JP2006184953A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及びピアツーピアシステム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及びピアツーピアシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 P2Pシステムにおいて、データの共有範囲を制限することを目的とする。
【解決手段】 メディアを検出してメディア内のデータを取得し、元データの一部又は元データの縮小画像を表す加工データを作成し(400〜404)、元データを暗号化してアプリケーションメモリに保存して、P2Pネットワークで共有する(406、408)。そして、共有制限設定UI画面等を用いて、ファイル毎にアクセス権を設定したり、ユーザ毎にアクセス権を設定する(412)ことで、参照時に設定されたアクセス権に応じて各種データ処理の許可/禁止を行う。
【選択図】 図15

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及びピアツーピアシステムにかかり、特に、ネットワークを介し互いに接続された複数の装置の少なくとも一部が、専用のサーバを介することなく直接通信するピアツーピアシステムに接続可能な情報処理装置、当該情報処理装置で適用可能な情報処理方法、情報処理プログラム、及び当該ピアツーピアシステムに関する。
従来より、コンピュータ等の装置をネットワークを介して互いに接続するネットワークシステムの形態として、クライアント・サーバシステムと、ピアツーピア(以下、P2Pという)システムとがある。
クライアント・サーバシステムは、サーバが各種情報資源を管理したり各種アプリケーションを提供するサービスを実行し、これをクライアントが利用するシステムであり、主従関係が固定的なシステムある。
ネットワークで接続された複数のコンピュータのユーザが、相互の情報を共有して活用するためには、これらの情報を共通してアクセス可能なデータベース或いはファイルをまとめて蓄積して管理するためのサーバを核にして、目的とするアプリケーション・システムを構築して運用する方法が広く使われている。
この方法では、共有したい情報を一括して管理する必要があったり、情報共有のための特別なサーバが必要であったり、その共有システムを構築するため多大なコストが必要である。
この問題を解決するために、近年では、P2Pシステム型の情報を集中管理しないタイプの情報共有システムが登場し、構築コストの低い情報共有システムが一般的に認知されるようになってきている。
P2Pシステムでは、基本的には専用のサーバを設けず、ネットワークに接続されたピア(例えばパーソナルコンピュータ等)の各々が、あるときは他のピアに対して所定のサービスを提供してサーバのように動作し、あるときは他のピアが提供するサービスを利用してクライアントのように動作するシステムであり、各ピアが対等なシステムである。このようなP2Pシステムに関して、従来より様々な技術が提案されている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
この他に、専用のサーバは設けるが、データを分散管理する技術なども提案されている(例えば、特許文献3)
特開2002−335269号公報 特開2003−256363号公報 特開2003−167772号公報
しかしながら、従来のP2Pシステムでは、データ共有を行うと、各ピアにデータが転送されてしまい、P2Pシステムに参加しているピアが他のネットワーク等に接続されている場合などでは、P2Pシステム外にデータが流出してしまう、という問題がある。
また、特許文献3に記載の技術では、各ユーザがデータを暗号化して分散管理しているが、暗号化されているものの暗号化されたデータが、データ所有者の意図に拘らず流出してしまう、という問題がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、P2Pシステムにおいて、データの共有範囲を制限することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の情報処理装置は、複数の装置が接続され、各装置毎に保持された情報を互いに共有可能なピアツーピアシステムに接続可能な情報処理装置であって、前記ピアツーピアシステムで共有するための元データを取得する取得手段と、前記元データを前記ピアツーピアシステム上の共有先に保存して、前記元データを前記ピアツーピアシステム上で共有する共有手段と、前記元データへのアクセス権を設定する設定手段と、前記設定手段の設定に応じて前記共有手段による共有を制御する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、取得手段では、ピアツーピアシステムで共有するための元データが取得される。例えば、取得手段は、請求項3に記載の発明のように、ピアツーピアシステムで共有するための元データが記録された記録媒体(例えば、DVDやCD等の各種記録媒体やデジタルカメラ等を含む)の接続を検出する検出手段を含んで構成し、検出手段によって記録媒体の接続が検出された時に、記録媒体から元データを取得するようにしてもよい。
また、共有手段では、元データがピアツーピアシステム上の共有先に保存され、元データがピアツーピアシステム上で共有される。
一方、設定手段では共有先に保存された元データへのアクセス権が設定される。例えば、元データの表示許可や、元データに対するデータ処理の許可等のアクセス権を設定する。この時、設定手段は、請求項5に記載の発明のように、ユーザ毎にアクセス権を設定するようにしてもよいし、データ毎にアクセス権を設定するようにしてもよい。
そして、制御手段では、設定手段の設定に応じて共有手段による共有が制御される。例えば、請求項6に記載の発明のように、設定手段によって設定されたアクセス権に応じて、元データの表示及び元データに対する処理を制御する。すなわち、設定手段によって設定されたアクセス権を持たないピアに対して、元データへのアクセスを禁止することができる。従って、P2Pシステムにおいて、データの共有範囲を制限することができる。
請求項2に記載の情報処理装置は、複数の装置が接続され、各装置毎に保持された情報を互いに共有可能なピアツーピアシステムに接続可能な情報処理装置であって、前記ピアツーピアシステムで共有するための元データを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記元データを加工して、前記元データの一部または元データの縮小画像を表す加工データを作成する加工手段と、前記加工データ及び元データを前記ピアツーピアシステム上の共有先に保存して、前記加工データを前記ピアツーピアシステム上で共有する共有手段と、前記元データへのアクセス権を設定する設定手段と、前記設定手段の設定に応じて前記元データを共有するように前記共有手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、取得手段では、ピアツーピアシステムで共有するための元データが取得される。例えば、取得手段は、請求項3に記載の発明のように、ピアツーピアシステムで共有するための元データが記録された記録媒体(例えば、DVDやCD等の各種記録媒体やデジタルカメラ等を含む)の接続を検出する検出手段を含んで構成し、検出手段によって記録媒体の接続が検出された時に、記録媒体から元データを取得するようにしてもよい。
また、加工手段では、取得手段によって取得された元データを加工して、元データの一部または元データの縮小画像を表す加工データが作成され、共有手段では、加工データ及び元データがピアツーピアシステム上の共有先に保存され、加工データがピアツーピアシステム上で共有される。
一方、設定手段では元データへのアクセス権が設定される。例えば、元データの表示許可や、元データに対するデータ処理の許可等のアクセス権を設定する。この時、設定手段は、請求項5に記載の発明のように、ユーザ毎にアクセス権を設定するようにしてもよいし、データ毎にアクセス権を設定するようにしてもよい。
そして、制御手段では、設定手段の設定に応じて元データを共有するように共有手段が制御される。例えば、請求項6に記載の発明のように、設定手段によって設定されたアクセス権に応じて、元データの表示及び元データに対する処理を制御する。すなわち、請求項2に記載の発明では、加工データについては設定手段の設定に関係なく参照可能とすることができ、かつ設定手段によって設定されたアクセス権を持たないピアに対して、元データへのアクセスを禁止することができる。従って、P2Pシステムにおいて、データの共有範囲を制限することができる。
なお、請求項3に記載の発明は、請求項4に記載の発明のように、検出手段によって検出された記録媒体の検出が未検出となった時に、ピアツーピアシステム上の共有先に保存されたデータを削除する削除手段を更に備えるようにしてもよい。
