JP2006185192A - 入退管理システム - Google Patents

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秀憲 松井
Toshio Okamoto
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Abstract

【課題】 カードリーダ等の端末に対する電源線の配線工事を不要として大幅なコストの低減を図ることができる入退管理システムを提供する。
【解決手段】 ICカードリーダ端末15a〜15nは管理対象の部屋の内側又は外側に設けられており、その部屋の扉には電気錠16a〜16nが取り付けられている。電気錠16a〜16nは1対1でICカードリーダ端末15a〜15nにそれぞれ接続されており、ICカードリーダ端末15a〜15nはネットワークN2に接続されている。ネットワークN2は、センターサーバ10とICカードリーダ端末15a〜15n等との間で授受される信号を伝送するとともに、スイッチングハブ14aからの電源をICカードリーダ端末15a〜15nに供給する。ICカードリーダ端末15a〜15nに供給された電源は、接続線19a〜19nを介して電気錠16a〜16nにもそれぞれ供給される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特定の領域又は部屋への人員の入退場又は入退室を管理する入退管理システムに関する。
従来の入退管理システムは、磁気カード、ICカード等を用いた認証により人員の特定の領域又は部屋への入退場又は入退室を管理している。例えば、特定の部屋への人員の入退室を管理する入退管理システムは、その部屋の扉の側にカードリーダを設けるとともに、その扉に開閉を制御する電気錠を取り付け、カードがカードリーダに挿入された場合に、カードに記録された情報に基づいて認証を行い、入退室可と認証された場合にのみ電気錠を制御してその扉を開状態にすることで入退室の管理を行っている。また、近年においては、非接触ICカードと非接触カードリーダとを用いてカードをカードリーダに挿入せずとも非接触ICカードに記録された情報を読み取って認証を行う入退管理システムも案出されている。
以下の非特許文献1,2には、複数のカードリーダをネットワークを介して接続するとともに、このネットワークに認証装置を接続して入退室管理を集中して行う入退管理システムが開示されている。また、以下の非特許文献3には、カードリーダ以外に管理対象の部屋の内部に防犯センサを設け、これらから得られる情報に基づいてその部屋の状態を監視センターで集中監視することにより、セキュリティーの向上を図った入退管理システムが開示されている。
インターネット<URL:http://www.necinfrontia.co.jp/solution/secure/specification.htm> インターネット<URL:http://www.cec-ltd.co.jp/deji/sesame04/index.html> インターネット<URL:http://www.mew.co.jp/Ebox/security/e-sg/user.html#anc1>
ところで、上述した従来の入退管理システムにおいては、カードリーダで読み取られた情報を認証マスター装置に送信するために、認証マスター装置とカードリーダとは信号線により接続される。また、認証マスター装置の認証結果により電気錠を制御する制御信号を電気錠に送信するために、認証マスター装置と電気錠とは信号線により接続される。これらの信号線以外に、従来は、カードリーダ及び電気錠の各々に対して電源を供給するための電源線がそれぞれ必要になる。これは、上述した非特許文献1に開示されたネットワーク構成の入退管理システムにおいても同様である。
このため、例えば上記の非特許文献1に開示された入退管理システムを導入しようとした場合には、信号線の敷設工事以外に電源線の配線工事が必要になるため、配線工事が複雑化して手間がかかるとともに、電源線配線工事の費用が必要になる。電源線配線工事は、建物の壁に穴をあけたり、床又は天井の中に電源線を引き回す作業が必要になることが多いため、導入コストが高くなるという問題があった。