JP2006185532A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
HDDを小型化しようとしても、回路基板上の素子配置の制約のため、更なる小型化が困難であるという課題がある。
【解決手段】
本発明にかかるHDD1は、HDC、MPU及びR/WチャネルのIC41と、MDUのIC42を有し、SPM開口部202及びキャリッジ軸受開口部203が設けられた回路基板20を備える。IC41は、筐体10の表面の短辺に平行な中心線ABに対してキャリッジ軸受凸部106の中心が設けられた側であり、かつ、筐体10の表面の長辺に平行な中心線CDを挟んでキャリッジ軸受凸部106の中心が設けられた側と反対側の回路基板20上に設けられる。IC42は、中心線CDに対してキャリッジ軸受凸部106の中心が設けられた側であって、かつ、筐体10の表面の長手方向において、SPM凸部105の中心とキャリッジ軸受凸部106の中心の間の回路基板20上に設けられる。
【選択図】 図4
HDDを小型化しようとしても、回路基板上の素子配置の制約のため、更なる小型化が困難であるという課題がある。
【解決手段】
本発明にかかるHDD1は、HDC、MPU及びR/WチャネルのIC41と、MDUのIC42を有し、SPM開口部202及びキャリッジ軸受開口部203が設けられた回路基板20を備える。IC41は、筐体10の表面の短辺に平行な中心線ABに対してキャリッジ軸受凸部106の中心が設けられた側であり、かつ、筐体10の表面の長辺に平行な中心線CDを挟んでキャリッジ軸受凸部106の中心が設けられた側と反対側の回路基板20上に設けられる。IC42は、中心線CDに対してキャリッジ軸受凸部106の中心が設けられた側であって、かつ、筐体10の表面の長手方向において、SPM凸部105の中心とキャリッジ軸受凸部106の中心の間の回路基板20上に設けられる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、磁気ディスク装置に関し、特に、回路基板上の素子配置を効率化した磁気ディスク装置に関する。
情報処理装置の内部又は外部に設けられる記録メディア・ドライブとして、光ディスクや磁気テープなどの様々な記録媒体を使用する装置が知られている。その中で、ハードディスクドライブ(HDD)は、情報処理装置の記憶装置として広く普及し、現在の情報処理システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。更に、HDDの用途は情報処理装置にとどまらず、動画像記録再生装置、カーナビゲーション・システム、デジタル・カメラ、これらに使用されるリムーバブルメモリなど、益々拡大している。
HDDで使用される磁気ディスクは、同心円状に形成された複数のトラックを有しており、各トラックは複数のセクタに区分されている。各セクタにはセクタのアドレス情報と、ユーザ・データとが記憶される。ヘッドがセクタのアドレス情報に従って所望のセクタにアクセスすることによって、セクタへのデータ書き込みあるいはセクタからのデータ読み出しを行うことができる。データ読み出し処理において、ヘッドが磁気ディスクから読み出した信号は、HDDの回路基板上に設けた信号処理回路によって波形整形及び復号処理などの所定の信号処理が施され、ホストに送信される。ホストからの転送データは、信号処理回路によって同様に所定処理された後、磁気ディスクに書き込まれる。
このようなHDDについては、従来から小型化が図られてきた。例えば、直径26〜28mm程度の磁気ディスクを使用した、いわゆる1インチ型HDD(1.0型HDDと呼ばれることもある)や更に小型の0.85インチ型HDDが登場している。これらの小型HDDは、磁気ディスクのみならず、スピンドルモータ(SPM)、アクチュエータ、ボイスコイルモータ(VCM)等の機構部の小型化、回路基板に搭載されるハードディスク・コントローラ(HDC)等の信号処理回路の小型化によって実現されている。
また、これらの小型HDDは、薄型化のために回路基板に開口部を設け、SPM及びアクチュエータの回転軸を収容するために生じる筐体の凸部を、回路基板の開口部に嵌め合わせて組み立てている。
現在では、HDDが携帯電話端末等の小型の携帯情報機器に搭載されるに至り、HDDの更なる小型・薄型化が望まれている。しかしながら、上述したように、小型HDDでは、薄型化のために回路基板に開口部を設けていることから、HDDの回路基板上の限られた領域にHDC等の回路を配置し、必要な配線を行わなければならない。このため、上述した小型HDDをさらに小型化しようとしても、回路基板上の素子配置の制約のために困難であるという課題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、回路基板上の素子配置を効率化し、更なる小型化が可能な磁気ディスク装置を提供することである。
