JP2006183464A - 内燃機関用エアヒータ及びこれに用いられるブラケット - Google Patents

内燃機関用エアヒータ及びこれに用いられるブラケット Download PDF

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Abstract

【課題】 長期間に亘る使用によっても短絡を抑制することができる内燃機関用エアヒータを提供する。
【解決手段】 本内燃機関用エアヒータ1は、ヒータエレメント11と、該ヒータエレメントが当接し且つ絶縁性セラミックからなる支持体12と、該支持体を保持するブラケット13と、を備え、前記ブラケットは、ブラケット本体13aと、該ブラケット本体の表面に形成された絶縁性被膜と、を有することを特徴とする。前記ヒータエレメントは蛇行状に屈曲して形成され、該ヒータエレメントの屈曲部111が前記支持体に当接することが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関用エアヒータ及びこれに用いられるブラケットに関し、さらに詳しくは、長期間に亘る使用によっても短絡を抑制することができる内燃機関用エアヒータ及びこれに用いられるブラケットに関する。
従来の内燃機関用エアヒータとして、ディーゼルエンジンの冷却時の始動性を改善するために吸気ポートにヒータエレメントを備えた吸気ヒータが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、排気ガスの浄化を目的とした三元触媒の上流側の排気管に設けられ、触媒の活性状態となるようにその排気ガスを加熱する排気ヒータが知られている(例えば、特許文献2参照)。
上記内燃機関用エアヒータでは、例えば、図6に示すように、平板状のヒータ線を蛇行状につづら折りにして形成されるヒータエレメント51が多く用いられている。このヒータエレメントの端子部となる両端部は、アルミニウム製のハウジング55の内周面にボルトを用いて固定されている。また、ヒータエレメントの一端側は、ボルトがハウジングと絶縁状態となるようにボルトとハウジングとの間に絶縁板等を介在させ、そのボルトがバッテリー等の外部電源の正極と接続されている。一方、ヒータエレメントの他端側は、ハウジングと導通状態とすることで、ハウジングが取付けられるインテークマニホールドや排気管等へハウジングを介して電気的に接地された状態とされている。また、ヒータエレメントの屈曲部は、絶縁性セラミックからなる支持体52に形成された複数の凹部に当接され、その支持体を鉄系金属からなる断面略コ字状のブラケット53にはめ込んで固定し、そのブラケットをハウジングに固定することで、ヒータエレメントはハウジングに固定されている。詳細には、上記ブラケットの底面には板バネが配置され、この板バネにより支持体はブラケットの底面に対向して張り出した鉤部に係止して弾性保持されている。
しかし、上記従来の内燃機関用エアヒータの構造では、ブラケットの鉤部とヒータエレメントの屈曲部とは、通常、所定の間隙をもって配置されているため、互いに絶縁された状態であるが、長期間に亘る使用によってその間隙部分にEGRによる煤やガス等の炭化物が堆積してしまい、その堆積炭化物によって短絡してしまうといった問題があった。
また、近年では自動車の製造において、コスト削減の動きから使用する部品点数を減少させる傾向にある。従来、上記内燃機関用エアヒータが取付けられていた部分は、例えば、エンジンの吸気ポートとインテークマニホールドとの間であり、上記ハウジングがこの流路の内形と同一の形状を形成することで取付けられていた。しかし、上記のような業界の動きから、金属製ハウジングを用いずに、金属製の通気部(例えば、吸気ポート、インテークマニホールド、排気管等)の流路内にヒータエレメントを直接取り付けることが要求されるようになった。
