JP2006182668A - 高脂質症、動脈硬化、および/またはメタボリックシンドローム治療剤 - Google Patents

高脂質症、動脈硬化、および/またはメタボリックシンドローム治療剤 Download PDF

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智一 永野
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Abstract

【課題】
高脂血症、動脈硬化、および/またはメタボリックシンドロームの予防または治療剤。
【解決手段】
下式(1b)、(1c)、(1d)または(1e)で表される化合物もしくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
Figure 2006182668

(式中、環Zb,Zc及びZdはヘテロ環等を、W2b,X1c,W3d,W4d,W3e及びW4eは単結合等を、Ar2b,Ar2c,Ar2d及びAr1eはアリール等を、W1b,W1c及びY1cはアルキレン等を、Ar1b,Ar1c,Ar1d,Ar2e及びAr3eはアリーレン等を、X1bは−SO2−等を、R1b,R1c及びR1dはカルボキシル等を、W1d,W2e及びW2dは低級アルキレン等を、R2e及びR1eは水素原子等を表す)
【選択図】 なし

Description

本発明は、PPARα活性化作用および/またはPPARγ活性化作用を有する化合物に関するものである。より具体的な用途としては高脂質症、動脈硬化、および/またはメタボリックシンドローム治療剤に関するものである。
PPARγアゴニストであるチアゾリジンジオン系薬剤は、インスリン抵抗性解除剤として糖尿病患者の治療に用いられている。チアゾリジンジオン系薬剤として最初に発売されたのはトログリタゾンであるが、重篤な肝障害を生じ、発売中止となった。我が国では、現在、ピオグリタゾンが臨床の場で使用されているが、重篤な副作用として、循環血漿量の増加による心不全が報告されたため、平成12年10月に緊急安全性情報が出され、心不全、浮腫に対する注意が必要であることが示されている。欧米で用いられているロシグリタゾンについても、上気道感染、貧血、浮腫、体重増加などの副作用があるとされており、肝障害、循環器系の副作用などに対する懸念のないPPARγアゴニストは未だ発売されていない。PPARγアゴニストによるヒトにおける脂質改善作用について、いくつかの報告がなされているが、その作用メカニズムについては明確ではなく、その作用の有無、強弱については、アゴニスト毎に異なる事が示唆されている(Expert Opin. Pharmacother.、3巻、529頁、2002年およびEndocrine Practice、7巻、162頁、2001年)。PPARγアゴニストによる動脈硬化改善効果についても、動物モデルや培養細胞における有効性は報告されているが、臨床における有効性については未だ明確ではない(Curr. Opin. Lipidol.、14巻、567頁、2003年)。
PPARにはα、γ、δ(β)などのサブタイプがあることが知られているが、高脂血症治療薬として用いられているフィブラート系薬剤(クロフィブラート、フェノフィブラートなど)は、PPARαを活性化することにより、血中トリグリセリド低下作用、HDL−コレステロール上昇作用といった薬理作用を発現すると考えられている。また、動脈硬化症に対してもその改善作用が臨床で示されている(非特許文献1)。

動脈硬化、メタボリックシンドロームに対しては高血糖を改善するとともに、脂質パラメーターも改善する方がより望ましい。PPARαアゴニスト、PPARγアゴニスト、PPARα/γアゴニストのうち、この両方を同時に改善することができる化合物は、メタボリックシンドロームの治療剤としてより好ましいと考えられる。
PPARα/γアゴニストとしては、いくつかの化合物が知られている(例えば特許文献1、2、および3参照)。
WO 02/085851 WO 03/091211 WO 2004/048341 「メビオ(Mebio)」、21巻、32頁、2004年
本発明が解決しようとする課題は、PPARα活性化作用、PPARγ活性化作用、またはPPARα/γ活性化作用を有し、糖尿病・インスリン抵抗性を改善するのみならず、血中の脂質パラメーター改善作用を有する高脂血症、動脈硬化症、および/またはメタボリックシンドローム治療剤を供給することにある。
本発明者らは、鋭意研究した結果、本願に示す化合物群がPPARα/γを活性化した結果、高血糖状態を改善するだけでは無く、高トリグリセリド血症改善作用、HDL−コレステロール上昇作用といった優れた脂質改善作用を示し、高脂血症、動脈硬化症、メタボリックシンドロームといった代謝性疾患の予防・治療に対して特に有用であることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、下式(1b)、(1c)、(1d)、または(1e)で表される化合物もしくはそのプロドラッグまたはそれらの塩を含有する、高脂血症、動脈硬化、および/またはメタボリックシンドロームの予防または治療剤に関する。
式(1b)で表される化合物:
Figure 2006182668
(式中、環Zbは、置換されてもよいピロール環、置換されてもよいピラゾール環、置換されてもよいイミダゾール環、置換されてもよいトリアゾール環、置換されてもよいインドール環、置換されてもよいインダゾール環、または置換されてもよいベンズイミダゾール環を表し、
2bは、単結合、−SO−、−SO2−、−CONR2b−、−SO2NR2b−、置換されてもよい、さらにメチレンの2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよいC1−C4アルキレン、置換されてもよい、さらにメチレンの2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよいC2−C4アルケニレン、または置換されてもよい、さらにメチレンの2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよいC2−C4アルキニレンを表し、
Ar2bは、置換されてもよいアリール、または置換されてもよいヘテロアリールを表し、
1bは、置換されてもよいC1−C5アルキレン、置換されてもよいC2−C5アルケニレン、置換されてもよいC2−C5アルキニレン、−Yb−W3b−(式中、Ybは、酸素原子、硫黄原子、またはNR2bを表し、W3bは、置換されてもよいC1−C4アルキレン、置換されてもよいC2−C4アルケニレン、または置換されてもよいC2−C4アルキニレンを表す。)、式(2b)
Figure 2006182668
または、式(3b)
Figure 2006182668
(式中、m1b、m2b,n1b,n2bは0から3の整数を表し、l1b,l2bは1から3の整数を表す。)を表し、
Ar1bは、置換されてもよいアリーレン、または置換されてもよいヘテロアリーレンを表し、
1bは、−SO2−、−CONR3bSO2−、−NR3bSO2−、−NR3bCO−、−SO2NR3bCO−、−SO2NR3b−、−CONR3b−、−OCONR3b−、−NR3bCONR4b−、−NR3b−C(−NR4b5b)=N−、−NR3bCO−O−、−O−CO−O−、−SO2−O−または−Y2b−W4b−(式中、Y2bは硫黄原子、−NR3bCO−、−CONR3b−、−C(R6b)=N−O−、−NR6b−、−N(CO−O−R6b)−、−N(CO−R6b)−、−N(SO2−R6b)−、または−N(CO−NR3b−R6b)−を表し、W4bは置換されてもよいC1−C4アルキレンを表す)を表し、
1bは、カルボキシル、アルコキシカルボニル、置換されてもよいカルバモイル、置換されてもよい環状アミノカルボニル、置換されてもよいアルキルスルホニルカルバモイル、置換されてもよいアリールスルホニルカルバモイル、置換されてもよいヘテロアリールスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、2,4−オキサゾリジンジオン−5−イル、もしくはシアノより選択される置換基を有し、さらに、置換されてもよいC1−C4アルキル、ハロゲン原子、ハロゲンで置換されてもよいアルコキシ、もしくはアミノ酸の側鎖より選択される一つあるいは複数の置換基で置換されてもよい、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、またはC2−C4アルキニルを表すか、
あるいは式(4b)または式(5b)
Figure 2006182668
Figure 2006182668
(式中、R30bはカルボキシル、アルコキシカルボニル、置換されてもよいカルバモイル、置換されてもよい環状アミノカルボニル、置換されてもよいアルキルスルホニルカルバモイル、置換されてもよいアリールスルホニルカルバモイル、置換されてもよいヘテロアリールスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、2,4−オキサゾリジンジオン−5−イル、またはシアノを表し、Y3bは単結合、酸素原子、置換されてもよい窒素原子を表し、置換基R7bは水酸基、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノを表し、m3b、n3bは1から4の整数、o3は0から2の整数を表す。)を表し、
また、R1b−X1b部分は、式(6b)
Figure 2006182668
(式中、X2bは、X1bが−SO2−、−CO−、−CONR4b−、−CO−O−、または−Y2b−W4b−(式中、Y2bは−CO−、単結合を表し、W4bは置換されてもよいC1−C4アルキレン基を表す)を表し、X3bは、単結合、あるいは置換されてもよいC1−C4アルキレンを表し、R20bは、カルボキシル、アルコキシカルボニル、置換されてもよいカルバモイル、置換されてもよい環状アミノカルボニル、置換されてもよいアルキルスルホニルカルバモイル、置換されてもよいアリールスルホニルカルバモイル、置換されてもよいヘテロアリールスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、2,4−オキサゾリジンジオン−5−イル、またはシアノを表し、R21bは、置換されてもよいC1−C4アルキル、またはオキソを表し、m4b、n4bは1から4の整数を表し、Y3bは前記と同じ意味を表す。)を表す。
2b、R3b、R4b、R5bは、同一または異なって、水素原子、アルキルまたは置換されてもよいアラルキルを表し、
6bはアルキル、置換されてもよいアリール、置換されてもよいヘテロアリール、または置換されてもよいアラルキルを表す。)

式(1c)で表される化合物:
Figure 2006182668
(式中、環Zcは式(2c):
Figure 2006182668
(R2c、R3cはそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C10アルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、もしくはハロゲン原子を表すか、または、R2cおよびR3cは互いに結合して、置換されていてもよい環を形成してもよい)の一つを表し、
Ar1cは、置換されていてもよいアリーレン、または置換されていてもよいヘテロアリーレンを表し、
Ar2cは、置換されていてもよいアリール、または置換されていてもよいヘテロアリールを表し、
1cは、置換されていてもよいC1−C5アルキレン、置換されていてもよいC2−C5アルケニレン、置換されていてもよいC2−C5アルキニレン、または−Yc−W2c−(式中、Ycは、酸素原子、硫黄原子、もしくはNRcを表し、W2cは、置換されていてもよいC1−C5アルキレン、置換されていてもよいC2−C5アルケニレン、もしくは置換されていてもよいC2−C5アルキニレンを表し、Rcは、水素原子、C1−C4アルキル、または置換されていてもよいアリールC1−C4アルキルを表す。)を表し、
1cは、単結合、酸素原子、硫黄原子、または
Figure 2006182668
を表し、
1cは〈1〉C1−C5アルキレン、〈2〉ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよいアリールC1−C4アルキルオキシ、ホルミルアミノ、C2−C6アルカノイルアミノ、C1−C4アルキルで置換されていてもよいオキシカルボニルオキシ、C1−C4アルキルで置換されていてもよいオキシカルボニルアミノ、C1−C4アルキルで置換されていてもよいカルバモイルオキシ、水酸基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ、ハロゲン原子もしくはシアノから選ばれるいずれかの基で置換されたC1−C5アルキレン、〈3〉C2−C5アルケニレン、〈4〉ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ、水酸基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ、ハロゲン原子もしくはシアノから選ばれるいずれかの基で置換されたC2−C5アルケニレン、〈5〉C2−C5アルキニレン、〈6〉ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ、水酸基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ、ハロゲン原子もしくはシアノから選ばれるいずれかの基で置換されたC2−C5アルキニレン、または〈7〉ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ、もしくはオキソから選ばれるいずれかの基で置換されていてもよい、環状構造を含有するC3−C8アルキレンを表し;
1cは、カルボキシル、置換されていてもよいC1−C4アルキルスルホニルカルバモイル、置換されていてもよいアリールスルホニルカルバモイル、またはテトラゾリルより選択される置換基を表す。)。

式(1d)で表される化合物:
Figure 2006182668
(式中、環Zdは、置換されていてもよいヘテロアリールを表し、
1dは、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、置換されていてもよいカルバモイル基、置換されていてもよい環状アミノカルボニル基、置換されていてもよいアルキルスルホニルカルバモイル基、置換されていてもよいアリールスルホニルカルバモイル基、またはテトラゾリル基を表し、
1dおよびW2dは、置換されていてもよい低級アルキレンを表し、
Ar1dは、置換されていてもよいアリーレン、または置換されていてもよいヘテロアリーレンを表し、
3dは、単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン、または−Y1d−W5d−(式中、Y1dは、酸素原子、硫黄原子、−S(O)−または−S(O)2−を表し、W5dは、低級アルキレン、または低級アルケニレンを表す)を表し、
4dは、単結合、−NR10d−、−NR10d−W6d−(式中、R10dは、水素原子、または置換されていてもよい低級アルキルを表し、W6dは、低級アルキレンを表す)、低級アルキレン、または低級アルケニレンを表し、
Ar2dは、置換されていてもよいアリール、または置換されていてもよいヘテロアリールを表す)。

