により、インペラーの回転の安定化を図りやすくなる。つまり、インペラーの回転に伴う振動が低減され、軸受部への負荷が抑制されるので長寿命化を図ることができる。特に、上記のようにインペラー2の高速回転を行う場合に有益である。
モーター3は三相ブラシレスモーターであり、図4に示すように、固定軸35の周囲に3極のステーター電機子31が配置されている。つまり、周方向に120度間隔で3個の磁極が構成された鉄心31aと3個のコイル31bによってステーター電機子31が構成されている。鉄心31aの中心部に形成された貫通孔に固定軸が圧入され、あるいは接着剤によって固定されている。
金属製又はセラミック製の固定軸35の基端部は、ベースプレート51の中央貫通孔に圧入されている。両者を接着剤で固定してもよい。ベースプレート51はハウジング1のシリンダ部11の基端側内壁に固着される。シリンダ部11の基端側内周面に形成された段部113に、ベースプレート51の外周面に形成された段部がはめ込まれ、接着剤で固定される。このように、固定軸35は、ハウジング1の略中心部を軸方向に沿って基端側から先端側に向かって軸方向長さの半分より少し先端側まで延び、その基端部がベースプレート51を介してハウジング1に固定されている。また、図1に示すように、ベースプレート51の一部が切り欠かれ、ここにモーター3のリード線52を絶縁保持するための樹脂製のインシュレーター53が嵌め込まれている。これについては、後で説明を加える。
モーター3のローターマグネット32は略円筒状の磁性体を周方向に2極(又は4極)に磁化したものである。その外周面は図1に示すように、ローターヨーク33の基端側内周面に嵌め込まれ、接着剤で固定されている。また、ローターマグネット32の内周面は、所定のギャップを隔ててステーター電機子31の3個の磁極と対向している。ステーター電機子31の3個のコイル31bが回転磁界を発生するように駆動(励磁)されると、それに応じてローターマグネット32、ローターヨーク33及びインペラー2が一体に回転する。
ローターヨーク33も略円筒形の磁性体であるが、その断面形状は図1から分かるように少し複雑である。基端側の大径部の内周面には上述のようにローターマグネット32に外嵌する段部が形成されており、先端側の小径部の外周面にはインペラー2の基端側内周面に内嵌する段部が形成されている。つまり、この段部を用いてローターヨーク33にインペラー2の基端部22が嵌め込まれ、接着剤で固定されている。また、ローターヨーク33の先端側内周面にはスリーブ34が内嵌し、接着剤で固定されている。
なお、前述のように回転部の重心位置を調整するためにローターヨーク33にレーザ溶融蒸発除法を施して、回転部のマイナスバランスをとることが可能である。すなわち、ローターヨーク33の削除したい部分にレーザビームを照射し、その部分を溶融気化させて薄肉にすることによって、ローターヨーク33の重量を削減し、回転部の精密なマイナスバランスが可能になる。これによって、ローターヨーク33及びインペラー2を含む回転部の回転に伴う振動を抑え、安定性を高めることができるので、高速回転が可能になる。
前述のように、スリーブ34と固定軸35とによって軸受が構成されている。一実施例において両者は共にセラミックで形成されている。スリーブ34及び固定軸35の摺動面は平滑に加工処理され、固体潤滑によるすべり軸受が構成されている。セラミックは絶縁体であり、摺動摩擦によって帯電する可能性があるが、スリーブ34及び固定軸35が同じ材料のセラミックで作製されておれば帯電は発生しない。また、セラミックは摺動性が良好で同質の材料同士の摺動であっても摩耗しにくいので高性能のすべり軸受を構成することができる。セラミックの具体的な材料の例として、アルミナ、ジルコニア、AlTiC、アルミナとジルコニアの複合材料、アルミナに炭素を添加して強化した材料、アルミナにジルコニアを添加して強化した材料等を挙げることができる。
別の実施例として、スリーブ34及び固定軸35を金属(例えばステンレススチール)で作製し、互いの摺動面にDLCコーティングを施してもよい。DLC(ダイヤモンドライクカーボン)は、気相合成法により形成されるダイヤモンドに類似したカーボン薄膜の総称であり、硬度が高く、耐摩耗性及び潤滑特性に優れた特性を有する。金属の表面にDLCコーティングのような表面硬化加工を施すことにより、スリーブ34及び固定軸35の互いの摺動面の対摩耗性及び潤滑特性を高めることができる。DLCコーティングは電気絶縁性も有し、膜自体は摺動によって静電気を発生する可能性があるが、すぐに電荷が金属の内部へ移動するので帯電が生ずることはない。
また、固定軸35の外周面のうち、スリーブ34との摺動面を除く基端側の外周面を弾性体で被覆することが好ましい。弾性体として、接着剤、ゴム、樹脂等を用いることができる。塗布方法として、ディスペンサ(塗布装置)を用いて該当箇所に樹脂又は接着剤を塗布するか、又は溶融樹脂にディップしてもよいし、他の方法を用いてコーティングしてもよい。前述のように、固定軸35をステーター電機子31の鉄心31a及びベースプレート51に内嵌(挿入)して固定する際に使用する接着剤を、固定軸35の基端側外周面を被覆する弾性体として兼用してもよい。
