JP2006181947A - 印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが見たとおりのカラー判定を高速に行う印刷システムの提供。
【解決手段】描画命令を解析して印刷処理を行う印刷システムであって、前記印刷システムは、描画命令から、カラー情報を持った中間データに変換し、最低1ページ分スプールする手段と、前記中間データ変換時に、色属性をカラー判定し、カラーと判定した描画命令の描画領域をカラー領域として記憶する手段と、1ページ分中間データ生成後、前記展開したビットマップ展開メモリ領域をカラー判定する手段と、前記判定した結果カラー情報なしと判断したページは、モノクロモードで印刷処理を実施する手段と、前記ビットマップ展開メモリ領域を判定した結果カラー情報ありと判定したページはモノクロモードで印刷処理を実施する手段を有することを特徴とする印刷システム。
【選択図】 図2

Description

本発明は印刷システムに関し、プリンタ色処理モードを自動判別する制御方法および装置、特にパーソナルコンピュータ等の情報処理装置とプリンタなどの出力制御装置からなるシステムにおけるプリンタ色処理モード自動制御方法および情報処理装置および出力制御装置およびプログラム記憶媒体に関するものである。
プリンティングシステムのプリンタドライバにおけるカラーモノクロ判定は、特許文献1に記載されており、既に製品として存在している技術である。しかしながら、従来の判定目的はプリンタエンジンを可能な限り高速に動かすことが主目的であり、プリンタドライバ内で1ページ分の描画オブジェクトのカラー情報のチェックを行い、カラー値が存在するページはカラーモードで、存在しないページはモノクロページで印刷命令を生成するものである。ところが、RGB24BPPイメージなど、カラー情報が多量な描画オブジェクトは判定に時間がかかるためチェックは行わず、「カラー」と判定してしまうのが一般的であった。
しかしながら、上記判定方法ではユーザがモノクロの24BPPイメージを使ったデータを作成すると、イメージデータ内部をチェックしないためにカラーと判定されてしまう。
逆に、カラーの描画命令が含まれカラーと判定されたページであっても、カラーの描画オブジェクトの上にモノクロオブジェクトで覆うように描かれるとPC画面上や出力結果はモノクロに見えるため、ユーザにとっては誤判定と言われてしまう。
近年のカラープリンティングシステムの中には、カラーの出力枚数に応じて課金するシステムが存在する。カラーモノクロ判定にしたがって出力した結果がユーザが望む結果と一致しない場合もある。
特開平10−285421号公報
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、カラーモノクロ判定を、高速に、かつユーザの視点に立った高精度に実施可能な印刷システムを提供することを目的とする。
描画命令を解析して印刷処理を行う印刷システムであって、
前記印刷システムは、描画命令から、カラー情報を持った中間データに変換し、最低1ページ分スプールする手段と、
前記中間データ変換時に、色属性をカラー判定し、カラーと判定した描画命令の描画領域をカラー領域として記憶する手段と、1ページ分中間データ生成後、
(あ)カラー領域が存在しないページは、前記生成した中間データからモノクロモードで印刷処理を実施する手段と、
(い)カラー領域が存在するページは、前記記憶されているカラー領域分のビットマップ展開メモリ領域を確保する手段と、領域に関係する中間データをビットマップ展開メモリ領域に展開する手段と、前記展開したビットマップ展開メモリ領域をカラー判定する手段と、前記判定した結果カラー情報なしと判断したページは、モノクロモードで印刷処理を実施する手段と、前記ビットマップ展開メモリ領域を判定した結果カラー情報ありと判定したページはモノクロモードで印刷処理を実施する手段を有することを特徴とする。
また、前記中間データ変換時に、色属性をカラー判定し、カラーと判定した描画命令の描画領域をカラー領域として記憶する手段は、
ページ初期化時に、「領域なし」に初期化されるカラー領域保持手段と、
描画命令の描画領域を算出する手段と、前記算出した描画領域がカラー領域保持手段に保持されているカラー領域内に含まれるかを演算する手段と、演算した結果完全に包含されるときは、カラー判定を行わず、一部でも含まれない時は、カラー判定を行う手段と、
カラー判定結果がカラーの時はカラー領域を更新する手段を有することを特徴とする。
また、前記カラー判定を行う手段は、描画命令中のカラー情報量が規定値以内の時のみ実施し、規定値を超える量の時はカラーと判定する手段を有することを特徴とする。
描画命令を解析して印刷命令を生成し印刷装置に送信して印刷させる印刷制御装置と、印刷制御装置が生成した印刷命令を受信して1ページ単位でカラーモードを切り換えて処理可能な印刷装置で構成される印刷システムであって、
