JP2006186287A - レベルセンサ、リソグラフィ装置およびデバイス製造方法 - Google Patents

レベルセンサ、リソグラフィ装置およびデバイス製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006186287A
JP2006186287A JP2004382894A JP2004382894A JP2006186287A JP 2006186287 A JP2006186287 A JP 2006186287A JP 2004382894 A JP2004382894 A JP 2004382894A JP 2004382894 A JP2004382894 A JP 2004382894A JP 2006186287 A JP2006186287 A JP 2006186287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
level sensor
signal
height
receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004382894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4095611B2 (ja
Inventor
Anastasius Jacobus Anicetus Bruinsma
ヤコブス アニケトゥス ブルインスマ アナスタシウス
Frank Staals
スタールス フランク
Wijk Robert Jan Van
ヤン ファン ウィユク ロバート
Stoyan Nihtianov
ニティアノフ ストヤン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASML Netherlands BV
Original Assignee
ASML Netherlands BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ASML Netherlands BV filed Critical ASML Netherlands BV
Priority to JP2004382894A priority Critical patent/JP4095611B2/ja
Priority to EP05112705A priority patent/EP1674939A1/en
Priority to TW094146402A priority patent/TW200632584A/zh
Priority to SG200508369A priority patent/SG123766A1/en
Priority to CNB2005101341288A priority patent/CN100549833C/zh
Priority to KR20050129772A priority patent/KR100660486B1/ko
Publication of JP2006186287A publication Critical patent/JP2006186287A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4095611B2 publication Critical patent/JP4095611B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7049Technique, e.g. interferometric
    • G03F9/7053Non-optical, e.g. mechanical, capacitive, using an electron beam, acoustic or thermal waves
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7003Alignment type or strategy, e.g. leveling, global alignment
    • G03F9/7023Aligning or positioning in direction perpendicular to substrate surface
    • G03F9/7026Focusing

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

【課題】リソグラフィ投影装置で基板の高さを測定するために使うレベルセンサで、単段浸漬法リソグラフィ装置にも使え、プロセス依存性がなく、反応速度の速い、従来とは異なる種類のレベルセンサを提供すること。
【解決手段】このレベルセンサは、送信器10および受信器11を含み、この送信器は、基板Wと投影システムPSとの間に基板表面の所定の位置へ向けて圧力波100を放出し、この圧力波の少なくとも一部を基板Wが反射するように構成してあり、受信器は、この反射波の少なくとも一部を受信するように構成してある。このレベルセンサは、この放出し且つ受信した圧力波に基づいて、基板Wの表面の高さを決めるように構成してある。このレベルセンサは、圧力波を使うので、浸漬法にも使え、迅速で、プロセス依存性が少ない。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板の高さを決めるためにリソグラフィ装置で使用するためのレベルセンサで、エミッタおよび受信器を含み、
− このエミッタは、基板の表面上の所定の位置へ向けて信号を放出し、この信号の少なくとも一部を基板が反射するように構成してあり、
− 受信器は、反射信号の少なくとも一部を受信するように構成してあり、および
− このレベルセンサは、この放出し且つ受信した信号に基づいて、このレベルセンサに関する基板の表面の高さを決めるように構成してあるレベルセンサに関する。
この発明は、更に、リソグラフィ投影装置およびデバイス製造方法に関する。
リソグラフィ装置は、基板上に、通常は、この基板の目標部分上に、所望のパターンを付ける機械である。リソグラフィ装置は、例えば、集積回路(IC)の製造に使うことができる。その場合、マスクまたはレチクルとも呼ぶ、パターニング装置を使ってこのICの個々の層上に作るべき回路パターンを創成してもよい。このパターンを、基板(例えば、シリコンウエハ)上の目標部分(例えば、一つまたは幾つかのダイの一部を含む)に伝達することができる。このパターンの伝達は、典型的には基板上に設けた放射線感応材料(レジスト)の層上への結像による。一般的に、単一基板が隣接する目標部分のネットワークを含み、それらを順次パターン化する。既知のリソグラフィ装置には、全パターンをこの目標部分上に一度に露出することによって各目標部分を照射する、所謂ステッパと、このパターンを放射線ビームによって与えられた方向(“走査”方向)に走査することによって各目標部分を照射し、一方、この基板をこの方向に平行または逆平行に同期して走査する、所謂スキャナがある。パターニング装置から基板へこのパターンを伝達することは、パターンを基板上に印写することによっても可能である。
この本文では、ICの製造でリソグラフィ装置を使用することを具体的に参照するかも知れないが、ここで説明するリソグラフィ装置は、集積光学システム、磁区メモリ用誘導検出パターン、フラットパネルディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッド等の製造のような、他の用途があることを理解すべきである。当業者は、そのような代替用途の関係で、ここで使う“ウエハ”または“ダイ”という用語のどれも、それぞれ、より一般的な用語“基板”または“目標部分”と同義と考えてもよいことが分るだろう。ここで言及する基板は、露出の前または後に、例えば、トラック(典型的には基板にレジストの層を付け且つ露出したレジストを現像する器具)、計測器具および/または検査器具で処理してもよい。該当すれば、この開示をそのようなおよび他の基板処理器具に適用してもよい。更に、この基板を、例えば、多層ICを創るために、一度を超えて処理してもよく、それでここで使う基板という用語は既に多重処理した層を含む基板も指すかも知れない。