また、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の発明は、請求項7に記載の発明のように、取得手段によって取得された元データを暗号化する暗号化手段と、設定手段によって設定されたアクセス権に応じて暗号化された元データを復号化する復号化手段と、を更に備えるようにしてもよい。
請求項8に記載の情報処理方法は、複数の装置が接続され、各装置毎に保持された情報を互いに共有可能なピアツーピアシステムに接続可能な情報処理装置における情報処理方法であって、前記ピアツーピアシステムで共有するための元データを取得する取得ステップと、前記元データを前記ピアツーピアシステム上の共有先に保存して、前記元データを前記ピアツーピアシステム上で共有する共有ステップと、前記元データへのアクセス権を設定する設定ステップと、前記設定ステップで設定したアクセス権に応じて共有ステップでの共有を制御する制御ステップと、を含むことを特徴としている。
請求項8に記載の発明によれば、取得ステップでは、ピアツーピアシステムで共有するための元データを取得する。例えば、取得ステップは、請求項10に記載の発明のように、ピアツーピアシステムで共有するための元データが記録された記録媒体(例えば、DVDやCD等の各種記録媒体やデジタルカメラ等を含む)の接続を検出する検出ステップを含んで構成し、検出ステップで記録媒体の接続を検出した時に、記録媒体から元データを取得するようにしてもよい。
また、共有ステップでは、元データをピアツーピアシステム上の共有先に保存して、元データをピアツーピアシステム上で共有する。
一方、設定ステップでは共有先に保存された元データへのアクセス権を設定する。例えば、元データの表示許可や、元データに対するデータ処理の許可等のアクセス権を設定する。この時、設定ステップは、請求項12に記載の発明のように、ユーザ毎にアクセス権を設定するようにしてもよいし、データ毎にアクセス権を設定するようにしてもよい。
そして、制御ステップでは、設定ステップで設定したアクセス権に応じて共有ステップでの共有を制御する。例えば、請求項13に記載の発明のように、設定ステップで設定したアクセス権に応じて、元データの表示及び元データに対する処理を制御する。すなわち、設定ステップで設定したアクセス権を持たないピアに対して、元データへのアクセスを禁止することができる。従って、P2Pシステムにおいて、データの共有範囲を制限することができる。
請求項9に記載の情報処理方法は、複数の装置が接続され、各装置毎に保持された情報を互いに共有可能なピアツーピアシステムに接続可能な情報処理装置における情報処理方法であって、前記ピアツーピアシステムで共有するための元データを取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得した前記元データを加工して、前記元データの一部または元データの縮小画像を表す加工データを作成する加工ステップと、前記加工データ及び元データを前記ピアツーピアシステム上の共有先に保存して、前記加工データを前記ピアツーピアシステム上で共有する共有ステップと、前記元データへのアクセス権を設定する設定ステップと、前記設定ステップで設定したアクセス権に応じて前記元データを共有するように共有ステップを制御する制御ステップと、を含むことを特徴としている。
請求項9に記載の発明によれば、取得ステップでは、ピアツーピアシステムで共有するための元データを取得する。例えば、取得ステップは、請求項10に記載の発明のように、ピアツーピアシステムで共有するための元データが記録された記録媒体(例えば、DVDやCD等の各種記録媒体やデジタルカメラ等を含む)の接続を検出する検出ステップを含んで構成し、検出ステップで記録媒体の接続を検出した時に、記録媒体から元データを取得するようにしてもよい。
また、加工ステップでは、取得ステップで取得した元データを加工して、元データの一部または元データの縮小画像を表す加工データを作成し、共有ステップでは、加工データ及び元データをピアツーピアシステム上の共有先に保存して、加工データをピアツーピアシステム上で共有する。
一方、設定ステップでは元データへのアクセス権を設定する。例えば、元データの表示許可や、元データに対するデータ処理の許可等のアクセス権を設定する。この時、設定ステップは、請求項12に記載の発明のように、ユーザ毎にアクセス権を設定するようにしてもよいし、データ毎にアクセス権を設定するようにしてもよい。
そして、制御ステップでは、設定ステップで設定したアクセス権に応じて元データを共有するように共有ステップを制御する。例えば、請求項13に記載の発明のように、設定ステップで設定したアクセス権に応じて、元データの表示及び元データに対する処理を制御する。すなわち、請求項9に記載の発明では、加工データについては設定ステップでの設定に関係なく参照可能とすることができ、かつ設定ステップで設定したアクセス権を持たないピアに対して、元データへのアクセスを禁止することができる。従って、P2Pシステムにおいて、データの共有範囲を制限することができる。
なお、請求項10に記載の発明は、請求項11に記載の発明のように、検出ステップで検出した記録媒体の検出が未検出となった時に、ピアツーピアシステム上の共有先に保存したデータを削除する削除ステップを更に含むようにしてもよい。
また、請求項8乃至請求項13の何れか1項に記載の発明は、請求項14に記載の発明のように、取得ステップで取得した元データを暗号化する暗号化ステップと、設定ステップで設定したアクセス権に応じて暗号化した元データを復号化する復号化ステップと、を更に含むようにしてもよい。
請求項15に記載の情報処理プログラムは、複数の装置が接続され、各装置毎に保持された情報を互いに共有可能なピアツーピアシステムに接続可能なコンピュータに以下の情報処理を実行させる情報処理プログラムであって、前記処理は、前記ピアツーピアシステムで共有するための元データを取得する取得ステップと、前記元データを前記ピアツーピアシステム上の共有先に保存して、前記元データを前記ピアツーピアシステム上で共有する共有ステップと、前記元データへのアクセス権を設定する設定ステップと、前記設定ステップで設定したアクセス権に応じて共有ステップでの共有を制御する制御ステップと、を含むことを特徴としている。
請求項15に記載の発明によれば、請求項8に記載の情報処理方法を情報処理プログラムに適用したものである。
すなわち、取得ステップでは、ピアツーピアシステムで共有するための元データを取得する。例えば、取得ステップは、請求項17に記載の発明のように、ピアツーピアシステムで共有するための元データが記録された記録媒体(例えば、DVDやCD等の各種記録媒体やデジタルカメラ等を含む)の接続を検出する検出ステップを含んで構成し、検出ステップで記録媒体の接続を検出した時に、記録媒体から元データを取得するようにしてもよい。
また、共有ステップでは、元データをピアツーピアシステム上の共有先に保存して、元データをピアツーピアシステム上で共有する。
一方、設定ステップでは共有先に保存された元データへのアクセス権を設定する。例えば、元データの表示許可や、元データに対するデータ処理の許可等のアクセス権を設定する。この時、設定ステップは、請求項19に記載の発明のように、ユーザ毎にアクセス権を設定するようにしてもよいし、データ毎にアクセス権を設定するようにしてもよい。
そして、制御ステップでは、設定ステップで設定したアクセス権に応じて共有ステップでの共有を制御する。例えば、請求項20に記載の発明のように、設定ステップで設定したアクセス権に応じて、元データの表示及び元データに対する処理を制御する。すなわち、設定ステップで設定したアクセス権を持たないピアに対して、元データへのアクセスを禁止することができる。従って、P2Pシステムにおいて、データの共有範囲を制限することができる。
請求項16に記載の情報処理プログラムは、請求項9に記載の情報処理方法を情報処理プログラムに適用したものである。
すなわち、取得ステップでは、ピアツーピアシステムで共有するための元データを取得する。例えば、取得ステップは、請求項17に記載の発明のように、ピアツーピアシステムで共有するための元データが記録された記録媒体(例えば、DVDやCD等の各種記録媒体やデジタルカメラ等を含む)の接続を検出する検出ステップを含んで構成し、検出ステップで記録媒体の接続を検出した時に、記録媒体から元データを取得するようにしてもよい。
また、加工ステップでは、取得ステップで取得した元データを加工して、元データの一部または元データの縮小画像を表す加工データを作成し、共有ステップでは、加工データ及び元データをピアツーピアシステム上の共有先に保存して、加工データをピアツーピアシステム上で共有する。
一方、設定ステップでは元データへのアクセス権を設定する。例えば、元データの表示許可や、元データに対するデータ処理の許可等のアクセス権を設定する。この時、設定ステップは、請求項19に記載の発明のように、ユーザ毎にアクセス権を設定するようにしてもよいし、データ毎にアクセス権を設定するようにしてもよい。