式(1e)で表される化合物:
Figure 2006182668
〔式中、R2eは、一つあるいは複数あってもよく、独立して水素原子、置換されてもよい低級アルキル、置換されてもよいアリール、またはハロゲン原子を表し、
Ar1eは、置換されてもよいアリール、または置換されてもよいヘテロアリールを表し、
2eは、置換されてもよい低級アルキレン、置換されてもよい低級アルケニレン、または−Y1e−W6e−(式中、Y1eは、酸素原子、硫黄原子、−S(O)−または−S(O)2−を表し、W6eは、置換されてもよい低級アルキレン、または置換されてもよい低級アルケニレンを表す)を表し、
Ar2eは、置換されてもよいアリーレン、または置換されてもよいヘテロアリーレンを表し、
Ar3eは、置換されてもよいアリーレン、または置換されてもよいヘテロアリーレンを表し、
3eは、単結合、置換されてもよい低級アルキレン、置換されてもよい低級アルケニレン、−Y2e−W7e−、または−W7e−Y2e−(式中、Y2eは、酸素原子、硫黄原子、−S(O)−、−S(O)2−、−NR11e−、−CONR11e−、−NR11eCO−、(式中、R11eは、水素原子、または置換されてもよい低級アルキルを表す)を表し、W7eは、置換されてもよい低級アルキレン、または置換されてもよい低級アルケニレンを表す)を表し、
4eは、単結合、置換されてもよい低級アルキレン、または−W8e−Y3e−(式中、Y3eは、酸素原子、硫黄原子、−S(O)−、−S(O)2−を表し、W8eは、置換されてもよい低級アルキレン、または置換されてもよい低級アルケニレンを表す)を表し、
1eは、水素原子、または置換されてもよい低級アルキルを表す。〕。
本発明により、糖尿病・インスリン抵抗性を改善するのみならず、血中の脂質パラメーター改善作用を有する高脂血症、動脈硬化症、および/またはメタボリックシンドローム治療剤の提供が可能になった。
本発明に使用できる化合物としてより具体的には、次の〔b−1〕〜〔b−28〕、〔c−1〕〜〔c−19〕、〔d−1〕〜〔d−15〕、〔e−1〕〜〔e−10〕で表される化合物が挙げられる。
〔b−1〕
式(1b)で表される化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
Figure 2006182668
(式中、R1b、X1b、Ar1b、W1b、環Zb、W2b、およびAr2bは、前記と同じ意味を表す)
〔b−2〕
1bが、−SO2−、−CONR3bSO2−、−NR3bSO2−、−NR3bCO−、−SO2NR3bCO−、−SO2NR3b−、−CONR3b−、−OCONR3b−、−NR3bCONR4b−、−NR3b−C(−NR4b5b)=N−、−NR3bCO−O−、−O−(CO)−O−または、−SO2−O−を表す、〔b−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−3〕
1bが、−Y2b−W4b−(式中、Y2bは硫黄原子、−NR3bCO−、−CONR3b−、−C(R6b)=N−O−、−NR6b−、−N(CO−O−R6b)−、−N(CO−R6b)−、−N(SO2−R6b)−、または−N(CO−NR3−R6b)−を表し、W4bは置換されてもよいC1−C4アルキレンを表す)を表す、〔b−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−4〕
環Zbが、式(7b)
Figure 2006182668
(式中、R8bは、一つあるいは複数あってもよく、独立して水素原子、ハロゲン原子、または置換されてもよいアルキル、置換されてもよいアルコキシ、置換されてもよいアリール、置換されてもよいヘテロアリールを表す。)のいずれか一つで表され、結合の方向はいずれであってもよい、〔b−1〕−〔b−3〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−5〕
環Zbが、置換されてもよいピロール環、置換されてもよいピラゾール環、または置換されてもよいイミダゾール環である、〔b−1〕−〔b−3〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−6〕
2bが、−CONR2b−、置換されてもよい、さらにメチレンの2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよいC1−C4アルキレン、または置換されてもよい、さらにメチレンの2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよい、C2−C4アルケニレンを表し、
1bが、−SO2−、−NR3bSO2−、−NR3bCO−、−SO2NR3bCO−、−SO2NR3b−、−CONR3b−、−OCONR3b−、−NR3bCONR4b−、−NR3bCO−O−、または−Y2b−W4b−(式中、Y2bは−NR6b−、−N(CO−O−R6b)−、−N(CO−R6b)−、または−N(SO2−R6b)−を表し、W4bは置換されてもよいC1−C4アルキレンを表す)で表される、〔b−1〕、〔b−4〕、または〔b−5〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−7〕
2bが、メチレンの2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよい置換されてもよいC1−C4アルキレン、またはメチレンの2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよい置換されてもよいC2−C4アルケニレンである、〔b−1〕−〔b−6〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−8〕
2bが、−CO−である、〔b−1〕−〔b−6〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−9〕
Ar2bが、置換されてもよいフェニル基である、〔b−1〕−〔b−8〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−10〕
Ar2bが、p−トルイルである、〔b−1〕−〔b−8〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−11〕
1bが、置換されてもよいC1−C5アルキレン、置換されてもよいC2−C5アルケニレン、または−Yb−W3b−(式中、Ybは、酸素原子であり、W3bは、置換されてもよいC1−C4アルキレンである。)である、〔b−1〕−〔b−10〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−12〕
Ar1bが、置換されてもよいフェニレンであり、置換様式として、X1bがW1bの結合位置に対しメタ位またはパラ位である、〔b−1〕−〔b−11〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−13〕
Ar1bが、フッ素で置換されたフェニレン基である、〔b−1〕−〔b−12〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−14〕
Ar1bが、置換されてもよいフェニレンであり、W1bが、トランスC3−C4アルケニレンであり、X1bが、W1bの結合位置に対しメタ位で置換し、−NR3bSO2−、または−NR3bCO−である、〔b−1〕−〔b−13〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−15〕
1bが、カルボキシルを必須とするC1−C4アルキルであり、当該アルキルは、さらに置換されてもよいC1−C4アルキルまたはアミノ酸の側鎖より選択される一つあるいは複数で置換されてもよい、〔b−1〕−〔b−14〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−16〕
1bが、カルボキシルを有し、さらにカルボキシルのα位が4級炭素(同一または異なった、置換されてもよいC1−C4アルキル2つで置換されている、または当該2つの置換基が結合する4級炭素と一緒になって環を形成してもよい)である、C1−C4アルキルである、〔b−1〕−〔b−14〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−17〕
環Zbが、置換されてもよいピロール環、置換されてもよいピラゾール環、置換されてもよいイミダゾール環、置換されてもよいトリアゾール環、置換されてもよいインドール環、置換されてもよいインダゾール環、または置換されてもよいベンズイミダゾール環を表し、
2bが、単結合、−SO−、−SO2−、−CONR2b−、−SO2NR2b−、置換されてもよい、さらにメチレン基の2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよいC1−C4アルキレン、置換されてもよい、さらにメチレン基の2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよい、C2−C4アルケニレン、または置換されてもよい、さらにメチレン基の2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよいC2−C4アルキニレンを表し、
Ar2bが、置換されてもよいアリール、または置換されてもよいヘテロアリールを表し、
1bが、置換されてもよいC1−C5アルキレン、置換されてもよいC2−C5アルケニレン、置換されてもよいC2−C5アルキニレン、または−Yb−W3b−(式中、Ybは、酸素原子、硫黄原子、またはNRbを表し、W3bは、置換されてもよいC1−C4アルキレン、置換されてもよいC2−C4アルケニレン、または置換されてもよいC2−C4アルキニレンを表す。)を表し、
Ar1bが、置換されてもよいアリーレン、または置換されてもよいヘテロアリーレンを表し、
1bが、−SO2−、−CONR3bSO2−、−NR3bSO2−、−NR3bCO−、−SO2NR3bCO−、−SO2NR3b−、−CONR3b−、−OCONR3b−、−NR3bCONR4b−、−NR3b−C(=N−)−NR4b5b、−NR3bCO−O−、−O−CO−O−、または−SO2−O−を表し、
1bが、カルボキシル、アルコキシカルボニル、置換されてもよいカルバモイル、置換されてもよい環状アミノカルボニル、置換されてもよいアルキルスルホニルカルバモイル、置換されてもよいアリールスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、またはシアノより選択される置換基を有し、さらにC1−C4アルキル、ハロゲン原子、アミノ酸の側鎖で置換されてもよい、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、またはC2−C4アルキニルを表し、
2b、R3b、R4bが、同一または異なって、水素原子、アルキル、または置換されてもよいアラルキルを表す。)である、〔b−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−18〕
環Zbが、式(8b)
Figure 2006182668
(式中、R8bは、一つあるいは複数あってもよく、独立して水素原子、ハロゲン原子、または置換されてもよいアルキルを表す。)のいずれか一つで表され、結合の方向はいずれであってもよい、〔b−17〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−19〕
環Zbが、置換されてもよいピロール環、置換されてもよいピラゾール環、または置換されてもよいイミダゾール環である、〔b−17〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−20〕
式(9b)
Figure 2006182668
(式中、W1bは、置換されてもよいC1−C5アルキレン、置換されてもよいC2−C5アルケニレン、置換されてもよいC2−C5アルキニレン、または−Yb−W3b−(式中、Ybは、酸素原子、硫黄原子、またはNRbを表し、W3bは、置換されてもよいC1−C4アルキレン、置換されてもよいC2−C4アルケニレン、または置換されてもよいC2−C4アルキニレンを表す。)を表し、
2'bは、単結合、−CONRb−、置換されてもよい、さらにメチレン基の2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよいC1−C4アルキレン、置換されてもよい、さらにメチレン基の2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよいC2−C4アルケニレンを表し、
Ar1bは、置換されてもよいアリール、または置換されてもよいヘテロアリールを表し、
Ar2bは、置換されてもよいアリール、または置換されてもよいヘテロアリールを表し、
1'bは、−NRbSO2−、−NRbCO−、−SO2NRb−、−CONRb−、−OCONRb−、−NRbCONRb−、または−NRbCO−O−を表し、
1'bは、カルボキシル、アルコキシカルボニル、置換されてもよいカルバモイル、置換されてもよい環状アミノカルボニル、またはテトラゾリルより選択される基を有し、さらにC1−C4アルキル、ハロゲン原子、アミノ酸の側鎖で置換されてもよい、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、またはC2−C4アルキニルを表し、R8bは、一つあるいは複数あってもよく、独立して水素原子、ハロゲン原子、または置換されてもよいアルキルを表し、Rbは、同一または異なって、水素原子またはアルキルを表す。)で表される化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−21〕
2bが、メチレンの2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよい置換されてもよいC1−C4アルキレン、または置換されてもよいC2−C4アルケニレンである、〔b−17〕−〔b−20〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−22〕
2bが、−CO−である〔b−17〕−〔b−20〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−23〕
Ar2bが、置換されてもよいフェニル基である〔b−17〕−〔b−22〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−24〕
Ar2bが、p−トルイルである〔b−17〕−〔b−22〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−25〕
1bが、置換されてもよいC1−C5アルキレン、置換されてもよいC2−C5アルケニレン、または−Yb−W3b−(式中、Ybは、酸素原子であり、W3bは、置換されてもよいC1−C4アルキレンである。)である〔b−17〕−〔b−24〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−26〕
Ar1bが、置換されてもよいフェニレンであり、置換様式にX1bが、W1bの結合位置に対しメタ位またはパラ位である〔b−17〕−〔b−25〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−27〕
1bが、トランスC3−C4アルケニレンであり、X1bが、W1bの結合位置に対しメタ位で置換し、−NRbSO2−、または−NRbCO−であり、Rbは、同一または異なって、水素原子またはアルキルである〔b−17〕−〔b−26〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔b−28〕
1bが、カルボキシルを有し、さらにC1−C4アルキル、またはアミノ酸の側鎖で置換されてもよい、C1−C4アルキルである〔b−17〕−〔b−27〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−1〕
式(1c)で表される化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
Figure 2006182668
(式中、R1c、Y1c、X1c、Ar1c、W1c、環Zc、およびAr2cは、前記と同じ意味を表す)
〔c−2〕
環Zcが式(3c)である
Figure 2006182668
〔c−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−3〕
環Zcが式(4c)である
Figure 2006182668
〔c−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−4〕
環Zcが式(5c)である
Figure 2006182668
〔c−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−5〕
環Zcがフェニルイミダゾール、またはベンズイミダゾールである、〔c−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−6〕
1cが酸素原子である、〔c−1〕−〔c−5〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−7〕
1cがカルボキシルである、〔c−1〕−〔c−6〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−8〕
1cが<1>C1−C5アルキレンまたは、<2>ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよいアリールC1−C4アルキルオキシ、ホルミルアミノ、C2−C6アルカノイルアミノ、C1−C4アルキルで置換されていてもよいオキシカルボニルオキシ、C1−C4アルキルで置換されていてもよいオキシカルボニルアミノ、C1−C4アルキルで置換されていてもよいカルバモイルオキシ、水酸基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ、ハロゲン原子またはシアノから選ばれるいずれかの基で置換されたC1−C5アルキレンである、〔c−1〕−〔c−7〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−9〕
1cがC1−C5アルキレン、またはC1−C4アルキルで置換されたC1−C5アルキレンである、〔c−1〕−〔c−7〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−10〕
1cが置換されていてもよいC1−C5アルキレンである〔c−1〕−〔c−9〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−11〕
1cが置換されていてもよいC2−C5アルケニレンである、〔c−1〕−〔c−9〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−12〕
Ar1cが置換されていてもよいフェニレンであり、X1cのAr1cの結合位置が、W1cの結合位置に対しメタ位またはパラ位である、〔c−1〕−〔c−11〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−13〕
Ar1cが置換されていてもよいフェニレンであり、X1cのAr1cの結合位置が、W1cの結合位置に対しメタ位である、〔c−1〕−〔c−11〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−14〕
Ar1cが置換されていてもよいフェニレンであり、X1cのAr1cの結合位置が、W1cの結合位置に対しパラ位である、〔c−1〕−〔c−11〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−15〕
1cが、トランスC3−C4アルケニレンであり、X1cのAr1cの結合位置が、W1cの結合位置に対しメタ位である、〔c−1〕−〔c−9〕、〔c−11〕、〔c−13〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−16〕
1cが、トランスC3−C4アルケニレンであり、X1cのAr1cの結合位置が、W1cの結合位置に対しパラ位である、〔c−1〕−〔c−9〕、〔c−11〕、〔c−14〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−17〕
1cが、置換されていてもよいC1−C5アルキレンであり、X1cのAr1cの結合位置が、W1cの結合位置に対しメタ位である、〔c−1〕−〔c−10〕、〔c−13〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−18〕
1cが、置換されていてもよいC1−C5アルキレンであり、X1cのAr1cの結合位置が、W1cの結合位置に対しパラ位である、〔c−1〕−〔c−10〕、〔c−14〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔c−19〕
2-メチル-2-[4-(3-{2-[4-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]-1H-ベンズイミダゾール-1-イル}プロピル)フェノキシ]プロパン酸、(2S)-2-[3-(3-{4-メチル-2-[4-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]-1H-イミダゾール-1-イル}プロピル)フェノキシ]プロパン酸、2-メチル-2-[3-(4-{4-フェニル-2-[4-(トリフルオロメチル)ベンゾイル]-1H-イミダゾール-1-イル}ブチル)フェノキシ]プロパン酸、2-(3-{4-[2-(3-メトキシベンゾイル)-4-フェニル-1H-イミダゾール-1-イル]ブチル}フェノキシ)-2-メチルプロパン酸、2-メチル-2-(3-{(1E)-4-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ベンズイミダゾール-1-イル]ブト-1-エン-1-イル}フェノキシ)プロパン酸、または2-メチル-2-(3-{3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ベンズイミダゾール-1-イル]プロピル}フェノキシ)プロパン酸である、〔c−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔d−1〕
式(1d)で表される化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
Figure 2006182668
(式中、R1d、W1d、W2d、Ar1d、W3d、環Zd、W4d、およびAr2dは、前記と同じ意味を表す)
〔d−2〕
3dが低級アルキレン、低級アルケニレン、または−Y1d−W5d−(式中、Y1dは、酸素原子、硫黄原子、−S(O)−または−S(O)2−を表し、W5dは、低級アルキレン、または低級アルケニレンを表す)である、〔d−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔d−3〕
環Zdが置換されていてもよいピロール環、置換されていてもよいピラゾール環、置換されていてもよいイミダゾール環、置換されていてもよいトリアゾール環、置換されていてもよいインドール環、置換されていてもよいインダゾール環、または置換されていてもよいベンズイミダゾール環であり、W3dがC1−C5アルキレン、C2−C5アルケニレン、または−Y1'd−W5'd−(式中、Y1'dは、酸素原子、または硫黄原子であり、W5'dがC1−C5アルキレン、またはC2−C5アルケニレンである)であり、W4dが単結合、−NR10d−、C1−C4アルキレン、またはC2−C4アルケニレンである、〔d−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔d−4〕
環Zdが、式(2d)
Figure 2006182668
(式中、R2dは、一つあるいは複数あってもよく、独立して水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、または置換されていてもよいチオールを表し、R3は、一つあるいは複数あってもよく、独立して水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいチオール、置換されていてもよいヒドロキシ、置換されていてもよい非芳香族複素環、置換されていてもよいアミノ、置換されていてもよいアシル、またはアルキルスルホニルを表し、結合の方向はいずれであってもよい。)のいずれか一つである、〔d−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔d−5〕
環Zdが、置換されていてもよいピロール環、置換されていてもよいイミダゾール環、または置換されていてもよいベンズイミダゾール環である、〔d−1〕または〔d−2〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔d−6〕
1dおよびW2dが、置換されていてもよい直鎖のC1−C3アルキレン基、または置換されていてもよい、環状構造を含むC3−C6アルキレン基である、〔d−1〕−〔109〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔d−7〕
1dおよびW2dが置換されていてもよいメチレン、またはエチレンであり、W3dが、直鎖のC2−C4アルキレン、C3−C4アルケニレン、または−Y1''d−W5''d−(式中、Y1''dが酸素原子であり、W5''dが直鎖のC2−C4アルキレンである)であり、W4dが、単結合、−NR10d−、メチレン、またはトランスビニレンである、〔d−1〕−〔d−3〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔d−8〕
Ar1dが、置換されていてもよいフェニレンであり、置換様式として、W2dがW3dの結合位置に対しメタ位またはパラ位である、〔d−1〕−〔d−6〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔d−9〕
環Zdが式(3d)
Figure 2006182668
(式中、R2'dが一つあるいは複数あってもよく、独立して水素原子、メチル、置換されていてもよいフェニル、または置換されていてもよいヘテロアリールである)であり、R1dがカルボキシル基、置換されていてもよいアルキルスルホニルカルバモイル基、またはテトラゾリル基であり、W1dおよびW2dが置換されていてもよいメチレン、またはエチレンであり、Ar1dが置換されていてもよいフェニレンであり、W3dが直鎖のC2−C4アルキレン、またはC3−C4アルケニレンであり、Ar2dが置換されていてもよいフェニルである、〔d−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔d−10〕
環Zdが式(4d)
Figure 2006182668
(式中、R2'dが一つあるいは複数あってもよく、独立して水素原子、メチル、置換されていてもよいフェニル、または置換されていてもよいヘテロアリールである)であり、R1がカルボキシル基、置換されていてもよいアルキルスルホニルカルバモイル基、またはテトラゾリル基であり、W1dおよびW2dが置換されていてもよいメチレン、またはエチレンであり、Ar1dが置換されていてもよいフェニレンであり、W3dが直鎖のC2−C4アルキレン、またはC3−C4アルケニレンであり、Ar2dが置換されていてもよいフェニルである、〔d−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔d−11〕
環Zdが式(5d)
Figure 2006182668
のいずれか一つであり、R1dがカルボキシル基であり、W1dが置換されていてもよいメチレン、またはエチレンであり、W2dがメチレンであり、Ar1dがフェニレンであり、W3dがプロペニレンまたはプロピレンであり、Ar2dが置換されていてもよいフェニルである、〔d−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔d−12〕
環Zdが式(6d)
Figure 2006182668
(式中、R2'dが一つあるいは複数あってもよく、独立して水素原子、メチル、置換されていてもよいフェニル、または置換されていてもよいヘテロアリールである)のいずれか一つであり、R1dがカルボキシル基であり、W1dが置換されていてもよいメチレン、またはエチレンであり、W2がメチレンであり、Ar1dがフェニレンであり、W3dがプロペニレンまたはプロピレンであり、Ar2dが置換されていてもよいフェニルである、〔d−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔d−13〕
環Zdが式(7d)
Figure 2006182668
であり、R1dがカルボキシル基であり、W1dが置換されていてもよいメチレン、W2dがメチレンであり、Ar1dがフェニレンであり、W3dがプロペニレンまたはプロピレンであり、Ar2dが置換されていてもよいフェニルである、〔d−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔d−14〕
環Zdが式(7d)
Figure 2006182668
であり、R1dがカルボキシル基であり、W1dが炭素数1から3のアルキル基で置換されていてもよいメチレンであり、W2dがメチレンであり、Ar1dがフェニレンであり、W3dがプロペニレンまたはプロピレンであり、Ar2dが炭素数1から3のアルキル基もしくは炭素数1から3のアルコキシ基で置換されていてもよいフェニルである、〔d−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔d−15〕
環Zdが式(8d)
Figure 2006182668
のいずれか一つであり、R1dがカルボキシル基であり、W1dが炭素数1から3のアルキル基で置換されていてもよいメチレンであり、W2dがメチレンであり、Ar1dがフェニレンであり、W3dがプロペニレンまたはプロピレンであり、Ar2dが炭素数1から3のアルキル基もしくは炭素数1から3のアルコキシ基で置換されていてもよいフェニルである、〔d−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔d−16〕
環Zdが式(9d)
Figure 2006182668
であり、R1dがカルボキシル基であり、W1dが炭素数1から3のアルキル基で置換されていてもよいメチレンであり、W2dがメチレンであり、Ar1dがフェニレンであり、W3dがプロペニレンであり、Ar2dが炭素数1から3のアルキル基もしくは炭素数1から3のアルコキシ基で置換されていてもよいフェニルである、〔d−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔d−17〕
式(10d)で表されるの化合物のうちのいずれかである、〔d−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
Figure 2006182668
〔e−1〕
式(1e)で表される化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
Figure 2006182668
(式中、R1e、W4e、Ar3e、W3e、Ar2e、W2e、R2e、およびAr1eは、前記と同じ意味を表す)
〔e−2〕
2eが水素原子または低級アルキルであり、W4eが単結合または置換されてもよい低級アルキレンである、〔e−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔e−3〕
3eが単結合、置換されてもよいC1−C4アルキレン、置換されてもよいC2−C4アルケニレン、−Y2e−W7e−、または−W7e−Y2e−(式中、Y2eが、酸素原子、硫黄原子、−S(O)−、−S(O)2−、−NR11e−、(式中、R11eは、水素原子、または置換されてもよいC1−C4アルキルである)であり、W7eがC1−C4アルキレン、またはC2−C4アルケニレンである)である、〔e−1〕−〔e−2〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔e−4〕
Ar2eが式(2e)
Figure 2006182668
のいずれか一つであり、Ar3eが式(3e)
Figure 2006182668
(式中、R4eは、一つあるいは複数あってもよく、独立して水素原子、置換されてもよいアルキル、置換されてもよいアルコキシ、置換されてもよいアリール、またはハロゲン原子を表す)のいずれか一つである、〔e−1〕−〔e−3〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔e−5〕
Ar3eが式(4e)
Figure 2006182668
(式中、R4eは、一つあるいは複数あってもよく、独立して水素原子、置換されてもよいアルキル、置換されてもよいアルコキシ、置換されてもよいアリール、またはハロゲン原子を表す)のいずれか一つであり、Ar2eがフェニレンである、〔e−1〕−〔e−3〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔e−6〕
2eが置換されてもよいC1−C5アルキレン、置換されてもよいC2−C5アルケニレン、または−Y1e−W6e−(式中、Y1eが酸素原子であり、W6eが置換されてもよいC1−C4アルキレンである)である、〔e−1〕−〔e−5〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔e−7〕
−CO−Ar1eがピロール環の2位に置換している、〔e−1〕−〔e−6〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔e−8〕
Ar1が置換されてもよいフェニルである、〔e−1〕−〔e−7〕いずれか記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔e−9〕
−CO−Ar1eがピロール環の2位に置換しており、Ar2eが式(5e)
Figure 2006182668
のいずれか一つであり、Ar3eが式(6e)
Figure 2006182668
(式中、R4eは、水素原子、置換されてもよい低級アルキル、置換されてもよい低級アルコキシ、またはハロゲン原子である)であり、
2eが水素原子であり、Ar1eがフッ素原子で置換されてもよいC1−C3アルキル、またはフッ素原子で置換されてもよいC1−C3アルコキシで置換されてもよいフェニルであり、W2eがC2−C3アルキレン、またはC2−C3アルケニレンであり、W3eが単結合、C1−C3アルキレン、または−Y2e−W7e−(式中、Y2eが酸素原子であり、W7eがC1−C2アルキレンである)であり、W4eが単結合、またはC1−C2アルキレンであり、R1eが水素原子である、〔e−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
〔e−10〕
−CO−Ar1eがピロール環の2位に置換しており、Ar3eが式(7e)
Figure 2006182668
(式中、R4eは、水素原子、置換されてもよい低級アルキル、置換されてもよい低級アルコキシ、置換されてもよいアリール、またはハロゲン原子である)のいずれか一つであり、置換様式としてW3eとW4eの結合位置が1−2位置換であり、Ar2eがフェニレンであり、置換様式としてW2eとW3eの結合位置が1−3位置換であり、R2eが水素原子であり、Ar1eがフッ素原子で置換されてもよいC1−C3アルキル、またはフッ素原子で置換されてもよいC1−C3アルコキシで置換されてもよいフェニルであり、W2eがC2−C3アルキレン、またはC2−C3アルケニレンであり、W3eが単結合、C1−C3アルキレン、または−Y2e−W7e−(式中、Y2eが、酸素原子であり、W7eがC1−C2アルキレンである)であり、W4eが単結合、またはC1−C2アルキレンであり、R1eが水素原子である、〔e−1〕記載の化合物若しくはそのプロドラッグまたはそれらの塩。
本明細書における用語につき、以下に具体的に説明する。なお、以下の説明は当該基が他の基の一部である場合にも該当する。
「メタボリックシンドローム」としては、例えば糖尿病、高血圧、高脂血症、動脈硬化、肥満のうち2以上を併発している病態が挙げられ、特に糖尿病と高脂血症を併発しているもの等、糖尿病と他の病態、即ち高血圧、高脂血症、動脈硬化、および肥満の1または2以上を併発しているものが挙げられる。
「ピロール環」としては、例えばピロール−1,2−ジイル、ピロール−1,3−ジイル等が、「ピラゾール環」としては、例えばピラゾール−1,5−ジイル、ピラゾール−1,4−ジイル、ピラゾール−1,3−ジイル等が、「イミダゾール環」としては、例えばイミダゾール−1,2−ジイル、イミダゾール−1,5−ジイル、イミダゾール−1,4−ジイル、イミダゾール−4,5−ジイル等が、「トリアゾール環」としては、例えば1,2,4−トリアゾール−1,5−ジイル、1,2,4−トリアゾール−1,3−ジイル、1,3,4−トリアゾール−1,2−ジイル等が、「インドール環」としては、例えばインドール−1,2−ジイル、インドール−1,3−ジイル、インドール−1,6−ジイル等が、「インダゾール環」としては、例えばインダゾール−1,3−ジイル等が、「ベンズイミダゾール環」としては、ベンズイミダゾール−1,2−ジイル等が挙げられる。
「ハロゲン原子」としては、例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられ、好ましくはフッ素、塩素が挙げられる。
「置換されてもよいアリール」のアリールとしては、例えば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等が挙げられ、好ましくはフェニルが挙げられる。
「置換されてもよいヘテロアリール」のヘテロアリールとしては、例えば、窒素原子、酸素原子、硫黄原子からなる群から任意に選ばれる1から3個のヘテロ原子を含む単環性または二環性のヘテロアリールが挙げられる。具体的には、チオフェン、フラン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール等の単環性5員環ヘテロアリール、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、トリアジン等の単環性6員環ヘテロアリール、インドール、イソインドール、インドリジン、インダゾール、プリン、4−H−キノリジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ナフチリジン、キノキサリン、キナゾリン、ベンズイミダゾール、ベンズチアゾール、ベンズオキサゾール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン等の二環性ヘテロアリール等が挙げられ、好ましくは、チオフェン、フラン、ピロール、ピリジン、インドール、ベンズチアゾール、ベンズオキサゾール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェンが挙げられる。
「置換されてもよいアリーレン」のアリーレンとしては、例えばC6−C10アリーレン基が挙げられ、具体的には1,2−フェニレン、1,3−フェニレン、1,4−フェニレン、ナフタレン−1,2−ジイル、ナフタレン−1,3−ジイル、ナフタレン−1,4−ジイル等が挙げられる。好ましくは1,3−フェニレン、1,4−フェニレンが挙げられる。
「置換されてもよいヘテロアリーレン」のヘテロアリーレンとしては、例えば、窒素原子、酸素原子、硫黄原子からなる群から任意に選ばれる1から3個のヘテロ原子を含む単環性または二環性のヘテロアリーレン基が挙げられる。具体的には、ピリジン−ジイル、ピリミジン−ジイル、ピラジン−ジイル、ピリダジン−ジイル、トリアジン−ジイル等の単環性6員環ヘテロアリーレン、チオフェン−ジイル、トリアゾール−ジイル、フラン−ジイル、ピロール−ジイル、イミダゾール−ジイル、ピラゾール−ジイル、チアゾール−ジイル、オキサゾール−ジイル、イソチアゾール−ジイル、イソオキサゾール−ジイル等の単環性5員環ヘテロアリーレン、インドール−ジイル、イソインドール−ジイル、インドリジン−ジイル、インダゾール−ジイル、プリン−ジイル、4−H−キノリジン−ジイル、キノリン−ジイル、イソキノリン−ジイル、フタラジン−ジイル、ナフチリジン−ジイル、キノキサリン−ジイル、キナゾリン−ジイル、ベンズイミダゾール−ジイル、ベンズチアゾール−ジイル、ベンズオキサゾール−ジイル、ベンゾフラン−ジイル、ベンゾチオフェン−ジイル等の二環性ヘテロアリーレン等が挙げられ、好ましくは、ピリジン−ジイル、チオフェン−ジイル、チアゾール−ジイル、オキサゾール−ジイル、イミダゾール−ジイル、ピラゾール−ジイル、トリアゾール−ジイルが、より好ましくはピラゾール−ジイル、チオフェン−ジイルが挙げられる。
「ピロール環」、「ピラゾール環」、「イミダゾール環」、「トリアゾール環」、「インドール環」「インダゾール環」、「ベンズイミダゾール環」、「置換されてもよいアリール」、「置換されてもよいヘテロアリール」、および「置換されてもよいアリーレン」、「置換されてもよいヘテロアリーレン」が置換されている場合、それぞれ置換可能な位置に1〜5個、好ましくは1〜3個の置換基を有してもよい。該置換基としては、例えば置換されてもよい低級アルキル、低級アルケニル、置換されてもよいアリール、置換されてもよいヘテロアリール、置換されてもよい非芳香族複素環、ハロゲン原子、置換されてもよいアミノ、置換されてもよいアシル、置換されてもよいヒドロキシ基、置換されてもよいチオール、アルキルスルホニル、シアノ、ニトロ、アルキル置換されていてもよいカルバモイル基が挙げられる。
「置換されてもよい低級アルキル」の低級アルキルとしては、例えば、直鎖状、分枝状、または環状構造を含むC1−C8アルキルが挙げられ、具体的には、直鎖状、または分枝状のアルキルとしては、メチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−ブチル、2−ブチル、t−ブチルが挙げられる。環状構造を含むアルキルとしては、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロブチル、シクロブチルメチル、シクロペンチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチル等が挙げられる。好ましくは、メチル、エチル、2−プロピル、シクロプロピルが挙げられる。
該「置換されてもよい低級アルキル」における置換基としては、水酸基、オキソ、アミノ、C1−C8モノアルキルアミノ(例えばメチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ等)、C2−C12ジアルキルアミノ(例えばジメチルアミノ、エチルメチルアミノ、ジエチルアミノ等)、C1−C8アルコキシ(例えばメトキシ、エトキシ、1−プロピルオキシ、2−プロピルオキシ等)、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素等)、C1−C8ハロアルコキシ(例えばトリフルオロメトキシ等)、非芳香族複素環(例えばモルホリノ、ピペリジノ、ピロリジノ、4−メチル−1−ピペラジノ等)、アリール(例えばフェニル、1−ナフチル等)、またはヘテロアリール(例えばピリジル、チエニル、フラニル等)が挙げられ、好ましくはメチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、メトキシ、エトキシ、2−プロピルオキシ、フッ素、塩素、トリフルオロメトキシ、モルホリノ、ピペリジノ、ピロリジノ、フェニル、ピリジルが挙げられる。
「低級アルケニル」としては、直鎖状、分枝状、または環状構造を含むC2−C8アルケニルが挙げられ、例えばビニル、1−プロペニル、2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル等が挙げられ、好ましくはビニル、2−プロペニルが挙げられる。
「アルキル」「アルコキシ」等のアルキル部分としては例えば上記「置換されてもよい低級アルキル」の低級アルキルとして挙げたものが挙げられる。
「置換されてもよい非芳香族複素環」の非芳香族複素環としては、環構成原子として炭素原子以外に酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個含有する炭素数2〜6のものが挙げられ、例えばモルホリノ、チオモルホリノ、ピペリジノ、ピロリジノ、4−メチル−1−ピペラジノ等が挙げられ、好ましくはモルホリノ、ピペリジノ、ピロリジノが挙げられる。
該「置換されてもよいアリール、置換されてもよいヘテロアリール、置換されてもよい非芳香族複素環」における置換基としては、C1−C8アルキル(例えば、メチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−ブチル、2−ブチル、t−ブチル等)、C1−C8アルコキシ(例えばメトキシ、エトキシ、1−プロピルオキシ、2−プロピルオキシ等)、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素等)、C1−C8ハロアルコキシ(例えばトリフルオロメトキシ等)、C1−C8ハロアルキル(トルフルオロメチル等)が挙げられ、好ましくは、メチル、エチル、2−プロピル、メトキシ、エトキシ、フッ素、塩素、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルが挙げられる。
ハロゲン原子の例としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられ、好ましくはフッ素、塩素が挙げられる。
「置換されてもよいアミノ」としては、アミノ、C1−C8アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル等)、C1−C8アシル(例えばアセチル、プロピオニル等)、アリール(例えば、フェニル等)、またはヘテロアリールでモノまたはジ置換されてもよいアミノが挙げられる。好ましくは、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、ジエチルアミノ、シクロヘキシルアミノ、アセチルアミノ、ベンゾイルアミノ、フェニルアミノ等が挙げられる。
「置換されていてもよい環状アミノカルボニル」の環状アミノとしては、例えば、環構成原子として酸素原子、硫黄原子、または窒素原子を含んでいてもよい5〜7員環状のアミノが挙げられ、この環状アミノはさらにC1−C8アルキル、水酸基等で置換されていてもよい。具体的にはピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジニル、4−メチルピペラジニル、モルホリノ、チオモルホリノ、4−ヒドロキシピペリジノ等が挙げられ、好ましくは、ピロリジノ、モルホリノ、4−ヒドロキシピペリジノ、4−メチルピペラジニルが挙げられる。
「置換されてもよいアシル」のアシルとしては、ホルミルの他、C1−C8アルキル(例えば、メチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−ブチル、2−ブチル、t−ブチル等)、アリール(例えば、フェニル等)、またはヘテロアリール(例えばチエニル、ピリジル等)とカルボニル基が結合した基が挙げられる。アシルとして好ましくは、アセチル、プロピオニル、シクロブタンカルボニル、シクロヘキサンカルボニル、ベンゾイル等が挙げられる。
該アシルは置換可能な位置に1−3個の置換基を有していてもよく、この場合の置換基としては、C1−C3の直鎖または分枝状アルキル(好ましくはメチル、エチル、2−プロピル等)、C1−C3の直鎖または分枝状アルコキシ(好ましくは、メトキシ、エトキシ、2−プロポキシ等)、ハロゲン(好ましくはフッ素、塩素)、ヒドロキシ、アミノ等が挙げられる。
「置換されてもよいヒドロキシ基」としては、ヒドロキシ、置換されてもよいアルコキシ、置換されてもよいアラルキルオキシ、置換されてもよいアリールオキシ、または置換されてもよいアシルオキシ等が挙げられる。
「置換されてもよいアルコキシ」のアルコキシとしては、C1−C8アルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、2−プロポキシ、シクロペンチルオキシ等)が挙げられ、好ましくは、メトキシ、エトキシ、2−プロピルオキシが挙げられる。また、隣接してアルキル、アルコキシがある場合は、隣接基と置換基を有する環を形成しても良く、具体的には、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、2−メチル−メチレンジオキシ、2−メチル−エチレンジオキシ、1−オキシ−2−エチレン、1−オキシ−2−プロピレン等が挙げられ、好ましくは、メチレンジオキシ、エチレンジオキシが挙げられる。
「置換されてもよいアラルキルオキシ」のアラルキルオキシとしては、例えばフェニル−(C1−C4アルキル)オキシが挙げられ、好ましくはベンジルオキシ、フェネチルオキシが挙げられる。
「置換されてもよいアリールオキシ」のアリールオキシとしては、例えばフェニルオキシ、1−ナフチルオキシ等が挙げられ、好ましくはフェニルオキシが挙げられる。
「置換されてもよいアシルオキシ」のアシルオキシとしては、例えばアセチルオキシ、プロピオニルオキシ等が挙げられる。
上記「置換されてもよいアルコキシ、置換されてもよいアラルキルオキシ、置換されてもよいアリールオキシ、または置換されてもよいアシルオキシ」の置換基としては、例えばハロゲン(好ましくはフッ素、塩素)、C1−C3の直鎖または分枝状アルコキシ(好ましくは、メトキシ、エトキシ、2−プロポキシ)、C1−C3の直鎖または分枝状アルキル(好ましくはメチル、エチル、2−プロピル等)、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ等が挙げられる。
「置換されてもよいチオール」としては、チオール、アルキルチオ、アラルキルチオ、アリールチオ、またはヘテロアリールチオ等が挙げられる。
アルキルチオとしては、例えばメチルチオ、エチルチオ、2−プロピルチオ、またはシクロペンチルチオ等が挙げられ、好ましくはメチルチオ、エチルチオが挙げられる。
アラルキルチオとしては、例えばフェニル−(C1−C8アルキル)チオが挙げられ、好ましくはベンジルチオ、フェネチルチオが挙げられる。
アリールチオとしては、例えばフェニルチオ、1−ナフチルチオ等が挙げられ、好ましくはフェニルチオが挙げられる。
ヘテロアリールチオとしては、好ましくはピリジルチオ、イミダゾリルチオ等が挙げられる。
アルキルスルホニルとしては、直鎖または分枝のC1−C8アルキルスルホニルが挙げられ、好ましくはメタンスルホニル、エタンスルホニル、2−プロピルスルホニル等が挙げられる。
「アルキル置換されていてもよいカルバモイル基」としては、例えば、カルバモイル、直鎖もしくは分枝鎖のC1−C6モノアルキルアミノカルボニル、または直鎖もしくは分枝鎖のC2−C12ジアルキルアミノカルボニルが挙げられる。直鎖または分枝鎖のC1−C6アルキルアミノカルボニルとしては、好ましくは、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、プロピルアミノカルボニル、2−プロピルアミノカルボニルが挙げられる。直鎖または分枝鎖のC2−C12ジアルキルアミノカルボニルとしては、例えば、同一または異なるアルキルで置換されたカルバモイルが挙げられ、好ましくは、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、エチルメチルアミノカルボニル、メチルプロピルアミノカルボニル、ジシクロヘキシルアミノカルボニルが挙げられる。
「置換されてもよい低級アルキレン」の低級アルキレンとしては、例えば、直鎖状、または分枝状のC1−C10アルキレンもしくは環状構造を含むC3−C10アルキレンが挙げられ、好ましくは、直鎖状、または分枝状のC1−C5アルキレンもしくは環状構造を含むC3−C5アルキレンが挙げられる。直鎖状、または分枝状のC1−C5アルキレンとしてはメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、1−メチル−エチレン、1,1−ジメチル−エチレン、1−メチル−プロピレン、1,1−ジメチル−プロピレン等が、環状構造を含むC3−C5アルキレンとしては、式(8)
Figure 2006182668
で表されるアルキレンが挙げられ、より好ましくはエチレン、トリメチレン、テトラメチレンが挙げられる。
「低級アルケニレン」としては、C2−C8アルケニレンが挙げられ、好ましくはC2−C5アルケニレンが挙げられる。C2−C5アルケニレンとしては、例えば直鎖状、または分枝状のC2−C5アルケニレンが挙げられ、具体的にはシスまたはトランス−ビニレン、シスまたはトランス−1−プロペニレン、シスまたはトランス−2−プロペニレン、シスまたはトランス−1−ブテニレン、シスまたはトランス−2−ブテニレン、シスまたはトランス−3−ブテニレン、シスまたはトランス−1−メチル−2−プロペニレン、シスまたはトランス−3−メチル−2−プロペニレン、シスまたはトランス−2−メチル−2−プロペニレン、シスまたはトランス−1−メチル−2−プロペニレン等が挙げられ、より好ましくは、トランス−ビニレン、トランス−1−プロペニレン、トランス−1−ブテニレンが挙げられる。
「置換されてもよい、さらにメチレン基の2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよいC1−C4アルキレン」としては、例えば直鎖または分枝鎖のC1−C4アルキレンを有するものが挙げられ、具体的にはメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、カルボニル、1−オキソ−エチレン、2−オキソ−エチレン、1−オキソ−2−メチルエチレン、2−オキソ−1−メチルエチレン、1−オキソ−トリメチレン、2−オキソ−トリメチレン、3−オキソ−トリメチレン等が挙げられ、より好ましくは、カルボニル、1−オキソ−エチレンが挙げられる。さらに好ましくは、カルボニルが挙げられる。
「置換されてもよい、さらにメチレンの2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよいC2−C4アルケニレン」としては、例えば直鎖または分枝鎖のC2−C4アルケニレンを有するものが挙げられ、具体的にはシスまたはトランス−ビニレン、シスまたはトランス−1−プロペニレン、シスまたはトランス−2−プロペニレン、シスまたはトランス−1−ブテニレン、シスまたはトランス−2−ブテニレン、シスまたはトランス−3−ブテニレン、シスまたはトランス−1−オキソ−2−プロペニレン、シスまたはトランス−3−オキソ−1−プロペニレン、シスまたはトランス−1−オキソ−2−ブテニレン、シスまたはトランス−3−オキソ−1−ブテニレン、シスまたはトランス−2−メチル−1−オキソ−2−プロペニレン、シスまたはトランス−3−メチル−1−オキソ−2−プロペニレン等が挙げられ、より好ましくは、トランス−1−オキソ−2−プロペニレンが挙げられる。
「置換されてもよい、さらにメチレンの2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよいC2−C4アルキニレン」としては、例えば直鎖または分枝鎖のC2−C4アルキニレンを有するものが挙げられ、具体的にはエチニレン、1−プロピニレン、3−メチル−1−プロピニレン、2−プロピニレン、1−オキソ−2−プロピニレン等が挙げられる。
「置換されてもよいC1−C5アルキレン」のC1−C5アルキレンとしては、例えば直鎖または分枝鎖のC1−C5アルキレンが挙げられ、具体的にはメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、プロパン−1,2−ジイル、ブタン−1,3−ジイル等が挙げられ、より好ましくは、エチレン、トリメチレン、テトラメチレンが挙げられる。
「置換されてもよいC2−C5アルケニレン」のC2−C5アルケニレンとしては、例えば直鎖または分枝鎖のC2−C5アルケニレンが挙げられ、具体的にはシスまたはトランス−ビニレン、シスまたはトランス−1−プロペニレン、シスまたはトランス−2−プロペニレン、シスまたはトランス−1−ブテニレン、シスまたはトランス−2−ブテニレン、シスまたはトランス−3−ブテニレン、シスまたはトランス−3−メチル−2−プロペニレン、シスまたはトランス−2−メチル−2−プロペニレン、シスまたはトランス−1−メチル−2−プロペニレン等が挙げられ、より好ましくは、トランス−1−プロペニレン、トランス−1−ブテニレンが挙げられる。
「置換されてもよいC2−C5アルキニレン」のC2−C5アルキニレンとしては、例えば直鎖または分枝鎖のC2−C5アルキニレンが挙げられ、具体的にはエチニレン、1−プロピニレン、3−メチル−1−プロピニレン、2−プロピニレン等が挙げられ、より好ましくは、1−プロピニレンが挙げられる。
「置換されてもよい、さらにメチレン基の2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよいC1−C4アルキレン」、「置換されてもよい、さらにメチレン基の2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよいC2−C4アルケニレン」、「置換されてもよい、さらにメチレン基の2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよいC1−C4アルキニレン」、「置換されてもよいC1−C5アルキレン」、「置換されてもよいC2−C5アルケニレン」、および「置換されてもよいC2−C5アルキニレン」、の「置換基」としては、
ハロゲン原子、水酸基、置換されてもよいアルキル、置換されてもよいアルケニル、置換されてもよいアリール、アルカノイルオキシ、シアノ、アルカノイル、置換されてもよいアルコキシ、置換されてもよいアリールオキシ、アルコキシカルボニル、カルボキシ基、アルキル置換されてもよいカルバモイル、環状アミノカルボニル、アルキル置換されてもよいスルファモイル、環状アミノスルホニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、アルキルチオ基等が挙げられ、より好ましくは、ハロゲン原子、水酸基、置換されてもよいアルキル、アルコキシが挙げられる。さらに好ましくは、ハロゲン原子、置換されてもよいアルコキシ、置換されてもよいアルキルが挙げられ、1つあるいは複数あってもよい。好ましくは1から2である。置換基が複数個である場合、同一または異なってもよい。
「置換されてもよい低級アルキレン」、「置換されてもよい低級アルケニレン」の置換基としては、例えば置換されてもよいアルキル、置換されてもよいアリール、置換されてもよいヘテロアリール、ハロゲン原子、置換されてもよいアミノ、置換されてもよいアシル、置換されてもよいチオール、または置換されてもよいヒドロキシ基等が挙げられ、さらにオキソ等が挙げられる。但し、オキソが置換する場合、安息香酸エステルは含まないものとする。該置換基の数は、置換可能な位置に1〜5個、好ましくは1〜2個の置換基を有してもよい。
該「置換されてもよい低級アルキル」、「置換されてもよいアリール」、「置換されてもよいヘテロアリール」、ハロゲン原子、置換されてもよいアミノ、置換されてもよいアシル、「置換されてもよいヒドロキシ基」および「置換されてもよいチオール」については、Ar1における「置換されてもよいアリール」、「置換されてもよいヘテロアリール」の置換基として定義されたものと同様である。
「置換されてもよい低級アルキレン」、「置換されてもよい低級アルケニレン」の置換基として好ましくは、メチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、シクロプロピル、トリフルオロメチル、フッ素、メチルアミノ、ジメチルアミノ、アセチルアミノ、アセチル、メチルチオ、エチルチオ、メトキシ、エトキシ、1−プロピルオキシ、2−プロピルオキシ、オキソ等が挙げられる。
「置換されてもよい低級アルコキシ」の低級アルコキシとしては、(例えば、メトキシ、エトキシ、2−プロポキシ等)が挙げられ、好ましくは、メトキシ、エトキシ、2−プロピルオキシが挙げられる。
ハロゲン原子としては、例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられ、好ましくはフッ素、塩素、臭素が挙げられる。
「置換されてもよい低級アルキル」、「置換されてもよい低級アルコキシ」、「置換されてもよいアリール」の置換基としては、例えばハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素等)、C1−C3の直鎖または分枝状アルキル(例えばメチル、エチル、2−プロピル等)、C1−C3の直鎖または分枝状アルコキシ(例えばメトキシ、エトキシ、1−プロピルオキシ、2−プロピルオキシ等)、置換されてもよいアリール(例えばフェニル、1−ナフチル等)、C1−C3ハロアルコキシ(例えばトリフルオロメトキシ等)、またはヘテロアリール(例えばピリジル、フラニル等)が挙げられ、好ましくは、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、フッ素、塩素、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、フェニルが挙げられる。
該「置換されてもよいアリール」における置換基としては、C1−C8アルキル(例えば、メチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル等)、C1−C8アルコキシ(例えばメトキシ、エトキシ、1−プロピルオキシ等)、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素等)、C1−C8ハロアルコキシ(例えばトリフルオロメトキシ等)、C1−C8ハロアルキル(トルフルオロメチル等)が挙げられ、好ましくは、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、フッ素、塩素、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルが挙げられる。
尚、一般式(1b)および(1c)で表される化合物については、それぞれWO 03/091211およびWO 2004/048341に記載された置換基の説明を適用して理解されたい。
プロドラッグとしては、生体内で化学的または生化学的に加水分解されて本発明の化合物を再生するものを言う。例えば、本発明の化合物がカルボキシルを有する場合には、そのカルボキシルが適当なエステルに変換された化合物が挙げられる。このエステルの具体例としては、メチルエステル、エチルエステル、1−プロピルエステル、2−プロピルエステル、ピバロイルオキシメチルエステル、アセチルオキシメチルエステル、シクロヘキシルアセチルオキシメチルエステル、1−メチルシクロヘキシルカルボニルオキシメチルエステル、エチルオキシカルボニルオキシ−1−エチルエステル、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ−1−エチルエステル等が挙げられる。
薬学上許容される塩としては、本発明の化合物若しくはそのプロドラッグが酸性基を有する場合は、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、亜鉛塩等の無機金属塩、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、トリヒドロキシメチルアミノメタン、アミノ酸等有機塩基塩等が挙げられる。本発明のヘテロアリール化合物またはその薬学上許容される塩が塩基性基を有する場合は、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩等の無機酸塩、および酢酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、アスコルビン酸塩等の有機酸塩等が挙げられる。
本発明には、式(1b)〜(1d)の化合物もしくはプロドラッグ、またはそれらの薬学上許容される塩の水和物、エタノール溶媒和物等の溶媒和物も含まれる。
本発明の化合物は、例えば以下に詳述する製造法、もしくはこれらに準ずる方法によって製造することができる。
なお、原料化合物として用いられる化合物は、それぞれ塩として用いてもよい。
一般式(1b)、および(1c)で表される化合物の製造方法としては、例えばそれぞれWO 03/091211およびWO 2004/048341に記載された方法が挙げられる。
式(1d)で表される化合物の製造方法
式(1d)で表される化合物のヘテロアリール部分は、自体公知の方法、例えばThe Chemistry of Heterocyclic Compounds(例えば、ピロール誘導体:vol.48 part1,part2; ピラゾール誘導体:vol.22; イミダゾール誘導体:vol.6 part1; トリアゾール誘導体:vol.6 part1; インドール誘導体:vol.25 partII,partIII,part4; インダゾール誘導体:vol.22; ベンズイミダゾール誘導体:vol.40 part1,part2等が挙げられる)、Methoden der Organischen Chemie(Houben−Weyl)(例えば、ピロール誘導体:Hetarene I,TEIL1,E6a,p556−798; ピラゾール誘導体:Hetarene III,TEIL 2,E8b,p399−710; イミダゾール誘導体:Hetarene III,TEIL 3,E8c,p1−215; トリアゾール誘導体:Hetarene II,TEIL 2,E7b,p286−686; インドール誘導体:Hetarene I,TEIL 2a,E6b1,p546−848,E6b2,p849−1336; インダゾール誘導体:Hetarene III,TEIL 2,E8b,p764−856; ベンズイミダゾール誘導体:Hetarene III,TEIL 3,E8c,p216−391等が挙げられる)、Comprehensive Heterocyclic Chemistry(例えば、ピロール誘導体、インドール誘導体:vol.4; ピラゾール誘導体、インダゾール誘導体:vol.5; イミダゾール誘導体、ベンズイミダゾール誘導体:vol.5; トリアゾール誘導体:vol.5; チオフェン誘導体:vol.5; ベンゾチオフェン誘導体:vol.6等などが挙げられる)、Comprehensive Heterocyclic Chemistry II(例えば、ピロール誘導体、インドール誘導体:vol.2; ピラゾール誘導体、インダゾール誘導体:vol.3; イミダゾール誘導体、ベンズイミダゾール誘導体:vol.3; トリアゾール誘導体:vol.4等が挙げられる)、ヘテロ環化合物の化学(講談社、1988年発行)、新実験化学講座14巻[IV](丸善、1977発行)、WO 02/085851、WO 02/10131−A1、WO 03/91211−A1、WO 04/048341等に記載されている方法あるいはそれに準じた方法によって製造することができる。
なお、これらの反応は単なる例示であり、有機合成に習熟している者の知識に基づき、適宜、他の方法で製造することもできる。
以降の各反応において、必要に応じて、官能基を保護することができる。保護基およびその保護、脱保護の技術はT.W.Greene and P.G.M.Wuts, ”Protective Groups in Organic Synthesis”, 3rd Ed., John Wiley and Sons, inc., New York(1999)に詳しく述べられている。
製造法(d1)
Figure 2006182668
式(1d)のヘテロアリール誘導体は、a−dの部分でそれぞれ結合を形成することで、製造することができる。a−d部分の結合形成方法は、製造法(1d−1)−製造法(1d−3)のように例示することができる。a−d部分の結合形成の順番については、適宜変更することができる。また各製造法における出発物質は、公知の原料からa−d部分の結合形成方法を組み合わせることで製造することができる。
製造法(1d−1)a−d、b−d部分の合成
Figure 2006182668
(式中、R0dは、メチル、エチル、t−ブチル等のアルキルを表し、L1d、L2dはそれぞれ独立して、塩素、臭素、ヨウ素、X1dは塩素、臭素、ヨウ素、トリフレート等の脱離基を表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。)
化合物(100d)、化合物(101d)、化合物(102d)、および化合物(103d)は、例えば、新実験化学講座14巻(丸善、1977年発行)、実験化学講座19〜26巻(丸善、1992年発行)、精密有機合成(南江堂、1983年発行)、ペプチド合成の基礎と実験(丸善、1985年発行)、Compendium of Organic Synthetic Methods, Vol. 1−9 (John Wiley & Sons)、Comprehensive Organic Synthesis, Vol. 1−9 (1991、Pergamon Press)、Comprehensive Organic Transformations (1989、VCH Publishers)等に記載されている方法あるいはそれに準じた方法によって製造することができる。
化合物(104d)は、化合物(100d)と化合物(101d)、あるいは化合物(102d)と化合物(103d)から不活性溶媒中、塩基存在下、反応させることで製造することができる。すなわち、実験化学講座20巻(丸善、1992年発行)、J.Org.Chem,56,1321(1991)、Heterocycles,31,1745(1990)等記載のO−アルキル化反応あるいはそれに準じた方法によって製造することができる。
不活性溶媒としては、例えばエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン等のエーテル系溶媒、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ジメチルスルフォキシド、N、N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル等の非プロトン溶媒等が挙げられる。これらの溶媒は、2種類以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水素化カリウム等の金属ヒドリド、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸セシウム等の金属炭酸塩、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミン等のアルキルアミン類、ナトリウムメトキシド、カリウムt−ブトキシド等の金属アルコキシドが挙げられる。
反応温度は、約−20℃から溶媒の沸点付近の範囲から選択され、好ましくは約0℃から溶媒の沸点付近の範囲が挙げられる。
化合物(104d−1)は、化合物(104d)から通常の脱保護の技術を用いることで製造することができる。例えば、酸または塩基存在下、加水分解反応によって得られる。
酸としては、例えば塩酸、硫酸、酢酸、臭化水素酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルフォン酸等が挙げられる。
溶媒としては、例えばエーテル、THF、ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、ジメチルスルフォキシド、N、N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル等の非プロトン溶媒、メタノール、エタノール等のアルコール系溶媒等が挙げられ、1種類以上の溶媒と水を適宜の割合で混合して用いてよく、また無溶媒で行ってもよい。
反応温度は、約−20℃から溶媒の沸点付近の範囲から選択され、好ましくは約−10℃から溶媒の沸点付近の範囲が挙げられる。
塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等の水酸化アルカリ金属、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム等の金属炭酸塩等が挙げられ、含水溶媒中で行われる。
含水溶媒としては、例えばエーテル、THF、ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、ジメチルスルフォキシド、N、N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル等の非プロトン溶媒、メタノール、エタノール等のアルコール系溶媒等から選ばれる1種類以上の溶媒と適宜の割合の水との混合溶媒が用いられる。
反応温度は、約−20℃から溶媒の沸点付近の範囲から選択され、好ましくは約−10℃から溶媒の沸点付近の範囲が挙げられる。
製造法(1d−2) c−d部分、d−d部分の合成
Figure 2006182668
(式中、全ての記号は前記と同じ意味を表す。)
c部分の結合形成方法、d部分の結合形成方法、および化合物(106d)、(107d)の製造方法については、例えば、WO 02/085851、WO 02/10131−A1、WO 03/91211−A1、WO 04/048341、Organic Letters, 4, 973 (2002)、 Tetrahedron Letters,40,2657 (1997)、Chemical Communication,188 (2004)に記載の方法、あるいはそれに準じた方法によって製造することができる。
Figure 2006182668
(式中、Pgは保護基を表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。)
化合物(109d)、および化合物(110d)は、例えば、新実験化学講座14巻(丸善、1977年発行)、実験化学講座19〜26巻(丸善、1992年発行)、精密有機合成(南江堂、1983年発行)、Compendium of Organic Synthetic Methods, Vol. 1−9 (John Wiley & Sons)等に記載されている方法、あるいはそれに準じた方法によって製造することができる。
製造法(1d−3)
Figure 2006182668
(式中、R1は、前記の定義のうちアルコキシカルボニル基、置換されてもよいカルバモイル基、置換されてもよい環状アミノカルボニル基、置換されてもよいアルキルスルホニルカルバモイル基、置換されてもよいアリールスルホニルカルバモイル基、またはテトラゾリル基を表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。)
化合物(112d)は、化合物(108d)から通常の脱保護の技術を用いることで製造することができる。例えば、酸または塩基存在下、加水分解反応によって得られる。
酸としては、例えば塩酸、硫酸、酢酸、臭化水素酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルフォン酸等が挙げられる。
溶媒としては、例えばエーテル、THF、ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、ジメチルスルフォキシド、N、N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル等の非プロトン溶媒、メタノール、エタノール等のアルコール系溶媒等が挙げられ、1種類以上の溶媒と水を適宜の割合で混合して用いてよく、また無溶媒で行ってもよい。
反応温度は、約−20℃から溶媒の沸点付近の範囲から選択され、好ましくは約−10℃から溶媒の沸点付近の範囲が挙げられる。
塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等の水酸化アルカリ金属、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム等の金属炭酸塩等が挙げられ、含水溶媒中で行われる。
含水溶媒としては、例えばエーテル、THF、ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、ジメチルスルフォキシド、N、N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル等の非プロトン溶媒、メタノール、エタノール等のアルコール系溶媒等から選ばれる1種類以上の溶媒と適宜の割合の水との混合溶媒が用いられる。
反応温度は、約−20℃から溶媒の沸点付近の範囲から選択され、好ましくは約−10℃から溶媒の沸点付近の範囲が挙げられる。
化合物(1d)は、化合物(112d)から自体公知の方法、例えば新実験化学講座14巻(丸善、1977年発行)、実験化学講座19〜26巻(丸善、1992年発行)、精密有機合成(南江堂、1983年発行)、ペプチド合成の基礎と実験(丸善、1985年発行)、Compendium of Organic Synthetic Methods, Vol. 1−9 (John Wiley & Sons)、Comprehensive Organic Synthesis, Vol. 1−9 (1991、Pergamon Press)、Comprehensive Organic Transformations (1989、VCH Publishers)、J.Org.Chem.,56,2395(1991)、Org.Synth.3,646(1955)、Org.Synth.29,75(1949)、Org.Synth.50,18(1970)、Org.Synth.50,52(1970)、J.Org.Chem.,64,2322(1999)、Tetrahedron Lett.,41,6981(2000)、Org. Lett.,2,2789(2000)、Org. Lett.,3,193(2001)、J.Org.Chem.,57,5285(1992)、J.Org.Chem.,66,7945(2001)等に記載されている方法あるいはそれに準じた方法によって製造することができる。
本反応は、−CO2Hから、アルコキシカルボニル基、置換されてもよいカルバモイル基、置換されてもよい環状アミノカルボニル基、置換されてもよいアルキルスルホニルカルバモイル基、置換されてもよいアリールスルホニルカルバモイル基、テトラゾリル基への変換反応、または−CO2Hからシアノ基への変換反応、シアノ基からテトラゾリル基への変換反応を表す。
製造法(2d)環Zの構築方法
製造法(2d−1)
Figure 2006182668

環Zd上に置換基R2dがあり環を構築する必要がある場合、例えば前記のComprehensive Heterocyclic Chemistry(例えば、ピロール誘導体、インドール誘導体:vol.4; ピラゾール誘導体、インダゾール誘導体:vol.5; イミダゾール誘導体、ベンズイミダゾール誘導体:vol.5; トリアゾール誘導体:vol.5; チオフェン誘導体:vol.5; ベンゾチオフェン誘導体:vol.6等などが挙げられる)、Comprehensive Heterocyclic Chemistry II(例えば、ピロール誘導体、インドール誘導体:vol.2; ピラゾール誘導体、インダゾール誘導体:vol.3; イミダゾール誘導体、ベンズイミダゾール誘導体:vol.3; トリアゾール誘導体:vol.4等が挙げられる)等に記載の方法、あるいはそれに準じる方法によって製造することができる。
例えば環Zがイミダゾールの場合、化合物(117d)は、例えば化合物(115d)、あるいは化合物(116d)をホルムアミドと150〜200℃にて加熱することにより製造することができる。
Figure 2006182668
(式中、R20d、R21dは独立して水素原子、ハロゲン原子、置換されてもよいアルキル、置換されてもよいアリール、置換されてもよいヘテロアリール、または置換されてもよいチオールを表し、L4dは水酸基、アミノ、臭素、塩素等を表す)
また環Zd上の置換基として、R2dまたはR3dに臭素またはヨウ素が存在する場合、アリールボロン酸、またはヘテロアリールボロン酸とのSuzukiカップリング反応(J.Organomet.Chem,576,147(1999)、J.Am.Chem.Soc,122,4020(2000)、J.Am.Chem.Soc,124,6343(2002)等記載の方法、またはそれに準じた方法によって製造できる)、アリールスズ化合物、またはヘテロアリールスズ化合物とのStilleカップリング反応(Angew.Chem.Int.Ed.Engl,25,508(1986)記載の方法、またはそれに準じた方法によって製造できる)等によってもR2dまたはR3dにアリール、またはヘテロアリールの導入を行うことができる。
製造法(2d−2)
Figure 2006182668

式(7d)で表されるヘテロアリール環は、例えば、Tetrahedron,53,3637(1997)、Tetrahedron Lett.,39,5159(1998)、Tetrahedron,49,2885(1993)、Synthesis,877(1996)、J.Heterocycl.Chem.,6,775(1969)、Heterocycles,34,2379(1992)、Bioorg.Med.Chem.Lett.,10,2171(2000)、Bioorg.Med.Chem.Lett.,10,2167(2000)、Angew.Chem.Int.Ed.,39,2488(2000)、Tetrahedron,54,2931(1998)、J.Org.Chem.,48,1060(1983)、J.Org.Chem.,30,1528(1965)、J.Org.Chem.,65,7825(2000)、J.Med.Chem.,16,1296(1973)、Tetrahedron,48,10549(1992)、Heterocycles,41,161(1995)等に記載されている方法、あるいはそれに準じた方法によって製造することができる。
式(1e)で表される化合物の製造方法:
式(1e)で表される化合物は、例えば以下に詳述する製造法、もしくはこれらに準ずる方法によって製造することができる。
なお、原料化合物として用いられる化合物は、それぞれ塩として用いてもよい。このような塩としては、薬学上許容される塩が挙げられる。
式(1e)で表される化合物のヘテロアリール部分は、自体公知の方法、例えばThe Chemistry of Heterocyclic Compounds(例えば、ピロール誘導体:vol.48 part1,part2; ピラゾール誘導体:vol.22; イミダゾール誘導体:vol.6 part1; トリアゾール誘導体:vol.6 part1; インドール誘導体:vol.25 partII,partIII,part4; インダゾール誘導体:vol.22; ベンズイミダゾール誘導体:vol.40 part1,part2等が挙げられる)、Methoden der Organischen Chemie(Houben−Weyl)(例えば、ピロール誘導体:Hetarene I,TEIL1,E6a,p556−798; ピラゾール誘導体:Hetarene III,TEIL 2,E8b,p399−710; イミダゾール誘導体:Hetarene III,TEIL 3,E8c,p1−215; トリアゾール誘導体:Hetarene II,TEIL 2,E7b,p286−686; インドール誘導体:Hetarene I,TEIL 2a,E6b1,p546−848,E6b2,p849−1336; インダゾール誘導体:Hetarene III,TEIL 2,E8b,p764−856; ベンズイミダゾール誘導体:Hetarene III,TEIL 3,E8c,p216−391等が挙げられる)、Comprehensive Heterocyclic Chemistry(例えば、ピロール誘導体、インドール誘導体:vol.4; ピラゾール誘導体、インダゾール誘導体:vol.5; イミダゾール誘導体、ベンズイミダゾール誘導体:vol.5; トリアゾール誘導体:vol.5などが挙げられる)、Comprehensive Heterocyclic Chemistry II(例えば、ピロール誘導体、インドール誘導体:vol.2; ピラゾール誘導体、インダゾール誘導体:vol.3; イミダゾール誘導体、ベンズイミダゾール誘導体:vol.3; トリアゾール誘導体:vol.4等が挙げられる)、ヘテロ環化合物の化学(講談社、1988年発行)、新実験化学講座14巻[IV](丸善、1977発行)、WO 02/085851、WO 02/10131−A1等に記載されている方法あるいはそれに準じた方法によって製造することができる。
なお、これらの反応は単なる例示であり、有機合成に習熟している者の知識に基づき、適宜、他の方法で製造することもできる。
以降の各反応において、必要に応じて、官能基を保護することができる。保護基およびその保護、脱保護の技術はT.W.Greene and P.G.M.Wuts, ”Protective Groups in Organic Synthesis”, 3rd Ed., John Wiley and Sons, inc., New York(1999)に詳しく述べられている。
製造法(1e)
Figure 2006182668
式(1e)の化合物は、a−fの部分でそれぞれ結合を形成することで、製造することができる。a−f部分の結合形成方法は、製造法(1e−1)−製造法(1e−4)のように例示することができる。a−f部分の結合形成の順番については、適宜変更することができる。また各製造法における出発物質は、公知の原料からa−f部分の結合形成方法を組み合わせることで製造することができる。
製造法(1e−1)a部分、b部分の合成
Figure 2006182668
(式中、Meは、ナトリウム、カリウム、亜鉛等の金属原子を表し、L1eは、塩素、臭素、ヨウ素、トリフレート、X1eは塩素、臭素、ヨウ素、メシレート、トシレート等の脱離基を表し、Aeは、アルキレン(例えばメチレンまたはエチレン)、Beは、トリフェニルホスホニウム塩、またはホスホン酸ジエステル、Ceは、カルボニル基(例えばケトンまたはアルデヒド)を表し、R0は、メチル、エチル、t−ブチル等のアルキルを表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。)
化合物(100e)、化合物(101e)、化合物(102e)、化合物(103e)、および化合物(104e)は、例えば、新実験化学講座14巻(丸善、1977年発行)、実験化学講座19〜26巻(丸善、1992年発行)、精密有機合成(南江堂、1983年発行)、ペプチド合成の基礎と実験(丸善、1985年発行)、Compendium of Organic Synthetic Methods, Vol. 1−9 (John Wiley & Sons)、Comprehensive Organic Synthesis, Vol. 1−9 (1991、Pergamon Press)、Comprehensive Organic Transformations (1989、VCH Publishers)等に記載されている方法あるいはそれに準じた方法によって製造することができる。
化合物(105e)は、化合物(102e)から自体公知の方法、例えば加水分解反応およびエステル化反応によって製造できる。あるいは、化合物(105e)は、化合物(103e)と化合物(104e)から不活性溶媒中、塩基存在下、反応させることで製造することができる。すなわち、実験化学講座24巻(丸善、1992年発行)等記載のWittg反応あるいはHorner−Wadsworth−Emmons反応あるいはそれに準じた方法によって製造することができる。化合物(102e)は化合物(100e)と化合物(101e)から不活性溶媒中、塩基存在下、反応させることで製造することができる。あるいは、化合物(105e)は、芳香族アルデヒドを不活性溶媒中、塩基存在下、FAMSOと縮合させた後、塩酸等を用いた加アルコール分解(Bull. Chem. Soc. Jpn, 52, 2013, (1979)、Rev. Heteroatom Chem, 5, 85 (1991)等記載の方法、またはそれに準じた方法)により、製造できる。
不活性溶媒としては、例えばエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン等のエーテル系溶媒、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ジメチルスルフォキシド、N、N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル等の非プロトン溶媒等が挙げられる。これらの溶媒は、2種類以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水素化カリウム等の金属ヒドリド、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸セシウム等の金属炭酸塩、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミン等のアルキルアミン類、ナトリウムメトキシド、カリウムt−ブトキシド等の金属アルコキシドが挙げられる。
反応温度は、約−20℃から溶媒の沸点付近の範囲から選択され、好ましくは約0℃から溶媒の沸点付近の範囲が挙げられる。