上でこの発明の実施例を光リソグラフィの関係で使うことを具体的に参照したかも知れないが、この発明を他の用途、例えば、印写リソグラフィで使ってもよく、従って事情が許せば、光リソグラフィに限定されないことが分るだろう。印写リソグラフィでは、パターニング装置の微細構造が基板上に創るパターンを決める。このパターニング装置の微細構造を基板に供給するレジストの層に押付け、そこで電磁放射線、熱、圧力またはその組合せを加えることによってこのレジストを硬化してもよい。このレジストが硬化してから、パターニング装置をレジストから外へ移動させ、それにパターンを残す。
ここで使用する“放射線”および“ビーム”という用語は、紫外(UV)放射線(例えば、365、248、193、157または126nm位の波長を有する)および超紫外(EUV)放射線(例えば、5〜20nmの範囲の波長を有する)、並びにイオンビームまたは電子ビームのような、粒子ビームを含むあらゆる種類の電磁放射線を包含する。
“レンズ”という用語は、事情が許せば、屈折式、反射式、磁気式、電磁式および静電式光学要素を含む、種々の型式の光学要素の何れかまたは組合せを指してもよい。
基板の位置は、この基板に所望のパターンを付けるために使う投影システムに関して正確に分っていることが必要である。この投影システムは、パターニング装置によってパターンを与えた放射線ビームを基板上に集束する。最適結果を得るためには、最初に基板表面の高さ測定を行い、高さデータを生成する。そのような高さデータは、この基板表面の形態についての情報を含む。二つ以上の基板テーブルを有する(二段)リソグラフィ装置を使う場合は、この高さ測定を第1位置(測定位置)で行い、一方露出を第2位置(露出位置)で行ってもよい。その場合、第1位置で得た高さデータは、後に第2位置での露出中に使うために高さマップに記憶することが出来る。この高さマップは、基板上の異なる位置での基準レベルに関する基板表面の高さを表す1組のデータから成る。しかし、例えば、単段の機械を使う場合は、高さ測定を作動中(露出中)に行い、この露出中にリアルタイムで使ってもよい。
この高さデータを使って、基板の局部的および全体的形状を考慮に入れて、露出中に基板を投影システムに関して出来るだけよく配置する。この高さデータに基づいて、投影システムに関する基板の相対位置を各目標部分に対して、または目標部分の種々の異なる要素に対してさえ調整することが出来る。
そのような高さデータを得るように構成した幾つかのレベルセンサが知られている。例えば、高さを測定すべき基板上の位置に或る角度で放射線ビームを投影することによって基板の高さを光学的に測定するレベルセンサが知られている。このレベルセンサは、各々反射ビームを検出できる一連のセンサを含む。この反射ビームは、反射位置での基板表面の高さに依って一つ以上のセンサに当る。それで、この反射位置での基板の高さを決めることができる。
投影レンズと基板の間のスペースは、かなり小さく、高開口数を達成するために、このスペースは、将来のシステムでは更に小さくさえなるだろう。従って、放射線ビームおよび反射ビームが利用できるスペースは、小さくなり、この結果、レベルセンサを配置するために利用できる場所が少なくなる。
更に、光レベルセンサは、基板の一部を浸漬する浸漬法と容易には両立しない。浸漬法を使うリソグラフィ機械では、投影レンズと基板の間のスペースの一部を水のような液体で満たす。この液体を適所に保持する、シールのような装置が設けてある。光レベルセンサを使うことは、このシールの外部に配置したレベルセンサが出す放射線ビームを、このシールを通して基板表面に達するように導く必要があることを意味する。これは、実行するのが比較的困難な課題である。
また、基板の最上面が反射した放射線ビームは、プロセス依存性が欠点である。プロセス依存性は、例えば、レベルセンサが出した放射線ビームが基板の最上面によってだけでなく、この最上層の下にある下層によっても反射されるという事実によって生じ、測定を攪乱する。この攪乱は、プロセス依存性である、即ち、それはこの基板に先に行ったプロセスに依存し、それがこれらの下層の形態を決める。プロセス依存性は、金属面による反射での位相シフトによっても生じるかも知れない。
放射線ビームは、多数の(下)層によって反射され、一つの単一反射ビームに結合する。この反射ビームは、基板表面の何処か下または上で一度反射した単一ビームと考えることができる。
容量性または誘導性レベルセンサのような、他のレベルセンサが知られている。しかし、基板の電磁特性は、この基板に先に行ったプロセスに依存するので、これらのレベルセンサもプロセス依存性が欠点であることが分るだろう。
他の種類のレベルセンサによれば、空気流を使って基板の高さを決める。この種のレベルセンサをエアゲージと呼び、空気流を導く空気出口を含む。この出口は、基板付近に位置し、基板の表面に垂直に向いている。それで空気を基板の表面に向ける。基板の高さの差は、エアゲージの出口と基板の間の距離に差を生じる。従って、エアゲージは、基板表面の高さ変動に対応する、空気流抵抗の変動を受ける。この空気流抵抗を測定し、それから高さ情報を推論する。これを基板上の異なる位置で行って、高さマップを作ることが出来る。
しかし、そのようなエアゲージは、比較的遅いレベルセンサで、システムのスループットを減じる。更に、正確な測定を行うためには、出口と基板表面の間の距離が比較的小さいことが必要である。また、このエアゲージは、単段浸漬リソグラフィ装置に使うことが出来ない。
上に述べた欠点が一つもない、別の種類のレベルセンサを提供することが望ましい。一般的に、代替レベルセンサを提供することがこの発明の目的である。
この発明の態様によれば、冒頭の段落で定義するようなレベルセンサで、信号が圧力波であることを特徴とするレベルセンサが提供される。
基板の高さマップを測定するために圧力波を使うことは、既知のセンサの有用な代案である。そのような圧力波は、高さを特にリソグラフィ目的に必要な精度で測定するためには適さないと長い間信じられていたが、この発明は、この先入観が真でないことをはっきりと示す。圧力波を使うことは、浸漬法を使うリソグラフィ機械でのような、あらゆる種類の状況で使える迅速な方法である。
圧力波は、特に(低圧)空気中で使うときに、プロセス依存性に苦しむことも少ない。
この発明は、約20kHzを超える周波数の超音波圧力波と組合わせて使うとき特に有利である。これらの圧力波は、基板の高さマップを決めるために有利に使える特性を有する。それらは、移動速度が速くおよび波長が比較的小さいために、迅速且つ正確な測定が可能である。超音波圧力波のこれらの好ましい特性は、特に浸漬法を使うリソグラフィ投影装置にある。
次にこの発明の実施例を、添付の概略図を参照して、例としてだけ説明する。それらの図面で対応する参照記号は対応する部品を指す。
図1は、この発明の一実施例によるリソグラフィ装置を概略的に描く。この装置は:
− 放射線ビームB(例えば、UV放射線またはEUV放射線)を調整するように構成した照明システム(照明器)IL;
− パターニング装置(例えば、マスク)MAを支持するように構築し、且つこのパターニング装置をあるパラメータに従って正確に位置決めするように構成した第1位置決め装置PMに結合した支持構造体(例えば、マスクテーブル)MT;
− 基板(例えば、レジストを塗被したウエハ)Wを保持するように構築し、且つこの基板をあるパラメータに従って正確に位置決めするように構成した第2位置決め装置PWに結合した基板テーブル(例えば、ウエハテーブル)WT;および
− パターニング装置MAによって放射線ビームBに与えたパターンを基板Wの目標部分C(例えば、一つ以上のダイを含む)上に投影するように構成した投影システム(例えば、屈折性投影レンズシステム)PSを含む。
この照明システムは、放射線を指向し、成形し、または制御するための、屈折式、反射式、磁気式、電磁式、静電式若しくはその他の種類の光学要素、またはその任意の組合せのような、種々の型式の光学要素も包含してよい。
この支持構造体は、パターニング装置を支持、即ち、その重量を坦持する。それは、パターニング装置を、その向き、リソグラフィ装置の設計、および、例えば、パターニング装置が真空環境に保持されているかどうかのような、その他の条件に依る方法で保持する。この支持構造体は、機械、真空、静電またはその他のクランプ手法を使ってパターニング装置を保持することができる。この支持構造体は、例えば、フレームまたはテーブルでもよく、それらは必要に応じて固定または可動でもよい。この支持構造体は、パターニング装置が、例えば投影システムに関して、所望の位置にあることを保証してもよい。ここで使う“レチクル”または“マスク”という用語のどれも、より一般的な用語“パターニング装置”と同義と考えてもよい。
