JP2006183179A - テカリ除去剤組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ウール等の獣毛繊維等から形成される衣類等の繊維製品表面に発生したテカリを除去するテカリ除去剤組成物及びテカリ除去方法に関する。詳しくは、粒径が1〜30nmのシリカ微粒子を含有するテカリ除去剤組成物及び該組成物を繊維表面に存在するテカリに適用することを含むテカリ除去方法に関する。
濃色の学生服やスーツ等の衣類を長期間着用していると、肘・膝・臀部・背中やポケット部分等が異常に光った、いわゆる「テカリ」現象が発生する。このようなテカリは衣類の特定部分に長期に渡って力が加わる事で、衣類表面が平板化し衣類表面の光の反射状態が変化することが原因と考えられている。この様なテカリは特にウールやウールを混紡した衣類等に発生しやすい。
テカリをケアする方法としては、特許文献1に記載の如く、アミノ変性オルガノポリシロキサン及び/又は第四級アンモニウム塩変性オルガノポリシロキサンといった特定のシリコーンを用いて予め繊維処理を行ないテカリの発生を抑制する方法が知られている。しかしながら該特許文献1に記載の方法では一旦発生したテカリを除去する事は困難である。一方で、特許文献2や特許文献3に記載の如く、チオグリコール酸や特定のアルキルホスフィンを用いてテカリを除去する方法が提案されている。しかし、チオグリコール酸は非常に強い臭気を有する事から家庭用として使用する事は困難である。またアルキルホスフィンも皮膚に接触すると浮腫が出来る危険性が高い等、取扱が非常に難しく、こちらも一般家庭用として使用する事は困難でありテカリ除去を家庭で手軽におこなう事は困難であった。
テカリをケアする方法としては、特許文献1に記載の如く、アミノ変性オルガノポリシロキサン及び/又は第四級アンモニウム塩変性オルガノポリシロキサンといった特定のシリコーンを用いて予め繊維処理を行ないテカリの発生を抑制する方法が知られている。しかしながら該特許文献1に記載の方法では一旦発生したテカリを除去する事は困難である。一方で、特許文献2や特許文献3に記載の如く、チオグリコール酸や特定のアルキルホスフィンを用いてテカリを除去する方法が提案されている。しかし、チオグリコール酸は非常に強い臭気を有する事から家庭用として使用する事は困難である。またアルキルホスフィンも皮膚に接触すると浮腫が出来る危険性が高い等、取扱が非常に難しく、こちらも一般家庭用として使用する事は困難でありテカリ除去を家庭で手軽におこなう事は困難であった。
従って、本発明は、ウール等の獣毛繊維等から形成される繊維製品表面に発生したテカリを簡便に除去する事が可能なテカリ除去剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を克服するために鋭意検討を行った結果、驚くべきことに、特定の2価アルコール及び/又は没食子酸誘導体を用いる事で優れたテカリ除去効果を有するテカリ除去剤組成物を得られることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、下記一般式(I)で示される化合物及び下記一般式(II)で示される化合物からなる群より選択される1種以上を含有することを特徴とするテカリ除去剤組成物を提供する。
すなわち、本発明は、下記一般式(I)で示される化合物及び下記一般式(II)で示される化合物からなる群より選択される1種以上を含有することを特徴とするテカリ除去剤組成物を提供する。
(式(I)中、R1及びR2はそれぞれ独立して水素またはメチル基を表す。
式(II)中、R3、R4及びR5はそれぞれ独立して水素またはグルコシド基を表し、及びR6は水素または炭素数1〜4のアルキル基を示す。但し、R3、R4及びR5のすべてが水素を表すことはない。)
式(II)中、R3、R4及びR5はそれぞれ独立して水素またはグルコシド基を表し、及びR6は水素または炭素数1〜4のアルキル基を示す。但し、R3、R4及びR5のすべてが水素を表すことはない。)
本発明により、着用を繰り返したウール等の獣毛繊維から形成される衣類等繊維製品表面に発生したテカリを簡便に除去し、繊維製品の見栄えを回復することができる。
上記式(I)において、R1及びR2はそれぞれ独立して水素またはメチル基を表し、具体的には2−メチル−2,4−ペンタンジオール(一般名:へキシレングリコール)、3−メチル−1,3−ブタンジオール(一般名:イソプレングリコール)、2,4−ジメチル−2,4−ペンタンジオールを表す。2種以上を併用してもよい。このうち、2−メチル−2,4−ペンタンジオール及び3−メチル−1,3−ブタンジオールが好ましい。式(I)の化合物としては市販品を使用することができ、例えば東京化成(株)やクラレ(株)から商業的に入手できるものを使用することができる。