本発明にかかる磁気ディスク装置は、長方形状の第1の表面に、円柱状の第1の凸部及び円柱状の第2の凸部を有する筐体を備え、また、ハードディスク・コントローラ、MPU及びリード・ライト・チャネルを構成する第1の回路と、モータ・ドライブ・ユニットを構成する第2の回路を有し、円形状の第1の開口部及び円形状の第2の開口部が設けられた回路基板を備える。前記第1の凸部の中心は、前記第1の表面の短辺に平行な中心線上又は当該中心線から偏移した位置に設けられ、前記第2の凸部の中心は、前記第1の表面の短辺に平行な中心線を挟んで前記第1の凸部の中心が設けられた側と反対側であって、前記第1の表面の長辺に平行な中心線上又は当該中心線から偏移した位置に設けられる。前記回路基板は、前記第1の開口部と前記第1の凸部が嵌合した状態かつ前記第2の開口部と前記第2の凸部が嵌合した状態で前記筐体の前記第1の表面に固定される。前記第1の回路の中心は、前記第1の表面の短辺に平行な中心線に対して前記第2の凸部の中心が設けられた側であり、かつ、前記第1の表面の長辺に平行な中心線を挟んで前記第2の凸部の中心が設けられた側と反対側の前記回路基板上に設けられ、前記第2の回路の中心は、前記第1の表面の長辺に平行な中心線に対して前記第2の凸部の中心が設けられた側であって、かつ、前記第1の表面の長手方向において、前記第1の凸部の中心と前記第2の凸部の中心の間の前記回路基板上に設けられる。このような構成により、回路基板上の回路配置を効率化できるため、回路基板のサイズを縮小して、磁気ディスク装置の小型化が可能となる。
なお、前記第1の回路は、四角形状のパッケージに封止されており、前記回路基板に固定された状態において前記第2の開口部に近接する当該パッケージの第1辺側に、前記第2の回路との接続配線が設けられ、前記第1辺と垂直であって、前記第1の開口部に近接する当該パッケージの第2辺側に、外部のホストとの接続配線が設けられ、前記第2辺に対向し、前記回路基板の縁辺に近接する当該パッケージの第3辺側に、前記筐体内のアーム電子回路との接続配線が設けられるようにしてもよい。このような構成により、回路間の配線長を短くすることができる。
また、前記第1の回路に近接する前記第1の表面の長手方向の縁辺と、前記第1の回路との間の前記回路基板上の領域に、前記第1の回路に対するテスト・パッドを設けることとしてもよい。このような構成により、テスト・パッドを設ける場合にも回路基板のサイズを縮小できる。
さらに、前記第2の回路は、四角形状のパッケージに封止され、当該パッケージの縁辺の延長線が前記第1の表面の縁辺と斜交するように、前記回路基板上に配置してもよい。このような構成より、前記第2の回路を前記第1の開口部と前記第2の開口部の間の限られた基板領域に効率よく配置し、回路基板のサイズをさらに縮小できる。
さらにまた、上述した磁気ディスク装置は、前記回路基板上に、前記第1の回路と外部のホストを接続するための接続端子を備え、前記接続端子は、前記第1の表面の短辺に平行な中心線に対して前記第2の開口部の中心が設けられた側であり、かつ、前記第1の表面の長辺に平行な中心線に対して前記第2の開口部の中心が設けられた側の前記回路基板上に配置することとしてもよい。
本発明にかかる別の磁気ディスク装置は、長方形状の第1の表面に、円柱状の第1の凸部及び円柱状の第2の凸部を有する筐体を備え、また、円形状の第1の開口部が設けられた回路基板を備える。前記第1の凸部の中心は、前記第1の表面の短辺に平行な中心線上又は当該中心線から偏移した位置に設けられ、前記第2の凸部の中心は、前記第1の表面の短辺に平行な中心線を挟んで前記第1の凸部の中心が設けられた側と反対側であって、前記第1の表面の長辺に平行な中心線上又は当該中心線から偏移した位置に設けられる。前記回路基板は、前記第1の開口部と前記第2の凸部が嵌合した状態で前記筐体の前記第1の表面に固定され、ハードディスク・コントローラ、MPU及びリード・ライト・チャネル及びモータ・ドライブ・ユニットを構成する第1の回路が、前記第1の表面の短辺に平行な中心線に対して前記第2の凸部の中心が設けられた側であり、かつ、前記第1の表面の長辺に平行な中心線を挟んで前記第2の凸部の中心が設けられた側と反対側の前記回路基板上に設けられ、前記ハードディスク・コントローラと外部のホストを接続するための接続端子が、前記第1の表面の長手方向において、前記第1の凸部の中心に対して前記第2の凸部の中心の位置する側の前記回路基板上に設けられる。このような構成により、回路基板上の回路配置を効率化できるため、回路基板のサイズを縮小して、磁気ディスク装置の小型化が可能となる。
ここで、前記回路基板は、前記第1の表面の一部を覆うように設けることができる。このような構成により、回路基板のサイズを縮小できるため、基板コストを削減することができる。
また、前記接続端子は、前記第1の表面の短辺に平行な中心線に対して前記第2の開口部の中心が設けられた側であり、かつ、前記第1の表面の長辺に平行な中心線に対して前記第2の開口部の中心が設けられた側の前記回路基板上に配置することが望ましい。
このような、接続端子の配置によって、前記回路基板は、前記第1の表面のうち、前記第1の表面の長手方向において、前記第1の凸部の中心より前記第2の凸部の中心の位置する側のみを覆うように設けられることができる。このような構成により、回路基板のサイズをさらに縮小することができる。
なお、上述した本発明にかかる磁気ディスク装置は、1.0型HDDとすることができ、さらに、前記第1の表面の短辺が約30mm、長辺が約40mmとすることができる。
本発明により、磁気ディスク装置を構成する回路基板上の回路配置を効率化し、回路基板のサイズを縮小することができるため、磁気ディスク装置の小型化が可能となる。
発明の実施の形態1.
