JP2006186201A - スライド機構及び携帯端末 - Google Patents

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恵 高盛
Tsuyoshi Uchida
強士 内田
Masami Nishida
正巳 西田
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Abstract

【課題】操作感に優れたスライド動作を行うスライド機構及び携帯端末を提供する。
【解決手段】本体とカバーとを重ね合わせたままの状態で前後方向にスライド移動させるスライド機構9に、本体とカバーのいずれか一方側に、スライド方向に沿って高さが変化するガイドレール57を有するカム51を備え、他方側に、ガイドレール57に当接する当接体28を備え、当接体28をガイドレール57へ向けて付勢する付勢手段14を備えた。
【選択図】図3

Description

この発明は、例えば携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance)、電子手帳、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等の携帯端末の開閉部分に用いられるようなスライド機構に関し、さらに詳しくは本体とカバーとを重ね合せたままの平面方向にカバーを開操作した場合の該カバーのスライドを付勢するスライド機構および携帯端末に関する。
従来、携帯端末の1つである携帯電話では、本体とカバーが開閉するものが多数提供されている。
このような本体とカバーの開閉としては、折りたたみ方式、スウィング方式、スライド方式が提案されている。
折りたたみ方式としては、側面視くの字型に折り曲げるように内面を対向させて折りたたみ、この閉位置からボタンの押下によって開位置に自動で開くものが提案されている。
スウィング方式としては、カバーが半回転(スウィング)して開位置で停止するものが提案されており、この開位置へは半自動で移行するものが提案されている。
スライド方式としては、モータ駆動によってカバーを開閉するもの(特許文献1参照)、途中までカバーをスライドさせると後はバネの力で半自動で開位置又は閉位置まで移動するもの(特許文献2参照)が提案されている。
ここで、モータ駆動によるものは、バッテリの電力を消費してしまうため、通話可能時間が短くなって携帯電話としては好ましくない問題があった。
また、バネの力で半自動で開閉するものは、利用者にとって適当な操作感を得るための調整が難しい問題があった。
詳述すると、図20の説明図に示すように、カバー102は、(A)の閉位置から、(B)の中立位置を越えて、(C)の開位置まで移動する。
このとき、バネ109の付勢力は、(B)の位置で最大となり、その後は自動でカバーの開動作又は閉動作を行う。
ここで、利用者の操作感の良いようにバネ109による付勢力を調整しようとすると、バネ109そのものの弾性力の特性で調整するくらいしかできなかった。この調整のためには、膨大な試行錯誤が必要となってしまう問題があった。
また、中立位置を越えた後の開放動作については、例えば最終的な開位置で静かに停止させるなど、微妙な調整をすることはできなかった。
また、バネ109は、一端を本体103に取り付け、他端をカバー102に取り付ける必要があるが、バネ109が弾性力を有するためこの組み立てが難しい問題があった。
特開2004−312982号公報 特開2004−253526号広報
この発明は、上述の問題に鑑みて、操作感に優れたスライド動作を行うスライド機構及び携帯端末を提供することを目的とする。
この発明は、本体とカバーとを重ね合わせたままの状態で前後方向にスライド移動させるスライド機構であって、前記本体とカバーのいずれか一方側に、スライド方向に沿って高さが変化するガイドレールを有するカムを備え、他方側に、前記ガイドレールに当接する当接体を備え、該当接体を前記ガイドレールへ向けて付勢する付勢手段を備えたスライド機構であることを特徴とする。
これにより、本体とカバーのスライド移動を付勢することができ、たとえばある程度まで人手でスライド移動すると、それ以降は付勢力で自動にスライドするという半自動を実現できる。
また、ガイドレールの変化形状、ガイドレールの高さ、及び付勢手段の付勢力という3つのパラメータを調整することができ、利用者の操作感の良い半自動開閉を高精度に実現することができる。
また、最も付勢力が強い位置、スライド移動中の付勢力のかかり具合、又はこの両方を、ガイドレールの変化の形状によって調整ができる。従って、操作感の調整が容易であり、また、操作感の異なる複数種類のスライド機構を提供することも容易である。
この発明の態様として、前記当接体を、前記ガイドレールに沿って転動する回転体で形成することができる。
これにより、スライド移動を滑りよくスムーズに行うことができる。特に、付勢手段による付勢力があるため、この付勢力によって高められる摩擦力の減少と、磨耗の低減による耐久性の向上を図ることができる。