前記印刷制御装置は、描画命令から、カラー情報を持った中間データに変換し、最低1ページ分スプールする手段と、
前記中間データ変換時に、色属性をカラー判定し、カラーと判定した描画命令の描画領域をカラー領域として記憶する手段と、1ページ分中間データ生成後、
(あ)カラー領域が存在しないページは、前記生成した中間データからモノクロモードの印刷命令を生成する手段と、
(い)カラー領域が存在するページは、前記記憶されているカラー領域分のビットマップ展開メモリ領域を確保する手段と、領域に関係する中間データをビットマップ展開メモリ領域に展開する手段と、前記展開したビットマップ展開メモリ領域をカラー判定する手段と、前記判定した結果カラー情報なしと判断したページは、前記生成した中間データからモノクロモードで印刷命令を生成する手段と、前記ビットマップ展開メモリ領域を判定した結果カラー情報ありと判定したページは前記生成した中間データからカラーモードで印刷命令を生成する手段を有することを特徴とする。
また、前記中間データ変換時に、色属性をカラー判定し、カラーと判定した描画命令の描画領域をカラー領域として記憶する手段は、
ページ初期化時に、「領域なし」に初期化されるカラー領域保持手段と、
描画命令の描画領域を算出する手段と、前記算出した描画領域がカラー領域保持手段に保持されているカラー領域内に含まれるかを演算する手段と、演算した結果完全に包含されるときは、カラー判定を行わず、一部でも含まれない時は、カラー判定を行う手段と、
カラー判定結果がカラーの時はカラー領域を更新する手段を有することを特徴とする。
また前記、カラー判定を行う手段は、描画命令中のカラー情報量が規定値以内の時のみ実施し、規定値を超える量の時はカラーと判定する手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが見たとおりのカラー判定を高速に行うことが可能となる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図4は本発明の実施例を示すプリンタ色処理モード自動制御システムの構成を説明するブロック図である。図4に示すとおり情報処理装置1とプリンタ2がセントロI/F接続3でされている。ここでは、簡単のため情報処理装置とプリンタが1対1で接続されている場合を考えたが、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN、WAN等のネットワークを介して接続が為され処理が行われるシステムであっても本発明を適用でき、本特許請求の範囲はこれを含むものである。
各々の装置の内部構成は図2に示すとおりである。情報処理装置1には、各部の制御やプログラムを実行するCPU201、OSやアプリケーションプログラム等を実行するワーク領域を持ったRAM202、本実施例におけるプリンタ色処理モード自動制御プログラムを格納しておくHDドライブ203、データや結果などを表示するディスプレイ204、文書処理を行うためのプログラム等の各プログラムやフォントや各種データ(例えば、テンプレート用データ)が記憶されているROM205、プリンタドライバと本実施例で説明する色処理モード自動制御プログラムが格納されているFD206、FD206に格納されているプログラムやデータをRAM202やHDドライブ203に読み込むFDドライブ207、入力を行う図示省略したポインティングデバイス、キーボード208およびセントロI/F209(ホスト)からなっている。
なお、CPU201は、例えばRAM202上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT等のディスプレイ204上でのWYSIWYGを可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ204上の図示省略したマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウィンドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際、印刷の設定に関するウィンドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行える。
また、プリンタ2が情報処理装置1からセントロI/F接続3を経由して印刷データを受信するセントロI/F210(プリンタ)、本実施例における印刷装置内部の色処理モード自動制御を含むプログラムが記憶されているROM211、ROM211に記憶された制御プログラム等に基づいて、各デバイスとのアクセスを総括的に制御し、エンジンI/F215を介して図示省略したプリンタエンジンに対して、出力情報としての画像信号を出力するCPU212、CPU212の主メモリ、ワークエリアとして機能するRAM213、簡単な演算を行うコプロセッサ214と、実際に紙の搬送、印刷を行う図示省略したエンジンとのエンジンI/F215からなっている。また、本実施例におけるプリンタ2では色処理モードとしてフルカラーモードと白黒モードを備えており、更に後述するようにホストから入力された制御情報により色処理モードを印刷データのページ単位で切り替え可能なものとする。また、セントロI/F接続3は、ネットワークと置き換えられ、セントロI/F209、210は、ネットワークI/Fもしくはネットワークボードであっても本実施例を満たすことが可能である。