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施の形態では、直径27.5mmの磁気ディスクを用いた1インチ型HDDに本発明を適用することによって、外形寸法を縦30mm×横40mm×高さ5mmとした1インチ型HDDについて説明する。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施の形態では、直径27.5mmの磁気ディスクを用いた1インチ型HDDに本発明を適用することによって、外形寸法を縦30mm×横40mm×高さ5mmとした1インチ型HDDについて説明する。
図1は、本実施の形態にかかるHDD1の概略構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、HDD1は、密閉された筐体10内に、記録メディアの一例である磁気ディスク11、ヘッド12、アーム電子回路(アームエレクトロニクス:AE)13、スピンドルモータ(SPM)14、及びボイスコイルモータ(VCM)15を有する。
また、HDD1は、筐体10の外側に固定された回路基板20を有する。回路基板20は、リード・ライト・チャネル(R/Wチャネル)21、モータドライバユニット(MDU)22、ハードディスク・コントローラ(HDC)/MPU集積回路(以下、HDC/MPU)23、及びメモリの一例としてのRAM24などの各ICを備える。なお、これらの回路は一つのICに集積すること、又は複数のICに分けて実装することができる。
ホスト25からの書き込みデータは、HDC/MPU23によって受信され、R/Wチャネル21及びAE13を介して、ヘッド12によって磁気ディスク11に書き込まれる。また、磁気ディスク11に記憶されているデータは、ヘッド12によって読み出され、読み出しデータは、AE13及びRWチャネル21を介して、HDC/MPU23からホスト25に出力される。ここでホスト25とは、HDD1の外部に存在し、HDD1に対してデータの保存及び読み出しの指示を行う携帯情報機器、PC等の上位装置である。
次に、HDD1の各構成要素について説明する。まず、図2を参照して、磁気ディスク11及びヘッド12の駆動機構の概略を説明する。磁気ディスク11は、SPM14のハブに固定されている。SPM14は所定の速度で磁気ディスク11を回転する。HDC/MPU23からの制御データに従って、モータドライバユニット22がSPM14を駆動する。本例の磁気ディスク11は、データを記録する記録面を両面に備え、各記録面に対応するヘッド12(図1参照)が設けられている。
各ヘッド12(図1参照)はスライダ16に固定され、スライダ16は、サスペンション18の先端部分に固定されている。また、サスペンション18はキャリッジ17に固定されている。キャリッジ17はVCM15に固定され、VCM15が揺動することによって、サスペンション18、スライダ16及びヘッド12を移動する。モータドライバユニット22は、HDC/MPU23からの制御データに従って、VCM15を駆動する。
磁気ディスク11からのデータの読み取り/書き込みのため、キャリッジ17は回転している磁気ディスク11表面のデータ領域上にスライダ16及ヘッド12を移動する。キャリッジ17が揺動することによって、スライダ16及ヘッド12が磁気ディスク11の表面の半径方向に沿って移動する。これによって、ヘッド12が所望の領域にアクセスすることができる。
磁気ディスク11に対向するスライダ16のABS(Air Bearing Surface)面と回転している磁気ディスク11との間の空気の粘性による圧力が、サスペンション18によって磁気ディスク11方向に加えられる力とバランスすることによって、ヘッド12が磁気ディスク11上を一定のギャップを置いて浮上する。
続いて、図1に戻って、各回路部の説明を行う。AE13は、複数のヘッド12の中からデータ・アクセスが行われる1つのヘッド12を選択し、選択されたヘッド12のリードヘッドにより再生される再生信号を一定のゲインで増幅(プリアンプ)し、R/Wチャネル21に送る。また、R/Wチャネル21からの記録信号を、選択されたヘッド12のライトヘッドへ送る。
R/Wチャネル21は、ホスト25から転送されたデータについて、ライト処理を実行する。また、ホスト25にデータを供給する際にはリード処理を行う。ライト処理においては、R/Wチャネル21はHDC/MPU23から供給されたライト・データをコード変調し、更にコード変調されたライト・データをライト信号(電流)に変換してAE13に供給する。リード処理においては、R/Wチャネル21はAE13から供給されたリード信号を一定の振幅となるように増幅し、取得したリード信号からデータを抽出し、デコード処理を行う。読み出されるデータは、ユーザ・データとサーボ・データを含む。デコード処理されたリード・データは、HDC/MPU23に供給される。
HDC/MPU23は、MPUとHDCが一つのチップに集積された回路である。MPUは、RAM24にロードされたマイクロ・コードに従って動作する。HDD1の起動に伴い、RAM24には、MPU上で動作するマイクロ・コードの他、制御及びデータ処理に必要とされるデータが磁気ディスク11あるいはROM(不図示)からロードされる。HDC/MPU23は、ヘッド12のポジショニング制御、インターフェース制御、ディフェクト管理などのデータ処理に関する必要な処理の他、HDD1の全体制御を実行する。
HDC/MPU23は、ホスト25との間のインターフェース機能を備えており。ホスト25から伝送されたユーザ・データ及びリード・コマンドやライト・コマンドといったコマンドなどを受信する。受信したユーザ・データは、R/Wチャネル21に転送される。また、R/Wチャネル21から取得した磁気ディスクからの読み出しデータを、ホスト25に伝送する。更に、HDC/MPU23は、ホスト25から取得した、あるいは、磁気ディスク11から読み出したユーザ・データについて、誤り訂正(ECC)のための処理を実行する。