しかし、ヒータエレメントを通気部の流路内に直接ボルトによって取り付けるとその固定が不安定となってしまう。また、絶縁を確保することが困難となる場合もある。そこで、上記ブラケットの側面にブラケットの一部を加工して弾性力を持たせた爪部を形成し、この爪部により流路内に形成された凹部に弾性係止させ、ブラケットを流路内に装架させるようにすることが提案された。
上記構成とすることで通気部の流路内におけるヒータ固定の安定性は増すが、一方では上述の金属製ハウジングを用いる場合と同様の問題を生じてしまう。すなわち、長期間に亘る使用によって、ブラケットの鉤部とヒータエレメントの屈曲部との間隙部分にEGRによる煤やガス等の炭化物が堆積してしまい、その堆積単炭化物によって短絡してしまうといった問題があった。
実開昭61−140162号公報 実開平5−6121号公報
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、長期間に亘る使用によっても短絡を抑制することができる内燃機関用エアヒータ及びこれに用いられるブラケットを提供することを目的とする。
本発明は、以下の通りである。
1.ヒータエレメントと、該ヒータエレメントが当接し且つ絶縁性セラミックからなる支持体と、該支持体を保持するブラケットと、を備える内燃機関用エアヒータにおいて、前記ブラケットは、ブラケット本体と、該ブラケット本体の表面に形成された絶縁性被膜と、を有することを特徴とする内燃機関用エアヒータ。
2.前記ヒータエレメントは蛇行状に屈曲して形成され、該ヒータエレメントの屈曲部が前記支持体に当接する上記1.記載の内燃機関用エアヒータ。
3.前記ブラケット本体はステンレス材からなる上記1.又は2.に記載の内燃機関用エアヒータ。
4.前記絶縁性被膜はフッ素系樹脂からなる上記1.乃至3.のいずれか一項に記載の内燃機関用エアヒータ。
5.前記絶縁性被膜は酸化被膜である上記1.乃至3.のいずれか一項に記載の内燃機関用エアヒータ。
6.前記ブラケットを支持する金属製ハウジングをさらに備える上記1.乃至5.のいずれか一項に記載の内燃機関用エアヒータ。
7.ヒータエレメントが当接し且つ絶縁性セラミックからなる支持体を保持可能であるブラケット本体と、該ブラケット本体の表面に形成された絶縁性被膜と、を備えることを特徴とする内燃機関用エアヒータ用のブラケット。
本発明の内燃機関用エアヒータによると、ブラケット本体の表面に絶縁性被膜が形成されているので、ブラケットとヒータエレメントとの間隙部分への炭化物付着が進んでも、その絶縁性被膜によってヒータエレメントに対して良好な電気的絶縁性が保たれて短絡を抑制することができる。また、内燃機関の通気部にブラケットを直接取り付けるようにすれば、金属製ハウジングを必要とせず、部品点数を低減することができる。
また、上記構成は前記ヒータエレメントが蛇行状に屈曲して形成され、該ヒータエレメントの屈曲部が前記支持体に当接する場合により効果的である。効率良く気体を加熱することができ製造が容易なことから、ヒータエレメントは蛇行状に屈曲した形状とすることが多い。しかしながらこの形状であると、支持体に当接した屈曲部と前記ブラケットとの間で短絡が生じてしまい長期間その性能を維持することができなくなる懸念があるが、上記構成をともに採用することにより、長期間に亘ってエアヒータとしての性能を維持できるようになる。
また、前記ブラケット本体がステンレス材からなる場合は、特に、内燃機関の通気部にブラケットを直接取り付ける際にこのブラケットをより安定的に固定することができる。すなわち、金属製ハウジングを用いる場合には、鉄系金属からなるブラケットをハウジングの凹部にはめ込んで安定的に固定することができるが、内燃機関の通気部にブラケットを直接取り付ける場合には、ブラケットにある程度の弾力性を有する爪部を形成することが好ましく、この弾力性を確保するためにステンレス材を用いている。
また、前記絶縁性被膜がフッ素系樹脂からなる場合は、ブラケットの材質に拘わらず被膜を形成することができる。
また、前記絶縁性被膜が酸化被膜である場合は、特に、ブラケットがクロム元素を含有するステンレス材からなる場合に、絶縁性被膜として酸化クロムの層を形成することができる。