CPU212は入力部であるセントロI/F210を介してホストコンピュータである情報処理装置との通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報などを情報処理装置1に通知できる。RAM213は、図示省略した増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM213は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。
本実施の形態で説明される情報処理装置1内で動作するプリンタ色処理モード自動制御プログラムは、情報処理装置1のHDドライブ203またはROM205に格納されているか、もしくはフロッピー(登録商標)ディスク206などの記憶媒体からFDドライブ207を介してプログラムコードがインストールされ、本発明の機能が実現されるものでもかまわない。
更に、該プログラムを記憶しておく記憶媒体は、フロッピー(登録商標)ディスクにかぎらず、CD−ROM、CD−R、光磁気ディスク、光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等であってもかまわない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することにより、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プリンタ等の印刷装置が直接接続されているか、あるいはネットワーク経由で接続されているホストコンピュータ等の情報処理装置における典型的な印刷処理の構成図を図9に示す。
アプリケーション1901、グラフィックエンジン1902、プリンタドライバ1903、およびシステムスプーラ1904は、外部メモリであるHDドライブ203に保存されたファイルとして存在し、実行される場合にOSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM202にロードされ実行されるプログラムモジュールである。また、アプリケーション1901およびプリンタドライバ1903は、外部メモリのHDドライブ203やFD206や不図示のCD−ROM、あるいは不図示のネットワークを経由して外部メモリのHDに追加することが可能となっている。
外部メモリに保存されているアプリケーション1901はRAM202にロードされて実行されるが、このアプリケーション1901からプリンタ2に対して印刷を行う際には、同様にRAM202にロードされ実行可能となっているグラフィックエンジン1902を利用して出力(描画)を行う。
グラフィックエンジン1902は、印刷装置ごとに用意されたプリンタドライバ1903を用いてプリンタの制御コマンドに変換する。変換されたプリンタ制御コマンドは、OSによってRAM202にロードされたシステムスプーラ1904を経てインタフェースを介してプリンタ2へ出力される仕組みになっている。
本実施形態の印刷システムは、図9で示すプリンタと情報処理装置からなる印刷システムに加えて、更に図10に示すように、アプリケーションからの印刷データを一旦中間コードデータでスプールする構成を有する。
図10は、図9のシステムを拡張したもので、グラフィックエンジン1902からプリンタドライバ1903へ印刷命令を送る際に、一旦中間コードからなるスプールファイル2003を生成する構成をとる。図9のシステムでは、アプリケーション1901が発行する描画命令をプリンタドライバ1903はグラフィックエンジン1902を介して順次処理を行う。本発明では、アプリケーション1901から送られてくる描画命令を順次処理するのは、スプーラ2001であり、スプーラ2001は1ページ分の描画命令を中間データに変換する。
1ページ分の中間データが生成後、プリンタドライバ1903が中間データから印刷命令を生成する仕組みをとることで、プリンタにコマンドを送出する前(印刷命令生成前)に描画命令を解析することが可能となる。
また、一旦中間データ2002をスプールすることにより、プリンタドライバ1903は、何度でも印刷命令を生成するだけではなく、描画メモリ空間2003を使った印刷シュミレーションを行うことも可能となる。
以下、図10を使って本実施例の概要説明を行う。図に示すとおり、この拡張された処理方式では、グラフィックエンジン1902からの印刷命令をスプーラ2001が受け取る。