このように、固定軸35の基端側外周面を弾性体で被覆することにより、応力が集中しやすい固定軸の基端側を補強することができる。すなわち、弾性体の被覆が制振材として機能し、固定軸の振動が低減されると共に過大な応力に対する破損耐性が向上する。セラミックでスリーブ34と固定軸35を形成する場合に特に効果的である。
更に、固定軸35が挿入固定されるベースプレート51は、制振材で作製することが好ましい。制振材の具体的な材料として、焼結多孔質金属、多孔質樹脂、多孔質セラミック、樹脂、ゴム、亜鉛合金、マグネシウム合金のような振動に対して内部ロスが大きい材料を使用することができる。このような構成によれば、インペラー2の回転に伴う固定軸35の振動が、制振材で形成されたベースプレート51によってある程度吸収され、ハウジング1に伝わり難くなる。したがって、ハウジング1の振動が低減され、その結果、騒音も低減される。あるいは、比重が大きく、機械的強度が十分高い金属を用いてベースプレート51を作製することにより、固定軸35とベースプレート51との締結強度を高め、全体の剛性を高めるように構成してもよい。
また、モーター3の回転子であるローターマグネット32の基端側には、平坦面である回転側規制面が形成され、ベースプレート51の先端側には平坦面である静止側規制面が形成されている。図1に示すように、回転側規制面と静止側規制面とが所定の間隙(ギャップ)d1を隔てて対向し、両規制面が当接することによってモーター3のローターマグネット32を含む回転部の軸方向基端側への移動が規制されるように構成されている。より具体的には、図1に示すように、モーター3のステーター電機子31の巻線(図4の31b)と回転部(スリーブ34)との間隙D1よりも上記の回転側規制面と静止側規制面との間隙d1が小さくなるように設定されている。前述の寸法を例示した一実施例(インペラー2の直径が約6mm、ハウジング1の断面輪郭が約8mm角、軸方向の長さが約20mm)において、d1を約0.2mmとし、D1を約0.3mmとした。
上記のような構造により、回転部が軸方向基端側へ移動したとしても、回転部のスリーブ34がステーター電機子31の巻線に接触する前にローターマグネット32の回転側規制面とベースプレート51の静止側規制面とが当接する。これによって、ステーター電機子31の巻線の断線が確実に回避される。なお、ローターヨーク33の基端面はローターマグネット32の基端面(回転側規制面)より先端側に少し後退しているが、両者の基端面を面一にして回転側規制面を構成するようにしてもよい。また、ローターマグネット32(及びローターヨーク33)の回転側規制面とベースプレート51の静止側規制面に、摩擦係数が低い樹脂を被覆させる処理を行ってもよい。摩擦係数が低い樹脂として、例えばフッ素樹脂やPEEK(Poly Ether Ether Ketone)樹脂を挙げることができる。
回転部の軸方向先端側への移動は、固定軸35の先端部に固定された軸キャップ36によって規制される。軸キャップ36は、硬質樹脂、フッ素樹脂、セラミック、金属等の材料で作製され、圧入、接着、螺合、スナップイン等の方法で固定軸35の先端部に固定される。軸キャップ36の基端側には、平坦面である静止側規制面が形成され、回転部のスリーブ34の先端側には平坦面である回転側規制面が形成されている。図1に示すように、回転側規制面と静止側規制面とが所定の間隙(ギャップ)d2を隔てて対向し、両規制面が当接することによってスリーブ34を含む回転部の軸方向先端側への移動が規制されるように構成されている。
具体的には、図1に示すように、インペラー2の翼21の先端部とハウジング1のキャップ部12の内面との軸方向間隙D2に比べて、回転側規制面と静止側規制面との間隔d2が小さくなるように設定されている。こうすることにより、インペラー2を含む回転部が軸方向先端側へ移動したとしても、インペラー2の翼21の先端部がハウジング1のキャップ部12の内面に接触する前に回転側規制面と静止側規制面とが当接する。これによって、インペラー2の破損が確実に回避される。
スリーブ34の先端側の回転側規制面に、フッ素樹脂やPEEK樹脂のような摩擦係数が低い樹脂を被覆させる処理を行ってもよい。キャップ部12をセラミックや金属で作製する場合は、その基端側の静止側規制面にもフッ素樹脂やPEEK樹脂のような摩擦係数が低い樹脂を被覆させることが好ましい。
また、固定軸35の先端部に固定された軸キャップ36は、図1から分かるようにインペラー2の内部に位置し、先端側に向かって先細りの断面形状を有する。すなわち軸キャップ36は、ハウジング1の吸込口121からインペラー2の内部へ取り込まれて遠心方向へ送り出される空気の流れを妨げにくい流線形状を有する。流線形状の具体例として、図1に例示する形状に限らず、円錐形又は砲弾形状等を採用してもよい。軸キャップ36がこのような流線型状を有することにより、インペラー2の回転に伴って取り込まれ遠心方向へ送り出される空気の流れに対する悪影響を抑えることができる。