また、前記ブラケットを支持する金属製ハウジングをさらに備える場合は、通気部にハウジングを介してエアヒータを容易且つ迅速に取り付けることができる。なお、このように金属製ハウジングを備えるエアヒータであっても、ブラケットの絶縁性被膜によってヒータエレメントに対して良好な電気的絶縁性が保たれて短絡を抑制することができる。
本発明の内燃機関用エアヒータ用のブラケットによると、ブラケット本体の表面に絶縁性被膜が形成されているので、ブラケットとヒータエレメントとの間隙部分への炭化物付着が進んでも、その絶縁性被膜によってヒータエレメントに対して良好な電気的絶縁性が保たれて短絡を抑制することができる。また、内燃機関の通気部にブラケットを直接取り付けるようにすれば、金属製ハウジングを用いるものに比べ、部品点数を低減することができる。
1.内燃機関用エアヒータ(金属製ハウジングを備えない形態)
本実施形態1に係る内燃機関用エアヒータ(以下、単に「エアヒータ」とも記載する。)は、以下に述べるヒータエレメント、支持体及びブラケットを備えている(図1参照)。このエアヒータは、通常、内燃機関の通気部の内周側に上記ブラケットが取り付けられてその通気部の流路内に配設される。
なお、上記内燃機関の通気部としては、例えば、吸気ポート、インテークマニホールド、インテークパイプ、排気管等を挙げることができる。これは、以下の発明においても同様に適用されるものとする。
上記「ヒータエレメント」の材質、形状、大きさ等は特に問わない。このヒータエレメントの形状としては、例えば、リボン状、格子状、網状、らせん状等を挙げることができる。より安価且つ簡易な構造を採用できるといった観点から、リボン状のヒータエレメントであることが好ましい。この場合、ヒータエレメントは、例えば、金属製の帯体を蛇行状に折り曲げて形成されており、複数の屈曲部及び直線状部を有することができる。
上記「支持体」は、上記ヒータエレメントが当接し且つ絶縁性セラミックからなる限り、その形状、個数等は特に問わない。この支持体は、例えば、上記ヒータエレメントの複数の屈曲部が入り込んで当接する複数の凹部を有していることができる。
上記「ブラケット」は、上記支持体を保持し且つブラケット本体及び絶縁性被膜を有しており、本実施の形態では、上記通気部の内周側に取着されている。
上記「ブラケット本体」の材質、形状等は特に問わない。このブラケット本体は、例えば、縦断面コ字状に形成され、上記通気部の内周側に当接する底面部と、この底面部の両縁側から立ち上がる側面部と、この側面部の上縁側に連なり且つ底面部に対向する鉤部と、を有することができる。この場合、ブラケット本体の底面部に板バネを配置し、この板バネによって支持体をブラケット本体の鉤部に圧接させて弾性保持させることができる。また、このブラケット本体は、例えば、上記通気部の内周側に圧接する弾性変形可能な爪部を有することができる。この場合、より好適な弾性力を確保できるといった観点から、ブラケット本体がステンレス材からなることが好ましい。一方、ブラケット本体に爪部を形成せず、例えば通気部に凸部を設け、その凸部に嵌合する凹部や孔をブラケット本体に形成して固定するような形体であったり、別体の固定部材を用いてブラケットを通気部に固定したりする場合は、ブラケット本体の材質はステンレス材に限られるものではなく、金属部材であれば、本発明は好適に奏効し得る。
上記「絶縁性被膜」は、耐熱性及び絶縁性に優れ且つ上記ブラケット本体の表面に形成されたものである限り、その種類、形成方法等は特に問わない。
上記「ブラケット本体の表面に形成された」とは、ブラケット本体の少なくとも一部表面に絶縁性被膜が形成されていることを意味する。ただし、この絶縁性被膜は、形成する被膜の種類等にもよるが、ブラケット本体の一部表面にのみに被膜を形成するよりもブラケット本体の全表面に対して被膜を形成する方が生産工程において有利な場合がある。