製造法(1e−2) c部分、d部分の合成
Figure 2006182668
(式中、L2eは、塩素、臭素、ヨウ素、トリフレート、L3eは、臭素、ヨウ素、トリフレート、ホウ酸、ホウ酸エステル、X2eは塩素、臭素、ヨウ素、メシレート、トシレート等の脱離基を表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。)
化合物(106e)、化合物(108e)、化合物(109e)、化合物(110e)、化合物(111e)、および化合物(112e)は、例えば、新実験化学講座14巻(丸善、1977年発行)、実験化学講座19〜26巻(丸善、1992年発行)、精密有機合成(南江堂、1983年発行)、ペプチド合成の基礎と実験(丸善、1985年発行)、Compendium of Organic Synthetic Methods, Vol. 1−9 (John Wiley & Sons)、Comprehensive Organic Synthesis, Vol. 1−9 (1991、Pergamon Press)、Comprehensive Organic Transformations (1989、VCH Publishers)等に記載されている方法あるいはそれに準じた方法によって製造することができる。
化合物(113e)は、化合物(105e)と化合物(106e)から不活性溶媒中、塩基、遷移金属触媒存在下、反応させることで製造することができる。すなわち、実験化学講座19、25巻(丸善、1992年発行)等記載のUllmann反応、Suzukiカップリング反応等の遷移金属触媒反応あるいはそれに準じた方法によって製造することができる。
不活性溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒、トルエン、n−ヘキサン等の炭化水素系溶媒、N、N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルフォキシド、アセトニトリル等の非プロトン性溶媒等が挙げられる。
塩基としては、例えば炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸銀等の金属炭酸塩、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミン等のアルキルアミン類等が挙げられる。
遷移金属触媒としては、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、パラジウムジベンジリデン錯体等の0価のパラジウム触媒、酢酸パラジウム、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム等の2価のパラジウム触媒、テトラキス(トリフェニルホスフィン)ニッケル、ビス(シクロオクタジエン)ニッケル等の0価のニッケル触媒、銅触媒等が挙げられる。
本反応には、必要に応じ反応助剤を加えることができる。
反応助剤としては、例えばトリフェニルホスフィン、トリス(o−トリル)ホスフィン等の単座配位子、ジフェニルホスフィノプロパン、ジフェニルホスフィノブタン、ジフェニルホスフィノフェロセン等の二座配位子等を加えてもよい。
遷移金属触媒下の反応温度は、約0℃から溶媒の沸点付近の範囲から選択され、好ましくは約40℃から溶媒の沸点付近の範囲が挙げられる。
また、化合物(113e)は、化合物(107e)と化合物(108e)、あるいは化合物(109e)と化合物(110e)、あるいは化合物(111e)と化合物(112e)から不活性溶媒中、塩基存在下、反応させることで製造することができる。すなわち、実験化学講座20巻(丸善、1992年発行)等記載のアルコール、アミン等のアルキル化反応あるいはそれに準じた方法によって製造することができる。
また、化合物(113e)は、Ar3がオキサゾール−ジイルの場合には、Synth. Commun, 2, 237, (1972)等記載の方法、またはそれに準じた方法においても製造できる。あるいは、化合物(113e)は、Ar3がピロール−ジイルの場合には、Tetrahedron Lett, 5337, (1972)等記載の方法、またはそれに準じた方法においても製造できる。
不活性溶媒としては、例えばエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)等のエーテル系溶媒、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素系溶媒、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ジメチルスルフォキシド、N、N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル等の非プロトン溶媒等が挙げられる。これらの溶媒は、2種類以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水素化カリウム等の金属ヒドリド、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸セシウム等の金属炭酸塩、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミン等のアルキルアミン類、ナトリウムメトキシド、カリウムt−ブトキシド等の金属アルコキシドが挙げられる。
反応温度は、約−20℃から溶媒の沸点付近の範囲から選択され、好ましくは約0℃から溶媒の沸点付近の範囲が挙げられる。
本反応には、必要に応じ反応助剤を加えることができる。反応助剤としては、例えばテトラn−ブチルアンモニウムブロマイド、ヘキサデシルトリブチルホスホニウムブロミド、メチルトリカプリルアンモニウムクロリド等の相間移動触媒等が挙げられる。Synthesis,565(1974)、Synthesis,447(1975)
化合物(107e)は、化合物(114e)あるいは化合物(115e)を用いて、製造法(1e−1)を用いて化合物(116e)を得、化合物(116e)を通常の脱保護反応を行うことにより得ることができる。
Figure 2006182668
(式中、Pgは保護基を表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。)
化合物(114e)、および化合物(115e)は、例えば、新実験化学講座14巻(丸善、1977年発行)、実験化学講座19〜26巻(丸善、1992年発行)、精密有機合成(南江堂、1983年発行)、Compendium of Organic Synthetic Methods, Vol. 1−9 (John Wiley & Sons)等に記載されている方法、あるいはそれに準じた方法によって製造することができる。
製造法(1e−3) e部分、f部分の合成
Figure 2006182668
(式中、X3eは塩素、臭素、ヨウ素、メシレート、トシレート等の脱離基を表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。)
e部分の結合形成方法、f部分の結合形成方法、および化合物(117e)、(119e)の製造方法については、例えばWO 02/085851、WO 02/10131−A1に記載の方法、あるいはそれに準じた方法によって製造することができる。
化合物(118e)は、化合物(121e)、化合物(122e)、化合物(123e)、あるいは化合物(124e)を用いて、製造法(1e−2)を用いて化合物(125e)を得、化合物(111e)を通常の脱保護反応を行うことにより得ることができる。
Figure 2006182668
(式中、全ての記号は前記と同じ意味を表す。)
化合物(121e)、化合物(122e)、化合物(123e)、あるいは化合物(124e)は、例えば、新実験化学講座14巻(丸善、1977年発行)、実験化学講座19〜26巻(丸善、1992年発行)、精密有機合成(南江堂、1983年発行)、Compendium of Organic Synthetic Methods, Vol. 1−9 (John Wiley & Sons)等に記載されている方法、あるいはそれに準じた方法によって製造することができる。
製造法(1e−4)
Figure 2006182668
(式中、全ての記号は前記と同じ意味を表す。)
化合物(126e)は、化合物(120e)から自体公知の方法、酸または塩基存在下、加水分解反応によって得られる。
酸としては、例えば塩酸、硫酸、酢酸、臭化水素酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルフォン酸等が挙げられる。
溶媒としては、例えばエーテル、THF、ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、ジメチルスルフォキシド、N、N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル等の非プロトン溶媒、メタノール、エタノール等のアルコール系溶媒等が挙げられ、1種類以上の溶媒と水を適宜の割合で混合して用いてよく、また無溶媒で行ってもよい。
反応温度は、約−20℃から溶媒の沸点付近の範囲から選択され、好ましくは約−10℃から溶媒の沸点付近の範囲が挙げられる。
塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等の水酸化アルカリ金属、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム等の金属炭酸塩等が挙げられ、含水溶媒中で行われる。
含水溶媒としては、例えばエーテル、THF、ジオキサン等のエーテル系溶媒、アセトン、ジメチルスルフォキシド、N、N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル等の非プロトン溶媒、メタノール、エタノール等のアルコール系溶媒等から選ばれる1種類以上の溶媒と適宜の割合の水との混合溶媒が用いられる。
反応温度は、約−20℃から溶媒の沸点付近の範囲から選択され、好ましくは約−10℃から溶媒の沸点付近の範囲が挙げられる。
化合物(1e)は、化合物(126e)から自体公知の方法、例えば新実験化学講座14巻(丸善、1977年発行)、実験化学講座19〜26巻(丸善、1992年発行)、精密有機合成(南江堂、1983年発行)、ペプチド合成の基礎と実験(丸善、1985年発行)、Compendium of Organic Synthetic Methods, Vol. 1−9 (John Wiley & Sons)、Comprehensive Organic Synthesis, Vol. 1−9 (1991、Pergamon Press)、Comprehensive Organic Transformations (1989、VCH Publishers)等に記載されている方法あるいはそれに準じた方法によって製造することができる。
本発明の化合物若しくはそのプロドラッグ、またはその薬学上許容される塩は、不斉が生じる場合または不斉炭素を有する置換基を有する場合があり、そのような化合物にあっては光学異性体が存在する。本発明化合物にはこれらの各異性体の混合物や単離されたものを含む。そのような光学異性体を純粋に得る方法としては、例えば光学分割が挙げられる。
光学分割法としては、本発明化合物またはその中間体を不活性溶媒中(例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール系溶媒、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒、酢酸エチル等のエステル系溶媒、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、アセトニトリル等およびこれらの混合溶媒)、光学活性な酸(例えば、マンデル酸、N−ベンジルオキシアラニン、乳酸などのモノカルボン酸類、酒石酸、o−ジイソプロピリデン酒石酸、リンゴ酸などのジカルボン酸類、カンファースルフォン酸、ブロモカンファースルフォン酸などのスルフォン酸類)と塩を形成させることもできる。
本発明の化合物もしくはそのプロドラッグまたはその中間体がカルボキシル基等の酸性置換基を有する場合は光学活性なアミン(例えばα−フェネチルアミン、1、2−ジフェニル−エタノールアミン、(1R, 2S)−(-)−2−アミノ−1,2−ジフェニルエタノール、(1S, 2R)−(+)−2−アミノ−1,2−ジフェニルエタノール、キニン、キニジン、シンコニジン、シンコニン、ストリキニーネ等の有機アミン類)と塩を形成させることもできる。
塩を形成させる温度としては、室温から溶媒の沸点の範囲が挙げられる。光学純度を向上させるためには、一旦、溶媒の沸点付近まで温度を上げることが望ましい。析出した塩を濾取する前に必要に応じて冷却し、収率を向上させることができる。光学活性な酸またはアミンの使用量は、基質に対し約0.5〜約2.0当量の範囲、好ましくは1当量前後の範囲が適当である。必要に応じ結晶を不活性溶媒中(例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール系溶媒、ジエチルエ−テル等のエ−テル系溶媒、酢酸エチル等のエステル系溶媒、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、アセトニトリル等およびこれらの混合溶媒)で再結晶し、高純度の光学活性な塩を得ることもできる。必要に応じ、得られた塩を通常の方法で酸または塩基と処理しフリー体を得ることもできる。
本発明の本発明の化合物若しくはそのプロドラッグ、またはその薬学上許容される塩は、経口的または非経口的に投与することができる。経口的に投与する場合、通常用いられる投与形態で投与することができる。非経口的には、局所投与剤、注射剤、経皮剤、経鼻剤等の形で投与することができる。経口剤または直腸投与剤としては、例えば、カプセル、錠剤、ピル、散剤、カシェ剤、座剤、液剤等が挙げられる。注射剤としては、例えば、無菌の溶液または懸濁液等が挙げられる。局所投与剤としては、例えば、クリーム、軟膏、ロ−ション、経皮剤(通常のパッチ剤、マトリクス剤)等が挙げられる。
上記の剤形は通常の方法で、薬学的に許容される賦形剤、添加剤とともに製剤される。薬学的に許容される賦形剤、添加剤としては、担体、結合剤、香料、緩衝剤、増粘剤、着色剤、安定剤、乳化剤、分散剤、懸濁化剤、防腐剤等が挙げられる。
薬学的に許容される担体としては、例えば、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、砂糖、ラクトース、ペクチン、デキストリン、澱粉、ゼラチン、トラガント、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロ−ス、低融点ワックス、カカオバター等が挙げられる。カプセルは、本発明化合物を薬学的に許容される担体と共に中に入れることにより製剤できる。本発明化合物は薬学的に許容される賦形剤と共に混合し、または賦形剤なしにカプセルの中に入れることができる。カシェ剤も同様の方法で製造できる。
注射用液剤としては、溶液、懸濁液、乳剤等が挙げられる。例えば、水溶液、水−プロピレングリコール溶液等が挙げられる。液剤は、水を含んでもよい、ポリエチレングリコールまたは/およびプロピレングリコールの溶液の形で製造することもできる。経口投与に適切な液剤は、本発明化合物を水に加え、着色剤、香料、安定化剤、甘味剤、溶解剤、増粘剤等を必要に応じて加え製造することができる。また経口投与に適切な液剤は、本発明化合物を分散剤とともに水に加え、粘重にすることによっても製造できる。増粘剤としては、例えば、薬学的に許容される天然または合成ガム、レジン、メチルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロースまたは公知の懸濁化剤等が挙げられる。
局所投与剤としては、上記の液剤および、クリーム、エアロゾル、スプレー、粉剤、ローション、軟膏等が挙げられる。上記の局所投与剤は、本発明化合物と通常に使用される薬学的に許容される希釈剤および担体と混合し製造できる。軟膏およびクリ−ムは、例えば、水性または油性の基剤に増粘剤および/またはゲル化剤を加えて製剤化して得られる。該基剤としては、例えば、水、液体パラフィン、植物油(ピーナッツ油、ひまし油等)等が挙げられる。増粘剤としては、例えばソフトパラフィン、ステアリン酸アルミニウム、セトステアリルアルコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ラノリン、水素添加ラノリン、蜜蝋等が挙げられる。
ローションは、水性または油性の基剤に、一種類またはそれ以上の薬学的に許容される安定剤、懸濁化剤、乳化剤、拡散剤、増粘剤、着色剤、香料等を加えることができる。
散剤は、薬学的に許容される散剤の基剤と共に製剤化される。基剤としては、タルク、ラクトース、澱粉等が挙げられる。ドロップは水性または非水性の基剤と一種またはそれ
以上の薬学的に許容される拡散剤、懸濁化剤、溶解剤等と共に製剤化できる。
局所投与剤は、必要に応じて、ヒドロキシ安息香酸メチル、ヒドロキシ安息香酸プロピル、クロロクレゾール、ベンズアルコニウムクロリド等の防腐剤、細菌増殖防止剤を含んでもよい。
本発明の化合物若しくはそのプロドラッグ、またはその薬学上許容される塩は、高脂血症、動脈硬化、および/またはメタボリックシンドローム患者に対して投与できる。また、本発明のヘテロアリール誘導体またはその塩は、糖尿病の患者の血糖値をコントロールすることができる。その際の、投与量、投与回数は症状、年齢、体重、投与形態等によって異なるが、経口投与する場合には、通常は成人に対し1日あたり約1〜約500mgの範囲、好ましくは約5〜約100mgの範囲を1回または数回に分けて投与することができる。注射剤として投与する場合には約0.1〜約300mgの範囲、好ましくは約1〜約100mgの範囲を1回または数回に分けて投与することができる。
一般式(1d)を有する化合物の具体例としては、例えば以下に示した表d1〜d6に示した化合物を挙げることができる。
本発明の化合物若しくはそのプロドラッグ、またはその薬学上許容される塩は、その効果の増強を目的として、糖尿病治療剤、糖尿病性合併症治療剤、抗高脂血症剤、降圧剤、抗肥満剤、利尿剤などの薬剤(以下、併用薬剤と略記する)と組み合わせて用いることができる。本化合物および併用薬剤の投与時期は限定されず、これらを投与対象に対し、同時に投与してもよいし、時間差をおいて投与してもよい。併用薬剤の投与量は、臨床上用いられている用量を基準として適宜選択することができる。また、本化合物と併用薬剤との配合比は、投与対象、投与ルート、対象疾患、症状、組み合わせなどにより適宜選択することができる。例えば投与対象がヒトである場合、本化合物1重量部に対し、併用薬剤を0.01〜100重量部用いればよい。
なお、糖尿病治療剤としては、インスリン製剤(例、ウシ、ブタの膵臓から抽出された動物インスリン製剤;大腸菌、イーストを用い、遺伝子工学的に合成したヒトインスリン製剤など)、α−グルコシダーゼ阻害剤(例、ボグリボース、アカルボース、ミグリトール、エミグリテート等)、ビグアナイド剤(例、メトホルミン等)、インスリン分泌促進剤(例、トルブタミド、グリベンクラミド、グリクラジド、クロルプロパミド、トラザミド、アセトヘキサミド、グリクロピラミド、グリメピリド等のスルホニルウレア剤;レパグリニド、セナグリニド、ナテグリニド、ミチグリニド、GLP−1、エキセナタイド、リラグルタイド等)、プロテインチロシンホスファターゼ阻害剤(例、バナジン酸等)、β3アゴニスト(例、GW−427353B、N−5984等)、DPP-IV阻害剤(例、LAF−237,MK−431等)が挙げられる。
糖尿病性合併症治療剤としては、アルドース還元酵素阻害剤(例、トルレスタット、エパルレスタット、ゼナレスタット、ゾポレスタット、ミナレスタット、フィダレスタット、SK−860、CT−112等)、神経栄養因子(例、NGF、NT−3、BDNF等)、PKC阻害剤(例、LY−333531等)、AGE阻害剤(例、ALT946、ピマゲジン、ピラトキサチン、N−フェナシルチアゾリウム ブロマイド(ALT766)等)、活性酸素消去薬(例、チオクト酸等)、脳血管拡張剤(例、チアプリド、メキシレチン等)が挙げられる。抗高脂血剤としては、HMG−CoA還元酵素阻害剤(例、プラバスタチン、シンバスタチン、ロバスタチン、アトルバスタチン、フルバスタチン、イタバスタチンまたはそれらのナトリウム塩等)、スクアレン合成酵素阻害剤、ACAT阻害剤等が挙げられる。降圧剤としては、アンジオテンシン変換酵素阻害剤(例、カプトプリル、エナラプリル、アラセプリル、デラプリル、リジノプリル、イミダプリル、ベナゼプリル、シラザプリル、テモカプリル、トランドラプリル等)、アンジオテンシンII拮抗剤(例、カンデサルタン シレキセチル、ロサルタン、エプロサルタン、バルサンタン、テルミサルタン、イルベサルタン、タソサルタン等)、カルシウム拮抗剤(例、塩酸ニカルジピン、塩酸マニジピン、ニソルジピン、ニトレンジピン、ニルバジピン、アムロジピン等)等が挙げられる。
抗肥満剤としては、例えば中枢性抗肥満薬(例、フェンテルミン、シブトラミン、アンフェプラモン、デキサンフェタミン、マジンドール、SR−141716A等)、膵リパーゼ阻害薬(例、オルリスタット等)、ペプチド性食欲抑制薬(例、レプチン、CNTF(毛様体神経栄養因子)等)、コレシストキニンアゴニスト(例、リンチトリプト、FPL−15849等)等が挙げられる。利尿剤としては、例えばキサンチン誘導体(例、サリチル酸ナトリウムテオブロミン、サリチル酸カルシウムテオブロミン等)、チアジド系製剤(例、エチアジド、シクロペンチアジド、トリクロルメチアジド、ヒドロクロロチアジド、ヒドロフルメチアジド、ベンチルヒドロクロロチアジド、ペンフルチジド、ポリチアジド、メチクロチアジド等)、抗アルドステロン製剤(例、スピロノラクトン、トリアムテレン等)、炭酸脱水酵素阻害剤(例、アセタゾラミド等)、クロルベンゼンスルホンアミド系製剤(例、クロルタリドン、メフルシド、インダパミド等)、アゾセミド、イソソルビド、エタクリン酸、ピレタニド、ブメタニド、フロセミド等が挙げられる。
併用薬剤は、好ましくはインスリン製剤、α−グルコシダーゼ阻害剤、ビグアナイド剤、インスリン分泌促進剤などである。上記併用薬剤は、2種以上を適宜の割合で組み合せて用いてもよい。2種以上の併用薬剤を用いる場合の好ましい組み合わせとしては、例えば以下のものが挙げられる。
1)ビグアナイド剤およびインスリン製剤;
2)ビグアナイド剤およびインスリン分泌促進剤;
3)ビグアナイド剤およびα−グルコシダーゼ阻害剤;
4)α−グルコシダーゼ阻害剤、インスリン製剤およびビグアナイド剤;
5)ビグアナイド剤、インスリン製剤およびインスリン分泌促進剤;
6)インスリン分泌促進剤、インスリン製剤およびα−グルコシダーゼ阻害剤;
および
7)α−グルコシダーゼ阻害剤、インスリン分泌促進剤およびビグアナイド剤;
本化合物が、併用薬剤と組み合せて使用される場合には、これらの薬剤の使用量は、薬剤の副作用を考えて安全な範囲内で低減できる。特に、インスリン分泌促進剤およびビグアナイド剤は通常の投与量よりも低減できる。したがって、これらの薬剤により引き起こされるであろう副作用は安全に防止できる。それに加えて、糖尿病合併症剤、抗高脂血症剤、降圧剤などの投与量は低減でき、その結果これらの薬剤により引き起こされるであろう副作用は効果的に防止できる。
一般式(1b)および(1c)で表される化合物の具体例としては、例えばそれぞれWO 03/091211およびWO 2004/048341に例示または実施例として具体的に記載された化合物が挙げられる。
一般式(1d)および(1e)で表される化合物の具体例としては、例えば以下に示した表1〜11に示した化合物を挙げることができる。
Figure 2006182668
Figure 2006182668
Figure 2006182668
Figure 2006182668
Figure 2006182668
Figure 2006182668
Figure 2006182668
Figure 2006182668
Figure 2006182668
Figure 2006182668
Figure 2006182668
以下参考例および実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、以下の参考例及び実施例において示された化合物の命名はACD Labs 7.0 Nameで行った。
<式(1d)で表される化合物についての参考例及び実施例>
(method A)
LC-MS分析条件
本体:ZQ2000(waters社)、イオン化法:ESI
カラム:XTerra MS C18 2.5μm (2.1×20mm)(waters社)
A液:H2O、B液:アセトニトリル、流速:1ml/min
分析条件;
0.0min → 0.5min:A液 95%一定(B液 5%)
0.5min → 2.5min:A液 95% → 1%(B液 5% → 99%)
2.5min → 3.5min A液 1%一定(B液 99%)
0min → 3.5minにおいて、A液+B液(=全量)に対して0.06%ギ酸存在下にて分析)
(method B)
本体:API 150EX(PE SCIEX社)、イオン化法:ESI
カラム:CombiScreen Hydrosphere C18 S-5μm (4.6×50mm)(YMC社)
A液:0.05%トリフルオロ酢酸水
B液:0.035%トリフルオロ酢酸含有アセトニトリル
流速:3.5ml/min
分析条件;
0.0min → 0.5min:A液 90%一定(B液 10%)
0.5min → 4.2min:A液 90% → 1%(B液 10% → 99%)
4.2min → 4.4min A液 1%一定(B液 99%)
R.T. = Retention Time
参考例d1
(1-アリル-1H-ピロ-ル-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
参考例d1−1
(4-メチルフェニル)[1-(フェニルスルホニル)-1H-ピロ-ル-2-イル]メタノン
Figure 2006182668
窒素気流下、1-ベンゼンスルホニル1H-ピロ-ル(284 g, 1.37 mol)のジクロロメタン(1.0 L)溶液に塩化p-トルオイル(318 g, 2.06 mol)と三フッ化ホウ素エ-テル錯体(350 g, 2.47 mol)を加え、混合物を室温で7日間放置した。反応溶液を1N塩酸水(750 mL)で2回、1N水酸化ナトリウム水溶液(750 mL)、飽和食塩水(100 mL)で、それぞれ順に洗浄し、乾燥、濾過した。濾液を常圧で約500mlになるまで濃縮し、ヘキサン(500 mL)を加えた。さらに、約500mlになるまで濃縮し、10℃まで冷却し、結晶を濾取した。これをヘキサン、トルエンで順に洗浄、乾燥し、表題化合物を得た(315 g, 71 %)。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz)δ8.12 (d, 2H, J = 8.3Hz), 7.75-7.78 (m, 1H), 7.72 (brd, 2H, J = 7.9Hz), 7.65 (brt, 1H, J = 7.9Hz), 7.58 (brt, 2H, J = 7.9Hz), 7.25 (d, 2H, J = 8.3Hz), 6.69-6.72 (m, 1H), 6.35 (dd, 1H, J = 3.1, 0.5Hz), 2.42 (s, 3H).
参考例d1−2
(4-メチルフェニル)(1H-ピロ-ル-2-イル)メタノン
Figure 2006182668
参考例d1−1の化合物(145 g, 446 mmol) をメタノ-ル (1.0 L) に懸濁し、5N水酸化ナトリウム水 (1.1 kg) を加え、30分間加熱還流した。この溶液を0℃まで冷却し、析出した結晶を濾取し、乾燥して表題化合物を得た(80 g, 97 %)。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz)δ9.52 (brs, 1H), 8.25 (d, 2 H, J = 8.3 Hz), 7.29 (d, 2 H, J = 8.3 Hz), 7.12 (brs, 1H), 6.88- 6.91 (m, 1H), 6.32- 6.36 (m, 1H), 2.44 (s, 3 H).
参考例d1−3
(1-アリル-1H-ピロ-ル-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
Figure 2006182668
t-ブトキシカリウム(1.05 g, 9.36 mmol)をテトラヒドロフラン(THF)(10 mL)に溶解し、参考例d1−2の化合物(1.65 g, 8.91 mmol)を加えた。室温で30分間攪拌し、臭化アリル(1.62 g, 13.4 mmol)を加えた。2時間攪拌し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、表題の化合物を合成した(1.61 g, 80 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.71 (d, 2H, J = 8.1Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1Hz), 6.98 (dd, 1H, J = 1.6,2.5 Hz), 6.74 (dd, 1H, J = 1.6, 4.0 Hz), 6.19 (dd, 1H, J = 2.5, 4.0 Hz), 6.07 (ddt, 1H, J = 10.3, 16.7, 5.6 Hz), 5.16 (dq, 1H, J = 10.3, 1.3 Hz), 5.07 (dq, 1H, J = 16.7, 1.3 Hz), 5.05 (dt, 2 H, J = 5.6, 1.3 Hz), 2.42 (brs, 3 H).
参考例d2
(1-アリル-1H-ピロ-ル-2-イル)(4-メトキシフェニル)メタノン
Figure 2006182668
参考例d1と同様に表題化合物を合成した。
LC-MS(Method B): R.T. 3.65 min., m/z 242 (M+1)
参考例d3
(1-アリル-1H-ピロ-ル-2-イル)(4-エチルフェニル)メタノン
Figure 2006182668
参考例d1と同様に表題化合物を合成した。
LC-MS(Method B): R.T. 4.05 min., m/z 240 (M+1)
参考例d4
(1-アリル-1H-ピロ-ル-2-イル)(3,5-ジメチルフェニル)メタノン
Figure 2006182668
参考例d1と同様に表題化合物を合成した。
LC-MS(Method A): R.T. 2.47 min., m/z 240 (M+1)
参考例d5
(1-アリル-4-メチル-1H-ピロ-ル-2-イル)(4-メトキシフェニル)メタノン
参考例d5−1
5-(4-メトキシベンゾイル)-1H-ピロ-ル-3-カルバルデヒド
Figure 2006182668
参考例d1−2と同様に合成した(4-メトキシフェニル)(1H-ピロ-ル-2-イル)メタノン(1.50 g, 7.45 mmol)をニトロメタン(8.0 g)と塩化エチレン(8.0 g)に溶解し、10℃に冷却して、塩化アルミニウム(3.99 g, 29.8 mmol)を加えた。混合物にジクロロメチルメチルエ-テル(1.88 g, 16.4 mmol)の塩化エチレン(3.0 g)溶液を滴下し、1時間攪拌した。混合物に塩酸水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を硫酸マグネシウム、活性炭で処理し、濾過し、濃縮した。残渣をトルエンで洗浄し、表題化合物を得た(1.2 g, 70 %)
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ10.20 (brs, 1H), 9.90 (s, 1H), 7.98 (d, 2 H, J = 8.9 Hz), 7.72 (dd, 1H, J = 3.3, 1.4 Hz), 7.33 (dd, 1H, J = 2.3, 1.4 Hz), 7.01 (d, 2H, J = 8.9 Hz), 3.91 (s, 3H).
参考例d5−2
(4-メトキシフェニル)(4-メチル-1H-ピロ-ル-2-イル)メタノン
Figure 2006182668
参考例d5−1(230 mg, 1.00 mmol)の化合物を10 % パラジウム-炭素(230 mg)とTHF(3.0 mL)中で水素雰囲気下、8時間攪拌した。混合物を濾過し、濾液を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、表題化合物を得た(130 mg, 60 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ9.38 (brs, 1H), 7.92 (d, 2H, J = 8.9 Hz), 6.97 (d, 2H, J = 8.9 Hz), 6.89- 6.90 (m, 1H), 6.70 (dd, 1H, J = 1.2, 2.0 Hz), 3.88 (s, 3H), 2.15 (s, 3H).
参考例d5−3
(1-アリル-4-メチル-1H-ピロ-ル-2-イル)(4-メトキシフェニル)メタノン
Figure 2006182668
参考例d1−3と同様に表題化合物を合成した。
LC-MS(Method A): R.T. 2.34 min., m/z 256 (M+1)
参考例d6
(1-アリル-1H-ピロ-ル-3-イル)(4-メチルフェニル)
参考例d6−1
(1-ベンゼンスルホニル-1H-ピロ-ル-3-イル)(4-メチルフェニル)ケトン
Figure 2006182668
窒素気流下、塩化アルミニウム(4.62 g, 34.7 mmol)の塩化エチレン(50 mL)懸濁液に塩化p-トルオイル(4.91 g, 31.8 mmol)の塩化エチレン(5 mL)溶液を室温で10分かけて加えた。30分攪拌後、その混合物に、1-ベンゼンスルホニル1H-ピロ-ル(6.00 g, 28.9 mmol)の塩化エチレン(10 mL)溶液を10分かけて加えた。室温で、2時間攪拌した。反応混合物を氷水中に注ぎ、水層をジクロロメタンで2回抽出した。有機層を合わせ、乾燥、濾過した。濾液を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、表題化合物を得た(9.9 g, 100%)。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 7.89 (brd, 2H, J = 7.9 Hz), 7.73 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.65 (brt, 1H, J = 7.9 Hz), 7.65 (brs, 1H), 7.34 (brt, 2H, J = 7.9 Hz), 7.29 (d, 2 H, J = 8.0 Hz), 7.22 (dd, 1H, J = 2.2, 2.8 Hz), 6.80 (dd, 1H, J = 1.5, 2.8 Hz), 2.44 (s, 3H).
実施例d6−2
(1H-ピロ-ル-3-イル)(4-メチルフェニル)ケトン
Figure 2006182668
参考例d6−1の化合物(6.50 g, 20.0 mmol)と5N水酸化ナトリウム水(70 mL)THF(70 mL)を45℃で6時間攪拌した。有機層を分離し、溶媒が5 mLになるまで濃縮し、室温で2日間放置した。析出した、結晶を濾取し、冷THFで洗浄し、表題化合物を得た(3.1 g, 84%)。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 7.76 (d, 2H, J = 8.1Hz), 7.35 (brquint., 1H, J = 1.5 Hz), 7.26 (d, 2 H, J = 8.1Hz), 6.84 (brq, 1H, J = 1.5 Hz), 6.76 (brs, 1H), 2.43 (s, 3H).
実施例d6-3
(1-アリル-1H-ピロ-ル-3-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
Figure 2006182668
参考例d1-3と同様に表題化合物を得た。
LC-MS(Method A): R.T. 2.34 min., m/z 226(M+1)
参考例d7
(1-アリル-1H-イミダゾール-2-イル)[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン
参考例d7−1
N,N-ジメチル-1H-イミダゾール-1-スルホンアミド
Figure 2006182668
イミダゾール(5.00 g, 73.6 mmol)を80 mlのトルエンに溶かして、トリエチルアミン(9.52 ml, 68.4 mmol)、ジメチルスルファモイルクロリド(6.77 ml, 63.3 mmol)を加えて、8時間室温攪拌した。生じた沈殿を濾過して除去し、濾液を減圧留去した。得られた残渣をヘキサンで共沸することによって、表題化合物を得た(10.9 g, 98 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.87 (s, 1H), 7.23 (d, 1H, J = 1.4 Hz), 7.11 (d, 1H, J = 1.4 Hz), 2.82 (s, 6H).
参考例d7−2
1H-イミダゾール-2-イル[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン
Figure 2006182668
参考例d7−1の化合物(1.00 g, 5.71 mmol)を30 mlのTHFに溶かして、-78℃攪拌した。この溶液にn-ブチルリチウム(1.57 Mのヘキサン溶液, 3.9 ml, 6.3 mmol)を加えて、-78℃のまま30 分間攪拌した。次いで、4-(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(1.49 g, 8.57 mmol)のTHF(5 ml)溶液を加えて、室温へと温度を上げて終夜攪拌した。反応溶液に2.5Nの希塩酸、ヘキサン-酢酸エチル(3 : 1)溶液を加えて、水層を抽出した。水層は、4N水酸化ナトリウム水溶液を加えることで、塩基性にして、酢酸エチルで抽出した。有機層は水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた残渣を150 mlのクロロホルムに溶かして、二酸化マンガン(20.0 g, 23.0 mmol)を加えて70℃で2時間攪拌した。反応液は、セライトを通して濾過を行い、濾液の溶媒を減圧留去した。得られた残渣を20 mlのTHFに溶かして、4N希塩酸を50 ml加えて、4時間加熱還流した。氷冷下攪拌しながら、4N水酸化ナトリウム水溶液の滴下を行い中和して、酢酸エチルで抽出した。有機層は、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物を得た(320 mg, 23 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 10.61 (brs, 1H), 8.69 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.78 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.42 (d, 1H, J = 0.9 Hz), 7.34 (d, 1H, J = 0.9 Hz).
参考例d7−3
(1-アリル-1H-イミダゾール-2-イル)[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン
Figure 2006182668
参考例d7-2の化合物(320 mg, 1.33 mmol)を5 mlのTHFに溶かして、t-ブトキシカリウム(164 mg, 1.46 mmol)を加えた。室温で30分間攪拌した後、臭化アリル(213 mg, 2.00 mmol)を加えて、40℃で4時間攪拌した。反応溶液に水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層は、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して、ヘキサンで共沸することで、表題化合物を得た(368 mg, 99 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.34 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.74 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.28 (d, 1H, J = 0.8 Hz), 7.22 (d, 1H, J = 0.8 Hz), 6.08 (ddt, 1H, J = 10.3, 17.0, 5.8 Hz), 5.28 (d, 1H, J = 10.3 Hz), 5.16 (d, 1H, J = 17.0 Hz), 5.13 (d, 2H, J = 5.8 Hz).
参考例d8
アリル-1H-イミダゾール-2-イル)[4-(メチル)フェニル]メタノン
Figure 2006182668
参考例d7と同様に表題化合物を得た。
LC-MS(Method B): R.T. 3.42 min., m/z 227 (M+1)
参考例d9
(1-アリル-1H-イミダゾール-2-イル)[4-(メトキシ)フェニル]メタノン
Figure 2006182668
参考例d7と同様に表題化合物を得た。
LC-MS(Method B): R.T. 3.42 min., m/z 227 (M+1)
参考例d10
アリル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン
参考例d10−1
N,N-ジメチル-1H-1,2,4-トリアゾール-1-スルホンアミド
Figure 2006182668
トリアゾール(5.08 g, 73.6 mmol)を80 mlのトルエンに溶かして、トリエチルアミン(9.52 ml, 68.4 mmol)、ジメチルスルファモイルクロリド(10.6ml, 73.6 mmol)を加えて、50℃で2時間攪拌した。生じた沈殿を濾過して除去し、濾液を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物を得た(4.52 g, 38 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.58 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 2.99 (s, 6 H).
参考例d10−2
1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン
Figure 2006182668
参考例d10−1の化合物(2.00 g, 11.4 mmol)を60 mlのTHFに溶かして、-78℃で攪拌した。この溶液にn-ブチルリチウム(1.57 Mのヘキサン溶液, 8.0 ml, 13 mmol)を加えて、-78℃のまま1時間攪拌した。次いで、4-(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(2.98 g, 17.1 mmol)のTHF(20 ml)溶液を加えて、室温へと温度を上げて終夜攪拌した。反応溶液に塩化アンモニウム水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層は水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた残渣を150 mlのクロロホルムに溶かして、二酸化マンガン(12.0 g, 13.8 mmol)を加えて70℃で2時間攪拌した。反応液は、セライトを通して濾過を行い、濾液の溶媒を減圧留去した。得られた残渣を40 mlのTHFに溶かして、4N希塩酸を100 ml加えて、4時間加熱還流した。氷冷下攪拌しながら、4N水酸化ナトリウム水溶液の滴下を行い中和して、酢酸エチルで抽出した。有機層は、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた残渣を酢酸エチルから再結晶することによって、表題化合物を得た(1.54 g, 56 %)。
1H NMR (DMSO-d6, 400 MHz) δ 14.96 (brs, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.43 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 7.96 (d, 2H, J = 8.3 Hz).
参考例d10−3
(1-アリル-1H-1,2,4-トリアゾール-5-イル)[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン
Figure 2006182668
参考例d10−2の化合物(241 mg, 1.00 mmol)を3 mlのDMFに溶かして、氷冷下攪拌した。水素化ナトリウム(60% in parafin liquid)(44.0 mg, 1.10 mmol)を加えた後、50℃で1時間攪拌した。さらに反応溶液中に、50℃のまま臭化アリル(107 mg, 1.00 mmol)のDMF(1 ml)溶液を加えた。50℃で2時間攪拌した後、室温に温度を下げ、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層は、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物を得た(41.8 mg, 15 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.47 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 8.07 (s, 1H), 7.78 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 6.07 (ddt, 1H, J = 10.3, 17.0, 5.8 Hz), 5.28 (d, 1H, J = 10.3 Hz), 5.26 (d, 2 H, J = 5.8 Hz), 5.24 (d, 1H, J = 17.0 Hz).
参考例d10−4
(1-アリル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン
Figure 2006182668
参考例d10−3の化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製する際に、参考例d10-4の化合物も得られた。
LC-MS(Method B): R.T. 3.90 min., m/z 282 (M+1)
参考例d11
(1-アリル-1H-ピラゾール-5-イル)(4-プロピルフェニル)メタノン
参考11−1
1-アリル-1H-ピラゾール-5-カルバルデヒド
Figure 2006182668
ピラゾール-3-カルバルデヒド(3.00 g, 31.2 mmol)を20 mlのDMFに溶かして攪拌しながら、炭酸カリウム(6.47 g, 46.8 mmol)、臭化アリル(3.50 g, 32.8 mmol)を加えた。室温で6時間攪拌した後、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層は、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物を得た(429 mg, 10 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 9.86 (s, 1H), 7.59 (d, 1H, J = 2.0 Hz), 6.93 (d, 1H, J = 2.0 Hz), 6.04 5.94 (ddt, 1H, J = 10.3, 17.1, 5.7 Hz), 5.19 (dd, 1H, J = 1.2, 10.3 Hz), 5.16 (d, 2H, J = 5.7 Hz), 5.09 (dd, 1H, J = 1.2, 17.1Hz).
参考例d11−2
(1-アリル-1H-ピラゾール-5-イル)(4-プロピルフェニル)メタノン
Figure 2006182668
粉末状のマグネシウム(26.7 mg, 1.10 mmol)に1-n-プロピル-4-ブロモベンゼン(220 mg, 1.10 mmol)を室温下で滴下した。反応液は、さらに50℃で1時間攪拌した後、-78℃に冷却した。参考例d11−1の化合物(75.0 mg, 0.551 mmol)のTHF(1 ml)溶液を加えて、室温で2時間攪拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層は、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた残渣を50 mlのクロロホルムに溶かして、二酸化マンガン(5.00 g, 5.75 mmol)を加えて60℃で3時間攪拌した。反応液を室温まで温度を下げて、セライトを通して濾過した。濾液の溶媒を減圧留去して、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物を得た(64.0 mg, 46 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.81 (d, 2H, , J = 8.2 Hz), 7.56 (d, 1H, J = 2.0 Hz), 7.29 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 6.67 (d, 1H, J = 2.0 Hz), 6.06 (ddt, 1H, J = 10.3, 17.1, 5.7 Hz), 5.19 (d, 1H, J = 10.3 Hz), 5.17 (d, 2H, J = 5.7 Hz), 5.13 (d, 1H, J = 17.1Hz), 2.67 (t, 2H, J = 7.4 Hz), 1.69 (tq, 2H, J = 7.4, 7.3 Hz), 0.96 (t, 3H, J = 7.3 Hz).
参考例d12
(2S)-2-(3-{4-[2-(3-メトキシベンゾイル)-4-フェニル-1H-イミダゾール-1-イル]ブチル}フェノキシ)プロパン酸
Figure 2006182668
4-(トリフルオロメチル)安息香酸(20.0 g, 105 mmol)を200 mlのDMFに溶かして、0℃で攪拌しながら、N,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(12.3 g, 126 mmol)、1-エチル3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(WSC)(24.2 g, 126 mmol)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)(17.1 g, 126 mmol)、トリエチルアミン(11.9 g, 117 mmol)を順次加えていった。2時間室温で攪拌して、水を加えて酢酸エチルで抽出した。溶媒を減圧留去して、トルエンで共沸することによって、表題化合物を得た(25.3 g, quant.)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.79 (d, 2H, J = 8.1Hz), 7.67 (d, 2H, J = 8.1Hz), 3.53 (s, 3H), 3.38 (s, 3H).
参考例d13
N,3-ジメトキシ-N-メチルベンズアミド
Figure 2006182668
参考例d12と同様にして、参考例d13の化合物を合成した。
LC-MS(Method A): R.T. 1.83 min., m/z 196 (M+1)
参考例d14
N-メトキシ-N-メチル-6-(トリフルオロメチル)ニコチンアミド
Figure 2006182668
参考例d12と同様にして、参考例d14の化合物を合成した。
LC-MS(Method A): R.T. 1.91 min., m/z 235 (M+1)
参考例d15
(3-メトキシフェニル)[4-(4-メトキシフェニル)-1H-イミダゾール-2-イル]メタノン
参考例d15−1
4-(4-メトキシフェニル)-1H-イミダゾール
Figure 2006182668
4-メトキシフェナシルブロミド(2.29 g, 10.0 mmol)をホルムアミド(45.0 g, 1.00 mol)に溶かして、170℃で6時間攪拌した。反応溶液を室温まで冷却した後、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層は、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して、200 mlのヘキサン-酢酸エチル(5:1)を加えた。懸濁液のまま50℃で2時間攪拌した後、さらに室温で5時間攪拌した。析出した結晶を濾取して、ヘキサンで洗浄することによって、表題化合物を得た(1.52 g, 87 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.05 (brs, 1H), 7.68 (d, 1H, J = 1.1Hz), 7.63 (d, 2H, J = 8.9 Hz), 7.23 (d, 1H, J = 1.1Hz), 6.91 (d, 2H, J = 8.9 Hz), 3.81 (s, 3H).
参考例d15−2
4-(4-メトキシフェニル)-N,N-ジメチル-1H-イミダゾール1-スルホンアミド
Figure 2006182668
参考例d15−1の化合物(1.02 g, 5.86 mmol)を100 mlのアセトニトリルに溶かして、炭酸カリウム(1.21 g, 8.78 mmol)とジメチルスルファモイルクロリド(1.01 g, 7.03 mmol)を順次加えて、70℃で7時間攪拌した。反応溶液を室温まで冷却した後、水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層は、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して、得られた残渣をトルエンで3回共沸することによって、表題化合物を得た(1.60 g, 97 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.95 (d, 1H, J = 1.2 Hz), 7.72 (d, 2 H, J = 8.9 Hz), 7.40 (d, 1H, J = 1.2 Hz), 6.95 (d, 2 H, J = 8.9 Hz), 3.84 (s, 3 H), 2.90 (s, 6 H).
参考例d15−3
2-(3-メトキシベンゾイル)-4-(4-メトキシフェニル)-N,N-ジメチル-1H-イミダゾール1-スルホンアミド
Figure 2006182668
参考例d15−2の化合物(1.60 g, 5.69 mmol)を50 mlのTHFに溶かして、-78℃で攪拌した。この溶液にn-ブチルリチウム(1.58 Mのヘキサン溶液, 4.7 ml, 7.4 mmol)を加えて、-78℃のまま30 分間攪拌した。次いで、参考例d13のTHF(5 ml)溶液を加えて、室温へと温度を上げて終夜攪拌した。反応溶液に、2N塩化アンモニウム水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層は、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物を得た(1.12 g, 48 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.75 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.72 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.69 (s, 1H), 7.40 (dd, 1H, J = 8.0, 8.2 Hz), 7.18 (d, 1H, J = 8.2 Hz), 6.94 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 3.87 (s, 3H), 3.84 (s, 3H), 3.13 (s, 6H).
参考例d15-4
(3-メトキシフェニル)[4-(4-メトキシフェニル)-1H-イミダゾール-2-イル]メタノン
Figure 2006182668
参考例d15−3の化合物(1.12 g, 2.70 mmol)を100 mlのエタノ-ルに懸濁させ、100 mlの4N希塩酸を加えて、70℃で3時間攪拌した。溶媒をおおよそ減圧留去した後、2N水酸化ナトリウム水溶液を加えて溶液のpHをおよそ4にすると、結晶が析出してきた。結晶を濾取して、水洗することによって、表題化合物を得た(832 mg, quant.)。
1H NMR (DMSO-d6, 400 MHz) δ 8.11 (d, 1H, J = 7.5 Hz), 8.10 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.86 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.51 (dd, 1H, J = 7.5, 8.2 Hz), 7.26 (d, 1H, J = 8.2 Hz), 7.01 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 3.86 (s, 3H), 3.79 (s, 3H).
参考例d16
メトキシフェニル)(4-フェニル-1H-イミダゾール-2-イル)メタノン
Figure 2006182668
参考例d15と同様にして、参考例d16の化合物を合成した。
LC-MS(Method A): R.T. 2.37 min., m/z 279 (M+1)
参考例d17
(4-フェニル-1H-イミダゾール-2-イル)[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン
Figure 2006182668
参考例d15と同様にして、参考例d17の化合物を合成した。
LC-MS(Method A): R.T. 2.59 min., m/z 317 (M+1)
参考例d18
(3-メトキシフェニル)[4-(2-メトキシフェニル)-1H-イミダゾール-2-イル]メタノン
Figure 2006182668
参考例d15と同様にして、参考例d18の化合物を合成した。
LC-MS(Method A): R.T. 2.42 min., m/z 309 (M+1)
参考例d19
(4-フェニル-1H-イミダゾール-2-イル)[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]メタノン
Figure 2006182668
参考例d15と同様にして、参考例d19の化合物を合成した。
LC-MS(Method A): R.T. 2.45 min., m/z 318 (M+1)
参考例d20
(1-ブト-3-エン-1-イル-4-フェニル-1H-イミダゾール-2-イル)(3-メトキシフェニル)メタノン
Figure 2006182668
(3-メトキシフェニル)(4-フェニル-1H-イミダゾール2-イル)メタノン(278 mg, 1.00 mmol)を3 mlのDMFに溶かして、炭酸カリウム(207 mg, 1.50 mmol)、18-クラウン-6(26.4 mg, 0.100 mmol)、3-ブテニルブロミド(162 mg, 1.20 mmol)をそれぞれ加えて、80℃で5時間攪拌した。反応溶液を室温まで冷却して、水を加えて、酢酸エチルで抽出した。溶媒を減圧留去した後、得られた残渣をトルエンで共沸することによって、表題化合物を得た(309 mg, 93 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.07 (d, 1H, J = 7.7 Hz), 8.00 (s, 1H), 7.83 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.44 (s, 1H ), 7.42 (dd, 1H, J = 7.7, 8.2 Hz), 7.40 (dd, 1H, J = 7.4, 8.0 Hz), 7.29 (t, 1H, J = 7.4 Hz), 7.16 (d, 1H, J = 8.2 Hz), 5.88- 5.78 (m, 1H), 5.12 5.07 (m, 1H), 4.55 (t, 2H, J = 7.1Hz), 3.90 (s, 3H), 2.66 (dt, 2H, J = 7.0, 7.1Hz).
参考例d21
(1-ブト-3-エン-1-イル-4-フェニル-1H-イミダゾール-2-イル)[4-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン
Figure 2006182668
参考例d20と同様にして、参考例d21の化合物を合成した。
LC-MS(Method A): R.T. 2.82 min., m/z 371 (M+1)
参考例d22
(1-ブト-3-エン-1-イル-4-フェニル-1H-イミダゾール-2-イル)[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]メタノン
Figure 2006182668
参考例d20と同様にして、参考例d22の化合物を合成した。
LC-MS(Method A): R.T. 2.67 min., m/z 372 (M+1)
参考例d23
(1-アリル-4-フェニル-1H-イミダゾール-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
Figure 2006182668
t-ブトキシカリウム(2.59g, 23.1 mmol)を100 mlのDMFに溶かして攪拌しながら、4-フェニル-1H-イミダゾール(3.00 g, 21 mmol)を加えた。室温で30分間攪拌した後、臭化アリル(3.50 g, 31.5 mmolを加えて、40℃で4時間攪拌した。反応溶液に水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層は、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、この溶媒を減圧留去した。これを24mlのピリジンに溶かして、トリエチルアミン(17.9 g, 17.7 mmol)、4-トルイルクロリド(3.7g, 16.3 mmol)を順次加えていき、60℃で5時間攪拌した。反応液に50 mlの水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層は水、1N希塩酸、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。次に、溶媒を減圧留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物を得た(760 mg, 30 %)。
LC-MS(Method A): R.T. 2.51 min., m/z 303(M+1)
参考例d24
ブト-3-エン-1-イル-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)(3-メトキシフェノキシ)メタノン
参考例d24−1
1H-ベンズイミダゾール-2-イル(3-メトキシフェノキシ)メタノン
Figure 2006182668
ベンズイミダゾール(3.54 g, 30.0 mmol)を10 mlのピリジンに溶かして、トリエチルアミン(13.3 g, 132 mmol)を加え、室温で撹拌した。溶液中に、m-アニスクロリド(15.3 g, 90.0 mmol)を30分間かけて滴下して、室温で1時間撹拌した。さらに、反応温度を50℃まで上げて2時間撹拌した。次に、反応溶液中に4N水酸化ナトリウム水溶液を150 ml加えて、60℃で3時間攪拌した。反応溶液は室温へと放冷した後、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層は、水、1N希塩酸、飽和食塩水で順次洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾去した後、溶媒を減圧留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。さらに、酢酸エチルから再結晶することで、表題化合物を得た(4.60 g, 61 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.39 (d, 1H, J = 8.1Hz), 8.14 (s, 1H), 7.79 (brd, 2 H), 7.48 (dd, 1H, J = 8.1, 8.2 Hz), 7.43 7.41 (m, 2 H), 7.21 (d, 1H, J = 8.2 Hz), 3.91 (s, 3 H).
参考例d24−2
(1-ブト-3-エン-1-イル-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)(3-メトキシフェノキシ)メタノン
Figure 2006182668
参考例d24−1の化合物(2.52 g, 10.0 mmol)を20 mlのDMFに溶かして、炭酸カリウム(2.07 g, 15.0 mmol)、18-クラウン-6-エ-テル(396 mg, 1.50 mmol)、1-ブロモ-3-ブテン(2.03 g, 15.0 mmol)を順次加えていき、80℃で4時間攪拌した。反応溶液は、室温に放冷した後、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層は、水、飽和食塩水で順次洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウムを濾去した後、溶媒を減圧留去した。さらに、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することにより、表題化合物を得た(3.01 g, 98 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.93 (d, 1H, J = 8.1Hz), 7.92 7.90 (m, 1H), 7.79 (s, 1H), 7.48 (dd, 1H, J = 8.1, 8.2 Hz), 7.46 7.38 (m, 3H), 7.18 (d, 1H, J = 8.2 Hz), 5.82 (ddt, 1H, J = 5.1, 15.2, 7.1Hz), 5.02 (d, 1H, J = 15.2 Hz), 5.01 (d, 1H, J = 5.1Hz), 4.67 (t, 2H, J = 7.4 Hz), 3.89 (s, 3H), 2.66 (dt, 2H, J = 7.1, 7.4 Hz).
参考例d25
(1-アリル-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
参考例d25−1
1H-ベンズイミダゾール-2-イル(4-メチルフェノキシ)メタノン
Figure 2006182668
参考例d24−1と同様にして、表題の化合物を合成した。
LC-MS(Method B): R.T. 3.38 min., m/z 237 (M+1)
参考例d25−2
(1-アリル-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
Figure 2006182668
参考例d24−2と同様にして、表題の化合物を合成した。
LC-MS(Method B): R.T. 4.38 min., m/z 277 (M+1)
参考例d26
(4-メチルフェニル)(1-ビニル-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)メタノン
Figure 2006182668
実施例d25−1の化合物(6.25 g, 26.5 mmol)を100 mlのイソプロパノールに溶解させて、炭酸カリウム(7.31 g, 52.9 mmol)、1-クロロ-2-ブロモエタン(19.0 g, 133mmol)を加え、70℃で16時間撹拌した。反応溶液は室温へと放冷して水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層は、水、飽和食塩水で洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒は減圧留去した。濃縮残渣を30 mlのジメチルスルホキシドに溶かして、1.8-ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ-7-エン(DBU)(15.2 g, 100 mmol)を加え、100℃で4時間攪拌した。1N希塩酸を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層は、1N希塩酸、水、飽和食塩水で洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することにより、表題化合物を得た(4.23g, 65%)。
LC-MS(Method B):R.T. 4.43 min., 263 m/z (M+1)
参考例d27
(1-ブト-3-エン-1-イル-4-tert-ブチル-1H-イミダゾール-2-イル)(4-メチルフェノキシ)メタノン
参考例d27−1
4-tert-ブチル-1H-イミダゾール
Figure 2006182668
1-ブロモ-3,3-ジメチル-2-ブタノン(5.00 g, 27.9 mmol)をホルムアミド(37.7 g, 83.7 mmol)に溶かして、160℃で5時間撹拌した。反応液は、室温へ放冷してから水100 mlを加えて、ヘキサン50 mlで水層を洗浄した。得られた水層に2N水酸化ナトリウム水溶液を加えて、溶液のpHをおよそ10にし、クロロホルムで抽出した。有機層は水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。次に、溶媒を減圧留去することによって、表題化合物を得た(1.67 g, 48 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.56 (d, 1H, J = 1.1Hz), 6.77 (d, 1H, J = 1.1Hz), 1.31 (s, 9H).
参考例d27−2
1-ブト-3-エン-1-イル-4-tert-ブチル-1H-イミダゾール
Figure 2006182668
参考例d27−1の化合物(992 mg, 8.00 mmol)を10 mlのDMFに溶かして、t-ブトキシカリウム(990 mg, 8.80 mmol)を加えて30分間室温で撹拌した。反応液に、1-ブロモ-3-ブテン(1.62 g, 12.0 mmol)を加えて、80℃で2時間撹拌した。反応液は、室温へ放冷して、酢酸エチルで抽出した。有機層は水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。次に、溶媒を減圧留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物を得た(623 mg, 44 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.38 (s, 1H), 6.60 (s, 1H), 5.74 (ddt, 1H, J = 5.1, 15.2, 7.4 Hz), 5.09 (d, 1H, J = 15.2 Hz), 5.08 (d, 1H, J = 5.1Hz), 3.92 (t, 2H, J = 7.2 Hz), 2.51 (dt, 2H, J = 7.4, 7.2 Hz), 1.28 (s, 9H).
参考例d27−3
(1-ブト-3-エン-1-イル-4-tert-ブチル-1H-イミダゾール-2-イル)(4-メチルフェノキシ)メタノン
Figure 2006182668
参考例d27−2の化合物(53.5 mg, 0.300 mmol)を1 mlのピリジンに溶かして、トリエチルアミン(91.1 mg, 0.900 mmol)、4-トルイルクロリド(139 mg, 0.900 mmol)を順次加えていき、60℃で5時間撹拌した。反応溶液を室温へ放冷した後、5 mlの1N水酸化ナトリウム水溶液を加えて、室温で1時間攪拌した。反応液に10 mlの水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層は水、1N希塩酸、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。次に、溶媒を減圧留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物を得た(29.4 mg, 33 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.30 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 7.27 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 6.86 (s, 1H), 5.77 (ddt, 1H, J = 6.2, 17.1, 7.0 Hz), 5.07 (d, 1H, J = 17.1Hz), 5.06 (d, 1H, J = 6.2 Hz), 4.42 (t, 2H, J = 7.2 Hz), 2.59 (dt, 2H, J = 7.0, 7.2 Hz), 2.42 (s, 3H), 1.32 (s, 9H).
参考例d28
(1-アリル-4,5,6,7-テトラヒドロ-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
Figure 2006182668
参考例d27と同様にして、2-クロロシクロヘキサノンを出発原料として参考例d28の化合物を合成した。