スプーラ2001は受け取った印刷命令を中間コードに変換してスプールファイル2002に出力する。スプーラ2001は、カラーモノクロ判定が設定されている時は、印刷命令毎にカラー情報のチェック処理を実施する。カラー情報が存在すると判定された時は、印刷命令を描画した時の描画領域を算出し、その値をカラー領域として保持する。既にカラー領域が存在しているときは、カラー領域の更新処理を行う。更新したカラー領域は用意したメモリ空間に保持する。なお、スプールファイル2003は外部メモリであるHD203上にファイルとして生成するが、RAM202上に生成されても構わない。
本実施例ではスプールファイル2002は、カラー情報を保持した形式でスプールする。
1物理ページ分、スプールファイルが揃うと、プリンタドライバ1903は、そのページにカラー領域があるかどうかで処理を切り換える。
1)カラー領域がない場合:そのページをモノクロモードで動作することを決定、中間データをモノクロの印刷命令に変換し、システムスプーラ1904経由でプリンタ2に出力する。
2)カラー領域がある場合:カラー領域分の描画メモリ空間を用意し、中間データを解析して確保したメモリ空間にレンダリング処理を実施する。
カラー領域に関係する中間データを全てレンダリングした後の描画メモリ空間上をカラー判定。
2.1)カラー判定時、そのページをカラーモードで動作することを決定、
中間データをカラーの印刷命令に変換し、システムスプーラ1904経由でプリンタ2に出力する。
2.2)モノクロ判定時、そのページをモノクロモードで動作することを決定、
中間データをモノクロの印刷命令に変換し、システムスプーラ1904経由でプリンタ2に出力する。
次に図1を使って、前記ドライバで生成されたプリンタ制御コマンドを受け、本実施例を実現する印刷システムの印刷を担うカラーレーザビームプリンタ(以下「カラーLBP」と記述)の構成について説明する。
図1は、600ドット/インチ(dpi)の解像度を有し、各色成分各画素が8ビットで表現された多値データに基づいて画像記録を行うカラーLBPの構造を示す側断面図である。
図1において、100はカラーLBP本体であり、外部に接続されているホストコンピュータなどから供給されるプリントデータ(文字コードや画像データ等)及び制御コードから成る印刷情報を入力して記憶するとともに、それらの情報に従って対応する文字パターンやイメージ等を作成し記憶媒体である記録紙上に像を形成する装置である。
110はホストコンピュータから供給される印刷情報を解析し印刷イメージの生成処理を行うとともにカラーLBP本体100の制御を行うフォーマッタ制御部である。また、フォーマッタ制御部110は、ユーザによる操作およびユーザに対する状態通知のためのスイッチおよびLED表示器等が配されているオペレーション・パネル部120と接続されており、そのパネル部は印刷装置100の外装の一部として配設されている。フォーマッタ制御部110において生成された最終的な印刷イメージはビデオ信号として出力制御部130に送出され、出力制御部130は印刷装置100の不図示の各種センサからの状態入力とともに光学ユニット140および各種駆動系機構部に対し制御信号を出力し印刷装置100としての印刷処理を制御を司るものである。
図1に示す印刷装置において、給紙カセット161から給紙された用紙Pはその先端をグリッパ154fにより狭持されて、転写ドラム154の外周に保持される。光学ユニット140により感光ドラム151上に形成された各色の潜像は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(B)の各色現像器Dy,Dm,Dc,Dbにより現像化されて、転写ドラム外周の用紙に複数回転写されて多色画像が形成される。その後、用紙Pは転写ドラム154より分離されて、定着ユニット155で定着され、排紙部159より排紙トレー部160に排出される。ここで各色の現像器Dy,Dm,Dc,Dbは、その両端に回転支軸を有し、各々がその軸を中心に回転可能となるように現像器選択機構部152に保持される。これによって、各現像器Dy,Dc,Db,Dnは、図1に示すように現像器選択のために現像器選択機構部152が回転軸152aを中心にして回転しても、その姿勢を一定に維持できる構成をとっている。選択された現像器が現像位置に移動後、現像器選択機構部152は現像器と一体で支点153bを中心にして、選択機構保持フレーム153がソレノイド153aにより感光ドラム151方向へ引っ張られ、感光ドラム151方向へ移動し現像処理が行われるように構成されている。
