JP2006187953A - 燃料電池を備えたインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃料電池を電源として搭載した場合にもインクジェットプリンタなどのインクジェット記録装置のインクの温度制御を適正に行うことができるインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】 燃料電池を主電源又は補助電源として備えたインクジェット記録装置において、燃料電池で発生した熱をインクジェット記録装置のインクへ供給するための熱移送手段と移送された熱をインクに対して供給する熱交換手段を備える。また、燃料電池を設けた燃料電池部とインクジェット記録装置本体は、インクに熱を移送するための熱移送部を除いて断熱状態であり、燃料電池部とインクジェット記録装置本体との間の熱移送経路に熱移送量調節手段を設ける。それによって、燃料電池を電源として搭載した場合にもインクジェットプリンタなどのインクジェット記録装置のインクの温度制御を適正に行うことができるインクジェット記録装置が提供できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関し、より詳細には、燃料電池を備えたインクジェットプリンタに関する。
近年、環境問題ならびにエネルギー問題の観点から燃料電池自動車、定置用燃料電池、および携帯用燃料電池への適用を目指した燃料電池技術の開発が活発化している。燃料電池の種類としては、水素と空気または酸素を燃料とする固体高分子型燃料電池あるいはリン酸電解質型燃料電池が主流であるが、メタノールと空気または酸素を燃料とするDMFC(Direct Methanol Fuel Cell)直接メタノール型燃料電池もあり、比較的安価で取り扱いも容易であることから、携帯機器などの小型機器の電源への利用が図られている。
このような状況において、比較的小さな電源容量でも画像の出力が可能であり、小型軽量で携帯可能なインクジェットプリンタなどのインクジェット記録装置に対して、燃料電池を電源として使用することで、商用電源のない屋外においても画像出力が可能になるような取り組みがなされ、2次電池との組合せで電源の小型化を図っている(例えば、特許文献1参照)。
インクジェットプリンタでは多数のオリフィス(ノズル)を有する記録ヘッドが往復移動自在のキャリッジに搭載されており、キャリッジを記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復移動させ、その往復移動中において画像情報に基づき記録ヘッドの各ノズルからインクを記録媒体に吐出して画像を記録している。ここで、各ノズルから吐出されるインクは環境温度の変化に伴いその粘性が変化する、つまり、温度下降に伴い粘性が高くなるため、画像の記録時においてはヒータにより記録ヘッドを加熱制御し、各ノズルからはあらかじめ設定した所定の設定温度(設定値)でインクが吐出されるようにしたり、(例えば、特許文献2参照)温度に応じて吐出量の制御を行うなどの工夫を行っている。
燃料電池では、発電時に発熱することが知られており、これをインクジェットプリンタ内に備えた場合、この発熱により、上記温度制御が影響を受け、適正な吐出量を維持できなくなる恐れがある。一方、低温環境化で動作させるためにはヒータなどでインクを加温するか、温度に応じた駆動制御を行わなければならないなど、その使用においては未だ開発の余地がある。
特開2004−175109号公報 特開昭62−39261号公報 特開2004−017292号公報 特開2004−017323号公報 特開2004−058477号公報 特開2004−230578号公報 特開平08−132604号公報 特開昭61−031262号公報
したがって、本発明は上述の問題に鑑みてなされたものであり、燃料電池を電源として搭載した場合にもインクジェットプリンタなどのインクジェット記録装置のインクの温度制御を適正に行うことができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
即ち、上記目的は、請求項1に記載されるが如く、燃料電池を主電源又は補助電源として備えたインクジェット記録装置において、
前記燃料電池で発生した熱を前記インクジェット記録装置のインクへ供給するための熱移送手段と移送された熱を前記インクに対して供給する熱交換手段を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置により達成される。
請求項1に記載の発明によれば、燃料電池で発生した熱をインクジェット記録装置のインクの温度調整に使うことができるのでヒータなどの電力エネルギーを使用したり、特別な駆動制御を行わなくてもインクを適正な温度、粘度で吐出できるので印字品質を向上させることができる。
請求項2にかかる発明は、請求項1記載の発明において、前記燃料電池を設けた燃料電池部とインクジェット記録装置本体は、インクに熱を移送するための熱移送部を除いて断熱状態であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、燃料電池で発生した熱により、インクジェット記録装置のインク温度が上昇しすぎてしまうことを防止し、必要な量の熱量を取り出して利用することができる。
請求項3にかかる発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記燃料電池は、ダイレクトメタノール燃料電池であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、燃料の取り扱いを容易にすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記ダイレクトメタノール燃料電池は、アクティブ型であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、記録装置で大きな電力を得ることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項記載の発明において、前記燃料電池部と前記インクジェット記録装置本体との間の熱移送経路に熱移送量調節手段を設けたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、燃料電池で発生した熱により、インクジェット記録装置のインク温度が上昇しすぎてしまうことを防止し、必要な量の熱量を取り出して利用することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項記載の発明において、前記熱交換手段又は前記インクの移動方向の下流に前記インクの温度を検知する検知手段と、該温度の検知結果に基いて熱移送を制御する制御手段とを設けることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、燃料電池で発生した熱により、インクジェットプリンタのインク温度が上昇しすぎてしまうことを防止し、必要な量の熱量を取り出して利用することができる。
請求項7にかかる発明は、請求項1乃至6のいずれか一項記載の発明において、前記インクへ熱を供給するための前記熱交換手段はヒータを備え,起動時に低温の場合には前記燃料電池のスタック部の温度を検知する手段が該ヒータに通電することで前記インクに所定の熱を供給することを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、燃料電池の起動時など、燃料電池からの排熱が十分でない場合にも、インクの温度を適正に保って印字することができる。
請求項8にかかる発明は、請求項7記載の発明において、前記燃料電池は、該燃料電池を起動するための蓄電部を有し,起動時の前記ヒータへの電力の供給は前記蓄電部に貯えられた電力により賄うことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、燃料電池の起動時など、燃料電池からの排熱が十分でない場合にも、インクの温度を適正に保って印字することができる。
請求項9にかかる発明は、請求項8に記載の発明において、前記燃料電池が所定の温度に到達後、前記ヒータへの電力供給を行わず、前記燃料電池で発生する熱を前記熱移送手段により、前記インクへの熱の供給を行う制御手段を有することを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、燃料電池から発生する熱を有効に利用することができ、電力の消費を抑えることができる。
請求項10にかかる発明は、請求項1乃至9のいずれか一項記載の発明において、前記燃料電池で生成された水蒸気を冷却するための凝縮器を備え、該冷却により加熱された空気により、前記インクへの熱の供給を行うことを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、燃料電池の凝縮器の冷却により暖められた空気を熱移送媒体として利用することで、熱移送量の調整や、移送経路のレイアウトが容易であり、必要な部分に効率的に熱を移送することができる。
請求項11にかかる発明は、請求項1乃至9のいずれか一項記載の発明において、前記燃料電池のカソード極に酸素を供給するための送風手段を有し、前記燃料電池から排気された水蒸気を含んだ加熱空気により、前記インクへの熱の供給を行うことを特徴とする。