ここで、上記一部表面は、例えば、ブラケット本体の鉤部の表面のうちの、ブラケットを通気部の内周側に取り付けたときに通気部の流路に露出する露出面であることができる。このようにヒータエレメントの屈曲部に最も近接するブラケット本体の鉤部の露出面に絶縁性被膜を形成することによって、ヒータエレメントの屈曲部に対する電気的絶縁耐力を増加させることができる。この場合、さらに、上記一部表面が、ブラケットの底面部及び/又は爪部の表面うちの、ブラケットを通気部の内周側に取り付けたときに通気部の内周側に当接する当接面を含んでいることが好ましい。
上記絶縁性被膜は、上記ブラケット本体に直接形成された膜及び密着配設されたシート状部材を含む。その直接形成された膜としては、例えば、以下に述べるフッ素系樹脂被膜、酸化被膜等を挙げることができる。また、密着配設されたシート状部材としては、例えば、ポリイミド系樹脂等の樹脂シート、マイカ等の無機シート等を挙げることができる。
上記「フッ素系樹脂被膜」は、通常、ブラケット本体の表面に合成樹脂の分散液を塗布して形成される。このフッ素系樹脂の種類としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ペルフルオロアルコキシフッ化プラスチック(PFA)等を挙げることができる。また、このフッ素系樹脂の塗布方法としては、例えば、吹き付け、ローラ塗布、刷毛塗り等を挙げることができる。膜厚さの均一性といった観点から、吹き付けであることが好ましい。このフッ素系樹脂被膜の膜厚さは1μm程度でも必要十分な絶縁性を示すこととなるが、生産性といった観点から、フッ素系樹脂被膜の膜厚さが10〜300μm、特に50〜150μmであることが好ましい。
なお、上記フッ素系樹脂被膜の替わりに、例えば、ポリエーテルサルフォン(PES)等の合成樹脂被膜を形成することもできる。
上記「酸化被膜」は、通常、上記ブラケット本体を酸化してその表面に形成される。この酸化被膜としては、例えば、酸化クロム被膜を形成することができる。本実施の形態では、ブラケット本体の爪部に適度な弾性力を持たせるため、ブラケット本体の材質としてステンレス材を採用している。ステンレス材はクロム元素を含有することから、酸化クロム被膜を容易に形成することができる。この酸化クロム被膜は、例えば、ステンレス材からなるブラケット本体を水素−水蒸気雰囲気中で加熱処理することにより形成されることができる。この場合、上記酸化クロム被膜は、ブラケット本体を処理炉に収容し、その処理炉には、20〜50℃に保たれた水中を通して水分を含ませた水素ガスよりなるウエットガスと、ドライ水素よりなるドライガスとを1対1〜3の割合で投入し、ブラケット本体を1000〜1200℃(好ましくは、1100〜1200℃)の処理温度で加熱処理して形成されることが好ましい。最適量の水蒸気を含む水素ガス中で、ブラケット本体を1000℃(好ましくは1100℃)以上に加熱することにより、酸化クロム被膜が効率良く形成でき、一方、ブラケット本体を1200℃以下に加熱することにより、緻密な酸化クロム被膜を形成できるためのである。さらに、クロム元素を18重量%以上含有するステンレス材からなるブラケット本体を用いることが好ましい。
なお、上記酸化被膜の替わりに、例えば、アルミナ被膜、チタニア被膜等の酸化物被膜を形成することもできる。
なお、上記のフッ素系樹脂被膜や酸化被膜等の絶縁性被膜が一部に形成されていないブラケットを得る方法としては、例えば、(1)絶縁性被膜形成後にその被膜を切削除去する方法、(2)ブラケット本体の表面の所定部をマスク部材でマスキングし、その状態で被膜を形成してマスク部材を除去する方法等を挙げることができる。
2.内燃機関用エアヒータ(金属製ハウジングを備える形態)
本実施形態2に係る内燃機関用エアヒータ(以下、単に「エアヒータ」とも記載する。)は、以下に述べるヒータエレメント、支持体、ブラケット及びハウジングを備えている(図6参照)。このエアヒータは、通常、内燃機関の通気部の端部に上記ハウジングが取り付けられてその通気部の流路内に配設される。