次に、帯電器156によって感光ドラム151が所定の極性に均一に帯電される。フォーマッタ制御部110においてデバイス依存ビットマップとして展開された印刷情報は、対応するパターンのビデオ信号に変換されレーザドライバに出力され半導体レーザ141を駆動する。入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ141から発射されるレーザ光はオンオフ制御され、さらにスキャナモータ143によって高速回転するポリゴンミラー142で左右方向に振らされ、ポリゴンレンズ134、反射鏡144を介して感光ドラム151上を走査露光する。これにより、感光ドラム151上には画像パターンの静電潜像が形成されることになる。
次に、例えば、M(マゼンタ)色の静電潜像がM(マゼンタ)色の現像器Dmにより現像され、感光体ドラム151上にM(マゼンタ)色の第1のトナー像が形成される。一方、所定のタイミングで転写紙Pが給紙され、トナーと反対極性(例えばプラス極性)の転写バイアス電圧が転写ドラム154に印加され、感光体ドラム151上の第1トナー像が転写紙Pに転写されると共に、転写紙Pが転写ドラム154の表面に静電吸着される。その後、感光ドラム151はクリーナー157によって残留するM(マゼンタ)色トナーが除去され、次の色の潜像形成及び現像行程に備える。
以下同様の手順によってC(シアン)、Y(イエロ)、Bk(ブラック)の順で第2,3,4色目のトナー像の転写が行われる。但し、各色の転写時には、転写ドラム154には前回よりも高いバイアス電圧が印加される点は異なる。4色のトナー像が重畳転写された転写紙Pの先端部が分離位置に近づくと、分離爪158が接近してその先端が転写ドラム154の表面に接触し、転写紙Pを転写ドラム154から分離させる。分離された転写紙Pは定着ユニット155に搬送され、ここで転写紙上のトナー像が定着されて排紙トレイ160上に排出される。本実施例のカラーレーザビームプリンタは、以上のような画像形成過程を経て600ドット/インチ(dpi)の解像度で画像出力を行う。
以上は、カラーモードで動作した時の説明であるため、フォーマッタ制御部110においては最終的な印刷イメージおよびビデオ信号は、Y、M、C、K各々が生成される。一方モノクロモードで動作した時は、フォーマッタ制御部110で生成されるイメージ及び、ビデオ信号はモノクロ成分であるKのみが生成されることになる。
また、本発明を運用可能なプリンタは、上記カラーモードとモノクロモードをページ単位で切り換えて動作可能である必要がある。
さらに、本発明を適用可能なプリンタは、カラーLBPに限られるものではなく、インクジェットプリンタやサーマルプリンタ等、他のプリント方式のカラープリンタでもよい。
次に本発明の構成要素であるフォーマッタ制御部110内部の動作を図5を使って説明する。
プリンタドライバが生成した印刷命令501には、ページの先頭にカラーモード指定命令がついていることを示している。カラーモードに変化がないページでは省略も可能である。ページの先頭にカラーモード指定命令が付属することでプリンタはページの先頭を解析するだけでエンジンのカラー動作モードを決定することが可能となる。
プリンタI/F210からプリンタ2に入力した印刷命令501は、ROM211内に格納され、CPU212で動作する印刷コマンド解析プログラムによって解析される。印刷命令の先頭に付けられたカラーモード設定コマンドを解析する(502)。
モノクロモードページの時は、プリンタエンジンの動作モードをモノクロにセット。次に、モノクロのビットマップを展開するための領域(例1bit/pixel バンドメモリ)をRAM213上に確保。印刷命令を確保したビットマップ空間に展開する(503)。1ページ、またはバンド分の展開処理が終了すると、モノクロ成分からビデオ信号を出力制御部130に送出する(504)。
カラーモードページの時は、プリンタエンジンの動作モードをモノクロにセットする。
カラー情報を展開可能なビットマップ空間(例24bit/pixel ページメモリ)をRAM213上に1ページ、または数バンド分確保し、その空間に印刷命令をカラー値(RGB or YMCK)でレンダリングする(505)。
1ページ、またはバンド分の展開処理が終了すると、出力色成分(YMCK)のビデオ信号を出力制御部130に送出する(506)。
次に、本実施例における、ホストマシン上で動作するドライバ処理フロー、図7を使って説明する。
S701:ドライバ内部で保持するカラー領域を「存在しない」ことを示す初期値に設定する。S702へ
S702:スプーラ2001で、1ページ分の中間データ生成時にカラー判定実施、カラーで出力すべき描画命令の描画領域からカラー領域を算出して保持、S703へ
S703:カラー領域が存在する時はS704へ、存在しないときはS708へ、
S704:プリンタドライバ1903が、最低限カラー領域分のカラービットマップメモリ空間(2003)を確保し、カラー領域に関係する中間データを確保したメモリ空間に展開する。S705へ、
S705:描画メモリ上をカラー判定 S706へ、
S706:カラーと判定した時はS707へ、モノクロと判定されたときはS708へ、
