JP2006181173A - 患者情報分類装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 患者情報の配列形式に関わらず、患者情報を適切に単位情報毎に分類することのできる患者情報分類装置を実現すること。
【解決手段】 変換装置のCPUは、ユーザのコントローラの操作に基づいて、区切り文字130をメモリ130に設定し、次に、文字認識エリア情報132の設定を行う。次いで、医用画像データ32に基づく医用画像に対して文字認識エリア情報132で示される文字認識エリア内に文字認識処理を行う。CPUは、文字認識処理によって得られた文字認識結果134内に含まれる区切り文字130を判断して、その区切り文字130毎に文字認識結果134を分割する。そして、分割した文字認識結果134を、患者情報割り当てテーブル136の各区間に順に分類する。これにより、医用画像データ32に付帯された患者情報を個々の単位情報に分類することとなる。
【選択図】図4
Description
本発明は、一若しくは複数の文字情報からなる単位情報が区切り情報を介して一方向に複数配列されてなる患者情報であって、医用画像に付帯された前記患者情報を前記単位情報に分類する患者情報分類装置等に関する。
従来から、撮影した人体の撮影画像(以下、この画像を「医用画像」という、)に患者情報を付帯して医用画像データとして表示出力装置や画像形成装置に出力するCT(Computed Tomography)やCR(Computed Radiography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)、乳房撮影装置、超音波診断装置等といった様々な医用画像生成装置(以下、「診断装置」という。)が知られている。
図16(a)に、診断装置によって生成された医用画像データに基づいて、画像形成装置の一種であるフィルム出力装置が画像形成したフィルムFG100の一例を示す。同図(a)に示すように、フィルムFG100内には、単位情報である患者の氏名FG102、ID番号FG104、年齢FG106や性別FG108を複数配列した患者情報FG109と、医用画像FG110とが含まれている。
医用画像に付帯された患者情報は、例えば、表示出力装置における医用画像の表示出力の際に、当該医用画像とは別個に拡大表示されたり、また、医用画像データを蓄積するデータベースにおける検索キーとして使用されるように、医用の現場では、医用画像を管理する上で多用されている。
このため、診断装置が生成・出力した医用画像データに、文字認識処理を行って患者情報内の単位情報を個々に分類して、表示出力装置やデータベースに出力する患者情報分類装置が実用化されている。患者情報分類装置は、同図(b)に示すように、ID番号や氏名、年齢、性別といった単位情報毎に文字認識領域AR100〜AR400を設定し、その設定した文字認識領域内の画像に対して文字認識処理を行うことで、単位情報を個々に分類する(特許文献1参照)。
特開平11−88589号公報
ところで、診断装置が医用画像に付帯する患者情報の配列方式(フォーマット方式)は、診断装置の製造元やバージョンによって異なる。例えば、図16(b)の患者情報は、ID番号、氏名、年齢及び性別それぞれが、空白文字で区切られてフォーマットされているが、3桁のID番号“789”に“0”が付加されて6文字となるように調整されたり、氏名の後ろに空白文字を挿入して氏名から年齢までの文字数が所定数となるように調整されたりしている。尚、同図(b)における「_」は空白文字を表している。
これに対し、同図(c)の患者情報は、ID番号や氏名の字数の調整が為されないまま、空白文字で区切られてフォーマットされているため、患者情報内の各単位情報の書き出し位置が、同図(b)の患者情報の書き出し位置とずれてしまう。このため、同図(b)の患者情報に対して特許文献1の手法で設定した文字認識領域AR100〜AR400を、同図(c)の患者情報に対しても同様に設定すると、文字認識領域AR100では、ID番号を「789 SA」、氏名を「OU JIROU 032Y M」といったように正しく分類することができない。また、年齢及び性別を、文字認識領域AR300及びAR400により分類して取得することができなくなる。
また、診断装置毎の患者情報のフォーマットに応じて、文字認識領域の設定を変える方策もあるが、この場合、患者情報分類装置は診断装置毎のフォーマットを管理しなければない。このため、新たな診断装置によりフォーマットされた患者情報が付帯された医用画像データに対して文字認識処理を行う場合、管理しているフォーマットを逐一更新しなければならず、診断装置毎への対応が難しかった。
本発明は、上述したような課題に鑑みて為されたものであり、その目的とすることころは、患者情報の配列形式に関わらず、患者情報を適切に単位情報毎に分類することのできる患者情報分類装置を実現することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
一若しくは複数の文字情報からなる単位情報が区切り情報を介して一方向に複数配列されてなる患者情報であって、医用画像に付帯された前記患者情報を前記単位情報に分類する患者情報分類装置において、
前記患者情報を認識してその認識データを生成する認識手段と、
前記認識データに含まれる区切り情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出された区切り情報によって前記認識データを区分けして、その区分けした認識データを予め定められた分類基準情報に従って前記単位情報に分類する分類手段と、
を備えることを特徴としている。
一若しくは複数の文字情報からなる単位情報が区切り情報を介して一方向に複数配列されてなる患者情報であって、医用画像に付帯された前記患者情報を前記単位情報に分類する患者情報分類装置において、
前記患者情報を認識してその認識データを生成する認識手段と、
前記認識データに含まれる区切り情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出された区切り情報によって前記認識データを区分けして、その区分けした認識データを予め定められた分類基準情報に従って前記単位情報に分類する分類手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の患者情報分類装置であって、
