JP2006180318A - ストリーム録画再生装置、およびサムネイル画像データの生成方法 - Google Patents

ストリーム録画再生装置、およびサムネイル画像データの生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】連動型データ放送のサムネイル画像であっても、画像の一部が欠落することなく、サムネイル画像を生成可能としたストリーム録画再生装置を提供する。
【解決手段】ストリームから映像データを復元する映像デコーダ16と、ストリームから抽出したデータ放送の記述コードに従ってデータ放送による画像データを生成するBMLブラウザ31と、映像デコーダ16からの映像データ、およびBMLブラウザ31からの画像データのいずれかを選択、あるいは合成し出力する合成部18と、BMLブラウザ31の起動状態を監視し、起動状態に応じて画像取込信号を出力するサムネイル管理部32と、画像取込信号に応答して合成部18の出力映像データから静止画像データを取り込む画像取込部34と、取り込んだ静止画像データからサムネイル画像データを生成するサムネイル生成部35と、サムネイル画像データを記憶する蓄積部22とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像や音声データを含むストリームを蓄積媒体に録画し、また録画されたストリームを再生するストリーム録画再生装置に関し、特に、データ放送用データを含めてストリームを録画再生するとともに、録画番組の一覧表示などに利用されるサムネイル画像を作成する機能を有したストリーム録画再生装置、およびサムネイル画像データの生成方法に関する。
近年、放送の技術分野においてもデジタル化が急速に進められており、デジタル放送システムが実用化されている。このようなデジタル放送システムでは、映像や音声等のコンテンツに加えて、デジタル放送におけるサービス情報や番組に関する情報などが多重化されたトランスポートストリームとして放送される。すなわち、デジタル放送システムでは、従来の映像と音声によるテレビジョン番組は、MPEG−2(Moving Picture Experts Group-2)方式に基づき圧縮符号化された映像データ等がパケッタイズドエレメンタリストリーム(Packetized Elementary Stream)として、また番組に関する情報などは、セクションデータとして、トランスポートストリームに多重化されて送出される。
セクションデータとして多重化された番組情報は、番組案内としての番組表や番組の内容に関する情報などが記述されたデータであり、これらのデータを利用して番組に関する情報が視聴者に提供される。さらに、デジタル放送システムでは、従来の映像と音声によるテレビジョン番組に加えて、セクションデータに含まれるデジタルデータを用いたさまざまなマルチメディアサービスが行なわれており、この一つとしてデータ放送がある。このようなデータ放送により、文字や画像あるいは音声データを利用して、例えば、ニュース、天気予報、生活情報のような情報提供サービスや、さらには、リクエスト、テレビショッピングなどの双方向サービスが実施されている。また、これらのデータサービスの種別として、テレビジョン番組や音声番組に連動して提供される連動型データ放送や、データを主体として放送サービスが行なわれる独立型データ放送がある。
連動型データ放送の一例としては、主映像によるクイズ番組とデータ放送による副画像とを組み合わせて視聴者参加型の番組とする番組構成や、主映像とする野球の実況放送とデータ放送による副画像としての選手紹介や試合結果などとを組み合わせた番組構成とする放送などがある。一方、独立データ放送は、通常のテレビジョン番組からは離れて、写真や文字情報などのデータを主体として放送が行なわれる。
このようなデータ放送は、記述言語で記述した一連のデータで構成される記述コードを利用し、画像などのコンテンツを視聴者に呈示することで、データ放送による番組提供が実施される。データ放送のコンテンツの記述には、例えば財団法人電波産業会が標準化を行なったBML(Broadcasting Markup Language)が使用される。これはXML(Extensive Markup Language)をベースとするマークアップ言語でWebページのような文書と画像が組み合わさった画面や、ユーザが選択可能なメニューを生成することを可能としている。
このため、データ放送によるコンテンツを復元するには、データ放送用データのデータ構造を解析できる機能が必要となる。
すなわち、データ放送受信機能を備えた受信端末は、復元したデータ放送用データに対し、上述のBMLで記述されたその復元データを解析し、その復元データから目的の情報を取り出すブラウザの機能を有しており、これによって、データ放送によるコンテンツの表示や、そのコンテンツに対する操作が可能である。一方、BMLに対応したブラウザなどのデータ放送解析機能を持たない端末では、当然のことながら、データ放送によるコンテンツの表示や操作が不可能であるので、従来、これらの端末でもデータ放送コンテンツの表示や操作を可能とするような技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような従来技術の一例として、データ放送用データを解析し、データ放送のコンテンツを表示するための画面データ、および画面の変化を表すリンク情報を抽出するコンテンツ解析機能と、抽出された画面データ、およびリンク情報を蓄積し、蓄積した画面データ、およびリンク情報を端末装置に表示、操作させるための蓄積データ生成機能とを備えた、パーソナルコンピュータなどデジタル放送の受信を主目的としない端末装置がある。このような端末装置は、上述した構成により、データ放送に対応していない端末装置であっても、データ放送によるコンテンツの表示や操作を可能としている。さらに、蓄積データ生成機能により、画面データをサムネイル一覧表示可能なように蓄積することで、希望する情報まで直接アクセスできるなどユーザに対する利便性の向上を図っている。
特開2004−38495号公報
しかしながら、上述の従来の端末装置では、独立型データ放送に対するサムネイル画像はデータ放送用データを解析し、所望の画像データを抽出することで生成可能であるが、連動型データ放送、あるいは映像を含むような独立型データ放送に対しては、例えば、主映像が抜けたようなサムネイル画像となるという課題があった。
すなわち、デジタル放送システムにおける連動型データ放送の場合、パケッタイズドエレメンタリストリームとして送出された主映像とする映像データと、セクションデータとして送出されたデータ放送用データから復元した副画像とする画像データとが合成され、合成された映像が表示される。これに対し、上述の従来の端末装置の場合、セクションデータに含まれるデータ放送用データのみから画像データを生成する。このため、連動型データ放送のように主映像と副画像が合成された映像に対するサムネイル画像を生成する場合、上述の従来の端末装置は、パケッタイズドエレメンタリストリームとして送出された映像データには対応していないため、主映像が抜けた副画像のみのサムネイル画像しか生成できないこととなる。
図13(a)は、連動型データ放送に対し、本来表示される表示画像の一例を示している。また、図13(b)は、図13(a)の連動型データ放送に対し、上述の従来の端末装置により生成されたサムネイル画像の一例を示した図である。
図13(a)に示すように、通常、連動型データ放送の場合、受信機等のディスプレイ90の画面には、パケッタイズドエレメンタリストリームから復元された映像データによる主映像画面91と、データ放送用データから復元された画像データによる副画像画面92が合成されて表示される。一方、上述したように、従来の端末装置はデータ放送用データから画像データを復元するのみであるため、従来の端末装置によりサムネイル画像を生成すると、図13(b)に示すように主映像画面91に対応する箇所の画像が抜けたサムネイル画像となる。
このように、従来の端末装置では、連動型データ放送などの場合に、一部の画像が欠落するなど、ユーザに対して十分満足できるサムネイルが提供できない場合もあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、連動型データ放送の録画再生であっても、画像の一部が欠落することなく、主映像とそれに連動したデータ放送の画像とで構成されるサムネイル画像を生成可能とし、よりユーザに対する利便性の向上を図ったストリーム録画再生装置、およびサムネイル画像データの生成方法を提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明のストリーム録画再生装置は、デジタル放送信号を受信し、受信したデジタル放送信号から、放送や番組に関する情報データであるセクションデータと映像データを符号化した符号化映像データとを含めたデータ列で構成されるストリームを復元し、復元したストリームを蓄積媒体に記録することで、データ放送番組を含め、デジタル放送番組を録画するとともに、蓄積媒体に記録したストリームを読み出すことで録画した番組の再生を行なうストリーム録画再生装置であって、ストリームに含まれる符号化映像データが供給され、符号化映像データを復号することで映像データを復元する映像デコーダと、ストリームに含まれるセクションデータが供給され、セクションデータに含まれるデータ放送用データからデータ放送の記述コードを抽出し、抽出した記述コードに従って、データ放送による画像データを生成するブラウザ部と、映像デコーダで復元された映像データおよびブラウザ部で生成された画像データが供給され、映像データ、画像データ、および映像データと画像データとを合成した合成映像データから、いずれかを選択し出力する合成部と、縮小した画像であるサムネイル画像の作成に利用する画像を取り込むための画像取込信号を出力するサムネイル管理部と、画像取込信号に応答して、合成部から出力される映像データから一つの静止画像に対応する映像データを静止画像データとして取り込む画像取込部と、画像取込部により取り込まれた静止画像データが供給され、供給された静止画像データに対し画像サイズを縮小するような縮小処理を行い、縮小処理により生成された画像データをサムネイル画像データとして出力するサムネイル生成部と、サムネイル生成部により生成されたサムネイル画像データを記憶する蓄積部とを備えた構成である。
さらに、本発明のストリーム録画再生装置は、サムネイル管理部が、ブラウザ部の起動状態を監視し、ブラウザ部が起動済み、あるいはブラウザ部の起動が完了したことを検知すると、画像取込信号を出力する構成である。
さらに、本発明のストリーム録画再生装置は、サムネイル管理部が、制御部からの指示に応じて、ブラウザ部で生成された画像データによる画像を含むサムネイル画像を作成するとき、ブラウザ部の起動状態を監視し、ブラウザ部が起動済みであるときには、画像取込信号を出力し、ブラウザ部が起動済みではないときには、セクションデータのプログラムマップテーブルに含まれる自動起動要求データに応じて、自動起動要求データが自動起動ではないことを示すときブラウザ部を起動し、ブラウザ部の起動が完了したことを検知すると、画像取込信号を出力する構成である。