R/Wチャネル21によって読み出されるデータは、ユーザ・データの他に、サーボ・データを含んでいる。HDC/MPU23は、サーボ・データを使用したヘッド12の位置決め制御を行う。HDC/MPU23からの制御データはモータドライバユニット22に出力される。モータドライバユニット22は制御信号に応じて駆動電流をVCM15に供給する。また、HDC/MPU23は、サーボ・データを使用して、データのリード/ライト処理の制御を行う。
次に、本実施の形態にかかるHDD1の物理的な構成について説明する。図3は、HDD1の分解斜視図である。上述した筐体10は、ベース101とトップカバー102より構成される。ベース101は、磁気ディスク11、ヘッド12(不図示)、SPM14、VCM15、キャリッジ17等の構成部品を収容し、ベース101の上部開口を塞ぐトップカバー102とガスケット(不図示)を介してビス止め等により固定することによって、各構成部品を密閉状態で収容することができる。
一方、回路基板20には、回路基板20上のR/Wチャネル21と筐体10内のAE13を電気的に接続するための配線コネクタ201、並びに、回路基板20上のMDU22と筐体10内のSPM14及びVCM15とを電気的に接続するための配線コネクタ204が設けられている。なお、R/Wチャネル21及びMDU22は、配線コネクタ201が設けられた回路基板20の表面の反対側の面に配置され、AE13は、筐体10内の金属板103の下に設けられるため、図3には示していない。また、HDC/MPU23、RAM24等のICについても、R/Wチャネル21及びMDU22と同様に、図3に示した回路基板20の表面に対して反対側の面上に設けられる。
また、ベース101の回路基板20との接合面は平坦ではなく凹凸があり、特に、SPM12が固定される部分とキャリッジ17の軸受部分とが、筐体10の外部に円柱状に突出したSPM凸部105(図4参照)及びキャリッジ軸受凸部106(図4参照)を有している。このような形状のベース101と回路基板20を接合したHDD1の厚みを抑えるため、回路基板20には、2つの開口部が設けられている。HDD1を組み立てる場合は、ベース101のSPM凸部105が回路基板20のSPM開口部202に嵌合し、キャリッジ軸受凸部106が回路基板20のキャリッジ軸受開口部203に嵌合するように、ベース101と回路基板20を固定する。なお、ベース101と回路基板20とは、例えばビス止めにより固定される。
続いて以下では、回路基板20に対するHDC/MPU23等のICの配置について、図4を用いて説明する。図4は、HDD1を組み立てた状態で回路基板20側から見た外観図である。
回路基板20は筐体10を構成するベース101の長方形状の表面を覆うように固定される。図4に示すように、回路基板20のSPM開口部202及びキャリッジ軸受開口部203は、ベース101の2つの凸部(SPM凸部105及びキャリッジ軸受凸部106)に嵌め合わされている。ここで、SPM開口部202及びキャリッジ軸受開口部203の回路基板20上での位置は、筐体10内におけるSPM14等の各要素の配置の制約から大まかに定まるものである。具体的には、磁気ディスク11の中心が筐体10の長手方向を2等分する中心線、換言するとベース101の長方形状の表面の短辺に平行な中心線(図4のAB間を結ぶ中心線AB)の線上又は当該中心線ABから偏移した位置に配置される。キャリッジ16、VCM15等のその他の構成要素を効率よく筐体10内に配置するためである。なお、SPM14の中心は磁気ディスク11の中心と一致するから、SPM14の中心も同様に、筐体10を短手方向に2等分する中心線AB上又は当該中心線ABから偏移した位置に配置される。
また、キャリッジ16の回動軸104は、磁気ディスク11及びSPM14の中心位置と、筐体10を短手方向に2等分する中心線ABを挟んで反対側に偏移した位置に配置される。HDD1を小型化し、筐体10の長手方向の寸法が磁気ディスク11の直径の2倍以下となる場合には、SPM開口部202及びキャリッジ軸受開口部203の回路基板20上での位置は必然的にこのようなレイアウトとなる。さらに、キャリッジ16及びVCM15を筐体10内に効率よく収容するために、回動軸104の位置は、筐体10の短手方向を2等分する中心線、換言するとベース101の長方形状の表面の長辺に平行な中心線(図4のCD間を結ぶ中心線CD)の線上又は当該中心線CDから偏移した位置に配置される。
上述した筐体10内におけるSPM14、回動軸104等の配置の制約によって、回路基板20に設けるSPM開口部202及びキャリッジ軸受開口部203の配置が定まる。つまり、図4に示すとおり、SPM開口部202の中心が、筐体10の長手方向を2等分する中心線AB上又は当該中心線ABから偏移した位置に設けられる。また、キャリッジ軸受開口部203の中心は、SPM開口部202の中心位置と中心線ABを挟んで反対側に偏移した位置に配置され、かつ、筐体10の短手方向を2等分する中心線CD上又は当該中心線CDから偏移した位置に配置される。
このようなSPM開口部202及びキャリッジ軸受開口部203の配置によって、中心線ABに対してキャリッジ軸受開口部203の中心が配置された側であり、中心線CDに対してキャリッジ軸受開口部203の中心が存在しない側の回路基板20上、つまり、図4の回路基板20の右下部分に比較的大きな基板領域が存在することになる。
回路基板20に配置する主要な回路は、R/Wチャネル21、MDU22、HDC/MPU23、RAM24である。上述したように、これらの回路は、一つのICに集積すること、又は複数のICに分けて実装することが可能である。また、この他に、マイクロ・コード等を格納するROM、ホスト25とHDC/MPU23の間を接続するための配線コネクタ、コンデンサ等が回路基板20に配置される。このうち、回路基板20の小型化を図る場合には、ICサイズが大きくレイアウト時の制約が大きいR/Wチャネル21、MDU22、HDC/MPU23をどのように配置するかが問題となる。
