JP2005349772A - 印刷装置、及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷装置におけるメモリ効率を改善し、印刷処理を迅速に行うための技術を提供すること。
【解決手段】 印刷データに従った画像をレンダリングする前段で、この印刷データに付加された付加データを参照し(S402)、この画像がカラー画像であるか否かを判断し(S403)、判断結果に応じたメモリマップに従って、メモリ上のエリアを確保する(S404,S405)。
【選択図】 図4

Description

本発明は、印刷技術に関するものである。
従来のページプリンタは各社独自のページ記述言語を解析するコントローラを装備しており、ページ記述言語に従った印刷制御コマンドをホストコンピュータから受け取ると、コマンド解析処理および描画処理を行った後にページ単位にビットマップ展開した画像を形成して印刷出力している。一般にPDLは印刷装置のエンジンやコントローラハードウェアに依存しないような制御言語として設計されている。
しかし、近年のホストコンピュータ環境ではGUI(Graphic User Interface)を持つOSが主流となっており、ホスト側でもプリンタ内部で行っている上記処理が可能になってきている。近年のPCに搭載されている汎用CPUの性能は印刷装置に搭載される組み込み型CPUの性能に比べて進歩がめざましく、現在の一般的なオフィスでは印刷装置のCPU性能よりもホストPCのCPU性能が高い場合が多く、それらのホストPCには従来プリンタ内部で行っている印刷処理の一部を任せることも可能である。
例えば、特許文献1に記載されているように、ホストコンピュータとプリンタ側の両方で印刷データのRIP処理を行い、RIP処理が早く終わった方のイメージデータを印刷処理で使用することにより、印刷出力を効率化する仕組みが考えられている。
特開平11−134121号公報
そのため、従来プリンタンタ内部で行っている印刷処理の一部をホスト側に任せ、プリンタのASICやメモリを削減することで、プリンタのコストを大幅に下げることが可能である。しかし、パフォーマンスまで落とすことは許されず、少ない資源でいかに効率よく高速な描画処理を行うか、という課題を解決する必要がある。
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、印刷装置におけるメモリ効率を改善し、印刷処理を迅速に行うための技術を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の印刷装置は以下の構成を備える。
すなわち、メモリと、印刷データに従った画像を当該メモリ上にレンダリングするレンダリング手段と、当該レンダリング手段がレンダリングした画像を印刷する印刷手段とを備える印刷装置であって、
前記レンダリング手段が印刷データに従った画像をレンダリングする前段で、当該印刷データに付加された付加データを参照して、当該画像がカラー画像であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段による判断結果に応じたメモリマップに従って、前記メモリ上のエリアを確保するメモリ確保手段とを備え、
前記レンダリング手段は、前記メモリ確保手段が確保したエリア上に前記画像をレンダリングすることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の印刷装置の制御方法は以下の構成を備える。
すなわち、メモリと、印刷データに従った画像を当該メモリ上にレンダリングするレンダリング手段と、当該レンダリング手段がレンダリングした画像を印刷する印刷手段とを備える印刷装置の制御方法であって、
前記レンダリング手段が印刷データに従った画像をレンダリングする前段で、当該印刷データに付加された付加データを参照して、当該画像がカラー画像であるか否かを判断する判断工程と、
前記判断工程による判断結果に応じたメモリマップに従って、前記メモリ上のエリアを確保するメモリ確保工程とを備え、
前記レンダリング手段は、前記メモリ確保工程で確保したエリア上に前記画像をレンダリングすることを特徴とする。
本発明の構成により、印刷装置におけるメモリ効率を改善し、印刷処理を迅速に行うことができる。
以下添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。先ず、以下の実施形態に係る印刷装置について説明する。すなわち、以下の各実施形態では同じ構成の印刷装置を用いる。
図1は、本発明の印刷装置としての、カラーレーザービームプリンタ(以下「カラーLBP」と呼称する)の基本構成を示す図である。以下の説明では、このカラーLBPは、600dpiの解像度を有し、且つ各色成分の各画素が8ビットで表現される画像に基づいて画像記録を行うものとするが、これに限定するものではない。