また、既に敷設してある入退管理システムに対してカードリーダ及び電気錠を増設する場合にもカードリーダ及び電気錠に対する電源線の配線工事が必要になるため、同様に電源線の配線工事の分だけコストが高くなるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、カードリーダ等の端末に対する電源線の配線工事を不要として大幅なコストの低減を図ることができる入退管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の入退管理システムは、入退者に関する情報を読み取って認証を行う認証端末(15a〜15n、17)と、当該認証端末の認証結果に基づいて入退口の開閉状態を制御する制御装置(16a〜16n、17)と、前記認証に必要な情報を予め前記認証端末に送信するとともに前記認証端末で読み取られた情報を履歴として保持する認証マスター装置(10)とを備える入退管理システムにおいて、前記認証端末に接続され、前記認証マスター装置と前記認証端末との間で授受される情報を伝送するとともに、前記認証端末に対して電源を供給する第1伝送供給線(N2)を備えることを特徴としている。
この発明によると、第1伝送供給線を介して認証端末に電源が供給されるとともに、第1伝送供給線を介して認証マスター装置と認証端末との間で授受される情報が伝送される。
ここで、本発明の入退管理システムは、前記第1伝送供給線が、複数の前記認証端末を接続する接続線であることを特徴としている。
また、本発明の入退管理システムは、前記第1伝送供給線が、前記認証マスター装置と前記認証端末との間で授受される情報を伝送する第1接続線と、前記認証端末に電源を供給する第2接続線とを備えることを特徴としている。
また、本発明の入退管理システムは、前記第1伝送供給線に接続されて、前記認証マスター装置と前記認証端末との間で授受される情報を中継するとともに、前記第1伝送供給線に電源を供給する中継装置(14a、14b)を備えることを特徴としている。
また、本発明の入退管理システムは、前記制御装置と前記認証端末とを1対1で接続し、前記認証端末からの信号を前記制御装置に伝送するとともに、前記認証端末に供給される電源の少なくとも一部を前記制御装置に供給する第2伝送供給線(19a〜19n)を備えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の入退管理システム。
また、本発明の入退管理システムは、周囲状況の変化を感知する感知端末(18)と、前記感知端末と前記認証端末とを1対1で接続し、前記感知端末の感知結果を示す情報を前記認証端末に伝送するとともに、前記認証端末に供給される電源の少なくとも一部を前記感知端末に供給する第3伝送供給線(20)を備えることを特徴としている。
ここで、前記第1伝送供給線は、前記第3伝送供給線を介して前記感知端末から前記認証端末へ伝送された前記情報を、前記認証マスター装置に向けて伝送することを特徴としている。
また、本発明の入退管理システムは、前記認証端末が、入退者が所持するカードに記録された情報を読み取るカードリーダであることを特徴としている。
ここで、前記カードリーダは、異なる種類のカードの各々に記録された情報の読み取りが可能であり、且つ当該情報の認証が可能であることを特徴としている。
また、本発明の入退管理システムは、前記認証マスター装置を複数備えて種類の異なる複数の入退管理システムが構築されており、前記カードリーダは、前記異なる種類又は同種のカードから読み取った情報を、当該カードリーダに対応する認証マスターに送信することを特徴としている。
本発明によれば、情報の伝送と電源の供給とを行うことができる第1伝送供給線が敷設されており、この第1伝送供給線に認証端末が接続されているため、第1伝送供給線の敷設工事以外に電源線の敷設工事が不要になり、入退管理システムの導入コストを大幅に低減することができるという効果がある。また、例えば認証端末等を増設する場合にも、第1伝送供給線の追加工事又は延長工事のみを行えば良く、増設される認証端末等へ電源を供給する電源線の配線工事を行う必要がないため、増設時のコストを大幅に削減することができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による入退管理システムについて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による入退管理システムの全体構成を示す図である。尚、以下の説明では非接触ICカードを用いて人員の入退を管理する入退管理システムに本発明を適用した場合を例に挙げて説明する。図1に示す通り、本実施形態の入退管理システムは、センターサーバ10、管理PC11、ICカード発行機12、及びルータ13と、スイッチングハブ14a,14bと、ICカードリーダ端末15a〜15n、電気錠16a〜16n及びセキュリティーゲート17、並びにパッシブセンサ18とを含んで構成される。