本実施の形態の回路基板20では、図4に示すように、図4の右下部分の比較的大きな基板領域にIC41を配置する。IC41の配置を詳述すると、筐体10の長手方向を2等分する中心線ABを挟んでSPM開口部202の中心位置と反対側に偏移した位置であり、かつ、筐体10の短手方向を2等分する中心線CDを挟んでキャリッジ軸受開口部203の中心位置と反対側に偏移した位置に、IC41の中心が位置するように配置される。
また、IC42は、筐体10の長手方向において、SPM開口部202の中心及びキャリッジ軸受開口部203の中心の間であって、筐体10の短手方向においては、キャリッジ軸受開口部203の中心を設けた側の回路基板20の縁辺とキャリッジ軸受開口部203の中心の間の位置にIC42の中心が位置するように配置する。
ここで、IC41は、R/Wチャネル21、HDC/MPU23及びRAM24をIC化したものである。IC41は、SoC(System on a Chip)技術により、1つのシリコンチップ上に全ての機能を集積することとしても良いし、SiP(System in a Package)あるいは MCM(Multi-Chip Module)と呼ばれる技術によって、R/Wチャネル21、HDC/MPU23及びRAM24の機能を有するベアチップを単一のパッケージに封止することによって形成しても良い。このような実装は、個別にパッケージした複数のICを配置する場合に比べて、パッケージ寸法の削減、IC間の配線の削減、配線距離の短縮といった利点がある。一方、IC42は、MDU22の機能を有するICである。
なお、IC42は、図4に示すように、ICパッケージの一角を、SPM開口部202とキャリッジ軸受開口部203の間に差し込み、差し込んだIC42のパッケージの2つの辺がそれぞれ、SPM開口部202及びキャリッジ軸受開口部203に近接するように配置すると良い。換言すると、IC42の四角形状のパッケージの縁辺の延長線が、回路基板20の縁辺と斜交するように配置すると良い。具体的には、IC42の四角形状のパッケージの縁辺の延長線と、回路基板20の短手方向の中心線ABとがなす角度が、約45度になるように配置すれば良い。このような配置によって、SPM開口部202とキャリッジ軸受開口部203が近接している場合にも、SPM開口部202とキャリッジ軸受開口部203の間の領域を利用してIC42を効率よく配置することができ、回路基板20の短手方向の寸法を縮小することが可能となるためである。
従来は、例えば、奥行約35mm×幅約40mmの回路基板60において、図6に示すように配置していた。HDC/MPU23とRAM24を集積したIC61を、回路基板20のIC41に相当する位置に配置し、R/Wチャネル21のIC62を、回路基板20のIC42に相当する位置に配置していた。さらに、MDU22のIC63を、IC63の中心が、図6のSPM開口部602の下側の基板領域に含まれる位置に配置していた。ここで、SPM開口部602の下側の基板領域とは、回路基板60の短手方向において、SPM開口部602の設けられた範囲内に含まれる基板領域である。このようなSPM開口部602の下側の位置へのIC63の配置は、回路基板の短手方向の長さに余裕があるために可能であった。また、IC64は、マイクロ・コード等を格納したROMであり、SPM開口部602の上側の位置に配置される。
このような従来の配置に対して、本実施の形態にかかる回路基板20は、R/Wチャネル21、HDC/MPU23、RAM24をIC41として単一パッケージ化し、IC41及びIC42を効率的に配置した。具体的には、R/Wチャネル21、MDU22及びHDC/MPU23の回路素子はサイズが大きいため、これらを回路素子の中心が、図4におけるSPM開口部202の上側及び下側の基板領域含まれる位置に配置しないように、回路素子の配置を効率化した。ここで、SPM開口部202の上側及び下側の基板領域とは、回路基板20の短手方向において、SPM開口部202の設けられた範囲内に含まれる基板領域である。このような回路配置によって、回路基板20は、上述した従来の回路基板では約35mmであった短手方向の寸法を、大幅に縮小することが可能となった。
回路基板20によって実現された1インチ型HDD1の外形寸法は、幅(図4のL1)が40mm、奥行(図4のL2)が30mmであり、高さは5mmである。ここで、30mmは、直径27.5mmの磁気ディスク11を使用する場合に、生産性等を考慮した妥当かつ最小の寸法である。一方、40mmは、直径27.5mmの磁気ディスク11を使用する場合に、HDDのその他の機構部を筐体10内に収めるために必要な妥当かつ最小の寸法である。このため、HDD1の具体的寸法である奥行30mm×幅40mm×高さ5mmは一例であって、筐体10内の配置設計によっては、例えば奥行きを約29mm、幅を約39mmとする等、上記の寸法をさらに小さくすることもできる。逆に、生産性をより考慮した結果、回路基板20の回路配置を採用した上で、HDDのサイズは多少大きなサイズ、例えば、奥行31mm×幅41mm等の寸法が採用される場合もある。
また、回路基板20上には、上述したIC41及び42の他に、マイクロ・コード等を格納するROM43、ホスト25とIC41の間を接続するための配線コネクタ44、コンデンサ等(不図示)が配置される。なお、これらのIC・部品サイズは、IC41及びIC42に比べるとサイズが小さいため、回路基板20上での配置の自由度が大きい。したがって、これらの部品は、IC41、IC42との配線長等の要素を考慮して、回路基板20上の配置可能な領域に配置することとすればよい。なお、ホスト25とIC41の間を接続する際は、配線コネクタ44を設けず、配線が基板に直接接続される場合もある。要するに、当該位置にホスト25との接続端子が設けられることになる。
回路基板20の配線レイアウトについて説明する。配線長が長くなると、寄生インダクタンス、寄生容量の影響で配線負荷が増え、信号遅延時間が大きくなるため、配線長は短いほうが望ましい。この観点から、本実施の形態にかかる回路基板20は、図4に示す回路配置を採用した上で、以下のように配線を行った。