なお、本実施形態2に係るエアヒータにおける「ヒータエレメント」「支持体」及び「絶縁性被膜」としては、例えば、上述の実施形態1で説明した構成を適用することができる。
上記「ブラケット」は、上記支持体を保持可能であり且つブラケット本体及び絶縁性被膜を有しており、本実施の形態では、ハウジングの内周側に取着可能である。
上記「ブラケット本体」の材質、形状等は特に問わない。このブラケット本体は、例えば、縦断面コ字状に形成され、ハウジングの内周側に当接する底面部と、この底面部の両縁側から立ち上がる側面部と、この側面部の上縁側に連なり且つ底面部に対向する鉤部と、を有することができる。この場合、ブラケット本体の底面部に板バネを配置し、この板バネによって支持体をブラケット本体の鉤部に圧接させて弾性保持させることができる。
上記「絶縁性被膜」は、耐熱性及び絶縁性に優れ且つ上記ブラケット本体の表面に形成されたものである限り、その種類、形成方法等は特に問わない。
上記「ブラケット本体の表面に形成された」とは、ブラケット本体の少なくとも一部表面に絶縁性被膜が形成されていることを意味する。ただし、この絶縁性被膜は、形成する被膜の種類等にもよるが、ブラケット本体の一部表面にのみに被膜を形成するよりもブラケット本体の全表面に対して被膜を形成する方が生産工程において有利な場合がある。
ここで、上記一部表面は、例えば、ブラケット本体の鉤部の表面のうちの、ブラケットをハウジングの内周側に取り付けたときに通気部の流路に露出する露出面であることができる。このようにヒータエレメントの屈曲部に最も近接するブラケットの鉤部の露出面に絶縁性被膜を形成することによって、ヒータエレメントの屈曲部に対する電気的絶縁耐力を増加させることができる。この場合、さらに上記一部表面が、ブラケット本体の底面部の表面うちの、ブラケットをハウジングの内周側に取り付けたときにハウジングの内周側に当接する当接面を含んでいることが好ましい。
上記「ハウジング」は、金属製であり且つ上記ブラケットを支持し得る限り、その形状、大きさ等は特に問わない。このハウジングは、本実施の形態では、枠状をなしており、内周面、外周面及び側面を有している。このハウジングの形状としては、例えば、角枠状、円枠状等を挙げることができる。また、このハウジングには、例えば、その内周側に上記ブラケットが嵌合可能な嵌合部が形成されていることができる。
3.内燃機関用エアヒータ用のブラケット
本発明に係る内燃機関用エアヒータ用のブラケットは、ヒータエレメントが当接し且つ絶縁性セラミックからなる支持体を保持可能であるブラケット本体と、該ブラケット本体の表面に形成された絶縁性被膜と、を備えることを特徴とする。本ブラケットは、例えば、上述の実施形態1又は2に係るエアヒータに用いられることができる。
なお、本ブラケットにおける「ヒータエレメント」「支持体」「ブラケット本体」及び「絶縁性被膜」としては、例えば、上述の実施形態1又は2で説明した構成を適用することができる。
4.内燃機関の吸気構造
内燃機関の吸気構造として、例えば、(1)上述の実施形態1又は2に係るエアヒータがインテークマニホールドに取り付けられた形態、(2)上述の実施形態1又は2に係るエアヒータがインテークパイプに取り付けられた形態、(3)上述の実施形態1又は2に係るエアヒータが吸気ポートに取り付けられた形態、(4)上述の実施形態1又は2に係るエアヒータが排気管に取付けられた等を挙げることができる。
以下、図面を用いて実施例1〜3により本発明を具体的に説明する。
(実施例1)
本実施例1に係る内燃機関用エアヒータ1(以下、単に「エアヒータ」とも記載する。)は、図1及び2に示すように、ヒータエレメント11、支持体12及びブラケット13を備えている。
なお、本実施例1では、図5に破線で示すように、車両等のエンジン2の吸気ポート21の内周側に装着されるエアヒータ1を例示する。また、本実施例1では、エンジン2で接地されるボディアース式のエアヒータ1を例示する。