そして、制御ステップでは、設定ステップで設定したアクセス権に応じて元データを共有するように共有ステップを制御する。例えば、請求項20に記載の発明のように、設定ステップで設定したアクセス権に応じて、元データの表示及び元データに対する処理を制御する。すなわち、請求項16に記載の発明では、加工データについては設定ステップでの設定に関係なく参照可能とすることができ、かつ設定ステップで設定したアクセス権を持たないピアに対して、元データへのアクセスを禁止することができる。従って、P2Pシステムにおいて、データの共有範囲を制限することができる。
なお、請求項17に記載の発明は、請求項18に記載の発明のように、検出ステップで検出した記録媒体の検出が未検出となった時に、ピアツーピアシステム上の共有先に保存したデータを削除する削除ステップを更に含むようにしてもよい。
また、請求項15乃至請求項20の何れか1項に記載の発明は、請求項21に記載の発明のように、取得ステップで取得した元データを暗号化する暗号化ステップと、設定ステップで設定したアクセス権に応じて暗号化した元データを復号化する復号化ステップと、を更に含むようにしてもよい。
請求項22に記載のピアツーピアシステムは、複数のピアが接続されて構成されたピアツーピアシステムであって、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の情報処理装置をピアとして含むことを特徴としている。
請求項22に記載の発明によれば、複数のピアが接続されて構成されたピアツーピアシステムに、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の情報処理装置をピアとして含んでいるので、上述したように、設定手段によって設定されたアクセス権を持たないピアに対して、元データへのアクセスを禁止することができるので、P2Pシステムにおいて、データの共有範囲を制限することができる。
以上説明したように本発明によれば、アクセス権を持たないピアに対して、元データへのアクセスを禁止することができるので、P2Pシステムにおいて、データの共有範囲を制限することができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1には、P2Pネットワーク10のネットワーク構成について概念的に示した。図1に示すように、P2Pネットワーク10は、仮想的には各ピア12A〜12Gが相互に接続された構成であり、実際には、例えばピア12A〜12Cはファイアウォール14によるアクセス制限下にあるピアであったり、ピア12C〜12Eはインターネットに接続されたピアであったり、ピア12E〜12GはNAT(Network Address Translation)によってアドレス変換されるピアであったりする。
また、各ピア同士の接続方法は様々であり、IPv4(Internet Protocol version 4)やIPv6(Internet Protocol version 6)の機能を用いるTCP(Transmission Control Protocol)接続を用いたり、HTTP(HyperText Transfer Protocol)を用いたり、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を用いたりすることができる。
ここで、ピアとは、例えばパーソナルコンピュータ等のコンピュータの他、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話、プリンタ、コピー機、これらの機能を複数備えた複合機等のハードウェア又はこれらの機能を実現するソフトウェアをいう。また、各ピアは、同じ種類のものであるか異なる種類のものであるかにかかわらずP2Pネットワークに参加することができる。
P2Pネットワークの形態としては、図2に示すように、各ピア14A〜14Kの全てが対等な関係にあるピュアP2Pと、図3に示すように、サーバ14Sを設け、一部のサービスの提供をサーバ14Sに委ね、その他のサービスについては各ピア14A〜14Hが対等な関係において実現されるハイブリッドP2Pの形態があり、何れの形態でも本発明を適用可能である。
また、P2Pネットワークに参加する各ピアにログオンするユーザ又はピアは、図4に示すように、目的に応じたグループを構成することができる。図4では、ピア12A〜12G全てがグループ1に属し、さらに、ピア12A、12C、12E、12Fはグループ2に属しており、ピア12B、12E、12F、12Gはグループ3に属している。なお、各ユーザ又はピアは、単一のグループに属してもよいし、複数のグループに属していてもよい。また、ユーザ又はピアは必ずしもグループに属する必要はない。
図5には、P2Pネットワーク10に参加する各ピアの基本構成を示した。図5に示すように、ピア12は、P2P基盤構成部16、P2P基盤管理データ記憶部18、アプリケーション実行部20、及びアプリケーションメモリ22を含んで構成される。
P2P基盤構成部16は、メッセージ制御部24、データ管理部26、送信部28、及び受信部30を含んで構成される。
送信部28は、メッセージ制御部24から受け取ったメッセージをネットワーク32へ向けて送信する。
受信部30は、P2Pネットワーク10内で送受信されるデータのうち、自ピアにとって必要なデータを受信する。常に受信待機状態となっており、P2Pネットワーク10の他ピアからの各種要求やデータを受信し、メッセージ制御部24に受け渡す。なお、送信部28とは独立かつ並列に動作する。
図6には、メッセージ制御部24の概略構成を示した。メッセージ制御部24は、図6に示すように、サービス実行部34及びメッセージディスパッチ部36を含んで構成されている。
サービス実行部34は、ピア探索サービス部38、告知情報公開サービス部40、告知情報取得サービス部42、グループ管理サービス部44、ユーザ管理サービス部46、及びピア管理サービス部48を含んで構成されており、各サービス部は相互に情報を授受しながら各サービスを実行する。
ピア探索サービス部38は、P2Pネットワークに参加しているピアを探索する機能及び自ピアが必要とするサービス(機能)を提供可能なピアを探索する機能を有する。なお、探索の範囲は、必要とするサービスの名称や属性、ホップ数の閾値等を指定することにより制御することができる。ここで、ホップ数とは、メッセージを送信する際に経由するピアの数である。
告知情報公開サービス部40は、自ピアが提供可能なサービス等の情報を告知情報としてP2Pネットワーク上に公開する機能を有する。ここで、提供可能なサービスには、例えばアプリケーション実行部20により実行されるアプリケーションの他、後述するグループ管理サービスやユーザ管理サービス等も含まれる。なお、告知情報の公開は、例えば他ピアから問い合わせがあった場合や自ピアの起動時に実行してもよいし、定期的に実行するようにしてもよい。
このように各ピアの告知情報公開サービス部40によって告知情報がP2Pネットワーク上に公開されることにより、P2Pネットワークに参加している各ピアは、P2Pネットワーク上でどのようなサービスを利用できるかを把握することができる。
告知情報取得サービス部42は、ピア探索サービス部38によって探索されたピアから送信された告知情報又は他ピアから自発的に送信された告知情報を取得し、データ管理部26へ受け渡す。データ管理部26では、取得した告知情報をピア情報としてP2P基盤管理データ記憶部18に記憶させる。これにより、ピアは、P2Pネットワークに参加している他ピアがどのようなサービスを提供しているのかを把握することができる。
グループ管理サービス部44は、同じ目的を有するピア同士で構成されたグループへの参加や脱退、新たなグループの作成等をグループ情報に基づいて管理する機能を有する。グループ情報は、例えば少なくともグループIDとユーザIDとの対応関係を表す情報であり、P2P基盤管理データ記憶部18に記憶される。このグループ情報を参照することにより、どのグループにどのユーザが属しているかを把握することができる。
ユーザ管理サービス部46は、ユーザ情報を管理する機能を有する。ユーザ情報は、例えばピアIDとそのピアにログオンしているユーザIDとの対応関係を表すログオン情報や、ユーザの名前、IP(Internet Protocol)アドレス、メールアドレス等のユーザ自身に関する情報、そのユーザが属するグループのグループID等の情報を含み、P2P基盤管理データ記憶部18に記憶される。
ピア管理サービス部48は、P2Pネットワークに参加しているピアのピア情報を管理する機能を有する。
メッセージディスパッチ部36は、アプリケーション実行部20からのメッセージや他ピアとの間で送受信されるメッセージを解析し、サービス実行部34のうち解析したメッセージに関する処理を行うべきサービス部へ制御を渡す。
P2P基盤管理データ記憶部18は、経路情報18A、グループ情報18B、隣接情報18C、ピア情報18D、及びユーザ情報18Eを記憶する。
経路情報18Aは、P2Pネットワークにおける経路の情報、例えば後述するスパニングツリーに関する情報を含む。
グループ情報18Bは、前述したように例えば少なくともグループIDとユーザIDとの対応関係を表す情報である。