請求項11に記載の発明によれば、燃料電池のカソード極から排出される水蒸気を含んだ加熱空気を熱移送媒体として利用することで、熱移送量の調整や、移送経路のレイアウトが容易であり、必要な部分に効率的に熱を移送することができる。
請求項12にかかる発明は、請求項1乃至9のいずれか一項記載の発明において、前記燃料電池のカソード極で生成された水を液化して貯える貯水部を備え、該水を熱移送媒体として、前記インクへの熱の供給を行うことを特徴とする。
請求項12に記載の発明によれば、燃料電池の希釈用に貯水部に貯えられた水を熱移送媒体として利用することで、熱移送量の調整や、移送経路のレイアウトが容易であり、必要な部分に効率的に熱を移送することができる。
請求項13にかかる発明は、請求項1乃至12のいずれか一項記載の発明において、前記インクジェット記録装置のヘッド部分に前記熱交換手段を有し、前記インク及び前記ヘッドへの加熱を行うことを特徴とする。
請求項13に記載の発明によれば、燃料電池より移送された熱をヘッド部でヘッドならびにインクに伝えることでインク吐出時のインクの温度を制御できるので印字品質の信頼性を向上できる。
請求項14にかかる発明は、請求項13記載の発明において、前記インクジェット記録装置のインクカートリッジに前記熱交換手段を有し、該インクカートリッジ内の前記インクへの熱の供給を行うことを特徴とする。
請求項14に記載の発明によれば、燃料電池より移送された熱をカートリッジ部でもインクに伝えることで連続印字時にもインクの温度を適正に保つことができるので印字品質の信頼性を向上できる。
請求項15にかかる発明は、請求項1乃至14のいずれか一項記載の発明において、前記インクジェット記録装置のインクは、顔料、染料、又は該顔料と該染料との混合液からなる色材と、多数の添加剤とを含むことを特徴とする。
請求項15に記載の発明によれば、安定したインクを有効に利用することができる。
請求項16にかかる発明は、請求項15記載の発明において、前記顔料の粒子径は0.01乃至0.30μmであることを特徴とする。
請求項16に記載の発明によれば、インクの吐出口の目詰まりや記録装置内のフィルターの目詰まりを防ぐことができ、インクの安定した吐出が可能になる。
請求項17にかかる発明は、請求項15記載の発明において、前記顔料を分散させる分散剤は、塩基を溶解させた水溶液に可溶なアルカリ可溶型樹脂で重量平均分子量3000乃至20000の水溶性樹脂であることを特徴とする。
請求項17に記載の発明によれば、分散液の低粘度化が可能であり、かつ色材の分散も容易となることができる。
請求項18にかかる発明は、請求項15に記載の発明において、前記色材は、自己分散性の顔料である有機顔料又は自己分散性のカーボンブラックを使用することを特徴とする。
請求項18に記載の発明によれば、顔料の分散性が向上するために、十分な色材の保存安定性を確保することができる。
請求項19にかかる発明は、請求項15に記載の発明において、前記多数の添加剤は、水溶性有機溶媒、防腐防黴剤、防錆剤、酸化防止剤、pH調整剤を含むことを特徴とする。
請求項19に記載の発明によれば、インクを所望の物性とすることができ、安定したインクの吐出しができる。
本発明によれば、燃料電池を電源として搭載した場合にもインクジェットプリンタなどのインクジェット記録装置のインクの温度制御を適正に行うことができるインクジェット記録装置が提供できる。
具体的には、燃料電池で発生した熱をインクジェット記録装置のインクの温度調整に使うことができるのでヒータなどの電力エネルギーを使用したり、特別な駆動制御を行わなくてもインクを適正な温度、粘度で吐出できるので印字品質を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を用いて詳細に説明する。
本発明の記録装置には、電源として燃料電池を搭載している。この場合、燃料電池を電源として駆動することができるものと商用電源に対して補助電源として搭載したもの、あるいは、商用電源と燃料電池との切替えが可能な場合も考えられる。何れにしても記録装置内に燃料電池を内蔵しており、そこから電力の供給を得ることができるようになっている。
燃料電池の装置内での配置は特に限定するものではないが、燃料電池は発電時に熱を発生するので、この影響をインクが受けないようになるべくインク部分からは隔離した状態とすることが望ましい。具体的には図1、3のように記録装置内の下方部に配置してもよいし、逆に、上方部に配置しても良い。
一方、寒冷地において記録装置を使用する場合になどには、温度が低すぎてインクの粘度が高くなりすぎてしまうためヒータを配置したり、インクの駆動制御を行うなどの工夫が行われているが、本発明の装置では、燃料電池で発生した熱をこの作用に利用している。このために、燃料電池で発生した熱を移送するための熱移送手段とインクに対してその熱を供給するための熱交換部を備えている。図3はその実施例であり、燃料電池内のスタック部などの発熱部で発生した熱を熱移送手段により、記録ヘッド近傍まで運び、記録ヘッドにある熱交換部でインクに対して熱を与えることでインクの温度を上昇させ、記録に適切な温度とし、記録を行うことができる。このようにすることで、ヒータなどの使用による電力の消費を抑えることができ、熱移送経路により熱を移送することで、記録装置内での燃料電池の配置にかかわらず、そこで発生する熱を効率よく利用することができる。これは、熱が不要な際に、燃料電池で発生した熱を記録装置のインクに伝えないという意味もある。
請求項2の発明によると、燃料電池部と記録装置の記録部との間に断熱部を設けることで、燃料電池で発生した熱が、記録装置内に対流や伝導などによって伝わり、インクの温度を上昇させすぎて、インクの粘度を低下させてしまうことを防止している。このように本発明の記録装置に対しては、燃料電池で発生する熱が、記録装置に影響することを防止した上で、必要な分の熱は取り出せるような構成になっている。
本発明に係る液体吐出装置の維持回復装置を含む本発明に係る記録装置の一例について図1を参照して説明する。なお、図1は同記録装置を前方側から見た斜視説明図である。
この記録装置は、装置本体1と、装置本体1に装着した用紙を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に装着され画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備え、さらに、装置本体1の前面4の一端部側には、前面4から前方側に突き出し、上面5よりも低くなったカートリッジ装填部6を有し、このカートリッジ装填部6の上面に操作キーや表示器などの操作部7を配置している。カートリッジ装填部6には、液体補充手段としての液体保管用タンクであるメインタンク(以下、「インクカートリッジ」という。)10が交換可能に装着され、また、開閉可能な前カバー8を有している。さらに、装置本体下方には燃料電池部100が装着されており、ここから電力の供給ならびに必要に応じて熱の供給を受ける。
次に、この記録装置の機構部について図3及び図4を参照して説明する。なお、図3は同機構部を装置本体上から説明する概略構成図、図4は同機構部を装置本体横から説明する概略構成図である。
図3において、フレーム21を構成する左右の側板21A、21Bに横架したガイド部材であるガイドロッド31とステー32とでキャリッジ23を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによって図3で矢示方向(キャリッジ走査方向:主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、インクの液滴(インク滴)を吐出するための液滴吐出ヘッドであるインクジェットヘッドからなる複数の記録ヘッド35を複数のノズルを主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
ここで記録ヘッドは、例えば、イエロー(Y)の液滴を吐出する記録ヘッド35y、マゼンタ(M)の液滴を吐出する記録ヘッド35m、シアン(C)の液滴を吐出する記録ヘッド35c、ブラック(Bk)の液滴を吐出する記録ヘッド35kとで構成している。もちろん、ここで例として挙げた4色以外の色インクを用いても良い。
なお、「記録ヘッド35」というときは色を区別しないものとする。また、ヘッド構成は、これらの例に限るものではなく、1又は複数の色の液滴を吐出する1又は複数のノズル列を有する記録ヘッドを1又は複数用いて構成することもできる。
記録ヘッド35を構成する液滴吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するためのエネルギー発生手段として備えたものなどを使用できる。
また、キャリッジ33には、各記録ヘッド35にそれぞれ各色のインクを供給するための各色のサブタンク34y、34m、34c、34k(色を区別しない場合は「サブタンク34」という。)を搭載している。このサブタンク34には各色のインク供給チューブ37を介して前述した各色のインクカートリッジ10(各色を区別する場合には、「インクカートリッジ10y、10m、10c、10k」という)からインクを供給するようにしている。
ここで、インクカートリッジ10は、図3にも示すように、カートリッジ装填部6に収納され、このカートリッジ装填部6にはインクカートリッジ10内のインクを送液するための供給ポンプユニット23が設けられている。また、インクカートリッジ装填部6からサブタンク34に至るまでのインク供給チューブ37は這い回しの途中でフレーム21を構成する後板21Cに本体側ホルダ25にて固定保持されている。さらに、キャリッジ33上でも固定リブ26にて固定されている。