上記のセンターサーバ10、管理PC11、ICカード発行機12、及びルータ13は、人員の入退を集中して管理する中央管理室に配置されている。中央管理室内にはネットワークN1が敷設されており、各機器はネットワークN1に接続されている。また、上記のICカードリーダ端末15a〜15n、電気錠16a〜16n、セキュリティーゲート17、及びパッシブセンサ18は、入退を管理する部屋の内外又は入退場を管理する領域の出入口近傍に配置されている。
ICカードリーダ端末15a〜15nはネットワークN2に接続されており、セキュリティーゲート17はネットワークN3に接続されている。尚、図1においては、セキュリティーゲート17を1つのみ図示しているが複数設けても良い。複数のセキュリティーゲート17を備える場合には、各々がネットワークN3に接続される。上記のネットワークN1とネットワークN2とはスイッチングハブ14aを介して接続されており、ネットワークN1とネットワークN3とはスイッチングハブ14bを介して接続されている。
また、本実施形態の入退管理システムは、火報設備21、ITV設備22、及びELV設備23等の他のシステムと連携する構成となっている。ここで、火報設備21とは、火災発生時に電気錠のロックを解除して扉を開状態とする緊急設備をいい、ITV設備22とは監視カメラを用いた遠隔監視設備をいい、ELV設備とはエレベータの制御設備をいう。これらの各設備はネットワークN4に接続されており、ルータ13を介してネットワークN1と接続されている。これらの各設備と連携することにより、例えばセキュリティーゲート17を通過する入退者を撮影し、又はパッシブセンサ18によって侵入者が検出された場合には、エレベータを停止させる等の処置を施すことが可能になる。
センターサーバ10は、ICカード発行機12で発行されたICカードに関する情報を蓄積した認証マスター情報が記録されたセキュリティデータベース10aを備えている。センターサーバ10は、この認証マスター情報を予めICカードリーダ端末15a〜15nに送信するとともに、ICカードリーダ端末15a〜15nで読み取られた情報を履歴として保持する。尚、認証マスター情報は、更新される度にICカードリーダ端末15a〜15nへ送信される。また、詳細は後述するが、セキュリティーゲート17にも不図示のICカードリーダ端末が設けられているため、センターサーバ10からセキュリティーゲート17に認証マスター情報が送信されるとともに、セキュリティーゲート17のICカードリーダ端末で読み取られた情報がセンターサーバ10に送信される。
管理PC11は、ネットワークN1を介してセンターサーバ10と各種信号の授受を行って管理対象の部屋等の状況を表示するとともに、オペレータの操作指示に基づいて電気錠16a〜16n又はセキュリティーゲート17を制御する信号をネットワークN1に送出する。また、オペレータの操作指示に基づいてICカードに記録する情報を、ICカード発行機12に出力するとともにネットワークN1を介してセンターサーバ10に送信する。
ICカード発行機12は、管理PC11から出力される情報をICカードに記録して新規のICカードを発行し、又は既に記録されている情報を更新する。ここで、ICカード発行機12は、種類の異なる複数のICカードに情報を記録することが可能である。例えば、本出願の出願時点において普及されている非接触ICカードの主なものには、ISO/IEC14443−1〜3 TypeA準拠のMifare(登録商標)、TypeB準拠のXaica(登録商標)、TypeC準拠のFelica(登録商標)等があるが、これらの何れに対しても情報の記録が可能である。
スイッチングハブ14aは、前述した通りネットワークN1とネットワークN2とを接続するものであり、センターサーバ10及び管理PC11と、ICカードリーダ端末15a〜15n、電気錠16a〜16n、及びパッシブセンサ18との間で授受される各種情報を中継する。同様に、スイッチングハブ14bは、ネットワークN1とネットワークN3とを接続するものであり、センターサーバ10及び管理PC11とセキュリティーゲート17との間で授受される各種情報を中継する。
また、スイッチングハブ14a,14bは電源に接続されており、この電源をネットワークN2,N3にそれぞれ供給する。前述した通り、ネットワークN2にはICカードリーダ端末15a〜15nが接続されており、スイッチングハブ14aからネットワークN2に供給される電源は、ICカードリーダ端末15a〜15nに供給されることになる。同様に、ネットワークN3にはセキュリティーゲート17が接続されており、スイッチングハブ14bからネットワークN3に供給される電源は、セキュリティーゲート17に設けられた不図示のICカードリーダ端末に供給されることになる。このように、本実施形態では、ネットワークN2,N3は、接続されている機器からの情報又は機器への情報を伝送するとともに、接続されている機器に電源を供給するために用いられている。