隣接情報18Cは、自ピアに隣接するピアに関する情報、例えばピアID等の情報を含む。ここで、隣接するピアとは、例えば自ピアから送信したパケットに対する応答時間が予め定めた所定時間内のピアとすることができる。隣接情報は、例えば他ピアと通信する課程において得られる応答時間に基づいて生成することができるが、オペレータの操作等により手動的に設定するようにしてもよい。
ピア情報18Dは、ピア探索サービス部38によって探索されたピアに関する情報、例えばピアID等の情報や、告知情報取得サービス部42によって取得したP2Pネットワーク上の各ピアが提供しているサービスに関する情報等を含む。ここで、ピアIDには、例えばIPアドレスやURI(Uniform Resource Identifier)等を用いることができる。
ユーザ情報18Eは、前述したようにユーザのログオン情報やユーザ自身に関する情報等を含む。
アプリケーション実行部20は、各種アプリケーションを実行するものであり、メッセージ制御部24を介して他ピアとメッセージの送受信を行う。また、アプリケーションメモリ22は、アプリケーション実行部20の実行に関連する各種の情報を記憶するためのメモリである。
次に、P2Pネットワークにおいて、目的のサービスを検索し実行する場合の具体例について説明する。
まず、他ピアへメッセージを転送する機能を有する転送機能付きピアと、転送機能を備えず、転送機能付きピアを介して他ピアとメッセージの送受信を行うエンドピアと、からなるP2Pネットワークにおいて、転送機能付きピア及びエンドピアのP2P基盤構成部16で実行される処理について説明する。なお、転送機能付きピアは、図示しない転送機能サービス部をサービス実行部34に備えた構成である。
図7にはエンドピアで実行される処理のフローチャートを、図8には転送機能付きピアで実行される処理のフローチャートを示した。
図7に示すように、エンドピアは、ステップ100において、転送機能付きピアの探索要求を、例えば自ピアに予め記憶された設定情報に設定された他の転送機能付きピアに対して、又はマルチキャストやブロードキャストにより他の転送機能付きピアに対してP2Pネットワークに送信する。これは、ピア探索サービス部38により実行される。
そして、ステップ102において、転送機能付きピアが存在するか否かを判断し、転送付きピアが存在する場合には、ステップ104へ移行し、転送機能付きピアが存在しない場合には、ステップ102へ戻り、例えば所定時間経過後に再度転送機能付きピアを探索する。
ステップ104では、自ピアにログオンしているユーザ又は自ピアが属するグループに属している他ユーザがログオンしている他ピアの告知情報を取得するよう転送機能付きピアに要求する。これは、告知情報取得サービス部42により実行される。
ステップ106では、転送機能付きピアから告知情報を受信したか否かを判断し、受信していない場合には、ステップ110へ移行し、受信した場合には、ステップ108において、受信した告知情報をP2P基盤管理データ記憶部18にピア情報18Dとして記憶させる。
ステップ110では、サービス要求が発生したか否かを判断する。例えば自ピアにログオンしているユーザの操作等によってアプリケーション実行部20によりアプリケーションが実行され、サービス要求が発生した場合には、アプリケーション実行部20からメッセージ制御部24へサービス要求が通知される。この場合、ステップ112へ移行し、サービス要求が発生していない場合には、ステップ116へ移行する。
ステップ112では、発生したサービス要求に対応したメッセージを作成して転送機能付きピアに送信する。例えば、アプリケーション実行部20からのサービス要求が、所望のファイルを取得する要求だった場合には、アプリケーション実行部20から通知されたファイル名等の所望のファイルを特定するための情報を含むファイル探索要求メッセージを転送機能付きピアに送信する。
ステップ114では、送信したメッセージに対する応答処理を行う。すなわち、送信したメッセージに対する応答メッセージを受信し、受信した応答メッセージの内容に応じた処理を行う。例えば、サービス要求が所定のファイルを取得する要求であった場合には、そのファイルを所有しているピアがあれば、そのピア情報が応答メッセージとして受信されるので、これをアプリケーション実行部20に通知する。この場合、アプリケーション実行部20では、受信したピア情報に基づいて、所望のファイルを所有しているピアにファイル送信要求を送信するようメッセージ制御部24に依頼する。これにより、所望のファイルを取得することができる。
そして、ステップ116では、転送機能付きピアから、他ピアから何らかのサービス提供又は情報提供を要求する要求メッセージを受信したか否かを判断し、要求メッセージを受信していた場合には、ステップ118へ移行し、要求メッセージを受信していない場合には、ステップ106へ戻って上記と同様の処理を繰り返す。
ステップ118では、要求に対する処理を実行する。そして、ステップ120において、処理結果に対応したメッセージを転送機能付きピアに送信する。例えば、他ピアからファイル探索の要求メッセージを受信した場合には、その要求メッセージをファイル検索を実行するアプリケーション実行部20へ渡す。これによりアプリケーション実行部20においてファイル検索が実行され、検索結果がメッセージ制御部24に通知される。メッセージ制御部24では、アプリケーション実行部20から通知された検索結果に基づいて応答メッセージを作成し、ファイル探索要求メッセージの送信元のピアに送信する。例えばファイルが検索できた場合には、自ピアのピアID等の情報を含めた応答メッセージを作成して、ファイル探索要求メッセージの送信元のピアに送信する。これにより、送信元のピアでは、所望のファイルが検索できたか否かを確認することができる。
次に、転送機能付きピアで実行される処理について説明する。
転送機能付きピアは、まず図8に示すステップ200において、例えば自ピアに予め記憶された設定情報に設定された他の転送機能付きピアに対して、又はマルチキャストやブロードキャストにより他の転送機能付きピアに対して、グループ情報やユーザ情報等の各種情報を送信するよう要求し、これらの情報を取得する。取得した情報は、P2P基盤管理データ記憶部18に記憶される。これにより、P2Pネットワークを構成しているピアの情報やログオンしているユーザの情報を得ることができる。
ステップ202では、P2P基盤管理データ記憶部18に記憶された隣接情報18Cを、自ピアの隣の転送機能付きピア全てに告知する。隣接情報18Cには、自ピアの隣の転送機能付きピアの情報が少なくとも含まれ、さらに、他のピアが有している隣接情報を既に取得している場合には、その隣接情報も含まれる。
ステップ204では、隣の転送機能付きピアに隣接情報を送信するよう要求し、取得する。このように、自ピアの隣の転送機能付きピアと隣接情報を交換する。
そして、ステップ206では、交換した隣接情報に基づき、スパニングツリーの構成情報を生成し、P2P基盤管理データ記憶部18に経路情報として記憶する。ここで、スパニングツリーとは、メッセージの転送経路が、ループのない木構造となるような経路を表す。例えばP2Pネットワークが、図9(A)に示すように、グループ1にのみ属する転送機能付きピア501、グループ2にのみ属する転送機能付きピア502、グループ1、2の何れにも属する転送機能付きピア5012、何れのグループにも属さない転送機能付きピア50n、これらの各転送機能付きピアの背後に存在するエンドピア(図9では図示省略)で構成されていたとする。この場合、スパニングツリーは、図9(B)に示すようなループのない木構造の経路となる。
次のステップ208では、エンドピアからのメッセージ送信要求を受信したか否かを判断し、受信している場合にはステップ210へ移行し、受信していない場合には、ステップ212へ移行する。
ステップ210では、スパニングツリーの構成情報としての経路情報に基づいて、メッセージを転送する。例えば、図9(A)に示すようなネットワークが構築されている場合において、エンドピアが例えばグループ1に属しており、グループ1向けの要求メッセージを転送機能付きピアに送信した場合について説明する。この場合、転送機能付きピアは、グループ1に属しているエンドピアに対してのメッセージ転送を担う転送機能付きピアを全て含み、この転送機能付きピア全てにメッセージが転送されるようなスパニングツリー、例えば図9(C)に示すようなスパニングツリーを経路情報に基づいて計算する。そして、転送機能付きピアは、計算されたスパニングツリーに基づいて、隣の転送機能付きピア全てにエンドピアからの要求メッセージを転送する。これにより、図9(C)に示すスパニングツリー上の転送機能付きピアにメッセージが転送され、グループ1のエンドピア全てにメッセージが転送される。なお、グループ2向けのメッセージ送信要求を転送機能付きピアに送信した場合は、図9(D)に示すようなスパニングツリーが計算される。
次のステップ212では、隣の転送機能付きピアからメッセージを受信したか否かを判断し、受信した場合にはステップ214へ移行し、受信していない場合には、ステップ208へ戻って上記と同様の処理を繰り返す。なお、定期的にステップ200へ戻ってスパニングツリーを定期的に計算するようにしてもよい。