またこの発明の態様として、前記カムを備えた本体又はカバー側に、スライド方向に沿ったスライドガイドを前記カムと並設し、前記当接体を備えたカバー又は本体側に、上記スライドガイドに当接し該スライドガイドに沿って転動するスライド回転体を備え、該スライド回転体と上記スライドガイドとの位置関係を、前記当接体が前記ガイドレールに当接する方向と逆方向の側から上記スライド回転体が上記スライドガイドに当接する位置関係に構成することができる。
位置関係について詳述すると、当接体がガイドレールに右側から当接する場合は、スライド回転体がスライドガイドに左側から当接することになる。また、当接体がガイドレールに左側から当接する場合は、スライド回転体がスライドガイドに右側から当接することになる。
これにより、前記当接体とスライド回転体が前記ガイドレールとスライドガイドの外側に配置されれば、付勢力によって狭まろうとする当接体とスライド回転体でガイドレールとスライドガイドを挟むことができる。
また、前記当接体とスライド回転体が前記ガイドレールとスライドガイドの内側に配置されれば、付勢力によって広がろうとする当接体とスライド回転体をガイドレールとスライドガイドの間に挟むことができる。
従って、付勢手段による付勢力のかかり具合を安定させることができる。
またこの発明の態様として、前記当接体を備えたカバー又は本体側に、前記ガイドレールの高さ方向へ回動するアームを枢支し、該アームに前記当接体を取り付け、前記付勢手段の一端を上記アームに取り付けることができる。
これにより、付勢手段で付勢している当接体をガイドレールに沿って移動させる動作を、安定して行わせることができる。また、この安定した動作を簡単な構成で実現することができる。
またこの発明の態様として、前記カムに、スライド方向に沿った高さの変化が異なる複数のガイドレールを、該ガイドレールの厚み方向へ多段に設け、スライド移動する毎に前記当接体を変段させて該当接体が当接するガイドレールを順番に変更させる変段手段を備えることができる。
これにより、スライド移動毎に操作感を個別に設定できるスライド機構を提供できる。
従って、例えば開位置へ開く場合と、閉位置へ閉じる場合とでは、当接体を異なるガイドレールに沿って移動させ、開動作の操作感と閉動作の操作感がそれぞれに適切なように構成するといったことができる。
またこの発明の態様として、前記ガイドレールを、山型に形成することができる。
これにより、途中まで利用者の手でスライド移動されて当接体がガイドレールの山型の頂点を越えれば、その後は付勢手段の付勢力でスライド移動することができる。従って、半自動でのスライド開閉を行うことができる。
またこの発明の態様として、前記ガイドレールを、スライド方向に連なった2つの山型に形成し、両山型の間の谷部に前記当接体が当接する位置を前記本体とカバーの閉位置とし、該閉位置から前記当接体が一方の山型を乗り越えた第1開位置と、逆方向である他方の山型を乗り越えた第2開位置との両方へスライド可能に構成することができる。
これにより、閉位置から前後両方へ開動作するスライド機構を提供できる。
従って、例えば携帯電話等の携帯端末にこのスライド機構を組み込めば、前方へ開動作したときと、後方へ開動作したときとで、異なる機能を提供するといったことが可能となる。
またこの発明は、前記スライド機構を用いた携帯端末とすることができる。
前記携帯端末としては、スライド機構に付勢されて開閉操作される本体とカバーとからなる携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance)、電子手帳、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等の機器に適用することができる。
この発明により、スライド移動を付勢することができ、操作感の良いスライド機構を提供することができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
まず、図1に示す斜視図、及び図2に示す分解説明図と共に、第1実施例の携帯電話1の外観構成について説明する。
携帯電話1は、長方形のカバー側筐体2と、長方形の本体側筐体3とを重ね合わせて構成している。
カバー側筐体2の上面には、液晶表示部の表示面4を備えている。
カバー側筐体2の底面には、図2の(Y1)の分解平面図及び(Z1)の分解正面図に示すように、中央付近に付勢機構10を備えている。
カバー側筐体2の底面左右の側面部には、正面視L字型のスライド溝7を左右に対向させて備えている。
本体側筐体3の上面には、図2の(Y2)の分解平面図及び(Z2)の分解正面図に示すように、中央部から奥側(図2の(Y2)の上方)に渡ってガイド機構40を備えており、手前側(図2の(Y2)の下方)には、文字や数字や操作の入力を行う入力ボタン6を複数配設している。
なお、図2の(Z1)では図示省略しているが、前述したカバー側筐体2の付勢機構10は、カバー側筐体2の底面から一部突出させて構成しており、本体側筐体3のガイド機構40と付勢機構10が係合するようにしている。
本体側筐体3の上面の奥側(図2の(Y2)の上方)の左右側部には、正面視L字型の係合突起5を対向させて備えている。この係合突起5は、カバー側筐体2のスライド溝7に係合してスライド移動を行うように構成している。
