JP2006182229A - 二輪車 - Google Patents
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Abstract
【課題】 小型に構成できるとともに運動性能を確保できる、二輪車を提供する。
【解決手段】 二輪車10は、燃料電池システム100を搭載した二輪車であって、ヘッドパイプ14、およびヘッドパイプ14から後方に延びるフロントフレーム16を備える。燃料電池システム100は、フロントフレーム16の下方に配置されかつ複数の燃料電池セル104を含むセルスタック102、フロントフレーム16の下方かつセルスタック102の上方に設けられ、セルスタック102からのメタノール水溶液を冷却するラジエータ112、およびラジエータ112と前後方向に重ならないようにフロントフレーム16の下方かつセルスタック102の上方に設けられ、セルスタック102からの水分を含む排気を冷却するラジエータ114を備える。
【選択図】 図2
【解決手段】 二輪車10は、燃料電池システム100を搭載した二輪車であって、ヘッドパイプ14、およびヘッドパイプ14から後方に延びるフロントフレーム16を備える。燃料電池システム100は、フロントフレーム16の下方に配置されかつ複数の燃料電池セル104を含むセルスタック102、フロントフレーム16の下方かつセルスタック102の上方に設けられ、セルスタック102からのメタノール水溶液を冷却するラジエータ112、およびラジエータ112と前後方向に重ならないようにフロントフレーム16の下方かつセルスタック102の上方に設けられ、セルスタック102からの水分を含む排気を冷却するラジエータ114を備える。
【選択図】 図2
Description
この発明は二輪車に関し、より特定的には、直接メタノール型燃料電池システムを搭載した二輪車に関する。
従来、燃料電池セルスタックを車両中心部の底部に配置した燃料電池二輪車が提案されており、その一例が特許文献1において開示されている。
特許文献1では、燃料電池を改質器や二次電池とともにフロア下に配置し、自動二輪車の低重心化が図られている。
特開2001−354179号公報
特許文献1では、燃料電池を改質器や二次電池とともにフロア下に配置し、自動二輪車の低重心化が図られている。
しかし、特許文献1の二輪車では、燃料電池の前方にラジエータが配置されており、ホイールベースが長くなってしまう。したがって、車両が大きくなるとともに、運動性能が悪くなるという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、小型に構成できるとともに運動性能を確保できる、二輪車を提供することである。
それゆえに、この発明の主たる目的は、小型に構成できるとともに運動性能を確保できる、二輪車を提供することである。
上述の目的を達成するために、請求項1に記載の二輪車は、燃料電池システムを搭載した二輪車であって、ヘッドパイプ、およびヘッドパイプから後方に延びる第1フレームを備え、燃料電池システムは、第1フレームの下方に配置されかつ複数の燃料電池セルを含む燃料電池セルスタック、第1フレームの下方かつ燃料電池セルスタックの上方に設けられ、燃料電池セルスタックに供給される燃料水溶液を冷却する第1ラジエータ、および第1フレームの下方かつ燃料電池セルスタックの上方に設けられ、燃料電池セルスタックからの水分を含む排気を冷却する第2ラジエータを備える。
請求項2に記載の二輪車は、請求項1に記載の二輪車において、第1ラジエータと第2ラジエータとは一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の二輪車は、請求項1に記載の二輪車において、第2ラジエータは、水分を含む排気を上方向または下方向に送る複数の第1パイプ部と、複数の第1パイプ部より下側に設けられかつ複数の第1パイプ部の隣り合う端部を接続する第2パイプ部とを含むことを特徴とする。
請求項4に記載の二輪車は、請求項1に記載の二輪車において、各燃料電池セルの主面が鉛直方向に設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の二輪車は、請求項1に記載の二輪車において、燃料電池セルスタックに供給すべき燃料水溶液を収容する水溶液タンクをさらに備え、第2ラジエータはパイプを有し、パイプの上端が水溶液タンク内の液面より上に位置することを特徴とする。
請求項6に記載の二輪車は、請求項1に記載の二輪車において、第1フレームに接続される第2フレームをさらに備え、第1フレームと第2フレームとの接続部より下側に燃料電池セルスタック、第1ラジエータおよび第2ラジエータを配置できるように、第1フレームは第2フレームの下端部以外の位置に接続されることを特徴とする。
請求項7に記載の二輪車は、請求項1に記載の二輪車において、燃料電池セルスタックのカソード出口が燃料電池セルスタックの前面に設けられることを特徴とする。
請求項8に記載の二輪車は、請求項1に記載の二輪車において、第2ラジエータより下側に燃料電池セルスタックから排出される水分を収容するための水タンクが設けられることを特徴とする。