ステップ214では、計算したスパニングツリーに基づき、メッセージを転送する必要がある場合、すなわちスパニングツリー上における隣の転送機能付きピアのうちメッセージを転送していない転送機能付きピアが存在する場合には、その転送機能付きピアにメッセージを転送する。また、受信したメッセージが、自ピアがメッセージの転送を担うエンドピアと同一のグループ宛であった場合には、そのメッセージをエンドピアへ転送する。
このように、スパニングツリーを各転送機能付きピアが計算し、このスパニングツリー計算に従ってメッセージを転送することにより、同じグループ内のエンドピア間においてメッセージの送受信が可能となる。
上記のような転送機能付きピアによってメッセージを転送する構成は、主にLAN(Local Area Network)等の比較的小規模のネットワークでP2Pネットワークを構築する場合に適しているが、大規模のネットワークでP2Pネットワークを構成する場合には、ファイアウォールやゲートウェイ等を介して、異なるネットワークに接続されたピア間でメッセージの送受信が行われる。以下では、このような比較的大規模なネットワークでP2Pネットワークを構築する場合に適した形態について説明する。
図10に示すP2Pネットワーク11は、複数のネットワーク52〜58を含み、ネットワーク52は、ルータ60、62を介してネットワーク54と接続されると共に、ルータ64を介してネットワーク58と接続される。また、ネットワーク56は、ルータ66を介してネットワーク58と接続される。
ネットワーク52は、エンドピア52A、52B、及び待ち合わせ機能付きピア52Cを含んで構成され、ネットワーク54はエンドピア54Aを含んで構成され、ネットワーク56はエンドピア56Aを含んで構成され、ネットワーク58は中継機能付きピア58Aを含んで構成されている。なお、待ち合わせ機能付きピアは、図示しない待ち合わせ機能サービス部をサービス実行部34に備えた構成であり、中継機能付きピア58Aは、図示しない中継機能サービス部をサービス実行部34に備えた構成である。
このように構成されたP2Pネットワーク11において、エンドピアは、図7のフローチャートの示す処理とほぼ同様の処理を実行する。すなわち、P2Pネットワーク11におけるエンドピアで実行される処理は、図7のフローチャートの説明において、転送機能付きピアを待ち合わせ機能付きピアに言い換えた処理を実行すると考えることができる。
また、中継機能付きピアは、基本的には所謂ゲートウェイとしての動作をするピアである。中継機能付きピアは、まず、例えば自ピアに記憶された設定情報に予め設定された他のピアに対して、又はマルチキャストやブロードキャストにより他のピアに対して、グループ情報やユーザ情報等の各種情報を送信するよう要求し、これらの情報を取得しておく。そして、他ピアからメッセージを受信した場合には、送信先として指定されたピアにメッセージを転送する。
次に、待ち合わせ機能付きピアで実行される処理について、図11に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップ300において、例えば自ピアに記憶された設定情報に予め設定された他の転送機能付きピアに対して、又はマルチキャストやブロードキャストによって、他のピアに対してグループ情報やユーザ情報等の各種情報を送信するよう要求する。
ステップ302では、他ピアから何らかの情報、例えばステップ300で要求したグループやユーザ情報等の情報や、他ピアからの告知情報等を受信したか否かを判断し、受信した場合には、ステップ304へ移行し、受信していない場合には、ステップ306へ移行する。
ステップ304では、他ピアから受信した情報をP2P基盤管理データ記憶部18に記憶させる。例えば受信した情報がグループ情報であればグループ情報18BとしてP2P基盤管理データ記憶部18に記憶させ、受信した情報がユーザ情報であればユーザ情報18EとしてP2P基盤管理データ記憶部18に記憶させる。
ステップ306では、エンドピアから何らかのサービス提供又は情報提供を要求する要求メッセージを受信したか否かを判断し、受信している場合には、ステップ308へ移行し、受信していない場合には、ステップ302へ戻って上記と同様の処理を繰り返す。
ステップ308では、要求メッセージに対応した情報が自ピアのP2P基盤管理データ記憶部18に記憶されているか否かを判断し、記憶されている場合には、ステップ310へ移行し、記憶されていない場合には、ステップ312へ移行する。
ステップ310では、要求メッセージに対応した情報をP2P基盤管理データ記憶部18から読み出して要求元のピアに送信する。
一方、ステップ312では、要求メッセージを隣接のピアに転送する。これにより、要求メッセージが他ピアに伝搬される。これにより、要求メッセージに対応した処理を実行可能なピアから応答メッセージが送信される。
ステップ314では、要求メッセージに対応した処理を実行可能なピアから送信された応答メッセージを受信し、これを要求元のエンドピアに送信する。
ここで、ネットワーク54のピア54Aが告知情報の探索要求を行う場合について説明する。この場合、ピア54Aは、待ち合わせ機能付きピアを検索し、検索された待ち合わせ機能付きピア52Cに告知情報の探索要求メッセージを送信する。これにより待ち合わせ機能付きピア52Cは、自ピアに他ピアの告知情報が蓄積されていれば、これをピア54Aに送信し、蓄積されていない場合には、例えば隣のピア52A、52B等に告知情報を送信するよう要求する。このとき、ピア52Aは、自ピアの告知情報と、自ピアに記憶されている他ピアの告知情報、例えばピア56Aの告知情報がすでに記憶されている場合には、その告知情報とを待ち合わせ機能付きピア52Cに送信する。ピア52Cについても同様である。待ち合わせ機能付きピア54Cは、他ピアから送信された告知情報を蓄積すると共に、ピア54Aに送信する。
以上のように、待ち合わせ機能付きピアは、他ピアから送信された告知情報等の各種情報を自ピアに蓄積しておき、エンドピアからの要求に対応した情報が自ピアに記憶されている場合には、その情報をエンドピアに送信する。従って、P2Pネットワーク11のように大規模なネットワークにおけるメッセージの送受信の効率を向上させることができる。
次に、アプリケーション実行の具体例として、アプリケーションがファイル共有サービスの場合におけるアプリケーション実行部20の処理について説明する。
この場合、アプリケーション実行部20は、ファイル名等の所望のファイルを特定するための情報を少なくとも含んだファイル探索要求をメッセージ制御部24のメッセージディスパッチ部36に通知する。メッセージディスパッチ部36では、このファイルを所有するピアを探索するようピア探索サービス部38に対して要求する。これにより、ピア探索サービス部38によって所望のファイルを所有するピアが探索され、アプリケーション実行部20に通知される。そして、アプリケーション実行部20では、探索されたピアに対してファイルを送信するよう要求し、取得する。なお、所望のファイルを所有しているピアの情報を既に取得しており、自ピアに記憶されていた場合には、ピア探索を実行せずに、直接そのピアにファイル送信要求を送信してファイルを取得すればよい。
このように、アプリケーション実行部20は、メッセージ制御部24を介して他ピアとメッセージの送受信を行い、サービスを提供する。
なお、P2Pネットワークの構築について上記は一例であり、例えば上記特許文献1に記載されたプロトコルや、JXTAプロトコルのPDP(Peer Discovery Protocol:ピア発見プロトコル)、PRP(Peer Resolver Protocol:ピア解決プロトコル)、PIP(Peer Information Protocol:ピア情報プロトコル)、PMP(Peer Membership Protocol:ピアメンバーシッププロトコル)、PBP(Peer Binding Protocol:ピアバインディングプロトコル)、PEP(Peer Endpoint Protocol:ピアエンドポイントプロトコル)等の公知のプロトコルを用いてP2Pネットワークを構築してもよい。
ところで、上述のように構成されたP2Pネットワークでは、各ピアで情報を共有する際には、特に共有制限等が設けられていないので、自由に共有された情報を使用することができる。
しかしながら、写真データや音楽データ等の場合には、意図しないピアへの流出を制限したい場合がある。
そこで、本実施の形態では、共有データの共有制限の設定が可能とされており、予め設定された共有制限に応じたデータ共有が行われる。なお、共有制限は、アプリケーション実行部20によって実行される。
ここで、共有制限を実行するアプリケーション実行部20の構成について説明する。図12は、共有制限を実行するアプリケーション実行部20を備えたピアが接続されたP2Pネットワークの一例を示すブロック図である。