ここで使う“パターニング装置”という用語は、放射線ビームの断面に、この基板の目標部分に創るようなパターンを与えるために使うことができる手段を指すと広く解釈すべきである。この放射線ビームに与えたパターンは、例えば、もしこのパターンが位相シフト形態または所謂補助形態を含むならば、基板の目標部分の所望のパターンと厳密には対応しないかも知れないことに注目すべきである。一般的に、放射線ビームに与えたパターンは、集積回路のような、この目標部分に創るデバイスの特別の機能層に対応するだろう。
このパターニング装置は、透過性でも反射性でもよい。パターニング装置の例には、マスク、プログラム可能ミラーアレイ、およびプログラム可能LCDパネルがある。マスクは、リソグラフィでよく知られ、二値、交互位相シフト、および減衰位相シフトのようなマスク型、並びに種々のハイブリッドマスク型を含む。プログラム可能ミラーアレイの一例は、小型ミラーのマトリックス配置を使用し、入射放射線ビームを異なる方向に反射するようにその各々を個々に傾斜することができる。傾斜したミラーは、このミラーマトリックスによって反射した放射線ビームにパターンを与える。
ここで使う“投影システム”という用語は、例えば使用する露出放射線に対して、または浸漬液の使用または真空の使用のような他の要因に対して適宜、屈折式、反射式、反射屈折式、磁気式、電磁式および静電式光学システム、またはその任意の組合せを含む、あらゆる型式の投影システムを包含するように広く解釈すべきである。ここで使う“投影レンズ”という用語のどれも、より一般的な用語“投影システム”と同義と考えてもよい。
ここに描くように、この装置は、(例えば、透過性のマスクを使用する)透過型である。その代りに、この装置は、(例えば、上に言及したような種類のプログラム可能ミラーアレイを使用する、または反射性マスクを使用する)反射型でもよい。
このリソグラフィ装置は、二つ(二段)以上の基板テーブル(および/または二つ以上のマスクテーブル)を有する型式でもよい。そのような“多段”機械では、追加のテーブルを並列に使ってもよく、または準備工程を一つ以上のテーブルで行い、一方他の一つ以上のテーブルを露出用に使ってもよい。
このリソグラフィ装置は、投影システムの最終素子と基板の間のスペースを埋めるように、この基板の少なくとも一部を比較的屈折率の高い液体、例えば水によって覆う型式でもよい。浸漬液をこのリソグラフィ装置の他のスペース、例えば、マスクと投影システムの最初の素子との間にも加えてよい。浸漬法は、投影システムの開口数を増すためにこの技術でよく知られている。ここで使う“浸漬”という用語は、基板のような、構造体を液体の中に沈めなければならないことを意味するのではなく、それどころか露出中に投影システムと基板の間に液体があることを意味するだけである。
図1を参照して、照明器ILは、放射線源SOから放射線ビームを受ける。この線源とリソグラフィ装置は、例えば、線源がエキシマレーザであるとき、別々の存在であってもよい。そのような場合、この線源はリソグラフィ装置の一部を形成するとは考えられず、放射線ビームは、一般的に線源SOから、例えば適当な指向ミラーおよび/またはビーム拡大器を含むビーム送出システムBDを使って、照明器ILへ送られる。他の場合、例えば、線源が水銀灯であるとき、線源がこの装置の一部分であってもよい。この線源SOと照明器ILは、もし必要ならビーム送出システムBDと共に、放射線システムと呼んでもよい。
照明器ILは、放射線ビームの角強度分布を調整するための調整器ADを含んでもよい。一般的に、この照明器の瞳面での強度分布の少なくとも外側および/または内側半径方向範囲(普通、それぞれ、σ外側およびσ内側と呼ぶ)を調整できる。その上、照明器ILは、一般的に、積分器INおよびコンデンサCOのような、種々の他の部品を含む。この照明器は、放射線ビームがその断面に所望の均一性および強度分布を有するように調節するために使ってもよい。
放射線ビームBは、支持構造体(例えば、マスクテーブルMT)上に保持されたパターニング装置(例えば、マスクMA)に入射し、このパターニング装置によってパターン化される。マスクMAと交差してから、放射線ビームBは、投影システムPSを通過し、それがこのビームを基板Wの目標部分C上に集束する。第2位置決め装置PWおよび位置センサIF(例えば、干渉計測装置、線形エンコーダまたは容量式センサ)を使って、基板テーブルWTを、例えば、異なる目標部分CをビームBの経路に配置するように、正確に動かすことができる。同様に、例えば、マスクMAをマスクライブラリから機械的に検索してから、または走査中に、第1位置決め装置PMおよびもう一つの位置センサ(図1にはっきりとは図示せず)を使ってマスクMAをビームBの経路に関して正確に配置することができる。一般的に、マスクテーブルMTの移動は、第1位置決め装置PMの一部を形成する、長ストロークモジュール(粗位置決め)および短ストロークモジュール(微細位置決め)を使って実現してもよい。同様に、基板テーブルWTの移動は、第2位置決め装置PWの一部を形成する、長ストロークモジュール(粗位置決め)および短ストロークモジュール(微細位置決め)を使って実現してもよい。ステッパの場合は(スキャナと違って)、マスクテーブルMTを短ストロークアクチュエータに結合するだけでもよく、または固定してもよい。マスクMAおよび基板Wは、マスク整列マークM1、M2および基板整列マークP1、P2を使って整列してもよい。図示する基板整列マークは、専用の目標部分を占めるが、それらは目標部分の間のスペースにあってもよい(それらは、スクライブレーン整列マークとして知られる)。同様に、マスクMA上に二つ以上のダイが設けてある場合は、マスク整列マークがダイ間にあってもよい。
図示する装置は、以下のモードの少なくとも一つで使うことができる。
1.ステップモードでは、放射線ビームに与えた全パターンを目標部分C上に一度に(即ち、単一静的露出で)投影しながら、マスクテーブルMTおよび基板テーブルWTを本質的に固定して保持する。次に基板テーブルWTをXおよび/またはY方向に移動して異なる目標部分Cを露出できるようにする。ステップモードでは、露出領域の最大サイズが単一静的露出で結像する目標部分Cのサイズを制限する。
2.走査モードでは、放射線ビームの与えたパターンを目標部分C上に投影(即ち、単一動的露出)しながら、マスクテーブルMTおよび基板テーブルWTを同期して走査する。マスクテーブルMTに対する基板テーブルWTの速度および方向は、投影システムPSの(縮)倍率および像反転特性によって決る。走査モードでは、露出領域の最大サイズが単一動的露出での目標部分の(非走査方向の)幅を制限し、一方走査運動の長さが目標部分の(走査方向の)高さを決める。
3.もう一つのモードでは、プログラム可能パターニング装置を保持するマスクテーブルMTを本質的に固定し、放射線ビームに与えた全パターンを目標部分C上に投影しながら、基板テーブルWTを動かしまたは走査する。このモードでは、一般的にパルス化した放射線源を使用し、プログラム可能パターニング装置を基板テーブルWTの各運動後または走査中の連続する放射線パルスの間に必要に応じて更新する。この作動モードは、上に言及した型式のプログラム可能ミラーアレイのような、プログラム可能パターニング装置を利用するマスクレス・リソグラフィに容易に適用できる。
上に説明した使用モードの組合せおよび/または変形または全く異なった使用モードも使ってよい。
既に上に説明したように、基板Wの位置は、投影システムPSに関して正確に知っておく必要がある。この投影システムPSは、パターン化した放射線ビームBを基板W上に集束する。最適結果を得るためには、最初に基板の表面について高さ測定を行い、基板Wの表面の高さデータを生成する。そのような高さデータは、この基板Wの表面の形態についての情報を含む。この情報を使って、基板Wの局部的および全体的形状を考慮に入れて、露出中に基板Wを投影システムPSに関して出来るだけよく配置する。
多くの種類のレベルセンサが知られているが、それらは全て上に議論したような幾つかの欠点がある。この発明によれば、高さデータを決めるために圧力波を使い、音響的原理に基づいて新型式のレベルセンサを導入する。
音響的原理に基づいて高さ測定装置を構築するというアイデアは、地質学の分野および身体をスキャンするための医学および生物学の分野のような、他の技術分野で既に使われていることに注目すべきである。しかし、そのような音響技術と伝統的に関連する解像度および精度は、それらをリソグラフィ機械で使うのに不適にしていると考えられた。