前記認識手段は、
前記患者情報の配列方式に基づいた大きさの文字認識領域を前記医用画像上に設定する領域設定手段を有し、
前記領域設定手段により設定された文字認識領域内の患者情報を認識してその認識データを生成することを特徴としている。
前記認識手段は、
前記患者情報の配列方式に基づいた大きさの文字認識領域を前記医用画像上に設定する領域設定手段を有し、
前記領域設定手段により設定された文字認識領域内の患者情報を認識してその認識データを生成することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の患者情報分類装置であって、
前記分類手段は、
前記抽出手段により抽出された区切り情報の種類が複数ある場合に、当該複数の区切り情報のうちの一の区切り情報によって前記単位情報の分類を行うことを特徴としている。
前記分類手段は、
前記抽出手段により抽出された区切り情報の種類が複数ある場合に、当該複数の区切り情報のうちの一の区切り情報によって前記単位情報の分類を行うことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の患者情報分類装置であって、
前記分類手段は、
前記抽出手段により抽出された区切り情報によって区分けされた認識データを選択的に単位情報に分類する選択分類手段を有することを特徴としている。
前記分類手段は、
前記抽出手段により抽出された区切り情報によって区分けされた認識データを選択的に単位情報に分類する選択分類手段を有することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の患者情報分類装置であって、
前記分類手段は、
前記抽出手段により抽出された区切り情報によって区分けされた認識データのうち、前記選択分類手段により分類された認識データ以外の認識データを、前記患者情報中の予め指定された一の単位情報として分類することを特徴としている。
前記分類手段は、
前記抽出手段により抽出された区切り情報によって区分けされた認識データのうち、前記選択分類手段により分類された認識データ以外の認識データを、前記患者情報中の予め指定された一の単位情報として分類することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の患者情報分類装置であって、前記単位情報は、患者のID番号、氏名、年齢及び性別のうちの少なくとも1つを含むことを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の患者情報分類装置であって、前記区切り情報は、特定の文字、記号若しくは符号を含むことを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、
一若しくは複数の文字情報からなる単位情報が区切り情報を介して一方向に複数配列されてなる患者情報であって、医用画像に付帯された前記患者情報を前記単位情報に分類する機能をコンピュータに実現させるプログラムにおいて、
前記患者情報を認識してその認識データを生成する認識機能と、
前記認識データに含まれる区切り情報を抽出する抽出機能と、
前記抽出された区切り情報によって前記認識データを区分けして、その区分けした認識データを予め定められた分類基準情報に従って前記単位情報に分類する分類機能と、
を前記コンピュータに実現させることを特徴としている。
一若しくは複数の文字情報からなる単位情報が区切り情報を介して一方向に複数配列されてなる患者情報であって、医用画像に付帯された前記患者情報を前記単位情報に分類する機能をコンピュータに実現させるプログラムにおいて、
前記患者情報を認識してその認識データを生成する認識機能と、
前記認識データに含まれる区切り情報を抽出する抽出機能と、
前記抽出された区切り情報によって前記認識データを区分けして、その区分けした認識データを予め定められた分類基準情報に従って前記単位情報に分類する分類機能と、
を前記コンピュータに実現させることを特徴としている。
請求項1又は8に記載の発明によれば、医用画像に付帯された患者情報の認識を行って、その認識データを区切り情報によって区分けして、分類基準情報に従って単位情報に分類する。このため、医用画像に付帯された区切り情報によって区切られた患者情報を、患者情報の配列形式に関わらず、適切に単位情報に分類することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、患者情報の配列方式に基づいて大きさの文字認識領域内の患者情報を認識して認識データを生成する。例えば、文字認識領域を、医用画像に付帯された患者情報内の単位情報の数、字数等に応じて、患者情報が充分に納まる大きさに設定すれば、その患者情報を確実に認識することができる。従って、文字認識領域を適切に設定することで、医用画像に付帯された患者情報を単位情報毎に適切に分類することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、区切り情報が複数ある場合は、一の区切り情報に基づいて分類を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、区切り情報によって区分けした認識データを選択的に単位情報に分類する。従って、認識データを所望の単位情報に適切に分類することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、選択的に分類された認識データ以外の認識データを、予め指定された一の単位情報として分類する。例えば、氏名には、名字、名前という単位情報の他に、ミドルネームという単位情報がある。そのミドルネームの有無によりその氏名を構成する単位情報の数は可変する。このため、認識データを氏名以外の単位情報(例えば、ID番号や性別)に選択的に分類し、残りの認識データ、即ち氏名に相当する認識データを氏名として分類することで、単位情報の数に関わらず、適切に患者情報を分類することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、単位情報は、患者のID番号、氏名、年齢及び性別のうちの少なくとも1つを含む。このため、患者情報分類装置は、患者情報を適切にID番号、氏名、年齢及び性別に分類することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、区切り情報は、特定の文字、記号若しくは符号を含む。このため、患者情報を単位情報毎に区切る際、例えば、空白文字やコンマ等を用いて容易に区切ることができる。
