JP2006179390A - プラグイン機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 裏面部にプラグ端子を備えたプラグイン機器のプラグ端子と主幹バーとの接続関係を的確に表示できるプラグイン機器を提供する。
【解決手段】 本体11の裏面部にプラグ端子3a、3b、3cを設けたプラグイン機器に、主幹バーと接続するプラグ端子の位置関係を実際の主幹バーとの関係に応じて表示できる表示部を設ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ブレーカ、端子台を搭載したアダプタの裏面部にプラグ端子を備えたプラグインユニットや裏面部にプラグ端子を備えたブレーカ、端子台等のプラグイン機器に関するものである。
プラグイン機器は、プラグ端子を主幹バーと接続した後はどの端子がどの主幹バーと接続しているのかを視認することができないのを普通とする。そのため、例えば単相のプラグイン機器を増設する際に配電盤全体の相バランスが崩れることがないかを確認するには既に接続されているプラグイン機器を一旦外す必要があった。
これを解決するものとして、端子カバーにプラグ端子と接続する主幹バーの相を表示したシール材を貼り付けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
ところが、これは裏面部にプラグ端子を備えたプラグイン機器のように、主幹バーに対して接続方向を変更することがあるものにおいては、プラグイン機器上の表示と実際の主幹バーとの関係が逆になり、現場での設置作業を行うときは工場出荷時のシールを貼りかえる必要があるので煩わしいうえ、特に三相の負荷では相順が逆になり誤って配線するおそれもあった。
特開平11−339625号公報(段落0022、図8)
本発明は前記のような問題点を解決して、裏面部にプラグ端子を備えたプラグイン機器のプラグ端子と主幹バーとの接続関係を的確に表示できるプラグイン機器を提供することである。
本発明のプラグイン機器は、本体の裏面部にプラグ端子を設けたプラグイン機器に、主幹バーと接続するプラグ端子の位置関係を実際の主幹バーとの関係に応じて表示できる表示部を設けたことを特徴とするものを請求項1に係る発明とする。そして、この請求項1に係る発明において、主幹バーと接続するプラグ端子の位置関係を記入可能な表示部としたものを請求項2に係る発明とする。
請求項1に記載した発明は、本体の裏面部にプラグ端子を設けたプラグイン機器に、主幹バーと接続するプラグ端子の位置関係を実際の主幹バーとの関係に応じて表示できる表示部を設けたものであるから、表示部を見ることにより主幹バーと接続するプラグ端子の位置関係が容易に判るから、単相のプラグイン機器を増設する際に配電盤全体の相バランスが崩れることがないかを確認するため既に接続されているプラグイン機器を一旦外す必要がないものである。また、三相のプラグイン機器を主幹バーに対して接続方向を変更する場合においても、プラグイン機器上に実際の主幹バーとプラグ端子との位置関係を表示しているので相を間違えて配線する虞のないものである。
また、請求項2の発明は、主幹バーと接続するプラグ端子の位置関係を記入可能な表示部としたので、一種類の表示部を作成するだけで、複数種類のプラグ端子位置を表示可能なものとして対応できるものである。また、プラグ端子位置が変更なプラグイン機器に用いれば、現場での設置作業時に記入することにより、適切な表示を行うことができるものである。
次に、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づき説明する。
〔第1の実施形態〕
先ず、第1の実施形態を図1から図5に示すプラグイン機器の1つである三相3線式のブレーカを搭載したアダプタの裏面部にプラグ端子を備えたプラグインユニットにより説明する。
図1及び図2において、1は三相3線式のブレーカ2を本体11の表面部に搭載したアダプタである。このアダプタ1の本体11の裏面部11aには前記ブレーカ2の3個の各一次側端子と電気的に接続した3個のプラグ端子3a、3b、3cが図2に示すように備えられている。これら3個のプラグ端子3a、3b、3cは図3及び図5に示すように盤面に対して板厚方向を垂直として3本平行に配設した3本の主幹バーR・S・Tの前端側から差し込み接続するものとしている。
5はプラグイン機器であるこのプラグインユニットに設けた前記主幹バーR・S・Tと接続するプラグ端子3a、3b、3cの位置関係を実際の主幹バーとの関係に応じて表示する表示部である。この表示部5はアダプタ1の両側に形成した取付片部12の一方すなわちブレーカ2の負荷側の各端子部21が臨む側に設けてある。そして、この表示部5は図3(B)に示すように前記3本の主幹バーR・S・Tと平行となるよう描いた3本の主幹バー表示極太線図形5aとこれと直交する3本のプラグイン機器の負荷端子表示太線図形5bとよりなり、各主幹バーと各プラグ端子との接続箇所に当たる主幹バー表示極太線図形5aとプラグイン機器の負荷端子表示太線図形5bとの交点に印(図示では黒円)を付して表示している。この表示部5は粘着性のシールの上に印字した表示ラベルであることが好ましい。
上記したように、本発明ではプラグインユニット上の表示部5にプラグ端子3a,3b,3cと主幹バーの位置関係を表示したので、配線の引き出し方向の変更により主幹バーに対するプラグインユニットの接続方向を変更しても、表示部5は常に主幹バーとプラグ端子3a,3b,3cの位置関係を示すものであり、相を間違えて配線する虞れがなくなる。なお、上記実施形態は三相3線式のプラグインユニットで説明したが、単相3線式のプラグインユニットにも同様の表示部を適用することにより、相を間違えて配線をなくすことができるものである。
また、前記表示部5は図4に示すように主幹バー表示極太線図形5aとこれと直交するプラグイン機器の負荷端子表示太線図形5bとの全交点を白抜き円に形成してもよい。すなわち、主幹バーと接続する実際のプラグ端子3a,3b,3cの位置に対応する表示部5の白抜き円を塗りつぶせば、一種類の表示部5にて複数種類のプラグ端子位置を表示可能なものとして対応できるものである。
また、プラグ端子位置が変更なプラグイン機器に用いれば、設置現場で上記の場合と同様に、実際のプラグ端子3a,3b,3cの位置に対応する表示部5の白抜き円を塗りつぶすことにより、複数種類のプラグ端子位置の表示部とすることができるものである。
〔第2の実施形態〕
次に、第2の実施形態を図6から図9に示すプラグイン機器の1つである単相2線式のブレーカを搭載したアダプタの裏面部にプラグ端子を備えたプラグインユニットにより説明する。
図6において、1は単相2線式のブレーカ2を本体11の表面部に搭載したアダプタである。このアダプタ1の本体11の裏面部11aには前記ブレーカ2の2個の各一次側端子と電気的に接続した2個のプラグ端子3a、3bが図7に示すように備えられている。なお、この2個のプラグ端子3a、3bは図8(A)に示すように盤面に対して板厚方向を垂直として3本平行に配設した3本の主幹バーL1・N・L2の何れかの2本と任意に接続できるように、図7に示すように3本の主幹バーL1・N・L2に対応するアダプタ1の本体11の裏面部11aに設けた3個のホルダー部6と着脱自在としており、単相三線の場合に100V及び200Vの配線を、しかも100V配線は電源線を振り分けて相バランスを崩すことなくできるものである。なお、各端子プラグ端子3a、3bは前記第1の実施形態と同様に主幹バーL1・N・L2の前端側から差し込み接続するものとしている。
5はプラグイン機器であるこのプラグインユニットに設けた前記主幹バーL1・N・L2と接続するプラグ端子3a、3bの位置関係を実際の主幹バーとの関係に応じて表示する表示部である。この表示部5はアダプタ1の両側に形成した取付片部12の一方すなわちブレーカ2の負荷側の各端子部21が臨む側に設けてある。そして、この表示部5は図8(B)に示すように前記3本の主幹バーL1・N・L2と平行となるように描いた3本の主幹バー表示極太線図形5aとこれと直交する2本のプラグイン機器の負荷端子表示太線図形5bとよりなり、各主幹バーと各プラグ端子との接続箇所に当たる主幹バー表示極太線図形5aとプラグイン機器の負荷端子表示太線図形5bとの交点に印(図示では黒円)を付して表示している。
また、前記表示部5は第1の実施形態と同様に図9に示すように主幹バー表示極太線図形5aとこれと直交するプラグイン機器の負荷端子表示太線図形5bとの全交点を白抜き円に形成し、主幹バーと接続するプラグ端子の位置関係を記入すれば、一種類のラベル製の表示部を作成するだけで、複数種類のプラグ端子位置を表示するものとして対応できるものである。
特に、この第2の実施形態のように、この2個のプラグ端子3a、3bを3本の主幹バーL1・N・L2の何れかの2本と任意に接続できるように、3本の主幹バーL1・N・L2に対応するアダプタ1の本体11の裏面部11aに設けた3個のホルダー部6と着脱自在として、単相三線の場合に100V及び200Vの配線を行うものにあっては設置現場での実際のプラグ端子位置に対応する表示部5の白抜き円を塗りつぶすことも可能であるのでその利点大きなものである。
なお、前記の第1及び第2の実施形態はいずれもブレーカを搭載したアダプタの裏面部にプラグ端子を備えたプラグインユニットであるプラグイン機器において説明したが、アダプタに端子台を搭載したプラグインユニットであっても、さらには、裏面部にプラグ端子を備えたブレーカ、端子台であってもよい。
第1の実施形態を示す斜視図である。 第1の実施形態を示す下側から見た斜視図である。 第1の実施形態を示す図であり、(A)は主幹バーとの関係を示す正面、(B)は表示部の拡大図である。 第1の実施形態の表示部の他例を示す拡大図である。 第1の実施形態の使用例を示す正面図である。 第2の実施形態を示す斜視図である。 第2の実施形態を示す底面図である。 第2の実施形態を示す図であり、(A)は主幹バーとの関係を示す正面、(B)は表示部の拡大図である。 第2の実施形態の表示部の他例を示す拡大図である。
符号の説明
11 本体
11a 裏面部
3a プラグ端子
3b プラグ端子
3c プラグ端子
5 表示部

Claims (2)

  1. 本体の裏面部にプラグ端子を設けたプラグイン機器に、主幹バーと接続するプラグ端子の位置関係を実際の主幹バーとの関係に応じて表示できる表示部を設けたことを特徴とするプラグイン機器。
  2. 主幹バーと接続するプラグ端子の位置関係を記入可能な表示部とした請求項1に記載のプラグイン機器。
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