請求項1に記載の二輪車では、燃料電池セルスタックの上方空間に第1ラジエータおよび第2ラジエータを配置するため、燃料電池セルスタックと第1ラジエータおよび第2ラジエータとを接続する配管の引き回しが短くて簡素になり、燃料電池システムのレイアウト空間を小さくでき、ホイールベースを短くできる。その結果、二輪車を小さくでき、二輪車の運動性能も確保できる。さらに、第1ラジエータおよび第2ラジエータは風を受けやすくなるので、ラジエータの冷却効率が向上する。
請求項2に記載の二輪車では、第1ラジエータと第2ラジエータとが一体的に形成されているので、燃料電池システムをさらにコンパクトに形成できる。
請求項3に記載の二輪車では、隣り合う第1パイプ部を接続しかつ第1パイプより下側に位置する第2パイプ部に水が溜まるので、燃料電池セルを構成する電解質の乾きを防止できる。
請求項4に記載の二輪車では、各燃料電池セルの主面を鉛直方向に向けることによって、燃料電池セルスタックから二酸化炭素を排出しやすくなる。
請求項5に記載の二輪車では、第2ラジエータのパイプの上端を水溶液タンク内の液面より上に位置させることによって、燃料電池セルスタック内をクロスオーバーした燃料水溶液が第2ラジエータで止められ、第2ラジエータから排出されるのを防止できる。これによってクロースオーバーを抑制できる。
請求項6に記載の二輪車では、第1フレームを第2フレームの下端部以外の位置に接続することによって、両フレームの接続部より下側に燃料電池セルスタック、第1ラジエータおよび第2ラジエータを配置でき、レイアウト効率を向上できる。
請求項7に記載の二輪車では、燃料電池セルスタックのカソード出口を燃料電池セルスタックの前面に設ける。燃料電池セルスタックの前方には空間的に余裕があるので、当該カソード出口に太い配管を取り付けてもその引き回しが容易になる。
請求項8に記載の二輪車では、水タンクは第2ラジエータより下側に設けられるので、燃料電池セルスタックから排出される水分が円滑に水タンクに流れて排気を邪魔しない。
この発明によれば、燃料電池システムのレイアウト空間を小さくでき、ホイールベースを短くできる結果、二輪車を小さくでき、二輪車の運動性能も確保できる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。
この発明の実施の形態における左右、前後、上下とは、二輪車10のシートにドライバがそのハンドル24に向かって着座した状態を基準として左右、前後、上下を意味する。
この発明の実施の形態における左右、前後、上下とは、二輪車10のシートにドライバがそのハンドル24に向かって着座した状態を基準として左右、前後、上下を意味する。
図1〜図7を参照して、二輪車10は車体フレーム12を有する。車体フレーム12は、ヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14から後方へ斜め下方に延びる縦断面I字型のフロントフレーム16と、フロントフレーム16の後端部にたとえばボルト等によって連結されかつ後方へ斜め上方に立ち上がる横断面H字型のリヤフレーム18と、リヤフレーム18の上端部に取り付けられるシートレール20とを備えている。フロントフレーム16の後端部はリヤフレーム18の中央部よりやや下端部寄りの位置に接続され、フロントフレーム16およびリヤフレーム18全体で側面視略Y字状を呈している。
フロントフレーム16は、上下方向に幅を有して後方へ斜め下方に延びかつ左右方向に対して直交する板状部材16aと、それぞれ板状部材16aの上端縁および下端縁に形成されかつ後方へ斜め下方に延び左右方向に幅を有するフランジ部16bおよび16cと、板状部材16aの両表面に突設される補強リブ16dとを備えている。補強リブ16dは、フランジ部16bおよび16cとともに板状部材16aの両表面を区画して、後述する燃料電池システム100の構成部品を収納する収納スペースを形成している。
一方、リヤフレーム18は、左右方向に幅を有して後方へ斜め上方に延びかつ上下方向に対して直交する板状部材18aと、それぞれ板状部材18aの左端縁および右端縁に沿うように後方へ斜め上方に延び前後方向に幅を有するフランジ部18bおよび18cとを備えている。
リヤフレーム18の板状部材18aには、後述する配管等を通すための貫通孔(図示せず)が形成されている。
リヤフレーム18の板状部材18aには、後述する配管等を通すための貫通孔(図示せず)が形成されている。
ヘッドパイプ14内には、主に図1に示すように、車体方向変更用のステアリング軸22が回動自在に挿通されている。ステアリング軸22の上端には、ハンドル24が固定されたハンドル支持部26が取り付けられており、ハンドル24の両端にはグリップ28が取り付けられている。右側のグリップ28は回動可能なスロットルグリップを構成している。
ハンドル支持部26のハンドル24の前方には、表示操作部(以下、メータと略記する)30が配置されている。メータ30は、ドライバに対する走行状態等の各種情報提供用のたとえば液晶ディスプレイ等で構成された表示部、およびドライバからの各種情報入力用の入力部等が一体化されたものである。ハンドル支持部26におけるメータ30の下方には、ヘッドランプ32が固定されており、ヘッドランプ32の左右両側には、フラッシャランプ34がそれぞれ設けられている。