同図において100はカラーLBP本体で、外部に接続されているホストコンピュータなどから供給されるプリント(印刷)データ(文字コードや画像データ等)、及び制御コードから成る印刷情報を入力して記憶するとともに、それらの情報に従って対応する文字パターンやイメージ等を作成し、記憶媒体である記録紙上に像を形成する装置である。
110はホストコンピュータから供給される印刷情報を解析し、印刷イメージの生成処理を行うとともに、カラーLBP本体100の制御を行うフォーマッタ制御部である。またフォーマッタ制御部110は、ユーザによる操作やユーザに対する状態通知のためのスイッチ、LED表示器等が配されているオペレーション・パネル部120と接続されており、そのパネル部120は印刷装置100の外装の一部として配設されている。フォーマッタ制御部110において生成された最終的な印刷イメージはビデオ信号として出力制御部130に送出され、出力制御部130は印刷装置100の不図示の各種センサからの状態入力とともに光学ユニット140および各種駆動系機構部に対し制御信号を出力し、カラーLBPとしての印刷処理の制御を司るものである。
同図に示すカラーLBPにおいて、給紙カセット161から給紙された用紙Pはその先端をグリッパ154fにより狭持されて、転写ドラム154の外周に保持される。光学ユニット140により感光ドラム151上に形成された各色の潜像は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(B)の各色現像器Dy,Dm,Dc,Dbにより現像化されて、転写ドラム154の外周の用紙に複数回転写されて多色画像が形成される。
その後、用紙Pは転写ドラム154より分離されて、定着ユニット155で定着され、排紙部159より排紙トレー部160に排出される。ここで各色の現像器Dy,Dm,Dc,Dbは,その両端に回転支軸を有し、各々がその軸を中心に回転可能となるように現像器選択機構部152に保持される。これによって、各現像器Dy、Dc、Db、Dnは、図1に示すように現像器選択のために現像器選択機構部152が回転軸152aを中心にして回転しても、その姿勢を一定に維持できる構成をとっている。選択された現像器が現像位置に移動後、現像器選択機構部152は現像器と一体で支点153bを中心にして、選択機構保持フレーム153がソレノイド153aにより感光ドラム151方向へ引っ張られ、感光ドラム151方向へ移動し、現像処理が行われるように構成されている。
次に、帯電器156によって感光ドラム151が所定の極性に均一に帯電される。フォーマッタ制御部110においてデバイス依存ビットマップとして展開された印刷情報は、対応するパターンのビデオ信号に変換されレーザドライバに出力され、半導体レーザ141を駆動する。入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ141から発射されるレーザ光はオンオフ制御され、さらにスキャナモータ143によって高速回転するポリゴンミラー142で左右方向に振らされ、ポリゴンレンズ144、反射鏡145を介して感光ドラム151上を走査露光する。
これにより、感光ドラム151上には画像パターンの静電潜像が形成されることになる。次に、例えば、M(マゼンタ)色の静電潜像がM(マゼンタ)色の現像器Dmにより現像され、感光体ドラム151上にM(マゼンタ)色の第1のトナー像が形成される。一方、所定のタイミングで転写紙Pが給紙され、トナーと反対極性(例えばプラス極性)の転写バイアス電圧が転写ドラム154に印加され、感光体ドラム151上の第1トナー像が転写紙Pに転写されると共に、転写紙Pが転写ドラム154の表面に静電吸着される。
その後、感光ドラム151はクリーナー157によって残留するM(マゼンタ)色トナーが除去され、次の色の潜像形成及び現像行程に備える。
以下同様の手順によってC(シアン)、Y(イエロー)、Bk(ブラック)の順で第2、3、4色目のトナー像の転写が行われる。但し、各色の転写時には、転写ドラム154には前回よりも高いバイアス電圧が印加される点が異なる。4色のトナー像が重畳転写された転写紙Pの先端部が分離位置に近づくと、分離爪158が接近してその先端が転写ドラム154の表面に接触し、転写紙Pを転写ドラム154から分離させる。分離された転写紙Pは定着ユニット155に搬送され、ここで転写紙上のトナー像が定着されて排紙トレイ160上に排出される。
本実施形態に係るカラーLBPは、以上のような画像形成過程を経て600dpiの解像度で画像出力を行う。なお、印刷装置は必ずしもカラーLBPに限定するものではなく、インクジェットプリンタやサーマルプリンタ等、他のプリント方式のカラープリンタでもよい。