〔第1実施形態〕
先ず、本発明の患者情報抽出装置を変換装置に適用した場合の第1実施形態について図1〜図8を参照して詳細に説明する。
先ず、本発明の患者情報抽出装置を変換装置に適用した場合の第1実施形態について図1〜図8を参照して詳細に説明する。
〔システム構成〕
図1は、本発明を適用した変換装置G1及びG2を含む医用画像出力システム100のシステム構成の一例を示す図である。同図によれば、医用画像出力システム100は、診断装置M1から出力される医用画像データ32をコントローラC1の指示に従って転送する変換装置G1と、診断装置M2から出力される医用画像データ32をコントローラC2の指示に従って転送する変換装置G2と、フィルム出力装置Fと、サーバSとが所定の通信ネットワークNを介して接続されて構成されている。尚、診断装置M2、変換装置G2及びコントローラC2の基本構成は診断装置M1、変換装置G1及びコントローラC1と同様であるので、その説明は適宜省略する。
図1は、本発明を適用した変換装置G1及びG2を含む医用画像出力システム100のシステム構成の一例を示す図である。同図によれば、医用画像出力システム100は、診断装置M1から出力される医用画像データ32をコントローラC1の指示に従って転送する変換装置G1と、診断装置M2から出力される医用画像データ32をコントローラC2の指示に従って転送する変換装置G2と、フィルム出力装置Fと、サーバSとが所定の通信ネットワークNを介して接続されて構成されている。尚、診断装置M2、変換装置G2及びコントローラC2の基本構成は診断装置M1、変換装置G1及びコントローラC1と同様であるので、その説明は適宜省略する。
ユーザは、診断装置M1で撮影・生成された医用画像のデータ(以下、「医用画像データ」という。)をフィルム出力するか否かをコントローラC1を用いて決定する。ユーザがコントローラC1を操作して医用画像の出力を確定すると、変換装置G1は、診断装置M1から送信された医用画像データ32に付帯する患者情報を認識し、その認識した患者情報と医用画像データ32とに所定のデータ変換を行ってフィルム出力装置F又はサーバSに通信ネットワークを介して転送する。フィルム出力装置Fは、変換装置G1から送信される医用画像データ32と患者情報に基づいた画像をフィルム上に画像形成して出力する。また、サーバSは、変換装置G1から送信される医用画像データ32に患者情報を対応付けて蓄積記憶する。
〔診断装置の構成〕
診断装置M1は、被写体を撮影して医用画像を生成する医用画像生成装置である。診断装置M1としては、X線を照射して撮影を行うと共に、当該撮影により輝尽性蛍光体プレートに記憶されたX線画像を読み取り、デジタルデータとして生成するCRやCT、また、X線に限らずMRIや超音波撮影装置等が適宜適用可能である。
診断装置M1は、被写体を撮影して医用画像を生成する医用画像生成装置である。診断装置M1としては、X線を照射して撮影を行うと共に、当該撮影により輝尽性蛍光体プレートに記憶されたX線画像を読み取り、デジタルデータとして生成するCRやCT、また、X線に限らずMRIや超音波撮影装置等が適宜適用可能である。
診断装置M1は、制御部、撮影部、表示部、入力部及びI/F部等を備えて構成される。制御部は、キーボードやカードリーダ等の入力部から入力されたID番号や氏名、性別、年齢等の文字情報からなる単位情報を配列(以下、この単位情報を配列して患者情報を作成することを「フォーマットする」という。)する。そして、そのフォーマットした複数の単位情報を、撮影部により撮影された医用画像に付帯して医用画像データ32を生成し、当該医用画像データ32を変換装置G1に送信する。
ここで、診断装置M1及びM2それぞれの患者情報のフォーマット方式を図2を用いて簡単に説明する。同図(a)は、診断装置M1によりフォーマットされた患者情報PR1の一例を示す図である。同図(a)によれば、患者情報PR1は、ID番号PR1−1、氏名PR1−2、年齢PR1−3及び性別PR1−4が区切り情報である空白文字によって区切られて、一方向に複数配列されて構成されている。
また、ID番号PR1−1は、“789”というID番号に“0”が3つ付加されて“000789”とるようにID番号PR1−1の文字数が6文字になるように調整される。また、“SATOU JIROU”という氏名PR1−2の後ろには空白文字が5つ付加されることで、空白文字E101から空白文字E103までの文字数が16文字となるように調整される。即ち、ID番号PR1−1や氏名PR1−2に“0”や空白文字を付加して、その文字数を調整することで、氏名、年齢及び性別の書き出し位置WP101〜WP104が変動することがなくなる。
同図(b)は、診断装置M2によりフォーマットされた患者情報PR2の一例を示す図である。同図(b)によれば、患者情報PR2は、ID番号PR2−1、氏名PR2−2、年齢PR2−3及び性別PR2−4が空白文字E201〜E204によって区切られて構成されている。
また、ID番号PR2−1は、患者情報PR1のようにID番号に“0”が付加されず、3桁のID番号がそのまま設定されている。従って、ID番号PR2−1の後に続く氏名PR2−2の書き出し位置WP201は、ID番号PR2−1の桁数よって変動する。
また、氏名PR2−2も、患者情報PR2のように字数の調整のために空白文字が付加されない。従って、氏名PR2−2の後に続く年齢PR2−3の書き出し位置WP203は、ID番号PR2−1の桁数及び氏名PR2−2の字数によって変動する。
〔フィルム出力装置の構成〕