以上の構成により、係合突起5がスライド溝7に沿って前後へスライド移動し、これによってカバー側筐体2と本体側筐体3が前後へスライド移動させることができる。
なお、携帯電話1には、前記液晶表示部、及び入力ボタン6だけでなく、通信網への無線通信を行う通信部、音を鳴らす発音部(スピーカ)、カメラ撮影あるいはビデオ撮影を行う撮影部、データ及びプログラムを格納する記憶部、これらを制御する制御部、及びこれらに電力供給を行う電源部等の電子部品を、カバー側筐体2と本体側筐体3の内部に分配して備えている。
次に、図3に示す分解斜視図、図4に示す斜視図、図5に示す斜視図、図6に示す平面図(一部断面図)、及び図7に示す正面図(一部断面図)と共に、付勢機構10とガイド機構40で構成するスライド機構9の構成について説明する。
スライド機構9は、図3の分解斜視図に示すように、ガイド機構40に付勢機構10を係合させてスライド可能に構成している。
付勢機構10は、中央に駆動用穴35を設けた板状のプレート11の上面(表面)に、左右へ回動するアーム28を枢着している。このアーム28は、上下方向の厚みが薄い長板状に形成している。
アーム28は、一端をプレート11の奥側の上面に枢着ピン27にて枢着しており、他端が手前側にある位置を0°として90°以下の範囲、具体的には30〜45°程度までの範囲で右方向へ回動する。
アーム28の他端側(図示手前側)には、バネ係止突起12を備えており、弦巻バネ14の一端を接続している。弦巻バネ14の他端は、プレート11の左手前角の近傍位置の上面に備えたバネ係止突起23に接続している。
これにより、右方向へ回動した状態のアーム28を、弦巻バネ14の弾性力によって左方向へ付勢する。
プレート11の上面の左側中央には、プレート11の底面のローラ19を軸支する枢軸13を設けている。
また、プレート11の上面には、左下角、右上角、及び右下角の各近傍位置に、装着穴22,30,32を穿設している。この装着穴22,30,32のそれぞれに、ネジ21,29,31を下方から挿通してカバー側筐体2の裏側に螺着し、付勢機構10(プレート11)をカバー側筐体2の裏側に取り付ける。
プレート11の底面(裏面)には、図4の下方から見た斜視図に示すように、駆動用穴35の左側位置となるプレート11の中央付近に、断面逆T字型の抜け止め突起18を備えている。この抜け止め突起18は、背面視前後方向に長い長方形に形成している。
抜け止め突起18の左側、すなわちプレート11の底面の左側部には、ローラ24,19を前後方向に適度の間隔を空けて備えている。ローラ19は、枢軸13により軸支しており、ローラ24は、バネ係止突起23の裏側に設けた枢軸23aにより軸支している。
アーム28の底面(裏面)には、バネ係止突起12(図3)の裏側に設けた枢軸12aにより、ローラ33を軸支している。
ローラ19,24,33は、いずれも適度の厚みを有する円盤形状のボールベアリングであり、上下方向(表裏方向)を軸として回転するように備えている。ローラ19,24,33の円周面は、金属、プラスチック、又はゴム等の適宜の材質で構成している。
なお、付勢機構10をカバー側筐体2に装着している位置関係は、このローラ19,24,33および抜け止め突起18が、カバー側筐体2の底面より突出するように構成している。
図3の分解斜視図に示したように、ガイド機構40は、レールプレート41の左側にカムプレート51を並設して構成している。
レールプレート41は、断面が略T字型で前後方向に長い形状に形成し、中央を前後方向に一直線に上方へ突出させている。この突出部の右側面に、抜け止め溝43を形成している。
また、この突出部の左側面を前後方向に長い鉛直面に形成し、この鉛直面によりスライド用レール42を構成している。
上述したプレート11とローラ19,24とは、このスライド用レール42に沿ってスライド移動するトロリーを構成している。スライド移動の際には、ローラ19,24がスライド用レール42に沿って転動する。
カムプレート51は、略長方形の適度な厚みを有する板状で、上面の右側を凹に段下げしてローラ回動空間53を形成している。
このローラ回動空間53の左側となる段下げ部分の鉛直面は、平面視逆くの字型の付勢用レール57を形成している。付勢用レール57は、中央部を最も右側に凸にして凸部58を形成し、前後両端部を最も左側へ凹にして凹部55,63を形成している。
凸部58及び凹部55,63は、いずれもローラ33(図4)の円周と同程度に湾曲させて形成し、凹部55と凸部58の間、及び凸部58と凹部63の間は、同一距離の直線に形成している。
カムプレート51の左側面には、前後方向に長い抜け止め溝67を形成し、該抜け止め溝67を抜け止め溝43に対向させて設けている。
カムプレート51の底面は、レールプレート41の抜け止め溝43より右側にある板状の台部44の上面に面対応させてぴたりと接触させている。
カムプレート51の左側には、上下に貫通する装着穴52,56,62,66を前後方向に並べて穿設している。この装着穴52,56,62,66は、台部44を貫通している。
この装着穴52,56,62,66に、図示省略するネジをそれぞれ上から挿入して本体側筐体3に螺着することで、ガイド機構40を本体側筐体3に固定している。