一方、図4において、給紙トレイ2の用紙積載部(底板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側で搬送するための搬送部として、用紙42を静電吸着して搬送するための搬送ベルト51と、給紙部からガイド45を介して送られる用紙42を搬送ベルト51との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ52と、略鉛直上方に送られる用紙42を約90°方向転換させて搬送ベルト51上に倣わせるための搬送ガイド53と、押さえ部材54で搬送ベルト51側に付勢された先端加圧コロ55とを備えている。また、搬送ベルト51表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。
ここで、搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ57とテンションローラ58との間に掛け渡されて、図3のベルト搬送方向に周回するように構成している。帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に各2.5Nをかけている。
また、搬送ベルト51の裏側には、記録ヘッド54による印写領域に対応してガイド部材61を配置している。このガイド部材61は、上面が搬送ベルト51を支持する2つのローラ(搬送ローラ57とテンションローラ58)の接線よりも記録ヘッド34側に突出している。これにより、搬送ベルト51は印写領域ではガイド部材61の上面にて押し上げられてガイドされるので、高精度な平面性を維持される。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪71と、排紙ローラ72及び排紙コロ73とを備え、排紙ローラ72の下方に排紙トレイ3を備えている。ここで、排紙ローラ72と排紙コロ73との間から排紙トレイ3までの高さは排紙トレイ3にストックできる量を多くするためにある程度高くしている。
また、装置本体1の背面部には両面給紙ユニット81が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット81は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ52と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面給紙ユニット81の上面には手差し給紙部82を設けている。
さらに、図3に示すように、キャリッジ33の走査方向の一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための本発明に係る液体吐出装置の維持回復装置(以下「サブシステム」ともいう)91を配置している。
このサブシステム91には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)92a乃至92d(区別しないときは「キャップ92」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード93と、増粘したインクを排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け94及びこの空吐出受け94に一体形成され、ワイパーブレード93に付着したインクを除去するための清掃部材であるワイパークリーナ95と、ワイパーブレード93のクリーニング時にワイパーブレード93をワイパークリーナ95側に押し付けるクリーナ手段を構成するクリーナコロ96などを備えている。
また、図3に示すように、キャリッジ33の走査方向の他方側の非印字領域には、記録中などに増粘したインクを排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行なうときの液滴を受ける空吐出受け98を配置し、この空吐出受け98には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口99などを備えている。
このように構成したインクジェット記録装置においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ52との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド53で案内されて先端加圧コロ55で搬送ベルト51に押し付けられ、約90°搬送方向を転換される。
このとき、図示しない制御回路によって高圧電源から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に静電的に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ33はサブシステム91側に移動されて、キャップ部材92で記録ヘッド34がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ部材92で記録ヘッド34をキャッピングした状態でノズルからインクを吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘したインクや気泡を排出する回復動作を行う。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これによって、記録ヘッド34の安定した吐出性能を維持する。
次に、燃料電池部100の構成の詳細について説明する。図2はその実施例であり、メタノールを燃料とする、ダイレクトメタノール燃料電池(DMFC)を使用している。液体燃料では直接水素を燃料とするものもあるが、本発明のような記録装置に組み込む場合、水素を貯えるための高圧容器などが必要であるので扱いにくい。そこで取扱いの容易なメタノール等の液体燃料を使用するDMFCが好ましい。DMFCでは、2つの方式、アクティブ型とパッシブ型があり、それぞれ、アクティブ型は燃料となるメタノールや空気(酸素)をポンプやファンを使用して燃料電池に供給・循環させる方式で、構成が比較的複雑であるが大きな電力が得やすいという特長がある。これに対し、パッシブ型は燃料も空気も対流や濃度勾配等を利用して供給するため構成が単純で小型化に適しているが、得られる電力が小さく、希釈した燃料を用いるため燃料カートリッジが大きくなる課題がある。本発明においてはどちらのタイプの燃料電池の使用も可能であるが、記録装置の全体の電力を発電するためにはアクティブ型が有利であるので、以下このタイプを使用した実施例で説明する。
DMFCは、電解質膜を2つの電極ではさむ構造を構成している。燃料極側でメタノールと水から作られた水素イオンが電解質膜を通過し、空気極で酸素と反応し、この時、両電極間に電流が流れる様になっている。燃料のメタノールはその容量を減らすために高濃度(50乃至60wt%)で貯えられ、これを希釈して燃料電池へ供給する。希釈に利用する水は、カソード極で生成されたものを凝縮器で冷却、液化したものを使用するので補給する必要がない。濃度調整部で希釈された燃料は循環用のポンプによって燃料電池を循環する。一方、カソード極にはブロアによって空気を送り、酸素を供給するとともにここで反応によって生成された水を送り出している。反応によりスタックは高温60乃至70℃程度になっており、水も水蒸気の状態で存在している。これを燃料の希釈に利用するためにこれを液化する必要があり、凝縮器(ラジエータ)によって外気によって冷却されて水になり、タンクに貯められる。燃料の希釈にはここから必要に応じてポンプによって濃度調整部へ送られて利用される。利用されなかった酸素や空気および液化できなかった水蒸気は機外へ排出される。
ここで、スタック部は、発電において高温になるので、ここから熱をインク部へ移送できるようにヒートパイプがスタックに取付けられている。一方、液滴吐出ヘッド近傍には熱交換用のブロックがあり、ここに熱が伝えられてヘッド内のインクに熱を伝えて適切な温度になるようになっている(図3、4)。
環境温度やその変動によって燃料電池で発生した熱を移送しすぎて、インクの温度が高くなりすぎてしまうことも考えられる。そこで、本発明の装置では、ここに移送熱量を調整する手段を設けている。例えば、インクヘッド近傍あるいは内部の温度に応じてこの移送量を調整することによってインクの温度を適正に保つことができる。また、請求項6の発明によると、インクの温度が所定の温度に到達した状態で熱移送を停止するように制御することで、必要以上にインクの温度が上昇することを防ぐことができる。
具体的にはインクへ熱を伝えるための熱交換部もしくはそのインクの移動方向下流側の近傍にインクの温度を検知する手段を設ける。検知手段としては熱電対やサーミスタあるいは赤外線を利用した非接触式のもの何であっても構わない。この検知結果が所望の温度以下で有る場合には、燃料電池からの熱の移送を行い、所望の温度を超えたら、熱移送を停止する(図5参照)。
熱移送の切替えは、その移送経路にスイッチを設け、切替えることで行える。例えば、熱移送媒体を使用して熱移送を行う場合にはその媒体の移送を行うための手段、ポンプやファンの駆動を切替えたり、あるいは経路上にシャッターやバルブを設けて切替えたりすることができる。また、このような熱移送量の調節手段として、例えば、熱移送手段がヒートパイプである場合には、ヒートパイプと熱交換部の接触をメカニカルに移動させて離間させることで熱の伝達を停止することができる。ヒートパイプは熱伝達が早く、熱移送手段として優れているが、細かく熱伝達量を調整することは困難であり、インクの温度の調整を行うことが難しい面がある。