上記式(II)において、R3、R4及びR5はそれぞれ独立して水素またはグルコシド基を表し、互いに同一でも異なっていてもよいが、R3、R4及びR5のすべてが水素を表すことはない。好ましくは、R3、R4及びR5のいずれか1つがグルコシド基であり、残りの2つが水素であるか、又はR3、R4及びR5のいずれか2つがグルコシド基であり、残りの1つが水素であるのが好ましい。特に、R4がグルコシド基であり、残りの2つが水素であるか、又はR4及びR5がグルコシド基であり、残りの1つが水素であるのが好ましい。
R6は水素または直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜4のアルキル基を示す。R6が水素を表す場合には、式(II)の化合物はアルカリ金属や短鎖アルカノールアミンで中和されていても良い。アルカリ金属としては、リチウム、ナトリウム及びカリウム等があげられ、このうち、ナトリウム及びカリウムが好ましい。短鎖アルカノールアミンとしては、炭素数2〜6のアルカノールアミンがあげられ、このうち、トリエタノールアミン、ジエタノールアミンが好ましい。
R6は水素または直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜4のアルキル基を示す。R6が水素を表す場合には、式(II)の化合物はアルカリ金属や短鎖アルカノールアミンで中和されていても良い。アルカリ金属としては、リチウム、ナトリウム及びカリウム等があげられ、このうち、ナトリウム及びカリウムが好ましい。短鎖アルカノールアミンとしては、炭素数2〜6のアルカノールアミンがあげられ、このうち、トリエタノールアミン、ジエタノールアミンが好ましい。
本発明における一般式(II)で示される化合物の具体的な例としてはモノグルコシル没食子酸、モノグルコシル没食子酸メチル、モノグルコシル没食子酸エチル、モノグルコシル没食子酸イソプロピル、モノグルコシル没食子酸n−ブチル、モノグルコシル没食子酸ナトリウム、モノグルコシル没食子酸カリウム、モノグルコシル没食子酸モノエタノールアミン、モノグルコシル没食子酸ジエタノールアミン、モノグルコシル没食子酸トリエタノールアミン、ジグルコシル没食子酸、ジグルコシル没食子酸メチル、ジグルコシル没食子酸エチル、ジグルコシル没食子酸イソプロピル、ジグルコシル没食子酸n−ブチル、ジグルコシル没食子酸ナトリウム、ジグルコシル没食子酸カリウム、ジグルコシル没食子酸モノエタノールアミン、ジグルコシル没食子酸ジエタノールアミン、ジグルコシル没食子酸トリエタノールアミン、トリグルコシル没食子酸、トリグルコシル没食子酸メチル、トリグルコシル没食子酸エチル、トリグルコシル没食子酸イソプロピル、トリグルコシル没食子酸n−ブチル、トリグルコシル没食子酸ナトリウム、トリグルコシル没食子酸カリウム、トリグルコシル没食子酸モノエタノールアミン、トリグルコシル没食子酸ジエタノールアミン、トリグルコシル没食子酸トリエタノールアミンが挙げられる。2種以上を併用してもよい。このうち、モノグルコシル没食子酸、モノグルコシル没食子酸エチル、モノグルコシル没食子酸トリエタノールアミン、ジグルコシル没食子酸、ジグルコシル没食子酸トリエタノールアミンが好ましい。
式(II)の化合物としては市販品を使用することができ、例えば三井化学(株)や三菱化学(株)から商業的に入手できるものを使用することができる。
式(II)の化合物としては市販品を使用することができ、例えば三井化学(株)や三菱化学(株)から商業的に入手できるものを使用することができる。
本発明の組成物における一般式(I)及び(II)で示される化合物から選択される1種または2種以上の物質の配合量は、下限が好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上、更に好ましくは2質量%以上であり、上限は25質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは15質量%以下である。当該物質の配合量がこの範囲内にあると、テカリ除去効果及び経済性に優れるので好ましい。
〔溶媒〕