また、本発明のストリーム録画再生装置は、サムネイル管理部が、制御部からの指示に応じて、ブラウザ部で生成された画像データによる画像を含むサムネイル画像を作成するとき、制御部による指示から所定の時間が経過した後、画像取込信号を出力する構成である。
また、デジタル放送信号に含まれるセクションデータには、サムネイル画像の作成を指示するサムネイル作成指示情報が含まれ、本発明のストリーム録画再生装置は、ブラウザ部が、セクションデータに含まれるデータ放送用データからデータ放送の記述コードを抽出し、抽出した記述コードに従って、データ放送による画像データを生成するとともに、セクションデータに含まれるサムネイル作成指示情報を抽出し、抽出したサムネイル作成指示情報をサムネイル管理部に通知し、サムネイル管理部が、制御部からの指示に応じて、ブラウザ部で生成された画像データによる画像を含むサムネイル画像を作成するとき、ブラウザ部から通知されたサムネイル作成指示情報に基づき、画像取込信号を出力する構成である。
また、本発明のストリーム録画再生装置は、ブラウザ部が、描画状態か非描画状態かを示す描画状態情報を有し、サムネイル管理部が、制御部からサムネイル画像の作成の指示を受け取ると、ブラウザ部から描画状態情報を取得し、描画状態情報が非描画状態を示す場合には、ブラウザ部に対して描画の指示を行なう構成である。
また、本発明のサムネイル画像データの生成方法は、デジタル放送信号を受信し、受信したデジタル放送信号から、放送や番組に関する情報データであるセクションデータと映像データを符号化した符号化映像データとを含めたデータ列で構成されるストリームを復元し、復元したストリームを蓄積媒体に記録することで、データ放送番組を含め、デジタル放送番組を録画するとともに、蓄積媒体に記録したストリームを読み出すことで録画した番組の再生を行なうストリーム録画再生装置における録画番組のサムネイル画像データの生成方法であって、ストリームに含まれる符号化映像データを復号することで映像データを復元するステップと、ストリームに含まれるセクションデータのデータ放送用データからデータ放送の記述コードを抽出し、抽出した記述コードに従った処理を実行することにより、データ放送による画像データを生成するステップと、符号化映像データから復元された映像データ、記述コードに従って生成された画像データ、およびこの映像データとこの画像データとを合成した合成映像データから、いずれかを選択し、選択したデータを出力するステップと、縮小した画像であるサムネイル画像の作成に利用する画像を取り込むための画像取込を指令するステップと、画像取込の指令に応答して、選択したデータから一つの静止画像に対応する映像データを静止画像データとして取り込むステップと、取り込んだ静止画像データに対し画像サイズを縮小するような縮小処理を行い、縮小処理により生成された画像データをサムネイル画像データとするステップとを含む方法である。
さらに、本発明のサムネイル画像データの生成方法は、画像取込を指令するステップにて、記述コードに従った処理の実行で生成される画像データによる画像を含むサムネイル画像を作成するとき、記述コードに従った処理実行の起動状態を監視し、記述コードに従った処理実行が起動済み、あるいは起動が完了したことを検知すると、縮小した画像であるサムネイル画像の作成に利用する画像を取り込むための画像取込を指令する方法である。
さらに、本発明のサムネイル画像データの生成方法は、画像取込を指令するステップにて、記述コードに従った処理の実行で生成される画像データによる画像を含むサムネイル画像を作成するとき、記述コードに従った処理実行の起動状態を監視し、記述コードに従った処理実行が起動済みであるときには、画像取込を指令し、記述コードに従った処理実行が起動済みではないときには、セクションデータのプログラムマップテーブルに含まれる自動起動要求データの内容を判定し、自動起動要求データが自動起動ではないことを示すとき、記述コードに従った処理実行を起動し、記述コードに従った処理実行が完了したことを検知すると、画像取込を指令する方法である。
また、本発明のサムネイル画像データの生成方法は、画像取込を指令するステップにて、記述コードに従った処理の実行で生成される画像データによる画像を含むサムネイル画像を作成するとき、記述コードに従った処理実行を起動し、処理実行の起動から所定の時間が経過した後、画像取込を指令する方法である。
また、デジタル放送信号に含まれるセクションデータには、サムネイル画像の作成を指示するサムネイル作成指示情報が含まれ、本発明のサムネイル画像データの生成方法は、データ放送による画像データを生成するステップにて、セクションデータに含まれるデータ放送用データからデータ放送の記述コードを抽出し、抽出した記述コードに従って、データ放送による画像データを生成するとともに、セクションデータに含まれるサムネイル作成指示情報を抽出し、画像取込を指令するステップにて、記述コードに従った処理の実行で生成される画像データによる画像を含むサムネイル画像を作成するとき、データ放送による画像データを生成するステップで抽出したサムネイル作成指示情報に基づき、画像取込を指令する方法である。
また、本発明のサムネイル画像データの生成方法は、データ放送による画像データを生成するステップにて、描画状態か非描画状態かを示す描画状態情報を有し、画像取込を指令するステップにて、描画状態情報を取得し、描画状態情報が非描画状態を示す場合には、データ放送による画像データを生成し、描画するように指示を行なう方法である。
本発明によれば、デジタル放送によるデータ放送番組のサムネイル画像の作成において、主映像とそれに連動したデータ放送の画像とで構成されるようなサムネイル画像を作成する場合であっても、画像の一部が欠落することなくサムネイル画像の生成が可能であり、ユーザに対する利便性の向上を図ったストリーム録画再生装置、およびサムネイル画像データの生成方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるストリーム録画再生装置のブロック図である。本実施の形態1では、デジタル放送信号を受信し、デジタル放送による各番組の映像や音声信号、およびデータ放送による画像等を復元するとともに、デジタル放送により送出された各ストリームやセクションデータを蓄積媒体に記録することで番組の録画を行ない、蓄積媒体に記録した各ストリームやセクションデータを読み出すことで番組の再生を行なうストリーム録画再生装置の一例を挙げて説明する。
図1において、アンテナから受信したデジタル放送信号は、受信部11に供給される。受信部11は、受信した信号を復調して、ベースバンド信号に変換することでトランスポートストリーム(Transport Stream)を復元する。トランスポートストリームデコード部(以下、TSデコード部と呼ぶ)12は、MPEG−2(Moving Picture Experts Group-2)の規格に従って、復元したトランスポートストリームをパケッタイズドエレメンタリストリーム(Packetized Elementary Stream、以下、PESと呼ぶ)とセクションデータとに分け、各パケットの識別情報であるパケットID(Packet IDentifier、以下、PIDと呼ぶ)を参照して必要なデータを取り出す。これにより、PESとセクションデータとが選択される。
PES処理部13は、選択されたPESを、音声ストリームおよび映像ストリームに変換する。音声ストリームは、音声データを符号化した符号化音声データを含めて構成されるデータ列であり、映像ストリームは、映像データを符号化した符号化映像データを含めて構成されるデータ列である。
セクション処理部14は、選択されたセクションデータから放送や番組に関する情報データを復元するとともに、セクションデータに含まれるデータ放送用データを元のBML(Broadcasting Markup Language)コンテンツファイルに変換する。
音声デコーダ15は、音声ストリームを構成する符号化音声データを復号し、音声データを復元する。復元された音声データは、映像音声出力部19により音声信号に変換され、スピーカ等によりこの音声信号に応じた音声が出力される。また、映像デコーダ16は、映像ストリームを構成する符号化映像データを復号し、映像データを復元する。
BMLブラウザ31は、データ放送により送出されたデータ放送用データの復元処理を行なう。すなわち、BMLブラウザ31は、データ放送におけるBMLで記述されたBMLコンテンツファイルを抽出し、そのファイルに記述された記述コードに従って、データ放送の画像データや操作用データ等を生成し、その画像データ等による画像を呈示するための処理を行なう。
OSD(On Screen Display)生成部17は、抽出した番組情報から作成した番組表や録画した番組の一覧表などをOSD表示するOSD画像データを生成する。
合成部18は、制御部29の制御に従って、映像デコーダ16からの映像データ、BMLブラウザ31からのデータ放送の画像データ、およびOSD生成部17からのOSD画像データを合成、あるいは選択する。制御部29から、これら映像データ、および画像データを合成するよう指示された場合には、合成部18は、これらデータを合成して合成映像データを生成し、出力する。また、制御部29からこれら映像データ、および画像データからいずれかを選択するよう指示された場合には、合成部18は、指示されたデータを選択し、選択した映像、あるいは画像データを出力する。なお、以下、合成部18から出力される映像データを合成映像データと呼び説明するが、選択された映像あるいは画像データであってもよい。合成部18からの合成映像データは、映像音声出力部19により映像信号に変換され、この映像信号に応じた映像がディスプレイ40の画面に表示される。
図1において、ディスプレイ40の画面に、映像デコーダ16からの映像データとBMLブラウザ31からのデータ放送による画像データとが合成された合成映像データによる映像が表示された一例を挙げている。ここでは、BMLブラウザ31からの画像データに対応して表示されるデータ放送画面42に、映像デコーダ16からの映像データに対応して表示される主映像画面41を組み合わせて表示するような連動型データ放送の表示形態の一例を挙げている。すなわち、連動型データ放送において、ディスプレイ40の画面に、PESから復元された映像データによる主映像画面41と、セクションデータに含まれるデータ放送用データから復元された画像データによるデータ放送画面42とが合成されて表示される一例を挙げている。なお、独立型データ放送であっても、データ放送画面に映像デコーダ16からの映像データによる主映像画面を合成して表示するような独立型データ放送もある。以下、このようなデータ放送画面に主映像画面を合成して表示するような独立型データ放送も含めて連動型データ放送と呼び、説明する。