S707:中間データから、カラーモード用印刷命令生成、プリンタに送出S709へ
S708:中間データから、モノクロモード用印刷命令生成、プリンタに送出S709へ
S709:次ページの中間データ存在するなら、S701へ、なければ処理終了
さらに、図8を使って、一回目の中間データ単位のカラー判定処理S702内部の処理フローを詳細に説明する。
S801:OSから渡される描画命令から中間データを生成する。S802へ、
S802:描画命令の描画範囲を演算
S803:描画範囲が、カラー領域に完全に含まれるなら、S808へ、一部でも領域から出ていたらS804へ、
S804:カラー情報量が規定値以下ならS805へ、以上ならその描画命令はカラーと判断しS807へ、
S805:カラー判定実施(カラー情報中に、カラーで出力すべき値がないかチェック)S806へ、
S806:カラーと判定した時は、S807へ、ない時はS808へ、
S807:カラー領域にS802で求めた描画範囲を加える形で更新。S808へ、
S808:1ページ分の描画命令が全て中間データに変換されたら処理終了、まだあればS801へ、
「S804:カラー情報量が規定値以下なら」の意味を説明する。本実施例では、カラーの判定を高速にかつ正確に行うために、通常のモノクロ文字だけのページは高速なカラー判定を行う。そのためスプール時に行う最初のカラー判定は、処理が重くならないよう、カラー判定を行う量に規定値を設けるものである。アプリケーションから渡される描画命令は、理論上は無限大である。一方、二つ目のカラー判定はカラーと判定された領域であるため、最大でもページサイズ分となる。
そこで、本実施例では、描画命令に含まれるカラー情報の量にある程度の制限を設け、その値以上の描画命令は、カラーと判定してしまい、二つ目のカラー判定に最終判断を任せるものである。規定値は、ホストマシンのCPUスペック等によって大きく影響をうけるものであるため、システムに最適な値をとることが望ましい。
さらに「S805:カラー判定実施(カラー情報中に、カラーで出力すべき値がないかチェック)」の意味を簡単に説明する。例えばカラー情報値R,G,Bの値が全て同じ値の時はモノクロ値とする。逆に、R,G,B=(255,0,0)のように揃っていない時は、カラーとして扱う。ところが、この3つの値が微妙に異なっていても、全体の中でその違いが誤差レベルであれば人間の視覚特性的にはモノクロとして判断したほうが、ユーザからは好ましい結果となることが多い。
そこで、カラーと判断するR,G,BのΔ値を定めることで、カラー判定を行うことを意味している。当然Δ値は0であってもかまわない。
本実施例では、印刷データから中間データを生成する際に、一回目のカラー判定を行っているが、もちろんこれに限るものではない。生成した中間データに再度アクセスして一回目のカラー判定を行っても良い。
図6は、図10の中間データのスプールファイル2002(HDドライブ203上に生成される)に格納されている中間データの一時保存ファイルの内容を示したものである。なお、図6中において、〔ジョブ開始命令〕、〔改ページ命令〕(FF)、文字印字命令等の記述がされているが、これらはファイル中の印字データを便宜的に判りやすくするための標記であり、実際は、バイナリ形式で格納されている。
なお、本実施例においては、本プリンタ色処理モード自動制御プログラムを含む印刷関連モジュールを記憶する媒体をFDもしくはHDドライブ203としたが、それ以外にCD−ROM、ICメモリカード等であってもよい。更に、本プリンタ色処理モード自動制御プログラム単独、もしくは本プリンタ色処理モード自動制御プログラムを含む印刷関連モジュールとしてROM205に記憶しておき、これをメモリマップの一部となすように構成し、直接CPU201で実行することも可能である。
このように、本実施例では、情報処理装置内では、描画命令毎に処理が重くならない範囲でカラー判定処理を行い、簡単に確実にモノクロと判定できたページ(モノクロ文字ページ等)は、モノクロと判定し高速に印刷命令を生成。それ以外は、カラー情報が存在する可能性のある描画領域分のビットマップメモリ空間にレンダリング処理を行い、正確なカラーモノクロ判定を実施するものである。
印刷処理の構成図 本発明に係る情報処理装置と印刷装置の内部構成を示す図 モジュール構成図 本発明に係るシステムの構成を説明するブロック図 フォーマッタ制御部の内部の動作説明図 中間コードデータ一時保存ファイルの内容を示した図 本発明に係る情報処理装置上で動作するプリンタドライバの処理を説明するためのフローチャート 中間データ単位のカラー判定処理の詳細を説明するためのフローチャート 情報処理装置内で動作するモジュール構成図 情報処理装置内で動作するモジュール構成図
符号の説明
1 情報処理装置
2 プリンタ
3 セントロI/F接続
201 CPU
202 RAM
203 HDドライブ
204 ディスプレイ
205 ROM