なお、カムプレート51の右側部には、切り欠き部61,65を形成しており、本体側筐体3に固定する際にこの切り欠き部61,65によって位置決めできるようにしている。
この付勢機構10と、ガイド機構40とを組み合わせることで、図5の斜視図に示すように、スライド機構9が完成する。
組み合わせに際しては、スライド機構9をガイド機構40の上面の高さで横断して示す図6の平面図に示すように、スライド用レール42にローラ19,24を外側(図示左側)から当接させる。
ローラ33は、付勢用レール57に外側(図示右側)から当接させる。このとき、ローラ33のスライド方向位置(図示上下方向の位置)は、スライド移動によってアーム28が回動しても、ローラ19とローラ24の間に位置するように構成している。
抜け止め溝43と抜け止め溝67の間には、抜け止め突起18を挿通する。詳述すると、図7の正面一部断面図(図6のB−B断面)に示すように、抜け止め溝43は、下方位置を外側(図示左側)に凹に形成して凹部43aを形成している。なお、前述の図6(一部横断して示す平面図)における断面部分は、図7に示すA−A断面に該当する。
また、抜け止め溝67は、下方位置を外側(図示右側)に凹に形成して凹部67aを形成し、この凹部67aを凹部43aと対向させている。
この凹部67aと凹部43aの間に、抜け止め突起18の幅広部分が嵌合し、付勢機構10を抜け止めしている。
ローラ19,24,33は、いずれも高さ位置(図7の上下方向位置)を同じに構成しており、スライド用レール42と付勢用レール57は、左右に対向配置して高さ位置を同じに構成している。
これにより、ローラ19,24が左からスライド用レール42に当接し、ローラ33が右から付勢用レール57に当接する際に、ローラ19,24,33がスライド用レール42、付勢用レール57を安定して挟み込むように構成している。
以上の構成により、前後方向へ安定してスライド移動し、ある程度までスライドすると、以降は自然に滑り出して自動でスライドするスライド機構9を提供することができる。
詳述すると、図8の(A)の平面図に示すようにカバー側筐体2と本体側筐体3が閉じた位置では、図9の(A)の平面図に示すように、弦巻バネ14が最も収縮した状態となり、付勢機構10がガイド機構40の手前位置(図示下方位置)で安定する。
このとき、図10の(A)の一部断面平面図に示すように、アーム28が前後方向で約0°の位置となり、ローラ33が付勢用レール57の手前側の凹部63に当接する。
図8の(B)に示すように、ある程度までカバー側筐体2をスライド移動させて開けると、図9の(B)に示すように、弦巻バネ14が最も伸長した状態となり、付勢機構10がガイド機構40の中央位置まで移動する。
このとき、図10の(B)に示すように、アーム28が前後方向で約40°の位置となり、ローラ33が付勢用レール57の中央の凸部58に当接する。このように図9の(A)から(B)に示す手動スライドの間は、弦巻バネ14の付勢力により、カバー側筐体2(付勢機構10)が手前側に閉じようとする力が働く。
ローラ33が凸部58に当接している中立位置を越えてスライド移動させると、ローラ33が凸部58を乗り越える。これ以降は、弦巻バネ14の付勢力により、カバー側筐体2(付勢機構10)が奥側に開こうとする力が働く。
従って、図8の(C)に示すように、カバー側筐体2が全開位置まで自動で移動し、図9の(C)に示すように、弦巻バネ14が最も伸縮した状態となり、付勢機構10がガイド機構40の奥位置(図示上方位置)で安定する。
このとき、図10の(C)に示すように、アーム28が前後方向で約0°の位置となり、ローラ33が付勢用レール57の奥側の凹部55に当接する。
図10の(C)に示した開位置から、図10の(A)に示した閉位置へスライド移動させる場合は、上述した動作と逆の動作となり、中立位置まで手動でスライドさせれば、中立位置を越えた時点から自動で閉位置までスライド移動する。
このように、途中までスライド移動させれば、後は自動で開位置までスライド移動する半自動の携帯電話1を提供することができる。このスライド開閉の往復運動は、繰返して何度でも行うことができ、利用者はいつでも開位置あるいは閉位置で携帯電話1を利用することができる。
中立位置まで押し開けるあるいは押し閉じるために必要な力は、付勢用レール57の凸部58の高さh(図6)を変化させること、及び弦巻バネ14の弾性力の強弱を異ならせることのいずれか一方、または両方で調整することができ、微細な調整を行うことができる。
また、山型に形成した付勢用レール57の傾斜角度を調整することや、直線状に形成した凹部55と凸部58の間及び凸部58と凹部63の間を湾曲させて形成すること等により、スライド移動中の付勢力のかかり具合を、高精度に微調整することができる。
スライド機構9は、付勢機構10とガイド機構40によりユニット化して構成されているため、組み立てが容易であり、安定した動作を得ることができる。
ローラ19,24,33の3点支持により、スライド用レール42及び付勢用レール57を挟み込んでスライドするため、安定した動作を得ることができる。