LC-MS(Method B): R.T. 3.40 min., m/z 281 (M+1)
参考例d29
(4-メチルフェニル)(3-ビニル-2-チエニル)メタノン
Figure 2006182668
3-ブロモ-チオフェン(15.7 g, 97 mmol)に4-トルオイルクロリド(14.9 g, 97 mmol)をジクロロメタン中に加え、塩化スズ(IV)(25g, 11.2 mmol)を滴下して、室温で4時間攪拌させた。この反応液に水を加えて、酢酸エチルで抽出した。溶媒を減圧留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、アシル体を得た。アシル体(880 mg, 3.13 mmol)のトルエン溶液(2.27ml)にトリ-N-ブチルビニルスズ(2.58 mg, 8.07 mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(774 mg, 6.6 mmol)を加えて110℃で4時間攪拌した。この反応液に水を加えて、酢酸エチルで抽出した。溶媒を減圧留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物を得た(710 mg)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.75(d, 2 H, J = 8.2 Hz), 7.48 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 7.40 (d, 1H, 5.2 Hz), 7.26 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.13 (dd, 1H, J = 11, 17 Hz), 5.73 (dd, 1H, J = 1.2, 17 Hz), 5.35 (dd, 1H, J = 1.2, 11 Hz) , 2.43 (s, 3 H)
参考例d30
(1-アリル-5-メトキシ-1H-インド-ル-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
参考例d30−1
N,5-ジメトキシ-N-メチル-1H-インド-ル-2-カルボキシアミド
Figure 2006182668
5-メトキシインド-ル-2-カルボン酸 (5 g、26 mmol)のN, N-ジメチルホルムアミド溶液にN,O-ジメチルヒドロキシアミン塩酸塩(3.04 g,31.2mmol)とWSC (5.98 g,31.2 mmol), 1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(4.21 g, 31.2 mmol)、トリエチルアミン(7.24 ml, 52 mmol)を加えて、6時間攪拌した。この反応液に酢酸エチルと10%(Wt)クエン酸を加え有機層を抽出した。この水層を酢酸エチルで二回抽出し有機層にあわせた。これを炭酸水素ナトリウム飽和溶液と飽和食塩水で洗浄し、有機層を分取し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトフィ-で精製(へキサン:酢酸エチル=4:1)して、表題化合物を得た(4.5 g, 70 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz)δ9.23 (brs, 1H), 7.33 (d, 1H, J = 9.0 Hz,), 7.16 (d, 1H, J = 2.1Hz), 7.10 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 6.98 (dd, 1H, J = 2.4 Hz, J = 9.0 Hz ),3.85 (d, 6H, J = 3.9 Hz), 3.42 (s, 3H )
参考例d30−2
1-アリル-N,5-ジメトキシ-N-メチル-1H-インド-ル-2-カルボキシアミド
Figure 2006182668

参考例d30−1の化合物(1 g, 4.27 mmol)のTHF溶液にtert-ブトキシカリウム(575 mg, 5.12 mmol)、アリルブロマイド(568 mmol, 4.7mmol)を加えて、室温で3時間攪拌した。この反応液に酢酸エチルと10%(Wt)クエン酸を加え有機層を抽出した。この水層を酢酸エチルで二回抽出し有機層にあわせた。これを炭酸水素ナトリウム飽和溶液と飽和食塩水で洗浄し、有機層を分取し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、溶媒留去した。シリカゲルカラムクロマトフィ-で精製し(へキサン:酢酸エチル=4:1)、表題化合物を得た(820 mg, 70 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz)δ7.3 (d, 1H, J = 9.0 Hz,), 7.08 (d, 1H, J = 2.4 Hz,), 7.05 (s, 1H), 6.97 (dd, 1H, J = 2.4, 9.0 Hz ), 5.98 (m, 1H), 4.97 (m, 3H), 4.90 (dd, 1H, ) J = 1.4, 17 Hz, 3.85 (s, 3H), 3.67(s, 3H), 3.39 (s, 3 H )
参考例d30−3
(1-アリル-5-メトキシ-1H-インド-ル-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
Figure 2006182668
参考例d30−2の化合物(300 mg, 1.09 mmol)のTHF溶液に、氷冷下、臭化p-トリルマグネシウム、1Mエ-テル溶液(1.31 ml, 1.31 mmol)を加えて3時間攪拌した。この反応液に酢酸エチルと10%(Wt)クエン酸を加え有機層を抽出した。この水層を酢酸エチルで二回抽出し有機層にあわせた。これを炭酸水素ナトリウム飽和溶液と飽和食塩水で洗浄し、有機層を分取し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、溶媒留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトフィ-で精製し(へキサン:酢酸エチル=4:1)、表題化合物を得た(250 mg, 74 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz)δ7.83 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.31 (m, 4H), 7.06 (m, 2H), 6.94 (s, 1H), 6.05 (ddt, 1H, J = 1.3, 5.1, 17 Hz), 5.2 (ddd, 2H, J = 1.3, 1.3 Hz, 5.1Hz ), 5.11(dd, 1H, J = 1.3, 10 Hz ), 4.96 (dd, 1H, J = 1.3, 17 Hz ), 3.85 (s, 3H), 2.45 (s, 3H)
参考例d31
3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エニル}安息香酸
参考例d31−1
3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エニル}安息香酸エチル
Figure 2006182668
3-ヨード安息香酸エチル(1.40 g, 5.07 mmol)、参考例d1−3の化合物(1.17 g, 5.19 mmol)、炭酸水素ナトリウム(0.89 g, 10.6 mmol)、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム(1.25 g, 5.49 mmol)、酢酸パラジウム(60 mg, 0.27 mmol)のDMF(20 ml)混合液を70℃にて7時間攪拌した。 反応液に5%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチル/トルエン(2/1)にて抽出した。有機層を水、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル = 5:1→4:1)にて分離精製し、表題化合物を得た(1.94 g)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.02 (t, 1H, J = 1.4 Hz), 7.90 (dt, 1H, J = 7.8, 1.4 Hz), 7.74 (brd, 2H, J = 8.1Hz), 7.54 (dt, 1H, J = 7.8, 1.4 Hz), 7.36 (t, 1H, J = 7.8 Hz), 7.25 (brd, 2H, J = 8.1Hz), 7.05 (dd, 1H, J = 2.6, 1.6 Hz), 6.78 (dd, 1H, J = 4.0, 1.6 Hz), 6.47- 6.57 (m, 2H), 6.23 (dd, 1H, J = 4.0, 2.6 Hz), 5.21- 5.25 (m, 2H), 4.37 (q, 2H, J = 7.1Hz), 2.43 (s, 3H), 1.39 (t, 3H, J = 7.1Hz).
参考例d31−2
3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エニル}安息香酸
Figure 2006182668
3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エニル}安息香酸エチル(1.94 g)の1N水酸化リチウム水溶液(10 ml)、THF(10 ml)、メタノール(10 ml)溶液を50℃にて3時間攪拌した。反応液中のメタノール、THFを留去し、残渣を水で希釈後ジエチルエ-テルで洗浄した。水層に希塩酸水を加え酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去し表題化合物を得た(1.66 g, 2工程収率 93%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.07 (t, 1H, J = 1.3 Hz), 7.95 (dt, 1H, J = 7.8, 1.3 Hz), 7.74 (brd, 2H, J = 8.1Hz), 7.60 (dt, 1H, J = 7.8, 1.3 Hz), 7.40 (t, 1H, J = 7.8 Hz), 7.26 (brd, 2H, J = 8.1Hz), 7.06 (dd, 1H, J = 2.6, 1.7 Hz), 6.79 (dd, 1H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.55 (dt, 1H, J = 15.9, 4.8 Hz), 6.51 (d, 1H, J = 15.9 Hz), 6.23 (dd, 1H, J = 4.0, 2.6 Hz), 5.24 (d, 2H, J = 4.8 Hz), 2.43 (s, 3H).
参考例d32
4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}安息香酸
Figure 2006182668
4-ヨード安息香酸エチルを用いて参考例d31と同様に表題化合物を合成した。
LC-MS(Method B): R.T. 3.78 min., m/z 346 (M+1)
参考例d33
(1-{(2E)-3-[4-(ブロモメチル)フェニル]プロプ-2-エン-1-イル}-1H-ピロ-ル-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
参考例d33−1
(1-{(2E)-3-[4-(ヒドロキシメチル)フェニル]プロプ-2-エン-1-イル}-1H-ピロ-ル-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
Figure 2006182668

窒素雰囲気下、参考例d32の化合物(93.2 g, 269.8 mmol)のTHF(700 ml)溶液に、トリエチルアミン(36.6 g, 361.5 mmol)を加え、氷冷後、クロロ炭酸エチル(33.7 g, 310.3 mmol)のTHF(100 ml)溶液を滴下した。この反応液を、氷冷下、30分間攪拌した後、析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾去し、濾上物をTHF(300 ml)にて洗浄した。濾液と洗浄液を併せ、この溶液に氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム(23.5 g, 620.5 mmol)の水(150 ml溶液を滴下し、反応液を氷冷下30分間攪拌した。反応液に1N水酸化カリウム水(300 ml)を加え、トルエンにて抽出した(500ml)。得られた有機層を水(500ml)、5%硫酸水素カリウム水(500ml)、飽和食塩水(500ml)にて洗浄した。洗浄した水層を併せてトルエン(500ml)にて再抽出をした。得られた有機層を併せて硫酸マグネシウムにて乾燥、溶媒を減圧留去し、表題化合物を得た(quant.)。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ 7.73 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.36 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.28 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.25 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.05 (dd, 1H, J = 2.5, 1.8 Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 4.0, 1.8 Hz), 6.50 (d, 1H, J = 16.0 Hz), 6.43 (dt, 1H, J = 16.0, 4.9 Hz), 6.21 (dd, 1H, J = 4.0, 2.5 Hz), 5.20 (d, 2H, J = 4.9 Hz), 4.66 (s, 2H), 2.42 (s, 3H).
参考例d33−2
(1-{(2E)-3-[4-(ブロモメチル)フェニル]プロプ-2-エン-1-イル}-1H-ピロ-ル-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
Figure 2006182668
参考例d33−1の化合物(539.6 mmol)、トリエチルアミン(82.0 g, 809.4 mmol)のTHF溶液(1700 ml)に氷冷下で塩化メタンスルホニル(80.2 g, 701.4 mmol)を滴下して、30分攪拌した。これに、1N塩酸を加えて酸性(pH2)にし、トルエン(200 ml)を加えて有機層を抽出した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。別に、リチウムブロマイド一水和物(115 g, 1096.7 mmol)をトルエンで二回共沸した後、THF(240 ml)溶液を用意して、これを氷冷下で先のトルエン溶液に滴下した後、室温に昇温し1時間攪拌した。これに、水(600 ml)を加えて、有機層を抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた残渣をトルエン/ヘキサン(1 / 1)溶媒でシリカろ過した。その濾液を減圧留去し得られた残渣をトルエン/ヘキサン(1 / 2)溶媒で再結晶し、母液の残渣を更に再結晶し、表題化合物を得た(142.72 g, 67 %)。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz) δ7.73 (d, 2H, J = 7.5 Hz), 7.34 (d, 2H, J = 9.0 Hz), 7.30 (d, 2H, J = 9.0 Hz), 7.25 (d, 2H, J = 7.5 Hz), 7.04 (dd, 1H, J = 2.6, 1.7 Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 4.1, 1.7 Hz), 6.52 6.38 (m, 2H), 6.21 (dd, 1H, J = 4.1, 2.6 Hz), 5.20 (d, 2H, J = 4.4 Hz), 4.47 (s, 2H), 2.42 (s, 3H).
参考例d34
(1-{(2E)-3-[3-(ブロモメチル)フェニル]プロプ-2-エン-1-イル}-1H-ピロ-ル-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
参考例d34−1
(1-{(2E)-3-[3-(ヒドロキシメチル)フェニル]プロプ-2-エン-1-イル}-1H-ピロ-ル-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
Figure 2006182668
参考例d33−1と同様に表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.73 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.37 (s, 1 H), 7.30-7.15 (m, 5 H), 7.04 (dd, 1 H, J = 1.7, 2.5 Hz), 6.77 (dd, 1 H, J = 1.7, 4.0 Hz), 6.53-6.41 (m, 2 H), 6.20 (dd, 1 H, J = 2.5, 4.0 Hz), 5.20 (d, 2 H, J = 4.7 Hz), 4.66 (d, 2 H, J = 5.9 Hz), 2.42 (s, 3 H), 1.74 (t, 1 H, J = 5.9 Hz).
参考例d34−2
(1-{(2E)-3-[3-(ブロモメチル)フェニル]プロプ-2-エン-1-イル}-1H-ピロ-ル-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
Figure 2006182668
参考例d33−2と同様に表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.74 (d, 2H, J = 8.1Hz), 7.38 (s, 1H), 7.30-7.24 (m, 5H), 7.04 (dd, 1H, J = 1.7, 2.5 Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 1.7, 4.0 Hz), 6.51-6.43 (m, 2H), 6.21 (dd, 1H, J = 2.5, 4.0 Hz), 5.20 (d, 2H, J = 4.4 Hz), 4.46 (s, 2H), 2.43 (s, 3H).
参考例d35
(1-{2-[3-(ブロモメチル)フェノキシ]エチル}-1H-ピロ-ル-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
参考例d35−1
[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]酢酸メチル
Figure 2006182668
参考例d1−2の化合物(220 mg, 1.19 mmol)のTHF(3 ml)溶液に、t-ブトキシカリウム(170 mg, 1.52 mmol)を加え、室温にて15分間攪拌した。この反応液にブロモ酢酸メチル(215 mg, 1.41 mmol)を加え室温にて6時間攪拌した。反応液に5%硫酸水素カリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル = 4:1→3:1)にて分離精製し、表題化合物を得た(257 mg, 84%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.72 (d, 2H, J = 8.1Hz), 7.25 (d, 2H, J = 8.1Hz), 6.94 (dd, 1H, J = 2.5, 1.7 Hz), 6.82 (dd, 1H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.25 (dd, 1H, J = 4.0, 2.5 Hz), 5.11 (s, 2H), 3.79 (s, 3H), 2.42 (s, 3H).
参考例d35−2
[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]酢酸
Figure 2006182668
参考例d35-1の化合物(255 mg, 0.991 mmol)のTHF(2 ml)、1N水酸化リチウム水溶液(2 ml)、メタノ-ル(2 ml)溶液を室温にて30分間攪拌した。反応液に希塩酸水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去し、表題化合物を得た(232 mg, 96%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.77 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.28 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.06 (dd, 1H, J = 2.5, 1.7 Hz), 6.86 (dd, 1H, J = 4.1, 1.7 Hz), 6.30 (dd, 1H, J = 4.1, 2.5 Hz), 5.02 (s, 2H), 2.45 (s, 3H).
参考例d35−3
[1-(2-ヒドロキシエチル)-1H-ピロ-ル-2-イル](4-メチルフェニル)メタノン
Figure 2006182668
参考例d35−2の化合物(1.34 g, 5.51 mmol)のTHF(20 ml)溶液に、氷冷下、トリエチルアミン(0.60 g, 5.93 mmol)、クロロ炭酸エチル(0.90 g, 8.29 mmol)を加え0℃にて1時間攪拌した。この反応液に、水素化ホウ素ナトリウム(0.40 g, 10.6 mmol)の水(10 ml)溶液を加え0℃にて1時間攪拌した。反応液に希塩酸水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル = 1:1→2:3)にて分離精製し、表題化合物を得た(1.04 g, 82%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.73 (dd, 2H, J = 8.1Hz), 7.26 (d, 2H, J = 8.1Hz), 7.06 (dd, 1H, J = 2.5, 1.7 Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 4.1, 1.7 Hz), 6.23 (dd, 1H, J = 4.1, 2.5 Hz), 4.53 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 4.03 (dt, 2H, J = 5.0, 5.0 Hz), 3.20 (brt, 1H, J = 5.0 Hz), 2.43 (s, 3 H).
参考例d35−4
3-{2-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]エトキシ}安息香酸メチル
Figure 2006182668
参考例d35−3の化合物(100 mg, 0.460 mmol)のTHF(5 ml)溶液に、3-ヒドロキシ安息香酸メチル(70 mg, 0.460 mmol)、トリフェニルホスフィン(150 mg, 0.572 mmol)、ジエチルアゾジカルボキシレ-ト(40%トルエン溶液、250 mg, 0.574 mmol)を加え室温にて14時間攪拌した。この反応液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル = 3:1→2:1)にて分離精製し、表題化合物を得た(117 mg, 74%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.71 (d, 2H, J = 8.1Hz), 7.62 (ddd, 1H, J = 7.7, 1.3, 0.9 Hz), 7.51 (dd, 1H, J = 2.7, 1.3Hz), 7.31 (dd, 1H, J = 8.2, 7.7Hz), 7.25 (d, 2H, J = 8.1Hz), 7.13 (dd, 1H, J= 2.5, 1.7Hz), 7.06 (ddd, 1H, J = 8.2,2.7,0.9Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 4.0,1.7Hz), 6.18 (dd, 1H, J = 4.0, 2.5 Hz), 4.79 (t, 2H, J = 5.0Hz), 4.41 (t, 2H, J = 5.0Hz), 3.90 (s, 3H), 2.42 (s, 3H).
参考例d35−5
(1-{2-[3-(ブロモメチル)フェノキシ]エチル}-1H-ピロ-ル-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノン
Figure 2006182668
参考例d33−2と同様に表題化合物を合成した。
LC-MS(Method A): R.T. 2.66 min., m/z 398 (M+1)
参考例d36
[1-(2-{[5-(ヒドロキシメチル)ピリジン-2-イル]オキシ}エチル)-1H-ピロ-ル-2-イル](4-メチルフェニル)メタノン
参考例d36−1
6-ヒドロキシニコチン酸メチル
Figure 2006182668
6-ヒドロキシニコチン酸(5.23 g, 37.6 mmol)のメタノ-ル(60ml)懸濁液に、55℃にて塩化チオニル(5.0 g, 42.0 mmol)を滴下し、この反応液を55℃にて1時間攪拌した。塩化チオニル(3.3 g, 27.7 mmol)を追加し、さらに55℃にて3時間攪拌し、室温にて終夜攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水、1N水酸化ナトリウム水を加え中和(pH7付近)後、塩化ナトリウムにて飽和溶液とし、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を併せ飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下溶媒を留去し表題化合物を得た(3.15 g, 55%)。
1H-NMR (400MHz in CDCl3) δ 12.65 (1H, brs), 8.19 (1H, d, J = 2.5 Hz), 8.00 (1H, dd, J = 9.6, 2.5 Hz), 6.58 (1H, d, J = 9.6 Hz), 3.87 (3H, s).
参考例d36−2
6-{2-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]エトキシ}ニコチン酸メチル
Figure 2006182668
参考例d36−1の化合物(202 mg, 1.32 mmol)、参考例d35−3の化合物(297 mg, 1.30 mmol)のTHF(15ml)懸濁液に、氷冷下、トリフェニルホスフィン(0.50 g, 1.91 mmol)、40%アゾジカルボン酸イソプロピルのトルエン溶液(0.90 g, 1.78 mmol)を加え、この反応液を室温にて110時間攪拌した。反応液を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→2:1)にて精製し、表題化合物を得た(352 mg, 74%)。
1H-NMR (400MHz in CDCl3) δ 8.77 (1H, dd, J = 2.4, 0.48 Hz), 8.13 (1H, dd, J = 8.7, 2.4 Hz), 7.71 (2H, d, J = 8.1Hz), 7.25 (2H, d, J = 8.1Hz), 7.00 (1H, dd, J = 2.5, 1.7 Hz), 6.75 (1H, dd, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.70 (1H, dd, J = 8.7, 0.48 Hz), 6.15 (1H, dd, J = 4.0, 2.5 Hz), 4.74 4.84 (4H, m), 3.90 (3H, s), 2.43 (3H, s).
参考例d36−3
6-{2-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]エトキシ}ニコチン酸
Figure 2006182668
参考例d36−2の化合物(251 mg, 0.689 mmol)のTHF(5ml)、メタノ-ル(3ml)溶液に、2N水酸化リチウム水溶液(5ml)を加え、室温にて16時間攪拌した。反応液に5%硫酸水素カリウム水を加えpH3とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下溶媒を留去し、表題化合物を得た(243mg)。
1H-NMR (400MHz in CDCl3) δ 8.84 (1H, dd, J = 2.4, 0.48 Hz), 8.16 (1H, dd, J = 8.7, 2.4 Hz), 7.71 (2H, d, J = 8.1Hz), 7.26 (2H, d, J = 8.1Hz), 7.01 (1H, dd, J = 2.5, 1.7 Hz), 6.76 (1H, dd, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.73 (1H, dd, J = 8.7, 0.48 Hz), 6.15 (1H, dd, J = 4.0, 2.5 Hz), 4.76 4.84 (4H, m), 2.43 (3H, s).
参考例d36−4
[1-(2-{[5-(ヒドロキシメチル)ピリジン-2-イル]オキシ}エチル)-1H-ピロ-ル-2-イル](4-メチルフェニル)メタノン
Figure 2006182668
参考例d36−3の化合物(135 mg, 0.385 mmol)のTHF(5ml)溶液に、氷冷下、トリエチルアミン(47 mg, 0.464 mmol)、クロロ炭酸エチル(50 mg, 0.461 mmol)を加え、0℃にて30分攪拌した。この反応液に、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム(55 mg, 1.45 mg)の水(2ml)溶液を滴下し、室温にて3時間攪拌した。反応液に水素化ホウ素ナトリウム(60 mg, 1.59 mg)の水(1ml)溶液を追加し、室温にて15分攪拌した。反応液に5%硫酸水素ナトリウム水を加え室温にて5分攪拌後、飽和炭酸水素ナトリウム水で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1→1:2)にて精製し、表題化合物を得た(87 mg,67%)。
1H-NMR (400MHz in CDCl3) δ 8.09 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.71 (2H, d, J = 8.1Hz), 7.60 (1H, dd, J = 8.5, 2.4 Hz), 7.25 (2H, d, J = 8.1Hz), 7.02 (1H, dd, J = 2.5, 1.7 Hz), 6.75 (1H, dd, J = 2.5, 1.7 Hz), 6.69 (1H, d, J = 8.5 Hz), 6.15 (1H, dd, J = 4.0, 2.5 Hz), 4.81 (2H, t, J = 5.2 Hz), 4.68 (2H, t, J = 5.2 Hz), 4.62 (2H, d, J = 5.7 Hz), 2.43 (3H, s), 1.59 (1H, t, J = 5.7 Hz).
参考例d37
4-ヨードベンジルブロマイド
Figure 2006182668
4-ヨードトルエン(10.0 g, 45.9 mmol)のジクロロメタン(70ml)溶液に、臭素(3.6 ml, 69.9 mmol)、30%過酸化水素水(5.2 g, 45.9 mmol)の水(70ml)溶液を順次室温にて加えた。この反応液を昇温し、加熱還流下、10時間激しく攪拌した(バス温 50℃)。
反応液を分液ロ-トに移し、クロロホルム(40ml)、水(20ml)を加え、有機層を水(150ml)にて3回洗浄した。有機層を0.5%亜硫酸水素ナトリウム水(150ml)、水(150ml)で順次洗浄し、減圧下溶媒を留去した(バス温25℃)。完全に留去する前にトルエン(50ml)を加え、濃縮する操作を2回行った。濃縮乾固し、残渣を真空下乾燥し、ヨードベンジルブロマイドを得た(12.1g)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.68 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 7.13 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 4.23 (s, 2 H)
参考例d38
2-[(4-ヨードベンジル)オキシ]-2-メチルプロピオン酸
参考例d38−1
2-[(4-ヨードベンジル)オキシ]-2-メチルプロピオン酸メチル
Figure 2006182668
水素化ナトリウム(60% in parafin liquid)(2.22 g, 55.5 mmol)のDMF(25ml)懸濁液に、2-ヒドロキシイソ酪酸メチル(6.44 g, 54.5 mmol)のDMF(12ml)溶液を20分間かけて滴下した(内温 20℃)。反応液を、22〜23℃にて30分攪拌した(bath温23℃)。この反応液に、4-ヨードベンジルブロミド(15.4 g, 51.9 mmol)のDMF(35ml)溶液を20分間かけて滴下した(内温22〜26℃)。この反応液を、22〜25℃にて2時間半攪拌した。反応液にトルエン(80ml)、水(50ml)を加え5分攪拌後、分液ロートに移し分液した。有機層に水を加え洗浄した後、濃縮しメチルエステル体混合物を得た。この一部をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製し、表題化合物を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.66 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 7.14 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 4.40 (s, 2H), 3.75 (s, 3H),1.50 (s, 6H)
参考例d38−2
2-[(4-ヨードベンジル)オキシ]-2-メチルプロピオン酸
Figure 2006182668
参考例d38−1の混合物を、THF(50ml)、メタノール(50ml)に溶解し、この溶液に、3N水酸化カリウム水溶液(40ml)を加え、30℃にて1時間攪拌した。
反応液にトルエン(70ml)を加え、分液ロートに移し(トルエン10ml、水20mlで洗い込み)分液した。水層に濃塩酸(約17ml)を加え酸性(pH1〜2)とし、トルエン(100ml)で抽出した。有機層を水(60ml)にて洗浄後、濃縮乾固、真空下乾燥し、表題化合物の混合物を得た(12.9g)。表題化合物の混合物(22.7g)をトルエン(70ml)に懸濁し、この懸濁液を60℃に昇温し溶解した。加熱用水浴の加熱を切り、除冷しながら攪拌した。45℃にて結晶が析出しはじめたので、50℃で10分間攪拌した。この懸濁液にヘキサン(70ml)を加え、50℃にて10分攪拌した。加熱用水浴をはずし、室温にて20分、氷冷下にて20分攪拌した。析出した結晶を濾取し、表題化合物(21.0g)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.67 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 7.13 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 4.47 (s, 2H), 1.55 (s, 6H)
参考例d39
(2R)-2-[(4-ヨードベンジル)オキシ]プロピオン酸
参考例d39−1
(2R)-2-[(4-ヨードベンジル)オキシ]プロピオン酸 (1S)-1-フェニルエタナミン塩
Figure 2006182668
(R)-乳酸メチル(116 mg, 1.12 mmol)のTHF(20 ml)溶液に水素化ナトリウム(60% in parafin liquid)(45 mg, 1.12 mmol)を0℃で加えて室温で15分攪拌した後、参考例d37の化合物(300 mg, 1.12 mmol)を加えて、室温で5時間攪拌した。この反応液に飽和塩化アンモニア水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出して、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒留去した。これに3N水酸化ナトリウム水溶液(1 ml)、THF(1 ml)、メタノ-ル(1 ml)を加えて、室温で3時間攪拌した。これにトルエン(3 ml)を加えて、水層を抽出した後、この水層を1N塩酸で酸性にした(pH2)。これにトルエン(3 ml)を加えて有機層を抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒留去してカルボン酸体を得た(210 mg、67%, 60 %ee)。このカルボン酸体(100 mg)に(S)-1-フェニルエチルアミン(40 mg)を加えて、クロロホルム(1.75 ml)中、70℃で溶解させた。これにヘキサン(1.75 ml)を滴下した後、10時間かけて0℃まで冷却して、さらに3時間、0℃で攪拌を行った。この時、析出した白色固体を濾取して表題化合物を得た(85 mg, 63 %)
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.61 (d, 2 H, J = 8.3 Hz), 7.4-7.2 (m, 5H), 7.00 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 4.34 (d, 1H, J = 12 Hz), 4.15 (d, 1H, J = 12 Hz), 4.02 (q, 1H, 6.8 Hz), 3.71 (q, 1H, 6.8 Hz), 1.47 (d, 3H, J = 6.8 Hz), 1.2 (d, 3H, J = 6.8 Hz).
分析結果:光学純度 99.5%ee.
(分割条件: 11.8 min、HPLC条件:カラム:CHIRALCEL OD-RH(5μm 6mmΦ×15cm)、溶出溶媒:A液 0.1%トリフルオロ酢酸/水、B液 アセトニトリル、A液:B液=2:1(一定)、流速:1ml/min)、UV:254nm
参考例d39−2
(2R)-2-[(4-ヨードベンジル)オキシ]プロピオン酸
Figure 2006182668
参考例d39−1の化合物(500mg、1.17mmol)に水を加え、1N塩酸で酸性にした後(pH2)、トルエン(1ml)を加えて有機層を抽出してカルボン酸を得た(336 mg, 94 %,1.1 mmol)。
LC-MS(Method B): r.t. 3.17 min., m/z 306(M+1)
参考例d40
(2S)-2-[(4-ヨードベンジル)オキシ]プロピオン酸
参考例d40−1
(2S)-2-[(4-ヨードベンジル)オキシ]プロピオン酸 (1R)-1-フェニルエタナミン塩
Figure 2006182668
(S)-乳酸メチル、(R)-1-フェニルエチルアミンを用いて、参考例d39−1と同様に合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.61 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 7.4-7.2 (m, 5H), 7.00 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 4.34 (d, 1H, J = 12 Hz), 4.15 (d, 1H, J = 12 Hz), 4.02 (q, 1H, 6.8 Hz), 3.71 (q, 1H, 6.8 Hz), 1.47 (d, 3H, J = 6.8 Hz), 1.2 (d, 3H, J = 6.8 Hz).
分析結果:光学純度 99.5%ee.
(分割条件:12.9 min、HPLC条件:カラム:CHIRALCEL OD-RH(5μm 6mmΦ×15cm)
溶出溶媒:A液 0.1%トリフルオロ酢酸/水、B液 アセトニトリル、A液:B液=2:1(一定)、流速:1ml/min)、UV:254nm)
参考例d40−2
(2S)-2-[(4-ヨードベンジル)オキシ]プロピオン酸
Figure 2006182668
参考例d39−2と同様に表題化合物を合成した。
LC-MS(Method B): r.t. 3.17 min., m/z 306(M+1)
参考例d41
1-(1-ブロモエチル)-4-ヨードベンゼン
Figure 2006182668
ヨードアセトフェノン(1g, 4.06 mmol)のTHF溶液(2ml)に、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム(356 mg, 9.41 mmol)の水(2ml)溶液を滴下し、室温にて3時間攪拌した。反応液に5%硫酸水素ナトリウム水を加え室温にて5分攪拌後、飽和炭酸水素ナトリウム水で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製し、アルコ-ル体を得た(690 mg、収率68%)。アルコール体(350 mg,1.41 mol) のジクロロメタン(5ml)溶液に、氷冷下、NBS(376 mg, 2.12 mmol)、トリフェニルホスフィン(480 mg, 1.83 mmol)を加えて室温にて3時間攪拌した。反応液に5%硫酸水素ナトリウム水を加え室温にて5分攪拌後、飽和炭酸水素ナトリウム水で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製し、表題化合物を得た(690 mg、収率80%)
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.61 (d, 2H, J = 8.5 Hz), 7.18 (d, 2H, J = 8.5 Hz), 5.14 (c, 1H, J = 6.9 Hz), 2.01 (d, 3H, J = 6.9 Hz)
参考例d42
2-[1-(4-ヨードフェニル)エトキシ]プロパン酸エチル
Figure 2006182668
(±)−乳酸エチル(64.8 mg, 0.549 mmol)のジメチルホルムアミド(1ml)溶液に水素化ナトリウム(60% in parafin liquid)(22 mg, 0.549 mmol)を0℃で加え、室温で15分攪拌した後、3-ブロモベンジルブロマイド(170 mg, 0.549 mmol)を加えて、室温で12時間攪拌した。この反応液に酢酸エチルと飽和塩化アンモニア水溶液を加え有機層を抽出し、この時の水層を酢酸エチルで二回抽出し有機層にあわせた。有機層を分取し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、溶媒留去した。シリカゲルカラムクロマトフィ-で精製し(へキサン:酢酸エチル=10:1)、表題化合物を得た(10 mg, 5.2 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.67 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 7.04 (d, 2H, J = 8.3 Hz), 4.45 (c, 1H, J = 6.5 Hz), 4.5-4.2 (m, 2H), 3.79 (c, 1H, J = 6.9 Hz), 1.47 (d, 3H, J = 6.5 Hz), 1.33 (d, 3H, J = 6.9 Hz), 1.28 (d, 3H, J = 7.1Hz)
参考例d43
Figure 2006182668
(R)-乳酸メチルと3-ブロモベンジルブロマイドを用いて参考例d42と同様に表題化合物を合成した。
LC-MS(Method A): r.t. 2.27 min., m/z 273 (M+1)
参考例d44
Figure 2006182668
(S)-乳酸メチルと3-ブロモベンジルブロマイドを用いて参考例d42と同様に表題化合物を合成した。
LC-MS(Method A): r.t. 2.27 min., m/z 273 (M+1)
参考例d45
Figure 2006182668
2-ヒドロキシイソ酪酸メチルと3-ブロモベンジルブロマイドを用いて参考例d42と同様に表題化合物を合成した。
LC-MS(Method A): r.t. 2.37 min., m/z 287 (M+1)