キャリッジ軸受開口部203に近接するIC41のパッケージの第1辺側に、MDU22であるIC42との配線461を設ける。また、第1辺と垂直な辺であって、SPM開口部202と近接するIC41のパッケージの第2辺側に、ホスト装置に対する接続端子44との配線462を設ける。さらに、第2辺と平行な辺であって、回路基板20の縁辺に近接するIC41のパッケージの第3辺側に、筐体10内のAE13を電気的に接続するための配線コネクタ201との配線463を設ける。さらにまた、第1辺と平行な辺であって、回路基板20の縁辺に近接するIC41のパッケージの第4辺側に、回路基板20の端部に設けた複数のテスト・パッド45との配線464を設ける。なお、図4では配線461乃至464を模式的に示しているが、配線461乃至464は、回路基板20の表面に多層配線される場合が通常であり、また、IC41及びIC42が配置された面とは反対側の基板面に設けられる場合もある。
なお、従来例として上述した奥行約35mm×幅約40mmの回路基板60では、IC61を回路基板20のIC41に相当する位置に配置し、IC61とキャリッジ軸受開口部603の間の回路基板上に、HDC/MPU23の試験用の複数のテスト・パッド65を設ける場合があった。また、IC61の配線は、以下に示すようになっていた。キャリッジ軸受開口部603に近接するIC61のパッケージの第1辺側に、R/Wチャネル21であるIC62との配線661及びテスト・パッド65との配線662を設けていた。また、第1辺と垂直な辺であって、SPM開口部602と近接するIC61のパッケージの第2辺側に、MDU22であるIC63との配線663を設けていた。さらに、第2辺と平行な辺であって、回路基板60の縁辺に近接するIC61のパッケージの第3辺側には、AE13を電気的に接続するための配線664を設けていた。さらにまた、第1辺と平行な辺であって、回路基板60の縁辺に近接するIC61のパッケージの第4辺側には、外部のホスト25と接続するための配線665を設けていた。
従来の回路基板60のように、IC61とキャリッジ軸受開口部603の間の回路基板上に、テスト・パッド65を設けた場合は、テスト・パッド65の配置が回路基板60の小型化を制限するという問題があった。これに対して、本実施の形態にかかるHDD1が備える回路基板20は、ホスト25との接続用配線462をIC41の第2辺側に移動し、IC41の第4辺側に生じた空き領域にテスト・パッド45を設けたため、IC41をキャリッジ軸受開口部203により近接させて配置することが可能である。これにより、回路基板20の長手方向の寸法を縮小し、HDD1の小型化を達成することができる。
なお、上述した説明では、回路基板20に、R/Wチャネル21、HDC/MPU23、RAM24を1つのパッケージに封止したIC41を配置することとした。しかしながら、必ずしもこれらの回路を単一パッケージとする必要はなく、R/Wチャネル21、HDC/MPU23、RAM24の各回路を、IC41を配置した領域に設けることができれば、これらを別個にパッケージしたICとして配置しても構わない。
さらに、上述した説明では、回路基板20を、筐体10の有する長方形状の表面と同等の長方形状を有するものとして説明した。しかしながら、必ずしも、回路基板20の形状は長方形状である必要はない。要するに、本発明は、SPM凸部105とキャリッジ軸受凸部106が存在する筐体10の表面に回路基板20を固定する場合において、SPM14による凸部及びキャリッジ回動軸104の軸受け部の凸部、あるいは、これらと勘合するSPM開口部202及びキャリッジ軸受開口部203の配置を考慮したうえで、IC41及びIC42を効率よく配置することによって、回路基板の面性を縮小できる点が重要である。したがって、回路基板20において、上述したIC41及び42、配線コネクタ44、テスト・パッド45及び配線461乃至464の配置に影響しない部分の形状を長方形状から変更することとしても良く、回路基板20の形状が長方形状でない場合にも本発明は適用可能である。
発明の実施の形態2.
本実施の形態にかかるHDD2の外観を図5示す。図5は、HDD2を回路基板50側から見た外観図である。HDD2は、発明の実施の形態1にかかるHDD1が備える回路基板20と比べて、その幅を1/2に縮小した回路基板50を備えている点が特徴である。回路基板50について以下に説明する。なお、HDD2の備える筐体10の構造、構成要素は、上述したHDD1が備える筐体10の構造、構成要素と共通である。このほかにも、発明の実施の形態1にかかるHDD1が有する構成要素と共通するものには、同一の記号を付して説明を省略する。
本実施の形態にかかるHDD2の外観を図5示す。図5は、HDD2を回路基板50側から見た外観図である。HDD2は、発明の実施の形態1にかかるHDD1が備える回路基板20と比べて、その幅を1/2に縮小した回路基板50を備えている点が特徴である。回路基板50について以下に説明する。なお、HDD2の備える筐体10の構造、構成要素は、上述したHDD1が備える筐体10の構造、構成要素と共通である。このほかにも、発明の実施の形態1にかかるHDD1が有する構成要素と共通するものには、同一の記号を付して説明を省略する。
回路基板50の基板上には、IC51、43及び44、並びにテスト・パッド45が配置されている。また、回路基板20と同様の位置に、キャリッジ軸受開口部203が設けられている。
ここで、IC51は、R/Wチャネル21、HDC/MPU23及びRAM24に加えて、MDU22を1つのパッケージにIC化したものである。IC51は、例えば、SiP(System in a Package)技術により、R/Wチャネル21、MDU22、HDC/MPU23及びRAM24の機能を有するベアチップを単一のパッケージに封止することによって形成することができる。IC51は、回路基板20においてIC41が配置されていた領域に配置される。IC51の配置を詳述すると、筐体10の表面の短手方向を2等分する中心線、換言するとベース101の長方形状の表面の長辺に平行な中心線(図4のCD間を結ぶ中心線CD)を挟んでキャリッジ軸受開口部203の中心位置と反対側に偏移した位置に、IC51の中心が位置するように配置される。