アプリケーション実行部20は、データ共有部70、メディア管理部74、データ加工部72、データ暗号化部78、及びデータ復号化部80を含んで構成され、アプリケーションメモリ22には、P2Pネットワーク10に接続された各ピアと共有する各種データが記憶される。
データ共有部70は、アプリケーションメモリ22に記憶された各種データを、P2P基盤構成部16を介してP2Pネットワーク10で共有する機能を有し、P2P基盤構成部16を介して他のピアから自ピアに転送される各種データをアプリケーションメモリ16に記憶したり、アプリケーションメモリ16に記憶された各種データを、P2P基盤構成部16を介して他のピアに転送する。
メディア管理部74は、各種メディア82を検出して、メディア82を検出した場合に、メディア82に記録されているデータを取り出してデータ加工部72に転送する。また、メディア82の取り出しや接続断を検出した場合に、データ共有部70に転送されたデータを削除する。なお、メディア82としては、DVD、CD、メモリカード等の各種記録媒体を適用するようにしてもよいし、デジタルカメラ等を記録媒体として適用して、メディア管理部74がデジタルカメラの接続等を検出するようにしてもよい。また、メディア82に記録されるデータとしては、例えば、文書データ、動画データ、デジタルカメラ等で撮影した写真データ等を適用することができる。
データ加工部72は、メディア管理部74によってメディア82から取り出したデータを保護するために、イメージの解像度を落とす処理(解像度が小さくすることにより、写真データ等の場合には品質が低下して再利用しくくなる)、イメージ画像や写真画像等に「コピー禁止」等の文字を埋め込む処理、サムネイル画像の作成、撮影日時などのデータを取り出して表示用データの作成等を行う。また、データ加工部72は、この他に、写真データの場合に撮影日時や撮影したカメラの情報等を取り出す処理、文書データの場合に先頭ページのサムネイル画像を作成する処理、文書データからイメージ画像を作成する処理(作成するイメージ画像は文書全体でもよいし、ページの一部でもよい)等を行うようにしてもよい。すなわち、データ加工部72では、元データの一部または元データの縮小画像を表す加工データを作成する。
データ暗号化部78は、ディレクトリ等を直接操作してピア内のデータを取得できないように暗号化を行う。なお、暗号化の方法は公知の各種技術を適用することが可能である。
データ復号化部80は、データ暗号化部78で暗号化されたデータをデータ表示部76等で表示を行うために復号化を行う。
また、データ共有部70によって共有されるデータは、データ表示部76によって表示できるようになっている。データ表示部76では、データの表示の他に、データ表示する際に、文字列のコピー&ペーストや、イメージのスクリーンショット等を禁止する等の処理を行う。
ここで、データ共有部70で共有されるデータを参照するための共有データ参照UI(User Interface)について説明する。図13は、データ表示部76に表示される共有データ参照UI画面の一例を示す図である。
共有ファイルの参照を指定する操作がユーザによって行われた場合に、例えば、図13に示すような共有ファイル参照UI画面84を表示する。
共有ファイル参照UI画面84では、例えば、共有フォルダやその共有フォルダ内の共有ファイルを表示すると共に、表示された共有フォルダ内の情報を表示する。図13では、左側に共有フォルダ1内の情報を階層表示し、右側にはメディア管理部74によって検出されたメディア82内のファイルが表示され、その下側にデータ加工部72によって作成された加工データが表す画像(例えば、サムネイル画像等)のイメージ画像が表示されている一例を示す。
このような共有ファイル参照UI画面84に表示されているファイル名等を選択する操作を行うことでP2Pネットワーク10で共有されているデータを参照することができる。
次に、共有データの共有制限の設定について説明する。図14は、共有制限の設定を行うための共有制限設定UI画面の一例を示す図である。
本実施の形態では、共有制限の設定は、例えば、図14(A)に示す共有制限設定UI画面86Aのように、ユーザ(ピア)毎にアクセス権を設定、ファイル毎にアクセス権を設定、あるいは指定無しの3種類に設定可能とされており、何れかを選択する操作を行い、「OK」を選択する操作を行うことで、図14(B)に示す共有制限設定UI画面86Bまたは図14(C)に示す共有制限設定UI画面86Cの表示が可能となる。
ファイル毎に設定を行う場合には、図14(A)に示す「ユーザ」タグの選択が可能となり、「ユーザ」タグを選択する操作が行われると、図14(B)に示す共有制限設定UI画面86Bが表示される。
図14(B)に示す共有制限設定UI画面86Bでは、ユーザ毎のアクセス権の設定が可能とされており、本実施の形態では、図14(B)に示すように、「スーパーユーザ」、「アドミニストレータ」、「一般ユーザ」の3種類に設定可能とされており、何れかを選択する操作を行い、「OK」を選択する操作を行うことでユーザ毎のアクセス権の設定を行う。なお、各選択項目毎に3段階にアクセス可能な範囲(例えば、印刷許可、文書の変更許可、内容のコピーまたは抽出など)が予め設定されているものとし、例えば、「スーパーユーザ」は全て許可し、「アドミニストレータ」は内容のコピーまたは抽出以外を許可し、「一般ユーザ」は印刷だけを許可する。
図14(C)に示す共有制限設定UI画面86Cでは、ファイル毎のアクセス件の設定が可能とされており、本実施の形態では、ユーザ毎のアクセス権の設定と同様に、「スーパーユーザ」、「アドミニストレータ」、「一般ユーザ」の3種類に設定可能とされており、何れかを選択する操作を行い、「OK」を選択する操作を行うことでファイル毎のアクセス権の設定を行う。なお、各選択項目毎にアクセス可能な範囲は、上記同様にが予め設定されているものとする。また、ファイル毎のアクセス権の設定を行う場合には、共有ファイル参照UI画面86C内に表示されるファイルのプロパティ等を開くことでも、図14(C)に示す共有制限設定UI画面86Cを表示するようにしてもよい。
なお、共有制限設定UI画面86A〜86Cは、P2Pネットワーク10にデータを共有する際に設定するようにしてもよいし、共有後に各UI画面を用いて設定変更可能としてもよい。
続いて、上述のように構成された共有制限を実行するアプリケーション実行部20で行われる処理について説明する。
始めに、共有データの登録時の処理について説明する。図15は、共有データ登録時のアプリケーション実行部20で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ400では、メディア管理部74がメディア82を検出したか否か判定する。該判定は、自ピアにメディア82が接続(例えば、デジタルカメラがUSB接続)されたか否かを判定することによってなされ、該判定が否定された場合にはそのまま処理を終了してその他の処理を行い、肯定された場合にはステップ402へ移行する。すなわち、メディア管理部74は、メディア82の接続等を監視し、メディア82の接続等を検出したところで、当該処理を開始される。
ステップ402では、メディア管理部74がメディア82内に記録されているデータを取得してデータ加工部72に渡してステップ404へ移行する。
ステップ404では、データ加工部72が加工データを作成してステップ406へ移行する。例えば、データ加工部72は、上述したように、メディア82から取得した写真データからサムネイル画像を作成したり、撮影日時などのデータを取り出して表示データ用を作成する。
ステップ406では、データ暗号化部78がメディア82から取り出したデータやデータ加工部72で加工されたデータを暗号化して、データ共有部70に渡して、ステップ408へ移行する。
ステップ408では、データ共有部70が暗号化されたデータをP2Pネットワーク10における共有保存先であるアプリケーションメモリ22に保存して、ステップ410へ移行する。すなわち、アプリケーションメモリ22にデータを保存することにより、P2Pネットワーク10にログオンしている各ピアに対してアプリケーションメモリ22に保存されたデータがコピーされて情報が共有される。
ステップ410では、メディア管理部74はメディア82内のデータを全て取得したか否か判定して、該判定が否定された場合には、ステップ402に戻って上述の処理を繰り返し、メディア82内の全てのデータに対して上述の処理が終了したところで、ステップ410の判定が肯定されて、ステップ412へ移行する。
ステップ412では、アプリケーション実行部20は、アクセス権設定処理を行って、一連の共有データ登録時の処理を終了する。アクセス権設定処理は、例えば、上述したように、図14(A)〜(C)に示す共有制限設定UI画面86A〜86Cを用いて行い、ファイル毎にアクセス権を設定したり、ユーザ毎にアクセス権を設定する。ファイル毎にアクセス権を設定する場合には、各ファイルを指定するために、共有ファイル参照UI画面84を表示して、各ファイルを指定してプロパティを開く等の操作を行うことでファイル毎のアクセス権の設定が可能である。