例えば、マイクロ電気機械システム技術に基づく超音波変換器を使うことは、放出圧力波を比較的高周波にする。空中で10MHz以上の周波数を今日では達成可能である。周波数が高ければ高い程、環境状態に対する感度が低くなり、不感帯が小さくなる。単一指向性圧力波の形成も容易である。
第1実施例によれば、基板Wの高さ構造を、例えば超音波のような、圧力波または圧力パルスを使って測定し、この圧力波を基板Wの表面に関して実質的に垂直でないように向ける。図2は、そのような測定システムの概略図を示す。
図2は、基板Wの上に配置した投影システムPSを示す。音響送信器10および受信器11も設けてある。送信器10は、受信器11が検出できる、超音波信号のような、圧力波100を発生するように構成してある。送信器10および受信器11は、共にプロセッサ20と連絡するように構成してある。プロセッサ20は、送信器10を制御し、受信器11から、受信器11が検出した信号を表す、信号を受けるように構成してある。プロセッサ20は、更に、メモリ装置21およびクロック22と連絡するように構成してある。
この実施例によれば、プロセッサ20は、送信器10をトリガして圧力波100を発生する。図2で分るように、この圧力波100を基板Wの表面および投影システムPSの下面が反射し、その下面は、基板W(または基板Wが置いてないときは基板テーブルWT)に向いている。この反射数は、基板Wの表面が圧力波100を少なくとも一度反射する限り、この圧力波を基板Wの方へ放出する角度を変えることによって、変えられる。
好適実施例によれば、この圧力波は、投影システムPSによっても少なくとも一度反射され、それは、基板Wと投影システムPSの間の距離についての方向情報を発生し、放射線ビームBを集束するために必要である。
圧力波が基板Wによって反射されるだけ(1反射だけ)の場合、情報は、使用するレベルセンサに関する基板の高さについて得られるだけである。そこでこの情報を投影システムPSと基板Wの間の距離についての情報に変換すべきである。従って、基板Wに関する投影システムPSの相対位置を知っておく必要がある。
圧力波100を受信器11によって検出する。プロセッサ20は、受信器11から信号を検出したという信号を受ける。
プロセッサ20は、送信器10が信号を出す時刻と受信器11がこの信号を受ける時刻を測定する。プロセッサ20は、クロック22を使って時刻tおよびtを決める。Δt=t−tが投影システムPSと基板Wの間の距離Δzの目安であることが分るだろう。一旦移動時間Δtが分ると、この圧力波の移動速度が分っているので、移動距離を計算できる。圧力波100を基板Wの表面に関して放出した角度と組合わせて初歩的角度測定を使って、距離Δzを計算できる。プロセッサ20は、Δzの決定した値をメモリ装置21に記憶する。
基板Wの表面と投影システムPSの間の反射数がこの測定の感度に影響することが分るだろう。反射が多ければ多い程、圧力波100の移動距離が長く、Δtが高いだろう。その結果として、Δtを高精度で測定することができ、Δzの変動からのΔtの従属関係も強いだろう。
図3に示す代案によれば、送信器を変換器12でおよび受信器11をミラー13で置換えることによって、測定感度が倍増する。ミラー13は、圧力波100を反射できる“音響ミラー”または超音波ミラーであるべきである。超音波を使う場合、これは超音波ミラーであるべきである。変換器12は、圧力波を発生および検出するように構成してある。
圧力波100は、変換器12が放出し、ミラー13が反射する。この圧力波100は、変換器12へ戻り、それがこの圧力波100を検出する。再び、プロセッサ20によってΔtを決める。この代案によれば、圧力波100は、図2に描く代案に比べてこの距離を二度移動することが分るだろう。移動時間Δtが二倍になり、Δzの変動によるΔtの変動も図2に示す実施例の二倍の大きさになる。この結果として、感度が倍増する。
既に上に述べたように、送信器10または変換器12が超音波圧力波100を出してもよい。この送信器10または変換器12は、tで放出を始め、受信器11または変換器12は、この圧力波100の到達時刻tを決めるだけでよい。従って、例えば図4aに示すように、小さいピークだけを出し、図4bに破線で示す、その前縁を使って到達時刻を決めることで十分である。図4aおよび図4bは、共に時間t(横軸)に対してプロットした信号A(縦軸)の強度のグラフを示す。送信器10または変換器12は、図4bに描くように、放射信号に関して変形した信号を検出する。この検出した信号は、基板Wの表面の下にできた種類が違う層からの望ましくない反射によって生じた、あらゆる種類の外乱およびエコーを含むかも知れない。しかし、関連する圧力波100は、最短ルートを移動しているので、検出した信号の前縁は、移動時間およびΔzの間違いのない目安である。従って、この方法は、これらの誤差の難点がない。
図4aは、送信器10または変換器12が出す三角形ピークを示す。しかし、ブロック形パルスのような、異なる形状のピークを出してもよいことが分るだろう。パルスは、この発明を実施するために最適であることが分るだろう。その代りに、例えば干渉計技術を使うことによって、連続波信号を位相シフト検出と共に使ってもよい。
放出した圧力波100は、この圧力波100の一部が受信器への近道をとり、基板Wおよび/または投影システムPSによる反射が意図するより少なくて受信器へ到達するのを防ぐために、十分平行にしたビームであるべきである。これは、誤りのある測定に繋がるだろう。
更なる代案によれば、ここで説明したレベルセンサを、投影システムPSと基板Wの間のスペースを埋めるために、この基板Wの少なくとも一部が比較的高屈折率の液体で覆われている型式のリソグラフィ装置に使用する。
図5は、基板Wと投影システムPSの間に液体、例えば水、を備える代案を描く。この液体は、シール16によって封じ込められていてもよい。この手法を一般的に浸漬法と呼ぶ。浸漬法についての更なる詳細は、例えば、EP1 420 298A2、EP1 429 188およびEP1 420 300A2にある。
送信器10および受信器11は、共に発生した圧力波100をシール16を通してこの液体の中へ導くプローブ14、15を備える。当業者は、この液体は、空気に比べて圧力波100を比較的少ない損失で且つ高速で伝達するので、圧力波を浸漬法と組合わせて使うと有利であることが分るだろう。これは、多数の測定位置または位置当り多数の測定を可能にするので、精度を増す。
送信器10および受信器11は、例えば超音波、即ち、20kHzを超える、例えば20MHzの周波数の音波を発生してもよい。音源から空気へ超音波を導くことは、望まない反射のためにかなり困難であるが、音源から液体へ超音波を導くことは比較的容易であることが分っている。これは、この発明を浸漬法と組合わせるもう一つの利点である。
空中での今日の装置の再現性(4シグマまたは4σ)に対する典型的数は、単一測定の波長の0.4%である。低減衰のために、水中では空中より高周波(短波長)が使える。空中では9MHzが可能かも知れないが、それは345m/sの音速で38μmの波長となる。しかし、水中ではそれどころか260MHzを使ってもよく、それは1480m/sの音速で5.7μmの波長となる。
これは、共に単一測定に対し、空中で0.15μmおよび水中で23μmの4σ再現性に繋がる。1回を超える測定を平均することによって、再現性が平方根関係で向上する。500回に亘る測定を平均することによって、水中の4σ再現性が約1nmに減少する。空中では、これが約23,000回に亘る測定を平均することを要する。
双方向経路の構成では、送信器を受信器としても使う。それで毎秒の測定回数は、経路長(短くあるべきである)、無駄時間等によって限定される。しかし、本実施例では、送信器と受信器を分離し、それで測定頻度の選択がこれらの考慮事項によって制限されない。
送信器10と受信器11の単一対だけが、この発明による測定システムの平面図を表す図6に破線によって示すように、基板Wの表面を横切る単一線に沿う高さについての情報をもたらす。この円は、投影システムPSを示す。決定するΔzは、投影システムPSに関する基板W間の線に沿う平均距離の目安に過ぎず、決して目的の測定ではない。しかし、放射線ビームBを正確な方法で基板Wの目標部分Cに投影するためには、解像度を増すべきである、即ち、Δzが線に沿ってではなく、単一点で分っているのが好ましいことが分るだろう。勿論、例えば、目標部分Cに対して二つ以上のΔzを与える、高解像度が望ましい。