IC43は、マイクロ・コード等を格納するROMである。IC43は、回路基板20において、MDU22のIC42が配置されていた領域に配置される。具体的には、筐体10の表面の長手方向においては、SPMの突出部であるSPM凸部105の中心及びキャリッジ軸受開口部203の中心の間であって、筐体10の表面の短手方向においては、キャリッジ軸受開口部203の中心を設けた側の回路基板50の縁辺とキャリッジ軸受開口部203の中心の間の位置にIC43を配置する。
ホスト25との接続する配線コネクタ44は、図5において回路基板50の右上部の領域に配置する。配線コネクタ44の配置を詳述すると、筐体10の表面の短手方向においては、中心線CDに対してキャリッジ軸受開口部203の中心が設けられた側であって、筐体10の表面の長手方向においては、キャリッジ軸受開口部203の中心を設けた側の回路基板50の縁辺とIC43との間の位置である。なお、配線コネクタ44は、図5に示すように、筐体10の短手方向の縁辺に沿って設けてもよいし、筐体10の長手方向の縁辺に沿って設けてもよい。
また、テスト・パッド45は、回路基板20と同様の位置に配置される。その他の図示しないコンデンサ等の部品は、IC51等との配線長といった要素を考慮して、回路基板50上の配置可能な領域に配置することとすればよい。
なお、IC51との配線を考慮して、ROMのIC43と配線コネクタ44とを入れ替えて配置しても構わない。要するに、筐体10の長手方向において、キャリッジ軸受開口部203の中心を設けた側の回路基板50の空き領域にROMのIC43と配線コネクタ44を配置することとすれば良い。
ここで、図5のIC51の右側部分の領域、つまり、IC51に近接する回路基板50の縁辺とIC51との間の基板領域に、配線コネクタ44を設けることも想定できる。しかしながら、この基板領域には、回路基板20と同様に、筐体10内のAE13に対する接続配線463を設けることが望ましい。AE13とIC51の間では、磁気ディスク11に対するアナログ入出力信号を転送することから、ノイズ等の影響を回避すべく、特に配線長を短くすべきである。図3の分解図に示したように、筐体10内のAE13の位置は、図5の組み立てた状態のHDD2では、IC51あるいは配線463の直下に位置している。このため、配線463を当該領域に設けることによって、IC51とAE13の間の配線長を短くすることができる。以上のことから、配線コネクタ44は、筐体10の短手方向において、キャリッジ軸受開口部203の中心を設けた側の基板領域に配置することが望ましい。
上述したような配置基板50のレイアウトによって実現された1インチ型HDD2の外形寸法は、発明の実施の形態1のHDD1と同様に、幅(L1)が40mm、奥行(L2)が30mmであり、高さは5mmである。また、回路基板50の寸法は、幅(図5のL3)が20mm、奥行(図5のL4)が30mmである。HDD2は、発明の実施の形態1にかかるHDD1に比べて、回路基板の面積をさらに縮小することにより、回路基板の基板コストを削減することができる点で有利である。
なお、IC51を、HDC/MPU23、R/Wチャネル21及びRAM24の機能に加えて、ROM43を1つのパッケージにIC化したものとして構成することも可能である。この場合には、MDU22のIC42を回路基板20と同様の位置に配置することとすればよい。このような構成によっても、発明の実施の形態1にかかるHDD1に比べて、回路基板の面積をさらに縮小し、基板コストを削減することができる。
また、上述した説明では、回路基板50に、R/Wチャネル21、HDC/MPU23、RAM24及びMDU22を1つのパッケージに封止したIC51を配置することとしたが、必ずしもこれらの回路を単一パッケージとする必要はない。さらに、上述した説明では、回路基板50の形状を、筐体10の有する長方形状の表面の1/2を覆う長方形状を有するものとして説明したが、必ずしも、回路基板20の形状は、このような具体的形状に限定されるものではない。要するに、本発明は、R/Wチャネル21、MDU22、HDC/MPU23及びRAM24の回路を、IC51を配置した領域に設けた上で、さらに接続コネクタ44を効率よく配置することによって、回路基板50の表面積を筐体10の表面積より縮小できる点が重要である。したがって、回路基板20の形状は、上記のような具体的形状に限定さるものではない。また、R/Wチャネル21、HDC/MPU23、RAM24及びMDU22を別個にパッケージしたICとして配置しても構わない。
1、2 ハードディスクドライブ(HDD)
10 筐体、11 磁気ディスク、12 ヘッド
13 アーム電子回路(AE)、14 スピンドルモータ(SPM)
15 ボイスコイルモータ(VCM)、17 キャリッジ
101 ベース、102 トップカバー
105 SPM凸部、106 キャリッジ軸受凸部
20、50 回路基板
21 R/Wチャネル、22 モータドライバユニット(MDU)
23 HDC/MPU、24 RAM、25 ホスト
202 SPM開口部、203 キャリッジ軸受開口部
41、42、43、51 IC
44 配線コネクタ
45 テスト・パッド
461、462、463、464 配線
10 筐体、11 磁気ディスク、12 ヘッド
13 アーム電子回路(AE)、14 スピンドルモータ(SPM)
15 ボイスコイルモータ(VCM)、17 キャリッジ
101 ベース、102 トップカバー
105 SPM凸部、106 キャリッジ軸受凸部
20、50 回路基板
21 R/Wチャネル、22 モータドライバユニット(MDU)
23 HDC/MPU、24 RAM、25 ホスト
202 SPM開口部、203 キャリッジ軸受開口部
41、42、43、51 IC
44 配線コネクタ
45 テスト・パッド
461、462、463、464 配線
Claims (16)
- 長方形状の第1の表面に、円柱状の第1の凸部及び円柱状の第2の凸部を有する筐体と、