また、軸キャップ36は、外部から取り込まれた空気に含まれる塵埃が軸受を構成する固定軸35とスリーブ34との間に侵入するのを防止するシールとしての働きも有する。これにより、軸受性能を保持して高速回転を円滑に行い、モーター3の寿命を確保することができる。更に、小型遠心ファンの組立途中段階において、軸キャップ36は回転部が固定軸35から抜け落ちるのを防止する働きも有する。
次に、モーター3の駆動回路が実装されたプリント配線板4と、インシュレーター53について図5及び図6を参照しながら説明する。図5は小型遠心ファンの基端側から見たプリント配線板4、インシュレーター53等を示す図である。図6はインシュレーター53の三面図である。
プリント配線板4は、略矩形のフレキシブル基板(FPC)で形成され、モーター3の駆動用の集積回路41等の表面実装部品が実装されている。また、モーター3の4本のリード線(U、V、W、G)52がそれぞれ接続される4個の半田付けランド42が設けられている。プリント配線板4の4辺のうちの1辺(図5では右辺)には、外部接続用の端子部43が形成されている。この端子部43は、ハウジング1のシリンダ部11の側面に形成されたスロット(図示せず)から外部へ露出している。また、プリント配線板4の他の3辺は、シリンダ部11の基端側に形成された突出部114に当接し、これによってプリント配線板4が位置決めされた状態で保持される。なお、シリンダ部11の基端側のプリント配線板4が収容される部分の内部空間は矩形断面となり、側壁は、略一定の厚みとなっている。ちなみに、前述の寸法を例示した一実施例(インペラー2の直径が約6mm、ハウジング1の断面輪郭が約8mm角、軸方向の長さが約20mm)において、プリント配線板4の一辺の長さを約7mmとした。
プリント配線板4に実装された集積回路41は、パッケージの長手方向に沿って両側に端子ピンが並んでいる表面実装部品であり、図5に示す向きで実装されている。すなわち、集積回路41の2列の端子ピンの並び方向とプリント配線板4の端子部43が設けられた辺(図5では右辺)とが略直角になるような向きで集積回路41が実装されている。こうすることにより、プリント配線板4の端子部43が曲げられてプリント配線板4が撓むように変形したときに、その応力によって集積回路41の端子ピンとプリント配線板4との半田付け部が剥離することが防がれる。
また、図1を用いて説明したように、ベースプレート51の一部が切り欠かかれて、モーター3のリード線52を絶縁保持するための樹脂製のインシュレーター53が嵌め込まれている。プリント配線板4の1辺(図5では上辺)に、ベースプレート51の切り欠きに合わせた切り欠き部44が形成されている。そして、モーター3の4本のリード線52ができるだけ短くなるように配線され、4個の半田付けランド42に半田付けによって接続されている。
インシュレーター53は樹脂の射出成形によって作製され、図6に示すように、モーター3の4本のリード線52を個別に案内する断面櫛状の案内溝531を有する。ベースプレート51を樹脂やセラミック等の絶縁材で作製する場合は、インシュレーター53を省略して、ベースプレート51に4本のリード線52を個別に案内する案内溝を形成してもよい。ベースプレート51を金属で作製する場合でも、案内溝を形成した後に表面を絶縁被膜でコーティングする処理を行うことにより、インシュレーター53を省略可能である。
図7は、スリーブ34の作製過程で切削くずや塵埃を洗浄によって取り除くための装置の概念図である。前述のようにセラミック又は金属でスリーブ34を作製する際に、内面を研磨して平滑な摺動面を得る必要がある。この際発生した切削くずや塵埃がスリーブ34に付着したままでは高い軸受性能を発揮できないので、洗浄水を用いてきれいに洗浄する。図7に示す洗浄装置は、ポンプ71と洗浄槽72とを備え、洗浄槽72の中に洗浄対象の複数のスリーブ34が配置される。洗浄槽72の天井面に洗浄水の注水口721が備えられ、底面に排水口722が設けられている。洗浄対象のスリーブ34は、その軸方向が上下方向となるように配置される。
ポンプによって加圧された洗浄水が配管73を通って洗浄槽72に送り込まれると、洗浄槽72の天井の注水口721から底面に向かって洗浄水が注水される。この洗浄水は、スリーブ34の外周面及び内面を軸方向に流れ、スリーブ34に付着している切削くずや塵埃を洗い流す。洗浄に使用された水は洗浄槽72の底面の排水口722から排水され、配管74を通って回収される。この水は、フィルター75で濾過し、あるいは沈殿槽(図示せず)を用いて濾過した後に、洗浄水として再使用(循環)することができる。