次に、フォーマッタ制御部110の動作について説明する。図2は、印刷装置100の機能構成、及びホストコンピュータの機能構成を示すブロック図である。フォーマッタ制御部110は、通常はPDLコントローラなどとも呼ばれている部分であり、ホストコンピュータ2000との接続手段であるところのインタフェース(I/F)部2101、ホストコンピュータ2000からの受信データ等を一時的に保持管理するための受信バッファ2103、ホストコンピュータ2000への送信データ等を一時的に保持管理するための送信バッファ2104、印刷データの解析を司るコマンド解析部2107、印刷制御処理実行部2109、描画処理実行部2105、ページメモリ2106、出力制御部2108、プリンタエンジン2110により構成されている。なお、これらの各部は本実施形態ではハードウェアでもって構成されているものとするが、メモリを除く全部もしくは一部をソフトウェアでもって構成するようにしても良い。
I/F2101は、ホストコンピュータ2000とデータ通信を行うためのインターフェースとして機能するものであり、例えばホストコンピュータ2000から送信される印刷データの受信はこのI/F2101を介して印刷装置100に入力される。この通信のプロトコルとしては、IEEE−1284やIEEE−1394といった通信プロトコルが使用可能であるが、これに限定するものではない。
ホストコンピュータ2000から印刷データが送信されると、この印刷データはI/F2101を介して逐次受信バッファ2103に蓄積される。そして必要に応じてコマンド解析部2107または描画処理実行部2105によって読み出され処理される。
コマンド解析部2017は、印刷命令体系や印刷ジョブ制御言語に準じた制御プログラムを保持しており、これを実行して、文字印字、図形、イメージなどの描画に関する印刷データの解析を行い、その結果を描画処理実行部2105に与える。また、給紙選択やリセット命令などの描画以外のコマンドは、印刷制御処理実行部2109に与える。
描画処理実行部2105は、文字やイメージの各描画オブジェクトをページメモリ2106内のバンドメモリ等、印刷装置100が有するメモリ上に逐次展開するレンダラとして機能するものである。すなわち、コマンド解析部2107により与えられた「印刷データ中のオブジェクトのデータ」に基づいて、このオブジェクトの画像(ビットマップデータ)をバンドメモリ等のメモリにレンダリングする。
本実施形態では、描画処理実行部2105は画像をレンダリングする場合には、MCYKの面順に行うのであるが、レンダリングする画像はデバイス依存ビットマップデータであって、各面のビットマップデータをバンドメモリ等のメモリにレンダリングするのであるが、標準状態では、バンドメモリ等のメモリにおいて全ての面(M、C、Y、K)のビットマップデータを記憶するためのエリアを一度に確保するわけではなく、1プレーン(1、2 or 4bit/pixel)の数分の1の領域のデータを記憶するためのエリアを確保し、このエリアを時分割に使用している。確保したエリアにレンダリングされた画像のデータは順次出力制御部2108によって後段のプリンタエンジン2110に送出される。
通常はこのようにYMCKレンダラによる展開(レンダリング)処理とプリンタエンジン2110へのビデオ信号のシッピングの追いかけっこ、つまりバンディング制御によってページメモリ2106は管理されているが、ページメモリ2106に十分なメモリ容量がある場合は1ページ分が展開可能な領域を確保しても良い。
出力制御部2108は、バンドメモリ(ページメモリ)2106の内容をビデオ信号に変換処理し、プリンタエンジン2110へ画像転送を行う。プリンタエンジン2110は、受け取ったビデオ信号を記録紙に永久可視画像形成するための印刷機構部であり、図1において前述したものである。
このように、本実施形態に係る印刷装置100は、印刷データに従った画像をバンドメモリ等のメモリ上に確保されたエリア上にレンダリングし、レンダリング後の画像を順次プリンタエンジン2110に送出する。
次に、ホストコンピュータ2000について説明する。ホストコンピュータ2000は、印刷データ、制御コードから成る印刷情報を印刷装置100に出力する。ホストコンピュータ2000には、入力デバイスであるところのキーボード2009やポインティングデバイスであるところのマウス2010、表示デバイスであるディスプレイモニタ2008が接続されている。
ホストコンピュータ2000の構成は、アプリケーション2001,グラフィックサブシステム2002、スプーラ2003に大別され、これらは基本OS(オペレーティングシステム)により管理されている。