ユーザ操作部28は、ユーザのリモコン操作等によるユーザ指示信号を受け取り、その指示信号に対応したユーザ指示情報を制御部29に通知する。制御部29は、ユーザ操作部28からのユーザ指示情報に基づき、ユーザ指示情報に応じた処理や各部の制御を行なう。
また、本ストリーム録画再生装置は、受信したデジタル放送番組をデータ放送番組も含めて録画再生する機能を有している。すなわち、TSデコード部12で復元されたトランスポートストリームは、録画再生処理部21にも送出される。録画再生処理部21は、受け取ったトランスポートストリームから、録画指示されたPESおよびセクションデータを抽出し、抽出したPESやセクションデータが蓄積部22の蓄積媒体に記録される。これにより、デジタル放送により送出された番組の録画処理が実行される。また、録画再生処理部21は、再生指示を受け付けると、蓄積部22の蓄積媒体に記録されたPESやセクションデータから、指示された番組のPESやセクションデータを読み出してTSデコード部12に供給する。さらに、読み出したPESやセクションデータは、受信の場合と同様に映像や音声データ等に復元され、その映像や音声が、ディスプレイ40やスピーカから呈示される。このようにして、蓄積部22の蓄積媒体に記録した番組の再生処理が実行される。
さらに、本ストリーム録画再生装置は、録画する各番組に対応したサムネイル画像データを番組の代表画像として生成し、各番組に対応させて記憶することを特徴とする。サムネイル画像は、画像の絵柄が一目でわかるように小さく表示する見本画像であり、例えば、蓄積部22に録画した番組の一覧を表示するときなど、テキスト情報に加えてこのサムネイル画像も表示するように利用される。これにより、ユーザはこのサムネイル画像を参照することで各番組の内容を把握しやすくなり、再生する番組を容易に選択できるなど、ユーザに対する利便性の向上を図ることができる。
このようなサムネイル画像に関する処理を実行するため、本ストリーム録画再生装置は、サムネイル処理部30を有している。サムネイル処理部30は、各番組に対応したサムネイル画像データの生成、生成したサムネイル画像データの記録、および記録したサムネイル画像データの再生などに関する各処理を行なう。このようなサムネイル画像に関する各種処理を行なうため、サムネイル処理部30は、番組の代表画像データを取り込む画像取込部34、取り込んだ画像データからサムネイル画像データを生成するサムネイル生成部35、蓄積部22に記憶したサムネイル画像データを抽出するサムネイル抽出部36、データ放送に関するセクションデータを解析するセクション解析部33、およびこのようなサムネイル画像に関する処理を管理するとともにその制御を行なうサムネイル管理部32を有している。
サムネイル管理部32は、制御部29からサムネイル画像作成の指示を受け取ると、まず、セクション解析部33に対し、セクション処理部14に供給されているデータ放送に関するセクションデータの解析を指示する。セクション解析部33は、特に、セクションデータに含まれるPMT(Program Map Table)のデータ符号化方式記述子を解析し、この解析結果をサムネイル管理部32に通知する。
次に、セクション解析部33から解析結果が通知されると、サムネイル管理部32は、その解析結果に応じてBMLブラウザ31を起動するようなBMLブラウザ31の起動制御を行なう。さらに、サムネイル管理部32は、BMLブラウザ31の起動状態を監視し、BMLブラウザ31が起動済み、あるいは起動が完了したかどうかを判定する。サムネイル管理部32は、この判定により、BMLブラウザ31が起動済み、あるいは起動が完了したことを検知すると、画像取込信号を出力し、画像取込部34に対して、合成部18から出力される合成映像データを取り込むよう指示する。画像取込部34は、例えば動画像を含むような合成映像データから、例えば1フレーム分の映像データを、静止画像データとして取り込む。取り込まれた静止画像データは、サムネイル生成部35に供給される。
サムネイル生成部35は、供給された静止画像データに対し、画像サイズを縮小するような縮小処理を行ない、縮小処理された画像データをサムネイル画像データとして蓄積部22に供給する。蓄積部22は、供給されたサムネイル画像データを蓄積媒体に記録する。本ストリーム録画再生装置は、例えば、受信番組を録画するときなど、番組録画処理とともに、このようなサムネイル画像に関する処理を実行することで、録画した各番組のサムネイル画像データを記憶する。
また、ユーザから例えば録画番組の一覧表を表示するよう指示されると、制御部29は、サムネイル抽出部36に対して、蓄積部22に記憶した番組名や録画日時などのテキストデータとともに、サムネイル画像データを読み出すよう指示する。この指示に応答して、サムネイル抽出部36は、蓄積部22からテキストデータとともにサムネイル画像データを読み出し、これらのデータをOSD生成部17に供給する。OSD生成部17は、これらのデータから番組一覧表とする画像データを生成し、生成された番組一覧表の画像データが合成部18を介して映像音声出力部19に供給される。これにより、ディスプレイ40には、サムネイル画像を含む録画番組の一覧表が表示される。
本ストリーム録画再生装置は、以上のような構成により、録画する番組等の代表画像をサムネイル画像として作成し記憶するとともに、録画番組の一覧を表示するときなど、その一覧表に各サムネイル画像を表示する。特に、本ストリーム録画再生装置では、合成部18から出力される合成映像データを利用してサムネイル画像を作成している。このため、映像デコーダ16によりPESから復元される映像、およびBMLブラウザ31によりセクションデータに含まれるデータ放送用データから復元されるデータ放送画像、それぞれに対応するサムネイル画像データの生成が可能である。さらに、PESから復元される映像とデータ放送用データから復元されるデータ放送画像とを合成した映像を対象とするような連動型データ放送に対応したサムネイル画像データの生成をも可能である。
さらに、本ストリーム録画再生装置では、サムネイル管理部32が、BMLブラウザ31の起動状態を確認し、その確認結果に基づき画像取込部34に対して合成部18から出力される合成映像データを取り込むよう指示する。データ放送用データからデータ放送の画像を復元する場合、BMLブラウザ31はデータ放送用データから復元したBMLコンテンツファイルの構文解析を行ない、その解析が完了した時点で、表示するデータ放送画像が決定される。このように、データ放送番組を呈示するためにはその構文解析が必要であるため、例えば、ユーザがデータ放送番組の表示を指示した場合など、表示を指示した時点から番組が実際に表示されるまでにある程度の時間遅れが生じる。すなわち、連動型データ放送を表示する場合など、通常、合成部18には映像デコーダ16からの映像データがまず供給され、しばらく時間が経過した後にデータ放送画像データが供給されることとなる。このため、上述のようにサムネイル管理部32がBMLブラウザ31の起動状態を監視しており、サムネイル管理部32はBMLブラウザ31が起動済み、あるいは起動が完了したことを検知した時点で、画像取込部34に対して合成映像データの取り込みを指示する。このような構成とすることにより、例えば、連動型データ放送のサムネイル画像データを生成する場合など、BMLブラウザ31の構文解析による時間遅れで生じるデータ放送画像部分の欠落を防止している。
以下、このように構成された本実施の形態1のストリーム録画再生装置において、特に本発明の特徴とするサムネイル画像データの生成に関する動作を中心に、詳細について説明する。
まず、本ストリーム録画再生装置に対して、例えば、ユーザがリモコン等によりサムネイル画像の作成を指示すると、ユーザ操作部28はその指示情報を受け取り、制御部29に通知する。さらに、制御部29は、その指示情報を解析し、サムネイル画像の作成に関する指示であると判定すると、録画モードや再生モードなど現在の動作モードに応じてサムネイル画像を作成するための制御処理を実行する。
図2は、制御部29が実行するサムネイル画像作成のための制御処理の手順を示すフローチャートである。図2に示すように、制御部29は本ストリーム録画再生装置の動作モードに応じてサムネイル画像作成のための制御処理を実行する。以下、制御部29が実行するサムネイル画像作成のための制御処理について、図2のフローチャートに示す手順に従って説明する。
制御部29がサムネイル画像作成のための制御処理を開始(スタート)すると、まず、制御部29は、本ストリーム録画再生装置が現在どのような状態であるかを確認する(ステップS100)。制御部29は、現在の状態が録画を行なう録画モードであるときには、ステップS110からステップS114までの処理を実行し、現在の状態が再生を行なう再生モードであるときには、ステップS120からステップS124までの処理を実行し、また現在の状態がサムネイル画像を一覧表示するモードであるときには、ステップS130からステップS136までの処理を実行する。
録画モードであるとき、制御部29は、まず、ユーザ操作部28より指定されたサムネイル画像が、現在受信しているチャンネルの番組であるかどうかを確認し(ステップS110)、現在受信しているチャンネルの番組である場合には、サムネイル処理部30のサムネイル管理部32に対してサムネイル作成処理の実行(ステップS114)を指示する。なお、サムネイル処理部30により実行されるサムネイル作成処理の詳細については後述する。また、制御部29は、ユーザ操作部28より指定されたサムネイル画像が、現在受信しているチャンネルの番組ではない場合には、指定されたチャンネルを選局するよう受信部11を制御し(ステップS112)、その後、サムネイル管理部32に対してサムネイル作成処理の実行(ステップS114)を指示する。このようにして、蓄積部22に番組が録画されるとともに、録画開始時、あるいは録画中において、その番組に対応するサムネイル画像データが記録される。
また、再生モードであるとき、制御部29は、まず、ユーザ操作部28より指定された再生番組のサムネイル画像が既に作成済みであるかどうかを確認し(ステップS120)、作成済みである場合には、処理を終了する。また、制御部29は、ユーザ操作部28より指定された再生番組のサムネイル画像がまだ作成されていない場合には、録画再生処理部21に対して、指定された番組の再生開始を指示し(ステップS122)、その後サムネイル管理部32に対してサムネイル作成処理の実行(ステップS124)を指示する。このようにして、録画時にサムネイル画像が作成されなかった場合など、未作成であったサムネイル画像のサムネイル画像データが、再生時において生成され蓄積部22に記録される。