フィルム出力装置Fは、変換装置G1又はG2から転送されたDICOM規格に準拠したデータに基づいた画像をフィルム上に画像形成して出力する医用画像形成装置であり、制御部、画像メモリ、露光部、現像部、通信部、排出部等を備えて構成される。シート状記録媒体であるフィルムは、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の支持体上に、感光性及び感熱性の感光材料を含有する乳剤が塗布されて、感光層が形成されたものである。
フィルム出力装置Fは、変換装置G1又はG2から転送されたDICOM規格に準拠したデータに基づいた画像をフィルム上に画像形成して出力する医用画像形成装置であり、制御部、画像メモリ、露光部、現像部、通信部、排出部等を備えて構成される。シート状記録媒体であるフィルムは、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の支持体上に、感光性及び感熱性の感光材料を含有する乳剤が塗布されて、感光層が形成されたものである。
このフィルムは、制御部の制御に従って搬送部によって各構成部へ搬送される。露光部は、フィルム上にレーザ光を照射して露光を行い、変換装置G1又はG2から転送された医用画像データ32と、患者情報を構成するID番号、氏名、年齢及び性別とに基づく画像の潜像を形成し、現像部は、露光後のフィルムを加熱して露光により形成された潜像を可視化(現像)する。そして、現像されて排出されたフィルムが排出部から排出される。尚、医用画像形成装置をフィルム出力装置に適用することとしたが、例えば、レーザープリンタやインクジェットプリンタ等、種々の画像形成装置に適用することとしてよい。
〔サーバの構成〕
サーバSは、変換装置G1又はG2から転送された医用画像データ32と患者情報とを記憶するデータベースを管理し、一般的なパーソナルコンピュータ等により構成される。サーバSは、変換装置G1又はG2から転送された患者情報内から例えばID番号を取得して、そのID番号に医用画像データ32、氏名、年齢及び性別を対応付けてデータベースへ記憶する。また、ユーザによりID番号を検索キーとして検索された場合は、当該ID番号に対応する医用画像データ、氏名、年齢及び性別をデータベースから読み出して、表示部に表示出力させる。
サーバSは、変換装置G1又はG2から転送された医用画像データ32と患者情報とを記憶するデータベースを管理し、一般的なパーソナルコンピュータ等により構成される。サーバSは、変換装置G1又はG2から転送された患者情報内から例えばID番号を取得して、そのID番号に医用画像データ32、氏名、年齢及び性別を対応付けてデータベースへ記憶する。また、ユーザによりID番号を検索キーとして検索された場合は、当該ID番号に対応する医用画像データ、氏名、年齢及び性別をデータベースから読み出して、表示部に表示出力させる。
〔コントローラの構成〕
コントローラC1は、医用画像を出力させるフィルム出力装置の指定等を行う、謂わば、変換装置G1のユーザインターフェイスに相当する機能部であり、CPU、記憶装置、表示部、入力部及びI/F部等を備えて構成される。コントローラC1のCPUは、ユーザにより医用画像データ32の転送指示が入力されると、変換装置G1に医用画像データ32、ID番号、氏名、年齢及び性別をフィルム出力装置F及びサーバSに転送させる。また、ユーザの操作に従って、区切り文字130及び文字認識エリア情報132のメモリ13へ対する設定を行う。
コントローラC1は、医用画像を出力させるフィルム出力装置の指定等を行う、謂わば、変換装置G1のユーザインターフェイスに相当する機能部であり、CPU、記憶装置、表示部、入力部及びI/F部等を備えて構成される。コントローラC1のCPUは、ユーザにより医用画像データ32の転送指示が入力されると、変換装置G1に医用画像データ32、ID番号、氏名、年齢及び性別をフィルム出力装置F及びサーバSに転送させる。また、ユーザの操作に従って、区切り文字130及び文字認識エリア情報132のメモリ13へ対する設定を行う。
〔変換装置の構成〕
変換装置G1は、診断装置M1から出力される医用画像データ32に文字認識処理を施して、当該データに付帯される患者情報を分類する。そして、医用画像データ32と、分類した患者情報とをDICOM規格に則ってデータ変換して、コントローラC1の指示に基づいてフィルム出力装置F及びサーバSへ転送する。尚、変換装置G2は、変換装置G1の構成と同一であるので、その詳細な説明は省略する。
変換装置G1は、診断装置M1から出力される医用画像データ32に文字認識処理を施して、当該データに付帯される患者情報を分類する。そして、医用画像データ32と、分類した患者情報とをDICOM規格に則ってデータ変換して、コントローラC1の指示に基づいてフィルム出力装置F及びサーバSへ転送する。尚、変換装置G2は、変換装置G1の構成と同一であるので、その詳細な説明は省略する。
図3は、変換装置G1の機能構成の一例を示すブロック図である。同図によれば、変換装置G1は、制御部1、記憶装置3、入力I/F部5及び電源部7がバス9に接続されて構成される。
記憶装置3は、光学的、磁気的にデータの読み書きを行う記憶媒体を備えた機能部であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等により構成される。
入力I/F部5は、診断装置M1から送信された医用画像データを受信する機能部であり、例えば、RS232C等のシリアルインターフェイスや、セントロニクスなどのパラレルインターフェイス、USB等により構成さる。電源部7は、変換装置G1の各部に電力を供給する。
制御部1は、変換装置G1におけるデータ処理やデータ通信等の統括的な管理・制御を行い、CPU11、メモリ13、通信装置15、IDE17及びシリアルインターフェイス19を有して構成される。
CPU11は、記憶装置3に格納されたプログラムを読み出してメモリ13に展開することで、当該メモリに従った処理を実行する。より具体的には、診断装置M1から送信される医用画像データを受信して、記憶装置3にIDE17を介して記憶させる。そして、シリアルインターフェイス19を介して受信したコントローラC1の指示に基づいて、記憶装置3に記憶された医用画像データ32を取得して、当該データに含まれる患者情報を抽出した後、医用画像データ32と患者情報とを通信装置15を介してフィルム出力装置F及びサーバSへ転送する。