ヘッドパイプ14の下端から下方に向けて、左右一対のフロントフォーク36が取り付けられており、フロントフォーク36それぞれの下端には、前輪38が前車軸40を介して取り付けられている。前輪38は、フロントフォーク36により緩衝懸架された状態で前車軸40によって回転自在に軸支されている。
一方、リヤフレーム18の後端部には、フレーム状のシートレール20が取り付けられている。シートレール20は、リヤフレーム18の上端部にたとえば溶接によって固設され、略前後方向に配設されている。シートレール20上には図示しないシートが開閉自在に設けられている。
シートレール20の後端部には取り付けブラケット42が固設されており、取り付けブラケット42にはテールランプ44および左右一対のフラッシャランプ46がそれぞれ取り付けられている。
一方、リヤフレーム12の下端部には、リヤアーム48がピボット軸50を介して揺動自在に支持されており、リヤアーム48の後端部48aには駆動輪である後輪52が回転自在に軸支されており、リヤアーム48および後輪52は、図示しないリヤクッションによってリヤフレーム18に対して緩衝懸架されている。
リヤフレーム18の下端部の前側には、リヤフレーム18より左右方向に突出するようにフットレスト取付用バー54が固定され、フットレスト取付用バー54には図示しないフットレストが取り付けられる。フットレスト取付用バー54の後方には、メインスタンド56が回動可能にリヤアーム48に支持されており、メインスタンド56は、リターンスプリング58によって閉じ側に付勢されている。
リヤアーム48の後端部48aより内側には、後輪52に連結されかつ後輪52を回転駆動させるためのたとえばアキシャルギャップ型の電動モータ60と、電動モータ60に電気的に接続される駆動ユニット62とが配設されている。駆動ユニット62は、電動モータ60の回転駆動を制御するためのコントローラ64を含む。
このような二輪車10には、車体フレーム12に沿って燃料電池システム100が搭載されている。燃料電池システム100は、電動モータ60やその他の構成部品を駆動するための電気エネルギーを生成する。
以下、燃料電池システム100について説明する。
燃料電池システム100は、メタノール(メタノール水溶液)を改質せずにダイレクトに発電に利用する直接メタノール型燃料電池システムである。
燃料電池システム100は、フロントフレーム16の下方に配置される燃料電池セルスタック(以下、単にセルスタックという)102を含む。
燃料電池システム100は、メタノール(メタノール水溶液)を改質せずにダイレクトに発電に利用する直接メタノール型燃料電池システムである。
燃料電池システム100は、フロントフレーム16の下方に配置される燃料電池セルスタック(以下、単にセルスタックという)102を含む。
図8および図9に示すように、セルスタック102は、メタノールに基づく水素と酸素との電気化学反応により電気エネルギーを生成することができる燃料電池セル104をセパレータ106を挟んで複数個積層(スタック)して構成されている。セルスタック102を構成する各燃料電池セル104は、固体高分子膜等から構成された電解質(電解質膜)104aと、電解質104aを挟んで互いに対向するアノード(燃料極)104bおよびカソード(空気極)104cとを含む。セパレータ106のアノード側主面には、図10に示すような4本の溝106aが蛇行するように形成され、カソード側主面には、図11に示すような6本の溝106bが蛇行するように形成されている。
図4等に示すように、セルスタック102はスキッド108上に載せられ、スキッド108はフロントフレーム16のフランジ部16cから吊されるステースタック110によって支持されている。このようにして、セルスタック102はフロントフレーム16の下方にかつ燃料電池セル104の主面が鉛直方向と平行となるように配置される。
図6に示すように、フロントフレーム16の下方でありかつセルスタック102の上方には、水溶液用のラジエータ112と気液分離用のラジエータ114とが配置されている。ラジエータ112と114とは一体的に構成され、その前面が車両の前方やや下向きに配置され、前面に対して直交するように設けられる複数の板状のフィン(図示せず)を有する。このようなラジエータ112および114は、走行時に風を十分に受けることができる。
図12に示すように、ラジエータ112は、旋回するように形成されるパイプ116を含む。パイプ116は、たとえばステンレス等の金属材料を用いて溶接により形成されている。
パイプ116は、間隔を空けてかつ略平行に配列されメタノール水溶液を上方向または下方向に送る複数の直線状パイプ部116aと、略U字状の複数の継手パイプ部116bとを含む。パイプ116として入口118aから出口118bまでの1本の連続したパイプを形成できるように、複数の直線状パイプ部116aの隣り合う端部が継手パイプ部116bによって接続されている。ラジエータ112の裏面側には熱交換パイプ122と対向するようにラジエータ冷却用のファン120が設けられている。