ハードディスク・コントローラ、MPU及びリード・ライト・チャネルを構成する第1の回路と、モータ・ドライブ・ユニットを構成する第2の回路を有し、円形状の第1の開口部及び円形状の第2の開口部が設けられた回路基板とを備え、
前記第1の凸部の中心は、前記第1の表面の短辺に平行な中心線上又は当該中心線から偏移した位置に設けられ、
前記第2の凸部の中心は、前記第1の表面の短辺に平行な中心線を挟んで前記第1の凸部の中心が設けられた側と反対側であって、前記第1の表面の長辺に平行な中心線上又は当該中心線から偏移した位置に設けられており、
前記回路基板は、前記第1の開口部と前記第1の凸部が嵌合した状態かつ前記第2の開口部と前記第2の凸部が嵌合した状態で前記筐体の前記第1の表面に固定され、
前記第1の回路の中心は、前記第1の表面の短辺に平行な中心線に対して前記第2の凸部の中心が設けられた側であり、かつ、前記第1の表面の長辺に平行な中心線を挟んで前記第2の凸部の中心が設けられた側と反対側の前記回路基板上に設けられ、
前記第2の回路の中心は、前記第1の表面の長辺に平行な中心線に対して前記第1の回路の中心が設けられた側と反対側であって、かつ、前記第1の表面の長手方向において、前記第1の凸部の中心と前記第2の凸部の中心の間の前記回路基板上に設けられる磁気ディスク装置。 - 前記第1の凸部は、スピンドルモータを前記筐体に収容するためのものであり、前記第2の凸部は、アクチュエータの回転軸の軸受部を前記筐体に収容するためのものである請求項1に記載の磁気ディスク装置。
- 前記第1の回路は、四角形状のパッケージに封止されており、
前記回路基板に固定された状態において前記第2の開口部に近接する当該パッケージの第1辺側に、前記第2の回路との接続配線が設けられ、
前記第1辺と垂直であって、前記第1の開口部に近接する当該パッケージの第2辺側に、外部のホストとの接続配線が設けられ、
前記第2辺に対向し、前記回路基板の縁辺に近接する当該パッケージの第3辺側に、前記筐体内のアーム電子回路との接続配線が設けられる請求項1に記載の磁気ディスク装置。 - 前記第1の回路に近接する前記第1の表面の長手方向の縁辺と、前記第1の回路との間の前記回路基板上の領域に、前記第1の回路に対するテスト・パッドを設ける請求項1に記載の磁気ディスク装置。
- 前記第2の回路は、四角形状のパッケージに封止され、当該パッケージの縁辺の延長線が前記第1の表面の縁辺と斜交するように、前記回路基板上に配置される請求項1に記載の磁気ディスク装置。
- 前記回路基板上に、前記第1の回路と外部のホストを接続するための接続端子を備え、
前記接続端子は、前記第1の表面の短辺に平行な中心線に対して前記第2の開口部の中心が設けられた側であり、かつ、前記第1の表面の長辺に平行な中心線に対して前記第2の開口部の中心が設けられた側の前記回路基板上に配置される請求項1に記載の磁気ディスク装置。 - 前記磁気ディスク装置は、1.0型HDDである請求項1に記載の磁気ディスク装置。
- 前記第1の表面の短辺が約30mmであり、長辺が約40mmである請求項7に記載の磁気ディスク装置。
- 長方形状の第1の表面に、円柱状の第1の凸部及び円柱状の第2の凸部を有する筐体と、
円形状の第1の開口部が設けられた回路基板とを備え、
前記第1の凸部の中心は、前記第1の表面の短辺に平行な中心線上又は当該中心線から偏移した位置に設けられ、
前記第2の凸部の中心は、前記第1の表面の短辺に平行な中心線を挟んで前記第1の凸部の中心が設けられた側と反対側であって、前記第1の表面の長辺に平行な中心線上又は当該中心線から偏移した位置に設けられており、
前記回路基板は、前記第1の開口部と前記第2の凸部が嵌合した状態で前記筐体の前記第1の表面に固定され、
ハードディスク・コントローラ、MPU及びリード・ライト・チャネル及びモータ・ドライブ・ユニットを構成する第1の回路が、前記第1の表面の短辺に平行な中心線に対して前記第2の凸部の中心が設けられた側であり、かつ、前記第1の表面の長辺に平行な中心線を挟んで前記第2の凸部の中心が設けられた側と反対側の前記回路基板上に設けられ、
前記ハードディスク・コントローラと外部のホストを接続するための接続端子が、前記第1の表面の長手方向において、前記第1の凸部の中心に対して前記第2の凸部の中心の位置する側の前記回路基板上に設けられる磁気ディスク装置。 - 前記第1の凸部は、スピンドルモータを前記筐体に収容するためのものであり、前記第2の凸部は、アクチュエータの回転軸の軸受部を前記筐体に収容するためのものである請求項9に記載の磁気ディスク装置。
- 前記回路基板は、前記第1の表面の一部を覆うように設けられる請求項9に記載の磁気ディスク装置。
- 前記接続端子は、前記第1の表面の短辺に平行な中心線に対して前記第2の開口部の中心が設けられた側であり、かつ、前記第1の表面の長辺に平行な中心線に対して前記第2の開口部の中心が設けられた側の前記回路基板上に配置される請求項9に記載の磁気ディスク装置。
- 前記回路基板は、前記第1の表面のうち、前記第1の表面の長手方向において、前記第1の凸部の中心より前記第2の凸部の中心の位置する側のみを覆うように設けられる請求項12に記載の磁気ディスク装置。
- 前記第1の回路に近接する前記第1の表面の長手方向の縁辺と、前記第1の回路との間の前記回路基板上の領域に、前記第1の回路に対するテスト・パッドを設ける請求項9に記載の磁気ディスク装置。
- 前記磁気ディスク装置は、1.0型HDDである請求項9に記載の磁気ディスク装置。
- 前記第1の表面の短辺が約30mmであり、長辺が約40mmである請求項15に記載の磁気ディスク装置。
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2005
- 2005-12-22 US US11/317,510 patent/US8035915B2/en not_active Expired - Fee Related
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