特に、スライド用レール42に沿うローラ19,24の間位置で、ローラ33が付勢用レール57に付勢されるため、常に安定した動作が得られ、ローラ19,24がスライド用レール42から離れてしまうことを防止できる。
全開位置と全閉位置では、付勢用レール57の高さhが最も短い凹部55又は凹部63にローラ33が当接し、弦巻バネ14が最も収縮した状態となるため、勝手に開移動あるいは閉移動することや、ガタツキを防止できる。
なお、凹部55及び凹部63を、付勢用レール57の斜面から少し落ち込むように僅かな段差を設けて形成しても良い。この場合は、開位置及び閉位置で安定させることができ、ガタツキをより防止することができる。
プレート11、アーム28、レールプレート41、及びカムプレート51は何れも上下方向の厚みが薄い板状に形成しているため、スライド機構9の全体の厚みを薄く構成することができる。
携帯電話1は、持ちやすい小型サイズが好まれ、かつ筐体内部に電子部品が複雑に交錯しているが、このような携帯電話1にスライド機構9を取り付けても、スライド機構9が薄型であるため携帯電話1の小型化を実現することができる。従って、小型で操作感の良いスライド動作をするスライド開閉タイプの携帯電話1を提供することが可能となる。
なお、ローラ19,24,33はボールベアリング内蔵で構成したが、ボールベアリングのないローラで構成しても良い。さらには、ローラ19,24,33の代わりに回動しない当接部材を用いても良い。
また、カバー側筐体2と本体側筐体3のスライド移動、及び付勢機構10とガイド機構40のスライド移動は、一方向への直線的な平行移動としたが、少し湾曲させたスライド移動となるように構成しても良い。
また、ガイド機構40と左右対称のガイド機構を右側にも並設し、付勢用レール57を対向させて平面視鼓型の付勢用レール57とし、付勢機構10と左右対称の付勢機構を右側にも並設して、左右対称のスライド機構9としても良い。
この場合は、2つのアーム28の各ローラ33が、各付勢用レール57に弦巻バネ14で付勢されることとなり、左右対称に付勢力がかかるスライド機構9を提供することができる。
また、弦巻バネ14の代わりにクの字型のバネや板バネを設けて、ローラ33を付勢用レール57へ向けて付勢しても良い。
この場合は、バネの取り付け方によっては弦巻バネ14分の厚みが削減でき、スライド機構9の全体の厚みをさらに薄く構成することも可能となる。
また、上述の実施例では、図6の平面図に示したように、ローラ33が付勢用レール57に右側から当接し、ローラ19,24がスライド用レール42に左側から当接するようにして、ローラ33とローラ19,24を、付勢用レール57とスライド用レール42の外側に配置している。すなわち、付勢力によって狭まろうとするローラ33とローラ19,24が、付勢用レール57とスライド用レール42を外側から挟むように配置している。
これに代えて、ローラ33が付勢用レール57に左側から当接し、ローラ19,24がスライド用レール42に右側から当接するようにして、ローラ33とローラ19,24を、付勢用レール57とスライド用レール42の内側に配置するように構成してもよい。すなわち、付勢力によって広がろうとするローラ33とローラ19,24を、付勢用レール57とスライド用レール42の間に挟むように配置してもよい。
次に、第2実施例として、手前側及び奥側のいずれの方向にも開移動するタイプのスライド機構9について、図11のカムプレート51を示す斜視図、図12のスライド機構9を示す斜視図、及び図13の携帯電話1の開閉動作を説明する説明図と共に説明する。
このスライド機構9は、前述した第1実施例とは、カムプレート51の付勢用レール57の形状が異なるように形成している。
詳述すると、図11の斜視図に示すように、付勢用レール57は、右方向に凸の山型部分を前後方向に2つ備えて形成している。
奥側の凸部58を有する山型部は、なだらかな傾斜の山型に形成している。
手前側の凸部59を有する山型部は、急な傾斜の山型に形成している。
この凸部58の高さh1と凸部59の高さh2は、高さh1の方が高いように形成している。
これにより、凸部58側は、長いスライド距離でも十分に滑り出しができる程度の高さを確保している。また、凸部59側は、短いスライド距離でも傾斜がきつくなりすぎてスムーズに移動しなくなることを防止するために、高さを抑えている。
凸部58と凸部59の間には、凹部55及び凹部63と同じ低さの凹部54を設けており、この位置にローラ33(図示省略)が来ると閉位置で安定するようにしている。
図12の斜視図に示すように、この実施例のスライド機構9は、第1実施例と同一の付勢機構10及びレールプレート41を備えている。
その他の構成についても、第1実施例と同一であるので、その詳細な説明を省略する。
以上の構成により、携帯電話1は、図13の動作説明図に示すように、(E)の平面図に示す閉位置から、(F)の平面図に示す通常開位置、及び(D)の平面図に示す逆開位置の何れにも移動することができる。
閉位置と通常開位置との間の移動、及び閉位置と逆開位置との間の移動は、利用者がある程度カバー側筐体2と本体側筐体3とをスライド移動させて、ローラ33が凸部58あるいは凸部59を乗り越えれば、後は自然に滑り出して自動でスライド移動できる。