また、サムネイル画像を一覧表示するモードであるとき、ユーザからサムネイル画像の作成をするよう指示されると、制御部29は、まず、録画した各番組において、最初の番組のサムネイル画像が既に作成済みであるかどうかを確認し(ステップS130)、作成済みである場合には、残りの番組があるかどうかを確認し(ステップS136)、残りの番組がある場合には、次の番組のサムネイル画像が既に作成済みであるかどうかを確認し、残りの番組がなくなるまでステップS130からステップS136までの処理を繰り返す。一方、制御部29は、この処理の繰り返し中において、番組のサムネイル画像がまだ作成されていない場合には、録画再生処理部21に対してその番組の再生開始を指示し(ステップS132)、その後、サムネイル管理部32に対してサムネイル作成処理の実行(ステップS134)を指示し、その後、残りの番組があるかどうかを確認する(ステップS136)。このようにして、ユーザからのサムネイル画像一覧作成の指示などに応じて、サムネイル画像が未作成であった番組のサムネイル画像データが一括して生成され蓄積部22に記録される。
次に、本ストリーム録画再生装置の特徴とするサムネイル画像データを生成するためのサムネイル作成処理について説明する。図3は、本ストリーム録画再生装置におけるサムネイル画像データ作成処理の手順を示すフローチャートである。
上述したように、例えば、ユーザがサムネイル画像の作成を指示すると、制御部29は各動作モードに応じてサムネイル画像作成のための制御処理を実行し、サムネイル管理部32に対してサムネイル画像データ作成処理の実行を指示する。これにより、サムネイル処理部30において、図3のフローチャートに示す手順に従ったサムネイル画像データ作成処理が実行される。以下、サムネイル処理部30において実行されるサムネイル画像作成処理について、図3のフローチャートに示す手順に従って説明する。
サムネイル管理部32は、まず、セクション解析部33に対しセクションデータに含まれるデータ符号化方式記述子の解析を指示する。これにより、セクション解析部33がセクションデータに含まれるPMTのデータ符号化方式記述子の解析を開始する(ステップS200)。
PMTには、受信したデジタル放送に含まれる各番組がどのような映像、音声のPESで構成されたり、各データ放送番組がどのようなセクションデータで構成されているかを示す情報や、トランスポートストリーム中から各PESやセクションデータを抽出するための識別情報であるPIDが格納されている。セクション解析部33は、このようなPMTを利用して、サムネイル画像作成の対象とする番組にデータ放送が含まれているかどうかを確認する。対象の番組にデータ放送が含まれている場合、PMTにはデータ符号化方式記述子が配置されている。よって、セクション解析部33は、このPMTにデータ符号化方式記述子が含まれているかどうかを判定することで、対象の番組にデータ放送が含まれているかどうかを検知する。さらに、セクション解析部33は、このPMTにデータ符号化方式記述子が含まれている場合、データ符号化方式記述子に含まれるauto_start_flagの判定を行なう。auto_start_flagは、データ放送を自動的に起動させるかどうかを示すための自動起動要求データが格納されたフラグである。すなわち、auto_start_flagが「1」の場合、受信機は、BML文書に沿って制御を行なうデータ放送エンジンを直ちに起動する。一方、auto_start_flagが「0」の場合、受信機はデータ放送番組であってもデータ放送エンジンを直ちには起動せず、ユーザにより、リモコン等に設けられたデータボタンの押下により起動される。セクション解析部33は、このような判定結果をサムネイル管理部32に通知する。
サムネイル管理部32は、次に、BMLブラウザ31が既に起動されているかどうかを判定する。この判定の結果、BMLブラウザ31が既に起動されている場合、ステップS216の静止画像データの取り込み処理に移る。また、この判定の結果、BMLブラウザ31が起動されていない場合、ステップS204のauto_start_flagの判定処理に移る(ステップS202)。
サムネイル管理部32は、BMLブラウザ31が起動されていない場合、セクション解析部33からのauto_start_flagの判定結果に基づき(ステップS204)、auto_start_flagが「0」の場合には、BMLブラウザ31を起動し(ステップS206)、その後、BMLブラウザの起動完了を待つ(ステップS208)。また、サムネイル管理部32は、セクション解析部33からのauto_start_flagの判定結果に基づき(ステップS204)、auto_start_flagが「1」の場合には、BMLブラウザ31の起動完了を待つ(ステップS208)。
以上のような処理により、サムネイル管理部32は、BMLブラウザ31が起動された状態とする。さらに、サムネイル管理部32は、BMLブラウザ31の起動状態の監視を継続し、BMLブラウザ31の起動が完了したかどうかを判定する。
サムネイル管理部32は、この判定により、BMLブラウザ31の起動が完了したことを検知すると、その起動が完了した時点をトリガとし、画像取込部34に対して、合成部18から出力される合成映像データを取り込むよう指示する。この指示に応答して、画像取込部34が、合成映像データから、サムネイル画像データを生成するための静止画像データを取り込む(ステップS216)。さらに、取り込まれた静止画像データは、サムネイル生成部35に供給され、サムネイル生成部35により、縮小処理された静止画像データであるサムネイル画像データが生成され、蓄積部22に記録される(ステップS218)。
以上、本発明のストリーム録画再生装置は、図3で示した処理を実行することにより、サムネイル画像を作成するための映像データを取り込むとき、BMLブラウザが起動されていない場合には、BMLブラウザの起動完了を待ってその映像データを取り込む。このため、独立型データ放送のサムネイル画像を適切なタイミングで取り込むことが可能であるとともに、連動型データ放送によるデータ放送画像データとPESから復元された映像データとが合成された映像データに対しても、サムネイル画像とするための静止画像データを適切なタイミングで取り込むことができる。すなわち、このような構成とすることで、連動型データ放送に対しても、一部の画像が抜けたようなサムネイル画像となることを防止でき、ユーザに対して十分満足できるサムネイル画像を提供することを可能としている。
また、図4、および図5は、本発明の実施の形態1における他の構成例によるストリーム録画再生装置のブロック図である。図1と同一の構成要素については、同一の符号を付している。
図4に示すストリーム録画再生装置は、合成部181において二種類の映像データを出力することを特徴とする。すなわち、合成部181は、制御部29の制御に従って、映像デコーダ16からの映像データ、BMLブラウザ31からのデータ放送の画像データ、およびOSD生成部17からのOSD画像データを合成、あるいは選択する。このとき、合成部181は、制御部29の制御に従って、表示するための第1の映像データと、サムネイル画像を作成するための第2の映像データとの二種類の映像データを出力する。表示するための第1の映像データは、映像音声出力部19を介して、表示するための映像信号としてディスプレイ40に供給され、ディスプレイ40には、制御部29からの指示に応じて合成、あるいは選択された映像が表示される。一方、サムネイル画像を作成するための第2の映像データは、表示するための第1の映像データとは独立に、制御部29からの指示に応じて合成、あるいは選択された映像データとして画像取込部34に供給される。このような構成とすることにより、例えば、連動型データ放送の録画時に、ユーザは映像のみを視聴したいが、作成するサムネイル画像としては、視聴映像にデータ放送の画像を含めたサムネイル画像としたい場合など、視聴は映像のみ、サムネイル画像は合成画像とするような、より利便性を図った操作が実現可能となる。
また、図5に示すストリーム録画再生装置は、蓄積部22に対し、画像取込部34で取り込んだ静止画像データを記録し、蓄積部22から読み出した静止画像データに対し縮小処理を施し、サムネイル画像を作成するような構成例である。図5に示す構成において、画像取込部34で取り込んだ静止画像データは、蓄積部22に供給され、記録される。また、例えば、制御部29からサムネイル画像の作成が指示されると、まず、静止画像抽出部361は、蓄積部22に記録された各静止画像データから、所定の静止画像データを抽出する。抽出された静止画像データは、サムネイル生成部35に供給される。サムネイル生成部35は、供給された静止画像データに対し、画像サイズを縮小するような縮小処理を行ない、縮小処理された画像データをサムネイル画像データとしてOSD生成部17に供給する。OSD生成部17は、これらのデータから番組一覧表とする画像データを生成し、生成された番組一覧表の画像データが合成部18を介して映像音声出力部19に供給される。これにより、ディスプレイ40には、サムネイル画像を含む録画番組の一覧表が表示される。以上、図5に示したような構成とすることによっても、図1の構成と同様にサムネイル画像の作成を行なうことができる。
以上、本実施の形態1で説明したように、本発明のストリーム録画再生装置は、サムネイル画像を作成するための画像データを取り込むとき、データ放送画像データを取り込む場合やデータ放送画像データと主映像データとが合成された映像データを取り込む場合には、BMLブラウザの起動完了を待って、その映像データを取り込む構成である。このため、独立型データ放送のサムネイル画像とともに、連動型データ放送によるデータ放送画像と主映像とが合成された画像に対しても、サムネイル画像とするための映像データを適切なタイミングで取り込むことができる。すなわち、本発明のストリーム録画再生装置によれば、連動型データ放送に対しても、画像の一部が抜けたようなサムネイル画像となることを防止でき、ユーザに対して十分満足できるサムネイル画像を提供でき、よりユーザに対する利便性の向上を図ったストリーム録画再生装置を提供することが可能となる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2におけるストリーム録画再生装置のブロック図である。
本実施の形態2でも、実施の形態1と同様に、デジタル放送信号を受信し、デジタル放送による各番組の映像や音声信号、およびデータ放送による画像等を復元するとともに、デジタル放送により送出された各ストリームやセクションデータを蓄積媒体に記録することで番組の録画を行ない、蓄積媒体に記録した各ストリームやセクションデータを読み出すことで番組の再生を行なうストリーム録画再生装置の一例を挙げて説明する。また、図1と同一の構成要素については、同一の符号を付しており、これらの詳細な説明は省略する。
図6に示す本実施の形態2のストリーム録画再生装置は、サムネイル管理部322が、BMLブラウザ31を起動し、その起動から所定の時間後に画像取込信号を画像取込部34に出力することを特徴とする。