本発明において、一般式(I)及び(II)で示される化合物から選択される1種または2種以上の物質は、任意の溶媒に溶解して使用することができる。中でも好ましくは、エタノールと水の質量比がエタノール:水=80:20〜5:95の範囲であるエタノール水溶液に溶解して使用することが望ましい。このようなエタノール水溶液を使用すると、乾燥時間を短くすることができ、また、臭気も弱く抑えることができるので使用に際し、周辺環境に悪影響を与えることが少ないので好ましい。また、エタノールと水との比率が上記範囲内にあると、噴霧使用時に“ムセ”たりしないので好ましい。
本発明のテカリ除去剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、以下の任意成分を配合することができる。
〔溶媒〕
本発明において、一般式(I)及び(II)で示される化合物から選択される1種または2種以上の物質は、任意の溶媒に溶解して使用することができる。中でも好ましくは、エタノールと水の質量比がエタノール:水=80:20〜5:95の範囲であるエタノール水溶液に溶解して使用することが望ましい。このようなエタノール水溶液を使用すると、乾燥時間を短くすることができ、また、臭気も弱く抑えることができるので使用に際し、周辺環境に悪影響を与えることが少ないので好ましい。また、エタノールと水との比率が上記範囲内にあると、噴霧使用時に“ムセ”たりしないので好ましい。
本発明のテカリ除去剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、以下の任意成分を配合することができる。
〔シリコーン化合物〕
本発明において用いる事が可能なシリコーン化合物としては、ジメチルシリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、メチルフェニルシリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、メチルハイドロジェンシリコーン、フッ素変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、カルビノール変性シリコーン、及びアミノ変性シリコーン等が挙げられる。これらのシリコーン化合物はオイルとして、また任意の乳化剤によって分散された乳化物としても使用できる。これらシリコーン化合物の分子構造は、直鎖状であっても分岐や架橋していてもよい。また、変性シリコーン化合物は1種類の有機官能基により変性されていても、2種以上の有機官能基により変性されていてもよい。これらシリコーン化合物の中でも、前述の微粒子成分の分散安定性に影響を及ぼさないという点から、非イオン性のものが好ましく、その中でも、溶解性及び保存安定性の点からポリエーテル変性シリコーンがより好ましく、下記一般式〔III〕で示されるポリエーテル変性シリコーンが特に好ましい。
本発明において用いる事が可能なシリコーン化合物としては、ジメチルシリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、メチルフェニルシリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、メチルハイドロジェンシリコーン、フッ素変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、カルビノール変性シリコーン、及びアミノ変性シリコーン等が挙げられる。これらのシリコーン化合物はオイルとして、また任意の乳化剤によって分散された乳化物としても使用できる。これらシリコーン化合物の分子構造は、直鎖状であっても分岐や架橋していてもよい。また、変性シリコーン化合物は1種類の有機官能基により変性されていても、2種以上の有機官能基により変性されていてもよい。これらシリコーン化合物の中でも、前述の微粒子成分の分散安定性に影響を及ぼさないという点から、非イオン性のものが好ましく、その中でも、溶解性及び保存安定性の点からポリエーテル変性シリコーンがより好ましく、下記一般式〔III〕で示されるポリエーテル変性シリコーンが特に好ましい。
(式中、Rは水素原子又は炭素数1〜3の一価炭化水素基であり、溶解性の点から水素原子又はメチル基が好ましい。mは前記一般式〔III〕中で示されるエチレンオキサイドの平均付加モル数を表わし、mの範囲は、下限が1以上、好ましくは3以上、より好ましくは7以上であり、上限は50以下、好ましくは30以下、より好ましくは20以下である。mがこの範囲内にあると、繊維製品の風合い向上効果に優れるので好ましい。nは前記一般式〔III〕中で示されるプロピレンオキサイドの平均付加モル数を表わし、nの範囲は、下限が0以上、上限は10以下、好ましくは5以下、より好ましくは3以下である。nがこの範囲内にあると、繊維製品の風合い向上効果に優れるので好ましい。エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの重合形態は、ランダム付加及びブロック付加重合のどちらでもよい。xは前記一般式〔III〕中で示されるジメチルシロキサンの平均付加モル数を表わし、xの範囲は、下限が1以上、好ましくは20以上、より好ましくは60以上であり、上限は400以下、好ましくは300以下、より好ましくは250以下である。xがこの範囲内にあると、繊維製品の風合い向上効果及び溶解性に優れるので好ましい。yは前記一般式〔III〕中で示されるメチルポリオキシアルキレンプロピルシロキサンの平均付加モル数を表わし、yの範囲は、下限が1以上、好ましくは3以上、より好ましくは4以上であり、上限は40以下、好ましくは30以下、より好ましくは20以下の範囲である。yがこの範囲内にあると、繊維製品の風合い向上効果及び溶解性に優れるので好ましい。ジメチルシロキサンとメチルポリオキシアルキレンプロピルシロキサンの重合形態は、ランダム付加及びブロック付加重合のどちらでもよい。xとyのモル比x/yは、下限が好ましくは1以上、より好ましくは5以上、更に好ましくは15以上であり、上限は、好ましくは100以下、より好ましくは50以下、更に好ましくは30以下である。x/yがこの範囲内にあると、繊維製品の風合い向上効果及び溶解性に優れるので好ましい。)
前記一般式〔III〕で示されるポリエーテル変性シリコーンは、Si−H基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、ポリオキシアルキレンアリルエーテルとを付加反応させる等の従来公知の方法により製造することができる。
ポリエーテル変性シリコーンの具体的な例としては、東レ・ダウ コーニング・シリコーン(株)製のSH3771C、SH3775C、SH3775M、SH3748、SH3749、SF8410、SH8700、BY22−008、BY22−012、CF1188HV、SF8421、信越化学工業(株)製のKF352A、KF6008、KF615A、KF6016、KF6017、GE東芝シリコーン(株)製のTSF4450、TSF4452、日本ユニカー(株)製のSILWET L−7001、SILWET L−7002、SILWET L−7602、SILWET L−7604、SILWET FZ−2104、SILWET FZ−2120、SILWET FZ−2161、SILWET FZ−2162、SILWET FZ−2164、SILWET FZ−2171等が挙げられる。
本発明の組成物中におけるシリコーン化合物の配合量は、下限が好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.3質量%以上であり、上限は5質量%以下、より好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1.0質量%以下である。シリコーン化合物の配合量がこのような範囲内にあると、繊維製品の風合いが向上するので好ましい。
ポリエーテル変性シリコーンの具体的な例としては、東レ・ダウ コーニング・シリコーン(株)製のSH3771C、SH3775C、SH3775M、SH3748、SH3749、SF8410、SH8700、BY22−008、BY22−012、CF1188HV、SF8421、信越化学工業(株)製のKF352A、KF6008、KF615A、KF6016、KF6017、GE東芝シリコーン(株)製のTSF4450、TSF4452、日本ユニカー(株)製のSILWET L−7001、SILWET L−7002、SILWET L−7602、SILWET L−7604、SILWET FZ−2104、SILWET FZ−2120、SILWET FZ−2161、SILWET FZ−2162、SILWET FZ−2164、SILWET FZ−2171等が挙げられる。
本発明の組成物中におけるシリコーン化合物の配合量は、下限が好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.3質量%以上であり、上限は5質量%以下、より好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1.0質量%以下である。シリコーン化合物の配合量がこのような範囲内にあると、繊維製品の風合いが向上するので好ましい。
〔カチオン界面活性剤〕
本発明において用いることが可能なカチオン界面活性剤としては、炭素数が8〜22のアルキルまたはアルケニル基を有するモノ長鎖アルキルまたはアルケニル四級アンモニウム塩、炭素数が8〜22のアルキルまたはアルケニル基を有するジ長鎖アルキルまたはアルケニル四級アンモニウム塩等が挙げられる。中でも水やエタノールに均一に溶解する事から、下記一般式〔IV〕で示される4級アンモニウム塩が好ましい。