上記ヒータエレメント11は、金属製帯体を蛇行状に折り曲げて形成され、多数の屈曲部111と直線状部112とを有している。このヒータエレメント11の正極側端部及び負極側端部は、吸気ポート21の出口側まで延びており、図示しない正極端子及び負極端子に接続されている。なお、上記正極端子は、エンジン2に絶縁支持され、上記負極端子はエンジンに導通支持されている。
上記支持体12は、図3及び4に示すように、絶縁性セラミック製であり、扁平した直方体状に形成されている。この支持体12には、ヒータエレメント11の屈曲部111が当接する複数の凹部121が形成されている。
上記ブラケット13は、図3及び4に示すように、ステンレス製であり縦断面略コ字状のブラケット本体13aを有している。このブラケット本体13aは、底面部131と、この底面部131の両縁側から立ち上がる一対の側面部132と、各側面部132の上縁側から内側方に延びて底面部131に対向する鉤部133と、を有している。そして、この底面部131に板バネ14(図2参照)を配置し、この板バネ14によって支持体12が鉤部133に圧接されて弾性保持されている。
上記ブラケット13は、側面部132の側縁側から外方に屈曲して延びる弾性変形可能な爪部134を有している。そして、このブラケット13を吸気ポート21の内周側に形成された嵌合凹部211(図2参照)に嵌め込んだ状態において、この爪部134が嵌合凹部211の側面に圧接することによって、吸気ポート21の内周側にブラケット13が安定的に固定される。
ここで、上記鉤部133及び側面部132は、ブラケット13を吸気ポート21の内周側に装着したときエア流路に露出する露出面133a,132aを有している(図1及び4参照)。また、上記底面部131及び爪部134は、ブラケット13を吸気ポート21の内周側に装着したとき吸気ポート21の内周側に当接する当接面131a,134aを有している(図3及び4参照)。
上記ブラケット本体13aの外側表面(鉤部133及び側面部132の露出面133a,132a、並びに底面部131及び爪部134の当接面131a,134a)には、スプレーによる吹き付けによりフッ素系樹脂(PTFE)の分散液が塗布され、その後、焼成炉にて約400℃にて焼成される。その結果、本実施例1に係るエアヒータ1のブラケット本体13aでは、外側表面に膜厚さ100μmのフッ素系樹脂被膜が形成されている。
以上より、本実施例1では、ブラケット本体13aの外側表面にフッ素系樹脂被膜が形成されているので、ブラケット本体13aの鉤部133とヒータエレメント11の屈曲部111との間隙部分への炭化物付着が進んでも、そのフッ素系樹脂被膜によってヒータエレメント11に対して良好な電気的絶縁性が保たれて短絡を抑制することができる。その結果、長期間に亘る使用によってもヒータシステムの安全性を向上させることができる。
また、本実施例1では、エンジン2の吸気ポート21の内周側にブラケット13を直接取り付けるようにしたので、従来のように、ブラケット取着用の金属製ハウジングを必要とせず、部品点数を低減することができる。また、ステンレス製のブラケット本体13aの一部を加工して適当な弾力性を有する爪部134を設けたので、この爪部134によってブラケット13を吸気ポート21の内周側に弾性保持させることができ、ブラケット13をより安定的に固定することができる。
また、本実施例1では、蛇行状に屈曲して形成されたヒータエレメント11を使用しているので、例えば、格子状のヒータエレメントを使用するものに比べて簡易な構造とすることができ、長期間に亘って良好にエアヒータとしての性能を発揮することができる。
(実施例2)
本実施例2に係る内燃機関用エアヒータ1’(以下、単に「エアヒータ」とも記載する。)について説明するが、本エアヒータ1’は、上記実施例1のエアヒータ1と略同じ構成であり、同じ構成部位には同じ符号を付けて詳説を省略する。両者の相違点は、ブラケット本体13aへの絶縁性被膜の形成形態であり、この点について以下に詳説する。