上記のセキュリティーゲート17は、例えば入退場を管理する領域の出入口近傍に配置されている。このセキュリティーゲート17には、不図示の開閉扉が設けられており、この開閉扉が開状態又は閉状態となることにより、その出入口を通過する入退者の進行を制限する。また、図示は省略しているが、入退者が所持するICカードに記録されている情報を読み取るICカードリーダ端末も設けられている。このICカードリーダ端末は、読み取った情報を基に認証を行い、この認証結果に基づいてセキュリティーゲート17に設けられた開閉扉の開閉状態を制御する。尚、セキュリティーゲート17に設けられる不図示のICカードリーダ端末にもセンターサーバ10から認証マスター情報が送信される。
ICカードリーダ端末15a〜15nは、例えば管理対象の部屋の内側及び外側であって、その部屋に設けられる扉の近傍に設置される。これらICカードリーダ端末15a〜15nは、ICカードリーダ端末15a〜15n近傍の数センチメートル〜数十センチメートル内にICカードが存在する場合に、そのICカードと無線により通信を行ってICカードに記録されている情報を読み取り、読み取った情報をネットワークN2に送出する。尚、これらのICカードリーダ端末15a〜15nは、上述した種類の異なるICカードの何れに記録された情報をも読み取ることが可能な端末である。
かかるICカードリーダ端末15a〜15nを備えることにより、例えばテナント等の複数の企業が入居されるビル内の管理を行う場合に、テナント毎に使用する非接触ICカードの種類が異なっていても入退の管理を行うことができる。この構成の場合には、ICカードの種類に応じて種類の異なる複数のセンターサーバ10を備えることにより複数の入退管理システムが構築される。ICカードリーダ端末15a〜15nで読み取られた情報は、その種類(ICカードの種類)に応じて対応する種類のセンターサーバに送信される。尚、複数の入退管理システムの構築は、物理的に異なるセンターサーバ10を複数設けることで実現しても良く、又は物理的なセンターサーバ10は1つであるがソフトウェアにより論理的な複数のセンターサーバ10を設けることで実現しても良い。
また、ICカードリーダ端末15a〜15nには接続線19a〜19nを介して電気錠16a〜16nが1対1で接続されている。電気錠16a〜16nは、管理対象の部屋に設けられる扉に取り付けられており、対応するICカードリーダ端末15a〜15nからの制御信号に基づいてその扉を閉状態(ロックされている状態)又は開状態(ロックが解除された状態)にする。接続線19a〜19nは、ICカードリーダ端末15a〜15nから電気錠16a〜16nへの制御信号をそれぞれ伝送するとともに、電気錠16a〜16nからICカードリーダ端末15a〜15nへ扉の開閉状態を示す信号をそれぞれ伝送する。また、ICカードリーダ端末15a〜15nに供給される電源の少なくとも一部を電気錠16a〜16nにそれぞれ供給する。このように接続線19a〜19nも接続されている機器への情報を伝送するとともに、接続されている機器に電源を供給するために用いられている。
更に、ICカードリーダ端末15bには接続線20を介してパッシブセンサ18が接続されている。このパッシブセンサ18は、赤外線を発して温度差を検出し、人の出入りを検出するセンサであり、例えば監視している部屋内への侵入者の有無を検出するために用いられる。接続線20は、パッシブセンサ18の検出信号をICカードリーダ端末15bに伝送するとともに、ICカードリーダ端末15bに供給される電源の少なくとも一部をパッシブセンサ18に供給する。このように接続線20も接続されている機器からの情報を伝送するとともに、接続されている機器に電源を供給するために用いられている。
ここで、情報の伝送及び電源の供給を行うネットワークN2を構成するために用いられる伝送供給線の具体的構成について説明する。図2は、ネットワークN2を構成するために用いられている伝送供給線を説明する斜視図である。図2に示す例では、伝送供給線30が4対のUTPケーブル(Unshelded Twisted Pair cable:シールドされていないツイスト・ペア線ケーブル)31により実現されており、その端部にはRJ−45コネクタ等のコネクタ32が設けられている。尚、例えばカテゴリ5又はカテゴリ6のUTPケーブルをUTPケーブル31として用いることができる。伝送供給線として一般的に市販されているUTPケーブルをそのまま使用することができるため大幅なコスト低減を図ることができる。