206 FD
207 FDドライブ
208 キーボード
209 セントロI/F
210 セントロI/F
211 ROM
212 CPU
213 RAM
214 コプロセッサ
215 エンジンI/F

Claims (6)

  1. 描画命令を解析して印刷処理を行う印刷システムであって、
    前記印刷システムは、描画命令から、カラー情報を持った中間データに変換し、最低1ページ分スプールする手段と、
    前記中間データ変換時に、色属性をカラー判定し、カラーと判定した描画命令の描画領域をカラー領域として記憶する手段と、1ページ分中間データ生成後、
    (あ)カラー領域が存在しないページは、前記生成した中間データからモノクロモードで印刷処理を実施する手段と、
    (い)カラー領域が存在するページは、前記記憶されているカラー領域分のビットマップ展開メモリ領域を確保する手段と、領域に関係する中間データをビットマップ展開メモリ領域に展開する手段と、前記展開したビットマップ展開メモリ領域をカラー判定する手段と、前記判定した結果カラー情報なしと判断したページは、モノクロモードで印刷処理を実施する手段と、前記ビットマップ展開メモリ領域を判定した結果カラー情報ありと判定したページはモノクロモードで印刷処理を実施する手段を有することを特徴とする印刷システム。
  2. 請求項1記載の印刷システムにおいて、前記中間データ変換時に、色属性をカラー判定し、カラーと判定した描画命令の描画領域をカラー領域として記憶する手段は、
    ページ初期化時に、「領域なし」に初期化されるカラー領域保持手段と、
    描画命令の描画領域を算出する手段と、前記算出した描画領域がカラー領域保持手段に保持されているカラー領域内に含まれるかを演算する手段と、演算した結果完全に包含されるときは、カラー判定を行わず、一部でも含まれない時は、カラー判定を行う手段と、
    カラー判定結果がカラーの時はカラー領域を更新する手段を有することを特徴とする印刷システム。
  3. 請求項2記載印刷システムにおいて、前記カラー判定を行う手段は、描画命令中のカラー情報量が規定値以内の時のみ実施し、規定値を超える量の時はカラーと判定する手段を有することを特徴とする印刷システム。
  4. 描画命令を解析して印刷命令を生成し印刷装置に送信して印刷させる印刷制御装置と、印刷制御装置が生成した印刷命令を受信して1ページ単位でカラーモードを切り換えて処理可能な印刷装置で構成される印刷システムであって、
    前記印刷制御装置は、描画命令から、カラー情報を持った中間データに変換し、最低1ページ分スプールする手段と、
    前記中間データ変換時に、色属性をカラー判定し、カラーと判定した描画命令の描画領域をカラー領域として記憶する手段と、1ページ分中間データ生成後、
    (あ)カラー領域が存在しないページは、前記生成した中間データからモノクロモードの印刷命令を生成する手段と、
    (い)カラー領域が存在するページは、前記記憶されているカラー領域分のビットマップ展開メモリ領域を確保する手段と、領域に関係する中間データをビットマップ展開メモリ領域に展開する手段と、前記展開したビットマップ展開メモリ領域をカラー判定する手段と、前記判定した結果カラー情報なしと判断したページは、前記生成した中間データからモノクロモードで印刷命令を生成する手段と、前記ビットマップ展開メモリ領域を判定した結果カラー情報ありと判定したページは前記生成した中間データからカラーモードで印刷命令を生成する手段を有することを特徴とする印刷システム。
  5. 請求項3記載印刷システムにおいて、前記中間データ変換時に、色属性をカラー判定し、カラーと判定した描画命令の描画領域をカラー領域として記憶する手段は、
    ページ初期化時に、「領域なし」に初期化されるカラー領域保持手段と、
    描画命令の描画領域を算出する手段と、前記算出した描画領域がカラー領域保持手段に保持されているカラー領域内に含まれるかを演算する手段と、演算した結果完全に包含されるときは、カラー判定を行わず、一部でも含まれない時は、カラー判定を行う手段と、
    カラー判定結果がカラーの時はカラー領域を更新する手段を有することを特徴とする印刷システム。
  6. 請求項5記載印刷システムにおいて、前記カラー判定を行う手段は、描画命令中のカラー情報量が規定値以内の時のみ実施し、規定値を超える量の時はカラーと判定する手段を有することを特徴とする印刷システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015061208A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 理想科学工業株式会社 カラーモード判定装置およびプログラム

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