ステンレス製のブラケット本体13aの全表面には、ウエッター処理によって膜厚さ3μmの酸化クロム被膜が形成されている。このウエッター処理は、ブラケット本体13aを処理炉に収容し、その処理炉には、20〜50℃に保たれた水中を通して水分を含ませた水素ガスよりなるウエットガスと、ドライ水素よりなるドライガスとを1対1〜3の割合で投入し、ブラケット本体13aを1000〜1200℃の処理温度で加熱する処理である。この処理方法によれば、膜厚さ0.5〜5μmの酸化クロム被膜を好適に形成することができる。
以上より、本実施例2では、上記実施例1と略同じ作用・効果を発揮し得るが、特に、ブラケット本体13aの全表面に酸化クロム被膜が形成されているので、ブラケット本体13aの鉤部133とヒータエレメント11の屈曲部111との間隙部分への炭化物付着が進んでも、その酸化クロム被膜によってヒータエレメント11に対して良好な電気的絶縁性が保たれて短絡を抑制することができる。その結果、長期間に亘る使用によってもヒータシステムの安全性を向上させることができる。
(実施例3)
本実施例3に係る内燃機関用エアヒータ5(以下、単に「エアヒータ」とも記載する。)は、図6に示すように、ヒータエレメント51、支持体52、ブラケット53及びハウジング55を備えている。
なお、本実施例3では、図5に仮想線で示すように、車両等のエンジン2の吸気ポート21とインテークマニホールド3の端部との間に装着されるエアヒータ5を例示する。また、本実施例3では、金属製のインテークマニホールド3で接地されるボディアース式のエアヒータ5を例示する。
上記ヒータエレメント51は、上記実施例1のヒータエレメント11と略同じ構成であるが、両者の相違点は、ヒータエレメントの端部の形態にある。すなわち、上記ヒータエレメント51の正極側端部及び負極側端部は、ハウジング55に取着された正極端子511及び負極端子512に接続されている。
なお、正極端子511及び負極端子512は、ハウジング55に形成された挿通孔に絶縁筒を介して挿通されている。この正極端子511は、絶縁板、平ワッシャー、スプリングワッシャー及びナットにより締結されてハウジング55に絶縁支持されると共に、負極端子512は、平ワッシャー、スプリングワッシャー及びナットにより締結されてハウジング55に導通支持されている。
上記支持体52は、上記実施例1の支持体12と同じ構成である。
上記ブラケット53は、ステンレス製であり縦断面略コ字状のブラケット本体53aを有している。このブラケット本体53aは、底面部531、側面部532及び鉤部533を有している。ただし、このブラケット本体53aには、実施例1のブラケット13の爪部134に相当する部位が形成されておらず、ブラケット53はハウジング55に形成された嵌合凹部551に嵌め込まれて安定的に固定される。
ここで、上記鉤部533及び側面部532は、ブラケット53をハウジング55の内周側に装着したときエア流路に露出する露出面533a,532bを有している。また、上記底面部531は、ブラケット53をハウジング55の内周側に装着したときハウジング55の内周側に当接する当接面531aを有している。
上記ブラケット本体53aの外側表面(鉤部533及び側面部532の露出面533a,532a、並びに底面部531の当接面531a)には、スプレーによる吹き付けによりフッ素系樹脂(PTFE)の分散液が塗布され、その後、焼成炉にて約400℃にて焼成される。その結果、本実施例3に係るエアヒータ5のブラケット本体53aでは、外側表面に膜厚さ100μmのフッ素系樹脂被膜が形成されている。
上記ハウジング55は、アルミニウム製であり、矩形枠状をなしている。このハウジング55の内周側には、ブラケット53が嵌め込まれる嵌合凹部551が形成されている。
以上より、本実施例3では、ブラケット本体53aの外側表面にフッ素系樹脂被膜が形成されているので、ブラケット本体53aの鉤部533とヒータエレメント51の屈曲部511との間隙部分への炭化物付着が進んでも、そのフッ素系樹脂被膜によってヒータエレメント51に対して良好な電気的絶縁性が保たれて短絡を抑制することができる。その結果、長期間に亘る使用によってもヒータシステムの安全性を向上させることができる。