メモリ13は、CPU11が実行する各種プログラムや、これらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持する記憶領域である。
図4(a)は、記憶装置3のデータ構成の一例を示す図である。同図(a)によれば、記憶装置3は、第1患者情報抽出プログラム30と、医用画像データ32とを記憶している。第1患者情報抽出プログラム30は、第1実施形態に係る第1患者情報抽出処理(図7参照)を実現するためのプログラムである。
図4(b)は、メモリ13のデータ構成の一例を示す図である。同図(b)によれば、メモリ13は、区切り文字130、文字認識エリア情報132、文字認識結果134及び患者情報割り当てテーブル136を記憶している。
区切り文字130は、予めユーザにより指定された文字であり、例えば、空白文字や、「/」、「、」、「,」等の特定の文字、記号或いは符号の区切り情報である。
文字認識エリア情報132は、CPU11が医用画像データ32に対して文字認識処理を施す文字認識エリア(領域)の座標情報である。図5(a)は、診断装置M1が医用画像PC1中に埋め込んだ患者情報の一例である。領域設定手段を実現するCPU11は、診断装置M1が付帯した患者情報のID番号PR10、氏名PR11、年齢PR12及び性別PR13の字数及び行数に基づいて文字認識エリアAR1を設定する。この文字認識エリアAR1は、同図(b)のように、診断装置M2が医用画像PC2に付帯した患者情報に対しても設定される。そして、CPU11は、方形状の文字認識エリアの座標情報を文字認識エリア情報132として記憶する。
尚、文字認識エリア情報132は、CPU11が、予め診断装置M1及びM2のフォーマット形式を取得しておいて、その取得したフォーマット形式から全ての患者情報が入る大きさの文字認識エリアとなるように設定してもよいし、ユーザの入力設定により設定することとしてもよい。
認識手段及び認識機能を実現するCPU11は、文字認識エリア情報132で示される文字認識エリア内に含まれる文字を1字ずつ文字認識して、その認識データを文字認識結果134としてメモリ13に記憶する。そして、CPU11は、文字認識結果134内に、区切り文字130が含まれているか否かを文字認識結果134の先頭から順に調べて行く。このとき、CPU11は、区切り文字130が見つかる度に、文字認識結果134を第1区間、第2区間、・・・と分類していく。
患者情報割り当てテーブル136は、CPU11が文字認識結果134を分割した区間毎の文字列を患者情報に割り当てるための分類基準情報であり、図6のデータ構成の一例に示すように、区間毎に患者情報項目と、割り当て文字列とを対応付けて記憶するデータテーブルである。この、患者情報割り当てテーブル136とCPU11とにより、分類手段及び分類機能が実現される。
患者情報項目は、ID番号、氏名、年齢及び性別といった単位情報であり、ユーザにより区間に対応付けて予め設定される。ユーザは、診断装置M1に入力する患者情報の単位情報を、その入力の順番で第1〜第5区間に順に設定する。割り当て文字列は、CPU11が文字認識結果134を分類して区間分けした文字列(文字情報)である。CPU11は、文字認識結果134を区切り文字130毎に分類・分割して区間分けした文字列を、第1、第2、・・・第5区間と順に割り当てて、対応する割り当て文字列として患者情報割り当てテーブル136に記憶する。
次に、図7のフローチャートを用いて変換装置G1の具体的な動作を、図8及び9を参照しつつ説明する。
変換装置G1のCPU11は、第1患者情報抽出プログラム30に従って第1患者情報抽出処理を開始すると、先ず、区切り文字130の設定を行う(ステップS1)。第1実施形態では、区切り文字130として空白文字が指定される。
そして、患者情報割り当てテーブル136の各区間に対する患者情報項目の設定を行う(ステップS3)。具体的には、ユーザのコントローラC1の操作に基づいて、第1実施形態においては、第1区間にID番号、第2及び第3区間に氏名、第4区間に年齢、第5区間に性別を対応付けて、患者情報割り当てテーブル136に記憶する。このとき、患者情報割り当てテーブル136の割り当て文字列はクリアされている。
次いで、CPU11は、コントローラC1の操作に基づいて文字認識エリア情報32の設定を行った後(ステップS5)、当該文字認識エリア情報32内に対してOCRやパターン認識などの公知の文字認識処理を行う(ステップS9)。この文字認識処理によって得られた文字列を、文字認識結果134としてメモリ13に記憶する。
CPU11は、この文字認識結果134に含まれる区切り文字130を先頭の文字列から順に判別していく(ステップS11)。そして、文字認識結果134に含まれる区切り文字130毎に文字認識結果134を分割して患者情報割り当てテーブル136の各区間に分類する(ステップS13)。
図8(a)は、診断装置M1から送信された医用画像データに対する文字認識結果134の一例である。同図(a)において、CPU11は、先ず、文字認識結果134の7文字目の空白文字E1を区切り文字130として判別する。このとき、先頭から6文字目までの文字列“000789”を第1区間として分割する。次に、先頭から13文字目の空白文字E2を区切り文字130として判別して、8文字目から12文字目までの文字列“SATOU”を第2区間と分割する。同様に空白文字E3を判別して、14文字目から18文字目までの文字列“JIROU”を第3区間として分割する。そして、20文字目から24文字目までの空白文字(区切り文字130)には、分割する文字情報がないから、当該空白文字を無視し、25文字目から28文字目まで文字列“032Y”を第4区間、30文字目の“M”を第5区間として分割する。
CPU11は、ステップS13おいて分割した文字列を、患者情報割り当てテーブル136の各区間に割り当てることで、患者情報を単位情報毎に分類して、第1患者情報抽出処理を終了する。CPU11は、患者情報割り当てテーブル136の各患者情報項目に対応する割り当て文字列を、医用画像データ32から抽出した患者情報として、フィルム出力装置FやサーバSに転送する。