図6において、サムネイル管理部322は、制御部29からサムネイル画像作成の指示を受け取ると、まず、セクション解析部33に対し、セクション処理部14に供給されているデータ放送に関するセクションデータの解析を指示する。セクション解析部33は、特に、セクションデータに含まれるPMTのデータ符号化方式記述子を解析し、この解析結果をサムネイル管理部322に通知する。次に、セクション解析部33から解析結果が通知されると、サムネイル管理部322は、その解析結果に応じてBMLブラウザ31を起動するようなBMLブラウザ31の起動制御を行なう。
さらに、サムネイル管理部322は、BMLブラウザ31の起動とともに、サムネイル管理部322に設けた、あらかじめ定めた所定の時間を計測するようなタイマを起動する。タイマは、あらかじめ定めた所定の時間を計測し、所定の時間が経過するとタイムアウト信号を発生する。サムネイル管理部322は、タイムアウト信号に応答して画像取込信号を画像取込部34に出力する。画像取込部34は、例えば動画像を含むような合成映像データから、例えば1フレーム分の映像データを、静止画像データとして取り込む。
上述したように、データ放送番組を呈示するためにはその構文解析が必要であるため、例えば、ユーザがデータ放送番組の表示を指示した場合など、表示を指示した時点から番組が実際に表示されるまでにある程度の時間遅れが生じる。これに対し、本実施の形態2におけるストリーム録画再生装置では、BMLブラウザ31の起動から所定の時間が経過した後、すなわちデータ放送の番組が実際に表示されるまで待った後、合成部18から出力される映像データを取り込むため、BMLブラウザ31の構文解析による時間遅れで生じるデータ放送画像部分の欠落を防止することができる。
なお、実施の形態2におけるストリーム録画再生装置は、図6に示すような構成例を挙げて説明したが、例えば、図4で示したように、合成部が、制御部29の制御に従って、表示するための第1の映像データと、サムネイル画像を作成するための第2の映像データとの二種類の映像データを出力するような構成であってもよい。また、図5で示したように、画像取込部34で取り込んだ静止画像データを蓄積部22に記録し、蓄積部22から読み出した静止画像データからサムネイル画像データを生成するような構成であってもよい。
また、あらかじめ定めた所定の時間とはイベントの開始時間であってもよい。ここでいうイベントとは、同一のチャンネルに属している開始および終了時刻が定められたデジタル放送データの構成要素の集合体である。一例として、セクションデータに含まれる、イベントインフォメーションテーブルのスタートタイム、またセレクションインフォメーションテーブルに記載されるパーシャルトランスポートストリームタイム記述子中のスタートタイムより取得したイベントの開始時間をあらかじめ定めた所定の時間として使用できる。また、あらかじめ定めた所定の時間とは、イベントインフォメーションテーブルのスタートタイム、またはセレクションインフォメーションテーブルに記載されるパーシャルトランスポートストリームタイム記述子中のスタートタイムとは別に、コマーシャル映像とは区別される番組の開始時間を含むデジタル放送データとしてもよい。以後、コマーシャル映像とは区別される映像や音声などのデータを番組と記載する。
図7は、番組の開始時間や継続時間を含むデジタル放送データの一例である。図7のデータは記述子と呼ばれる形式のデータであり、イベントインフォメーションテーブルやセレクションインフォメーションテーブル等のテーブルの所定の箇所に挿入可能なデータである。図7に示すデジタル放送データは、複数の番組開始時間と継続時間を設定可能であり、複数のコマーシャル映像が含まれるイベントにおいても、各番組部分の開始時間と継続時間を設定することが可能である。番組開始時間と現在時刻の差分をあらかじめ定めた所定の時間としてタイマを起動し、タイムアウトが検出されたタイミングでサムネイル画像データを作成することにより、番組の開始時点の映像をサムネイル画像データとして作成することが可能である。
なお、あらかじめ定めた所定の時間はデジタル放送データのサービスの形態に関わることなく取得可能であるため、デジタル放送データのサービスは、データ放送サービスに限ったものではなく、デジタルテレビサービスやデジタル音声サービスであってもよい。
また、本発明の実施の形態1で説明した、データ放送画像データを取り込むときやデータ放送画像データと主映像データとが合成された映像データを取り込むときには、BMLブラウザの起動完了を待つ方法におけるサムネイル画像データの作成条件と、あらかじめ定めた所定の時間を待つ方法のサムネイル画像データの作成条件が共に成立した場合に、サムネイル画像データを作成する構成とすることにより、イベントまたは番組のサムネイル画像データを確実に作成できるため有効である。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3におけるストリーム録画再生装置のブロック図である。
本実施の形態3でも、実施の形態1と同様に、デジタル放送信号を受信し、デジタル放送による各番組の映像や音声信号、およびデータ放送による画像等を復元するとともに、デジタル放送により送出された各ストリームやセクションデータを蓄積媒体に記録することで番組の録画を行ない、蓄積媒体に記録した各ストリームやセクションデータを読み出すことで番組の再生を行なうストリーム録画再生装置の一例を挙げて説明する。また、図1と同一の構成要素については、同一の符号を付しており、これらの詳細な説明は省略する。
図8に示す本実施の形態3のストリーム録画再生装置は、サムネイル管理部323が、BMLブラウザ31の状態に応じて、BMLブラウザ31を起動するとともに、画像データを出力するような描画状態となるように描画制御することを特徴とする。
図8において、サムネイル管理部323は、制御部29からサムネイル画像作成の指示を受け取ると、まず、セクション解析部33に対し、セクション処理部14に供給されているデータ放送に関するセクションデータの解析を指示する。セクション解析部33は、特に、セクションデータに含まれるPMTのデータ符号化方式記述子を解析し、この解析結果をサムネイル管理部323に通知する。次に、セクション解析部33から解析結果が通知されると、サムネイル管理部323は、その解析結果に応じてBMLブラウザ31を起動するようなBMLブラウザ31の起動制御を行なう。さらに、サムネイル管理部323は、BMLブラウザ31の起動状態を監視し、BMLブラウザ31が起動済み、あるいは起動が完了したかどうかを判定する。
サムネイル管理部323は、この判定により、BMLブラウザ31が起動済み、あるいは起動が完了したことを検知すると、BMLブラウザ31が描画状態であるかどうかを示すブラウザ描画状態情報を取得する。サムネイル管理部323は、取得したブラウザ描画状態情報に基づき、BMLブラウザ31が既に描画状態であるかどうかを判定する。サムネイル管理部323は、この判定の結果、BMLブラウザ31が既に描画状態である場合、画像取込信号を出力する。また、この判定の結果、BMLブラウザ31が描画状態でない状態の場合、サムネイル管理部323は、BMLブラウザ31に対し描画状態となるように指示し、BMLブラウザ31が描画状態となった後に画像取込信号を出力する。画像取込部34は、画像取込信号に応答して、例えば動画像を含むような合成映像データから、例えば1フレーム分の映像データを、静止画像データとして取り込む。取り込まれた静止画像データは、サムネイル生成部35に供給され、サムネイル画像データが生成される。
次に、本実施の形態3のストリーム録画再生装置の特徴とするサムネイル画像データを生成するためのサムネイル作成処理について説明する。
図9は、本実施の形態3のストリーム録画再生装置におけるサムネイル画像データ作成処理の手順を示すフローチャートである。実施の形態1と同様に、例えば、ユーザがサムネイル画像の作成を指示すると、制御部29は各動作モードに応じてサムネイル画像作成のための制御処理を実行し、サムネイル管理部323に対してサムネイル画像データ作成処理の実行を指示する。これにより、サムネイル処理部30において、図9のフローチャートに示す手順に従ったサムネイル画像データ作成処理が実行される。以下、サムネイル処理部30において実行されるサムネイル画像作成処理について、図9のフローチャートに示す手順に従って説明する。
サムネイル管理部323は、まず、セクション解析部33に対しセクションデータに含まれるデータ符号化方式記述子の解析を指示する。これにより、セクション解析部33がセクションデータに含まれるPMTのデータ符号化方式記述子の解析を開始する(ステップS200)。サムネイル管理部323は、次に、BMLブラウザ31が既に起動されているかどうかを判定する。この判定の結果、BMLブラウザ31が既に起動されている場合、ステップS210のBMLブラウザ31の描画状態を取得する処理に移る。また、この判定の結果、BMLブラウザ31が起動されていない場合、ステップS204のauto_start_flagの判定処理に移る(ステップS202)。サムネイル管理部323は、BMLブラウザ31が起動されていない場合、セクション解析部33からのauto_start_flagの判定結果に基づき(ステップS204)、auto_start_flagが「0」の場合には、BMLブラウザ31を起動し(ステップS206)、その後、BMLブラウザの起動完了を待つ(ステップS208)。また、サムネイル管理部323は、セクション解析部33からのauto_start_flagの判定結果に基づき(ステップS204)、auto_start_flagが「1」の場合には、BMLブラウザ31の起動完了を待つ(ステップS208)。
以上のような処理により、サムネイル管理部323は、BMLブラウザ31が起動された状態とする。さらに、サムネイル管理部323は、BMLブラウザ31の起動状態の監視を継続し、BMLブラウザ31の起動が完了したかどうかを判定する。
次に、サムネイル管理部323は、BMLブラウザ31の起動が完了したことを判定すると、BMLブラウザ31が描画状態であるかどうかを示す描画状態情報を取得する(ステップS210)。さらに、サムネイル管理部323は、取得した描画状態情報に基づき、BMLブラウザ31が既に描画状態であるかどうかを判定する(ステップS212)。この判定の結果、BMLブラウザ31が既に描画状態である場合、ステップS216の静止画像データの取り込み処理に移る。また、この判定の結果、BMLブラウザ31が描画状態でない状態、すなわち非描画状態の場合、サムネイル管理部323は、BMLブラウザ31に対し描画状態となるように指示する(ステップS214)。
以上のような処理により、サムネイル管理部323は、BMLブラウザ31が描画状態となるよう制御する。すなわち、BMLブラウザ31が起動された状態であっても、データ放送の内容によってはBMLブラウザ31が描画状態ではない場合があるため、このような制御処理を行なう。さらに、サムネイル管理部323は、BMLブラウザ31の描画状態の監視を継続し、BMLブラウザ31の描画が完了したかどうかを判定する。