アプリケーションソフトウェア2001は、例えば、ワープロや表計算などの基本ソフトウェア上で動作する応用ソフトウェアである。グラフィックサブシステム2002は、基本OSの機能の一部であるGraphic Device Interface(以後、GDIと記す)2004とそのGDIから動的にリンクされるデバイスドライバであるところのプリンタドライバ3022によって構成されている。
プリンタドライバ2005は、GDIからDDI(Device Driver Interface)というインターフェース関数を介してコールされ、デバイスに応じた処理を描画オブジェクト毎に行うものである。当然、このプリンタドライバ2005は、印刷装置100についてのプリンタドライバである。
スプーラ2003は、基本OSが管理しているスプールファイルシステムであり、設定により1ページ単位、またはジョブ単位で印刷データをスプールファイル2006にスプールし、I/F2007を介して印刷装置100に送出する。
なお、基本OSによって、上述したこれらの名称や機能的な枠組みは若干異なる場合があるが、以下説明する各処理が実現可能な構成であれば、これに限定するものではない。例えば、スプーラやスプールファイルと呼ばれるものは、別のOSによってはプリント・キューと呼ばれるモジュールに処理を組み込むことによっても実現可能である。なお一般的に、これらの各機能モジュールを含むホストコンピュータ2000は、中央演算処理装置(CPU)、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスクドライブ(HDD)、各種入出力制御部(I/O)などのハードウェアのもとで、基本ソフトと呼ばれるソフトウェアがその制御を司り、その基本ソフトの元で、それぞれの応用ソフト、サブ・システム・プロセスが機能モジュールとして動作するようになっている。
次に、このような構成を備えるホストコンピュータ2000が印刷データを生成して印刷装置100に送信する一連の処理について、同処理のフローチャートを示す図3を参照して以下説明する。
先ず、プリンタドライバ2005は、印刷装置100に送信する印刷データをバンド単位で生成する(ステップS301)。ここでいうバンド単位とは、印刷装置100において印刷データをイメージデータに展開処理単位であり、用紙サイズのデータを用紙の搬送方向と垂直に分けた領域である。次に、プリンタドライバ2005は、ステップS301で生成したバンド単位の印刷データの描画内容(色属性フラグ)を解析することによりカラーのデータが含まれるか否か、すなわち、ステップS301で生成した印刷データに従って印刷装置100がレンダリングを行った場合に、レンダリングされた画像がカラー画像であるか否かをチェックする(ステップS302)。
そしてステップS302におけるチェックの結果、ステップS301で生成した印刷データがカラー画像の印刷データである場合には、ステップS301で生成した印刷データに「カラー画像の印刷データである旨を示すデータ」をバンド特性情報として付加する。一方、ステップS301で生成した印刷データがモノクロ(白黒)画像の印刷データである場合には、ステップS301で生成した印刷データに「モノクロ画像の印刷データである旨を示すデータ」をバンド特性情報として付加する。
そして以上のステップS301からステップS303までの処理を1ページを構成する全てのバンドについて行う。これにより、1ページを構成する各バンドについて、カラー画像を示すものであるのか、それとも白黒画像を示すものであるのかを示す情報を付加することができる。従って印刷装置100側では、印刷データに付加されたバンド特性情報を参照することで、この印刷データがカラー画像示すものであるのか、それとも白黒画像を示すものであるのかを判断することができる。
図3に戻って、1ページを構成する全てのバンドについてステップS301からステップS303までの各処理を行った場合には処理をステップS304からステップS305に進め、全てのジョブについてステップS301からステップS304までの各処理を行ったのか否かをチェックする。
そして全てのジョブについてステップS301からステップS304までの各処理を行った場合には処理をステップS306に進め、各バンドの印刷データを印刷装置100側に送信する(ステップS306)。なお、各バンドの印刷データには上述の通り、バンド特性情報が付加されている。
以上の処理により、各バンドの印刷データにバンド特性情報を付加して印刷装置100側に送信することができる。
次に、ホストコンピュータ2000側から送信された各バンドの印刷データを受け、これに基づいて印刷を行う印刷装置100が行う処理の詳細について、この処理のフローチャートを示す図4を参照して、以下説明する。
ホストコンピュータ2000側から送信された各バンドの印刷データは順次I/F2101を介して印刷装置100内に入力されるので、フォーマッタ制御部110は、これを受信バッファ2103に格納する(ステップS401)。