次に、上述のように登録された共有データを他のピアで閲覧する際の処理を説明する。図16は、共有データ閲覧時のアプリケーション実行部20で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ500では、アプリケーション実行部20は、共有ファイル参照が指示されたか否か判定する。該判定は、例えば、データ表示部76に共有ファイル参照UI画面84を表示する指示がなされたか否か判定することによってなされ、該判定が否定された場合にはそのまま処理を終了して他の処理を実行し、肯定された場合にはステップ502へ移行する。すなわち、アプリケーション実行部20は、共有ファイル参照の指示を監視し、共有ファイル参照の指示がなされたところで、当該処理を開始する。
ステップ502では、アプリケーション実行部20は共有ファイル参照UI画面84表示処理を行い、ステップ504へ移行する。なお、共有ファイル参照UI画面表示処理は、図13に示すような共有ファイル参照UI画面84をデータ表示部76に表示すると共に、ユーザ指示に応じて選択されたファイル等を反転表示する等の処理を行う。
ステップ504では、アプリケーション実行部20は、参照ファイルが指定されたか否か判定する。すなわち、共有ファイル参照UI画面84を用いて、参照対象のファイルを指定する操作がなされたか否かが判定され、該判定が否定された場合には、ステップ502に戻って、ファイルの選択操作等に応じたファイルの反転表示等がなされながら上述の処理が繰り返され、ステップ504の判定が肯定されたところでステップ506へ移行する。
ステップ506では、データ復号化部80が指定された参照ファイルに対応する加工データを復号化してデータ表示部76に表示してステップ508へ移行する。これによって元データの一部または元データを縮小したデータであるサムネイル画像等の加工データが表示され、ファイルを確認することができる。
ステップ508では、データ暗号化部78はアクセス権の設定があるか否か判定する。該判定は、予め図14(A)の共有制限設定画面UI86Aで設定されたアクセス権の設定に基づいて行われ、該判定が肯定された場合にはステップ510へ移行し、否定された場合にはステップ512へ移行する。
ステップ510では、アプリケーション実行部20はデータ共有部70を制御して、予め設定したアクセス権に応じた参照ファイル表示及びデータ処理を行ってステップ514へ移行する。例えば、ユーザ毎にアクセス権が設定されている場合(図14(B)のユーザアクセス権の設定がなされている場合)には、当該ピアがP2Pネットワーク10にログオン時に入力されたパスワード等に対応するユーザのアクセス権に応じてデータ復号化部80で元データを復号化して参照ファイルのデータ表示部76への表示許可を行うと共にデータ処理許可を行い、ファイル毎にアクセス権が設定されている場合(図14(C)のファイルアクセス権の設定がなされている場合)には、ユーザにパスワード入力等を求めて入力されたパスワード等に対応するアクセス権に応じてデータ復号化部80で元データを復号化して参照ファイルのデータ表示部76への表示許可を行うと共にデータ処理許可を行う。すなわち、本実施の形態では、アクセス権に応じた3段階のアクセス制限(共有制限)がなされ、データ表示部76への元データの表示許可や、印刷許可、文書の変更許可、内容のコピーまたは抽出などのデータ処理がアクセス権に応じて許可/禁止される。なお、このとき、データ表示部76に表示されている元データの写真画像等のスクリーンショット等アクセス権に応じてを禁止するようにしてもよい。
一方、ステップ512では、アプリケーション実行部20は、参照ファイルの表示及びユーザによって指示されたデータ処理を行ってステップ514へ移行する。すなわち、アクセス権の設定がなされていないので、データ復号化部80で元データを復号化してデータ表示部76への元データの表示を行うと共に、ユーザの指示に応じて、印刷許可、文書の変更許可、内容のコピーまたは抽出などのデータ処理を行う。
ステップ514では、アプリケーション実行部20はファイル参照を終了するか否か判定する。該判定は、例えば、共有ファイル参照UI画面84を閉じる操作等がなされたか否か等を判定することによってなされ、該判定が否定された場合には、ステップ502へ戻って上述の処理が繰り返され、ステップ514の判定が肯定されたところで、共有データ閲覧時の処理を終了する。
次に、共有データ削除時の処理について説明する。図17は、共有データ削除時のアプリケーション実行部20で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ600では、メディア管理部74がメディア82の接続断を検出したか否か判定する。該判定は、自ピアに接続されているメディア82が接続断(例えば、USB接続されたデジタルカメラが取り外されて接続断となる状態や各種記録媒体が取り外されて接続断となる状態)となったか否かを判定することによってなされ、該判定が否定された場合にはそのまま処理を終了してその他の処理を行い、肯定された場合にはステップ602へ移行する。すなわち、メディア管理部74は、メディア82の接続断を監視し、メディア82の接続断を検出したところで、当該処理を開始する。
次にステップ602では、データ共有部70が共有されているメディア82内のファイルに対応するデータををアプリケーションメモリ22から削除して、ステップ604へ移行する。
ステップ604では、アプリケーション実行部20が、P2P基盤構成部16を介してP2Pネットワーク10に接続されている各ピアに対して、アプリケーションメモリ22から削除したデータに対応する共有ファイルの削除を指示して、共有データ削除時の処理を終了する。これによって、メディア82を接続断する(例えば、USB接続されたデジタルカメラを取り外したり、記録媒体等のメディア82を取り出す)だけでP2Pネットワーク10で共有しているメディア82内のデータに対応するデータを削除することができるので、容易にデータの公開(P2Pネットワーク10上での共有)を中止することができる。
なお、上記の実施の形態では、メディア82の接続断を検出すると直ぐに対応するデータを削除するようにしたが、これに限るものではなく、例えば、メディア82の接続断を検出して、所定期間(例えば、1週間等)後に対応するデータを削除するようにしてもよい。また、この時、所定期間を変更可能なようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、アクセス権に応じて元データへのアクセスを制限するようにしたが、加工データについてもアクセス権に応じて制限するようにしてもよい。
P2Pネットワークのネットワーク構成図である。 ピュアP2Pのネットワーク構成図である。 ハイブリッドP2Pのネットワーク構成図である。 P2Pネットワークのグループについて説明するための概念図である。 ピアの基本的構成のブロック図である。 メッセージ制御部のブロック図である。 エンドピアで実行される処理のフローチャートである。 転送機能付きピアで実行される処理のフローチャートである。 スパニングツリーのイメージ図である。 P2Pネットワークの他の形態のネットワーク構成図である。 待ち合わせ機能付きピアで実行される処理のフローチャートである。 共有制限を実行する本発明の実施の形態に係わるアプリケーション実行部を備えたピアが接続されたP2Pネットワークの一例を示すブロック図である。 データ表示部に表示される共有データ参照UI画面の一例を示す図である。 共有制限の設定を行うための共有制限設定UI画面の一例を示す図である。 共有データ登録時の本発明の実施の形態に係わるアプリケーション実行部で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 共有データ閲覧時の本発明の実施の形態に係わるアプリケーション実行部で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 共有データ削除時の本発明の実施の形態に係わるアプリケーション実行部で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 P2Pネットワーク
12 ピア
16 P2P基盤構成部
20 アプリケーション実行部
22 アプリケーションメモリ
72 データ加工部
74 メディア管理部
76 データ表示部
78 データ暗号化部
80 データ復号化部
82 メディア
84 共有ファイル参照UI画面
86A〜86C 共有制限設定UI画面

Claims (22)

  1. 複数の装置が接続され、各装置毎に保持された情報を互いに共有可能なピアツーピアシステムに接続可能な情報処理装置であって、
    前記ピアツーピアシステムで共有するための元データを取得する取得手段と、
    前記元データを前記ピアツーピアシステム上の共有先に保存して、前記元データを前記ピアツーピアシステム上で共有する共有手段と、
    前記元データへのアクセス権を設定する設定手段と、
    前記設定手段の設定に応じて前記共有手段による共有を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 複数の装置が接続され、各装置毎に保持された情報を互いに共有可能なピアツーピアシステムに接続可能な情報処理装置であって、