同様に、ラジエータ114は、それぞれ蛇行するように形成される2本のパイプ122を含む。各パイプ122は、たとえばステンレス等の金属材料を用いて溶接により形成されている。
各パイプ122は、間隔を空けて略平行に配列され水分を含む排気を上方向または下方向に送る複数の直線状パイプ部122aと、複数の略U字状の継手パイプ部122bとを含む。パイプ122として入口124aから出口124bまでの1本の連続したパイプを形成できるように、複数の直線状パイプ部122aの隣り合う端部が継手パイプ部122bによって接続されている。ラジエータ114の裏面側にはパイプ122と対向するようにラジエータ冷却用のファン126が設けられている。
パイプ116と122ひいてはラジエータ112と114とは、冷却効率を向上させるため車両の前後方向に相互に重ならないように配置されている。
また、ラジエータ114のパイプ122の上端(この実施形態では、パイプ122の上端部(上側折り返し部)の下側内面A(図12参照))が、水溶液タンク130(後述)内の液面より上に位置するように、ラジエータ112および114は位置決めされる。
図1〜図7に戻り主に図3を参照して、リヤフレーム18の板状部材18aの後側には、リヤフレーム18に沿って上方から順に燃料タンク128、水溶液タンク130および水タンク132が配置されている。燃料タンク128、水溶液タンク130および水タンク132は、たとえばPE(ポリエチレン)ブロー成型によって得られる。
燃料タンク128は、シートレール20の下側に配置され、シートレール20の後端部に取り付けられている。
燃料タンク128は、セルスタック102の電気化学反応の燃料となる高濃度(たとえば、メタノールを約50wt%含む)のメタノール燃料(高濃度メタノール水溶液)を収容している。燃料タンク128はその上面にキャップ128aを備え、キャップ128aを取り外してメタノール燃料が供給される。
燃料タンク128は、セルスタック102の電気化学反応の燃料となる高濃度(たとえば、メタノールを約50wt%含む)のメタノール燃料(高濃度メタノール水溶液)を収容している。燃料タンク128はその上面にキャップ128aを備え、キャップ128aを取り外してメタノール燃料が供給される。
また、水溶液タンク130は、燃料タンク128の下側に設けられ、リヤフレーム18に取り付けられている。水溶液タンク130は、燃料タンク128に収容されたメタノール燃料をセルスタック102の電気化学反応に適した濃度(たとえば、メタノールを約3wt%含む)に希釈したメタノール水溶液を収容している。
燃料タンク128にはレベルセンサ129が装着され、燃料タンク128内のメタノール燃料の液面の高さが検出される。水溶液タンク130にはレベルセンサ131が装着され、水溶液タンク130内のメタノール水溶液の液面の高さが検出される。レベルセンサ129,131で液面高さを検出することによって、タンク内の液量を検出できる。
水溶液タンク130内の液面は、たとえば図4においてBで示す範囲内にコントロールされる。
水溶液タンク130内の液面は、たとえば図4においてBで示す範囲内にコントロールされる。
水タンク132は、リヤフレーム18のフランジ部18bおよび18c間でありかつセルスタック102の後側に配置されている。水タンク132は、ラジエータ114より下側に設けられている。
リヤフレーム18の板状部材18aの前側でありかつフロントフレーム16のフランジ部16bの上側には、板状部材18aに沿って二次電池134が配置されている。二次電池134は、燃料電池システム100により生成された電気エネルギーを蓄え、コントローラ156(後述)の指令に応じて電気エネルギーを対応する電気構成部品に供給する。たとえば、二次電池134は、補機類や駆動ユニット62に電気エネルギーを供給する。
二次電池134の上方かつシートレール20の下方には、燃料ポンプ136、測定用バルブ138およびキャッチタンク140が配置されている。
二次電池134の上方かつシートレール20の下方には、燃料ポンプ136、測定用バルブ138およびキャッチタンク140が配置されている。
また、フロントフレーム16とセルスタック102とラジエータ112,114とによって囲まれた空間には、エアフィルタ142が配置され、エアフィルタ142の後方斜め下側には水溶液フィルタ144が配置されている。
さらに、図4に示すように、フロントフレーム16の左側の収納スペースには、水溶液ポンプ146およびエアポンプ148が収納されており、エアポンプ148の左側にはエアチャンバ150が配置されている。水溶液ポンプ146は水溶液タンク130より高い位置に設けられている。
さらに、図5に示すように、フロントフレーム16の右側の収納スペースには、前方から順にメインスイッチ152、DC−DCコンバータ154、コントローラ156、防錆用バルブ158および水ポンプ160が配置される。なお、メインスイッチ152はフロントフレーム16の収納スペースを右側から左側に貫通するように設けられている。セルスタック102の前面にはホーン162が設けられている。
このように配置される燃料電池システム100の配管について、図4〜図7および図13を参照して説明する。