図8(a)において分割した文字認識結果134を患者情報割り当てテーブル136に割り当てると、図6のようなデータ構成となる。同図によれば、第1区間のID番号には“789”、第2区間の氏名には“SATOU”、第3区間の氏名には“JIROU”、第4区間の年齢には“032Y”、第5区間の性別には“M”が割り当てられている。尚、ID番号に付加されていた“0”は、患者情報割り当てテーブル136への割り当ての際に削除することとする。
一方、診断装置M2から送信された医用画像データ32に対してステップS9の文字認識処理を行った際の文字認識結果134は、図8(b)のようになる。CPU11は、先ず、文字認識結果134の4文字目の空白文字E11を区切り文字130として判別する。このとき、先頭から3文字目までの文字列“789”を第1区間として分割する。次に、先頭から10文字目の空白文字E12を区切り文字130として判別して、5文字目から9文字目までの文字列“SATOU”を第2区間として分割する。同様に空白文字E13を判別して、11文字目から15文字目までの文字列“JIROU”を第3区間として分割する。そして、17文字目から20文字目まで文字列“032Y”を第4区間、22文字目の“M”を第5区間として分割する。
同図(b)の文字認識結果134を分割して患者情報割り当てテーブル136に割り当てると、診断装置M1の医用画像データ32に対する患者情報割り当てテーブル136と同一の結果、即ち、図6のようなデータ構成を得ることができる。
以上、第1実施形態によれば、患者情報を構成する全ての単位情報が入る大きさの文字認識エリアを設定して、当該エリア内の文字認識を行う。そして、文字認識処理によって得られた文字認識結果134中に含まれる区切り文字130毎に文字認識結果134を分割して、その分割した文字認識結果134の文字列を単位情報毎に分類する。このため、図(a)及び(b)のように、書き出し位置が異なるフォーマット形式で配列された患者情報であっても、適切に患者情報の単位情報を個々に分類することができる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態について説明する。尚、以下の説明において、上述した第1実施形態における医用画像出力システム100と同一の構成には、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、第2実施形態について説明する。尚、以下の説明において、上述した第1実施形態における医用画像出力システム100と同一の構成には、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9(a)は、第2実施形態における記憶装置3のデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、記憶装置3は、第2患者情報抽出プログラム34と、医用画像データ32とを記憶している。第2患者情報抽出プログラム34は、第2実施形態における第2患者情報抽出処理(図10参照)を実現するためのプログラムである。
図9(b)は、第2実施形態におけるメモリ13のデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、メモリ13は、第1区切り文字130aと、第2区切り文字130bと、文字認識エリア情報132と、文字認識結果134と、患者情報割り当てテーブル136とを記憶している。
第1区切り文字130a及び第2区切り文字130bは、空白文字、「/」、「、」「,」等の区切り文字であり、それぞれ異なる区切り文字が設定される。第2実施形態では、第1区切り文字130aに空白文字、第2区切り文字130bに「/」が設定されることとする。
図10は、第2患者情報抽出処理を説明するための図である。次に、同図を用いて、変換装置G1の具体的な動作を図11を参照しつつ説明する。尚、上述した図7の第1患者情報抽出処理と同一の処理ステップには、同一のステップ番号を付してその説明を省略する。
先ず、CPU11は、第2患者情報抽出処理を開始すると、第1区切り文字130a及び第2区切り文字130bの設定を行う(ステップS1−1)。そして、第1患者情報処理と同様に、区間毎の患者情報項目の設定、文字認識エリア情報132の設定、文字認識処理を行う(ステップS3〜S7)。尚、ステップS3における区間毎の患者情報項目の設定は、第2実施形態では、図11(b)のように第1区間にID番号、第2区間に氏名、第3区間に年齢、第4区間に性別を設定することとする。
次いで、CPU11は、文字認識結果134に第1区切り文字130aと第2区切り文字130bの2種類の区切り文字が含まれているか否かを判定する(ステップS21)。文字認識結果134に含まれている区切り文字が1種類である場合は(ステップS23:No)、文字認識結果134内に含まれる空白文字である第1区切り文字130aを判別する(ステップS25)。
そして、第1区切り文字130a毎に文字認識結果134を分割して(ステップS27)、その分割して得られた文字列を、患者情報割り当てテーブル136の各区間に割り当てる(ステップS29)。このときCPU11は、文字認識結果134を分割した文字列のうち、2番目と3番目の文字列は、空白文字で分割することなく合わせて患者情報割り当てテーブル136の第2区間に対応付けることとする。
ステップS23において、文字認識結果134に含まれる区切り文字が2種類であると判定した場合(ステップS23:Yes)、CPU11は、文字認識結果134内に含まれる第2区切り文字130bの「/」を判別する(ステップS31)。
そして、第2区切り文字130b毎に文字認識結果134を分割して(ステップS33)、その分割して得られた文字列を、患者情報割り当てテーブル136の各区間に割り当てる(ステップS25)。CPU11は、ステップS29及びS35の処理後、第2患者情報抽出処理を終了する。
例えば、ステップS7において、図11(a)のような文字認識結果134が得られたとする。この文字認識結果134内には、空白文字E31〜E34の1種類の区切り文字が含まれているため、CPU11は第1区切り文字130aである空白文字によって文字認識結果134を分割する。そして、文字列“789”は第1区間のID番号、文字列“SATOU JIROU”は第2区間の文字列、文字列“028Y”は第3区間の年齢、文字列“M”は第4区間の性別に割り当てる。これにより、患者情報割り当てテーブル136は、同図(b)のようなデータ構成となる。