参考例d46
2-[2-(4-ブロモフェニル)エトキシ]-2-メチルプロピオン酸エチル
Figure 2006182668
2-(4-ブロモフェニル)エタノ-ル (1g, 5 mmol)のTHF(15ml)溶液に水素化ナトリウム(60% in parafin liquid)(220 mg, 5.5 mmol)を0℃で加え、室温で15分攪拌した後、2-ブロモイソ酪酸エチル(1.08 g, 5.5 mmol)を加えて、室温で12時間攪拌した。この反応液に酢酸エチルと飽和塩化アンモニア水溶液を加え有機層を抽出し、この時の水層を酢酸エチルで二回抽出し有機層にあわせた。有機層を分取し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過、溶媒留去した。シリカゲルカラムクロマトフィ-で精製し(へキサン:酢酸エチル=10:1)、表題化合物を得た(240 mg, 15 %)。
LC-MS(Method A): r.t. 2.55 min., m/z 315 (M+1)
実施例d1A
2-メチル-2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸メチル

実施例d1A−1
2-(3-ブロモ-ベンジルオキシ)-2-メチル-プロピオン酸メチル
Figure 2006182668
2-ヒドロキシイソ酪酸メチル(1 g, 4.0 mmol)のTHF(20 ml)溶液に水素化ナトリウム(60% in parafin liquid)(115 mg, 4.8 mmol)を0℃で加え、室温で15分攪拌した後、3-ブロモベンジルブロマイド(567 mg, 4.8 mmol)を加えて、50℃で12時間攪拌した。この反応液に飽和塩化アンモニア水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトフィ−で精製し(へキサン:酢酸エチル=10:1)、表題化合物を得た(520 mg, 52 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.56 (s, 1H), 7.40 (d, 1H, J = 7.9Hz), 7.29 (d, 1H, J = 7.9Hz), 7.20 (dd, 1H, J= 7.9, 7.9 Hz), 4.44 (s, 2H), 3.76 (s, 3H), 1.56 (s, 6H)
LC-MS(Method A): r.t. 2.30 min., m/z 287 (M+1)

実施例d1A−2
2-メチル-2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸メチル
実施例d1A−1の化合物(300 mg, 1.05 mmol)、参考例d1−3の化合物(325 mg, 1.56 mmol)、ビス(トリt−ブチルホスフィン)パラジウム(20 mg, 0.039 mmol)、N,N−ジシクロヘキシルメチルアミン(409 mg, 2.1 mmol)のジオキサン(1 ml)溶液を65℃にて6時間攪拌した。反応液に5%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル = 10:1)にて分離し、表題化合物を得た(250 mg、55%)。
LC−MS (method A) r.t. 2.63 min., m/z 432 (M+1)
実施例d1B
2-メチル-2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸
Figure 2006182668

実施例d1A−2(242 mg)をTHF(1 ml)に溶解し、このTHF溶液にメタノ−ル(1 ml)、3N水酸化ナトリウム水溶液(1 ml)を加え、室温にて3時間攪拌した。反応液を水で希釈し、ジエチルエ−テルにて洗浄した。水層に5%硫酸水素カリウム水を加え弱酸性(pH4)とし、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下濃縮し、表題化合物を得た(195 mg, 80 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.73 (d, 2H, J = 8.1Hz), 7.35 (s, 1H), 7.29 - 7.24 (m, 5H), 7.05 (dd, 1H, J = 2.4, 1.7Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 4.0, 1.7Hz), 6.51 (d, 1H, J = 16.0Hz), 6.45 (dt, 1H, J = 16.0, 5.0Hz), 6.21 (dd, 1H, J= 4.0, 2.4 Hz), 5.20 (d, 2H, J = 5.0 Hz), 4.49 (s, 2H), 2.42 (s, 3H), 1.56 (s, 6H)
LC-MS(Method A): r.t. 2.44 min., m/z 418 (M+1)
実施例d1A、1Bと同様にして、実施例d2A、d2B〜d10の化合物を合成した。
実施例d2A
[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ](フェニル)酢酸メチル
LC−MS (method A) r.t. 2.66 min., m/z 480 (M+1)
実施例d2B
[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ](フェニル)酢酸
Figure 2006182668
LC-MS(Method A): r.t. 2.56 min., m/z 466 (M+1)
実施例d3A
2-メチル-2-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸メチル
1HNMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.73 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.40-7.20 (m, 6H), 7.05 (dd, 1H, J = 2.4, 1.7 Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.51 (d, 1H, J = 16.0Hz), 6.45 (dt, 1H, J = 16.0, 5.0Hz), 6.21 (dd, 1H, J = 4.0, 2.4 Hz), 5.20 (d, 2H, J = 5.0 Hz), 4.49 (s, 2H), 3.76 (s, 3H), 2.42 (s, 3H), 1.56 (s, 6H), LC-MS (method A): r.t. 2.71 min., m/z 432 (M+1)
実施例d3B
2-メチル-2-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.73 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.40-7.20 (m, 6H), 7.05 (dd, 1H, J = 2.4, 1.7 Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.51 (d, 1H, J = 16.0Hz), 6.45 (dt, 1H, J = 16.0, 5.0Hz), 6.21 (dd, 1H, J = 4.0, 2.4 Hz), 5.20 (d, 2H, J = 5.0 Hz), 4.49 (s, 2H), 2.42 (s, 3H), 1.56 (s, 6H), LC-MS(Method A): r.t. 2.53 min., m/z 418 (M+1)
実施例d4
[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]酢酸
Figure 2006182668
LC-MS(Method A): r.t. 2.35 min., m/z 390 (M+1)
実施例d5A
(2R)-2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸メチル
LC-MS (method A): r.t. 2.54 min., m/z 418 (M+1)
実施例d5B
(2R)-2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.73 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.34-7.20 (m, 6H), 7.05 (dd, 1H, J = 2.4, 1.7 Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.50 (d, 1H, J = 16 Hz), 6.45 (dt, 1H, J = 16, 4.8 Hz), 6.21 (dd, 1H, J = 4.0, 2.4 Hz), 5.20 (d, 2H, J = 4.8 Hz), 4.63 (d, 1H, J = 11.5 Hz), 4.51 (d, 1H, J = 11.5 Hz) 4.08 (q, 1H, J = 6.8 Hz), 2.42 (s, 3H), 1.48 (d, 3H, J = 6.8 Hz).
実施例d6A
(2R)-2-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸メチル
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.75 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.34 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.29−7.24 (m, 4H), 7.05 (dd, 1H, J= 2.4, 1.7 Hz), 6.77 (dd, 1H, J= 4.0, 1.7 Hz), 6.50 (d, 1H, J= 16 Hz), 6.45(dt, 1H, J= 4.8 Hz), 6.20 (dd, 1H, J= 4.0, 2.4 Hz), 5.20 (d, 2H, J= 4.8 Hz), 4.65(d, 1H, J= 12 Hz), 4.42 (d, 1H, J= 12 Hz) 4.08 (q, 1H, J= 6.8 Hz), 3.75 (s, 3H), 2.42 (s, 3H), 1.46 (d, 3H, J= 6.8 Hz)
実施例d6B
(2R)-2-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.73 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.35 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.28 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.25 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.05 (dd, 1H, J = 2.4, 1.7 Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.49 (d, 1H, J = 16 Hz), 6.45 (dt, 1H, J = 16, 4.9 Hz), 6.21 (dd, 1H, J = 4.0, 2.4 Hz), 5.20 (d, 2H, J = 4.9 Hz), 4.65 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 4.52 (d, 1H, J = 11.7 Hz) 4.08 (q, 1H, J = 6.8 Hz), 2.42 (s, 3H), 1.46 (d, 3H, J = 6.8 Hz)
実施例d7A
(2S)-2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸メチル
LC-MS (method A): r.t. 2.54 min., m/z 418 (M+1)
実施例d7B
(2S)-2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.73 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.34-7.20 (m, 6H), 7.05 (dd, 1H, J = 2.4, 1.7 Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.50 (d, 1H, J = 16 Hz), 6.45 (dt, 1H, J = 16, 4.8 Hz), 6.21 (dd, 1H, J = 4.0, 2.4 Hz), 5.20 (d, 2H, J = 4.8 Hz), 4.63 (d, 1H, J = 11.5 Hz), 4.51 (d, 1H, J = 11.5 Hz) 4.08 (q, 1H, J = 6.8 Hz), 2.42 (s, 3H), 1.48 (d, 3H, J = 6.8 Hz).
実施例d8A
(2S)-2-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸メチル
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.75 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.34 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.29−7.24 (m, 4H), 7.05 (dd, 1H, J = 2.4 Hz, 1.7 Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 4.0 Hz, 1.7 Hz), 6.50 (d, 1H, J = 16 Hz), 6.45(dt, 1H, J = 4.8 Hz), 6.20 (dd, 1H, J = 4.0, 2.4 Hz), 5.20 (d, 2H, J = 4.8 Hz), 4.65(d, 1H, J = 12 Hz), 4.42 (d, 1H, J = 12 Hz) 4.08 (q, 1H, J = 6.8 Hz), 3.75 (s, 3H), 2.42 (s, 3H), 1.46 (d, 3H, J = 6.8 Hz)
実施例d8B
(2S)-2-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.73 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.35 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.28 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.25 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.05 (dd, 1H, J = 2.4, 1.7 Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.49 (d, 1H, J = 16 Hz), 6.45 (dt, 1H, J = 16, 4.9 Hz), 6.21 (dd, 1H, J = 4.0, 2.4 Hz), 5.20 (d, 2H, J = 4.9 Hz), 4.65 (d, 1H, J = 11.7 Hz), 4.52 (d, 1H, J = 11.7 Hz) 4.08 (q, 1H, J = 6.8 Hz), 2.42 (s, 3H), 1.46 (d, 3H, J = 6.8 Hz)
実施例d9A
2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]酪酸エチル
LC-MS (method A): r.t. 2.69 min., m/z 446 (M+1)
実施例d9B
2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]酪酸
Figure 2006182668
LC-MS(Method A): r.t. 2.43 min., m/z 418 (M+1)
実施例d10
1-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]- プロプ-1-エン-1-イル}-ベンジルオキシ)]-シクロ酪酸
Figure 2006182668
LC-MS(Method A): r.t. 2.51 min., m/z 430 (M+1)
実施例d11
(2S)-2-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ] プロピオン酸 1,3-ジヒドロキシ-2-(ヒドロキシメチル)プロパン-2-アミニウム塩
Figure 2006182668
実施例d8Bの化合物(400 mg, 0.99 mmol) のイソプロパノ-ル(5 ml)溶液にトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(120 mg, 0.99 mmol)を加えて70℃で1時間攪拌した。これを6時間かけて室温にまで下げて結晶化し、白色結晶を得た。これを濾取して、表題化合物を得た(200 mg, 39 %)。
1H NMR (DMSO-d6, 400 MHz) δ7.66 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.37 (dd, 1H, J = 2.5, 1.7 Hz), 7.34 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.31 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.25 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 6.69 (dd, 1H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.47 (dt, 1H, J = 15.9, 5.5 Hz), 6.38 (d, 1H, J = 15.9 Hz), 6.23 (dd, 1H, J = 4.0, 2.5 Hz), 5.16 (brd, 2H, J = 5.5 Hz), 4.57 (d, 1H, J = 12.0 Hz), 4.27 (d, 1H, J = 12.0 Hz), 3.72 (q, 1H, J = 6.8 Hz), 3.39 (s, 6 H), 2.43 (s, 3H), 1.21 (d, 3H, J = 6.8 Hz)
分析結果:光学純度 99.5%ee.
(分割条件: 20.4min、HPLC条件:カラム:CHIRALCEL OD-RH(5μm 6mmΦ×15cm)
溶出溶媒:A液 0.1%トリフルオロ酢酸/水、B液 アセトニトリル、A液:B液=1:1(一定)、流速:1ml/min)、UV:254nm)
実施例d12
(2R)-2-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ] プロピオン酸 1,3-ジヒドロキシ-2-(ヒドロキシメチル)プロパン-2-アミニウム塩
Figure 2006182668
実施例d11と同様に実施例d6Bの化合物を用いて表題化合物を合成した。
1H NMR (DMSO-d6, 400 MHz) δ7.66 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.37 (dd, 1H, J = 2.5, 1.7 Hz), 7.34 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.31 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.25 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 6.69 (dd, 1H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.47 (dt, 1H, J = 15.9, 5.5 Hz), 6.38 (d, 1H, J = 15.9 Hz), 6.23 (dd, 1H, J = 4.0, 2.5 Hz), 5.16 (brd, 2H, J = 5.5 Hz), 4.57 (d, 1H, J = 12.0 Hz), 4.27 (d, 1H, J = 12.0 Hz), 3.72 (q, 1H, J = 6.8 Hz), 3.39 (s, 6 H), 2.43 (s, 3H), 1.21 (d, 3H, J = 6.8 Hz)
分析結果:光学純度 99.5%ee.
(分割条件: 24.7 min、HPLC条件:カラム:CHIRALCEL OD-RH(5μm 6mmΦ×15cm)
溶出溶媒:A液 0.1%トリフルオロ酢酸/水、B液 アセトニトリル、A液:B液=1:1(一定)、流速:1ml/min)、UV:254nm)
実施例d13
(2R)-2-[(4-{3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロピルl}ベンジル)オキシ]プロピオン酸
Figure 2006182668
実施例d6Bの化合物 (200 mg, 0.496 mmol)を4 mlのメタノールに溶かして、20 mgの10 %パラジウム-炭素(50 % wet)を加えて、室温で常圧水素下、3時間攪拌を行った。濾過をして、濾液の溶媒を減圧留去して、表題化合物を得た(200 mg, 99 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.70 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.28−7.23 (m, 4H), 7.17 (d, 2H, J = 8.1 Hz),, 6.95 (dd, 1H, J = 2.4, 1.7 Hz), 6.73 (dd, 1H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.16 (dd, 1H, J = 4.0, 2.4 Hz), 4.60 (d, 2H, J = 11 Hz), 4.40(t, 2H, J = 7.2 Hz), 4.06(q, 1H, J = 7.0 Hz), 2.63 (t, 1H, J = 7.5 Hz), 2.42 (s, 3H), 2.11 (dt, 2H, J = 7.2, 7.5 Hz), 1.45 (d, 3H, J= 7.0 Hz)
LC-MS (method A): r.t. 2.42 min., m/z 406 (M+1)
実施例d14
2-[(6-{2-[2-(4-メチルベンゾイル)- -1H-ピロ-ル-1-イル]エトキシ}ピリジン-3-イル)メトキシ]プロピオン酸
Figure 2006182668
参考例d36の化合物(86 mg, 0.256 mmol)のTHF(6ml)溶液に、氷冷下、トリエチルアミン(33 mg, 0.326 mmol)、塩化メタンスルホニル(38 mg, 0.332 mmol)を加え、反応液を0℃にて20分攪拌した。反応液を濾過して不溶物を取り除き、濾液Aを得た。
水素化ナトリウム(60% in parafin liquid)(30 mg, 0.75 mmol)のDMF(4ml)懸濁液に、氷冷下、(±)−乳酸エチル(80 mg, 0.677 mmol)のDMF(1ml)溶液を加え、この反応液を室温にて30分間攪拌した。氷冷下、この反応液に上記濾液Aを滴下後、反応液を室温にて1時間半攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:2→2:3)にて精製し、表題化合物のエチルエステル体混合物を得た(7 mg)。
得られたエチルエステル体混合物(7 mg)をTHF(2 ml)に溶解し、この溶液に2N水酸化リチウム水溶液(2 ml)、メタノール(2 ml)を加え、反応液を室温にて1時間攪拌した。反応液を水で希釈し、ジエチルエーテルで洗浄した。水層に5%硫酸水素カリウム水、飽和炭酸水素ナトリウム水を加えpH6付近に調節し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下溶媒を留去し、表題化合物を得た(5.5 mg、2工程収率5%)。
1H-NMR (400MHz in CDCl3) δ 8.09 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.71 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.60 (dd, 1H, J = 8.5, 2.4 Hz), 7.25 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.03 (dd, 1H, J = 2.5, 1.7 Hz), 6.75 (dd, 1H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.69 (d, 1H, J = 8.5 Hz), 6.15 (dd, 1H, J = 4.0, 2.5 Hz), 4.77 - 4.84 (m,2H), 4.64- 4.71 (m, 2H), 4.59 (d, 1H, J = 11.3 Hz), 4.47 (d, 1H, J = 11.3 Hz), 4.09 (q, 1H, J = 6.9 Hz), 2.42 (s,3H,), 1.48 (d, 3H, J = 6.9 Hz).
実施例d14と同様の方法で、参考例d33−2、d34−2の化合物を用いて、実施例d1A、d1B〜10、d16〜d19の化合物を合成することもできる。
実施例d15
(2S)-2-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロ-ル-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]-N-(メチルスルフォニル)プロパンアミド
Figure 2006182668
実施例d8の化合物(500 mg, 1.24 mmol)を1,1-カルボニルビス-1H-イミダゾール(302 mg, 1.86 mmol)、メタンスルホニルアミド(130 mg, 1.36 mmol)、1.8-ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ-7-エン(283 mg, 1.86 mmol)をDMF溶液中、90℃で2時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール = 20:1)にて分離し、表題化合物を得た(210 mg, 35%)。LC-MS (method B) r.t. 3.98 min., m/z 481(M+1)
実施例d1A,d1Bと同様にして、実施例d16〜d54の化合物を合成した。
実施例d16
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.82 min., m/z 446(M+1)

実施例d17
Figure 2006182668

1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.74 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.34-7.20 (m, 6H), 7.05 (dd, 1H, J = 2.4, 1.7 Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.47 (dt, 2H, J = 16, 4.8 Hz), 6.21 (dd, 1H, J = 4.0, 2.4 Hz), 5.20 (d, 2H, J = 4.8 Hz), 4.64 (s, 2H), 2.41 (s, 3H), 1.45- 1.42(m, 2H),1.33- 1.29(m, 2H), LC−MS (method B): r.t. 4.51 min., m/z 416 (M+1)
実施例d18
Figure 2006182668
LC−MS (method B): r.t. 4.55 min., m/z 418 (M+1)
実施例d19
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.49 min., m/z 416 (M+1)
実施例d20
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.59 min., m/z 418 (M+1)
実施例d21
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.24 min., m/z 420 (M+1)
実施例d22
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.43 min., m/z 434 (M+1)
実施例d23
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.75 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.35 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.27 (d, 4H, J = 8.1 Hz), 7.05 (dd, 1H, J = 2.4, 1.7 Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.48 (dt, 2H, J = 16, 5.0 Hz), 6.21 (dd, 1H, J = 4.0, 2.4 Hz), 5.20 (d, 2H, J = 5.0 Hz), 4.49 (s, 2H), 2.72(q, 2H, J = 7.6 Hz), 1.51(s, 6H), 1.28(t, 3H, J = 7.6 Hz), LC-MS (method B): r.t. 4.72 min., m/z 432 (M+1)
実施例d24
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.38 min., m/z 434 (M+1)
実施例d25
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.83 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.34(d, 2H, J = 8.2Hz), 7.27(d, 2H, J = 8.2Hz), 6.94(d, 2H, J = 8.8 Hz), 6.83 (s, 1H), 6.50 (s, 1H), 6.43 (dt, 2H, J = 16 , 5.5 Hz), 5.12(d, 2H, J = 5.5Hz), 4.48 (s, 2H), 3.87 (s, 3H), 2.09 (s, 3H), 1.54 (s, 6H), LC-MS (method B): r.t. 4.53 min., m/z 448 (M+1)
実施例d26
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.72 min., m/z 432 (M+1)
実施例d27
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.17 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.36 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.28 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.27-7.26(m, 3H), 7.22(s, 1H), 6.55 (d, 1H, J = 16 Hz), 6.43 (dt, 1H, J = 16, 6.2 Hz), 5.23 (d, 2H, J = 6.2 Hz), 4.61(d, 1H, J = 11 Hz), 4.53 (d, 1H, J = 11 Hz), 4.07 (q, 1H, J = 6.9 Hz), 2.42 (s, 3H), 1.46 (d, 3H, J = 6.9 Hz), LC-MS (method B) r.t. 3.74 min., m/z 405(M+1)
実施例d28
Figure 2006182668
LC-MS (method B) r.t. 3.90 min., m/z 419 (M+1)
実施例d29
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.32 (d, 2H, J = 9.0 Hz), 7.36 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.29 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.26(s, 1H), 7.21 (s, 1H), 6.97 (d, 2H, J = 9.0 Hz), 6.56 (d, 1H, J = 16 Hz), 6.43 (dt, 1H, J = 16, 6.2 Hz), 5.20 (d, 2H, J = 6.2 Hz), 4.65 (d, 1H, J = 11 Hz), 4.51 (d, 1H, J = 11 Hz), 4.08 (q, 1H, J = 6.9 Hz), 3.87 (s, 3H), 1.46 (d, 3H, J = 6.9 Hz), LC-MS (method B): r.t. 3.57 min., m/z 421 (M+1)
実施例d30
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.17 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.36 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.28 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.27-7.26(m, 3H), 7.22(s, 1H), 6.55 (d, 1H, J = 16 Hz), 6.43 (dt, 1H, J = 16, 6.2 Hz), 5.23 (d, 2H, J = 6.2 Hz), 4.61(d, 1H, J = 11 Hz), 4.53 (d, 1H, J = 11 Hz), 4.07 (q, 1H, J = 6.9 Hz), 2.42 (s, 3H), 1.46 (d, 3H, J = 6.9 Hz), LC-MS (method B) r.t. 3.74 min., m/z 405(M+1)
実施例d31
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 3.78 min., m/z 405 (M+1)
実施例d32
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.07 min., m/z 391(M+1)
実施例d33
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.22 min., m/z 405 (M+1)
実施例d34
Figure 2006182668