燃料タンク128と燃料ポンプ136とは配管P1によって連通され、燃料ポンプ136と水溶液タンク130とは配管P2によって連通されている。配管P1は、燃料タンク128の左側面下端部と燃料ポンプ136の左側面下端部とを結び、配管P2は、燃料ポンプ136の左側面下端部と水溶液タンク130の左側面下端部とを結ぶ。燃料ポンプ136を駆動させることによって、燃料タンク128内のメタノール燃料が配管P1,P2を介して水溶液タンク130へ与えられる。
燃料タンク128と燃料ポンプ136とは配管P1によって連通され、燃料ポンプ136と水溶液タンク130とは配管P2によって連通されている。配管P1は、燃料タンク128の左側面下端部と燃料ポンプ136の左側面下端部とを結び、配管P2は、燃料ポンプ136の左側面下端部と水溶液タンク130の左側面下端部とを結ぶ。燃料ポンプ136を駆動させることによって、燃料タンク128内のメタノール燃料が配管P1,P2を介して水溶液タンク130へ与えられる。
水溶液タンク130と水溶液ポンプ136とは配管P3によって連通され、水溶液ポンプ146と水溶液フィルタ144とは配管P4によって連通され、水溶液フィルタ144とセルスタック102とは配管P5によって連通されている。配管P3は、水溶液タンク130の左側面下隅部と水溶液ポンプ146の後部とを結び、配管P4は、水溶液ポンプ136の後部と水溶液フィルタ144の左側面とを結び、配管P5は、水溶液フィルタ144の右側面とセルスタック102の前面右下隅部に位置するアノード入口I1とを結ぶ。水溶液ポンプ146を駆動させることによって、水溶液タンク130内のメタノール水溶液が配管P3,P4を介して水溶液フィルタ144に与えられ不純物が除去された後、配管P5を介してセルスタック102に与えられる。
セルスタック102と水溶液用のラジエータ112とは配管P6によって連通され、ラジエータ112と水溶液タンク130とは配管P7によって連通されている。配管P6は、セルスタック102の後面左上隅部に位置するアノード出口I2とラジエータ112の下面右側端部から引き出されるパイプ116の入口118a(図5参照)とを結び、配管P7は、ラジエータ112の下面左側端部からやや中央寄りの位置から引き出されるパイプ116の出口118b(図3参照)と水溶液タンク130の左側面上隅部とを結ぶ。セルスタック102から排出される未反応メタノール水溶液および二酸化炭素は配管P6を介してラジエータ112に与えられ温度が下げられて、配管P7を介して水溶液タンク130に戻される。これによって水溶液タンク130内のメタノール水溶液の温度を下げることができる。
上述した配管P1〜P7は主として燃料の流路となる。
上述した配管P1〜P7は主として燃料の流路となる。
また、エアフィルタ142とエアチャンバ150とは配管P8によって連通され、エアチャンバ150とエアポンプ148とは配管P9によって連通され、エアポンプ148と防錆用バルブ158とは配管P10によって接続され、防錆用バルブ158とセルスタック102とは配管P11によって接続されている。配管P8は、エアフィルタ142の後部とエアチャンバ150の中央部よりやや前方寄りの位置とを結び、配管P9は、エアチャンバ150の中央部の下側とエアポンプ148の後部とを結び、配管P10は、フロントフレーム16の板状部材16aの左側に位置するエアポンプ148と板状部材16aの右側に位置する防錆用バルブ158とを結び、配管P11は、防錆用バルブ158とセルスタック102の後面右上端部に位置するカソード入口I3とを結ぶ。燃料電池システム100の駆動時には防錆用バルブ158を開いておき、その状態でエアポンプ148を駆動させると、酸素を含む空気が外部から吸入され、エアフィルタ142で浄化された後、配管P8、エアチャンバ150および配管P9を介してエアポンプ148に流入し、さらに、配管P10、防錆用バルブ158および配管P11を介してセルスタック102に与えられる。防錆用バルブ158は、非駆動時には閉じられており、エアポンプ148へ水蒸気の逆流を防ぎエアポンプ148の錆を防止する。
セルスタック102と気液分離用のラジエータ114とは2本の配管P12によって連通され、ラジエータ114と水タンク132とは2本の配管P13によって連通され、水タンク132には排気管P14が設けられている。各配管P12は、セルスタック102の前面左下隅部に位置するカソード出口I4とラジエータ114の下面左側端部から引き出される各パイプ122の入口124a(図3参照)とを結び、各配管P13は、ラジエータ114の下面左側端部からやや中央寄りの位置より引き出される各パイプ122の出口124b(図3参照)と水タンク132の前面上部とを結び、排気管P14は、水タンク132の後面上部に接続され、一旦上昇しその後下降するようにくの字状に形成されている。セルスタック102のカソード出口I4から排出される水分(水と水蒸気)や二酸化炭素を含む排気は配管P12を介してラジエータ114に与えられ、水蒸気が液化される。水とともに排気は配管P13を介して水タンク132に戻される。水タンク132に送り込まれた排気は排気管P14から排出される。