記録装置を起動させる場合、燃料電池の起動にも数分程度の時間が必要であり、起動時には燃料電池と並列に接合された蓄電部に貯えられた電力によって記録装置を動作させる必要がある。この蓄電部は2次電池やキャパシタなどを使用することができ、燃料電池が十分に発電できるまでの間、単独で装置を動作させることができる程度の容量が必要である。さらに起動時には、燃料電池の温度は上昇しておらず、ここから熱を取り出すことはできない。そこで、請求項7の発明によると、インクへ熱を伝える熱交換部にヒータを備えており、燃料電池の温度が十分に上昇していない場合には、ヒータによりインクを適正な温度になるように加熱している。このようにすることで、起動時の燃料電池の温度が低い状態においてもインクを適正な温度に加熱することができる。
具体的には、燃料電池のスタック部の温度を検知する手段を設け、この検知結果が、インクの過熱に十分な温度に達していない場合には、インクへ熱を伝える熱交換部分に備えたヒータに通電することで発熱させてインクを所望の温度まで加熱する(図6参照)。
燃料電池の温度を検知する手段は、燃料電池への燃料の供給等の動作を行ったり、異常を検知するために設置されているのであれば、それを併用しても良い。
さらに、請求項8の発明によると、起動時には、燃料電池の出力が不安定であるので、このヒータへの通電は蓄電部に貯えられた電力によって行うようにしている。
燃料電池は化学反応により発電しており、一般に起動時には低温(室温程度)であるため、化学反応の速度が遅く十分な電力を得ることができない。発電を開始すると、反応熱や内部抵抗による発熱で温度が上昇し出して、反応速度が高まり、十分な電力を取り出すことができるようになる。したがって、起動時に過大な負荷を接続すると、補器類を駆動することができなくなり、発電を停止してしまうなどの不具合が起こり不安定である。このため、請求項8の発明によると、起動時の低温の状態でのインクの加熱用ヒータへの通電は蓄電部より行う様にしている(図6参照)。
また、請求項9の発明によると、起動後、十分に燃料電池の温度が高くなった場合には、ヒータへの通電を停止し、燃料電池で発生する熱を熱移送手段により移送してインクへの加熱を行うように制御することでヒータでの電力消費は必要最低限になるようにしている。
蓄電部は、記録装置の動作時、その負荷変動に応じて充放電を行うが、平均的には充電されるようになっており、次回の起動を行えるようにしている。停止時に充電が十分でない場合には、十分に充電された後で燃料電池による発電を停止させるようにすれば、常に起動させることが可能になる。
図2では、燃料電池のスタック部から熱を取り出す実施例を示したが、アクティブ型のDMFCでは、補器部分から取り出すことも可能である。例えば、請求項10の発明によると、凝縮器を冷却する際に加熱された空気を使ってインクを加熱している。図7はその実施例であり、凝縮器を冷却するためのファンにより送風された空気は冷却により温度が上昇する。これをダクトを通してインク部の熱交換部分へ送ることで熱を伝えている。この際、このダクト部に調整弁を設けてインク部側へ送る送風量を調節すれば熱移送量の調整を行うことができる。
すなわち、インクの温度が所望の値に到達していない状態では、調整弁を全開にして熱交換部分へ送風することでインクを加熱し、インクの温度が所望の値に達したら、調整弁を閉じて送風しないようにする。インクの温度検知結果に対して、ある程度の幅を持たせておきその温度の間は半開状態にしておき、その上限を超えたら閉じて、下限値以下では全開するというように制御しても良い。このような制御を行うことでインクの温度が高くなりすぎることを防止できる。
ファンによって送風されている空気が熱移送の媒体であるためフレキシブルなチューブで配管すれば、移送先の自由度が高く、例えば、キャリッジで移動しているヘッド部のインクに直接熱を移送することも可能になる。
しかし、凝縮器の冷却によって加熱される空気は、起動時に温度が上昇するまでに時間がかかるという欠点がある。そこで、請求項11の発明によると、カソード極に酸素を供給するための送風手段により、スタック部に送られ排出された高温の水蒸気を含んだ空気を熱移送媒体として利用している。図8はその実施例であり、カソード極から排出され、凝縮器に入る前の配管部分で分岐させて一部がインク部側に流れるように配管する。インク部で熱交換した後は、再び水回収タンクに戻るように配管されている。インク部側に流れる量を調整弁で調整することにより、熱移送量の調整が可能である。スタック部を通過し、加熱された空気を直接、熱移送の媒体としているので、燃料電池の温度上昇に対して時間的な遅れがなく、請求項10の発明よりも応答性を良くできる。また、燃料を希釈するために必要な水を得るために凝縮器により冷却する空気を利用するので、インク部に熱を伝えることで冷却され、水を回収する上でも効果がある。また、水蒸気を含んだ空気であり、インクへ熱を伝達する上で相変化を利用することになるので、熱伝達量が通常の空気に比べて大きくなり、熱伝達の効率が高い。
さらに、請求項12の発明によると、希釈用の水として貯水部に貯められている水を熱移送媒体として使用することもできる。図9はその実施例であり、貯水部に回収された水をポンプにてインク部へ配管し再び貯水部へ戻すように配管されている。貯水部に回収された水は、燃料電池のスタック部で発生した水が高温のため水蒸気となっているものを凝縮器にて冷却して液化にしたものであり、水になっても40℃程度の温度になっており、インク部を適温の25℃程度までに加熱するのに十分な温度である。熱移送の媒体として液体の水を使えば、移送できる熱容量を大きくすることができるので熱を移送する上で効率が良い。この場合、ポンプの駆動を制御することで熱移送量を調節することができる。同様に、図10のように液体として燃料スタックを循環させている低濃度のメタノール水溶液を使用することも可能である。スタックから出てきた燃料の一部をインク部へ熱移送できるように配管し、その量を弁で調整することによって熱移送量の調整を行うものである。
請求項13の発明によると、インクへの熱の供給は、ヘッド部分で行うことが望ましい。ヘッド部分の温度が低いと吐出時にインクの温度が低下してしまい、粘度が低下してしまうことが考えられるためである。
図11は記録ヘッドユニットを説明した図である。記録ヘッドユニットはキャリッジ33に固定されており、図11ではイエロー(Y)の液滴を吐出する記録ヘッド35y、マゼンタ(M)の液滴を吐出する記録ヘッド35m、シアン(C)の液滴を吐出する記録ヘッド35c、ブラック(Bk)の液滴を吐出する記録ヘッド35bとで記録ヘッドを構成している。また、各記録ヘッド35にそれぞれ各色のインクを供給するための各色のサブタンク34y、34m、34c、34k(色を区別しない場合は「サブタンク34」という。)を搭載している。各記録ヘッドの両側には、熱交換部があり、燃料電池部から熱移送手段によって送られてきた熱をインクヘッド、サブタンクを囲むようにして設けられた熱交換部を通して、インクヘッド、サブタンクおよびその中のインクに伝えて加熱し、インクを適正な温度として、適正な粘度となるようにしている。熱交換部は熱伝導性の良い金属部材で構成し、熱移送手段で移送された熱を効率よくヘッド部に伝導するように構成されている。請求項10の発明の実施例のように、加熱空気を熱移送媒体として使用し、燃料電池側に戻す必要のない場合は、インクヘッド部に加熱空気があたるように吹き出してそこで熱交換させることもできる。
図12はヘッドユニットを装置正面から見た図である。サブタンク34の両側にはFPC(電気配線)が装着され、ヘッドを動作させる信号はこれを介して伝えられる。サブタンク34の上にはインク供給口102が装着され、インクはインク供給チューブ37を通り、インク供給口102からサブタンク34に補充される。
図13はヘッドユニットを構成するパーツの図である。ヘッド先端面にはノズルプレート104がベース部材105の上に貼り付けられており、ノズルプレートには微細なインク吐出口(ノズル)が多数形成されている。ヘッドはノズルプレート104とベース105とフレーム106で主に構成されており、ヘッドのノズルプレートと逆の面にはサブタンク34が取り付けられている。ヘッドには電気信号を伝達するFPC103(電気配線)が取り付けられている。
請求項14の発明によると、インクカートリッジ部に対しても熱の供給を行っている。これは、連続して記録を行う際に、ヘッド部分のみの熱交換では、十分にインクの温度を上昇できない恐れがあるためである。図14はその実施例であり、インクカートリッジを囲うようにして、熱交換部を設け、ここに燃料電池部からの熱を移送する熱移送経路を配管して、インクカートリッジ内のインクに対して熱を伝えるようにしている。インクカートリッジからインクヘッドまで搬送される間に冷却されることになるので、インクヘッド部よりも若干高い温度にまでインクが温められるように設定してある。
次に本発明の記録装置で使用するインク、つまり記録液について説明する。
本発明に用いられるインクは色材として、顔料、染料のいずれでも用いることができ、混合して用いることもできる。
<顔料>
本発明のインクに用いる顔料として特に限定はないが、例えば以下に挙げる顔料が好適に用いられる。また、これら顔料は複数種類を混合して用いても良い。