そして、格納した印刷データに付加されているバンド特性情報を参照し(ステップS402)、この印刷データがカラー画像の印刷データであるか否か(換言すれば、この印刷データに従って描画処理実行部2105がレンダリングした画像がカラー画像であるか否か)をチェックする(ステップS403)。
ステップS403におけるチェック処理の結果、カラー画像の印刷データである場合には処理をステップS404に進め、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4プレーン分のレンダリング画像を格納するためのメモリマップに従って、ページメモリ2106内のバンドメモリにエリアを確保する(ステップS404)。なお、バンドメモリ内に十分なエリアが確保できない場合には、足りない分のエリアを印刷装置100に搭載されている他のメモリ(印刷装置100が有するCPU内のRAMなど)等に確保する。
一方、ステップS403におけるチェック処理の結果、モノクロ画像の印刷データである場合には処理をステップS405に進め、ブラックの1プレーン分のレンダリング画像を格納するためのメモリマップに従って、ページメモリ2106内のバンドメモリにエリアを確保する(ステップS405)。なお、バンドメモリ内に十分なエリアが確保できない場合には、足りない分のエリアを印刷装置100に搭載されている他のメモリ(印刷装置100が有する不図示のCPU内のRAMなど)等に確保する。
図5は、確保するエリアを説明するための図で、501は、印刷装置100が有する全てのメモリのメモリ空間を連結したメモリ空間を示す。502は、このメモリ空間501において、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4プレーン分のレンダリング画像を格納するためのメモリマップを示す。同図に示す如く、シアンのレンダリング画像を格納するための領域502a、マゼンタのレンダリング画像を格納するための領域502b、イエローのレンダリング画像を格納するための領域502c、ブラックのレンダリング画像を格納するための領域502dを規定するメモリマップとなっている。502eは、レンダリングに係る最低限必要なワークメモリ領域を示す。
503は、このメモリ空間501において、ブラックの1プレーン分のレンダリング画像を格納するためのメモリマップを示す。同図に示す如く、ブラックのレンダリング画像を格納するための領域503aを規定するメモリマップとなっている。503cは、レンダリングに係る最低限必要なワークメモリ領域を示す。
また同図に示す如く、ブラックの1プレーン分のレンダリング画像を格納するためのメモリマップに従ってエリアを確保した場合、残ったエリア503bが存在し、これは同図の場合には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4プレーン分のレンダリング画像を格納するためのメモリマップに従ってエリアを確保した場合には存在し得ないエリアである。また例え存在しても、ブラックの1プレーン分のレンダリング画像を格納するためのメモリマップに従ってエリアを確保した場合よりも、小さいエリアとなる。
従って、この空いたエリア503bを何らかの目的で用いる、例えば、ワークエリア503cとして用いることで、より広いワークエリア503cを確保することができ、描画処理をより迅速に行うことができる。またこのエリア503bの使用方法はその他に用いてもよく、他のデータを記憶するための領域(レンダリングに係る中間データを一時的に記憶するための領域)や、印刷装置100のCPUが他の処理を実行する際に用いるワークエリアとして用いても良い。
従って、例えば1ページの画像がカラー画像中ではあるが、この画像中のいくつかのバンドが白黒画像となっている場合、1ページの画像がカラー画像であるからといって常にメモリにカラー画像用のメモリマップに従ってエリアを確保する場合に比べて、本実施形態では1ページの画像をレンダリングする処理過程で、メモリに503bに相当する空き領域が発生する頻度が多くなる。そして空き領域が発生すれば、上述の通り、その領域を他の処理に使用することができるので、印刷処理全体をより迅速に行うことができる。
図4に戻って、ステップS404,ステップS405の何れの処理を行っても、少なくともバンドメモリを含むメモリ全体でレンダリングに必要なエリアは確保できるので、描画処理実行部2105は、確保したエリアに、ステップS402で参照したバンド特性情報が付加されている印刷データに従って画像をレンダリングし、ラスター画像をこのエリア上に形成する(ステップS406)。