LC-MS (method B): r.t. 4.80 min., m/z 525 (M+1)
実施例d35
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.72 min., m/z 481 (M+1)
実施例d36
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.36(d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.84 (d, 2H, J = 8.2 Hz), 7.51 (s, 1H), 7.41-7.26 (m, 9H), 6.61 (d, 1H, J = 16 Hz), 6.46 (dt, 1H, J = 16, 6.2 Hz), 5.27 (d, 2H, J = 6.2 Hz), 4.50 (s, 2H), 2.45 (s, 3H), 1.55 (s, 6H), LC-MS (method B): r.t. 4.88 min., m/z 495 (M+1)
実施例d37
Figure 2006182668
LC-MS (method B) r.t. 4.36 min., m/z 455 (M+1)
実施例d38
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.53 min., m/z 469 (M+1)
実施例d39
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.30 min., m/z 441(M+1)
実施例d40
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.66 min., m/z 455(M+1)
実施例d41
Figure 2006182668
LC-MS (method B) r.t. 3.72 min., m/z 459(M+1)
実施例d42
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.36 min., m/z 475 (M+1)
実施例d43
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 3.80 min., m/z 473 (M+1)
実施例d44
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.35 min., m/z 498(M+1)
実施例d45
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 3.32 min., m/z 405 (M+1)
実施例d46
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.28 min., m/z 410(M+1)
実施例d47
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.30 min., m/z 424(M+1)
実施例d48
Figure 2006182668
LC−MS (method B): r.t. 4.05 min., m/z 432 (M+1)
実施例d49
Figure 2006182668
LC−MS (method B): r.t. 3.97 min., m/z 418 (M+1)
実施例d50
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.01min., m/z 418 (M+1)
実施例d51
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 3.57min., m/z 404 (M+1)
実施例d52
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 3.95 min., m/z 407 (M+1)
実施例d53
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.49 min., m/z 433(M+1)
実施例d54
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.09 min., m/z 460(M+1)
実施例d13と同様にして、実施例d55〜d64の化合物を合成した。
実施例d55
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.45 min., m/z 406 (M+1)
実施例d56
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.70 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.28−7.23 (m, 4H), 7.17 (d, 2H, J = 8.1 Hz),, 7.05 (dd, 1H, J = 2.4, 1.7 Hz), 6.73 (dd, 1H, J = 4.0 , 1.7 Hz), 6.15 (dd, 1H, J = 4.0, 2.4 Hz), 4.48 (s, 2H), 4.39(t, 2H, J = 7.2 Hz), 2.65 (t, 2H, J = 7.5Hz), 2.42 (s, 3H), 2.19−2.10 (m, 2H), 1.54 (s, 6H), LC-MS (method B): r.t. 4.61 min., m/z 420 (M+1)
実施例d57
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 3.72 min., m/z 407 (M+1)
実施例d58
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 3.51 min., m/z 393(M+1)
実施例d59
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 3.65 min., m/z 407(M+1)
実施例d60
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.88 min., m/z 527 (M+1)
実施例d61
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.88 min., m/z 497 (M+1)
実施例d62
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.55 min., m/z 471(M+1)
実施例d63
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 4.22 min., m/z 443(M+1)
実施例d64
Figure 2006182668
LC-MS (method B): r.t. 3.95 min., m/z 409 (M+1)
実施例d14と同様にして、実施例d65〜d66の化合物を合成した。
実施例d65
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.70 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.26-7.25 (m, 3H), 7.14 (dd, 1H, J = 2.4, 1.7 Hz), 6.93-6.89 (m, 2H), 6.77 (dd, 1H, J = 7.5, 1.8 Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.18 (dd, 1H, J = 4.0, 2.4 Hz), 4.77 (t, 2H, J = 5.1 Hz), 4.57 (d, 1H, J = 12 Hz), 4.54 (d, 1H, J = 12 Hz), 4.37 (t, 2H, J = 5.1 Hz), 4.07 (q, 1H, J = 6.9 Hz), 2.42 (s, 3H), 1.47 (d, 3H, J = 6.9Hz), LC−MS (method B): r.t. 4.30 min., m/z 408 (M+1)
実施例d66
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.70 (d, 2H, J = 8.1 Hz), 7.26-7.25 (m, 3H), 7.14 (dd, 1H, J = 2.4, 1.7 Hz), 6.93-6.89 (m, 2H), 6.77 (dd, 1H, J = 7.5, 1.8 Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.18 (dd, 1H, J = 4.0, 2.4 Hz), 4.77 (t, 2H, J = 5.1 Hz), 4.57 (d, 1H, J = 12 Hz), 4.54 (d, 1H, J = 12 Hz), 4.37 (t, 2H, J = 5.1 Hz), 4.07 (q, 1H, J = 6.9 Hz), 2.42 (s, 3H), 1.47 (d, 3H, J = 6.9Hz), LC−MS (method B): r.t. 4.30 min., m/z 408 (M+1)
実施例d67
2-メチル-2-[(4-{(1E)-2-メチル-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプパン酸-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸
実施例d67−1
(4-メチルフェニル)[1-(2-メチルプロプ-2-エン-1-イル)-1H-ピロール-2-イル]メタノン
Figure 2006182668
参考例d1−3と同様に表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.71 (d, 2 H, J = 8.0 Hz), 7.24 (d, 2 H, J = 8.0 Hz), 6.96 (dd, 1 H, J = 2.5, 1.7 Hz), 6.73 (dd, 1 H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.19 (dd, 1 H, J = 4.0, 2.5 Hz), 4.98 (s, 2 H), 4.83 (s, 1 H), 4.51 (s, 1 H), 2.42 (s, 3 H), 1.74 (s, 3 H).
実施例d67−2
2-メチル-2-[(4-{(1E)-2-メチル-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプパン酸-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸
Figure 2006182668
実施例d1A、1Bと同様に表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.28 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.24 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.19 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.04 (dd, 1 H, J = 2.5, 1.7 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.22 (dd, 1 H, J = 4.0, 2.5 Hz), 6.14 (s, 1 H), 5.15 (s, 2 H), 4.50 (s, 2 H), 2.42 (s, 3 H), 1.56 (s, 6 H).
実施例d68
(2R)-3-ヒドロキシ-2-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸
実施例d68−1
(2R)-2,3-ジヒドロキシプロピオン酸メチル
Figure 2006182668
メチルα,β−イソプロピリデン−L−グリセレート(1 g, 6.24 mmol)を酢酸(14 ml)、水(6 ml)に溶解させ、室温下18時間撹拌した。溶媒を減圧留去して得られた残渣をトルエンで3回共沸させ、表題化合物を得た(610.6 mg, 81 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 4.29 (dd, 1 H, J = 3.8, 3.3 Hz), 3.91 (dd, 1 H, J = 11.7, 3.3 Hz), 3.85 (dd, 1 H, J = 11.7, 3.8 Hz), 3.84 (s, 3 H).
実施例d68−2
(2R)-3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2-ヒドロキシプロピオン酸メチル
Figure 2006182668
実施例d68−1(308 mg, 2.57 mmol)を塩化メチレン(10 ml)に溶解させ、トリエチルアミン(704 mg, 6.95 mmol)、4-ジメチルアミノピリジン(33 mg, 0.27 mmol)、t-ブチルジメチルシリルクロライド(524 mg, 3.48 mmol)を加えた。室温下2時間撹拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層は、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、表題化合物を得た(356 mg, 57 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 4.22 (ddd, 1 H, J = 8.1, 3.1, 3.1 Hz), 3.93 (dd, 1 H, J = 10.4, 3.1 Hz), 3.86 (dd, 1 H, J = 10.4, 3.1 Hz), 3.79 (s, 3 H), 3.02 (d, 1 H, J = 8.1 Hz), 0.87 (s, 9 H), 0.06 (s, 3 H), 0.04 (s, 3 H).
実施例d68−3
(2R)-3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2-[(4-ヨードベンジル)オキシ]プロピオン酸メチル
Figure 2006182668
実施例d68−2を用いて参考例42と同様に表題化合物を得た。
LC-MS (method B) r.t. 4.74 min., m/z 451 (M+1)
実施例d68−4
(2R)-3-{[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}-2-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸酸メチル
Figure 2006182668
実施例d68−3を用いて実施例d1Aと同様に表題化合物を得た。
LC-MS (method B) r.t. 4.97 min., m/z 548 (M+1)
実施例d68−5
(2R)-3-ヒドロキシ-2-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸メチル
Figure 2006182668
実施例d68−4(260 mg, 0.48 mmol)を、THF(5 ml)に溶解させ、n−テトラブチルアンモニウムフルオリド(1mol/l in THF)(1.5 ml, 0.72 mmol)を氷冷下加えた。氷冷下1時間撹拌した後、水を加えて酢酸エチルにて抽出した。有機層は、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して、表題化合物を得た。
LC-MS (method B) r.t. 3.99 min., m/z 434 (M+1)
実施例d68−6
(2R)-3-ヒドロキシ-2-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸
Figure 2006182668
実施例d68−5を用いて実施例d1Bと同様に表題化合物を得た。
LC-MS (method B) r.t. 3.84 min., m/z 420 (M+1)
実施例d69
(2R)-2-ヒドロキシ-3-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸
実施例d69−1
(2R)-2-ヒドロキシ-3-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸エチル
Figure 2006182668
参考例d33の化合物(36 mg, 0.11 mmol)と(R)-(+)-エチルグリシデート(25 mg, 0.22 mmol)に過塩素酸リチウム(14 mg, 0.13 mmol)を加え、60℃に昇温し3時間撹拌した。室温に冷却後、水を加えジエチルエーテルにて抽出し、有機層は水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して、表題化合物を得た。
LC-MS (method B) r.t. 3.97 min., m/z 448 (M+1)
実施例d69−2
(2R)-2-ヒドロキシ-3-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸
Figure 2006182668
実施例d69−1の化合物を用いて実施例d1Bと同様に表題化合物を得た。
LC-MS (method B) r.t. 3.76 min., m/z 420 (M+1)
実施例d70
(2R)-2-メトキシ-3-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]プロピオン酸
Figure 2006182668
実施例d69−2(24 mg, 0.05 mmol)をTHF(1 ml)に溶解させ、水素化ナトリウム(5 mg, 0.11 mmol)を氷冷下加え、室温まで昇温し、30分攪拌した後、ヨウ化メチル(15 mg, 0.11 mmol)を加えた。室温下2時間撹拌した後、5%硫酸水素カリウム水溶液を加えて酢酸エチルにて抽出した。有機層は飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去して表題化合物を得た。
LC-MS (method B) r.t. 3.78 min., m/z 434 (M+1)
実施例d71
PPARαまたはγアゴニスト活性の評価
レポ-タ-プラスミドの作成
ヒトPPARαのリガンド結合領域(アミノ酸残基167-468を含む)をコ-ドする遺伝子断片、またはヒトPPARγのリガンド結合領域(アミノ酸残基204-505を含む)をコ-ドする遺伝子断片取得を、酵母GAL4蛋白のDNA結合領域を含む発現ベクタ-pM(クロ-ンテック)のマルチクロ-ニングサイトに挿入し、GAL4蛋白DNA結合領域とヒトPPARαまたはγリガンド結合領域の融合蛋白を発現するベクタ-プラスミドを得た。
レポ-タ-プラスミドとして、ホタルルシフェラ-ゼ遺伝子を含むpGL3-basicベクタ-(プロメガ)にGAL4蛋白応答配列UASとウサギβグロビンプロモ-タ-を挿入したものを用いた。
形質転換効率の補正用に、lacZ遺伝子を含むプラスミドpβgal control(クロ-ンテック)を用いた。
ルシフェラ−ゼアッセイ
COS−1細胞は、5%活性炭・デキストラン処理ウシ胎児血清(ギブコ)を含むフェノ−ルレッド不含ダルベッコ改変イ−グル培地(DMEM)(ギブコ)を用い、5%二酸化炭素存在下、37℃で培養した。COS−1細胞を24ウェルプレ−トに5×104個/ウェルの密度で播種し、一晩培養した。培地を5%活性炭・デキストラン処理ウシ胎児血清不含培地に交換し、1ウェル当たり、GAL4−PPARαまたはγ発現プラスミド5ng、レポ−タ−プラスミド 50ng、pβgal control 350ngのDNAをリポフェクトアミンプラス試薬(ギブコ)を用いてトランスフェクションした。4時間培養後、培地を5%活性炭・デキストラン処理ウシ胎児血清含有培地に交換し、本発明化合物を最終濃度1μMまたは10μMとなるように添加した。24時間培養後、ルシフェラ−ゼアッセイシステム(プロメガ)添付の細胞溶解液を用いて細胞を溶解し、同添付のルシフェラ−ゼ測定試薬を用いて、ルミノメ−タ−にてルシフェラ−ゼ活性を測定した。β−ガラクトシダ−ゼ活性は、β−ガラクトシダ−ゼ酵素測定システム(プロメガ)を用いて測定し、形質転換効率を補正した。
PPARαまたはγアゴニスト活性は、対照として溶媒(DMSO)を添加したウェルのルシフェラ−ゼ活性を1とした相対活性で示した。各10μMでのPPARαアゴニスト活性、PPARγアゴニスト活性は以下の表12に示した。
Figure 2006182668
実施例d72
実施例dに記載の被検物質を0.5% カルボメチルセルロース溶液に溶解または懸濁し、7から8週齢の雄性db/dbマウスに最終投与量として、30 mg/kgとなるよう1日1回2週間強制経口投与した。最終日に、尾静脈より採取した血液に直ちに過塩素酸を添加して除蛋白処置を施した後、グルコースCIIテストワコー(和光純薬工業)を用いて血糖値を測定した。これを以下の表13に示した。
血糖降下作用は、以下の計算式により導いた。
血糖降下作用(%)={Vehicle投与群の血糖値(最終日)−被験物質投与群の血糖値(最終日)/Vehicle投与群の血糖値(最終日)}×100
Figure 2006182668
<式(1e)で表される化合物についての参考例及び実施例>
LC-MS分析条件
本体:API 150EX(PE SCIEX社)、イオン化法:ESI
カラム:CombiScreen Hydrosphere C18 S-5μm (4.6x50mm)(YMC社)
A液:0.05%トリフルオロ酢酸水
B液:0.035%トリフルオロ酢酸含有アセトニトリル
流速:3.5ml/min
分析条件;
0.0min → 0.5min:A液 90%一定(B液 10%)
0.5min → 4.2min:A液 90% →1%(B液 10% →99%)
4.2min → 4.4min A液 1%一定(B液 99%)
4.4min → 4.8min A液 1%→99%(B液 99%→1%)
4.8min → 6.3min A液 99%→100%(B液 1%→0%)
R.T. = Retention Time
参考例e1
(1−アリル−1H−ピロ−ル−2−イル)(4−メチルフェニル)メタノンの合成
参考例e1−1
(4−メチルフェニル)[1−(フェニルスルホニル)−1H−ピロ−ル−2−イル]メタノンの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、1−ベンゼンスルホニル1H−ピロ−ル(284 g, 1.37 mol)のジクロロメタン(1.0 L)溶液に塩化p−トルオイル(318 g, 2.06 mol)と三フッ化ホウ素エ−テル錯体(350 g, 2.47 mol)を加え、混合物を室温で7日間放置した。反応溶液を1N塩酸水(750 mL)で2回、1N水酸化ナトリウム水溶液(750 mL)、飽和食塩水(100 mL)で、それぞれ順に洗浄し、乾燥、濾過した。濾液を常圧で約500mlになるまで濃縮し、ヘキサン(500 mL)を加えた。さらに、約500mlになるまで濃縮し、10℃まで冷却し、結晶を濾取した。これをヘキサン、トルエンで順に洗浄、乾燥し、表題化合物を得た(315 g, 71 %)。
1H NMR (CDCl3, 300 MHz)δ8.12 (d, 2H, J = 8.3Hz), 7.75 - 7.78 (m, 1H), 7.72 (brd, 2H, J = 7.9Hz), 7.65 (brt, 1H, J = 7.9Hz), 7.58 (brt, 2H, J = 7.9Hz), 7.25 (d, 2H, J = 8.3Hz), 6.69 - 6.72 (m, 1H), 6.35 (dd, 1H, J = 3.1, 0.5Hz), 2.42 (s, 3H).
参考例e1−2
(4−メチルフェニル)(1H−ピロ−ル−2−イル)メタノンの合成
Figure 2006182668
参考例e1−1の化合物(145 g, 446 mmol) をメタノ−ル (1.0 L) に懸濁し、5N 水酸化ナトリウム水 (1.1 kg) を加え、30分間加熱還流した。この溶液を0℃まで冷却し、析出した結晶を濾取し、乾燥して表題化合物を得た。(80 g, 97 %)
1H NMR (CDCl3, 300 MHz)δ9.52 (brs, 1 H), 8.25 (d, 2 H, J = 8.3 Hz), 7.29 (d, 2 H, J = 8.3 Hz), 7.12 (brs, 1 H), 6.88 - 6.91 (m, 1 H), 6.32 - 6.36 (m, 1 H), 2.44 (s, 3 H).
参考例e1−3
(1−アリル−1H−ピロ−ル−2−イル)(4−メチルフェニル)メタノンの合成
Figure 2006182668
t−ブトキシカリウム(1.05 g, 9.36 mmol)をテトラヒドロフラン(THF)(10 mL)に溶解し、参考例e1−2の化合物(1.65 g, 8.91 mmol)を加えた。室温で30分間攪拌し、臭化アリル(1.62 g, 13.4 mmol)を加えた。2時間攪拌し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィ−で精製し、表題の化合物を合成した(1.61 g, 80 %)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.71 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 6.98 (dd, 1 H, J = 1.6, 2.5 Hz), 6.74 (dd, 1 H, J = 1.6, 4.0 Hz), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5, 4.0 Hz), 6.07 (ddt, 1 H, J = 10.3, 16.7, 5.6 Hz), 5.16 (dq, 1 H, J = 10.3, 1.3 Hz), 5.07 (dq, 1 H, J = 16.7, 1.3 Hz), 5.05 (dt, 2 H, J = 5.6, 1.3 Hz), 2.42 (s, 3 H).
参考例e2
(1-ブト-3-エン-1-イル-1H-ピロール-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノンの合成
Figure 2006182668
参考例e1−2の化合物と4−ブロモ−1−ブテンを用いて、参考例e1−3と同様にして表題の化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.71 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 6.95 (dd, 1 H, J = 1.7, 2.4 Hz), 6.72 (dd, 1 H, J = 1.7, 4.0 Hz), 6.14 (dd, 1 H, J = 2.4, 4.0 Hz), 5.79 (ddt, 1 H, J = 10.2, 17.1, 6.9 Hz), 5.00-5.09 (m, 2 H), 4.46 (t, 2 H, J = 7.1 Hz), 2.57 (brq, 2 H, J = 7.1 Hz), 2.43 (s, 3 H).
参考例e3
[1-(2-ヒドロキシエチル)-1H-ピロール-2-イル](4-メチルフェニル)メタノンの合成
参考例e3−1
[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]酢酸メチルの合成
Figure 2006182668
参考例e1−2の化合物(220 mg, 1.19 mmol)のTHF(3 ml)溶液に、t−ブトキシカリウム(170 mg, 1.52 mmol)を加え、室温にて15分間攪拌した。この反応液にブロモ酢酸メチル(215 mg, 1.41 mmol)を加え室温にて6時間攪拌した。反応液に5%硫酸水素カリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル = 4:1→3:1)にて分離精製し、表題化合物を得た(257 mg, 収率 84%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 6.94 (dd, 1 H, J = 2.5, 1.7 Hz), 6.82 (dd, 1 H, J = 4.0, 1.7 Hz), 6.25 (dd, 1 H, J = 4.0, 2.5 Hz), 5.11 (s, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 2.42 (s, 3 H).
参考例e3−2
[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]酢酸の合成
Figure 2006182668
参考例e3−1の化合物(255 mg, 0.991 mmol)のTHF(2 ml)、1N水酸化リチウム水溶液(2 ml)、メタノール(2 ml)溶液を室温にて30分間攪拌した。反応液に希塩酸水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去し、表題化合物を得た(232 mg, 収率 96%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.77 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.28 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.06 (dd, 1 H, J = 2.5, 1.7 Hz), 6.86 (dd, 1 H, J = 4.1, 1.7 Hz), 6.30 (dd, 1 H, J = 4.1, 2.5 Hz), 5.02 (s, 2 H), 2.45 (s, 3 H).
参考例e3−3
[1-(2-ヒドロキシエチル)-1H-ピロール-2-イル](4-メチルフェニル)メタノンの合成
Figure 2006182668
参考例e3−2の化合物(1.34 g, 5.51 mmol)のTHF(20 ml)溶液に、氷冷下、トリエチルアミン(0.60 g, 5.93 mmol)、クロロ炭酸エチル(0.90 g, 8.29 mmol)を加え0℃にて1時間攪拌した。この反応液に、水素化ホウ素ナトリウム(0.40 g, 10.6 mmol)の水(10 ml)溶液を加え0℃にて1時間攪拌した。反応液に希塩酸水を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル = 1:1→2:3)にて分離精製し、表題化合物を得た(1.04 g, 収率82%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.73 (dd, 2 H, J = 8.1Hz), 7.26 (d, 2 H, J = 8.1Hz), 7.06 (dd, 1H, J = 2.5, 1.7 Hz), 6.77 (dd, 1H, J = 4.1, 1.7 Hz), 6.23 (dd, 1H, J = 4.1, 2.5 Hz), 4.53 (t, 2 H, J = 5.0 Hz), 4.03 (dt, 2 H, J = 5.0, 5.0 Hz), 3.20 (brt, 1H, J = 5.0 Hz), 2.43 (s, 3 H).
参考例e4
3-(3-ヒドロキシフェニル)チオフェン-2-カルボン酸メチルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、3−ブロモチオフェン−2−カルボン酸メチルエステル(663 mg, 3.0 mmol)のジメトキシエタン(15 mL)/水(3 mL)溶液に3−ヒドロキシフェニルボロン酸(414 mg, 3.0 mmol)と炭酸水素ナトリウム(522 mg, 6.2 mmol)とテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(173 mg, 150 μmol)を加え、混合物を80℃で10時間攪拌した。室温放冷後、5%チオ硫酸ナトリウム水溶液(50 mL)を加え、酢酸エチル(50 mL)で2回抽出した。有機層を水(50 mL)、飽和食塩水(50 mL)で、それぞれ順に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 4/1)で精製し、表題化合物を得た(513 mg, 73%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.50 (d, 1 H, J = 5.1 Hz), 7.26 (dd, 1 H, J = 7.9 and 8.1 Hz), 7.07 (d, 1 H, J = 5.1 Hz), 7.00 (ddd, 1 H, J = 0.9 and 1.7 and 7.9 Hz), 6.93 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.83 (ddd, 1 H, J = 0.9 and 2.5 and 8.1 Hz), 5.13 (s, 1 H), 3.78 (s, 3 H).
参考例e5
5-(3-ヒドロキシフェニル)チオフェン-2-カルボン酸メチルの合成
Figure 2006182668
参考例e4の化合物と同様に表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.75 (d, 1 H, J = 4.0 Hz), 7.28 (dd, 1 H, J = 7.8 and 7.9 Hz), 7.26 (d, 1 H, J = 4.0 Hz), 7.21 (ddd, 1 H, J = 1.0 and 1.5 and 7.8 Hz), 7.13 (dd, 1 H, J = 1.5 and 2.5 Hz), 6.84 (ddd, 1 H, J = 1.0 and 2.5 and 7.9 Hz), 5.19 (s, 1 H), 3.91 (s, 3 H).
参考例e6
5-(3-ブロモフェニル)-1,3-オキサゾール-4-カルボン酸メチルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、3−ブロモベンゾイルクロリド(2.19 g, 10.0 mmol)のテトラヒドロフラン(30 mL)溶液にトリエチルアミン(2.1 mL, 15.0 mmol)、メチルイソシアノアセテート(1.09 g, 11.0 mmol)を加え、室温で72時間攪拌した。反応溶液に水(100 mL)を加え、酢酸エチル(100 mL)で2回抽出した。有機層を飽和食塩水(50 mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 3/1)で精製し、表題化合物を得た(1.40 g, 50%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.28 (dd, 1 H, J = 1.3 and 1.7 Hz), 8.09 (ddd, 1 H, J = 0.9 and 1.3 and 7.9 Hz), 7.94 (s, 1 H), 7.61 (ddd, 1 H, J = 0.9 and 1.7 and 8.0 Hz), 7.37 (dd, 1 H, J = 7.9 and 8.0 Hz), 3.97 (s, 3 H).
参考例e7
5-(3-ブロモベンジル)-1,3-オキサゾール-4-カルボン酸メチルの合成
Figure 2006182668
参考例e6の化合物と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.78 (s, 1 H), 7.44 (s, 1 H), 7.40 (d, 1 H, J = 7.7 Hz), 7.24-7.16 (m, 2 H), 4.38 (s, 2 H), 3.96 (s, 3 H).
参考例e8
5-(3-ブロモフェニル)-2-フェニル-1,3-オキサゾール-4-カルボン酸エチルの合成
Figure 2006182668
参考例e6の化合物と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.32 (s, 1 H), 8.12-8.08 (m, 3 H), 7.62-7.50 (m, 4 H), 7.39-7.35 (m, 2 H), 4.46 (q, 2 H, J = 7.1 Hz), 1.43 (t, 3 H, J = 7.1 Hz).
参考例e9
3-(3-{[(トリフルオロメチル)スルホニル]オキシ}フェニル)チオフェン-2-カルボン酸メチルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、参考例e4の化合物(201 mg, 0.86 mmol)、トリエチルアミン(0.16 mL, 1.15 mmol)のジクロロメタン(10 mL)溶液に、無水トリフルオロメタンスルホン酸(0.16 mL, 0.95 mmol)を0℃で加えて2時間攪拌した。反応溶液に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル = 4/1)にて分離し、表題化合物を得た(290 mg, 92%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.56 (d, 1 H, J = 5.1 Hz), 7.50-7.46 (m, 2 H), 7.39 (s, 1 H), 7.31-7.27 (m, 1 H), 7.08 (d, 1 H, J = 5.1 Hz), 3.79 (s, 3 H).
参考例e10
4-(3-ブロモフェニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、3−ブロモ−トランス−けい皮酸メチルエステル(1.20 g, 5.0 mmol)のテトラヒドロフラン(25 mL)溶液にp−トルエンスルホニルメチルイソシアニド(976 mg, 5.0 mmol)を加えた後、t−ブトキシカリウム(1.12 g, 10.0 mmol)を0℃で加え、70℃で6時間攪拌した。室温放冷後、反応溶液に5%硫酸水素カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 2/1)で精製し、表題化合物を得た(1.10 g, 78%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.53 (br, 1 H), 7.63 (dd, 1 H, J = 1.4 and 1.9 Hz), 7.51-7.49 (m, 1 H), 7.44 (ddd, 1 H, J = 1.0 and 1.4 and 7.7 Hz), 7.40 (ddd, 1 H, J = 1.0 and 1.9 and 7.9 Hz), 7.22 (dd, 1 H, J = 7.7 and 7.9 Hz), 6.82-6.80 (m, 1 H), 3.75 (s, 3 H).
参考例e11
4-(3-ブロモフェニル)-1-メチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、参考例e10の化合物(280 mg, 1.0 mmol)のテトラヒドロフラン(15 mL)溶液にt−ブトキシカリウム(123 mg, 1.1 mmol)を加えた後、ヨウ化メチル(0.1 mL, 1.0 mmol)を加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液に5%硫酸水素カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 3/1)で精製し、表題化合物を得た(280 mg, 98%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.61 (dd, 1 H, J = 1.4 and 1.9 Hz), 7.43 (ddd, 1 H, J = 1.0 and 1.4 and 7.9 Hz), 7.39 (ddd, 1 H, J = 1.0 and 1.9 and 8.0 Hz), 7.31 (d, 1 H, J = 2.5 Hz), 7.21 (dd, 1 H, J = 7.9 and 8.0 Hz), 6.62 (d, 1 H, J = 2.5 Hz), 3.73 (s, 3 H), 3.70 (s, 3 H).
参考例e12
4-(3-ブロモフェニル)-1-(4-クロロベンジル)-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの合成
Figure 2006182668
参考例e11の化合物と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.60 (dd, 1 H, J = 1.4 and 1.9 Hz), 7.42 (ddd, 1 H, J = 1.0 and 1.4 and 7.9 Hz), 7.38 (ddd, 1 H, J = 1.0 and 1.9 and 8.0 Hz), 7.34 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 7.36 (d, 1 H, J = 2.5 Hz), 7.20 (dd, 1 H, J = 7.9 and 8.0 Hz), 7.13 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 6.66 (d, 1 H, J = 2.5 Hz), 5.03 (s, 2 H), 3.73 (s, 3 H).
参考例e13
3-[4-(3-ブロモフェニル)-1-(フェニルスルホニル)-1H-ピロール-3-イル]プロピオン酸エチルの合成
参考例e13−1
4-(3-ブロモフェニル)-1-(フェニルスルホニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、参考例e10の化合物(1.00 g, 3.57 mmol)のテトラヒドロフラン(30 mL)溶液に60%水素化ナトリウム(160 mg, 4.0 mmol)を加えた後、ベンゼンスルホニルクロリド(0.53 mL, 4.0 mmol)を加え、室温で8時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 3/1)で精製し、表題化合物を得た(1.30 g, 86%)。
LC-MS R.T. 4.46 min., m/z 421 (M+1)
参考例e13−2
4-(3-ブロモフェニル)-1-(フェニルスルホニル)-1H-ピロール-3-カルボアルデヒドの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、参考例e13−1の化合物(880 mg, 2.09 mmol)のトルエン(12 mL)溶液に、−78℃で1.5M水素化ジイソブチルアルミニウムのトルエン溶液(1.4 mL, 2.10 mmol)を加え、−78℃で1時間攪拌した。反応溶液に1規定塩酸水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 3/1)で精製し、表題化合物を得た(600 mg, 74%)。
LC-MS R.T. 4.41 min., m/z 391 (M+1)
参考例e13−3
(2E)-3-[4-(3-ブロモフェニル)-1-(フェニルスルホニル)-1H-ピロール-3-イル]アクリル酸エチルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、トリエチルホスホノアセテート(316 mg, 1.41 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5 mL)溶液に60%水素化ナトリウム(61 mg, 1.52 mmol)を加えて、室温で10分間攪拌した後、参考例e13−2の化合物(500 mg, 1.28 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5 mL)溶液を加え、40℃で5時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 4/1)で精製し、表題化合物を得た(430 mg, 72%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.95-7.92 (m, 2 H), 7.65-7.60 (m, 1 H), 7.55-7.50 (m, 2 H), 7.50-7.45 (m, 4 H), 7.26-7.19 (m, 3 H), 6.14 (d, 1 H, J = 16.1 Hz), 4.20 (q, 2 H, J = 7.1 Hz), 1.28 (t, 3 H, J = 7.1 Hz).
参考例e13−4
3-[4-(3-ブロモフェニル)-1-(フェニルスルホニル)-1H-ピロール-3-イル]プロピオン酸エチルの合成
Figure 2006182668
参考例e13−3の化合物(430 mg, 0.93 mmol)のメタノール(20 ml)溶液に、5%ロジウムー炭素(10 mg)を加えて、室温で常圧水素下6時間攪拌を行った。濾過をして、濾液の溶媒を減圧留去して、表題化合物を得た(380 mg, 88%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.89-7.86 (m, 2 H), 7.73-7.67 (m, 1 H), 7.59-7.57 (m, 2 H), 7.47 (s, 1 H), 7.44-7.41 (m, 1 H), 7.25-7.21 (m, 2 H), 7.17 (d, 1 H, J = 2.4 Hz), 7.01-7.00 (m, 1 H), 4.07 (q, 2 H, J = 7.1 Hz), 2.82 (t, 2 H, J = 7.8 Hz), 2.47 (t, 2 H, J = 7.8 Hz), 1.20 (t, 3 H, J = 7.1 Hz).
参考例e14
3-(3-ブロモベンジル)-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-4-カルボン酸エチルの合成
参考例e14−1
2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-4-カルボン酸エチルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、3−ブロモピルビン酸エチル(1.95 g, 10.0 mmol)のトルエン(150 mL)溶液にカルバミン酸エチル(4.45 g, 50 mmol)、トリフルオロメタンスルホン酸銀(2.57 g, 10 mmol)、p−トルエンスルホン酸一水和物(190 mg, 1.0 mmol)を加えて、加熱還流下で16時間攪拌した。室温放冷後、反応溶液に水を加え酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/酢酸エチル = 9/1)で精製し、表題化合物を得た(600 mg, 38%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.84 (br, 1 H), 7.38 (s, 1 H), 4.35 (q, 2 H, J = 7.2 Hz), 1.36 (t, 3 H, J = 7.2 Hz).
参考例e14−2
3-(3-ブロモベンジル)-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-4-カルボン酸エチルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、参考例e14−1の化合物(280 mg, 1.78 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5 mL)溶液に60%水素化ナトリウム(75 mg, 1.87 mmol)を加えて、室温で10分間攪拌した後、3−ブロモベンジルブロミド(450 mg, 1.80 mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。反応溶液に5%硫酸水素カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 3/1)で精製し、表題化合物を得た(500 mg, 86%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.52 (s, 1 H), 7.46 (s, 1 H), 7.42 (d, 1 H, J = 7.9 Hz), 7.31 (d, 1 H, J = 7.9 Hz), 7.20 (dd, 1 H, J = 7.9 and 7.9 Hz), 5.09 (s, 2 H), 4.30 (q, 2 H, J = 7.2 Hz), 1.31 (t, 3 H, J = 7.2 Hz).
参考例e15
(1-{(2E)-3-[3-(ブロモメチル)フェニル]プロプ-2-エン-1-イル}-1H-ピロール-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノンの合成
参考例e15−1
(1-{(2E)-3-[3-(ヒドロキシメチル)フェニル]プロプ-2-エン-1-イル}-1H-ピロール-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノンの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、3−ブロモベンジルアルコール(1.87 g, 10.0 mmol)、参考例e1の化合物(2.25 g, 10.0 mmol)、酢酸パラジウム(112 mg, 0.50 mmol)、トリ−o−トリルホスフィン(304 mg, 1.00 mmol)、トリエチルアミン(2.8 mL, 20.0 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(20 ml)溶液を80℃にて10時間攪拌した。室温放冷後、反応液に5%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル = 3/1)にて分離し、表題化合物を得た(2.20 g、66%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.73 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.37 (s, 1 H), 7.30-7.15 (m, 5 H), 7.04 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.77 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.53-6.41 (m, 2 H), 6.20 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.20 (d, 2 H, J = 4.7 Hz), 4.66 (d, 2 H, J = 5.9 Hz), 2.42 (s, 3 H), 1.74 (t, 1 H, J = 5.9 Hz).
参考例e15−2
(1-{(2E)-3-[3-(ブロモメチル)フェニル]プロプ-2-エン-1-イル}-1H-ピロール-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノンの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、参考例e15−1の化合物(880 mg, 2.66 mmol)、トリフェニルホスフィン(720 mg, 2.75 mmol)のジクロロメタン(40 ml)溶液に、N−ブロモスクシンイミド(490 mg, 2.75 mmol)を0℃で加えた後、室温にて3時間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル = 3/1)にて分離し、表題化合物を得た(430 mg、41%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.74 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.38 (s, 1 H), 7.30-7.24 (m, 5 H), 7.04 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.77 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.51-6.43 (m, 2 H), 6.21 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.20 (d, 2 H, J = 4.4 Hz), 4.46 (s, 2 H), 2.43 (s, 3 H).
参考例e16
(1-{(2E)-3-(3-ブロモフェニル)プロプ-2-エン-1-イル}-1H-ピロール-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノンの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、3−ブロモヨードベンゼン(1.42 g, 5.0 mmol)、参考例e1の化合物(1.12 g, 5.0 mmol)、酢酸パラジウム(112 mg, 0.50 mmol)、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド(1.14 g, 5.0 mmol)、炭酸水素ナトリウム(840 mg, 10.0 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(20 ml)溶液を60℃にて6時間攪拌した。室温放冷後、反応液に5%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル = 5/1)にて分離し、表題化合物を得た(1.00 g、52%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.73 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.50 (s, 1 H), 7.34 (d, 1 H, J = 7.9 Hz), 7.26 (d, 1 H, J = 7.9 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.15 (dd, 1 H, J = 7.9 and 7.9 Hz), 7.03 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.77 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.46 (dt, 1 H, J = 15.9 and 5.7 Hz), 6.38 (brd, 1 H, J = 15.9 Hz), 6.21 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.20 (d, 2 H, J = 5.7 Hz), 2.43 (s, 3 H).
参考例e17
(4-メチルフェニル) (1-{(2E)-3-[3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]プロプ-2-エン-1-イル}-1H-ピロール-2-イル)メタノンの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(20 mg)の1,4−ジオキサン(5 mL)溶液に15%トリシクロヘキシルホスフィンのトルエン溶液(250 mg)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液にビス(ピナコラト)ジボロン(280 mg, 1.10 mmol)と酢酸カリウム(150 mg, 1.50 mmol)と参考例e16の化合物(380 mg, 1.00 mmol)を加え、80℃で8時間攪拌した。室温放冷後、水を加え、トルエンで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 3/1)で精製し、表題化合物を得た(400 mg, 93%)。
LC-MS R.T. 4.45 min., m/z 428 (M+1)
参考例e18
3-ヨード-1H-インドール-2-カルボン酸エチルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、インドール−2−カルボン酸エチル(1.89 g, 10.0 mmol)のアセトン(50 mL)溶液にN−ヨードスクシンイミド(2.25 g, 10.0 mmol)を加え、室温で8時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 4/1)で精製し、表題化合物を得た(620 mg, 20%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 9.19 (br, 1 H), 7.57 (d, 1 H, J = 8.2 Hz), 7.39-7.37 (m, 2 H), 7.26-7.21 (m, 1 H), 4.46 (q, 2 H, J = 7.2 Hz), 1.47 (t, 3 H, J = 7.2 Hz).
参考例e19
(3-ブロモ-2-チエニル)酢酸メチルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、粉末状の水酸化ナトリウム(70 mg, 1.75 mmol)とメチル−メチルスルフィニルメチルスルフィド(3.0 ml, 28.8 mmol)の混合物を80℃で30分間攪拌した後、3−ブロモ−2−ホルミルチオフェン(1.00 g, 5.23 mmol)を加えて、80℃で3時間攪拌した。室温放冷後、水を加え、トルエンで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で、それぞれ順に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮した。
得られた残渣(1.0 g)をエタノール(20 mL)に溶かし、塩化銅(II)二水和物(330 mg, 1.94 mmol)、4N塩酸/ジオキサン(2 mL)を加えて加熱還流下で6時間攪拌した。室温放冷後、反応溶液を減圧濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した後、濾液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 3/1)で精製し、表題化合物を得た(730 mg, 65%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.24 (d, 1 H, J = 5.4 Hz), 6.96 (d, 1 H, J = 5.4 Hz), 4.21 (q, 2 H, J = 7.2 Hz), 3.83 (s, 2 H), 1.29 (t, 3 H, J = 7.2 Hz).
参考例e20
2-[(4-ヨード-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸メチルの合成
参考例e20−1
2-(ブロモメチル)安息香酸メチルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、o−トルイル酸メチル(3.00 g, 20.0 mmol)の四塩化炭素(80 mL)溶液にN−ブロモスクシンイミド(3.60 g, 20.2 mmol)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(164 mg, 1.00 mmol)を加え、加熱還流下で4時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 4/1)で精製し、表題化合物を得た(4.50 g, 98%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.97 (dd, 1 H, J = 1.2 and 7.9 Hz), 7.51-7.45 (m, 2 H), 4.96 (s, 2 H), 3.95 (s, 3 H).
参考例e20−2
2-[(4-ヨード-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸メチルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、4−ヨードピラゾール(1.00 g, 5.15 mmol)、参考例e20−1の化合物(1.20 g, 5.24 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5 mL)溶液に炭酸カリウム(1.10 g, 7.23 mmol)を加えて、50℃で5時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 5/1)で精製し、表題化合物を得た(840 mg, 52%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ8.01 (dd, 1 H, J = 1.4 and 7.8 Hz), 7.57 (s, 1 H), 7.56 (s, 1 H), 7.48 (ddd, 1 H, J = 1.4 and 7.7 and 7.7 Hz), 7.38 (ddd, 1 H, J = 1.0 and 7.7 and 7.8 Hz), 6.97 (dd, 1 H, J = 1.0 and 7.7 Hz), 5.76 (s, 2 H), 3.92 (s, 3 H).
参考例e21
2-[2-(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-1H-ピラゾール-1-イル)エチル]ベンゾニトリルの合成
参考例e21−1
1-[2-(2-ブロモフェニル)エチル]-4-ヨード-1H-ピラゾールの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、2−ブロモフェネチルアルコール(2.01 g, 10.0 mmol)、トリエチルアミン(1.8 mL, 12.9 mmol)のテトラヒドロフラン(5 mL)溶液に、氷冷下で塩化メタンスルホニル(1.0 mL, 12.9 μmol)を加えた後、室温で1時間攪拌した。反応溶液に水を加えて、エチルで抽出し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(10 mL)に溶かし、窒素気流下、4−ヨードピラゾール(1.90 g, 9.80 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(40 mL)溶液に加えた。混合物に炭酸カリウム(2.80 g, 20.3 mmol)を加えて、50℃で18時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 3/1)で精製し、表題化合物を得た(2.10 g, 55%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.56 (dd, 1 H, J = 1.3 and 7.9 Hz), 7.53 (s, 1 H), 7.23 (s, 1 H), 7.18 (ddd, 1 H, J = 1.3 and 7.7 and 7.9 Hz), 7.11 (ddd, 1 H, J = 1.8 and 7.5 and 7.9 Hz), 6.98 (dd, 1 H, J = 1.8 and 7.5 Hz), 4.37 (t, 2 H, J = 7.4 Hz), 3.24 (t, 2 H, J = 7.4 Hz).
参考例e21−2
[1-((2E)-3-{1-[2-(2-ブロモフェニル)エチル]-1H-ピラゾール-4-イル}プロプ-2-エン-1-イル)-1H-ピロール-2-イル](4-メチルフェニル)メタノンの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、参考例e21−1の化合物(1.10 g, 2.92 mmol)、参考例e1の化合物(700 mg, 3.11 mmol)、酢酸パラジウム(30 mg, 0.13 mmol)、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド(700 mg, 3.07 mmol)、N,N−ジシクロヘキシルメチルアミン(600 mg, 3.07 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(10 ml)溶液を70℃にて6時間攪拌した。室温放冷後、反応液に5%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル = 3/1)にて分離し、表題化合物を得た(1.00 g, 72%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.56 (s, 1 H), 7.55 (dd, 1 H, J = 1.3 and 7.7 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.18 (s, 1 H), 7.15 (ddd, 1 H, J = 1.3 and 7.7 and 7.7 Hz), 7.07 (ddd, 1 H, J = 1.8 and 7.6 and 7.7 Hz), 7.02 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.98 (dd, 1 H, J = 1.8 and 7.6 Hz), 6.75 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.31 (brd, 1 H, J = 15.9 Hz), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.11 (dt, 1 H, J = 15.9 and 6.3 Hz), 5.10 (d, 2 H, J = 6.3 Hz), 4.29 (t, 2 H, J = 7.4 Hz), 3.26 (t, 2 H, J = 7.4 Hz), 2.42 (s, 3 H).
参考例e21−3
2-[2-(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-1H-ピラゾール-1-イル)エチル]ベンゾニトリルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、参考例e21−2の化合物(160 mg, 0.34 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5 ml)溶液に、シアン化亜鉛(40 mg, 0.34 mmol)、ビス(トリt−ブチルホスフィン)パラジウム(20 mg, 0.04 mmol)を加えて、110℃にて24時間攪拌した。室温放冷後、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)にて分離し、表題化合物を得た(100 mg, 70%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.63 (dd, 1 H, J = 1.3 and 7.7 Hz), 7.55 (s, 1 H), 7.41 (ddd, 1 H, J = 1.3 and 7.7 and 7.7 Hz), 7.30 (ddd, 1 H, J = 1.0 and 7.7 and 7.8 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.16 (s, 1 H), 7.04 (dd, 1 H, J = 1.0 and 7.8 Hz), 7.02 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.75 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.28 (brd, 1 H, J = 15.9 Hz), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.11 (dt, 1 H, J = 15.9 and 6.2 Hz), 5.10 (d, 2 H, J = 6.2 Hz), 4.36 (t, 2 H, J = 7.0 Hz), 3.36 (t, 2 H, J = 7.0 Hz), 2.42 (s, 3 H).
参考例e22
2-[(5-ブロモ-2-チエニル)メトキシ]安息香酸メチルの合成
参考例e22−1
2-ブロモ-5-(ブロモメチル)チオフェンの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、2−ブロモ−5−メチルチオフェン(1.77 g, 10.0 mmol)の四塩化炭素(50 mL)溶液にN−ブロモスクシンイミド(1.80 g, 10.1 mmol)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(164 mg, 1.00 mmol)を加え、加熱還流下で8時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 5/1)で精製し、表題化合物を得た(2.47 g, 96%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 6.89 (d, 1 H, J = 3.8 Hz), 6.86 (d, 1 H, J = 3.8 Hz), 4.64 (s, 2 H).
参考例e22−2
2-[(5-ブロモ-2-チエニル)メトキシ]安息香酸メチルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、サリチル酸メチル(760 mg, 5.00 mmol)、参考例e22−1の化合物(1.28 g, 5.00 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(20 mL)溶液に炭酸カリウム(2.00 g, 14.5 mmol)を加えて、50℃で5時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 5/1)で精製し、表題化合物を得た(1.10 g, 67%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.83 (d, 1 H, J = 7.7 Hz), 7.48-7.43 (m, 1 H), 7.06-7.00 (m, 2 H), 6.94 (d, 1 H, J = 3.7 Hz), 6.86 (d, 1 H, J = 3.7 Hz), 5.22 (s, 2 H), 3.91 (s, 3 H).
参考例e23
2-[(4-ヨードフェノキシ)メチル]安息香酸メチルの合成
Figure 2006182668
参考例e20と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.03 (d, 1 H, J = 7.5 Hz), 7.70 (d, 1 H, J = 7.8 Hz), 7.58-7.53 (m, 3 H), 7.38 (dd, 1 H, J = 7.5 and 7.7 Hz), 6.77 (d, 2 H, J = 8.7 Hz), 5.47 (s, 2 H), 3.89 (s, 3 H).
参考例e24
4'-(ブロモメチル)ビフェニル-2-カルボン酸メチルの合成
Figure 2006182668
参考例e20−1と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.85 (dd, 1 H, J = 1.2 and 7.7 Hz), 7.56-7.52 (m, 1 H), 7.45-7.37 (m, 4 H), 7.30-7.26 (m, 2 H), 4.55 (s, 2 H), 3.65 (s, 3 H).
実施例e1
3-(3-{2-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]エトキシ}フェニル)チオフェン-2-カルボン酸の合成
実施例e1−1
3-(3-{2-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]エトキシ}フェニル)チオフェン-2-カルボン酸メチルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、参考例e4の化合物(234 mg, 1.0 mmol)、参考例e3の化合物(230 mg, 1.0 mmol)とトリフェニルホスフィン(288 mg, 1.1 mmol)のテトラヒドロフラン(10 mL)溶液に0℃でジエチルアゾジカルボキシレートの40%トルエン溶液(500 mg, 1.1 mmol)を加え、室温で18時間攪拌した。反応溶液に水(50 mL)を加え、酢酸エチル(50 mL)で2回抽出した。有機層を飽和食塩水(50 mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 4/1)で精製し、表題化合物を得た(231 mg, 52%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.70 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.49 (d, 1 H, J = 5.1 Hz), 7.28 (dd, 1 H, J = 7.9 and 8.1 Hz), 7.24 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.14 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 7.05 (d, 1 H, J = 5.1 Hz), 7.02 (ddd, 1 H, J = 0.8 and 1.4 and 7.8 Hz), 6.96 (dd, 1 H, J = 1.4 and 2.5 Hz), 6.89 (ddd, 1 H, J = 0.8 and 2.5 and 8.1 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.16 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 4.79 (t, 2 H, J = 4.9 Hz), 4.38 (t, 2 H, J = 4.9 Hz), 3.75 (s, 3 H), 2.42 (s, 3 H).
実施例e1−2
3-(3-{2-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]エトキシ}フェニル)チオフェン-2-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
窒素気流下、実施例e1−1の化合物(230 mg, 0.52 mmol)のテトラヒドロフラン(3 mL)、2N水酸化ナトリウム水溶液(2 ml)、メタノール(3 ml)溶液を50℃で6時間攪拌した。室温放冷後、減圧濃縮し、希塩酸水溶液を加えた。析出した沈殿物を濾過、水で洗浄後、減圧下で乾燥し、表題化合物を得た(211 mg, 95%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.69 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.54 (d, 1 H, J = 5.1 Hz), 7.27 (dd, 1 H, J = 7.8 and 8.1 Hz), 7.24 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.12 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 7.05 (d, 1 H, J = 5.1 Hz), 7.02 (dd, 1 H, J = 1.5 and 7.8 Hz), 6.97 (dd, 1 H, J = 1.5 and 2.4 Hz), 6.88 (dd, 1 H, J = 2.4 and 8.1 Hz), 6.75 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.16 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 4.77 (t, 2 H, J = 5.0 Hz), 4.38 (t, 2 H, J = 5.0 Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e2
5-(3-{2-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]エトキシ}フェニル)チオフェン-2-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
参考例e5を用いて実施例e1と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.67 (d, 1 H, J = 3.9 Hz), 7.66 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 7.52 (d, 1 H, J = 3.9 Hz), 7.36 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 7.27-7.25 (m, 4 H), 7.16 (dd, 1 H, J = 1.5 and 2.4 Hz), 6.88 (dd, 1 H, J = 2.4 and 8.1 Hz), 6.66 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 4.77 (t, 2 H, J = 5.3 Hz), 4.37 (t, 2 H, J = 5.3 Hz), 2.40 (s, 3 H).
実施例e3
5-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェニル)-1,3-オキサゾール-4-カルボン酸の合成
実施例e3−1
5-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェニル)-1,3-オキサゾール-4-カルボン酸メチルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、参考例e6の化合物(310 mg, 1.10 mmol)、参考例e1の化合物(270 mg, 1.20 mmol)、ビス(トリt−ブチルホスフィン)パラジウム(30 mg, 0.06 mmol)、N,N−ジシクロヘキシルメチルアミン(235 mg, 1.20 mmol)のジオキサン(5 ml)溶液を80℃にて10時間攪拌した。室温放冷後、反応液に5%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル = 10/1)にて分離し、表題化合物を得た(320 mg, 68%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.08 (s, 1 H), 7.98 (d, 1 H, J = 7.7 Hz), 7.91 (s, 1 H), 7.74 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.48 (d, 1 H, J = 7.9 Hz), 7.41 (dd, 1 H, J = 7.7 and 7.9 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.07 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.78 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.57-6.49 (m, 2 H), 6.22 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.22 (d, 2 H, J = 4.2 Hz), 3.94 (s, 3 H), 2.43 (s, 3 H).
実施例e3−2
5-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェニル)-1,3-オキサゾール-4-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
実施例e3−1の化合物(320 mg, 0.75 mmol)のテトラヒドロフラン(5 mL)、2N水酸化ナトリウム水溶液(2 ml)、メタノール(5 ml)溶液を50℃で6時間攪拌した。室温放冷後、減圧濃縮し、5%硫酸水素カリウム水溶液を加えた。析出した沈殿物を濾過、水で洗浄後、減圧下で乾燥し、表題化合物を得た(280 mg, 収率 90%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ8.32-8.31 (m, 2 H), 8.00 (d, 1 H, J = 6.8 Hz), 7.66 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.39-7.30 (m, 5 H), 6.69 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.52 (dt, 1 H, J = 15.9 and 5.5 Hz), 6.41 (brd, 1 H, J = 15.9 Hz), 6.24 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.21 (d, 2 H, J = 5.5 Hz), 2.39 (s, 3 H).
実施例e4
5-(3-{3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロピル}フェニル)-1,3-オキサゾール-4-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
実施例e3の化合物(51 mg, 0.12 mmol)のメタノール(20 ml)溶液に、5%ロジウムー炭素(10 mg)を加えて、室温で常圧水素下3時間攪拌を行った。濾過をして、濾液の溶媒を減圧留去して、表題化合物を得た(51 mg, 99%)。
LC-MS R.T. 4.19 min., m/z 415 (M+1)
実施例e5
5-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)-1,3-オキサゾール-4-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
参考例e1の化合物と参考例e7の化合物を用いて実施例e3と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.74-7.71 (m, 3 H), 7.30-7.14 (m, 6 H), 7.01 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.48-6.39 (m, 2 H), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.18 (d, 2 H, J = 4.3 Hz), 4.37 (s, 2 H), 2.41 (s, 3 H).
実施例e6
5-(3-{(1E)-4-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]ブト-1-エン-1-イル}フェニル)-1,3-オキサゾール-4-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
参考例e2の化合物と参考例e6の化合物を用いて実施例e3と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ8.12 (s, 1 H), 8.04-8.01 (m, 1 H), 7.94 (s, 1 H), 7.67 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.41-7.36 (m, 2 H), 7.18 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 6.99 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.71 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.41 (brd, 1 H, J = 15.8 Hz), 6.28 (dt, 1 H, J = 15.8 and 7.2 Hz), 6.15 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 4.56 (t, 2 H, J = 7.1 Hz), 2.72 (dt, 2 H, J = 7.2 and 7.1 Hz), 2.41 (s, 3 H).
実施例e7
5-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェニル)-2-フェニル-1,3-オキサゾール-4-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
参考例e1の化合物と参考例e8の化合物を用いて実施例e3と同様にして表題化合物を合成した。
LC-MS R.T. 4.74 min., m/z 489 (M+1)
実施例e8
3-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェニル)チオフェン-2-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
参考例e1の化合物と参考例e9の化合物を用いて実施例e3と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.54 (d, 1 H, J = 5.1 Hz), 7.44 (s, 1 H), 7.34-7.27 (m, 3 H), 7.24 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.06 (d, 1 H, J = 5.1 Hz), 7.03 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.4 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.50 (brd, 1 H, J = 15.8 Hz), 6.44 (dt, 1 H, J = 15.8 and 5.2 Hz), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.4 and 4.0 Hz), 5.17 (d, 2 H, J = 5.2 Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e9
1-メチル-4-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
参考例e1の化合物と参考例e11の化合物を用いて実施例e3と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.73 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.47 (s, 1 H), 7.39-7.34 (m, 2 H), 7.28-7.26 (m, 2 H), 7.24 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.05 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.4 Hz), 6.75 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.61 (d, 1 H, J = 2.5 Hz), 6.50 (brd, 1 H, J = 15.8 Hz), 6.44 (dt, 1 H, J = 15.8 and 5.6 Hz), 6.18 (dd, 1 H, J = 2.4 and 4.0 Hz), 5.20 (d, 2 H, J = 5.6 Hz), 3.70 (s, 3 H), 2.42 (s, 3 H).
実施例e10
1-メチル-4-(3-{3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロピル}フェニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
実施例e9の化合物を用いて実施例e4と同様にして表題化合物を合成した。
LC-MS R.T. 4.37 min., m/z 427 (M+1)
実施例e11
1-(4-クロロベンジル)-4-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
参考例e1の化合物と参考例e12の化合物を用いて実施例e3と同様にして表題化合物を合成した。
LC-MS R.T. 4.85 min., m/z 535 (M+1)
実施例e12
3-[4-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェニル)-1H-ピロール-3-イル]プロピオン酸の合成
実施例e12−1
3-[4-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェニル)-1-(フェニルスルホニル)-1H-ピロール-3-イル]プロピオン酸エチルの合成
Figure 2006182668
参考例e1の化合物と参考例e13の化合物を用いて実施例3と同様にして表題化合物を合成した。
LC-MS R.T. 4.47 min., m/z 607 (M+1)
実施例e12−2
3-[4-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェニル)-1H-ピロール-3-イル]プロピオン酸の合成
Figure 2006182668
実施例e12−1の化合物を用いて実施例e3−2と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ8.13 (br, 1 H), 7.74 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.41 (s, 1 H), 7.32-7.22 (m, 5 H), 7.07 (dd, 1 H, J = 1.6 and 2.4 Hz), 6.84-6.82 (m, 1 H), 6.77 (dd, 1 H, J = 1.6 and 4.0 Hz), 6.67 (s, 1 H), 6.54 (brd, 1 H, J = 15.8 Hz), 6.46 (dt, 1 H, J = 15.8 and 5.7 Hz), 6.20 (dd, 1 H, J = 2.4 and 4.0 Hz), 5.20 (d, 2 H, J = 5.7 Hz), 2.97 (t, 2 H, J = 7.6 Hz), 2.58 (t, 2 H, J = 7.6 Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e13
3-[1-メチル-4-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェニル)-1H-ピロール-3-イル]プロピオン酸の合成
Figure 2006182668
窒素気流下、実施例e12の化合物(23 mg, 52.4 μmol)のテトラヒドロフラン(2 mL)溶液にt−ブトキシカリウム(20 mg, 178 μmol)を加えた後、ヨウ化メチル(11 μL, 110 μmol)を加え、50℃で3時間攪拌した。反応溶液に2N水酸化ナトリウム水溶液(5 mL)を加え、室温で2時間攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、5%硫酸水素カリウム水溶液を加えた。析出した沈殿物を濾過、水で洗浄後、減圧下で乾燥し、表題化合物を得た(15 mg, 収率 68%)。
LC-MS R.T. 4.79 min., m/z 453 (M+1)
実施例e14
3-[1-ベンジル-4-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェニル)-1H-ピロール-3-イル]プロピオン酸の合成
Figure 2006182668
実施例e13と同様にして表題化合物を合成した。
LC-MS R.T. 4.83 min., m/z 429 (M+1)
実施例e15
3-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1,3-オキサゾール-4-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
参考例e1の化合物と参考例e13の化合物を用いて実施例e3と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.71 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.49 (s, 1 H), 7.41 (s, 1 H), 7.26-7.21 (m, 5 H), 7.05 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.77 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.46-6.40 (m, 2 H), 6.20 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.17 (d, 2 H, J = 4.7 Hz), 5.06 (s, 2 H), 2.42 (s, 3 H).
実施例e16
1-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)-1H-インドール-2-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
窒素気流下、インドール−2−カルボン酸エチル(76 mg, 401 μmol)のテトラヒドロフラン(5 mL)溶液にt−ブトキシカリウム(45 mg, 401 μmol)を加えた後、参考例e15の化合物(160 mg, 405 μmol)を加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液に5%硫酸水素カリウム水溶液を加えて、エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 3/1)で精製し、表題化合物のエチルエステル体を得た(140 mg, 69%)。
上記エチルエステル(140 mg)のテトラヒドロフラン(5 mL)、2N水酸化ナトリウム水溶液(2 ml)、メタノール(5 ml)溶液を50℃で5時間攪拌した。室温放冷後、減圧濃縮し、5%硫酸水素カリウム水溶液を加えた。析出した沈殿物を濾過、水で洗浄後、減圧下で乾燥し、表題化合物を得た(130 mg, 98%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.74-7.69 (m, 3 H), 7.52 (s, 1H), 7.36-7.32 (m, 2 H), 7.26-7.21 (m, 3 H), 7.19-7.13 (m, 3 H), 7.02 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.85 (d, 1H, J = 7.7 Hz), 6.75 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.45-6.39 (m, 2 H), 6.18 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.81 (s, 2 H), 5.16 (d, 2 H, J = 4.9 Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e17
1-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)-1H-インドール-3-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
実施例e16と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ8.22 (d, 1 H, J = 7.9 Hz), 7.91 (s, 1 H), 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.33-7.23 (m, 7 H), 7.20 (s, 1 H), 7.02 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.99 (d, 1 H, J = 7.6 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.44-6.38 (m, 2 H), 6.20 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.32 (s, 2 H), 5.18 (d, 2 H, J = 3.2Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e18
3'-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ビフェニル-2-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
窒素気流下、参考例e16の化合物(200 mg, 0.53 mmol)のジメトキシエタン(2 mL)/水(1 mL)溶液に2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)安息香酸エチル(145 mg, 0.53 mmol)と炭酸水素ナトリウム(100 mg, 1.19 mmol)とテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(30 mg, 26 μmol)を加え、混合物を90℃で8時間攪拌した。室温放冷後、5%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で、それぞれ順に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 5/1)で精製し、表題化合物のエチルエステル体を得た(105 mg, 44%)。
上記エチルエステル(105 mg)のテトラヒドロフラン(5 mL)、2N水酸化ナトリウム水溶液(2 ml)、メタノール(3 ml)溶液を50℃で5時間攪拌した。室温放冷後、減圧濃縮し、5%硫酸水素カリウム水溶液を加えた。析出した沈殿物を濾過、水で洗浄後、減圧下で乾燥し、表題化合物を得た(100 mg, 98%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.92 (dd, 1 H, J = 1.2 and 7.8 Hz), 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.55 (ddd, 1 H, J = 1.2 and 7.7 and 7.8 Hz), 7.42 (ddd, 1 H, J = 1.4 and 7.6 and 7.7 Hz), 7.37-7.30 (m, 4 H), 7.26-7.20 (m, 3 H), 7.04 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.54-6.44 (m, 2 H), 6.20 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.19 (d, 2 H, J = 4.9Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e19
3'-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ビフェニル-3-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
実施例e18と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ8.31 (s, 1 H), 8.08 (d, 1 H, J = 7.7 Hz), 7.81 (d, 1 H, J = 7.8 Hz), 7.74 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.59 (s, 1 H), 7.54 (dd, 1 H, J = 7.7 and 7.8 Hz), 7.50-7.47 (m, 1 H), 7.41-7.39 (m, 2 H), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.08 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.78 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.60-6.53 (m, 2 H), 6.22 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.24 (d, 2 H, J = 4.7Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e20
3-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェニル)-1H-インドール-2-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
窒素気流下、参考例e17の化合物(340 mg, 0.80 mmol)のジメトキシエタン(5 mL)/水(3 mL)溶液に参考例e18の化合物(240 mg, 0.76 mmol)と炭酸水素ナトリウム(140 mg, 1.67 mmol)とテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(30 mg, 26 μmol)を加え、80℃で12時間攪拌した。室温放冷後、5%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で、それぞれ順に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 3/1)で精製し、表題化合物のエチルエステル体を得た(280 mg, 71 %)。
上記エチルエステル(30 mg)のテトラヒドロフラン(3 mL)、2N水酸化ナトリウム水溶液(2 ml)、メタノール(3 ml)溶液を50℃で5時間攪拌した。室温放冷後、減圧濃縮し、5%硫酸水素カリウム水溶液を加えた。析出した沈殿物を濾過、水で洗浄後、減圧下で乾燥し、表題化合物を得た(20 mg, 71%)。
LC-MS R.T. 4.64 min., m/z 461 (M+1)
実施例e21
1-メチル-3-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェニル)-1H-インドール-2-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
参考例e20の化合物を用いて実施例e13と同様にして表題化合物を合成した。
LC-MS R.T. 4.84 min., m/z 475 (M+1)
実施例e22
1-ベンジル-3-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェニル)-1H-インドール-2-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
参考例e20の化合物を用いて実施例e13と同様にして表題化合物を合成した。
LC-MS R.T. 5.11 min., m/z 551 (M+1)
実施例e23
[3-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェニル)-2-チエニル]酢酸の合成
Figure 2006182668
参考例e1の化合物と参考例e19の化合物を用いて実施例e3と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.73 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.46 (s, 1 H), 7.36-7.27 (m, 3 H), 7.26-7.21 (m, 3 H), 7.06-7.04 (m, 2 H), 6.78 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.61-6.54 (m, 2 H), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.10 (d, 2 H, J = 4.8 Hz), 3.83 (s, 2 H), 2.42 (s, 3 H).
実施例e24
2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
窒素気流下、参考例e20の化合物(600 mg, 1.75 mmol)、参考例e1の化合物(400 mg, 1.77 mmol)、酢酸パラジウム(20 mg, 0.09 mmol)、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド(450 mg, 1.97 mmol)、N,N−ジシクロヘキシルメチルアミン(350 mg, 1.79 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(6 ml)溶液を60℃にて6時間攪拌した。室温放冷後、反応液に5%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(ヘキサン/酢酸エチル = 5/1)にて分離し、表題化合物のメチルエステル体を得た(350 mg, 45%)。
上記メチルエステル(350 mg)のテトラヒドロフラン(3 mL)、2N水酸化ナトリウム水溶液(2 ml)、メタノール(3 ml)溶液を60℃で2時間攪拌した。室温放冷後、減圧濃縮し、5%硫酸水素カリウム水溶液を加えた。析出した沈殿物を濾過、水で洗浄後、減圧下で乾燥し、表題化合物を得た(330 mg, 98%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ8.00 (dd, 1 H, J = 1.4 and 7.7 Hz), 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.59 (s, 1 H), 7.52 (s, 1 H), 7.46 (ddd, 1 H, J = 1.4 and 7.7 and 7.7 Hz), 7.39 (ddd, 1 H, J = 1.2 and 7.7 and 7.8 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.02 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.99 (dd, 1 H, J = 1.2 and 7.8 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.34 (brd, 1 H, J = 15.8 Hz), 6.20 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.18 (dt, 1 H, J = 15.8 and 6.2 Hz), 5.58 (s, 2 H), 5.11 (d, 2 H, J = 6.2 Hz), 2.42 (s, 3 H).