サムネイル管理部323は、上述のような判定により、BMLブラウザ31の起動、および描画が完了したことを検知すると、その完了した時点をトリガとし、画像取込信号を出力し、画像取込部34に対して、合成部18から出力される合成映像データを取り込むよう指示する。この指示に応答して、画像取込部34が、合成映像データから、サムネイル画像データを生成するための静止画像データを取り込む(ステップS216)。さらに、取り込まれた静止画像データは、サムネイル生成部35に供給され、サムネイル生成部35により、縮小処理された静止画像データであるサムネイル画像データが生成され、蓄積部22に記録される(ステップS218)。
以上、本実施の形態3で説明したように、本発明のストリーム録画再生装置は、図9で示した処理を実行することにより、サムネイル画像を作成するための映像データを取り込むとき、BMLブラウザが起動されていない場合や描画状態でない場合には、BMLブラウザの起動、および描画の完了を待ってその映像データを取り込む。このため、独立型データ放送のサムネイル画像を適切なタイミングで取り込むことが可能であるとともに、連動型データ放送によるデータ放送画像データとPESから復元された映像データとが合成された映像データに対しても、サムネイル画像とするための静止画像データを適切なタイミングで取り込むことができる。すなわち、このような構成とすることで、連動型データ放送に対しても、一部の画像が抜けたようなサムネイル画像となることを防止でき、ユーザに対して十分満足できるサムネイル画像を提供することを可能としている。
なお、実施の形態3におけるストリーム録画再生装置は、図8に示すような構成例を挙げて説明したが、例えば、図4で示したように、合成部が、制御部29の制御に従って、表示するための第1の映像データと、サムネイル画像を作成するための第2の映像データとの二種類の映像データを出力するような構成であってもよい。また、図5で示したように、画像取込部34で取り込んだ静止画像データを蓄積部22に記録し、蓄積部22から読み出した静止画像データからサムネイル画像データを生成するような構成であってもよい。
(実施の形態4)
図10は、本発明の実施の形態4におけるストリーム録画再生装置のブロック図である。
本実施の形態4でも、実施の形態1と同様に、デジタル放送信号を受信し、デジタル放送による各番組の映像や音声信号、およびデータ放送による画像等を復元するとともに、デジタル放送により送出された各ストリームやセクションデータを蓄積媒体に記録することで番組の録画を行ない、蓄積媒体に記録した各ストリームやセクションデータを読み出すことで番組の再生を行なうストリーム録画再生装置の一例を挙げて説明する。また、図1と同一の構成要素については、同一の符号を付しており、これらの詳細な説明は省略する。
本実施の形態4では、データ放送サービスを含めた放送サービスを行なうデジタル放送システムにおいて、放送されるデジタル放送信号に、データ放送を含めた映像のサムネイル画像の生成を制御するためのサムネイル作成指示情報がデータ放送用データに含まれて送出されるデジタル放送システムに対応したストリーム録画再生装置の一例を挙げている。すなわち、送出されたデータ放送用データから復元したBMLコンテンツファイルには、データ放送の所定のページをサムネイル化するよう指示する記述が含まれている。本発明の実施の形態4におけるストリーム録画再生装置は、BMLブラウザ31が、BMLコンテンツファイルに含まれるサムネイル制御に関する記述に基づくサムネイル作成指示情報をサムネイル管理部324に通知し、サムネイル管理部324が、サムネイル作成指示情報に基づき画像取込信号を出力することを特徴とする。
図11は、連動型データ放送における各データ放送画面のリンク状態と、データ放送画面を作成するためのBML記述例を示した図である。図11では、データ放送画像401が1ページ目であり、データ放送画像402が2ページ目であり、さらにデータ放送画像402のリンクボタンを選択することにより、ページ3のデータ放送画像403、ページ4のデータ放送画像404、あるいはページ5のデータ放送画像405へとリンクするようなページ遷移するデータ放送の一例を示している。また、BMLコンテンツ51は、データ放送画像402のBML記述例であり、BMLコンテンツ52は、データ放送画像405のBML記述例である。特に、BMLコンテンツ51、およびBMLコンテンツ52には、上述したサムネイル作成指示情報が記述された一例を示している。BMLコンテンツ51にはサムネイル作成記述コード511が記載されており、ここでは「thumbnail=”YES”」と記載されていることで、ページ2のデータ放送画像402のサムネイル画像を作成することが指示されている一例を示している。また、BMLコンテンツ52にはサムネイル作成記述コード521が記載されており、ここでは「thumbnail=”NO”」と記載されていることで、ページ5のデータ放送画像405のサムネイル画像の作成は指示されていない一例を示している。なお、「thumbnail=”YES”」と記載されたサムネイル作成記述コード511や「thumbnail=”NO”」と記載されたサムネイル作成記述コード521は、あくまでも一例であり他の記述形式であってもよい。
このように、例えば、上述のようなサムネイル作成記述コードを定義しておき、データ放送画面を作成するためのBML記述に、サムネイル作成記述コードによるサムネイル作成指示情報を挿入可能とすることにより、例えば、コンテンツ作成者が、代表的なデータ放送のページをサムネイル化するような指示が可能となる。
本実施の形態4におけるストリーム録画再生装置は、このようなサムネイル作成指示情報に対応するため、図10に示すような構成としている。図10において、BMLブラウザ31は、制御部29からの指示により起動されると、セクション処理部14から供給されるデータ放送用データを取り込み、データ放送用データからBMLコンテンツファイルを生成し、BMLコンテンツファイルの各記述コードを読み取り、所定のデータ放送の画像データを生成する。さらに、BMLブラウザ31は、制御部29からの制御により、ユーザ指示に応じたページのデータ放送画像データを合成部18に出力する。
このとき、BMLブラウザ31は、遷移したページに対応するBML記述において、サムネイル作成指示情報が記述されているかどうかを確認し、サムネイル作成指示情報が記述されている場合には、サムネイル管理部324に対しサムネイル作成指示情報を通知する。BMLブラウザ31、およびサムネイル管理部324は、ページ遷移するたびにこのような処理を実行する。また、サムネイル管理部324は、BMLブラウザ31から通知されたサムネイル作成指示情報を取得し、サムネイル作成指示情報の内容に従った処理を実行する。すなわち、サムネイル作成指示情報がサムネイル画像の作成指示を示す内容のとき、サムネイル管理部324は、画像取込部34に対して画像取込信号を出力する。画像取込部34は、画像取込信号に応答して、例えば動画像を含むような合成映像データから、例えば1フレーム分の映像データを、静止画像データとして取り込む。取り込まれた静止画像データは、サムネイル生成部35に供給され、サムネイル画像データが生成される。このようにして、送出側の意図に応じたデータ放送画像のサムネイル画像が生成されることとなる。
次に、本実施の形態4のストリーム録画再生装置の特徴とする送出側の指示に従ったサムネイル画像データを生成するためのサムネイル作成処理について説明する。
図12は、本実施の形態4のストリーム録画再生装置におけるサムネイル画像データ作成処理の手順を示すフローチャートである。まず、BMLブラウザ31からサムネイル管理部324に対し、サムネイル作成指示情報が通知されると、サムネイル管理部324は、そのサムネイル作成指示情報を取得する(ステップS300)。サムネイル管理部324は、次に、取得したサムネイル作成指示情報の内容を判定する(ステップS302)。サムネイル管理部324は、サムネイル作成指示情報の内容を判定結果に応じて、サムネイル作成指示情報がサムネイル画像の作成指示を示す内容ではないとき、ステップS304処理に移り、また、サムネイル作成指示情報がサムネイル画像の作成指示を示す内容のとき、ステップS316の処理に移る。すなわち、サムネイル作成指示情報がサムネイル画像の作成指示を示す内容ではないとき、サムネイル管理部324は、BMLブラウザ31のページが他のページへと遷移するのを待ち、他のページへと遷移するとステップS300からの処理を再び実行する(ステップS304)。また、サムネイル作成指示情報がサムネイル画像の作成指示を示す内容のとき、サムネイル管理部324は、画像取込部34に対して画像取込信号を出力し、画像取込部34が合成部18からの映像データを静止画像データとして取り込む(ステップS316)。さらに、取り込まれた静止画像データは、サムネイル生成部35に供給され、サムネイル生成部35により、縮小処理された静止画像データであるサムネイル画像データが生成され、蓄積部22に記録される(ステップS318)。
以上、本実施の形態4で説明したように、本発明のストリーム録画再生装置は、図12で示した処理を実行することにより、サムネイル画像を作成するための映像データを取り込むとき、送出側の指示に従ってその映像データを取り込むこととなる。このため、独立型データ放送のサムネイル画像を適切なタイミングで取り込むことが可能であるとともに、連動型データ放送によるデータ放送画像データとPESから復元された映像データとが合成された映像データに対しても、サムネイル画像とするための静止画像データを適切なタイミングで取り込むことができる。すなわち、このような構成とすることで、連動型データ放送に対しても、一部の画像が抜けたようなサムネイル画像となることを防止でき、ユーザに対して十分満足できるサムネイル画像を提供することを可能としている。
なお、実施の形態4におけるストリーム録画再生装置は、図10に示すような構成例を挙げて説明したが、例えば、図4で示したように、合成部が、制御部29の制御に従って、表示するための第1の映像データと、サムネイル画像を作成するための第2の映像データとの二種類の映像データを出力するような構成であってもよい。また、図5で示したように、画像取込部34で取り込んだ静止画像データを蓄積部22に記録し、蓄積部22から読み出した静止画像データからサムネイル画像データを生成するような構成であってもよい。
本発明は、録画番組の一覧表示などに利用されるサムネイル画像を作成する機能を有し、蓄積媒体に記録されたデータ放送用データを含めてストリームを再生するストリーム録画再生装置であり、データ放送番組を含むデジタル放送番組の受信、録画、および再生機能を有したテレビジョン放送受信機、セットトップボックス、DVDレコーダ、あるいは携帯端末、パーソナルコンピュータなどに利用することが可能である。