有機顔料としては、アゾ系、フタロシアニン系、アントラキノン系、キナクリドン系、ジオキサジン系、インジゴ系、チオインジゴ系、ペリレン系、イソインドレノン系、アニリンブラック、アゾメチン系、ローダミンBレーキ顔料、カーボンブラック等が挙げられる。
無機顔料として酸化鉄、酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエロー、紺青、カドミウムレッド、クロムイエロー、金属粉が挙げられる。
これらの顔料の粒子径は0.01乃至0.30μmで用いることが好ましく、0.01μm以下では粒子径が染料に近づくため、耐光性、フェザリングが悪化してしまう。また、0.30μm以上では、吐出口の目詰まりや記録装置内のフィルターでの目詰まりが発生し、吐出安定性を得ることができない。
ブラック顔料インクに使用されるカーボンブラックとしては、ファーネス法、チャネル法で製造されたカーボンブラックで、一次粒径が、15乃至40ミリミクロン、BET法による比表面積が、50乃至300平方メートル/g、DBP吸油量が、40乃至150ml/100g、揮発分が0.5乃至10%、pH値が2乃至9を有するものが好ましい。このようなものとしては、例えば、No.2300、No.900、MCF−88、No.33、No.40、No.45、No.52、MA7、MA8、MA100、No.2200B(以上、三菱化学製)、Raven700、同5750、同5250、同5000、同3500、同1255(以上、コロンビア製)、Regal400R、同330R、同660R、MogulL、Monarch700、同800、同880、同900、同1000、同1100、同1300、Monarch1400(以上、キャボット製)、カラーブラックFW1、同FW2、同FW2V、同FW18、同FW200、同S150、同S160、同S170、プリンテックス35、同U、同V、同140U、同140V、スペシャルブラック6、同5、同4A、同4(以上、デグッサ製)等を使用することができるが、これらに限定されるものではない。
次に、カラー顔料の具体例を以下に挙げる。
有機顔料としてアゾ系、フタロシアニン系、アントラキノン系、キナクリドン系、ジオキサジン系、インジゴ系、チオインジゴ系、ペリレン系、イソインドレノン系、アニリンブラツク、アゾメチン系、ローダミンBレーキ顔料、カーボンブラック等が挙げられ、無機顔料として酸化鉄、酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエロー、紺青、カドミウムレッド、クロムイエロー、金属粉等が挙げられる。
色別により具体的には以下のものが挙げられる。
イエローインクに使用できる顔料の例としては、例えば、C.I.ピグメントイエロー1、同2、同3、同12、同13、同14、同16、同17、同73、同74、同75、同83、同93、同95、同97、同98、同114、同128、同129、同151、同154等が挙げられるが、これらに限られるものではない。
マゼンタインクに使用できる顔料の例としては、例えば、C.I.ピグメントレッド5、同7、同12、同48(Ca)、同48(Mn)、同57(Ca)、同57:1、同112、同123、同168、同184、同202等が挙げられるが、これらに限られるものではない。
シアンインクに使用できる顔料の例としては、例えば、C.I.ピグメントブルー1、同2、同3、同15:3、同15:34、同16、同22、同60、C.I.バットブルー4、同60等が挙げられるが、これらに限られるものではない。
また、本発明で使用する各インクに含有される顔料は、本発明のために新たに製造されたものでも使用可能である。
以上に挙げた顔料は高分子分散剤や界面活性剤を用いて水性媒体に分散させることでインクジェット用インクとすることができる。このような有機顔料粉体を分散させるための分散剤としては、通常の水溶性樹脂や水溶性界面活性剤を用いることができる。
水溶性樹脂の具体例としては、スチレン、スチレン誘導体、ビニルナフタレン誘導体、α、β−エチレン性不飽和カルボン酸の脂肪族アルコールエステル等、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マレイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸誘導体、フマール酸、フマール酸誘導体等から選ばれた少なくとも2つ以上の単量体からなるブロック共重合体、あるいはランダム共重合体、又はこれらの塩等が挙げられる。これらの水溶性樹脂は、塩基を溶解させた水溶液に可溶なアルカリ可溶型樹脂であり、これらの中でも重量平均分子量3000乃至20000のものが、インクジェット用インクに用いた場合に、分散液の低粘度化が可能であり、かつ分散も容易であるという利点があるので特に好ましい。
高分子分散剤と自己分散型顔料を同時に使うことは、適度なドット径を得られるため好ましい組み合わせである。その理由は明かでないが、以下のように考えられる。
高分子分散剤を含有することで記録紙への浸透が抑制される。その一方で、高分子分散剤を含有することで自己分散型顔料の凝集が抑えられるため、自己分散型顔料が横方向にスムーズに拡がることができる。そのため、広く薄くドットが拡がり、理想的なドットが形成できると考えられる。
また、本発明で分散剤として使用できる水溶性界面活性剤の具体例としては、下記のものが挙げられる。例えば、アニオン性界面活性剤としては、高級脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルエステル硫酸塩、アルキルアリールエーテル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、スルホコハク酸塩、アルキルアリル及びアルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩、アルキルアリルエーテルリン酸塩等が挙げられる。又、カチオン性界面活性剤としては、アルキルアミン塩、ジアルキルアミン塩、テトラアルキルアンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、アルキルピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩等が挙げられる。更に両性界面活性剤としては、ジメチルアルキルラウリルベタイン、アルキルグリシン、アルキルジ(アミノエチル)グリシン、イミダゾリニウムベタイン等が挙げられる。又、ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、グリセリンエステル、ソルビタンエステル、ショ糖エステル、グリセリンエステルのポリオキシエチレンエーテル、ソルビタンエステルのポリオキシエチレンエーテル、ソルビトールエステルのポリオキシエチレンエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アミンオキシド、ポリオキシエチレンアルキルアミン等が挙げられる。
また、顔料は親水性基を有する樹脂によって被覆し、マイクロカプセル化することで、分散性を与えることもできる。
水不溶性の顔料を有機高分子類で被覆してマイクロカプセル化する方法としては、従来公知のすべての方法を用いることが可能である。従来公知の方法として、化学的製法、物理的製法、物理化学的方法、機械的製法などが挙げられる。具体的には、
・界面重合法(2種のモノマーもしくは2種の反応物を、分散相と連続相に別々に溶解しておき、両者の界面において両物質を反応させて壁膜を形成させる方法);
・in−situ重合法(液体または気体のモノマーと触媒、もしくは反応性の物質2種を連続相核粒子側のどちらか一方から供給して反応を起こさせ壁膜を形成させる方法);
・液中硬化被膜法(芯物質粒子を含む高分子溶液の滴を硬化剤などにより、液中で不溶化して壁膜を形成する方法);
・コアセルベーション(相分離)法(芯物質粒子を分散している高分子分散液を、高分子濃度の高いコアセルベート(濃厚相)と希薄相に分離させ、壁膜を形成させる方法);
・液中乾燥法(芯物質を壁膜物質の溶液に分散した液を調製し、この分散液の連続相が混和しない液中に分散液を入れて、複合エマルションとし、壁膜物質を溶解している媒質を徐々に除くことで壁膜を形成させる方法);
・融解分散冷却法(加熱すると液状に溶融し常温では固化する壁膜物質を利用し、この物質を加熱液化し、その中に芯物質粒子を分散し、それを微細な粒子にして冷却し壁膜を形成させる方法);
・気中懸濁被覆法(粉体の芯物質粒子を流動床によって気中に懸濁し、気流中に浮遊させながら、壁膜物質のコーティング液を噴霧混合させて、壁膜を形成させる方法);
・スプレードライング法(カプセル化原液を噴霧してこれを熱風と接触させ、揮発分を蒸発乾燥させ壁膜を形成させる方法);
・酸析法(アニオン性基を含有する有機高分子化合物類のアニオン性基の少なくとも一部を塩基性化合物で中和することで水に対する溶解性を付与し色材と共に水性媒体中で混練した後、酸性化合物で中性または酸性にし有機化合物類を析出させ色材に固着せしめた後に中和し分散させる方法);
・転相乳化法(水に対して分散能を有するアニオン性有機高分子類と色材とを含有する混合体を有機溶媒相とし、前記有機溶媒相に水を投入するかもしくは、水に前記有機溶媒相を投入する方法)、などが挙げられる。