従って、代案によれば、図6で分るように、多数の送信器10および受信器11が設けてある。図6は、基板Wの表面をx方向に横切る線に沿って測定するように配置した五つの送信器10および受信器11、並びに基板Wの表面をy方向に横切る線に沿って測定するように配置した五つの送信器10および受信器11を描く。このxおよびy方向は、図6に示す。図示しないが、全ての送信器10および受信器11は、上に説明した代案同様に、プロセッサ20と連絡するように構成してあることが分るだろう。
各対は、図6に示すように、それらの間の破線に沿う高さ情報を提供する。測定結果として、図示する例では、x方向に五つの値Δz(x)およびy方向に五つの値Δz(y)の十の異なるΔzの値を発生する。
図6の例では、十の異なるΔzの値を発生し、それらは基板Wの表面の重複する領域の高さ情報を含む。この情報は、局部高さ情報を再構築するためにもつれを解く必要がある。これを行うための一つな可能なアプローチは、フーリエ要素またはゼルニケ多項式から成る基板W表面のモデルを使うことである。ゼルニケ多項式は、図6に描く、投影システムPSの下の円形領域のような、円盤状表面用に特に設計してある。この1次のゼルニケは、非常に全体的な表面曲率を表し、一方高次は、より詳細な情報をもたらす。更に異なるΔz値を決めるとき、更なる次数のゼルニケを計算でき、基板Wの表面についての更に詳しい情報を与える。
これらの数学的手法は、多くの手法を使って多重スキャン(超音波スキャン、CTスキャン)から対象物を再構築する、トモグラフィの科学から知られている。そのような手法は、例えば、画像診断の分野で使われている。
更に多くのまたは少ない対の送信器10および受信器11を使うことも可能である。各方向にたった1対の送信器10および受信器11だけを使い、この1対を使って基板Wに関する異なる線に沿って多数の測定を行うことによって解像度を増すことも可能である。これは、連続する測定の間に基板Wおよび/または送信器/受信器10/11を互いに関して動かすことによって達成できよう。
更に、1対の送信器10および受信器11だけを使い、送信器/受信器10/11および基板Wを互いに対して回転することによって両方向の測定を行うことも可能である。実際に、あらゆる種類の組合せを使ってもよい。
この実施例に従って使う送信器10は、圧力波100の“平行にした”束を出すのが好ましい。平行にした束は、既に上に説明したように、この束のその部分が受信器への近道をするのを防ぐために使うべきである。また、特に多数の送信器10および受信器11を使う、図6に示す代案で、この束は、放出した束が意図する受信器11以外の受信器11に到達するような方法で扇形に拡がるべきでない。しかし、この問題は、送信器10を全て同時にではなく、逐次出すようにすることによっても避けられる。その場合は、送信器10および受信器11の異なる対の間の望ましくない干渉が防げる。
エミッタを時間的に逐次放出するように制御する場合は、圧力波を、それが二つ以上の受信器11に達するように、非常に良くは平行にしないで、または意図的に発散させるようにしてさえ放出することができる。これは、同時に二つ以上の線に沿うΔzについての余分の情報を提供できる。
上に説明したような測定システムは、単段機械で使うことができるが、所謂“多段”機械でも有利に使うことができる。多段機械を使う場合は、投影システムPSがない測定位置で測定を行う。その場合は、投影システムPSは、この投影システムPSに代る反射面で置換えてもよい。すると放出した圧力波100がこの反射面によって反射される。得た測定データを露出位置で使うためには、この反射面と例えば基板テーブルWTの相対位置を正確に知るべきである。しかし、この発明は、単段機械で、特に浸漬法を使う機械で、非常によく使えることが分るだろう。
この発明の第2実施例によれば、圧力波300を使って高さマップを決め、この圧力波300は、一つの既知の位置で基板Wによって反射されるように、基板Wの表面に関して実質的に垂直に向ける。図7は、この実施例によるレベルセンサ30を示す。それで、線に沿う高さ情報をもたらすのではなく、単一点の高さ情報が得られる。
レベルセンサ30は、基板Wの上に配置してあり、且つ、例えば変換器と呼ばれる単一装置に組込んだ、エミッタおよび受信器を含む。このレベルセンサ30は、圧力波300、例えば、20kHzを超える周波数の超音波圧力波を出すように構成してある。このレベルセンサ30は、プロセッサ20と連絡するように構成してある。このプロセッサは、メモリ装置21およびクロック22と連絡するように構成してある。
プロセッサ20は、クロック22を使ってこのプロセッサが測定する時刻tに超音波圧力波300を出すようにレベルセンサ30を制御するように構成してある。レベルセンサ30が出す圧力波を基板Wの表面の位置x、yで基板Wが反射し、レベルセンサ30が検出する。これをプロセッサ20に伝え、それがクロック22を使って到達時刻tを測定する。次に、このプロセッサは、今度は圧力波300の移動時間Δt:Δt=t−tを計算するように構成してある。これから、このプロセッサは、レベルセンサ30に関するこの基板Wの高さΔzを計算できる。この高さΔzを、基板W上の反射位置x、yについての情報と共に、メモリ装置21に記憶する。位置x、yは、第2位置決め装置PWおよび/または位置センサIF(例えば、干渉計測装置、線形エンコーダまたは容量式センサ)(図7には示さず)から決めることができる。
この測定手順を基板W上の複数の位置に適用することができる。全ての測定データが一緒に基板Wの高さデータを形成し、それを使って露出中に基板Wを投影システムPSに関してできるだけ良く配置することができる。測定を第1位置で行い、露出を第2位置で行う、二段機械を使う場合は、この第1位置で得た高さデータを、後で第2位置で露出中に使うために、高さマップに記憶することができる。しかし、露出中に基板Wの高さを測定し、この情報のリアルタイム処理を適用し、決めた高さ情報を直接使って露出を制御することも可能である。その場合、この実施例によるレベルセンサ30は、投影システムPSが次に露出すべき基板Wの高さを測定できるように、投影システムPSの隣に配置する。
図8は、レベルセンサ30の可能な実施例を示し、超音波圧力波300を送信し且つ反射した超音波圧力波300を検出できる、超音波変換器40を含む。この変換器40は、別に図9にも示す。
図8に示す超音波変換器40は、シリコン基板層41を含み、その上に窒化物側壁42が作ってある。この窒化物側壁42は、膜43を支持する。シリコン基板層41、窒化物側壁42および膜43の間に、真空空洞44が作ってある。これらの要素の組合せをマイクロ電気機械システムセンサ(MEMSセンサ)とも呼ぶ。
膜43は、それに適当な電圧源を働かせるとき、超音波を出せる容量性構造体である。これは、次の資料に更に詳しく説明してある:
−“湾曲した、マイクロ加工した超音波変換器”K.A.ワング、S.パンダおよびI.ラダバウム著、米国94577 カリフォルニア州サンリアンドロ市、ドゥーリトル大通り14470センサント社(http://www.sensant.com/diagImag_recPubs.htm)。
更なる情報は、次の資料にある−X.C.ジン、I.ラダバウム、F.L.デガーテキン、S.カルメス、およびB.T.カウリ−ヤクブ、“表面マイクロ加工した容量性超音波浸漬変換器の製作および特性決定”、IEEE JMEMS.第8巻、第1号、pp.100−114、1999年3月、−E.シアンチ、V.フォグリエッティ、D.メンミ、G.カリアノ、およびM.パッパラーロ、“低温および完全に表面マイクロ加工したプロセスによる容量性超音波変換器の製作”、精密技術、第26巻、第4号、pp.347−354、2002年、および
− S.パンダ、C.ダフト、P.ワグナー、I.ラダバウム、“微細加工した超音波変換器(cMUT)プローブ:PZTプローブに優る結像利点”、AIUM発表、2003年5月。
シリコン基板層41および膜43は、電極として使い、その間に直流バイアス電圧を掛け、それがこの膜に張力を生み出す電界を確立する。この膜43およびシリコン基板層41に交流電圧を掛けるときも、膜43が振動して超音波圧力波が発生する。勿論、図示するレベルセンサ40も低周波の圧力波を発生するために使うことができる。