また、ステップS12において、図12(a)のような文字認識結果134が得られたとする。この文字認識結果134内には、区切り文字E41〜E43と、空白文字E51〜E52の2種類の区切り文字が含まれているため、CPU11は第2区切り文字130bである「/」によって文字認識結果134を分割する。そして、文字列“1234567”は第1区間のID番号、文字列“JOHN F KENNEDY”は第2区間の文字列、文字列“087Y”は第3区間の年齢、文字列“M”は第4区間の性別に割り当てる。これにより、患者情報割り当てテーブル136は、同図(b)のようなデータ構成となる。
以上、第2実施形態によれば、文字認識結果134内に区切り文字が2種類あった場合、第2区切り文字130bによって文字認識結果134を分割して、患者情報割り当てテーブル136の各区間に割り当てる。このため、図12(a)の一例に示したように、患者の氏名にミドルネームがある場合であっても、適切に氏名を抽出することができるようになる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態について説明する。尚、以下の説明において、上述した第1実施形態における医用画像出力システム100と同一の構成には、同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、第3実施形態について説明する。尚、以下の説明において、上述した第1実施形態における医用画像出力システム100と同一の構成には、同一の符号を付してその説明を省略する。
図13(a)は、第3実施形態における記憶装置3のデータ構成の一例を示す図である。同図によれば、記憶装置3は、第3患者情報抽出プログラム36と、医用画像データ32とを記憶している。第3患者情報抽出プログラム34は、第3実施形態における第3患者情報抽出処理(図14参照)を実現するためのプログラムである。
図14は、第3患者情報抽出処理を説明するためのフローチャートであり、同図を用いて変換装置G1の具体的な動作を、図15を参照しつつ説明する。尚、上述した図7に示す第1患者情報抽出処理と同一の処理ステップには同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
先ず、CPU11は、第3患者情報抽出処理を開始すると、第1患者情報抽出処理と同様にステップS1〜S11の処理を行うことで、文字認識結果134を区切り文字130毎に分割する。尚、ステップS3における区間毎の患者情報項目の設定は、第2実施形態と同様、図15(b)に示すように、第1区間にID番号、第2区間に氏名、第3区間に年齢、第4区間に性別を設定することとする。
CPU11は、分割した文字認識結果134のうち、先頭の文字列を第1区間として患者情報割り当てテーブル136に割り当てる(ステップS41)。次いで、分割した文字認識結果134の最後尾の文字列を第4区間に割り当て(ステップS43)、最後尾から2番目の文字列を第3区間に割り当てる(ステップS45)。このように、CPU11は、分割した文字認識結果134を選択的に各区間への分類することで、選択分類手段を実現する。
CPU11は、ステップS41〜S45の処理にて割り当てた文字列以外の残りの文字認識結果134を第2区間に割り当てた後に、第3患者情報抽出処理を終了する。
例えば、ステップS7の処理により図15(a)のような文字認識結果134が得られたとする。CPU11は、文字認識結果134を分割した先頭の文字列“123456”を患者情報割り当てテーブル136の第1区間のID番号に割り当てる。また、最後尾の文字列“M”は第4区間の性別に割り当て、最後尾から2番目の文字列“087Y”を第3区間の年齢に割り当てる。そして、残りの文字列となる“JOHN F KENNEDY”を第2区間として割り当てる。従って、第2実施形態の図12(b)の患者情報割り当てテーブル136と同様のデータ構成の患者情報割り当てテーブル136を図15(b)のように得ることができる。
以上、第3実施形態によれば、文字認識結果134を区切り文字130で分割した後に、その分割によって得られた文字認識結果134の文字列を、その分割の順序に応じて予め定められた区間に割り当てた後、残りの文字列を第2区間の氏名として割り当てる。このため、区切り文字130が1つの場合であっても、ミドルネームのある氏名を適切に抽出することができ、例えば、名字のみの氏名やミドルネームが複数ある氏名等、氏名の構成数が変わる場合にも対応可能になる。
尚、上述した実施形態によれば、文字認識結果134を分割して、その分割の順序で区間の割り当てて患者情報の抽出を行うこととしたが、分割した文字認識結果134の字数やその中に含まれる文字に応じて患者情報の抽出を行うこととしてもよい。例えば、文字認識結果134を分割して得られた文字列の文字数が4文字であり、且つその文字列の最後の文字が“Y”であった場合は、当該文字列を年齢をとして抽出したり、文字列が1文字であり、且つその文字列が“M”か“F”の何れかであれば、性別として抽出したりする。また、文字列が全て数字であった場合は、ID番号として抽出することとしてもよい。
また、第1〜第3実施形態において、第1〜第3患者情報抽出処理をそれぞれ別個の処理として説明したが、これらの処理を適宜組み合わせてもよい。例えば、文字認識結果134を区切り文字130で分割したその分割数と、患者情報割り当てテーブル130の区間数とを比較し、その分割数と区間数とが等しければ、第1患者情報抽出処理を実行する。また、分割数のほうが大きければ、文字認識結果134内の区切り文字の種類が1種類か2種類かを判定し、2種類であれば第2患者情報抽出処理を実行し、1種類であれば第3患者情報抽出処理を実行することとしてもよい。
100 医用画像出力システム
M1,M2 診断装置
C1,C2 コントローラ
G1,G2 変換装置
1 制御部
11 CPU
13 メモリ
130 区切り文字
132 文字認識エリア情報
134 文字認識結果
136 患者情報割り当てテーブル
3 記憶装置