上述した配管P8〜P14は、主として排気の流路となる。
上述した配管P8〜P14は、主として排気の流路となる。
さらに、水タンク132と水ポンプ160とは配管P15によって連通され、水ポンプ160と水溶液タンク130とは配管P16によって連通されている。配管P15は、水タンク132の右側面下部と水ポンプ160の中央部とを結び、配管P16は、水ポンプ160の中央部と水溶液タンク130の左側面上隅部とを結ぶ。水ポンプ160を駆動させると、水タンク132内の水が配管P15,配管P16を介して水溶液タンク130に戻される。
上述した配管P15,16は水の流路となる。
上述した配管P15,16は水の流路となる。
また、配管P4から分岐した配管P17が設けられ、配管P17にはメタノール水溶液の濃度を検出するための濃度センサ164が取り付けられ、濃度センサ164と測定用バルブ138とは配管P18によって接続され、測定用バルブ138と水溶液タンク130とは配管P19によって接続されている。配管P17は、車体フレーム12の左側に配設され、配管P4と濃度センサ164とを結び、配管P18は、濃度センサ164と測定用バルブ138の左側面とを結び、配管P19は、測定用バルブ138の右側面と水溶液タンク130の上面とを結ぶ。メタノール水溶液の濃度測定時には測定用バルブ138が開かれ、その状態で配管P17を介して濃度センサ164を通るメタノール水溶液の濃度がたとえば超音波等を用いて濃度センサ164で測定され、検出された濃度を示す濃度信号がコントローラ156に送信される。濃度測定に用いられたメタノール水溶液は、配管P18、測定用バルブ138および配管P19を介して水溶液タンク130に戻される。
上述した配管P17〜P19は濃度測定用の流路となる。
上述した配管P17〜P19は濃度測定用の流路となる。
さらに、水溶液タンク130とキャッチタンク140とは配管P20によって連通され、キャッチタンク140と水溶液タンク130とは配管P21によって連通され、キャッチタンク140とエアチャンバ150とは配管P22によって連通されている。配管P20は、水溶液タンク130の左側面上隅部とキャッチタンク140の左側面上隅部とを結び、配管P21は、キャッチタンク140の下端部と水溶液タンク130の左側面下隅部とを結び、配管P22は、キャッチタンク140の左側面上部寄りの位置とエアチャンバ150の上端面とを結ぶ。水溶液タンク130内にある気化されたメタノール成分および二酸化炭素は、配管P20を介してキャッチタンク140に与えられる。メタノール成分はキャッチタンク140で液化された後、配管P21を介して水溶液タンク130に戻される。気体は配管P22を介してエアチャンバ150に与えられる。
上述した配管P20〜P22は主として燃料処理用の流路となる。
上述した配管P20〜P22は主として燃料処理用の流路となる。
このような燃料電池システム100は、メインスイッチ152をオンすることによって起動され、コントローラ156によって制御され、二次電池134によって電気エネルギーが補完される。また、DC−DCコンバータ154は電圧を24Vから12Vに変換し、変換された12Vの電圧によってファン120,126が駆動される。
つぎに、燃料電池システム100の発電時の主要動作について説明する。
燃料電池システム100は、メインスイッチ152がオンされることを契機として、水溶液ポンプ146やエアポンプ148等の補機類を駆動し、発電(運転)を開始する。
燃料電池システム100は、メインスイッチ152がオンされることを契機として、水溶液ポンプ146やエアポンプ148等の補機類を駆動し、発電(運転)を開始する。
水溶液ポンプ146の駆動によって、水溶液タンク130から配管P3,P4を介して水溶液フィルタ144に供給された約3%の濃度のメタノール水溶液は、不純物等が除去された後、配管P5、アノード入口I1を介してセルスタック102のアノード104bにダイレクトに供給される。
一方、エアポンプ148の駆動によってエアフィルタ142から吸入された空気(エア)は、配管P8を介してエアチャンバ150に流入することによって消音される。そして、配管P9〜P11、カソード入口I3を介してセルスタック73のカソード104cに供給される。
セルスタック102の各燃料電池セル104におけるアノード104bでは、供給されたメタノール水溶液におけるメタノールと水とが化学反応して二酸化炭素および水素イオンが生成される。生成された水素イオンは、電解質104aを介してカソード104cに流入し、そのカソード104c側に供給された空気中の酸素と電気化学反応して水(水蒸気)および電気エネルギーが生成される。
生成された電気エネルギーは、二次電池134に送られて蓄えられるとともに、二輪車10の走行駆動等に利用される。
生成された電気エネルギーは、二次電池134に送られて蓄えられるとともに、二輪車10の走行駆動等に利用される。
一方、各燃料電池セル104におけるアノード104bでの電気化学反応によって生成された二酸化炭素および未反応メタノール水溶液は、上記電気化学反応により発生する熱によって温度上昇し(たとえば約65℃〜70℃となる)、未反応メタノール水溶液の一部は気化される。