マイクロカプセルの壁膜物質を構成する材料として使用される有機高分子類(樹脂)としては、例えば、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、ポリウレア、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、多糖類、ゼラチン、アラビアゴム、デキストラン、カゼイン、タンパク質、天然ゴム、カルボキシポリメチレン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、セルロース、エチルセルロース、メチルセルロース、ニトロセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリスチレン、(メタ)アクリル酸の重合体または共重合体、(メタ)アクリル酸エステルの重合体または共重合体、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、アルギン酸ソーダ、脂肪酸、パラフィン、ミツロウ、水ロウ、硬化牛脂、カルナバロウ、アルブミンなどが挙げられる。
これらの中ではカルボン酸基またはスルホン酸基などのアニオン性基を有する有機高分子類を使用することが可能である。また、ノニオン性有機高分子としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、ポリプロピレングリコールモノメタクリレート、メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレートまたはそれらの(共)重合体)、2−オキサゾリンのカチオン開環重合体などが挙げられる。特に、ポリビニルアルコールの完全ケン物は、水溶性が低く、熱水には解け易いが冷水には解けにくいという性質を有しており特に好ましい。
また、マイクロカプセルの壁膜物質を構成する有機高分子類の量は、有機顔料またはカーボンブラックなどの水不溶性の色材に対して1重量%以上20重量%以下である。有機高分子類の量を上記の範囲にすることによって、カプセル中の有機高分子類の含有率が比較的低いために、有機高分子類が顔料表面を被覆することに起因する顔料の発色性の低下を抑制することが可能となる。有機高分子類の量が1重量%未満ではカプセル化の効果を発揮しづらくなり、逆に20重量%を越えると、顔料の発色性の低下が著しくなる。さらに他の特性などを考慮すると有機高分子類の量は水不溶性の色材に対し5乃至10重量%の範囲が好ましい。
すなわち、色材の一部が実質的に被覆されずに露出しているために発色性の低下を抑制することが可能となり、また、逆に、色材の一部が露出せずに実質的に被覆されているために顔料が被覆されている効果を同時に発揮することが可能となるのである。また、本発明に用いる有機高分子類の数平均分子量としては、カプセル製造面などから、2000以上であることが好ましい。ここで「実質的に露出」とは、例えば、ピンホール、亀裂などの欠陥などに伴う一部の露出ではなく、意図的に露出している状態を意味するものである。
さらに、色材として自己分散性の顔料である有機顔料または自己分散性のカーボンブラックを用いれば、カプセル中の有機高分子類の含有率が比較的低くても、顔料の分散性が向上するために、十分なインクの保存安定性を確保することが可能となるので本発明にはより好ましい。
なお、マイクロカプセル化の方法によって、それに適した有機高分子類を選択することが好ましい。例えば、界面重合法による場合は、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリビニルピロリドン、エポキシ樹脂などが適している。in−situ重合法による場合は、(メタ)アクリル酸エステルの重合体または共重合体、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミドなどが適している。液中硬化法による場合は、アルギン酸ソーダ、ポリビニルアルコール、ゼラチン、アルブミン、エポキシ樹脂などが適している。コアセルベーション法による場合は、ゼラチン、セルロース類、カゼインなどが適している。また、微細で、且つ均一なマイクロカプセル化顔料を得るためには、勿論前記以外にも従来公知のカプセル化法すべてを利用することが可能である。
マイクロカプセル化の方法として転相法または酸析法を選択する場合は、マイクロカプセルの壁膜物質を構成する有機高分子類としては、アニオン性有機高分子類を使用する。転相法は、水に対して自己分散能または溶解能を有するアニオン性有機高分子類と、自己分散性有機顔料または自己分散型カーボンブラックなどの色材との複合物または複合体、あるいは自己分散性有機顔料または自己分散型カーボンブラックなどの色材、硬化剤およびアニオン性有機高分子類との混合体を有機溶媒相とし、該有機溶媒相に水を投入するか、あるいは水中に該有機溶媒相を投入して、自己分散(転相乳化)化しながらマイクロカプセル化する方法である。上記転相法において、有機溶媒相中に、インク用のビヒクルや添加剤を混入させて製造しても何等問題はない。特に、直接インク用の分散液を製造できることからいえば、インクの液媒体を混入させる方がより好ましい。
一方、酸析法は、アニオン性基含有有機高分子類のアニオン性基の一部または全部を塩基性化合物で中和し、自己分散性有機顔料または自己分散型カーボンブラックなどの色材と、水性媒体中で混練する工程および酸性化合物でpHを中性または酸性にしてアニオン性基含有有機高分子類を析出させて、顔料に固着する工程とからなる製法によって得られる含水ケーキを、塩基性化合物を用いてアニオン性基の一部または全部を中和することによりマイクロカプセル化する方法である。このようにすることによって、微細で顔料を多く含むアニオン性マイクロカプセル化顔料を含有する水性分散液を製造することができる。
また、上記に挙げたようなマイクロカプセル化の際に用いられる溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなどのアルキルアルコール類;ベンゾール、トルオール、キシロールなどの芳香族炭化水素類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類;クロロホルム、二塩化エチレンなどの塩素化炭化水素類;アセトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類;テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類;メチルセロソルブ、ブチルセロソルブなどのセロソルブ類などが挙げられる。なお、上記の方法により調製したマイクロカプセルを遠心分離または濾過などによりこれらの溶剤中から一度分離して、これを水および必要な溶剤とともに撹拌、再分散を行い、目的とする本発明に用いることができるインクを得る。以上の如き方法で得られるカプセル化顔料の平均粒径は50nm乃至180nmであることが好ましい。
このように樹脂被覆することによって顔料が印刷物にしっかりと付着することにより、印刷物の擦過性を向上させることができる。
<染料>
本発明のインクに用いられる染料としては、カラーインデックスにおいて酸性染料、直接性染料、塩基性染料、反応性染料、食用染料に分類される染料で耐水、耐光性が優れたものが用いられる。これら染料は複数種類を混合して用いても良いし、あるいは必要に応じて顔料等の他の色材と混合して用いても良い。これら着色剤は、本発明の効果が阻害されない範囲で添加される。
(a)酸性染料及び食用染料として
C.I.アシッド・イエロー 17、23、42、44、79、142
C.I.アシッド・レッド 1、8、13、14、18、26、27、35、37、42、52、82、87、89、92、97、106、111、114、115、134、186、249、254、289
C.I.アシッド・ブルー 9、29、45、92、249
C.I.アシッド・ブラック 1、2、7、24、26、94
C.I.フード・イエロー 3、4
C.I.フード・レッド 7、9、14
C.I.フード・ブラック 1、2
(b)直接染料として
C.I.ダイレクト・イエロー 1、12、24、26、33、44、50、86、120、132、142、144
C.I.ダイレクト・レッド 1、4、9、13、17、20、28、31、39、80、81、83、89、225、227
C.I.ダイレクト・オレンジ 26、29、62、102
C.I.ダイレクト・ブルー 1、2、6、15、22、25、71、76、79、86、87、90、98、163、165、199、202
C.I.ダイレクト・ブラック 19、22、32、38、51、56、71、74、75、77、154、168、171
(c)塩基性染料として
C.I.ベーシック・イエロー 1、2、11、13、14、15、19、21、23、24、25、28、29、32、36、40、41、45、49、51、53、63、64、65、67、70、73、77、87、91
C.I.ベーシック・レッド 2、12、13、14、15、18、22、23、24、27、29、35、36、38、39、46、49、51、52、54、59、68、69、70、73、78、82、102、104、109、112
C.I.ベーシック・ブルー 1、3、5、7、9、21、22、26、35、41、45、47、54、62、65、66、67、69、75、77、78、89、92、93、105、117、120、122、124、129、137、141、147、155
C.I.ベーシック・ブラック 2、8
(d)反応性染料として
C.I.リアクティブ・ブラック 3、4、7、11、12、17