以下、実施例e24と同様に合成した化合物を例示する。(実施例e25〜e36)
実施例e25
3-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ8.04-8.00 (m, 2 H), 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.61 (s, 1 H), 7.46-7.40 (m, 2 H), 7.40 (s, 1 H), 7.24 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.02 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.75 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.33 (brd, 1 H, J = 15.8 Hz), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.17 (dt, 1 H, J = 15.8 and 6.2 Hz), 5.30 (s, 2 H), 5.10 (d, 2 H, J = 6.2 Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e26
4-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz)δ8.04 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.60 (s, 1 H), 7.39 (s, 1 H), 7.25 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 7.24 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.02 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.75 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.34 (brd, 1 H, J = 15.8 Hz), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.18 (dt, 1 H, J = 15.8 and 5.8 Hz), 5.32 (s, 2 H), 5.10 (d, 2 H, J = 5.8 Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e27
2-メトキシ-6-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.53 (s, 1 H), 7.50 (s, 1 H), 7.35 (dd, 1 H, J = 7.8 and 8.2 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.01 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.95 (d, 1 H, J = 8.2 Hz), 6.75 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.65 (d, 1 H, J = 7.8 Hz), 6.31 (brd, 1 H, J = 15.9 Hz), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.18 (dt, 1 H, J = 15.9 and 6.1 Hz), 5.38 (s, 2 H), 5.11 (d, 2 H, J = 6.1 Hz), 3.92 (s, 3 H), 2.42 (s, 3 H).
実施例e28
4-メトキシ-2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ8.06 (d, 1 H, J = 8.8 Hz), 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.61 (s, 1 H), 7.50 (s, 1 H), 7.24 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.04 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.84 (dd, 1 H, J = 2.6 and 8.8 Hz), 6.75 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.36 (brd, 1 H, J = 15.8 Hz), 6.35 (d, 1 H, J = 2.6 Hz), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.18 (dt, 1 H, J = 15.8 and 6.3 Hz), 5.68 (s, 2 H), 5.12 (d, 2 H, J = 6.3 Hz), 3.75 (s, 3 H), 2.42 (s, 3 H).
実施例e29
3-メトキシ-2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.7 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.48 (s, 1 H), 7.36-7.27 (m, 3 H), 7.24 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.00 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.92-6.88 (m, 1 H), 6.75 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.25 (brd, 1 H, J = 16.0 Hz), 6.18 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.8 (dt, 1 H, J = 16.0 and 6.0 Hz),, 5.36 (s, 2 H), 5.08 (d, 2 H, J = 6.0 Hz), 3.80 (s, 3 H), 2.42 (s, 3 H).
実施例e30
2-クロロ-6-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.71 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.51 (s, 1 H), 7.49 (s, 1 H), 7.42 (d, 1 H, J = 7.5 Hz), 7.29 (dd, 1 H, J = 7.5 and 7.7 Hz), 7.23 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.10 (d, 1 H, J = 7.7 Hz), 7.00 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.28 (brd, 1 H, J = 15.8 Hz), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.18 (dt, 1 H, J = 15.8 and 5.9 Hz), 5.21 (s, 2 H), 5.11 (d, 2 H, J = 5.9 Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e31
5-クロロ-2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.96 (d, 1 H, J = 2.3 Hz), 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.59 (s, 1 H), 7.51 (s, 1 H), 7.41 (dd, 1 H, J = 2.3 and 8.3 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.03 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.92 (d, 1 H, J = 8.3 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.34 (brd, 1 H, J = 15.9 Hz), 6.20 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.19 (dt, 1 H, J = 15.9 and 6.1 Hz), 5.55 (s, 2 H), 5.12 (d, 2 H, J = 6.1 Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e32
4-クロロ-2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.94 (d, 1 H, J = 8.4 Hz), 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.60 (s, 1 H), 7.52 (s, 1 H), 7.36 (dd, 1 H, J = 2.1 and 8.4 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.04 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.96 (d, 1 H, J = 2.1 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.35 (brd, 1 H, J = 15.8 Hz), 6.20 (dt, 1 H, J = 15.8 and 6.0 Hz), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.55 (s, 2 H), 5.13 (d, 2 H, J = 6.0 Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e33
3-クロロ-2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.73 (dd, 1 H, J = 1.3 and 7.8 Hz), 7.71 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.67 (s, 1 H), 7.52 (s, 1 H), 7.50 (dd, 1 H, J = 1.3 and 7.9 Hz), 7.38 (dd, 1 H, J = 7.8 and 7.9 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.01 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.30 (brd, 1 H, J = 15.9 Hz), 6.18 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.18 (dt, 1 H, J = 15.8 and 5.8 Hz), 5.48 (s, 2 H), 5.12 (d, 2 H, J = 5.8 Hz), 2.43 (s, 3 H).
実施例e34
3-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]チオフェン-2-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.59 (s, 1 H), 7.52 (s, 1 H), 7.46 (d, 1 H, J = 5.0 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.02 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 7.78 (d, 1 H, J = 5.0 Hz), 6.75 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.34 (brd, 1 H, J = 16.0 Hz), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.17 (dt, 1 H, J = 16.0 and 6.2 Hz), 5.60 (s, 2 H), 5.12 (d, 2 H, J = 6.2 Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e35
{2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]フェニル}酢酸の合成
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.55 (s, 1 H), 7.42-7.39 (m, 2 H), 7.38-7.36 (m, 2 H), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.18 (d, 1 H, J = 7.8 Hz), 7.00 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.75 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.28 (brd, 1 H, J = 15.9 Hz), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.18 (dt, 1 H, J = 15.9 and 6.1 Hz), 5.29 (s, 2 H), 5.10 (d, 2 H, J = 6.1 Hz), 3.79 (s, 2 H), 2.42 (s, 3 H).
実施例e36
2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-1H-ピラゾール-1-イル)アセチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
LC-MS R.T. 4.03 min., m/z 454 (M+1)
実施例e37
2-[(3-{3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロピル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
実施例e24の化合物(30 mg, 71 μmol)のメタノール(10 ml)溶液に、5%ロジウムー炭素(10 mg)を加えて、室温で常圧水素下3時間攪拌を行った。濾過をして、濾液の溶媒を減圧留去して、表題化合物を得た(27 mg, 89%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.87 (d, 1 H, J = 6.8 Hz), 7.71 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.41-7.26 (m, 4 H), 7.26 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.10 (d, 1 H, J = 7.8 Hz), 6.93 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.73 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.15 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.45 (s, 2 H), 4.38 (t, 2 H, J = 7.4 Hz), 2.49 (t, 2 H, J = 7.4 Hz), 2.42 (s, 3 H), 2.08 (tt, 1 H, J = 7.4 and 7.4 Hz).
以下、実施例e38〜e48の化合物を実施例e37と同様に合成した。
実施例e38
3-[(3-{3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロピル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ8.04-7.99 (m, 2 H), 7.70 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.43-7.38 (m, 3 H), 7.29-7.23 (m, 3 H), 6.92 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.72 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.14 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.29 (s, 2 H), 4.40 (t, 2 H, J = 7.2 Hz), 2.50 (t, 2 H, J = 7.4 Hz), 2.41 (s, 3 H), 2.09 (tt, 1 H, J = 7.2 and 7.4 Hz).
実施例e39
4-[(3-{3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロピル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ8.02 (d, 2 H, J = 7.6 Hz), 7.70 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.41 (s, 1 H), 7.27-7.22 (m, 5 H), 6.93 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.73 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.15 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.32(s, 2 H), 4.42 (t, 2 H, J = 7.2 Hz), 2.52 (t, 2 H, J = 7.5 Hz), 2.42 (s, 3 H), 2.10 (tt, 1 H, J = 7.2 and 7.5 Hz).
実施例e40
2-メトキシ-6-[(3-{3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロピル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
LC-MS R.T. 4.11 min., m/z 458 (M+1)
実施例e41
4-メトキシ-2-[(3-{3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロピル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
LC-MS R.T. 4.22 min., m/z 458 (M+1)
実施例e42
3-メトキシ-2-[(3-{3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロピル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
LC-MS R.T. 4.17 min., m/z 458 (M+1)
実施例e43
2-クロロ-6-[(3-{3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロピル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
LC-MS R.T. 4.23 min., m/z 462 (M+1)
実施例e44
5-クロロ-2-[(3-{3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロピル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
LC-MS R.T. 4.40 min., m/z 462 (M+1)
実施例e45
4-クロロ-2-[(3-{3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロピル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
LC-MS R.T. 4.41 min., m/z 462 (M+1)
実施例e46
3-クロロ-2-[(3-{3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロピル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
LC-MS R.T. 4.34 min., m/z 462 (M+1)
実施例e47
3-[(3-{3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロピル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]チオフェン-2-カルボン酸の合成
Figure 2006182668
LC-MS R.T. 4.13 min., m/z 434 (M+1)
実施例e48
{2-[(3-{3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロピル}-1H-ピラゾール-1-イル)メチル]フェニル}酢酸の合成
Figure 2006182668
LC-MS R.T. 4.17 min., m/z 442 (M+1)
実施例e49
2-[2-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-1H-ピラゾール-1-イル)エチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
参考例e21の化合物(100 mg, 0.24 mmol)のエチレングリコール(5 mL)、水(1 ml)、テトラヒドロフラン(0.5 ml)、メタノール(0.5 ml)溶液に、水酸化カリウム(200 mg)を加えて180℃で72時間攪拌した。室温放冷後、水で希釈し、トルエンで洗浄した。水相減に5%硫酸水素カリウム水溶液を加えて酸性とした後、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去し、表題化合物を得た(95 mg, 90%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz)δ8.03 (dd, 1 H, J = 1.4 and 7.8 Hz), 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.54 (s, 1 H), 7.37 (ddd, 1 H, J = 1.4 and 7.7 and 7.8 Hz), 7.29 (ddd, 1 H, J = 1.3 and 7.7 and 7.8 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.23 (s, 1 H), 7.02 (dd, 1 H, J = 1.3 and 7.8 Hz), 7.02 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.75 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.30 (brd, 1 H, J = 15.9 Hz), 6.18 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.11 (dt, 1 H, J = 15.9 and 6.3 Hz), 5.11 (d, 2 H, J = 6.3Hz), 4.40 (t, 2 H, J = 7.1 Hz), 3.51 (t, 2 H, J = 7.1 Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e50
2-[3-(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-1H-ピラゾール-1-イル)プロピル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
実施例49と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ8.03 (dd, 1 H, J = 1.4 and 7.8 Hz), 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.54 (s, 1 H), 7.44-7.42 (m, 2 H), 7.28-7.18 (m, 4 H), 7.03 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.76 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.31 (brd, 1 H, J = 15.9 Hz), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 6.19 (dt, 1 H, J = 15.9 and 6.3 Hz), 5.10 (d, 2 H, J = 6.3Hz), 4.15 (t, 2 H, J = 6.9 Hz), 2.98 (t, 2 H, J = 7.7 Hz), 2.42 (s, 3 H), 2.98 (tt, 2 H, J = 6.9 and 7.7 Hz).
実施例e51
2-[(5-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}-2-チエニル)メトキシ]安息香酸の合成
Figure 2006182668
参考例e1の化合物と参考例e22の化合物を用いて実施例e24と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz)δ8.20 (dd, 1 H, J = 1.8 and 7.9 Hz), 7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.56 (ddd, 1 H, J = 1.8 and 7.5 and 8.3 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.16 (dd, 1 H, J = 7.5 and 7.9 Hz), 7.12 (d, 1 H, J = 8.3 Hz), 7.03 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 7.01 (d, 1 H, J = 3.6 Hz), 6.84 (d, 1 H, J = 3.6 Hz), 6.77 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.55 (brd, 1 H, J = 15.7 Hz), 6.27 (dt, 1 H, J = 15.7 and 6.1 Hz), 6.22 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.37 (s, 2 H), 5.17 (d, 2 H, J = 6.1 Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e52
2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]安息香酸の合成
Figure 2006182668
参考例e15を用いて実施例e16と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ8.20 (dd, 1 H, J = 1.8 and 7.9 Hz), 7.73 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.55 (ddd, 1 H, J = 1.8 and 7.5 and 8.3 Hz), 7.46 (s, 1 H), 7.39-7.28 (m, 3 H), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.15 (dd, 1 H, J = 7.5 and 7.9 Hz), 7.10 (d, 1 H, J = 8.3 Hz), 7.05 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.78 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.57-6.46 (m, 2 H), 6.22 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.26 (s, 2 H), 5.20 (d, 2 H, J = 4.6 Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e53
2-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}ベンジル)オキシ]安息香酸の合成
Figure 2006182668
実施例e52と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ8.20 (dd, 1 H, J = 1.8 and 7.9 Hz), 7.73 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.54 (ddd, 1 H, J = 1.8 and 7.5 and 8.3 Hz), 7.42 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 7.35 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.15 (dd, 1 H, J = 7.5 and 7.9 Hz), 7.10 (d, 1 H, J = 8.3 Hz), 7.05 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.78 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.58-6.47 (m, 2 H), 6.22 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.27 (s, 2 H), 5.20 (d, 2 H, J = 4.5 Hz), 2.43 (s, 3 H).
実施例e54
2-[(4-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェノキシ)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
参考例e1の化合物と参考例e23の化合物を用いて実施例e3と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ8.13 (d, 1 H, J = 7.8 Hz), 7.76 (d, 1 H, J = 8.3 Hz), 7.73 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.59 (dd, 1 H, J = 7.6 and 8.3 Hz), 7.41 (dd, 1 H, J = 7.6 and 7.8 Hz), 7.30 (d, 2 H, J = 8.7 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.05 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.92 (d, 2 H, J = 8.7 Hz), 6.75 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.47 (brd, 1 H, J = 15.8 Hz), 6.30 (dt, 1 H, J = 15.8 and 6.2 Hz), 6.19 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.22 (s, 2 H), 5.17 (d, 2 H, J = 6.2 Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e55
2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェノキシ)メチル]安息香酸の合成
Figure 2006182668
実施例e54と同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ8.11 (dd, 1 H, J = 1.3 and 7.8 Hz), 7.77 (d, 1 H, J = 8.3 Hz), 7.73 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.59 (ddd, 1 H, J = 1.3 and 7.7 and 8.3 Hz), 7.39 (dd, 1 H, J = 7.7 J = 7.8 Hz), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.20 (dd, 1 H, J = 7.8 J = 8.2 Hz), 7.04 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 7.03 (d, 1 H, J = 1.8 Hz), 6.95 (d, 1 H, J = 7.8 Hz), 6.95 (dd, 1 H, J = 1.8 and 8.2 Hz), 6.77 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.51-6.44 (m, 2 H), 6.20 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.53 (s, 2 H), 5.18 (d, 2 H, J = 4.6 Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例e56
{2-[(3-{(1E)-3-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]プロプ-1-エン-1-イル}フェノキシ)メチル]フェニル}酢酸の合成
Figure 2006182668
実施例e54と同様にして表題化合物を合成した。
LC-MS R.T. 4.60 min., m/z 466 (M+1)
実施例e57
(4'-{[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ピロール-1-イル]メチル}ビフェニル-2-イル)カルボン酸の合成
Figure 2006182668
窒素気流下、参考例e1−2の化合物(118 mg, 0.64 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5 mL)溶液に炭酸カリウム(150 mg, 1.08 mmol)を加えた後、参考例e24の化合物(195 mg, 0.64 mmol)を加え、60℃で6時間攪拌した。反応溶液に水を加えて、エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 5/1)で精製し、表題化合物のメチルエステル体を得た(140 mg, 53%)。
上記メチルエステル(140 mg)のテトラヒドロフラン(5 mL)、2N水酸化ナトリウム水溶液(2 ml)、メタノール(5 ml)溶液を50℃で5時間攪拌した。室温放冷後、減圧濃縮し、5%硫酸水素カリウム水溶液を加えた。析出した沈殿物を濾過、水で洗浄後、減圧下で乾燥し、表題化合物を得た(130 mg, 97%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.92 (dd, 1 H, J = 1.3 and 7.8 Hz), 7.70 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.53 (ddd, 1 H, J = 1.3 and 7.6 and 7.8 Hz), 7.40 (ddd, 1 H, J = 1.2 and 7.6 and 7.7 Hz), 7.33 (dd, 1 H, J = 1.2 and 7.7 Hz), 7.28 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 7.23 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.19 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 7.05 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.5 Hz), 6.78 (dd, 1 H, J = 1.5 and 4.0 Hz), 6.58-6.47 (m, 2 H), 6.22 (dd, 1 H, J = 2.5 and 4.0 Hz), 5.69 (s, 2 H), 2.43 (s, 3 H).
実施例e58
PPARαまたはγアゴニスト活性の評価
上記実施例e1〜e57で得られた化合物について、前記の実施例d71に記載の方法によりPPARαまたはγアゴニスト活性を評価した。
Figure 2006182668

Figure 2006182668

Figure 2006182668

























<その他の式(1b)、(1c)、(1d)、または(1e)で表される化合物についての参考例及び実施例>
LC-MS分析条件
本体:API 150EX(PE SCIEX社)、イオン化法:ESI
カラム:CombiScreen Hydrosphere C18 S-5μm (4.6x50mm)(YMC社)
A液:0.05%トリフルオロ酢酸水
B液:0.035%トリフルオロ酢酸含有アセトニトリル
流速:3.5ml/min
分析条件;
0.0min → 0.5min:A液 90%一定(B液 10%)
0.5min → 4.2min:A液 90% →10%(B液 10% →90%)
4.2min → 4.4min A液 10%一定(B液 90%)
r.t. = retention time

実施例f1
1−(3−{(1E)−3−[2−(4−メチルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]プロプ−1−エン−1−イル}ベンジル)−5−オキソ−D−プロリンの合成
実施例f1−1
1−(3−ブロモベンジル)−5−オキソ−D−プロリン酸エチルエステルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、(R)−2−ピロリジノン−5−カルボン酸エチルエステル(1.58 g, 10.0 mmol)、3−ブロモベンジルブロミド(2.75 g, 11.0 mmol)のテトラヒドロフラン(50 mL)溶液に氷冷攪拌下、60%水素化ナトリウム(600 mg, 15.0 mmol)を加え、0℃で2時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモミウム水溶液(100 mL)を加え、酢酸エチル(100 mL)で2回抽出した。有機層を水(100 mL)、飽和食塩水(100 mL)で、それぞれ順に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製し、表題化合物を得た(1.20 g, 36%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.42 (d, 1 H, J = 7.7 Hz), 7.36 (s, 1 H), 7.20 (dd, 1 H, J = 7.7 and 7.7 Hz), 7.15 (d, 1 H, J = 7.7 Hz), 4.97 (d, 1 H, J = 15.0 Hz), 4.19-4.10 (m, 2 H), 4.02-3.95 (m, 2 H), 2.60-2.53 (m, 1 H), 2.48-2.40 (m, 1 H), 2.32-2.25 (m, 1 H), 2.14-2.06 (m, 1 H), 1.26 (t, 3 H, J = 7.0 Hz).
実施例f1−2
1−(3−{(1E)−3−[2−(4−メチルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]プロプ−1−エン−1−イル}ベンジル)−5−オキソ−D−プロリンの合成
Figure 2006182668
実施例f1−1の化合物を用いて実施例d-1A-2, d-1Bと同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.72 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.29-7.21 (m, 5 H), 7.09 (d, 1 H, J = 7.0 Hz), 7.04 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.4 Hz), 6.78 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.47-6.41 (m, 2 H), 6.21 (dd, 1 H, J = 2.4 and 4.0 Hz), 5.18 (d, 2 H, J = 5.6 Hz), 5.06 (d, 1 H, J = 14.8 Hz), 3.99-3.94 (m, 2 H), 2.59-2.53 (m, 1 H), 2.48-2.42 (m, 1 H), 2.42 (s, 3 H), 2.30-2.24 (m, 1 H), 2.16-2.12 (m, 1 H).

実施例f2
(4R)−3−(3−{(1E)−3−[2−(4−メチルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]プロプ−1−エン−1−イル}ベンジル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−4−カルボン酸の合成
実施例f2−1
(4R)−3−(3−ブロモベンジル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−4−カルボン酸エチルエステルの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、(L)−セリンメチルエステル塩酸塩(1.56 g, 10.0 mmol)、トリエチルアミン(1.4 mL, 10.0 mmol)のジクロロメタン(30 mL)溶液に氷冷攪拌下、3−ブロモベンズアルデヒド(1.85 g, 10.0 mmol)を加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.40 g, 11.2 mmol)を加えて室温で3時間攪拌した。反応液に6N塩酸水(100 mL)を加え、エーテル(100 mL)で洗浄した。水層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中性にした後、エーテルで抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した後、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣(1.72 g)をN,N−ジメチルホルムアミド(30 mL)に溶解させた後、カルボキシジイミダゾール(1.00 g, 6.20 mmol)を加え、80℃で8時間攪拌した。反応液に水(100 mL)を加え、酢酸エチル(100 mL)で抽出した。有機層を水(100 mL)、飽和食塩水(100 mL)で、それぞれ順に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製し、表題化合物を得た(1.50 g, 47%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.46 (d, 1 H, J = 7.7 Hz), 7.45 (s, 1 H), 7.24 (d, 1 H, J = 7.7 Hz), 7.23 (dd, 1 H, J = 7.7 and 7.7 Hz), 4.85 (d, 1 H, J = 15.0 Hz), 4.47-4.29 (m, 1 H), 4.40-3.36 (m, 1 H), 4.24 (d, 1 H, J = 15.0 Hz), 4.15-4.12 (m, 1 H), 3.77 (s, 3 H).

実施例f2−2
(4R)−3−(3−{(1E)−3−[2−(4−メチルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]プロプ−1−エン−1−イル}ベンジル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−4−カルボン酸の合成
Figure 2006182668
実施例f2−1の化合物を用いて実施例d-1A-2, d-1Bと同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.71 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.29-7.21 (m, 5 H), 7.14 (s, 1 H), 7.06 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.4 Hz), 6.79 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.47-6.41 (m, 2 H), 6.22 (dd, 1 H, J = 2.4 and 4.0 Hz), 5.18 (d, 2 H, J = 5.6 Hz), 4.88 (d, 1 H, J = 14.8 Hz), 4.42-4.33 (m, 2 H), 4.23-4.19 (m, 1 H), 4.07-4.03 (m, 1 H), 2.42 (s, 3 H).


実施例f3
1−(3−{2−[2−(4−メチルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]エトキシ}ベンジル)−D−プロリンの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、(R)−プロリンエチルエステル塩酸塩(45 mg, 0.25 mmol)、(1−{2−[3−(ブロモメチル)フェノキシ]エチル}−1H−ピロール−2−イル)(4−メチルフェニル)メタノン(実施例d35-5)(100 mg, 0.25 mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(5 mL)溶液に、炭酸カリウム(70 mg, 0.50 mmol)を加え、50℃で6時間攪拌した。室温放冷後、反応液に水(50 mL)を加え、酢酸エチル(50 mL)で抽出した。有機層を水(50 mL)、飽和食塩水(50 mL)で、それぞれ順に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 3/1)で精製し、表題化合物のエチルエステル体(70 mg, 61%)を得た。得られたエステル体(70 mg, 0.15 mmol)を用いて実施例d-1Bと同様にして表題化合物(55 mg)を合成した。
LC-MS R.T. 4.04 min., m/z 433 (M+1)

実施例f4
(4R)−3−(3−{2−[2−(4−メチルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]エトキシ}ベンジル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−4−カルボン酸の合成
実施例f4−1
SSJ-2024 3−{2−[2−(4−メチルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]エトキシ}ベンズアルデヒドの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、[1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピロール−2−イル)](4−メチルフェニル)メタノン(実施例d-35-3)(720 mg, 3.14 mmol)、3−ヒドロキシベンズアルデヒド(500 mg, 4.09 mmol)とトリフェニルホスフィン(900 mg, 3.44 mmol)のテトラヒドロフラン(20 mL)溶液に0℃でジエチルアゾジカルボキシレートの40%トルエン溶液(1.60 g, 3.52 mmol)を加え、室温で18時間攪拌した。反応溶液に1N水酸化ナトリウム水溶液(50 mL)を加え、酢酸エチル(50 mL)で2回抽出した。有機層を水(50 mL)、飽和食塩水(50 mL)で、それぞれ順に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 3/1)で精製し、表題化合物を得た(510 mg, 49%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ9.94 (s, 1 H), 7.71 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.45-7.41 (m, 2 H), 7.35 (s, 1 H), 7.25 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.14-7.12 (m, 2 H), 6.78 (dd, 1 H, J = 1.7 and 4.0 Hz), 6.18 (dd, 1 H, J = 2.4 and 4.0 Hz), 4.80 (t, 2 H, J = 5.0 Hz), 4.43 (t, 2 H, J = 5.0 Hz), 2.42 (s, 3 H).
実施例f4−2
(4R)−3−(3−{2−[2−(4−メチルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]エトキシ}ベンジル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−4−カルボン酸の合成
Figure 2006182668
実施例f4−1の化合物を用いて実施例f2−1と同様にして表題化合物のメチルエステル体を合成した。得られたエステル体を用いて実施例d-1Bと同様にして表題化合物を合成した。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.68 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.27-7.20 (m, 3 H), 7.15 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.4 Hz), 6.86-6.78 (m, 4 H), 6.20 (dd, 1 H, J = 2.4 and 4.0 Hz), 4.84 (d, 1 H, J = 14.7 Hz), 4.77-4.73 (m, 2 H), 4.42-4.32 (m, 4 H), 4.20 (d, 1 H, J = 14.7 Hz), 4.08-4.04 (m, 1 H), 2.42 (s, 3 H).