携帯電話1は、手前側と奥側のいずれの方向にも開動作できるため、手前側へ開移動させたときと、奥側へ開移動させたときの機能を異ならせることができる。従って、例えば図13の(F)に示した通常開位置では、文字入力等の操作を許容し、(D)に示した逆開位置では、カメラによる撮影を許容するといったことが可能となる。
なお、第2実施例では、手前側と奥側の両方へ開動作できる前後スライドの構成としたが、ローラ33が凹部63に当接している位置を閉位置、ローラ33が凹部54に当接している位置を第1開位置、ローラ33が凹部55に当接している位置を第2開位置として構成し、奥側へ2段階に開動作する構成としても良い。
このように多段階に開動作する多段階スライドの構成とすることで、開位置に対応した機能を携帯電話1に持たせることができる。
また、カバー側筐体2の平面奥側に通話用スピーカ、本体側筐体3の平面手前側に通話用マイクを備えれば、どの段階の開位置で止めるかによって携帯電話1の長さを変化させることができるため、通話用スピーカと通話用マイクの間隔を利用者の好みの長さに調整して通話することができる。
また、前述の前後スライドと多段階スライドとを組み合わせることもできる。例えば、付勢用レール57を山型部分を3つ備えるように形成すれば、前に2段、後へ1段というようなスライド機構を提供することも可能である。
これにより、さらに自由度の高い開動作が可能となり、携帯電話1の多様性を高めて多種多様な利用者の要求を満足させることが可能となる。
次に、第3実施例として、ローラ33を平行移動させるタイプのスライド機構9について、図14の斜視図、及び図15の動作説明図と共に説明する。
図14は、付勢機構10の斜視図を示している。付勢機構10のプレート11は、板状部材の右側(カムプレート側)に平面視逆コ字方のスライドガイド73を備えた構成としている。
スライドガイド73の2本のガイドアーム74の対向面には、アームの長さ方向に沿って直線状のスライダ溝75を形成し、このスライダ溝75が互いに平行となるように構成している。
2つのスライダ溝75の間には、板状のスライダ71をスライド移動可能に取り付けている。スライダ71は、前後方向の両側面にスライダ溝75に係合する係合突起72を備えており、これによってスライダ71がスライダ溝75に沿って安定して平行移動するようにしている。
スライダ71の上面には、弦巻バネ14の一端を接続するバネ係止突起12を備えている。弦巻バネ14の他端は、プレート11の上面に備えたバネ係止突起23に接続している。
スライダ71の底面には、ローラ33を上下方向を回転軸として軸支している。
従って、ローラ33はスライダ71とともに平行移動することができる。
また、プレート11の底面には、第1実施例で説明したローラ19,24及び抜け止め突起18を、同様の配置で備えている。
携帯電話1とガイド機構40については、第1実施例と同一のものを使用する。
以上の構成により、図15の動作説明図に示すように、カバー側筐体2と本体側筐体3のスライド移動を付勢することができる。
詳述すると、カバー側筐体2と本体側筐体3を閉位置(図8の(A))とした状態では、図15の(A)の斜視図に示すように、付勢機構10が最も手前に移動した位置となっている。
このとき、スライダ71は、弦巻バネ14の付勢力によって、スライダ溝75の最も左側の位置で停止している。ローラ33は、付勢用レール57の凹部63に当接して停止している。
カバー側筐体2と本体側筐体3を中立位置(図8の(B))までスライド移動させて半開位置にすると、図15の(B)の斜視図に示すように、付勢機構10が中央に移動した位置となる。
このとき、スライダ71は、弦巻バネ14の付勢力に逆らって、スライダ溝75の最も右側の位置で停止している。ローラ33は、付勢用レール57の凸部58に当接して停止している。
ここから更にカバー側筐体2と本体側筐体3を開方向へスライドさせると、弦巻バネ14の付勢力により、ローラ33が付勢用レール57の斜面を移動し、自動で全開位置まで移動することとなる。
この全開位置(図8の(C))までスライド移動させると、図15の(C)の斜視図に示すように、付勢機構10が最も奥に移動した位置となる。
このとき、スライダ71は、弦巻バネ14の付勢力によって、スライダ溝75の最も左側の位置で停止している。ローラ33は、付勢用レール57の凹部55に当接して停止している。
このように、ローラ33を平行移動させるタイプのスライド機構9でも、第1実施例と同様の動作、及び効果を得ることができる。
なお、第1実施例と同一の構成要素については、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
次に、第4実施例として、開方向と閉方向とで、付勢力により自然に滑り出す位置が異なるスライド機構9について、図16の右上から見た斜視図、図17の左上から見た斜視図、及び図18の説明図と共に説明する。
このスライド機構9は、前述した第3実施例とは、カムプレート51の付勢用レール57、及びスライダ71へのローラ33の取り付け部が異なり、カムプレート51の右側に変段用プレート84を備えて構成している。