超音波変換器40は、伝統的圧電センサに優る多くに利点を有し、それらがそれをリソグラフィ測定目的に適するようにする。100V直流バイアス電圧を掛け、それに10V交流電圧を2MHzの周波数で重畳する場合、110dBのダイナミックレンジを達成でき、ここでダイナミックレンジとは、ノイズ下限の振幅に対する最強測定可能信号の振幅の比と定義する。これは、伝統的圧電変換器より遙かに良い。
周波数は、200kHzと5MHzの間で達成でき、それは、タイミング性能に利点をもたらす。この実施例によるレベルセンサ30は、不感帯の減少も見込む。この不感帯は、測定対象(基板W)の表面とレベルセンサ30の間の最小必要距離である。レベルセンサ30がこの基板Wの表面に近過ぎれば、それがまだ送信しているときに反射波が既に変換器40に到達する。放出した信号の前縁は、後縁が変換器40を離れる前に変換器40に当る。これが起ると、変換器はまだ送信モードにあるので、反射信号を検出しない。この反射信号は、送信している変換器によっても反射され、再び基板Wによって反射されるかも知れない。これらの現象は、レベルセンサ30がこの不感帯にあるとき、測定誤差を生じる。超音波変換器40が発生した超音波ビームは、ほぼ単方向性である。これは、複数のMEMSセンサを互いに隣り合せに配置する用途で特に有利である。
代替実施例によれば、レベルセンサ30と基板Wの間の距離を、移動時間Δtを測定することによるのではなく、その距離を測定するための位相シフトアルゴリズムを使って決める。この位相シフトアルゴリズムの原理は、干渉計で使う原理に類似する。放出した波面の一部を分離し、他の部分を基板Wの表面へ向ける。この最後の部分を基板によって反射し、それが分離した波面と干渉縞を作るように案内する。距離を測定するために位相シフトアルゴリズムを実行する手法は、当業者がよく知っている。
2MHz超音波信号を放出する場合、単一測定で位相シフトアルゴリズムを使って0.5μmの測定精度を得ることができる。
図10aおよび図10bは、この発明の第2実施例の更なる代案を描く。図10aは、図10bに描く線Xaによるレベルセンサ30の側面図を示し、図10bは、レベルセンサ30の底面図を示す。
これらの図に示すレベルセンサ30は、図8に示すような超音波変換器40を複数組含む。全ての変換器40は、プロセッサ20に接続してある。そのようなレベルセンサ30を基板Wの表面の上に配置し、上に議論したのと類似の方法で高さ測定を実行できる。
図10aおよび図10bに示すようなレベルセンサ30は、複数組の超音波変換器40を含むので、種々の動作方法が可能である。
第1代替実施例によれば、各変換器40を使って圧力波300を出し、それが基板Wによって反射されてからその同じ圧力波300を検出し、この反射位置で、例えば、移動時間を計算することによりまたは位相シフトを決めることにより、基板の高さを計算することができる。全ての変換器40をプロセッサ20によって制御して、同時に放出し、または不必要な干渉を防ぐために時間的に逐次放出することができる。
第2代替実施例によれば、幾つかの変換器40を使って圧力波300を出し、一方他の変換器40を使って圧力波300を検出することができる。例えば、第1変換器40を使って圧力波300を出し、一方この第1変換器40を囲む六つの変換器を使って反射した圧力波300を検出することができる。この場合、放出するビームは、完全に単方向性である必要はない。受信器として使う異なる変換器40が受信した異なる信号を比較することによって、例えば異なる変換器で検出した信号の強度を比較することによって、基板Wの正確な形態についての追加の情報を得ることができる。多くの他の代案を考え出せることが分るだろう。図10aおよび図10bに描くようなレベルセンサは、動作方法をプロセッサ20によって容易に制御でき、且つ簡単なプログラミング手法を使って簡単に変えられるので、全てのそのような代案に使うことができる。
図10aおよび図10bに示す実施例は、リソグラフィ技術を使って変換器40を半導体基板上に製作でき、規模の経済の利益を得るので、比較的簡単で安い方法で制作できる。高性能を要求する大量用途のためにそのような変換器の組を生産することは、比較的簡単で安価である。
図10aおよび図10bに示す実施例は、更に、各組が少なくとも一つの変換器40を含む、変換器の組を複数含んでもよい。多数の組を互いに隣り合せに、例えば4個2列に、設けることができる。これは、基板表面の大部分を一度に測定することを可能にする。そこでレベルセンサ30は、全ての組を使って基板Wの表面を走査できる。これは、基板Wの表面を測定するように、レベルセンサ30を基板に関して動かすことによって行ってもよい。単段機械では、レベルセンサをレンズの隣に配置してもよく、そうすれば高さ測定を露出中に行い、この測定情報に基づいて基板の位置をリアルタイムで調整できる。
図11概略的にに示す、更なる代案によれば、レベルセンサ30は、プロセッサ20に接続したレーザ源50を更に含んでもよい。このレーザ源50は、測定すべき基板Wの位置へ向けるレーザパルスを発生できる。このレーザパルスのために基板Wが超音波圧力波を放出するだろう。この超音波圧力波は、レーザパルスのために材料中に起る急激な局部加熱によって誘起される。この原理は、次の資料に更に詳しく説明してある:“マイクロ自律超音波器具(MAUI)の概念”ウイリアムC.ウイルソン、ギャリM.アトキンソン、NDT.net、2004年8月、第9巻、第08号(“非破壊試験のeジャーナル”:http://www.ndt.net/artic1e/v09n08/wilson2/wilson2.htmより)。
更なる代案を図12aおよび図12bに示す。この代案によれば、第1変換器40が基板Wの表面に関してある都合のよい角度で超音波圧力波を放出する。この発生した圧力波を基板Wが反射し、超音波ミラー60へ向ける。図12bに概略的に描く代案によれば、超音波ミラー60を更なる変換器40によって置換えてもよい。この更なる変換器は、圧力波によってそれをトリガーしたとき、放出を始めるように構成してある。それで、第1変換器40が発生した圧力波がこの更なる変換器40に達すると直ぐ、この更なる変換器が圧力波を出す。
図12aおよび図12bに示す両代案で、第1変換器40は、それが超音波ミラー60または更なる変換器40が反射した圧力波を受けるとき、少なくとも圧力波を出すように構成してある。両方の場合とも、電気機械的発振器を創出する。発振周波数が基板Wの高さの目安である。これは、周波数が容易且つ正確に測定できる変量であるので、都合のよい代案である。
勿論、そのような電気機械的発振器は、基板Wの表面に実質的に垂直に圧力波を出すように配置した単一変換器40でも創出できる。
この発明の特定の実施例を上に説明したが、この発明を説明したのと別の方法で実施してもよいことが分るだろう。例えば、この発明は、上に開示した方法を記述する機械可読命令の一つ以上のシーケンスを含むコンピュータプログラム、またはそのようなコンピュータプログラムを記憶したデータ記憶媒体(例えば、半導体メモリ、磁気若しくは光ディスク)を含んでもよい。
上の説明は、例示であることを意図し、限定を意図しない。それで、当業者には、別に示す特許請求の範囲から逸脱することなく、この説明した発明に修正を施すことができることが明白だろう。
本発明の実施例によるリソグラフィ装置を示す。 本発明の第1実施例によるレベルセンサを示す。 本発明の第1実施例の代案によるレベルセンサを示す。 本発明の第1実施例による放出した圧力波のグラフを示す。 本発明の第1実施例による受信した圧力波のグラフを示す。 本発明の第1実施例の更なる代案によるレベルセンサを示す。 本発明の第1実施例による可能な構成の平面図を示す。 本発明の第2実施例によるレベルセンサを示す。 本発明の第2実施例によるレベルセンサの可能な構成の平面図を示す。 本発明の第2実施例の代案によるレベルセンサを示す。 本発明の第2実施例の更なる代案によるレベルセンサの側面図を示す。 本発明の第2実施例の更なる代案によるレベルセンサの底面図を示す。 本発明の第2実施例の更なる代案を示す。 本発明の第2実施例の一層更なる代案を示す。 本発明の第2実施例の尚一層更なる代案を示す。
符号の説明
10 送信器、エミッタ
11 受信器
12 変換器、エミッタ
13 ミラー
14 プローブ
15 プローブ
20 プロセッサ
22 クロック
30 レベルセンサ
40 変換器
50 レーザ源
60 ミラー
100 信号、圧力波
300 信号、圧力波
B 放射線ビーム