また、本実施例3では、蛇行状に屈曲して形成されたヒータエレメント51を使用しているので、例えば、格子状のヒータエレメントを使用するものに比べて、安価且つ簡易な構造とすることができる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例1及び2では、吸気ポート21の内周側にブラケット13を直接取り付けて装着されるエアヒータ1,1’を例示したが、これに限定されず、例えば、インテークマニホールド3、インテークパイプ4等(図5参照)の吸気管の途中の任意の位置の内周側にブラケット13を直接取り付けて装着されるエアヒータとしてもよい。また、エンジン2の吸気側通気管に限らず、排気管の途中の任意の位置の内周側にブラケット13を直接取り付けて装着される三元触媒の早期活性のためのエアヒータとしたりしてもよい。更に、上記各通気管に必ずしも底面部131を当接させる必要もなく、通気管を橋架する形態で固定してもよい。
また、上記実施例3では、吸気ポート21とインテークマニホールド3の端部との間にハウジング55を取り付けて装着されるエアヒータ5を例示したが、これに限定されず、例えば、インテークマニホールド3、インテークパイプ4等(図5参照)の吸気管の途中の任意の位置に装着されるエアヒータとしてもよい。また、エンジン2の吸気側通気管に限らず、排気管の途中の任意の位置に装着される三元触媒の早期活性のためのエアヒータとしてもよい。
また、上記実施例1〜3では、ボディアース式のエアヒータ1,1’,5を例示したが、これに限定されず、例えば、ヒータエレメントの負極側端部にリード線を接続して接地する非ボディアース式のものとしてもよい。
内燃機関の吸気又は排気を加熱するための技術として利用される。
本実施例に係る内燃機関用エアヒータを説明するための斜視図である。 内燃機関用エアヒータの一部を断面とした正面図である。 図2のIII−III線断面図である。 ブラケット及び支持体を説明するための斜視図である。 内燃機関用エアヒータの使用状態を説明するための説明図である。 内燃機関用エアヒータの他の形態を説明するための斜視図である。
符号の説明
1,1’,5;エアヒータ、11,51;ヒータエレメント、12,52;支持体、13,53;ブラケット、13a,53a;ブラケット本体、55;ハウジング。

Claims (7)

  1. ヒータエレメントと、該ヒータエレメントが当接し且つ絶縁性セラミックからなる支持体と、該支持体を保持するブラケットと、を備える内燃機関用エアヒータにおいて、
    前記ブラケットは、ブラケット本体と、該ブラケット本体の表面に形成された絶縁性被膜と、を有することを特徴とする内燃機関用エアヒータ。
  2. 前記ヒータエレメントは蛇行状に屈曲して形成され、該ヒータエレメントの屈曲部が前記支持体に当接する請求項1記載の内燃機関用エアヒータ。
  3. 前記ブラケット本体はステンレス材からなる請求項1又は2に記載の内燃機関用エアヒータ。
  4. 前記絶縁性被膜はフッ素系樹脂からなる請求項1乃至3のいずれか一項に記載の内燃機関用エアヒータ。
  5. 前記絶縁性被膜は酸化被膜である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の内燃機関用エアヒータ。
  6. 前記ブラケットを支持する金属製ハウジングをさらに備える請求項1乃至5のいずれか一項に記載の内燃機関用エアヒータ。
  7. ヒータエレメントが当接し且つ絶縁性セラミックからなる支持体を保持可能であるブラケット本体と、該ブラケット本体の表面に形成された絶縁性被膜と、を備えることを特徴とする内燃機関用エアヒータ用のブラケット。
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