JP2006183341A - 外断熱用外壁部材およびその取付方法 - Google Patents

外断熱用外壁部材およびその取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 耐久性、耐火性、および軽量性という3つの特徴を同時に実現することができる外断熱用外壁部材を提供する。
【解決手段】 外断熱用外壁部材1は、酸化マグネシウムを含む外装部材3と、外装材3の主表面に貼り合わせられた断熱部材2とを備えている。外装部材3は、無機繊維材料またはワイヤメッシュ30によって補強されている。断熱部材2は、有機系もしくは無機系の発泡断熱材または繊維系の断熱材を含んでいる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建築物の構造物の躯体に取付けられる外断熱用外壁部材およびその取付方法に関するものである。
従来、既存のコンクリート構造物の外側に断熱板が取り付けられた外断熱構造を形成することによって、無断熱構造または内断熱構造よりも断熱性が向上した快適な室内環境を提供し、かつ、省エネルギー効果を高めるための試みが行なわれている。通常、外断熱構造においては、コンクリートの外壁に断熱部材と外装部材とが一体化された複合板が貼り付けられる。
特開2002−81690号公報
従来においては、前述の複合板の耐火性および耐久性を高くするために、複合板の外装部材は、セメント板、金属板、または珪酸カルシウム板などかならっている。そのため、外断熱用外壁部材の重量が非常に大きい。したがって、従来の外断熱用外壁部材を用いた場合には、作業性が悪くなり、外断熱用外壁部材をコンクリート構造物に取り付けるための時間およびコストは大きなものとなっている。
一方、複合板を軽量化するために、外装部材として珪酸カルシウム板等を用いると、外断熱用外装部材の耐火性および耐久性が低くなってしまうため、建築基準法上の防火規定の要件を満足させることができないという問題が生じる。
結局のところ、コンクリート構造物の外断熱構造においては、耐久性、耐火性、および軽量性という3つの特徴を同時に実現することができる複合板が存在しない。したがって、建築物において外断熱用外壁部材が使用された外断熱構造は実現されていない。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐久性、耐火性、および軽量性の3つの特徴を兼ね備える外断熱用外壁部材およびその取付方法を提供することである。
本発明の外断熱用外壁部材は、酸化マグネシウムを含む外装部材と、外装部材の主表面に貼り合わせられた断熱部材とを備えている。この構成によれば、耐火性、耐久性および軽量性の3つの観点において従来の珪酸カルシウム板を用いる外断熱用外壁部材よりも優れた外断熱用外壁部材が得られる。
また、外装部材は、無機繊維材料またはワイヤメッシュによって補強されていることが望ましい。この構成によれば、外装部材の強度を向上させることができる。
また、断熱部材が有機系もしくは無機系の発泡断熱材または繊維系の断熱材を含むものであれば、断熱部材の選択の幅が広がる。
本発明の外断熱用外壁部材の取付方法は、躯体に打ち込まれた雌ねじ部を有するインサートに前述の外断熱用外壁部材を係止する部材の雄ねじ部を螺合させ、前述の外断熱用外壁部材を躯体に固定するものである。これによれば、外断熱用外壁部材の躯体への取り付けが容易になる。
また、雄ねじ部の雌ねじ部への挿入の程度を調節することにより、躯体と外断熱用外壁部材との間の距離を調整することが望ましい。これによれば、複数の外断熱用外壁部材同士の不陸調整が容易になる。
本発明の実施の形態の外断熱用外壁部材を図に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施の形態の外断熱用外壁部材1は、外装部材3と外装部材3の主表面に貼り合わせられた断熱部材2とからなる。外装部材3は、酸化マグネシウムを含むかまたは酸化マグネシウムのみからなる板材であり、内部にワイヤメッシュ等の補強部材30を有している。断熱部材2は、グラスファイバ、無機材料、またはワイヤメッシュなどが積層された構造を有している。また、断熱部材2は、有機系もしくは無機系の発泡断熱部材または繊維系の断熱部材が含まれている。