二酸化炭素および未反応メタノール成分は、セルスタック102のアノード出口I2を介して水溶液用のラジエータ112内に流入し、パイプ116を流れる間にファン120によって冷却される(たとえば約40℃となり)。冷却された二酸化炭素および未反応メタノール成分は、配管P7を介して水溶液タンク130に戻される。
一方、カソード104cで生成された水蒸気の大部分は液化して水となって排出されるが、飽和水蒸気分はガス状態で排出される。カソード104cのカソード出口I4から排出された水蒸気の一部は、ラジエータ114で冷却され露点を下げることによって液化される。ラジエータ114による水蒸気の液化動作は、ファン126を動作させることによって行われる。カソード104cからの水分(水および水蒸気)は未反応の空気とともに配管P13,ラジエータ114および配管P14を介して水タンク132に与えられる。また、水のクロスオーバーによってカソード104cに移動した水がカソード104cから排出されラジエータ112を介して水タンク132に与えられる。さらに、メタノールのクロスオーバーによってカソード104cで生成された水と二酸化炭素がカソード104cから排出されラジエータ112を介して水タンク132に流入する。
水タンク132に回収された水は、水ポンプ160の駆動によって配管P15,P16を経由して水溶液タンク130に適宜還流され、メタノール水溶液の水として利用される。
このような二輪車10によれば、セルスタック102の上方空間にラジエータ112および114を配置するため、セルスタック102とラジエータ112とを接続する配管P6の引き回しおよびセルスタック102とラジエータ114とを接続する配管P12の引き回しが短くて簡素になり、燃料電池システム100のレイアウト空間を小さくでき、ホイールベースを短くできる。その結果、二輪車10を小さくでき、二輪車10の運動性能も確保できる。さらに、ラジエータ112および114は風を受けやすくなるので、ラジエータ112および114の冷却効率が向上する。また、ラジエータ112および114は一体的に形成されているので、燃料電池システム100をさらにコンパクトに形成できる。
また、ラジエータ114の隣り合う直線状パイプ部122aを接続しかつ直線状パイプ部112aより下側に位置する継手パイプ部122bに水が溜まるので、燃料電池セル104を構成する電解質104aの乾きを防止できる。
さらに、各燃料電池セル104の主面が鉛直方向に向けられているので、セルスタック102から二酸化炭素を排出しやすい。
また、ラジエータ114のパイプ122の上端を水溶液タンク130内の液面より上に位置させることによって、セルスタック102内をクロスオーバーしたメタノール水溶液がラジエータ114で止められ、ラジエータ114からさらに水タンク132に流出するのを防止できる。これによってクロースオーバーを抑制できる。
フロントフレーム16をリヤフレーム18の下端部以外の位置に接続することによって、フロントフレーム16およびリヤフレーム18の接続部より下側にセルスタック102、ラジエータ112および114を配置でき、レイアウト効率を向上できる。
また、セルスタック102の前方には空間的に余裕があるので、セルスタック102のカソード出口I4をセルスタック102の前面に設けることによって、カソード出口I4に太い配管を取り付けてもその引き回しが容易になる。
さらに、水タンク132はラジエータ114より下側に設けられるので、セルスタック102から排出される水分が円滑に水タンク132に流れて排気を邪魔しない。
なお、図13を参照して、ラジエータ112は、水溶液タンク130からセルスタック102への流路上に設けられてもよい。
ラジエータ112と114とは、それぞれの少なくとも一部が相互に車両の前後方向に重なるように配置されてもよい。
ラジエータ112と114とは、それぞれの少なくとも一部が相互に車両の前後方向に重なるように配置されてもよい。
上述の実施形態では、燃料としてメタノール燃料を、燃料水溶液としてメタノール水溶液を用いたが、これに限定されず、燃料としてエタノール等のアルコール系燃料、燃料水溶液としてエタノール等のアルコール系水溶液を用いてもよい。
10 二輪車
12 車体フレーム
14 ヘッドパイプ
16 フロントフレーム
18 リヤフレーム
100 燃料電池システム
102 燃料電池セルスタック
104 燃料電池セル
104a 電解質
104b アノード
104c カソード
112,114 ラジエータ
116,122 パイプ
116a,122a 直線状パイプ部
116b,122b 継手パイプ部
130 水溶液タンク
132 水タンク
I1 アノード入口
I2 アノード出口
I3 カソード入口
I4 カソード出口
12 車体フレーム
14 ヘッドパイプ
16 フロントフレーム
18 リヤフレーム
100 燃料電池システム
102 燃料電池セルスタック
104 燃料電池セル
104a 電解質
104b アノード
104c カソード
112,114 ラジエータ
116,122 パイプ
116a,122a 直線状パイプ部
116b,122b 継手パイプ部
130 水溶液タンク
132 水タンク
I1 アノード入口