C 目標部分
IL 照明システム
MA パターニング手段
MT 支持体
PS 投影システム
W 基板
WT 基板テーブル

Claims (17)

  1. 基板の表面の高さを決めるためにリソグラフィ装置で使用するためのレベルセンサであって、エミッタおよび受信器を含み、
    エミッタは、基板の表面上の所定の位置へ向けて信号を放出し、該信号の少なくとも一部をこの基板が反射して反射信号を返すように構成してあり、
    受信器は、反射信号の少なくとも一部を受信するように構成してあり、
    レベルセンサは、放出し且つ受信した信号に基づいて、レベルセンサに関する基板の表面の高さを決めるように構成してあり、
    信号が圧力波であるレベルセンサ。
  2. 前記信号が超音波圧力波である請求項1に記載されたレベルセンサ。
  3. プロセッサおよびクロックを含み、プロセッサがクロックと連絡するように構成してあり、プロセッサがクロックを使って前記エミッタが前記信号を出す時刻tおよび前記反射信号を受信する時刻tを決め、並びに第1時刻tと第2時刻tとの間の差に基づいて前記高さを計算するように構成してある請求項1に記載されたレベルセンサ。
  4. 前記放出した信号の一部と前記反射信号の少なくとも一部から干渉縞を創出しおよび位相シフトを使ってこの創出した干渉縞に基づいて上記高さを決めるように構成してある請求項1に記載されたレベルセンサ。
  5. 使用中、前記信号を前記受信器が受信する前に、それを投影システムの一つおよび前記リソグラフィ装置が含む超音波ミラーによって少なくとも一度反射するように、前記信号を出すように構成してある請求項1に記載されたレベルセンサ。
  6. 複数のエミッタおよび複数の対応する受信器を含む請求項1に記載されたレベルセンサ。
  7. ゼルニケ多項式を使って、プロセッサによって上記複数のエミッタおよび受信器の測定値に基づいて異なる高さを決める請求項6に記載されたレベルセンサ。
  8. 前記エミッタおよび前記受信器が第1変換器および第2変換器によって形成され、該第1および第2変換器は、反射信号を受信し且つ反射信号を受けると、前記基板の高さの依る周波数を有する信号を出して電気機械的発振器を作成するように構成してあり、前記レベルセンサは、電気機械的発振器の測定した周波数に基づいて前記基板の表面の高さを計算するように構成してある請求項1に記載されたレベルセンサ。
  9. 前記放出した圧力波を前記エミッタから上記基板へおよび上記基板から前記受信器へ案内するためのプローブをさらに含む請求項1に記載されたレベルセンサ。
  10. 前記エミッタは、前記基板へ向けてレーザパルスを出すと、前記基板が前記受信器の受信できる圧力波を出すように構成してあるレーザ源である請求項1に記載されたレベルセンサ。
  11. 前記エミッタおよび前記受信器の両方として作動する変換器を含む請求項1に記載されたレベルセンサ。
  12. 前記エミッタがマイクロ電気機械システムセンサである請求項1に記載されたレベルセンサ。
  13. 各々少なくとも一つの受信器およびエミッタとして使用できる、複数のマイクロ電気機械的システムセンサを含む請求項10に記載されたレベルセンサ。
  14. 放射線ビームを調整するように構成した照明システム、
    パターン化した放射線ビームを作るためにこの放射線ビームの断面にパターンを与えることができるパターニング装置を支持するように構築した支持体、
    基板(W)を保持するように構築した基板テーブル、および
    このパターン化した放射線ビームを基板の目標部分上に投影するように構成した投影システムを含み、
    更に請求項1に記載されたレベルセンサを含むリソグラフィ装置。
  15. パターンをパターニング装置から基板上に投影するように構成したリソグラフィ投影装置に於いて、請求項1に記載されたレベルセンサを含む投影装置。
  16. 放射線のパターン化したビームを基板上に投影する工程を含むデバイス製造方法に於いて、
    請求項1に記載されたレベルセンサを使って基板の表面の高さを決める工程を含む方法。
  17. レベルセンサを使って基板の表面の高さを決めるための方法であって、前記センサがエミッタおよび受信器を含み、
    基板の表面上の所定の位置へ向けて信号を放出し、該信号の少なくとも一部を基板が反射して反射信号を返すようにする工程、
    反射信号の少なくとも一部を受信する工程、および
    放出し且つ受信した信号に基づいて、レベルセンサに関する基板の表面の高さを計算する工程を含み、
    この信号が圧力波である方法。
JP2004382894A 2004-12-27 2004-12-27 レベルセンサ、リソグラフィ装置およびデバイス製造方法 Expired - Fee Related JP4095611B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004382894A JP4095611B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 レベルセンサ、リソグラフィ装置およびデバイス製造方法
EP05112705A EP1674939A1 (en) 2004-12-27 2005-12-22 Level sensor, lithographic apparatus and device manufacturing method
TW094146402A TW200632584A (en) 2004-12-27 2005-12-23 Level sensor, lithographic apparatus and device manufacturing method
SG200508369A SG123766A1 (en) 2004-12-27 2005-12-23 Level sensor, lithographic apparatus and device manufacturing method
CNB2005101341288A CN100549833C (zh) 2004-12-27 2005-12-26 水平传感器、光刻设备以及器件制作方法
KR20050129772A KR100660486B1 (ko) 2004-12-27 2005-12-26 레벨 센서, 리소그래피 장치 및 디바이스 제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004382894A JP4095611B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 レベルセンサ、リソグラフィ装置およびデバイス製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006186287A true JP2006186287A (ja) 2006-07-13
JP4095611B2 JP4095611B2 (ja) 2008-06-04

Family

ID=35976531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004382894A Expired - Fee Related JP4095611B2 (ja) 2004-12-27 2004-12-27 レベルセンサ、リソグラフィ装置およびデバイス製造方法

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP1674939A1 (ja)
JP (1) JP4095611B2 (ja)
KR (1) KR100660486B1 (ja)
CN (1) CN100549833C (ja)
SG (1) SG123766A1 (ja)
TW (1) TW200632584A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011097056A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Asml Netherlands Bv リソグラフィ方法および装置

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9013681B2 (en) 2007-11-06 2015-04-21 Nikon Corporation Movable body apparatus, pattern formation apparatus and exposure apparatus, and device manufacturing method