そして以上のステップS402からステップS406までの処理を1ページを構成する全てのバンドについて行ったか否かをチェックし、1ページを構成する全てのバンドについてステップS402からステップS406までの各処理を行った場合には処理をステップS407からステップS408に進め、全てのジョブについてステップS402からステップS407までの各処理を行ったのか否かをチェックする。
そして全てのジョブについてステップS402からステップS407までの各処理を行った場合には以上の処理を終了する。
なお、出力制御部2108が、レンダリングされた画像をどのタイミングでプリンタエンジン2110に送出するのかについては特に限定しないし、本実施形態では特に重要なことではない。
[第2の実施形態]
ホストコンピュータ2000側から送信された各バンドの印刷データを受け、これに基づいて印刷を行う印刷装置100が行う、第1の実施形態とは異なる処理の詳細について、この処理のフローチャートを示す図6を参照して、以下説明する。
ステップS601,S602における処理はそれぞれステップS401,402と同じであるので、説明は省略する。
次に、フォーマッタ制御部110は、ステップS601で格納した印刷データがモノクロ画像の印刷データであるか否か(換言すれば、この印刷データに従って描画処理実行部2105がレンダリングした画像がモノクロ画像であるか否か)をチェックする(ステップS603)。
ステップS603におけるチェック処理の結果、カラー画像の印刷データである場合には処理をステップS605に進め、ステップS404と同じ処理を行う。
一方、ステップS603におけるチェック処理の結果、モノクロ画像の印刷データである場合には処理をステップS604に進め、ステップS405と同じ処理を行う。
次に、フォーマッタ制御部110は、印刷装置100が有する全てのメモリのメモリ空間を連結したメモリ空間において所定量以上の空き容量があるか否か、厳密には、次のバンドの印刷データをレンダリングした場合に得られる画像がモノクロ画像である場合に、このモノクロ画像を記憶するだけの空き領域があるか否かをチェックする(ステップS606)。上述の通り、ステップS604においてエリアを確保すると、ステップS605においてエリアを確保する場合に比べて、メモリに空き領域が発生する可能性が高い。そこで本実施形態では、この空き領域に、次のバンドの印刷データをレンダリングした場合に得られる画像がモノクロ画像である場合に、このモノクロ画像を記憶する。
よって、ステップS606におけるチェックで、所定量以上の空き容量があると判断した場合には処理をステップS607に進め、次のバンドの印刷データに付加されているバンド特性情報を参照し(ステップS607)、この印刷データがモノクロ画像の印刷データであるか否か(換言すれば、この印刷データに従って描画処理実行部2105がレンダリングした画像がモノクロ画像であるか否か)をチェックする(ステップS608)。
モノクロ画像である場合には、処理をステップS604に進め、次のバンドの印刷データについて、以降の処理を繰り返す。このように、連続した各バンドがモノクロ画像のものである場合には、(確保できる分だけ)連続してエリアを確保する処理を行う。
一方、ステップS606で所定量以上の空き容量がないと判断した場合、ステップS608でモノクロ画像ではないと判断した場合には、処理をステップS609に進める。
ステップS609からステップS611の各ステップにおける処理は、ステップS406からステップS408の各ステップと同じであるので、説明は省略する。
図7は、確保するエリアを説明するための図で、701は、印刷装置100が有する全てのメモリのメモリ空間を連結したメモリ空間を示す。702は、このメモリ空間701において、1つのバンドの印刷データ(モノクロ画像)のレンダリング画像を格納するためのメモリマップを示す。同図に示す如く、ブラックのレンダリング画像を格納するための領域702aを規定するメモリマップとなっている。702eは、レンダリングに係る最低限必要なワークメモリ領域を示す。すなわちメモリマップ702はメモリマップ503と同じである。よって領域702bは、空き領域である。本実施形態では、この空き領域に、以降のバンドのモノクロ画像をレンダリングするための領域を確保する。
703は、このメモリ空間701において、この空き領域702bに連続する3バンド分のモノクロ画像をレンダリングするための領域(それぞれ703b、703c、703d)を確保した場合のメモリマップを示す。703eは、レンダリングに係る最低限必要なワークメモリ領域を示す。
このように、連続したバンドがモノクロ画像のものである場合には、まとめてレンダリングの為のエリアを確保するので、後はまとめてモノクロ画像をレンダリングするだけでよく、1つ1つのバンドについて逐一、メモリ確保、レンダリング、といった処理を行うよりも迅速に印刷処理を行うことができる。
[その他の実施形態]