C.I.リアクティブ・イエロー 1、5、11、13、14、20、21、22、25、40、47、51、55、65、67
C.I.リアクティブ・レッド 1、14、17、25、26、32、37、44、46、55、60、66、74、79、96、97
C.I.リアクティブ・ブルー 1、2、7、14、15、23、32、35、38、41、63、80、95等が使用できる。
<染料・顔料共通の添加剤、物性>
本発明のインクを所望の物性にするため、あるいは乾燥による記録ヘッドのノズルの詰まりを防止するためなどの目的で、色材の他に、水溶性有機溶媒を使用することが好ましい。水溶性有機溶媒には湿潤剤、浸透剤が含まれる。湿潤剤は乾燥による記録ヘッドのノズルの詰まりを防止することを目的に添加される。湿潤剤の具体例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1、3−ブタンジオール、1、3−プロパンジオール、2−メチル−1、3−プロパンジオール、1、4−ブタンジオール、1、5−ペンタンジオール、1、6−へキサンジオール、グリセリン、1、2、6−へキサントリオール、2−エチル−1、3−ヘキサンジオール、1、2、4−ブタントリオール、1、2、3−ブタントリオール、ペトリオール等の多価アルコール類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエ−テル額;N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1、3−ジメチルイミダゾリジノン、ε−カプロラクタム等の含窒素複素環化合物;ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、ホルムアミド、N、N−ジメチルホルムアミド等のアミド類;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等のアミン類、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノ−ル等の含硫黄化合物類、プロピレンカーボネート、炭酸エチレン、γ−ブチロラクトン等である。これらの溶媒は、水とともに単独もしくは複数混合して用いられる。
また、浸透剤はインクと被記録材の濡れ性を向上させ、浸透速度を調整する目的で添加される。浸透剤としては、下記式(I)乃至(IV)で表されるものが好ましい。すなわち、下記式(I)のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル系界面活性剤、式(II)のアセチレングリコール系界面活性剤、下記式(III)のポリオキシエチレンアルキルエーテル系界面活性剤ならびに式(IV)のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル系界面活性剤は、液の表面張力を低下させることができるので、濡れ性を向上させ、浸透速度を高めることができる。
Figure 2006187953
(Rは分岐していても良い炭素数6〜14の炭化水素鎖、k:5〜20)
Figure 2006187953
(m、nは0〜40)
Figure 2006187953
(Rは分岐してもよい炭素数6〜14の炭化水素鎖、nは5〜20)
Figure 2006187953
(Rは炭素数6〜14の炭化水素鎖、m、nは20以下の数)
前記式(I)〜(IV)の化合物以外では、例えばジエチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールクロロフェニルエーテル等の多価アルコールのアルキル及びアリールエーテル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体等のノニオン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、エタノール、2−プロパノール等の低級アルコール類を用いることができるが、特にジエチレングリコールモノブチルエーテルが好ましい。
本発明のインクの表面張力は、20乃至60dye/cmであることが好ましく、被記録材との濡れ性と液滴の粒子化の両立の観点からは30乃至50dye/cmであることがさらに好ましい。
本発明のインクの粘度は、1.0乃至20.0cPであることが好ましく、吐出安定性の観点からは3.0乃至10.0cPであることがさらに好ましい。
インクは液温度によって粘度変化が生じる。液温度が低いと粘度が高くなり、液温度が高すぎると粘度が低くなる。
記録装置内温度が低いとインクの液温度が低くなり、粘度が高くなってしまう。粘度が高いと記録ヘッドから吐出しづらくなり、極端に粘度が高くなると全く吐出しなくなる。吐出不良は画像欠陥につながり、画像品質を著しく低下させてしまう。そのため、記録装置内温度が低い場合には、加熱してインクの液温度を適性温度まで高めることが好ましい。本発明の記録装置には、燃料電池が搭載されており、発電する際の化学反応により熱を発する。燃料電池で発生した熱を必要に応じて、記録ヘッド近傍などに移送することで、インクの液温度を高めることに使うことができる。特に寒冷地においては、インクの粘度上昇によるインク不吐出が生じやすく、本発明の効果は高い。本発明は、特別な加熱装置を追加しなくても、寒冷地のような記録装置内温度が低い環境でも正常な記録動作を行うことができる。
逆に、記録装置内温度が高いとインクの液温度が高くなり、粘度が低くなってしまう。粘度が低いと記録ヘッドから吐出するものの、極端に粘度が低くなると吐出される液滴サイズが所望のサイズよりも大きくなってしまう。液滴サイズの大型化は、画像濃度を不必要に高めてしまうことになり、所望の画像品質が得られなくなる。そのため、記録装置内温度が高い場合には、燃料電池からの熱の移送量を調整して停止させて、インクの液温度を上昇させないようにし、また、熱移送量を調節できる熱移送経路以外の部分では燃料電池で発生した熱が記録装置内へ伝わらないように断熱している。
本発明のインクのpHは3乃至11であることが好ましく、接液する金属部材の腐食防止の観点からは6乃至10であることがさらに好ましい。
本発明のインクは防腐防黴剤を含有することができる。防腐防黴剤を含有することによって、菌の繁殖を押さえることができ、保存安定性、画質安定性を高めることができる。防腐防黴剤としてはベンゾトリアゾール、デヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム、イソチアゾリン系化合物、安息香酸ナトリウム、ペンタクロロフェノールナトリウム等が使用できる。
本発明のインクは防錆剤を含有することができる。防錆剤を含有することによって、ヘッド等の接液する金属面に被膜を形成し、腐食を防ぐことができる。防錆剤としては、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオジグリコール酸アンモン、ジイソプロピルアンモニウムニトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジシクロヘキシルアンモニウムニトライト等が使用できる。
本発明のインクは酸化防止剤を含有することができる。酸化防止剤を含有することによって、腐食の原因となるラジカル種が生じた場合にも酸化防止剤がラジカル種を消滅させることで腐食を防止することができる。酸化防止剤としては、フェノール系化合物類、アミン系化合物類が代表的であるがフェノール系化合物類としては、ハイドロキノン、ガレート等の化合物、2、6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、ステアリル−β−(3、5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2、2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2、2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、4、4’−チオビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、1、1、3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、1、3、5−トリメチル−2、4、6−トリス(3、5−ジ−tert−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス(3、5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、テトラキス[メチレン−3(3’、5’−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン等のヒンダードフェノール系化合物が例示され、アミン系化合物類としては、N、N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、フェニル−β−ナフチルアミン、フェニル−α−ナフチルアミン、N、N’−β−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N、N’−ジフェニルエチレンジアミン、フェノチアジン、N、N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、4、4’−テトラメチル−ジアミノジフェニルメタン等が例示される。また、後者としては、硫黄系化合物類、リン系化合物類が代表的であるが、硫黄系化合物としては、ジラウリルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオネート、ラウリルステアリルチオジプロピオネート、ジミリスチルチオジプロピオネート、ジステアリルβ、β’−チオジブチレート、2−メルカプトベンゾイミダゾール、ジラウリルサルファイド等が例示され、リン系化合物類としては、トリフェニルフォスファイト、トリオクタデシルフォスファイト、トリデシルフォスファイト、トリラウリルトリチオフォスファイト、ジフェニルイソデシルフォスファイト、トリノニルフェニルフォスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールフォスファイト等が例示される。