図16に示したスライダ71には、上下方向に長いシャフト80を上下動可能に挿通しており、このシャフト80の下端にローラ33を回動可能に軸支している。これにより、ローラ33が軸芯方向である上下方向に平行移動可能なようにしている。
シャフト80の下端近傍には、右方向(付勢用レール57の高さ方向)へ凸となるよう棒状のガイドピン82を、変段用バネ81を介在させて備えている。これにより、ガイドピン82の突出距離が幅方向(付勢用レール57の高さ方向)に変化可能とし、また右側(付勢用レール57の高さ方向)へ向けてガイドピン82を付勢するようにしている。
変段用プレート84は、図17の斜視図に示すように、前後方向に長いループ状のガイドカム溝85を、左側面、すなわち付勢用レール57(57a,57b)との対向面に備えている。
詳述すると、図18の(A)の左側面図に示すように、ガイドカム溝85の底面には、前後方向(図18の左右方向)に長い直線状の開移動レール85cと閉移動レール85bとを上下に平行に備えている。
開移動レール85cと閉移動レール85bの各奥側の端部は、開閉切替レール85aで半円状に接続している。
開移動レール85cと閉移動レール85bの各手前側の端部は、閉開切替レール85dで半円状に接続している。
ここで、奥側は図17の左上側、手前側は図17の右下側に各々相当する。
開移動レール85cは、図18の(B)の平面一部断面図に点線で示すように、手前(図18の右側)から奥(図18の左側)へ行くに従って付勢用レール57に近づくよう傾斜させている。
閉移動レール85bは、図18の(B)の平面一部断面図(図18の(A)のC−C断面)に実線で示すように、奥から手前へ来るに従って付勢用レール57に近づくよう傾斜させている。
開閉切替レール85aは、開移動レール85cの奥側端から閉移動レール85bの奥側端へ向けて傾斜し、閉移動レール85bの奥側端が落ち込むように鉛直にして段差を設けている。すなわち、ガイドカム溝85において、奥側端(図18の左側)では、上段の閉移動レール85bの方が下段の開移動レール85cよりも深くなっている。
閉開切替レール85dは、閉移動レール85bの手前側端から開移動レール85cの手前側端へ向けて傾斜し、開移動レール85cの手前側端が落ち込むように鉛直にして段差を設けている。すなわち、ガイドカム溝85において、手前側端(図18の右側)では、下段の開移動レール85cの方が上段の閉移動レール85bよりも深くなっている。
このガイドカム溝85の形状により、開動作では、閉開切替レール85dの段差(いわゆるハードカム機構)があるため、ガイドピン82(図16、図17)の先端が必ず開移動レール85cに沿って移動する。そして、全開位置まで行くと、変段用バネ81の付勢力によってガイドピン82が開閉切替レール85a上を滑り、閉移動レール85bの奥側端に落ち込んで停止する。開閉切替レール85aにおいて、変段用バネ81に付勢されたガイドピン81は段差の落ち込む方向にのみ移動するため、開移動レール85cの方へ戻ることはない。
従って、閉動作では、開閉切替レール85aの段差があるため、ガイドピン82は必ず閉移動レール85bに沿って移動する。そして、全閉位置まで行くと、変段用バネ81の付勢力によってガイドピン82が閉開切替レール85d上を滑り、開移動レール85cの手前側端に落ち込んで停止する。
続いて、再度の開動作では、閉開切替レール85dの段差があるため、ガイドピン82は必ず開移動レール85cに沿って移動する。
このように、ガイドピン82は、開移動ではガイドカム溝85の下段を、閉移動ではガイドカム溝85の上段を移動することとなる。ローラ33は、ガイドピン82の上下動と共に上下動するため、同様に開移動ではガイドカム溝85の下段に、閉移動ではガイドカム溝85の上段に対応して移動することとなる。
カムプレート51の付勢用レール57は、図16に示したように、付勢機構10(カバー側筐体2)を開移動させる際に作用する下段側の開付勢用レール57bと、閉移動させる際に作用する上段側の閉付勢用レール57aとを、上下方向に重ねて形成している。
閉付勢用レール57aと開付勢用レール57bは、いずれも右側に凸な山型に形成している。そして、図19のガイド機構40の平面図に示すように、閉付勢用レール57aの頂点となる凸部58aが、開付勢用レール57bの頂点となる凸部58bより奥側にくるように、頂点位置をスライド方向に異ならせて構成している。
なお、第3実施例と同一の構成要素については、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
以上の構成により、開動作では、ローラ33が開付勢用レール57b上を転動し、閉動作では、ローラ33が閉付勢用レール57a上を転動することとなる。
開付勢用レール57bは、凸部58bを中央より手前側(閉位置側)に設けているため、利用者がカバー側筐体2を少し開移動させれば、ローラ33が凸部58bを乗り越え、後は自動で全開位置まで移動する。
また、閉付勢用レール57aは、凸部58aを中央より奥側(開位置側)に設けているため、利用者がカバー側筐体2を少し閉移動させれば、ローラ33が凸部58aを乗り越え、後は自動で全閉位置まで移動する。