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、カメラのCPUやMPUが記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、カメラが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、カメラ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、カメラに挿入された機能拡張カードやカメラに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャート(機能構成)に対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の印刷装置としての、カラーレーザービームプリンタの基本構成を示す図である。 印刷装置100の機能構成、及びホストコンピュータの機能構成を示すブロック図である。 ホストコンピュータ2000が印刷データを生成して印刷装置100に送信する一連の処理のフローチャートである。 ホストコンピュータ2000側から送信された各バンドの印刷データを受け、これに基づいて印刷を行う印刷装置100が行う処理の詳細のフローチャートである。 確保するエリアを説明するための図である。 ホストコンピュータ2000側から送信された各バンドの印刷データを受け、これに基づいて印刷を行う印刷装置100が行う、本発明の第2の実施形態に係る処理の詳細のフローチャートである。 確保するエリアを説明するための図である。

Claims (5)

  1. メモリと、印刷データに従った画像を当該メモリ上にレンダリングするレンダリング手段と、当該レンダリング手段がレンダリングした画像を印刷する印刷手段とを備える印刷装置であって、
    前記レンダリング手段が印刷データに従った画像をレンダリングする前段で、当該印刷データに付加された付加データを参照して、当該画像がカラー画像であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断結果に応じたメモリマップに従って、前記メモリ上のエリアを確保するメモリ確保手段とを備え、
    前記レンダリング手段は、前記メモリ確保手段が確保したエリア上に前記画像をレンダリングすることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記メモリ確保手段は、
    前記判断手段がカラー画像であると判断した場合には、当該カラー画像が有するそれぞれの色成分の画像を前記レンダリング手段が前記メモリ上にレンダリングした場合に、前記それぞれの色成分の画像の前記メモリ上における配置を規定するメモリマップに従って、前記メモリ上にエリアを確保し、
    前記判断手段が白黒画像であると判断した場合には、当該白黒画像の前記メモリ上における配置を規定するメモリマップに従って、前記メモリ上にエリアを確保することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記判断手段は、バンド毎の印刷データについてカラー画像であるか否かを判断し、
    前記メモリ確保手段は、バンド毎に確保するエリアを、前記判断手段によるバンド毎の判断結果に応じたメモリマップに従って確保することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記メモリ確保手段は、前記判断手段が連続して白黒画像であると判断している場合には、前記メモリ確保手段はそれぞれの白黒画像の前記メモリ上における配置を示すメモリマップに従って、前記メモリ上にエリアを確保することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の印刷装置。
  5. メモリと、印刷データに従った画像を当該メモリ上にレンダリングするレンダリング手段と、当該レンダリング手段がレンダリングした画像を印刷する印刷手段とを備える印刷装置の制御方法であって、
    前記レンダリング手段が印刷データに従った画像をレンダリングする前段で、当該印刷データに付加された付加データを参照して、当該画像がカラー画像であるか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程による判断結果に応じたメモリマップに従って、前記メモリ上のエリアを確保するメモリ確保工程とを備え、
    前記レンダリング手段は、前記メモリ確保工程で確保したエリア上に前記画像をレンダリングすることを特徴とする印刷装置の制御方法。
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