    前記ピアツーピアシステムで共有するための元データを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記元データを加工して、前記元データの一部または元データの縮小画像を表す加工データを作成する加工手段と、
    前記加工データ及び前記元データを前記ピアツーピアシステム上の共有先に保存して、前記加工データを前記ピアツーピアシステム上で共有する共有手段と、
    前記元データへのアクセス権を設定する設定手段と、
    前記設定手段の設定に応じて前記元データを共有するように前記共有手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記取得手段は、前記元データが記録された記録媒体の接続を検出する検出手段を含み、前記検出手段によって前記記録媒体の接続が検出された時に、前記記録媒体から前記元データを取得することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記検出手段によって検出された前記記録媒体の検出が未検出となった時に、前記取得手段によって取得され前記ピアツーピアシステム上の共有先に保存されたデータを削除する削除手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記設定手段は、ユーザ毎またはデータ毎にアクセス権を設定することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記設定手段によって設定されたアクセス権に応じて、元データの表示及び前記元データに対する処理を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記取得手段によって取得された前記元データを暗号化する暗号化手段と、前記設定手段によって設定されたアクセス権に応じて暗号化された前記元データを復号化する復号化手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 複数の装置が接続され、各装置毎に保持された情報を互いに共有可能なピアツーピアシステムに接続可能な情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記ピアツーピアシステムで共有するための元データを取得する取得ステップと、
    前記元データを前記ピアツーピアシステム上の共有先に保存して、前記元データを前記ピアツーピアシステム上で共有する共有ステップと、
    前記元データへのアクセス権を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップで設定したアクセス権に応じて共有ステップでの共有を制御する制御ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  9. 複数の装置が接続され、各装置毎に保持された情報を互いに共有可能なピアツーピアシステムに接続可能な情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記ピアツーピアシステムで共有するための元データを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記元データを加工して、前記元データの一部または元データの縮小画像を表す加工データを作成する加工ステップと、
    前記加工データ及び元データを前記ピアツーピアシステム上の共有先に保存して、前記加工データを前記ピアツーピアシステム上で共有する共有ステップと、
    前記元データへのアクセス権を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップで設定したアクセス権に応じて前記元データを共有するように共有ステップを制御する制御ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. 前記取得ステップは、前記元データが記録された記録媒体の接続を検出する検出ステップを含み、前記検出ステップで前記記録媒体の接続を検出した時に、前記記録媒体から前記元データを取得することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の情報処理方法。
  11. 前記検出ステップで検出した前記記録媒体の検出が未検出となった時に、前記取得ステップで取得して前記ピアツーピアシステム上の共有先に保存したデータを削除する削除ステップを更に含むことを特徴とする請求項10に記載の情報処理方法。
  12. 前記設定ステップは、ユーザ毎またはデータ毎にアクセス権を設定することを特徴とする請求項8乃至請求項11の何れか1項に記載の情報処理方法。
  13. 前記制御ステップは、前記設定ステップ設定したアクセス権に応じて、前記元データの表示及び前記元データに対する処理を制御することを特徴とする請求項8乃至請求項12の何れか1項に記載の情報処理方法。
  14. 前記取得ステップで取得した前記元データを暗号化する暗号化ステップと、前記設定ステップで設定したアクセス権に応じて暗号化した前記元データを復号化する復号化ステップと、を更に含むことを特徴とする請求項8乃至請求項13の何れか1項に記載の情報処理方法。
  15. 複数の装置が接続され、各装置毎に保持された情報を互いに共有可能なピアツーピアシステムに接続可能なコンピュータに以下の情報処理を実行させる情報処理プログラムであって、
    前記処理は、
    前記ピアツーピアシステムで共有するための元データを取得する取得ステップと、
    前記元データを前記ピアツーピアシステム上の共有先に保存して、前記元データを前記ピアツーピアシステム上で共有する共有ステップと、
    前記元データへのアクセス権を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップで設定したアクセス権に応じて共有ステップでの共有を制御する制御ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理プログラム。
  16. 複数の装置が接続され、各装置毎に保持された情報を互いに共有可能なピアツーピアシステムに接続可能なコンピュータに以下の情報処理を実行させる情報処理プログラムであって、
    前記処理は、
    前記ピアツーピアシステムで共有するための元データを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記元データを加工して、前記元データの一部または元データの縮小画像を表す加工データを作成する加工ステップと、
    前記加工データ及び元データを前記ピアツーピアシステム上の共有先に保存して、前記加工データを前記ピアツーピアシステム上で共有する共有ステップと、
    前記元データへのアクセス権を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップで設定したアクセス権に応じて前記元データを共有するように共有ステップを制御する制御ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理プログラム。
  17. 前記取得ステップは、前記元データが記録された記録媒体の接続を検出する検出ステップを含み、前記検出ステップで前記記録媒体の接続を検出した時に、前記記録媒体から前記元データを取得することを特徴とする請求項15に記載の情報処理プログラム。
  18. 前記検出ステップで検出した前記記録媒体の検出が未検出となった時に、前記取得ステップで取得して前記ピアツーピアシステム上の共有先に保存したデータを削除する削除ステップを更に含むことを特徴とする請求項17に記載の情報処理プログラム。
  19. 前記設定ステップは、ユーザ毎またはデータ毎にアクセス権を設定することを特徴とする請求項15乃至請求項18の何れか1項に記載の情報処理プログラム。
  20. 前記制御ステップは、前記設定ステップで設定したアクセス権に応じて、前記元データの表示及び前記元データに対する処理を制御することを特徴とする請求項15乃至請求項19の何れか1項に記載の情報処理プログラム。
  21. 前記取得ステップ取得した前記元データを暗号化する暗号化ステップと、前記設定ステップで設定したアクセス権に応じて暗号化した前記元データを復号化する復号化ステップと、を更に含むことを特徴とする請求項15乃至請求項20の何れか1項に記載の情報処理プログラム。
  22. 複数のピアが接続されて構成されたピアツーピアシステムであって、
    請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の情報処理装置をピアとして含むことを特徴とするピアツーピアシステム。
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