本発明において用いることが可能なカチオン界面活性剤としては、炭素数が8〜22のアルキルまたはアルケニル基を有するモノ長鎖アルキルまたはアルケニル四級アンモニウム塩、炭素数が8〜22のアルキルまたはアルケニル基を有するジ長鎖アルキルまたはアルケニル四級アンモニウム塩等が挙げられる。中でも水やエタノールに均一に溶解する事から、下記一般式〔IV〕で示される4級アンモニウム塩が好ましい。
(式中、R7及びR8はそれぞれ炭素数1〜22のアルキル基またはアルケニル基であり、R7とR8の炭素数の合計は12〜26である。R9及びR10はそれぞれ炭素数1〜2のアルキル基である。XはCl、Br、CH3SO3、CH3CH2SO3から選択される1種または2種以上である。)
4級アンモニウム塩の具体的な例としては、牛脂アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、牛脂アルキルトリメチルアンモニウムブロマイド、牛脂アルキルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート、牛脂アルキルエチルジメチルアンモニウムエチルサルフェート、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムブロマイド、ステアリルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート、ステアリルエチルジメチルアンモニウムエチルサルフェート、オレイルトリメチルアンモニウムクロライド、オレイルトリメチルアンモニウムブロマイド、オレイルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート、オレイルエチルジメチルアンモニウムエチルサルフェート、パルミチルオレイルトリメチルアンモニウムクロライド、パルミチルトリメチルアンモニウムブロマイド、パルミチルオレイルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート、パルミチルエチルジメチルアンモニウムエチルサルフェート、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムブロマイド、ジデシルジメチルアンモニウムメチルサルフェート、ジデシルメチルエチルアンモニウムエチルサルフェート、ジドデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジドデシルジメチルアンモニウムメチルサルフェート、ジドデシルエチルメチルアンモニウムエチルサルフェート、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモニウムメチルサルフェート、ジオクチルエチルメチルアンモニウムエチルサルフェート、デシルドデシルジメチルアンモニウムクロライド、デシルドデシルジメチルアンモニウムメチルサルフェート、デシルドデシルエチルメチルアンモニウムエチルサルフェート、デシルオクチルジメチルアンモニウムクロライド、デシルオクチルジメチルアンモニウムメチルサルフェート、デシルオクチルエチルメチルアンモニウムエチルサルフェート等が挙げられる。中でも4級アンモニウム塩としては、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムメチルサルフェート、ジデシルメチルエチルアンモニウムエチルサルフェートが好ましい。
本発明の組成物中におけるカチオン界面活性剤の配合量は、好ましくは0.05〜1質量%、更に好ましくは0.05〜0.5質量%配合される。このような範囲で使用すると、抗菌効果を発揮するとともに、繊維製品の風合い向上効果に寄与するので好ましい。
本発明の組成物中におけるカチオン界面活性剤の配合量は、好ましくは0.05〜1質量%、更に好ましくは0.05〜0.5質量%配合される。このような範囲で使用すると、抗菌効果を発揮するとともに、繊維製品の風合い向上効果に寄与するので好ましい。
〔その他成分〕
本発明の組成物中には、本発明の効果を損なわない範囲で、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリアルキレングリコールブチルエーテル、ポリアルキレングリコールフェニルエーテル等のグリコール系溶剤、メチルパラベン、安息香酸塩、ケーソンCG/ICP等の防腐剤、特開2002−146399号公報記載の香料成分、溶剤及び安定化剤等を含有する香料組成物、硫酸、水酸化ナトリウム、アルカノールアミン等のpH調整剤を配合することが可能である。