I2 アノード出口
I3 カソード入口
I4 カソード出口
Claims (8)
- 燃料電池システムを搭載した二輪車であって、
ヘッドパイプ、および
前記ヘッドパイプから後方に延びる第1フレームを備え、
前記燃料電池システムは、
前記第1フレームの下方に配置されかつ複数の燃料電池セルを含む燃料電池セルスタック、
前記第1フレームの下方かつ前記燃料電池セルスタックの上方に設けられ、前記燃料電池セルスタックに供給される燃料水溶液を冷却する第1ラジエータ、および
前記第1フレームの下方かつ前記燃料電池セルスタックの上方に設けられ、前記燃料電池セルスタックからの水分を含む排気を冷却する第2ラジエータを備える、二輪車。 - 前記第1ラジエータと第2ラジエータとは一体的に形成されている、請求項1に記載の二輪車。
- 前記第2ラジエータは、前記水分を含む排気を上方向または下方向に送る複数の第1パイプ部と、前記複数の第1パイプ部より下側に設けられかつ前記複数の第1パイプ部の隣り合う端部を接続する第2パイプ部とを含む、請求項1に記載の二輪車。
- 前記各燃料電池セルの主面が鉛直方向に設けられている、請求項1に記載の二輪車。
- 前記燃料電池セルスタックに供給すべき前記燃料水溶液を収容する水溶液タンクをさらに備え、
前記第2ラジエータはパイプを有し、
前記パイプの上端が前記水溶液タンク内の液面より上に位置する、請求項1に記載の二輪車。 - 前記第1フレームに接続される第2フレームをさらに備え、
前記第1フレームと前記第2フレームとの接続部より下側に前記燃料電池セルスタック、前記第1ラジエータおよび前記第2ラジエータを配置できるように、前記第1フレームは前記第2フレームの下端部以外の位置に接続される、請求項1に記載の二輪車。 - 前記燃料電池セルスタックのカソード出口が前記燃料電池セルスタックの前面に設けられる、請求項1に記載の二輪車。
- 前記第2ラジエータより下側に前記燃料電池セルスタックから排出される水分を収容するための水タンクが設けられる、請求項1に記載の二輪車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004378731A JP2006182229A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 二輪車 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004378731A JP2006182229A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 二輪車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006182229A true JP2006182229A (ja) | 2006-07-13 |
Family
ID=36735648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004378731A Withdrawn JP2006182229A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 二輪車 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006182229A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010146778A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-01 | Panasonic Corp | 燃料電池システム |
JP2021534354A (ja) * | 2018-04-17 | 2021-12-09 | エレクトリック−グローバル・エナジー・ソリューションズ・リミテッド | 水素液体キャリヤー貯蔵のためのシステム |
-
2004
- 2004-12-28 JP JP2004378731A patent/JP2006182229A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010146778A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-01 | Panasonic Corp | 燃料電池システム |
JP2021534354A (ja) * | 2018-04-17 | 2021-12-09 | エレクトリック−グローバル・エナジー・ソリューションズ・リミテッド | 水素液体キャリヤー貯蔵のためのシステム |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071009 |
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A761 | Written withdrawal of application |
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