30 第1患者情報抽出プログラム
32 医用画像データ
5 入力I/F部
7 電源部
F フィルム出力装置
S サーバ
AR1 文字認識エリア
M1,M2 診断装置
C1,C2 コントローラ
G1,G2 変換装置
1 制御部
11 CPU
13 メモリ
130 区切り文字
132 文字認識エリア情報
134 文字認識結果
136 患者情報割り当てテーブル
3 記憶装置
30 第1患者情報抽出プログラム
32 医用画像データ
5 入力I/F部
7 電源部
F フィルム出力装置
S サーバ
AR1 文字認識エリア
Claims (8)
- 一若しくは複数の文字情報からなる単位情報が区切り情報を介して一方向に複数配列されてなる患者情報であって、医用画像に付帯された前記患者情報を前記単位情報に分類する患者情報分類装置において、
前記患者情報を認識してその認識データを生成する認識手段と、
前記認識データに含まれる区切り情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出された区切り情報によって前記認識データを区分けして、その区分けした認識データを予め定められた分類基準情報に従って前記単位情報に分類する分類手段と、
を備えることを特徴とする患者情報分類装置。 - 前記認識手段は、
前記患者情報の配列方式に基づいた大きさの文字認識領域を前記医用画像上に設定する領域設定手段を有し、
前記領域設定手段により設定された文字認識領域内の患者情報を認識してその認識データを生成することを特徴とする請求項1に記載の患者情報分類装置。 - 前記分類手段は、
前記抽出手段により抽出された区切り情報の種類が複数ある場合に、当該複数の区切り情報のうちの一の区切り情報によって前記単位情報の分類を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の患者情報分類装置。 - 前記分類手段は、
前記抽出手段により抽出された区切り情報によって区分けされた認識データを選択的に前記単位情報に分類する選択分類手段を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の患者情報分類装置。 - 前記分類手段は、
前記抽出手段により抽出された区切り情報によって区分けされた認識データのうち、前記選択分類手段により分類された認識データ以外の認識データを、前記患者情報中の予め指定された一の単位情報として分類することを特徴とする請求項4に記載の患者情報分類装置。 - 前記単位情報は、患者のID番号、氏名、年齢及び性別のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の患者情報分類装置。
- 前記区切り情報は、特定の文字、記号若しくは符号を含むことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の患者情報分類装置。
- 一若しくは複数の文字情報からなる単位情報が区切り情報を介して一方向に複数配列されてなる患者情報であって、医用画像に付帯された前記患者情報を前記単位情報に分類する機能をコンピュータに実現させるプログラムにおいて、
前記患者情報を認識してその認識データを生成する認識機能と、
前記認識データに含まれる区切り情報を抽出する抽出機能と、
前記抽出された区切り情報によって前記認識データを区分けして、その区分けした認識データを予め定められた分類基準情報に従って前記単位情報に分類する分類機能と、
を前記コンピュータに実現させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004379114A JP2006181173A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 患者情報分類装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004379114A JP2006181173A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 患者情報分類装置及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006181173A true JP2006181173A (ja) | 2006-07-13 |
Family
ID=36734685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004379114A Pending JP2006181173A (ja) | 2004-12-28 | 2004-12-28 | 患者情報分類装置及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006181173A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101064617B1 (ko) | 2009-02-27 | 2011-09-15 | 고려대학교 산학협력단 | 다변량 스트림 데이터 분류 방법 및 장치 |
KR20200047124A (ko) * | 2018-10-26 | 2020-05-07 | 아주대학교산학협력단 | 순환신경망 및 분기예측에 기반한 통신 메시지 해석 장치 및 그 방법 |
-
2004
- 2004-12-28 JP JP2004379114A patent/JP2006181173A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20200047124A (ko) * | 2018-10-26 | 2020-05-07 | 아주대학교산학협력단 | 순환신경망 및 분기예측에 기반한 통신 메시지 해석 장치 및 그 방법 |
KR102177741B1 (ko) | 2018-10-26 | 2020-11-11 | 아주대학교산학협력단 | 순환신경망 및 분기예측에 기반한 통신 메시지 해석 장치 및 그 방법 |
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