本発明の組成物中には、本発明の効果を損なわない範囲で、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリアルキレングリコールブチルエーテル、ポリアルキレングリコールフェニルエーテル等のグリコール系溶剤、メチルパラベン、安息香酸塩、ケーソンCG/ICP等の防腐剤、特開2002−146399号公報記載の香料成分、溶剤及び安定化剤等を含有する香料組成物、硫酸、水酸化ナトリウム、アルカノールアミン等のpH調整剤を配合することが可能である。
本発明の組成物のpHは、特に限定されるものではない。組成物のpHの好ましい範囲は、下限が2.0以上、より好ましくは2.5以上、更に好ましくは3.0以上であり、上限が10.0以下、より好ましくは9.5以下、更に好ましくは9.0以下である。組成物のpHがこの範囲内にあると、組成物の安全性に優れるので好ましい。
本発明の組成物は、直接水に分散するか又は予め5〜30質量%の濃度で水に分散後、水に分散することにより調製することができる。
本発明の組成物は、直接水に分散するか又は予め5〜30質量%の濃度で水に分散後、水に分散することにより調製することができる。
本発明のテカリ除去剤組成物は、使用の形態として特に限定されるものではなく、スプレー容器を用いて噴霧する形態や塗布容器を用いて塗布する形態や洗面器等で浸漬する形態で使用される。具体的に使用されるスプレー容器としてはエアゾールスプレー容器、トリガースプレー容器(直圧型あるいは蓄圧型)、フィンガースプレー容器等が挙げられる。エアゾールスプレー容器の例としては特開平9−58765号公報等に記載されているものが挙げられる。また、噴射剤としてLPG(液化プロパンガス)、DME(ジメチルエーテル)、炭酸ガス、窒素ガス、二酸化窒素ガス等が使用され、これらは単独で使用しても良く、2種以上を混合して使用しても良い。トリガースプレー容器の例としては特開平9−268473号公報、特開平9−256272号公報、特開平10−76196号公報等に記載のものが挙げられる。フィンガースプレー容器充填して使用する場合、フィンガースプレー容器の例としては特開平9−256272号公報等に記載のものが挙げられる。これらのスプレー容器のうち、詰替えにより繰り返し使用ができるという経済性の点から、トリガースプレー又はフィンガースプレーが好ましい。塗布容器としては特願2003−368426号公報に記載される様な塗布容器に充填して使用される。
本発明の組成物を対象となる繊維製品に噴霧して使用する場合の該組成物の噴射量は、繊維製品の質量に対して、下限が好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上、更に好ましくは20質量%以上であり、上限は好ましくは100質量%以下、より好ましくは80質量%以下、更に好ましくは50質量%以下である。このような範囲で使用すると、テカリ除去効果と乾燥性が良好なので好ましい。
本発明のテカリ除去剤組成物は、詰替え用途としてプラスチック製スタンディングパウチ容器に収納することも可能である。プラスチック製スタンディングパウチ容器としては、例えば特開2000−72181号公報の記載ものが挙げられるが、材質としては、内層に100〜250μmの線状低密度ポリエチレン、外層に15〜30μmの延伸ナイロンの二重構造又は15μmの延伸ナイロンを中間層、15μmの延伸ナイロンを外層にした三重構造のスタンディングパウチが保存安定性の点から好ましい。
本発明のテカリ除去剤組成物は、詰替え用途としてプラスチック製スタンディングパウチ容器に収納することも可能である。プラスチック製スタンディングパウチ容器としては、例えば特開2000−72181号公報の記載ものが挙げられるが、材質としては、内層に100〜250μmの線状低密度ポリエチレン、外層に15〜30μmの延伸ナイロンの二重構造又は15μmの延伸ナイロンを中間層、15μmの延伸ナイロンを外層にした三重構造のスタンディングパウチが保存安定性の点から好ましい。
本発明のテカリ除去剤組成物を使用する対象の繊維素材としては、主としてテカリを起こしやすいウール等の獣毛繊維が対象となるが、ウール等の獣毛繊維にポリエステル、ナイロン、アクリル等の合成繊維、アセテート等の半合成繊維、レーヨン、テンセル、ポリノジック等の再生繊維、綿、絹等の天然繊維等を混紡、混織、混編した繊維に対しても用いても効果を有する。本発明の組成物を使用する対象の繊維製品としても、特に限定はされないが、例えば、スーツ、スラックス、スカート、コート等が挙げられる。