上記のコネクタ32がスイッチングハブ14aに設けられた不図示のポートに挿入され、UTPケーブル31の他端に設けられた不図示のコネクタがICカードリーダ端末15aに設けられた不図示のポートに挿入されることにより、スイッチングハブ14aとICカードリーダ端末15aとが接続される。尚、ここでは、図2に示す伝送供給線30によってスイッチングハブ14aとICカードリーダ端末15aとを接続する場合を例に挙げて説明するが、スイッチングハブ14aと他のICカードリーダ端末15b〜15nを接続する場合にも伝送供給線30と同様のものを用いて接続することができる。また、伝送供給線30は、ネットワークN3を構成するために用いることもでき、接続線19a〜19n及び接続線20として用いることもできる。
UTPケーブル31の4対の芯線(8本の芯線)は、コネクタ32に設けられたピンP1〜P8の各々と電気的に接続されており、ピンP1,P2に接続される1対の芯線(2本の芯線)及びピンP3,P6に接続される1対の芯線(2本の芯線)は、認証マスター装置10からICカードリーダ端末15a〜15nへの認証マスター情報、又はICカードリーダ端末15a〜15nで読み取られた情報等の各種情報又は各種信号を伝送するために用いられる(第1接続線)。
他方、ピンP4,P5に接続される1対の芯線(2本の芯線)及びピンP7,P8に接続される1対の芯線(2本の芯線)は、ICカードリーダ端末15aに電源を供給するために用いられる(第2接続線)。電源供給のために2対の芯線を用いるのは電気的抵抗を極力低減するためである。以上の構成の伝送供給線30により、例えば電圧24V、電流600mAの電源を供給することが可能になる。尚、電圧を24Vとするのは、例えばICカードリーダ端末15a〜15n、電気錠16a〜16n等の機器の動作に必要な電圧だからである。このように、本実施形態では、電気錠16a〜16n等の機器の動作に必要な電圧を伝送供給線30を介して供給しており、電圧を変更する電気回路が不要であるためコストの上昇を招くことがなく、また電気を効率的に使用することができる。
上記構成の入退管理システムが稼働状態にある場合には、スイッチングハブ14aからネットワークN2を介してICカードリーダ端末15a〜15nの各々に電源が供給される。また、ICカードリーダ端末15a〜15nに供給される電源の少なくとも一部が、接続線19a〜19nを介してICカードリーダ端末15a〜15nと1対1接続された電気錠16a〜16nに供給される。更に、ICカードリーダ端末15bに供給される電源の少なくとも一部が、接続線20を介してICカードリーダ端末1bに接続されたパッシブセンサ18に供給される。同様に、スイッチングハブ14bからネットワークN3を介してセキュリティーゲート17に電源が供給される。以上の電源供給により、ICカードリーダ端末15a〜15n、電気錠16a〜16n、セキュリティーゲート17、及びパッシブセンサ18が動作状態になっている。
いま仮に、非接触ICカードの所持者がICカードリーダ端末15aが設けられている部屋に入室しようとして、所持している非接触ICカードをICカードリーダ端末15aに接近させると、ICカードリーダ端末15aは無線によりICカードリーダ端末15aと通信を行ってICカードリーダ端末15aに記録されている情報を読み取る。ICカードリーダ端末15aは、読み取った情報をネットワークN2、スイッチングハブ14a、及びネットワークN1を介してセンターサーバ10に送信する。ICカードリーダ端末15aからの情報を受信すると、センターサーバ10はその情報をログ(履歴)として保持する。
また、ICカードリーダ端末15aは、読み取った情報と予め記憶している認証マスター情報とに基づいて認証を行い、入退可と認証した場合にはICカードリーダ端末15aに1対1で接続されている電気錠16aのロックを解除する制御信号を接続線19aを介して電気錠16に出力する。電気錠16にICカードリーダ端末15aからの制御信号が入力されると、電気錠16aはロック状態を解除して扉を開状態とする。これにより、上記の非接触ICの所持者は、開状態になった扉から部屋に入室することができる。尚、非接触ICカードの所持者がセキュリティーゲート17を通過する場合にも同様に、セキュリティーゲート17に設けられた不図示のICカードリーダ端末により非接触ICカードの情報が読み取られて認証が行われ、セキュリティーゲート17に設けられた不図示の開閉扉が制御される。