このように、開動作でも閉動作でも、少し手で移動させれば後は自動で移動させることが可能となり、利用者の操作感を向上させることができる。
なお、ガイドカム溝85をスライダ71の上方あるいは下方に備え、このガイドカム溝85内で上向きあるいは下向きのガイドピン82を移動させる構成としても良い。
この場合は、ローラ33の上下動を直接的に行うことができ、付勢用レール57の段切替を行う際に、力のかかる方向を一方向にして安定して動作させることができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明のカバーは、実施形態のカバー側筐体2に対応し、
以下同様に、
本体は、本体側筐体3に対応し、
付勢手段は、弦巻バネ14に対応し、
スライド回転体は、ローラ19,24に対応し、
当接体及び回転体は、ローラ33に対応し、
スライドガイドは、スライド用レール42に対応し、
カムは、カムプレート51に対応し、
ガイドレールは、付勢用レール57、閉付勢用レール57a及び開付勢用レール57bに対応し、
変段手段は、シャフト80、変段用バネ81、ガイドピン82、及びガイドカム溝85に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
携帯電話の斜視図。 携帯電話を分解して説明する説明図。 スライド機構の分解斜視図。 付勢機構の斜視図。 スライド機構の斜視図。 スライド機構を一部横断して示す平面図。 スライド機構を一部縦断して示す正面図。 携帯電話のスライド開閉を平面図により説明する説明図。 スライド機構のスライド開閉を平面図により説明する説明図。 スライド機構のスライド開閉を一部縦断して示す平面図により説明する説明図。 第2実施例のカムプレートを示す斜視図。 第2実施例のスライド機構を示す斜視図。 第2実施例の携帯電話のスライド開閉を平面図により説明する説明図。 第3実施例の付勢機構の斜視図。 第3実施例のスライド開閉をスライド機構の斜視図により説明する説明図。 第4実施例のスライド機構を右上から見た分解斜視図。 第4実施例のスライド機構を左上から見た分解斜視図。 第4実施例のガイドカム溝を説明する説明図。 第4実施例のレールプレート、カムプレート及び変段用プレートの平面図。 従来の携帯電話のスライド開閉を平面図により説明する説明図。
符号の説明
1…携帯電話
2…カバー側筐体
3…本体側筐体
9…スライド機構
14…弦巻バネ
19,24…ローラ
28…アーム
33…ローラ
42…スライド用レール
51…カムプレート
57…付勢用レール
57a…閉付勢用レール
57b…開付勢用レール
80…シャフト
81…変段用バネ
82…ガイドピン
85…ガイドカム溝

Claims (8)

  1. 本体とカバーとを重ね合わせたままの状態で前後方向にスライド移動させるスライド機構であって、
    前記本体とカバーのいずれか一方側に、スライド方向に沿って高さが変化するガイドレールを有するカムを備え、
    他方側に、前記ガイドレールに当接する当接体を備え、
    該当接体を前記ガイドレールへ向けて付勢する付勢手段を備えた
    スライド機構。
  2. 前記当接体を、前記ガイドレールに沿って転動する回転体で形成した
    請求項1記載のスライド機構。
  3. 前記カムを備えた本体又はカバー側に、スライド方向に沿ったスライドガイドを前記カムと並設し、
    前記当接体を備えたカバー又は本体側に、上記スライドガイドに当接し該スライドガイドに沿って転動するスライド回転体を備え、
    該スライド回転体と上記スライドガイドとの位置関係を、前記当接体が前記ガイドレールに当接する方向と逆方向の側から上記スライド回転体が上記スライドガイドに当接する位置関係に構成した
    請求項1又は2記載のスライド機構。
  4. 前記当接体を備えたカバー又は本体側に、前記ガイドレールの高さ方向へ回動するアームを枢支し、
    該アームに前記当接体を取り付け、
    前記付勢手段の一端を上記アームに取り付けた
    請求項1、2又は3記載のスライド機構。
  5. 前記カムに、スライド方向に沿った高さの変化が異なる複数のガイドレールを、該ガイドレールの厚み方向へ多段に設け、
    スライド移動する毎に前記当接体を変段させて該当接体が当接するガイドレールを順番に変更させる変段手段を備えた
    請求項1から4のいずれか1つに記載のスライド機構。
  6. 前記ガイドレールを、山型に形成した
    請求項1から5のいずれか1つに記載のスライド機構。
  7. 前記ガイドレールを、スライド方向に連なった2つの山型に形成し、
    両山型の間の谷部に前記当接体が当接する位置を前記本体とカバーの閉位置とし、
    該閉位置から前記当接体が一方の山型を乗り越えた第1開位置と、逆方向である他方の山型を乗り越えた第2開位置との両方へスライド可能に構成した
    請求項1から6のいずれか1つに記載のスライド機構。
  8. 請求項1から7のいずれか1つに記載のスライド機構を用いた
    携帯端末。
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