本発明の実施の形態1におけるストリーム録画再生装置のブロック図 本発明の実施の形態1におけるサムネイル画像作成のための制御処理の手順を示すフローチャート サムネイル作成処理の手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態1における他の構成例によるストリーム録画再生装置のブロック図 本発明の実施の形態1における、さらに他の構成例によるストリーム録画再生装置のブロック図 本発明の実施の形態2におけるストリーム録画再生装置のブロック図 本発明の実施の形態2における番組開始時間を含むデジタル放送データの一例を示す図 本発明の実施の形態3におけるストリーム録画再生装置のブロック図 本発明の実施の形態3におけるサムネイル画像作成のための制御処理の手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態4におけるストリーム録画再生装置のブロック図 本発明の実施の形態4における連動型データ放送での各データ放送画面のリンク状態と、データ放送画面を作成するためのBML記述例を示した図 本発明の実施の形態4におけるサムネイル画像作成のための制御処理の手順を示すフローチャート (a)は連動型データ放送の表示映像の一例を示す図(b)は従来の端末装置により生成されたサムネイル画像の一例を示す図
符号の説明
11 受信部
12 TSデコード部
13 PES処理部
14 セクション処理部
15 音声デコーダ
16 映像デコーダ
17 OSD生成部
18,181 合成部
19 映像音声出力部
21 録画再生処理部
22 蓄積部
28 ユーザ操作部
29 制御部
30 サムネイル処理部
31 BMLブラウザ
32,322,323,324 サムネイル管理部
33 セクション解析部
34 画像取込部
35 サムネイル生成部
36 サムネイル抽出部
40 ディスプレイ
41 主映像画面
42 データ放送画面
51,52 BMLコンテンツ
361 静止画像抽出部
401,402,403,404,405 データ放送画像
511,521 サムネイル作成記述コード

Claims (44)

  1. デジタル放送信号を受信し、受信したデジタル放送信号から、放送や番組に関する情報データであるセクションデータと映像データを符号化した符号化映像データとを含めたデータ列で構成されるストリームを復元し、復元した前記ストリームを蓄積媒体に記録することで、データ放送番組を含め、デジタル放送番組を録画するとともに、蓄積媒体に記録した前記ストリームを読み出すことで録画した番組の再生を行なうストリーム録画再生装置であって、
    前記ストリームに含まれる前記符号化映像データが供給され、前記符号化映像データを復号することで前記映像データを復元する映像デコーダと、
    前記ストリームに含まれる前記セクションデータが供給され、前記セクションデータに含まれるデータ放送用データからデータ放送の記述コードを抽出し、前記抽出した記述コードに従って、前記データ放送による画像データを生成するブラウザ部と、
    前記映像デコーダで復元された前記映像データ、および前記ブラウザ部で生成された前記画像データが供給され、前記映像データ、前記画像データ、および前記映像データと前記画像データとを合成した合成映像データから、いずれかを選択し出力する合成部と、
    縮小した画像であるサムネイル画像の作成に利用する画像を取り込むための画像取込信号を出力するサムネイル管理部と、
    前記画像取込信号に応答して、前記合成部から出力される映像データから一つの静止画像に対応する映像データを静止画像データとして取り込む画像取込部と、
    前記画像取込部により取り込まれた静止画像データに基づき前記静止画像データの画像サイズを縮小したサムネイル画像データを生成するサムネイル生成部と、
    前記サムネイル管理部に対して、少なくともサムネイル画像の作成を指示する制御部とを備えたことを特徴とするストリーム録画再生装置。
  2. 前記ストリーム録画再生装置は、さらに、前記サムネイル画像データを記憶する蓄積部を備え、
    前記蓄積部は、前記サムネイル生成部により生成された前記サムネイル画像データを記憶することを特徴とする請求項1記載のストリーム録画再生装置。
  3. 前記ストリーム録画再生装置は、さらに、前記静止画像データを記憶する蓄積部を備え、
    前記サムネイル生成部は、前記蓄積部から読み出した静止画像データに基づき、前記サムネイル画像データを生成することを特徴とする請求項1記載のストリーム録画再生装置。
  4. 前記サムネイル管理部は、前記ブラウザ部の起動状態を監視し、前記ブラウザ部が起動済み、あるいは前記ブラウザ部の起動が完了したことを検知すると、前記画像取込信号を出力することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のストリーム録画再生装置。
  5. 前記サムネイル管理部は、
    前記制御部からの指示に応じて、前記ブラウザ部で生成された前記画像データによる画像を含むサムネイル画像を作成するとき、
    前記制御部による指示から所定の時間が経過した後、前記画像取込信号を出力することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のストリーム録画再生装置。
  6. 前記サムネイル管理部は、前記制御部からの指示に応じて、前記ブラウザ部で生成された前記画像データによる画像を含むサムネイル画像を作成するとき、前記制御部による指示から所定の時間が経過することを検知すると共に、前記ブラウザ部が起動済み、あるいは前記ブラウザ部の起動が完了したことを検知し、共に検知した後に、前記画像取込信号を出力することを特徴とする請求項1または請求項3に記載のストリーム録画再生装置。
  7. 前記サムネイル管理部は、
    前記制御部からの指示に応じて、前記ブラウザ部で生成された前記画像データによる画像を含むサムネイル画像を作成するとき、
    前記ブラウザ部の起動状態を監視し、
    前記ブラウザ部が起動済みであるときには、前記画像取込信号を出力し、
    前記ブラウザ部が未起動であるときには、前記セクションデータのプログラムマップテーブルに含まれる自動起動要求データに応じて、前記自動起動要求データが自動起動ではないことを示すとき前記ブラウザ部を起動し、前記ブラウザ部の起動が完了したことを検知すると、前記画像取込信号を出力することを特徴とする請求項4または請求項6に記載のストリーム録画再生装置。
  8. 前記所定の時間とは、イベントの開始時間であることを特徴とする、請求項5または請求項6に記載のストリーム録画再生装置。
  9. 前記イベントの開始時間とは、前記セクションデータのイベントインフォメーションテーブルのスタートタイム、またセレクションインフォメーションテーブルに記載されるパーシャルトランスポートストリームタイム記述子中のスタートタイムより取得した時間であることを特徴とする請求項8記載のストリーム録画再生装置。
  10. 前記デジタル放送信号に含まれる前記セクションデータには、イベント中のコマーシャル部分とは区別される番組の開始時間を示す番組開始時間が含まれ、
    前記所定の時間とは、番組開始時間であることを特徴とする、請求項5または請求項6に記載のストリーム録画再生装置。
  11. 前記デジタル放送信号は、前記番組開始時間を含めたデジタル放送システムにおけるデジタル放送信号であることを特徴とする請求項10記載のストリーム録画再生装置。
  12. 前記デジタル放送信号のサービスタイプは、デジタルテレビサービスやデジタル音声サービスやデータ放送サービスであることを特徴とする請求項8から請求項11までのいずれか一項に記載のストリーム録画再生装置。
  13. 前記デジタル放送信号に含まれる前記セクションデータには、サムネイル画像の作成を指示するサムネイル作成指示情報が含まれ、
    前記ブラウザ部は、
    前記セクションデータに含まれるデータ放送用データからデータ放送の記述コードを抽出し、前記抽出した記述コードに従って、前記データ放送による画像データを生成するとともに、前記セクションデータに含まれるサムネイル作成指示情報を抽出し、前記抽出したサムネイル作成指示情報を前記サムネイル管理部に通知し、
    前記サムネイル管理部は、
    前記制御部からの指示に応じて、前記ブラウザ部で生成された前記画像データによる画像を含むサムネイル画像を作成するとき、
    前記ブラウザ部から通知された前記サムネイル作成指示情報に基づき、前記画像取込信号を出力することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のストリーム録画再生装置。
  14. 前記デジタル放送信号は、前記サムネイル作成指示情報を含めたデータ放送サービスを行なうデータ放送システムにおけるデジタル放送信号であることを特徴とする請求項13記載のストリーム録画再生装置。
  15. 前記ストリーム録画再生装置は、さらに、ユーザからのユーザ指示信号を受け取り、前記ユーザ指示信号に応じたユーザ指示情報を前記制御部に通知するユーザ操作部を備え、
    前記制御部は、前記ユーザ操作部からのユーザ指示情報に基づき、前記サムネイル管理部に対して、サムネイル画像の作成を指示することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のストリーム録画再生装置。
  16. 前記制御部は、前記デジタル放送番組を録画するとき、前記サムネイル管理部に対してサムネイル画像の作成を指示することを特徴とする請求項2、または請求項4から請求項15までのいずれか一項に記載のストリーム録画再生装置。
  17. 前記制御部は、前記デジタル放送番組を再生するとき、前記サムネイル管理部に対してサムネイル画像の作成を指示することを特徴とする請求項3から請求項15までのいずれか一項に記載のストリーム録画再生装置。
  18. 前記制御部は、前記サムネイル生成部で生成したサムネイル画像データによるサムネイル画像の一覧表示を行なうとき、前記サムネイル管理部に対してサムネイル画像の作成を指示することを特徴とする請求項3から請求項15までのいずれか一項に記載のストリーム録画再生装置。
  19. 前記ブラウザ部は、描画状態か非描画状態かを示す描画状態情報を有し、
    前記サムネイル管理部は、前記制御部からサムネイル画像の作成の指示を受け取ると、前記ブラウザ部から前記描画状態情報を取得し、前記描画状態情報が非描画状態を示す場合には、前記ブラウザ部に対して描画の指示を行なうことを特徴とすることを特徴とする請求項16から請求項18までのいずれか一項に記載のストリーム録画再生装置。
  20. 前記合成部は、表示するための第1の映像データと、サムネイル画像を作成するための第2の映像データとの二種類の映像データを出力し、
    前記画像取込部は、前記サムネイル管理部からの画像取込信号に応答して、前記表示するための第1の映像データとは独立に、前記サムネイル画像を作成するための第2の映像データを取り込むことを特徴とする請求項19記載のストリーム録画再生装置。
  21. 前記ストリームは、MPEG−2方式に基づくトランスポートストリームであることを特徴とする請求項1から請求項20までのいずれか一項に記載のストリーム録画再生装置。
  22. 前記デジタル放送は、ARIBの規格に基づいたデジタル放送であることを特徴とする請求項21記載のストリーム録画再生装置。
  23. デジタル放送信号を受信し、受信したデジタル放送信号から、放送や番組に関する情報データであるセクションデータと映像データを符号化した符号化映像データとを含めたデータ列で構成されるストリームを復元し、復元した前記ストリームを蓄積媒体に記録することで、データ放送番組を含め、デジタル放送番組を録画するとともに、蓄積媒体に記録した前記ストリームを読み出すことで録画した番組の再生を行なうストリーム録画再生装置における録画番組のサムネイル画像データの生成方法であって、
    前記ストリームに含まれる前記符号化映像データを復号することで前記映像データを復元するステップと、
    前記ストリームに含まれる前記セクションデータのデータ放送用データからデータ放送の記述コードを抽出し、前記抽出した記述コードに従った処理を実行することにより、前記データ放送による画像データを生成するステップと、
    前記符号化映像データから復元された映像データ、前記記述コードに従って生成された画像データ、および前記映像データと前記画像データとを合成した合成映像データから、いずれかを選択し、選択したデータを出力するステップと、
    縮小した画像であるサムネイル画像の作成に利用する画像を取り込むための画像取込を指令するステップと、
    前記画像取込の指令に応答して、前記選択したデータから一つの静止画像に対応する映像データを静止画像データとして取り込むステップと、
    取り込んだ静止画像データに基づき画像サイズを縮小するような縮小処理を行い、前記縮小処理により生成された画像データをサムネイル画像データとするステップとを含むことを特徴とするサムネイル画像データの生成方法。
  24. 前記サムネイル画像データの生成方法は、さらに、前記縮小処理により生成されたサムネイル画像データを記憶するステップを含むことを特徴とする請求項23記載のサムネイル画像データの生成方法。
  25. 前記サムネイル画像データの生成方法は、さらに、前記取り込んだ静止画像データを記憶するステップを含み、
    記憶した静止画像データに対し、画像サイズを縮小するような縮小処理を行い、前記縮小処理により生成された画像データをサムネイル画像データとすることを特徴とする請求項23記載のサムネイル画像データの生成方法。
  26. 前記画像取込を指令するステップは、
    前記記述コードに従った処理実行の起動状態を監視し、前記記述コードに従った処理実行が起動済み、あるいは起動が完了したことを検知すると、前記縮小した画像であるサムネイル画像の作成に利用する画像を取り込むための画像取込を指令することを特徴とする請求項23から請求項25までのいずれか一項に記載のサムネイル画像データの生成方法。
  27. 前記画像取込を指令するステップは、
    前記記述コードに従った処理の実行で生成される前記画像データによる画像を含むサムネイル画像を作成するとき、前記記述コードに従った処理実行を起動し、処理実行の起動から所定の時間が経過した後、前記画像取込を指令することを特徴とする請求項23から請求項25までのいずれか一項に記載のサムネイル画像データの生成方法。
  28. 前記画像取込を指令するステップは、
    前記記述コードに従った処理の実行で生成される前記画像データによる画像を含むサムネイル画像を作成するとき、前記記述コードに従った処理実行を起動し、処理実行の起動から所定の時間が経過することを検知すると共に、前記記述コードに従った処理実行が起動済み、あるいは前記記述コードに従った処理実行の起動が完了したことを検知し、共に検知した後に、前記画像取込を指令することを特徴とする請求項23または請求項25に記載のサムネイル画像データの生成方法。
  29. 前記画像取込を指令するステップは、前記記述コードに従った処理の実行で生成される前記画像データによる画像を含むサムネイル画像を作成するとき、
    前記記述コードに従った処理実行の起動状態を監視し、
    前記記述コードに従った処理実行が起動済みであるときには、前記画像取込を指令し、
    前記記述コードに従った処理実行が未起動であるときには、前記セクションデータのプログラムマップテーブルに含まれる自動起動要求データの内容を判定し、前記自動起動要求データが自動起動ではないことを示すとき、前記記述コードに従った処理実行を起動し、前記記述コードに従った処理実行が完了したことを検知すると、前記画像取込を指令することを特徴とする請求項26または請求項28に記載のサムネイル画像データの生成方法。
  30. 前記所定の時間とは、イベントの開始時間であることを特徴とする、請求項27または請求項28に記載のサムネイル画像データの生成方法。
  31. 前記イベントの開始時間とは、前記セクションデータのイベントインフォメーションテーブルのスタートタイム、またセレクションインフォメーションテーブルに記載されるパーシャルトランスポートストリームタイム記述子中のスタートタイムより取得した時間であることを特徴とする請求項30記載のサムネイル画像データの生成方法。
  32. 前記デジタル放送信号に含まれる前記セクションデータには、イベント中のコマーシャル部分とは区別される番組の開始時間を示す番組開始時間が含まれ、
    前記所定の時間とは、番組開始時間であることを特徴とする、請求項27または請求項28に記載のサムネイル画像データの生成方法。
  33. 前記デジタル放送信号は、前記番組開始時間を含めたデジタル放送システムにおけるデジタル放送信号であることを特徴とする請求項32記載のサムネイル画像データの生成方法。
  34. 前記デジタル放送信号のサービスタイプは、デジタルテレビサービスやデジタル音声サービスやデータ放送サービスであることを特徴とする請求項30から請求項33までのいずれか一項に記載のサムネイル画像データの生成方法。
  35. 前記デジタル放送信号に含まれる前記セクションデータには、サムネイル画像の作成を指示するサムネイル作成指示情報が含まれ、
    前記データ放送による画像データを生成するステップは、
    前記セクションデータに含まれるデータ放送用データからデータ放送の記述コードを抽出し、前記抽出した記述コードに従って、前記データ放送による画像データを生成するとともに、前記セクションデータに含まれるサムネイル作成指示情報を抽出し、
    前記画像取込を指令するステップは、
    前記記述コードに従った処理の実行で生成される前記画像データによる画像を含むサムネイル画像を作成するとき、前記データ放送による画像データを生成するステップで抽出した前記サムネイル作成指示情報に基づき、前記画像取込を指令することを特徴とする請求項23から請求項25までのいずれか一項に記載のサムネイル画像データの生成方法。
  36. 前記デジタル放送信号は、
    前記サムネイル作成指示情報を含めたデータ放送サービスを行なうデータ放送システムにおけるデジタル放送信号であることを特徴とする請求項35記載のサムネイル画像データの生成方法。
  37. 前記サムネイル画像データの生成方法は、
    さらに、ユーザからのユーザ指示を受け取り、前記ユーザ指示に応じたユーザ指示情報を通知するステップを含み、
    前記ユーザ指示情報に基づき、前記サムネイル画像を作成することを特徴とする請求項23から請求項25までのいずれか一項に記載のサムネイル画像データの生成方法。
  38. 前記サムネイル画像データの生成方法は、前記デジタル放送番組を録画するとき、前記サムネイル画像を作成することを特徴とする請求項24、または請求項26から請求項37までのいずれか一項に記載のサムネイル画像データの生成方法。
  39. 前記サムネイル画像データの生成方法は、前記デジタル放送番組を再生するとき、前記サムネイル画像を作成することを特徴とする請求項25から請求項37までのいずれか一項に記載のサムネイル画像データの生成方法。
  40. 前記サムネイル画像データの生成方法は、生成したサムネイル画像データによるサムネイル画像の一覧表示を行うとき、前記サムネイル画像を作成することを特徴とする請求項25から請求項37までのいずれか一項に記載のサムネイル画像データの生成方法。
  41. 前記データ放送による画像データを生成するステップは、描画状態か非描画状態かを示す描画状態情報を有し、
    前記画像取込を指令するステップは、前記描画状態情報を取得し、前記描画状態情報が非描画状態を示す場合には、前記データ放送による画像データを生成し、描画するように指示を行なうことを特徴とする請求項38から請求項40までのいずれか一項に記載のサムネイル画像データの生成方法。
  42. 前記符号化映像データから復元された映像データ、前記記述コードに従って生成された画像データ、および前記映像データと前記画像データとを合成した合成映像データから、いずれかを選択し、選択したデータを出力するステップは、表示するための第1の映像データと、サムネイル画像を作成するための第2の映像データとの二種類の映像データを選択し、
    前記静止画像データとして取り込むステップは、前記画像取込の指令に応答して、前記表示するための第1の映像データとは独立に、前記サムネイル画像を作成するための第2の映像データを取り込むことを特徴とする請求項41記載のサムネイル画像データの生成方法。
  43. 前記ストリームは、MPEG−2方式に基づくトランスポートストリームであることを特徴とする請求項23から請求項42までのいずれか一項に記載のサムネイル画像データの生成方法。
  44. 前記デジタル放送は、ARIBの規格に基づいたデジタル放送であることを特徴とする請求項43記載のサムネイル画像データの生成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009219048A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 放送受信システム
JP2009239824A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Nec Personal Products Co Ltd デジタル放送受信機及びプログラム

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