また、外断熱用外壁部材1は、一方の主表面から他方の主表面に向かって幅方向に延びる貫通孔1000を有している。貫通孔1000内には、環状の凹部100を有する筒状部材10が挿入されている。筒状部材10は、その軸方向に延びる貫通孔110を有している。貫通孔110には、アンカーボルト7が挿入されている。アンカーボルト7の先端の雄ねじ部7bには、キャップ8の雌ねじ部8aが螺合されている。このキャップ8は、筒状部材10を係止することによって、外断熱用外壁部材1が外側に脱落することを防止するためのものである。
また、断熱部材2と筒状部材10とは、環状の凹部100によって互いに位置ずれが生じないように噛み合っている。また、外断熱用部材1とコンクリート躯体5とは、所定の空間4を介して設けられている。コンクリート躯体5には、穴5aが開けられ、穴5aにはインサート部材6が挿入されている。インサート部材6の先端には樹脂部材9が設けられている。インサート部材6と樹脂部材9とによってアンカーが構成されている。樹脂部材9は、インサート部材6の挿入の度合いに応じて弾性変形する。インサート部材6は、その軸方向に延びる貫通孔60を有している。貫通孔60には雌ねじ部6aが設けられている。アンカーボルト7の雄ねじ部7aは、インサート部材6の雌ねじ部6aに螺合している。
本実施の形態の外断熱用部材1の取付時には、図2に示すように、アンカーボルト7の雄ねじ部7aとインサート6の雌ねじ部6aとの螺合の状態を調節することにより、すなわち、ねじの締め付け具合によって、外断熱用外壁部材1とコンクリート躯体5との間の空間4の幅S(S’)が調節される。したがって、複数の外断熱用外壁部材1がコンクリート躯体5の表面に沿って並んで設けられるときに、複数の外断熱用外壁部材1同士の表面が同一の平面上になければ、アンカーボルト7の雄ねじ部7aとインサート6の雌ねじ部6aとの位置関係の調整によって、複数の外断熱用外壁部材1同士の表面の不陸調整をすることが可能である。
また、本実施の形態の外断熱用外壁部材1が用いられた外断熱構造においては、外装部材3に酸化マグネシウムが主成分として含まれているため、耐火性、耐久性および軽量性の3つの観点において従来の珪酸カルシウム板を用いる外断熱構造よりも優れたものである。また、断熱部材2は、有機系もしくは無機系の発泡断熱部材または繊維系の断熱部材であるため、断熱部材の選択の幅は非常に広いものである。
前述の実施の形態の外断熱用外壁部材は、図3に示すように、複数(たとえば、24)の取付部材によってコンクリート躯体へ取付けられている。なお、前述のアンカーボルト7は、鋼製部材であるため、温度が上昇し易いため、アンカーボルト7に接触しているかまたは近い位置にある部材、すなわち、キャップ8、筒状部材10、樹脂部材9、およびインサート6は、耐熱性を有する部材からなることが望ましい。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記の説明ではなく特許請求の範囲によって示されて特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれていることが意図される。
実施の形態の外断熱用外壁部材およびその取付方法を説明するための図である。 実施の形態の外断熱用外壁部材およびその取付方法を説明するための図である。 実施の形態の外断熱用外壁部材のコンクリート躯体への取付状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 外断熱用外壁部材、2 断熱部材、3 外装部材、4 空間、5 コンクリート躯体、6 インサート部材、6a 雌ねじ部、7 アンカーボルト、7a 雄ねじ部、8 キャップ、10 筒状部材、100 凹部。

Claims (5)

  1. 酸化マグネシウムを含む外装部材と、
    前記外装部材の主表面に貼り合わせられた断熱部材とを備えた、外断熱用外壁部材。
  2. 前記外装部材は、無機繊維材料またはワイヤメッシュによって補強された、請求項1に記載の外断熱用外壁部材。
  3. 前記断熱部材が、有機系もしくは無機系の発泡断熱材または繊維系の断熱材を含む、請求項1に記載の外断熱用外壁部材。
  4. 躯体に打ち込まれた雌ねじ部を有するインサートに請求項1に記載の外断熱用外壁部材を係止する部材の雄ねじ部を螺合させ、請求項1に記載の外断熱用外壁部材を前記躯体に固定する、外断熱用外壁部材の取付方法。
  5. 前記雄ねじ部の前記雌ねじ部への挿入の程度を調節することにより、前記躯体と前記外断熱用外壁部材との間の距離を調整する、請求項4に記載の外断熱用外壁部材の取付方法。
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