以上、本発明の実施例について、変形例を含めながら説明したが、本発明はこれらの実施例及び変形例に限らず種々の形態で実施することができる。例えば、ハウジング1のシリンダ部11は樹脂成形品に限るわけではなく、アルミニウム等の金属のダイカスト成形によって作製してもよい。樹脂成形品に比べてハウジング1全体の剛性が高くなる。また、軸受を構成するスリーブ34は、オイル含浸メタル(焼結体)で作製してもよい。更に、スリーブ34又は固定軸35の少なくとも一方の摺動面に流体動圧発生溝を形成し、潤滑油の動圧を利用する流体動圧軸受を構成してもよい。
上記の実施例の説明において示した各部材の材料、形状及び寸法はあくまで一例であって、本発明の構成がそれらの材料や形状に限定される趣旨ではない。
1 ハウジング
2 インペラー
3 モーター
11 シリンダ部
12 キャップ部
13 ベース部
21 翼
31 ステーター電機子(固定子)
32 ローターマグネット(回転子)
34 スリーブ(軸受)
35 固定軸(軸受)
51 ベースプレート
111 吹出口
121 吸込口
2 インペラー
3 モーター
11 シリンダ部
12 キャップ部
13 ベース部
21 翼
31 ステーター電機子(固定子)
32 ローターマグネット(回転子)
34 スリーブ(軸受)
35 固定軸(軸受)
51 ベースプレート
111 吹出口
121 吸込口
Claims (6)
- 複数の翼が円周方向に沿って所定間隔で並べられた翼部を有するインペラーと、前記インペラーを回転駆動するモーターと、少なくとも前記インペラーを収容する略筒形状のハウジングとを備え、前記ハウジングの軸方向先端側に吸込口が形成されていると共に前記ハウジングの側面の一部に吹出口が形成されている小型遠心ファンであって、
前記ハウジングは、前記吹出口が形成されたシリンダ部と、その軸方向先端側に固定されて前記吸込口が形成されたキャップ部とを有し、少なくとも前記キャップ部が金属で構成されていることを特徴とする小型遠心ファン。 - 前記キャップ部が1枚の金属板、又は積層された複数枚の金属板で構成されていることを特徴とする
請求項1記載の小型遠心ファン。 - 軸方向に並ぶように配置された前記モーター及び前記インペラーが前記ハウジング内に収容され、前記ハウジングが前記キャップ部及び前記シリンダ部に加えて、軸方向基端側を閉じるベース部を有することを特徴とする
請求項1又は2記載の小型遠心ファン。 - 前記モーターは固定子、回転子及び軸受を有し、前記軸受はベースプレートに立設された固定軸とその軸心周りに回転するスリーブとからなり、前記ベースプレートが制振材で形成されていることを特徴とする
請求項1、2又は3記載の小型遠心ファン。 - 前記固定軸は、その基端部が前記ベースプレートの孔に挿入されて固定され、前記固定軸の外周面のうち、前記スリーブとの摺動面を除く基端側が弾性体で被覆されていることを特徴とする
請求項1、2、3又は4記載の小型遠心ファン。 - 前記モーターの回転子の軸方向基端側に回転側規制面が形成され、前記ベースプレート又は前記ハウジングに静止側規制面が形成され、前記回転側規制面と前記静止側規制面とが所定の間隙を隔てて対向すると共に、両規制面が当接することによって前記モーターの回転子を含む回転部の軸方向基端側への移動が規制されるように構成されていることを特徴とする
請求項1から5のいずれか1項記載の小型遠心ファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004382080A JP2006188966A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 小型遠心ファン |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008174070A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Jtekt Corp | 駆動輪用ハブユニット |
WO2012169183A1 (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-13 | ダイキン工業株式会社 | 送風機及び空気調和機 |
CN103256249B (zh) * | 2012-02-20 | 2015-12-16 | 广达电脑股份有限公司 | 离心式风扇 |
JP2020096856A (ja) * | 2012-02-16 | 2020-06-25 | アビオメド オイローパ ゲーエムベーハー | 血管内血液ポンプ |
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2004
- 2004-12-28 JP JP2004382080A patent/JP2006188966A/ja not_active Withdrawn
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