US9256140B2 (en) 2007-11-07 2016-02-09 Nikon Corporation Movable body apparatus, pattern formation apparatus and exposure apparatus, and device manufacturing method with measurement device to measure movable body in Z direction
US8665455B2 (en) 2007-11-08 2014-03-04 Nikon Corporation Movable body apparatus, pattern formation apparatus and exposure apparatus, and device manufacturing method
US8422015B2 (en) 2007-11-09 2013-04-16 Nikon Corporation Movable body apparatus, pattern formation apparatus and exposure apparatus, and device manufacturing method
NL2004055C2 (en) * 2010-01-05 2011-07-06 Mapper Lithography Ip Bv Method for measuring target surface topology and lithography system.
NL2008704A (en) * 2011-06-20 2012-12-28 Asml Netherlands Bv Wavefront modification apparatus, lithographic apparatus and method.
CN104883521B (zh) * 2014-02-28 2018-01-02 光宝科技股份有限公司 投影装置与投影方法
CN105845596B (zh) * 2016-04-21 2018-12-04 京东方科技集团股份有限公司 一种测试设备及测试方法
EP3287742A1 (en) * 2016-08-26 2018-02-28 Nederlandse Organisatie voor toegepast- natuurwetenschappelijk onderzoek TNO Distance sensor, alignment system and method
NL2021057A (en) * 2017-07-14 2019-01-25 Asml Netherlands Bv Method to obtain a height map of a substrate having alignment marks, Substrate alignment measuring apparatus and Lithographic apparatus

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3985030A (en) * 1974-10-29 1976-10-12 William Mcgeoch & Company Ultrasonic acoustic pulse echo ranging system
JPS56138217A (en) * 1980-03-31 1981-10-28 Minolta Camera Co Ltd Surface position detecting method
JPS62272259A (ja) * 1986-05-21 1987-11-26 Nikon Corp 投影光学装置
JPH06260393A (ja) * 1993-03-09 1994-09-16 Hitachi Ltd 位置決め装置
JPH11176727A (ja) 1997-12-11 1999-07-02 Nikon Corp 投影露光装置
JP2001267224A (ja) * 2000-03-17 2001-09-28 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法、及びこれを用いて製造された半導体装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011097056A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Asml Netherlands Bv リソグラフィ方法および装置
US8705004B2 (en) 2009-10-30 2014-04-22 Asml Netherlands B.V. Lithographic method and apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
CN1797213A (zh) 2006-07-05
TW200632584A (en) 2006-09-16
CN100549833C (zh) 2009-10-14
KR100660486B1 (ko) 2006-12-22
SG123766A1 (en) 2006-07-26
EP1674939A1 (en) 2006-06-28
JP4095611B2 (ja) 2008-06-04
KR20060074875A (ko) 2006-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100660486B1 (ko) 레벨 센서, 리소그래피 장치 및 디바이스 제조방법
JP4523570B2 (ja) レベル・センサの光経路中の外乱を補正する方法
JP4611886B2 (ja) 複数の位置調整装置を備えるリソグラフィ装置及び位置調整測定方法
US7148494B2 (en) Level sensor, lithographic apparatus and device manufacturing method
JP6553295B2 (ja) 近接センサ、リソグラフィ装置、およびデバイス製造方法
KR101380266B1 (ko) 리소그래피 장치 및 스테이지 시스템
JP4819917B2 (ja) エンコーダタイプの測定システム、リソグラフィ装置、およびエンコーダタイプの測定システムのグリッドもしくは回折格子上またはグリッドもしくは回折格子内のエラーを検出するための方法
CN111226172B (zh) 散射仪以及使用声学辐射的散射测量方法
TW200905412A (en) Lithographic apparatus and sensor calibration method
JP6313488B2 (ja) リソグラフィ装置
JP4995250B2 (ja) 超音波距離センサ
JP2020506416A (ja) リソグラフィ装置、リソグラフィ投影装置及びデバイス製造方法
CN111656183B (zh) 用于确定衬底上目标结构的位置的设备和方法
JP4951008B2 (ja) ゼロレベルを規定するように構成されたエンコーダを有するリソグラフィ装置
JP6209234B2 (ja) リソグラフィ装置及びデバイス製造方法
CN106462083B (zh) 光刻设备、对象定位系统和器件制造方法
KR102442240B1 (ko) 거리 센서, 배치 시스템 및 방법
CN112292641B (zh) 用于光刻测量的传感器装置
WO2019137725A1 (en) Lithographic method and apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070312

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20070528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080307

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140314

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees