JP2006179077A - ディスク収容ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】 光ディスクを収容するディスク収容ケースであって、操作者が光ディスクを手で把持することなく、ディスク収容ケースに収容された光ディスクをディスク装置にロードさせ、或は、ディスク装置内の光ディスクをイジェクトさせてディスク収容ケースに収容させることができるディスク装置を提供する。
【解決手段】 ディスク収容ケース1のディスク挿入口14をディスク装置101のスリット103に対向させた時に、ディスク収容ケース1の前面に設けられたイジェクト釦操作手段10の釦操作部18bがディスク装置101のイジェクト釦105を操作する。これによりディスク装置内のローディング機構が作動して光ディスクDがディスク装置101から排出され、ディスク収容ケース内に収容される。
【選択図】 図10

Description

本発明は、ディスク状記録媒体を収容可能に構成されたディスク収容ケースに関するものである。
CDやDVDなどのディスク状記録媒体(以下、光ディスクという)を収容するディスク収容ケース90は、図14に示すように、光ディスクDを収容するディスク収容部91の中央に光ディスクDのチャッキングホールに嵌入するチャッキング部92が設けられたケース本体93と、ケース本体93に回動可能に取り付けられディスク収容部91を開閉する蓋体94とから構成される。
一方、光ディスクDを記録/再生するためのディスク装置としては、いわゆるスロットイン方式が採用される傾向にあり、ディスク装置の小型化、薄型化に好適なものとなっている。スロットイン方式のディスク装置は、筐体の一部に、光ディスクDを挿入するためのディスク挿入用スリットと筐体内のディスクをイジェクトさせるためのイジェクト釦とを備えている。そして、操作者がディスク挿入用スリットから光ディスクDを挿入すると、以後、ディスク装置内のローディング機構が作動して光ディスクDを自動的にロードし、また、操作者がイジェクト釦を操作すると、ディスク装置内のローディング機構が作動して光ディスクDをディスク挿入用スリットから自動的にイジェクトする。
上述の構成のディスク収容ケース90に収容された光ディスクDをディスク装置にロードさせる際には、操作者は、まずディスク収容ケース90のケース本体93に対して蓋体94を回動させることによりケース本体93の上面のディスク収容部91を開成させた後、光ディスクDを手で把持し、光ディスクDをチャッキング部92から取り外す。この後、把持した光ディスクDをディスク装置のディスク挿入スリットに挿入すると、前述した通りディスク装置内のローディング機構が作動して光ディスクDが自動的にロードされる。
また、ディスク装置内の光ディスクDをイジェクトさせてディスク収容ケース90に収容させる際には、操作者は、まずディスク装置のイジェクト釦を操作してディスク装置内の光ディスクDをディスク挿入用スリットからイジェクトさせ、イジェクトされた光ディスクDを把持する。そして把持した光ディスクDを、チャッキングホールがディスク収容ケース90のチャッキング部92に嵌入するようにしてディスク収容部91に載置する。この後、ケース本体93に対して蓋体94を回動させ、ケース本体93の上面のディスク収容部91を閉塞することにより、ディスク収容ケース90への光ディスクDの収容を完了する。
特開平9−216677号公報
このように構成されたディスク収容ケースでは、ディスク収容ケースに収容された光ディスクをディスク装置にロードさせる際、ならびに、ディスク装置内の光ディスクをイジェクトさせてディスク収容ケースに収容させる際に、操作者が光ディスクを手で把持して作業を行う必要があるため、光ディスクの記録面を手垢で汚したり傷を付けたりしてしまう惧れがあった。
請求項1記載の発明に係るディスク収容ケースは、筐体の一部に形成されたディスク挿入用スリットと、このスリットから挿入されたディスク状記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う記録/再生手段と、スリットの近傍に設けられており筐体内のディスク状記録媒体をイジェクトさせるイジェクト釦とを有するディスク装置に挿入可能とされたディスク状記録媒体を収容するディスク収容ケースであって、前面に設けられたディスク挿入口と、ディスク挿入口から挿入されるディスク状記録媒体を収容するディスク収容部と、ディスク装置のスリットにディスク挿入口を対向させた時にディスク装置のイジェクト釦を操作するイジェクト釦操作手段とを具備するように構成したことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、上記請求項1記載のディスク収容ケースにおいて、イジェクト釦操作手段を、ディスク装置のスリットにディスク挿入口を対向させた時にディスク装置のイジェクト釦を操作する釦操作可能状態と、イジェクト釦を操作しない非操作状態とに遷移可能に設けたことを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、上記請求項1記載のディスク収容ケースにおいて、イジェクト釦操作手段を、ディスク装置の筐体に当接可能に設けられた弾性部材を備え、ディスク装置のスリットにディスク挿入口を対向させた時、弾性部材が弾性変形する前にはディスク装置のイジェクト釦を操作せず、弾性部材を弾性変形させることによってディスク装置のイジェクト釦を操作するよう構成したことを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、上記請求項1乃至請求項3記載のディスク収容ケースにおいて、第1の位置と第2の位置との間を移動可能に設けられた排出操作部と、排出操作部が第1の位置から第2の位置への操作されたことに応じてディスク収容部に収容されているディスク状記録媒体をディスク挿入口から押し出す排出駆動部とを備えるように構成したことを特徴とする。
本発明を実施したディスク収容ケースによれば、ディスク収容ケースに収容された光ディスクをディスク装置にロードさせる際、及び/又は、ディスク装置内の光ディスクをイジェクトさせてディスク収容ケースに収容させる際に、操作者が光ディスクに触れる機会を少なくすることができるので、光ディスクの記録面を手垢で汚したり傷を付けたりしてしまうことを防止でき、光ディスクの信頼性を高めることができる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〔第1実施例〕
図1は本発明によるディスク収容ケース1の斜視図であり、図2はその分解斜視図である。ディスク収容ケース1は、直径が12cmのディスク状記録媒体(以下、光ディスクDという)を収容するものであり、大略、ケース体3、ホルダ5,6、排出レバー8、イジェクト釦操作手段10よりなる。
ケース体3は、樹脂製の上ケース体3Aと下ケース体3Bとが接合された構成であり、上ケース体3Aと下ケース体3Bとの間に光ディスクDを収容するためのディスク収容部12としての空間が形成される。また、ケース体3の前面には光ディスクDを収容または排出するためのディスク挿入口14が形成されている。また、ケース体3の前面左側には図1(B)に拡大して示すようにガイド部16が突出成形されており、ケース体3の前面右側にも同形状のガイド部16が突出成形されている。これら一対のガイド部16を、図6に示すディスク装置101のスリット103に係合させることにより、ディスク収容ケース1のディスク挿入口14とディスク装置101のスリット103とが対向する。なお、上ケース体3Aと下ケース体3Bは、間にヒンジ構造を介した一体成形物で構成してもよい。
ホルダ5,6は、ディスク収容部12に収容された光ディスクDを保持するものであり、内側に光ディスクDを支持する溝5a,6aを有している。ホルダ5は孔5bを下ケース体3Bに形成された軸3aに支持され、ホルダ6は孔6bを下ケース体3Bに形成された軸3bに支持される。ホルダ5,6は、十分に弾性変形可能な樹脂製であり、光ディスクを収容または排出する際には光ディスクDに押圧されて変形するように構成されている。
排出レバー8は、光ディスクDを収容部12内に収容している時にはホルダ5,6と協働してディスクを保持し、収容部12内の光ディスクDを排出する時には光ディスクDの後端部を押圧して光ディスクDを押し出すものであり、一端に操作者が操作するための排出操作部8aを有し、他端に光ディスクDに当接して光ディスクDを排出方向に押し出す排出駆動部8bを有する。そして、排出レバー8は回動軸となる軸孔8cを下ケース体3Bに形成された軸3cに支持されて揺動可能とされている。なお、排出駆動部8bは内側に光ディスクDを支持する溝を備えており、光ディスクDは、外周縁部が排出レバーの溝及びホルダ5,6の溝5a、6aに侵入した状態で収容部12内に保持される。また、符号9はディスク表面を保護する為に収容部内に貼り付けられる不織布である。
イジェクト釦操作手段10は、図6に示すディスク装置101のイジェクト釦105を操作するものであり、下ケース体3Bのディスク挿入口14近傍に形成された収容部3dと、この収容部3dにA・B方向移動自在に収容される釦操作部材18及び操作部材20からなる。図3はイジェクト釦操作手段10の構成を示す要部分解斜視図であり、図4(A)及び図5(A)はイジェクト釦操作手段10を説明する要部下面図、図4(B)及び図5(B)はイジェクト釦操作手段10を説明する要部断面矢視図である。
釦操作部材18は、本体部18aと、本体部18aから矢印A方向へ向けて突出する釦操作部18bと、本体部18aの側方に設けられた弾性変形可能な腕部18cと、本体部18aの中央に設けられた穴部18dと、腕部18cに形成された一対の凸部18e,18fからなる。また、操作部材20は、本体部20aと、本体部20aの下方に突出形成されており、ケース体3の下面側に表出する操作部20bと、本体部20aの上方に突出形成された係合部20cよりなる。そして、操作部材20の係合部20cが釦操作部材18の穴部18dに係合することにより、操作部材20と釦操作部材18は一体化される。また、収容部3dには、釦操作部材18の凸部18e,18fに係合可能とされた一対の突状3e,3fが形成されている。
イジェクト釦操作手段10は、図4に示す釦操作可能状態と、図5に示す非操作状態とに切り換わる。図4に示す釦操作可能状態において、操作部材20と釦操作部材18の組立体は、収容部3d内でA方向側に移動しており、釦操作部材18の一対の凸部18e,18fは、収容部3dの突状3e,3fによりA方向側に位置決めされている。また、釦操作部材18の釦操作部18bは収容部3dから矢印A方向に突出している。一方、図5に示す非操作状態において、操作部材20と釦操作部材18との組立体は、収容部3d内でB方向側に移動しており、釦操作部材18の一対の凸部18e,18fは、収容部3dの突状3e,3fによりB方向側に位置決めされている。また、釦操作部材18の釦操作部18bは収容部3d内に収容されている。
なお、図4に示した釦操作可能状態と、図5に示した非操作状態との切り換えを行う際には、ユーザーはケース体3の下面側に表出する操作部20bを操作する。これにより、釦操作部材18の腕部18cが弾性変形し、釦操作部材18の凸部18e,18fが収容部3d内の突状3e,3fを乗り越え、釦操作可能状態と非操作状態とが切り換わる。
次に、光ディスクDに対して情報の記録/再生を行うディスク装置101の構成について説明する。図6はディスク装置101の斜視図であり、図7はディスク装置101に対する光ディスクDのローディング/イジェクトを説明する平面図である。ディスク装置101は、いわゆるスロットイン方式が採用されており、筐体102の前面に、光ディスクDを挿入するためのディスク挿入用スリット103と、筐体内の光ディスクDをイジェクトさせるためのイジェクト釦105とを備えている。また、筐体102内部には、光ディスクを支持して回転するターンテーブル107および光ディスクに光を照射して情報の読み出し及び/又は書き込みを行う光ピックアップ108を備えた記録/再生手段110が配されている。そして、図7(A)に示すように、操作者がディスク挿入用スリット103から光ディスクDの約半分を挿入すると、以後、ディスク装置101内のローディング機構(図示せず)が作動して光ディスクDを自動的にロードし、図7(B)に示す状態で、記録/再生手段110により光ディスクDに対する情報の記録または再生を行う。また、図7(B)に示す状態から操作者がイジェクト釦105を操作すると、前述のローディング機構が作動して光ディスクDをディスク挿入用スリット103から自動的にイジェクトし、図7(C)に示すように、光ディスクDの約半分を装置外部へ突出させる。
次に、図8に示すように、光ディスクDがディスク収容ケース1に収容されている状態において、この光ディスクDをディスク装置101にローディングする際の動作について説明する。まず、イジェクト釦操作手段10の状態を確認し、釦操作可能状態になっている場合には操作部20bを操作して非操作状態に切り換える。そして、ディスク収容ケース1の前面をディスク装置101の前面に対向させ、ディスク収容ケース1の前面に設けられたガイド部16をディスク装置101のディスク挿入スリット103に係合させる。これにより、ディスク収容ケース1のディスク挿入口14とディスク装置101のディスク挿入スリット103の位置が一致する。
そして、図9(A)に示すように、操作者が排出レバー8の排出操作部8aを矢印P方向に押圧すると、排出レバー8の排出駆動部8bが光ディスクDを押圧駆動することにより、光ディスクDがホルダ5,6を外側へ変形させつつ矢印A方向に移動する。続いて、外側へ変形したホルダ5,6が、自身の弾性復元力により内側に変位することにより、光ディスクが更に矢印A方向に移動する。そして、図9(B)に示す状態に至ると、ディスク装置内のローディング機構が作動して、以後、光ディスクDはローディング機構により自動的にディスク装置内にローディングされる。なお、この時にはイジェクト釦操作手段10が非操作状態となっているので、図9(C)に示すように、釦操作部18bとイジェクト釦105は離間しており、ディスク装置101のイジェクト釦105が操作されることはない。
このように、操作者は、光ディスクDに触れることなく、ディスク収容ケース1に収容されている光ディスクDをディスク装置101にローディングさせることができるので、光ディスクDの記録面を手垢で汚したり傷を付けたりしてしまうことを防止でき、光ディスクDの信頼性を高めることができる。
次に、ディスク装置101内の光ディスクDをイジェクトさせ、ディスク収容ケース1内に収容する際の動作について説明する。まず、イジェクト釦操作手段10の状態を確認し、非操作状態になっている場合には操作部20bを操作して釦操作可能状態に切り換える。そして、ディスク収容ケース1の前面をディスク装置101の前面に対向させ、ディスク収容ケース1の前面に設けられたガイド部16をディスク装置101のディスク挿入スリット103に係合させる。これにより、ディスク収容ケース1のディスク挿入口14とディスク装置101のディスク挿入スリット103の位置が一致する。更にこのとき、図10(B)に示すように、釦操作可能状態となっているイジェクト釦操作手段10の釦操作部18bがディスク装置101のイジェクト釦105を押圧操作するため、ディスク装置101内のローディング機構が作動する。これにより、光ディスクDが矢印B方向にイジェクトされ、図10(A)に示すように、光ディスクDの約半分がディスク収容ケース1に収容される。この後、操作者は光ディスクDが半分収容されたディスク収容ケース1をディスク装置101から引き離し、光ディスクDの外周縁を矢印B方向に押圧する。これにより、光ディスクDがホルダ5,6を外側へ変形させつつ矢印B方向に移動し、続いて、外側へ変形したホルダ5,6が、自身の弾性復元力によって内側に変位することにより、光ディスクが更に矢印B方向に引き込まれ、図8に示すように光ディスクDは全体がディスク収容ケース1内に収容されることになる。
このように、操作者は、最後に外周縁を押圧する以外は光ディスクDに触れることなく、ディスク装置101内にローディングされている光ディスクDをディスク収容ケース1に収容させることができるので、光ディスクDの記録面を手垢で汚したり傷を付けたりしてしまうことを防止でき、光ディスクDの信頼性を高めることができる。
〔第2実施例〕
次に、本発明の第2実施例のディスク収容ケース40について説明する。図11(A)はディスク収容ケース40の正面図であり、図11(B)はディスク収容ケース40の裏面図であり、図11(C)はディスク収容ケース40のイジェクト釦操作手段41を示す側面断面図である。また、図12はイジェクト釦操作手段41の動作を説明する側面断面図である。なお、上述の第1実施例と同一の部分には同一の符号を付し、同一の構成に関する説明は省略する。
本実施例において、イジェクト釦操作手段41は、ケース体3に一体成形された釦操作部42と、ケース体3のディスク挿入口14側に固定されたクッション43(弾性部材)よりなる。
光ディスクDがディスク収容ケース40に収容されている状態において、この光ディスクDをディスク装置101にローディングする際には、ディスク収容ケース40の前面をディスク装置101の前面に対向させ、ディスク収容ケース40の前面に設けられたガイド部16をディスク装置101のディスク挿入スリット103に係合させる。これにより、ディスク収容ケース40のディスク挿入口14とディスク装置101のディスク挿入スリット103の位置が一致する。続いて、操作者が、排出レバー8の排出操作部8aを押圧することにより、排出レバー8の排出駆動部8bが光ディスクDを押圧駆動し、光ディスクDはホルダ5,6を外側へ変形させつつディスク装置101へ向けて移動する。そして、光ディスクDの約半分がディスク装置101内に挿入された時点で、ディスク装置内のローディング機構が作動して、以後、光ディスクDはローディング機構により自動的にディスク装置内にローディングされる。なお、この時、図12(B)に示すように、イジェクト釦操作手段41は、クッション43の厚みにより釦操作部42がディスク装置101のイジェクト釦105から離間しているので、ディスク装置101のイジェクト釦105が操作されることはない。
また、ディスク装置101内の光ディスクDをイジェクトさせ、ディスク収容ケース40内に収容する際には、ディスク収容ケース40の前面をディスク装置101の前面に対向させ、ディスク収容ケース40の前面に設けられたガイド部16をディスク装置101のディスク挿入スリット103に係合させる。これにより、ディスク収容ケース1のディスク挿入口14とディスク装置101のディスク挿入スリット103の位置が一致し、釦操作部42がイジェクト釦105に対向する。そして、操作者がディスク収容ケース40をディスク装置101に向けて押し付けると、クッション43がディスク収容ケース40の前面とディスク装置101の前面との間で圧縮されて変形し、図12(B)に示すように、イジェクト釦操作手段41の釦操作部42がディスク装置101のイジェクト釦105を押圧操作する。これにより、ディスク装置101内のローディング機構が作動し、光ディスクDがディスク装置101からイジェクトされて、光ディスクDの約半分がディスク収容ケース40に収容される。この後、操作者は光ディスクDが半分収容されたディスク収容ケース40をディスク装置101から引き離し、光ディスクDの外周縁を押圧する。これにより、光ディスクDがホルダ5,6を外側へ変形させつつ矢印B方向に移動し、続いて、外側へ変形したホルダ5,6が、自身の弾性復元力によって内側に変位することにより、光ディスクDが更に矢印B方向に引き込まれ、図11(B)に示すように光ディスクD全体がディスク収容ケース40内に収容される。
第2実施例のディスク収容ケース40によれば、第1実施例の効果に加え、イジェクト釦操作手段が釦操作可能な状態であるのか釦操作が不可能な状態であるのかを確認する必要がないので作業性が向上するという利点、及び部品点数が少なくコスト低減に有利であるという利点を有する。
〔変形例〕
次に、上述した第1実施例及び第2実施例の変形例について、図13を参照して説明する。変形例では、ディスク収容ケース1,40の前面に設けられていたガイド部16に代えて、ガイド部51,52を設けている。ガイド部51,52はケース体3に一体に成形されており、ガイド部51はディスク挿入口14の左右両側に設けられ、ガイド部52はディスク挿入口14の上下に設けられている。一方、ディスク装置101´の前面には、ディスク挿入スリット103の左右両側にガイド部51が係合する凹部112が形成され、ディスク挿入スリット103の上下にガイド部52が係合する凹部113が形成されている。
そして、ディスク収容ケース1,40に収容されている光ディスクDをディスク装置101´にロードさせる際、ならびに、ディスク装置101´内の光ディスクDをイジェクトさせてディスク収容ケース1,40内に収容させる際には、ディスク収容ケース1,40の前面をディスク装置101´の前面に対向させ、ディスク収容ケース1,40の前面に設けられたガイド部51,52をディスク装置101´の前面に設けられた凹部107,108に係合させる。これにより、ディスク収容ケース1,40のディスク挿入口14とディスク装置101´のディスク挿入スリット103の位置が一致する。
この変形例の構成によれば、各実施例の効果に加え、ケース体103の幅方向中央部分に反りがあったとしても、ガイド突起52を凹部113に係合させることによりこの反りを矯正することができるという利点を有する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は図面に示された実施形態に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。例えば、上述の実施例では、イジェクト釦操作手段の釦操作部をケース体の幅方向の一部分にのみ設けた構成を示したが、イジェクト釦操作手段の釦操作部をケース体の幅方向全体に渡るように設けてもよい。このような構成とすれば、ディスク装置のイジェクト釦の位置がディスク装置の左右方向どの位置に設けられていたとしても、イジェクト釦操作手段によりイジェクト釦を操作することが可能となる。
本発明の実施形態にかかるディスク収容ケースの外観を示す斜視図である。 図1のディスク収容ケースを示す分解斜視図である。 イジェクト釦操作手段の構成を示す分解斜視図である。 イジェクト釦操作手段の釦操作可能状態を説明する図である。 イジェクト釦操作手段の非操作状態を説明する図である。 ディスク装置を示す斜視図である。 ディスク装置を説明する平面図である。 ディスク収容ケースが光ディスクを収容している状態を示す平面図である。 ディスク収容ケースの動作を説明する図である。 ディスク収容ケースの動作を説明する図である。 本発明の第2実施例の構成を説明する図である。 本発明の第2実施例の動作を説明する図である。 本発明の変形例を説明する図である。 従来のディスク収容ケースの構成を説明する図である。
符号の説明
1・・・・・・ディスク収容ケース
3・・・・・・ケース体
5,6・・・・ホルダ
8・・・・・・排出レバー
10・・・・・イジェクト釦操作手段
12・・・・・ディスク収容部
14・・・・・ディスク挿入口
16・・・・・ガイド部
18・・・・・釦操作部材
20・・・・・操作部材
41・・・・・イジェクト釦操作手段
42・・・・・釦操作部
43・・・・・クッション
101・・・・ディスク装置
103・・・・スリット
105・・・・イジェクト釦
D・・・・・・光ディスク

Claims (4)

  1. 筐体の一部に形成されたディスク挿入用スリットと、該スリットから挿入されたディスク状記録媒体に対して情報の記録及び/又は再生を行う記録/再生手段と、該スリットの近傍に設けられており筐体内のディスク状記録媒体をイジェクトさせるイジェクト釦とを有するディスク装置に挿入可能とされたディスク状記録媒体を収容するディスク収容ケースであって、
    前面に設けられたディスク挿入口と、
    前記ディスク挿入口から挿入されるディスク状記録媒体を収容するディスク収容部と、
    前記ディスク装置の前記スリットに前記ディスク挿入口を対向させた時に前記ディスク装置の前記イジェクト釦を操作するイジェクト釦操作手段と、
    を具備してなることを特徴とするディスク収容ケース。
  2. 前記イジェクト釦操作手段は、前記ディスク装置の前記スリットに前記ディスク挿入口を対向させた時に前記ディスク装置の前記イジェクト釦を操作する釦操作可能状態と、前記イジェクト釦を操作しない非操作状態とに遷移可能に設けられてなることを特徴とする請求項1記載のディスク収容ケース。
  3. 前記イジェクト釦操作手段は、前記ディスク装置の筐体に当接可能に設けられた弾性部材を備えてなり、前記ディスク装置の前記スリットに前記ディスク挿入口を対向させた時、前記弾性部材が弾性変形する前には前記ディスク装置の前記イジェクト釦を操作せず、前記弾性部材を弾性変形させることによって前記ディスク装置の前記イジェクト釦を操作するよう構成されてなることを特徴とする請求項1記載のディスク収容ケース。
  4. 第1の位置と第2の位置との間を移動可能に設けられた排出操作部と、該排出操作部が第1の位置から第2の位置への操作されたことに応じて前記ディスク収容部に収容されているディスク状記録媒体を前記ディスク挿入口から押し出す排出駆動部とを備えてなることを特徴とする請求項1乃至3記載のディスク収容ケース。
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