実施例f5
1−(3−{2−[2−(4−メチルベンゾイル)−1H−ピロール−1−イル]エトキシ}ベンジル)−5−オキソ−D−プロリンの合成
Figure 2006182668
窒素気流下、(D)−グルタミン酸ジメチルエステル塩酸塩(211 mg, 1.0 mmol)、トリエチルアミン(0.15 mL, 1.1 mmol)のジクロロメタン(10 mL)溶液に氷冷攪拌下、実施例f4−1の化合物(320 mg, 1.0 mmol)を加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(340 mg, 1.5 mmol)を加えて室温で3時間攪拌した。反応液にメタノール(10 mL)を加えた後、減圧濃縮した。得られた残渣をトルエン(20 mL)に溶解させた後、100℃で8時間攪拌した。反応液に水(50 mL)を加え、酢酸エチル(50 mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水(100 mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製し、表題化合物のエチルエステル体を得た(250 mg, 56%)。得られたエステル体(250 mg, 0.54 mmol)を用いて実施例d-1Bと同様にして表題化合物(242 mg)を合成した。
LC-MS R.T. 4.11 min., m/z 447 (M+1)


参考例g1
2-[3-(2-ヒドロキシエチル)フェノキシ]-2-メチルプロパン酸tert-ブチルの合成
Figure 2006182668
3-ヒドロキシフェネチルアルコール(5.52g, 40.0mmol)をイソプロパノール100mlに溶かして、炭酸カリウム(11.1g, 80.0mmol)、2-ブロモイソブチル酸t-ブチル(17.8g, 80.0mmol)を加えて、90℃で6時間撹拌した。反応液に酢酸エチル100mlを加えて、不溶物は濾別して濾液の溶媒を減圧留去した。残渣はシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製を行うことにより、表題化合物を得た(7.93g, 71%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.17 (dd, 1 H, J = 7.9, 7.9 Hz), 6.83 (d, 1 H, J = 7.9 Hz), 6.75 (s, 1 H), 6.71 (d, 1 H, J = 7.9 Hz), 3.83 (t, 2 H, J = 6.6 Hz), 2.81 (t, 2 H, J = 6.6 Hz), 1.57 (s, 6 H), 1.44 (s, 9 H).
参考例g2
2-[4-(2-ヒドロキシエチル)フェノキシ]-2-メチルプロパン酸tert-ブチルの合成
Figure 2006182668
2-(4-ヒドロキシフェニル)エタノール(13.8g, 100mmol)をエタノール200mlに溶かして、炭酸カリウム(27.6g, 200mmol)、2-ブロモイソブチル酸t-ブチル(23.4g, 105mmol)を加えて、75℃で5時間撹拌した。反応液に酢酸エチル100mlを加えて、不溶物は濾別して濾液の溶媒を減圧留去した。残渣はシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製を行うことにより、表題化合物を得た(13.9g, 50%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.09 (d, 2 H, J = 8.6 Hz), 6.81 (d, 2 H, J = 8.6 Hz), 3.82 (t, 2 H, J = 6.5 Hz), 2.80 (t, 2 H, J = 6.5 Hz), 1.55 (s, 6 H), 1.45 (s, 9 H).
参考例g3
(2R)-2-[3-(2-ヒドロキシエチル)フェノキシ]プロパン酸メチルの合成
Figure 2006182668
参考例g3-1
(2S)-2-{[(4-メチルフェニル)スルホニル]オキシ}プロパン酸メチルの合成
Figure 2006182668
(S)-(-)-乳酸メチル(3.12g, 30.0mmol)をクロロホルム(20ml)、ピリジン(20ml)の混合溶媒中に溶かし撹拌しながら、室温下でp-トルエンスルホニルクロリド(5.72g, 30.0mmol)を加えた。室温で2時間撹拌した後、水を加えてクロロホルムで抽出した。クロロホルム層は、水で2回洗浄して、硫酸マグネシウムで脱水した。濾過を行い、濾液を減圧濃縮することにより、表題化合物を得た(5.80g, 75%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.82 (d, 2 H, J = 8.0 Hz), 7.35 (d, 2 H, J = 8.0 Hz), 4.95 (q, 1 H, J = 7.0 Hz), 3.67 (s, 3 H), 2.45 (s, 3 H), 1.51 (d, 3 H, J = 7.0 Hz).
参考例g3-2
(2R)-2-[3-(2-ヒドロキシエチル)フェノキシ]プロパン酸メチルの合成
Figure 2006182668
3-ヒドロキシフェネチルアルコール(1.78g, 12.9mmol)をイソプロパノール100mlに溶かして、炭酸カリウム(2.67, 19.4mmol)、参考例g3−1で合成した(2S)-2-{[(4-メチルフェニル)スルホニル]オキシ}プロパン酸メチル(4.00g, 15.5mmol)を加えて、90℃で6時間撹拌した。反応液に酢酸エチル100mlを加えて、不溶物は濾別して濾液の溶媒を減圧留去した。残渣はシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製を行うことにより、表題化合物を得た(5.86, 76%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.22 (dd, 1 H, J = 7.9, 7.9 Hz), 6.85 (d, 1 H, J = 7.9 Hz), 6.78 (s, 1 H), 6.72 (d, 1 H, J = 7.9 Hz), 4.77 (q, 1 H, J = 6.8 Hz), 3.85 (t, 2 H, J = 6.5 Hz), 3.76 (s, 3 H), 2.83 (t, 2 H, J = 6.5 Hz).
参考例g4
1H-ベンズイミダゾール-2-イル(4-メチルフェニル)メタノンの合成
Figure 2006182668
ベンズイミダゾール(5.91g, 50.0mmol)、トリエチルアミン(15.2g, 150mmol)を40mlのピリジンに溶かして、室温撹拌下、p-トルオイルクロリド(23.2g, 150mmol)を滴下した。60℃で1時間撹拌を行い、40mlの4N水酸化ナトリウム水溶液を加えて、60℃のまま2時間撹拌を続けた。溶媒を減圧留去して、溶液全体が50ml程度の懸濁液となったので、結晶を濾取して、水-イソプロパノール(3:1)混合溶媒で洗浄した。結晶は酢酸エチルで再結晶することにより、表題化合物を得た(10.9g, 92%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 12.85 (brs, 1 H), 8.53 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 7.94 7.89 (m, 1 H), 7.68 7.63 (m, 1 H), 7.36 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 7.35 7.30 (m, 2 H), 2.46 (s, 3 H).
参考例g5
1H-ベンズイミダゾール-2-イル(4-メトキシフェニル)メタノンの合成
Figure 2006182668
ベンズイミダゾール(6.93g, 58.6mmol)およびトリエチルアミン(14.9g, 147mmol)を40mlのピリジンに溶かして、室温撹拌下、p-メトキシベンゾイルクロリド(25.0, 147mmol)のピリジン(10ml)溶液を滴下した。60℃で3時間撹拌を行い、40mlの4N水酸化ナトリウム水溶液を加えて、60℃のまま2時間撹拌を続けた。溶媒を減圧留去して、溶液全体が50ml程度の懸濁液となったので、結晶を濾取して、水-イソプロパノール(3:1)混合溶媒で洗浄した。結晶は酢酸エチルで再結晶することにより、表題化合物を得た(2.01g, 14%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 10.49 (brs, 1 H), 8.80 (d, 2 H, J = 9.0 Hz), 7.97 (d, 1 H, J = 8.1 Hz), 7.59 (d, 1 H, J = 8.1 Hz), 7.44 (dd, 1 H, J = 7.6, 8.1 Hz), 7.37 (dd, 1 H, J = 7.6, 8.1 Hz), 7.05 (d, 2 H, J = 9.0 Hz), 3.93 (s, 3 H).
実施例g1
2-メチル-2-(4-{2-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ベンズイミダゾール-1-イル]エチル}フェノキシ)プロパン酸の合成
Figure 2006182668
参考例g2で合成した2-[4-(2-ヒドロキシエチル)フェノキシ]-2-メチルプロパン酸tert-ブチル(28.0mg, 0.100mmol)、トリフェニルホスフィン(52.5mg, 0.200mmol)を1mlのテトラヒドロフランに溶かして、ジイソプロピルアゾジカルボキシラート(40%のトルエン溶液、110mg, 0.200mmol)を加えた。溶液は室温撹拌下、参考例4で合成した1H-ベンズイミダゾール-2-イル(4-メチルフェニル)メタノン(23.6mg, 0.100mmol)を加えて、室温のまま2時間撹拌を続けた。溶媒を減圧留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した。濃縮残渣は、2mlのクロロホルムに溶かして、1mlのトリフルオロ酢酸を加えて、50℃で1時間撹拌した。溶液は減圧留去して、トルエンで共沸することにより、表題化合物を得た(21.3mg, 43%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.05 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 7.91 (d, 1 H, J = 7.6 Hz), 7.47 7.37 (m, 3 H), 7.31 (d, 2 H, J = 8.1 Hz), 6.98 (d, 2 H, J = 8.5 Hz), 6.74 (d, 2 H, J = 8.5 Hz), 4.83 (t, 2 H, J = 7.3 Hz).
実施例g1と同様にして、実施例g2からg4までを合成した。
実施例g2
(2R)-2-(3-{2-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ベンズイミダゾール-1-イル]エチル}フェノキシ)プロパン酸の合成
Figure 2006182668
LC-MS R.T. 3.72 min., m/z 443.7 (M+1)
実施例g3
2-メチル-2-(3-{2-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ベンズイミダゾール-1-イル]エチル}フェノキシ)プロパン酸の合成
Figure 2006182668
LC-MS R.T. 3.61 min., m/z 429.4 (M+1)
実施例g4
2-(3-{2-[2-(3-メトキシベンゾイル)-1H-ベンズイミダゾール-1-イル]エチル}フェノキシ)-2-メチルプロパン酸の合成
Figure 2006182668
LC-MS R.T. 3.65 min., m/z 459.1 (M+1)
参考例g6
(4-メチルフェニル)(1-ビニル-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)メタノンの合成
Figure 2006182668
参考例g4で合成した1H-ベンズイミダゾール-2-イル(4-メチルフェニル)メタノン(6.25g, 26.5mmol)を100mlのイソプロパノールに懸濁させて、炭酸カリウム(7.31g, 52.9mmol)、1-ブロモ-2-クロロエタン(19.0g, 133mmol)を加えて、70℃で16時間撹拌した。反応液に酢酸エチル100mlを加えて、不溶物は濾別して濾液の溶媒を減圧留去した。残渣はシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製を行った。濃縮残渣を30mlのジメチルスルホキシドに溶かして、DBU(15.2g, 100mmol)を加えて、80℃で4時間撹拌した。反応液に1N希塩酸を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層は、2回水洗して硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過を行い、濾液を減圧濃縮することにより得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することにより、表題化合物を得た(4.23g, 64%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.24 (d, 2 H, J = 8.4 Hz), 7.94 (d, 1 H, J = 8.0 Hz), 7.75 (d, 1 H, J = 8.0 Hz), 7.62 (dd, 1 H, J = 8.8, 15.6 Hz), 7.48 (dd, 1 H, J = 7.6, 8.0 Hz), 7.41 (dd, 1 H, J = 7.6 Hz, 8.0 Hz), 7.34 (d, 2 H, J = 8.4 Hz), 5.62 (d, 1 H, J = 15.6 Hz), 5.40 (d, 1 H , J = 8.8 Hz), 2.46 (s, 3 H).
参考例g7
(4-メトキシフェニル)(1-ビニル-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)メタノンの合成
Figure 2006182668
参考例g5で合成した1H-ベンズイミダゾール-2-イル(4-メトキシフェニル)メタノン(6.25g, 26.5mmol)を20mlのテトラヒドロフランに懸濁させて、炭酸カリウム(4.24g, 30.7mmol)、1-ブロモ-2-クロロエタン(4.41g, 30.7mmol)を加えて、70℃で5時間撹拌した。反応液に酢酸エチル100mlを加えて、不溶物は濾別して濾液の溶媒を減圧留去した。残渣は20mlのジメチルスルホキシドに溶かして、DBU(4.57g, 30.0mmol)を加えて、70℃で2時間撹拌した。反応液に1N希塩酸を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層は、2回水洗して硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過を行い、濾液を減圧濃縮することにより得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することにより、表題化合物を得た(1.10g, 64%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.39 (d, 2 H, J = 9.0 Hz), 7.94 (d, 1 H, J = 8.0 Hz), 7.75 (d, 1 H, J = 8.0 Hz), 7.60 (dd, 1 H, J = 9.0, 15.6 Hz), 7.47 (dd, 1 H, J = 7.6, 8.0 Hz), 7.41 (dd, 1 H, J = 7.6, 8.0 Hz), 7.02 (d, 2 H, J = 9.0 Hz), 5.61 (d, 1 H, J = 15.6 Hz), 5.39 (d, 1 H, J = 8.8 Hz), 3.91 (s, 3 H).
参考例g8
2-(3-ヨードフェノキシ)-2-メチルプロパン酸の合成
Figure 2006182668
m-ヨードフェノール(4.40 g, 20.0 mmol)を100mlのアセトンに溶かして、水酸化ナトリウム(4.80g, 120mmol)、2-ブロモイソブチル酸(5.01g, 30.0mmol)を加えて、50℃で3時間撹拌した。反応液を室温へ放冷した後、1N希塩酸を加えて中和して、酢酸エチルで抽出した。有機層は、1N希塩酸で洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過を行い、濾液を減圧濃縮することにより得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することで、表題化合物を得た(4.42g, 72%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.41 (d, 1 H, J = 7.7 Hz), 7.32 (s, 1 H), 7.01 (dd, 1 H, J = 7.7, 8.3 Hz), 6.90 (d, 1 H, J = 8.3 Hz), 1.61 (s, 6 H).
参考例g9
(2S)-2-(3-ヨードフェノキシ)プロパン酸の合成
Figure 2006182668
参考例g9−1
(1R)-1-メチル-2-モルホリン-4-イル-2-オキソエチル-4-メチルベンゼンスルホナートの合成
Figure 2006182668
窒素雰囲気下、D−(+)−乳酸メチル(20.8 g, 200 mmol)とモルホリン(19.1 ml, 220 mmol)に氷冷攪拌下で水素化ナトリウム(60% in parafin liquid)(800 mg, 20.0 mmol)を少しずつ加えた後50℃で3時間加熱攪拌した。室温冷却後トルエンで共沸させて過剰のモルホリンを除去し、減圧乾燥し乳酸モルホリンアミド(32.1 g)を得た。
続いて窒素雰囲気下、水素化ナトリウム(60% in parafin liquid)(8.41 g, 210 mmol)のテトラヒドロフラン(120 ml)懸濁液に、氷冷攪拌下先程の乳酸モルホリンアミド(32.1 g)のテトラヒドロフラン(150 ml)溶液を滴下後50℃で30分加熱攪拌した。氷冷後、塩化p−トルエンスルホニル(45.8 g, 234 mmol)のテトラヒドロフラン(180 ml)溶液を滴下し、室温で4時間攪拌した。1N塩酸水を加えた後酢酸エチルで抽出し、有機層を水および飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧留去した。油状の残渣にジエチルエーテルを加え、析出した結晶を濾取し、ジエチルエーテルで洗浄後、減圧乾燥して白色固体の表題化合物(36.1 g, 58%)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.81 (d, 2 H, J = 8.0 Hz), 7.35 (d, 2 H, J = 8.0 Hz), 5.27 (q, 1 H, J = 6.8 Hz), 3.64-3.46 (m, 8 H), 2.46 (s, 3 H), 1.47 (d, 3 H, J = 6.8 Hz).
参考例g9−2
4-[(2S)-2-(3-ヨードフェノキシ)プロパノイル]モルホリンの合成
Figure 2006182668
m−ヨードフェノール(11.0 g, 50.0 mmol)のジメチルフォルムアミド(100 ml)溶液に、炭酸カリウム(10.0 g, 72.4 mmol)を加えた後、(1R)−1−メチル−2−モルホリン−4−イル−2−オキソエチル 4−メチルベンゼンスルホナート(16.45 g, 52.5 mmol)を加え、50℃で3時間加熱攪拌した。室温放冷後反応液に5%硫酸水素カリウム水溶液を加え。酢酸エチルで2回抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルで再結晶し、白色固体の表題化合物(15.40 g, 85 %)を得た。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ7.32 (dd, 1 H, J = 1.7 and 7.8 Hz), 7.25 (dd, 1 H, J = 1.7 and 2.4 Hz), 7.00 (dd, 1 H, J = 7.8 and 8.1 Hz), 6.87 (dd, 1 H, J = 2.4 and 8.1 Hz), 4.92 (q, 1 H, J = 6.8 Hz), 3.67 - 3.46 (m, 8 H), 1.60 (d, 3 H, J = 6.8 Hz).
参考例g9−3
(2S)-2-(3-ヨードフェノキシ)プロパン酸の合成
Figure 2006182668
4−[(2S)−2−(3−ヨードフェノキシ)プロパノイル]モルホリン(3.00 g, 8.31 mmol)をTHF(50 ml)−メタノール(50 ml)に溶かして、2 N水酸化リチウム水溶液(50 ml)を加えて、60℃で3時間攪拌した。室温に温度を下げた後、1 N水酸化ナトリウム水溶液を加えて、水層をヘキサン−酢酸エチル(3 : 1)混合溶媒で洗浄した。水層は、濃塩酸を滴下することによって、酸性にして、酢酸エチルで抽出した。有機層は、1 N希塩酸、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して表題化合物を得た(2.51 g, quant.)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.33 (d, 1 H, J = 7.8 Hz), 7.26 (s, 1 H), 7.00 (dd, 1 H, J = 7.8, 8.3 Hz), 6.85 (d, 1 H, J = 8.3 Hz), 4.77 (q, 1 H, J = 6.9 Hz), 1.65 (d, 3 H, J = 6.9 Hz).
参考例g9と同様にして、参考例g10の化合物を合成した。
参考例g10
(2R)-2-(3-ヨードフェノキシ)プロパン酸の合成
Figure 2006182668
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.33 (d, 1 H, J = 7.8 Hz), 7.26 (s, 1 H), 7.00 (dd, 1 H, J = 7.8, 8.3 Hz), 6.85 (d, 1 H, J = 8.3 Hz), 4.77 (q, 1 H, J = 6.9 Hz), 1.65 (d, 3 H, J = 6.9 Hz).
参考例g11
(5-メトキシ-1-ビニル-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノンの合成
Figure 2006182668
参考例g11−1
2-[(2-ニトロ-4-メトキシフェニル)アミノ]エタノールの合成
Figure 2006182668
4-クロロ-3-ニトロアニソール(188mg, 1.00mmol)を3mlの2-アミノエタノールに溶かして、トリエチルアミン(202mg, 2.00mmol)を加えて、110℃で4時間撹拌した。溶液は室温へ放冷して、水を加え酢酸エチルで抽出した。濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物を得た(194mg, 91%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.15 (brs, 1 H), 7.63 (d, 1 H, J = 3.1 Hz), 7.16 (dd, 1 H, J = 3.1, 9.4 Hz), 6.89 (d, 1 H, J = 9.4 Hz), 3.93 (t, 2 H, J = 5.4 Hz), 3.80 (s, 3 H), 3.51 (t, 2 H, J = 5.4 Hz).
参考例g11−2
2-[(2-アミノ-4-メトキシフェニル)アミノ]エタノールの合成
Figure 2006182668
参考例g11−1で合成した2-[(2-ニトロ-4-メトキシフェニル)アミノ]エタノール(3.52g, 16.6mmol)を120mlのメタノールに懸濁させて、300mgのパラジウムカーボン(10%パラジウム)を加えた。反応液は、常圧水素下、室温で6時間撹拌した。セライトを通して濾過を行い、濾液の溶媒を減圧留去することにより、表題化合物を得た(3.01g, quant.)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 6.68 (d, 1 H, J = 8.4 Hz), 6.35 (d, 1 H, J = 8.4 Hz), 6.32 (brs, 1 H), 3.83 (t, 2 H, J = 5.1 Hz), 3.74 (s, 3 H), 3.22 (t, 2 H, J = 5.1 Hz), 2.84 (m, 3 H).
参考例g11−3
2-(5-メトキシ-1H-ベンズイミダゾール-1-イル)エタノールの合成
Figure 2006182668
23mlのジエトキシメチルアセテートを0℃で撹拌しながら、参考例g11−2で合成した2-[(2-アミノ-4-メトキシフェニル)アミノ]エタノール(2.97g, 16.3mmol)を加えた。室温へ昇温して、2時間撹拌を続けた。反応溶液に5mlのメタノールを加えて、さらに1時間撹拌した。反応溶液の溶媒を減圧留去して、濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することにより、表題化合物を得た(2.74g, 87%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 7.72 (s, 1 H), 7.21 (d, 1 H, J = 8.7 Hz), 6.85 (d, 1 H, J = 8.7 Hz), 6.81 (s, 1 H), 4.23 (t, 2 H, J = 5.2 Hz), 4.02 (t, 2 H, J = 5.2 Hz), 3.78 (s, 3 H), 2.09 (s, 1 H).
参考例g11−4
1-(2-クロロエチル)-5-メトキシ-1H-ベンズイミダゾールの合成
Figure 2006182668
参考例g11−3で合成した2-(5-メトキシ-1H-ベンズイミダゾール-1-イル)エタノール(3.37g, 17.5mmol)を100mlのクロロホルムに溶かして、室温撹拌した。溶液中に、塩化チオニル(10.4g, 87.7mmol)を滴下した後、60℃で3時間撹拌した。反応溶液の溶媒を減圧留去することにより、表題化合物を得た(4.69g,定量的)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 10.30 (s, 1 H), 7.57 (d, 1 H, J = 8.7 Hz), 7.35 (s, 1 H), 7.18 (d, 1 H, J = 8.7 Hz), 5.00 (t, 2 H, J = 5.2 Hz), 4.15 (t, 2 H, J = 5.2 Hz), 3.89 (s, 3 H).
参考例g11−5
5-メトキシ-1-ビニル-1H-ベンズイミダゾールの合成
Figure 2006182668
参考例g11−4で合成した1-(2-クロロエチル)-5-メトキシ-1H-ベンズイミダゾール(4.69g, 18.9mmol)を30mlのジメチルスルホキシドに溶かして、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン (DBU, 8.67g, 56.9mmol)を加えた。80℃で3時間撹拌した後、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層は、2回水洗して硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過を行い、濾液の溶媒を減圧留去した。濃縮残渣は、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物を得た(2.26g, 74%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.07 (s, 1 H), 7.44 (d, 1 H, J = 8.9 Hz), 7.29 (s, 1 H), 7.09 (dd, 1 H, J = 8.8, 15.8 Hz), 6.99 (d, 1 H, J = 8.9 Hz), 5.50 (d, 1 H, J = 15.8 Hz), 5.05 (d, 1 H, J = 8.8 Hz), 3.88 (s, 3 H).
参考例g11−6
(5-メトキシ-1-ビニル-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)(4-メチルフェニル)メタノンの合成
Figure 2006182668
参考例g11−5で合成した5-メトキシ-1-ビニル-1H-ベンズイミダゾール(686mg, 3.94mmol)を10mlのテトラヒドロフランに溶かして、-78℃で撹拌した。溶液中に1.6Mのn-ブチルリチウム(3.0ml, 4.7mmol)を滴下して、-78℃のまま1時間撹拌した。次に、N-メトキシ-N,4-ジメチルベンズアミド(1.06g, 5.91mmol)を加えた後、反応温度を室温へ昇温して2時間撹拌した。反応液に水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層は、2回水洗して硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過を行い、濾液の溶媒を減圧留去した。濃縮残渣は、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物を得た(970mg, 84%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.23 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 7.63 (dd, 1 H, J = 8.8, 15.6 Hz), 7.62 (d, 1 H, J = 9.1 Hz), 7.34 (s, 1 H), 7.32 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 7.11 (d, 1 H, J = 9.1 Hz), 5.57 (d, 1 H, J = 15.6 Hz), 5.35 (d, 1 H, J = 8.8 Hz), 3.88 (s, 3 H), 2.45 (s, 3 H).
実施例g5
(2S)-2-(3-{(E)-2-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ベンズイミダゾール-1-イル]ビニル}フェノキシ)プロパン酸の合成
Figure 2006182668
参考例g6で合成した(4-メチルフェニル)(1-ビニル-1H-ベンズイミダゾール-2-イル)メタノン(262mg, 1.00mmol)を5mlのジメチルホルムアミドに溶かした。溶液に、(2S)-2-(3-ヨードフェノキシ)プロパン酸(参考例g9参照、292mg, 1.00mmol)、酢酸パラジウム(22.5mg, 0.100mmol)、ジシクロヘキシルメチルアミン(391mg, 2.00mmol)、トリエチルベンジルアンモニウムクロリド(228mg, 1.00mmol)をそれぞれ加えて、70℃で5時間撹拌した。反応液を室温へ放冷して、1N希塩酸を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層は、1N希塩酸で洗浄して硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過を行い、濾液の溶媒を減圧留去した。濃縮残渣は、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することによって、表題化合物を得た(220mg, 52%)。
1H NMR (CDCl3, 400 MHz) δ 8.19 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 8.01 (d, 1 H, J = 14.5 Hz), 7.94 (d, 1 H, J = 8.0 Hz), 7.75 (d, 1 H, J = 8.0 Hz), 7.47 (dd, 1 H, J = 7.6, 8.0 Hz), 7.40 (dd, 1 H, J = 7.6, 8.0 Hz), 7.31 (d, 2 H, J = 8.2 Hz), 7.25 (dd, 1 H, J = 7.7, 8.1 Hz), 7.13 (d, 1 H, J = 7.7 Hz), 7.06 (s, 1 H), 6.92 (d, 1 H, J = 14.5 Hz), 6.82 (d, 1 H, J = 8.1 Hz), 4.81 (q, 1 H, J = 6.8 Hz), 2.43 (s, 3 H), 1.64 (d, 3 H, J = 6.8 Hz).
実施例g5と同様にして、実施例g6からg9の化合物を合成した。
実施例g6
2-メチル-2-(3-{(E)-2-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ベンズイミダゾール-1-イル]ビニル}フェノキシ)プロパン酸の合成
Figure 2006182668
LC-MS R.T. 4.49 min., m/z 441.2 (M+1)
実施例g7
(2R)-2-(3-{(E)-2-[2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ベンズイミダゾール-1-イル]ビニル}フェノキシ)プロパン酸の合成
Figure 2006182668
LC-MS R.T. 4.40 min., m/z 426.9 (M+1)
実施例g8
2-(3-{(E)-2-[5-メトキシ-2-(4-メチルベンゾイル)-1H-ベンズイミダゾール-1-イル]ビニル}フェノキシ)-2-メチルプロパン酸の合成
Figure 2006182668
LC-MS R.T. 5.64 min., m/z 471.2 (M+1)
実施例g9
2-(3-{(E)-2-[2-(4-メトキシベンゾイル)-1H-ベンズイミダゾール-1-イル]ビニル}フェノキシ)-2-メチルプロパン酸の合成
Figure 2006182668
LC-MS R.T. 4.40 min., m/z 457.2 (M+1)
上記式(1b)〜(1e)に該当する化合物をdb/dbマウスに対し投与し、血糖降下作用、トリグリセリド低下作用、およびHDL−コレステロール上昇作用を評価することで、本発明化合物の高脂血症、動脈硬化、および/またはメタボリックシンドローム治療に対する効果を評価した。以下の表にはPPARαおよびγアゴニスト活性についても併せて挙げてあるが、その試験方法は上記実施例d71またはe58に記載のものを挙げたか、または同じ方法で再試験を行って得たものである。但し再試験して得られたデータは形質転換効率の補正を行っていない。長期間に渡り試験毎の形質転換効率に大きな変動がなかったためである。
db/dbマウスに対する投与効果の検討

5から7週齢の雄性db/dbマウスを購入し、予備飼育の後、6から8週齢で実験に供した。各化合物は0.5% メチルセルロース溶液に溶解または懸濁し、1日1回(30mg/kg)、2週間連日強制経口投与した。最終投与の翌日に尾静脈より血液を採取し、過塩素酸による除蛋白後、遠心した上清中のグルコース濃度をグルコースCIIテストワコー(和光純薬工業)を用いて測定し、血糖値とした。最終投与の翌日に別途採取した血液から血清を分離し、トリグリセリド濃度、HDL−コレステロール濃度をCHEM1バイオケミカルナライザー(Bayer Corp)により測定した。血糖降下作用、トリグリセリド低下作用、HDL−コレステロール上昇作用を以下の式により計算した。

血糖降下作用(表中では血糖降下と略、%)={(vehicle群の血糖値)−(被験物質投与群の血糖値)}×100/(vehicle群の血糖値)

トリグリセリド低下作用(表中ではTG低下と略、%)={(vehicle群の血清トリグリセリド濃度)−(被験物質投与群の血清トリグリセリド濃度)}×100/(vehicle群の血清トリグリセリド濃度)

HDL−コレステロール上昇作用(表中ではHDL上昇と略、%)={(被験物質投与群の血清HDL−コレステロール濃度)−(vehicle群の血清HDL−コレステロール濃度)}×100/(vehicle群の血清HDL−コレステロール濃度)
Figure 2006182668
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Figure 2006182668
Figure 2006182668
動物モデルでのメトホルミンとの併用効果の評価
本発明の化合物もしくはそのプロドラッグまたはそれらの塩、特に前記表15〜25に挙げた化合物、およびメトホルミンを0.5% カルボメチルセルロース溶液に溶解または懸濁し、7から8週齢の雄性db/dbマウスに最終投与量として、被検物質およびメトホルミンがそれぞれ30 mg/kg、400 mg/kgとなるよう1日1回2週間強制経口投与する。最終日に、尾静脈より採取した血液に直ちに過塩素酸を添加して除蛋白処置を施した後、グルコースCIIテストワコー(和光純薬工業)を用いて血糖値を測定する。また、上記実施例3のdb/dbマウスに対する投与効果の検討と同様にトリグリセリド低下作用およびHDL−コレステロール上昇作用を測定する。
血糖降下作用、トリグリセリド低下作用、およびHDL−コレステロール上昇作用を以下の計算式により導く。
血糖降下作用(%)={Vehicle投与群の血糖値(最終日)−被験物質投与群の血糖値(最終日)}/Vehicle投与群の血糖値(最終日)×100

トリグリセリド低下作用(%)={Vehicle投与群の血清トリグリセリド濃度(最終日)−被験物質投与群の血清トリグリセリド濃度(最終日)}/Vehicle投与群の血清トリグリセリド濃度(最終日)×100

HDL−コレステロール上昇作用(%)={(被験物質投与群の血清HDL−コレステロール濃度(最終日))−(Vehicle投与群の血清HDL−コレステロール濃度(最終日))}/Vehicle投与群の血清HDL−コレステロール濃度(最終日)×100
式(1b)、(1c)、(1d)、または(1e)で表される化合物もしくはそのプロドラッグまたはそれらの塩は、高脂血症、動脈硬化、および/またはメタボリックシンドロームの予防または治療剤として有用である。

Claims (1)

  1. 下式(1b)、(1c)、(1d)、または(1e)で表される化合物もしくはそのプロドラッグまたはそれらの塩を含有する、高脂血症、動脈硬化、および/またはメタボリックシンドロームの予防または治療剤。
    式(1b)で表される化合物:
    Figure 2006182668
    (式中、環Zbは、置換されてもよいピロール環、置換されてもよいピラゾール環、置換されてもよいイミダゾール環、置換されてもよいトリアゾール環、置換されてもよいインドール環、置換されてもよいインダゾール環、または置換されてもよいベンズイミダゾール環を表し、
    2bは、単結合、−SO−、−SO2−、−CONR2b−、−SO2NR2b−、置換されてもよい、さらにメチレンの2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよいC1−C4アルキレン、置換されてもよい、さらにメチレンの2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよいC2−C4アルケニレン、または置換されてもよい、さらにメチレンの2個の水素原子が酸素原子で置換されカルボニルを形成してもよいC2−C4アルキニレンを表し、
    Ar2bは、置換されてもよいアリール、または置換されてもよいヘテロアリールを表し、
    1bは、置換されてもよいC1−C5アルキレン、置換されてもよいC2−C5アルケニレン、置換されてもよいC2−C5アルキニレン、−Yb−W3b−(式中、Ybは、酸素原子、硫黄原子、またはNR2bを表し、W3bは、置換されてもよいC1−C4アルキレン、置換されてもよいC2−C4アルケニレン、または置換されてもよいC2−C4アルキニレンを表す。)、式(2b)
    Figure 2006182668
    または、式(3b)
    Figure 2006182668
    (式中、m1b、m2b,n1b,n2bは0から3の整数を表し、l1b,l2bは1から3の整数を表す。)を表し、
    Ar1bは、置換されてもよいアリーレン、または置換されてもよいヘテロアリーレンを表し、
    1bは、−SO2−、−CONR3bSO2−、−NR3bSO2−、−NR3bCO−、−SO2NR3bCO−、−SO2NR3b−、−CONR3b−、−OCONR3b−、−NR3bCONR4b−、−NR3b−C(−NR4b5b)=N−、−NR3bCO−O−、−O−CO−O−、−SO2−O−または−Y2b−W4b−(式中、Y2bは硫黄原子、−NR3bCO−、−CONR3b−、−C(R6b)=N−O−、−NR6b−、−N(CO−O−R6b)−、−N(CO−R6b)−、−N(SO2−R6b)−、または−N(CO−NR3b−R6b)−を表し、W4bは置換されてもよいC1−C4アルキレンを表す)を表し、
    1bは、カルボキシル、アルコキシカルボニル、置換されてもよいカルバモイル、置換されてもよい環状アミノカルボニル、置換されてもよいアルキルスルホニルカルバモイル、置換されてもよいアリールスルホニルカルバモイル、置換されてもよいヘテロアリールスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、2,4−オキサゾリジンジオン−5−イル、もしくはシアノより選択される置換基を有し、さらに、置換されてもよいC1−C4アルキル、ハロゲン原子、ハロゲンで置換されてもよいアルコキシ、もしくはアミノ酸の側鎖より選択される一つあるいは複数の置換基で置換されてもよい、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、またはC2−C4アルキニルを表すか、
    あるいは式(4b)または式(5b)
    Figure 2006182668
    Figure 2006182668
    (式中、R30bはカルボキシル、アルコキシカルボニル、置換されてもよいカルバモイル、置換されてもよい環状アミノカルボニル、置換されてもよいアルキルスルホニルカルバモイル、置換されてもよいアリールスルホニルカルバモイル、置換されてもよいヘテロアリールスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、2,4−オキサゾリジンジオン−5−イル、またはシアノを表し、Y3bは単結合、酸素原子、置換されてもよい窒素原子を表し、置換基R7bは水酸基、アルキル、アルコキシ、アルキルアミノを表し、m3b、n3bは1から4の整数、o3は0から2の整数を表す。)を表し、
    また、R1b−X1b部分は、式(6b)
    Figure 2006182668
    (式中、X2bは、X1bが−SO2−、−CO−、−CONR4b−、−CO−O−、または−Y2b−W4b−(式中、Y2bは−CO−、単結合を表し、W4bは置換されてもよいC1−C4アルキレン基を表す)を表し、X3bは、単結合、あるいは置換されてもよいC1−C4アルキレンを表し、R20bは、カルボキシル、アルコキシカルボニル、置換されてもよいカルバモイル、置換されてもよい環状アミノカルボニル、置換されてもよいアルキルスルホニルカルバモイル、置換されてもよいアリールスルホニルカルバモイル、置換されてもよいヘテロアリールスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、2,4−オキサゾリジンジオン−5−イル、またはシアノを表し、R21bは、置換されてもよいC1−C4アルキル、またはオキソを表し、m4b、n4bは1から4の整数を表し、Y3bは前記と同じ意味を表す。)を表す。
    2b、R3b、R4b、R5bは、同一または異なって、水素原子、アルキルまたは置換されてもよいアラルキルを表し、
    6bはアルキル、置換されてもよいアリール、置換されてもよいヘテロアリール、または置換されてもよいアラルキルを表す。)

    式(1c)で表される化合物:
    Figure 2006182668
    (式中、環Zcは式(2c):
    Figure 2006182668
    (R2c、R3cはそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C10アルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、もしくはハロゲン原子を表すか、または、R2cおよびR3cは互いに結合して、置換されていてもよい環を形成してもよい)の一つを表し、
    Ar1cは、置換されていてもよいアリーレン、または置換されていてもよいヘテロアリーレンを表し、
    Ar2cは、置換されていてもよいアリール、または置換されていてもよいヘテロアリールを表し、
    1cは、置換されていてもよいC1−C5アルキレン、置換されていてもよいC2−C5アルケニレン、置換されていてもよいC2−C5アルキニレン、または−Yc−W2c−(式中、Ycは、酸素原子、硫黄原子、もしくはNRcを表し、W2cは、置換されていてもよいC1−C5アルキレン、置換されていてもよいC2−C5アルケニレン、もしくは置換されていてもよいC2−C5アルキニレンを表し、Rcは、水素原子、C1−C4アルキル、または置換されていてもよいアリールC1−C4アルキルを表す。)を表し、
    1cは、単結合、酸素原子、硫黄原子、または
    Figure 2006182668
    を表し、
    1cは〈1〉C1−C5アルキレン、〈2〉ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよいアリールC1−C4アルキルオキシ、ホルミルアミノ、C2−C6アルカノイルアミノ、C1−C4アルキルで置換されていてもよいオキシカルボニルオキシ、C1−C4アルキルで置換されていてもよいオキシカルボニルアミノ、C1−C4アルキルで置換されていてもよいカルバモイルオキシ、水酸基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ、ハロゲン原子もしくはシアノから選ばれるいずれかの基で置換されたC1−C5アルキレン、〈3〉C2−C5アルケニレン、〈4〉ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ、水酸基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ、ハロゲン原子もしくはシアノから選ばれるいずれかの基で置換されたC2−C5アルケニレン、〈5〉C2−C5アルキニレン、〈6〉ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ、水酸基、C1−C4アルキルカルボニルオキシ、ハロゲン原子もしくはシアノから選ばれるいずれかの基で置換されたC2−C5アルキニレン、または〈7〉ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルキル、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−C4アルコキシ、もしくはオキソから選ばれるいずれかの基で置換されていてもよい、環状構造を含有するC3−C8アルキレンを表し;
    1cは、カルボキシル、置換されていてもよいC1−C4アルキルスルホニルカルバモイル、置換されていてもよいアリールスルホニルカルバモイル、またはテトラゾリルより選択される置換基を表す。)。

    式(1d)で表される化合物:
    Figure 2006182668
    (式中、環Zdは、置換されていてもよいヘテロアリールを表し、
    1dは、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、置換されていてもよいカルバモイル基、置換されていてもよい環状アミノカルボニル基、置換されていてもよいアルキルスルホニルカルバモイル基、置換されていてもよいアリールスルホニルカルバモイル基、またはテトラゾリル基を表し、
    1dおよびW2dは、置換されていてもよい低級アルキレンを表し、
    Ar1dは、置換されていてもよいアリーレン、または置換されていてもよいヘテロアリーレンを表し、
    3dは、単結合、低級アルキレン、低級アルケニレン、または−Y1d−W5d−(式中、Y1dは、酸素原子、硫黄原子、−S(O)−または−S(O)2−を表し、W5dは、低級アルキレン、または低級アルケニレンを表す)を表し、
    4dは、単結合、−NR10d−、−NR10d−W6d−(式中、R10dは、水素原子、または置換されていてもよい低級アルキルを表し、W6dは、低級アルキレンを表す)、低級アルキレン、または低級アルケニレンを表し、
    Ar2dは、置換されていてもよいアリール、または置換されていてもよいヘテロアリールを表す)。

    式(1e)で表される化合物:
    Figure 2006182668
    〔式中、R2eは、一つあるいは複数あってもよく、独立して水素原子、置換されてもよい低級アルキル、置換されてもよいアリール、またはハロゲン原子を表し、
    Ar1eは、置換されてもよいアリール、または置換されてもよいヘテロアリールを表し、
    2eは、置換されてもよい低級アルキレン、置換されてもよい低級アルケニレン、または−Y1e−W6e−(式中、Y1eは、酸素原子、硫黄原子、−S(O)−または−S(O)2−を表し、W6eは、置換されてもよい低級アルキレン、または置換されてもよい低級アルケニレンを表す)を表し、
    Ar2eは、置換されてもよいアリーレン、または置換されてもよいヘテロアリーレンを表し、
    Ar3eは、置換されてもよいアリーレン、または置換されてもよいヘテロアリーレンを表し、
    3eは、単結合、置換されてもよい低級アルキレン、置換されてもよい低級アルケニレン、−Y2e−W7e−、または−W7e−Y2e−(式中、Y2eは、酸素原子、硫黄原子、−S(O)−、−S(O)2−、−NR11e−、−CONR11e−、−NR11eCO−、(式中、R11eは、水素原子、または置換されてもよい低級アルキルを表す)を表し、W7eは、置換されてもよい低級アルキレン、または置換されてもよい低級アルケニレンを表す)を表し、
    4eは、単結合、置換されてもよい低級アルキレン、または−W8e−Y3e−(式中、Y3eは、酸素原子、硫黄原子、−S(O)−、−S(O)2−を表し、W8eは、置換されてもよい低級アルキレン、または置換されてもよい低級アルケニレンを表す)を表し、
    1eは、水素原子、または置換されてもよい低級アルキルを表す。〕。
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