本発明のインクはpH調整剤を含有することができる。pH調整剤としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属元素の水酸化物、水酸化アンモニウム、第4級アンモニウム水酸化物、第4級ホスホニウム水酸化物、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩、ジエタノールアミン、トリエタノ−ルアミン等のアミン類、硼酸、塩酸、硝酸、硫酸、酢酸等を用いることができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明による記録装置の斜視図である。 図1の記録装置の燃料電池部の構成図である。 図1の記録装置の燃料電池部の本体の上部からの概略図である。 図1の記録装置の燃料電池部の本体の側部からの概略図である。 インク温度検知手段の流れ図である。 燃料電池の温度検知手段の流れ図である。 凝縮器を冷却する際に加熱された空気を使用してインクを加熱する機能を示す図2の燃料電池部の構成図である。 送風手段によりスタック部に送られ排出された空気を熱移送媒体として利用する機能を示す図2の燃料電池部の構成図である。 貯水部の貯水を熱移送媒体として利用する機能を示す図2の燃料電池部の構成図である。 熱移送量の調整を行う機能を示す図2の燃料電池部の構成図である。 記録ヘッドユニットの概略図である。 ヘッドユニット構成を正面から見た図である。 ヘッドユニットを構成するパーツの図である。 インクカートリッジ部に対する熱の供給を説明する図である。
符号の説明
1 装置本体
2 給紙トレイ
3 排紙トレイ
4 前面
5 上面
6 カートリッジ装填部
7 操作部
8 開閉可能な前カバー
10 インクカートリッジ
10y インクカートリッジ
10c インクカートリッジ
10m インクカートリッジ
10k インクカートリッジ
21 フレーム
21A 左の側板
21B 右の側板
21C 後板
23 供給ポンプユニット
25 本体側ホルダ
26 固定リブ
31 ガイドロッド
32 ステー
33 キャリッジ
34 サブタンク
34k サブタンク
34c サブタンク
34m サブタンク
34y サブタンク
35 記録ヘッド
35k ブラック(Bk)の液滴を吐出する記録ヘッド
35c シアン(C)の液滴を吐出する記録ヘッド
35m マゼンタ(M)の液滴を吐出する記録ヘッド
35y イエロー(Y)の液滴を吐出する記録ヘッド
37 インク供給チューブ
41 給紙トレイ2の用紙積載部(底板)
42 用紙
43 用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)
44 分離パッド
45 ガイド
51 搬送ベルト
52 カウンタローラ
53 搬送ガイド
54 押さえ部材
55 先端加圧コロ
56 帯電ローラ
57 搬送ローラ
58 テンションローラ
61 ガイド部材
71 分離爪
72 排紙ローラ
73 排紙コロ
81 両面給紙ユニット
82 手差し給紙部
91 サブシステム
92 キャップ
93 ワイパーブレード
94 空吐出受
95 ワイパークリーナ
96 クリーナコロ
98 空吐出受け
99 開口
100 燃料電池部
102 インク供給口
103 FPC
104 ノズルプレート
105 ベース部材
106 フレーム

Claims (19)

  1. 燃料電池を主電源又は補助電源として備えたインクジェット記録装置において、
    前記燃料電池で発生した熱を前記インクジェット記録装置のインクへ供給するための熱移送手段と移送された熱を前記インクに対して供給する熱交換手段を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記燃料電池を設けた燃料電池部とインクジェット記録装置本体は、前記インクに熱を移送するための熱移送部を除いて断熱状態であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記燃料電池は、ダイレクトメタノール燃料電池であることを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記ダイレクトメタノール燃料電池は、アクティブ型であることを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記燃料電池部と前記インクジェット記録装置本体との間の熱移送経路に熱移送量調節手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記熱交換手段又は前記インクの移動方向の下流に前記インクの温度を検知する検知手段と、該温度の検知結果に基づいて熱移送を制御する制御手段とを設けることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記インクへ熱を供給するための前記熱交換手段はヒータを備え,起動時に低温の場合には前記燃料電池のスタック部の温度を検知する手段が該ヒータに通電することで前記インクに所定の熱を供給することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記燃料電池は、該燃料電池を起動するための蓄電部を有し,起動時の前記ヒータへの電力の供給は前記蓄電部に貯えられた電力により賄うことを特徴とする請求項7記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記燃料電池が所定の温度に到達後、前記ヒータへの電力供給を行わず、前記燃料電池で発生する熱を前記熱移送手段により、前記インクへの熱の供給を行う制御手段を有することを特徴とする請求項8記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記燃料電池で生成された水蒸気を冷却するための凝縮器を備え、該冷却により加熱された空気により、前記インクへの熱の供給を行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記燃料電池のカソード極に酸素を供給するための送風手段を有し、前記燃料電池から排気された水蒸気を含んだ加熱空気により、前記インクへの熱の供給を行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項記載のインクジェット記録装置。
  12. 前記燃料電池のカソード極で生成された水を液化して貯える貯水部を備え、該水を熱移送媒体として、前記インクへの熱の供給を行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項記載のインクジェット記録装置。
  13. 前記インクジェット記録装置のヘッド部分に前記熱交換手段を有し、前記インク及び前記ヘッドへの加熱を行うことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項記載のインクジェット記録装置。
  14. 前記インクジェット記録装置のインクカートリッジに前記熱交換手段を有し、該インクカートリッジ内の前記インクへの熱の供給を行うことを特徴とする請求項13記載のインクジェット記録装置。
  15. 前記インクジェット記録装置のインクは、顔料、染料、又は該顔料と該染料との混合液からなる色材と、多数の添加剤とを含むことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項記載のインクジェット記録装置。
  16. 前記顔料の粒子径は0.01乃至0.30μmであることを特徴とする請求項15記載のインクジェット記録装置。
  17. 前記顔料を分散させる分散剤は、塩基を溶解させた水溶液に可溶なアルカリ可溶型樹脂で重量平均分子量3000乃至20000の水溶性樹脂であることを特徴とする請求項15記載のインクジェット記録装置。
  18. 前記色材は、自己分散性の顔料である有機顔料又は自己分散性のカーボンブラックを使用することを特徴とする請求項15記載のインクジェット記録装置。
  19. 前記複数の添加剤は、水溶性有機溶媒、防腐防黴剤、防錆剤、酸化防止剤、pH調整剤を含むことを特徴とする請求項15記載のインクジェット記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015063074A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 ブラザー工業株式会社 液体吐出ヘッド

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