また、仮にパッシブセンサ18が設けられている部屋への侵入者が居た場合には、パッシブセンサ18でその侵入者が検出され、その検出信号が接続線20、ICカードリーダ端末15b、ネットワークN1、スイッチングハブ14a、及びネットワークN1を介して管理PC11に送信される。パッシブセンサ18からの検出信号を受信すると、管理PC11は、例えばパッシブセンサ18が取り付けられている部屋の扉に設けられている電気錠16bをロックする制御信号を送信するとともに、ルータ13及びネットワークN4を介してELV設備23にエレベータを停止させる等の制御信号を送信する。
図3は、簡略化した入退管理システムの全体構成を示す図である。尚、図3においては、図1に示した構成に相当する構成には同一の符号を付してある。図3に示す入退管理システムは、図1中のセンターサーバ10の機能と管理PC11の機能とを兼ね備える管理PC40を設けた点が大きく相違する。この管理PC40には、ICカードリーダ41が接続されている。また、管理PC40は、接続線42を介してスイッチングハブ14aと接続されている。
スイッチングハブ14aは、接続線42とネットワークN2とを接続しており、ネットワークN2には、複数のICカードリーダ端末15a〜15nが接続されており、各々のICカードリーダ端末15a〜15nには1対1で電気錠16a〜16nが接続されている。図3に示す構成とすることで、低コストで特定の部屋への入退を管理する入退管理システムを実現することができる。
以上説明した通り、本実施形態では、管理対象の部屋の内外等に配置されるICカードリーダ端末15a〜15n、電気錠16a〜16n、セキュリティーゲート17、及びパッシブセンサ18等の各種機器を、情報又は信号の伝送と電源の供給とを行うことができる伝送供給線(ネットワークN2,N3、接続線19a〜19n,20)を用いて接続しているため、伝送供給線を敷設して各種機器を電送供給線に接続すれば伝送供給線から各種機器に電源が供給されるため、各種機器を動作させることができる。
このため、各種機器に電源を供給するための電源線の配線が不要になるため、入退管理システムの導入コストを大幅に低減することができる。また、例えばICカードリーダ端末等を増設する場合にも、ネットワークN2の延長工事又は増設工事のみを行えば良く、増設されるICカードリーダ端末へ電源を供給する電源線の配線工事を行う必要がないため、増設時のコストを大幅に削減することができる。
尚、上記実施形態においては、非接触ICカードを用いた入退管理システムについて説明したが、本発明は接触式のICカードを用いる入退管理システムにも適用することができる。また、ICカードを用いずに入退者を特定する情報を読み取って入退を管理する入退管理システムにも本発明を適用することができる。この入退管理システムでは、上記のカードリーダに代えて、例えば入退者の指紋、虹彩、静脈等の入退者固有の情報を読み取る読み取り装置を備え、この読み取り装置によって読み取られた情報を用いて入退者の認証を行う。
また、上記実施形態ではパッシブセンサ18を備える構成を例に挙げて説明したが、パッシブセンサ18に代えて又はパッシブセンサ18とともに、2箇所に取り付けた赤外線発生装置の間の赤外線を遮るものを検出するエリアセンサを備える場合にも本発明を適用することができる。更に、管理対象の部屋に窓が取り付けられている場合には、ガラス破壊センサを用いることもできる。
また、上記実施形態では、入退管理システムと火報設備21、ITV設備22、及びELV設備23等の他のシステムとを連携した構成を例に挙げて説明したが、ICカードリーダ端末15a〜15nから得られる入退ログを利用して出退勤を管理するシステムとの連携を図ることもできる。
更に、上記実施形態では、ICカードリーダ端末15a〜15nが、読み取った情報と予め記憶してある認証マスター情報とに基づいて認証を行って電気錠16a〜16nを制御する場合を例に挙げて説明した。かかる構成とすることにより、機器が故障した場合の影響を最小限に止めることができる。また、ICカードリーダ端末15bにパッシブセンサ18が接続されているため、ICカードリーダ端末15bがパッシブセンサ18の検出結果に基づいて電気錠16bを制御することも可能となる。
しかしながら、ICカードリーダ端末15a〜15nが読み取った情報を全てネットワークN2及びスイッチングハブ14aを介してセンターサーバ10に送信し、センターサーバ10が認証を行って電気錠16a〜16nを制御する信号をスイッチングハブ14a及びネットワークN2を介して電気錠16a〜16nに送信するようにしても良い。