下記に実施例及び比較例で使用した成分を示す。
a−1:ヘキシレングリコール(試薬1級、東京化成(株)製)
a−2:イソプレングリコール(クラレ(株)製)
a−3:モノグルコシル没食子酸エチル
a−4:ジグルコシル没食子酸トリエタノールアミン
a−5:モノグルコシル没食子酸トリエタノールアミン
a−6:ジグルコシル没食子酸
a−7;モノグルコシル没食子酸
比較品1:エチレングリコール(試薬1級、東京化成(株)製)
比較品2:ポリエチレングリコール(PEG#1000、ライオン(株)製)
任意−1:ポリエーテル変性シリコーン(シリコーンSH3775M、東レ・ダウ コーニング・シリコーン(株)製)
任意−2:ジデシルジメチルアンモニウムクロライド(アーカード210、ライオンアクゾ(株)製)
任意−3:プロピレングリコール(試薬1級、東京化成(株)製)
エタノール:試薬1級、甘粕化学産業(株)製
香料:特開2002−146399号公報記載の表11〜18記載の香料組成物A
a−1:ヘキシレングリコール(試薬1級、東京化成(株)製)
a−2:イソプレングリコール(クラレ(株)製)
a−3:モノグルコシル没食子酸エチル
a−4:ジグルコシル没食子酸トリエタノールアミン
a−5:モノグルコシル没食子酸トリエタノールアミン
a−6:ジグルコシル没食子酸
a−7;モノグルコシル没食子酸
比較品1:エチレングリコール(試薬1級、東京化成(株)製)
比較品2:ポリエチレングリコール(PEG#1000、ライオン(株)製)
任意−1:ポリエーテル変性シリコーン(シリコーンSH3775M、東レ・ダウ コーニング・シリコーン(株)製)
任意−2:ジデシルジメチルアンモニウムクロライド(アーカード210、ライオンアクゾ(株)製)
任意−3:プロピレングリコール(試薬1級、東京化成(株)製)
エタノール:試薬1級、甘粕化学産業(株)製
香料:特開2002−146399号公報記載の表11〜18記載の香料組成物A
〔テカリ除去効果評価方法〕
社員の家庭にあるテカリを生じた濃色のウール100%のスラックスを集めた。試験に均一性を持たせる為に、テカリの度合いが同程度であるスラックスのお尻部分を10cm×10cmに裁断したものを試験布とした。この試験布1.2gに、調整したテカリ除去剤組成物をトリガースプレイヤーにて500mg噴霧した後風乾し、テカリの除去度合いを目視にて判定した。
〔判定基準〕 ◎:完全にテカリが除去できた
○:殆どテカリが除去できた
△:若干テカリが除去できた
×:テカリの除去ができない
社員の家庭にあるテカリを生じた濃色のウール100%のスラックスを集めた。試験に均一性を持たせる為に、テカリの度合いが同程度であるスラックスのお尻部分を10cm×10cmに裁断したものを試験布とした。この試験布1.2gに、調整したテカリ除去剤組成物をトリガースプレイヤーにて500mg噴霧した後風乾し、テカリの除去度合いを目視にて判定した。
〔判定基準〕 ◎:完全にテカリが除去できた
○:殆どテカリが除去できた
△:若干テカリが除去できた
×:テカリの除去ができない
Claims (1)
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004377530A JP2006183179A (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | テカリ除去剤組成物 |
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JP2004377530A JP2006183179A (ja) | 2004-12-27 | 2004-12-27 | テカリ除去剤組成物 |
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JP (1) | JP2006183179A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008156804A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-07-10 | Lion Corp | 繊維製品用液体処理剤組成物 |
-
2004
- 2004-12-27 JP JP2004377530A patent/JP2006183179A/ja active Pending
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