更に、上記実施形態では、UTPケーブル31を備える伝送供給線30を用いてICカードリーダ端末15a〜15nを接続する構成を例に挙げて説明したが、UTPケーブル以外のケーブルを用いることもできる。また、ネットワークN2に対するICカードリーダ端末15a〜15nの接続形態は、バス型、スター型、メッシュ型、及びリング型等の何れであっても良い。
本発明の一実施形態による入退管理システムの全体構成を示す図である。 ネットワークN2を構成するために用いられている伝送供給線を説明する斜視図である。 簡略化した入退管理システムの全体構成を示す図である。
符号の説明
10 センターサーバ(認証マスター装置)
14a,14b スイッチングハブ(中継装置)
15a〜15n ICカードリーダ端末(認証端末)
16a〜16n 電気錠(制御装置)
17 セキュリティーゲート(認証端末、制御装置)
18 パッシブセンサ(感知端末)
19a〜19n 接続線(第2伝送供給線)
20 接続線(第3伝送供給線)
N2,N3 ネットワーク(第1伝送供給線)

Claims (10)

  1. 入退者に関する情報を読み取って認証を行う認証端末と、当該認証端末の認証結果に基づいて入退口の開閉状態を制御する制御装置と、前記認証に必要な情報を予め前記認証端末に送信するとともに前記認証端末で読み取られた情報を履歴として保持する認証マスター装置とを備える入退管理システムにおいて、
    前記認証端末に接続され、前記認証マスター装置と前記認証端末との間で授受される情報を伝送するとともに、前記認証端末に対して電源を供給する第1伝送供給線を備えることを特徴とする入退管理システム。
  2. 前記第1伝送供給線は、複数の前記認証端末を接続する接続線であることを特徴とする請求項1記載の入退管理システム。
  3. 前記第1伝送供給線は、前記認証マスター装置と前記認証端末との間で授受される情報を伝送する第1接続線と、
    前記認証端末に電源を供給する第2接続線と
    を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の入退管理システム。
  4. 前記第1伝送供給線に接続されて、前記認証マスター装置と前記認証端末との間で授受される情報を中継するとともに、前記第1伝送供給線に電源を供給する中継装置を備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の入退管理システム。
  5. 前記制御装置と前記認証端末とを1対1で接続し、前記認証端末からの信号を前記制御装置に伝送するとともに、前記認証端末に供給される電源の少なくとも一部を前記制御装置に供給する第2伝送供給線を備えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の入退管理システム。
  6. 周囲状況の変化を感知する感知端末と、
    前記感知端末と前記認証端末とを1対1で接続し、前記感知端末の感知結果を示す情報を前記認証端末に伝送するとともに、前記認証端末に供給される電源の少なくとも一部を前記感知端末に供給する第3伝送供給線を備えることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の入退管理システム。
  7. 前記第1伝送供給線は、前記第3伝送供給線を介して前記感知端末から前記認証端末へ伝送された前記情報を、前記認証マスター装置に向けて伝送することを特徴とする請求項6記載の入退管理システム。
  8. 前記認証端末は、入退者が所持するカードに記録された情報を読み取るカードリーダであることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の入退管理システム。
  9. 前記カードリーダは、異なる種類のカードの各々に記録された情報の読み取りが可能であり、且つ当該情報の認証が可能であることを特徴とする請求項8記載の入退管理システム。
  10. 前記認証マスター装置を複数備えて種類の異なる複数の入退管理システムが構築されており、
    前記カードリーダは、前記異なる種類又は同種のカードから読み取った情報を、当該カードリーダに対応する認証マスターに送信することを特徴とする請求項9記載の入退管理システム。
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